JPH08110828A - タッチパネルの押圧位置検出装置 - Google Patents
タッチパネルの押圧位置検出装置Info
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- JPH08110828A JPH08110828A JP31072594A JP31072594A JPH08110828A JP H08110828 A JPH08110828 A JP H08110828A JP 31072594 A JP31072594 A JP 31072594A JP 31072594 A JP31072594 A JP 31072594A JP H08110828 A JPH08110828 A JP H08110828A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タッチパネルに印加される電源電圧の変動や
各種部品のバラツキの影響を回避することができるタッ
チパネルの押圧位置検出装置を提供する。 【構成】 電圧の印加されている抵抗線LAi の電極間
から電圧Vmを取り出し、この電圧をスイッチSR1,
SR2を介して抵抗線と並列回路を構成する抵抗列13
の両端に印加し、抵抗列の各抵抗間に設けられた各タッ
プから各電圧値Vnを得る。また、電圧の印加されてい
ない電極からスイッチSTを介して、押圧部位の電圧V
tを取り出す。そして、タップの電圧値Vnと押圧部位
の電圧値Vtをコンパレータ16及び逐次比較回路17
で比較することにより基板上の押圧位置を検出する。
各種部品のバラツキの影響を回避することができるタッ
チパネルの押圧位置検出装置を提供する。 【構成】 電圧の印加されている抵抗線LAi の電極間
から電圧Vmを取り出し、この電圧をスイッチSR1,
SR2を介して抵抗線と並列回路を構成する抵抗列13
の両端に印加し、抵抗列の各抵抗間に設けられた各タッ
プから各電圧値Vnを得る。また、電圧の印加されてい
ない電極からスイッチSTを介して、押圧部位の電圧V
tを取り出す。そして、タップの電圧値Vnと押圧部位
の電圧値Vtをコンパレータ16及び逐次比較回路17
で比較することにより基板上の押圧位置を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペンタッチ入力装置や
タブレット等に用いられる感圧ディジタル型抵抗膜及び
感圧アナログ型抵抗膜を有するタッチパネルの押圧位置
検出装置に関する。
タブレット等に用いられる感圧ディジタル型抵抗膜及び
感圧アナログ型抵抗膜を有するタッチパネルの押圧位置
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタッチパネルの押圧位置検出装置
としては、例えば図4に示す構成のものが知られてい
る。この従来例は、一対の電極PA1,PA2 間に複数の
抵抗線LAを併設した薄膜基板と一対の電極PB1,PB
2 間に複数の抵抗線LBを併設した薄膜基板とを両抵抗
線が直交し、且つ近接対向するように積層して形成した
タッチパネル1に対して、各基板の電極PA1,PA2 及
びPB1,PB2 間に交互にオン・オフ制御されるスイッ
チSA1,SA2 及びSB1,SB2 を介して直流電圧E1
を印加した状態で、電圧が印加されていない電極の電圧
を切換スイッチSCで選択してA/D変換器ADに入力
することにより、各抵抗線で表されるX座標及びY座標
を検出するようにしている。
としては、例えば図4に示す構成のものが知られてい
る。この従来例は、一対の電極PA1,PA2 間に複数の
抵抗線LAを併設した薄膜基板と一対の電極PB1,PB
2 間に複数の抵抗線LBを併設した薄膜基板とを両抵抗
線が直交し、且つ近接対向するように積層して形成した
タッチパネル1に対して、各基板の電極PA1,PA2 及
びPB1,PB2 間に交互にオン・オフ制御されるスイッ
チSA1,SA2 及びSB1,SB2 を介して直流電圧E1
を印加した状態で、電圧が印加されていない電極の電圧
を切換スイッチSCで選択してA/D変換器ADに入力
することにより、各抵抗線で表されるX座標及びY座標
を検出するようにしている。
【0003】即ち、スイッチSA1,SA2 を閉じ電極P
A1,PA2 間に電圧を印加して、薄膜基板上の任意の抵
抗線LA, LBの交点を押圧した場合、上下の基板が一
点で接触し、押圧部位Tには抵抗線LAの電極間電圧に
対する分圧比に応じた電圧が生じ、この押圧部位Tの電
圧を開放端の電極PB2 から取り出すことができる。こ
の電圧により押圧部位Tの例えばX座標の位置が検出さ
れる。また逆に、スイッチSB1,SB2 を閉じ電極PB
1,PB2 間に電圧を印加したときには、開放端の電極P
A2 から取り出した電圧により例えばY座標の位置が検
出される。図示しない切替え制御回路によりスイッチS
A1,SA2 とスイッチSB1,SB2 の切替えは交互に且
つ高速に行われる。また、スイッチSA1 〜SB2 は、
例えば半導体スイッチで構成されそれぞれ抵抗成分RA1
〜RB2が含まれている。
A1,PA2 間に電圧を印加して、薄膜基板上の任意の抵
抗線LA, LBの交点を押圧した場合、上下の基板が一
点で接触し、押圧部位Tには抵抗線LAの電極間電圧に
対する分圧比に応じた電圧が生じ、この押圧部位Tの電
圧を開放端の電極PB2 から取り出すことができる。こ
の電圧により押圧部位Tの例えばX座標の位置が検出さ
れる。また逆に、スイッチSB1,SB2 を閉じ電極PB
1,PB2 間に電圧を印加したときには、開放端の電極P
A2 から取り出した電圧により例えばY座標の位置が検
出される。図示しない切替え制御回路によりスイッチS
A1,SA2 とスイッチSB1,SB2 の切替えは交互に且
つ高速に行われる。また、スイッチSA1 〜SB2 は、
例えば半導体スイッチで構成されそれぞれ抵抗成分RA1
〜RB2が含まれている。
【0004】開放端の電極PA2 又はPB2 から取り出
された電圧は、スイッチSCを介してA/D変換器AD
に入力され、この出力信号は図示しない中央処理装置
(CPU)に入力されて各種の信号処理が行われる。こ
こで、A/D変換を行うためには押圧部位Tの電圧をグ
ランドレベルからの絶対的な値として求める必要があ
る。押圧部位Tの電圧Vyは、電極間の距離をL、押圧
部位Tの位置をyとすると、次のように表される。
された電圧は、スイッチSCを介してA/D変換器AD
に入力され、この出力信号は図示しない中央処理装置
(CPU)に入力されて各種の信号処理が行われる。こ
こで、A/D変換を行うためには押圧部位Tの電圧をグ
ランドレベルからの絶対的な値として求める必要があ
る。押圧部位Tの電圧Vyは、電極間の距離をL、押圧
部位Tの位置をyとすると、次のように表される。
【0005】Vy=(y/L)・E 電圧Vyはグランドレベルからの電位であるので、抵抗
成分RA1〜RB2の抵抗値は抵抗線LA,LBに比べて十
分に小さくする必要がある。また、抵抗線LA(抵抗値
Rm)に流れる電流Iは次のように表される。 I=E/(Rm+RA1+RA2) そして、A/D変換器ADに入力される最大電圧VADは
次式で表される。
成分RA1〜RB2の抵抗値は抵抗線LA,LBに比べて十
分に小さくする必要がある。また、抵抗線LA(抵抗値
Rm)に流れる電流Iは次のように表される。 I=E/(Rm+RA1+RA2) そして、A/D変換器ADに入力される最大電圧VADは
次式で表される。
【0006】VAD=I・Rm 即ち、最大電圧VADは、電流Iに依存する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタッチパネ
ルの押圧位置検出装置においては、A/D変換を行うた
めに、押圧した部位のグランドレベルからの電位をA/
D変換器に入力しており、例えば、定電圧E1が温度変
化等により変動した場合には電極の印加電圧が変化し、
さらに押圧部位Tの電位Vyが変化してしまい、A/D
変換器から誤った出力値が出力され正確な位置検出を行
うことができないという問題が生じる。
ルの押圧位置検出装置においては、A/D変換を行うた
めに、押圧した部位のグランドレベルからの電位をA/
D変換器に入力しており、例えば、定電圧E1が温度変
化等により変動した場合には電極の印加電圧が変化し、
さらに押圧部位Tの電位Vyが変化してしまい、A/D
変換器から誤った出力値が出力され正確な位置検出を行
うことができないという問題が生じる。
【0008】また、定電圧E1の変動の他に、半導体ス
イッチの抵抗成分や薄膜基板に形成した各抵抗線の抵抗
値のバラツキ及び誤差によっても、押圧部位T点での分
圧された電位は変化するため、バラツキ及び誤差を極力
小さくすることが要求されコストの上昇につながる。ま
た、この誤差要因の影響を回避するために、A/D変換
器に入力される最大電圧を入力最大定格電圧に近い値に
設定してダイナミックレンジを広げる必要もあり、抵抗
体に流す電流の増加により消費電流の増加の恐れがあ
る。
イッチの抵抗成分や薄膜基板に形成した各抵抗線の抵抗
値のバラツキ及び誤差によっても、押圧部位T点での分
圧された電位は変化するため、バラツキ及び誤差を極力
小さくすることが要求されコストの上昇につながる。ま
た、この誤差要因の影響を回避するために、A/D変換
器に入力される最大電圧を入力最大定格電圧に近い値に
設定してダイナミックレンジを広げる必要もあり、抵抗
体に流す電流の増加により消費電流の増加の恐れがあ
る。
【0009】半導体スイッチの抵抗成分の影響を低減し
た従来例として、例えば、特公平6−54458号公報
に記載されたタッチパネル入力装置が提案されている。
これは、電圧が印加されている電極間の端子電圧を測定
し、タッチパネル面の実際の電圧分布を求めることによ
り、半導体スイッチの抵抗成分の影響を低減しようとす
るものである。しかしながら、この従来例であっても、
電圧の印加されていない電極から押圧位置の所定の電圧
を検出する場合に、この押圧位置の電圧が接地電位を基
準として検出されているので、電圧が印加されている電
極に接続されている接地側の半導体スイッチの抵抗成分
による影響が残り、押圧位置の電圧検出に誤差が生じる
恐れがある。
た従来例として、例えば、特公平6−54458号公報
に記載されたタッチパネル入力装置が提案されている。
これは、電圧が印加されている電極間の端子電圧を測定
し、タッチパネル面の実際の電圧分布を求めることによ
り、半導体スイッチの抵抗成分の影響を低減しようとす
るものである。しかしながら、この従来例であっても、
電圧の印加されていない電極から押圧位置の所定の電圧
を検出する場合に、この押圧位置の電圧が接地電位を基
準として検出されているので、電圧が印加されている電
極に接続されている接地側の半導体スイッチの抵抗成分
による影響が残り、押圧位置の電圧検出に誤差が生じる
恐れがある。
【0010】さらに、電極に印加される電圧の小さな変
動や各種の抵抗値の僅かなバラツキによってA/D変換
器の出力値が大きく変化しないようにするために、A/
D変換器の分解能を高くする必要があり、これは、A/
D変換器のビット数の増加につながりコストの上昇を招
く恐れがある。したがって、本発明に係るタッチパネル
の押圧位置検出装置においては、電極への印加電圧の変
化や、基板に形成された各抵抗体の抵抗値のバラツキの
影響を受けずにタッチ位置の検出を行うことができると
共に、消費電流の低減を図ることのできるタッチパネル
の押圧位置検出装置を提供することを目的とする。
動や各種の抵抗値の僅かなバラツキによってA/D変換
器の出力値が大きく変化しないようにするために、A/
D変換器の分解能を高くする必要があり、これは、A/
D変換器のビット数の増加につながりコストの上昇を招
く恐れがある。したがって、本発明に係るタッチパネル
の押圧位置検出装置においては、電極への印加電圧の変
化や、基板に形成された各抵抗体の抵抗値のバラツキの
影響を受けずにタッチ位置の検出を行うことができると
共に、消費電流の低減を図ることのできるタッチパネル
の押圧位置検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るタッチパネルの押圧位置検出装置
は、表面に互いに離間して配設された一対の電極と当該
電極間に配設された抵抗体とを形成した2枚の基板を、
互いに接触可能に近接対向させて構成されるタッチパネ
ルについて、その所望の位置を押圧したときに発生する
電圧に基づいて押圧部位を検出するタッチパネルの押圧
位置検出装置において、前記2枚の基板の電極間に交互
に電圧を印加する電圧印加手段と、該電圧印加手段によ
り電圧が印加されている電極間に前記抵抗体と並列に構
成される電圧分割手段を接続し、該電圧分割手段の出力
電圧と前記電圧印加手段により電圧が印加されていない
電極の電圧とを比較して押圧位置を検出する押圧位置検
出手段と、を備えたことを特徴とする。
に、請求項1に係るタッチパネルの押圧位置検出装置
は、表面に互いに離間して配設された一対の電極と当該
電極間に配設された抵抗体とを形成した2枚の基板を、
互いに接触可能に近接対向させて構成されるタッチパネ
ルについて、その所望の位置を押圧したときに発生する
電圧に基づいて押圧部位を検出するタッチパネルの押圧
位置検出装置において、前記2枚の基板の電極間に交互
に電圧を印加する電圧印加手段と、該電圧印加手段によ
り電圧が印加されている電極間に前記抵抗体と並列に構
成される電圧分割手段を接続し、該電圧分割手段の出力
電圧と前記電圧印加手段により電圧が印加されていない
電極の電圧とを比較して押圧位置を検出する押圧位置検
出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】そして、請求項2に係るタッチパネルの押
圧位置検出装置は、押圧位置検出手段が、前記電圧分割
手段の出力電圧と前記電圧印加手段により電圧が印加さ
れていない電極の電圧とを比較して押圧位置を検出する
際に、両電圧の差を零とするように前記電圧分割手段の
出力電圧値を変化させ、その出力電圧値に基づいて押圧
位置を検出することを特徴とする。
圧位置検出装置は、押圧位置検出手段が、前記電圧分割
手段の出力電圧と前記電圧印加手段により電圧が印加さ
れていない電極の電圧とを比較して押圧位置を検出する
際に、両電圧の差を零とするように前記電圧分割手段の
出力電圧値を変化させ、その出力電圧値に基づいて押圧
位置を検出することを特徴とする。
【0013】また、請求項3に係るタッチパネルの押圧
位置検出装置は、前記電圧分割手段が、インピーダンス
体であることを特徴とする。さらに、請求項4に係るタ
ッチパネルの押圧位置検出装置は、前記インピーダンス
体が、抵抗体であることを特徴とする。また、請求項5
に係るタッチパネルの押圧位置検出装置は、前記抵抗体
が、直列に接続された複数の分割抵抗で構成され、且
つ、各分割抵抗間に電圧取出し用のタップを有すること
を特徴とする。
位置検出装置は、前記電圧分割手段が、インピーダンス
体であることを特徴とする。さらに、請求項4に係るタ
ッチパネルの押圧位置検出装置は、前記インピーダンス
体が、抵抗体であることを特徴とする。また、請求項5
に係るタッチパネルの押圧位置検出装置は、前記抵抗体
が、直列に接続された複数の分割抵抗で構成され、且
つ、各分割抵抗間に電圧取出し用のタップを有すること
を特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に係る発明によれば、電圧印加手段に
より電圧が印加されている電極間に抵抗体と並列回路を
構成して電圧分割手段を接続し、この電圧分割手段から
電圧を取り出し、且つ、電圧印加手段により電圧が印加
されていない電極から接触点である押圧部位の電圧を取
り出している。そして、電圧分割手段の出力電圧値と押
圧部位の電圧値とを押圧位置検出手段で比較することに
より基板上の押圧位置を検出している。したがって、請
求項1に係る発明においては、押圧部位の電位を接地電
位からの絶対的な値として直接検出せずに、電圧分割手
段から得た電圧値と押圧部位の電圧値とを比較して押圧
位置を検出しているため、押圧部位に対応する相対的な
電圧値を得ることが可能となり、電圧印加手段に設けら
れた例えば半導体スイッチの抵抗成分による影響は確実
に回避される。
より電圧が印加されている電極間に抵抗体と並列回路を
構成して電圧分割手段を接続し、この電圧分割手段から
電圧を取り出し、且つ、電圧印加手段により電圧が印加
されていない電極から接触点である押圧部位の電圧を取
り出している。そして、電圧分割手段の出力電圧値と押
圧部位の電圧値とを押圧位置検出手段で比較することに
より基板上の押圧位置を検出している。したがって、請
求項1に係る発明においては、押圧部位の電位を接地電
位からの絶対的な値として直接検出せずに、電圧分割手
段から得た電圧値と押圧部位の電圧値とを比較して押圧
位置を検出しているため、押圧部位に対応する相対的な
電圧値を得ることが可能となり、電圧印加手段に設けら
れた例えば半導体スイッチの抵抗成分による影響は確実
に回避される。
【0015】そして、請求項2に係る発明によれば、電
圧分割手段の出力電圧値と押圧部位の電圧値との差分が
零となるように電圧分割手段の出力電圧値を変化させ、
差分が零となったときの出力電圧値が押圧位置に対応す
る。また、請求項3に係る発明によれば、電圧分割手段
が、インピーダンス体例えば抵抗素子や容量素子で構成
される。
圧分割手段の出力電圧値と押圧部位の電圧値との差分が
零となるように電圧分割手段の出力電圧値を変化させ、
差分が零となったときの出力電圧値が押圧位置に対応す
る。また、請求項3に係る発明によれば、電圧分割手段
が、インピーダンス体例えば抵抗素子や容量素子で構成
される。
【0016】さらに、請求項4に係る発明によれば、イ
ンピーダンス体が、例えば直列及び/又は並列に接続さ
れた抵抗体で構成される。また、請求項5に係る発明に
よれば、前記抵抗体は複数の分割抵抗が直列に接続され
て構成され、各分割抵抗間に設けたタップから電圧を取
出し、このタップの電圧値と押圧部位の電圧値とを比較
して差分が零となるタップを選択することにより押圧位
置が検出される。したがって、この分割抵抗の数に基づ
いて所望の位置検出分解能が得られ、例えば、分割抵抗
数が256で構成され、下から50番目の抵抗のタップ
から導出された電圧値と押圧部位の電圧値とがほぼ同じ
になった場合には、この50番目の抵抗位置に相当する
基板上の位置がタッチ位置であることを表している。
ンピーダンス体が、例えば直列及び/又は並列に接続さ
れた抵抗体で構成される。また、請求項5に係る発明に
よれば、前記抵抗体は複数の分割抵抗が直列に接続され
て構成され、各分割抵抗間に設けたタップから電圧を取
出し、このタップの電圧値と押圧部位の電圧値とを比較
して差分が零となるタップを選択することにより押圧位
置が検出される。したがって、この分割抵抗の数に基づ
いて所望の位置検出分解能が得られ、例えば、分割抵抗
数が256で構成され、下から50番目の抵抗のタップ
から導出された電圧値と押圧部位の電圧値とがほぼ同じ
になった場合には、この50番目の抵抗位置に相当する
基板上の位置がタッチ位置であることを表している。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係るタッチパネルの押圧位置検出
装置の第1実施例を示すブロック図であり、図2に示す
タッチパネル1の押圧位置を検出する。先ず、押圧位置
を検出する対象となるタッチパネル1を、図2について
説明する。このタッチパネル1はいわゆるディジタル型
抵抗膜感圧式であって、表面に互いに所定間隔を保って
形成された一対の電極PA1 ,PA2 と、これら電極P
A1 ,PA2 間に平行に配設された複数例えば127本
の抵抗体としての抵抗線LA1 〜LA127 とを形成した
薄膜基板Aと、同様に表面に互いに所定間隔を保って形
成された一対の電極PB1 ,PB2 と、これら電極PB
1 ,PB2 間に平行に配設された複数例えば127本の
抵抗体としての抵抗線LB1 〜LB127 とを形成した薄
膜基板Bとが、両抵抗線LA1 〜LA127 及びLB1 〜
LB127 が直交し、且つ抵抗線LA1 〜LA127 及びL
B1 〜LB127 同志が互いに近接対向する関係で積層さ
れて構成されている。ここで、各薄膜基板A及びBの電
極PA1,PA2 及びPB1,PB2 や抵抗線LA1 〜LA
127 及びLB1 〜LB127 は、夫々例えば印刷や蒸着に
よって形成されている。
する。図1は本発明に係るタッチパネルの押圧位置検出
装置の第1実施例を示すブロック図であり、図2に示す
タッチパネル1の押圧位置を検出する。先ず、押圧位置
を検出する対象となるタッチパネル1を、図2について
説明する。このタッチパネル1はいわゆるディジタル型
抵抗膜感圧式であって、表面に互いに所定間隔を保って
形成された一対の電極PA1 ,PA2 と、これら電極P
A1 ,PA2 間に平行に配設された複数例えば127本
の抵抗体としての抵抗線LA1 〜LA127 とを形成した
薄膜基板Aと、同様に表面に互いに所定間隔を保って形
成された一対の電極PB1 ,PB2 と、これら電極PB
1 ,PB2 間に平行に配設された複数例えば127本の
抵抗体としての抵抗線LB1 〜LB127 とを形成した薄
膜基板Bとが、両抵抗線LA1 〜LA127 及びLB1 〜
LB127 が直交し、且つ抵抗線LA1 〜LA127 及びL
B1 〜LB127 同志が互いに近接対向する関係で積層さ
れて構成されている。ここで、各薄膜基板A及びBの電
極PA1,PA2 及びPB1,PB2 や抵抗線LA1 〜LA
127 及びLB1 〜LB127 は、夫々例えば印刷や蒸着に
よって形成されている。
【0018】そして、上記構成を有するタッチパネル1
の押圧位置を検出する押圧位置検出装置は、図1に示す
ように、タッチパネル1の各電極PA1 ,PA2 及びP
B1,PB2 に対して交互に直流電源を印加する電圧印
加手段としての電圧印加回路10と、タッチパネル1の
所望の抵抗線LAi (i=1,2……127)とLB j
(j=1,2……127)との交点を押圧したときに、
電圧印加回路10により電圧が印加されている電極間に
接続される電圧分割手段のインピーダンス体から取出し
た電圧と電圧が印加されていない電極から取出した電圧
とを比較して押圧位置を検出する押圧位置検出手段とし
ての押圧位置検出回路11と、電圧印加回路10及び押
圧位置検出回路11に含まれるスイッチを切換えるタイ
ミング制御回路12とを備えている。
の押圧位置を検出する押圧位置検出装置は、図1に示す
ように、タッチパネル1の各電極PA1 ,PA2 及びP
B1,PB2 に対して交互に直流電源を印加する電圧印
加手段としての電圧印加回路10と、タッチパネル1の
所望の抵抗線LAi (i=1,2……127)とLB j
(j=1,2……127)との交点を押圧したときに、
電圧印加回路10により電圧が印加されている電極間に
接続される電圧分割手段のインピーダンス体から取出し
た電圧と電圧が印加されていない電極から取出した電圧
とを比較して押圧位置を検出する押圧位置検出手段とし
ての押圧位置検出回路11と、電圧印加回路10及び押
圧位置検出回路11に含まれるスイッチを切換えるタイ
ミング制御回路12とを備えている。
【0019】電圧印加回路10は、直流電源E2と、こ
の直流電源E2の正極側とタッチパネル1の電極PA1
及びPB1 との間に介挿された内部抵抗RA1及びRB1を
有する例えば半導体スイッチで構成される常閉スイッチ
SA1及び常開スイッチSB1と、直流電源E2の負極
側とタッチパネルの電極PA2 及びPB2 との間に介挿
された内部抵抗RA2及びRB2を有する例えば半導体スイ
ッチで構成される常閉スイッチSA2及び常開スイッチ
SB2とを有している。これらスイッチSA1,SA2
及びSB1,SB2は、タイミング制御回路12からの
制御信号TCの電圧レベルに応じてオン・オフの切替え
が行われ、制御信号TCがハイレベルのときにスイッチ
SA1,SA2の接点が閉じスイッチSB1,SB2の
接点は開き、ローレベルのときにスイッチSA1,SA
2の接点が開きスイッチSB1,SB2の接点は閉じ
る。
の直流電源E2の正極側とタッチパネル1の電極PA1
及びPB1 との間に介挿された内部抵抗RA1及びRB1を
有する例えば半導体スイッチで構成される常閉スイッチ
SA1及び常開スイッチSB1と、直流電源E2の負極
側とタッチパネルの電極PA2 及びPB2 との間に介挿
された内部抵抗RA2及びRB2を有する例えば半導体スイ
ッチで構成される常閉スイッチSA2及び常開スイッチ
SB2とを有している。これらスイッチSA1,SA2
及びSB1,SB2は、タイミング制御回路12からの
制御信号TCの電圧レベルに応じてオン・オフの切替え
が行われ、制御信号TCがハイレベルのときにスイッチ
SA1,SA2の接点が閉じスイッチSB1,SB2の
接点は開き、ローレベルのときにスイッチSA1,SA
2の接点が開きスイッチSB1,SB2の接点は閉じ
る。
【0020】押圧位置検出回路11は、電圧が印加され
ている電極と並列に接続される電圧分割手段のインピー
ダンス体としての抵抗列13と、この抵抗列13の各タ
ップ位置の電圧と電圧が印加されていない電極の電圧と
を比較して押圧位置を検出する比較検出回路14とを備
えている。抵抗列13は、例えばタッチパネルの分解能
の2倍に当たる256個の分割抵抗Rm1 〜Rm256 が
直列に接続され、その両端がそれぞれスイッチSR1,
SR2を介して電圧が印加されている電極PA1,PA2
又はPB1,PB2 に接続され、各抵抗間にはタップが設
けられている。ここで、スイッチSR1,SR2は、常
閉接点taが電極PA1,PA2 に、常開接点tbが電極
PB1,PB2 に、可動接点tcが抵抗Rm256,Rm1 に
各々接続され、タイミング制御回路12からの制御信号
TCがハイレベルであるときに可動接点tcが常閉接点
taに接触する第1の切替え位置をとり、ローレベルの
ときに可動接点tcが常開接点tbに接触する第2の切
替え位置をとる。
ている電極と並列に接続される電圧分割手段のインピー
ダンス体としての抵抗列13と、この抵抗列13の各タ
ップ位置の電圧と電圧が印加されていない電極の電圧と
を比較して押圧位置を検出する比較検出回路14とを備
えている。抵抗列13は、例えばタッチパネルの分解能
の2倍に当たる256個の分割抵抗Rm1 〜Rm256 が
直列に接続され、その両端がそれぞれスイッチSR1,
SR2を介して電圧が印加されている電極PA1,PA2
又はPB1,PB2 に接続され、各抵抗間にはタップが設
けられている。ここで、スイッチSR1,SR2は、常
閉接点taが電極PA1,PA2 に、常開接点tbが電極
PB1,PB2 に、可動接点tcが抵抗Rm256,Rm1 に
各々接続され、タイミング制御回路12からの制御信号
TCがハイレベルであるときに可動接点tcが常閉接点
taに接触する第1の切替え位置をとり、ローレベルの
ときに可動接点tcが常開接点tbに接触する第2の切
替え位置をとる。
【0021】比較検出回路14は、アナログ・マルチプ
レクサ15、コンパレータ16及び逐次比較回路17で
構成されている。アナログ・マルチプレクサ15は、そ
の入力側が抵抗列13の各タップに、出力側がコンパレ
ータ16の入力端子に夫々接続されており、内部に設け
られたデコーダ15aに逐次比較回路17から出力され
るディジタル制御信号D1が供給されることにより、デ
ィジタル制御信号D1の値に応じた抵抗列13のタップ
を選択し、その出力電圧Vnをコンパレータ16に送出
する。
レクサ15、コンパレータ16及び逐次比較回路17で
構成されている。アナログ・マルチプレクサ15は、そ
の入力側が抵抗列13の各タップに、出力側がコンパレ
ータ16の入力端子に夫々接続されており、内部に設け
られたデコーダ15aに逐次比較回路17から出力され
るディジタル制御信号D1が供給されることにより、デ
ィジタル制御信号D1の値に応じた抵抗列13のタップ
を選択し、その出力電圧Vnをコンパレータ16に送出
する。
【0022】コンパレータ16は、一の入力端子にアナ
ログ・マルチプレクサ15からの出力電圧Vnを入力
し、他の入力端子にスイッチSTから出力された押圧部
位の電圧Vtを入力し、Vn<Vtのとき高レベル、V
n≧Vtのとき低レベルとなる比較信号CSを逐次比較
回路17に送出する。ここで、スイッチSTは、常閉接
点taが電極PB2 に、常開接点tbが電極PA2 に、
可動接点tcがコンパレータ16の入力端子に各々接続
され、タイミング制御回路12からの制御信号TCがハ
イレベルであるときに可動接点tcが常閉接点taに接
触する第1の切替え位置をとり、ローレベルのときに可
動接点tcが常開接点tbに接触する第2の切替え位置
をとる。
ログ・マルチプレクサ15からの出力電圧Vnを入力
し、他の入力端子にスイッチSTから出力された押圧部
位の電圧Vtを入力し、Vn<Vtのとき高レベル、V
n≧Vtのとき低レベルとなる比較信号CSを逐次比較
回路17に送出する。ここで、スイッチSTは、常閉接
点taが電極PB2 に、常開接点tbが電極PA2 に、
可動接点tcがコンパレータ16の入力端子に各々接続
され、タイミング制御回路12からの制御信号TCがハ
イレベルであるときに可動接点tcが常閉接点taに接
触する第1の切替え位置をとり、ローレベルのときに可
動接点tcが常開接点tbに接触する第2の切替え位置
をとる。
【0023】逐次比較回路17は、逐次比較用レジスタ
を備え、このレジスタの各ビットはコンパレータ16か
らの入力電圧に基づいて順次決定され、レジスタの値は
各ビットが決定される毎にディジタル制御信号D1とし
てアナログ・マルチプレクサ15に出力されると共に、
全てのビットが決定されたときに、ディジタル出力信号
D2として例えば中央処理装置に出力され、これと同時
に一方の座標の位置検出が完了したとしてタイミング制
御回路12に検出完了信号CEが送出される。なお、レ
ジスタのビット数は抵抗列13の抵抗の数に基づいて定
まり、例えば、抵抗数が256個の場合にはレジスタは
8ビットで構成される。
を備え、このレジスタの各ビットはコンパレータ16か
らの入力電圧に基づいて順次決定され、レジスタの値は
各ビットが決定される毎にディジタル制御信号D1とし
てアナログ・マルチプレクサ15に出力されると共に、
全てのビットが決定されたときに、ディジタル出力信号
D2として例えば中央処理装置に出力され、これと同時
に一方の座標の位置検出が完了したとしてタイミング制
御回路12に検出完了信号CEが送出される。なお、レ
ジスタのビット数は抵抗列13の抵抗の数に基づいて定
まり、例えば、抵抗数が256個の場合にはレジスタは
8ビットで構成される。
【0024】タイミング制御回路12は、初期時に例え
ばX座標の位置検出を行うようハイレベルの制御信号T
Cを送出して各スイッチ位置を設定し、逐次比較回路1
7からの検出完了信号CEがタイミング制御回路12に
入力された時点で、例えばY座標の位置検出を行うよう
制御信号TCの電圧レベルを反転させてローレベルの信
号を送出し各スイッチを切替え、検出完了信号CEの入
力ごとに制御信号TCの電圧レベルを順次反転させる。
ばX座標の位置検出を行うようハイレベルの制御信号T
Cを送出して各スイッチ位置を設定し、逐次比較回路1
7からの検出完了信号CEがタイミング制御回路12に
入力された時点で、例えばY座標の位置検出を行うよう
制御信号TCの電圧レベルを反転させてローレベルの信
号を送出し各スイッチを切替え、検出完了信号CEの入
力ごとに制御信号TCの電圧レベルを順次反転させる。
【0025】次に、第1実施例の動作を説明する。先
ず、X座標の押圧位置を検出するために、タイミング制
御回路12からハイレベルの制御信号TCが出力され、
図1に示すように、スイッチSA1, SA2が閉じら
れ、スイッチSB1, SB2は開かれ、スイッチSR1
, SR2,STはそれぞれ可動接点tcが常閉接点ta
に接触するよう設定される。このような各スイッチの設
定により、電極PA1 , PA2 間に直流電源E2からの
直流電圧が印加されると共に、これら電極間の電圧Vm
は抵抗列13に印加され、アナログ・マルチプレクサ1
5で抵抗列13のタップのうち1つのタップが選択さ
れ、その選択されたタップの電圧Vnがコンパレータ1
6に入力される。また、コンパレータ16には電圧が印
加されていない電極PB2 に生じる押圧部位の電圧Vt
が入力される。そして、コンパレータ16では、タップ
の電圧Vnと押圧部位の電圧Vtの大小が比較され、そ
の出力電圧CSは逐次比較回路17へ送出される。
ず、X座標の押圧位置を検出するために、タイミング制
御回路12からハイレベルの制御信号TCが出力され、
図1に示すように、スイッチSA1, SA2が閉じら
れ、スイッチSB1, SB2は開かれ、スイッチSR1
, SR2,STはそれぞれ可動接点tcが常閉接点ta
に接触するよう設定される。このような各スイッチの設
定により、電極PA1 , PA2 間に直流電源E2からの
直流電圧が印加されると共に、これら電極間の電圧Vm
は抵抗列13に印加され、アナログ・マルチプレクサ1
5で抵抗列13のタップのうち1つのタップが選択さ
れ、その選択されたタップの電圧Vnがコンパレータ1
6に入力される。また、コンパレータ16には電圧が印
加されていない電極PB2 に生じる押圧部位の電圧Vt
が入力される。そして、コンパレータ16では、タップ
の電圧Vnと押圧部位の電圧Vtの大小が比較され、そ
の出力電圧CSは逐次比較回路17へ送出される。
【0026】次に、図3を参照して逐次比較回路17の
動作を説明する。本実施例では、例えば、電極PB1 ,
PB2 間に配された72番目の抵抗線LB72が押圧され
たとし、これは電極間電圧Vmの9/16の電圧に相当
し、押圧電圧Vtは(9/16)・Vmとなる。先ず、
逐次比較回路17では、ディジタル変換開始と同時に逐
次比較回路17内の逐次比較用レジスタの最上位ビット
(MSB)のみをオンにして、ディジタル制御信号D1
を最大値の1/2フルスケールにしアナログ・マルチプ
レクサ15に出力する。ここで、ディジタル制御信号D
1が8ビットで構成されている場合には「100000
00」の2値化信号が出力される。アナログ・マルチプ
レクサ15では、ディジタル制御信号D1に応じてデコ
ーダ15aにより抵抗列13の中間位置のタップに対応
する半導体スイッチがオンになりそのタップの電圧Vn
がコンパレータ16に送出される。コンパレータ16は
入力電圧の比較の結果、図3に示すように電圧Vtの方
が電圧Vnより大きいので高レベルの電圧を逐次比較回
路17に出力する。
動作を説明する。本実施例では、例えば、電極PB1 ,
PB2 間に配された72番目の抵抗線LB72が押圧され
たとし、これは電極間電圧Vmの9/16の電圧に相当
し、押圧電圧Vtは(9/16)・Vmとなる。先ず、
逐次比較回路17では、ディジタル変換開始と同時に逐
次比較回路17内の逐次比較用レジスタの最上位ビット
(MSB)のみをオンにして、ディジタル制御信号D1
を最大値の1/2フルスケールにしアナログ・マルチプ
レクサ15に出力する。ここで、ディジタル制御信号D
1が8ビットで構成されている場合には「100000
00」の2値化信号が出力される。アナログ・マルチプ
レクサ15では、ディジタル制御信号D1に応じてデコ
ーダ15aにより抵抗列13の中間位置のタップに対応
する半導体スイッチがオンになりそのタップの電圧Vn
がコンパレータ16に送出される。コンパレータ16は
入力電圧の比較の結果、図3に示すように電圧Vtの方
が電圧Vnより大きいので高レベルの電圧を逐次比較回
路17に出力する。
【0027】そして、逐次比較回路17からは、コンパ
レータ16から高レベルの電圧が入力されたときには、
逐次比較用レジスタの1/2フルスケールのビットはそ
のままで1/4フルスケールのビットをオンにし「11
000000」のディジタル制御信号D1が出力され
る。この結果、アナログ・マルチプレクサ15のタップ
電圧Vnは電極間電圧Vmの75%の出力電圧になり、
電圧Vtの方が電圧Vnより小さくなるのでコンパレー
タ16は低レベルの電圧を出力する。逐次比較回路17
では、コンパレータ16から低レベルの電圧が入力され
た場合には、1/4フルスケールのビットをオフにする
と共に1/8フルスケールのビットをオンにして「10
100000」のディジタル制御信号D1を出力する。
以下同様にして、逐次比較回路17では、最下位ビット
(LSB)に至るまで順次ビットのオン・オフを決定し
ていき、ディジタル制御信号D1が抵抗Rm144 のタッ
プ位置に相当する「10010000」を出力したとき
に、タップの電圧Vnが(9/16)・Vmになり押圧
電圧Vtと同じ値になる。逐次比較回路17では、最下
位ビットが決定したときに、そのときのレジスタの値を
押圧位置に対応する信号であるとして出力信号D2を出
力し、図示しない例えば中央処理装置に送出する。本実
施例では、抵抗線及び抵抗列の各抵抗値等のバラツキに
より押圧電圧Vtとタップ電圧Vnが一致しない場合で
あっても、ビットが順次決定されて押圧電圧Vtに最も
近い値のディジタル信号D2が出力される。
レータ16から高レベルの電圧が入力されたときには、
逐次比較用レジスタの1/2フルスケールのビットはそ
のままで1/4フルスケールのビットをオンにし「11
000000」のディジタル制御信号D1が出力され
る。この結果、アナログ・マルチプレクサ15のタップ
電圧Vnは電極間電圧Vmの75%の出力電圧になり、
電圧Vtの方が電圧Vnより小さくなるのでコンパレー
タ16は低レベルの電圧を出力する。逐次比較回路17
では、コンパレータ16から低レベルの電圧が入力され
た場合には、1/4フルスケールのビットをオフにする
と共に1/8フルスケールのビットをオンにして「10
100000」のディジタル制御信号D1を出力する。
以下同様にして、逐次比較回路17では、最下位ビット
(LSB)に至るまで順次ビットのオン・オフを決定し
ていき、ディジタル制御信号D1が抵抗Rm144 のタッ
プ位置に相当する「10010000」を出力したとき
に、タップの電圧Vnが(9/16)・Vmになり押圧
電圧Vtと同じ値になる。逐次比較回路17では、最下
位ビットが決定したときに、そのときのレジスタの値を
押圧位置に対応する信号であるとして出力信号D2を出
力し、図示しない例えば中央処理装置に送出する。本実
施例では、抵抗線及び抵抗列の各抵抗値等のバラツキに
より押圧電圧Vtとタップ電圧Vnが一致しない場合で
あっても、ビットが順次決定されて押圧電圧Vtに最も
近い値のディジタル信号D2が出力される。
【0028】逐次比較回路17による最下位ビットの決
定後には検出完了信号CEがタイミング制御回路12に
出力され、制御信号TCの電圧レベルが反転してローレ
ベルになり、これにより、スイッチSA1, SA2が開
かれ、スイッチSB1, SB2は閉じられ、スイッチS
R1, SR2,STはそれぞれ可動接点tcが常開接点
tbに接触するよう設定され、Y座標の押圧位置の検出
が上記と同様に行われる。そして、検出完了信号CEの
入力毎に制御信号TCの電圧レベルが反転して各スイッ
チが切替えられ、X及びY座標の押圧位置検出が順次行
われる。
定後には検出完了信号CEがタイミング制御回路12に
出力され、制御信号TCの電圧レベルが反転してローレ
ベルになり、これにより、スイッチSA1, SA2が開
かれ、スイッチSB1, SB2は閉じられ、スイッチS
R1, SR2,STはそれぞれ可動接点tcが常開接点
tbに接触するよう設定され、Y座標の押圧位置の検出
が上記と同様に行われる。そして、検出完了信号CEの
入力毎に制御信号TCの電圧レベルが反転して各スイッ
チが切替えられ、X及びY座標の押圧位置検出が順次行
われる。
【0029】このように、第1実施例においては、抵抗
列13の各タップ位置が基板A,B上の押圧位置に対応
し、押圧位置がタップの電圧Vnと押圧部位の電圧Vt
との比較により求められるため、直流電源E2の変動に
より電極間電圧が変化してもその影響を回避することが
できる。また、電圧印加回路10の各スイッチSA1〜
SB2における電圧降下の変化が押圧の位置検出に影響
を与えることもない。また、抵抗線の押圧部位の電圧を
タップ電圧により相対的に得ているので、基板上に形成
された各抵抗線の配設間隔のバラツキの影響も回避でき
る。さらに、抵抗体に流す電流においても特に必要な条
件が課せられておらず、電極間電圧が発生できる程度の
電流を流せばよいため、消費電流の低減を図ることがで
きる。そして、アナログ・マルチプレクサと逐次比較回
路とを設けているので、コンパレータを抵抗列のタップ
数設ける必要がなく、簡易な構成で位置検出を行うこと
ができる。
列13の各タップ位置が基板A,B上の押圧位置に対応
し、押圧位置がタップの電圧Vnと押圧部位の電圧Vt
との比較により求められるため、直流電源E2の変動に
より電極間電圧が変化してもその影響を回避することが
できる。また、電圧印加回路10の各スイッチSA1〜
SB2における電圧降下の変化が押圧の位置検出に影響
を与えることもない。また、抵抗線の押圧部位の電圧を
タップ電圧により相対的に得ているので、基板上に形成
された各抵抗線の配設間隔のバラツキの影響も回避でき
る。さらに、抵抗体に流す電流においても特に必要な条
件が課せられておらず、電極間電圧が発生できる程度の
電流を流せばよいため、消費電流の低減を図ることがで
きる。そして、アナログ・マルチプレクサと逐次比較回
路とを設けているので、コンパレータを抵抗列のタップ
数設ける必要がなく、簡易な構成で位置検出を行うこと
ができる。
【0030】また、第1実施例では、タップ電圧Vnと
押圧電圧Vtとをいわゆるホイーストンブリッジの電圧
差としてコンパレータ16に入力し、この電圧差が零に
なるようにタップ電圧の取出し位置を変化させ、その位
置情報に基づいて押圧位置検出値を得る零平衡法を採用
しており、これにより、高い精度の検出を行うことが可
能となる。
押圧電圧Vtとをいわゆるホイーストンブリッジの電圧
差としてコンパレータ16に入力し、この電圧差が零に
なるようにタップ電圧の取出し位置を変化させ、その位
置情報に基づいて押圧位置検出値を得る零平衡法を採用
しており、これにより、高い精度の検出を行うことが可
能となる。
【0031】次に、第2実施例を図5に基づいて説明す
る。この実施例では、インピーダンス体として容量素子
を用いている。以下、本図において図1に示したブロッ
ク図と同一の構成要素には同一番号を付して説明を省略
する。この第2実施例は、図1における抵抗列13及び
アナログ・マルチプレクサ15の代わりに、図5に示す
ように、コンデンサ並列回路13’及びコンデンサ選択
回路15’を有する。本実施例の説明においても押圧位
置の分解能は第1実施例と同様の128であり、逐次比
較回路17のレジスタは8ビットで構成されるとする。
る。この実施例では、インピーダンス体として容量素子
を用いている。以下、本図において図1に示したブロッ
ク図と同一の構成要素には同一番号を付して説明を省略
する。この第2実施例は、図1における抵抗列13及び
アナログ・マルチプレクサ15の代わりに、図5に示す
ように、コンデンサ並列回路13’及びコンデンサ選択
回路15’を有する。本実施例の説明においても押圧位
置の分解能は第1実施例と同様の128であり、逐次比
較回路17のレジスタは8ビットで構成されるとする。
【0032】コンデンサ並列回路13’は、スイッチS
R1及びSR2と、コンデンサCH0〜CH7及びCL0〜C
L7とを有し、コンデンサ選択回路15’は、スイッチS
H1〜SH7及びSL1〜SL7と、切替制御回路15
a’とを有している。スイッチSR1及びSR2の各常
閉接点taは、それぞれ電極PA1 及びPA2 に接続さ
れ、各常開接点tbは、それぞれ電極PB1 及びPB2
に接続され、スイッチSR1及びスイッチSR2の各可
動接点tc間に、入力電圧を分割するコンデンサCH0と
コンデンサCL0が直列回路を構成して配設される。この
コンデンサCH0とコンデンサCL0の接続点には図中上側
に配設されたコンデンサCH7〜CH1及び図中下側に配設
されたコンデンサCL7〜CL1の各一端が接続され、コン
デンサC H7〜CH1の各他端は図中上側のスイッチSH7
〜SH1の可動接点tcにそれぞれ対応して接続され、
コンデンサCL7〜CL1の各他端は図中下側のスイッチS
L7〜SL1の可動接点tcにそれぞれ対応して接続さ
れる。スイッチSHi(i=7〜1)の常閉接点ta及
びスイッチSLiの常開接点tbは、スイッチSR1の
可動接点tcに接続され、スイッチSHiの常開接点t
b及びスイッチSLiの常閉接点taは、スイッチSR
2の可動接点tcに接続され、各スイッチSHi及びS
Liにはそれぞれ対応して各切替信号THi及びTLi
が切替制御回路15a’から供給され、直列回路を構成
するコンデンサCH0とコンデンサCL0の接続点から取り
出されたタップ電圧Vnがコンパレータ16に供給され
る。
R1及びSR2と、コンデンサCH0〜CH7及びCL0〜C
L7とを有し、コンデンサ選択回路15’は、スイッチS
H1〜SH7及びSL1〜SL7と、切替制御回路15
a’とを有している。スイッチSR1及びSR2の各常
閉接点taは、それぞれ電極PA1 及びPA2 に接続さ
れ、各常開接点tbは、それぞれ電極PB1 及びPB2
に接続され、スイッチSR1及びスイッチSR2の各可
動接点tc間に、入力電圧を分割するコンデンサCH0と
コンデンサCL0が直列回路を構成して配設される。この
コンデンサCH0とコンデンサCL0の接続点には図中上側
に配設されたコンデンサCH7〜CH1及び図中下側に配設
されたコンデンサCL7〜CL1の各一端が接続され、コン
デンサC H7〜CH1の各他端は図中上側のスイッチSH7
〜SH1の可動接点tcにそれぞれ対応して接続され、
コンデンサCL7〜CL1の各他端は図中下側のスイッチS
L7〜SL1の可動接点tcにそれぞれ対応して接続さ
れる。スイッチSHi(i=7〜1)の常閉接点ta及
びスイッチSLiの常開接点tbは、スイッチSR1の
可動接点tcに接続され、スイッチSHiの常開接点t
b及びスイッチSLiの常閉接点taは、スイッチSR
2の可動接点tcに接続され、各スイッチSHi及びS
Liにはそれぞれ対応して各切替信号THi及びTLi
が切替制御回路15a’から供給され、直列回路を構成
するコンデンサCH0とコンデンサCL0の接続点から取り
出されたタップ電圧Vnがコンパレータ16に供給され
る。
【0033】ここで、スイッチSHiは、ローレベルの
切替信号THiが供給されたときに、スイッチSHiの
可動接点tcが常閉接点taと接触し、これにより、コ
ンデンサCH7〜CH1は、図中上側のコンデンサCH0と並
列回路を構成し、逆に、ハイレベルの切替信号THiが
供給されたときには、スイッチSHiの可動接点tcは
常開接点tbと接触し、これにより、コンデンサCH7〜
CH1は、下側のコンデンサCL0と並列回路を構成する。
切替信号THiが供給されたときに、スイッチSHiの
可動接点tcが常閉接点taと接触し、これにより、コ
ンデンサCH7〜CH1は、図中上側のコンデンサCH0と並
列回路を構成し、逆に、ハイレベルの切替信号THiが
供給されたときには、スイッチSHiの可動接点tcは
常開接点tbと接触し、これにより、コンデンサCH7〜
CH1は、下側のコンデンサCL0と並列回路を構成する。
【0034】また、スイッチSLiは、ローレベルの切
替信号TLiが供給されたときに、スイッチSLiの可
動接点tcが常閉接点taと接触し、これにより、コン
デンサCL7〜CL1は、下側のコンデンサCL0と並列回路
を構成し、逆に、ハイレベルの切替信号TLiが供給さ
れたときには、スイッチSLiの可動接点tcは常開接
点tbと接触し、これにより、コンデンサCL7〜C
L1は、上側のコンデンサC H0と並列回路を構成する。
替信号TLiが供給されたときに、スイッチSLiの可
動接点tcが常閉接点taと接触し、これにより、コン
デンサCL7〜CL1は、下側のコンデンサCL0と並列回路
を構成し、逆に、ハイレベルの切替信号TLiが供給さ
れたときには、スイッチSLiの可動接点tcは常開接
点tbと接触し、これにより、コンデンサCL7〜C
L1は、上側のコンデンサC H0と並列回路を構成する。
【0035】また、コンデンサの容量値は、コンデンサ
CH0及びCL0の容量を基準としてその値を1と設定する
と、コンデンサCH7及びCL7の容量値は64倍、コンデ
ンサCH6及びCL6は32倍、以下同様に1/2ずつ低下
し、コンデンサCH1及びCL1は1倍にそれぞれ設定され
ている。切替制御回路15a’は、例えばゲート回路で
構成され、図6にその一例を示す。この切替制御回路1
5a’は、インバータ回路IVと、アンド回路A7a〜
A1a及びA7b〜A1bとを有し、各アンド回路A7
a〜A1aの一の各入力端子には、8ビットで構成され
るディジタル制御信号D1(d8〜d1)のうちの最上
位ビットd8の信号がインバータ回路IVを介して供給
され、他の各入力端子には、ディジタル制御信号D1の
他の残りのビット(d7〜d1)の信号がそれぞれ供給
され、出力端子からは入力信号のディジタル制御信号D
1(d7〜d1)に対応して7ビットから成る切替信号
TH7〜TH1が出力され、各アンド回路A7b〜A1
bの一の各入力端子には、最上位ビットd8の信号が供
給され、他の各入力端子には、ディジタル制御信号D1
の他のビット(d7〜d1)の信号がそれぞれ供給され
て、出力端子からは同じく7ビットから成る切替信号T
L7〜TL1が出力されるよう構成される。
CH0及びCL0の容量を基準としてその値を1と設定する
と、コンデンサCH7及びCL7の容量値は64倍、コンデ
ンサCH6及びCL6は32倍、以下同様に1/2ずつ低下
し、コンデンサCH1及びCL1は1倍にそれぞれ設定され
ている。切替制御回路15a’は、例えばゲート回路で
構成され、図6にその一例を示す。この切替制御回路1
5a’は、インバータ回路IVと、アンド回路A7a〜
A1a及びA7b〜A1bとを有し、各アンド回路A7
a〜A1aの一の各入力端子には、8ビットで構成され
るディジタル制御信号D1(d8〜d1)のうちの最上
位ビットd8の信号がインバータ回路IVを介して供給
され、他の各入力端子には、ディジタル制御信号D1の
他の残りのビット(d7〜d1)の信号がそれぞれ供給
され、出力端子からは入力信号のディジタル制御信号D
1(d7〜d1)に対応して7ビットから成る切替信号
TH7〜TH1が出力され、各アンド回路A7b〜A1
bの一の各入力端子には、最上位ビットd8の信号が供
給され、他の各入力端子には、ディジタル制御信号D1
の他のビット(d7〜d1)の信号がそれぞれ供給され
て、出力端子からは同じく7ビットから成る切替信号T
L7〜TL1が出力されるよう構成される。
【0036】このように構成される切替制御回路15
a’からは、図7の真理値図表に示すように、ディジタ
ル制御信号D1が「10000000」のときには、全
てのビットがローレベルの切替信号THi及びTLiが
出力される。また、ディジタル制御信号D1が「100
00000」より大きな値の例えば「1110000
0」であれば、ローレベルの切替信号THiと、ディジ
タル制御信号D1の7ビット目以降のハイレベルのビッ
トに対応するビットのみがハイレベルとなる「1100
000」の切替信号TLiが出力され、一方、ディジタ
ル制御信号D1が「10000000」より小さな値で
あれば、ディジタル制御信号D1のハイレベルのビット
に対応するビットのみがハイレベルとなる切替信号TH
iと、ローレベルの切替信号TLiとが出力される。
a’からは、図7の真理値図表に示すように、ディジタ
ル制御信号D1が「10000000」のときには、全
てのビットがローレベルの切替信号THi及びTLiが
出力される。また、ディジタル制御信号D1が「100
00000」より大きな値の例えば「1110000
0」であれば、ローレベルの切替信号THiと、ディジ
タル制御信号D1の7ビット目以降のハイレベルのビッ
トに対応するビットのみがハイレベルとなる「1100
000」の切替信号TLiが出力され、一方、ディジタ
ル制御信号D1が「10000000」より小さな値で
あれば、ディジタル制御信号D1のハイレベルのビット
に対応するビットのみがハイレベルとなる切替信号TH
iと、ローレベルの切替信号TLiとが出力される。
【0037】コンパレータ16及び逐次比較回路17は
第1実施例と同様な構成及び作用を有し、コンパレータ
16にはタップ電圧Vnと押圧電圧Vtが入力され、コ
ンパレータ16の出力電圧CSは逐次比較回路17に供
給され、タップ電圧Vnと押圧電圧Vtとが等しい値に
なるように制御され、逐次比較回路17からディジタル
制御信号D1が切替制御回路15a’に出力される。
第1実施例と同様な構成及び作用を有し、コンパレータ
16にはタップ電圧Vnと押圧電圧Vtが入力され、コ
ンパレータ16の出力電圧CSは逐次比較回路17に供
給され、タップ電圧Vnと押圧電圧Vtとが等しい値に
なるように制御され、逐次比較回路17からディジタル
制御信号D1が切替制御回路15a’に出力される。
【0038】次に、第2実施例の動作を説明する。本実
施例においても、第1実施例と同様に、例えば、電極P
B1 , PB2 間に配された72番目の抵抗線LB72が押
圧され、(9/16)Vmの値を有する押圧電圧Vtが
コンパレータ16に供給されたとする。先ず、逐次比較
回路17は、第1実施例と同様に、ディジタル変換開始
と同時に最上位ビットのみをオンにして、「10000
000」のディジタル制御信号D1を出力する。これに
応じて切替制御回路15a’は、ともに「000000
0」の切替信号THi及びTLiを出力する。これによ
り、全てのスイッチSHi及びSLiは常閉接点ta側
に切替えられ、タップ電圧Vnの図中上側及び下側に配
設されたコンデンサの容量値は共に128となり容量比
が同一になるので、タップ電圧Vnは(1/2)Vmの
値になる。
施例においても、第1実施例と同様に、例えば、電極P
B1 , PB2 間に配された72番目の抵抗線LB72が押
圧され、(9/16)Vmの値を有する押圧電圧Vtが
コンパレータ16に供給されたとする。先ず、逐次比較
回路17は、第1実施例と同様に、ディジタル変換開始
と同時に最上位ビットのみをオンにして、「10000
000」のディジタル制御信号D1を出力する。これに
応じて切替制御回路15a’は、ともに「000000
0」の切替信号THi及びTLiを出力する。これによ
り、全てのスイッチSHi及びSLiは常閉接点ta側
に切替えられ、タップ電圧Vnの図中上側及び下側に配
設されたコンデンサの容量値は共に128となり容量比
が同一になるので、タップ電圧Vnは(1/2)Vmの
値になる。
【0039】この場合には押圧電圧Vtの方がタップ電
圧Vnより大きいので、第1実施例で述べたように「1
1000000」のディジタル制御信号D1が出力さ
れ、これに応じて切替制御回路15a’からは、切替信
号THiの値はそのままで、切替信号TLiの第7ビッ
ト目を「1」にした「1000000」の信号が出力さ
れる。これにより、図5に示すようにスイッチSL7の
みが常開接点tb側に切替えられ、上側の合計容量値は
初期時より64増加して192となり、下側の合計容量
値は初期時より64減少して64となり、上下の容量比
が3:1となるのでタップ電圧Vnは(3/4)Vmと
なる。そして、押圧電圧Vtの方がタップ電圧Vnより
小さくなったので、「10100000」のディジタル
制御信号D1が出力され、切替制御回路15a’から
は、切替信号THiの値はそのままで、第6ビット目を
「1」にした「0100000」の切替信号TLiが出
力れる。これにより、スイッチSL6のみが常開接点t
b側に切替えられ、上側の合計容量値が初期時より32
増加して160となり、下側の合計容量値が初期時より
32減少して96となり、上下の容量比が5:3となる
のでタップ電圧Vnは(5/8)Vmとなる。以下同様
にして、最下位ビットに至まで順次ビットが決定され、
最終的に、切替信号THiからは「0000000」、
切替信号TLiからは「0010000」の信号がそれ
ぞれ出力され、上下の容量比は9:7となりタップ電圧
Vnは(9/16)Vmとなる。
圧Vnより大きいので、第1実施例で述べたように「1
1000000」のディジタル制御信号D1が出力さ
れ、これに応じて切替制御回路15a’からは、切替信
号THiの値はそのままで、切替信号TLiの第7ビッ
ト目を「1」にした「1000000」の信号が出力さ
れる。これにより、図5に示すようにスイッチSL7の
みが常開接点tb側に切替えられ、上側の合計容量値は
初期時より64増加して192となり、下側の合計容量
値は初期時より64減少して64となり、上下の容量比
が3:1となるのでタップ電圧Vnは(3/4)Vmと
なる。そして、押圧電圧Vtの方がタップ電圧Vnより
小さくなったので、「10100000」のディジタル
制御信号D1が出力され、切替制御回路15a’から
は、切替信号THiの値はそのままで、第6ビット目を
「1」にした「0100000」の切替信号TLiが出
力れる。これにより、スイッチSL6のみが常開接点t
b側に切替えられ、上側の合計容量値が初期時より32
増加して160となり、下側の合計容量値が初期時より
32減少して96となり、上下の容量比が5:3となる
のでタップ電圧Vnは(5/8)Vmとなる。以下同様
にして、最下位ビットに至まで順次ビットが決定され、
最終的に、切替信号THiからは「0000000」、
切替信号TLiからは「0010000」の信号がそれ
ぞれ出力され、上下の容量比は9:7となりタップ電圧
Vnは(9/16)Vmとなる。
【0040】ここで、押圧電圧Vtが(1/2)Vmよ
り小さい値のときには、初期時には、切替信号THi及
びTLiはともに「0000000」の2値化信号が出
力され、押圧電圧Vtとタップ電圧Vnとを順次比較し
ていくときに、切替信号TLiはそのままで、切替信号
THiはディジタル制御信号D1のハイレベルのビット
に対応するビットが「1」に設定されて出力される。
り小さい値のときには、初期時には、切替信号THi及
びTLiはともに「0000000」の2値化信号が出
力され、押圧電圧Vtとタップ電圧Vnとを順次比較し
ていくときに、切替信号TLiはそのままで、切替信号
THiはディジタル制御信号D1のハイレベルのビット
に対応するビットが「1」に設定されて出力される。
【0041】このように、第2実施例においては、零平
衡法を採用すると共に、インピーダンス体を容量素子で
構成し、インピーダンス体の中央部に電圧取出し位置が
設けられ、上下に配設されたそれぞれのコンデンサの容
量値を重み付けを行って設定しており、ディジタル制御
信号D1に対応してビットごとにスイッチSHi及びS
Liを切替えて上下部の容量比を変化させて押圧位置を
検出している。このため、上下それぞれのコンデンサの
素子数及び切替えスイッチの数を、分解能のビット数に
対応する数のみで構成することができ、回路構成の縮小
化を図ることが可能となる。また、コンデンサで構成さ
れているので、消費電流の低減も図ることができる。
衡法を採用すると共に、インピーダンス体を容量素子で
構成し、インピーダンス体の中央部に電圧取出し位置が
設けられ、上下に配設されたそれぞれのコンデンサの容
量値を重み付けを行って設定しており、ディジタル制御
信号D1に対応してビットごとにスイッチSHi及びS
Liを切替えて上下部の容量比を変化させて押圧位置を
検出している。このため、上下それぞれのコンデンサの
素子数及び切替えスイッチの数を、分解能のビット数に
対応する数のみで構成することができ、回路構成の縮小
化を図ることが可能となる。また、コンデンサで構成さ
れているので、消費電流の低減も図ることができる。
【0042】なお、上記各実施例においては、タッチパ
ネルとして電極間に複数の抵抗線が設けられたいわゆる
ディジタル型抵抗膜感圧式のものを用いて押圧位置の検
出を説明したが、線ではなく面状の抵抗膜が電極間に均
一に形成されたいわゆるアナログ型抵抗膜感圧式のタッ
チパネルを用いても同様に押圧位置の検出を行うことが
可能である。この場合には、押圧位置の分解能は、第1
実施例では抵抗列の分割抵抗の数、第2実施例ではコン
デンサの数により定まる。また、タッチパネルは、近接
対向された基板の一方をディジタル型抵抗膜感圧式で構
成し、他方をアナログ型抵抗膜感圧式で構成したもので
あってもよい。
ネルとして電極間に複数の抵抗線が設けられたいわゆる
ディジタル型抵抗膜感圧式のものを用いて押圧位置の検
出を説明したが、線ではなく面状の抵抗膜が電極間に均
一に形成されたいわゆるアナログ型抵抗膜感圧式のタッ
チパネルを用いても同様に押圧位置の検出を行うことが
可能である。この場合には、押圧位置の分解能は、第1
実施例では抵抗列の分割抵抗の数、第2実施例ではコン
デンサの数により定まる。また、タッチパネルは、近接
対向された基板の一方をディジタル型抵抗膜感圧式で構
成し、他方をアナログ型抵抗膜感圧式で構成したもので
あってもよい。
【0043】また、第1実施例では、抵抗列13を25
6個の分割抵抗で構成したが、これに限定されるもので
なく、タッチパネルの基板A,B上でNの分解能を有す
るように抵抗線がN−1本で構成されているときには、
抵抗列13の抵抗の数はa・N(aは正の整数)で構成
され、特に、検出誤差の低減と回路規模の縮小化の兼ね
合いからaが2であることが好ましい。また、抵抗列の
抵抗数は抵抗線の数より少なくてもよい。また、抵抗列
は、複数の抵抗を直列に接続した構成に限定されること
なく、一本の抵抗線から複数のタップを取り出した構造
であってもよい。
6個の分割抵抗で構成したが、これに限定されるもので
なく、タッチパネルの基板A,B上でNの分解能を有す
るように抵抗線がN−1本で構成されているときには、
抵抗列13の抵抗の数はa・N(aは正の整数)で構成
され、特に、検出誤差の低減と回路規模の縮小化の兼ね
合いからaが2であることが好ましい。また、抵抗列の
抵抗数は抵抗線の数より少なくてもよい。また、抵抗列
は、複数の抵抗を直列に接続した構成に限定されること
なく、一本の抵抗線から複数のタップを取り出した構造
であってもよい。
【0044】また、第2実施例では、コンデンサ並列回
路13’のコンデンサがコンデンサCH0〜CH7及びCL0
〜CL7でそれぞれ8個で構成されているが、これに限定
するものでなく、タッチパネルが基板A,B上で2N の
分解能を有し、検出精度をこの分解能に対応させるとき
には、コンデンサ並列回路13’のコンデンサの数はそ
れぞれa・N(aは正の整数)個で構成され、本実施例
では、検出誤差の低減と回路規模の縮小化の兼ね合いか
ら、a=2としたが、検出誤差の低減等に応じてコンデ
ンサの数を増やしてよい。
路13’のコンデンサがコンデンサCH0〜CH7及びCL0
〜CL7でそれぞれ8個で構成されているが、これに限定
するものでなく、タッチパネルが基板A,B上で2N の
分解能を有し、検出精度をこの分解能に対応させるとき
には、コンデンサ並列回路13’のコンデンサの数はそ
れぞれa・N(aは正の整数)個で構成され、本実施例
では、検出誤差の低減と回路規模の縮小化の兼ね合いか
ら、a=2としたが、検出誤差の低減等に応じてコンデ
ンサの数を増やしてよい。
【0045】また、第1及び第2実施例では、電圧分割
手段としてそれぞれ抵抗体13及びコンデンサ並列回路
13’を用いて構成した場合について説明したが、これ
に限定されるものでなく、半導体素子例えば電界効果型
トランジスタ等を用いて可変抵抗を構成してもよい。ま
た、逐次比較回路17においては、逐次比較レジスタの
最上位ビットから順次各ビットを決定するようディジタ
ル制御信号D1をアナログ・マルチプレクサ15に出力
して抵抗列13のタップを中央位置から順次選択してい
るが、抵抗列13のタップの上又は下から順にタップを
選択するようなディジタル制御信号D1を出力してもよ
い。この場合には、コンパレータ16の出力電圧が反転
した時点におけるディジタル制御信号D1が、押圧位置
に対応する値となる。
手段としてそれぞれ抵抗体13及びコンデンサ並列回路
13’を用いて構成した場合について説明したが、これ
に限定されるものでなく、半導体素子例えば電界効果型
トランジスタ等を用いて可変抵抗を構成してもよい。ま
た、逐次比較回路17においては、逐次比較レジスタの
最上位ビットから順次各ビットを決定するようディジタ
ル制御信号D1をアナログ・マルチプレクサ15に出力
して抵抗列13のタップを中央位置から順次選択してい
るが、抵抗列13のタップの上又は下から順にタップを
選択するようなディジタル制御信号D1を出力してもよ
い。この場合には、コンパレータ16の出力電圧が反転
した時点におけるディジタル制御信号D1が、押圧位置
に対応する値となる。
【0046】また、スイッチSA1〜SB2,SR1,
SR2,STは、半導体スイッチで構成する他にAND
及びOR回路等を組み合わせたゲート回路で構成しても
よく、あるいは機械式リレーであってもよい。また、ア
ナログ・マルチプレクサを省略してタップ数分コンパレ
ータを設け、その出力を順次シフトレジスタで構成され
る走査器で走査して押圧位置を検出するように構成して
もよい。
SR2,STは、半導体スイッチで構成する他にAND
及びOR回路等を組み合わせたゲート回路で構成しても
よく、あるいは機械式リレーであってもよい。また、ア
ナログ・マルチプレクサを省略してタップ数分コンパレ
ータを設け、その出力を順次シフトレジスタで構成され
る走査器で走査して押圧位置を検出するように構成して
もよい。
【0047】また、押圧位置検出回路11に含まれるス
イッチSR1,SR2及びSTは、X座標とY座標の二
方向の押圧位置を検出する場合には電極の切替えのため
に必要となるが、装置自体が一方向のみの位置検出用に
使用される場合には、電極PA1 ,PA2 (又はP
B1 ,PB2 )と抵抗列13の接続を固定できるのでス
イッチSR1,SR2及びSTを省くことができる。ま
た、同様に、電圧印加回路10のスイッチSA1〜SB
2も省くことができる。
イッチSR1,SR2及びSTは、X座標とY座標の二
方向の押圧位置を検出する場合には電極の切替えのため
に必要となるが、装置自体が一方向のみの位置検出用に
使用される場合には、電極PA1 ,PA2 (又はP
B1 ,PB2 )と抵抗列13の接続を固定できるのでス
イッチSR1,SR2及びSTを省くことができる。ま
た、同様に、電圧印加回路10のスイッチSA1〜SB
2も省くことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明においては、電圧が印加されている電極間にタッチパ
ネルの抵抗体と並列に電圧分割手段を接続し、電圧分割
手段の出力電圧と、電圧が印加されていない電極から取
出した押圧部位の電圧とを押圧位置検出手段で比較する
ことにより押圧位置に対応する相対的な出力信号を得て
いる。このため、この出力信号は電極間電圧の変動によ
り変化することはない。また、温度変化の影響が低減さ
れた出力電圧を得ることができる。さらに、タッチパネ
ルの抵抗体に流す電流を小さく設定することが可能にな
るため、消費電流の低減を達成することができる。そし
て、電圧印加手段に設けられた例えば半導体スイッチの
抵抗成分による影響を確実に回避するとが可能となる。
明においては、電圧が印加されている電極間にタッチパ
ネルの抵抗体と並列に電圧分割手段を接続し、電圧分割
手段の出力電圧と、電圧が印加されていない電極から取
出した押圧部位の電圧とを押圧位置検出手段で比較する
ことにより押圧位置に対応する相対的な出力信号を得て
いる。このため、この出力信号は電極間電圧の変動によ
り変化することはない。また、温度変化の影響が低減さ
れた出力電圧を得ることができる。さらに、タッチパネ
ルの抵抗体に流す電流を小さく設定することが可能にな
るため、消費電流の低減を達成することができる。そし
て、電圧印加手段に設けられた例えば半導体スイッチの
抵抗成分による影響を確実に回避するとが可能となる。
【0049】そして、請求項2に係る発明においては、
電圧分割手段の出力電圧値と押圧部位の電圧値との差分
が零となるように電圧分割手段の出力電圧値を変化さ
せ、その出力電圧値に基づいて押圧位置検出値を得る零
平衡法を採用しており、これにより、高い精度の検出を
行うことが可能となる。また、請求項3に係る発明にお
いては、電圧分割手段をインピーダンス体で構成してい
るので、簡単な構成で電圧分割手段を実現することがで
きる。
電圧分割手段の出力電圧値と押圧部位の電圧値との差分
が零となるように電圧分割手段の出力電圧値を変化さ
せ、その出力電圧値に基づいて押圧位置検出値を得る零
平衡法を採用しており、これにより、高い精度の検出を
行うことが可能となる。また、請求項3に係る発明にお
いては、電圧分割手段をインピーダンス体で構成してい
るので、簡単な構成で電圧分割手段を実現することがで
きる。
【0050】さらに、請求項4に係る発明においては、
インピーダンス体が抵抗体で構成されるので、薄膜基板
に印刷や蒸着により抵抗体を形成することができ、装置
の小型化を達成することができる。また、請求項5に係
る発明においては、インピーダンス体が抵抗体で形成さ
れ、その抵抗体は直列に接続された複数の分割抵抗を有
し、各分割抵抗間に電圧取出し用のタップが設けられて
いるので、所定のタップを選択することにより簡単な構
成でタッチパネルの押圧位置に対応した位置情報を得る
ことができる。
インピーダンス体が抵抗体で構成されるので、薄膜基板
に印刷や蒸着により抵抗体を形成することができ、装置
の小型化を達成することができる。また、請求項5に係
る発明においては、インピーダンス体が抵抗体で形成さ
れ、その抵抗体は直列に接続された複数の分割抵抗を有
し、各分割抵抗間に電圧取出し用のタップが設けられて
いるので、所定のタップを選択することにより簡単な構
成でタッチパネルの押圧位置に対応した位置情報を得る
ことができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】タッチパネルの概略構成図である。
【図3】逐次比較回路の動作を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図4】従来のタッチパネル位置検出回路を示す構成図
である。
である。
【図5】本発明の第2実施例を示す構成図である。
【図6】切替制御回路の一例を示す回路図である。
【図7】切替制御回路の入出力信号の真理値図表であ
る。
る。
1 タッチパネル 10 電圧印加回路 11 押圧位置検出回路 12 タイミング制御回路 13 抵抗列 13’ コンデンサ並列回路 14 比較検出回路 15 アナログ・マルチプレクサ 15’ コンデンサ選択回路 15a デコーダ 15a’ 切替制御回路 16 コンパレータ 17 逐次比較回路 A、B 薄膜基板 CH0〜CH7,CL0〜CL7 コンデンサ LA1 〜LA127 ,LB1 〜LB127 抵抗線(抵抗
体) PA1 ,PA2 ,PB1 ,PB2 電極 SA1〜SB2,SR1,SR2,ST スイッチ T 押圧位置 Vn タップ電圧 Vt 押圧位置電圧
体) PA1 ,PA2 ,PB1 ,PB2 電極 SA1〜SB2,SR1,SR2,ST スイッチ T 押圧位置 Vn タップ電圧 Vt 押圧位置電圧
Claims (5)
- 【請求項1】 表面に互いに離間して配設された一対の
電極と当該電極間に配設された抵抗体とを形成した2枚
の基板を、互いに接触可能に近接対向させて構成される
タッチパネルについて、その所望の位置を押圧したとき
に発生する電圧に基づいて押圧部位を検出するタッチパ
ネルの押圧位置検出装置において、 前記2枚の基板の電極間に交互に電圧を印加する電圧印
加手段と、該電圧印加手段により電圧が印加されている
電極間に前記抵抗体と並列に構成される電圧分割手段を
接続し、該電圧分割手段の出力電圧と前記電圧印加手段
により電圧が印加されていない電極の電圧とを比較して
押圧位置を検出する押圧位置検出手段と、を備えたこと
を特徴とするタッチパネルの押圧位置検出装置。 - 【請求項2】 押圧位置検出手段は、前記電圧分割手段
の出力電圧と前記電圧印加手段により電圧が印加されて
いない電極の電圧とを比較して押圧位置を検出する際
に、両電圧の差を零とするように前記電圧分割手段の出
力電圧値を変化させ、その出力電圧値に基づいて押圧位
置を検出することを特徴とする請求項1に記載のタッチ
パネルの押圧位置検出装置。 - 【請求項3】 前記電圧分割手段が、インピーダンス体
であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチ
パネルの押圧位置検出装置。 - 【請求項4】 前記インピーダンス体が、抵抗体である
ことを特徴とする請求項3に記載のタッチパネルの押圧
位置検出装置。 - 【請求項5】 前記抵抗体は、直列に接続された複数の
分割抵抗で構成され、且つ、各分割抵抗間に電圧取出し
用のタップを有することを特徴とする請求項4に記載の
タッチパネルの押圧位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31072594A JPH08110828A (ja) | 1994-08-18 | 1994-12-14 | タッチパネルの押圧位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19414494 | 1994-08-18 | ||
JP6-194144 | 1994-08-18 | ||
JP31072594A JPH08110828A (ja) | 1994-08-18 | 1994-12-14 | タッチパネルの押圧位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110828A true JPH08110828A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=26508336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31072594A Withdrawn JPH08110828A (ja) | 1994-08-18 | 1994-12-14 | タッチパネルの押圧位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08110828A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7236160B2 (en) | 2001-12-27 | 2007-06-26 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Apparatus and method for driving a touch panel having a variable resistor for maintaining a desired voltage difference between electrodes |
US20120007618A1 (en) * | 2009-04-17 | 2012-01-12 | Egalax_Empia Technology Inc. | Method and Device for Position Detection with Palm Rejection |
US8138771B2 (en) | 2008-12-05 | 2012-03-20 | Nokia Corporation | Touch controller with read-out line |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP31072594A patent/JPH08110828A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8138771B2 (en) | 2008-12-05 | 2012-03-20 | Nokia Corporation | Touch controller with read-out line |
US20120007618A1 (en) * | 2009-04-17 | 2012-01-12 | Egalax_Empia Technology Inc. | Method and Device for Position Detection with Palm Rejection |
US8581604B2 (en) | 2009-04-17 | 2013-11-12 | Egalax—Empia Technology Inc. | Method and device for determining impedance of depression |
US8633717B2 (en) | 2009-04-17 | 2014-01-21 | Egalax—Empia Technology Inc. | Method and device for determining impedance of depression |
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