JPH07311943A - 追記型光ディスクへのデータ記録システム - Google Patents

追記型光ディスクへのデータ記録システム

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Publication number
JPH07311943A
JPH07311943A JP10512094A JP10512094A JPH07311943A JP H07311943 A JPH07311943 A JP H07311943A JP 10512094 A JP10512094 A JP 10512094A JP 10512094 A JP10512094 A JP 10512094A JP H07311943 A JPH07311943 A JP H07311943A
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JP
Japan
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data
image data
optical disc
recording
audio
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JP10512094A
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English (en)
Inventor
Hisanobu Tsubaki
尚宜 椿
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】追記型の光ディスクに複数の音声データを有効
に記録。 【構成】データ処理装置30は、オーディオ入力装置20か
ら入力した複数のまとまりの音声データをそれぞれのフ
ァイルとしてハードディスク40に順次蓄積させる。これ
らの処理がすべての音声データについて終了すると、デ
ータ処理装置30は、ハードディスク40から読み出される
複数のファイル間のそれぞれに6セクタの無音データを
挿入して、複数のファイルを1つのファイルに一体化し
てCDライタ50に転送する。これにより、光ディスクには
複数のファイルの音声データが1つのファイルとして記
録される。 【効果】したがって、99を越えるファイルの音声データ
が入力された場合でも光ディスクに記録することができ
る。この場合、それぞれのトラック間に形成される所定
のギャップが少なくなり、光ディスクへの記録容量を大
幅に効率化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、追記型光ディスクへの
データ記録システムに係り、特に、たとえば銀塩写真の
ネガフィルムなどから得られた高解像度の画像デ−タと
音声データとを光ディスクに記録する追記型光ディスク
へのデータ記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、たとえばユーザが持ち込んだ銀塩
写真のフィルムから得られた画像データを追記型CD(コ
ンパクトディスク)に記録するフォトCDシステムの開発
が進められている。この銀塩写真のフィルムから得られ
た画像データは、他の記録方式にて得られた画像デー
タ、たとえば電子スチルカメラ等にて撮影して得られた
画像データに比べて数倍以上の解像度を有しており、こ
れらを小型な大容量のコンパクトディスクに保存して、
後に再生して利用し、特にコンピュータなどの処理装置
に取り込んで有効に利用することが考えられている。
【0003】従来、このようなフォトCDシステムでは、
たとえば35mmネガフィルムをフィルムスキャナなどにて
走査して、たとえば2048x3072 画素の画像データを得
る。これら読み取られた画像データは、コンピュータ等
の画像処理装置にて所定の処理が施されてCDライタ等の
記録装置に転送される。この場合、画像処理装置は、ス
キャナからの画像データに色補正や圧縮処理など記録す
るための加工を施し、処理したそれぞれの画像データを
付設されたハードディスク等の主記憶装置に順次格納す
る。次いで、所定の枚数の画像データの処理が終了する
と、処理装置はディレクトリ等の記録する画像データ等
の内容を表わす情報ファイルを作成する。この際、処理
した画像データは付設のハードディスクから読み出され
て記録装置に接続された第2のハードディスクに転送さ
れる。第2のハードディスクには、処理装置から転送さ
れた画像データが連続したデータとして書き込まれる。
記録装置では、まず情報ファイルを光ディスクにプログ
ラムエリアの第1トラックとして記録し、続いて第2の
ハードディスクに連続データとして記録された画像デー
タを順次読み出して、これらをプログラムエリアの第2
トラックとして光ディスクに順次書き込んでいく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、2台のハードディスクが必要
であり、システムが高価でしかも構成が複雑であるとい
う問題があった。また、2台のハードディスクにて複数
回の書き込みおよび読み出しが行なわれるので、画像デ
ータを光ディスクに記録するまでに多くの時間がかかる
という問題があった。
【0005】そこで、1台のハードディスクのみを使用
して、処理装置にて処理したデータから順次記録装置に
送り、その都度、記録装置にてデータを光ディスクに記
録することが考えられる。しかし、この場合、1台のハ
ードディスクから記録装置には連続したデータが送られ
ず、光ディスクには複数のトラックが形成されることに
なる。また、最近ではフォトCDにおいて、画像データだ
けでなく、これら画像データの説明などを音声データに
て記録することが望まれている。これら音声データは1
つの画像に対して複数のファイルを形成し、1つのファ
イルが1つのトラックを形成するため、たとえば1つの
画像に対して10個の音声ファイルが存在する場合、10個
の画像データに対して音声トラックのみで100 本のトラ
ックが必要となる。しかしながら、追記型光ディスクの
所定の規格によると、ディスクには最大99トラックまで
の記録のみしか許されず、100 個以上のファイルが存在
する上記場合には記録ができなかった。
【0006】本願発明は上記従来の課題を解決して、シ
ステムの簡素化および光ディスクへの短時間のデータ記
録を考慮し、かつ100 個以上のファイルを有効に光ディ
スクに記録することができる追記型光ディスクへのデー
タ記録システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による追記型光デ
ィスクへのデータ記録システムは、上記課題を解決する
ために、複数の音声データを光ディスクに記録するため
に所定の処理を施してこれら処理した画像データを光デ
ィスクに順次記録する追記型光ディスクへのデータ記録
システムにおいて、このシステムは、それぞれの音声デ
ータをディジタルデータとして入力する音声入力手段
と、この音声入力手段からのディジタルデータをそれぞ
れのファイルとして処理するデータ処理手段と、データ
処理手段に接続されて、このデータ処理手段からの音声
ファイルをそれぞれ蓄積するデータ記憶手段と、このデ
ータ記憶手段からのデータを順次光ディスクに記録する
データ記録手段とを含み、データ処理手段は、データ記
録手段に蓄積された複数の音声ファイルを読み出す際
に、それぞれのファイル間に所定の個数の無音データを
付加することにより1つのファイルに一体化してデータ
記録手段に読み出すことを特徴とする。
【0008】この場合、データ記録システムは画像デー
タを入力する画像入力手段を有し、音声入力手段からの
音声データが画像入力手段からの画像データに対して複
数のデータが入力される場合に有効である。
【0009】
【作用】本発明の追記型光ディスクへのデータ記録シス
テムによれば、音声入力手段から入力された音声データ
はそれぞれのデータ毎にデータ処理手段に供給され、デ
ータ処理手段にてそれぞれのファイルとして処理されて
データ記憶手段に一旦書き込まれる。所定のデータが処
理されると、データ記憶手段に蓄積された複数の音声フ
ァイルはデータ処理手段にてそれぞれのファイル間に所
定の長さの無音データが挿入されて接続され、1つのフ
ァイルとして処理されデータ記録手段に転送される。音
声データを1つのファイルとして受けたデータ記録手段
は光ディスクに1つのトラックとして記録させる。
【0010】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による追記型
光ディスクへのデータ記録システムの一実施例を詳細に
説明する。図1には本発明におけるデータ記録システム
の一実施例が適用されるフォトCDシステムの構成が示さ
れている。本実施例におけるフォトCDシステムは図1に
示すように、フィルムスキャナ10と、オーディオ入力装
置20と、データ処理装置30と、ハードディスクドライブ
40と、CDライタ50とを含み、これら各装置10〜50は、SC
SI(small computer system interface) 規格のバス60に
て接続されている。本実施例においてはフィルムスキャ
ナ10からの画像データおよびオーディオ入力装置20から
の音声データがデータ処理装置30にて処理されてハード
ディスク30に一旦格納され、このハードディスク30から
データをトラック毎に読み出してCDライタ50に転送し、
追記型の光ディスクに順次記録する。特に、本実施例で
は複数のファイルとしてハードディスク30に格納された
音声データが1つのトラックに処理されてCDライタ50に
転送され、光ディスクに記録される。
【0011】各部の詳細を説明すると、フィルムスキャ
ナ10は、たとえば、銀塩写真の35mmカラーネガフィルム
上を走査して各画素毎にRGB(赤、緑、青)それぞれの色
成分毎に読み取り、これら画像データを8〜10ビットの
ディジタル信号として出力する画像読取装置である。本
実施例の場合には、このフィルムスキャナ10からはカラ
ー画像の1画像当たり、2048x3072 画素をRGB 3色の各
色毎に読み取って、合計ほぼ18MBの画像データを出力す
る。また、このフィルムスキャナ10は倍サイズのカラー
ネガフィルムから4096x6144 画素の画像データの読み取
りを行ない、この場合にはRGB 3色にて合計72MBの画像
データが出力される。
【0012】オーディオ入力装置20は、マイクなどを介
して入力する音声を8〜16ビットのディジタル信号とし
て出力する音声入力装置である。また、このオーディオ
入力装置20からはDAT プレーヤなどにて再生された音声
データを入力することもできる。
【0013】データ処理装置30は、フィルムスキャナ10
およびオーディオ入力装置30から受けた画像データおよ
び音声データに記録のための所定の処理を施す主処理装
置であり、たとえばパーソナルコンピュータやワークス
テーション等の汎用の処理装置にて構成されている。特
に、フィルムスキャナ20にて読み取った画像データにガ
ンマ補正や色補正等の前処理を施し、さらに、既知の圧
縮方式たとえば、ADCT(adaptive discrete cosine tran
sform)方式およびハフマン符号化にて18MBの画像データ
の場合、これを3〜6MBのデータに圧縮し、これらを処
理したデータから順次記録データとしてハードディスク
30に書き込む処理を行なう。有利には、フィルムスキャ
ナ10からの元画像データに間引き処理を行なって1024x1
536, 512X768, 256x384, 128x192画素等の複数の画像デ
ータを生成し、再生側にてこれらの複数の解像度の画像
データを再生できるようにそれぞれの間引き処理におけ
る差分データと間引きされた最小の画像データを元の画
像データの圧縮データとともに記録データに付加すると
よい。本実施例では複数個の最小の画像データを1画像
として合成して画像データを選択する際のインデックス
画像として1つのトラックに記録する。
【0014】また、このデータ処理装置30は音声データ
をオーディオ装置20からそれぞれの画像に関して短いデ
ータとして入力してそれぞれのデータファイルをハード
ディスク40に書き込み、CDライタ50に転送する際に全画
像に関する音声データを一つのトラックとして一体化し
て処理する。詳しくは、それぞれのファイル間に無音デ
ータとして6セクタの零データを挿入してファイルを接
続し1つのファイルに合成する。たとえば、録音時間が
それぞれ1分の50個のファイルがある場合、1分のファ
イルは4500セクタであるので、4500(Sector)X50+6(Sect
or)X48=225288セクタの1つのファイルを作成する。
【0015】さらに、本実施例におけるデータ処理装置
30は、たとえば、32MBの容量のRAM(random access memo
ry) が搭載されている。このRAM は、データ処理装置30
にて画像データのデータ編集および色補正、圧縮処理な
どのデータ処理を行なう際にそのOS(operating system)
およびアプリケーションの処理領域として10MBが割り当
てられており、この領域がメインメモリとして使用され
る。本実施例では、特にこのRAM の残りの22MBの領域
が、処理された画像データおよび音声データをハードデ
ィスク30から読み出してCDライタ40に転送する際の転送
領域として利用される。具体的には、データ処理装置30
に搭載されたRAM に少なくとも1トラック分のデータ転
送領域が確保されて、つまりこの領域がRAM ディスクと
して利用されてハードディスク30からの画像データおよ
び音声データをここに1トラック分づつ途切れなく記憶
させた後にCDライタ40に転送する。理論的には、この転
送用領域としては、少なくともコンパクトディスクにて
連続して記録される1トラック分の記憶容量を有してい
ればよい。この容量は、本実施例では1画像分のデータ
が3〜6MBの圧縮データとして与えられるので、通常、
1トラックに2〜3枚分の画像データを記録することに
より、RAM 領域には9〜18MBの転送領域が確保されれば
十分である。しかし、1トラックには複数画像のデータ
を記録する必要はなく、少なくとも1画像分の画像デー
タを記録すればよくたとえば本実施例のシステムではフ
ィルムスキャナ10にて読み取った18MBの生データをその
まま記録する場合にも適用することができ、またフィル
ムスキャナ10にて高倍率の72MBの画像データを読み取っ
た際には、これを12〜24MBに圧縮したデータも勿論、取
り扱うことができるようにほぼこれに近い22MBの容量が
割り当てられている。ただし、音声データはすべてのデ
ータが22MBの容量に含まれるように処理されて1トラッ
クとして転送される。
【0016】また、このデータ処理装置30は、所定の量
の画像データの記録、たとえば24枚撮り1本分のネガフ
ィルムの画像データを記録する場合には、その記録に関
する管理ファイルを作成する。本実施例の場合に、この
管理ファイルは、図2に示すように画像データおよび音
声データのそれぞれのトラックのスタートアドレスを示
す情報ファイルIFと、画像データに対応する音声データ
のアドレスを示す連結用ファイルCFと、全ファイルおよ
び各トラックのスタートアドレスおよびファイル長また
はトラック長などの情報を示すディレクトリファイルDF
などが作成される。本実施例の場合、画像データが複数
のトラック分けて記録されるので、特にこれらトラック
間におけるギャップを考慮して、情報ファイルIFとディ
レクトリファイルDFのそれぞれのアドレスが求められ
る。たとえば、それぞれのギャップは1セクタ当たり20
48バイトにて与えられる150 セクタのギャップとしてト
ラック間に空けられる。連結用ファイルCFでは、画像フ
ァイル名と、これに対応する音声データのファイル名お
よびそのスタートアドレスと再生時間とがそれぞれ求め
られる。
【0017】ハードディスク40は、処理された画像デー
タが順次記録される他にデータ処理装置30のシステムフ
ァイルおよびこれらに関する各種データが記録されてい
る外部記憶装置である。このハードディスク40は、デー
タ処理装置30の起動時にそれぞれ必要なデータがアクセ
スされ、かつ空き領域に画像データを含む各種データが
それぞれ書き込まれて、いわゆるフラグメンテーション
により、ハード的にデータがばらついた状態に格納され
てしまう。この結果、データ処理装置30から画像データ
を読み出すときに表面的にはそれぞれの画像データが連
続しているように見えるが実際のアクセスでは離れたア
ドレスに分割されている場合があり、ハードディスク40
のヘッドの移動時間により読み出しが途切れる場合があ
る。したがって、このハードディスク40から画像データ
を直接読み出してCDライタ50にてデータを記録すること
は、1トラックのデータに途切れが生じることになり、
CDライタ50での記録の失敗の原因となる。そこで本実施
例では、上述したようにデータ処理装置30に搭載された
RAM に少なくとも1トラック分のデータ転送領域が確保
されて、これを介してCDライタ50に記録データが転送さ
れるように構成されている。
【0018】CDライタ50は、データ処理装置30から受け
た画像データからコンパクトディスク規格を満足する、
たとえばEFM 変調したディジタル信号を形成して、この
変調方式にて光ビームを変調して所定のフォトCDの記録
面に画像データを書き込む記録装置にて構成される。有
利には、本願の出願人と同じ出願人による特許出願、特
願平3-15817 号に記載された「追記可能な光ディスクの
高速記録装置」などが用いられる。この記録装置は、従
来の記録装置に比べて高速記録を行うことができる装置
であり、この場合に用いられるコンパクトディスクとし
てはたとえば特願平2-191257号に記載された材料を使用
した追記型のコンパクトディスクなどが有利に使用され
る。これらの組み合わせにて、高速かつジッタの少ない
記録再生を可能としている。このCDライタ50にて記録さ
れたコンパクトディスクは、家庭用のフォトCDプレー
ヤ、CD-IプレーヤまたはCD-ROM XA (拡張アーキテクチ
ャ)規格対応のドライブを備えたパーソナルコンピュー
タにて再生することができ、これにより、あらゆるディ
スプレイまたは通常のテレビ方式の受像機、特に、高解
像度の表示装置にて画像を再生することができる。
【0019】本実施例におけるCDライタ50は、コンパク
トディスクの中央側から周縁部に向かう螺旋状の線、い
わゆるプリグルーブに沿って記録領域の始まりを表わす
リードインエリアと、1つのトラックを構成する管理フ
ァイルと、複数のトラック#1〜#nを構成する画像データ
と、1つのトラックに納められた音声データと、記録の
領域の終端を表わすリードアウトエリアとを書き込む。
管理ファイル、画像データおよび音声データは、データ
処理装置30から転送されてくる順序に従って1トラック
分づつの書き込みが行われ、リードインエリアとリード
アウトエリアとは、管理ファイルおよび画像データの書
き込み後に記録される。それぞれの領域および各トラッ
ク間には、数ミリ秒のギャップ(本実施例では150 セク
タ)が形成されて、少なくともそれぞれのトラックは連
続した書き込みが行わなければならない。
【0020】以上のような構成のフォトCDシステムにお
いて、まず、ネガフィルムがフィルムスキャナ10によっ
て1コマづつ読み取られてデータ処理装置30にデジタル
の画像データとして入力される。画像データはたとえば
2048x3072 画素の画像データとして読み取られて、デー
タ処理装置30に転送される。所定の枚数、たとえば24枚
撮りのフィルムの読み取りが終了すると、オーディオ入
力装置20を介してそれぞれの画像に対する音声データが
データ処理装置30に供給される。画像データおよび音声
データを受けたデータ処理装置30は、画像データに色補
正等の処理を施し、さらに圧縮処理を施して記録用の画
像データを順次生成し、さらにインデックス画像のデー
タを生成してハードディスク40に順次書き込む。
【0021】次に、音声データおよび画像データを処理
したデータ処理装置30は、続いて管理ファイルを作成す
る。この場合、まず、データ処理装置30はディレクトリ
ファイルを作成するために、図2に示すようにプリギャ
ップG1を考慮して情報ファイルIF、連結ファイルCF、自
ファイルDFおよびCD-IソフトウェアSOのそれぞれのスタ
ートアドレスを求めて、第1トラックつまり管理ファイ
ルのアドレスをそれぞれ求める。次いで、第2〜第Nト
ラックのアドレスを求める。この際に、特に、画像デー
タが複数のトラックにて構成されるので、画像データの
容量およびトラック間の一定のギャップを考慮して、以
下に示すようにそれぞれのトラックのスタートアドレス
を求める。
【0022】つまり、まず、データ処理装置30はRAM デ
ィスクの転送領域を22MB確保する。たとえば、前回のデ
ータが残っている場合などには消去処理を施して、22MB
すべての領域を転送領域として確保する。次いで、デー
タ処理装置30は、所定の枚数たとえば24枚(n枚) のうち
の最初の3〜4枚(m枚) のデータを選択する。この場
合、これらm枚の画像データがRAM の転送領域に蓄積可
能か否かを判定して1トラック分のデータ量を確認す
る。つまり、最初の1枚目の画像データのデータサイズ
を確認して、これがRAM に蓄積可能である場合には、次
の2枚目の画像データのデータサイズを確認して、これ
ら2枚の画像データがRAM に入るか否かを判定する。さ
らに、これらがRAM に蓄積可能である場合は、次の3枚
目の画像データのデータサイズを確認して、1〜3枚目
すべてが蓄積可能か否かを判定する。本実施例の場合、
3〜6MBの画像データであるので、ほぼ3枚までは蓄積
可能であり、次の4枚目のデータ量を確認して、4枚目
のデータが蓄積できない場合には1〜3枚目の画像デー
タが画像データの第1のトラックを構成し、その容量を
求める。次いで、画像データの第1のトラックの容量お
よびギャップを考慮して画像データの第2のトラックの
スタートアドレスを求め、上記と同様に画像データの第
2のトラックの容量を求める。以降、記録する画像デー
タのトラックの容量およびギャップを考慮してそれぞれ
の画像データのトラックのスタートアドレスを計算し、
さらに画像データと音声データとの間のギャップを考慮
して音声データのスタートアドレスを求め、ディレクト
リファイルを作成する。
【0023】ディレクトリファイルDFの作成が終了する
と、データ処理装置30はこれに基づいて情報ファイルIF
を作成し、次いで連結用ファイルCFを作成する。連結用
ファイルCFを作成する際には、データ処理装置30にて途
切れ途切れに格納された音声データをそれぞれのファイ
ル間に6セクタの無音データを挿入して接続することに
より一体化し、この一体化した後の1つの音声ファイル
を上記にて求めたスタートアドレスから順次対応する画
像データ毎にそのスタートアドレスを求めて、画像デー
タのファイル名に対する音声データのファイル名および
それぞれのスタートアドレスおよび再生時間を記録す
る。これらにより、管理ファイルの作成が終了する。
【0024】管理ファイルの作成が終了すると、この管
理ファイルをデータ処理装置30はそのRAM に格納して連
続したファイルを生成して、これをバス60を介してCDラ
イタ50に送る。管理ファイルを受けたCDライタ50は、コ
ンパクトディスクの内周側からリードインエリアの記録
領域およびプリギャップG1を開けて、管理ファイルを第
1のトラックとして記録する。
【0025】次いで、データ処理装置30は画像データを
RAM に記録し、RAM にこれらデータが完全に蓄積される
と、これが1トラック分のデータとして、バス60を介し
てCDライタ50に途切れなく転送される。これを受けたCD
ライタ50は管理ファイルの終端位置からプリギャップを
開けてRAM からのデータを画像データの始めのトラック
T2の領域に順次書き込む。
【0026】以下、上記動作が繰り返されて、画像デー
タのそれぞれのトラックの記録が行われて、全データす
なわちこの場合1ユーザの24枚のデータの記録が終了す
るとデータ処理装置30はハードディスク40から音声デー
タすべてを読み出して、これをRAM に書き込み、上記と
同様にRAM からCDライタ50に転送する。これにより、CD
ライタ50は受けた音声データを最後のトラックとして光
ディスクに記録する。最後に、CDライタ50は、管理ファ
イルが記録された第1のトラックT1の前にリードインエ
リアを書き込み、音声データの後にリードアウトエリア
を書き込んで、光ディスクへの記録が終了する。
【0027】また、次のユーザのデータを記録する場合
は、前のユーザのコンパクトディスクをCDライタ50から
取りはずして、次のユーザ用のコンパクトディスクを装
着して、このコンパクトディスクにて上記の各処理を行
なってハードディスク40に記録されている次のユーザの
画像データおよび音声データの記録を行なう。
【0028】このように本実施例においては、データ処
理装置30のRAM の一部をCDライタ50へのデータ転送領域
としてコンパクトディスクでの1トラック分の容量を確
保して、ハードディスク40から読み出した画像データを
RAM の転送領域を介して順次転送するように構成したの
で、ハードディスク40にて各画像データもしくは1トラ
ック分の画像データがばらばらのアドレスに間欠的に記
録されている、いわゆるフラグメンテーションの状態で
あってもCDライタ50にて各トラックの書き込みの際にデ
ータが途切れることなく記録の失敗をほぼ完全になくす
ことができる。さらにRAM を介して画像データを転送す
るので、別のハードディスクを介してデータを転送する
場合に比べて、システムでのデータ記録時間を大幅に向
上させることができる。たとえば、一般にハードディス
クでのアクセス時間が数十ミリ秒であるのに対して、RA
M でのアクセス時間が数十ナノ秒であるので、記録の際
にはほとんどハードディスクでの読み出し時間のみを意
識すればよく、ハードディスクを2台用いた場合の半分
程度の転送時間でよい。したがって、CDライタ50側での
1トラックの記録後にほとんど待ち時間がなく、システ
ム全体での記録時間は、CDライタ50の記録時間に依存す
ることになり、高速なCDライタ50を備える本実施例で
は、従来の記録に比べて半分以下の記録時間となり、ユ
ーザへのサービスを格段に向上させることができる。
【0029】さらに、本実施例によれば、1つの画像デ
ータに対して複数の音声データが存在する場合に、ファ
イル間に所定の数の無音データを挿入してファイルを接
続して、すべての音声データを1つのファイルに生成し
て1つのトラックとして記録するので、ファイル数が99
を越える場合でもコンパクトディスクへの記録を有効に
行なうことができる。また、この場合、ディスクでの記
録容量を大幅に削減することができる。たとえば50個の
音声ファイルをそれぞれのトラックとして記録した場合
と比較すると、この場合トラック間のギャップがそれぞ
れ150 セクタであるので、本実施例の6セクタの無音デ
ータとして、(150-6)X48=6912 セクタとなり、ほぼ13メ
ガバイトの容量を削減することができる。
【0030】なお、上記実施例においては、画像データ
に対して音声データを記録する場合を例に挙げて説明し
たが、本発明においては音声データのみを記録する場合
にも有効に適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明による画像デ
ータ記録システムによれば、複数の音声データを記録す
る場合にそれぞれの音声ファイル間に所定の数の無音デ
ータを挿入してファイルを接続して、すべての音声デー
タを1つのファイルに生成して1つのトラックとして記
録するので、ファイル数が99を越える場合でもコンパク
トディスクへの記録を有効に行なうことができる。ま
た、この場合、ディスクでの記録容量を大幅に削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像データ記録システムが適用さ
れるフォトCDシステムの一実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 フィルムスキャナ 20 オーディオ入力装置 30 データ処理装置 40 ハードディスク 50 CDライタ 60 SCSIバス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音声データを光ディスクに記録す
    るために所定の処理を施して、該処理した画像データを
    光ディスクに順次記録する追記型光ディスクへのデータ
    記録システムにおいて、該システムは、 それぞれの音声データをディジタルデータとして入力す
    る音声入力手段と、 該音声入力手段からのディジタルデータをそれぞれのフ
    ァイルとして処理するデータ処理手段と、 該データ処理手段に接続されて該データ処理手段からの
    音声ファイルをそれぞれ蓄積するデータ記憶手段と、 該データ記憶手段からのデータを順次光ディスクに記録
    するデータ記録手段とを含み、 前記データ処理手段は、前記データ記録手段に蓄積され
    た複数の音声ファイルを読み出す際に、それぞれのファ
    イル間に所定の個数の無音データを付加することにより
    1つのファイルに一体化して前記データ記録手段に読み
    出すことを特徴とする追記型光ディスクへのデータ記録
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ記録システムに
    おいて、該システムは画像データを入力する画像入力手
    段を有し、前記音声入力手段からの音声データは画像入
    力手段からの画像データに対して複数のデータが入力さ
    れることを特徴とする追記型光ディスクへのデータ記録
    システム。
JP10512094A 1994-05-19 1994-05-19 追記型光ディスクへのデータ記録システム Withdrawn JPH07311943A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385977B1 (ko) * 2000-06-02 2003-06-02 삼성전자주식회사 오디오 데이터가 기록된 기록매체, 그 기록/재생 방법, 그기록장치, 및 재생장치
US6901038B2 (en) 2000-06-02 2005-05-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Audio recording medium, methods of recording data on and reproducing data from the recording medium, and recording and reproducing apparatuses therefor
KR100657836B1 (ko) * 2004-10-20 2006-12-15 가부시끼가이샤 도시바 추기형 매체 기록 방법, 기록 장치 및 재생 장치

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