JPH08109525A - 紡績機械 - Google Patents

紡績機械

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Publication number
JPH08109525A
JPH08109525A JP27036194A JP27036194A JPH08109525A JP H08109525 A JPH08109525 A JP H08109525A JP 27036194 A JP27036194 A JP 27036194A JP 27036194 A JP27036194 A JP 27036194A JP H08109525 A JPH08109525 A JP H08109525A
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JP
Japan
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roller
shaft
draft
front roller
upstream
Prior art date
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Pending
Application number
JP27036194A
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English (en)
Inventor
Hironori Yasuda
裕典 安田
Shunji Ito
俊司 伊藤
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
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Priority to JP27036194A priority Critical patent/JPH08109525A/ja
Publication of JPH08109525A publication Critical patent/JPH08109525A/ja
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 煩雑なドラフト比チェンジ作業を必要としな
いラップ成形機を提供する。 【構成】 フロントローラ用シャフト21にねじ歯車3
4を介してフロントローラ31を連結し、バックローラ
用シャフト22に、ねじ歯車35を介してバックローラ
32を連結するとともに、ベルト28を介してフィード
ローラ27を連結し、両シャフト21,22の一端部を
ドラフトチェンジギヤ列23で連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラップ成形機や混紡
用練条機等の紡績機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のラップ成形機として、本出願人に
より特公昭61−57418号公報に開示されたものが
あり、これは、一対のフロントローラとバックローラと
から成るドラフトヘッドをコンベア装置によるウエブの
移送方向に沿って複数(図面上3つ)並設し、また、ウ
エブの移送方向に沿って延設した一本のカウンタシャフ
トの一端を駆動モータに連結し、このカウンタシャフト
の回転をフロントローラに伝達し、このフロントローラ
の回転をドラフトチェンジギヤを介してバックローラに
伝達し、さらに、このバックローラの回転をベベルギヤ
を介して、バックローラに対して直角方向に伸びるフィ
ードローラに伝達するように構成し、フィードローラに
よって各ドラフトヘッドに送られたスライバをフロン
ト,バックローラ間でドラフトし、このドラフトされた
スライバを重合して、巻取ドラム上でボビンに巻き取っ
てラップを形成するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のラップ成形
機では、供給されるスライバの重量変動によって形成さ
れる満ラップの重量が変動する場合、各ドラフトヘッド
において夫々のドラフトチェンジギヤを取換えてドラフ
ト比を変更しなければならず、このドラフトチェンジ作
業が煩雑であるといった問題があった。また、フロント
ローラの回転をバックローラに伝達するために、ドラフ
トチェンジギヤを含め多数の歯車を必要とし、装置全体
として複雑なギヤリングで、かつ、コスト高となってし
まう問題があった。また、バックローラの回転をフィー
ドローラに伝達するために、ベベルギヤを含め多数の歯
車を必要とし、装置全体として複雑なギヤリングで、か
つ、コスト高となってしまう問題があった。さらに、従
来のラップ成形機では、ドラフトローラは水平面に対し
て45度傾斜した方向に沿って位置調整自在とされてい
るため、ローラゲージ調整の際に、ドラフトローラやこ
のローラの支持部材の自重によって傾斜に沿って下向き
の力が作用し、その位置調整作業が煩雑であるといった
問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1では、カウンタシャフトを、各ドラフトヘッ
ドの複数のドラフトローラのうちフロントローラに回転
を伝達するフロントローラ用シャフトと、フロントロー
ラの上流側ローラに回転を伝達する上流側ローラ用シャ
フトとで構成し、フロントローラ用シャフトと上流側ロ
ーラ用シャフトとの相対的な回転速比を変更可能なドラ
フトチェンジ装置を備えて成ることを特徴とし、請求項
2では、ドラフトローラと直交する方向に伸びるフィー
ドローラを各ドラフトヘッドに対応して備え、これらの
フィードローラに上流側ローラ用シャフトの回転を伝達
するようにしたことを特徴とし、請求項3では、両シャ
フトのうち少なくとも一方のシャフトと、このシャフト
に対応するドラフトローラとを直角伝達歯車を介して連
結し、ドラフトローラをシャフトの軸方向に沿って水平
位置調整自在としたことを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1では、上流側ローラはフロントローラ
用シャフトとは別の上流側ローラ用シャフトで回転され
るので、夫々の上流側ローラとフロントローラ用シャフ
トとを歯車を介して連結する必要がない。また、ドラフ
ト比変更時に、ドラフトチェンジ装置によりフロントロ
ーラ用シャフトと上流側ローラ用シャフトとの間の回転
速比が変更されるため、各ドラフトヘッドのドラフト比
が一度に変更される。請求項2では、上流側ローラ用シ
ャフトに対してフィードローラは平行に伸びているの
で、このシャフトの回転をフィードローラに伝達するた
めの歯車を少なくできる。請求項3では、ドラフトロー
ラをシャフトの軸方向に沿って水平位置調整することに
よって、ローラゲージが調整される。
【0006】
【実施例】次に、図1,2,3において本願の紡績機械
をラップ形成機1に適用した第1実施例について説明す
る。このラップ成形機1は、1つの巻取ヘッド2及び複
数(図面上3つ)のドラフトヘッド3a,3b,3cを
備えている。先ず、巻取ヘッド2について説明すると、
機枠5に回転自在に支持された前後一対の巻取ドラム6
は、ベルト4,7及び歯車列8を介してメインモータ9
(駆動モータとして示す)の作用で矢印方向に回転駆動
される。これらの巻取ドラム6上にはラッププレート
(図示せず)間に挾持されたボビン11が加圧装置(図
示せず)の作用で押圧される。また、巻取ドラム6の上
流側には、4つのカレンダローラ12が機枠5に回転自
在に支持され、これらのカレンダローラ12は、ベルト
4,7及び歯車列13を介してメインモータ9の作用で
矢印方向に回転駆動される。また、この巻取ヘッド2の
上流側には、複数のドラフトヘッド3a,3b,3cに
またがってコンベア装置15が配設され、このコンベア
装置15は、機枠5に回転自在に支持された駆動ローラ
16,従動ローラ(図示せず)と、これらのローラ間に
巻きかけられたコンベアベルト17とで構成されてい
る。この駆動ローラ16は、ベルト4,駆動軸18及び
歯車列19を介してメインモータ9の作用で回転駆動さ
れ、コンベアベルト17は矢印方向に周回される。ま
た、コンベア装置15の長手方向に沿ってカウンタシャ
フト20が延設され、このカウンタシャフト20は、互
いに平行なフロントローラ用シャフト21とバックロー
ラ用シャフト22(上流側ローラ用シャフトとして示
す)とで構成されている。両シャフト21,22の下流
側一端部はドラフトチェンジギヤ列23(ドラフトチェ
ンジ装置として示す)を介して連結されている。
【0007】機枠5の裏側には、ケンス(図示せず)か
ら供給されるスライバSを案内するクリール25が設け
られている。機枠5にはクリール25から送られてくる
スライバSを平面上に揃えるスライバテーブル26が設
けてある。このスライバテーブル26上面には各スライ
バSを直角に曲げるとともに平面上に寄せ集めてウエブ
Uにするスライバガイド29が設けられている。このス
ライバテーブル26とクリール25との間には、後述の
ドラフトローラの長手方向に対して直交する方向に伸び
る上下一対のフィードローラ24,27が機枠5に回転
自在に支持されている。下側のフィードローラ27はベ
ルト28を介して前記バックローラ用シャフト22に連
結されている。
【0008】また、各ドラフトヘッド3a,3b,3c
は、機枠5に回転自在に支持されるフロントローラ31
とバックローラ32とで構成されている。フロントロー
ラ31はフロントローラ用シャフト21にねじ歯車34
(直角伝達歯車として示す)を介して連結され、また、
バックローラ32はバックローラ用シャフト22にねじ
歯車35(直角伝達歯車として示す)を介して連結され
ている。バックローラ用シャフト22に一体に取り付け
られるねじ歯車35は、滑りキー等の適宜な取付手段に
よってシャフト22の長手方向に沿って位置調整自在と
されている。図4に示すように、機枠5に取付けられた
支持ブラケット37上面には案内レール38が設けら
れ、この案内レール38には前後一対のローラ支持部材
41,42が前後方向にスライド自在に支持されてい
る。前側のローラ支持部材41には軸受43を介してフ
ロントローラ31が回転自在に支持されており、後側の
ローラ支持部材42には軸受44を介してバックローラ
32が回転自在に支持されている。そして、フロントロ
ーラ31とバックローラ32とのローラゲージHを変更
する場合には、後側のローラ支持部材42を支持ブラケ
ット37に固定する取付ねじ45を取り外して、前側の
ローラ支持部材41に対して後側のローラ支持部材42
をスライドさせるとともに、ねじ歯車35のバックロー
ラ用シャフト22に対する取付位置を調整してローラゲ
ージHの調整を行うようになっている。尚、図中36
は、ボトム側のフロントローラ31に当接するトップ側
のフロントローラであり、また、39は、ボトム側のバ
ックローラに当接するトップ側のバックローラである。
【0009】フロントローラ用シャフト21は、ベベル
ギヤ47を介して前記駆動軸18に連結され、メインモ
ータ9の作用で矢印方向に回転され、このフロントロー
ラ用シャフト21の回転によりドラフトチェンジギヤ列
23を介してバックローラ用シャフト22が矢印方向に
回転される。このように両シャフト21,22がメイン
モータ9の作用で回転されると、フロントローラ31と
バックローラ32はドラフトチェンジギヤ列23により
予め決められたドラフト比で夫々矢印方向に回転し、さ
らに、ベルト28を介してフィードローラ27は矢印方
向に回転するようになっている。
【0010】次に、以上のように構成されたラップ成形
機1の作用について説明する。メインモータ9を回転駆
動させると、フィードローラ27の回転によってケンス
内に収容された複数のスライバSがスライバテーブル2
6を介してドラフトヘッド3a,3b,3cに案内さ
れ、これらのスライバSは所定のドラフト比で相対回転
するフロントローラ31とバックローラ32間でドラフ
トされ、ウエブUとしてコンベア17に送られる。そし
て、各ドラフトヘッド3a,3b,3cでドラフトさ
れ、3つのウエブUはコンベア装置15によって1つの
ウエブUに重合され移送方向に移送される。この重合さ
れたウエブUはカレンダローラ12を介して巻取ドラム
6とともに回転されるボビン11に巻き取られ満ラップ
が形成される。このように形成された満ラップは作業者
によってその重量が測定され、この測定値が適正な満ラ
ップ重量値と異なっているとき、ドラフトチェンジギヤ
列23を、満ラップの重量が適正な値となるドラフト比
に設定された別のドラフトチェンジギヤ列と取替える。
尚、上記作用におけるドラフト比変更時には、3つの歯
車からなるドラフトチェンジギヤ列23を取替えるよう
にしたが、ドラフトチェンジギヤ列23のうち1つの歯
車のみを取替えてドラフト比を変更するようにしても良
い。
【0011】以上のように、この実施例では、フロント
ローラ31をフロントローラ用シャフト21で、また、
バックローラ32をバックローラ用シャフト22で回転
駆動させると共に、両シャフト21,22を1つのドラ
フトチェンジギヤ列23で連結するようにしたので、従
来のように、複数のドラフトヘッド3a,3b,3cの
夫々にドラフトチェンジギヤ列23を設ける必要がな
く、装置全体のギヤ個数を少なくでき、簡易な構成で、
かつ、安価なラップ成形機1を提供できる。また、形成
される満ラップ重量が変動したとき、1つのドラフトチ
ェンジギヤ列23を別のギヤ列と交換するだけでこの重
量変動を補正することができ、従来のように、各ドラフ
トヘッドに設けたドラフトチェンジギヤ列を夫々取替え
るといった煩雑な取替作業を必要としない。また、フィ
ードローラ27は、このローラ27と平行なバックロー
ラ用シャフト22からベルト28を介して回転が伝達さ
れるようにしたので、従来のように、互いに直交するバ
ックローラの回転をベベルギヤを介してフィードローラ
に伝達するものと比べ、ギヤ個数を少なくでき、簡易な
構成で、かつ、安価なラップ成形機1を提供できる。ま
た、バックローラ32を支持するローラ支持部材42を
シャフト22の軸方向に沿って水平位置調整自在とした
ので、バックローラ32をシャフト22の軸方向に沿っ
て水平位置調整することによってローラゲージHの調整
を行うことができる。さらに、シャフト22に一体に取
り付けられるねじ歯車35の歯巾を、ローラゲージH調
整長さを考慮した長さに設定すれば(図4において仮想
線で示す)、バックローラ32をシャフト22の軸方向
に沿って移動させるだけでローラゲージHの調整を行う
ことが出来る。
【0012】尚、上記第1実施例では、ドラフトヘッド
3a,3b,3cをフロントローラ31とバックローラ
32から成る二線式ドラフトヘッドとして例示したが、
これに限定されることなく、フロントローラ31とバッ
クローラ32との間にミドルローラを配設した3線式以
上のドラフトヘッド3a,3b,3cであっても良い。
図5(a),(b)において、3線式ドラフトヘッド3
a,3b,3cの実施例について説明すると、図5
(a)では、バックローラ32とミドルローラ51とを
歯車列52を介して連結し、バックローラ32の回転を
ミドルローラ51に伝達するようになっている。また、
図5(b)では、カウンタシャフト20を、フロントロ
ーラ用シャフト21,上流側ローラ用シャフトとして示
すバックローラ用シャフト22及びミドルローラ用シャ
フト54で構成し、これら3本のシャフト21,22,
54を各ローラ31,32,51に連結すると共に、3
本のシャフト21,22,54の一端をドラフトチェン
ジギヤ列55で連結して構成されている。また、上記第
1実施例では、フロントローラ用シャフト21の一端
を、ベベルギヤ47を介して駆動軸18に直結するよう
にしたが、図6に示すようにベルト56を介して連結し
ても良い。また、第1実施例では、フィードローラ27
はベルト28を介してバックローラ用シャフト22に連
結するようにしたが、図6に示すように平歯車列57を
介して連結するようにしても良い。また、上記第1実施
例では、各シャフト21,22とドラフトローラ31,
32とをねじ歯車34,35を介して直結するようにし
たが、これを止め、図7に示すように、フロントローラ
用シャフト21には、ベルト58を介してこのシャフト
21に平行なフロントローラ駆動軸59を連結し、この
駆動軸59にねじ歯車34を介してフロントローラ31
を連結し、また、バックローラ用シャフト22にはベル
ト61を介してこのシャフト22に平行なバックローラ
駆動軸62を連結し、このバックローラ駆動軸62にね
じ歯車35を介してバックローラ32を連結するように
しても良い。また、上記実施例では、各シャフト21,
22と各ローラ31,32とはねじ歯車34,35を介
して連結するようにしたが、これに限定されることな
く、例えば、ベベルギヤ等の直角伝達が可能な歯車であ
れば良い。
【0013】次に、図8〜15においてラップ成形機の
他の実施例について説明するが、前記第1実施例と同構
成のものは同符号を付けておく。これらの実施例では、
例えば、特公昭60−18337号公報に開示されたよ
うに、1つの満ラップ完成ごとに、この満ラップの重量
を測定し、重量変動があった場合にはこれを自動的に補
正するように構成されている。先ず、図8に示す実施例
ではドラフトチェンジ装置として変速機71が設けられ
ている。この変速機71は、入力軸72の回転に対する
出力軸73の回転速比を変更可能なパイロットモータ7
4を備えている。変速機71の入力軸72はベルト75
を介してフロントローラ用シャフト21に連結され、ま
た、変速機71の出力軸73はベルト76を介してバッ
クローラ用シャフト22に連結されている。また、図中
48は、周知のラップ計量装置であり、巻取ヘッド2で
巻き取られた満ラップの重量を測定するものである。ま
た、77は、適正な満ラップ重量の設定値を設定可能な
制御装置であり、この制御装置77は、設定値とラップ
計量装置48で測定された測定値とを比較し、その結
果、両値が異なっている場合には、両値の差に基づい
て、形成される満ラップが適正な重量となるようパイロ
ットモータ74を制御してドラフト比を変更するように
なっている。以上のように、この実施例のラップ成形機
1では、満ラップの重量が変動したとき、制御装置77
によりパイロットモータ74が制御され、ドラフト比が
自動的に適正な値に変更され、後に形成される満ラップ
の重量が適正な値に補正される。
【0014】次に、図9に示す実施例ではドラフトチェ
ンジ装置としてデファレンシャルギヤボックス81が設
けられている。このデファレンシャルギヤボックス81
は、入力軸82に対する出力軸83の回転速比を変更可
能な可変速モータ84を備えている。デファレンシャル
ギヤボックス81の入力軸82はベルト85を介してフ
ロントローラ用シャフト21に連結され、また、デファ
レンシャルギヤボックス81の出力軸83はベルト86
を介してバックローラ用シャフト22に連結されてい
る。そして、前記実施例と同様にして、重量変動時に
は、制御装置77により可変速モータ84が制御されド
ラフト比を変更するようになっている。
【0015】次に、図10に示す実施例ではドラフトチ
ェンジ装置として1つの可変速モータ101が設けられ
ている。フロントローラ用シャフト21の一端は、ベベ
ルギヤ47を介してメインモータ9の作用で駆動される
駆動軸18が連結されている。また、バックローラ用シ
ャフト22の一端にはベルト102を介して可変速モー
タ101が連結されている。そして、前記実施例と同様
にして、重量変動時には、制御装置77により可変速モ
ータ101が制御されドラフト比を変更するようになっ
ている。
【0016】次に、図11に示す実施例では、各ドラフ
トヘッド3a,3b,3cにわたって伸びるフロントロ
ーラ用シャフト21の一端がベベルギヤ47を介してメ
インモータ9の作用で駆動される駆動軸18に連結され
ている。このシャフト21には各ドラフトヘッド3a,
3b,3cのフロントローラ31がねじ歯車34を介し
て連結されている。下流側の2つのドラフトヘッド3
a,3bにわたって伸びる第1バックローラ用シャフト
22の一端はドラフトチェンジギヤ列23を介してフロ
ントローラ用シャフト21の一端に連結されている。こ
のバックローラ用シャフト22にはドラフトヘッド3
a,3bのバックローラ32がねじ歯車35を介して連
結されている。上流側のドラフトヘッド3cではベルト
102を介して可変速モータ101の作用で駆動される
第2バックローラ用シャフト103が設けてあり、この
シャフト103にはドラフトヘッド3cのバックローラ
32がねじ歯車35を介して連結されている。そして、
前記実施例と同様にして、重量変動時には、制御装置7
7により可変速モータ101が制御され、ドラフトヘッ
ド3cのドラフト比を変更するようになっている。
【0017】次に、図12に示す実施例では、各ドラフ
トヘッド3a,3b,3cにわたって伸びるフロントロ
ーラ用シャフト21の一端がベベルギヤ47を介してメ
インモータ9の作用で駆動される駆動軸18に連結され
ている。このシャフト21には各ドラフトヘッド3a,
3b,3cのフロントローラ31がねじ歯車34を介し
て連結されている。また、このシャフト21にはドラフ
トチェンジギヤ列23を介して第1バックローラ用シャ
フト22が連結されている。このシャフト22にはドラ
フトヘッド3aのバックローラ32がねじ歯車35を介
して連結されている。また、上流側の2つのドラフトヘ
ッド3b,3cでは、ベルト102を介して可変速モー
タ101の作用で回転駆動される第2バックローラ用シ
ャフト103が設けられている。この第2バックローラ
用シャフト103には各ドラフトヘッド3b,3cのバ
ックローラ32がねじ歯車35を介して連結されてい
る。そして、前記実施例と同様にして、重量変動時に
は、制御装置77により可変速モータ101が制御さ
れ、ドラフトヘッド3b,3cでのドラフト比を変更す
るようになっている。
【0018】次に、図13に示す実施例ではドラフトチ
ェンジ装置として一対の可変速モータ91,92が設け
られている。フロントローラ用シャフト21の一端には
ベルト93を介して可変速モータ91が連結され、ま
た、バックローラ用シャフト22の一端にはベルト94
を介して可変速モータ92が連結されている。そして、
前記実施例と同様にして、重量変動時には、制御装置7
7により可変速モータ91,92が制御されドラフト比
を変更するようになっている。
【0019】次に、図14に示す実施例では、下流側の
2つのドラフトヘッド3a,3bでは、各第1シャフト
21,22の一端部がドラフトチェンジギヤ列23で連
結され、各第1シャフト21,22には、ねじ歯車3
4,35を介して各ローラ31,32が連結され、第1
シャフト21の一端がベベルギヤ47を介してメインモ
ータ9の作用で駆動される駆動軸18に連結されてい
る。また、上流側の1つのドラフトヘッド3cでは、一
対の可変速モータ91,92の作用で回転される一対の
第2シャフト97,98にねじ歯車34,35を介して
各ローラ31,32が連結されている。そして、前記実
施例と同様にして、重量変動時には、制御装置77によ
り可変速モータ91,92が制御され、ドラフトヘッド
3cのドラフト比を変更するようになっている。
【0020】次に、図15に示す実施例では、下流側の
1つのドラフトヘッド3aでは、メインモータ9の作用
で回転される一対の第1シャフト21,22にねじ歯車
34,35を介して各ローラ31,32が連結されてい
る。上流側の2つのドラフトヘッド3b,3cでは、各
第2シャフト97,98が一端で一対の可変速モータ9
1,92に連結され、各第2シャフト97,98にはね
じ歯車34,35を介して各ローラ31,32が連結さ
れている。そして、前記実施例と同様にして、重量変動
時には、制御装置77により可変速モータ91,92が
制御され、ドラフトヘッド3b,3cのドラフト比を変
更するようになっている。
【0021】尚、上記図8〜15に示す実施例のように
ドラフトヘッド3a,3b,3cのドラフト比を自動的
に変更可能なラップ成形機1では、特公昭61−574
18号,特公昭60−14124号公報等に開示された
ように、巻取ドラム6に取付けられた表示板105の表
示部105aを検知する近接スイッチ106を備え、制
御装置77が、この近接スイッチ106からの計測パル
ス数により、満ラップ全長を所定数に区分する巻取長さ
となったとき、この巻取長さに対応したドラフト比と成
るようにパイロットモータ74,可変速モータ84,9
1,92,101を制御するように構成しても良く、こ
の場合、満ラップ形成中における重量変動を防止するこ
とができる。
【0022】次に、本願の紡績機械の実施様態について
まとめて記載する。 (a)フロントローラ用シャフト21と上流側ローラ用シ
ャフト22のうち一方のシャフト21に駆動モータ9を
連結すると共に、両シャフト21,22をドラフトチェ
ンジギヤ列23で連繋してドラフトチェンジ装置を構成
したことを特徴とする請求項1記載の紡績機械。 (b)フロントローラ用シャフト21と上流側ローラ用シ
ャフト22のうち一方のシャフト21に駆動モータ9を
連結し、このシャフト21を、パイロットモータ74の
作用で入出力軸72,73の回転速比を変更可能な変速
機71の入力軸72に連結し、他方のシャフト22に変
速機71の出力軸73を連結してドラフトチェンジ装置
を構成したことを特徴とする請求項1記載の紡績機械。 (c)フロントローラ用シャフト21と上流側ローラ用シ
ャフト22のうち一方のシャフト21に駆動モータ9を
連結し、このシャフト21を可変速モータ84の作用で
入出力軸82,83の回転速比を変更可能なデファレン
シャルギヤボックス81の入力軸82に連結し、他方の
シャフト22にデファレンシャルギヤボックス81の出
力軸83を連結してドラフトチェンジ装置を構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の紡績機械。 (d)フロントローラ用シャフト21と上流側ローラ用シ
ャフト22のうち一方のシャフト21に駆動モータ9を
連結し、他方のシャフト22に可変速モータ101を連
結してドラフトチェンジ装置を構成したことを特徴とす
る請求項1記載の紡績機械。 (e)フロントローラ用シャフト21と上流側ローラ用シ
ャフト22の夫々に可変速モータ91,92を連結して
ドラフトチェンジ装置を構成したことを特徴とする請求
項1記載の紡績機械。 (f)直角伝達歯車をねじ歯車35で構成し、シャフト2
2側に一体に取付けられるねじ歯車35を、ローラゲー
ジH調整長さを考慮したシャフト軸方向長さとしたこと
を特徴とする請求項3記載の紡績機械。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1では、カ
ウンタシャフトを、複数のドラフトローラのうちフロン
トローラに回転を伝達するフロントローラ用シャフト
と、フロントローラの上流側ローラに回転を伝達する上
流側ローラ用シャフトとで構成し、フロントローラ用シ
ャフトと上流側ローラ用シャフトとの相対的な回転速比
を変更可能なドラフトチェンジ装置を備えて構成したの
で、装置全体のギヤ個数を少くでき、簡易な構成で、か
つ、安価な紡績機械を提供できるとともに、ドラフト比
を変更する場合、煩雑な取替作業を必要としない。ま
た、請求項2では、ドラフトローラと直交する方向に伸
びるフィードローラを各ドラフトヘッドに対応して備
え、これらのフィードローラに上流側ローラ用シャフト
の回転を伝達するようにしたので、ギヤ個数を少なくで
き、簡易な構成で、かつ、安価な紡績機械を提供でき
る。また、請求項3では、両シャフトのうち少なくとも
一方のシャフトと、このシャフトに対応するドラフトロ
ーラとを直角伝達歯車を介して連結し、ドラフトローラ
をシャフトの軸方向に沿って水平位置調整自在としたの
で、ローラゲージ調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラップ成形機の側面図である。
【図2】図1のラップ成形機の平面図である。
【図3】図1のラップ成形機の斜視図である。
【図4】ドラフトローラ部分の側面図である。
【図5】他の実施例の説明図である。
【図6】他の実施例の説明図である。
【図7】他の実施例の説明図である。
【図8】ラップ成形機の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図9】ラップ成形機の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図10】ラップ成形機の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】ラップ成形機の他の実施例の説明図である。
【図12】ラップ成形機の他の実施例の説明図である。
【図13】ラップ成形機の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図14】ラップ成形機の他の実施例の説明図である。
【図15】ラップ成形機の他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
3a,3b,3c ドラフトヘッド、 20 カウンタ
シャフト、21 フロントローラ用シャフト、 22
バックローラ用シャフト、23 ドラフトチェンジギヤ
列、 27 フィードローラ、31 フロントローラ、
32 バックローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のドラフトローラから成るドラフト
    ヘッドを繊維群の移送方向に沿って複数並設し、移送方
    向に沿って延設したカウンタシャフトの回転を各ドラフ
    トヘッドのドラフトローラに伝達するようにした紡績機
    械において、前記カウンタシャフトを、複数のドラフト
    ローラのうちフロントローラに回転を伝達するフロント
    ローラ用シャフトと、フロントローラの上流側ローラに
    回転を伝達する上流側ローラ用シャフトとで構成し、フ
    ロントローラ用シャフトと上流側ローラ用シャフトとの
    相対的な回転速比を変更可能なドラフトチェンジ装置を
    備えて成ることを特徴とする紡績機械。
  2. 【請求項2】 ドラフトローラと直交する方向に伸びる
    フィードローラを各ドラフトヘッドに対応して備え、こ
    れらのフィードローラに上流側ローラ用シャフトの回転
    を伝達するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    紡績機械。
  3. 【請求項3】 両シャフトのうち少なくとも一方のシャ
    フトと、このシャフトに対応するドラフトローラとを直
    角伝達歯車を介して連結し、ドラフトローラをシャフト
    の軸方向に沿って水平位置調整自在としたことを特徴と
    する請求項1記載の紡績機械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009013567A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Truetzschler Gmbh & Co Kg 繊維分類デバイスに対して供給手段によって供給される紡織繊維を有する繊維束を特にコーミングのために繊維分類または繊維選択する装置

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JP2009013567A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Truetzschler Gmbh & Co Kg 繊維分類デバイスに対して供給手段によって供給される紡織繊維を有する繊維束を特にコーミングのために繊維分類または繊維選択する装置

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