JPH08110001A - 蒸気発生装置 - Google Patents
蒸気発生装置Info
- Publication number
- JPH08110001A JPH08110001A JP24738294A JP24738294A JPH08110001A JP H08110001 A JPH08110001 A JP H08110001A JP 24738294 A JP24738294 A JP 24738294A JP 24738294 A JP24738294 A JP 24738294A JP H08110001 A JPH08110001 A JP H08110001A
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- steam
- supply pipe
- water supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 要求される蒸気量に対応でき、過熱蒸気を発
生することのできる蒸気発生装置を得る。 【構成】 小孔25を有する複数の蒸発皿24を上下方
向に間隔を設けて給水管22で支持し、格納容器21内
に設置する。給水管22は格納容器21の底部を貫通
し、上下方向に配置されて蒸発皿24を支持し、最上部
の蒸発皿24に水を供給する。格納容器21は円筒状で
その頂部には蒸気取出管26が設けられ、周囲には電気
ヒータ27が設けられ内部を加熱する。
生することのできる蒸気発生装置を得る。 【構成】 小孔25を有する複数の蒸発皿24を上下方
向に間隔を設けて給水管22で支持し、格納容器21内
に設置する。給水管22は格納容器21の底部を貫通
し、上下方向に配置されて蒸発皿24を支持し、最上部
の蒸発皿24に水を供給する。格納容器21は円筒状で
その頂部には蒸気取出管26が設けられ、周囲には電気
ヒータ27が設けられ内部を加熱する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少量の過熱蒸気を発生
する蒸気発生装置に係わり、特に溶融炭酸塩型燃料電池
の発電前処理工程の脱脂工程で蒸気を注入する蒸気発生
装置に関する。
する蒸気発生装置に係わり、特に溶融炭酸塩型燃料電池
の発電前処理工程の脱脂工程で蒸気を注入する蒸気発生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融炭酸塩型燃料電池は、高効率で環境
への影響が少ないなど、従来の発電装置にない特徴を有
しており、水力、火力、原子力に続く発電システムとし
て注目を集め、現在鋭意研究が進められている。
への影響が少ないなど、従来の発電装置にない特徴を有
しており、水力、火力、原子力に続く発電システムとし
て注目を集め、現在鋭意研究が進められている。
【0003】図3は、溶融炭酸塩型燃料電池の模式的構
造図である。本図に示すように燃料電池12は、電解質
板31と、電解質板31を挟むアノード32(電極)と
カソード33(電極)、アノード32にアノードガス2
を供給するアノードガス流路34及びカソード33にカ
ソードガス3を供給するカソードガス流路35から構成
される。電解質板31は、焼結したセラミックス粉末か
らなる平板であり、その間隙に炭酸塩を高温の溶融状態
で保持するようにしてある。この製造方法は、支持材の
LiAlO2粉末と炭酸塩の粉末を予め混合して成形する方法
と、LiAlO2粉末のみで成形して後から炭酸塩を含浸させ
る方法とがあり、炭酸塩を含浸させる方法がよく用いら
れる。アノード32及びカソード33は、それぞれ焼結
した金属粉末からなる平板で、電解質板31を間に挟持
する。単一の電池(単セル)は、アノード32、電解質
板31及びカソード33から構成される。アノードガス
流路34は導電性を有しアノード32に沿って水素を含
むアノードガス2を流す。カソードガス流路35も導電
性を有しカソード33に沿って酸素及び炭酸ガスを含む
カソードガス3を流す。
造図である。本図に示すように燃料電池12は、電解質
板31と、電解質板31を挟むアノード32(電極)と
カソード33(電極)、アノード32にアノードガス2
を供給するアノードガス流路34及びカソード33にカ
ソードガス3を供給するカソードガス流路35から構成
される。電解質板31は、焼結したセラミックス粉末か
らなる平板であり、その間隙に炭酸塩を高温の溶融状態
で保持するようにしてある。この製造方法は、支持材の
LiAlO2粉末と炭酸塩の粉末を予め混合して成形する方法
と、LiAlO2粉末のみで成形して後から炭酸塩を含浸させ
る方法とがあり、炭酸塩を含浸させる方法がよく用いら
れる。アノード32及びカソード33は、それぞれ焼結
した金属粉末からなる平板で、電解質板31を間に挟持
する。単一の電池(単セル)は、アノード32、電解質
板31及びカソード33から構成される。アノードガス
流路34は導電性を有しアノード32に沿って水素を含
むアノードガス2を流す。カソードガス流路35も導電
性を有しカソード33に沿って酸素及び炭酸ガスを含む
カソードガス3を流す。
【0004】このような溶融炭酸塩型燃料電池が工場で
組立られ、現地に据え付けられた後、発電する前処理工
程に電解質板31に対する脱脂工程と炭酸塩を含浸させ
る含浸工程とがある。脱脂工程は電解質板31を形成す
るときに使用した結合剤、可塑剤などの有機物が残され
ているのを除去する工程である。これらの有機物は焼結
により炭化された状態で残留しており、蒸気の注入によ
り除去される。
組立られ、現地に据え付けられた後、発電する前処理工
程に電解質板31に対する脱脂工程と炭酸塩を含浸させ
る含浸工程とがある。脱脂工程は電解質板31を形成す
るときに使用した結合剤、可塑剤などの有機物が残され
ているのを除去する工程である。これらの有機物は焼結
により炭化された状態で残留しており、蒸気の注入によ
り除去される。
【0005】図4は従来出力1〜10kw程度の小規な
溶融炭酸塩型燃料電池の脱脂工程に用いられた蒸気発生
装置を示す。タンク40には純水45を入れ、この純水
45を加熱するヒータ41がタンク40周囲に設けられ
ている。タンク40の底部にはアノードガス供給管42
が設けられ、頂部には蒸気取出管43が設けられアノー
ドに接続されている。アノードガス供給管42には流量
計42aが設けられており、タンク40内の水位より上
の位置に圧力計44が設けられている。
溶融炭酸塩型燃料電池の脱脂工程に用いられた蒸気発生
装置を示す。タンク40には純水45を入れ、この純水
45を加熱するヒータ41がタンク40周囲に設けられ
ている。タンク40の底部にはアノードガス供給管42
が設けられ、頂部には蒸気取出管43が設けられアノー
ドに接続されている。アノードガス供給管42には流量
計42aが設けられており、タンク40内の水位より上
の位置に圧力計44が設けられている。
【0006】ヒータ41により加熱してゆくと、タンク
40内の圧力によってきまる飽和蒸気が発生する。アノ
ードガスをアノードガス供給管42より供給すると、水
中では気泡46となり、この気泡内のアノードガスには
飽和蒸気がタンク内の圧力に応じて一定量含まれるよう
になり、蒸気取出管43よりアノードに供給される。こ
れによりアノードガスの供給量とタンク内圧を計測する
ことによりアノードに供給する蒸気量がわかる。本装置
は簡単な構造であるため信頼性が高くかつ安価であるた
めよく使用されている。
40内の圧力によってきまる飽和蒸気が発生する。アノ
ードガスをアノードガス供給管42より供給すると、水
中では気泡46となり、この気泡内のアノードガスには
飽和蒸気がタンク内の圧力に応じて一定量含まれるよう
になり、蒸気取出管43よりアノードに供給される。こ
れによりアノードガスの供給量とタンク内圧を計測する
ことによりアノードに供給する蒸気量がわかる。本装置
は簡単な構造であるため信頼性が高くかつ安価であるた
めよく使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4で示した蒸気発生
装置の場合、実験室で行う小規模な溶融炭酸塩型燃料電
池には適しているが、100kw以上となると必要とさ
れる蒸気量も多くなるり、これに対応出来なくなる。ま
たアノードガスが水中を通過する際の圧損が大きくな
る。さらに発生する蒸気が飽和蒸気であるため途中で凝
縮しアノードまで届かないものも生じる。
装置の場合、実験室で行う小規模な溶融炭酸塩型燃料電
池には適しているが、100kw以上となると必要とさ
れる蒸気量も多くなるり、これに対応出来なくなる。ま
たアノードガスが水中を通過する際の圧損が大きくな
る。さらに発生する蒸気が飽和蒸気であるため途中で凝
縮しアノードまで届かないものも生じる。
【0008】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、要求される蒸気量に対応でき、過熱蒸気を発生す
ることのできる蒸気発生装置を提供することを目的とす
る。
ので、要求される蒸気量に対応でき、過熱蒸気を発生す
ることのできる蒸気発生装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、小孔を有し上下方向に間隔を設けて配置された複数
の蒸発皿と、該蒸発皿を格納する格納容器と、該格納容
器を貫通して最上部の蒸発皿に水を供給する給水管と、
前記格納容器に設けられた蒸気取出管と、前記圧力容器
の周囲に設けられ内部を加熱する加熱装置とを備えたも
のである。
め、小孔を有し上下方向に間隔を設けて配置された複数
の蒸発皿と、該蒸発皿を格納する格納容器と、該格納容
器を貫通して最上部の蒸発皿に水を供給する給水管と、
前記格納容器に設けられた蒸気取出管と、前記圧力容器
の周囲に設けられ内部を加熱する加熱装置とを備えたも
のである。
【0010】また、前記格納容器内に前記給水管が上下
方向に配置され、前記蒸発皿が所定間隔で給水管に水平
に取付けられたものである。
方向に配置され、前記蒸発皿が所定間隔で給水管に水平
に取付けられたものである。
【0011】また、前記蒸発皿に設けられた小孔の数は
上方の蒸発皿より下方の蒸発皿にゆくに従い少なくな
り、最下層の蒸発皿には小孔が設けられていないように
したものである。
上方の蒸発皿より下方の蒸発皿にゆくに従い少なくな
り、最下層の蒸発皿には小孔が設けられていないように
したものである。
【0012】
【作用】加熱装置により格納容器内および各蒸発皿は加
熱される。最上部の蒸発皿に供給された水は、一部はそ
こで蒸発し他は小孔より下の蒸発皿に落下し、同様にし
て落下してゆくにつれ蒸発してゆく。格納容器内の温度
を発生蒸気の過熱温度とすることにより発生した蒸気は
過熱蒸気となり蒸気取出管から取り出される。供給され
た水を流量計により計量し、発生した蒸気は過熱蒸気と
なって目的地(アノード)に到達するよう過熱温度を設
定すれば、計量した量の蒸気を目的物(アノード)に供
給することができる。
熱される。最上部の蒸発皿に供給された水は、一部はそ
こで蒸発し他は小孔より下の蒸発皿に落下し、同様にし
て落下してゆくにつれ蒸発してゆく。格納容器内の温度
を発生蒸気の過熱温度とすることにより発生した蒸気は
過熱蒸気となり蒸気取出管から取り出される。供給され
た水を流量計により計量し、発生した蒸気は過熱蒸気と
なって目的地(アノード)に到達するよう過熱温度を設
定すれば、計量した量の蒸気を目的物(アノード)に供
給することができる。
【0013】格納容器内に給水管を上下方向に設けこれ
に蒸発皿を所定の間隔で水平に設けることにより、給水
管を蒸発皿の支持部材として利用でき、かつコンパクト
な配置となる。
に蒸発皿を所定の間隔で水平に設けることにより、給水
管を蒸発皿の支持部材として利用でき、かつコンパクト
な配置となる。
【0014】蒸発皿の小孔を通り落下する水滴の量は下
にゆくほど少なくなるので、小孔の数もこれに応じて少
なくしてゆく。最下層の蒸発皿には小孔を設けないこと
により蒸発皿上で全ての水分を蒸発させることができ
る。
にゆくほど少なくなるので、小孔の数もこれに応じて少
なくしてゆく。最下層の蒸発皿には小孔を設けないこと
により蒸発皿上で全ての水分を蒸発させることができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。各図において、共通部分には同一の符号を
使用する。図1は、実施例の蒸気発生装置を示し、
(A)は断面図、(B)は(A)のX−X断面図であ
る。20は蒸気発生装置を示す。21は格納容器で円筒
より構成され、内部に底部を貫通して給水管22が設け
られ、先端より少し下がった位置より蒸発皿24がほぼ
等間隔で取付けられている。各蒸発皿24の中心を給水
管22が貫通し、各蒸発皿24には小孔25が多数設け
られている。この小孔25の数は上段より下段にゆくに
従い少なくなり、最下段では零となっている。格納容器
21の頂部には蒸気取出管26が設けられている。格納
容器21の周囲には電気ヒータ27が設けられ、内部を
過熱状態にする。なお電気ヒータ27の代わりにガスま
たは液体バーナを用いることもできる。給水管22には
流量制御弁23と給水量を計量する計量計28が設けら
れ、予め設定した流量となるように流量制御弁23を制
御する。
て説明する。各図において、共通部分には同一の符号を
使用する。図1は、実施例の蒸気発生装置を示し、
(A)は断面図、(B)は(A)のX−X断面図であ
る。20は蒸気発生装置を示す。21は格納容器で円筒
より構成され、内部に底部を貫通して給水管22が設け
られ、先端より少し下がった位置より蒸発皿24がほぼ
等間隔で取付けられている。各蒸発皿24の中心を給水
管22が貫通し、各蒸発皿24には小孔25が多数設け
られている。この小孔25の数は上段より下段にゆくに
従い少なくなり、最下段では零となっている。格納容器
21の頂部には蒸気取出管26が設けられている。格納
容器21の周囲には電気ヒータ27が設けられ、内部を
過熱状態にする。なお電気ヒータ27の代わりにガスま
たは液体バーナを用いることもできる。給水管22には
流量制御弁23と給水量を計量する計量計28が設けら
れ、予め設定した流量となるように流量制御弁23を制
御する。
【0016】図2は実施例の蒸気発生装置20を燃料電
池発電装置に取付けたブロック図である。蒸気発生装置
20は燃料電池12のアノードAに接続される。接続時
期は発電開始前の脱脂工程であり、脱脂後取り外す。燃
料電池発電装置は、天然ガス等を水蒸気8と混合した燃
料ガス1を水素を含むアノードガス2に改質する改質器
10と、炭酸ガスと酸素を含むカソードガス3と水素を
含むアノードガス2とから発電する燃料電池12とを備
えており、改質器10で作られるアノードガス2は燃料
電池12に供給され、燃料電池12の内でその大部分を
消費してアノード排ガス4となり、燃焼用ガスとして改
質器10の燃焼室Coへ供給される。
池発電装置に取付けたブロック図である。蒸気発生装置
20は燃料電池12のアノードAに接続される。接続時
期は発電開始前の脱脂工程であり、脱脂後取り外す。燃
料電池発電装置は、天然ガス等を水蒸気8と混合した燃
料ガス1を水素を含むアノードガス2に改質する改質器
10と、炭酸ガスと酸素を含むカソードガス3と水素を
含むアノードガス2とから発電する燃料電池12とを備
えており、改質器10で作られるアノードガス2は燃料
電池12に供給され、燃料電池12の内でその大部分を
消費してアノード排ガス4となり、燃焼用ガスとして改
質器10の燃焼室Coへ供給される。
【0017】改質器10ではアノード排ガス4中の可燃
成分(水素、一酸化炭素、メタン等)を燃焼室Coで燃
焼して高温の燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスにより改
質室Reを加熱し、改質室Reで改質触媒により燃料ガ
ス1を改質してアノードガス2とする。アノードガス2
は燃料電池12のアノードAに供給される。また燃焼室
Coを出た燃焼排ガス5は空気予熱器13で冷却された
後、凝縮器14及び気水分離器15により水分を除去さ
れ、低温ブロワ16で加圧され、空気6と合流してカソ
ードガス3となる。このカソードガス3はカソードC内
をカソード循環ブロワ19により循環し電池反応により
発生した熱を除去する。カソードガス3は燃料電池12
内で一部が反応して高温のカソード排ガス7となり、そ
の一部は改質器10の燃焼室Coへ供給され、他の一部
は空気6を圧縮するタービン圧縮機17で動力を回収し
た後、さらに排熱回収蒸気発生装置18で熱エネルギを
回収して系外に排出される。なお、この排熱回収蒸気発
生装置18で発生した水蒸気8が天然ガスと混合されて
燃焼ガス1となる。
成分(水素、一酸化炭素、メタン等)を燃焼室Coで燃
焼して高温の燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスにより改
質室Reを加熱し、改質室Reで改質触媒により燃料ガ
ス1を改質してアノードガス2とする。アノードガス2
は燃料電池12のアノードAに供給される。また燃焼室
Coを出た燃焼排ガス5は空気予熱器13で冷却された
後、凝縮器14及び気水分離器15により水分を除去さ
れ、低温ブロワ16で加圧され、空気6と合流してカソ
ードガス3となる。このカソードガス3はカソードC内
をカソード循環ブロワ19により循環し電池反応により
発生した熱を除去する。カソードガス3は燃料電池12
内で一部が反応して高温のカソード排ガス7となり、そ
の一部は改質器10の燃焼室Coへ供給され、他の一部
は空気6を圧縮するタービン圧縮機17で動力を回収し
た後、さらに排熱回収蒸気発生装置18で熱エネルギを
回収して系外に排出される。なお、この排熱回収蒸気発
生装置18で発生した水蒸気8が天然ガスと混合されて
燃焼ガス1となる。
【0018】次に図1に示す蒸気発生装置20の動作に
ついて説明する。電気ヒータ27により格納容器21内
を過熱状態にし、給水管22より純水を供給する。供給
量は最下段の蒸発皿24に水が溜まらない程度がよい。
水の供給量は蒸気発生量となるので、蒸発皿24の寸法
と段数は、計画量の水が供給された場合、最下段の蒸発
皿24に水が溜まらない程度となるように決められてい
る。これにより各蒸発皿24より発生した蒸気は格納容
器内で過熱蒸気になり、アノードAに供給される。過熱
の温度はアノードAに到達するまでに凝縮しないように
設定する。水の供給量は流量計28により計量される。
供給された純水は全て蒸発し過熱蒸気となってアノード
Aに到達するので水の計量値が蒸気供給量となる。
ついて説明する。電気ヒータ27により格納容器21内
を過熱状態にし、給水管22より純水を供給する。供給
量は最下段の蒸発皿24に水が溜まらない程度がよい。
水の供給量は蒸気発生量となるので、蒸発皿24の寸法
と段数は、計画量の水が供給された場合、最下段の蒸発
皿24に水が溜まらない程度となるように決められてい
る。これにより各蒸発皿24より発生した蒸気は格納容
器内で過熱蒸気になり、アノードAに供給される。過熱
の温度はアノードAに到達するまでに凝縮しないように
設定する。水の供給量は流量計28により計量される。
供給された純水は全て蒸発し過熱蒸気となってアノード
Aに到達するので水の計量値が蒸気供給量となる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は格納容器内に複数の蒸発皿を上下方向に所定の間隔で
設け、蒸発皿には小孔を設けて各蒸発皿に水が伝わるよ
うにし、最上段の蒸発皿へ水を供給するようにして格納
容器を加熱し、過熱蒸気を発生するようにしたので、水
の供給量に応じて過熱蒸気を発生することができる。
は格納容器内に複数の蒸発皿を上下方向に所定の間隔で
設け、蒸発皿には小孔を設けて各蒸発皿に水が伝わるよ
うにし、最上段の蒸発皿へ水を供給するようにして格納
容器を加熱し、過熱蒸気を発生するようにしたので、水
の供給量に応じて過熱蒸気を発生することができる。
【図1】実施例の蒸気発生装置を示し、(A)は断面
図、(B)は(A)のX−X断面図である。
図、(B)は(A)のX−X断面図である。
【図2】実施例の蒸気発生装置を燃料電池発電装置に接
続した場合のブロック図を示す。
続した場合のブロック図を示す。
【図3】溶融炭酸塩型燃料電池の模式的構造を示す図で
ある。
ある。
【図4】従来の小規模な蒸気発生装置を示す図である。
1 燃料ガス 2 アノードガス 3 カソードガス 4 アノード排ガス 5 燃焼排ガス 6 空気 7 カソード排ガス 8 水蒸気 10 改質器 12 燃料電池 13 空気予熱器 14 凝縮器 15 気水分離器 16 低温ブロワ 17 タービン圧縮機 18 排熱回収蒸気発生装置 19 カソード循環ブロワ 20 蒸気発生装置 21 格納容器 22 給水管 23 流量制御弁 24 蒸発皿 25 小孔 26 蒸気取出管 27 電気ヒータ 28 流量計 Co 燃焼室 Re 改質室
Claims (3)
- 【請求項1】 小孔を有し上下方向に間隔を設けて配置
された複数の蒸発皿と、該蒸発皿を格納する格納容器
と、該格納容器を貫通して最上部の蒸発皿に水を供給す
る給水管と、前記格納容器に設けられた蒸気取出管と、
前記格納容器の周囲に設けられ内部を加熱する加熱装置
と、を備えたことを特徴とする蒸気発生装置。 - 【請求項2】 前記格納容器内に前記給水管が上下方向
に配置され、前記蒸発皿が所定間隔で給水管に水平に取
付けられていることを特徴とする請求項1記載の蒸気発
生装置。 - 【請求項3】 前記蒸発皿に設けられた小孔の数は上方
の蒸発皿より下方の蒸発皿にゆくに従い少なくなり、最
下層の蒸発皿には小孔が設けられていないことを特徴と
する請求項1または2記載の蒸気発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24738294A JP3591006B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 蒸気発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24738294A JP3591006B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 蒸気発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110001A true JPH08110001A (ja) | 1996-04-30 |
JP3591006B2 JP3591006B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=17162605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24738294A Expired - Fee Related JP3591006B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 蒸気発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3591006B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100820872B1 (ko) * | 2007-07-26 | 2008-04-11 | (주)유니벨 | 스팀의 생성 장치 |
KR100820874B1 (ko) * | 2006-04-03 | 2008-04-11 | (주)유니벨 | 스팀을 발생시키기 위한 방법 및 장치 |
WO2019086641A1 (de) * | 2017-11-02 | 2019-05-09 | Elwema Automotive Gmbh | Dampferzeuger und anlage zum dampfreinigen von werkstücken |
-
1994
- 1994-10-13 JP JP24738294A patent/JP3591006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100820874B1 (ko) * | 2006-04-03 | 2008-04-11 | (주)유니벨 | 스팀을 발생시키기 위한 방법 및 장치 |
KR100820872B1 (ko) * | 2007-07-26 | 2008-04-11 | (주)유니벨 | 스팀의 생성 장치 |
US8132545B2 (en) | 2007-07-26 | 2012-03-13 | Kook Hyun Cho | Apparatus for generating steam |
WO2019086641A1 (de) * | 2017-11-02 | 2019-05-09 | Elwema Automotive Gmbh | Dampferzeuger und anlage zum dampfreinigen von werkstücken |
CN111344519A (zh) * | 2017-11-02 | 2020-06-26 | 埃尔威玛汽车有限公司 | 用于工件的蒸汽清洗的蒸汽发生器和设备 |
CN111344519B (zh) * | 2017-11-02 | 2022-05-24 | 埃尔威玛汽车有限公司 | 用于工件的蒸汽清洗的蒸汽发生器和设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3591006B2 (ja) | 2004-11-17 |
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