JPH0810351Y2 - 汚泥掻寄機のガイドレール - Google Patents

汚泥掻寄機のガイドレール

Info

Publication number
JPH0810351Y2
JPH0810351Y2 JP1647890U JP1647890U JPH0810351Y2 JP H0810351 Y2 JPH0810351 Y2 JP H0810351Y2 JP 1647890 U JP1647890 U JP 1647890U JP 1647890 U JP1647890 U JP 1647890U JP H0810351 Y2 JPH0810351 Y2 JP H0810351Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
synthetic resin
rail
fixed
pond
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1647890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03105901U (ja
Inventor
哲夫 長谷川
敏朗 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP1647890U priority Critical patent/JPH0810351Y2/ja
Publication of JPH03105901U publication Critical patent/JPH03105901U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0810351Y2 publication Critical patent/JPH0810351Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Framework For Endless Conveyors (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、汚泥掻寄機のガイドレールに関し、特に
汚泥掻寄機のフライトとの摺動面を合成樹脂にしたガイ
ドレールに関する。
[従来の技術] 従来の汚泥掻寄機のガイドレールは鋼製であるため、
フライトとの摺動による摩耗と、水中での腐食との相互
作用を受けて急速に損傷が進んだ。その改善策として、
例えば実公平1-967号公報に開示されているように、ガ
イドレールのフライトとの摺接面を合成樹脂としたもの
が提案されている。
上記したガイドレールは第4図に示すように、沈澱池
の底面10に敷設された鋼製の一次レールの上面に合成樹
脂二次レール15をボルト16によって固定したものであ
る。又池にガイドレール全体を合成樹脂で形成してもよ
い旨が記載されているが、具体的な固定方法については
述べられていない。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のガイドレールでは、鋼製の一次レール
の上面に締結用のタップ孔加工をして、これで一次レー
ルと合成樹脂二次レールとをボルトによって締結するの
である。
しかし、この方法では次のような問題点が発生する。
イ) タップ孔の寸法を小さくする必要があり、これが
ため加工に多大な労力を要する。
ロ) ボルト締結では、鋼製の一次レールと合成樹脂二
次レールの温度による伸びの差を十分に吸収することが
できず、合成樹脂二次レールが破損する。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決するため、 沈澱池に敷設したガイドレールであって、ガイドレー
ルを合成樹脂とし、このガイドレールの両側に複数の切
欠きを形成し、これに一端を池底に固定した押え板の他
端を嵌装させてガイドレールを固定し、前記切欠きの長
さと押え板の幅とは、ガイドレールの長さ方向に間隙を
有するように設定したことを特徴とするものである。
通常は水中で稼動する汚泥掻寄機であるが、建設当初
あるいは点検等のときは沈澱池には水がない。そのため
特に夏場においては直射日光のためガイドレールの温度
が50℃にも達する。
そのときにガイドレールを固定すると、水中での稼動
時との温度変化は30℃程度となる。沈澱池の長さを30m
とし、合成樹脂の線膨張係数を1×10-4とすると、合成
樹脂ガイドレールの熱変形は9cmとなる。合成樹脂ガイ
ドレールが固定されるコンクリートあるいは鋼は、その
熱変形が上記値の約1/10となるので、両者の差は約8cm
となる。
この熱変形差を吸収して固定を維持するためには、本
考案の方法が最も実用的である。
[実施例] 本考案を図面によって説明する。第1図と第2図は本
考案の一実施例のそれぞれの縦断面図と斜視図である。
図中2は合成樹脂ガイドレール、3は前記ガイドレール
2に形成された切欠きで、本実施例ではガイドレール2
の両側部に対称に形成した。4は押え板で、その一端が
ボルト5によって池底10に固定されている。ボルト5は
池底10に固設したアンカー6に螺入することで固定され
る。アンカー6としては例えばケミカルアンカーやドリ
ルアンカー等の単に池底10のコンクリートに孔をあける
だけで固定できるものを用いる。
押え板4は第2図に示すように部分的な折れ曲り部を
形成して、弾性的にガイドレール2を押えるようにして
ある。合成樹脂ガイドレール2は、長さが2mのものを14
本配列し、各々の間隙を10mmとして熱変形の吸収を行な
うようにした。又、切欠き3と押え板4のガイドレール
長さ方向の両側に各々10mmの間隙を設けた。
次に、第二の実施例として第3図に示すように、既存
の鋼製の一次レール1に更に合成樹脂二次レール21を重
ね合せたものについて説明する。
この方法は主として既存の鋼製ガイドレールが腐食,
摩耗で損耗して取替えようとするとき、そのガイドレー
ルを池底のコンクリートの中から掘り出すのは非常に人
手を要するから、既存の一次レールを利用して、その上
に合成樹脂二次レールを重ね合せるのである。
本実施例は以上のように形成されており、先ず床面に
アンカー6を形成することは、既存の鋼製の一次レール
にタップ加工を施すよりも遥かに容易であるから、本考
案の現地作業は従来例のものより大幅に軽減される。ま
た一次レールの上面と二次レールの上面との間に位置す
る二次レールの厚さは、強度上許容される限度まで導く
することができるから、フライト11による汚泥の掻き残
しを低減することができる。
なおいずれの実施例においても合成樹脂の線膨張係数
は比較的大きいから、ガイドレールの長手方向に分割し
て配列し、各々のガイドレールの間に間隙を設けて伸び
を吸収するようにする。その間隙としては、第2図では
長手方向に直交して形成した場合を示したが、例えば長
手方向に斜行したバイアスカットに形成し、あるいは一
方のガイドレールの端面を凸状に形成し、他方のガイド
レールの端面を凹状に形成すれば、ガイドレール上を摺
動するフライトの動きを円滑にすることができる。
[考案の効果] 本考案によって、耐久性が大きく実用的価値のある沈
澱池用のガイドレールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は斜視図、
第3図は他の実施例の縦断面図、第4図は従来例の縦断
面図である。 1;鋼製一次レール、2;合成樹脂ガイドレール、3;切欠
き、4;押え板、21;合成樹脂二次レール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】沈澱池に敷設したガイドレールであって、 カイドレールを合成樹脂とし、このガイドレールの両側
    に複数の切欠きを形成し、 一端を池底に固定した押え板の他端を前記切欠き中に嵌
    装させてガイドレールを固定し、 前記切欠きの長さと、押え板の幅とをガイドレールの長
    さ方向に間隙を有するように設定したことを特徴とする
    汚泥掻寄機のガイドレール
JP1647890U 1990-02-20 1990-02-20 汚泥掻寄機のガイドレール Expired - Fee Related JPH0810351Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1647890U JPH0810351Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 汚泥掻寄機のガイドレール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1647890U JPH0810351Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 汚泥掻寄機のガイドレール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03105901U JPH03105901U (ja) 1991-11-01
JPH0810351Y2 true JPH0810351Y2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=31519742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1647890U Expired - Fee Related JPH0810351Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 汚泥掻寄機のガイドレール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0810351Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5108821B2 (ja) * 2009-04-15 2012-12-26 前澤工業株式会社 汚泥掻き寄せ機のレール構造
JP5814877B2 (ja) * 2012-07-27 2015-11-17 アサヒ機装株式会社 汚泥掻き寄せ機のレール固定構造
JP6850045B2 (ja) * 2020-01-06 2021-03-31 アクアインテック株式会社 ガイドレール
JP7144084B2 (ja) * 2021-02-26 2022-09-29 アクアインテック株式会社 ガイドレール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03105901U (ja) 1991-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI88189C (fi) Brolock
GB2138860A (en) Poured concrete floors
US4785600A (en) Buildup composite beam structure
US4109440A (en) Structural section
US2308943A (en) Bridge and flooring therefor
JPS63251501A (ja) 踏切用弾性スラブ
JPH0810351Y2 (ja) 汚泥掻寄機のガイドレール
ATE165891T1 (de) Vorgefertigter stahlbetonverbundträger
KR950032902A (ko) 사다리형 침목 및 레일트랙
US4252470A (en) Utility distribution system for floating piers
KR20030001174A (ko) 교량용 신축이음장치
KR200384998Y1 (ko) 매입형 합성 에이치 형강 거더교
US1681731A (en) Conduit construction for underground pipes
KR100835340B1 (ko) 편경사를 갖는 박스거더
NO170770B (no) Underlagsplate for fastgjoering av jernbaneskinner o.l.
SU1232762A2 (ru) Стыковое соединение сборных конструкций
CN215519552U (zh) 一种双t板屋面用不锈钢天沟系统
JPH0431922Y2 (ja)
CN217948756U (zh) 一种可调式伸缩缝结构
KR102388995B1 (ko) 데크 무피스 조립이 가능한 목교 구조
SU1342979A1 (ru) Железнодорожна насыпь
CN211949125U (zh) 一种钢筋桁架楼承板限位结构
RU217221U1 (ru) Плита путевая для устройства трамвайных путей
SE8306285L (sv) Forfarande att uppbera tak av plat samt takkonstruktion for utforande av forfarandet
JP2013117136A (ja) 鋼材及び鋼構造物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees