JPH08102907A - 丸め符号化器及び丸め復号化器 - Google Patents

丸め符号化器及び丸め復号化器

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Publication number
JPH08102907A
JPH08102907A JP23675094A JP23675094A JPH08102907A JP H08102907 A JPH08102907 A JP H08102907A JP 23675094 A JP23675094 A JP 23675094A JP 23675094 A JP23675094 A JP 23675094A JP H08102907 A JPH08102907 A JP H08102907A
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JP
Japan
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quantized value
current
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Application number
JP23675094A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Shigesato
達郎 重里
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23675094A priority Critical patent/JPH08102907A/ja
Publication of JPH08102907A publication Critical patent/JPH08102907A/ja
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号のデータ量を入力段階で削減する丸
め符号化する装置で、高能率符号化における画質劣化を
改善する。 【構成】 映像信号入力部101からフィールド単位の
映像信号が入力され、1量子化値当たりnビットに量子
化される。同時にフレーム数カウンタ部103では、1
フレーム毎にカウント値を増加させる。このフレームカ
ウント値はページ番号検出部104に入力され、ページ
番号に変換される。オフセット値生成部105では、ペ
ージ番号によって所定のオフセット値を生成する。オフ
セット値加算部106では、入力されたオフセット値と
量子化値を加算し、mビット下シフト部107では、入
力された量子化値を下位桁方向にmビットシフトして
(n−m)ビットに変換して量子化値出力部108を介
して出力する。同時にページ番号出力部109を介して
ページ番号も出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号を直交変換等
で高能率符号化して記録または伝送する際に、入力段階
でデータ量を低減するために用いる丸め符号化器及び丸
め復号化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号を記録または伝送する際にデー
タ量を低減するために高能率符号化を用いることが多
い。代表的な高能率符号化方法として直交変換を用いた
方法がある。この方法では、入力映像信号を隣接する複
数の画素毎にブロックを構成し、各ブロック毎に直交変
換を行う。次に直交変換された変換成分値を可変長符号
化して伝送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような直交変換を用いた構成では、符号化後のデータレ
ートを一定に保つために、直交変換後に丸めを用いてデ
ータ量を削減する必要がある。ところがこのような丸め
は、ブロック歪み等の画質劣化を招くため、高画質を保
ったままデータレートを低く保つことは困難であった。
【0004】本発明はこのような従来の高能率符号化の
課題を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、nビット
で量子化された入力映像信号を1フィールドまたは複数
フィールド単位で1ページを構成せしめるページ構成手
段と、前記隣接するページ間で異なる記録オフセット値
を生成する記録オフセット値生成手段と、前記記録オフ
セット値を前記入力された量子化値に加算してから下位
mビットを切り捨てて(n−m)ビットに丸める丸め手
段とを具備し、前記丸め手段で丸められた量子化値を出
力することを特徴とする丸め符号化器である。
【0006】第2の発明は、nビットで量子化された入
力映像信号に対して、現在符号化すべき量子化値を現量
子化値とし、現量子化値または現量子化値に隣接する量
子化値を用いて高周波成分を抑圧して低域量子化値を生
成するフィルタ手段と、前記低域量子化値と前記現量子
化値を比較して記録オフセット値を生成する記録オフセ
ット値生成手段と、前記記録オフセット値を前記現量子
化値に加算してから下位mビットを切り捨てて(n−
m)ビットに丸める丸め手段と、前記丸め手段で丸めら
れた量子化値を出力することを特徴とする丸め符号化器
である。
【0007】第3の発明は、nビットで量子化された入
力映像信号に対して、現在符号化すべき量子化値を現量
子化値とし、現量子化値または現量子化値に隣接する量
子化値を用いて高周波成分を抑圧して低域量子化値を生
成するフィルタ手段と、前記低域量子化値と前記現量子
化値を比較して第1記録オフセット値を生成する第1記
録オフセット値生成手段と、前記第1記録オフセット値
を前記現量子化値に加算してから下位mビットを切り捨
てて(n−m)ビットに丸める第1丸め手段と、前記第
1丸め手段で丸められた量子化値を1フィールドまたは
複数フィールド単位で1ページを構成せしめるページ構
成手段と、隣接する前記ページ間で異なる第2記録オフ
セット値を生成する第2記録オフセット値生成手段と、
前記第2記録オフセット値を前記第1丸め手段で丸めら
れた量子化値に加算してから下位kビットを切り捨てて
n−m−kビットに丸める第2丸め手段と、前記第2丸
め手段で丸められた量子化値を出力することを特徴とす
る丸め符号化器である。
【0008】第4の発明は、丸め符号化と直交変換等の
ブロック符号化を組み合わせた符号化装置を再生する際
に、丸め復号化に用いる隣接量子化値を取り出すのに必
要なページ単位のメモリを直交変換等のブロックを構成
するために用いるメモリと共用することを特徴とする丸
め復号化器である。
【0009】第5の発明は、丸め符号化を用いたデータ
を記録する際に、丸め復号化に必要なページ番号が記録
時のトラック番号等のアドレス情報で一意的に決定され
ることを特徴とする丸め符号化器である。
【0010】第6の発明は、通常のデータレートで記録
または伝送する通常モードと、通常モードの1/2のデ
ータレートで記録または伝送する長時間モードとを備え
た符号化器において、長時間モードでは、入力映像信号
の標本化周波数の低減と丸め符号化の少なくとも一方を
用いて入力段階でデータレートを通常モードの約1/2
に低減することを特徴とする丸め符号化器である。
【0011】第7の発明は、ページ毎に異なる記録オフ
セットを加算してからnビットの量子化値を(n−m)
ビットに丸める丸め符号化器で符号化された量子化値を
復号する際に、連続する2m ページの画面上で同一位置
にある量子化値を累積加算してnビットの量子化値を復
号する復号手段を有することを特徴とする丸め復号化器
である。
【0012】
【作用】上記のような構成により、第1の発明の丸め符
号化器では、ページ毎に丸め時のオフセットを変更す
る。これによって、静止画部ではページ毎に量子化値の
存在範囲が異なるため、複数ページの存在範囲のオーバ
ーラップする部分を再生することによって丸め誤差を大
幅に低減することが可能になる。また本発明の復号はペ
ージ間フィルタとして動作するため、直交変換等の画質
劣化も同時に低減することが可能になる。
【0013】第2の発明の丸め符号化器では、丸め時に
発生する丸め誤差が高周波成分を低減するように丸めら
れる。これによって、丸め誤差による歪みが視覚上検知
されにくい。また再生時には、直交変換等で発生する高
周波成分の歪みを低減できる。
【0014】第3の発明の丸め符号化器では、上記の第
1および第2の丸め符号化を両方用いて更に大きなビッ
ト丸めを行う。このように2つの異なる丸め方法を組み
合わせることによって、丸め誤差の累積による画質劣化
を小さくすることが可能になる。
【0015】第4の発明の丸め復号化器では、丸め復号
化器で用いる隣接量子化値を取り出すのに必要なページ
メモリと直交変換ブロックを構成するメモリとを共用す
る。これによって、丸め符号化器を導入する際に発生す
る回路増加を小さくすることができる。
【0016】第5の発明の丸め符号化器では、復号化時
に必要なページ番号を記録時に設定するトラック番号等
のアドレス情報と一対一に対応するようにする。これに
よって、再生時のトラック番号等からページ番号を復元
できるため、ページ番号を別途記録する必要がなくな
る。
【0017】第6の発明の丸め符号化器では、標本化周
波数の低減と丸め符号化によって、入力段階で長時間モ
ードのデータレートを通常モードのデータレートの1/
2に低減する。これによって、長時間モードにおける直
交変換等に必要なページメモリ量が通常モードの1/2
となる。このため通常モードと同じページメモリ量で、
長時間モードでは2ページ分のデータを記憶できるた
め、丸め復号化時の隣接量子化値の記憶をページメモリ
の追加なしに実現できる。
【0018】第7の発明の丸め復号化器では、下位mビ
ットを丸められた量子化値を2m ページ分累積加算する
ことによってnビットの量子化値を再生する。これによ
って静止画を再生する場合には、各ページのオフセット
が平均化されるため、直交変換等による圧縮符号化歪み
を大幅に改善できる。
【0019】
【実施例】以下に本発明を実施例を用いて説明する。図
1は第1の発明の丸め符号化器の実施例のブロック図で
ある。図1において、101は映像信号入力部、102
はAD変換部、103はフレーム数カウンタ、104は
ページ番号検出部、105はオフセット値生成部、10
6はオフセット値加算部、107はmビット下シフト
部、108は量子化値出力部、109はページ番号出力
部である。
【0020】図1において、映像信号入力部101から
フィールド単位の映像信号が入力され、AD変換部10
2で1量子化値当たりnビットに量子化される。同時
に、フレーム数カウンタ部103では入力映像信号の垂
直同期信号からフィールドの開始時点を検出し、1フレ
ーム(2フィールド)毎にカウント値を増加させる。こ
のフレームカウント値はページ番号検出部104に入力
されて、ページ番号に変換される。例えば、生成される
オフセット値が4種類の場合には、フレームカウント値
を4で除算した余りをページ番号として用いる。
【0021】オフセット値生成部105では、ページ番
号によって所定のオフセット値を生成してオフセット値
加算部106へ入力する。オフセット値加算部106で
は、入力されたオフセット値と量子化値を加算してmビ
ット下シフト部107に入力する。mビット下シフト部
107では、入力された量子化値を下位桁方向にmビッ
トシフトして(n−m)ビットに変換して量子化値出力
部108を介して出力する。同時に、ページ番号検出部
104で検出されたページ番号もページ番号出力部10
9を介して出力される。
【0022】ここで、オフセット値生成部105の動作
例を説明する。まずページ番号が4種類の場合は、ペー
ジ番号毎に、0、0.25 * 2m、0.5 * 2m、0.75 * 2m を生
成する。またページ番号が2種類の場合には、ページ番
号が偶数の場合には 0,奇数の場合には 2m-1 を生成す
る。これらはmビット下シフト部107で行われるビッ
トシフト(除数 2m による除算と等価)と等価な除数を
ページ番号の種類で等分したものと同じである。
【0023】次に、図2を用いて第1の実施例に対応す
る丸め復号化器の実施例のブロック図を説明する。図2
において、201は量子化値入力部、202はページ番
号入力部、203はmビット上シフト部、204はペー
ジメモリ、205は比較器、206はオフセット値生成
部、207はオフセット値加算部、208はDA変換
部、209は映像信号出力部である。
【0024】図2において、量子化値入力部201から
入力される丸められた量子化値は、mビット上シフト部
203に入力されて上位桁方向にmビットシフトされ
る。同時に、入力された量子化値はページメモリ204
に入力されて記憶される。比較器205では、入力され
る量子化値と、ページメモリ204から出力される入力
量子化値に隣接するページで、かつ画面上で隣接する位
置にある量子化値(隣接量子化値)とを比較する。
【0025】オフセット値生成部206では、ページ番
号入力部202から入力される現量子化値のページ番号
と、比較器205の出力を用いて所定のオフセット値を
生成してオフセット値加算部207に入力する。オフセ
ット値加算部207では、mビットシフトされた量子化
値に、入力されたオフセット値を加算して、DA変換部
208でアナログ信号に変換して、映像信号出力部20
9を介して出力する。
【0026】ここで、ページ番号が2種類の場合のオフ
セット値生成部206の動作を以下に説明する。まず、
丸め符号化時のオフセットが偶数ページ時に 0,奇数ペ
ージ時には 2m-1 であるとする。この場合、丸め復号化
器の現量子化値が偶数ページに属する場合は、奇数ペー
ジに属する隣接量子化値と比較する。そこで現量子化値
が隣接量子化値以上の場合には、オフセット値として0
を生成し、現量子化値が隣接量子化値より小さい場合に
は、オフセット値として2m-1を生成する。
【0027】また、現量子化値が奇数ページに属する場
合には、偶数ページに属する隣接量子化値と比較し、現
量子化値が隣接量子化値より大きい場合には、オフセッ
ト値として−2m-1を生成し、現量子化値が隣接量子化
値以下の場合には、オフセット値として2m-1を生成す
る。
【0028】このように、符号化時のオフセット値の差
を利用して、復号化時に最適なオフセット値を再現でき
る。上記のようにオフセットの種類が2である場合に
は、静止画のように本来、現量子化値と隣接量子化値が
全く同じ値で有る場合には、丸め誤差を1/2に低減す
ることができる。また丸め誤差は、オフセットの種類
(ページ番号の種類)を増加させることによって更に低
減することが可能である。
【0029】図3は本発明の丸め符号化器の第2の実施
例である。図3において、301は映像信号入力部、3
02はAD変換部、303は遅延回路、304は低域通
過フィルタ、305は比較器、306はオフセット値生
成部、307はオフセット値加算部、308はmビット
下シフト部、309は量子化値入力部である。
【0030】図3において、映像信号入力部301から
映像信号が入力され、AD変換部302で1量子化値当
たりnビットに量子化される。入力された量子化値(現
量子化値)は遅延回路303と低域通過フィルタ304
に入力される。
【0031】低域通過フィルタ304では、低域通過フ
ィルタを用いて現量子化値に隣接する量子化値から低域
量子化値を生成して比較器305に入力する。比較器3
05では、低域量子化値と、遅延回路303で遅延させ
た現量子化値とを比較する。オフセット値生成部306
では、この比較結果によって、低域量子化値が現量子化
値より大きい場合には、オフセット値として(低域量子
化値−現量子化値)または(2m−1)の小さい方の値
を生成し、低域量子化値が現量子化値以下の場合には0
を生成する。
【0032】現量子化値は、オフセット値加算部307
で生成されたオフセット値を加算され、mビット下シフ
ト部308で下位桁方向にmビットシフトされて量子化
値309を介して出力される。
【0033】図3のような構成によって、本発明の丸め
によって発生する丸め誤差は高周波成分を抑圧する働き
をする。このため、本丸め符号化器の出力データを直交
変換等で圧縮した場合には、高周波成分が少ないため視
覚上の歪みを低減することが可能になる。
【0034】次に、図4を用いて第2の丸め復号化器の
実施例のブロック図を説明する。図4において、401
は量子化値入力部、402はmビット上シフト部、40
3は遅延回路部、404は低域通過フィルタ、405は
比較器、406はオフセット値生成部、407はオフセ
ット値加算部、408はDA変換部、409は映像信号
出力部である。
【0035】図4において、量子化値入力部401から
入力される量子化値は、mビット上シフト部402で上
位桁方向にmビットシフトされてnビットの量子化値に
変換される。この量子化値(現量子化値)は遅延回路4
03と低域通過フィルタ404に入力される。
【0036】低域通過フィルタ404では、低域通過フ
ィルタを用いて、現量子化値に隣接する量子化値から低
域量子化値を生成して比較器405に入力する。比較器
405では、低域量子化値と、遅延回路403で遅延さ
せた現量子化値とを比較する。オフセット値生成部40
6ではこの比較結果によって、低域量子化値が現量子化
値より大きい場合には、オフセット値として(低域量子
化値−現量子化値)または(2m−1)の小さい方の値
を生成し、低域量子化値が現量子化値以下の場合には0
を生成する。
【0037】現量子化値は、オフセット値加算部407
で生成されたオフセット値を加算され、DA変換部40
8でアナログ映像信号に変換されて、映像信号出力部4
09を介して出力される。
【0038】図4の丸め復号化器では、丸められた量子
化値をnビットへ逆変換するときに発生する丸め誤差
を、高周波数成分を抑圧するように制御する。これによ
って偽輪郭や圧縮歪みの低減が可能になる。また図3の
構成と図4の構成は多くの部分を共有できるため、符号
化および復号化の両方で本発明を適用することも容易で
ある。
【0039】また、図3または図4で用いる低域通過フ
ィルタの具体例としては、現量子化値の左右に隣接する
量子化値の和を2で除算した値を低域量子化値として出
力する方法がある。このように、本発明は非常に簡単な
回路構成によって実現することができる。
【0040】次に、図5を用いて本発明の丸め符号化器
の第3の実施例を説明する。本実施例は上記の第1およ
び第2の丸め符号化器と直交変換を用いた圧縮符号化を
用いる。図5において、501は映像信号入力部、50
2はAD変換部、503は第1丸め符号化部、504は
第2丸め符号化部、506は直交変換符号化部、507
は符号語出力部である。
【0041】映像信号入力部501から入力される映像
信号は、AD変換部502でnビットからなる量子化値
に変換される。nビットに量子化された映像信号は、第
1丸め符号化部502で上記の図3と同じ構成によって
(n−m)ビットに丸められる。次に第2丸め符号化部
では、上記の図1と同じ構成によって量子化値を更に
(n−m−k)ビットに丸められる。(n−m−k)ビ
ットに丸められた量子化値は、直交変換符号化部506
で直交変換されて圧縮符号化されて、符号語出力部50
7を介して出力される。
【0042】このように、方式の異なる2つの丸め符号
化を適用することによって、丸めによる視覚上の歪みを
増加させずに、直交変換前のデータレートを大きく低減
することが可能になる。これによって直交変換後の圧縮
歪みが小さくなるため、直交変換によって引き起こされ
るブロック歪み等の画質劣化を改善することが可能にな
る。
【0043】次に、図6を用いて図5の丸め符号化器に
対する丸め復号化器を説明する。図6において、601
は符号語入力部、602は直交変換復号化部、603は
第2丸め復号化部、604は第1丸め復号化部、605
はDA変換部、606は映像信号出力部である。
【0044】図6において、符号語入力部601から入
力される符号語は、直交変換復号化部602で(n−m
−k)ビットの量子化値に変換される。変換された量子
化値は、まず第2丸め復号化部において図2と同じ構成
によって(n−m)ビットの量子化値に変換される。次
に、この量子化値は、第1丸め復号化部604で図4と
同じ構成によってnビットに変換されて、DA変換部6
05でアナログ映像信号に変換されて、映像信号出力部
606を介して出力される。
【0045】図6の丸め復号化器では、方式の異なる2
つの丸め復号化を組み合わせることによって、直交変換
によって発生する画質劣化を大幅に改善することが可能
になる。
【0046】次に、図7を用いて本発明の丸め復号器の
第4の実施例を説明する。図7において、701は符号
語入力部、702は逆直交変換部、703はページメモ
リ、704は丸め復号化部、705はDA変換部、70
6は映像信号出力部である。
【0047】図7において、符号語入力部701から入
力される符号語は、逆直交変換部702で逆直交変換さ
れてページメモリ703に入力される。ページメモリ7
03では、入力された量子化値を直交変換のブロック順
から映像信号の出力順に並び替える。また、丸め復号化
部704に対して、丸め復号すべき現量子化値と、現量
子化値に対応する隣接量子化値をほぼ同時に出力する。
丸め復号化部704では、現量子化値と隣接量子化値を
用いて、図2で説明した方法を用いてnビットの量子化
値に復号する。復号された量子化値は、DA変換部70
5でアナログ映像信号に変換されて、映像信号出力部7
06を介して出力される。
【0048】図7の丸め復号化器では、直交変換のブロ
ック化に用いるページメモリと丸め復号化に用いるペー
ジメモリを同じメモリを共有する。これによって、丸め
復号化に利用するメモリ量を低減することが可能にな
る。
【0049】図8は、本発明の丸め符号化器の第4の実
施例のブロック図である。図8において、801は映像
信号、802はAD変換部、803は丸め符号化部、8
04は直交変換符号化部、805はトラックフォーマッ
ト化部、806は磁気テープである。
【0050】図8において、映像信号入力部801から
入力される映像信号は、AD変換部802で量子化さ
れ、丸め符号化部803に入力される。丸め符号化部8
03では、入力される量子化値を丸めてデータ量を削減
し、直交変換符号化部804に出力する。同時に丸め符
号化時に発生するページ番号はトラックフォーマット化
部805に送られる。直交変換符号化部804では、丸
められた量子化値を直交変換を用いて符号化してトラッ
クフォーマット化部805に入力する。トラックフォー
マット化部805では、入力された符号語を並べてトラ
ックを構成する。同時に各トラックにトラック番号また
はページ番号等を、丸め符号化部803から入力される
ページ番号によって決定する。トラックフォーマット化
部805で生成されたトラックは磁気テープ806に記
録される。
【0051】図8の構成により、再生時にトラック番号
等を検出することによって、丸め符号化時のページ番号
を再現することが可能になる。これによって、ページ番
号を別途記録する必要がなくなるため、記録すべきデー
タ量を低減することが可能になる。
【0052】図9は、本発明の丸め符号化器の第5の実
施例のブロック図である。図9において、901は映像
信号入力部、902はデータレート入力部、903はA
D変換部、904はレート変換部、905は丸め符号化
部、906セレクタ、907は直交変換符号化部、90
8は符号語出力部である。
【0053】図9は、標準のデータレートで出力する標
準モードと、標準モードの1/2のデータレートで出力
する長時間モード、の2種類のモードを持つ丸め符号化
器である。まず、映像信号入力部901から入力される
映像信号は、AD変換部903で8ビットの量子化値に
変換される。ここで、輝度信号は13.5MHz、2つの色差
信号はそれぞれ3.375MHz で標本化される。これによっ
て、入力映像信号のデータレートは、(13.5 + 3.375 *
2) * 8 = 162Mbps となる。次にレート変換部904で
は低域通過フィルタを用いて、輝度信号を10.125MHz に
レート変換し、各色差信号は1ライン毎に間引かれる。
これによってデータレートは、(10.125+ 3.375 * 2 /
2) * 8 = 108Mbps に削減される。レート変換された映
像信号は、丸め符号化部905において、各量子化値を
8ビットから6ビットに丸られる。ここでは図5で説明
したように、2種類の丸め符号化で合計2ビット丸める
ものとする。これによって、データレートは更に 108 *
6 / 8 = 81Mbps に削減される。
【0054】セレクタ906では、データレート入力部
902からの入力にしたがって、通常モードの場合には
AD変換903の出力を選択し、長時間モードの場合に
は丸め符号化器905の出力を選択して、直交変換符号
化部907に入力する。直交変換符号化部907では、
直交変換を用いて入力されるデータレートに比例したデ
ータレートに圧縮符号化して、符号語出力部908を介
して出力する。
【0055】本実施例では、長時間モードでレート変換
と丸め符号化を用いることによって、直交変換符号化の
入力段階でデータレートを通常モードの1/2も削減で
きる。これによって、直交変換符号化における圧縮率が
通常モードと長時間モードで同一になるため、直交変換
符号化にる画質劣化がモードによって増減しない。した
がって、通常モードと同様の画質で長時間モードが実現
可能になる。
【0056】また、本実施例で1フレームを構成するた
めに必要なメモリ量は、長時間モードが通常モードの1
/2である。このため、通常モードの直交変換のブロッ
ク化に必要な1フレーム(1ページ)のメモリ量で、長
時間モードの2フレーム(2ページ)分のデータを記憶
することができる。したがって、通常モードと同じメモ
リを用いて隣接ページの隣接量子化値を用いた丸め復号
が可能になる。
【0057】図10は、本発明の丸め復号化器の第5の
実施例のブロック図である。図10において、1001
は量子化値入力部、1002はページ番号入力部、10
03はセレクタ、1004は加算器、1005はページ
メモリ、1006はDA変換、1007は映像信号出力
部である。
【0058】図10において、量子化値入力部1001
から、各量子化値がnビットから(n−m)ビットに丸
め符号化された量子化値が入力される。また、これらの
量子化値は図1の丸め符号化を用いて、2m ページに渡
って異なるオフセット値を加算されているものとする。
【0059】次に、ページ番号入力部1002から入力
されるページ番号が0の場合は、セレクタ1003で値
0を選択して、加算器1004に出力する。加算器10
04では、入力される量子化値と選択された値0を加算
してページメモリ1005に入力する。またページ番号
が0でない場合には、セレクタ1003でページメモリ
1005の出力を選択し、加算器1004で入力量子化
値に加算して、ページメモリ1005に入力する。
【0060】このような構成によって、ページ0からペ
ージ2m-1 までの画面上で同一位置にある量子化値が加
算されてメモリに入力される。これによって(n−m)
ビットの量子化値はnビットに変換されることになる。
nビットに変換された量子化値は、DA変換部1006
でアナログ映像信号に変換されて、映像信号出力部10
07を介して出力される。
【0061】図10のような構成によって、再生時に2
m ページの合計が出力される。したがって、本発明を静
止画記録の再生に用いることによって、各ページにおけ
る画質劣化が打ち消されるため、画質劣化を大幅に改善
することが可能になる。
【0062】以上のように、本発明を具体的な実施例を
用いて説明した。本発明の構成はこれらの実施例以外に
も様々な構成が可能であり、本実施例にて説明したハー
ドウェアと同様の機能を実現するソフトウエアによる実
現も可能である。また、本発明に組み合わせる高能率符
号化は、直交変換以外にも様々な方式を用いることが可
能である。更に、上述した各実施例を組み合わせた構成
も当然可能である。
【0063】
【発明の効果】以上のように、第1の発明の丸め符号化
器では、ページ毎に丸め時のオフセット値を変更するこ
とによって、静止画部ではページ毎に量子化値の存在範
囲が異なるため、複数ページの存在範囲のオーバーラッ
プする部分を再生することによって丸め誤差を大幅に低
減することが可能になる。また、本発明の復号はページ
間フィルタとして動作するため、直交変換等の画質劣化
も同時に低減することが可能になる。
【0064】また、第2の発明の丸め符号化器では、丸
め時に発生する丸め誤差が高周波成分を低減するように
丸められるため、丸め誤差による歪みが視覚上検知され
にくい。また再生時には、直交変換等で発生する高周波
成分の歪みを低減できる。
【0065】また、本発明の丸め符号化器では、上記し
た第1および第2の発明の丸め符号化を両方用いて更に
大きなビット丸めを行う。このように2つの丸め方法を
組み合わせることによって、丸め誤差による画質劣化を
小さくすることが可能になる。
【0066】また、本発明の丸め復号化器では、丸め復
号化器で用いる隣接量子化値を取り出すのに必要なペー
ジメモリと直交変換ブロックを構成するメモリとを共用
することができ、これによって丸め符号化器を導入する
際に発生する回路増加を小さくすることができる。
【0067】また、本発明の丸め符号化器では、復号化
時に必要なページ番号を、記録時に設定するトラック番
号等のアドレス情報と一対一に対応するようにできる。
これによって、再生時のトラック番号等からページ番号
を復元できるため、ページ番号を別途記録する必要がな
くなる。
【0068】更に丸め符号化器を用いることによって、
1量子化値当たりのビット数を低減できるため、直交変
換のブロックを構成するために必要なメモリ量を小さく
することができる。
【0069】また、本発明の丸め符号化器では、標本化
周波数の低減と丸め符号化によって、入力段階で長時間
モードのデータレートを通常モードのデータレートの1
/2に低減でき、これによって長時間モードにおける直
交変換等に必要なページメモリ量が通常モードの1/2
となる。このため、通常モードと同じページメモリ量
で、長時間モードでは2ページ分のデータを記憶できる
ため、丸め復号化時の隣接量子化値の記憶をページメモ
リの追加なしに実現できる。
【0070】また、本発明の丸め復号化器では、下位m
ビットを丸められた量子化値を2mページ分累積加算す
ることによって、nビットの量子化値を再生することも
可能である。これによって、静止画を再生する場合に
は、各ページのオフセットが平均化されるため、直交変
換等による圧縮符号化歪みを大幅に改善できる。
【0071】以上のように、本発明の丸め符号化器およ
び丸め復号化器は、比較的簡単な方法で画質劣化を改善
できるため、その実用的効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の丸め符号化器の実施例のブロッ
ク図
【図2】本発明の第1の丸め復号化器の実施例のブロッ
ク図
【図3】本発明の第2の丸め符号化器の実施例のブロッ
ク図
【図4】本発明の第2の丸め復号化器の実施例のブロッ
ク図
【図5】本発明の第3の丸め符号化器の実施例のブロッ
ク図
【図6】本発明の第3の丸め復号化器の実施例のブロッ
ク図
【図7】本発明の第4の丸め復号化器の実施例のブロッ
ク図
【図8】本発明の第4の丸め符号化器の実施例のブロッ
ク図
【図9】本発明の第5の丸め符号化器の実施例のブロッ
ク図
【図10】本発明の第5の丸め復号化器の実施例のブロ
ック図
【符号の説明】
104 ページ番号検出部 105、206、306、406 オフセット値生成部 106、207、307、407 オフセット値加算部 107、308 mビット下シフト部 204、703、1005 ページメモリ 205、305、405 比較器 203、402 mビット上シフト部 304、404 低域通過フィルタ 805 トラックフォーマット化部 904 レート変換部 1004 加算器

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】nビットで量子化された入力映像信号を1
    フィールドまたは複数フィールド単位で1ページを構成
    せしめるページ構成手段と、隣接する前記ページ間で異
    なる記録オフセット値を生成する記録オフセット値生成
    手段と、前記記録オフセット値を前記入力された量子化
    値に加算してから下位mビットを切り捨てて(n−m)
    ビットに丸める丸め手段とを具備し、前記丸め手段で丸
    められた量子化値を出力することを特徴とする丸め符号
    化器。
  2. 【請求項2】nビットで量子化された入力映像信号を1
    フィールドまたは複数フィールド単位で1ページを構成
    せしめるページ構成手段と、隣接する前記ページ間で異
    なる記録オフセット値を生成する記録オフセット値生成
    手段と、前記記録オフセット値を前記入力された量子化
    値に加算してから下位mビットを切り捨てて(n−m)
    ビットに丸める丸め手段とを具備し、前記丸め手段で丸
    められた量子化値を出力することを特徴とする丸め符号
    化器で符号化されたデータを受信し復号する丸め復号化
    器であって、現在復号すべき量子化値を現量子化値と
    し、前記現量子化値に隣接するページに含まれる量子化
    値でかつ画面上で前記現量子化値とほぼ同一位置にある
    量子化値を隣接量子化値とし、前記現量子化値に対する
    再生オフセット値を隣接量子化値を用いて生成する再生
    オフセット値生成手段と、前記量子化値をmビット上位
    桁にビットシフトし、前記再生オフセット値を加算して
    映像信号を再生する再生手段とを具備し、前記再生され
    た映像信号を出力することを特徴とする丸め復号化器。
  3. 【請求項3】nビットで量子化された入力映像信号に対
    して、現在符号化すべき量子化値を現量子化値とし、現
    量子化値または現量子化値に隣接する量子化値を用いて
    高周波成分を抑圧して低域量子化値を生成するフィルタ
    手段と、前記低域量子化値と前記現量子化値を比較して
    記録オフセット値を生成する記録オフセット値生成手段
    と、前記記録オフセット値を前記現量子化値に加算して
    から下位mビットを切り捨てて(n−m)ビットに丸め
    る丸め手段とを具備し、前記丸め手段で丸められた量子
    化値を出力することを特徴とする丸め符号化器。
  4. 【請求項4】nビットで量子化された入力映像信号を
    (n−m)ビットに丸められた量子化値を復号する際
    に、現在復号化すべき量子化値を現量子化値とし、現量
    子化値または現量子化値に隣接する量子化値を用いて高
    周波成分を抑圧して低域量子化値を生成するフィルタ手
    段と、前記低域量子化値と前記現量子化値を比較して再
    生オフセット値を生成する再生オフセット値生成手段
    と、前記現量子化値をmビット上位桁にビットシフト
    し、前記再生オフセット値を加算して映像信号を再生す
    る再生手段とを具備し、前記再生された映像信号を出力
    することを特徴とする丸め復号化器。
  5. 【請求項5】nビットで量子化された入力映像信号に対
    して、現在符号化すべき量子化値を現量子化値とし、現
    量子化値または現量子化値に隣接する量子化値を用いて
    高周波成分を抑圧して低域量子化値を生成するフィルタ
    手段と、前記低域量子化値と前記現量子化値を比較して
    第1記録オフセット値を生成する第1記録オフセット値
    生成手段と、前記第1記録オフセット値を前記現量子化
    値に加算してから下位mビットを切り捨てて(n−m)
    ビットに丸める第1丸め手段と、前記第1丸め手段で丸
    められた量子化値を1フィールドまたは複数フィールド
    単位で1ページを構成せしめるページ構成手段と、隣接
    する前記ページ間で異なる第2記録オフセット値を生成
    する第2記録オフセット値生成手段と、前記第2記録オ
    フセット値を前記第1丸め手段で丸められた量子化値に
    加算してから下位kビットを切り捨てて(n−m−k)
    ビットに丸める第2丸め手段とを具備し、前記第2丸め
    手段で丸められた量子化値を出力することを特徴とする
    丸め符号化器。
  6. 【請求項6】nビットで量子化された入力映像信号に対
    して、現在符号化すべき量子化値を現量子化値とし、現
    量子化値または現量子化値に隣接する量子化値を用いて
    高周波成分を抑圧して低域量子化値を生成するフィルタ
    手段と、前記低域量子化値と前記現量子化値を比較して
    第1記録オフセット値を生成する第1記録オフセット値
    生成手段と、前記第1記録オフセット値を前記現量子化
    値に加算してから下位mビットを切り捨てて(n−m)
    ビットに丸める第1丸め手段と、前記第1丸め手段で丸
    められた量子化値を1フィールドまたは複数フィールド
    単位で1ページを構成せしめるページ構成手段と、隣接
    する前記ページ間で異なる第2記録オフセット値を生成
    する第2記録オフセット値生成手段と、前記第2記録オ
    フセット値を前記第1丸め手段で丸められた量子化値に
    加算してから下位kビットを切り捨てて(n−m−k)
    ビットに丸める第2丸め手段とを具備し、前記第2丸め
    手段で丸められた量子化値を出力することを特徴とする
    丸め符号化器で符号化されたデータを受信し復号する丸
    め復号化器であって、現在復号すべき量子化値を現量子
    化値とし、前記現量子化値に隣接するページに含まれる
    量子化値でかつ画面上で前記現量子化値とほぼ同一位置
    にある量子化値を隣接量子化値とし、前記現量子化値に
    対する第1再生オフセット値を隣接量子化値を用いて生
    成する第1再生オフセット値生成手段と、前記量子化値
    をkビット上位桁にビットシフトし、前記第1再生オフ
    セット値を加算して第1再生手段と、第1再生手段で再
    生された現量子化値または現量子化値に隣接する量子化
    値を用いて高周波成分を抑圧して低域量子化値を生成す
    るフィルタ手段と、前記低域量子化値と前記第1再生手
    段で再生された現量子化値を比較して第2再生オフセッ
    ト値を生成する第2再生オフセット値生成手段と、前記
    現量子化値をmビット上位桁にビットシフトし、前記再
    2再生オフセット値を加算して映像信号を再生する第2
    再生手段とを具備し、前記第2再生手段で再生された映
    像信号を出力することを特徴とする丸め復号化器。
  7. 【請求項7】1ページが連続する2フィールドであるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項5記載の丸め符号
    化器。
  8. 【請求項8】1ページが連続する2フィールドであるこ
    とを特徴とする請求項2または請求項6記載の丸め復号
    化器。
  9. 【請求項9】記録オフセット値生成手段または第2記録
    オフセット値生成手段が、2i(iは整数)番目のペー
    ジに含まれる量子化値については記録オフセット値とし
    て0を生成し、(2i+1)番目のページに含まれる量
    子化値については記録オフセット値として2m-1を生成
    することを特徴とする請求項1または請求項5記載の丸
    め符号化器。
  10. 【請求項10】記録オフセット値生成手段または第2記
    録オフセット値生成手段が、2i(iは整数)番目のペ
    ージに含まれる量子化値については記録オフセット値と
    して0を生成し、(2i+1)番目のページに含まれる
    量子化値については記録オフセット値として2m-1を生
    成することを特徴とする請求項2または請求項6記載の
    丸め復号化器。
  11. 【請求項11】再生オフセット値生成手段または第1再
    生オフセット手段が、2i(iは整数)番目のページに
    含まれる現量子化値については、現量子化値が隣接量子
    化値以上の場合には、再生オフセット値として0を生成
    し、現量子化値が隣接量子化値より小さい場合には、再
    生オフセット値として2m-1を生成し、(2i+1)番
    目のページに含まれる現量子化値については、現量子化
    値が隣接量子化値より大きい場合には、再生オフセット
    値として−2m-1を生成し、現量子化値が隣接量子化値
    以下の場合には、再生オフセット値として0を生成する
    ことを特徴とする請求項2または請求項6記載の丸め復
    号化器。
  12. 【請求項12】フィルタ手段が現量子化値の左右に隣接
    する2量子化値の和を2で除算して低域量子化値を生成
    することを特徴とする請求項3または請求項5記載の丸
    め符号化器。
  13. 【請求項13】フィルタ手段が現量子化値の左右に隣接
    する2量子化値の和を2で除算して低域量子化値を生成
    することを特徴とする請求項4または請求項6記載の丸
    め復号化器。
  14. 【請求項14】記録オフセット値生成手段または第1記
    録オフセット値生成手段は、低域量子化値が現量子化値
    より大きい場合には、記録オフセット値として(低域量
    子化値−現量子化値)または(2m−1)の小さい方の
    値を生成することを特徴とする請求項3または請求項5
    記載の丸め符号化器。
  15. 【請求項15】再生オフセット値生成手段または第2再
    生オフセット値生成手段は、低域量子化値が現量子化値
    より大きい場合には、再生オフセット値として(低域量
    子化値−現量子化値)または(2m−1)の小さい方の
    値を生成することを特徴とする請求項4または請求項6
    記載の丸め復号化器。
  16. 【請求項16】丸め符号化と直交変換等のブロック符号
    化を組み合わせた符号化装置を再生する際に、丸め復号
    化に用いる隣接量子化値を取り出すのに必要なページ単
    位のメモリを直交変換等のブロックを構成するために用
    いるメモリと共用することを特徴とする丸め復号化器。
  17. 【請求項17】丸め符号化を用いたデータを記録する際
    に、丸め復号化に必要なページ番号が記録時のトラック
    番号等のアドレス情報で一意的に決定されることを特徴
    とする丸め符号化器。
  18. 【請求項18】通常のデータレートで記録または伝送す
    る通常モードと、通常モードの1/2のデータレートで
    記録または伝送する長時間モードとを備えた符号化器に
    おいて、長時間モードでは、入力映像信号の標本化周波
    数の低減と丸め符号化の少なくとも一方を用いて入力段
    階でデータレートを通常モードの約1/2に低減するデ
    ータレート低減手段を備えることを特徴とする丸め符号
    化器。
  19. 【請求項19】ページ毎に異なる記録オフセットを加算
    してからnビットの量子化値を(n−m)ビットに丸め
    る丸め符号化器で符号化された量子化値を復号する際
    に、連続する2m ページの画面上で同一位置にある量子
    化値を累積加算してnビットの量子化値を復号する復号
    手段を有することを特徴とする丸め復号化器。
JP23675094A 1994-09-30 1994-09-30 丸め符号化器及び丸め復号化器 Pending JPH08102907A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007049312A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Canon Inc 画像復号装置及びその制御方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2012523153A (ja) * 2009-04-03 2012-09-27 アイ−シーイーエス(イノベイティブ コンプレッション エンジニアリング ソリューションズ) 特に画像,映像,及び/又は音声のデジタルファイルを処理する方法

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