JPH08104407A - 垂直伸縮階段シュート - Google Patents

垂直伸縮階段シュート

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Publication number
JPH08104407A
JPH08104407A JP26819094A JP26819094A JPH08104407A JP H08104407 A JPH08104407 A JP H08104407A JP 26819094 A JP26819094 A JP 26819094A JP 26819094 A JP26819094 A JP 26819094A JP H08104407 A JPH08104407 A JP H08104407A
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JP
Japan
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frame
vegetables
fruit
chute
chutes
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Application number
JP26819094A
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English (en)
Inventor
Shunji Takase
俊二 高瀬
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TAKASE SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TAKASE SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多段のシュートを用いて果菜類をコンテナの
どの高さにおいても円滑に充填でき、広い範囲に果菜類
を分散、降下させ、充填中に果菜類に損傷を与えない垂
直伸縮階段シュートの提供を目的とするものである。 【構成】 メインフレーム4の下の固定フレーム5に、
フレーム連結カバー7を介して多段のフレーム6を適宜
の間隔をもって垂下させ、各フレーム6には勾配等の調
整自在な生ゴム製のシュート8,8Aを平行に連設して
果菜類1がジグザグ状に降下するよう構成し、充填が進
むにつれ下端のフレーム6から順次若干量ずつ引き上げ
られ、果菜類1の自由落下距離が常に最小限に保たれる
よう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、馬鈴薯や、玉葱な
ど、概略球形の農産物(以下これを「果菜類」と称す
る)を、コンテナ等の大型容器(以下これを「コンテ
ナ」と称する)に収容する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】果菜類をコンテナに収容する場合、通常
コンベヤ等で搬送し、コンテナの上部から充填が行われ
るが、通常使用されるコンテナの高さは、例えば1.3
メートルなど、かなりの寸法があり、その上部から果菜
類を直接落下させれば、果菜類に打撲など損傷を与える
ので、従来次のような緩衝方法が取られていた。複数の
フレーム29の端部を回動自在に相互に連結して、垂直
方向にパンタグラフ状となし、傾斜した各フレームの概
略中心部から上側にかけて、フレーム29の一対のサイ
ドメンバー間にキャンバスを張ってシュート31を形成
させ、又、フレーム29のクロスメンバー同志、垂直方
向にフレーム連結カバー30で連結させている。フレー
ム連結カバー30の上端部は、装置全体を支持している
メインフレーム27に固定されている固定フレーム28
に支持されている。サイドメンバーの両側の装置の重心
部に、一対のガイド32がフレーム29に固定されてお
り、上方の巻上げドラム34に固定されたワイヤー33
が各フレーム29のガイド32の中を通り、最下部のフ
レームに達し、これを保持している。
【0003】コンベヤ3で搬送されてきた果菜類1は、
その先端から最上部のシュート31の上に投入され、果
菜類は順次下のシュート31にジグザグ状に落下して、
最下端からコンテナ内に放出される。コンテナ2内の果
菜類1のレベルが上昇してくると、光電センサー35が
そのレベルを検出し、巻上げドラム34を短時間駆動さ
せて、最下部のフレーム29を若干引き上げ、放出する
位置を少しずつ上方へ移動させてゆく。果菜類1の充填
が進むと順次この動作が繰り返され、フレーム29は下
から順次上方へ折り畳められてゆくよう構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。パン
タグラフ状のフレーム29が下へ伸びている状態、即
ち、果菜類1の充填開始時点の状態と、充填が進み、フ
レーム29が上に引上げられた状態とでは、シュート3
1の角度および隣接するシュート31間の水平方向およ
び垂直方向の隙間が変化する。一方、フレーム29がい
かなる状態の場合でも、果菜類1は必ずシュート31を
順次乗り継いで下方へ導かれなければならない。即ち、
隣接するシュート31の先端(放出部)間には、そのた
めの最小限の隙間が必要である。パンタグラフ状のフレ
ーム29が下へ伸びている状態、即ち、果菜類1の充填
開始時点の状態に於いては、フレーム29に適度の角度
があり、したがって、シュート31にも良好な流れ角度
が得られる。ただし、シュート31同志の水平方向の距
離があまり大きすぎると、下のシュート31に乗り移ら
ずに、そのまま下方に落下してしまう。したがって、シ
ュート31間の水平距離をあまり大きく取ることは出来
ないが、この状態では、シュート31間の垂直距離がか
なり確保されるので、水平方向の間隔が少なくても良好
な乗継ぎが可能である。
【0005】次に、充填が進み、フレーム29が上方へ
折り畳まされた場合には、フレーム29の角度がほぼ水
平に変化するため、シュート31の先端部が、ヒンジピ
ン29Aを中心としてそれぞれ中央側に移動、接近し、
同時に、シュート31同志の垂直距離が大きく減少し、
シュート31の角度も減少する。すなわち、この状態で
は、シュート同志近接する結果、シュート31は、シュ
ートとしての機能がほとんどなくなり、単に果菜類1を
通過させる隙間を形成するものとなってしまう。その結
果、果菜類1は、その隙間を通って直下に高落差で落下
し、打撲などの損傷をもたらしていた。また、これを防
止しようとして、シュート31同志の水平方向の間隔を
さらに小さくすれば、果菜類1はシュート間を通過する
ことが困難または不可能となり、コンテナ2への充填を
継続することが出来なくなる。一方、シュート31はキ
ャンバス製で、正面から見て、両端がフレーム29のサ
イドメンバーに固定されており、中央部はアール状に垂
下した状態に形成されているため、果菜類1が中央部に
寄せられる結果、シュート31の全幅を有効に活かすこ
とが出来ない構成となっていた。
【0006】本発明は、従来の技術の有する前記のごと
き問題点に鑑みなされたものであり、その目的は次のよ
うなことのできるものを提供しようとするものである。
すなわち、果菜類1を、コンテナ2内のどの高さに於い
ても円滑に充填でき、更にシュートの構成、材料につい
ては、果菜類1を極限まで保護できるものとし、あわせ
て、シュートの広い幅にわたって果菜類1が分散するよ
う構成することにより、果菜類1同志の衝突を避け、緩
衝効果を高めるとともに、充填能率を向上せしめようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のようになるものである。メインフレー
ム4の下の固定フレーム5に、フレーム連結カバー7を
介して多段のフレーム6を適宜の間隔をもって垂下さ
せ、各フレーム6には勾配等の調整自在な生ゴム製のシ
ュート8,8Aを平行に連設して果菜類1がジグザグ状
に降下するよう構成し、最下部に設けた光電センサー2
4により、充填が進むにつれ巻上げドラム15を駆動
し、ワイヤー13により下端のフレーム6から順次若干
量ずつ引上げられ、果菜類1の自由落下距離が常に最小
限に保たれるよう構成されている垂直伸縮階段シュート
である。
【0008】また、下記のようにすることもできる。長
方形に囲った、水平なフレーム6の内側に、生ゴム板を
材料としたシュート8,8Aを適宜のピッチにて平行に
連設する。シュート8,8Aの両端部は、調整ネジを備
えた取付け金具9を介して、フレーム6の両側のサイド
メンバーに設けた穴を通して取付けられ、シュート8,
8Aの張力および勾配を適宜に設定して、ナットで固定
される。一段のフレーム6の一連のシュート8は、同じ
向きの勾配に設定する。シュート8の勾配が、フレーム
6の外側に向かっている側の最端部の1本のシュート8
Aのみ、果菜類1を内側に誘導するよう、逆向きの勾配
に設定する。シュート8,8Aの取付けピッチおよび幅
も、取扱う果菜類1の大きさに対応させて設定する。
【0009】装置全体を支持するメインフレーム4の下
に、固定フレーム5を取付ける。固定フレーム5には、
コンベヤ3から投入される果菜類1を受けて下方へ導く
生ゴム製の一対のシュート10,11が固定される。そ
の両端部は取付け金具9により、固定フレーム5のサイ
ドメンバーに調整自在に取付けられる。固定フレーム5
の下側に、シュート8,8Aを連設した水平なフレーム
6を、生ゴム板でなるフレーム連結カバー7を介して垂
直方向に数段連設する。その段数および取付け間隔は、
コンテナ2の高さおよび果菜類1の大きさや硬さなどの
条件に対応させて適宜に設定する。ただし、最下端のフ
レーム6のみ、コンテナ2の底との距離設定を容易にす
るため、フレーム連結カバー7との連結を省略する。垂
直方向に隣接するフレーム6のシュート8,8Aの勾配
は、相互に逆向きになるように構成する。
【0010】固定フレーム5およびフレーム6の一対の
サイドメンバーの両端部に近い位置に、ワイヤー13を
垂直方向に通過させるガイド12が固定されており、メ
インフレーム4の上方の架台4Aに、ガイド12の位置
に対応させて配置した4個の巻上げドラム15から垂下
させたワイヤー13が、各段のガイド12を通過し、最
下段のフレーム6のガイド12の下で抜け止めが施され
ている。すなわち、フレーム6は、最下段のものを除
き、固定フレーム5からフレーム連結カバー7を介して
懸吊されており、一方最下段のフレーム6は、巻上げド
ラム15からワイヤー13を介して懸吊されている。各
ワイヤー13は、ブレーキ付モーターなどのモーター1
6により、軸17、スプロケット18,19,20およ
びチェーン21,22を介して、同時に巻き上げ、下げ
が行われる。23は軸受である。最下段のフレーム6の
下側に、光電センサー24が固定され、これにより、果
菜類1のレベルを検出し、その信号により、タイマーで
設定した短時間だけモーター16を駆動し、若干の距離
だけワイヤー13を巻き上げて停止する。すなわち、充
填の進行に伴い、フレーム6は、下端のものから順次上
に引き上げられてゆくよう構成されている。充填作業時
以外のフレーム6の上げ下げは、別途スイッチによって
行われる。
【0011】各フレームのガイド12の上側に、パイプ
状のスペーサー14が配置されており、フレーム6が下
から引上げられたとき、スペーサー14の上面が、その
上側のフレーム6のガイド12の下面に当たって、フレ
ーム6同志の間隔を保ち、果菜類1がそれらのシュート
8,8A間で、円滑に流れる構成となっている。スペー
サー14の長さは、果菜類の大きさによって適宜の寸法
に設定する。最下段のフレーム6の下降の限界位置は、
リミットスイッチ25によって設定される。ワイヤー1
3に固定されたドッグが、リミットスイッチ25のレバ
ーを押し下げると、モーター16が停止し、最下段のフ
レーム6が、それ以上下降するのを防止する。最上段の
フレーム6の上昇の限界位置は、リミットスイッチ26
によって設定される。最上段のフレーム6の上面が、リ
ミットスイッチ26のレバーを押し上げると、モーター
16が停止し、最上部のフレーム6が、それ以上上昇す
るのを防止する。
【0012】
【作用】本発明のものは、下記のように作用する。果菜
類1をコンテナ2に充填するに際しては、まず、フレー
ム6を最上限まで引き上げておき、その下にコンテナ2
を定置した後、巻上げドラム15を回してフレーム6を
全部下降させた状態で充填作業を開始する。コンベヤ3
により搬送されてきた果菜類1は、その先端部より、固
定フレームの一対のシュート10とシュート11の間に
投入され、下方へ導かれる。果菜類1は、次の段のフレ
ーム6のシュート8,8Aに達し、シュート8,8A同
志の隙間を通って順次下方へ導かれ、最後にコンテナ2
の底に放出される。上下に隣接するフレーム6のシュー
ト8,8Aの勾配の向きが逆になっているので、果菜類
1はジグザグ状に降下するので、片側に偏ることはな
い。また、シュート8の勾配が、フレーム6の外側に向
かっている側の最端部のシュート8Aのみ、逆向き(内
側向き)の勾配になっているので、外側へ行こうとする
果菜類1を、内側へ誘導する働きがある。
【0013】各シュート8,8Aは生ゴム製であり、非
常に弾力があるので果菜類を傷めるおそれがなく、ま
た、シュート8,8Aの張り具合、勾配および取付けピ
ッチを、果菜類1の大きさや重量に対応させて設定する
ことにより、シュート8,8Aの広い領域に果菜類1が
分散しながら落下する。また、果菜類1がフレーム6の
クロスメンバー側に跳ねた場合でも、側面が生ゴム製の
フレーム連結カバー7で覆われているので、果菜類1に
損傷を与えることなく、内側へ戻してやることができ
る。
【0014】コンテナ2の底から充填された果菜類1の
レベルが、光電センサー24の位置に近づくと、光電セ
ンサー24が果菜類1を検出し、このとき、あらかじめ
タイマーに設定しておいた短時間だけモーター16が回
って巻上げドラム15を駆動することにより、最下端の
フレーム6が若干引上げられて再び停止する。果菜類1
の充填が進むにつれ、この動作が繰り返され、最下端の
フレーム6のスペーサー14が、上のフレーム6のガイ
ド12の下面に当ると、次には、そのスペースを保った
状態で、下の2段のフレーム6が一緒に引き上げられて
行く。スペーサー14を介して接しているフレーム6
の、上下のシュート8,8A間でも、スペーサー14の
長さを適宜に設定することにより、果菜類1は、何等支
障なく通過でき、むしろ、シュート間の落差が減るの
で、より良好な受渡しが行われるものである。コンテナ
2に所定量の果菜類1が充填されたとき、最上部のフレ
ーム6が、リミッチスイッチ26のレバーを押し上げる
ことにより、モーター16およびコンベヤ3を停止させ
て作業は終了する。
【0015】
【実施例】メインフレーム4の下面に、長方形に囲った
固定フレーム5を取付ける。その下方に、固定フレーム
5と同じ形状の、数個のフレーム6を垂直方向に連設
し、最下段のものを除き、フレーム連結カバー7を介し
て、固定フレーム5から適宜の間隔をもって懸吊させ
る。固定フレーム5のサイドメンバーに、コンベヤ3か
ら投入される果菜類1を受けて下方へ導く一対の生ゴム
板を材料としたシュート10,11を、適宜の間隔と勾
配をもたせて、両端部の取付け金具9を介して取付け、
ナットで固定する。シュート10,11の張り具合も、
果菜類1の大きさおよび重量などに合わせ、適宜に設定
する。
【0016】フレーム6の段数は、コンテナ2の高さな
どの条件に合わせて、適宜に設定する。各フレーム6
に、生ゴム板を材料としたシュート8,8Aを、平行に
連設する。その数および間隔は、果菜類1の大きさなど
に合わせて設定する。シュート8,8Aの両端部は、取
付け金具9を介して、フレーム8,8Aのサイドメンバ
ーに取付け、ナットで固定する。一段のフレーム6の一
連のシュート8は、同じ向きの勾配に設定する。シュー
ト8の勾配が、フレーム6の外側に向かっている側の最
端部の1本のシュート8Aのみ、果菜類1を内側に誘導
するよう、逆向きの勾配に設定する。上下に隣接するフ
レーム6のシュート8,8Aの勾配は、逆向きになるよ
うに構成する。この構成により、果菜類1はジグザグ状
に降下することになり、片側に偏ることはない。シュー
ト8,8Aの勾配、および張りの強さは、果菜類1の大
きさ、重量などに対応させ、適宜の値に設定する。
【0017】固定フレーム5およびすべてのフレーム6
の一対のサイドメンバーの両端部に近い位置の外側面
に、ワイヤー13を垂直方向に通過させるガイド12を
固定する。メインフレーム4の上方の架台4Aの上に、
ガイド12の位置に対応させて4個の巻上げドラム15
からワイヤー13を、各ガイド12の穴に通して垂下さ
せ、最下段のフレーム6のガイド12の下で抜け止めを
施すことにより、最下段のフレーム6を懸吊するよう構
成されている。各ワイヤー13は、モーター16によ
り、一対の軸17、スプロケット18,19,20およ
びチェーン21,22を介して、同時に巻上げ、巻下げ
が行われる。23は軸17の軸受である。最下段の下側
に、光電センサー24を固定し、これにより、果菜類1
のレベルを検出し、その信号により、あらかじめタイマ
ーで設定した短時間だけモーター16を駆動させること
により、ワイヤー13を若干量巻上げて停止する。すな
わち、果菜類1の充填の進行にともない、下段のものか
ら順次引き上げられてゆくよう構成されている。充填作
業時以外のフレーム6の上げ下げは、別途のスイッチに
よって行われる。
【0018】各フレーム6のガイド12の上側に、パイ
プ状のスペーサー14を装備する。フレーム6が下から
順次引き上げられたとき、スペーサー14の上面が、そ
の上側のフレーム6のガイド12の下面に当たって、フ
レーム6相互の間隔を保つことにより、果菜類1がその
間を円滑に下に流れる構成となっている。スペーサー1
4の長さは、果菜類1の大きさによって適宜の値に設定
する。
【0019】リミットスイッチ25により、最下段のフ
レーム6の下降の限界位置を設定する。ワイヤー13に
ドッグを固定しておき、最下段のフレーム6が所定の位
置に降下したとき、ドッグがリミットスイッチ25のレ
バーを押し下げ、スイッチが切れてモーター16が停止
し、したがって最下段のフレーム6はその位置に保持さ
れる。リミットスイッチ26により、最上段のフレーム
6の上昇の限界位置を設定する。最上段のフレーム6が
リミットスイッチ26のレバーを押し上げると、スイッ
チが切れてモーター16が停止し、したがって、それ以
上のフレーム6の上昇を防止する。
【0020】
【発明の効果】本発明の構成によれば、まず、固定フレ
ーム5の下方に、フレーム連結カバー7を介して、水平
なフレーム6を縦方向に適宜の間隔で連設しており、固
定フレームのシュート10,11およびフレーム6のシ
ュート8,8Aには、弾力に富み、強靭な生ゴム板が使
用されており、シュート類はすべて勾配や張力の調整が
自在な取付け金具9を介して、適宜の間隔で平行に連設
したこと、および縦方向に隣接するフレーム6のシュー
ト8,8Aの勾配の向きを相互に逆に設定することによ
り、投入された果菜類1は、シュート10,11の間か
らシュート8,8A上に流された後、一部に偏ることな
く、順次広い範囲に拡散して、ジグザグ状に下方へ円滑
に流れ、果菜類1に打撲などの損傷を与えることなく、
コンテナ2に充填される。上記のごとく、シュート1
0,11およびシュート8,8Aの勾配、張力の調整が
自在なので、果菜類1の大きさ、重量および硬さなどの
条件により、最適な状態に設定して作業を行うことがで
きる。また、シュート類の取付けピッチおよびフレーム
6相互の間隔も、果菜類1の状態およびコンテナ2の高
さに合わせて設定することも可能である。シュート8の
勾配が、フレーム6の外側に向かっている側の最端部の
1本のシュート8Aのみ、逆向きの勾配に設定してお
り、外向きの流れの果菜類1を、内側に誘導する効果を
有している。フレーム6を支持しているフレーム連結カ
バー7も生ゴム板を材料としているので、果菜類1が当
たっても、損傷を与えることなく、内側へ戻してやるこ
とができる。
【0021】コンテナ2の果菜類のレベルが、光電セン
サー24に近づいたとき、果菜類1を検出し、その信号
により巻上げドラムが駆動され、ワイヤー13が下のフ
レーム6から順次若干量ずつ引き上げてゆくが、ガイド
12の上に、適宜の長さに設定して設けたスペーサー1
4が、フレーム6相互間の距離を保ち、それらのフレー
ム6のシュート8,8A間でも、果菜類1が滞ることな
く円滑に流れ、加えて、フレーム同志がスペーサー14
を介して接しているときは、果菜類1の落差が小さいの
で、果菜類1に加わる衝撃も減少し、極めて有効であ
る。すなわち、果菜類1のレベルがどの位置にあって
も、常に良好な充填状態が得られるものである。
【0022】前記のごとく、本発明のものにあっては、
フレーム6内の広い領域を有効に働かせることができ、
また、種々の設定や調整が、果菜類1の大きさなどの条
件に合わせて自由にできるように構成したことにより、
従来技術における問題点をすべて解消するとともに、一
連の充填作業を、果菜類1を保護しながら、しかも、効
率良く行うことを可能としたものであり、果菜類1の充
填作業の質の向上と高能率化に大きく寄与する結果を得
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図である。
【図2】同上の右側面図である。
【図3】作用を説明する右側面図である。
【図4】作用を説明する右側面図である。
【図5】フレームおよびシュート部分の構成を示す平面
図である。
【図6】シュートの配列を示す縦断面図である。
【図7】従来技術の概要を示す右側面図である。
【図8】従来技術のフレームおよびシュートの構成を示
す横断面図である。
【図9】従来技術のシュートを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 果菜類 2 コンテナ 3 コンベヤ 4 メインフレーム 4A 架台 5 固定フレーム 6 フレーム 7 フレーム連結カバー 8,8A シュート 9 取付け金具 10,11 シュート 12 ガイド 13 ワイヤー 14 スペーサー 15 巻上げドラム 16 モーター 17 軸 18,19,20 スプロケット 21,22 チェーン 23 軸受 24 光電センサー 25,26 リミットスイッチ 27 メインフレーム 28 固定フレーム 29 フレーム 29A ヒンジピン 30 フレーム連結カバー 31 シュート 32 ガイド 33 ワイヤー 34 巻上げドラム 35 光電センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインフレーム(4)の下の固定フレー
    ム(5)に、フレーム連結カバー(7)を介して多段の
    フレーム(6)を適宜の間隔をもって垂下させ、各フレ
    ーム(6)には勾配等の調整自在な生ゴム製のシュート
    (8,8A)を平行に連設して果菜類(1)がジグザグ
    状に降下するよう構成し、最下部に設けた光電センサー
    (24)により、充填が進むにつれ巻上げドラム(1
    5)を駆動し、ワイヤー(13)により下端のフレーム
    (6)から順次若干量ずつ引き上げられ、果菜類(1)
    の自由落下距離が常に最小限に保たれるよう構成されて
    いることを特徴とする垂直伸縮階段シュート。
  2. 【請求項2】 長方形に囲った、水平なフレーム(6)
    の内側に、生ゴム板を材料としたシュート(8,8A)
    が適宜のピッチにて平行に連設され、シュート(8,8
    A)の両端部は、調整ネジを備えた取付け金具(9)を
    介して、フレーム(6)の両側のサイドメンバーに設け
    た穴を通して取付けられ、シュート(8,8A)の張力
    および勾配を適宜に設定して、ナットで固定され、一段
    のフレーム(6)の一連のシュート(8)は、同じ向き
    の勾配に設定され、シュート(8)の勾配が、フレーム
    (6)の外側に向かっている側の最端部の1本のシュー
    ト(8A)のみ、果菜類(1)を内側に誘導するよう、
    逆向きの勾配に設定され、装置全体を支持するメインフ
    レーム(4)の下に、固定フレーム(5)が取付られ、
    固定フレーム(5)には、コンベヤ(3)から投入され
    る果菜類(1)を受けて下方へ導く生ゴム製の一対のシ
    ュート(10,11)が調整自在に取付けられ、固定フ
    レーム(5)の下側に、シュート(8,8A)を連設し
    た水平なフレーム(6)が、生ゴム板でなるフレーム連
    結カバー(7)を介して垂直方向に数段連設され、垂直
    方向に隣接するフレーム(6)のシュート(8,8A)
    の勾配は、相互に逆向きになるように構成され、固定フ
    レーム(5)およびフレーム(6)の一対のサイドメン
    バーの両端部に近い位置に、ワイヤー(13)を垂直方
    向に通過させるガイド(12)が固定されており、メイ
    ンフレーム(4)の上方の架台(4A)に、ガイド(1
    2)の位置に対応させて配置した4個の巻上げドラム
    (15)から垂下させたワイヤー(13)が、各段のガ
    イド(12)を通過し、最下段のフレーム(6)のガイ
    ド(12)の下で抜け止めが施され、各ワイヤー(1
    3)は、ブレーキ付モーターなどのモーター(16)に
    より、同時に巻き上げ、下げが行われるよう構成され、
    最下段のフレーム(6)の下側に、光電センサー(2
    4)が固定され、これにより、果菜類(1)のレベルを
    検出し、その信号により、タイマーで設定した短時間だ
    けモーター(16)を駆動し、若干の距離だけワイヤー
    (13)を巻き上げて停止するよう構成され、各フレー
    ムのガイド(12)の上側に、パイプ状のスペーサー
    (14)が配置されており、フレーム(6)が下から引
    き上げられたとき、スペーサー(14)の上面が、その
    上側のフレーム(6)のガイド(12)の下面に当たっ
    て、フレーム(6)同志の間隔を保ち、果菜類(1)が
    それらのシュート(8,8A)間で、円滑に流れるよう
    構成され、ワイヤー(13)に固定されたドッグが、リ
    ミットスイッチ(25)のレバーを押し下げると、モー
    ター(16)が停止し、最下段のフレーム(6)が、そ
    れ以上下降するのを防止するよう構成されている請求項
    1記載の垂直伸縮階段シュート。
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