JPH0811072Y2 - 地絡保護装置 - Google Patents
地絡保護装置Info
- Publication number
- JPH0811072Y2 JPH0811072Y2 JP8847489U JP8847489U JPH0811072Y2 JP H0811072 Y2 JPH0811072 Y2 JP H0811072Y2 JP 8847489 U JP8847489 U JP 8847489U JP 8847489 U JP8847489 U JP 8847489U JP H0811072 Y2 JPH0811072 Y2 JP H0811072Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground fault
- inverter
- circuit
- ground
- inverters
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、電流形インバータ並列接続時の地絡保護に
用いる保護装置に関するものである。
用いる保護装置に関するものである。
B.考案の概要 本考案は、複数台が並列に接続された電流形インバー
タの地絡保護装置において、 入力側に回り込み回路を断つための変圧器を設け、複
数台のインバータの中の1台についてだけ接地回路と地
絡検出器を設置することにより、 どのインバータに地絡事故が生じても接地回路に地絡
電流が流れるようにして、簡単な回路構成で、確実な地
絡保護が可能となるようにしたものである。
タの地絡保護装置において、 入力側に回り込み回路を断つための変圧器を設け、複
数台のインバータの中の1台についてだけ接地回路と地
絡検出器を設置することにより、 どのインバータに地絡事故が生じても接地回路に地絡
電流が流れるようにして、簡単な回路構成で、確実な地
絡保護が可能となるようにしたものである。
C.従来の技術 例えば大容量の誘導電動機を電流形インバータで運転
制御する場合、複数台のインバータを並列に接続して使
用することがある。その場合には、各インバータの出力
側が誘導電動機にされるため、入力側に変圧器を設け各
々に分離してインバータ間の循環電流を防止する。この
ため、入力変圧器の2次側が非接地となるので、地絡保
護のためにオープンデルタ等の回路で接地回路を構成す
ることになる。
制御する場合、複数台のインバータを並列に接続して使
用することがある。その場合には、各インバータの出力
側が誘導電動機にされるため、入力側に変圧器を設け各
々に分離してインバータ間の循環電流を防止する。この
ため、入力変圧器の2次側が非接地となるので、地絡保
護のためにオープンデルタ等の回路で接地回路を構成す
ることになる。
D.考案が解決しようとする課題 この時、次の点が問題になる。
(1)各インバータの系統毎に接地回路を設けると、そ
れらの接地間に接地電流がいつも流れてしまう。
れらの接地間に接地電流がいつも流れてしまう。
(2)各インバータに地絡検出器(漏電リレー等)を付
設すると、各インバータの出力側が接続されているた
め、動作時には全ての検出器が動作する。
設すると、各インバータの出力側が接続されているた
め、動作時には全ての検出器が動作する。
なお、各インバータの電源系統が接地系ならば、上記
(1)項の内容と同様なことが起こる。
(1)項の内容と同様なことが起こる。
本考案の目的は、簡単な回路構成で、並列接続の電流
形インバータの地絡保護を確実に行うことができる地絡
保護装置を提供することにある。
形インバータの地絡保護を確実に行うことができる地絡
保護装置を提供することにある。
E.課題を解決するための手段 本考案は、並列接続の複数台の電流形インバータの入
力側に各インバータ間の回り込み回路を断つための変圧
器を設け、複数台のインバータの中の1台についてだけ
接地回路と地絡検出器を設置したことを特徴とするもの
である。
力側に各インバータ間の回り込み回路を断つための変圧
器を設け、複数台のインバータの中の1台についてだけ
接地回路と地絡検出器を設置したことを特徴とするもの
である。
F.作用 どのインバータに地絡事故が生じても、事故点〜接地
回路〜地絡検出器が設置されたインバータ〜負荷〜事故
が生じたインバータ〜事故点の循環路が形成され、地絡
電流が流れる。この電流が地絡検出器により検出され、
地絡保護が行われる。
回路〜地絡検出器が設置されたインバータ〜負荷〜事故
が生じたインバータ〜事故点の循環路が形成され、地絡
電流が流れる。この電流が地絡検出器により検出され、
地絡保護が行われる。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、3台の電流
形インバータを並列に接続した場合である。図中、1A,1
B及び1Cは電流形インバータ、2はこれらインバータの
出力で駆動される誘導電動機、3は各インバータ1A〜1C
間の回り込み回路を断つよう入力側に設けた変圧器、4
はオープンデルタ接続の変圧器4Aと限流抵抗器4Bにより
構成した接地回路、5は零相変流器(ZCT)、6は地絡
検出器(例えば漏電リレー)であり、接地回路4、ZCT5
及び漏電リレー6は1台のインバータ、例えばインバー
タ1Aにのみ付設している。
形インバータを並列に接続した場合である。図中、1A,1
B及び1Cは電流形インバータ、2はこれらインバータの
出力で駆動される誘導電動機、3は各インバータ1A〜1C
間の回り込み回路を断つよう入力側に設けた変圧器、4
はオープンデルタ接続の変圧器4Aと限流抵抗器4Bにより
構成した接地回路、5は零相変流器(ZCT)、6は地絡
検出器(例えば漏電リレー)であり、接地回路4、ZCT5
及び漏電リレー6は1台のインバータ、例えばインバー
タ1Aにのみ付設している。
次に、動作について述べる。例えば第2図に示すよう
にインバータ1Cの入力側のF1点に地絡事故が生じると、
矢印aのように事故点F1〜接地回路4〜ZCT5〜インバー
タ1A〜電動機2〜インバータ1C〜事故点F1の経路で地絡
電流が流れ、これが漏電リレー6により検出される。
にインバータ1Cの入力側のF1点に地絡事故が生じると、
矢印aのように事故点F1〜接地回路4〜ZCT5〜インバー
タ1A〜電動機2〜インバータ1C〜事故点F1の経路で地絡
電流が流れ、これが漏電リレー6により検出される。
また、第3図に示すようにインバータ1Cの直流回路の
F2点に地絡事故が生じると、矢印bに示すように事故点
F2〜インバータ1Cの逆変換部〜電動機2〜インバータ1A
〜ZCT5〜接地回路4〜事故点F2の経路で地絡電流が流
れ、漏電リレー6によって検出される。
F2点に地絡事故が生じると、矢印bに示すように事故点
F2〜インバータ1Cの逆変換部〜電動機2〜インバータ1A
〜ZCT5〜接地回路4〜事故点F2の経路で地絡電流が流
れ、漏電リレー6によって検出される。
即ち、地絡事故点が並列接続の複数台のインバータの
どの部分であっても、その地絡電流は1個所に設置され
た接地回路4を通ることになり、その検出によって地絡
保護が確実に行われる。
どの部分であっても、その地絡電流は1個所に設置され
た接地回路4を通ることになり、その検出によって地絡
保護が確実に行われる。
なお、各インバータの電流系統が接地系であれば、接
地電流の循環を防ぐために絶縁するので、基本的には絶
縁によって非接地系となり、上記の回路構成と同じにな
る。
地電流の循環を防ぐために絶縁するので、基本的には絶
縁によって非接地系となり、上記の回路構成と同じにな
る。
H.考案の効果 以上のように本考案によれば、並列接続の複数台の電
流形インバータの入力側に各インバータ間の回り込み回
路を断つための変圧器を設け、1台のインバータにのみ
接地回路と地絡検出器を付設したので、回路構成が簡単
になる。しかも、誤動作を防止することができ、確実な
地絡保護が期待できる。
流形インバータの入力側に各インバータ間の回り込み回
路を断つための変圧器を設け、1台のインバータにのみ
接地回路と地絡検出器を付設したので、回路構成が簡単
になる。しかも、誤動作を防止することができ、確実な
地絡保護が期待できる。
第1図は本考案に係る地絡保護装置の一実施例を示す回
路図、第2図及び第3図は同実施例の動作を説明するた
めの回路図である。 1A,1B及び1C……電流形インバータ、2……誘導電動
機、3……入力変圧器、4……接地回路、4A……オープ
ンデルタ接続の変圧器、4B……限流抵抗器、5……ZC
T、6……地絡検出器(漏電リレー)。
路図、第2図及び第3図は同実施例の動作を説明するた
めの回路図である。 1A,1B及び1C……電流形インバータ、2……誘導電動
機、3……入力変圧器、4……接地回路、4A……オープ
ンデルタ接続の変圧器、4B……限流抵抗器、5……ZC
T、6……地絡検出器(漏電リレー)。
Claims (1)
- 【請求項1】並列接続の複数台の電流形インバータの入
力側に各インバータ間の回り込み回路を断つための変圧
器を設け、複数台のインバータの中の1台についてだけ
接地回路と地絡検出器を設置したことを特徴とする地絡
保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8847489U JPH0811072Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 地絡保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8847489U JPH0811072Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 地絡保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330798U JPH0330798U (ja) | 1991-03-26 |
JPH0811072Y2 true JPH0811072Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=31638089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8847489U Expired - Lifetime JPH0811072Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 地絡保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811072Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002136325A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-05-14 | Kuretake Seishiyoudou:Kk | 書道用具や絵画用具等の収納バッグ |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP8847489U patent/JPH0811072Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330798U (ja) | 1991-03-26 |
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