JPH081042A - 静電式空気清浄機 - Google Patents

静電式空気清浄機

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JPH081042A
JPH081042A JP13409694A JP13409694A JPH081042A JP H081042 A JPH081042 A JP H081042A JP 13409694 A JP13409694 A JP 13409694A JP 13409694 A JP13409694 A JP 13409694A JP H081042 A JPH081042 A JP H081042A
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JP
Japan
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dust collecting
dust
current
electrode
current value
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Application number
JP13409694A
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English (en)
Inventor
Masahiko Furuhashi
古橋雅彦
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH081042A publication Critical patent/JPH081042A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境の変化に影響されることなく、どの集塵
電極に対しても同一の集塵能力を持つことができる静電
式空気清浄機を提供することである。 【構成】 電流値検出部10a,10bが少なくとも2
個以上備えられた各集塵電極3a,3bに流れる電流値
を検出し、その検出結果に基づいて、各集塵電極3a,
3bに流れる電流を各別にスイッチング部7a,7bが
制御するため、環境の変化に従って、各集塵電極3a,
3bに流れる電流が変化しても、即座にもとの電流値に
戻すことができ安定した集塵が実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中に存在する埃や
花粉等の粉塵を除去するための静電式空気清浄機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式空気清浄機は、図1に示す
ように円筒状に形成された集塵紙収容体20と、その集
塵紙収容体20の外周表面に環状に配置された集塵電極
3a,3bと、集塵紙収容体20と集塵電極3a,3b
を覆うように配置された集塵紙4と、集塵紙収容体20
を囲むように設けられた針状の多数のイオン化電極5
と、空気の通路を形成するために多数のスリットが設け
られた円筒状の本体カバー1とで構成されている。
【0003】前記構成により、イオン化電極5と集塵電
極3a,3bとの間に高電圧を印加すると、イオン化電
極5の近傍における放電によって負イオンが発生し、こ
れが空気中の塵と衝突し、塵が負に帯電する。
【0004】帯電した塵は、集塵電極3a,3bに引き
寄せられ、その集塵電極5を覆っている集塵紙4により
捕捉され、空気中の塵を取り除いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
静電式空気清浄機では、イオン化電極に近い集塵電極よ
りも遠い集塵電極に対して、集塵電極に流す電流値を高
く設定していた。この場合、周囲の環境の変化により、
例えば、湿度が変化すると装置本体内の電気的抵抗値が
変化し、所望の放電電流に至らず、集塵能力が劣るとい
う問題があった。本発明は、上述した問題点を解決する
ためになされたものであり、環境の変化に影響されるこ
となく、どの集塵電極に対しても同一の集塵能力を持つ
ことができる静電式空気清浄機を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の静電式空気清浄機は、少なくとも1個のイオ
ン化電極と、少なくとも2個の集塵電極とから成る電極
間に電圧を印加し、空気中に存在する埃や花粉等の粉塵
を、イオン化電極の放電によって帯電させ、その帯電し
た粉塵を集塵電極側において捕捉する静電式空気清浄機
であって、前記各集塵電極に流れる電流値を検出する電
流値検出手段と、前記電流値検出手段により検出された
結果に基づいて、各集塵電極に流れる電流を各別に制御
する電流制御手段とを備えている。
【0007】また、前記電流制御手段は、前記イオン化
電極に近い前記集塵電極よりも遠い集塵電極に対して、
前記集塵電極に流す電流値を高くするように制御する構
成としてもよい。
【0008】更に、前記帯電した粉塵の捕捉度合を測定
する捕捉度センサと、前記捕捉度センサにより測定され
た捕捉度と前記電流値検出手段により検出された結果と
に基づいて、前記捕捉度センサにより測定された捕捉度
が小さい集塵電極に対して、前記電流検出手段により検
出された電流値よりも高くするように前記電流制御手段
を制御する制御手段とを備えてもよい。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の静電式空気清浄機
においては、電流値検出手段が少なくとも2個以上備え
られた各集塵電極に流れる電流値を検出し、その検出結
果に基づいて、各集塵電極に流れる電流を各別に電流制
御手段が制御する。
【0010】また、電流値制御手段が、イオン化電極に
近い集塵電極よりも遠い集塵電極に対して、集塵電極に
流す電流値を高くするように制御する。
【0011】更に、捕捉度センサが、集塵電極側におい
て捕捉された粉塵の捕捉度合を測定し、捕捉度が小さい
集塵電極に対して、電流値検出手段により検出された電
流値よりも高くするように電流制御手段を制御手段が制
御する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の静電式空気清浄機の実施例を
図面を参照しながら説明する。
【0013】まず始めに、本発明の静電式空気清浄器の
構成の概要について図1を用いて説明する。
【0014】本実施例における静電式空気清浄機は、略
円筒状に形成された集塵紙収容体20と、その集塵紙収
容体20の外周表面に環状に配置された集塵電極3a、
3bと、集塵紙収容体20と各集塵電極3a、3bを覆
うように配置された集塵紙4と、集塵紙収容体20を囲
むように設けられた針状の多数のイオン化電極5と、空
気の通路を形成するために多数のスリットが設けられた
略円筒状の本体カバー1とで構成されている。
【0015】次に、前述の各構成要素の詳細について説
明する。
【0016】イオン化電極5は、タングステンあるいは
ステンレスに金メッキを施したもので、高圧直流電源の
陰極に接続されている。このイオン化電極5より電荷が
放出され、周囲の空気をイオン化し埃を帯電させる。
【0017】集塵電極3a,3bは、平板状になってお
り、高圧直流電源の陽極に接続されている。イオン化電
極5によって帯電された埃が、クーロン力によって引き
付けられ集塵される。
【0018】集塵紙4は、ペーパータオルや不織布等で
ロール状に形成されており、イオン化電極5と集塵電極
3a,3bの間に配置されている。帯電した埃は、集塵
電極3a,3bに引き寄せられ集塵紙4に付着する。
【0019】カバー2は、細かいスリットが設けられて
おり、電極付近で空気が循環しやすいようになってい
る。
【0020】次に、本実施例の電気的な回路構成につい
て、図2に示すブロック図を用いて説明する。
【0021】本実施例における制御部は、交流電源入力
を整流する整流部6と、整流部6で整流された直流電源
の電力を二次側へ転送する電流制御手段としてのスイッ
チング部7と一次側と二次側を絶縁するためのトランス
8と、一次側から転送された電力を整流多倍圧する多倍
圧整流回路9と、集塵電極3a,3bの放電電流を検出
する電流検出手段としての電流検出部10とから構成さ
れている。
【0022】次に、前記各構成要素について詳細に説明
する。
【0023】整流部6は、通常のダイオードブリッジと
平滑コンデンサとで構成されており、交流入力を整流平
滑する。
【0024】スイッチング部7は、通常のスイッチング
電源と同様、スイッチング素子のオンオフにより、トラ
ンス8を介して電力を多倍圧整流回路9へ転送する。ま
た、スイッチング部7は、スイッチング素子をオン、オ
フさせる時間を変更することにより二次側に放電する電
流を変えることができる。電流検出部10の信号を受け
て、放電電流が一定値になるように制御する。
【0025】トランス8は、通常の高周波トランスで、
一次側と二次側を絶縁する。
【0026】多倍圧整流回路9は、コッククロフト・ウ
ォルトン回路等の整流回路で、一次側から転送された電
力を整流多倍圧する。これは、一次側と、二次側のコイ
ルの巻数を少なくすることにより、抵抗値を小さくし、
電流値の損失を少なくしようとするが、二次側で発生し
た電流を放電電流として使用するには、小さくなり、増
幅する必要があるためである。
【0027】電流検出部10は、ホール素子を使った絶
縁型電流検出器等で、二次側放電電流値を検出して、そ
の電流値を一次側のスイッチング部7に送る。
【0028】集塵電極3a,3bの電流は、イオン化電
極5までの距離が遠い集塵電極3aと近い集塵電極3b
では別々に設定されており、距離が遠い集塵電極3aは
電流値が大きく、近い集塵電極3bでは小さく設定して
ある。
【0029】次に、本実施例の動作について説明する。
【0030】電源が投入されると、整流部6により直流
に変換される。一方、電流検出部10a,10bによ
り、集塵電極3a,3bの放電電流値を検出し、その検
出値をスイッチング部7a,7bに送信する。スイッチ
ング部7a,7bでは、電流検出部10a,10bより
送信された電流値が、予め設定された電流値に到達して
いるか否かを判断し、到達していない場合は、スイッチ
ング素子をオンさせる時間を長くする。この時間を長く
することによって、放電電流値が高くなる。
【0031】ここで、予め設定された電流値について説
明する。集塵電極3a,3bとイオン化電極5間の放電
抵抗は、距離によって変化し距離が遠くなるにつれて抵
抗値が大きくなる。このため、両集塵電極に同電位をか
けると、距離が遠い電極の集塵量が少なくなり、両集塵
電極間にばらつきが出てしまう。そこで、集塵電極3
a,3bの集塵量を均一にするために、イオン化電極5
から距離が遠い集塵電極3aの放電電流を高く設定する
必要が生じる。予め設定された電流値は、イオン化電極
5からの距離に対応した集塵電極側の放電電流値であ
る。
【0032】次に、二次側で発生する電流は、多倍圧整
流回路9により、増幅され電流検出部10a,10bに
出力される。その後、その電流は、放電電流として集塵
電極3a,3bに出力され、空気中の埃が集塵される。
【0033】以上説明したことから明かなように、本実
施例の静電式空気清浄機は、電流値検出手段が少なくと
も2個以上備えられた各集塵電極に流れる電流値を検出
し、その検出結果に基づいて、各集塵電極に流れる電流
を各別に電流制御手段が制御するため、環境の変化に従
って、集塵電極に流れる電流が変化しても、即座にもと
の電流値に戻すことができ安定した集塵が実施できる。
【0034】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更は可能である。
【0035】例えば、図3に示すように、制御手段とし
てのCPU11と捕捉度センサ12を付加してもよい。
【0036】捕捉度センサ12は、通常の光センサ等
で、イオン化電極5から距離が遠い集塵電極3a付近に
センサ12aを、イオン化電極5から距離が近い集塵電
極3b付近にセンサ12bを設置させ、これによって埃
の捕捉度合の差を検出する。
【0037】検出値はCPU11に入力され、集塵電極
3a,3bの電流指令値を変更する。これにより、汚れ
方のひどい集塵電極側の電流値を低くし、汚れ方の少な
い集塵電極側の電流値を高し、集塵電極の集塵量を均一
にする。
【0038】また、本実施例の電流検出部は、二次側に
設けられているが、一次側に二次側電流に対応する電流
または電圧値を検出する手段を設けてこれで代用しても
よい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の静電式空気清浄機は、電流値検出手段が少なくと
も2個以上備えられた各集塵電極に流れる電流値を検出
し、その検出結果に基づいて、各集塵電極に流れる電流
を各別に電流制御手段が制御するため、環境の変化に従
って、集塵電極に流れる電流が変化しても、即座にもと
の電流値に戻すことができ安定した集塵が実施できる。
【0040】また、電流値制御手段が、イオン化電極に
近い集塵電極よりも遠い集塵電極に対して、集塵電極に
流す電流値を高くするように制御するため、イオン化電
極に対する距離に関係なく集塵能力を一定にすることで
きる。
【0041】更に、捕捉度センサが、集塵電極側におい
て捕捉された粉塵の捕捉度合を測定し、捕捉度が小さい
集塵電極に流れる電流値を高くするように電流制御手段
が制御するため、効率的に集塵することができる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例及び従来の静電式空気清浄機の部分断
面図である。
【図2】第一の実施例による静電式空気清浄機の電気的
構成を示すブロック図である。
【図3】第二の実施例による静電式空気清浄機の電気的
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 本体カバー 3a 集塵電極 3b 集塵電極 4 集塵紙 5 イオン化電極 6 整流部 7a スイッチング部 7b スイッチング部 10a 電流検出部 10b 電流検出部 20 集塵紙収容体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個のイオン化電極と、少な
    くとも2個の集塵電極とから成る電極間に電圧を印加
    し、空気中に存在する埃や花粉等の粉塵を、イオン化電
    極の放電によって帯電させ、その帯電した粉塵を集塵電
    極側において捕捉する静電式空気清浄機において、 前記各集塵電極に流れる電流値を検出する電流値検出手
    段と、 前記電流値検出手段により検出された結果に基づいて、
    各集塵電極に流れる電流を各別に制御する電流制御手段
    とを備えたことを特徴とする静電式空気清浄機。
  2. 【請求項2】 前記電流制御手段は、前記イオン化電極
    に近い前記集塵電極よりも遠い集塵電極に対して、前記
    集塵電極に流す電流値を高くするように制御する構成と
    したことを特徴とする請求項1に記載の静電式空気清浄
    機。
  3. 【請求項3】 前記帯電した粉塵の捕捉度合を測定する
    捕捉度センサと、 前記捕捉度センサにより測定された捕捉度と前記電流値
    検出手段により検出された結果とに基づいて、前記捕捉
    度センサにより測定された捕捉度が小さい集塵電極に対
    して、前記電流検出手段により検出された電流値よりも
    高くするように前記電流制御手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の静電式空気
    清浄機。
JP13409694A 1994-06-16 1994-06-16 静電式空気清浄機 Pending JPH081042A (ja)

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JP13409694A JPH081042A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 静電式空気清浄機

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ID=15120350

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JP13409694A Pending JPH081042A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 静電式空気清浄機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003088776A (ja) * 2001-09-20 2003-03-25 Diamond Electric Mfg Co Ltd 空気清浄機及び空気清浄機能を備えた空気調和装置
WO2023156457A1 (de) * 2022-02-15 2023-08-24 Woco Gmbh & Co. Kg Ansteuerschaltung für einen elektroabscheider

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JP2003088776A (ja) * 2001-09-20 2003-03-25 Diamond Electric Mfg Co Ltd 空気清浄機及び空気清浄機能を備えた空気調和装置
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