JPH08106606A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH08106606A
JPH08106606A JP6263089A JP26308994A JPH08106606A JP H08106606 A JPH08106606 A JP H08106606A JP 6263089 A JP6263089 A JP 6263089A JP 26308994 A JP26308994 A JP 26308994A JP H08106606 A JPH08106606 A JP H08106606A
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Osamu Tosaka
修 登坂
Kazuyuki Ogawa
和志 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気コアやシールド板及びシールドケース相
対位置に着目し、磁気ヘッド全体の外部誘導ノイズによ
る悪影響をさらに防止することを目的とする。 【構成】 コイルが巻回されてなる磁気コア3をシール
ドケース2内に収納固定してなる磁気ヘッド1におい
て、磁気コアの外側面3bとシールドケースの内側面2
bとの長さが、磁気コアのギャップ形成面3dとシール
ドケースの内側面2bとの長さの0.3倍以上とし、磁
気コアの背面3cとシールドケースの背面2cとの長さ
が、磁気コアの前面3aとシールドケースの背面2cと
の長さの0.55倍以上とし、シールド板の外側面6b
とシールドケースの内側面2bとの長さが、磁気コアの
外側面3bとシールドケースの内側面2bとの長さの
0.25倍から0.75倍となる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットテープレコー
ダ等に組み込まれている磁気ヘッドに係わり、特に、外
部誘導ノイズを遮蔽することができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カセットテープレコーダ等に組み
込まれている磁気ヘッドの一例として図6及び図7に示
すものが知られている。
【0003】この図において、磁気ヘッド1は略直方体
箱状のシールドケース2内に記録、再生及び消去用等の
磁気コア3、3、・・・を装填するとともに、シールド
ケース2の左右両側面に、磁気記録媒体(磁気テープ)
4の走行をガイドする板上のテープガイド5、5をそれ
ぞれ取付けたものである。
【0004】また、上記各磁気コア3、3、・・・のテ
ープ摺接面(磁気記録媒体摺接面)3a、3a、・・・
側には、それぞれギャップが形成され、隣り合う磁気コ
ア3の間にはシールド板6が設けられている。また、各
磁気コア3、3、・・・には図示しないコイルが巻回さ
れたコイルボビン9が組み込まれている。さらに、上記
シールドケース2の前面のギャップGを挟む部位には、
円弧状をなす溝7、7が形成されている。この溝7は、
磁気テープ4とテープ摺動面3aに磁粉を露出させない
ようにしてスペーシングロスを防止するためのものであ
る。なお、磁気ヘッド1には磁気ヘッド1本体をテープ
レコーダ等に取付けるための取付板8が設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上記
構成の磁気ヘッドを自動車等に装備されたカーステレオ
装置のテープレコーダに組み込んだ場合、次のような問
題が生じている。すなわち、自動車等の装備は、多数の
電子部品等が組み込まれ非常に複雑になってきており、
このためノイズの発生源が非常に多くなって、このノイ
ズが磁気ヘッドに悪影響を及ぼしている。
【0006】そこで本出願人は、実願平1−21838
号等にて、磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面以外をシー
ルドカバーで覆うことにより、外部誘導ノイズを低減す
ることを提案している。その概要を図8に示す。このシ
ールドカバー10は、パーマロイ等の磁性材料で形成さ
れたものであり、裏面板11と両側板12、12と天板
13、13及び底板14、14とにより構成されてい
る。この構成を採用することにより、2dB〜4dB程
S/N比を改善することができる。
【0007】しかしながら、この程度のS/N比の改善
では不十分であるばかりでなく、シールドカバーを取付
けることにより工数がかかり、さらにはコストもかかっ
てしまうという問題点があった。
【0008】また、この他にも、シールド板やシールド
ケースの厚さを厚くしたり、透磁率を磁気コアと同等に
する等の改善は従来から行われていたが、これらについ
ても、コストがかかってしまうばかりではなく、S/N
比の改善も不十分であった。
【0009】本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされ
たものであり、磁気コアやシールド板及びシールドケー
ス相対位置に着目し、磁気ヘッド全体の外部誘導ノイズ
による悪影響をさらに防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記課題を解決するために、コイルが巻回されてなる磁気
コアをシールドケース内に収納固定してなる磁気ヘッド
において、前記磁気コアの外側面と前記シールドケース
の内側面との長さが、前記磁気コアのギャップ形成面と
前記シールドケースの内側面との長さの0.3倍以上と
している。
【0011】請求項2記載の発明は前記課題を解決する
ために、コイルが巻回されてなる磁気コアをシールドケ
ース内に収納固定してなる磁気ヘッドにおいて、前記磁
気コアの外側面と前記シールドケースの内側面との長さ
が、前記磁気コアのギャップ形成面と前記シールドケー
スの内側面との長さの0.4倍以上としている。
【0012】請求項3記載の発明は前記課題を解決する
ために、コイルが巻回されてなる磁気コアをシールドケ
ース内に収納固定してなる磁気ヘッドにおいて、前記磁
気コアの背面と前記シールドケースの背面との長さが、
前記磁気コアの前面と前記シールドケースの背面との長
さの0.55倍以上としている。
【0013】請求項4記載の発明は前記課題を解決する
ために、コイルが巻回されてなる磁気コアをシールドケ
ース内に収納固定してなる磁気ヘッドにおいて、前記磁
気コアの背面と前記シールドケースの背面との長さが、
前記磁気コアの前面と前記シールドケースの背面との長
さの0.65倍以上としている。
【0014】請求項5記載の発明は前記課題を解決する
ために、コイルが巻回されてなる複数の磁気コアと前記
複数の磁気コアのそれぞれの間に介在させるシールド板
とをシールドケース内に収納固定してなる磁気ヘッドに
おいて、前記シールド板の外側面と前記シールドケース
の内側面との長さが、前記磁気コアの外側面と前記シー
ルドケースの内側面との長さの0.25倍から0.75
倍としている。
【0015】請求項6記載の発明は前記課題を解決する
ために、コイルが巻回されてなる複数の磁気コアと前記
複数の磁気コアのそれぞれの間に介在させるシールド板
とをシールドケース内に収納固定してなる磁気ヘッドに
おいて、前記シールド板の外側面と前記シールドケース
の内側面との長さが、前記磁気コアの外側面と前記シー
ルドケースの内側面との長さの0.3倍から0.7倍と
している。
【0016】
【作用】請求項1または請求項2記載の構成を採用する
ことにより、磁気コアの外側面とシールドケースの内側
面との長さが長くなる。
【0017】請求項2または請求項3記載の構成を採用
することにより、磁気コアの背面とシールドケースの背
面との長さが長くなる。
【0018】請求項5または請求項6記載の構成を採用
することにより、磁気コアの外側面とシールドケースの
内側面との間のほぼ中間位置に、シールド板の外側面が
位置する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を用い
て説明する。
【0020】この図において、磁気ヘッド1は略直方体
箱状のシールドケース2内に記録、再生及び消去用等の
磁気コア3、3、・・・を装填するとともに、シールド
ケース2の左右両側面に、磁気記録媒体(磁気テープ)
4の走行をガイドする板上のテープガイド5、5をそれ
ぞれ取付けたものである。
【0021】また、上記各磁気コア3、3、・・・のテ
ープ摺接面(磁気記録媒体摺接面)3a、3a、・・・
側には、それぞれギャップが形成され、隣り合う磁気コ
ア3の間にはシールド板6が設けられている。また、各
磁気コア3、3、・・・には図示しないコイルが巻回さ
れたコイルボビン9が組み込まれている。
【0022】そして本発明においては、磁気コア3、シ
ールド板6及びシールドケース2の位置関係を次のよう
に設定する。
【0023】磁気コア3の外側面3bとシールドケース
2の内側面2bとの長さ(x)が、磁気コア3のギャッ
プ形成面3dとシールドケース2の内側面2bとの長さ
(L1)の0.3倍以上とし、好ましくは、0.4倍以
上としている。
【0024】また、磁気コア3の背面3cとシールドケ
ース2の背面2cとの長さ(y)が、磁気コア3の前面
3aとシールドケースの背面2cとの長さ(L2)の
0.55倍以上とし、好ましくは、0.65倍以上とし
ている。
【0025】さらにまた、シールド板6の外側面6bと
前記シールドケース2の内側面2bとの長さ(s)が、
前記磁気コア3の外側面3bと前記シールドケース2の
内側面2bとの長さ(x)の0.25倍から0.75倍
とし、好ましくは、0.3倍から0.7倍としている。
【0026】図3は、図1及び図2に示す磁気ヘッドに
おいて、シールドケース及びシールド板を従来の位置の
ままとした時に、磁気コアの外側面の位置をX方向に変
化させた時の、外部誘導ノイズの出力結果を示すもので
ある。なお測定方法は、4トラック4チャンネル用の磁
気ヘッドの内、外側のチャンネルである1チャンネルま
たは4チャンネルにおける3kHz、1.5Oeの一様
磁界中でのノイズ出力を測定している。従来の磁気ヘッ
ドにおいては磁気コア3の外側面3bとシールドケース
2の内側面との長さ(x)が非常に小さく、例えばxは
0.15L1程度であったため、外部誘導ノイズは−4
5dBV程度であった。また、従来例に示すようなシー
ルドカバーを取付けたとしても、−48dBV程度まで
しか改善することができなかった。ところが本発明にお
いては、xを長くすることにより、外部誘導ノイズを大
きく改善することができる。例えば、従来のシールドカ
バーを取付けた磁気ヘッドと同等のレベルまで改善する
には、xを0.3L1程度に設定すればよく、さらにx
を0.4L1以上にすれば、カーステレオ用の磁気ヘッ
ドとして十分満足出来るものが得られる。ただし、コイ
ルボビンに巻回されているコイルの巻線スペースを最低
限確保する必要があることから、xは0.75L1以下
であることが望ましい。またこのとき、シールドケース
2の大きさを従来と変えずに磁気コア3を小さくするこ
とにより、磁気回路としての磁路長が小さくなることに
より、再生効率が向上する。従って、ノイズが低減され
ることに伴って、コイル巻数を少なくでき、これにより
更にS/N比が飛躍的に向上させることができる。
【0027】図4は、図1及び図2に示す磁気ヘッドに
おいて、シールドケース及びシールド板を従来の位置の
ままとした時に、磁気コアの背面の位置をY方向に変化
させた時の、外部誘導ノイズの出力結果を示すものであ
る。なお測定方法は、4トラック4チャンネル用の磁気
ヘッドの内、外側のチャンネルである1チャンネルまた
は4チャンネルにおける3kHz、1.5Oeの一様磁
界中でのノイズ出力を測定している。従来の磁気ヘッド
においては磁気コア3の背面3cとシールドケース2の
背面2cとの長さ(y)が小さく、例えばyは0.4L
2程度であったため、外部誘導ノイズは−45dBV程
度であった。また、従来例に示すようなシールドカバー
を取付けたとしても、−48dBV程度までしか改善す
ることができなかった。ところが本発明においては、y
を長くすることにより、外部誘導ノイズを大きく改善す
ることができる。例えば、従来のシールドカバーを取付
けた磁気ヘッドと同等のレベルまで改善するには、yを
0.55L2程度に設定すればよく、さらにyを0.6
5L2以上にすれば、カーステレオ用の磁気ヘッドとし
て十分満足出来るものが得られる。ただし、コイルボビ
ンに巻回されているコイルの巻線スペースを最低限確保
する必要があることから、yは0.8L2以下であるこ
とが望ましい。またこのとき、シールドケース2の大き
さを従来と変えずに磁気コア3を小さくすることによ
り、磁気回路としての磁路長が小さくなることにより、
再生効率が向上する。従って、ノイズが低減されること
に伴って、コイル巻数を少なくでき、これにより更にS
/N比が飛躍的に向上させることができる。
【0028】ここで、図3及び図4の結果から、磁気コ
アの位置がノイズ改善に寄与した原因については、次の
ように考えることができる。従来においては、シールド
板やシールドケースの厚さや材質を変えたり、あるいは
磁気ヘッドの内部や外側に別のシールド部材を設けるこ
とで、ノイズの改善を行っていた。従って、シールドケ
ース内の磁気コアの位置についての観点ではほとんど考
えられておらず、再生感度を最大限確保するために、コ
イルの巻数も1000ターン程度確保しなければなら
ず、そのために磁気コアを大きくする必要があった。し
かしながら、磁気コアがシールドケース側に近づいてし
まうと、シールドケース内を通るノイズが磁気コアに飛
んでしまい、シールド効果が低減してしまう。そこでシ
ールドケースと磁気コアとの距離を長くすることによ
り、磁気コアに飛んでしまうノイズを低減できると考え
られる。
【0029】図5は、図1及び図2に示す磁気ヘッドに
おいて、シールドケース及び磁気コアを従来の位置のま
まとした時に、シールド板の外側面の位置をX方向に変
化させた時の、外部誘導ノイズの出力結果を示すもので
ある。なお測定方法は、4トラック4チャンネル用の磁
気ヘッドの内、外側のチャンネルである1チャンネルま
たは4チャンネルにおける3kHz、1.5Oeの一様
磁界中でのノイズ出力を測定している。従来の磁気ヘッ
ドにおいては磁気コア3の外側面3bとシールド板6の
外側面6bとがほぼ同じ位置となるように設けられてお
り、例えばsはxとほぼ等しいため、外部誘導ノイズは
−45dBV程度であった。また、従来例に示すような
シールドカバーを取付けたとしても、−48dBV程度
までしか改善することができなかった。ところが本発明
においては、sをxより幾分小さくすることにより、外
部誘導ノイズを大きく改善することができる。例えば、
従来のシールドカバーを取付けた磁気ヘッドと同等のレ
ベルまで改善するには、sを0.25xから0.75x
程度に設定すればよく、さらにsを0.3xから0.7
xにすれば、カーステレオ用の磁気ヘッドとして十分満
足出来るものが得られる。さらに好ましくは、sを0.
5x程度に設定することが望ましい。
【0030】ここで、シールド板の位置がノイズ改善に
寄与した原因については、次のように考えることができ
る。まず、シールド板をシールドケース側に近づける
と、シールド板の中を通るノイズの量が増加し、磁気コ
ア中を通るノイズの量が減少する。これは、従来から考
えられていたことである。しかしながら、シールド板を
シールドケース側に近づけ過ぎると、磁気ヘッド全体で
見た場合、磁気抵抗が小さくなるため、磁気ヘッド全体
に加わるノイズの量が増加してしまい、結果として磁気
コア中を通るノイズの量が増えてしまうと考えられる。
従って、上記したように、sを0.3xから0.7xに
すれば、カーステレオ用の磁気ヘッドとして十分満足出
来るものが得られ、さらに好ましくは、sを0.5x程
度に設定することが望ましいこととなる。
【0031】なお、本発明においてはシールドケース及
びシールド板を従来の位置のままとした時に、磁気コア
の外側面の位置をX方向に変化させたり、シールドケー
ス及びシールド板を従来の位置のままとした時に、磁気
コアの背面の位置をY方向に変化させたり、あるいはシ
ールドケース及び磁気コアを従来の位置のままとした時
に、シールド板の外側面の位置をX方向に変化させたり
した時の測定結果をもとに説明したが、本発明はこれに
限るものではなく、それぞれの長さに比率によって、外
部誘導ノイズが改善されるものである。従って、例え
ば、図3の実験結果において、磁気コア及びシールド板
を従来の位置のままとした時に、シールドケースの内側
面の位置をX方向に変化させた場合も、図3に示す結果
とほぼ同様な結果が得られるものである。
【0032】なおまた、本発明においては磁気コアの外
側面とシールドケースの内側面との長さと、磁気コアの
ギャップ形成面とシールドケースの内側面との長さとの
関係、磁気コアの背面とシールドケースの背面との長さ
と、磁気コアの前面とシールドケースの背面との長さと
の関係、またはシールド板の外側面とシールドケースの
内側面との長さと、磁気コアの外側面とシールドケース
の内側面との長さとの関係について説明したが、これら
の関係を種々組み合わせることにより、最適な位置関係
にて磁気ヘッドを構成することにより、外部誘導ノイズ
に対し、優れた磁気ヘッドを提供することができるのは
もちろんである。
【0033】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドによれば、磁気コア
の外側面と前記シールドケースの内側面との長さが、磁
気コアのギャップ形成面とシールドケースの内側面との
長さの0.3倍以上とするか、または、磁気コアの背面
とシールドケースの背面との長さが、磁気コアの前面と
シールドケースの背面との長さの0.55倍以上とする
か、または、シールド板の外側面とシールドケースの内
側面との長さが、磁気コアの外側面とシールドケースの
内側面との長さの0.25倍から0.75倍とすること
により、磁気コアの外側面とシールドケースの内側面と
の長さが長くなるか、または、磁気コアの背面とシール
ドケースの背面との長さが長くなるか、または、磁気コ
アの外側面とシールドケースの内側面との間のほぼ中間
位置に、シールド板の外側面が位置する。これにより、
従来のシールドカバーを取付けた磁気ヘッドと同等のノ
イズ改善を磁気ヘッド本体で行うことができる。従っ
て、シールドカバーを取付ける工数がかからなくなるば
かりでなく、製造コストも抑えることができ、量産性に
優れた磁気ヘッドを提供することができる。
【0034】また本発明の磁気ヘッドによれば、磁気コ
アの外側面とシールドケースの内側面との長さが、磁気
コアのギャップ形成面とシールドケースの内側面との長
さの0.4倍以上とするか、または、磁気コアの背面と
シールドケースの背面との長さが、磁気コアの前面とシ
ールドケース背面との長さの0.65倍以上とするか、
または、シールド板の外側面とシールドケースの内側面
との長さが、磁気コアの外側面とシールドケースの内側
面との長さの0.3倍から0.7倍とすることにより、
さらにノイズ改善を行うことができる。これにより、カ
ーステレオ用磁気ヘッドとして十分満足できるものが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す
断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施例における磁気コア、シ
ールド板及びシールドケースの位置関係を示す図であ
る。
【図3】図3は、本発明において、シールドケース及び
シールド板を従来の位置のままとした時に、磁気コアの
外側面の位置をX方向に変化させた時の、外部誘導ノイ
ズの出力結果を示すグラフである。
【図4】図4は、本発明において、シールドケース及び
シールド板を従来の位置のままとした時に、磁気コアの
背面の位置をY方向に変化させた時の、外部誘導ノイズ
の出力結果を示すグラフである。
【図5】図5は、本発明において、シールドケース及び
磁気コアを従来の位置のままとした時に、シールド板の
外側面の位置をX方向に変化させた時の、外部誘導ノイ
ズの出力結果を示すグラフである。
【図6】図6は、従来の磁気ヘッドを示す斜視図であ
る。
【図7】図7は、従来の磁気ヘッドを示す断面図であ
る。
【図8】図8は、従来の別の磁気ヘッドを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 シールドケース 2b シールドケースの内側面 2c シールドケースの背面 3 磁気コア 3a 磁気コアの前面 3b 磁気コアの外側面 3c 磁気コアの背面 3d 磁気コアのギャップ形成面 6 シールド板 6b シールド板の外側面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回されてなる磁気コアをシー
    ルドケース内に収納固定してなる磁気ヘッドにおいて、
    前記磁気コアの外側面と前記シールドケースの内側面と
    の長さが、前記磁気コアのギャップ形成面と前記シール
    ドケースの内側面との長さの0.3倍以上となることを
    特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 コイルが巻回されてなる磁気コアをシー
    ルドケース内に収納固定してなる磁気ヘッドにおいて、
    前記磁気コアの外側面と前記シールドケースの内側面と
    の長さが、前記磁気コアのギャップ形成面と前記シール
    ドケースの内側面との長さの0.4倍以上となることを
    特徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 コイルが巻回されてなる磁気コアをシー
    ルドケース内に収納固定してなる磁気ヘッドにおいて、
    前記磁気コアの背面と前記シールドケースの背面との長
    さが、前記磁気コアの前面と前記シールドケースの背面
    との長さの0.55倍以上となることを特徴とする磁気
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 コイルが巻回されてなる磁気コアをシー
    ルドケース内に収納固定してなる磁気ヘッドにおいて、
    前記磁気コアの背面と前記シールドケースの背面との長
    さが、前記磁気コアの前面と前記シールドケースの背面
    との長さの0.65倍以上となることを特徴とする磁気
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 コイルが巻回されてなる複数の磁気コア
    と前記複数の磁気コアのそれぞれの間に介在させるシー
    ルド板とをシールドケース内に収納固定してなる磁気ヘ
    ッドにおいて、前記シールド板の外側面と前記シールド
    ケースの内側面との長さが、前記磁気コアの外側面と前
    記シールドケースの内側面との長さの0.25倍から
    0.75倍となることを特徴とする磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 コイルが巻回されてなる複数の磁気コア
    と前記複数の磁気コアのそれぞれの間に介在させるシー
    ルド板とをシールドケース内に収納固定してなる磁気ヘ
    ッドにおいて、前記シールド板の外側面と前記シールド
    ケースの内側面との長さが、前記磁気コアの外側面と前
    記シールドケースの内側面との長さの0.3倍から0.
    7倍となることを特徴とする磁気ヘッド。
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