JPH08108061A - 混合ガスの成分調整方法およびこの混合ガスを用いた培養液の供給方法 - Google Patents

混合ガスの成分調整方法およびこの混合ガスを用いた培養液の供給方法

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JPH08108061A
JPH08108061A JP24754694A JP24754694A JPH08108061A JP H08108061 A JPH08108061 A JP H08108061A JP 24754694 A JP24754694 A JP 24754694A JP 24754694 A JP24754694 A JP 24754694A JP H08108061 A JPH08108061 A JP H08108061A
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gas
culture solution
flow rate
pressure
mixed gas
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JP24754694A
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Junichi Mori
順一 森
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Suzuki Shokan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 混合ガスの各ガス成分を容易にかつ高精度に
調整することができる混合ガスの成分調整方法を提供す
ること。 【構成】 第1のガス(空気)を定圧バルブ56を介して
混合部41に供給するとともに、第2のガス(酸素ガス、
二酸化炭素ガス)を定流量コントロールバルブ65,75を
介して混合部41に供給して混合ガスを形成する。この混
合ガスの圧力を前記定圧バルブ56で制御しながら、定流
量コントロールバルブ65で酸素、二酸化炭素ガスの流量
を調整すると、混合ガスの圧力が一定に維持されるため
(混合ガスの流量も一定とされる)、空気の流量は自動
的に調整され、混合ガスのガス成分の調整が容易にかつ
高精度に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混合ガスの成分調整方
法およびこの混合ガスを用いた培養液の供給方法に係
り、半導体製造工程や培養液供給工程等のガス成分を正
確に調整した混合ガスを使用する際等に利用できる。
【0002】
【背景技術】細胞などを培養する培養器に培養液を供給
する場合、従来は主にシリコンチューブ等の外皮表面を
ローラ等でしごいてチューブ内部の培養液を順次送り出
して供給するローラポンプが用いられていたが、チュー
ブが劣化してバーストする前にチューブを交換しなけれ
ばならず、長期間(例えば2〜6カ月以上)の連続運転
には利用できず、また、培養液の送り方向が一方向しか
できず、培養器において培養液の上流側と下流側とで培
養条件が異なり、効率的な培養が行えないという問題が
あった。
【0003】このため、本出願人は、培養器を挟んで2
つのタンクを配置し、一方のタンクに培養液を収納して
ガス圧を加えることで、培養液を長期間連続してかつ送
り方向を切り替えられる方法として、特開昭63−19
2374号公報に示す培養液供給方法を既に出願してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、培養液のp
H(水素イオン濃度)やDO(溶存酸素濃度)は、細胞
の種類や数に応じて適宜調整する必要があるが、前記ガ
スにより培養液を供給する場合には、ガスの成分が培養
液に溶存するため、タンク内に供給する混合ガスの成分
を調整することでpH、DOを調整していた。例えば、
空気、酸素、二酸化炭素の各ガス源からのガス圧あるい
はガス流量を調整して混合することで混合ガスの成分を
調整し、この調整した混合ガスをタンク内に供給して培
養液のpH、DOを調整していた。
【0005】しかしながら、各ガスのガス圧を調整する
だけでは、ガス成分を高精度に制御することは難しく、
混合ガスの各ガス成分がどの程度の割合で混合されてい
るかを検出することができず、しかも培養液の流量はガ
ス圧力に依存するため、ガス圧を調整すると培養液の流
量まで変化してしまうという問題があった。一方、各ガ
ス流量をそれぞれ調整することによってガス成分を高精
度に調整することも可能であるが、それぞれ個別にガス
流量を調整しなければならないために操作が煩雑とな
り、しかもガスの流路や培養液流路で何らかの閉塞が生
じた場合、流量調整手段のみ設けられていると、系内の
圧力が上昇してしまい、その圧力によって系が破壊され
る危険性もあった。さらに、培養液の圧送用ガス源とし
て定流量ガスで培養液を駆動した場合、培養器に培養液
を連続して流すためにガスの送り方向を切り替えて動作
させると、培養液タンクが大きい場合やガス流量が小さ
い場合には、培養液を圧送可能な所定ガス圧にタンク内
を上昇させるまで、つまり培養液の送り方向の切り替え
に時間が掛かり、培養液の供給動作が円滑に行われない
問題もあった。
【0006】このように混合ガスを安全で、すばやく、
容易にかつ高精度に混合したいという要望は、培養液の
供給用混合ガスに限らず、半導体集積回路の製造工程等
で用いられる各種の混合ガスにおいても生じている。
【0007】また、培養液に混合ガスを溶存させてその
pHやDOを調整する場合、従来の培養液が収納された
容器に混合ガスを供給する方法では、設定された温度下
での培養液中の各ガス成分の溶存量(例えば溶存酸素
量)は、混合ガスの各ガス成分の分圧(例えば酸素圧)
によって、またその溶存速度は容器内における混合ガス
と培養液との接触表面積によってほぼ決定される。この
ため、例えば、培養器内で細胞が増殖した事により、溶
存酸素量の消費が増加した場合には、酸素分圧か接触表
面積を増加させなければならなかった。
【0008】しかしながら、酸素分圧を極端に上げるこ
とは、安全性の観点からも、また過剰酸素による悪影響
や培養液の変質等も生じるために限度があった。一方、
容器内の接触表面積を増やすには、容器自体を変更しな
ければならず、また設備の設置スペースの制限などから
容器を大きくして表面積を増加させることにも限度があ
る。このため、容器内の接触表面積を変更せず、また各
ガス(例えば酸素)分圧を増加させなくても、溶存ガス
量(例えば溶存酸素量)を制御できる培養液の供給方法
が求められていた。
【0009】本発明の第1の目的は、混合ガスの圧力を
変化させずに、各ガス成分を容易にかつ高精度に調整す
ることができる混合ガスの成分調整方法を提供すること
にある。また、本発明の第2の目的は、培養液をガスを
用いて供給する際に、培養液の供給を安全にかつすばや
く制御できるとともに、pHやDOを容易にかつ高精度
に調整することができる培養液の供給方法を提供するこ
とにある。さらに、本発明の第3の目的は、培養液をガ
スを用いて供給する際に、ガス分圧や容器内の接触表面
積を変えることなくガスの培養液内への溶存量を制御で
きる培養液の供給方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の混合ガスの成分
調整方法は、前記第1の目的を達成するものであり、第
1のガスを圧力制御手段を介して供給し、前記圧力制御
手段の後流側に第2のガスを定流量制御手段を介して供
給し、前記圧力制御手段で第1および第2のガスの混合
ガスの圧力を制御するとともに、定流量制御手段で第2
のガスの流量を制御して第1のガスおよび第2のガスか
らなる混合ガスの各ガス成分量を調整することを特徴と
するものである。
【0011】この際、前記圧力制御手段としては例えば
定圧バルブなどが用いられ、定流量制御手段としては定
流量コントロールバルブなどが用いられる。
【0012】一方、本発明の培養液の供給方法は、前記
第2の目的を達成するものであり、第1のガスを圧力制
御手段を介して供給し、前記圧力制御手段の後流側に第
2のガスを定流量制御手段を介して供給し、前記圧力制
御手段で第1および第2のガスの混合ガスの圧力を制御
するとともに、定流量制御手段で第2のガスの流量を制
御して第1のガスおよび第2のガスからなる混合ガスの
各ガス成分量を調整し、この混合ガスを培養液が収納さ
れた容器に供給してその圧力で前記培養液を培養器に供
給することを特徴とするものである。
【0013】この際、前記第3の目的を達成するため
に、前記容器と培養器との間にガス交換膜により仕切ら
れた二室を有するガス交換手段を設け、このガス交換手
段の一方の室を介して前記容器から供給される培養液を
前記培養器に供給するとともに、ガス交換手段の他方の
室にガス成分が調整された混合ガスを供給してもよい。
この混合ガスは、培養液の圧送用の混合ガスの一部ある
いは全部を用いてもよいし、圧送用とは別の混合ガスを
用いてもよい。
【0014】なお、以上の各発明において、第2のガス
は、1種類に限らず、複数種類設けてもよい。例えば、
第1のガスとして空気を用いた際に、第2のガスとして
酸素ガスと二酸化炭素ガス、さらには窒素ガスなどの複
数のガスを各々定流量制御手段を介して供給してもよ
い。
【0015】
【作用】本発明の混合ガスの成分調整方法においては、
圧力制御手段で所定圧に設定された第1のガスに、定流
量制御手段で所定流量に設定された第2のガスを混合す
る。ここで、第1および第2の混合部における混合ガス
の圧力も前記圧力制御手段で所定圧に常時設定されてい
るため、内部構成が変わらない限り、混合ガスの全流量
も常時一定となる。従って、第2のガス流量を定流量制
御手段で調整して変化させると、その変化分に応じて第
1のガス流量も自動的に調整され、混合ガスの成分量が
第2のガス流量を制御するだけで容易に調整される。ま
た、混合ガスのガス圧(圧力制御手段における設定値)
から混合ガスの流量が求められ、この流量から第2のガ
スの流量(定流量制御手段における設定値)を除けば第
1のガスの流量が求められるので、各設定値から各ガス
の成分量が高精度に求められ、各ガス成分の割合も高精
度に設定される。
【0016】本発明の培養液の供給方法においては、前
記混合ガスの成分調整方法によってガス成分と圧力とが
高精度に設定された混合ガスを培養液が収納された容器
に供給しているので、その圧力で培養液が培養器に供給
される。この際、培養液のpHやDOは培養液に溶解す
る混合ガスの成分割合によって調整され、この混合ガス
の成分割合は第2のガスの流量を定流量制御手段で比例
的に制御することで容易にかつ高精度に調整可能である
ため、pHやDOが高精度に設定された培養液が供給さ
れる。
【0017】この際、前記容器と培養器との間にガス交
換膜により仕切られた二室を有するガス交換手段を設
け、このガス交換手段の一方の室を介して前記容器から
供給される培養液を前記培養器に供給するとともに、ガ
ス交換手段の他方の室にガス成分が調整された混合ガス
を供給すれば、このガス交換手段を設けた分だけガス交
換面積が増加し、各ガス成分の分圧や容器における接触
表面積を変更することなく各ガス成分の培養液内の溶存
量の制御が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明の混合ガスの成分調整方法およ
び培養液の供給方法を適用した第1実施例である培養装
置1の概略構成図が示されている。培養装置1は、培養
器10と、培養液供給部20と、混合ガス供給部40と
を備えて構成されている。
【0019】培養器10は、ホロファイバー式の培養器
10であり、培養液供給部20から供給される培養液が
通る流通路11Aと、細胞の培養が行われる培養室11
Bと、流通路11Aおよび培養室11Bを仕切る所定の
分画分子量の仕切膜11Cとを備えている。培養室11
Bには、三方弁12を介して培養物タンク13が連結さ
れ、このタンク13から培養室11Bに培養物を供給し
たり、培養された生産物をタンク13内に収納したりで
きるように構成されている。
【0020】培養液供給部20は、培養液を培養器10
に供給し、かつ培養器10から戻ってきた培養液を回収
するための培養液供給兼回収用の第1タンク21および
第2タンク22と、このタンク21,22と培養液10
とを結ぶ配管23,24とを備えている。配管23,2
4の途中には、分岐配管23A,24Aが接続され、切
替弁25により流路が切替可能に構成されている。
【0021】分岐配管23Aには、培養液補給用タンク
26が供給ポンプ27を介して接続され、分岐配管24
Aには、劣化するなどして排出される培養液を受けるド
レン用タンク28が三方弁29を介して接続されてい
る。これらの各タンク26,28には、タンク26,2
8内を大気圧に維持するために使用するポート30がフ
ィルタ31を介してそれぞれ接続されている。
【0022】なお、シリコンチューブ製の配管23,2
4には、それぞれpHセンサ32、DOセンサ33が取
り付けられている。また、第1および第2タンク21,
22内には、液面計34がそれぞれ配置されている。そ
して、各タンク21,22には、それぞれフィルタ35
を介して混合ガス供給部40が接続されている。
【0023】混合ガス供給部40は、空気(第1のガ
ス)を供給する空気供給部50と、酸素ガス(第2のガ
ス)を供給する酸素供給部60と、二酸化炭素ガス(他
の第2ガス)を供給する二酸化炭素供給部70と、各供
給部50,60,70からの各ガスを混合する混合部4
1とを備えている。混合部41は、途中で二股に分岐さ
れた配管42、三方弁43,44および前記フィルタ3
5を介して各タンク21,22に接続されている。
【0024】空気供給部50は、大気開放された空気取
入口51から第1フィルタ52、コンプレッサ53、第
2フィルタ54、除湿装置55、圧力制御手段である定
圧バルブ56、空気流量を測定する流量計57が順次直
列に接続されて構成されている。除湿装置55は、培養
器10と同様のホロファイバーを用いたものであり、仕
切膜55Aで仕切られた内側の室内に大気からの空気を
流入させ、その水分を仕切膜55Aの外側の空間に除去
することで湿度を下げるものである。なお、除湿装置5
5で除湿された空気の一部をバルブ55Bを介して前記
ホロファイバーの外側の空間に戻すことで、仕切膜55
A内外の空気の湿度差を大きくして水分がより効果的に
外側に除去されるように構成されている。
【0025】また、定圧バルブ56は、自力制御式のダ
イヤフラム式バルブ等で構成されたものであり、空気供
給部50から混合部41、配管42内等の圧力を所定圧
力に制御している。
【0026】酸素供給部60は、酸素ボンベ等の酸素ガ
スソース源61からフィルタ62、圧力制御用の定圧バ
ルブ63、流量計64、定流量制御手段である定流量コ
ントロールバルブ65、保安用のストップバルブ66を
順次直列に接続することで構成されている。
【0027】同様に、二酸化炭素供給部70は、二酸化
炭素ボンベ等の二酸化炭素ガスソース源71からフィル
タ72、圧力制御用の定圧バルブ73、流量計74、定
流量制御手段である定流量コントロールバルブ75、保
安用のストップバルブ76を順次直列に接続することで
構成されている。
【0028】次に、このような構成の培養装置1を用い
た作用について説明する。まず、細胞培養に先立ち培養
液供給部20の各タンク21,22,26,28、配管
23,24、フィルタ31,35などと培養器10など
の培養液の流路となる部分に適切な温度(例えば120
℃)の蒸気で一定時間(例えば30分)蒸気滅菌を行
う。
【0029】そして、切替弁25を操作して培養液補給
用タンク26と第1タンク21とを配管23A,23を
介して連通し、供給ポンプ27を介してタンク26内の
培養液を第1タンク21内に供給する。一方、培養器1
0の培養室11B内には、例えば種細胞をタンク13か
ら注入しておく。
【0030】以上の準備作業が完了したら、混合ガス供
給部40を作動させる。すなわち、空気供給部50のコ
ンプレッサ53を作動させて空気取入口51から空気を
導入し、各フィルタ52,53で塵埃等の不純物を取り
除き、さらに除湿装置55を通して水分を除去し、この
空気の圧力を定圧バルブ56で所定値に制御して混合部
41に供給する。
【0031】一方、酸素および二酸化炭素は、培養細胞
の種類や数に応じて混合の有無や、混合割合が設定され
るが、仮に両方のガスを混合する場合、各ソース源6
1,71からフィルタ62,72および定圧バルブ6
3,73を通して各ガスを定流量コントロールバルブ6
5,75に流し、このバルブ65,75で所定流量に制
御して混合部41に供給する。
【0032】なお、空気、酸素、二酸化炭素の各ガス流
量は、各流量計57,64,74で測定される。また、
トラブルなどが生じた場合には、ストップバルブ66,
76を閉じて酸素や二酸化炭素の供給を停止する。
【0033】混合部41では、各供給部50,60,7
0からの空気、酸素、二酸化炭素が適宜混合される。こ
の際、混合部41内の圧力は、酸素や二酸化炭素の流量
にかかわらず定圧バルブ56で常に所定圧に設定されて
いる。このため、酸素、二酸化炭素の流量を定流量コン
トロールバルブ65,75で調整すると、前記圧力が一
定であるため、混合部41における空気、酸素、二酸化
炭素の全流量が常に一定に維持される。従って、空気の
流量は、酸素、二酸化炭素の流量に応じて自動的に調整
される。
【0034】この際、酸素、二酸化炭素の流量は、定流
量コントローラバルブ65,75の設定値や、流量計6
4,74で直接測定することで検出され、空気流量も測
定した酸素および二酸化炭素の流量と、混合ガスの圧力
や流量計57で直接測定した空気流量とで求めることが
できる。そして、各ガスの流量から例えば酸素成分の割
合なども求められ、混合ガスの成分割合が明らかにな
る。
【0035】この混合ガスは、三方弁43,44で切り
替えられ、第1あるいは第2のいずれかのタンク21,
22に供給される。すなわち、第1タンク21から培養
器10を通して第2タンク22に培養液を流す場合に
は、弁43を操作して配管42と第1タンク21とを連
通させ、かつ弁44を操作して第2タンク22を大気に
開放し、タンク21内に混合ガスを注入すれば、第1タ
ンク21内が大気圧よりも大きくなり、第1タンク21
内の培養液が培養器10に向かって圧送される。
【0036】なお、培養液には混合ガスが溶解するた
め、混合ガスの成分濃度によって培養液のpH,DO等
も調整される。すなわち、酸素ガスの流量を増減するこ
とで、培養液の溶存酸素濃度も調整され、主に二酸化炭
素ガスの流量を増減することで、培養液のpHも調整さ
れる。
【0037】この調整された培養液は、各センサ32,
33で溶存酸素量DO、水素イオン濃度pHを確認され
た後、培養器10の流通路11A内に流入される。そし
て、培養液は、仕切膜11Cを通して培養室11B内に
供給され、培養室11B内の培養物(細胞)等に栄養分
や酸素を与える。そして、老廃物などが含まれた培養液
は再度流通路11A内に戻り、配管24を通して第2タ
ンク22内に回収される。
【0038】そして、第2タンク22の培養液が液面計
34の測定で上限レベルに達したら、三方弁43,44
を切り替えて第2タンク22に混合ガスを供給し、タン
ク22内の培養液を配管24を通して培養器10に逆方
向から供給し、配管23を通して第1タンク21に回収
する。
【0039】以上の第1タンク21から第2タンク22
への培養液の供給と、逆に第2タンク22から第1タン
ク21への培養液の供給を所定時間のサイクルで繰り返
した後、培養液内の老廃物が多くなり、培養液が劣化し
たら、配管24途中の切替弁25を操作して第2タンク
22およびドレン用タンク28を連通し、第2タンク2
2内に回収された培養液を配管24、24Aを介してド
レン用タンク28に回収して廃棄する。この培養液の交
換時期は、培養液の一部を切り替えバルブ(三方弁)2
9等を用いて取り出し、その成分(例えばグルコース)
を計測して決定される。
【0040】そして、再度培養液補給用タンク26から
第1タンク21内に培養液を補充し、上記培養液の供給
工程を繰り返して細胞などの培養を行う。そして、培養
した細胞や生産物は三方弁12を開いて培養室11Bか
ら培養物タンク13に回収する。
【0041】このような本実施例によれば、培養液を圧
送するために用いられる混合ガスの基準となる空気(第
1のガス)の圧力を定圧バルブ56で所定圧力に維持
し、このガスに混合する酸素や二酸化炭素(第2のガ
ス)の流量を定流量コントロールバルブ65,75で所
定流量に設定しているので、混合ガスの圧力を一定に保
持したまま、空気、酸素、二酸化炭素の各成分および分
圧を簡単にかつ高精度に設定できる。このため、複雑な
制御をしなくても、混合ガスの成分割合および分圧で調
整されるpHやDOを培養物に合わせて簡単にかつ高精
度に設定することができる。
【0042】また、空気および混合ガスの圧力を定圧バ
ルブ56で所定値に制御し、混合される酸素や二酸化炭
素は圧力を制御するのではなく、その流量を制御するよ
うにしたので、酸素や二酸化炭素の流量を調整するだけ
で、空気の流量を自動的に調整することができ、各ガス
の流量割合を容易にかつ高精度に調整することができ
る。さらに、定圧バルブ56でガスおよび培養液の流路
は一定圧に維持されるため、仮に流路が閉塞されても系
内の圧力が上昇することがなく、系の破壊を防止できて
安全性を向上できる。
【0043】また、三方弁43,44を切り替えて混合
ガスの供給先を第1タンク21、第2タンク22の一方
に切り替えるだけで、培養器10中の培養液の流入方向
を切り替えることができるので、培養環境を培養室11
Bの各場所で均一にすることができ、培養収率をより向
上させることができる。さらに、三方弁43,44を切
り替えて培養器10への培養液流路方向を切り替える
と、定圧弁56によって混合部41、配管42内は定圧
に保持されようとするため、大気圧とされていた切り替
え前のタンク21,22の一方には、大流量のガスが流
入して所定圧まですばやく上昇されて培養液の供給を開
始できる。このため、培養液の流路方向を迅速に切り替
えることができる。
【0044】また、培養液を供給するにあたって、混合
ガスを用いているので、従来のローラポンプを用いた場
合のようにチューブが破損するおそれもなく、長期間に
わたって安定して、かつ脈打ち等も無くスムーズに培養
液を供給することができる。
【0045】次に、本発明の第2実施例について図2を
参照して説明する。なお、本実施例において、前記第1
実施例と同一または相当構成部分には同一符号を付し、
説明を省略または簡略する。図2に示すように、本実施
例では、培養器10、混合ガス供給部40は、前記第1
実施例とまったく同一であり、培養液供給部20に本実
施例の特徴であるガス交換手段80を追加した点が第1
実施例と異なるものである。なお、本実施例では、配管
24にはpHセンサ32、DOセンサ33を設置してい
ない。
【0046】ガス交換手段80は、配管23に配置され
たホロファイバー81と、混合ガスを供給する配管42
の三方弁43およびフィルタ35間から分岐されてホロ
ファイバー81に接続されたガス分岐配管82A,82
Bと、各配管82A,82Bおよび配管42の三方弁4
3、フィルタ35間に配置されたバルブ83A,83
B,83Cとで構成されている。
【0047】ホロファイバー81は、ガス交換膜81C
で仕切られた2室(培養液流路81Aおよび混合ガス流
路81B)を備えており、培養液流路81Aに配管23
を連結して培養液を流通させ、混合ガス流路81Bに配
管82A,82Bを連結して混合ガスが流通されるよう
に構成されている。また、各配管82A,82Bは、配
管23と同様にシリコンチューブによって形成されてお
り、バルブ83A,83B,83Cはチューブを挟むク
リップ等で構成されて、各チューブをつぶして開口面積
を可変することでガスの流量を調整できるように構成さ
れている。なお、本実施例においては、各バルブ83A
〜83Cは、互いに連動されて予め設定された関係で各
配管42A,82A,82Bを開閉するようにされてい
る。なお、三方弁43と各バルブ83A,83Cとの間
にも、フィルター35が配置され、ホロファイバー81
に供給される混合ガス内に雑菌等が混入し、培養液が汚
染されることを防止している。
【0048】このような本実施例においては、バルブ8
3A,83Bを全閉し、バルブ83Cを全開として混合
ガス供給部40から第1タンク21に混合ガスを供給す
ると、前記第1実施例と同じ構成となってタンク21内
の培養液が配管23を通して培養器10に供給される。
【0049】一方、バルブ83Cを全閉とし、バルブ8
3A,83Bを全開とすれば、ガス供給部40からのガ
スは、ホロファイバー81の混合ガス流路81Bを通し
てタンク21に供給され、その圧力でタンク21内の培
養液が培養器10に供給される。この際、ホロファイバ
ー81では、培養液流路81Aを流れる培養液に混合ガ
ス流路81Bからガス交換膜81Cを通してガスがとけ
込む。ここで、通常、ホロファイバー81は、数千本の
中空管が束ねられて構成されており、小形のものでも数
千平方センチメートルもの表面積を有しているため、タ
ンク21内の接触表面積に比べて非常に大きな面積でガ
ス交換が行われ、培養液中の溶存酸素量などの溶存速度
も増加される。さらに、ガス交換膜81Cの膜材料を適
宜選定することによって、選択的に酸素ガスを透過させ
て酸素分圧をあげることもでき、溶存酸素量も増加させ
ることができる。
【0050】また、各バルブ83A〜83Cの開度を調
整してホロファイバー81に流れるガス流量を制御すれ
ば、培養液中の溶存酸素量等の溶存速度を自由に調整す
ることもできる。
【0051】このような本実施例によれば、前記第1実
施例で得られる効果に加えて、ガス交換手段80を設け
たので、タンク21内のみでガス交換を行う場合に比べ
て、ガス交換面積を著しく大きくでき、ガス分圧を上げ
なくても培養液中の溶存ガス量を維持あるいは増加する
ことができる。また、この際の溶存ガス量は、各バルブ
83A〜83Cの開度を調整することで容易に変化させ
ることができる。このため、特に培養初期の細胞数が少
ない場合には、バルブ83Cを通してタンク21内のみ
でガス交換を行って例えば溶存酸素量を少なくし、細胞
の増加に伴いバルブ83A〜83Cの開度を調整するこ
とで徐々に溶存酸素量を増加させることができ、最適な
培養条件を常に維持することができる。
【0052】さらに、ガス交換手段80として、ホロフ
ァイバー81を用いているので、小形であってもガス交
換面積を非常に大きくできるので、省スペース化が図
れ、かつガス交換率も向上させることができる。また、
混合ガス流量を増加させた場合には、その増加に伴って
培養液の流量も増加するために溶存ガス量も増加させる
必要があるが、従来のタンク1内だけでガス交換を行う
場合には、ガス交換面積の制限によりある一定以上にガ
ス流量を増加させても溶存ガス量を増加させることはで
きないが、本実施例のようにガス交換手段80を別に設
ければ、ホロファイバー81により十分なガス交換面積
が得られ、さらに混合ガス流量の増加とともに、バルブ
83A〜83Cの開度を変更しない限り、ホロファイバ
ー81内を流れるガス流量も増加させることができ、培
養液の流量増加に対応して溶存ガス流量も増加すること
ができる。従って、溶存ガス量は、混合ガス流量の調整
によって自動的に制御されるため、管理が容易でかつ確
実に溶存ガス量を調整することができる。
【0053】さらに、本実施例では、センサ32,33
を配管23のみに設けてタンク21から培養器10に培
養液を供給する場合と、タンク22から培養器10を通
してタンク21に液を戻す場合とで同じセンサ32,3
3でpH,DOを検査しているので、各センサ32,3
3固別の測定誤差の影響を排除して培養器10の前後で
の培養液の状態を高精度に測定することができる。
【0054】以上、本発明について好適な実施例をあげ
て説明したが、本発明は前記実施例に限らず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の
変更が可能である。例えば、ガス交換手段80として
は、前記第2実施例の例に限らず、例えば、第3図に示
すように、バルブ83A〜83Cを設けずに、混合ガス
供給部40からの混合ガスを全量ホロファイバー81を
通してタンク21に供給するようにしてもよい。但し、
前記第2実施例のほうが、バルブ83A〜83Cによっ
てガス流量を制御でき、培養液内の溶存ガス量の調整が
容易な点で好ましい。
【0055】また、図4に示すように、配管23側だけ
でなく、配管24側にもガス交換手段80を設けてもよ
い。通常、混合ガスの各タンク21,22への供給先の
切替は数分サイクルで行われるため、タンク21から培
養液を供給する場合のみにガス交換を行っても、細胞に
酸素等を十分に供給することができるが、この交換サイ
クルが長時間の場合には、一方のみでは十分な供給がで
きないこともあり、このような場合には図4に示すよう
に各配管23,24にガス交換手段80を設ければよ
い。なお、図4の各ガス交換手段80に、前記第2実施
例と同様のバルブ83A〜83Cを設けて溶存ガス量を
調整できるように構成してもよい。
【0056】さらに、図2〜4に示す実施例では、タン
ク21,22に供給する混合ガス供給部40からの混合
ガスをガス交換手段80のホロファイバー81にも供給
していたが、図5に示すように、ホロファイバー81に
供給する混合ガスを混合ガス供給部40とは別のガス供
給装置85を用いて供給してもよい。但し、前記実施例
のように、混合ガス供給部40からの混合ガスをホロフ
ァイバー81にも供給するようにしたほうが、部品や装
置点数が少なくなって低コストで提供できるとともに、
ガス供給源が同一なので混合ガスの自動制御を行えると
いう利点がある。
【0057】また、前記実施例では、空気、酸素、二酸
化炭素の各供給部50,60,70にそれぞれ流量計5
7,64,74を配置していたが、これらの流量計5
7,64,74は流量の監視に用いているものであり、
流量自体は定流量コントロールバルブ65,75で調整
しているため、流量計57,64,74は必ずしも設け
る必要はない。
【0058】さらに、混合するガスは前記実施例の空
気、酸素、二酸化炭素に限らず、窒素等を加えてもよ
く、培養物に応じて適宜設定すればよい。さらに、混合
するガスの種類も、前記実施例のように3種類の場合に
限らず、2種類あるいは4種類以上であってもよい。こ
の際には、比較的流量が大きいガスを第1ガスとして圧
力制御を行い、その他のガスを第2ガスとして流量制御
すればよい。要するに、本発明において、第2ガスと
は、第1ガスに混合されるすべてのガスを示し、必ずし
も1種類のガスのみを示すものではない。
【0059】また、前記実施例では、混合ガスのガス圧
のみで培養液を供給していたが、タンク21,22の
内、混合ガスが供給されていない側のタンクを吸引して
負圧として各タンク21,22間の差圧を大きくして培
養液を供給してもよい。
【0060】また、培養液供給部20の具体的な構成
は、前記実施例に限定されない。例えば、前記実施例で
は、培養器10に両方向から培養液を流すために2つの
タンク21,22を設けていたが、一方向のみでよい場
合にはタンクを1つだけ配置し、各配管23(または2
4)をタンクに連結して培養液を流し、配管24(また
は23)から排出してもよい。また、タンクを2個以上
設けて循環流路を形成してもよい。要するに、混合ガス
のガス圧力で培養液を培養器10に供給できる構成であ
ればよい。
【0061】さらに、混合ガス供給部40の構成も前記
実施例に限定されず、第1ガスおよび混合ガスのガス圧
を所定値に制御する圧力制御手段と、この第1ガスに混
合される第2ガスの流量を制御する流量制御手段とを備
えていればよく、各圧力制御手段および流量制御手段も
前記実施例に限らず、公知の各種制御手段が利用でき
る。
【0062】また、本発明の混合ガス供給部40は、前
記実施例のように培養装置1に用いられる場合に限ら
ず、半導体製造装置等の混合ガスを利用する各種装置、
設備等に利用できる。
【0063】
【発明の効果】本発明の第1発明である混合ガスの成分
調整方法によれば、混合ガスの各ガス成分を安全に、容
易にかつ高精度に調整することができるという効果があ
る。また、本発明の第2発明である培養液の供給方法に
よれば、培養液をガスを用いて供給する際に、培養液の
pHやDOを容易にかつ高精度に調整することができる
という効果がある。さらに、本発明の第3発明の培養液
の供給方法によれば、第2発明で得られる効果に加え
て、培養液をガスを用いて供給する際に、ガス分圧や容
器内の接触表面積を変えることなくガスの培養液内への
溶存速度や溶存量を向上させることができるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の培養装置を示すブロック
図である。
【図2】本発明の第2実施例の培養装置を示すブロック
図である。
【図3】本発明のガス交換手段の変形例の要部を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明のガス交換手段の他の変形例の要部を示
すブロック図である。
【図5】本発明のガス交換手段のその他変形例の要部を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 培養装置 10 培養器 20 培養液供給部 21 第1タンク 22 第2タンク 32 pHセンサ 33 DOセンサ 40 混合ガス供給部 41 混合部 50 空気供給部 56 圧力制御手段である定圧バルブ 60 酸素供給部 65 定流量制御手段である定流量コントロールバルブ 70 二酸化炭素供給部 75 定流量制御手段である定流量コントロールバルブ 80 ガス交換手段 81 ホロファイバー 81A 培養液流路 81B 混合ガス流路 81C ガス交換膜 83A,83B,83C バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のガスを圧力制御手段を介して供給
    するとともに、前記圧力制御手段の後流側に第2のガス
    を定流量制御手段を介して供給し、前記圧力制御手段で
    第1および第2のガスの混合ガスの圧力を制御するとと
    もに、前記定流量制御手段で第2のガスの流量を制御し
    て第1のガスおよび第2のガスからなる混合ガスの各ガ
    ス成分量を調整することを特徴とする混合ガスの成分調
    整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の混合ガスの成分調整方
    法において、前記圧力制御手段は定圧バルブにより構成
    され、定流量制御手段は定流量コントロールバルブによ
    り構成されていることを特徴とする混合ガスの成分調整
    方法。
  3. 【請求項3】 第1のガスを圧力制御手段を介して供給
    するとともに、前記圧力制御手段の後流側に第2のガス
    を定流量制御手段を介して供給し、前記圧力制御手段で
    第1および第2のガスの混合ガスの圧力を制御するとと
    もに、前記定流量制御手段で第2のガスの流量を制御し
    て第1のガスおよび第2のガスからなる混合ガスの各ガ
    ス成分量を調整し、この混合ガスを培養液が収納された
    容器に供給してその圧力で前記培養液を培養器に供給す
    ることを特徴とする培養液の供給方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の培養液の供給方法にお
    いて、前記容器と培養器との間にガス交換膜により仕切
    られた二室を有するガス交換手段を設け、このガス交換
    手段の一方の室を介して前記容器から供給される培養液
    を前記培養器に供給するとともに、ガス交換手段の他方
    の室にガス成分が調整された混合ガスを供給することを
    特徴とする培養液の供給方法。
JP24754694A 1994-10-13 1994-10-13 混合ガスの成分調整方法およびこの混合ガスを用いた培養液の供給方法 Withdrawn JPH08108061A (ja)

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