JPH08107541A - 円盤状記録媒体並びにその記録装置及び再生装置 - Google Patents

円盤状記録媒体並びにその記録装置及び再生装置

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JPH08107541A
JPH08107541A JP6243843A JP24384394A JPH08107541A JP H08107541 A JPH08107541 A JP H08107541A JP 6243843 A JP6243843 A JP 6243843A JP 24384394 A JP24384394 A JP 24384394A JP H08107541 A JPH08107541 A JP H08107541A
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JP
Japan
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JP6243843A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Kobayashi
稔治 小林
Hirokazu Kimura
宏和 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚分の静止画像データと各静止画像に
対応する音声データが記録される円盤状記録媒体並びの
その記録装置及び再生装置において、高速アクセスを可
能にする。 【構成】 制御部44により、画像データ圧縮/伸張
処理部33、音声画像データ圧縮/伸張処理部38、記
録/再生部I・F41及び記録/再生部42を制御し
て、円盤状記録媒体の径方向に分割された各データ記録
領域をアクセスし、それぞれ専用のデータ記録領域を介
して複数枚分の静止画像データと各静止画像に対応する
音声データの記録再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数毎分の静止画像デ
ータと各静止画像に対応する音声データが記録された円
盤状記録媒体並びにその記録装置及び再生装置に関し、
例えば光磁気ディスク等の円盤状記録媒体に、圧縮符号
化した静止画像データと音声データを記録する画像ファ
イルシステムなどに適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、外部から供給される静止画像デー
タと音声データを光磁気ディスクに記録する画像ファイ
ルシステムでは、静止画像データと音声データを独立に
管理するようにして、静止画像データと音声データをデ
ィスク上にランダムに記録していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音付き電子
紙芝居すなわち所謂スライドショーをディスクメディア
で実現するには、画像データと音声データを交互に記録
/再生する必要がある。しかし、静止画像データと音声
データをディスク上にランダムに記録する従来の画像フ
ァイルシステムでは、画像データ領域と音声データ領域
の物理的距離が離れてしまい、交互読み出しのアクセス
時間が長くなってしまうという問題点があった。特に、
光磁気ディスクを線速度一定(CLV: Constant Linear V
elocty)で回転駆動して記録再生を行う場合には、ディ
スクの回転制御に時間がかかり、高速アクセスが難し
い。また、画像データと音声データの管理方法のことな
る画像ファイルシステムでは、画像データと音声データ
を自由に交互に記録/再生することはきわめて困難であ
った。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述如き従来の
問題点に鑑み、複数毎分の静止画像データと各静止画像
に対応する音声データが記録された円盤状記録媒体並び
にその記録装置及び再生装置において、高速アクセスを
可能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る円盤状記録
媒体は、複数毎分の静止画像データと各静止画像に対応
する音声データが記録された円盤状記録媒体であって、
径方向に分割された2つのデータ記録領域を有し、その
一方のデータ記録領域に静止画像データが記録され、他
方のデータ記録領域に音声データが記録されてなること
を特徴とする。
【0006】また、本発明に係る円盤状記録媒体は、複
数毎分の静止画像データと各静止画像に対応する音声デ
ータが記録された円盤状記録媒体であって、径方向に分
割された3つのデータ記録領域を有し、その中央のデー
タ記録領域に静止画像データ又は音声データの一方が記
録され、内周側及び外周側のデータ記録領域に上記静止
画像データ又は音声データの他方が記録されてなること
を特徴とする。
【0007】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体は、
線速度一定で駆動される光磁気ディスクであることを特
徴とする。請求項1又は請求項2記載の円盤状記録媒
体。
【0008】本発明に係る円盤状記録媒体の記録装置
は、円盤状記録媒体の径方向に2分割された各データ記
録領域をアクセスする制御を行う記録制御手段と、この
記録制御手段により制御され、入力静止画像データを一
方のデータ記録領域に記録する静止画像データ記録手段
と、上記記録制御手段により制御され、入力音声データ
を他方のデータ記録領域に記録する音声データ記録手段
とを備え、上記円盤状記録媒体の径方向に分割された一
方のデータ記録領域に複数毎分の静止画像データを記録
し、他方のデータ記録領域に各静止画像に対応する音声
データを記録することを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る円盤状記録媒体の記録
装置は、円盤状記録媒体の径方向に3分割された各デー
タ記録領域をアクセスする制御を行う記録制御手段と、
この記録制御手段により制御され、入力静止画像データ
を上記各データ記録領域のうちの中央のデータ記録領域
又は他のデータ記録領域の一方に記録する静止画像デー
タ記録手段と、上記記録制御手段により制御され、入力
音声データを上記中央のデータ記録領域又は他のデータ
記録領域の他方に記録する音声データ記録手段とを備
え、上記円盤状記録媒体の径方向に分割された3つのデ
ータ記録領域のうち中央のデータ記録領域に静止画像デ
ータ又は音声データの一方を記録し、内周側及び外周側
のデータ記録領域に上記静止画像データ又は音声データ
の他方を記録することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体の記
録装置は、円盤状記録媒体として光磁気ディスクを線速
度一定で駆動して、複数毎分の静止画像データと各静止
画像に対応する音声データを記録することを特徴とす
る。
【0011】本発明に係る円盤状記録媒体の再生装置
は、径方向に分割された2つのデータ記録領域を有し、
その一方のデータ記録領域に複数毎分の静止画像データ
が記録され、他方のデータ記録領域に各静止画像に対応
する音声データが記録されてなる円盤状記録媒体の再生
装置であって、上記円盤状記録媒体の径方向に2分割さ
れた各データ記録領域をアクセスする制御を行う再生制
御手段と、この再生制御手段により制御され、上記円盤
状記録媒体の一方のデータ記録領域から静止画像データ
を再生する静止画像データ再生手段と、上記再生制御手
段により制御され、上記円盤状記録媒体の他方のデータ
記録領域から音声データを再生する音声データ再生手段
とを備え、上記円盤状記録媒体の径方向に分割された一
方のデータ記録領域から静止画像データを再生し、他方
のデータ記録領域から各静止画像に対応する音声データ
を再生することを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置は、径方向に分割された3つのデータ記録領域を有
し、その中央のデータ記録領域に複数毎分の静止画像デ
ータ又は各静止画像に対応する音声データの一方が記録
され、内周側及び外周側のデータ記録領域に上記静止画
像データ又は音声データの他方が記録されてなる円盤状
記録媒体の再生装置であって、上記円盤状記録媒体の径
方向に3分割された各データ記録領域をアクセスする制
御を行う再生制御手段と、この再生制御手段により制御
され、上記各データ記録領域のうちの中央のデータ記録
領域又は他のデータ記録領域の一方から静止画像データ
を再生する静止画像データ再生手段と、上記再生制御手
段により制御され、上記中央のデータ記録領域又は他の
データ記録領域の他方から音声データを再生する音声デ
ータ再生手段とを備え、上記円盤状記録媒体の径方向に
分割された3つのデータ記録領域のうち中央のデータ記
録領域から静止画像データ又は音声データの一方を再生
し、内周側及び外周側のデータ記録領域から上記静止画
像データ又は音声データの他方を再生することを特徴と
する。
【0013】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体の再
生装置は、円盤状記録媒体として光磁気ディスクを線速
度一定で駆動して、複数毎分の静止画像データと各静止
画像に対応する音声データを再生することを特徴とす
る。
【0014】
【作用】本発明に係る円盤状記録媒体では、径方向に分
割された2つのデータ記録領域の一方のデータ記録領域
で複数毎分の静止画像データを保持し、他方のデータ記
録領域で各静止画像に対応するに音声データを保持す
る。
【0015】また、本発明に係る円盤状記録媒体では、
径方向に分割された3つのデータ記録領域の中央のデー
タ記録領域に複数毎分の静止画像データ又は各静止画像
に対応する音声データの一方を保持し、内周側及び外周
側のデータ記録領域で上記静止画像データ又は音声デー
タの他方を保持する。
【0016】本発明に係る円盤状記録媒体の記録装置で
は、円盤状記録媒体の径方向に2分割された各データ記
録領域をアクセスする制御を記録制御手段により行い、
静止画像データ記録手段により入力静止画像データを一
方のデータ記録領域に記録し、音声データ記録手段によ
り入力音声データを他方のデータ記録領域に記録する。
【0017】また、本発明に係る円盤状記録媒体の記録
装置では、円盤状記録媒体の径方向に3分割された各デ
ータ記録領域をアクセスする制御を記録制御手段により
行い、静止画像データ記録手段により入力静止画像デー
タを上記各データ記録領域のうちの中央のデータ記録領
域又は他のデータ記録領域の一方に記録し、音声データ
記録手段により入力音声データを上記中央のデータ記録
領域又は他のデータ記録領域の他方に記録する。
【0018】本発明に係る円盤状記録媒体の再生装置で
は、円盤状記録媒体の径方向に2分割された各データ記
録領域をアクセスする制御を再生制御手段により行い、
静止画像データ再生手段により一方のデータ記録領域か
ら静止画像データを再生し、音声データ記録手段により
他方のデータ記録領域から各静止画像に対応する音声デ
ータを再生する再生する。
【0019】また、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置では、円盤状記録媒体の径方向に3分割された各デ
ータ記録領域をアクセスする制御を再生制御手段により
行い、静止画像データ再生手段により上記各データ記録
領域のうちの中央のデータ記録領域又は他のデータ記録
領域の一方から静止画像データを再生し、音声データ再
生手段により上記中央のデータ記録領域又は他のデータ
記録領域の他方から音声データを再生する。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る円盤状記録媒体並びにそ
の記録装置及び再生装置の実施例について、図面に従い
詳細に説明する。
【0021】本発明に係る円盤状記録媒体は、例えば図
1に示すように構成される。この実施例の円盤状記録媒
体10は、線速度一定に回転駆動されてデータの記録再
生が行われる光磁気ディスクであって、径方向に分割さ
れた2つのデータ記録領域11,12を有し、内周側の
データ記録領域11に複数毎分の静止画像データが記録
され、外周側のデータ記録領域12に各静止画像に対応
するナレーションなどの音声データが記録されてなる。
【0022】なお、この実施例の円盤状記録媒体10で
は、上記内周側のデータ記録領域11を音声データの記
録領域とし、外周側のデータ記録領域12を静止画像デ
ータの記録領域としてもよい。
【0023】このような構成の円盤状記録媒体10で
は、径方向に分割された2つのデータ記録領域11,1
2の一方のデータ記録領域で複数毎分の静止画像データ
を保持し、他方のデータ記録領域で各静止画像に対応す
るに音声データを保持しているので、静止画像データま
たは音声データの一方だけ記録/再生する場合に、その
データ記録領域を連続的に高速アクセスして記録/再生
を行うことができる。
【0024】また、本発明に係る円盤状記録媒体は、例
えば図2に示すように構成される。この実施例の円盤状
記録媒体20は、線速度一定に回転駆動されてデータの
記録再生が行われる可能な光磁気ディスクであって、径
方向に分割された3つのデータ記録領域21,22A,
22Bを有し、中央のデータ記録領域21に複数毎分の
静止画像データが記録され、内周側及び外周側のデータ
記録領域22A,22Bに各静止画像に対応するナレー
ションなどの音声データが記録されてなる。
【0025】なお、この実施例の円盤状記録媒体20で
は、上記中央のデータ記録領域21を音声データの記録
領域とし、内周側及び外周側のデータ記録領域22A,
22Bを静止画像データの記録領域としてもよい。
【0026】このような構成の円盤状記録媒体20で
は、径方向に分割された3つのデータ記録領域21,2
2A,22Bの中央のデータ記録領域21に複数毎分の
静止画像データ又は各静止画像に対応する音声データの
一方を保持し、内周側及び外周側のデータ記録領域22
A,22Bで上記静止画像データ又は音声データの他方
を保持するので、静止画像データの記録領域と音声デー
タの記録領域との物理的な距離が短く、各記録領域を交
互に高速アクセスすることができる。具体的には、静止
画像データと音声データのデータ量が略々同一量である
ならば、データ記録領域を径方向に2分割する場合と比
較して上記物理的な距離を25%短くすることができ
る。これにより、各データ記録領域を交互に高速アクセ
スして、静止画像データと音声データを交互に記録/再
生することができる。
【0027】なお、上記円盤状記録媒体10,20は、
再生専用の光ディスクであってもよい。
【0028】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体の記
録装置及び再生装置は、例えば図3に示す実施例のよう
に構成される。
【0029】この実施例は、本発明を画像ファイルシス
テムに適用したもので、画像信号入力端子31に画像信
号入力処理部32を介して接続されるとともに画像信号
出力端子35に画像信号出力処理部34を介して接続さ
れされた画像データ圧縮/伸張処理部33、音声信号入
力端子36に音声信号入力処理部37を介して接続され
るとともに音声信号出力端子40に音声信号出力処理部
39を介して接続されされた音声データ圧縮/伸張処理
部38、上記画像データ圧縮/伸張処理部33及び音声
データ圧縮/伸張処理部38に記録/再生I・F部41
を介して接続された記録/再生部42、制御信号入力端
子43に接続された制御部44を備え、上記制御部44
により上記画像データ圧縮/伸張処理部33、音声デー
タ圧縮/伸張処理部38、記録/再生I・F部41及び
記録/再生部42が制御されるようになっている。
【0030】この画像ファイルシステムにおいて、上記
画像信号入力処理部32は、フィルムや写真等から画像
の読み取りを行うスキャナあるいはビデオカメラなどか
ら上記画像信号入力端子31を介して供給されるアナロ
グカラー画像信号をデジタル化して入力カラー画像デー
タとして上記画像データ圧縮/伸張処理部33に供給す
る。
【0031】上記画像データ圧縮/伸張処理部33は、
記録モード時には上記画像信号入力処理部32から供給
される入力カラー画像データをシャッタ操作に連動して
図示しないフレームメモリに記憶し、このフレームメモ
リ上で1画面をカラー画像データの輝度データブロック
と色差データブロックからなる最小符号化単位(例えば
640×480画素)の整数倍の大きさに設定した複数
の分割画像領域に分割し、例えば図4のAに示すように
3分割あるいは図4のBに示すように2×3分割して、
分割画像領域毎の画像データにJPEG(JPEG:Joint Ph
otgraphic Coding Experts Group)方式のようなブロッ
ク符号化による圧縮処理を施す。そして、このようにし
て圧縮処理を施した上記分割画像領域毎の圧縮カラー画
像データを上記記録/再生I・F部41を介して記録/
再生部42に供給する。また、この画像データ圧縮/伸
張処理部33は、再生モード時には上記記録/再生I・
F部41を介して供給される上記記録/再生部42によ
り記録媒体から再生された分割画像領域毎の圧縮カラー
画像データに上記圧縮処理に対応する伸張処理を施すこ
とにより、分割画像領域毎の再生カラー画像データを生
成し、この再生カラー画像データから上記フレームメモ
リ上に1画面分の再生カラー画像データを再生する。そ
して、上記フレームメモリ上に再生した1画面分の再生
カラー画像データを上記画像信号出力処理部34に所定
回数だけ繰り返し供給する。
【0032】このように、1画面分の静止画像データ
を、圧縮処理における最小符号化単位のそれぞれ整数倍
の大きさの複数の分割画像領域に分割することにより、
圧縮伸張処置で分割境界部分に歪みを生じることなく、
画面の分割管理を行うことができる。
【0033】そして、画像信号出力処理部34は、再生
モード時に上記画像データ圧縮/伸張処理部33から供
給される再生カラー画像データをアナログ化して、再生
アナログカラー画像信号として上記画像信号出力端子3
5から図示しないモニタ装置などに供給する。
【0034】また、上記音声信号入力処理部37は、マ
イクロフォンなどから上記音声信号入力端子36を介し
て供給されるアナログ音声信号をデジタル化して入力音
声データとして上記音声データ圧縮/伸張処理部38に
供給する。
【0035】この音声データ圧縮/伸張処理部38は、
記録モード時には上記音声信号入力処理部37から供給
される入力音声データをシャッタ操作に連動して例えば
約2秒分だけ、帯域分割符号化(SBC:Sub-Band Coding)
や適応変換符号化(ATC: Adaptiv Transform Coding)や
適応ビット割り当てなどにより圧縮処理を施す。そし
て、このように圧縮処理を施した圧縮音声データを上記
記録/再生I・F部41を介して記録/再生部42に供
給する。また、この音声データ圧縮/伸張処理部38
は、再生モード時には上記記録/再生I・F部41を介
して供給される上記記録/再生部42により記録媒体か
ら再生された圧縮音声データに上記圧縮処理に対応する
伸張処理を施すことにより、約2秒分の再生音声データ
を再生する。そして、上記フレームメモリ上に再生した
約2秒分の再生音声データを上記音声信号出力処理部3
9に供給する。
【0036】そして、上記音声信号出力処理部39は、
再生モード時に上記音声データ圧縮/伸張処理部38か
ら供給される再生音声データをアナログ化して、再生ア
ナログ音声信号として上記音声信号出力端子40から図
示しないスピーカ装置などに供給する。
【0037】また、上記記録/再生部42は、例えば上
述の図2に示した径方向にデータ記録領域が3分割され
た円盤状記録媒体20すなわち光磁気ディスクを線速度
一定に回転駆動して記録再生を行うものであって、上記
制御部44により動作モードが制御されるとともに、上
記光磁気ディスクの径方向に3分割された各データ記録
領域をアクセスするアクセス制御される。
【0038】そして、この記録/再生部42は、記録モ
ード時には、シャッタ操作に連動して、上記画像データ
圧縮/伸張処理部33から上記記録/再生I・F部41
を介して供給される1画面分の静止画像データの各分割
画像領域の圧縮カラー画像データを上記円盤状記録媒体
20の中央のデータ記録領域21に記録し、また、上記
音声データ圧縮/伸張処理部38から上記記録/再生I
・F部41を介して供給される圧縮音声データを上記円
盤状記録媒体20の内周側又は外周側のデータ記録領域
22A,22Bに記録するとともに、画像及び音声の管
理データを記録する。
【0039】このようにして、シャッタ操作毎に、静止
画像データ及びその静止画像に対応するナレーションな
どの音声データを上記円盤状記録媒体20のデータ記録
領域21,22A,22Bに順次記録する。これによ
り、上記円盤状記録媒体20には、径方向に分割された
3つのデータ記録領域21,22A,22Bのうち、中
央のデータ記録領域21に複数毎分の静止画像データが
記録され、内周側及び外周側のデータ記録領域22A,
22Bに各静止画像に対応するナレーションなどの音声
データが記録される。
【0040】また、上記記録/再生部42は、再生モー
ド時には上記制御部44により指定される静止画像の圧
縮カラー画像データを上記円盤状記録媒体20の中央の
データ記録領域21から各分割画像領域の再生して上記
記録/再生I・F部41を介して画像データ圧縮/伸張
処理部33に供給するとともに、上記管理データを再生
して上記制御部44に供給し、この管理情報に基づいて
上記静止画像に対応する約2秒分の短時間音声の圧縮音
声データを上記内周側又は外周側のデータ記録領域22
A,22Bから再生して上記記録/再生I・F部41を
介して画像データ圧縮/伸張処理部33に供給する。
【0041】そして、上記制御部44は、上述の如き約
2秒分の短時間音声の圧縮音声データを複数集めた音声
集データファイルSOUND.SNDの中で各短時間音
声の時間管理を行うとともに、静止画像の圧縮カラー画
像データを複数集めた画像データファイルPIC***
*.PIC内の画像と上記音声集データファイルSOU
ND.SND内の短時間音声との対応を示す情報を画像
音声対応管理ファイルPIC_NAR.INFにより格
納管理する。
【0042】ここで、図5は、複数の画像データファイ
ルPIC****.PICと音声集データファイルSO
UND.SNDと画像と音声の対応を管理するファイル
を示すディレクトリーツリーである。この図5におい
て、PIC_SDは画像と音声の存在するディレクトリ
ーであり、PIC****.PICは画像データファイ
ル、SOUND.SNDは短時間音声集のファイル、P
IC_NAR.INFは画像音声対応管理ファイルであ
る。複数の短時間音声は、図6に示すようにまとめられ
て1つのファイルSOUND.SNDとなる。このファ
イルの中で各短時間音声は時間又はデータ量で管理され
る。特定の短時間音声を再生する場合は、この短時間音
声集ファイルの一部を読み出すことで実現する。上記画
像音声対応管理ファイルPIC_NAR.INFは、例
えば画像と短時間音声との対応を図7に示すように画像
番号と短時間音声開始時間及び短時間音声終了時間で対
応づけて管理する複数の情報を格納し管理するファイル
である。
【0043】このように複数の短時間音声を時間的に連
続したデータとしてまとめ、単独のファイルとし、個々
の短時間音声をそのファイルの中で時間で管理すること
により、記録媒体のファイル数の制限に関わりなく、記
録容量の許す限り短時間音声を多数記録管理することが
できる。
【0044】このような構成の画像ファイル装置では、
上記円盤状記録媒体20の中央のデータ記録領域21を
静止画像データの専用記録領域とし、内周側及び外周側
のデータ記録領域22A,22Bを音声データの専用記
録領域として、各専用記録領域をアクセスして静止画像
データと音声データの記録/再生を行うので、静止画像
データまたは音声データの一方だけ記録/再生する場合
に、そのデータ記録領域を連続的に高速アクセスして記
録/再生を行うことができる。また、各データ記録領域
を交互にアクセスして静止画像データと音声データを交
互に記録/再生する場合にも、上記円盤状記録媒体20
の中央のデータ記録領域21と内周側又は外周側のデー
タ記録領域22A,22Bを交互にアクセスするので高
速アクセスを行うことができる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る円盤状記録媒体では、径方
向に分割された2つのデータ記録領域の一方のデータ記
録領域で複数毎分の静止画像データを保持し、他方のデ
ータ記録領域で各静止画像に対応するに音声データを保
持しているので、静止画像データまたは音声データの一
方だけ記録/再生する場合に、そのデータ記録領域を連
続的に高速アクセスして記録/再生を行うことができ
る。
【0046】また、本発明に係る円盤状記録媒体では、
径方向に分割された3つのデータ記録領域の中央のデー
タ記録領域に複数毎分の静止画像データ又は各静止画像
に対応する音声データの一方を保持し、内周側及び外周
側のデータ記録領域で上記静止画像データ又は音声デー
タの他方を保持するので、静止画像データの記録領域と
音声データの記録領域との物理的な距離が短く、各記録
領域を交互に高速アクセスすることができる。これによ
り、各データ記録領域を交互に高速アクセスして静止画
像データと音声データを交互に記録/再生する可能な円
盤状記録媒体を提供することができる。
【0047】本発明に係る円盤状記録媒体の記録装置で
は、円盤状記録媒体の径方向に2分割された各データ記
録領域をアクセスする制御を記録制御手段により行い、
静止画像データ記録手段により入力静止画像データを一
方のデータ記録領域に記録し、音声データ記録手段によ
り入力音声データを他方のデータ記録領域に記録するこ
とにより、静止画像データまたは音声データの一方だけ
記録する場合に、そのデータ記録領域を連続的に高速ア
クセスして記録を行うことができる。
【0048】また、本発明に係る円盤状記録媒体の記録
装置では、円盤状記録媒体の径方向に3分割された各デ
ータ記録領域をアクセスする制御を記録制御手段により
行い、静止画像データ記録手段により入力静止画像デー
タを上記各データ記録領域のうちの中央のデータ記録領
域又は他のデータ記録領域の一方に記録し、音声データ
記録手段により入力音声データを上記中央のデータ記録
領域又は他のデータ記録領域の他方に記録することよ
り、各データ記録領域を交互に高速アクセスして静止画
像データと音声データを交互に記録することができる。
【0049】本発明に係る円盤状記録媒体の再生装置で
は、円盤状記録媒体の径方向に2分割された各データ記
録領域をアクセスする制御を再生制御手段により行い、
静止画像データ再生手段により一方のデータ記録領域か
ら静止画像データを再生し、音声データ記録手段により
他方のデータ記録領域から各静止画像に対応する音声デ
ータを再生する再生することにより、静止画像データま
たは音声データの一方だけ再生する場合に、そのデータ
記録領域を連続的に高速アクセスして再生を行うことが
できる。。
【0050】また、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置では、円盤状記録媒体の径方向に3分割された各デ
ータ記録領域をアクセスする制御を再生制御手段により
行い、静止画像データ再生手段により上記各データ記録
領域のうちの中央のデータ記録領域又は他のデータ記録
領域の一方から静止画像データを再生し、音声データ再
生手段により上記中央のデータ記録領域又は他のデータ
記録領域の他方から音声データを再生することにより、
各データ記録領域を交互に高速アクセスして静止画像デ
ータと音声データを交互に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円盤状記録媒体の構成例を示す模
式的な平面図である。
【図2】本発明に係る円盤状記録媒体の他の構成例を示
す模式的な平面図である。
【図3】本発明を適用した画像ファイルシステムの概略
構成を示すブロック図である。
【図4】上記画像ファイルシステムにおける画像分割例
を示す図である。
【図5】上記画像ファイルシステムにおけるファイル管
理のディレクトリーツリーを示す図である。
【図6】上記画像ファイルシステムにおける音声集デー
タファイルに取り込まれる短時間音声を示す図である。
【図7】上記画像ファイルシステムにおける画像と短時
間音声との対応を管理画像音声対応管理ファイルの内容
を示す図である。
【符号の説明】
10,20 円盤状記録媒体 11,12,21,22A,22B データ記録領域 31 画像信号入力端子 32 画像信号入力処理部 33 画像データ圧縮/伸張処理部 34 画像信号出力処理部 35 画像信号出力端子 36 音声信号入力端子 37 音声信号入力処理部 38 音声データ圧縮/伸張処理部 39 音声信号出力処理部 40 音声信号出力端子 41 記録/再生I・F部 42 記録/再生部 43 制御信号入力端子 44 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/76 B 5/91 5/928 H04N 5/92 E

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数毎分の静止画像データと各静止画像
    に対応する音声データが記録された円盤状記録媒体であ
    って、 径方向に分割された2つのデータ記録領域を有し、その
    一方のデータ記録領域に静止画像データが記録され、他
    方のデータ記録領域に音声データが記録されてなること
    を特徴とする円盤状記録媒体。
  2. 【請求項2】 複数毎分の静止画像データと各静止画像
    に対応する音声データが記録された円盤状記録媒体であ
    って、 径方向に分割された3つのデータ記録領域を有し、その
    中央のデータ記録領域に静止画像データ又は音声データ
    の一方が記録され、内周側及び外周側のデータ記録領域
    に上記静止画像データ又は音声データの他方が記録され
    てなることを特徴とする円盤状記録媒体。
  3. 【請求項3】 線速度一定で駆動される光磁気ディスク
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の円
    盤状記録媒体。
  4. 【請求項4】 円盤状記録媒体の径方向に2分割された
    各データ記録領域をアクセスする制御を行う記録制御手
    段と、 この記録制御手段により制御され、入力静止画像データ
    を一方のデータ記録領域に記録する静止画像データ記録
    手段と、 上記記録制御手段により制御され、入力音声データを他
    方のデータ記録領域に記録する音声データ記録手段とを
    備え、 上記円盤状記録媒体の径方向に分割された一方のデータ
    記録領域に複数毎分の静止画像データを記録し、他方の
    データ記録領域に各静止画像に対応する音声データを記
    録することを特徴とする円盤状記録媒体の記録装置。
  5. 【請求項5】 円盤状記録媒体の径方向に3分割された
    各データ記録領域をアクセスする制御を行う記録制御手
    段と、 この記録制御手段により制御され、入力静止画像データ
    を上記各データ記録領域のうちの中央のデータ記録領域
    又は他のデータ記録領域の一方に記録する静止画像デー
    タ記録手段と、 上記記録制御手段により制御され、入力音声データを上
    記中央のデータ記録領域又は他のデータ記録領域の他方
    に記録する音声データ記録手段とを備え、 上記円盤状記録媒体の径方向に分割された3つのデータ
    記録領域のうち中央のデータ記録領域に静止画像データ
    又は音声データの一方を記録し、内周側及び外周側のデ
    ータ記録領域に上記静止画像データ又は音声データの他
    方を記録することを特徴とする円盤状記録媒体の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記円盤状記録媒体として光磁気ディス
    クを線速度一定で駆動して、複数毎分の静止画像データ
    と各静止画像に対応する音声データを記録することを特
    徴とする請求項4又は請求項5記載の円盤状記録媒体の
    記録装置。
  7. 【請求項7】 径方向に分割された2つのデータ記録領
    域を有し、その一方のデータ記録領域に複数毎分の静止
    画像データが記録され、他方のデータ記録領域に各静止
    画像に対応する音声データが記録されてなる円盤状記録
    媒体の再生装置であって、 上記円盤状記録媒体の径方向に2分割された各データ記
    録領域をアクセスする制御を行う再生制御手段と、 この再生制御手段により制御され、上記円盤状記録媒体
    の一方のデータ記録領域から静止画像データを再生する
    静止画像データ再生手段と、 上記再生制御手段により制御され、上記円盤状記録媒体
    の他方のデータ記録領域から音声データを再生する音声
    データ再生手段とを備え、 上記円盤状記録媒体の径方向に分割された一方のデータ
    記録領域から静止画像データを再生し、他方のデータ記
    録領域から各静止画像に対応する音声データを再生する
    ことを特徴とする円盤状記録媒体の再生装置。
  8. 【請求項8】 径方向に分割された3つのデータ記録領
    域を有し、その中央のデータ記録領域に複数毎分の静止
    画像データ又は各静止画像に対応する音声データの一方
    が記録され、内周側及び外周側のデータ記録領域に上記
    静止画像データ又は音声データの他方が記録されてなる
    円盤状記録媒体の再生装置であって、 上記円盤状記録媒体の径方向に3分割された各データ記
    録領域をアクセスする制御を行う再生制御手段と、 この再生制御手段により制御され、上記各データ記録領
    域のうちの中央のデータ記録領域又は他のデータ記録領
    域の一方から静止画像データを再生する静止画像データ
    再生手段と、 上記再生制御手段により制御され、上記中央のデータ記
    録領域又は他のデータ記録領域の他方から音声データを
    再生する音声データ再生手段とを備え、 上記円盤状記録媒体の径方向に分割された3つのデータ
    記録領域のうち中央のデータ記録領域から静止画像デー
    タ又は音声データの一方を再生し、内周側及び外周側の
    データ記録領域から上記静止画像データ又は音声データ
    の他方を再生することを特徴とする円盤状記録媒体の再
    生装置。
  9. 【請求項9】 前記円盤状記録媒体として光磁気ディス
    クを線速度一定で駆動して、複数毎分の静止画像データ
    と各静止画像に対応する音声データを再生することを特
    徴とする請求項7又は請求項8記載の円盤状記録媒体の
    再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317172A (ja) * 2004-03-29 2005-11-10 Sony Corp データ処理方法、データ処理装置、および情報記録媒体、並びにコンピュータ・プログラム
JP2010250939A (ja) * 2004-03-29 2010-11-04 Sony Corp データ処理方法、データ処理装置、および情報記録媒体、並びにコンピュータ・プログラム

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