JPH08112803A - 竹粉末の製造方法 - Google Patents

竹粉末の製造方法

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JPH08112803A
JPH08112803A JP27576994A JP27576994A JPH08112803A JP H08112803 A JPH08112803 A JP H08112803A JP 27576994 A JP27576994 A JP 27576994A JP 27576994 A JP27576994 A JP 27576994A JP H08112803 A JPH08112803 A JP H08112803A
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Toshikazu Hara
利和 原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 竹を全体に連続して効率よく粉末化しうる竹
粉末の製造方法を提供する。 【構成】 竹材Aをオガ粉製造装置Bでオガ粉に切削
し、このオガ粉を空送手段により、連続的に第一気体サ
イクロンCに導入し、第一気体サイクロンCで捕集され
たオガ粉を、篩装置Dの篩に通し、該篩を通った粉末を
製品として取り出し、該篩を通過しなかったオガ粉は、
第二気体サイクロンEに送り、第二気体サイクロンEで
捕集されたオガ粉を、オガ粉製造装置Bの竹材導入口に
導入し、再び、オガ粉製造装置Bで細かく切削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竹粉末の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】竹を粉末状にして使用することは、種々
検討されているが、竹は縦に強靱な繊維が走っているた
め、縦に割ることは容易であるが、横に切断するために
は、鋸挽きなどによらざるを得ず、鋸挽きして得た粉末
を使用することが多かった。しかし、この方法では、効
率よく竹粉末を量産することはできず、不経済であっ
た。
【0003】また、別の方法として、竹を既知の粉砕機
でオガ粉状にして使用することも試みられているが、竹
は強靱な繊維質であるため、単に粉砕したのでは、刺を
有する粉末が多く存在し、扱い難いものとなる。そこ
で、特開平6−55091号公報では、竹を、切断及び
分割した後、粉砕機で粉砕して得た竹オガ粉を、篩でふ
るって、微粉末になり難い竹の節や内部の組織の荒い部
分を取り除き、篩を通った粉末を微粉末製造機ですり潰
して、微粉末にして使用することが提案されているが、
かかる方法では、竹の一部しか有効利用できず、不経済
であり、また操作的にもでも問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、竹を全体に
連続して効率よく粉末化しうる竹粉末の製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、竹材を
オガ粉製造装置でオガ粉に切削し、このオガ粉を空送手
段により、連続的に第一気体サイクロンに導入し、第一
気体サイクロンで捕集されたオガ粉を、篩装置の篩に通
し、該篩を通った粉末を製品として取り出し、該篩を通
過しなかったオガ粉は、第二気体サイクロンに送り、第
二気体サイクロンで捕集されたオガ粉を、オガ粉製造装
置の竹材導入口に導入し、再び、オガ粉製造装置で切削
することを特徴とするものである。
【0006】即ち、本発明では、竹材をオガ粉製造装置
に導入すると、切削室で竹材は自動的にオガ粉に切削さ
れ、得られたオガ粉は第一気体サイクロンを通して、効
率よく篩装置に送られ、その篩を通して、所望の大きさ
の粉末のみを取り出し、該篩を通過しなかったオガ粉
は、再び第二気体サイクロンを通して、オガ粉製造装置
でより細かく切削するように循環されるので、常に、連
続して、竹材を全体に、所望の大きさの粉末に製造でき
るのである。
【0007】オガ粉製造装置の形状等は特に限定されな
いが、切削室にスクリーンを設け、スクリーンを通った
オガ粉のみが第一気体サイクロンCに導入され、スクリ
ーンを通過しなかったオガ粉は、再度切削室の切削手段
により細かく切削されるようにしたものを使用するのが
好ましい。例えば、特公昭56−53484号公報、実
公平2−37527号公報及び特公平4−17122号
公報等に開示されるような装置の使用が好ましい。
【0008】篩装置Dは、オガ粉から所望の大きさの粉
末を取り出すために使用できるものであればよく、篩の
形状及び数等は特に限定されないが、一般に振動式の篩
を使用するのが好ましく、特に複数の篩を上下に配置し
て使用するのが好ましい。
【0009】篩装置で篩を通過しなかったオガ粉残渣
は、第二気体サイクロンに移送されるが、この移送は、
モータ等を使用して、輸送管を通じて実施されるのがよ
い。
【0010】第二気体サイクロンで捕集されたオガ粉
は、オガ粉製造装置に戻されるが、この第二気体サイク
ロンのオガ粉放出口は、オガ粉製造装置の竹材搬送路に
位置すればよく、オガ粉は、竹材と共に切削室に運ば
れ、ここでより細かく切削されることとなる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一例を図面に従って説明す
る。図1は、本発明で使用する装置の概略図であるが、
この装置では、竹材Aがそのまま縦長の状態で、オガ粉
製造装置Bの搬送手段1を通して切削室2に送られ、こ
こで切削され、オガ粉に形成されるようになっている。
切削室2には、図2に示すように、スクリーン3(通
常、開口部の径が8〜10mm程度であるのを使用するの
が好ましい)が設けられており、このスクリーン3を通
ったオガ粉が空送手段により、第一気体サイクロンCに
送られ、第一気体サイクロンCで捕集されたオガ粉は、
次いで篩装置Dに送られる。なお、スクリーン3を通ら
なかった切削片は、再度切削室内で切削されるように循
環される。
【0012】この例で使用する篩装置Dは、二段の円形
振動篩4、5からなり、上段の篩4の網目の径は3mm─
6.4メッシュ─、下段の篩5の網目の径は2.5mm─7.6
メッシュ─となっている(図3参照)。篩4、5を通っ
た粉末は、排出口6から製品として取り出され、篩4、
5を通らなかったオガ粉は、各篩に設けた排出口6a、
6bから輸送路7に放出され、モータ8によって第二気
体サイクロンEに送られ、第二気体サイクロンEで捕集
されたオガ粉は、オガ粉製造装置Bの搬送手段1を通し
て再び切削室2に送られる。
【0013】本実施例で使用したオガ粉製造装置Bは、
特公平4−17122号公報に開示されるようなもので
あり、図2に示すように、搬送手段1を通して切削室2
に送られた竹材Aは、切削室2内で、固定刃9と前記搬
送手段1の進行方向に対向回転する切削ロール10を有
し、この切削ロール10の周囲に装着された切削刃11
と上記固定刃9が近接して配置されており、かつ切削ロ
ール10の後方には、該切削ロール10の周体に沿っ
て、断面半円形状のスクリーン3が設けられているもの
であり、竹材Aは固定刃9及び切削ロール10で細かく
切削され、スクリーン3を通ったオガ粉は、吸引ブロア
ー12を通して第一気体サイクロンCに送られるように
なっている。なお、竹材Aはコンベア13とピンチロー
ル14の間に挟持されて切削室2に搬送されるようにな
っている。
【0014】かかる本発明の方法では、竹材Aをそのま
ま使用して、効率よく、粉末に形成しうるものであり、
切削室2内のスクリーン3及び篩装置Dの篩4、5を通
った粉末を製品として安定して取り出すことができ、ま
た、スクリーン3及び篩装置Dの篩4、5を通過しなか
った切削片やオガ粉は、再度、切削室2で細かく切削さ
れるように、循環されるので、竹材Aを無駄なく粉末に
なしうる。なお、このようにして粉末にした製品は、刺
のないものであり、馬場等の路面に撒いて緩衝材として
安定して使用できるものであり、また、紙に漉き込んだ
り、樹脂フィルム成型時に混練することにより、消臭
性、吸水性及び抗菌性等に富んだシートを得ることがで
きる。また、本発明の製品は、粒度を自由に変えること
ができ、また、竹茹や竹瀝等も混入されているため、薬
効があり、蕎麦など食品の増量剤としても使用できる。
更に、酵素風呂に添加(例えば、檜のオガ粉に対して1
0%程度の竹粉末を添加)することにより、酵素風呂に
保温、保湿、脱臭等の効果を付与することもできる。
【0015】
【発明の効果】本発明の方法は、竹材を完全に所望の粉
末に製造できるものであり、竹材を所望の粉末となるま
で、循環させて処理できるため、非常に効率のよい方法
である。また、本発明では、オガ粉製造装置として切削
室にスクリーンを設けたものを使用することにより、該
スクリーンと外に設けた篩装置の篩のメッシュを適当に
組み合わせて選定することにより、所望の粒度の竹粉末
を効率よく分別捕集することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する装置の一例を示す概略図であ
る。
【図2】図1の装置におけるオガ粉製造装置の説明図で
ある。
【図3】図1の装置における篩装置の説明図である。
【符号の説明】
A 竹材 B オガ粉製造装置 C 第一気体サイクロン D 篩装置 E 第二気体サイクロン 1 搬送手段 2 切削室 3 スクリーン 4 篩 5 篩 6 排出口 6a 排出口 6b 排出口 7 輸送路 8 モータ 9 固定刃 10 切削ロール 11 切削刃 12 吸引ブロアー 13 コンベア 14 ピンチロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹材Aをオガ粉製造装置Bでオガ粉に切
    削し、このオガ粉を空送手段Bにより、連続的に第一気
    体サイクロンCに導入し、第一気体サイクロンCで捕集
    されたオガ粉を、篩装置Dの篩に通し、該篩を通った粉
    末を製品として取り出し、該篩を通過しなかったオガ粉
    は、第二気体サイクロンEに送り、第二気体サイクロン
    Eで捕集されたオガ粉を、オガ粉製造装置Bの竹材導入
    口に導入し、再び、オガ粉製造装置Bで切削することを
    特徴とする竹粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 オガ粉製造装置Bが、切削室2にスクリ
    ーン3を有し、スクリーン3を通ったオガ粉のみが第一
    気体サイクロンCに導入され、スクリーン2を通過しな
    かったオガ粉は、再度切削室2の切削手段により細かく
    切削されるようになっている請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 篩装置Dが上下に配置された複数の振動
    篩4、5を有するものであり、これらの篩を通った粉末
    が製品として取り出され、その残渣はいずれも第二気体
    サイクロンEに移送される請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 オガ粉製造装置Bが竹材Aを縦長に搬送
    する搬送手段1を有し、該搬送手段1の先端に切削室2
    が設けられており、該切削室2には、固定刃9と上記搬
    送手段1の進行方向に対向回転する切削ロール10が存
    在し、切削ロール10の周囲に装着された切削刃11と
    上記固定刃9が近接して配置されており、かつ切削ロー
    ル10の後方に上記スクリーン3が設けられている請求
    項2又は3の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280142A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Morishita Kikai Kk おが粉製造機における加工不良チップ再循環装置
JP2011183791A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Katsutoshi Takarazumi 竹微粉末製造装置
JP2013199024A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Kyb Co Ltd 竹材処理装置

Cited By (3)

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