JPH08105271A - 扉開閉装置 - Google Patents
扉開閉装置Info
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- JPH08105271A JPH08105271A JP7227484A JP22748495A JPH08105271A JP H08105271 A JPH08105271 A JP H08105271A JP 7227484 A JP7227484 A JP 7227484A JP 22748495 A JP22748495 A JP 22748495A JP H08105271 A JPH08105271 A JP H08105271A
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- JP
- Japan
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- door
- door opening
- speed
- moving
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- Prior art date
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通行体が扉に到達する時点で通行体が通過可
能に扉を開く。 【解決手段】 扉2に接近して設けた検知エリアL1、
L2、L3の外側に設けた監視エリア13内に存在する
通行体mの座標位置の変化によって移動速度と移動方向
を算出し、移動方向の算出結果によって、扉2の方向へ
通行体mが移動しているか判断し、この通行体mが扉2
に移動しているとき、この通行体mの移動速度に応じて
検知エリアL1、L2、L3のいずれかを選択し、選択
した検知エリアに通行体mが到達したとき開扉信号を送
出する。
能に扉を開く。 【解決手段】 扉2に接近して設けた検知エリアL1、
L2、L3の外側に設けた監視エリア13内に存在する
通行体mの座標位置の変化によって移動速度と移動方向
を算出し、移動方向の算出結果によって、扉2の方向へ
通行体mが移動しているか判断し、この通行体mが扉2
に移動しているとき、この通行体mの移動速度に応じて
検知エリアL1、L2、L3のいずれかを選択し、選択
した検知エリアに通行体mが到達したとき開扉信号を送
出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動扉の近傍に人
体等の通行体が接近した際に、自動扉を開閉する自動扉
開閉装置に関し、特に自動扉を開く構成に関するもので
ある。
体等の通行体が接近した際に、自動扉を開閉する自動扉
開閉装置に関し、特に自動扉を開く構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、前記の自動扉開閉装置としては、
例えば特開平2−208584号公報に開示されている
ようなものがある。この装置では、自動扉に超音波ドッ
プラーセンサからなる物体検出器を設け、この物体検出
器を中心とする円弧状の検知エリアを設けてある。前記
物体検出器からの信号に基づいて、物体検出器から人体
等の通行体までの距離と、通行体の移動速度とが演算さ
れ、演算された距離が物体検出器から検知エリアの外縁
までの距離に等しくなると、即ち、通行体が検知エリア
の外縁に到達すると、自動扉に向かって通行体が移動し
ていると判断する。そして、検知エリアの外縁で算出さ
れた通行体の移動速度が速ければ、検知エリア内におい
て自動扉よりも遠く予め設定した位置に通行体が到達し
たときに、自動扉を開く。また、検知エリアの外縁で演
算された通行体の移動速度が遅ければ、検知エリア内に
おいて自動扉の近くに予め設定した位置に通行体が到達
したときに、自動扉を開く。
例えば特開平2−208584号公報に開示されている
ようなものがある。この装置では、自動扉に超音波ドッ
プラーセンサからなる物体検出器を設け、この物体検出
器を中心とする円弧状の検知エリアを設けてある。前記
物体検出器からの信号に基づいて、物体検出器から人体
等の通行体までの距離と、通行体の移動速度とが演算さ
れ、演算された距離が物体検出器から検知エリアの外縁
までの距離に等しくなると、即ち、通行体が検知エリア
の外縁に到達すると、自動扉に向かって通行体が移動し
ていると判断する。そして、検知エリアの外縁で算出さ
れた通行体の移動速度が速ければ、検知エリア内におい
て自動扉よりも遠く予め設定した位置に通行体が到達し
たときに、自動扉を開く。また、検知エリアの外縁で演
算された通行体の移動速度が遅ければ、検知エリア内に
おいて自動扉の近くに予め設定した位置に通行体が到達
したときに、自動扉を開く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
自動扉開閉装置では、検知エリアの外縁における通行体
の速度に応じて、検知エリアのどの位置に通行体が到達
したときに自動扉を開くかを決定している。しかし、検
知エリア内における通行体の速度が、検知エリアの外縁
における速度と常に同じとは限らない。例えば、検知エ
リアの外縁における速度が遅かったのに、検知エリア内
に入ってから速度が速くなった場合、通行体が扉の直前
に到達しているにもかかわらず、扉が開かないという問
題が生じる。また、反対に検知エリア内における速度
が、検知エリアの外縁における速度よりも遅くなった場
合、通行体が自動扉からかなり離れているにもかかわら
ず、自動扉が開き、その結果、自動扉が開いてから通行
体が自動扉を通り抜けるまでに長時間がかかり、結果的
に自動扉が開いている時間が長くなり、冷暖房効果をそ
こなうという問題点があった。
自動扉開閉装置では、検知エリアの外縁における通行体
の速度に応じて、検知エリアのどの位置に通行体が到達
したときに自動扉を開くかを決定している。しかし、検
知エリア内における通行体の速度が、検知エリアの外縁
における速度と常に同じとは限らない。例えば、検知エ
リアの外縁における速度が遅かったのに、検知エリア内
に入ってから速度が速くなった場合、通行体が扉の直前
に到達しているにもかかわらず、扉が開かないという問
題が生じる。また、反対に検知エリア内における速度
が、検知エリアの外縁における速度よりも遅くなった場
合、通行体が自動扉からかなり離れているにもかかわら
ず、自動扉が開き、その結果、自動扉が開いてから通行
体が自動扉を通り抜けるまでに長時間がかかり、結果的
に自動扉が開いている時間が長くなり、冷暖房効果をそ
こなうという問題点があった。
【0004】本発明は、検知エリアの外側に監視エリア
を設け、この監視エリア内における通行体の速度を基
に、扉に通行体が到達すると予測されるときに扉が開い
ているようにすることを目的とする。
を設け、この監視エリア内における通行体の速度を基
に、扉に通行体が到達すると予測されるときに扉が開い
ているようにすることを目的とする。
【0005】また、本発明は、監視エリアにおける通行
体の移動速度に応じて、監視エリア内に検知エリアを設
定し、この検知エリアに通行体が到達したときに、自動
扉の開扉を開始し、通行体が扉に到達したときに扉が開
いているようにすることを目的とする。
体の移動速度に応じて、監視エリア内に検知エリアを設
定し、この検知エリアに通行体が到達したときに、自動
扉の開扉を開始し、通行体が扉に到達したときに扉が開
いているようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本第1の発明は、扉に接近して設けた検知エリア
の外側に設けた監視エリア内に存在する通行体の座標位
置の変化によって移動速度と移動方向を算出する移動速
度及び移動方向算出手段と、この移動速度及び移動方向
算出手段での移動方向の算出結果によって前記通行体が
前記扉の方向へ移動しているときのみ信号を出力する信
号出力手段と、前記通行体が前記扉に到達すると予測さ
れるときに前記扉が開いているように前記信号出力手段
の出力信号が送出された前記通行体が前記検知エリアに
達したとき前記移動速度及び移動方向算出手段の移動速
度に応じて開扉信号を送出する開扉信号送出手段とを、
具備するものである。
めに、本第1の発明は、扉に接近して設けた検知エリア
の外側に設けた監視エリア内に存在する通行体の座標位
置の変化によって移動速度と移動方向を算出する移動速
度及び移動方向算出手段と、この移動速度及び移動方向
算出手段での移動方向の算出結果によって前記通行体が
前記扉の方向へ移動しているときのみ信号を出力する信
号出力手段と、前記通行体が前記扉に到達すると予測さ
れるときに前記扉が開いているように前記信号出力手段
の出力信号が送出された前記通行体が前記検知エリアに
達したとき前記移動速度及び移動方向算出手段の移動速
度に応じて開扉信号を送出する開扉信号送出手段とを、
具備するものである。
【0007】本第2の発明は、扉付近に設けた監視エリ
ア内に存在する通行体の座標位置の変化によって移動速
度と移動方向とを算出する移動速度及び移動方向算出手
段と、この移動速度及び移動方向算出手段での移動方向
の算出結果により前記通行体が前記扉の方向へ移動して
いるときのみ信号を出力する信号出力手段と、この信号
出力手段から出力信号が送出されたとき検知エリアを設
定し前記通行体が前記扉に到達すると予測されるときに
前記扉が開いているように前記通行体が検知エリアに達
したとき前記移動速度及び移動方向算出手段の移動速度
に応じた開扉信号を送出する開扉信号送出手段とを、具
備するものである。
ア内に存在する通行体の座標位置の変化によって移動速
度と移動方向とを算出する移動速度及び移動方向算出手
段と、この移動速度及び移動方向算出手段での移動方向
の算出結果により前記通行体が前記扉の方向へ移動して
いるときのみ信号を出力する信号出力手段と、この信号
出力手段から出力信号が送出されたとき検知エリアを設
定し前記通行体が前記扉に到達すると予測されるときに
前記扉が開いているように前記通行体が検知エリアに達
したとき前記移動速度及び移動方向算出手段の移動速度
に応じた開扉信号を送出する開扉信号送出手段とを、具
備するものである。
【0008】本第3の発明は、本第1または第2の発明
において、前記開扉信号送出手段が、前記監視エリアに
おいて、前記扉に向かう前記通行体の移動速度が速くな
るにつれて前記検知エリアを前記扉から離れて設定し、
この設定された検知エリアに前記通行体が到達したとき
に前記開扉信号を送出するものである。
において、前記開扉信号送出手段が、前記監視エリアに
おいて、前記扉に向かう前記通行体の移動速度が速くな
るにつれて前記検知エリアを前記扉から離れて設定し、
この設定された検知エリアに前記通行体が到達したとき
に前記開扉信号を送出するものである。
【0009】本第4の発明は、本第3の発明において、
前記検知エリアが、前記扉から離れて段階的に複数設定
され、各段階の検知エリアにそれぞれ対応して基準速度
範囲が設定され、前記監視エリアにおいて前記移動速度
及び移動方向算出手段によって算出される移動速度と前
記各基準速度範囲との比較結果に応じて前記検知エリア
のうちいずれかが選択されるものである。
前記検知エリアが、前記扉から離れて段階的に複数設定
され、各段階の検知エリアにそれぞれ対応して基準速度
範囲が設定され、前記監視エリアにおいて前記移動速度
及び移動方向算出手段によって算出される移動速度と前
記各基準速度範囲との比較結果に応じて前記検知エリア
のうちいずれかが選択されるものである。
【0010】また本第5の発明は、本第1または第2の
発明において、前記開扉信号送出手段が、前記監視エリ
アにおける前記扉に向かう通行体の移動速度が速くなる
に連れて開扉速度を速く設定し、前記通行体が前記扉か
ら所定距離離れた位置に到達したときに、前記設定され
た開扉速度で前記扉開信号を送出するものである。
発明において、前記開扉信号送出手段が、前記監視エリ
アにおける前記扉に向かう通行体の移動速度が速くなる
に連れて開扉速度を速く設定し、前記通行体が前記扉か
ら所定距離離れた位置に到達したときに、前記設定され
た開扉速度で前記扉開信号を送出するものである。
【0011】また、本第6の発明は、第5の発明におい
て、前記開扉速度が、段階的に複数設定され、各段階の
開扉速度にそれぞれ対応して通行体の移動速度の基準速
度範囲が設定され、前記監視エリアにおいて算出される
通行体の移動速度と前記基準速度範囲とを比較して前記
開扉速度のいずれかが選択されるものである。
て、前記開扉速度が、段階的に複数設定され、各段階の
開扉速度にそれぞれ対応して通行体の移動速度の基準速
度範囲が設定され、前記監視エリアにおいて算出される
通行体の移動速度と前記基準速度範囲とを比較して前記
開扉速度のいずれかが選択されるものである。
【0012】本第1の発明によれば、扉に接近して設け
た検知エリアの外側に設けた監視エリア内に存在する通
行体の座標位置の変化によって、移動速度及び移動方向
算出手段が、通行体の移動速度と移動方向を算出する。
この移動速度及び移動方向算出手段での移動方向の算出
結果によって、通行体が扉の方向へ移動しているときの
み、信号出力手段が信号を出力し、この信号出力手段の
出力信号が送出された通行体が検知エリアに達したと
き、開扉信号送出手段が、移動速度及び移動方向算出手
段で算出された移動速度に応じて、通行体の扉到達時に
扉が開いているように開扉信号を送出する。
た検知エリアの外側に設けた監視エリア内に存在する通
行体の座標位置の変化によって、移動速度及び移動方向
算出手段が、通行体の移動速度と移動方向を算出する。
この移動速度及び移動方向算出手段での移動方向の算出
結果によって、通行体が扉の方向へ移動しているときの
み、信号出力手段が信号を出力し、この信号出力手段の
出力信号が送出された通行体が検知エリアに達したと
き、開扉信号送出手段が、移動速度及び移動方向算出手
段で算出された移動速度に応じて、通行体の扉到達時に
扉が開いているように開扉信号を送出する。
【0013】本第2の発明によれば、移動速度及び移動
方向算出手段が、扉付近に設けた監視エリア内に存在す
る通行体の座標位置の変化によって移動速度と移動方向
とを算出する。この移動速度及び移動方向算出手段での
移動方向の算出結果により、通行体が扉の方向へ移動し
ているときのみ、信号出力手段が信号を発生し、この信
号出力手段から出力信号が送出されたとき、検知エリア
を設定し、通行体が検知エリアに達したとき、開扉信号
送出手段が、移動速度及び移動方向算出手段で算出され
た移動速度に応じて、通行体が扉に到達したときに扉が
開いているように開扉信号を送出する。
方向算出手段が、扉付近に設けた監視エリア内に存在す
る通行体の座標位置の変化によって移動速度と移動方向
とを算出する。この移動速度及び移動方向算出手段での
移動方向の算出結果により、通行体が扉の方向へ移動し
ているときのみ、信号出力手段が信号を発生し、この信
号出力手段から出力信号が送出されたとき、検知エリア
を設定し、通行体が検知エリアに達したとき、開扉信号
送出手段が、移動速度及び移動方向算出手段で算出され
た移動速度に応じて、通行体が扉に到達したときに扉が
開いているように開扉信号を送出する。
【0014】本第3の発明によれば、監視エリアにおい
て扉に向かう通行体の移動速度が速くなるにつれて、検
知エリアが扉から離れて設定され、この設定された検知
エリアに通行体が到達したときに開扉信号が送出され
る。
て扉に向かう通行体の移動速度が速くなるにつれて、検
知エリアが扉から離れて設定され、この設定された検知
エリアに通行体が到達したときに開扉信号が送出され
る。
【0015】本第4の発明によれば、検知エリアは段階
的に複数設定されており、これら検知エリアにそれぞれ
対応させて、複数の基準速度範囲が設定されており、通
行体の移動速度が、基準速度範囲のいずれに該当するか
によって、いずれの検知エリアを設定するかが決定され
る。
的に複数設定されており、これら検知エリアにそれぞれ
対応させて、複数の基準速度範囲が設定されており、通
行体の移動速度が、基準速度範囲のいずれに該当するか
によって、いずれの検知エリアを設定するかが決定され
る。
【0016】本第5の発明によれば、検知エリアは扉か
ら所定距離離れた位置に予め設定されており、監視エリ
アにおいて通行体が扉に向かう移動速度が速くなるに連
れて、検知エリアに通行体が到達したときの開扉速度を
速くしている。
ら所定距離離れた位置に予め設定されており、監視エリ
アにおいて通行体が扉に向かう移動速度が速くなるに連
れて、検知エリアに通行体が到達したときの開扉速度を
速くしている。
【0017】本第6の発明によれば、開扉速度は段階的
に複数設定されており、これらに対応させて、通行体の
移動速度の基準速度範囲が設定されている。そして、通
行体の移動速度が、各基準速度範囲のいずれに該当する
か比較することによって決定され、これに応じて開扉速
度が設定される。
に複数設定されており、これらに対応させて、通行体の
移動速度の基準速度範囲が設定されている。そして、通
行体の移動速度が、各基準速度範囲のいずれに該当する
か比較することによって決定され、これに応じて開扉速
度が設定される。
【0018】
【発明の実施の形態】第1の実施形態を図1乃至図4に
示す。この実施形態は、図1に示す例えば引き分け型の
戸のような扉2の近傍に人体等の通行体が接近したとき
に、扉2を開閉するものである。この扉2は、図2に示
す扉開閉制御装置4からの制御信号に応じて、扉開閉駆
動装置6によって開閉される。この扉開閉制御装置4
は、扉2を開けるタイミングに達したときに、検出装置
8から生成される開扉指令信号に応じて、予め定めた速
度で扉2を開くように制御信号を扉開閉駆動装置6に供
給する。なお、扉開閉制御装置4は、開扉指令信号を受
けてから予め定めた時間が経過したとき、扉を閉じる制
御信号を扉開閉駆動装置6に供給する。
示す。この実施形態は、図1に示す例えば引き分け型の
戸のような扉2の近傍に人体等の通行体が接近したとき
に、扉2を開閉するものである。この扉2は、図2に示
す扉開閉制御装置4からの制御信号に応じて、扉開閉駆
動装置6によって開閉される。この扉開閉制御装置4
は、扉2を開けるタイミングに達したときに、検出装置
8から生成される開扉指令信号に応じて、予め定めた速
度で扉2を開くように制御信号を扉開閉駆動装置6に供
給する。なお、扉開閉制御装置4は、開扉指令信号を受
けてから予め定めた時間が経過したとき、扉を閉じる制
御信号を扉開閉駆動装置6に供給する。
【0019】検出装置8は、図1に示すように扉2の両
側に、例えば超音波センサーからなる通行体検知器10
a、10bを備えている。これら通行体検知器10a、
10bは、図1に示す半円状の監視エリアの縁12から
扉2までの間の監視エリア13内にある通行体mを検出
し、通行体検知器10a、10bから検出した通行体m
までの距離を表す検出信号を生成する。
側に、例えば超音波センサーからなる通行体検知器10
a、10bを備えている。これら通行体検知器10a、
10bは、図1に示す半円状の監視エリアの縁12から
扉2までの間の監視エリア13内にある通行体mを検出
し、通行体検知器10a、10bから検出した通行体m
までの距離を表す検出信号を生成する。
【0020】これら通行体検知器10a、10bからの
検出信号は、増幅・フィルタ部14に供給されて、ここ
で増幅された上に不要な雑音成分が濾波され、A/D変
換器15によってディジタル信号に変換された後、マイ
クロコンピュータ16に供給される。マイクロコンピュ
ータ16は、図3に示すフローチャートのように動作し
て、図2にブロックで示す座標位置演算部18、移動速
度・移動方向演算部20、検知エリア決定部24、開扉
指令部26及び距離演算部28として動作する。
検出信号は、増幅・フィルタ部14に供給されて、ここ
で増幅された上に不要な雑音成分が濾波され、A/D変
換器15によってディジタル信号に変換された後、マイ
クロコンピュータ16に供給される。マイクロコンピュ
ータ16は、図3に示すフローチャートのように動作し
て、図2にブロックで示す座標位置演算部18、移動速
度・移動方向演算部20、検知エリア決定部24、開扉
指令部26及び距離演算部28として動作する。
【0021】座標位置演算部18は、予め定めた時間、
例えば0.1秒が経過するごとに、A/D変換器15か
らディジタル信号(2台の通行体検知器10a、10b
からの検出信号を増幅、濾波、ディジタル化した信号)
を入力する。これらディジタル信号は、上述したように
検知器10a、10bから通行体mまでの距離を表して
いるので、この距離に基づいて座標位置演算部18は、
予め定めた位置を原点とする座標における通行体mの座
標位置を演算し、これら座標位置を表す座標位置信号を
移動速度・移動方向演算部20に供給する。
例えば0.1秒が経過するごとに、A/D変換器15か
らディジタル信号(2台の通行体検知器10a、10b
からの検出信号を増幅、濾波、ディジタル化した信号)
を入力する。これらディジタル信号は、上述したように
検知器10a、10bから通行体mまでの距離を表して
いるので、この距離に基づいて座標位置演算部18は、
予め定めた位置を原点とする座標における通行体mの座
標位置を演算し、これら座標位置を表す座標位置信号を
移動速度・移動方向演算部20に供給する。
【0022】例えば、図1に示すように、通行体検知器
10a、10b間の距離をLとし、通行体検知器10a
から通行体mまでの距離をd1、通行体検知器10bか
ら通行体mまでの距離をd2とし、通行体検知器10a
の位置を原点とし、通行体検知器10a、10bに沿う
直線をx軸、扉2に直角な方向をy軸とすると、通行体
mの座標(x、y)は、数1、数2のように求められ
る。
10a、10b間の距離をLとし、通行体検知器10a
から通行体mまでの距離をd1、通行体検知器10bか
ら通行体mまでの距離をd2とし、通行体検知器10a
の位置を原点とし、通行体検知器10a、10bに沿う
直線をx軸、扉2に直角な方向をy軸とすると、通行体
mの座標(x、y)は、数1、数2のように求められ
る。
【数1】x=(d12 −d22 +L2 )/2L
【数2】y=(d12 −x2 )1/2
【0023】座標位置信号は、移動速度・移動方向演算
部20に供給され、通行体mの移動速度及び移動方向を
決定する。移動速度の決定は、例えば次のようにして行
われる。図4に示すように、監視エリア13内に通行体
mが入った時刻t0 での座標を(x0 、y0 )とし、こ
れから0.1秒後である時刻t1の座標を(x1 、
y1 )とする場合、時刻t1でのx方向の平均速度Vx1
は(x1 −x0 )、同y方向の平均速度Vy1は(y1 −
y0 )として求められる。また、時刻t0 から0.2秒
後の時刻t2での座標を(x2 、y2 )とする場合、時
刻t2でのx方向の平均速度Vx2は(x2 −x0 )/
2、同y方向の平均速度Vy2は(y2 −y0 )/2とし
て求められる。同様に時刻t0 から0.3秒後の時刻t
3 での座標を(x3 、y3 )とする場合、時刻t3での
x方向の平均速度Vx3は(x3 −x0 )/3、同y方向
の平均速度Vy3は(y3 −y0 )/3として求められ
る。
部20に供給され、通行体mの移動速度及び移動方向を
決定する。移動速度の決定は、例えば次のようにして行
われる。図4に示すように、監視エリア13内に通行体
mが入った時刻t0 での座標を(x0 、y0 )とし、こ
れから0.1秒後である時刻t1の座標を(x1 、
y1 )とする場合、時刻t1でのx方向の平均速度Vx1
は(x1 −x0 )、同y方向の平均速度Vy1は(y1 −
y0 )として求められる。また、時刻t0 から0.2秒
後の時刻t2での座標を(x2 、y2 )とする場合、時
刻t2でのx方向の平均速度Vx2は(x2 −x0 )/
2、同y方向の平均速度Vy2は(y2 −y0 )/2とし
て求められる。同様に時刻t0 から0.3秒後の時刻t
3 での座標を(x3 、y3 )とする場合、時刻t3での
x方向の平均速度Vx3は(x3 −x0 )/3、同y方向
の平均速度Vy3は(y3 −y0 )/3として求められ
る。
【0024】このように通行体mのx方向及びy方向の
平均速度は、入力された座標位置Ai と監視エリア13
内に最初に入ったときの基点座標位置A0 (x0 、
y0 )とのx方向及びy方向の距離の差を、監視エリア
13内に通行体mが進入したときから0.1秒ごとに各
座標位置の数をカウントしているカウンタNの値から1
を減算したN−1で除算することによって求められる。
即ち、i番目に入力された座標位置でのx方向の平均速
度vxiは数3によって、同y方向の平均速度Vyiは、数
4によって算出される。
平均速度は、入力された座標位置Ai と監視エリア13
内に最初に入ったときの基点座標位置A0 (x0 、
y0 )とのx方向及びy方向の距離の差を、監視エリア
13内に通行体mが進入したときから0.1秒ごとに各
座標位置の数をカウントしているカウンタNの値から1
を減算したN−1で除算することによって求められる。
即ち、i番目に入力された座標位置でのx方向の平均速
度vxiは数3によって、同y方向の平均速度Vyiは、数
4によって算出される。
【数3】vxi=(xi −x0 )/(N−1)
【数4】vyi=(yi −y0 )/(N−1)
【0025】また、移動方向の判別は例えば次のように
して行う。例えば、数4によって演算したy軸方向の平
均移動速度が正の値であると、扉2から離れる方向性の
速度であり、y軸方向の平均速度が負の値であると、扉
2へ向かう方向性の速度である。従って、数4によって
演算したy軸方向の平均速度の正負を判別することによ
って、移動方向を判断できる。または、入力される座標
位置のうちy座標位置の値が、前回入力されたy座標位
置と比較して小さくなると、x軸側、即ち扉2側に近づ
いていると判断できる。このような移動方向の判別も、
移動速度・移動方向演算部20が行う。
して行う。例えば、数4によって演算したy軸方向の平
均移動速度が正の値であると、扉2から離れる方向性の
速度であり、y軸方向の平均速度が負の値であると、扉
2へ向かう方向性の速度である。従って、数4によって
演算したy軸方向の平均速度の正負を判別することによ
って、移動方向を判断できる。または、入力される座標
位置のうちy座標位置の値が、前回入力されたy座標位
置と比較して小さくなると、x軸側、即ち扉2側に近づ
いていると判断できる。このような移動方向の判別も、
移動速度・移動方向演算部20が行う。
【0026】通行体mが扉2側に近づいていると移動速
度・移動方向演算部20が判断し、これを表す信号を検
知エリア決定部24に供給すると、検知エリア決定部2
4は、移動速度・移動方向演算部20からのy軸方向へ
の平均移動速度を基に、図1に示すような監視エリア1
3内にある3つの検知エリアL1、L2、L3のうち、
いずれを使用するか決定する。従って、実際には、y軸
方向の移動平均速度だけを使用するので、移動速度・移
動方向演算部20では、移動速度としては、y軸方向の
平均移動速度のみを演算する。
度・移動方向演算部20が判断し、これを表す信号を検
知エリア決定部24に供給すると、検知エリア決定部2
4は、移動速度・移動方向演算部20からのy軸方向へ
の平均移動速度を基に、図1に示すような監視エリア1
3内にある3つの検知エリアL1、L2、L3のうち、
いずれを使用するか決定する。従って、実際には、y軸
方向の移動平均速度だけを使用するので、移動速度・移
動方向演算部20では、移動速度としては、y軸方向の
平均移動速度のみを演算する。
【0027】最小検知エリアL1は、扉2の中央を中心
とする、例えば半径が0.8mの半円状領域である。中
検知エリアL2は、検知エリアL1と同心の半径が例え
ば1.2mの半円状の領域である。最大検知エリアL3
は、最小検知エリアL1と同心の半径が例えば2mの半
円状の領域である。
とする、例えば半径が0.8mの半円状領域である。中
検知エリアL2は、検知エリアL1と同心の半径が例え
ば1.2mの半円状の領域である。最大検知エリアL3
は、最小検知エリアL1と同心の半径が例えば2mの半
円状の領域である。
【0028】通行体mのy方向の平均移動速度が低速、
例えば0.8m/s以下の場合には、最小検知エリアL
1の使用を決定し、通行体mのy方向の平均速度が中
速、例えば0.8乃至1.2m/sの場合には、中検知
エリアL2の使用を決定し、通行体mのy方向の平均速
度が高速、例えば1.2m/s以上の場合には、最大検
知エリアL3の使用を決定する。即ち、3つの検知エリ
アL1、L2、L3のうち、いずれか1つを設定する。
例えば0.8m/s以下の場合には、最小検知エリアL
1の使用を決定し、通行体mのy方向の平均速度が中
速、例えば0.8乃至1.2m/sの場合には、中検知
エリアL2の使用を決定し、通行体mのy方向の平均速
度が高速、例えば1.2m/s以上の場合には、最大検
知エリアL3の使用を決定する。即ち、3つの検知エリ
アL1、L2、L3のうち、いずれか1つを設定する。
【0029】このような検知エリアの設定は、座標位置
演算部18で通行体mの監視エリア13内での座標位置
の演算が行われるたびに行われる。従って、例えば、y
軸方向の平均速度が当初には遅く、最小検知エリアL1
を設定していても、以後、監視エリア13内での平均速
度が速くなった結果、中速と判断された場合には、中検
知エリアL2が設定される。このように或る一点、例え
ば監視エリア13の縁12における速度によって検知エ
リアを決定するのではなく、監視エリア13内において
時々刻々と変化する平均速度に基づいて、平均速度が演
算されるごとに、検知エリアの設定が行われる。
演算部18で通行体mの監視エリア13内での座標位置
の演算が行われるたびに行われる。従って、例えば、y
軸方向の平均速度が当初には遅く、最小検知エリアL1
を設定していても、以後、監視エリア13内での平均速
度が速くなった結果、中速と判断された場合には、中検
知エリアL2が設定される。このように或る一点、例え
ば監視エリア13の縁12における速度によって検知エ
リアを決定するのではなく、監視エリア13内において
時々刻々と変化する平均速度に基づいて、平均速度が演
算されるごとに、検知エリアの設定が行われる。
【0030】いずれかの検知エリアが設定されると、開
扉指令部26は、設定された検知エリア内に通行体mが
位置するか判断する。そのため、距離演算部28が、座
標位置演算部18からの座標位置信号に基づいて、通行
体mの扉2の中央からの距離Dを演算する。扉2の中心
の座標位置は、例えば(L/2、0)と事前に判明して
おり、通行体mの座標位置も、例えば(x、y)と判明
しているので、距離Dは数5によって容易に演算でき
る。
扉指令部26は、設定された検知エリア内に通行体mが
位置するか判断する。そのため、距離演算部28が、座
標位置演算部18からの座標位置信号に基づいて、通行
体mの扉2の中央からの距離Dを演算する。扉2の中心
の座標位置は、例えば(L/2、0)と事前に判明して
おり、通行体mの座標位置も、例えば(x、y)と判明
しているので、距離Dは数5によって容易に演算でき
る。
【数5】D=〔(L/2−x)2 +y2 〕1/2
【0031】例えば、最大検知エリアL3が設定されて
いる場合、距離演算部28が演算した距離Dが、最大検
知エリアL3内の値か、即ち2m以下の値であるか、開
扉指令部26が判断する。もし、最大検知エリアL3内
に存在する場合、開扉指令部26が、開扉指令信号を扉
開閉制御装置4に供給する。
いる場合、距離演算部28が演算した距離Dが、最大検
知エリアL3内の値か、即ち2m以下の値であるか、開
扉指令部26が判断する。もし、最大検知エリアL3内
に存在する場合、開扉指令部26が、開扉指令信号を扉
開閉制御装置4に供給する。
【0032】また、中検知エリアL2が設定されている
場合、距離演算部28が演算した距離Dが、中検知エリ
アL2内の値か、即ち1.2m以下の値であるか、開扉
指令部26が判断する。もし中検知エリアL2内に存在
する場合、開扉指令部26が、開扉指令信号を扉開閉制
御装置4に供給する。
場合、距離演算部28が演算した距離Dが、中検知エリ
アL2内の値か、即ち1.2m以下の値であるか、開扉
指令部26が判断する。もし中検知エリアL2内に存在
する場合、開扉指令部26が、開扉指令信号を扉開閉制
御装置4に供給する。
【0033】また、最小検知エリアL1が設定されてい
る場合、距離演算部28が演算した距離Dが、最小検知
エリアL1内の値か、即ち0.8m以下の値であるか、
開扉指令部26が判断する。もし最小検知エリアL1内
に存在する場合、開扉指令部26が、開扉指令信号を扉
開閉制御装置4に供給する。
る場合、距離演算部28が演算した距離Dが、最小検知
エリアL1内の値か、即ち0.8m以下の値であるか、
開扉指令部26が判断する。もし最小検知エリアL1内
に存在する場合、開扉指令部26が、開扉指令信号を扉
開閉制御装置4に供給する。
【0034】従って、通行体mのy軸方向平均移動速度
が、低速、中速、高速のいずれであっても、その速度に
応じた位置に通行体mが到達したときに、扉2が一定の
速度で開き始める。即ち、通行体mの平均移動速度が高
速の場合には、扉2から離れた最大検知エリアL3に到
達したときに、扉2が一定の速度で開き始め、通行体m
の平均移動速度が中速の場合には、中検知エリアL2に
通行体mが到達したときに、扉2が一定の速度で開き始
め、通行体mの平均移動速度が低速の場合には、最小検
知エリアL1に通行体mが到達したとき、扉2が一定の
速度で開き始める。
が、低速、中速、高速のいずれであっても、その速度に
応じた位置に通行体mが到達したときに、扉2が一定の
速度で開き始める。即ち、通行体mの平均移動速度が高
速の場合には、扉2から離れた最大検知エリアL3に到
達したときに、扉2が一定の速度で開き始め、通行体m
の平均移動速度が中速の場合には、中検知エリアL2に
通行体mが到達したときに、扉2が一定の速度で開き始
め、通行体mの平均移動速度が低速の場合には、最小検
知エリアL1に通行体mが到達したとき、扉2が一定の
速度で開き始める。
【0035】従って、通行体mが扉2に到達するとき
に、扉2は通行体mが通行可能に開かれており、通行体
mがまだ扉2に到達していないのに、扉2が既に開いて
いたり、或いは通行体mが扉2に既に到達しているにも
かかわらず、まだ扉2が開いていないというようなこと
はなく、円滑に通行体mが扉2を通過することができる
上に、冷暖房効果を損なうようなことはない。
に、扉2は通行体mが通行可能に開かれており、通行体
mがまだ扉2に到達していないのに、扉2が既に開いて
いたり、或いは通行体mが扉2に既に到達しているにも
かかわらず、まだ扉2が開いていないというようなこと
はなく、円滑に通行体mが扉2を通過することができる
上に、冷暖房効果を損なうようなことはない。
【0036】マイクロコンピュータ16が上述した座標
位置演算部18、移動速度及び移動方向演算部20、検
知エリア決定部24、開扉指令部26及び距離演算部2
8として機能するための動作を、図3に示すフローチャ
ートを基に説明する。図3のフローチャートで示すルー
チンは、割り込みルーチンであり、予め定めた時間、例
えば0.1秒経過するごとに実行される。但し、既に開
扉指令信号が扉開閉制御装置4に供給されている状態で
は、この割り込みルーチンは実行されない。
位置演算部18、移動速度及び移動方向演算部20、検
知エリア決定部24、開扉指令部26及び距離演算部2
8として機能するための動作を、図3に示すフローチャ
ートを基に説明する。図3のフローチャートで示すルー
チンは、割り込みルーチンであり、予め定めた時間、例
えば0.1秒経過するごとに実行される。但し、既に開
扉指令信号が扉開閉制御装置4に供給されている状態で
は、この割り込みルーチンは実行されない。
【0037】この割り込みルーチンでは、まず、通行体
検知器10a、10bが通行体mを監視エリア13内で
検知しているか判断する(ステップS2)。通行体mが
検知されていないと(ステップS2の判断がノーの場
合)、平均移動速度の計算に用いるソフトウエアカウン
タNの値をリセットし(ステップS4)、リターンす
る。
検知器10a、10bが通行体mを監視エリア13内で
検知しているか判断する(ステップS2)。通行体mが
検知されていないと(ステップS2の判断がノーの場
合)、平均移動速度の計算に用いるソフトウエアカウン
タNの値をリセットし(ステップS4)、リターンす
る。
【0038】通行体mが監視領域13内で検知されてい
ると(ステップS2の判断がイエスの場合)、A/D変
換器15から入力したディジタル信号を基に数1、数2
に従って、通行体mの座標位置Ai (xi 、yi )を演
算する(ステップS6)。このステップS6が、座標位
置演算部18に相当する。
ると(ステップS2の判断がイエスの場合)、A/D変
換器15から入力したディジタル信号を基に数1、数2
に従って、通行体mの座標位置Ai (xi 、yi )を演
算する(ステップS6)。このステップS6が、座標位
置演算部18に相当する。
【0039】ステップS6に続いて、演算した座標位置
Ai を記憶し(ステップS8)、カウンタNの値を1だ
け大きくし(ステップS10)、何番目に検知された座
標位置であるかを記憶する。そして、このカウンタNの
値が2以上であるか判断する(ステップS12)。カウ
ンタNの値が2以上でなければ(ステップS12の判断
がノーの場合)、先に記憶した座標位置Ai は、監視エ
リア13内で最初に検知された通行体mの座標位置であ
るので、これを平均移動速度を検出する際の基点として
利用するため、基点座標位置A0 (x0 、y0 )として
記憶し(ステップS14)、リターンする。
Ai を記憶し(ステップS8)、カウンタNの値を1だ
け大きくし(ステップS10)、何番目に検知された座
標位置であるかを記憶する。そして、このカウンタNの
値が2以上であるか判断する(ステップS12)。カウ
ンタNの値が2以上でなければ(ステップS12の判断
がノーの場合)、先に記憶した座標位置Ai は、監視エ
リア13内で最初に検知された通行体mの座標位置であ
るので、これを平均移動速度を検出する際の基点として
利用するため、基点座標位置A0 (x0 、y0 )として
記憶し(ステップS14)、リターンする。
【0040】カウンタNの値が2以上であると(ステッ
プS12の判断がイエスの場合)、ステップS8で記憶
した座標位置Ai は、基点座標位置ではないので、y軸
方向の平均移動速度を、数4に基づいて演算する(ステ
ップS16)。
プS12の判断がイエスの場合)、ステップS8で記憶
した座標位置Ai は、基点座標位置ではないので、y軸
方向の平均移動速度を、数4に基づいて演算する(ステ
ップS16)。
【0041】次に、通行体mの移動方向は扉2側か判断
する(ステップS18)。これは、例えば、ステップS
16において算出したy軸方向の平均速度が負であるか
判断することによって行う。通行体mが扉2に近づいて
いないと(ステップS18の判断がノーの場合)、ステ
ップS4によってカウンタNをリセットして、リターン
する。
する(ステップS18)。これは、例えば、ステップS
16において算出したy軸方向の平均速度が負であるか
判断することによって行う。通行体mが扉2に近づいて
いないと(ステップS18の判断がノーの場合)、ステ
ップS4によってカウンタNをリセットして、リターン
する。
【0042】これらステップS8、S10、S12、S
14、S16及びS18が、移動速度・移動方向演算部
20に相当し、特にステップS18が請求項1及び2で
いう出力手段に相当する。
14、S16及びS18が、移動速度・移動方向演算部
20に相当し、特にステップS18が請求項1及び2で
いう出力手段に相当する。
【0043】通行体mが扉2に近づいていると(ステッ
プS18の判断がイエスの場合)、扉2の中央から通行
体mまでの距離Dを、数5に基づいて算出する(ステッ
プS20)。このステップS20が距離演算部28に相
当する。
プS18の判断がイエスの場合)、扉2の中央から通行
体mまでの距離Dを、数5に基づいて算出する(ステッ
プS20)。このステップS20が距離演算部28に相
当する。
【0044】ステップS20に続いて、ステップS16
において求めたy軸方向の平均移動速度が高速、中速及
び低速のいずれであるか判断する(ステップS22)。
において求めたy軸方向の平均移動速度が高速、中速及
び低速のいずれであるか判断する(ステップS22)。
【0045】そして、ステップS22において高速であ
ると判断されると、ステップS20で演算した距離Dが
最大検知エリアL3内にあるか判断する(ステップS2
4)。また、ステップS22において中速であると判断
されると、ステップS20で演算した距離Dが中検知エ
リアL2内にあるか判断する(ステップS26)。さら
に、ステップS22において低速であると判断される
と、ステップS20で演算した距離Dが最小検知エリア
L1内にあるか判断する(ステップS28)。
ると判断されると、ステップS20で演算した距離Dが
最大検知エリアL3内にあるか判断する(ステップS2
4)。また、ステップS22において中速であると判断
されると、ステップS20で演算した距離Dが中検知エ
リアL2内にあるか判断する(ステップS26)。さら
に、ステップS22において低速であると判断される
と、ステップS20で演算した距離Dが最小検知エリア
L1内にあるか判断する(ステップS28)。
【0046】このようにステップS22での高速、中
速、低速の判断結果に従って、距離Dと比較される検知
エリアが変更されるので、ステップS22が検知エリア
決定部24に相当する。
速、低速の判断結果に従って、距離Dと比較される検知
エリアが変更されるので、ステップS22が検知エリア
決定部24に相当する。
【0047】ステップS24において距離Dが最大検知
エリアL3内の値であると判断されると(ステップS2
4の判断がイエスの場合)、通行体mが最大検知エリア
L3内に存在しているので、開扉指令信号を扉開閉制御
装置4に供給し(ステップS30)、ステップS4でカ
ウンタNをリセットした後、リターンする。
エリアL3内の値であると判断されると(ステップS2
4の判断がイエスの場合)、通行体mが最大検知エリア
L3内に存在しているので、開扉指令信号を扉開閉制御
装置4に供給し(ステップS30)、ステップS4でカ
ウンタNをリセットした後、リターンする。
【0048】ステップS24において距離Dが最大検知
エリアL3内の値でないと判断されると(ステップS2
4の判断がノーの場合)、そのままリターンする。
エリアL3内の値でないと判断されると(ステップS2
4の判断がノーの場合)、そのままリターンする。
【0049】ステップS26において距離Dが中検知エ
リアL2内の値であると判断されると(ステップS26
の判断がイエスの場合)、通行体mが中検知エリアL2
内に存在しているので、ステップS30を実行して、開
扉指令信号を扉開閉制御装置4に供給し、ステップS4
においてカウンタNをリセットした後、リターンする。
リアL2内の値であると判断されると(ステップS26
の判断がイエスの場合)、通行体mが中検知エリアL2
内に存在しているので、ステップS30を実行して、開
扉指令信号を扉開閉制御装置4に供給し、ステップS4
においてカウンタNをリセットした後、リターンする。
【0050】ステップS26において距離Dが中検知エ
リアL2内の値でないと判断されると(ステップS26
の判断がノーの場合)、そのままリターンする。
リアL2内の値でないと判断されると(ステップS26
の判断がノーの場合)、そのままリターンする。
【0051】ステップS28において距離Dが最小検知
エリアL1内の値であると判断されると(ステップS2
8の判断がイエスの場合)、通行体mが最小検知エリア
L1内に存在しているので、ステップS30を実行し
て、開扉指令信号を扉開閉制御装置4に供給し、ステッ
プS4においてカウンタNをリセットした後、リターン
する。
エリアL1内の値であると判断されると(ステップS2
8の判断がイエスの場合)、通行体mが最小検知エリア
L1内に存在しているので、ステップS30を実行し
て、開扉指令信号を扉開閉制御装置4に供給し、ステッ
プS4においてカウンタNをリセットした後、リターン
する。
【0052】ステップS28において距離Dが中検知エ
リアL2内の値でないと判断されると(ステップS28
の判断がノーの場合)、そのままリターンする。
リアL2内の値でないと判断されると(ステップS28
の判断がノーの場合)、そのままリターンする。
【0053】このようにステップS24、S26、S2
8で設定された検知エリア内に通行体mが存在しないと
判断された場合、そのままリターンするので、0.1秒
後にはステップS2から再び実行され、0.1秒後の座
標位置を基にy軸方向の平均移動速度が求められ、扉2
側に通行体mが移動していると、そのときの平均移動速
度に応じて検知エリアが新たに設定され、その検知エリ
ア内に通行体mが存在するか判断される。
8で設定された検知エリア内に通行体mが存在しないと
判断された場合、そのままリターンするので、0.1秒
後にはステップS2から再び実行され、0.1秒後の座
標位置を基にy軸方向の平均移動速度が求められ、扉2
側に通行体mが移動していると、そのときの平均移動速
度に応じて検知エリアが新たに設定され、その検知エリ
ア内に通行体mが存在するか判断される。
【0054】即ち、検知エリアは常に一定でなく、この
ルーチンが実行されるごとに演算される平均移動速度に
応じて設定される。従って、平均移動速度が、当初には
低速であっても、通行体mの速度が上がり、平均移動速
度が大きくなると、検知エリアは、例えば最小検知エリ
アL1から中検知エリアL2に変更される。逆に平均移
動速度が遅くなると、中検知エリアL2から最小検知エ
リア1に変更される。
ルーチンが実行されるごとに演算される平均移動速度に
応じて設定される。従って、平均移動速度が、当初には
低速であっても、通行体mの速度が上がり、平均移動速
度が大きくなると、検知エリアは、例えば最小検知エリ
アL1から中検知エリアL2に変更される。逆に平均移
動速度が遅くなると、中検知エリアL2から最小検知エ
リア1に変更される。
【0055】ステップS24、S26、S28及びS3
0は、設定された検知エリア内に通行体mが存在するか
否かを判断し、設定された検知エリア内に通行体mが存
在するとき、開扉指令信号を扉開閉制御装置4に供給す
るので、開扉指令部26に相当する。
0は、設定された検知エリア内に通行体mが存在するか
否かを判断し、設定された検知エリア内に通行体mが存
在するとき、開扉指令信号を扉開閉制御装置4に供給す
るので、開扉指令部26に相当する。
【0056】図5乃至図7に第2の実施形態を示す。第
1の実施形態では、扉開閉制御装置4が扉開閉駆動装置
6に対して、扉2を一定の速度で開くことを前提とし
て、通行体mのy軸方向の平均移動速度に応じて設定し
た検知エリアに通行体mが到達したときに、扉2を開く
ようにしたものである。第2の実施形態では、図7に示
すように、監視領域13内において一定の大きさの検知
エリアL4を使用し、検知エリアL4に通行体mが到達
したときに、監視エリア13から検知エリアL4に到達
するまでの平均移動速度に応じて、扉2に与える扉開速
度を変更して、扉2に通行体mが到達したときに、丁度
扉2が開いているようにするものである。
1の実施形態では、扉開閉制御装置4が扉開閉駆動装置
6に対して、扉2を一定の速度で開くことを前提とし
て、通行体mのy軸方向の平均移動速度に応じて設定し
た検知エリアに通行体mが到達したときに、扉2を開く
ようにしたものである。第2の実施形態では、図7に示
すように、監視領域13内において一定の大きさの検知
エリアL4を使用し、検知エリアL4に通行体mが到達
したときに、監視エリア13から検知エリアL4に到達
するまでの平均移動速度に応じて、扉2に与える扉開速
度を変更して、扉2に通行体mが到達したときに、丁度
扉2が開いているようにするものである。
【0057】図5に示すように、この実施形態でも、扉
開閉制御装置4aと扉開閉駆動装置6とが設けられてい
る。この扉開閉制御装置4aは、検出装置8aの開扉指
令部26aから高速開扉指令信号が供給されると、扉2
を高速で開くように扉開閉駆動装置6を制御し、開扉指
令部26aから中速開扉指令信号が供給されると、扉2
を中速で開くように扉開閉駆動装置6を制御し、開扉指
令部26aから低速開扉指令信号が供給されると、扉2
が低速で開くように扉開閉駆動装置4を制御する。な
お、開扉指令信号は、通行体mが検知エリアL4内に到
達したときに、供給される。
開閉制御装置4aと扉開閉駆動装置6とが設けられてい
る。この扉開閉制御装置4aは、検出装置8aの開扉指
令部26aから高速開扉指令信号が供給されると、扉2
を高速で開くように扉開閉駆動装置6を制御し、開扉指
令部26aから中速開扉指令信号が供給されると、扉2
を中速で開くように扉開閉駆動装置6を制御し、開扉指
令部26aから低速開扉指令信号が供給されると、扉2
が低速で開くように扉開閉駆動装置4を制御する。な
お、開扉指令信号は、通行体mが検知エリアL4内に到
達したときに、供給される。
【0058】上記のような各開扉指令信号を生成する検
出装置8aは、第1の実施形態の検出装置8と同様に、
通行体検知器10a、10b、増幅・フィルタ部14、
A/D変換器15及びマイクロコンピュータ16を有す
る。マイクロコンピュータ16でも、第1の実施形態と
同様に座標位置演算部18、移動速度・移動方向演算部
20、距離演算部28が設けられている。従って、例え
ば0.1秒経過ごとに、そのときに通行体mの移動速
度、移動方向、扉2の中央から通行体mまでの距離が、
演算される。また、検知エリア決定部24に代えて、開
扉速度決定部30が設けられている。
出装置8aは、第1の実施形態の検出装置8と同様に、
通行体検知器10a、10b、増幅・フィルタ部14、
A/D変換器15及びマイクロコンピュータ16を有す
る。マイクロコンピュータ16でも、第1の実施形態と
同様に座標位置演算部18、移動速度・移動方向演算部
20、距離演算部28が設けられている。従って、例え
ば0.1秒経過ごとに、そのときに通行体mの移動速
度、移動方向、扉2の中央から通行体mまでの距離が、
演算される。また、検知エリア決定部24に代えて、開
扉速度決定部30が設けられている。
【0059】この開扉速度決定部30は、移動速度・移
動方向演算部20によって通行体mが扉2側に向かって
移動していると判断されたとき、移動速度・移動方向演
算部20によって演算されたy軸方向の平均移動速度か
ら開扉速度を高速、中速、低速のいずれにするか決定す
る。
動方向演算部20によって通行体mが扉2側に向かって
移動していると判断されたとき、移動速度・移動方向演
算部20によって演算されたy軸方向の平均移動速度か
ら開扉速度を高速、中速、低速のいずれにするか決定す
る。
【0060】開扉指令部26aは、検知エリア設定部3
2によって設定された検知エリアL4内に通行体mが到
達しているか距離演算部28から供給される距離Dの値
から判断し、検知エリアL4内に通行体mが到達してい
ると、開扉速度決定部30によって決定された速度に対
応する開扉指令信号、即ち、高速開扉指令信号、中速開
扉指令信号または低速開扉指令信号を扉開閉制御装置4
に供給する。
2によって設定された検知エリアL4内に通行体mが到
達しているか距離演算部28から供給される距離Dの値
から判断し、検知エリアL4内に通行体mが到達してい
ると、開扉速度決定部30によって決定された速度に対
応する開扉指令信号、即ち、高速開扉指令信号、中速開
扉指令信号または低速開扉指令信号を扉開閉制御装置4
に供給する。
【0061】このように0.1秒ごとに求めたy軸方向
への平均移動速度を基に、開扉速度を決定しているの
で、監視エリア13内に入ってまもないころに、y軸方
向への平均移動速度が遅い場合、開扉速度を低速と決定
していても、その後にy軸方向への平均移動速度が速く
なり、例えば検知エリアに到達したときには中速開扉速
度と決定されることがある。従って、例えば監視エリア
13の外縁で開扉速度を決定してしまうと、上記のよう
に監視エリア13内で速度が変化すると、扉2に通行体
mが到達したときには、まだ扉2が開いていなかった
り、反対に扉2に通行体mが到達するかなり以前に扉2
が開いているようなことがあるが、この第2の実施形態
では、扉2に通行体mが到達したときに丁度扉2が通行
可能なように開いている状態とすることができる。
への平均移動速度を基に、開扉速度を決定しているの
で、監視エリア13内に入ってまもないころに、y軸方
向への平均移動速度が遅い場合、開扉速度を低速と決定
していても、その後にy軸方向への平均移動速度が速く
なり、例えば検知エリアに到達したときには中速開扉速
度と決定されることがある。従って、例えば監視エリア
13の外縁で開扉速度を決定してしまうと、上記のよう
に監視エリア13内で速度が変化すると、扉2に通行体
mが到達したときには、まだ扉2が開いていなかった
り、反対に扉2に通行体mが到達するかなり以前に扉2
が開いているようなことがあるが、この第2の実施形態
では、扉2に通行体mが到達したときに丁度扉2が通行
可能なように開いている状態とすることができる。
【0062】マイクロコンピュータ16を、座標位置演
算部18、移動速度・移動方向演算部、距離演算部28
として機能させるための処理は、図3に示したステップ
S2乃至S20までと同一である。図6に開扉速度決定
部30及び開扉指令部26aとして機能させるための処
理を示す。
算部18、移動速度・移動方向演算部、距離演算部28
として機能させるための処理は、図3に示したステップ
S2乃至S20までと同一である。図6に開扉速度決定
部30及び開扉指令部26aとして機能させるための処
理を示す。
【0063】まずy軸方向の平均移動速度が高速である
か、中速であるか、低速であるかを判断する(ステップ
S34)。例えば、高速とは1.2m/s以上の速度を
言い、中速とは0.8乃至1.2m/sの速度を言い、
低速とは0.8m/s以下の速度を言う。ステップS3
4において高速と判断されると、扉2を開く開扉速度も
高速と決定し(ステップS36)、ステップS34にお
いて中速と判断されると、扉2を開く開扉速度も中速と
決定し(ステップS38)、ステップS34において低
速と判断されると、扉2を開く開扉速度も低速と決定す
る(ステップS40)。このようにステップS34乃至
S40において開扉速度を決定しているので、これらが
開扉速度決定部30に相当する。
か、中速であるか、低速であるかを判断する(ステップ
S34)。例えば、高速とは1.2m/s以上の速度を
言い、中速とは0.8乃至1.2m/sの速度を言い、
低速とは0.8m/s以下の速度を言う。ステップS3
4において高速と判断されると、扉2を開く開扉速度も
高速と決定し(ステップS36)、ステップS34にお
いて中速と判断されると、扉2を開く開扉速度も中速と
決定し(ステップS38)、ステップS34において低
速と判断されると、扉2を開く開扉速度も低速と決定す
る(ステップS40)。このようにステップS34乃至
S40において開扉速度を決定しているので、これらが
開扉速度決定部30に相当する。
【0064】これらステップS36、S38、S40の
いずれかに続いて、ステップS20で求めた扉2の中心
から通行体mまでの距離Dに基づき、通行体mが検知エ
リアL4内にあるか否かを判断する(ステップS4
2)。ここで検知エリアL4内に通行体mが存在しない
と判断されると(ステップS42の判断がノーの場
合)、リターンする。従って、0.1秒後には、再び通
行体のy軸方向の平均移動速度等が求められ、この平均
移動速度に基づいてステップS34乃至S40において
開扉速度が決定される。
いずれかに続いて、ステップS20で求めた扉2の中心
から通行体mまでの距離Dに基づき、通行体mが検知エ
リアL4内にあるか否かを判断する(ステップS4
2)。ここで検知エリアL4内に通行体mが存在しない
と判断されると(ステップS42の判断がノーの場
合)、リターンする。従って、0.1秒後には、再び通
行体のy軸方向の平均移動速度等が求められ、この平均
移動速度に基づいてステップS34乃至S40において
開扉速度が決定される。
【0065】通行体mが検知エリアL4内に存在してい
ると(ステップS42の判断がイエスの場合)、このと
き、監視エリア13から検知エリアL4に到達するまで
の間のy軸方向の平均移動速度で開扉速度が決定されて
おり、このときの開扉速度で扉2を開くように開扉指令
信号が扉開閉制御装置4aに供給される(ステップS4
4)。このステップS44に続いて、図3に示すステッ
プS4に戻り、カウンタNをリセットし、リターンす
る。このように検知エリアL4に到達したか否か判断
し、到達していると開扉指令信号を供給するので、ステ
ップS42及びS44が開扉速度指令部26aに相当す
る。
ると(ステップS42の判断がイエスの場合)、このと
き、監視エリア13から検知エリアL4に到達するまで
の間のy軸方向の平均移動速度で開扉速度が決定されて
おり、このときの開扉速度で扉2を開くように開扉指令
信号が扉開閉制御装置4aに供給される(ステップS4
4)。このステップS44に続いて、図3に示すステッ
プS4に戻り、カウンタNをリセットし、リターンす
る。このように検知エリアL4に到達したか否か判断
し、到達していると開扉指令信号を供給するので、ステ
ップS42及びS44が開扉速度指令部26aに相当す
る。
【0066】上記の両実施形態では、通行体mが扉2の
中央に向かって進行してくることを前提として、検知エ
リアL1乃至L3またはL4を、扉2の中心を基準とし
て設定した。しかし、図8に示すように通行体mが扉2
の中心から一方の側に偏った位置に進行してくることも
ある。このような場合に対しては、第1の実施形態で
は、ステップS16における平均速度の算出とステップ
S20における距離Dの算出を図9に示すように変更す
ればよい。
中央に向かって進行してくることを前提として、検知エ
リアL1乃至L3またはL4を、扉2の中心を基準とし
て設定した。しかし、図8に示すように通行体mが扉2
の中心から一方の側に偏った位置に進行してくることも
ある。このような場合に対しては、第1の実施形態で
は、ステップS16における平均速度の算出とステップ
S20における距離Dの算出を図9に示すように変更す
ればよい。
【0067】即ち、ステップS16に代えて、ステップ
S16aに示すように、y軸方向の平均移動速度vyiに
加えて、x軸方向の平均移動速度vxiも演算する。そし
て、ステップS20に代えて、ステップS20aに示す
ように現在の通行体mの位置から扉2への予測到達位置
をステップS20aで求めたx軸及びy軸方向の平均移
動速度vxi、vyi及び現在の通行体mの現在の座標位置
(X、Y)に基づいて予測し、その位置から通行体mま
での距離D1を算出する。
S16aに示すように、y軸方向の平均移動速度vyiに
加えて、x軸方向の平均移動速度vxiも演算する。そし
て、ステップS20に代えて、ステップS20aに示す
ように現在の通行体mの位置から扉2への予測到達位置
をステップS20aで求めたx軸及びy軸方向の平均移
動速度vxi、vyi及び現在の通行体mの現在の座標位置
(X、Y)に基づいて予測し、その位置から通行体mま
での距離D1を算出する。
【0068】即ち、図8から明らかなように通行体mの
現在の座標位置(X、Y)において、現在までの平均速
度の方向に引いた延長線とx軸とがなす角度θのタンジ
ェントは、vyi/vxiによって求められる。上記延長線
とx軸との交点が予測到達位置で、この予測到達位置か
ら通行体mまでの距離D1は、sinθ=Y/D1の関
係から数6によって求められる。
現在の座標位置(X、Y)において、現在までの平均速
度の方向に引いた延長線とx軸とがなす角度θのタンジ
ェントは、vyi/vxiによって求められる。上記延長線
とx軸との交点が予測到達位置で、この予測到達位置か
ら通行体mまでの距離D1は、sinθ=Y/D1の関
係から数6によって求められる。
【数6】 D1=Y/sinθ=Y(vxi 2 +vyi 2 )1/2 /vyi
【0069】このようにして距離D1を求めると、ステ
ップS24、S26またはS28においてこの距離が最
小検知エリアL1、中検知エリアL2または最大検知エ
リアL3内にあるか判断することによって、図8に示す
ように各検知エリアを到達予測位置を基準として設定し
たことになる。第2の実施形態においても、図9に示す
ようにステップS16に代えてステップS16aを、ス
テップS20に代えてステップS20aを実行すること
によって、検知エリアL4を到達予測位置を基準として
設定することができる。
ップS24、S26またはS28においてこの距離が最
小検知エリアL1、中検知エリアL2または最大検知エ
リアL3内にあるか判断することによって、図8に示す
ように各検知エリアを到達予測位置を基準として設定し
たことになる。第2の実施形態においても、図9に示す
ようにステップS16に代えてステップS16aを、ス
テップS20に代えてステップS20aを実行すること
によって、検知エリアL4を到達予測位置を基準として
設定することができる。
【0070】上記の両実施形態では、監視エリア13内
には、単一の通行体mだけが入ることを前提としたが、
例えば図10に示すように、複数の通行体m1、m2が
同時に監視エリア13内に入ることもある。このような
場合、例えば第1の実施形態の場合、通行体m1、m2
の扉2への予測到達位置を上述したのと同様にして求
め、これら予測到達位置を中心に、通行体m1、m2の
y軸方向への平均移動速度に応じて、通行体m1に対し
て検知エリアL1、L2またはL3を設定し、通行体m
2に対して検知エリアL1′、L2′またはL3′を設
定し、その設定された検知エリアに到達したときに、扉
2を開くようにしてもよい。
には、単一の通行体mだけが入ることを前提としたが、
例えば図10に示すように、複数の通行体m1、m2が
同時に監視エリア13内に入ることもある。このような
場合、例えば第1の実施形態の場合、通行体m1、m2
の扉2への予測到達位置を上述したのと同様にして求
め、これら予測到達位置を中心に、通行体m1、m2の
y軸方向への平均移動速度に応じて、通行体m1に対し
て検知エリアL1、L2またはL3を設定し、通行体m
2に対して検知エリアL1′、L2′またはL3′を設
定し、その設定された検知エリアに到達したときに、扉
2を開くようにしてもよい。
【0071】図10のような場合、通行体m2のy軸方
向への平均移動速度が通行体m1よりも速く、かつ通行
体m1に対して検知エリアL1が設定され、通行体m2
に対して検知エリアL3′が設定されているとすると、
通行体m2が検知エリアL3′に到達する方が、通行体
m1が検知エリアL1に到達するよりも速いので、扉2
は、通行体m2に合わせたタイミング(通行体m2が扉
2に到達したとき、丁度通行可能に扉2が開いているタ
イミング)で開く。なお、第2の実施形態においても、
同様に複数の通行体の予測到達位置を中心として、それ
ぞれ検知エリアL4を設定し、これら検知エリアのうち
最初に到達した通行体に合わせたタイミングで扉2を開
くようにすることができる。
向への平均移動速度が通行体m1よりも速く、かつ通行
体m1に対して検知エリアL1が設定され、通行体m2
に対して検知エリアL3′が設定されているとすると、
通行体m2が検知エリアL3′に到達する方が、通行体
m1が検知エリアL1に到達するよりも速いので、扉2
は、通行体m2に合わせたタイミング(通行体m2が扉
2に到達したとき、丁度通行可能に扉2が開いているタ
イミング)で開く。なお、第2の実施形態においても、
同様に複数の通行体の予測到達位置を中心として、それ
ぞれ検知エリアL4を設定し、これら検知エリアのうち
最初に到達した通行体に合わせたタイミングで扉2を開
くようにすることができる。
【0072】或いは、第1または第2の実施形態におい
て、複数の通行体が監視エリア13に入った場合、y軸
方向への平均移動速度が速い方を基準として、扉2の制
御を行ってもよい。
て、複数の通行体が監視エリア13に入った場合、y軸
方向への平均移動速度が速い方を基準として、扉2の制
御を行ってもよい。
【0073】なお、複数の通行体が監視エリア13内に
進入した場合、通行体検知器10a、10bからの信号
では、各通行体の座標位置しか判明しない。例えば、図
11に示すように、2つの通行体が始めて監視エリア1
3内に進入した場合の座標位置を(x01、y01)、(x
02、y02)とし、次に2つの通行体の座標位置が
(x11、y11)、(x12、y12)として得られた場合、
一方の通行体が(x01、y01)から(x11、y11)に移
動したのか、(x01、y01)から(x12、y12)に移動
したのか判明しない。同様に他方の通行体が(x02、y
02)から(x12、y12)に移動したのか、或いは
(x02、y02)から(x11、y11)に移動したのか判明
しない。
進入した場合、通行体検知器10a、10bからの信号
では、各通行体の座標位置しか判明しない。例えば、図
11に示すように、2つの通行体が始めて監視エリア1
3内に進入した場合の座標位置を(x01、y01)、(x
02、y02)とし、次に2つの通行体の座標位置が
(x11、y11)、(x12、y12)として得られた場合、
一方の通行体が(x01、y01)から(x11、y11)に移
動したのか、(x01、y01)から(x12、y12)に移動
したのか判明しない。同様に他方の通行体が(x02、y
02)から(x12、y12)に移動したのか、或いは
(x02、y02)から(x11、y11)に移動したのか判明
しない。
【0074】このような場合には、例えば(x01、
y01)から(x11、y11)までの距離と、(x01、
y01)から(x12、y12)までの距離を求め、距離が短
い方、この場合(x01、y01)から(x11、y11)に一
方の通行体が移動したと判断する。同様に、(x02、y
02)から(x12、y12)までの距離と、(x02、y02)
から(x11、y11)までの距離とを求め、短い方の距離
だけ他方の通行体が移動したと判断する。通行体の数が
増加した場合でも同様である。
y01)から(x11、y11)までの距離と、(x01、
y01)から(x12、y12)までの距離を求め、距離が短
い方、この場合(x01、y01)から(x11、y11)に一
方の通行体が移動したと判断する。同様に、(x02、y
02)から(x12、y12)までの距離と、(x02、y02)
から(x11、y11)までの距離とを求め、短い方の距離
だけ他方の通行体が移動したと判断する。通行体の数が
増加した場合でも同様である。
【0075】また、第1の実施形態では、通行体がx軸
方向に平行に移動した場合、扉2は開かない。しかし、
検知エリアL1内に入ってから急に扉2側に向かうこと
もある。このような場合に備えて、例えばステップS1
6の次にステップS20の距離Dの演算を行ってから、
ステップS18の移動方向の判別を行い、y軸方向への
移動速度が0で、移動方向が扉側でないと判別された場
合、直ちにステップS4に戻るのではなく、ステップS
28、S30と同一のステップを実行してからステップ
S4に戻るようにしてもよい。
方向に平行に移動した場合、扉2は開かない。しかし、
検知エリアL1内に入ってから急に扉2側に向かうこと
もある。このような場合に備えて、例えばステップS1
6の次にステップS20の距離Dの演算を行ってから、
ステップS18の移動方向の判別を行い、y軸方向への
移動速度が0で、移動方向が扉側でないと判別された場
合、直ちにステップS4に戻るのではなく、ステップS
28、S30と同一のステップを実行してからステップ
S4に戻るようにしてもよい。
【0076】上記の各実施形態では、通行体検知器10
a、10bとして超音波センサーを使用したが、他の通
行体検知器、例えばCCDカメラや赤外線検知器等を使
用することもできる。また、上記の各実施形態では、扉
2としては引き分け型の戸を使用したが、他の扉、例え
ば片引き型、二重片引き型、二重引き分け型、片開き
型、両開き型の扉を使用することもできる
a、10bとして超音波センサーを使用したが、他の通
行体検知器、例えばCCDカメラや赤外線検知器等を使
用することもできる。また、上記の各実施形態では、扉
2としては引き分け型の戸を使用したが、他の扉、例え
ば片引き型、二重片引き型、二重引き分け型、片開き
型、両開き型の扉を使用することもできる
【0077】
【発明の効果】以上のように請求項1記載及び2記載の
発明によれば、検知エリアの他に監視エリアを使用し、
この監視エリア内での通行体の移動速度を基に、通行体
が扉に到達すると予測される時点で通行体が通行可能に
扉を開くことができるように、開扉信号を発生してい
る。従って、監視エリア内での移動速度を用いて、開扉
タイミングを決定しているので、高精度に開扉タイミン
グを予測でき、通行体が到達する前に扉が既に開いてい
たり、通行体が扉に到達しているのに扉がまだ開いてい
ないような状態になることはない。
発明によれば、検知エリアの他に監視エリアを使用し、
この監視エリア内での通行体の移動速度を基に、通行体
が扉に到達すると予測される時点で通行体が通行可能に
扉を開くことができるように、開扉信号を発生してい
る。従って、監視エリア内での移動速度を用いて、開扉
タイミングを決定しているので、高精度に開扉タイミン
グを予測でき、通行体が到達する前に扉が既に開いてい
たり、通行体が扉に到達しているのに扉がまだ開いてい
ないような状態になることはない。
【0078】請求項3記載の発明によれば、監視エリア
において扉に向かう通行体の移動速度が速くなるにつれ
て、検知エリアが扉から離れて設定され、この設定され
た検知エリアに通行体が到達したときに開扉信号が送出
されるので、開扉速度を一定としても、通行体が扉に到
達したときに、扉を通行体が通行可能に開くことができ
る。
において扉に向かう通行体の移動速度が速くなるにつれ
て、検知エリアが扉から離れて設定され、この設定され
た検知エリアに通行体が到達したときに開扉信号が送出
されるので、開扉速度を一定としても、通行体が扉に到
達したときに、扉を通行体が通行可能に開くことができ
る。
【0079】請求項4記載の発明によれば、検知エリア
は段階的に複数設定されており、これら検知エリアにそ
れぞれ対応させて、複数の基準速度範囲が設定されてお
り、通行体の移動速度が、基準速度範囲のいずれに該当
するかによって、いずれの検知エリアを設定するかが決
定される。従って、通行体の移動速度に応じた検知エリ
アを一々設定する必要がない。
は段階的に複数設定されており、これら検知エリアにそ
れぞれ対応させて、複数の基準速度範囲が設定されてお
り、通行体の移動速度が、基準速度範囲のいずれに該当
するかによって、いずれの検知エリアを設定するかが決
定される。従って、通行体の移動速度に応じた検知エリ
アを一々設定する必要がない。
【0080】請求項5記載の発明によれば、検知エリア
は扉から所定距離離れた位置に予め設定されており、監
視エリアにおいて通行体が扉に向かう移動速度が速くな
るに連れて、検知エリアに通行体が到達したときの開扉
速度を速くしている。従って、検知エリアを固定して設
定しても、通行体が扉に到達したときに、通行体が通行
可能に扉を開くことができる。
は扉から所定距離離れた位置に予め設定されており、監
視エリアにおいて通行体が扉に向かう移動速度が速くな
るに連れて、検知エリアに通行体が到達したときの開扉
速度を速くしている。従って、検知エリアを固定して設
定しても、通行体が扉に到達したときに、通行体が通行
可能に扉を開くことができる。
【0081】請求項6記載の発明によれば、開扉速度は
段階的に複数設定されており、これらに対応させて、通
行体の移動速度の基準速度範囲が設定されている。そし
て、通行体の移動速度が、各基準速度範囲のいずれに該
当するか比較することによって決定され、これに応じて
開扉速度が設定される。従って、通行体の移動速度に応
じて一々開扉速度を決定する必要がない。
段階的に複数設定されており、これらに対応させて、通
行体の移動速度の基準速度範囲が設定されている。そし
て、通行体の移動速度が、各基準速度範囲のいずれに該
当するか比較することによって決定され、これに応じて
開扉速度が設定される。従って、通行体の移動速度に応
じて一々開扉速度を決定する必要がない。
【図1】本発明による自動扉開閉装置の第1の実施形態
の概略の構成を示す平面図である。
の概略の構成を示す平面図である。
【図2】同第1の実施形態のブロック図である。
【図3】同第1の実施形態のフローチャートである。
【図4】同第1の実施形態における速度演算の説明図で
ある。
ある。
【図5】同第2の実施形態のブロック図である。
【図6】同第2の実施形態の一部のフローチャートであ
る。
る。
【図7】同第2の実施形態の概略の構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図8】同第1の実施形態の変形例の概略の構成を示す
平面図である。
平面図である。
【図9】図8の変形例に対応して変形されたフローチャ
ートの一部である。
ートの一部である。
【図10】同第1の実施形態の別の変形例の概略の構成
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図11】図10の変形例において複数の通行体の座標
位置の決定の説明図である。
位置の決定の説明図である。
18 座標位置演算部 20 移動速度・移動方向演算部 24 検知エリア決定部 26 26a 開扉指令部 28 距離演算部 30 開扉速度決定部
Claims (6)
- 【請求項1】 扉に接近して設けた検知エリアの外側に
設けた監視エリア内に存在する通行体の座標位置の変化
によって移動速度と移動方向を算出する移動速度及び移
動方向算出手段と、この移動速度及び移動方向算出手段
での移動方向の算出結果によって前記通行体が前記扉の
方向へ移動しているときのみ信号を出力する信号出力手
段と、前記通行体が前記扉に到達すると予測されるとき
に前記扉を開くように前記信号出力手段の出力信号が送
出された前記通行体が前記検知エリアに達したとき前記
移動速度及び移動方向算出手段の移動速度に応じて開扉
信号を送出する開扉信号送出手段とを、具備する扉開閉
装置。 - 【請求項2】 扉付近に設けた監視エリア内に存在する
通行体の座標位置の変化によって移動速度と移動方向と
を算出する移動速度及び移動方向算出手段と、この移動
速度及び移動方向算出手段での移動方向の算出結果によ
り前記通行体が前記扉の方向へ移動しているときのみ信
号を出力する信号出力手段と、この信号出力手段から出
力信号が送出されたとき検知エリアを設定し前記通行体
が前記扉に到達すると予測されるときに前記扉が開くよ
うに前記通行体が検知エリアに達したとき前記移動速度
及び移動方向算出手段の移動速度に応じて開扉信号を送
出する開扉信号送出手段とを、具備する扉開閉装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の扉開閉装置にお
いて、前記開扉信号送出手段は、前記監視エリアにおい
て、前記扉に向かう前記通行体の移動速度が速くなるに
つれて前記検知エリアを前記扉から離れて設定し、この
設定された検知エリアに前記通行体が到達したときに前
記開扉信号を送出することを特徴とする扉開閉装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の扉開閉装置において、前
記検知エリアは、前記扉から離れて段階的に複数設定さ
れ、各段階の検知エリアにそれぞれ対応して基準速度範
囲が設定され、前記監視エリアにおいて前記移動速度及
び移動方向算出手段によって算出される移動速度と前記
各基準速度範囲との比較結果に応じて前記検知エリアの
うちいずれかが選択されることを特徴とする扉開閉装
置。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の扉開閉装置にお
いて、前記開扉信号送出手段は、前記扉に向かう通行体
の移動速度が速くなるに連れて開扉速度を速く設定し、
前記通行体が前記扉から所定距離離れた位置に設定した
検知エリアに到達したときに前記設定された開扉速度で
前記開扉信号を送出することを特徴とする扉開閉装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の扉開閉装置において、前
記開扉速度は、段階的に複数設定され、各段階の開扉速
度にそれぞれ対応して通行体の基準速度範囲が設定さ
れ、前記監視エリアにおいて算出される通行体の移動速
度と前記基準速度範囲とを比較して前記開扉速度のいず
れかが選択されることを特徴とする扉開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7227484A JPH08105271A (ja) | 1994-08-11 | 1995-08-10 | 扉開閉装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21192194 | 1994-08-11 | ||
JP6-211921 | 1994-08-11 | ||
JP7227484A JPH08105271A (ja) | 1994-08-11 | 1995-08-10 | 扉開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08105271A true JPH08105271A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=26518905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7227484A Withdrawn JPH08105271A (ja) | 1994-08-11 | 1995-08-10 | 扉開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08105271A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009097332A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Shi Xiong Li | 車両のドアの閉鎖を許可するか否かを決定するためのメモリ機能を有する装置および方法 |
JP2016017946A (ja) * | 2014-07-11 | 2016-02-01 | シャープ株式会社 | ユーザ検出方法とユーザ検出装置及び画像形成装置 |
JP2017082394A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-05-18 | 株式会社ユーシン | ドア開閉装置 |
JP2018141764A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 検知装置、及び制御システム |
CN114383555A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-22 | 西朗门业(苏州)有限公司 | 一种电动门封控制方法及电动门封控制装置 |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP7227484A patent/JPH08105271A/ja not_active Withdrawn
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