JPH08112553A - 電気絶縁材及びこれを用いた空気清浄機用集塵電極 - Google Patents

電気絶縁材及びこれを用いた空気清浄機用集塵電極

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JPH08112553A
JPH08112553A JP27833094A JP27833094A JPH08112553A JP H08112553 A JPH08112553 A JP H08112553A JP 27833094 A JP27833094 A JP 27833094A JP 27833094 A JP27833094 A JP 27833094A JP H08112553 A JPH08112553 A JP H08112553A
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insulating
polypropylene
insulating material
laminated
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JP27833094A
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Masaki Goto
正樹 後藤
Hirokazu Sakai
洋和 酒井
Mitsuaki Shigekuni
光明 重国
Takayuki Shimizu
孝行 志水
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 体積抵抗が経時的に安定し、表面電位の低下
を来たさない電気絶縁材を提供すること。この電気絶縁
材を空気清浄機の集塵電極材に用いることにより集塵効
率の安定化を図ること。 【構成】 アルミ材などの導電材を耐電圧特性に優れた
ポリプロピレン(PP)樹脂系材料による絶縁材フィル
ムによりラミネートするが、このPP樹脂フィルムの表
面電位の低下を解消するため、このPP樹脂フィルムに
ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂フィルム,変性PP樹脂
フィルム,帯電防止剤入りPP樹脂フィルム,導電フィ
ラー入り樹脂フィルム,あるいは体積抵抗の低いポリマ
ーを含有する樹脂フィルムを貼り合わせた積層タイプの
絶縁樹脂フィルムによりラミネートしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気清浄機の集塵電極
などとして好適な電気絶縁材およびこの電気絶縁材を用
いる空気清浄機用集塵電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気清浄機は、単体使用
あるいはエアコン組み込みタイプとして家庭用に用いら
れたり、会議室,オフィス,病院,パチンコ屋,麻雀
荘,カラオケボックス等の業務用に、あるいは乗用車,
鉄道車両等の車搭載用等の各種用途に用いられているこ
とは周知のとおりである。
【0003】ところでこの空気清浄機の集塵システムと
しては、フィルター式,静電フィルター式,電気式など
があるが、フィルター式は集塵性能が悪く、また静電フ
ィルター式は集塵効率が低いうえにタバコの煙が取れな
い等の性能上の問題がある。これに対して電気式集塵機
は集塵効率が高く、タバコの煙も捕集できて高性能であ
り、また集塵機としての高出力化,コンパクト化が図れ
る等の特長があり、将来的な需要増が期待されている。
【0004】この電気式集塵機の集塵メカニズムを図1
1に示して概略的に説明すると、送風ファンの駆動によ
り塵埃を含んだ空気がイオン化部(イオナイザー部)を
通過するときにその空気に含まれる塵埃が一方の極性
(この側では、プラスの極性)に帯電(イオン化)し、
集塵部(集塵ユニット部)に送られる。
【0005】そしてこの集塵ユニット部では、図12に
示したように、プラスの電極に導通されるプラス側電極
板とマイナスの電極に導通されるマイナス側電極板とが
交互に配置され、マイナス側電極板を接地(アース)し
プラス側電極板に高電圧(例えば、2000V)を印加
することにより両電極板間に電界を生じさせ、イオン化
された塵埃を一方の電極板(この例では、マイナスの電
極板)に付着させて捕集するものである。このような集
塵メカニズムの電気式集塵機において、前述の集塵ユニ
ット部のプラス側電極板は電気的な短絡(ショート)に
よる事故を防止するため絶縁材料により被覆されてい
る。
【0006】その電気絶縁材の構成としては従来いくつ
か知られているが、その1つとしてたとえば、いわゆる
図13に示したような「モールドタイプ」と称されるも
ので、アルミニウム(Al)の電極材の周囲を接着剤層
を介してポリ塩化ビニル樹脂(PVC)の絶縁材により
被覆するように押出成形したものが知られている。
【0007】またPVC樹脂は耐電圧特性が劣ることか
ら、これに代わる材料としてポリプロピレン樹脂(P
P)の絶縁材によりアルミ電極材の周囲を被覆し、これ
により耐電圧特性を改良したものも知られている。PP
樹脂は樹脂の中でも絶縁性が極めて高く(PVC樹脂の
数百倍の寿命をもつ)、耐アーク性,耐トラック性等に
も優れるとの特長を有するものである。
【0008】そしてこの耐電圧特性に優れたPP材料へ
の変更によりアルミ電極をこのPP絶縁フィルムにより
ラミネートして薄肉化することができ、これによりこの
電気絶縁材を空気清浄機の集塵電極に用いたときに塵埃
が電極間を通過するときの圧力損失を少なくすることが
できる。また電極間の間隔をそれだけ狭くすることがで
きるから集塵効率を向上させることができ、さらには高
性能化,コンパクト化なども図ることができる等の利点
を有するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気清
浄機の使用環境は様々であって、タバコの煙が猛々とし
た雰囲気もあれば、高温雰囲気あるいは高湿度雰囲気も
ある。そしてその使用環境によって集塵効率も大きく変
化することがわかっている。
【0010】そしてたとえば、前述のPVCモールドタ
イプの電極絶縁材は、押出加工性の改善のためフタル酸
ジオクチル(DOP)などの可塑剤が配合されておりこ
の可塑剤が経時的変化によりPVC樹脂材よりブリード
アウトし、これが絶縁材の経時的な劣化現象を起こす。
また使用環境によっては絶縁材の電気特性の変化を起こ
し、電極材料としての表面電位の低下が生じて集塵効率
が悪化していくという問題があった。
【0011】一方、PPラミネートタイプの電極絶縁材
は、タバコの煙が猛々と立ちこめた煙雰囲気,あるいは
高温雰囲気,高湿雰囲気のいずれの雰囲気においても絶
縁材表面の表面電位低下率が大きく、そのために集塵効
率が低下していくという問題があった。
【0012】そこで本発明者らはいろいろと試験を行な
った結果、絶縁フィルムの体積抵抗値が高いと電極にか
かる電荷が表面に発現せず、表面電位の低下によって集
塵効率が低下していくものと考えた。
【0013】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、いろいろな使
用環境の中でも高い集塵効率の得られる電気絶縁材を提
供することにあり、特に耐電圧特性に優れたポリプロピ
レン(PP)系材料の絶縁フィルムを用いるにあたっ
て、その欠点である表面電位が低下していくとの問題を
解消するため、このPP系材料に体積抵抗値の小さいほ
かの樹脂材料を貼り合わせた積層タイプの絶縁樹脂フィ
ルムを用いて、この積層(貼り合わせ)タイプの絶縁樹
脂フィルムによりアルミ電極などの導電材をラミネート
することによりこれを達成せんとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、導電材が絶縁樹脂フィルムにより被覆(ラ
ミネート)されている電気絶縁材であって、前記絶縁樹
脂フィルムがポリ塩化ビニル(PVC)系樹脂フィルム
とポリプロピレン(PP)系樹脂フィルムの2層から構
成されていることを要旨とするものである。耐電圧特性
には優れるが体積抵抗が高いPP系樹脂フィルムに体積
抵抗の低いPVC系樹脂フィルムを積層することにより
集塵電極としての表面電位低下の問題が解消されるもの
である。
【0015】PVC系樹脂フィルムに代えて変性PP系
樹脂フィルムを前述のPP系樹脂フィルムに積層するも
のであってもよい。この変性PP系樹脂フィルムもPV
C系樹脂フィルム同様、体積抵抗の温度依存性を解消す
るものである。
【0016】また帯電防止剤入りPP系樹脂フィルムや
導電フィラー入りPP系樹脂フィルム、あるいは体積抵
抗の低いポリマーを含有するPP系樹脂フィルムを前述
のPP系樹脂フィルムに積層するものであってもよい。
これらの材料も体積抵抗の経時変化と環境(温度)依存
性の問題を解消し、集塵電極としての表面電位の低下を
抑制する効果を有する。
【0017】そして前記導電材と絶縁樹脂フィルムとの
間には接着剤が介在されるが、この接着剤としては難燃
性のもの、たとえば、無水マレイン酸変性ポリプロピレ
ン樹脂接着剤に臭素(Br)系難燃剤および難燃助剤が
配合されたものが好ましい。この難燃性の接着剤を絶縁
樹脂フィルムの貼り合わせ(ラミネート)に用いること
によりスパーク発生等に起因する火災等も有効に阻止す
ることができる。
【0018】さらに前記絶縁樹脂フィルムの体積抵抗値
が1×1012〜1×1016Ω・cmの範囲にあることが
表面電位の低下を抑制する上で望ましいことが、今回の
いろいろな試験で明らかとなった。特にその体積抵抗値
は、1×1012〜5×1015Ω・cmの範囲にあること
がより好ましく、最も望ましい条件としては3×1012
〜4×1014Ω・cmの範囲であることも明らかとなっ
た。
【0019】尚、導電材はアルミ(Al)薄板材又は箔
材が一般に用いられるが、必ずしもこれに把われるもの
ではなく、導電性の塗料を絶縁樹脂フィルム上に印刷
し、その上に接着剤を介して同じく絶縁樹脂フィルムに
より貼り合わせたものであってもよい。
【0020】そしてこのような電気絶縁材を空気清浄機
の集塵電極に用いれば、PP系樹脂フィルムそのものが
耐電圧特性に優れ、かつ体積抵抗を抑えた積層タイプの
絶縁フィルム層としたことにより表面電位の低下を抑え
たものであるから、いつまでも高い集塵効率が得られ、
恒久的使用も達成されるものである。そしてラミネート
タイプのものであれば、絶縁電極の薄肉化より絶縁電極
間の間隔を狭くでき、これにより更に集塵効率の向上が
図られ、高性能化,コンパクト化等が期待されるもので
ある。
【0021】
【実施例】以下に本発明について各種実験を行なったの
でその内容を詳細に説明する。初めに本発明の各種実験
に供したサンプルの構成とこれらの各種供試サンプルで
の実験結果を次の表1にまとめて示したので、これに基
づいて順次説明する。
【0022】
【表1】
【0023】この表1において、本発明品は実施例1〜
実施例5までを示し、比較品(従来品ではない)を1つ
示した。これら電気絶縁材の各供試サンプルの構成とし
ては、実施例1の電気絶縁材の場合、図1(a),
(b)に示すように、導電材12として50μmの厚さ
のアルミ(Al)箔材を用い、これの両面にポリ塩化ビ
ニル(PVC)樹脂フィルム層14とポリプロピレン
(PP)樹脂フィルム層16の2層からなる絶縁樹脂フ
ィルム18を難燃性の接着剤20を介して貼り合わせ
(ラミネート)してなるものである。絶縁樹脂フィルム
18の厚さは300μm,そのうちPVC樹脂フィルム
層の厚さ295μm,PP樹脂フィルム層の厚さ5μm
となっており、接着剤層の厚さは50μmとしたのでこ
の電気絶縁材10の総厚さは750μmとなっている。
そして絶縁樹脂フィルム18は、PVC樹脂フィルム層
14とPP樹脂フィルム層16のどちらを外被側とする
ことも考えられるので、図1(a),(b)にはそれぞ
れの形態を示しておいた。
【0024】次に実施例2の電気絶縁材の場合は、図2
(a),(b)に示すように、50μmの厚さのアルミ
(Al)箔材による導電材12の両面に普通のポリプロ
ピレン(PP)樹脂フィルム層16と変性ポリプロピレ
ン(変性PP)樹脂フィルム層22の2層からなる絶縁
樹脂フィルム18bをやはり難燃性の接着剤20を介し
て貼り合わせ(ラミネート)してなるものである。絶縁
樹脂フィルム18bの厚さは実施例1の場合と同様30
0μm,そのうち普通のPP樹脂フィルム層の厚さ5μ
m,変性PP樹脂フィルム層の厚さ295μmとなって
おり、接着剤層の厚さは50μmとしたことからこの電
気絶縁材10bの総厚さもやはり実施例1の場合と同様
750μmとなっている。そして絶縁樹脂フィルム18
bは、この実施例2の場合も普通のPP樹脂フィルム層
16と変性PP樹脂フィルム層22のどちらを外被側と
することも考えられるので、図2(a),(b)にはそ
れぞれの形態を示しておいた。
【0025】さらに実施例3の電気絶縁材の場合は、図
3(a),(b)に示すように、50μmの厚さのアル
ミ(Al)箔材による導電材12の両面に普通のポリプ
ロピレン(PP)樹脂フィルム層16と帯電防止剤入り
のポリプロピレン(帯電防止PP)樹脂フィルム層24
の2層からなる絶縁樹脂フィルム18cを難燃性の接着
剤20を介して貼り合わせ(ラミネート)してなるもの
である。絶縁樹脂フィルム18cの厚さは実施例1,2
の場合と同様300μm,そのうち普通のPP樹脂フィ
ルム層の厚さ5μm,帯電防止剤入りPP樹脂フィルム
層の厚さ295μmとなっており、接着剤層の厚さは5
0μmとしたことからこの電気絶縁材10cの総厚さも
やはり実施例1,2の場合と同様750μmとなってい
る。そして絶縁樹脂フィルム18cは、この実施例3の
場合も普通のPP樹脂フィルム層16と帯電防止剤入り
PP樹脂フィルム層24のどちらを外被側とするもので
あってもよい。
【0026】さらにまた実施例4の電気絶縁材の場合
は、図4(a),(b)に示すように、50μmの厚さ
のアルミ(Al)箔材による導電材12の両面に普通の
ポリプロピレン(PP)樹脂フィルム層16と導電フィ
ラー入りのポリプロピレン(導電フィラー入りPP)樹
脂フィルム層26の2層からなる絶縁樹脂フィルム18
dを難燃性の接着剤20を介して貼り合わせ(ラミネー
ト)してなるものである。絶縁樹脂フィルム18dの厚
さは実施例1,2,3の場合と同様300μm,そのう
ち普通のPP樹脂フィルム層の厚さ5μm,導電フィラ
ー入りPP樹脂フィルム層の厚さ295μm、接着剤層
の厚さは50μmであるから、この電気絶縁材10dの
総厚さもやはり実施例1〜3の場合と同様750μmと
なっている。そして実施例4の場合も絶縁樹脂フィルム
18dは、普通のPP樹脂フィルム層16と導電フィラ
ー入りPP樹脂フィルム層26のどちらを外被側とする
ものであってもよい。
【0027】本発明品の最後に示す実施例5の電気絶縁
材の場合は、図5(a),(b)に示すように、50μ
mの厚さのアルミ(Al)箔材による導電材12の両面
に普通のポリプロピレン(PP)樹脂フィルム層16と
体積抵抗の低いポリマーを含有するポリプロピレン(P
P)樹脂フィルム層28の2層からなる絶縁樹脂フィル
ム18eを難燃性の接着剤20を介して貼り合わせ(ラ
ミネート)してなるものである。絶縁樹脂フィルム18
eの厚さは実施例1〜4の場合と同様300μm,その
うち普通のPP樹脂フィルム層の厚さ5μm,体積抵抗
の低いポリマーを含有するPP樹脂フィルム層の厚さ2
95μm、接着剤層の厚さは50μmであるから、この
電気絶縁材10eの総厚さもやはり実施例1〜4の場合
と同様750μmとなっている。そして実施例5の場合
も絶縁樹脂フィルム18eは、普通のPP樹脂フィルム
層16と体積抵抗の低いポリマーを含有するPP樹脂フ
ィルム層28のどちらを外被側とするものであってもよ
い。
【0028】次に表2に、上述の本発明品における実施
例2〜実施例5に用いた変性PP樹脂フィルム(実施例
2)、帯電防止剤入りPP樹脂フィルム(実施例3)、
導電フィラー入りPP樹脂フィルム(実施例4)、およ
び体積抵抗の低いポリマーを含有するPP樹脂フィルム
(実施例5)の組成内容を示したのでこれについて説明
する。
【0029】
【表2】
【0030】初めに実施例2に示した絶縁樹脂フィルム
18bの変性PP樹脂フィルム22の組成は、ポリプロ
ピレンに無水マレイン酸変性ポリプロピレンを50:5
0の割合で配合したものである。また実施例3に示した
絶縁樹脂フィルム18cの帯電防止剤入りPP樹脂フィ
ルム24の組成は、ポリプロピレン100重量部に対し
て帯電防止剤(三洋化成工業(株)社製、商品名「ケミ
スタット」)を10重量部配合したものである。
【0031】さらに実施例4に示した絶縁樹脂フィルム
18dの導電フィラー入りPP樹脂フィルム26の組成
は、ポリプロピレン100重量部に対して導電フィラー
として導電性酸化亜鉛(白水化学(株)社製、商品名
「導電性酸化亜鉛23−K」)を56重量部配合したも
のである。
【0032】そして実施例5に示した絶縁樹脂フィルム
18eの体積抵抗の低いポリマーを含有するPP樹脂フ
ィルム28の組成は、ポリプロピレン30重量部に対し
て体積抵抗の低いポリマーとしてエチレンエチルアクリ
レート(EEA)系材料(三井デュポンポリケミカル
(株)社製、商品名「AR−201」)を70重量部配
合したものである。(EEA−g−MAH) また上記各実施例1〜5に用いられる難燃性接着剤とし
ては、表には示さないが、無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレン100重量部に対して臭素(Br)系難燃剤を1
00重量部および難燃助剤を30重量部それぞれ配合し
たものを用いている。
【0033】一方比較品として表1に示した電気絶縁材
は、図6に示すように、導電材12である50μmの厚
さのアルミ(Al)箔材の両面にポリプロピレン(P
P)の単一層である絶縁樹脂フィルム16を難燃性の接
着剤20を介して貼り合わせ(ラミネート)してなるも
のである。PP絶縁樹脂フィルム層16の厚さは300
μm,接着剤層の厚さは50μmとしたのでこの電気絶
縁材10fの総厚さは本発明品の各実施例1〜5の場合
と同様650μmとなっている。
【0034】次に表1に戻って、この表1に示した各種
測定試験についてその試験方法を順に説明していく。
【0035】この表1に示した表面電位の低下率は次の
ように測定した。まず試験サンプル作製においては、各
種の絶縁樹脂フィルムにより導電材であるアルミ箔を挟
んで接着剤により貼り合わせ(ラミネート)して作成す
るものであるが、サンプルとしては、図7(a),
(b)に示す様に片方の端部にはアルミ箔をむきだして
残しておき、長さ15cm程度にカットする。そして貼
り合わせ(ラミネート)の条件としては、ゴムロール温
度160℃,線速1.0m /分,線圧3.0kgf/c
mとした。
【0036】一方、図8に示したような表面電位測定装
置を組み立て、アースにつながれた2枚のアルミ箔(陰
極板として働く)の間にサンプルを挿入し、サンプルよ
りむき出された端部のアルミ箔を電源につなぐ。そし
て、表面電位計のプローブが陰極板であるアルミ箔とサ
ンプルの間に位置する位まで近づける。そして、サンプ
ル部分は、測定条件に応じて環境を変える。すなわち2
5℃×煙雰囲気においては、サンプル部分を箱の中に納
め線香を炊いておく。また高湿度条件である32℃×8
0%RH(相対湿度),および高温度条件である50℃
×50%RHの条件での測定は、サンプルを恒温恒湿層
に入れて行なう。
【0037】測定については、まず表面電位計のみ電源
を入れ、初期帯電の値を測定しておく。次に2KVの電
圧をかけ、その後1時間の経時的変化を確認する。1時
間後、2KVの電圧を止め、初期帯電値に戻るかどうか
確認する。これらの測定結果は表1に示した通りであ
り、◎印は極めて良好、○印は良好、×印は不良との判
定結果である。
【0038】また体積抵抗値の測定は、JIS C 2
318の測定方法に準じて行った。すなわち、各種の絶
縁樹脂フィルムのサンプルを10cm×10cmの大き
さにカットし、測定機の電極部に設置する。そして電極
部を恒温恒湿層に入れ、測定条件に合わせサンプルを2
0分程度放置させておく。次に印加電圧500Vをかけ
5分後の抵抗値を読む。また絶縁樹脂フィルムの厚み
(cm)を測っておき測定値を以下の計算式にあてはめ
最終的な抵抗値を算出する。
【0039】 そしてこれらの測定を25℃×煙雰囲気,32℃×80
%RH,50℃×50%RHの各条件にて行なった。そ
の測定値も表1に示してある。
【0040】次に絶縁破壊電圧の測定については、各種
の絶縁樹脂フィルムにより導電材であるアルミ箔を挟ん
で接着剤により貼り合わせ作製した試験サンプルについ
て、これを図9に示したように、その導体部分を除いて
水槽中の水に浸し、サンプルの導体部分は電源に継いで
高圧電圧を印加できるようにする一方、水そのものはア
ースしておく。そして直流電源により電圧を印加させて
いき電圧が低下するまでの最高電圧を測定する。すなわ
ち絶縁層が破壊し、導体部に水が侵入して通電してしま
い電圧が低下する時の絶縁破壊電圧を確認した。
【0041】次にこれらの測定試験結果について考察す
る。初めに比較品(比較例1)については、体積抵抗値
が高い値を示し、特に25℃×煙雰囲気および高多湿の
32℃×80%RH雰囲気下においては、本発明品の実
施例1〜5のいずれと比較しても極立って高い値を示し
た。そしてまたこの体積抵抗値との相関性が認められる
が、表面電位低下率の測定結果が、25℃×煙雰囲気お
よび高多湿の32℃×80%RH雰囲気のいずれにおい
ても不良(×印)との判断となった。尚、絶縁破壊電圧
特性の結果は、30kVと良好なものであった。これは
絶縁特性としては良好なものであることを意味する。
【0042】一方、本発明品について次に考察するに、
実施例1〜実施例5の体積抵抗値は表1に示した通りで
あるが、これに対する表面電位低下率についての測定結
果は同じく表1に示した通りであり、◎印は極めて良好
な結果、○印は良好な結果であることを示している。そ
して特筆すべきは、前述のように比較品(比較例1)は
25℃×煙雰囲気および32℃×80%RHの高多湿雰
囲気での表面電位低下率の評価が悪い(×印)のに対し
て、本発明品の場合はいずれも良好な結果が得られたこ
とである。そしてこの体積抵抗値と表面電位低下率の評
価との相関性をいろいろとグラフに採ってみると、体積
抵抗値が1×1012〜1×1016Ω・cmの範囲にあれ
ば一応良好(○印)であるとの評価が得られ、1×10
12〜5×1015Ω・cmの範囲にあれば極立って良好
(◎印)であるとの評価が得られることがわかった。そ
して特に体積抵抗値が3×1012〜4×1014Ω・cm
の範囲にあれば、最高であることも明らかになった。
尚、絶縁破壊電圧特性の結果は24〜28kVであり、
比較品(比較例1)よりは若干悪い結果となったが、こ
の程度の違いであれば絶縁特性がそれ程劣るものではな
い。
【0043】そして以上の測定試験結果をまとめると、
次のようなことが言える。 絶縁樹脂フィルム層を従来のポリプロピレン(PP)
樹脂フィルムの単一層にせずに、ポリ塩化ビニル(PV
C)樹脂フィルムとの2層タイプのもの(実施例1)、
あるいは無水マレイン酸変性PP樹脂フィルムや帯電防
止剤入りPP樹脂フィルム,あるいは導電フィラー入り
PP樹脂フィルム,体積抵抗の低いポリマーを含有する
樹脂フィルムとの2層タイプのもの(実施例2〜5)
は、表面電位低下が、25℃×煙雰囲気,32℃×80
%RHの高湿雰囲気および50℃×50%RHの高温雰
囲気のいずれの環境下でも少ない。このことはいろいろ
な使用環境下において良好な集塵効率が得られることを
意味するものである。
【0044】表面電位の低下率と体積抵抗値とは相関
性があり、体積抵抗値が1×1012〜1×1016Ω・c
mの範囲にあれば表面電位の低下率も小さく、高い集塵
効率が得られる。体積抵抗率が1×1012〜5×1015
Ω・cmの範囲にあれば更に表面電位の低下は小さくな
り、3×1012〜4×1014Ω・cmの範囲にあれば最
も優れた集塵特性を発揮するものである。
【0045】さらに上記実施例では示さなかったが、
本発明は導電板(アルミ板)に代えて導電性塗料を一方
の絶縁樹脂フィルム(またはシート)上に印刷した電極
印刷タイプのものにも適用できる。これの断面構造を図
10に示して説明すれば、一方の絶縁樹脂フィルム上に
導電性塗料により電極を印刷し、この上に他方の絶縁樹
脂フィルムを接着剤を介してラミネートしたものであ
る。この場合の絶縁樹脂フィルムは、上述したような実
施例1〜実施例5に示される2層タイプのものであり、
これによっても上記目的は達成されるものである。
【0046】以上各種実施例について説明したが、本発
明は上記実施例に何ら限定されるものではなく本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内で改良できることは言うまでも
ない。たとえばPP樹脂フィルムの体積抵抗値を変える
のに上述の表2に示した各種配合剤に代えて同種配合剤
を加えたり、あるいは追加的に新たな配合剤を加えるこ
とも勿論可能であり、本発明に含まれるものである。
【0047】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、本
発明の電気絶縁材は、耐電圧特性に優れたポリプロピレ
ン(PP)樹脂フィルムの表面電位特性の低下を解消す
るため、ポリ塩化ビニル樹脂フィルムや変性PP樹脂フ
ィルム、帯電防止剤入りPP樹脂フィルム、導電フィラ
ー入りPP樹脂フィルム、あるいは体積抵抗の低いポリ
マーを含有するPP樹脂フィルムと積層したものを導電
材の両面にラミネートしたものである。したがって本発
明の電気絶縁材を空気清浄機の集塵電極などに適用すれ
ば、高い集塵効率が持続的に安定して得られる。またラ
ミネートタイプのものであることにより集塵電極を薄肉
化とすることができ、これにより電極間隔を狭めること
ができていっそう高性能化,コンパクト化が図れる等空
気清浄機への適用はきわめて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気絶縁材の断面形態の一例とし
て、普通のポリプロピレン(PP)樹脂フィルムとポリ
塩化ビニル(PVC)樹脂フィルムとの積層タイプのも
のを示した図である。
【図2】本発明に係る電気絶縁材の断面形態の一例とし
て、普通のPP樹脂フィルムと変性PP樹脂フィルムと
の積層タイプのものを示した図である。
【図3】本発明に係る電気絶縁材の断面形態の一例とし
て、普通のPP樹脂フィルムと帯電防止剤入りPP樹脂
フィルムとの積層タイプのものを示した図である。
【図4】本発明に係る電気絶縁材の断面形態の一例とし
て、普通のPP樹脂フィルムと導電フィラー入りPP樹
脂フィルムとの積層タイプのものを示した図である。
【図5】本発明に係る電気絶縁材の断面形態の一例とし
て、普通のPP樹脂フィルムと体積抵抗の低いポリマー
を含有するPP樹脂フィルムとの積層タイプのものを示
した図である。
【図6】比較例としての電気絶縁材の断面形態の一例と
して普通のPP樹脂フィルムの単一層によるものを示し
た図である。
【図7】本発明に係る絶縁フィルムの特性試験の一環と
して表面電位測定に用いられる供試サンプルの形状を説
明するための図である。
【図8】表面電位測定装置の概略構成図である。
【図9】絶縁破壊電圧測定装置の概略構成図である。
【図10】本発明に係る絶縁フィルムの他の実施例に係
る断面形態として導電性塗料により電極材を印刷したタ
イプのものを示した図である。
【図11】電気式集塵機の集塵メカニズムを概略的に説
明した図である。
【図12】図11に示した集塵メカニズムの集塵ユニッ
ト部の詳細な構成を示した図である。
【図13】従来一般に知られているモールドタイプの電
極絶縁シートの断面形態を示した図である。絶縁シート
の材料はポリ塩化ビニル(PVC)系樹脂材料のもので
ある。
【符号の説明】
10,10b,10c,10d,10e 電気絶縁材 12 導電材 14 PVC樹脂フィルム層 16 PP樹脂フィルム層 18,18b,18c,18d,18e 絶縁樹脂フィ
ルム 20 接着剤 22 変性PP樹脂フィルム層 24 帯電防止剤入りPP樹脂フィルム層 26 導電フィラー入りPP樹脂フィルム層 28 体積抵抗の低いポリマーを含有するPP樹脂フィ
ルム層
フロントページの続き (72)発明者 志水 孝行 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電材が絶縁樹脂フィルムにより被覆
    (ラミネート)されている電気絶縁材であって、前記絶
    縁樹脂フィルムがポリ塩化ビニル(PVC)系樹脂フィ
    ルムとポリプロピレン(PP)系樹脂フィルムの2層か
    ら構成されていることを特徴とする電気絶縁材。
  2. 【請求項2】 導電材が絶縁樹脂フィルムにより被覆
    (ラミネート)されている電気絶縁材であって、前記絶
    縁樹脂フィルムがポリプロピレン(PP)系樹脂フィル
    ムと変性ポリプレピレン(変性PP)系樹脂フィルムの
    2層から構成されていることを特徴とする電気絶縁材。
  3. 【請求項3】 導電材が絶縁樹脂フィルムにより被覆
    (ラミネート)されている電気絶縁材であって、前記絶
    縁樹脂フィルムがポリプロピレン(PP)系樹脂フィル
    ムと帯電防止剤入りポリプロピレン系樹脂フィルムの2
    層から構成されていることを特徴とする電気絶縁材。
  4. 【請求項4】 導電材が絶縁樹脂フィルムにより被覆
    (ラミネート)されている電気絶縁材であって、前記絶
    縁樹脂フィルムがポリプロピレン(PP)系樹脂フィル
    ムと導電フィラー入りポリプロピレン系樹脂フィルムの
    2層から構成されていることを特徴とする電気絶縁材。
  5. 【請求項5】 導電材が絶縁樹脂フィルムにより被覆
    (ラミネート)されている電気絶縁材であって、前記絶
    縁樹脂フィルムはポリプロピレン(PP)系樹脂フィル
    ムと体積抵抗の低いポリマーを含有するポリプロピレン
    系樹脂フィルムの2層から構成されていることを特徴と
    する電気絶縁材。
  6. 【請求項6】 前記導電材と絶縁樹脂フィルムとの間に
    は難燃性の接着剤が介在され、該難燃性接着剤は無水マ
    レイン酸変性ポリプロピレン樹脂接着剤に臭素(Br)
    系難燃剤および難燃助剤が配合されたものであることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の
    電気絶縁材。
  7. 【請求項7】 前記絶縁樹脂フィルムの体積抵抗値が1
    ×1012〜1×1016Ω・cmの範囲にあることを特徴
    とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電気
    絶縁材。
  8. 【請求項8】 前記導電材は、アルミニウムの薄板材又
    は箔材料であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    7のいずれかに記載の電気絶縁材。
  9. 【請求項9】 前記導電材は、一方の絶縁樹脂フィルム
    に導電性塗料により印刷されてなるものであることを特
    徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の電
    気絶縁材。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の電気絶縁材を用いた空気清浄機用集塵電極。
JP27833094A 1994-10-17 1994-10-17 電気絶縁材及びこれを用いた空気清浄機用集塵電極 Pending JPH08112553A (ja)

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