JPH0810810Y2 - ズームレンズを備えたストロボ内蔵カメラ - Google Patents

ズームレンズを備えたストロボ内蔵カメラ

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JPH0810810Y2
JPH0810810Y2 JP5706690U JP5706690U JPH0810810Y2 JP H0810810 Y2 JPH0810810 Y2 JP H0810810Y2 JP 5706690 U JP5706690 U JP 5706690U JP 5706690 U JP5706690 U JP 5706690U JP H0810810 Y2 JPH0810810 Y2 JP H0810810Y2
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JP
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zoom lens
lens
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focal length
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JP5706690U
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肇 岡本
明俊 森岡
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ウエスト電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はズームレンズを備えると共に、このズームレ
ンズの焦点距離可変操作に応答してファインダ光学系の
倍率および内蔵ストロボ装置の照射角を可変するズーム
レンズを備えたストロボ内蔵カメラに関するものであ
る。
従来の技術 近年、撮影倍率を電動モータあるいは手動により変化
せしめるズームレンズを装備し、かつ上記ズームレンズ
の焦点距離可変操作に応答してファインダ光学系の倍率
および内蔵ストロボ装置の照射角が可変せしめられるレ
ンズシャッターカメラが多数実用化されている。
かかるカメラにおける上記ズームレンズの焦点距離可
変操作に応答したファインダ光学系の倍率および内蔵ス
トロボ装置の照射角可変手段は、例えば特開昭62-26403
4号公報に示された歯車あるいはラック等によりズーム
レンズの回転あるいは直進変位を、ファインダあるいは
ストロボの照射角可変機構を駆動するカム板に伝達する
ことにより行う手段や、実開平1-88934号公報に示され
たズームレンズとファインダ光学系および内蔵ストロボ
装置の照射角可変機構とを可撓線状体により連動せしめ
る手段等が知られている。
しかしながら、前者の手段は高精度の連動を実現する
ために上記カム板等精密加工部品を必要とし、その製造
コストが高くなり、またズームレンズ位置とファインダ
光学系、ストロボ装置位置とが離れた場合には歯車の数
が増加するだけでなく複雑な連動機構が必要となり、か
かる点よりカメラ自体が高価になってしまう不都合点を
有していた。
これに対し後者の手段は、可撓線状体を使用すること
から連動機構自体が極めて簡素化され、またカメラの構
造に応じて可撓線状体の配設位置を適宜決定でき、すな
わちその配設自由度を高く、前者の手段のような不都合
は発生せず、カメラ自体を安価に提供できることにな
る。
考案が解決しようとする課題 以上述べたように、後者の手段は前者の手段に比して
極めて実用的な手段であるわけであるが、その構造を詳
細に検討してみると、依然として以下のような問題点を
有している。
すなわち、後者の手段は焦点距離を可変するレンズ群
等の移動を制御するカムリングの外周に可撓線状体であ
るワイヤーの一端を固定ねじを介して固定し、さらに複
数のプーリーを介してその他端をレンズ枠および発行部
枠に固着している。
従って、ズームレンズの焦点距離可変操作に応答した
ファインダ光学系の倍率および内蔵ストロボ装置の照射
角可変の精度についてみてみると、上記可撓線状体であ
るワイヤの長さに大きく影響されることになる不都合点
を有している。
例えば、上述したワイヤ端部のカムリングおよびレン
ズ枠等への固着位置あるいはプーリーの設置位置が高精
度に実現されたとしても、ワイヤ自体の長さに差がある
と所望の応答精度は得られなくなってしまうことにな
る。
本考案は上述した問題点を考慮してなしたもので、ズ
ームレンズを備えたストロボ内蔵カメラを提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 本考案によるズームレンズを備えたストロボ内蔵カメ
ラは、移動することにより焦点距離を連続的に変化させ
る第1変倍レンズ群を有するズームレンズと、移動する
ことによりファインダの視野倍率を変化させる第2変倍
レンズ群を有する変倍ファインダ光学系と、発光照射角
を変化させる照射角可変機構を備えたストロボ装置と、
上記第1変倍レンズ群を移動させるレンズ移動部材と、
駆動されることにより上記第2変倍レンズ群および上記
照射角可変機構の動作を制御するカム部材と、上記カム
部材と一体的に設けられた巻取り部材と、一端が上記巻
取り部材に固定され、他端が上記レンズ移動部材に固着
されるワイヤ部材と、上記ワイヤ部材と当接し、上記カ
ム部材と上記巻取り部材間を連結するために必要な前記
ワイヤ部材の必要長を変化させる調整手段と、前記巻取
り部材を常時上記ワイヤ部材を巻取る方向に付勢する付
勢手段とを備えて構成される。
作用 本考案によるズームレンズを備えたストロボ内蔵カメ
ラは、上述したような構成を有しているため、ズームレ
ンズの焦点距離可変操作時、レンズ移動部材の移動がワ
イヤ部材、巻取り部材を介してカム部材に伝達されるこ
とになり、これにより変倍ファインダ光学系の視野倍率
およびストロボ装置の発光照射角が上記ズームレンズの
焦点距離に応じて変化せしめられることになる。
また、上記動作時におけるレンズ移動部材と巻取り部
材間を連結するために必要なワイヤ部材長を調整手段に
より適宜の必要長に規制できることになり、例えば、使
用するワイヤ部材自体の長さにばらつきがあっても上記
調整手段によるカメラ製造時の調整によりそのばらつき
を吸収できることになる。よって、ズームレンズの焦点
距離に応答した変倍ファインダ光学系の視野倍率および
ストロボ装置の発光照射角の可変動作を高い応答精度に
て実施できることになる。
実施例 以下、本考案によるズームレンズを備えたストロボ内
蔵カメラの実施例について説明する。
第1図は本考案によるズームレンズを備えたストロボ
内蔵カメラの一実施例を示す要部分解斜視図を示してい
る。
第1図からも明らかなように、変倍ファインダ光学系
1は、図示していない本体モールドに固定されたレンズ
2、3と、夫々の保持枠4a、5aの一部に摺動棒6、7が
嵌挿され、移動可能なレンズ4、5とから構成されてい
る。
保持枠4a、5aはバネ8を介して互いに連結され、また
その下部には移動を制御するための突出ピン4b、5bが設
けられている。さらに、保持枠4aは閃光放電管9等から
なるストロボ装置の発光部10と連結されており、上記レ
ンズ4と発光部10とは連動して移動することになる。
発光部10の前方に位置しているフレネルレンズ11は、
図示していない本体モールドに固定される。
例えばフィルム室を構成する本体モールドXに固定さ
れる台板12の裏面にラック板13が軸部材14、15にて直進
できるように装着されている。台板12の突起12aとラッ
ク板13の突起13aとの間にはバネ16が設けられ、上記ラ
ック板13は常時矢印A方向に付勢されている。
ラック板13のギヤ部13bは、台板12の裏面に回動でき
るように装着される巻取りプーリー17のギヤ部17aと噛
合し、従ってこの巻取りプーリー17も常時矢印B方向へ
回転するように付勢されている。
巻取りプーリー17は、一端部18aが後述するズームレ
ンズの直進外筒と連結されているワイヤー18を巻取ると
共に、台板12をはさんでねじ19によりカム部材20と一体
的に連結されている。よって、上記巻取りプーリー17と
カム部材20とは連動して回動することになる。
カム部材20は、先に述べた保持枠4a、5aの突出ピン4
b、5bと当接するカム溝20aおよびカム面20bを有して構
成されている。すなわち、カム部材20の回動による突出
ピン4b、5bとカム溝20a、カム面20bとの当接状態の変化
により保持枠4a、5aおよび発光部10の移動が制御される
ことになる。
長溝21aを介してねじ22により台板12に装着される調
整板21は、回転ローラ23、該回転ローラ23の軸24を備え
ている。回転ローラ23は台板12に形成された長溝12bを
介して台板12の裏面に位置しワイヤー18と当接せしめら
れる。
ワイヤー18の一端部18aがねじ28にて固着される直進
外筒27はズームレンズ25の一部を形成し、矢印C方向に
移動することによりズームレンズ25の焦点距離を可変せ
しめる。このため、ワイヤー18は直進外筒27の移動量、
すなわち焦点距離の可変状態を巻取りプーリー17に伝達
できることになる。
ズームレンズ25は、上記直進外筒27の他、図示してい
ない本体モールドに突起26aを介してねじにより固着さ
れる固定鏡筒26、上記直進外筒27にねじ30によって固着
される直進カバー29およびこの直進カバー29に貼付され
る銘板31から構成されている。
固定鏡筒26には、ワイヤー18を略直角に曲げるための
プーリー32および該プーリー32からの上記ワイヤー18の
離脱を防止する立上がり部33が形成されている。
以下、上記のような要部を有する本考案によるズーム
レンズを備えたストロボ内蔵カメラの動作について、第
2図に示した要部拡大上面図を参照して説明する。
ズームレンズ25の焦点距離を所望の焦点距離に可変す
るべく直進外筒27を矢印C方向に移動させると、その移
動量はワイヤー18にてプーリー32を介して巻取りプーリ
ー17に伝達されることになる。
従って、巻取りプーリー17は上記移動量に応答して回
動し、同時にカム部材20が連動して回動することにな
る。
カム部材20の回動はカム溝20aおよびカム面20bに当接
している保持枠4a、5aの突出ピン4b、5bに伝達され、こ
の結果、上記保持枠4a、5aは、あらかじめズームレンズ
25や変倍ファインダ光学系1、あるいは発光部10の特性
を考慮して設定してある上記カム溝20a、カム面20bの特
性に応答して矢印D方向に移動せしめられることにな
る。
従って、保持枠4a、5aが保持しているレンズ4、5お
よび発光部10の位置が、先のズームレンズ25の焦点距離
可変操作に応答して制御され、設定焦点距離に対応した
視野および発光照射角度が得られることになる。
以上基本的な動作について簡単に説明したが、冒頭に
も述べたように、焦点距離の可変情報をワイヤー18にて
伝達していることからこのワイヤー18の長さにばらつき
があると上述した動作に所望の応答精度を得ることはで
きない。
しかしながら、本考案においては焦点距離を可変せし
める直進外筒27と巻取りプーリー17の間のワイヤー18と
当接する回転ローラー23を備えた調整板21を備えてい
る。
調整板21は、長溝21aを介して台板12に固着されるた
め、その固着位置を上記長溝21aの長さ分調整できるこ
とになり、従って、この長溝21aを利用して上記調整板2
1の固着位置を種々調整することにより、上記回転ロー
ラー23とワイヤー18との当接位置を可変できることにな
る。すなわち、調整板21は第2図中に実線あるいは破線
で示したような状態間において種々位置設定できること
になり、かかる種々の状態において直進外筒27と巻取り
プーリー17の間を連結するために必要となるワイヤー18
の長さが異なることは詳述するまでもない。
換言すれば、ワイヤー18の必要長さを種々調整できる
わけであり、この結果、ワイヤー18の長さにばらつきが
あっても、カメラ製造時に上記調整手段21の台板12に対
する固着位置を調整することによりそのばらつきを吸収
できることになる。
考案の効果 本考案によるズームレンズを備えたストロボ内蔵カメ
ラは、ズームレンズの焦点距離可変操作時におけるレン
ズ移動部材の移動を変倍ファインダ光学系の視野倍率お
よびストロボ装置の発光照射角を可変するカム部材に伝
達し、上記視野倍率および発光照射角を上記ズームレン
ズの焦点距離に応じて変化せしめるワイヤ部材と当接す
る回転ローラーを備え、かつその固着位置を調整できる
調整板を備えていることから、この調整板の固着位置を
調整することにより、上記ワイヤ部材の長さを適宜の長
さに規制できることになり、使用するワイヤ部材自体の
長さにばらつきがあってもカメラ製造時に上記調整手段
の固着位置を調整することによりそのばらつきを吸収で
きることになる。
この結果、ズームレンズの焦点距離に応答した変倍フ
ァインダ光学系の視野倍率およびストロボ装置の発光照
射角の可変動作を高い応答精度にて実現できることにな
る効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるズームレンズを備えたストロボ内
蔵カメラの一実施例を示す要部分解斜視図、第2図は第
1図に示した一実施例の要部拡大上面図である。 1……変倍ファインダ光学系、2〜5……レンズ、6、
7……摺動棒、8、16……バネ、9……閃光放電管、10
……発光部、11……フレネルレンズ、12……台板、13…
…ラック板、14、15……軸部材、17……巻取りプーリ
ー、18……ワイヤ、19、22、28、30……ねじ、20……カ
ム部材、21……調整板、23……回転ローラ、24……軸、
25……ズームレンズ、26……固定鏡筒、27……直進外
筒、29……直進カバー、31……銘板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動することにより焦点距離を連続的に変
    化させる第1変倍レンズ群を有するズームレンズと、移
    動することによりファインダの視野倍率を変化させる第
    2変倍レンズ群を有する変倍ファインダ光学系と、発光
    照射角を変化させる照射角可変機構を備えたストロボ装
    置と、前記第1変倍レンズ群を移動させるレンズ移動部
    材と、駆動されることにより前記第2変倍レンズ群およ
    び前記照射角可変機構の動作を制御するカム部材と、前
    記カム部材と一体的に設けられた巻取り部材と、一端が
    前記巻取り部材に固定され、他端が前記レンズ移動部材
    に固着されるワイヤ部材と、前記ワイヤ部材と当接し、
    前記カム部材と前記巻取り部材間を連結するために必要
    な前記ワイヤ部材の必要長を変化させる調整手段と、前
    記巻取り部材を常時前記ワイヤ部材を巻取る方向に付勢
    する付勢手段とを備え、前記ズームレンズの焦点距離可
    変操作時の前記レンズ移動部材の移動を前記調整手段に
    より前記必要長が規制された前記ワイヤ部材を介して前
    記カム部材に伝達することにより、前記変倍ファインダ
    光学系の視野倍率および前記ストロボ装置の発光照射角
    を前記ズームレンズの焦点距離に応じて変化させるズー
    ムレンズを備えたストロボ内蔵カメラ。
JP5706690U 1990-05-30 1990-05-30 ズームレンズを備えたストロボ内蔵カメラ Expired - Lifetime JPH0810810Y2 (ja)

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