JPH08109902A - 脈圧吸収装置 - Google Patents
脈圧吸収装置Info
- Publication number
- JPH08109902A JPH08109902A JP6274523A JP27452394A JPH08109902A JP H08109902 A JPH08109902 A JP H08109902A JP 6274523 A JP6274523 A JP 6274523A JP 27452394 A JP27452394 A JP 27452394A JP H08109902 A JPH08109902 A JP H08109902A
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- JP
- Japan
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- plate
- shaped member
- main body
- pressure
- pulse pressure
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/04—Devices damping pulsations or vibrations in fluids
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 脈圧吸収効果を損なわずに、板状部材の損傷
を防止する。 [構成] 本体32の段付孔33に形成された段部35
と本体32に螺合する止め部材42との間に、円形で可
撓性のある板状部材41を挟持する。板状部材41の肉
厚は、本体32と止め部材42により支持される外周部
41aを厚肉、中央部41bを薄肉とし、かつ外周部4
1aから中央部41bにかけては連続的に肉厚を減少さ
せるようにする。
を防止する。 [構成] 本体32の段付孔33に形成された段部35
と本体32に螺合する止め部材42との間に、円形で可
撓性のある板状部材41を挟持する。板状部材41の肉
厚は、本体32と止め部材42により支持される外周部
41aを厚肉、中央部41bを薄肉とし、かつ外周部4
1aから中央部41bにかけては連続的に肉厚を減少さ
せるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の液圧クラッチ
作動装置に用いられ、クラッチ装置が発生する振動が脈
動となって配管内を伝達することを防止する脈圧吸収装
置に関する。
作動装置に用いられ、クラッチ装置が発生する振動が脈
動となって配管内を伝達することを防止する脈圧吸収装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】本出願人は先に実願平4
−52447号(実開平6−6710号)において液圧
脈動吸収装置を提案した。図3乃至図5を参照して、こ
の液圧脈動吸収装置を説明する。
−52447号(実開平6−6710号)において液圧
脈動吸収装置を提案した。図3乃至図5を参照して、こ
の液圧脈動吸収装置を説明する。
【0003】液圧脈動吸収装置1の本体2はアルミニウ
ム等の金属でなり、図3における上方部分がほぼ正方形
状を呈しているのであるが、この上方部分には上からね
じ部4、段部5及び肩部6を有する円筒形状の段付孔3
が形成されている。この段付孔3の肩部6には環状の密
封部材10が、段部5の外周縁部に当接している肉厚が
均一な円形状の板状部材11によって挟圧保持されてい
る。板状部材11は金属材料よりなる可撓性のもので、
撓み変形することにより液圧脈動を吸収するためのもの
であるが、これはその上方で止め部材12が段付孔3の
ねじ部4で螺着されていることにより、この止め部材1
2の下面外周部と圧接し、段部5に対して押圧されてい
る。又、止め部材12には螺着時に六角レンチを挿入す
るための六角孔12aが形成されており、これは止め部
材12の下面に形成された円形の凸所12bと連通して
いる。なお、この凸所12bの深さは板状部材11の撓
み変形量を考慮して設定されている。段付孔3の肩部6
より更に下方には液圧室8が形成されており、その下端
部側方で入口16及び出口17とそれぞれ連通してい
る。
ム等の金属でなり、図3における上方部分がほぼ正方形
状を呈しているのであるが、この上方部分には上からね
じ部4、段部5及び肩部6を有する円筒形状の段付孔3
が形成されている。この段付孔3の肩部6には環状の密
封部材10が、段部5の外周縁部に当接している肉厚が
均一な円形状の板状部材11によって挟圧保持されてい
る。板状部材11は金属材料よりなる可撓性のもので、
撓み変形することにより液圧脈動を吸収するためのもの
であるが、これはその上方で止め部材12が段付孔3の
ねじ部4で螺着されていることにより、この止め部材1
2の下面外周部と圧接し、段部5に対して押圧されてい
る。又、止め部材12には螺着時に六角レンチを挿入す
るための六角孔12aが形成されており、これは止め部
材12の下面に形成された円形の凸所12bと連通して
いる。なお、この凸所12bの深さは板状部材11の撓
み変形量を考慮して設定されている。段付孔3の肩部6
より更に下方には液圧室8が形成されており、その下端
部側方で入口16及び出口17とそれぞれ連通してい
る。
【0004】なお、液圧脈動吸収装置1は入口16を図
示しないクラッチマスタシリンダに、出口17を図示し
ないクラッチ作動シリンダに各々配管接続され、クラッ
チシステムに組み込まれる。
示しないクラッチマスタシリンダに、出口17を図示し
ないクラッチ作動シリンダに各々配管接続され、クラッ
チシステムに組み込まれる。
【0005】従来の液圧脈動吸収装置1は以上のような
構成をしており、次のような作用を行なう。
構成をしており、次のような作用を行なう。
【0006】図示しないクラッチ作動シリンダ側で発生
した液圧脈動は、出口17を介して液圧室8に伝播さ
れ、板状部材11に作用する。板状部材11は可撓性を
有しているので、脈動により撓み変形を繰り返し、これ
により脈動が吸収される。
した液圧脈動は、出口17を介して液圧室8に伝播さ
れ、板状部材11に作用する。板状部材11は可撓性を
有しているので、脈動により撓み変形を繰り返し、これ
により脈動が吸収される。
【0007】以上のようにして、出口17から伝播され
る脈動は板状部材11の作用によって吸収ないしは減衰
されるので、入口16を介して図示しないクラッチマス
タシリンダ、クラッチペダル側に伝わることを阻止され
る。
る脈動は板状部材11の作用によって吸収ないしは減衰
されるので、入口16を介して図示しないクラッチマス
タシリンダ、クラッチペダル側に伝わることを阻止され
る。
【0008】しかし、脈圧を吸収する板状部材11の肉
厚が均一であり、図4及び図5に模式的に示すように、
板状部材11が定圧室13側に撓み変形する際、本体2
と止め部材12との間で挟持される板状部材11の外周
部(固定端部)で曲げ応力が最大となる。従って、この
応力が原因で板状部材11が破損するといった問題点が
ある。このため、板状部材11の肉厚を厚くすることが
考えられるが、板状部材11の肉厚を厚くすると、板状
部材11の剛性が高くなるため、脈動吸収時に十分な撓
み変形が得られず、脈動吸収効果が低下するといった問
題がある。
厚が均一であり、図4及び図5に模式的に示すように、
板状部材11が定圧室13側に撓み変形する際、本体2
と止め部材12との間で挟持される板状部材11の外周
部(固定端部)で曲げ応力が最大となる。従って、この
応力が原因で板状部材11が破損するといった問題点が
ある。このため、板状部材11の肉厚を厚くすることが
考えられるが、板状部材11の肉厚を厚くすると、板状
部材11の剛性が高くなるため、脈動吸収時に十分な撓
み変形が得られず、脈動吸収効果が低下するといった問
題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、以上のよ
うな問題に鑑みてなされ、脈圧吸収効果を損なわなず
に、板状部材の損傷を防止する脈圧吸収装置を提供する
ことを目的とする。
うな問題に鑑みてなされ、脈圧吸収効果を損なわなず
に、板状部材の損傷を防止する脈圧吸収装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、入口及
び出口を有する本体と、前記入口と出口とに連絡して前
記本体に形成される液圧室と、前記本体にその外周が支
持され一側面が前記液圧室に臨み他側面が一定圧を受圧
する可撓性の板状部材とを有する脈圧吸収装置におい
て、前記板状部材が前記本体に支持される外周部分を厚
肉とし、その他の部分を薄肉とした脈圧吸収装置、によ
って達成される。
び出口を有する本体と、前記入口と出口とに連絡して前
記本体に形成される液圧室と、前記本体にその外周が支
持され一側面が前記液圧室に臨み他側面が一定圧を受圧
する可撓性の板状部材とを有する脈圧吸収装置におい
て、前記板状部材が前記本体に支持される外周部分を厚
肉とし、その他の部分を薄肉とした脈圧吸収装置、によ
って達成される。
【0011】
【作用】液圧室に伝播した脈圧を受けて板状部材が定圧
室側に撓み変形することにより脈圧エネルギを吸収す
る。又、撓み変形に伴う曲げ応力の応力分布を板状部材
全体にほぼ均等に分散させる。
室側に撓み変形することにより脈圧エネルギを吸収す
る。又、撓み変形に伴う曲げ応力の応力分布を板状部材
全体にほぼ均等に分散させる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例による脈圧吸収装置に
ついて、図面を参照して説明する。
ついて、図面を参照して説明する。
【0013】図1は本実施例による脈圧吸収装置31の
全体を示す破断平面図である。脈圧吸収装置31の本体
32はアルミニウム等の金属でなり、図1における上方
部分がほぼ正方形状を呈しているのであるが、この上方
部分には上からねじ部34、段部35及び肩部36を有
する円筒形状の段付孔33が形成されている。この段付
孔33の肩部36には環状の密封部材40が、段部35
の外周縁部に当接している本発明に係る円形状の板状部
材41により挟圧保持されており、更に板状部材41は
その上方で止め部材42が段付孔33のねじ部34で螺
着されることにより、この止め部材42の下面外周部と
圧接し段部35に対して押圧されている。板状部材41
が、ばね鋼等の金属材料よりなる可撓性のもので、撓み
変形することにより脈圧を吸収するためのものであり、
その肉厚は、本体32に支持される外周部41aを厚
肉、中央部41bを薄肉とし、外周部41aから中央部
41bにかけては、ほぼ連続的に肉厚が減少するように
構成されている。又、止め部材42には螺着時に六角レ
ンチを挿入するための六角孔42aが形成されており、
これは止め部材42の下面に形成された円形の凹所42
bと連通している。なお、この凹所42bの深さは板状
部材41の撓み変形量を考慮して設定される。
全体を示す破断平面図である。脈圧吸収装置31の本体
32はアルミニウム等の金属でなり、図1における上方
部分がほぼ正方形状を呈しているのであるが、この上方
部分には上からねじ部34、段部35及び肩部36を有
する円筒形状の段付孔33が形成されている。この段付
孔33の肩部36には環状の密封部材40が、段部35
の外周縁部に当接している本発明に係る円形状の板状部
材41により挟圧保持されており、更に板状部材41は
その上方で止め部材42が段付孔33のねじ部34で螺
着されることにより、この止め部材42の下面外周部と
圧接し段部35に対して押圧されている。板状部材41
が、ばね鋼等の金属材料よりなる可撓性のもので、撓み
変形することにより脈圧を吸収するためのものであり、
その肉厚は、本体32に支持される外周部41aを厚
肉、中央部41bを薄肉とし、外周部41aから中央部
41bにかけては、ほぼ連続的に肉厚が減少するように
構成されている。又、止め部材42には螺着時に六角レ
ンチを挿入するための六角孔42aが形成されており、
これは止め部材42の下面に形成された円形の凹所42
bと連通している。なお、この凹所42bの深さは板状
部材41の撓み変形量を考慮して設定される。
【0014】段付孔33の肩部36より更に下方には液
圧室38が形成されており、その内壁面37は鋳肌面と
なっている。又、液圧室38の下端部側方で入口46及
び出口47とそれぞれ連通している。液圧室38は以上
のように形成され、板状部材41の上面側に区画された
凹所42b及び六角孔42aから成る定圧室43とは上
述の密封部材40によってシールされている。又、ブラ
ケット45はボルト44により本体32に固定される
が、このブラケット45により六角孔42aが閉塞さ
れ、更に何らシール部材を介さずに閉塞されるので、定
圧室43は大気圧となっている。なお、ブラケット45
は本体32を車両に取り付けるものであり、脈圧吸収装
置31は入口46を図示しないクラッチマスタシリンダ
に、出口47を図示しないクラッチ作動シリンダに各々
配管接続され、クラッチシステムに組み込まれている。
圧室38が形成されており、その内壁面37は鋳肌面と
なっている。又、液圧室38の下端部側方で入口46及
び出口47とそれぞれ連通している。液圧室38は以上
のように形成され、板状部材41の上面側に区画された
凹所42b及び六角孔42aから成る定圧室43とは上
述の密封部材40によってシールされている。又、ブラ
ケット45はボルト44により本体32に固定される
が、このブラケット45により六角孔42aが閉塞さ
れ、更に何らシール部材を介さずに閉塞されるので、定
圧室43は大気圧となっている。なお、ブラケット45
は本体32を車両に取り付けるものであり、脈圧吸収装
置31は入口46を図示しないクラッチマスタシリンダ
に、出口47を図示しないクラッチ作動シリンダに各々
配管接続され、クラッチシステムに組み込まれている。
【0015】本発明の実施例による脈圧吸収装置31は
以上のように構成されるが、次にこの作用について説明
する。
以上のように構成されるが、次にこの作用について説明
する。
【0016】図示しないクラッチ作動シリンダ側に発生
した脈圧が出口47を介して液圧室38に伝播する。液
圧室38に伝播された脈圧は内壁面37との衝突を経
て、上方に位置する板状部材11へと伝播する。又、内
壁面37は鋳肌面であるので、その表面の凹凸で反射し
た脈圧はそのエネルギを拡散して減衰する。板状部材4
1は、その下面全域に上述した脈圧を受けることによ
り、定圧室43側へと撓む。この撓み変形の繰り返しに
より、発生した脈圧のエネルギが吸収される。
した脈圧が出口47を介して液圧室38に伝播する。液
圧室38に伝播された脈圧は内壁面37との衝突を経
て、上方に位置する板状部材11へと伝播する。又、内
壁面37は鋳肌面であるので、その表面の凹凸で反射し
た脈圧はそのエネルギを拡散して減衰する。板状部材4
1は、その下面全域に上述した脈圧を受けることによ
り、定圧室43側へと撓む。この撓み変形の繰り返しに
より、発生した脈圧のエネルギが吸収される。
【0017】密封部材40はカップシール型であり、そ
のリップ部40aが板状部材41の下面に弾接してお
り、板状部材41が撓み変形してもその変形に追従して
液圧室38からの液漏れを確実に防止している。すなわ
ち、O−リングのように2部材間で挟圧することにより
密封作用を行なうものであると、板状部材41が撓み変
形すると挟圧力が小さくなるため、密封作用が小さくな
るが、本実施例のようなカップシール型にすると、リッ
プ部40a自体が弾接力を有しているので、板状部材4
1のより大きな撓み変形に追従できる。
のリップ部40aが板状部材41の下面に弾接してお
り、板状部材41が撓み変形してもその変形に追従して
液圧室38からの液漏れを確実に防止している。すなわ
ち、O−リングのように2部材間で挟圧することにより
密封作用を行なうものであると、板状部材41が撓み変
形すると挟圧力が小さくなるため、密封作用が小さくな
るが、本実施例のようなカップシール型にすると、リッ
プ部40a自体が弾接力を有しているので、板状部材4
1のより大きな撓み変形に追従できる。
【0018】以上のように、本発明の脈圧吸収装置31
によれば、液圧室38からの液漏れを確実に防ぎながら
脈圧を吸収、低減することができるとともに、本体32
により支持される板状部材41の外周部41aが中央部
41bより厚肉となっているので、従来の肉厚が均一な
板状部材11と比較して、脈圧を吸収する際、板状部材
41全体でほぼ均一な応力を受けることになり、板状部
材41の外周部41aの破損を防止することができる。
更に、中央部41bを薄肉としているため、脈圧吸収時
に十分な撓み変形が得られるので、脈圧吸収効果も低下
しない。
によれば、液圧室38からの液漏れを確実に防ぎながら
脈圧を吸収、低減することができるとともに、本体32
により支持される板状部材41の外周部41aが中央部
41bより厚肉となっているので、従来の肉厚が均一な
板状部材11と比較して、脈圧を吸収する際、板状部材
41全体でほぼ均一な応力を受けることになり、板状部
材41の外周部41aの破損を防止することができる。
更に、中央部41bを薄肉としているため、脈圧吸収時
に十分な撓み変形が得られるので、脈圧吸収効果も低下
しない。
【0019】又、図2に示す脈圧吸収装置51におい
て、板状部材52は図1に示す板状部材41の変形例を
示す。すなわち、板状部材52は、その外周部52aの
肉厚とほぼ等しい厚肉部を中心部52cにも形成し、
又、これら厚肉部52a、52cから薄肉部52bにか
けては連続的に肉厚を減少させるような形状としてい
る。従って、撓み変形の際、板状部材52の中心部52
cに作用する曲げ応力(外周部52aに作用する曲げ応
力よりも小であるが)にも充分に対応できるようにな
り、又、板状部材52に伝播したときの脈圧の波形に依
存せずに板状部材52の局部的な破損を防止することが
できる。
て、板状部材52は図1に示す板状部材41の変形例を
示す。すなわち、板状部材52は、その外周部52aの
肉厚とほぼ等しい厚肉部を中心部52cにも形成し、
又、これら厚肉部52a、52cから薄肉部52bにか
けては連続的に肉厚を減少させるような形状としてい
る。従って、撓み変形の際、板状部材52の中心部52
cに作用する曲げ応力(外周部52aに作用する曲げ応
力よりも小であるが)にも充分に対応できるようにな
り、又、板状部材52に伝播したときの脈圧の波形に依
存せずに板状部材52の局部的な破損を防止することが
できる。
【0020】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0021】例えば、以上の実施例では密封部材40は
カップシール型であったが、これに代えて、従来例のX
型シール部材10を用いてもよい。
カップシール型であったが、これに代えて、従来例のX
型シール部材10を用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の脈圧吸収装
置によれば、脈圧吸収効果を低下させることなく、従来
のような、肉厚が均一な板状部材外周部に作用する最大
曲げ応力による損傷を防止することができる。
置によれば、脈圧吸収効果を低下させることなく、従来
のような、肉厚が均一な板状部材外周部に作用する最大
曲げ応力による損傷を防止することができる。
【図1】本発明の実施例による脈圧吸収装置の断面図で
ある。
ある。
【図2】同装置の板状部材の別の実施形態を示す拡大断
面図である。
面図である。
【図3】従来例による液圧脈動吸収装置の断面図であ
る。
る。
【図4】同装置の図3におけるA部の拡大断面図であ
る。
る。
【図5】同装置の板状部材の撓み変形時でのA部の拡大
断面図である。
断面図である。
31 脈圧吸収装置 32 本体38 液圧室 40 密封部材 41 板状部材 41a 外周部(厚肉部) 41b 中央部(薄肉部)43 定圧室 46 入口 47 出口 51 脈圧吸収装置 52 板状部材 52a 外周部(厚肉部) 52b 薄肉部 52c 中心部(厚肉部)
Claims (4)
- 【請求項1】 入口及び出口を有する本体と、前記入口
と出口とに連絡して前記本体に形成される液圧室と、前
記本体にその外周が支持され一側面が前記液圧室に臨み
他側面が一定圧を受圧する可撓性の板状部材とを有する
脈圧吸収装置において、前記板状部材が前記本体に支持
される外周部分を厚肉とし、その他の部分を薄肉とした
脈圧吸収装置。 - 【請求項2】 前記板状部材が、前記本体とこの本体に
螺着されるねじ部材とによりその外周部を挟持される請
求項1に記載の脈圧吸収装置。 - 【請求項3】 前記板状部材の薄肉部分の中央部に厚肉
部を形成した請求項1又は請求項2に記載の脈圧吸収装
置。 - 【請求項4】 前記入口には操作に応じて液圧を発生す
るクラッチマスタシリンダが接続され、前記出口には前
記クラッチマスタシリンダにより発生した液圧によりク
ラッチ装置を断続するクラッチオペレーティングシリン
ダが接続される請求項1乃至請求項3に記載の脈圧吸収
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6274523A JPH08109902A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 脈圧吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6274523A JPH08109902A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 脈圧吸収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08109902A true JPH08109902A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17542896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6274523A Pending JPH08109902A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 脈圧吸収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08109902A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240780A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Nabtesco Corp | 脈動吸収装置 |
JP2011256913A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Nissin Kogyo Co Ltd | クラッチ操作装置の脈動ダンパ |
-
1994
- 1994-10-13 JP JP6274523A patent/JPH08109902A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240780A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Nabtesco Corp | 脈動吸収装置 |
JP2011256913A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Nissin Kogyo Co Ltd | クラッチ操作装置の脈動ダンパ |
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