JPH08110965A - 硬貨選別装置 - Google Patents

硬貨選別装置

Info

Publication number
JPH08110965A
JPH08110965A JP24754194A JP24754194A JPH08110965A JP H08110965 A JPH08110965 A JP H08110965A JP 24754194 A JP24754194 A JP 24754194A JP 24754194 A JP24754194 A JP 24754194A JP H08110965 A JPH08110965 A JP H08110965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
true
drop gutter
gutter
solenoid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24754194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Shimizu
和男 清水
Nobuo Okada
信雄 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP24754194A priority Critical patent/JPH08110965A/ja
Publication of JPH08110965A publication Critical patent/JPH08110965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Coins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 真貨が落下樋に受け入れられたか否かの判定
を確実に行える硬貨選別装置を提供する。 【構成】 投入硬貨を真貨と偽貨とに判別する判別手段
と、判別結果に応じて真貨落下樋と偽貨落下樋に振り分
ける可動ゲートと、真貨落下樋と偽貨落下樋の分岐点よ
り上流にあって可動ゲートの位置及び落下状態を表す電
気信号を出力するセンサーと、電気信号を受け取り可動
ゲートが投入硬貨を真貨落下樋あるいは偽貨落下樋のど
ちらに導くように位置しているかを判定する判定回路と
を備えた硬貨選別装置において、判定回路は真貨落下樋
に導くようにゲートが位置しているとの仮定に基づき、
真貨落下樋に落下して行く位置に在るという結論を出し
てもよいか否かを決定している。もし、真貨落下樋に導
くようにゲートが位置し、しかも真貨落下樋に落下して
行く位置に在ると決定した場合には、真貨落下樋に落下
したという信号が判定回路から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機あるいはこれ
に類似の機器に用いられるコイン・メカニズムに関し、
特にコイン・メカニズムにおける硬貨選別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の硬貨選別装置にあっては、これに
投入された硬貨の真贋及び金種を識別する識別機構と、
この識別機構の識別結果に応じて投入硬貨を選別する選
別機構とを含んでいる。このような従来の硬貨選別装置
は概略的に図7によって示されている。
【0003】図7および図8を参照し、従来の硬貨選別
装置10は識別機構20とこれに作動的に連結された選
別機構30とを内蔵する函体11を含んでいる。函体1
1には、その上面にコイン投入用の長穴111が形成さ
れている。識別機構20は選別機構30と作動的に連結
された従来型の制御部(図示せず)と、函体11内に固
定配設された第1の落下樋21とを含んでいる。硬貨類
似の物体40が長穴111を経て函体11内に投入され
ると、物体40は第1の落下樋21の上端部で受け止め
られ、その後、転動しながら落下樋21の下端部へと移
動する。
【0004】識別機構20は更に、上記した制御部と連
結した第1、第2及び第3の磁気センサー22、23、
24を含んでいる。センサー22、23、24は第1の
落下樋21に沿った状態で函体11内に固定配設されて
いる。これにより物体40が転動しながら第1の落下樋
21の上端部から下端部へ移動し、上記センサーを横切
ると、上記センサー22、23、24によって物体40
の物質組成、厚み及び直径がそれぞれ検知される。そし
て、センサー22、23、24はそれぞれ物体40の物
質組成、厚み及び直径を表す電気信号を発生する。セン
サー22、23、24で発生した電気信号は、上記した
制御部に入力されて電気的に処理される。この処理結果
により、上記した制御部は物体40が真貨か偽貨かの識
別を行い、さらに、物体40が真貨と識別された場合に
は、金種の識別も行う。
【0005】選別機構30は第2乃至第5の落下樋31
−34、及び第1、第2の遮断部301、302とを含
んでいる。図8から分かるように、第1の落下樋21は
その下端部においてパネル42によって実質的に分岐さ
せられ、第2と第3の落下樋31、32が形成されてい
る。第3の落下樋32はその下端部においてパネル43
によって実質的に分岐させられ、第4と第5の落下樋3
3、34が形成されている。第2の落下樋31と第3の
落下樋32とに実質的に分岐される位置には第1の遮断
部301が配置されている。さらに、第4の落下樋33
と第5の落下樋34とに実質的に分岐される位置には第
2の遮断部302が配置されている。
【0006】第1の遮断部301は、上記制御部におけ
る上記電気信号の処理結果に応じて、第1の落下樋21
を通過してきた物体40を、選択的に第2の落下樋31
あるいは第3の落下樋32へと導くように動作する。ま
た、第2の遮断部302は、上記制御部における上記電
気信号の処理結果に応じて、第3の落下樋32を通過し
てきた物体40を、選択的に第4の落下樋33あるいは
第5の落下樋34へと導くように動作する。
【0007】上記した構造を有する硬貨選別装置の動作
について、以下に説明する。硬貨類似の物体40が長穴
111を経て函体11内に投入され、この後、第1の落
下樋21を通過すると、センサー22、23、24によ
って物体40の物質組成、厚み及び直径がそれぞれ検知
される。これに伴いセンサー22、23、24は、物体
40の物質組成、厚み及び直径のそれぞれを表す電気信
号を発生する。センサー22、23、24で発生した電
気信号は、制御部に入力されて電気的に処理される。こ
の処理結果により、物体40が制御部によって偽貨と識
別されると、第1の遮断部301は物体40を第2の落
下樋31へと導くように動作する。なお、このようなこ
とから第2の落下樋31は偽貨落下樋とも呼称される。
【0008】一方、物体40が制御部によって真貨、例
えば10円、50円、100円あるいは500円の硬貨
と識別されると、第1の遮断部301は物体40を第3
の落下樋32へと導くように動作する。このようなこと
から第3の落下樋32は真貨落下樋とも呼称される。さ
らに詳述すれば、物体40が制御部によって真貨、例え
ば10円あるいは50円の硬貨と識別されると、第1及
び第2の遮断部301、302は協働して物体40を真
貨落下樋32を経て第4の落下樋33へと導くように動
作する。また、物体40が制御部によって真貨、例えば
100円あるいは500円の硬貨と識別されると、第1
及び第2の遮断部301、302は協働して物体40を
真貨落下樋32を経て第5の落下樋34へと導くように
動作する。 図7および図8には図示されていないが、
選別機構30は第4の落下樋33の終端に配置された第
3の遮断部、および第5の落下樋34の終端に配置され
た第4の遮断部を有している。第3の遮断部は、第4の
落下樋33に導かれた10円あるいは50円の硬貨を、
制御部による金種の判定結果に応じて、すなわち、落下
樋33の終端に設けた第1、第2の硬貨受け容器(図示
せず)のどちらか一方の容器へ選択的に導くように動作
する。同様にして、第4の遮断部は、第5の落下樋34
に導かれた100円あるいは500円の硬貨を、制御部
による金種の判定結果に応じて落下樋34の終端に設け
た第3、第4の硬貨受け容器(図示せず)のどちらか一
方の容器へ選択的に導くように動作する。
【0009】第1乃至第4の硬貨受け容器の各々には、
その上端部に光センサー、例えば光電管が配置されてお
り、容器が対応する金種の硬貨で満杯になったか否かを
検知するようになっている。容器が対応する金種の硬貨
で満杯になったことを光電管が検知すると、光電管は電
気信号を発生する。この電気信号は制御部に送られ、そ
こで電気的に処理される。
【0010】第1乃至第4の硬貨受け容器のうち少なく
とも一つの容器が対応する金種の硬貨で満杯になり、し
かも制御部が現在投入された物体40を容器を満杯にし
たのと同じ金種の硬貨と識別すると、物体40は制御部
の処理結果に応じて動作する第5の遮断部(図示せず)
によって真貨落下樋32を経て第6の落下樋(図示せ
ず)へと導かれる。第6の落下樋へと導かれた物体40
は、第6の落下樋の終端に設けたオーバーフロー容器た
る第5の硬貨受け容器(図示せず)に貯められる。
【0011】図8は従来の硬貨選別装置の一部構造を概
略的に示したものである。図8に関して、単なる説明上
の都合のみから、図中左側を硬貨選別装置の前方あるい
は前部とし、図中右側を硬貨選別装置の後方あるいは後
部とする。硬貨選別装置は、その函体11の中に垂直の
状態で固定配設された第1の垂直パネル41を有してい
る。第1の垂直パネル41は函体11を構成する前部パ
ネル11aと協働して円柱状空所51を画成している。
円柱状空所51の上方端部は、図7で示す第1の落下樋
21の終端と実質的に連結している。円柱状空所51に
は第2の垂直パネル42が垂直の状態で固定配設され、
円柱状空所51を第1の円柱状空所部31と第2の円柱
状空所部32とに分割している。第1の円柱状空所部3
1は第2の垂直パネル42の前方に位置し、第2の落下
樋(別称すれば、偽貨落下樋)として機能する。第2の
円柱状空所部32は第2の垂直パネル42の後方に位置
し、第3の落下樋(別称すれば、真貨落下樋)として機
能する。第2の円柱状空所部32には第3の垂直パネル
43が垂直の状態で固定配設され、第2の円柱状空所部
32を第3の円柱状空所部33と第4の円柱状空所部3
4とに分割している。第3の円柱状空所部33は第3の
垂直パネル43の前方に位置し、第4の落下樋として機
能する。第4の円柱状空所部34は第3の垂直パネル4
3の後方に位置し、第の5落下樋として機能する。
【0012】第1の垂直パネル41を貫通するようにし
て、第1および第2の遮断部301、302が配設され
ている。第1の遮断部301は第1の垂直パネル41に
穿設された第1の穴41aに前後方向で移動可能に挿通
されている。第1の遮断部301の後方には第1のソレ
ノイド310が配置され、第1の遮断部301と連接し
ている。第1のソレノイド310は円柱状で鋼製のプラ
ンジャー311と、このプランジャー311の後方部分
を空隙をもって取り囲んでいるソレノイドコイル(図示
せず)とを有している。プランジャー311は第1のソ
レノイド310を収容しているケーシング340の前壁
部341に、前後方向で移動可能に挿通されている。プ
ランジャー311の前方端面は、第1の遮断部301の
後方端面に固着されている。コイルスプリング311a
がプランジャー311に巻き回されるとともに、ケーシ
ング340の前壁部341の前方端面と第1の遮断部3
01の後方端面との間で弾性的に挟持されている。この
結果、第1の遮断部301はコイルスプリング311a
の弾性力によって、常に前方へ付勢されている。なお、
第1の遮断部301の前方向への動きは、第1の垂直パ
ネル41と第1の遮断部301の後方端部に形成された
フランジ301aとの接触によって制限される。以上の
ことから、第1のソレノイド310のソレノイドコイル
が励磁されないでいる場合には、第1の遮断部301は
コイルスプリング311aの弾性力によって図9の破線
で示す位置に維持される。一方、第1のソレノイド31
0のソレノイドコイルが励磁された場合には、プランジ
ャー311従って第1の遮断部301はコイルスプリン
グ311aの弾性力に抗して図9の実線で示す位置に向
け後方へ移動する。
【0013】図10をも参照し、説明を続ける。第2の
遮断部302は回動部材302aと往復動部材302b
とを有している。往復動部材302bは回動部材302
aの上部に固着されたピン部材302cを介して回動部
材302aと接続している。ピボットピン302dが第
3の垂直パネル43の上端の直上の位置で、真貨落下樋
32内に固定配設されている。回動部材302aはこの
ピボットピン302dを中心にして回動する。往復動部
材302bは第1の垂直パネル41に第1の穴41aよ
り下方の位置に穿設された第2の穴41bに前後方向で
移動可能に挿通されている。
【0014】往復動部材302bの後方には第2ソレノ
イド320が配置され、往復動部材302b第1と連接
している。第2のソレノイド320はケーシング340
内に収容され、円柱状で鋼製のプランジャー321と、
このプランジャー321の後方部分を空隙をもって取り
囲んでいるソレノイドコイル(図示せず)とを有してい
る。プランジャー321はケーシング340の前壁部3
41に、前後方向で移動可能に挿通されている。プラン
ジャー321の前方端面は、往復動部材302b後方端
面に固着されている。コイルスプリング321aがプラ
ンジャー321に巻き回されるとともに、ケーシング3
40の前壁部341の前方端面と往復動部材302bの
後方端面との間で弾性的に挟持されている。この結果、
往復動部材302bはコイルスプリング321aの弾性
力によって、常に前方へ付勢されている。なお、往復動
部材302bの前方向の動きは、第1の垂直パネル41
と往復動部材302bの後方端部に形成された径方向突
起302eとの接触によって制限される。以上のことか
ら、第2のソレノイド320のソレノイドコイルが励磁
されないでいる場合には、往復動部材302bはコイル
スプリング321aの弾性力によって図10の破線で示
す前方の位置に維持される。一方、第2のソレノイド3
20のソレノイドコイルが励磁されると、プランジャー
321従って往復動部材302bはコイルスプリング3
21aの弾性力に抗して図10の実線で示す位置に向け
後方へ移動する。往復動部材302bが後方に移動する
と、回動部材302aはピボットピン302dを中心に
時計方向に回動する。
【0015】第4の磁気センサー25´が二つのプラン
ジャー311と312の中間の位置で、第1の垂直パネ
ル41に埋設されている。センサー25´の前端面は第
1の垂直パネル41の前端面と同一となっており、円柱
状空所51にあって真貨落下樋32のすぐ上の部分に露
出している。センサー25´は空所51内に磁路を有す
る磁束を常に発生させているとともに、この磁路の状態
を常に検知している。なお、上記した磁路は、空所51
に導き入れられる物体の存在によって影響を受け変化す
る。上記した磁路の状態の検知結果は電気信号となって
センサー25´から発生させられ、制御部に入力され
る。そして、この電気信号は制御部によって電気的に処
理され次の判定がなされる。すなわち、真貨と判定され
た物体が、実際に真貨落下樋32に導き入れられたか否
かの判定がなされる。
【0016】図7乃至図10を参照して、第1並びに第
2の遮断部301、302の動作について、以下に詳述
する。硬貨選別装置に投入された物体40が制御部によ
って偽貨と判定された時は、第1のソレノイド310の
ソレノイドコイルは励磁されない。この結果、プランジ
ャー311従って第1の遮断部301は、図9において
破線で示した場所に位置する。それ故、真貨落下樋32
は遮断部301の前部によって閉塞させられ、図8の実
線の矢印Aで示されるように投入物体40は偽貨落下樋
31へと導かれる。
【0017】一方、物体40が、制御部によって真貨と
判定されると、第1のソレノイド310のソレノイドコ
イルが励磁される。この結果、プランジャー311従っ
て第1の遮断部301は、図9において実線で示した場
所に位置する。それ故、真貨落下樋32は遮断部301
によって閉塞されず、真貨40は真貨落下樋32へと導
かれる。この場合、制御部は同時に真貨40の金種をも
判定しており、もし真貨40の金種が10円もしくは5
0円であると判定されると、第2のソレノイド320の
ソレノイドコイルも励磁される。従って、プランジャー
311の後方への移動と時を同じくして、プランジャー
321及び往復動部材302bが図10において実線で
示す後方の位置まで移動する。往復動部材302bが後
方に移動すると、これに連れて回動部材302aが図1
0において実線で示す場所に位置するようにピボットピ
ン302dを中心に時計方向に回動する。この結果、落
下樋33が開き、落下樋34が閉塞する。こうして、1
0円あるいは50円の真貨と判定された投入物体40
は、図8において破線の矢印Bで示すように、真貨落下
樋32に導かれ、その後第4の落下樋33へと導かれ
る。
【0018】もし真貨の金種40が、100円もしくは
500円であると判定されると、第1のソレノイド31
0のソレノイドコイルは励磁され、第2のソレノイド3
20のソレノイドコイルは励磁されない。従って、第1
の遮断物310のプランジャー311は図9において実
線で示す場所に移動し、プランジャー321及び往復動
部材302bは図10において破線で示す前方の場所に
維持される。往復動部材302bが前方の場所に維持さ
れているので、回動部材302aも同じく図10におい
て破線で示す場所に維持される。この結果、100円あ
るいは500円の真貨と判定された投入物体40は、図
8において破線の矢印Cで示すように真貨落下樋32に
導かれた後、第5の落下樋34へと導かれる。なお、第
3の遮断物は10円の真貨と50円の真貨とを仕分ける
ように、また第4の遮断物は100円の真貨と500円
の真貨とを仕分けるように、制御部によって制御され
る。ところで、真貨が硬貨選別装置に投入されたと制御
部が判定しているのにも係わらず、真貨が誤って偽貨落
下樋に導かれ、これによって真貨が利用者に返却されて
しまうという不具合の発生の虞れを考慮することは重要
である。そこで、図8、11及び12を参照し、真貨と
判定された投入物体40が、実際に真貨落下樋32に導
かれたか否かを判定する従来の方法について、以下に詳
述する。
【0019】真貨が第4のセンサー25´を正に通過す
る際に、センサー25´から発生する磁束の磁路が変化
する。そしてセンサー25´はこの磁路の変化を検知
し、これを表す電気信号を制御部に入力する。そして、
制御部はこの電気信号を電気的に処理する。この電気的
処理であるが、図11で示すように、真貨がセンサー2
5´を通過する際におけるセンサー25´に対する真貨
の位置に応じて、高まりW1あるいは高まりW2を有する
ように処理される。図11において、高まりW1は、第
1の遮断部が真貨を正しく真貨落下樋32に導くように
位置した状態において、真貨が第4のセンサー25´を
通過する状況を表している。一方、高まりW2 は、第1
の遮断部が誤って真貨を偽貨落下樋31に導くように位
置した状態において、真貨が第4のセンサー25´を通
過する状況を表している。真貨が誤って偽貨落下樋31
に導かれる要因として、例えば、第1の垂直パネル41
に設けた第1の穴41aと第1の遮断部301との間
に、あるいはプランジャー311とコイルスプリング3
11aとの間に塵などが入り込み、第1の遮断部301
が円滑に動作ができなくなってしまうことが考えられ
る。
【0020】高まりW1、W2は、それぞれピークP1
2を有しており、ピークP1 はピークP2 より大き
い。これは、正しく真貨落下樋32に導かれるであろう
ところの真貨は、誤って偽貨落下樋31に導かれるであ
ろうところの真貨に較べ、より近い位置で第4のセンサ
ー25´を通過するからである。また、金種が異なると
硬貨の物質組成、重量並びに直径も異なるので、金種に
応じてピークP1及びP2も異なってくる。さらに、硬貨
は様々な状態で、例えば、様々な傾き、様々なスピード
でもって第4のセンサー25´を通過するので、ピーク
1並びにP2はある範囲でバラツキを生じる。このよう
なことより、統計的に各金種のピークP1は、図12で
実線で示すような範囲でバラツキを生じる。同様にし
て、各金種のピークP2は図12で破線で示すような範
囲でバラツキを生じる。
【0021】従来の硬貨選別装置がある一つの通貨制
度、例えば日本の通貨制度の中で使用される場合、真貨
が真貨落下樋32に導かれたか否かの判定は次のように
行われる。図12を参照し、実測のピークと比較される
参照値が範囲R1 の中から選択される。範囲R1の最大
値は、10円硬貨のピークP1の統計的最小値より小さ
くなけれならず、範囲R1の最小値は、500円硬貨の
ピークP2の統計的最大値より大きくなければならな
い。なお、判定の信頼度を増すため、参照値は好ましく
は範囲R1の最大値と最小値の平均値であることが良
い。
【0022】上記したようにして得られた参照値と実測
のピークとの大小が制御部によって比較される。そし
て、実測のピークが参照値より大きい場合、真貨は正し
く真貨落下樋32に導かれたと制御部は判定する。一
方、実測のピークが参照値より小さい場合、真貨は誤っ
て偽貨落下樋31に導かれ利用客に返却されたと制御部
は判定し、硬貨選別装置において真貨の金額は加算され
ない。
【0023】ところで、従来の硬貨選別装置がある二つ
の通貨制度、例えば日本及び米国の通貨制度の中で共通
に使用される場合、真貨が真貨落下樋32に導かれたか
否かの判定は次のように行われる。図12を参照し、実
測のピークと比較される参照値は、範囲R2の中から選
択される。範囲R2の最大値は、10セント硬貨のピー
クP1の統計的最小値より小さくなけれならず、しかも
範囲R2の最小値は、500円硬貨のピークP2 の統計
的最大値より大きくなければならない。なお、判定の信
頼度を増すため、参照値は好ましくは範囲R2 の最大値
と最小値の平均値であることが良い。上記したようにし
て得られた参照値と実測のピークとが制御部によって比
較される。そして、実測のピークが参照値より大きい場
合、真貨は正しく真貨落下樋32に導かれたと制御部は
判定する。一方、実測のピークが参照値より小さい場
合、真貨は誤って偽貨落下樋31に導かれたと制御部は
判定する。
【0024】従来の硬貨選別装置が二つ以上の通貨制度
の中で共通に使用される場合、一般的に、真貨が正しく
真貨落下樋32に導かれるか否かの判定の信頼度は減少
する。これは、金種の数が増加することによって範囲R
2 より狭くなってしまい、この狭くなった範囲の中から
参照値を選ばなければならないからである。このよう
に、硬貨選別装置が、複数の通貨制度(しかもその各々
の通貨制度は硬貨の金種が多い)の中で共通に使用され
るように設計される場合には、範囲R2 が小さな値とな
ってしまう。そして、場合によっては、範囲R2 が求め
られなくなる虞れもある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明の目
的は、たとえ硬貨の金種が増えても、例えば、複数の通
貨制度の中で共通に使用されたとしても、真貨が真貨落
下樋に導かれたか否かの判定が確実に行える硬貨選別装
置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本願発明に基づく硬貨選
別装置は投入された硬貨を導く硬貨落下樋を有してお
り、この硬貨落下樋はその下方側で真貨落下樋と真貨落
下樋とに分岐されている。さらに、硬貨選別装置は識別
手段、振り分け手段、検知手段、第1の比較手段、第2
の比較手段及び判定手段とを有している。
【0027】識別手段は投入硬貨を真貨と偽貨とに識別
するとともに、その識別結果を出力している。振り分け
手段は真貨落下樋と偽貨落下樋との分岐点より上方に位
置し、投入硬貨を真貨落下樋に導き入れ可能な第1の位
置と偽貨落下樋に導き入れ可能な第2の位置との間を上
記した識別結果に応じて移動するようになっている。こ
うして、投入硬貨は振り分け手段によって真貨落下樋あ
るいは偽貨落下樋のどちらかに振り分けられる。
【0028】検知手段は振り分け手段の作動状態及び真
貨落下樋と偽貨落下樋とに分岐される位置における投入
硬貨の落下状態とを検知しており、これら二つの状態を
表す信号を出力している。第1の比較手段は予め定めた
第1の参照状態と振り分け手段の作動状態とを比較する
とともに、この比較結果を出力している。第2の比較手
段は予め定めた第2の参照状態と投入硬貨の落下状態と
を比較するとともに、この比較結果を出力している。
【0029】判定手段は真貨が投入された時において機
能し、第1の比較手段から出力された比較結果と第2の
比較手段から出力された比較結果とを受け取り、硬貨の
落下状態及び振り分け手段の作動状態に基づき投入され
た真貨が真貨落下樋に導き入れられたか否かを表す信号
を出力している。
【0030】
【実施例】本発明に係わる硬貨選別装置は図1乃至図4
に示されている。図1乃至図4において、図7乃至図1
0で示した従来の硬貨選別装置の部材と同一の構造およ
び機能を有するものは、これらと同一の参照符号を付し
説明は省略する。
【0031】図1及び図2は、本発明における硬貨選別
装置の一部構造を概略的に示したものである。図1及び
図2に関し、単なる説明上の都合のみから、図中左側を
硬貨選別装置の前方あるいは前部とし、図中右側を硬貨
選別装置の後方あるいは後部とする。
【0032】第4の磁気センサー25がプランジャー3
11の前方延長上の位置で、第1の垂直パネル41に埋
設されている。センサー25の前端面は第1の垂直パネ
ル41の前端面と同一となっており、円柱状空所51に
あって真貨落下樋32のすぐ上の部分に露出している。
センサー25は空所51内に磁路を有する磁束を常に発
生させているとともに、この磁路の状態を常に検知して
いる。なお、上記した磁路は、空所51に導き入れられ
る物体の存在によって影響を受け変化する。上記した磁
路の状態の検知結果は第1の電気信号S1 となってセン
サー25から発生させられている。
【0033】図3を参照し、硬貨選別装置の制御部40
0について以下に詳述する。制御部400は検知回路4
10、判定回路420、メモリー430、並びに中央演
算装置(CPU)440を有している。検知回路41
0、判定回路420そしてメモリー430はCPU44
0に接続されている。検知回路410は図7で示す第
1、第2、第3の磁気センサー22、23、24にも接
続されている。判定回路420は図1、図2で示す磁気
センサー25にも接続されている。メモリー430は、
使用される硬貨の物質組成、厚みそして直径を表す参照
値を予め記憶させている。
【0034】硬貨選別装置装置がある一つの通貨制度、
例えば日本の通貨制度の中のみで使用される場合におけ
る、制御部400の動作について述べる。投入物体40
が第1、第2、第3の磁気センサー22、23、24を
通過する時、センサー22、23、24は投入物体40
の物質組成、厚みそして直径をそれぞれ検知する。そし
て、センサー22、23、24は投入物体40の物質組
成、厚みそして直径を表す第2乃至第4の電気信号S2
−S4をそれぞれ発生する。第2乃至第4の電気信号S2
−S4は、それぞれセンサー22、23、24から検知
回路410に入力される。
【0035】検知回路410は、第2乃至第4の電気信
号S2−S4を電気的に処理し、物体40の物質組成、厚
みそして直径が統合されたデータを表す第5の電気信号
5を発生する。第5の電気信号S5 は検知回路410
からCPU440に入力され電気的に処理される。CP
U440が検知回路410から第5の電気信号S5 を受
け取っている時はいつでも、メモリー430からCPU
440に使用される各硬貨(例えば10円、50円、1
00円並びに500円硬貨)の物質組成、厚みそして直
径の参照値が統合されたデータを表す第6の電気信号S
6 が入力され、電気的に処理される。そして、CPU4
40は物体40の物質組成、厚みそして直径の検出値と
上記参照値とを比較し、物体40が真貨か否かを、そし
て、もし真貨であると判定した場合には更に金種の判定
をも行う。
【0036】CPU440が物体40を偽貨と判定した
場合には、CPU440は第7の電気信号S7 を発生
し、第1の遮断部301の動きを制御するべく、これを
第1のソレノイド310に入力する。第1のソレノイド
310が第7の電気信号S7 を受け取ると、第1のソレ
ノイド310のソレノイドコイルは非励磁の状態に維持
され、第1の遮断部301は図2で破線で示される前方
の位置に待機する。それ故、真貨落下樋32は閉塞さ
れ、図1で実線の矢印Aで示されるように物体40は偽
貨落下樋31に導かれる。
【0037】一方、CPU440が物体40を10円あ
るいは50円の真貨と判定した場合には、CPU440
は第8の電気信号S8を発生し、第1、第2の遮断部3
01、302の動きを制御するべく、これを第1、第2
のソレノイド310、320の両方に出力する。一旦、
第1のソレノイド310が第8の電気信号S8 を受け取
ると、第1のソレノイド310のソレノイドコイルは励
磁され、第1の遮断部310は図2で実線で示される位
置へ移動する。第1のソレノイド310のソレノイドコ
イルの励磁は時間Tのあいだ維持され、従って、第1の
遮断部301は図2で実線で示される位置に時間Tのあ
いだ維持される。加えるに、第2のソレノイド320が
第8の電気信号S8 を受け取ると、第2のソレノイド3
20のソレノイドコイルも励磁され、第2の遮断部30
2は図10で実線で示される後方の位置へ移動する。第
2のソレノイド320のソレノイドコイルの励磁は時間
Tのあいだ維持され、従って、第2の遮断部302は図
10で実線で示される位置に時間Tのあいだ維持され
る。それ故、物体40、すなわち10円あるいは50円
の真貨は図1で破線の矢印Bで示されるように、真貨落
下樋32に導かれた後、第4の落下樋34に導かれる。
【0038】また、CPU440が物体40を100円
あるいは500円の真貨と判定した時には、CPU44
0は第9の電気信号を発生し、これを第1、第2のソレ
ノイド310、320の両方に出力する。一旦、第1の
ソレノイド310が第9の電気信号S9 を受け取ると、
第1のソレノイド310のソレノイドコイルは励磁さ
れ、第1の遮断部301は図2で実線で示される位置へ
移動する。第1のソレノイド310のソレノイドコイル
の励磁は時間Tのあいだ維持され、従って、第1の遮断
部301は図2で実線で示される位置に時間Tのあいだ
維持される。加えるに、第2のソレノイド320が第9
の電気信号S9 を受け取ると、第2のソレノイド320
のソレノイドコイルは非励磁の状態に維持され、第2の
遮断部302は図10で破線で示される前方の位置に維
持される。それ故、物体40、すなわち100円あるい
は500円の真貨は図1で破線の矢印Cで示されるよう
に、真貨落下樋32に導かれと後、第5の落下樋34に
導かれる。第1、第2の遮断部301、302以外の図
示しない遮断部もCPU440から出力される信号(図
示せず)によって制御され、10円硬貨と50円硬貨と
がそして100円硬貨と500円硬貨とが仕分けされ
る。
【0039】従来技術の説明で既に述べたところの第1
乃至第4の光電管26−29がCPU440に接続され
ている。第1の硬貨受け容器が対応する10円硬貨で満
杯になった時点から、第1の光電管26は第10の電気
信号S10を発生する。第2の硬貨受け容器が対応する5
0円硬貨で満杯になった時点から、第2の光電管27は
第11の電気信号S11を発生する。第3の硬貨受け容器
が対応する100円硬貨で満杯になった時点から、第3
の光電管28は第12の電気信号S12を発生する。第4
の硬貨受け容器が対応する500円硬貨で満杯になった
時点から、第4の光電管29は第13の電気信号S13
発生する。第10乃至第13の電気信号S10−S13は第
1乃至第4の光電管26−29のそれぞれからCPU4
40へ出力され、そこで電気的に処理される。
【0040】CPU440が投入物体40は10円、5
0円、100円あるいは500円硬貨であると判定する
とともに、CPU440が第10乃至第13の電気信号
10−S13のうちの少なくとも一つの信号を受け取った
時には、CPU440は第14の電気信号S14を発生す
る。そして、CPU440はこの第14の電気信号S14
を、従来技術の説明で既に述べたところの第5の遮断部
(図示せず)に付設された第3のソレノイド330へ出
力する。第3のソレノイド330が第14の電気信号S
14を受け取ると、第3のソレノイド330のソレノイド
コイルが励磁され、真貨を第6の落下樋(図示せず)を
経てオーバーフロー容器(図示せず)へ導くよう、第5
の遮断部の動きが制御される。
【0041】図4で示すように、第1の電気信号S1
センサー25から平滑回路421へ入力される。平滑回
路421は第1の電気信号S1 を図5で示すように平滑
化し、そしてこの平滑化された第1の電気信号S1 を表
す第15の電気信号S15を発生する。
【0042】図3及び図5を参照し、CPU440が物
体40を偽貨と判定した場合には、第7の電気信号S7
が第1のソレノイド310に入力される。第1のソレノ
イド310が第7の電気信号S7 を受け取ると、第1の
ソレノイド310のソレノイドコイルは非励磁の状態に
維持され、第1の遮断部301は図2で破線で示される
前方の位置に維持される。それ故、物体40は偽貨落下
樋31に導かれる。この状況において、第1の遮断部3
01は第4の磁気センサー25に最も近い場所に位置
し、この結果、第15の電気信号S15の電圧はE1 の値
に維持される。そして、投入物体40がセンサー25を
通過すると、第15の電気信号S15はピークP2 を有す
る高まりW2を示す。しかしながら、後述するように、
ピークP2は真貨が真貨落下樋に導かれたか否かの判定
に関与するものではない。
【0043】CPU440が物体40を真貨と判定した
場合には、第8の電気信号S8 あるいは第9の電気信号
9 が、第1のソレノイド310に入力される。第1の
ソレノイド310が第8の電気信号S8あるいは第9の
電気信号S9を受け取ると、第1のソレノイド310の
ソレノイドコイルは励磁され、第1の遮断部301は図
2で破線で示される前方の位置から図2で実線で示され
る後方の位置へ素早く移動する。そして、真貨たる物体
40は真貨落下樋32へ導かれる。かようにして、第1
の遮断部301は第4の磁気センサー25から最も近い
場所から第4の磁気センサー25から最も遠く離れた場
所へと素早く移動する。この結果、第15の電気信号S
15の電圧はE1からE2へと急激に低下する。第1のソレ
ノイド310のソレノイドコイルの励磁は時間Tのあい
だ維持され、従って、第1の遮断部301は図2で実線
で示される位置に時間Tのあいだ維持される。この結
果、第15の電気信号S15の電圧は、CPU440から
第8の電気信号S8 あるいは第9の電気信号S9 がソレ
ノイド310に出力された時点から時間Tが経過するま
での間E2 に維持される。しかしながら、真貨たる投入
物体40がセンサー25を通過した時、図5から分かる
ように第15の電気信号S15はピークP1 を有する高ま
りW1 を示す。ところで、硬貨は様々な状態で、例え
ば、様々な傾き、様々なスピードでもって第4のセンサ
ー25を通過するので、ピークP1 はある範囲でバラツ
キを生じる。このようなことより、統計的に各金種のピ
ークP1 は、図6で実線で示すような範囲でバラツキを
生じる。
【0044】第1のソレノイド310が第8の電気信号
8あるいは第9の電気信号S9を受け取ってから時間T
が経過すると、第1のソレノイド310のソレノイドコ
イルは非励磁の状態に変わる。こうして、第1の遮断部
301は第4の磁気センサー25から最も遠く離れた場
所から第4の磁気センサー25に最も近い場所へと素早
く移動する。この結果、第15の電気信号S15の電圧は
2からE1へと急激に増加する。そして、第1のソレノ
イド310はCPU440から出力される次の判定信号
を待ち受けることとなる。
【0045】上述したように、物体40がセンサー25
を通過する時を除き、第1の遮断部310の位置に応じ
て、第15の電気信号S15の電圧レベルはE1もしくは
2の値に安定する。言い替えれば、第1の遮断部31
0の位置に応じて、第15の電気信号S15の電圧はE1
からE2へとあるいはE2からE1へとシフトする。そし
て、、第15の電気信号S15の電圧がE2 である時、す
なわち第1の遮断部301が図2で実線で示される後方
の場所に位置している状況で、物体40がセンサー25
を通過する時に、センサー25と物体40との距離並び
に金種に応じて、あるピークP1を有する高まりW1が発
生する。
【0046】図4を参照し、判定回路420は平滑回路
421、第1のコンパレター422、第2のコンパレタ
ー423b、第1の参照値設定回路424、第2の参照
値設定回路423a、R−Sフリップ・フロップ42
5、インバーター426及びAND回路427を有して
いる。判定回路420を構成する上記した電気素子どう
しの関係および判定回路420の動作について、以下に
詳述する。平滑回路421は第1のコンパレター422
と第2のコンパレター423bの双方に接続され、平滑
回路421で発生された第15の電気信号S15が第1の
コンパレター422と第2のコンパレター423bの双
方に出力される。第1のコンパレター422は更に第1
の参照値ER1 を表す第16の電気信号S16を発生する
第1の参照値設定回路424に接続されている。
【0047】図2並びに図5を参照し、第1の参照値E
1は境界値Eb以下の値から選択される。境界値Eb
第1の遮断部が図2で実線で示す後方の場所に位置した
状況に対応している。すなわち、真貨40が真貨落下樋
32に導かれることが可能である限界の場所に第1の遮
断部が位置している状況に対応している。
【0048】図4をも参照し、第1のコンパレーター4
22は平滑回路421ならびに第1の参照値設定回路4
24からそれぞれ出力された第15の電気信号S15なら
びに第16の電気信号S16を電気的に処理し、両者を比
較する。そして、第15の電気信号S15の電圧が第1の
参照値ER1 以下か否かを判定する。第15の電気信号
15の電圧が第1の参照値ER1以下の場合、2進記号
のレベル1を有する第17の電気信号S17が第1のコン
パレーター422から発生される。図2並びに図5を参
照し、上記の状況は物体40を真貨落下樋32に導くた
めに第1の遮断部301が実線で示される場所に動き至
った直後に現れる。すなわち、CPU440が物体40
がいずれかの金種の真貨であると判定した後に現れる。
一方、第15の電気信号S15の電圧が第1の参照値ER
1 より大きい場合、2進記号のレベル0を有する第18
の電気信号S18が第1のコンパレーター422から発生
される。この状況は第1の遮断部301が破線で示す前
方の場所にあることを示しており、硬貨選別装置が動作
を始め物体40を検出する前あるいは物体40が偽貨と
判定された時に起きる。
【0049】第1のコンパレーター422で発生された
第17の電気信号S17並びに第18の電気信号S18はR
−Sフリップ・フロップ425のS端子に入力される。
R−Sフリップ・フロップ425のR端子はインバータ
ー426の出力端子と接続している。インバーター42
6の入力端子はCPU440と接続しており、ここから
第7乃至第9の電気信号S7-9を受け取る。第7の電気
信号S7は2進記号のレベル0を有しており、既に述べ
たように、物体40がCPU440によって偽貨と判定
された時、従って第1のソレノイド310のソレノイド
コイルが非励磁の状態にあって偽貨を偽貨落下樋31に
導いた時に生じる。第8の電気信号S8 並びに第9の電
気信号S9 は2進記号のレベル1を有しており、物体4
0がCPU440によって真貨と判定された時、従って
第1のソレノイド310のソレノイドコイルが励磁され
た時に生じる。インバーター426は2進記号のレベル
を反転するべく第7乃至第9の電気信号S7-9 を電気的
に処理する。この結果、第7の電気信号S7 は2進記号
のレベル1を有する第19の電気信号S19に変化させら
れる。また、第8の電気信号S8並びに第9の電気信号
9は2進記号のレベル0を有する第20の電気信号S
20に変化させられる。インバーター426で発生された
第19の電気信号S19ならびに第20の電気信号S20
R−Sフリップ・フロップのR端子に入力される。な
お、第19の電気信号S19は偽貨、そして第20の電気
信号S20は真貨と判定したことをそれぞれ示している。
【0050】R−Sフリップ・フロップ425の動作説
明を以下に行う。図4並びに図5を参照して、硬貨選別
装置の動作初期において、R−Sフリップ・フロップ4
25のS端子は2進記号のレベル0を有する第18の電
気信号S18を、R端子は2進記号のレベル1を有する第
19の電気信号S19をそれぞれ受け取る。それ故、R−
Sフリップ・フロップ425の出力端子は2進記号のレ
ベル0を有する第22の電気信号S22を出力する。この
時点で投入物体は検知されていない。R−Sフリップ・
フロップ425のS端子が2進記号のレベル1を有する
第17の電気信号S17を受け取るとともに、R−Sフリ
ップ・フロップ425のR端子が2進記号のレベル0を
有する第20の電気信号S20を受け取ると、R−Sフリ
ップ・フロップ425は2進記号のレベル1を有する第
21の電気信号S21を発生する。R−Sフリップ・フロ
ップ425のR端子が常に2進記記号のレベル0を有す
る第20の電気信号S20を受け取っている限りにおい
て、R−Sフリップ・フロップ425は常に2進記号の
レベル1を有する第21の電気信号S21を発生する。一
旦、R−Sフリップ・フロップ425のR端子が2進記
号のレベル1を有する第19の電気信号S19を受け取る
と、R−Sフリップ・フロップ425は2進記号のレベ
ル0を有する第22の電気信号S22を発生する。R−S
フリップ・フロップ425で発生された第21の電気信
号S21並びに第22の電気信号S22はAND回路427
に入力され、そこで電気的に処理される。AND回路4
27は、後述する如く更に第2のコンパレータ423b
から第24の電気信号S24並びに第25の電気信号S25
を受け取る。
【0051】第15の電気信号S15の電圧がER1 未満
になった時のみ、第1のコンパレーター422は2進記
号のレベル1を有する第17の電気信号S17を出力す
る。言い換えると、真貨を真貨落下樋32に導くため第
1の遮断部301が正に後方の場所に位置した時にのみ
第17の電気信号S17が第1のコンパレーター422か
ら出力される。さらに、R−Sフリップ・フロップ42
5のR端子に第20の電気信号S20が入力された後、R
−Sフリップ・フロップ425のS端子に第17の電気
信号S17が入力されると、R−Sフリップ・フロップ4
25から2進記号のレベル1を有する第21の電気信号
21が出力される。第20の電気信号S20は硬貨選別装
置に真貨が投入されたことを示している。こうして、硬
貨選別装置に真貨が投入そして検知され、そしてもしR
−Sフリップ・フロップ425が2進記号のレベル1を
出力すれば、第1の遮断部301は正に真貨を通過させ
る場所に位置していると結論づけることができる。
【0052】図4乃至図6を参照し、第2の参照値設定
回路423a並びに第2のコンパレーター423bの動
作について、以下詳述する。第2のコンパレーター42
3bからは、範囲R3から選択されるところの第2の参
照値ER2を表す第23の電気信号S23が発生される。
図6を参照し、範囲R3 は以下のように求められる。範
囲R3 の最大値は10円硬貨のピークP1 の統計的最小
値E3 より小さく、その最小値は第1の参照値ER1
り大きい。第23の電気信号S23は第2のコンパレータ
ー423bに入力される。第2のコンパレーター423
bは、第15の電気信号S15の電圧が第2の参照値ER
2 より高いか否かの判定を行うため、平滑回路421か
らの第15の電気信号S15と第2の参照値設定回路42
3aからの第23の電気信号S23とを電気的に処理す
る。
【0053】第15の電気信号S15の電圧が第2の参照
値ER2 より高いとコンパレーター423bが判定する
と、コンパレーター423bは2進記号のレベル1を有
する第24の電気信号S24を発生する。図5を参照し、
この状況は、偽貨を偽貨落下樋31に導くため第1の遮
断部301が前方の場所に位置した時に生ずる。一方、
第15の電気信号S15の電圧が第2の参照値ER2 と同
等もしくは低いとコンパレーター423bが判定する
と、コンパレーター423bは2進記号のレベル0を有
する第25の電気信号S25を発生する。図5を参照し、
この状況は、投入物体40が真貨と判定され、真貨をを
真貨落下樋32に導くため第1の遮断部301が後方の
場所に位置した時に生ずる。しかしながら、第1の遮断
部301が後方の場所に位置していても、真貨がセンサ
ー25を通過した時、高まりW1 が生じ、第15の電気
信号S15の電圧は再び第2の参照値ER2 より高くなる
と、2進記号のレベル1を有する第24の電気信号S24
が第2のコンパレーター423bから出力される。こう
して、第1の遮断部301が後方の場所(真貨を導く位
置)に位置していると分かっていても、真貨が確かに真
貨落下樋32に導かれたか否かを第2のコンパレーター
423bが確認する。
【0054】第2のコンパレーター423bで発生され
た第24の電気信号S24並びに第25の電気信号S25
AND回路427に入力され、電気的に処理される。従
って、AND回路427はR−Sフリップ・フロップ4
25からの第21並びに第22の電気信号S21、S22
第2のコンパレーター423bからの第24並びに第2
5の電気信号S24、S25とを電気的に処理する。図5で
示すように、AND回路427が2進記号のレベル1を
有する第21と第24の電気信号S21、S24の両方を受
け取っている限りにおいて、AND回路427は2進記
号のレベル1を有する第26の電気信号S26を発生す
る。第26の電気信号S26は投入物体40が真貨落下樋
32に導かれたと判定されたことを表している。一方、
AND回路427が二つの電気信号(それらの2進記号
の組み合わせは、レベル0とレベル1、あるいはレベル
0とレベル0である)を受け取っている場合はいつで
も、AND回路427は2進記号のレベル0を有する第
27の電気信号S27を発生する。第27の電気信号S27
は投入物体40が真貨落下樋32に導かれていないと判
定されたことを表している。
【0055】AND回路427で発生された第26の電
気信号S26並びに第27の電気信号S27はCPU440
に入力され、電気的に処理される。CPU440が既述
の如く第5の電気信号S5と第6の電気信号S5との比較
に基づき物体40を真貨と判定し、この物体40が真貨
落下樋32に導かれたことを示す第26の電気信号S26
を受け取ると、CPU440は第28の電気信号S28
発生する。そして、第28の電気信号S28が表示部(図
示せず)に入力され、新たに導かれた真貨の額を加算し
た値が表示部に示される。しかしながら、偽貨落下樋3
1を経て真貨が利用者に返却されたことを示す第27の
電気信号S27C がCPU440に入力された場合には、
この返却された真貨の額は加算されない。
【0056】第2のコンパレーター423b及びR−S
フリップ・フロップ425からの出力された二つの電気
信号が両方ともレベル1を有している時にのみ、AND
回路427からの出力信号はレベル1を有することとな
る。既に述べたとおり、第2のコンパレーター423b
から出力されたレベル1の電気信号は、第1の遮断部3
01が真貨を導く場所に位置し物体40が真貨落下樋3
2に導かれるという状況を示すものである。また、R−
Sフリップ・フロップ425から出力されたレベル1の
電気信号は、真貨が検知され第1の遮断部301が真貨
を導く場所に位置しているという状況を示すものであ
る。AND回路427からCPU440へレベル1の電
気信号を出力するためには、第2のコンパレーター42
3bとR−Sフリップ・フロップ425の両方からから
レベル1の電気信号が出力されねばならないので、物体
40が正に真貨落下樋32に導かれた時のみAND回路
427はレベル1の電気信号を出力する。第1の遮断部
301が真貨を導く場所に位置してない時、あるいは第
1の遮断部301が真貨を導く場所に位置しているが真
貨落下樋32の入口で物体40が検知されていない時
は、AND回路427はレベル1の電気信号を出力しな
い。従って、CPU440において、硬貨選別装置に投
入されたのち返却された真貨の金額が誤って加算される
ようなことはない。
【0057】
【発明の効果】図6を参照し、本発明による硬貨選別装
置では、第2の参照値ER2はE3(真貨に関して統計的
に最小の値)未満且つ第1の参照値ER1 以上となるよ
うに選択されるだけで良い。しかも、第1の参照値ER
1はE2(物体40が真貨落下樋32に導かれるように第
1の遮断部301が位置した状況に対応した値)より大
きければ良い。従って、E2そしてER1は、ピーク値P
2 の統計的に最大の値に関係なく決定できる。このよう
に、従来技術と異なって、ER2 が選択されるところの
範囲R3はピーク値P2に関係なく決定できる。この結
果、多くの金種を有する数多くの通貨制度の中で硬貨選
別装置が共通的に使用されても、真貨、偽貨が間違いな
く選別されたか否かの判定を容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる硬貨選別装置の一部構造を概略
的に示した図である。
【図2】図1で示した第1の遮断部の概略拡大断面図で
ある。
【図3】本発明の硬貨選別装置に用いられる制御部の回
路図である。
【図4】図3で示した判定回路の回路図である。
【図5】本発明の硬貨選別装置の制御部で電気的に処理
された複数の電気信号の特性を示したグラフである。
【図6】図5で示したある一つ特性の統計的結果を示し
たグラフである。
【図7】従来の硬貨選別装置の概略図である。
【図8】図7で示した硬貨選別装置の一部構造を概略的
に示した図である。
【図9】図8で示した第1の遮断部の概略拡大断面図で
ある。
【図10】図8で示した第2の遮断部の概略拡大断面図
である。
【図11】第4の磁気センサで発生した電気信号を、図
8で示した従来の硬貨選別装置の制御部で電気的に処理
して得た電気信号の特性を示したグラフである。
【図12】図11で示した特性の統計的結果を示したグ
ラフである。
【符号の説明】
10 硬貨選別装置 11 函体 20 識別機構 21 第1の落下樋 22、23、24、25、25´ センサー 31 偽貨落下樋(第2の落下樋) 32 真貨落下樋(第3の落下樋) 33 第4の落下樋 34 第5の落下樋 40 投入物体 41 第1の垂直パネル 42 第2の垂直パネル 43 第3の垂直パネル 301 第1の遮断部 302 第2の遮断部 302a 回動部材 302b 往復動部材 302c ピン部材 302d ピボットピン 310 第1のソレノイド 311、321 プランジャー 311a、321a コイルスプリング 320 第2のソレノイド 400 制御部 410 検知回路 420 判定回路 421 平滑回路 422 第1のコンパレーター 423a 第2の参照値設定回路 423b 第2のコンパレーター 424 第1の参照値設定回路 425 R−Sフリップ・フロップ 426 インバーター 427 AND回路 430 メモリー 440 中央演算回路(CPU)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入硬貨を導き、その下方側で真貨落下
    樋と偽貨落下樋とに分岐される硬貨落下樋と、 前記投入硬貨を真貨と偽貨とに識別するとともに、その
    識別結果を出力する識別手段と、 前記真貨落下樋と前記偽貨落下樋との分岐点より上方に
    位置し、前記投入硬貨を前記真貨落下樋に導き入れ可能
    な第1の位置と前記投入硬貨を前記偽貨落下樋に導き入
    れ可能な第2の位置との間を前記識別結果に応じて移動
    し、これにより前記投入硬貨を前記真貨落下樋あるいは
    前記偽貨落下樋のどちらかに振り分ける振り分け手段
    と、 前記振り分け手段の作動状態と前記真貨落下樋と前記偽
    貨落下樋とに分岐される位置における前記投入硬貨の落
    下状態とを検知し、これら二つの状態を表す信号を出力
    する検知手段と、 予め定めた第1の参照状態と前記振り分け手段の作動状
    態とを比較するとともに、この比較結果を出力する第1
    の比較手段と、 予め定めた第2の参照状態と前記投入硬貨の落下状態と
    を比較するとともに、この比較結果を出力する第2の比
    較手段と、 真貨が投入された時において機能し、前記第1の比較手
    段から出力された比較結果と前記第2の比較手段から出
    力された比較結果とを受け取り、前記投入硬貨の落下状
    態および前記振り分け手段の作動状態とに基づき、投入
    された真貨が真貨落下樋に導き入れられたか否かを表す
    信号を出力する判定手段とを有する硬貨選別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記検知手段から出力される前記作動状態は前記振
    り分け手段が第1、第2の位置のどちらかにあるかに依
    拠しており、前記検知手段から出力される前記落下状態
    は前記投入硬貨が前記真貨落下樋と前記偽貨落下樋とに
    分岐される位置を通過する際における前記投入硬貨と前
    記検知手段との位置関係に依拠しており、第1の比較手
    段の比較結果は前記振り分け手段が前記第1、第2の位
    置のどちらにあるかを示す信号であり、真貨が投入され
    た際における第2の比較手段の比較結果は真貨が前記真
    貨落下樋に落下するであろうか否かを示す信号であり、
    前記判定手段から出力される信号は前記振り分け手段が
    前記第1の位置にあることを示す信号を前記第1の比較
    手段が出力し且つ投入硬貨が前記真貨落下樋に落下され
    るであろうことを示す信号を前記第2の比較手段が出力
    した時にのみ前記投入硬貨が前記真貨落下樋に導き入れ
    られたことを示していることを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記振り分け手段は前記硬貨落下樋にあって前記真
    貨落下樋と前記偽貨落下樋との分岐点の直上に位置する
    閉塞部材を有し、上記閉塞部材は前記第1、第2の位置
    との間で移動可能であり、前記第2の位置に在る時、前
    記真貨落下樋を閉塞することを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記振り分け手段は更にソレノイドを有し、前記閉
    塞部材はゲート部材を有し、上記ソレノイドは上記ゲー
    ト部材を前記第1、あるいは前記第2の位置に存すべく
    制御していることを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記ソレノイドは磁性体の円筒状のプランジャーと
    該プランジャーに軸方向で弾性力を有する如く巻き回さ
    れたコイルばねとを含んでいることを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記円筒状のプランジャーは前記ゲート部材に固着
    され、前記コイルばねの弾性力は前記ゲート部材を前記
    第2の位置に向けて押圧し、前記ゲート部材は前記ソレ
    ノイドの動作に応じて往復動し、例えば前記ソレノイド
    が励磁すると前記ゲート部材は前記コイルばねの弾性力
    に抗して前記第1の位置に移動することを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記検知手段は磁気センサーを含んでいることを特
    徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記磁気センサーは前記プランジャーの軸心の延長
    上に位置していることを特徴とする。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記第1、第2の比較手段それぞれはコンパレータ
    ーを含んでいることを特徴とする。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の硬貨選別装置におい
    て、前記判定手段はAND回路を含んでいることを特徴
    とする。
JP24754194A 1994-10-13 1994-10-13 硬貨選別装置 Pending JPH08110965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24754194A JPH08110965A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 硬貨選別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24754194A JPH08110965A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 硬貨選別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08110965A true JPH08110965A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17165035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24754194A Pending JPH08110965A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 硬貨選別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08110965A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1051309A (en) Coin apparatus having multiple coin-diverting gates
JP3094228B2 (ja) 自動販売機の制御装置
US4556140A (en) Method and apparatus for discriminating coins or bank notes
US5379875A (en) Coin discriminator and acceptor arrangement
US4625851A (en) Coin testing apparatus
JP2599347B2 (ja) コイル測寸方法
JPH07118030B2 (ja) 硬貨選別装置
JP5261655B2 (ja) 価値媒体処理装置
JP2002536771A (ja) 貨幣類受入器
US5494146A (en) Coin selector
US6230870B1 (en) Coin detection device
JPH08110965A (ja) 硬貨選別装置
GB2105893A (en) A coin segregator
KR970005403B1 (ko) 경화처리장치
KR100279141B1 (ko) 부정사용 방지기능을 갖는 전자식 주화선별기 및 그의 제어방법
JP5422916B2 (ja) 硬貨処理装置
JPH06176233A (ja) 硬貨処理装置
JPH10320607A (ja) 貨幣選別方法および装置
JP2517318B2 (ja) 硬貨処理装置
JP3258489B2 (ja) 硬貨処理装置
JPH11232517A (ja) 貨幣確認装置および方法
JPH07121754A (ja) 硬貨処理装置
GB2197975A (en) Token verification system
JPH0455996A (ja) 硬貨選別装置
JPS6231391B2 (ja)