JPH0810602Y2 - カラン取付用節水器具 - Google Patents

カラン取付用節水器具

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JPH0810602Y2
JPH0810602Y2 JP10593390U JP10593390U JPH0810602Y2 JP H0810602 Y2 JPH0810602 Y2 JP H0810602Y2 JP 10593390 U JP10593390 U JP 10593390U JP 10593390 U JP10593390 U JP 10593390U JP H0810602 Y2 JPH0810602 Y2 JP H0810602Y2
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和信 小野
正剛 中村
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株式会社環境科学センター
中村科学器械工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、水道の蛇口に取付けて水道水の流出量を可
変に調整して節水する器具に関する。
「従来の技術」 従来、都市部に人口が集中したことによる水道水の使
用量の増加に伴って水資源不足が心配され、降雨量が少
なくて水の使用量の多い夏季には水不足になることが多
い。そのため、水道水の使用量を制限するのにカランの
止水コマを節水コマに代えることにより節水を行ってい
る。
「考案が解決しようとする課題」 前記したように、水道カランの止水コマを節水コマに
交換する場合、水道の元栓を閉じてカランの蓋体を外し
てから節水コマに交換しているが、交換作業は手数がか
かって面倒であるので自発的に節水コマに交換すること
が少ない。また、節水率が一定なため可変的に節水する
ことが困難であった。他方、水の使用者にとっては見掛
上の水の流出量が減少すると、洗い作業に時間がかかっ
てしまうため気分的に節水を心掛けにくかった。
本考案は、かかる従来の欠点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、蛇口から出る水量を可変
的に節水し、通常の水の使用量と違和感のない節水器具
を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案は樹脂製の上部体
に設けた大径部の表面に第12、3目印を設け、該大径部
の下方に小径な筒状部を形成し、大径部及び筒状部内に
設けた挿入孔の底板に複数の第1連通口を同心円状に形
成し、筒状部の外周に一定間隔毎に複数の凹部を設けて
掛止鍔を形成した上部体と、前記筒状部を回動可能に収
容する収容部を上部に設け、該収容部の底部に設けた仕
切板に前記第1連通口と合致する第2連通口を同心円状
に形成し、前記凹部と対をなす第1、2、3凹入部を該
収容部の内面に設け、第2連通口の下側に大径室を形成
した下部体とからなり、前記凹部と凹入部との間にボー
ルを夫々係合させて前記大径室の下部に螺旋突条部を設
けたテーパー状の絞り部を設け、該絞り部の下方に末広
がり状に形成した開口部の上部に空気吸込用の小孔を設
けたことを特徴とするものである。
「作用」 カランの蛇口に固定して挿入孔の下部に位置する底板
に第1連通口を設けた上部体と、下部体の収容部の底部
に位置した仕切板に前記第1連通口と合致する第2連通
口を設けた下部体とを回動可能に取付けてあるので、下
部体を回転することにより第1、2連通口の合致量を調
節することによって可変的に流量を節水することができ
る。また、絞り部に設けた螺旋突条部によって水流を旋
回流にし、水流の見かけ上の外径が太く見えるようにす
ることができる。
「実施例」 本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図1に
おいて、節水器具1はカランの蛇口60に取付ける樹脂製
の上部体3と、下部体15とで構成してある。
上部体3に設けた大径部5の下方に小径な筒上部8を
形成し、上部体3及び筒状部8の内部に挿入孔4を設
け、該筒状部8の下部を閉鎖した底板9に、一定間隔毎
に複数の第1連通口10を同心円状に形成してある。ま
た、筒状部8の中間外周には掛止鍔11を突設し、該掛止
鍔11の下側の外面にボール収容用の凹部12を複数設けて
ある。
この大径部5の外面に設けた凹溝6に装着した締付バ
ンド7を締付けて、上部体3をカランの蛇口60に固着す
るものであり、さらに、上部体3の大径部5の外面に、
第1、2、3目印部5a、5b、5cを連続して設けてある。
下部体15の上部に設けた収容部16の底面に位置する仕
切板17に、前記底板9に設けた第1流通口10と合致する
第2連通口18を同一円周上に複数形成してある。第2連
通口18の下側に設けた大径室19の下側にテーパー状の絞
り部20を設け、該絞り部20の下部に連続して末広がり状
の開口部22を形成してある。
収容部16の内壁面には、前記凹部12の対をなす第1凹
入部16a、第2凹入部16b、第3凹入部16cを連続して設
け、いずれかの凹入部と凹部12との間にボール27を収容
する。絞り部20の下側に位置し、外部の空気を取り入れ
る小孔23を斜め下方に複数設けて開口部22に連通してあ
る。さらに、第1、2、3凹入部1a、16b、16cと凹部12
とが夫々合致した場合、前記第1、2、3目印5a、5b、
5cと合致する目印基部24を、前記下部体15の上部外周面
に夫々設けてある。
尚、テーパ状の絞り部20の壁面には数本の螺旋突条部
20aを形成し、該絞り部20を通る水流が旋回するように
してある。また、カランの蛇口60の断面積に対して、第
1連通口10全体の流通部分の断面積を例えば約80%縮小
させて形成してある。
次に、本実施例の作用について説明すると、節水器具
1をカランの蛇口60に取付けるには、樹脂製の上部体3
の挿入孔4に蛇口60を挿入して締付バンド7を締付けて
固定する。上部体3の筒状部8と下部体15の収容部16と
の間にシールパッキン28を収容して水密にしてある。カ
ランの蛇口60の止弁(図示せず)を全開にすると、蛇口
60から流出した水は挿入孔4内に進入し、第3図に示す
ように底板9の第1連通口10と仕切板17の第2連通口18
とを通過して大径部19内に進入する。この場合、蛇口60
の断面積を約80%に減少するように、底板9及び仕切板
19に第1連通口10及び第2連通口18を夫々設けてあるの
で、カランから流出する水量の80%に節水することがで
きる。
テーパー状の絞り部20の壁面に形成した螺旋突条部20
aによって直線状の水流は旋回流となり、絞り部20によ
って絞り込まれて該絞り部を通過した後、末広がり状の
開口部22の壁面にそって拡大し、旋回流が広がって開口
部22から流出する。そのため、外観上、大量の水が流出
しているように見える。また、開口部22内が減圧される
ことによって小孔23から外部空気を取り込んで水中に気
泡を混入して柔らかな水流を得ることができる。
第3図において、底板9の第1連通口10と仕切板17の
第2連通口18とを合致させると、第6図において、目印
基部24は第1目印部5aと合致した状態となり、ボール27
は凹部12と第1凹入部16aが夫々合致する(第2図)。
水量を更に節水する場合は、下部体15を第6図におい
て右方向に回動し、目印基部24を第2目印部5bに合致さ
せると、ボール27は凹部12と第2凹入部16bとに夫々合
致する。この場合、第1連通口10と第2連通口18とは第
4図に示すように多少ずれた状態になる。
さらに、水量を節水する場合は、下部体15を第6図に
おいて右方向に回動させて目印基部24を第3目印部5cに
合致させると、ボール27は凹部12と第2凹入部16cとに
夫々合致する。この場合、第1連通口10と第2連通口18
は、約半分ずれて合致した状態となり、これによって第
1連通口10及び第2連通口18を通過する水量は、蛇口の
断面積に対して約70%の節水率になるようにしてある。
この場合、凹部12と第1〜3凹入部の何れかの間にボ
ール27が係合するため、下部体15を回動させることによ
って節水率を容易に変えることができる。また、節水器
具をカランに取付ける場合、その他の公知の締付具を使
用することも可能であるし、さらに、節水具をカランと
一体に形成することも可能である。
「考案の効果」 本考案は以下のような効果を有している。
上部体の筒状部に設けた底板に設けた第1連通口と、
下部体の仕切板に設けた第2連通口とを回動可能に取付
け、下部体を回動させることにより一定範囲内で可変的
に水量を調整することができる。
テーパー状の絞り部の内壁に螺旋突状部を設けて、直
線状の水流を旋回流に変えて流出させるため、見掛上、
太い水流となって使用者は節水を意識せずに節水するこ
とができる。
水がテーパー状の絞り部から末広がり状の開口部に流
入した際の減圧により、外部から水流中に空気を取り入
れて気泡を含んだ柔らかい水となり、流し台からの跳ね
返りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる節水器具の実施例を示す断面
図、第2図は第1図A-A線断面図、第3〜5図は各節水
率を変えるため第1連通口と第2連通口との合致状態の
異なる場合を示す要部の断面図、第6図は一部破断した
本装置の正面図である。 1……節水器具、3……上部体、4……挿通孔、5……
大径部、5a、5b、5c……目印部、8……筒状部、9……
底板、10……第1連通口、11……掛止鍔、12……凹部、
15……下部体、16……収容部、16a、16b、16c……凹入
部、17……仕切板、18……第2連通口、19……大径室、
20……テーパー状の絞り部、20a……螺旋突条部、22…
…開口部、23……小孔、24……目印基部、27……ボー
ル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−172045(JP,A) 特開 昭49−135442(JP,A) 実開 平1−137371(JP,U) 実開 昭61−15365(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製の上部体に設けた大径部の表面に第
    1、2、3目印を設け、該大径部の下方に小径な筒状部
    を形成し、大径部及び筒状部内に設けた挿入孔の底板に
    複数の第1連通口を同心円状に形成し、筒状部の外周に
    一定間隔毎に複数の凹部を設けて掛止鍔を形成した上部
    体と、前記筒状部を回動可能に収容する収容部を上部に
    設け、該収容部の底部に設けた仕切板に前記第1連通口
    と合致する第2連通口を同心円状に形成し、前記凹部と
    対をなす第1、2、3凹入部を該収容部の内面に設け、
    第2連通口の下側に大径室を形成した下部体とからな
    り、前記凹部と凹入部との間にボールを夫々係合させて
    前記大径室の下部に螺旋突条部を設けたテーパー状の絞
    り部を設け、該絞り部の下方に末広がり状に形成した開
    口部の上部に空気吸込用の小孔を設けたことを特徴とす
    るカラン取付用節水器具。
JP10593390U 1990-10-11 1990-10-11 カラン取付用節水器具 Expired - Lifetime JPH0810602Y2 (ja)

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JPH0465858U JPH0465858U (ja) 1992-06-09
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JP4915630B2 (ja) * 2000-12-27 2012-04-11 株式会社北新工業販売 流量調節用節水弁
JP2011256669A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Doiuchi Kazumi 節水器具
JP5839761B1 (ja) * 2014-07-03 2016-01-06 株式会社ジャムコ 航空機用給水ユニットのフォーセット

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