JPH08106Y2 - ピアスナット打ち込み機のノーズピース - Google Patents
ピアスナット打ち込み機のノーズピースInfo
- Publication number
- JPH08106Y2 JPH08106Y2 JP1992001066U JP106692U JPH08106Y2 JP H08106 Y2 JPH08106 Y2 JP H08106Y2 JP 1992001066 U JP1992001066 U JP 1992001066U JP 106692 U JP106692 U JP 106692U JP H08106 Y2 JPH08106 Y2 JP H08106Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor pin
- nose piece
- pierce nut
- driving machine
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はピアスナット打ち込み機
のノーズピースに関するものである。
のノーズピースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のパネル等へのピアスナットの
打ち込み装置は、ノーズピースの中心孔に空気圧により
連続的に供給されるピアスナットを、この中心孔の内部
を摺動するパンチがパネルへ打ち込んで行く構造のもの
である。このためにノーズピースの内部には、ピアスナ
ットが供給されたことを検出するためのセンサを取り付
けておき、ピアスナットが供給されないまま上型が下降
することを防止するのが普通である。
打ち込み装置は、ノーズピースの中心孔に空気圧により
連続的に供給されるピアスナットを、この中心孔の内部
を摺動するパンチがパネルへ打ち込んで行く構造のもの
である。このためにノーズピースの内部には、ピアスナ
ットが供給されたことを検出するためのセンサを取り付
けておき、ピアスナットが供給されないまま上型が下降
することを防止するのが普通である。
【0003】従来のノーズピースは、図3に示すような
構造のものであって、ノーズピース本体1に中心孔2に
向けて凹部3を設け、その内部にタッチセンサ4を埋め
込んである。このタッチセンサ4はピアスナットが供給
孔5を通じて中心孔2の内部に供給されたときにこれに
接触し、検出信号を発することができるようになってい
る。
構造のものであって、ノーズピース本体1に中心孔2に
向けて凹部3を設け、その内部にタッチセンサ4を埋め
込んである。このタッチセンサ4はピアスナットが供給
孔5を通じて中心孔2の内部に供給されたときにこれに
接触し、検出信号を発することができるようになってい
る。
【0004】しかしこのような構造の従来のノーズピー
スにおいては、金属粉等がタッチセンサ4に接触すると
誤動作してピアスナット有りの検出信号を発してしまう
ことがあり、また非導電性のわずかな異物があってもタ
ッチセンサ4が作動せず、ピアスナットが供給されてい
るにもかかわらず検出信号を生じないという問題があっ
た。
スにおいては、金属粉等がタッチセンサ4に接触すると
誤動作してピアスナット有りの検出信号を発してしまう
ことがあり、また非導電性のわずかな異物があってもタ
ッチセンサ4が作動せず、ピアスナットが供給されてい
るにもかかわらず検出信号を生じないという問題があっ
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解消して、金属粉や非導電性の異物によって
誤った検出信号を発することがなく、ピアスナットが供
給されたときにのみ正確に検出信号を発生させることが
できるピアスナット打ち込み機のノーズピースを提供す
るために完成されたものである。
の問題点を解消して、金属粉や非導電性の異物によって
誤った検出信号を発することがなく、ピアスナットが供
給されたときにのみ正確に検出信号を発生させることが
できるピアスナット打ち込み機のノーズピースを提供す
るために完成されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案は、ノーズピース本体の側壁から中
心孔に向けて形成された孔の内部に、第1のセンサピン
をノーズピース本体から絶縁された状態で挿入するとと
もに、その先端側には中心孔にピアスナットが供給され
たときに押されて第1のセンサピンの先端面と電気的に
接触する第2のセンサピンを、スプリングを介して取り
付けたことを特徴とするものである。
めになされた本考案は、ノーズピース本体の側壁から中
心孔に向けて形成された孔の内部に、第1のセンサピン
をノーズピース本体から絶縁された状態で挿入するとと
もに、その先端側には中心孔にピアスナットが供給され
たときに押されて第1のセンサピンの先端面と電気的に
接触する第2のセンサピンを、スプリングを介して取り
付けたことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下に本考案を、図1、図2に示す実施例に
より更に詳細に説明する。図1において、1はノーズピ
ース本体、2はその中心孔、5はピアスナットをこの中
心孔2の内部に供給するための供給孔である。6はノー
ズピース本体1の側壁の、供給孔5とは反対側から中心
孔2に向けて形成された孔であり、7はこの孔6の内部
に挿入された金属製の第1のセンサピンである。この第
1のセンサピン7の後部外周面はゴム被覆8により絶縁
されており、また前部外周面は絶縁コーティングされて
先端面のみが電気的に露出されている。更にその後部外
周部は絶縁体9に支持されているので、第1のセンサピ
ン7はノーズピース本体1から完全に絶縁された状態に
ある。
より更に詳細に説明する。図1において、1はノーズピ
ース本体、2はその中心孔、5はピアスナットをこの中
心孔2の内部に供給するための供給孔である。6はノー
ズピース本体1の側壁の、供給孔5とは反対側から中心
孔2に向けて形成された孔であり、7はこの孔6の内部
に挿入された金属製の第1のセンサピンである。この第
1のセンサピン7の後部外周面はゴム被覆8により絶縁
されており、また前部外周面は絶縁コーティングされて
先端面のみが電気的に露出されている。更にその後部外
周部は絶縁体9に支持されているので、第1のセンサピ
ン7はノーズピース本体1から完全に絶縁された状態に
ある。
【0008】さらにこの孔6の中心孔2側の部分には、
第2のセンサピン10が取り付けられている。第2のセン
サピン10も金属製のものであるが、その背面に挿入され
たスプリング11によって常にその先端を中心孔2にわず
かに突出させている。しかし中心孔2の内部にピアスナ
ットが供給されると、第2のセンサピン10はピアスナッ
トにより押されて第2のセンサピン10の後面が第1のセ
ンサピン7の先端面に電気的に接触し、第1のセンサピ
ン7に電流が流れて検出信号を生ずるようになってい
る。
第2のセンサピン10が取り付けられている。第2のセン
サピン10も金属製のものであるが、その背面に挿入され
たスプリング11によって常にその先端を中心孔2にわず
かに突出させている。しかし中心孔2の内部にピアスナ
ットが供給されると、第2のセンサピン10はピアスナッ
トにより押されて第2のセンサピン10の後面が第1のセ
ンサピン7の先端面に電気的に接触し、第1のセンサピ
ン7に電流が流れて検出信号を生ずるようになってい
る。
【0009】図2は本考案のノーズピースの使用状態を
示すものであり、上記したノーズピース本体1はガイド
ポスト12とスプリング13とを介して、図示を略したラム
の下面に弾性的に支持されている。また14はパンチリテ
ーナ15に固定されたパンチ、16はピアスナットの供給シ
ュート、17は下型である。
示すものであり、上記したノーズピース本体1はガイド
ポスト12とスプリング13とを介して、図示を略したラム
の下面に弾性的に支持されている。また14はパンチリテ
ーナ15に固定されたパンチ、16はピアスナットの供給シ
ュート、17は下型である。
【0010】
【作用】次に本考案の装置の作動を説明する。まず供給
シュート16を通じてノーズピース本体1の中心孔2にピ
アスナットが供給されると、第2のセンサピン10はピア
スナットにより押されてスプリング11に抗して後退し、
その後面が第1のセンサピン7の先端面に電気的に接触
する。これにより第1のセンサピン7と第2のセンサピ
ン10との間に電流が流れることとなり、第1のセンサピ
ン7に接続されたリード線 (図示せず) に検出信号が取
り出される。この検出信号を受けるとラムが下降し、下
型17に当たったノーズピース本体1がパンチ14に対して
相対的に上昇して、パンチ14が中心孔2の内部のピアス
ナットを下型17上のパネルに打ち込む。
シュート16を通じてノーズピース本体1の中心孔2にピ
アスナットが供給されると、第2のセンサピン10はピア
スナットにより押されてスプリング11に抗して後退し、
その後面が第1のセンサピン7の先端面に電気的に接触
する。これにより第1のセンサピン7と第2のセンサピ
ン10との間に電流が流れることとなり、第1のセンサピ
ン7に接続されたリード線 (図示せず) に検出信号が取
り出される。この検出信号を受けるとラムが下降し、下
型17に当たったノーズピース本体1がパンチ14に対して
相対的に上昇して、パンチ14が中心孔2の内部のピアス
ナットを下型17上のパネルに打ち込む。
【0011】しかし中心孔2にピアスナットが供給され
ないときには、第2のセンサピン10がピアスナットによ
り押されることがないので、仮に金属粉等が第2のセン
サピン10に付着したとしても検出信号が生ずるおそれは
ない。また仮に第2のセンサピン10の表面に非導電性の
異物が付着したような場合にも、第2のセンサピン10は
ピアスナットによって確実に第1のセンサピン7と電気
的に接触することとなるので、正確に検出信号を生じさ
せることができる。
ないときには、第2のセンサピン10がピアスナットによ
り押されることがないので、仮に金属粉等が第2のセン
サピン10に付着したとしても検出信号が生ずるおそれは
ない。また仮に第2のセンサピン10の表面に非導電性の
異物が付着したような場合にも、第2のセンサピン10は
ピアスナットによって確実に第1のセンサピン7と電気
的に接触することとなるので、正確に検出信号を生じさ
せることができる。
【0012】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案のピアス
ナット打ち込み機のノーズピースはノーズピース本体か
ら絶縁された第1のセンサピン7と第2のセンサピン10
との接触・離隔を利用してピアスナットの有無を検出す
るようにしたので、従来のように金属粉や非導電性の異
物によって誤動作することがなく、ピアスナットの供給
状態を正確に検出することができる。よって本考案は従
来の問題点を解消したピアスナット打ち込み機のノーズ
ピースとして、その実用的価値は極めて大きいものであ
る。
ナット打ち込み機のノーズピースはノーズピース本体か
ら絶縁された第1のセンサピン7と第2のセンサピン10
との接触・離隔を利用してピアスナットの有無を検出す
るようにしたので、従来のように金属粉や非導電性の異
物によって誤動作することがなく、ピアスナットの供給
状態を正確に検出することができる。よって本考案は従
来の問題点を解消したピアスナット打ち込み機のノーズ
ピースとして、その実用的価値は極めて大きいものであ
る。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例の使用状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】従来のノーズピースを示す断面図である。
1 ノーズピース本体 2 中心孔 6 孔 7 第1のセンサピン 10 第2のセンサピン 11 スプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 ノーズピース本体の側壁から中心孔に向
けて形成された孔の内部に、第1のセンサピンをノーズ
ピース本体から絶縁された状態で挿入するとともに、そ
の先端側には中心孔にピアスナットが供給されたときに
押されて第1のセンサピンの先端面と電気的に接触する
第2のセンサピンを、スプリングを介して取り付けたこ
とを特徴とするピアスナット打ち込み機のノーズピー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992001066U JPH08106Y2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | ピアスナット打ち込み機のノーズピース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992001066U JPH08106Y2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | ピアスナット打ち込み機のノーズピース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556324U JPH0556324U (ja) | 1993-07-27 |
JPH08106Y2 true JPH08106Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=11491163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992001066U Expired - Lifetime JPH08106Y2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | ピアスナット打ち込み機のノーズピース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08106Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5555935Y2 (ja) * | 1976-12-11 | 1980-12-25 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP1992001066U patent/JPH08106Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0556324U (ja) | 1993-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08106Y2 (ja) | ピアスナット打ち込み機のノーズピース | |
JP3068094B1 (ja) | ナット自動供給装置 | |
JPS6440141U (ja) | ||
CN210072100U (zh) | 一种压铆防漏间接检测机构 | |
JPH01114180U (ja) | ||
JPH06304824A (ja) | ピアスナット自動組立装置における打込みパンチ | |
JPH06342012A (ja) | 導通テスト用プロ−ブ | |
JPH0650930Y2 (ja) | 小形電気機器の調整機構 | |
JPS63129885U (ja) | ||
JP2571326Y2 (ja) | ペンシルプロッタに於けるペンシルツールの芯供給検出装置 | |
JPS5867412U (ja) | 超音波探触子 | |
KR870003494Y1 (ko) | 터미날핀 삽입 감지장치 | |
JPH0616684Y2 (ja) | ロボットフィンガーのワーク挿入検出装置 | |
JPH0128679Y2 (ja) | ||
JP2939476B1 (ja) | 物体検出用導電ピン | |
JPS6420658U (ja) | ||
JPS63153112U (ja) | ||
JPH0347749U (ja) | ||
JPH0248240U (ja) | ||
JPS6435800U (ja) | ||
JPH0755788Y2 (ja) | タツチスイツチ | |
JPH0471172U (ja) | ||
JPS6042547U (ja) | ツ−ルタツチセンサの安全装置 | |
JPS6371600U (ja) | ||
JPS60143304U (ja) | ツ−ルタツチセンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960705 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |