JPH08102892A - 静止画像入力装置 - Google Patents

静止画像入力装置

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JPH08102892A
JPH08102892A JP6236805A JP23680594A JPH08102892A JP H08102892 A JPH08102892 A JP H08102892A JP 6236805 A JP6236805 A JP 6236805A JP 23680594 A JP23680594 A JP 23680594A JP H08102892 A JPH08102892 A JP H08102892A
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JP
Japan
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image
pixel
motion
input
still image
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Application number
JP6236805A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Toda
浩義 戸田
Tetsuya Taki
哲也 滝
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な二次元イメージセンサを用いて、手持
ち撮影によって、短い画像撮り込み時間で、高精細なデ
ィジタル静止画像を入力できる 【構成】 A/D変換部6からの一枚目の入力画像をメ
イン画像メモリ8上に記録する。動き検出部9は二枚目
以降の各入力画像の一枚目の入力画像に対する手振れに
よる動き量を1画素より小さい単位で求める。画像合成
部10は、動き検出部9からの動き量に基づいてメイン
画像メモリ8上における二枚目以降の入力画像の書き込
みアドレスを求める。メイン画像メモリ8は画像合成部
10からのアドレスに二枚目以降の入力画像を記録す
る。こうして、一枚目の入力画像の各画素間における動
き量に応じた位置に、二枚目以降の各入力画像の各画素
を内挿した合成画像を得る。したがって、画像処理のみ
によって、手持ち撮影によって高精細静止画像を入力で
きる安価な静止画像入力装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被写体の光学的な画
像情報を取り込んで電気的なディジタル画像情報に変換
する静止画像入力装置に関し、特に高精細なディジタル
静止画像を入力できる静止画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高精細なディジタル静止画像を入
力する技術として、次のような技術がある。
【0003】(a) 撮影領域の全体を一度に撮れるよう
な画素数の多い二次元イメージセンサを用いて、高精細
なディジタル静止画像を入力する。
【0004】(b) 撮影領域の一辺を一度に撮れる画素
数の多い一次元イメージセンサを用いて、この一次元メ
ージセンサを一方向に平行移動することによって撮影領
域全体を走査して高精細なディジタル静止画像を入力す
る。
【0005】(c) 撮影領域の一部を一度に撮れる画素
数の少ない二次元イメージセンサを用いて、この二次元
メージセンサを二方向に平行移動することによって撮影
領域全体を走査して低精細なディジタル静止画像を複数
枚入力する。そして、これらの低精細な複数枚のディジ
タル静止画像の周辺部をつなぎ合わせることによって、
撮影領域全体を上記二次元イメージセンサで一度に撮る
よりも高精細な一枚のディジタル静止画像を得る。(特
開平3−240372号公報)
【0006】(d) 撮影領域の全体を一度に撮れる画素
数の少ない二次元イメージセンサを用いて、この二次元
イメージセンサを一画素より細かい距離で微小移動させ
て低精細なディジタル静止画像を複数枚入力する。そし
て、この低精細な複数枚のディジタル静止画像の中の一
枚の画像における隣接画素間に、他の画像の画素を内挿
することによって、より高精細な一枚のディジタル静止
画像を得る。(特開昭58−197970号公報,特開昭
59−22485号公報,特開昭64−60072号公
報)
【0007】(e) 撮影領域を光学的に複数の領域に分
割して個々の領域に画素数の少ない二次元イメージセン
サを配置し、各二次元イメージセンサによって低精細な
ディジタル静止画像を複数枚入力する。そして、各低精
細なディジタル静止画像の周辺部をつなぎ合わせること
によって、撮影領域全体を上記二次元イメージセンサ1
台で撮るよりも高精細な一枚のディジタル静止画像を得
る。
【0008】(f) 撮影領域全体を光学的に分離して一
画素より細かい距離で位置がずれて配置された複数の撮
影領域を作成し、夫々の撮影領域に画素数の少ない二次
元イメージセンサを配置して低精細なディジタル静止画
像を複数枚入力する。そして、この低精細な複数枚のデ
ィジタル静止画像の中の一枚の画像における隣接画素間
に他の画像の画素を内挿することによって、上記隣接画
素間を補完した高精細な一枚のディジタル静止画像を得
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の各高精細なディジタル静止画像を入力する技術の
夫々には、以下のような問題点がある。
【0010】(A) 静止画像入力技術(a)の場合には、
撮影領域の全体を一度に撮れるような画素数の多い二次
元イメージセンサを必要とする。このような画素数の多
い二次元イメージセンサは非常に高価であり、この静止
画像入力技術を実現する静止画像入力装置の製造コスト
は高いものとなる。また、そのような画素数の多い二次
元イメージセンサであって更に高精細なディジタル静止
画像を入力できるような二次元イメージセンサを得る場
合には更に画素数を多くする必要があり、そのような高
画素数の二次元イメージセンサな未だ存在しない。
【0011】(B) 静止画像入力技術(b)の場合には、
一次元イメージセンサによって撮影領域全体を一方向に
走査するための一次元イメージセンサ移動機構が必要で
あり、コストアップを招く。また、撮影領域全体の画像
撮り込み時間が長くなり、その撮り込み時間中は静止画
像入力装置を動かないように固定しておく必要がある。
したがって、本静止画像入力技術では手持ち撮影は不可
能なのである。
【0012】(C) 静止画像入力技術(c)の場合には、
二次元イメージセンサによって撮影領域全体を二方向に
走査するために、静止画像入力技術(b)の場合よりも更
に複雑な二次元イメージセンサ移動機構が必要であり、
コストアップを招く。また、静止画像入力技術(b)の場
合ほどではないが、画像撮り込み時間が長くなるので手
持ち撮影ができない。
【0013】(D) 静止画像入力技術(d)の場合には、
二次元イメージセンサを一画素より細かい距離で微小移
動させるための精密な移動機構が必要となり、コストア
ップを招く。また、静止画像入力技術(b),(c)と同様
に、撮影領域全体の画像撮り込み中は静止画像入力装置
を動かないよう固定する必要があり、手持ち撮影ができ
ない。
【0014】(E) 静止画像入力技術(e),(f)の場合
には、撮影領域を光学的に分割あるいは分離するために
光学系が複雑になり、さらに複数の撮影領域の夫々に二
次元イメージセンサを配置する必要があるので、コスト
アップを招く。また、複数枚のディジタル静止画像の中
の一枚の画像における隣接画素間に他の画像の画素を内
挿するために、各二次元イメージセンサの配置と取り付
けに高い精度が要求される。
【0015】そこで、この発明の目的は、撮影領域の全
体を一度に撮れる高価な二次元イメージセンサやイメー
ジセンサを走査するための移動機構や二次元イメージセ
ンサを一画素より細かい距離で微小移動させるための移
動機構や撮影領域を光学的に分割/分離するための光学
系を必要とはせず、撮影領域の全体を一度に撮れる画素
数の少ない安価な二次元イメージセンサを用いて、短い
画像撮り込み時間で、手持ち撮影によって、高精細なデ
ィジタル静止画像を入力できる静止画像入力装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、光学部によって取り込まれ
た被写体の光学的な画像情報を光電変換部およびA/D
変換部によって電気的なディジタル画像情報に変換し,
得られたディジタル静止画像を画像メモリに記録する静
止画像入力装置において、上記A/D変換部からの同一
被写体における複数枚のディジタル静止画像のディジタ
ル画像情報に基づいて,2枚目以降の各ディジタル静止
画像の1枚目のディジタル静止画像に対する手振れによ
る動き量を,上記ディジタル静止画像の1画素よりも細
かい移動単位で検出する動き検出部と、上記画像メモリ
上における1枚目のディジタル静止画像の画素間であっ
て,且つ,上記動き検出部からの動き量に応じた位置の画
素に2枚目以降のディジタル静止画像の各画素を内挿す
ることによって,上記同一被写体の複数枚のディジタル
静止画像の合成画像を生成する画像合成部を備えたこと
を特徴としている。
【0017】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の静止画像入力装置において、上記動き検出部
は、上記2枚目以降の各ディジタル静止画像における1
つの代表画素に係る動き量を検出し、上記画像合成部
は、上記動き検出部からの唯一つの動き量を当該2枚目
以降のディジタル静止画像の全画素に係る動き量である
として当該2枚目以降のディジタル静止画像における全
画素の内挿位置を求めることを特徴としている。
【0018】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の静止画像入力装置において、上記動き検出部
は、上記動き検出部は、上記2枚目以降の各ディジタル
静止画像を複数領域に分割して夫々の領域における1つ
の代表画素に係る動き量を検出し、上記画像合成部は、
上記動き検出部からの各領域における唯一つの動き量を
当該2枚目以降のディジタル静止画像の対応領域内の全
画素に係る動き量であるとして当該2枚目以降のディジ
タル静止画像における全画素の内挿位置を各領域毎に求
めることを特徴としている。
【0019】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明の静止画像入力装置において、上記動き検出部
は、上記動き検出部は、上記2枚目以降のディジタル静
止画像における画素の動き量を予測する動き予測手段を
有して、上記2枚目以降のディジタル静止画像の夫々の
領域における1つの代表画素に係る動き量を検出し,さ
らに上記動き予測手段によって各領域内における他の画
素に係る動き量を予測して補完し、上記画像合成部は、
上記動き検出部からの個々の画素に係る動き量に基づい
て当該2枚目以降のディジタル静止画像の対応画素の内
挿位置を求めることを特徴としている。
【0020】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃
至請求項4の何れか一つに係る発明の静止画像入力装置
において、上記画像合成部は、上記画像メモリ上におけ
る当該内挿位置の画素に記録されているディジタル画像
情報を当該2枚目以降のディジタル静止画像のディジタ
ル画像情報に強制的に置き換えることを特徴としてい
る。
【0021】また、請求項6に係る発明は、請求項1乃
至請求項4の何れか一つに係る発明の静止画像入力装置
において、上記画像合成部は、上記画像メモリ上の画素
の内容が既に他のディジタル画像情報で更新されている
ことを確認する画素更新確認手段を有して、この画素更
新確認手段によって上記画像メモリ上における当該内挿
位置の画素の内容が既に更新されていることを確認した
場合には,当該内挿位置の画素におけるディジタル画像
情報を当該2枚目以降のディジタル静止画像のディジタ
ル画像情報に置き換えないことを特徴としている。
【0022】また、請求項7に係る発明は、請求項1乃
至請求項4の何れか一つに係る発明の静止画像入力装置
において、上記画像合成部は、画素更新判定用の信頼値
を格納する画素更新信頼値格納手段,上記画像メモリ上
の画素の内容が既に他のディジタル画像情報で更新され
ていることを確認する画素更新確認手段,および,上記画
像メモリ上の画素の内容を2枚目以降のディジタル静止
画像のディジタル画像情報で更新するか否かを判定する
更新判定手段を有して、上記動き検出部によって求めら
れた2枚目以降のディジタル静止画像における代表画素
に係る動き量を表す情報を取り込んで画素更新判定用の
信頼値として上記画素更新信頼値格納手段に格納し、上
記画素更新確認手段によって上記画像メモリ上における
当該内挿位置の画素の内容が既に更新されていることを
確認した場合には、上記更新判定手段によって上記画素
更新信頼値格納手段に格納された信頼値に基づいて当該
内挿位置の画素におけるディジタル画像情報を当該2枚
目以降のディジタル静止画像のディジタル画像情報で更
新するか否かを判定し、この判定結果に応じて当該内挿
位置の画素の内容を更新することを特徴としている。
【0023】また、上記各発明の静止画像入力装置にお
いて、上記画像合成部は、上記画像メモリ上における更
新済み画素の情報を格納する更新画素格納手段,および,
上記合成画像の生成が終了したことを判定する画像合成
終了判定手段を有することによって、上記画像メモリ上
における2枚目以降のディジタル静止画像のディジタル
画像情報によって更新された画素の情報を上記更新画素
格納手段に格納し、上記画像合成終了判定手段によって
上記更新画素格納手段の格納内容を参照して上記画像メ
モリ上の全画素がディジタル画像情報に更新されると上
記合成画像生成が終了したと判定するようにできる。
【0024】さらに、上記各発明の静止画像入力装置に
おいて、上記画像合成部は、取り込まれた入力画像の枚
数を格納する入力画像枚数格納手段,上記画像メモリに
書き込まれた1枚目のディジタル静止画像に基づいて未
書き込み画素のディジタル画像情報を補完する初期補完
処理手段,および,入力画像枚数が所定枚数に達したこと
を判定する入力画像枚数判定手段を有することによっ
て、上記画像メモリに1枚目のディジタル静止画像が書
き込まれると上記初期補完処理手段によって上記補完を
行い、入力画像を取り込む毎に取り込まれた入力画像の
枚数を上記入力画像枚数格納手段に格納し、上記入力画
像枚数判定手段によって上記入力画像枚数格納手段の内
容を参照して入力画像枚数が所定枚数に達したと判定さ
れると入力画像取り込みを中止するようにできる。
【0025】さらに、上記各発明の静止画像入力装置に
おいて、上記画像合成部は、取り込まれた入力画像の枚
数を格納する入力画像枚数格納手段,入力画像枚数が所
定枚数に達したことを判定する入力画像枚数判定手段,
および,上記画像メモリ上における未書き込み画素のデ
ィジタル画像情報を補完する補完処理手段を有すること
によって、入力画像を取り込む毎に取り込まれた入力画
像の枚数を上記入力画像枚数格納手段に格納し、上記入
力画像枚数判定手段によって上記入力画像枚数格納手段
の内容を参照して入力画像枚数が所定枚数に達したと判
定されると入力画像取り込みを中止し、その時点で上記
画像メモリ上における未書き込み画素のディジタル画像
情報を上記補完処理手段によって補完するようにでき
る。
【0026】さらに、上記各発明の静止画像入力装置に
おいて、上記画像合成部は、画像合成判定用の信頼値の
閾値を格納する閾値格納手段,および,上記画像合成判定
用の信頼値と上記閾値格納手段に格納された閾値とを比
較する信頼度比較手段を有することによって、上記動き
検出部によって求められた2枚目以降のディジタル静止
画像における代表画素に係る動き量を表す情報を画像合
成判定用の信頼値として取り込み、上記信頼度比較手段
によって当該内挿位置の画素に係る信頼値と上記閾値と
が比較されて、上記信頼値が上記閾値に達したと判定さ
れると入力画像取り込みを中止するようにできる。
【0027】
【作用】請求項1に係る発明では、光学部,光電変換部
およびA/D変換部によって得られた同一被写体に係る
複数のディジタル静止画像のディジタル画像情報が順次
動き検出部に送出される。そうすると、上記動き検出部
によって、2枚目以降の各ディジタル静止画像の1枚目
のディジタル静止画像に対する手振れによる動き量が1
画素よりも細かい移動単位で検出される。そして、画像
合成部によって、画像メモリ上における1枚目のディジ
タル静止画像の画素間の上記動き量に応じた位置の画素
に、2枚目以降のディジタル静止画像の各画素が内挿さ
れて、上記同一被写体の複数のディジタル静止画像の合
成画像が生成される。こうして、手持ち撮影時における
手振れを利用して、同一被写体における1つのディジタ
ル静止画像に他のディジタル静止画像が内挿されて高精
細なディジタル静止画像が合成される。
【0028】また、請求項2に係る発明では、動き検出
部によって2枚目以降の各ディジタル静止画像における
1つの代表画素に係る動き量が検出される。そうする
と、画像合成部によって、上記動き検出部からの唯一つ
の動き量が当該ディジタル静止画像の全画素に係る動き
量であるとして、当該2枚目以降のディジタル静止画像
における全画素の内挿位置が求められる。こうして、上
記動き検出部からの唯一つの動き量に基づいて、当該2
枚目以降のディジタル静止画像における全画素の内挿位
置が容易にそして迅速に求められる。
【0029】また、請求項3に係る発明では、動き検出
部によって、2枚目以降の各ディジタル静止画像が複数
領域に分割されて、夫々の領域における1つの代表画素
に係る動き量が検出される。そうすると、画像合成部に
よって、上記動き検出部からの各領域における唯一つの
動き量が対応領域内の全画素に係る動き量であるとし
て、当該2枚目以降のディジタル静止画像における全画
素の内挿位置が各領域毎に求められる。こうして、上記
動き検出部からの各領域毎に唯一つの動き量に基づい
て、当該2枚目以降のディジタル静止画像における全画
素の内挿位置が迅速にそして精度よく求められる。
【0030】また、請求項4に係る発明では、動き検出
部によって2枚目以降のディジタル静止画像が複数領域
に分割されて、夫々の領域における1つの代表画素に係
る動き量が検出される。そして更に、動き検出部の動き
予測手段によって、各領域内における他の画素に係る動
き量が補完によって求められる。そうすると、画像合成
部は、上記動き検出部からの個々の画素に係る動き量に
基づいて、当該2枚目以降のディジタル静止画像の対応
画素の内挿位置を独立して求める。こうして、上記動き
検出部からの個々の画素に係る動き量に基づいて、当該
2枚目以降の各ディジタル静止画像における全画素の内
挿位置が精度よく求められる。
【0031】また、請求項5に係る発明では、画像合成
部によって、1枚目のディジタル静止画像の画素間に2
枚目以降のディジタル静止画像の各画素が内挿されて高
精細なディジタル静止画像が合成される。その際に、画
像メモリ上における当該内挿位置の画素に既に記録され
ているディジタル画像情報は、当該2枚目以降のディジ
タル静止画像のディジタル画像情報に強制的に置き換え
られる。こうして、高精細なディジタル静止画像の合成
が簡単な内挿処理で行われる。
【0032】また、請求項6に係る発明では、画像合成
部による合成画像の生成に際して、画素更新確認手段に
よって、画像メモリ上における当該内挿位置の画素の内
容が既に他のディジタル画像情報で更新されていないか
が確認される。そして、更新されていることが確認され
た場合には、当該内挿位置の画素におけるディジタル画
像情報を当該2枚目以降のディジタル静止画像のディジ
タル画像情報に置き換えることがパスされる。こうし
て、高精細なディジタル静止画像を合成する際の内挿処
理が迅速に行われる。
【0033】また、請求項7に係る発明では、動き検出
部によって求められた2枚目以降のディジタル静止画像
における代表画素に係る動き量を表す情報が画像合成部
に取り込まれて、画素更新判定用の信頼値として画素更
新信頼値格納手段に格納される。そして、画素更新確認
手段によって、画像メモリ上における当該内挿位置の画
素の内容が既に他のディジタル画像情報で更新されたこ
とが確認されると、更新判定手段によって、上記画素更
新信頼値格納手段に格納された信頼値に基づいて、当該
内挿位置の画素におけるディジタル画像情報を更新する
か否かが判定される。そして、この判定結果に応じて当
該内挿位置の画素の内容が更新される。こうして、高精
細なディジタル静止画像を合成する際の内挿処理が精度
よく行われる。
【0034】また、上記各発明の静止画像入力装置にお
ける画像合成部が更新画素格納手段および画像合成終了
判定手段を有する際には、画像メモリ上における更新済
み画素の情報が上記更新画素格納手段に格納される。そ
して、上記画像合成終了判定手段によって、上記更新画
素格納手段の内容が参照されて、上記画像メモリ上の全
画素がディジタル画像情報で更新されると合成画像の生
成が終了したと判定される。こうして、高精細なディジ
タル静止画像の合成が自動的に終了される。
【0035】さらに、上記各発明の静止画像入力装置に
おける画像合成部が、入力画像枚数格納手段,初期補完
処理手段および入力画像枚数判定手段を有する際には、
画像メモリに1枚目のディジタル静止画像が書き込まれ
ると、上記初期補完処理手段によって、上記画像メモリ
上における未書き込み画素に係るディジタル画像情報が
補完される。そして、上記入力画像枚数格納手段に入力
画像が一枚取り込まれたことが格納される。以後、2枚
目以降の入力画像が取り込まれて上記補完処理が実行さ
れる毎に上記入力画像枚数格納手段の内容が更新され
る。この状態において、上記入力画像枚数判定手段によ
って、上記入力画像枚数格納手段の内容が所定枚数に達
したと判定されると、上記画像合成部によって、入力画
像取り込みが中止される。こうして、高精細なディジタ
ル静止画像の合成が所定時間内で短時間に行われる。
【0036】さらに、上記各発明の静止画像入力装置に
おける画像合成部が入力画像枚数格納手段,入力画像枚
数判定手段および補完処理手段を有する際には、入力画
像の枚数が上記入力画像枚数格納手段に格納される。そ
して、上記入力画像枚数判定手段によって、上記入力画
像枚数格納手段の内容が参照されて入力画像枚数が所定
枚数に達したと判定されると、画像合成部によって、入
力画像取り込みが中止される。そして更に、上記補完処
理手段によって、その時点で上記画像メモリ上における
未書き込み画素に係るディジタル画像情報が補完されて
上記合成画像が完成される。こうして、高精細なディジ
タル静止画像の合成が所定時間内で短時間に行われる。
【0037】さらに、上記各発明の静止画像入力装置に
おける画像合成部が閾値格納手段及び信頼度比較手段を
有する際には、動き検出部で求められた2枚目以降のデ
ィジタル静止画像における代表画素に係る動き量を表す
情報が、画像合成判定用の信頼値として画像合成部に取
り込まれる。そして、上記信頼度比較手段によって、当
該内挿位置の画素に係る信頼値が上記閾値格納手段に格
納されている閾値に達したと判定されると、上記画像合
成部によって入力画像取り込みが中止される。こうし
て、上記2枚目以降のディジタル静止画像の1枚目のデ
ィジタル静止画像に対する動き量が大きくなり過ぎる
と、自動的に高精細なディジタル静止画像の合成が終了
される。
【0038】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。 <第1実施例>図1は、本実施例の静止画像入力装置に
おけるブロック図である。本実施例における静止画像入
力装置は、筺体1の中に、光学部2,CCD(電荷結合素
子)3,CCD駆動部4,信号処理部5,A/D変換部6,タ
イミング制御部7,メイン画像メモリ8,動き検出部9,
画像合成部10,ファインダ11および外部I/F(イン
ターフェース)12を収納した概略構成を有している。
【0039】換言すれば、本静止画像入力装置は、上述
した従来の静止画像入力技術に用いられる静止画像入力
装置に、この発明の特徴となる動き検出部9と画像合成
部10を付加したものである。
【0040】次に、図1における信号の流れに沿って、
本実施例の静止画像入力装置の各部の動作を説明する。
上記光学部2は、複数枚のレンズを組み合わせた組み合
わせレンズやアイリス等からなり、被写体からの光を上
記光電変換部としてのCCD3の受光面上に光学的に結
像させる。上記CCD3はCCD駆動部4によって駆動
されて、光学部2によって上記受光面上に光学的に結像
された被写体の光量をCCD3の受光面上に二次元に並
べられたセル単位で電荷に変換する。上記CCD駆動部
4は、タイミング制御部7によって制御されて、CCD
3によって上記セル単位で変換された電荷を水平方向及
び垂直方向に順次走査しながら読み出して、電気的なア
ナログ静止画像信号として信号処理部5へ送出する。
【0041】本実施例においては、二次元イメージセン
サとしてCCD3を用いているが、CMOS(相補型金
属酸化膜半導体)エリアセンサやそれ以外の固体撮像素
子に置き換えることも可能である。その場合には、CC
D駆動部4を、使用する固体撮像素子の駆動回路によっ
て置き換える。
【0042】上記信号処理部5は、CCD3から送出さ
れてくるアナログ静止画像信号に対して、ガンマ補正,
クランプおよびオートゲインコントロール等の信号処理
を行って、A/D変換部6へ送出する。上記A/D変換部
6は、タイミング制御部7によって制御されて、信号処
理部5から送出されてくるアナログ静止画像信号に対し
て、CCD3の1セルが1画素に対応するようにA/D
変換を行ってディジタル静止画像信号を生成する。そし
て、一枚目の入力画像に係るディジタル静止画像信号の
場合には、メイン画像メモリ8と動き検出部9の両方へ
送出する一方、二枚目以降の入力画像に係るディジタル
静止画像信号の場合には、動き検出部9のみへ送出す
る。
【0043】上記メイン画像メモリ8は、タイミング制
御部7によって制御されて、A/D変換部6より出力さ
れた一枚目の入力画像に係るディジタル静止画像信号を
記録する。その際に、各画素のディジタル静止画像信号
は、メイン画像メモリ8における縦方向に(Ny−1)画
素おきの位置に、横方向に(Nx−1)画素おきの位置に
記録される。尚、上記“Ny"は、最終的にメイン画像メ
モリ8上に合成される高精細静止画像の縦方向における
画素数のA/D変換部6から出力された入力画像の縦方
向の画素数に対する倍数である。また、“Nx"は、メイ
ン画像メモリ8上に合成される高精細静止画像における
横方向の画素数のA/D変換部6から出力された入力画
像の横方向の画素数に対する倍数である。
【0044】さらに、上記メイン画像メモリ8は、画像
合成部10から送出されてくる二枚目以降の入力画像に
係るディジタル静止画像信号を、画像合成部10からの
書き込みアドレスに従って画素単位で記録する。
【0045】上記動き検出部9は、タイミング制御部7
によって制御されて、後に詳述するようにして、一枚目
の入力画像のディジタル静止画像信号と二枚目の入力画
像のディジタル静止画像信号とに基づいて、両入力画像
の間に生じる手振れによる動き量を検出する。その際に
おける動き量の検出は、A/D変換部6から出力される
ディジタル静止画像信号における縦方向に1/Ny画素単
位で横方向に1/Nx画素単位(すなわち、メイン画像メ
モリ8上に最終的に合成される高精細静止画像における
一画素単位)で行う。上記動き量の検出の方法として
は、相関法(ブロックマッチング)や勾配法(オプティカ
ルフロー)等の画像処理を利用する方法や、ジャイロを
使用して直接検出する方法等がある。
【0046】上記画像合成部10は、後に詳述するよう
にして、動き検出部9によって検出された一枚目の入力
画像と二枚目の入力画像との間の手振れによる動き量に
基づいて、メイン画像メモリ8上における二枚目の入力
画像の各画素のディジタル静止画像記号を記録するアド
レスを求める。そして、二枚目の入力画像がディジタル
静止画像信号と共に、メイン画像メモリ8に送出する。
以後、三枚目以降の入力画像のディジタル静止画像信号
ついても、二枚目の入力画像のディジタル静止画像信号
の場合と同様の処理を行う。そうすると、最終的にメイ
ン画像メモリ8には、CCD3によって取り込まれた入
力画像の画素数に対して縦方向がNy倍で横方向がNx倍
の画素密度を有する高精細静止画像が合成されるのであ
る。
【0047】上記CCD3によって連続して取り込まれ
る各入力画像の間の時間間隔は、CCD3として汎用の
テレビ方式におけるCCDを使用した際には、各フィー
ルド画像の時間間隔がNTSC方式(日米方式)の場合で
は1/60秒となる一方、PAL方式(欧州方式)の場合
では1/50秒となる。そこで、動き検出部9と画像合
成部10とによる処理は、上記各フィールド画像の時間
間隔内に、若しくは、CCD3で取り込まれた入力画像
を一枚おきや二枚おきに間引いて使用する場合には、そ
の間引かれた残りのフィールド画像の時間間隔内に行わ
れる。
【0048】上記ファインダ11は、その時点でメイン
画像メモリ8に記録されている高精細静止画像のディジ
タル静止画像信号を、表示デバイスの画素数に応じた適
当な間引きやクリッピングを行って上記表示デバイスに
表示する。上記外部I/F12は、メイン画像メモリ8
上に最終的に合成された高精細静止画像のディジタル静
止画像信号を外部へ出力する。
【0049】図2は、上記動き検出部9による動き検出
の方法として上記相関法(ブロックマッチング)を用いた
場合の動き検出部9と画像合成部10の詳細なブロック
図である。この動き検出部9は、次のように動作して、
A/D変換部6から送出されてくる一枚目の入力画像と
二枚目以降の各入力画像との間の手振れによる動き量を
検出する。
【0050】先ず、上記A/D変換部6から送出されて
くる一枚目の入力画像のディジタル静止画像信号がメイ
ン画像メモリ8に記憶される。それと同時に、その一部
の画素に係るディジタル静止画像信号が、後に実行され
る動き検出の際に使用する代表画素のディジタル静止画
像信号として、アドレス生成手段15によって生成され
た代表点メモリ16上のアドレスに記録される。
【0051】さらに、上記A/D変換部6から送出され
てくる二枚目以降の何れかの入力画像のディジタル静止
画像信号が、動き検出部9内を通って画像合成部10の
テンポラリ画像メモリ20に記録される。それと同時
に、動き検出部9の残差演算手段17に入力される。残
差演算手段17は、入力された当該二枚目以降の入力画
像のディジタル静止画像信号と代表点メモリ16に記録
されている一枚目の入力画像における代表画素のディジ
タル静止画像信号とに基づいて、両入力画像間の残差を
演算して残差メモリ18に記録する。
【0052】そうすると、動き検出手段19は、残差メ
モリ18に記録された最小残差のアドレスとその周囲の
アドレスから、入力画像における1画素の縦方向に1/
Ny画素,横方向に1/Nx画素単位で最小残差の詳細なア
ドレスを算出し、この算出されたアドレスのオフセット
を求める。そして、A/D変換部6から送出された一枚
目の入力画像と当該二枚目以降の入力画像との間の手振
れによる動き量の1/Ny,1/Nx画素単位での検出結果
として、上記検出したオフセット量を画像合成部10の
アドレス生成手段21に送出する。尚、上記残差とは、
上記二枚目以降の何れかの入力画像を縦横夫々一画素単
位でずらしながら一枚目の入力画像における代表画素の
ディジタル静止画像信号と当該二枚目以降の入力画像に
おける対応画素のディジタル静止画像信号とから求める
両画素の一致度を表す評価値である。この評価値が小さ
い程、その対応画素がより一致していることを表す。同
様な評価値であってより精度が高い評価値として、両デ
ィジタル静止画像信号の差の二乗和や相互相関係数等が
ある。各評価値の違いは以下のように計算方法だけであ
り、同様に使用できる。
【0053】すなわち、上記一枚目の入力画像の各代表
画素のディジタル静止画像信号をfとし、二枚目以降の
何れかの入力画像の対応する各画素のディジタル静止画
像信号をgとし、両ディジタル静止画像信号f,g夫々
の平均値をEf,Egとする。そうすると、上記残差は式
(1)で求められる。また、差の二乗和は式(2)で求めら
れる。また、相互相関係数は式(3)で求められる。 Σ|f−g| …(1) Σ(f−g)2 …(2) 〔Σ{(f−Ef)×(g−Eg)}〕/〔Σ(f−Ef)2×Σ(g−Eg)21/2 …(3) ここで、上記残差や差の二乗和を用いた場合には、計算
結果が最小値を呈する場合に対応している両画素のディ
ジタル静止画像信号が最も一致していることを表す。ま
た、相互相関係数を用いた場合には、計算結果が最大値
を呈する場合に対応している両画素のディジタル静止画
像信号が最も一致していることを表す。
【0054】こうして、一枚目の入力画像と当該二枚目
以降の入力画像との間の手振れによる動き量が画像合成
部10のアドレス生成手段21に送出されると、アドレ
ス生成手段21は、動き検出部9からの上記手振れによ
る動き量に基づいて、当該二枚目以降の入力画像の各画
素をメイン画像メモリ8に書き込む際の書き込みアドレ
スを計算して、メイン画像メモリ8に送出する。さら
に、メイン画像メモリ8への書き込みアドレスに対応し
たテンポラリ画像メモリ20に対する読み出しアドレス
を、テンポラリ画像メモリ20に送出する。そして、テ
ンポラリ画像メモリ20に記録されている当該二枚目以
降の入力画像の各画素のディジタル静止画像信号が上記
書き込みアドレスに同期してメイン画像メモリ8に送出
される。そうすると、上記メイン画像メモリ8によっ
て、当該二枚目以降の入力画像の各画素のディジタル静
止画像信号がアドレス生成手段21からの書き込みアド
レスの位置に書き込まれる。
【0055】図3は、上記動き検出部9による動き検出
の方法として上記勾配法(オプティカルフロー)を用いた
場合の動き検出部9と画像合成部10との詳細なブロッ
ク図である。尚、画像合成部10は、図2における構成
と同じ構成を有している。この動き検出部9は、次のよ
うに動作して、A/D変換部6から送出されてくる一枚
目の入力画像と二枚目以降の各入力画像との間の手振れ
による動き量を検出する。
【0056】先ず、上記A/D変換部6から送出されて
くる一枚目の入力画像のディジタル静止画像信号がメイ
ン画像メモリ8に記録される。それと同時に、その一部
の画素のディジタル静止画像信号が選出されて、後に実
行される動き検出の際に使用する代表画素のディジタル
静止画像信号として第1代表点メモリ25に記録され
る。次に、上記A/D変換部6から送出されてくる二枚
目以降の何れかの入力画像のディジタル静止画像信号
が、動き検出部9内を通って画像合成部10のテンポラ
リ画像メモリ20に記録される。それと同時に、一枚目
の入力画像で選出された代表画素と同じ位置の画素のデ
ィジタル静止画像信号が代表画素のディジタル静止画像
信号として第2代表点メモリ26に記録される。
【0057】そうすると、オプティカルフロー演算手段
27は、上記第1代表点メモリ25と第2代表点メモリ
26とに記録されている一枚目の入力画像と当該二枚目
以降の入力画像との対応する各代表画素のディジタル静
止画像信号に基づいて、夫々の代表画素の位置でのオプ
ティカルフローを演算してオプティカルフローメモリ2
8に記録する。そして、動き決定手段29は、オプティ
カルフローメモリ27に記録されている演算結果から一
枚目の入力画像と当該二枚目以降の入力画像との間の手
振れによる動き量を決定し、画像合成部10のアドレス
生成手段21に送出する。
【0058】ここで、上記オプティカルフローとは、一
枚目の入力画像の各代表画素が二枚目以降の何れかの入
力画像におけるどの位置に移動したのかを表す動きベク
トルのことであり、このベクトル値がそのまま手振れに
よる動き量に相当する。上記オプティカルフローは、式
(4)を最小にするuとvを計算することによって求めら
れる(岩波書店「認識と学習」安西祐一郎 p.120〜p.12
3)。 E(x,y,t)=(fxu+fyv+ft)2+λ(ux 2+uy 2+vx 2+vy 2) …(4) 但し、 fx=∂f/∂x、fy=∂f/∂y、ft=∂f/∂t u=dx/dt、 v=dy/dt ux=∂u/∂x、uy=∂u/∂y vx=∂v/∂x、vy=∂v/∂y x,y:時刻tにおける座標
【0059】こうして、一枚目の入力画像と当該二枚目
何れかの入力画像との間の手振れによる動き量が画像合
成部10のアドレス生成手段21に送出されると、アド
レス生成手段21は、動き検出部9からの上記手振れに
よる動き量に基づいて、当該二枚目以降の入力画像の各
画素をメイン画像メモリ8に書き込む際の書き込みアド
レスを計算する。そして、テンポラリ画像メモリ20へ
の読み出しアドレスと同期してメイン画像メモリ8に送
出する。
【0060】図4は、上記動き検出部9による動き検出
の方法として上記ジャイロを用いた場合の動き検出部9
と画像合成部10の詳細なブロック図である。尚、画像
合成部10は、図2における構成と同じ構成を有してい
る。この動き検出部9は、次のように動作して、A/D
変換部6から送出されてくる一枚目の入力画像と二枚目
以降の各入力画像との間の手振れによる動き量を検出す
る。
【0061】先ず、上記A/D変換部6から送出されて
くる一枚目の入力画像のディジタル静止画像信号がメイ
ン画像メモリ8に記録される。次に、上記A/D変換部
6から送出されてくる二枚目以降の何れかの入力画像の
ディジタル静止画像信号が、動き検出部9内を通って画
像合成部10のテンポラリ画像メモリ20に記録され
る。
【0062】上記動き検出部9における水平ジャイロ3
1と垂直ジャイロ32とは、当該二枚目以降の入力画像
のディジタル静止画像信号のテンポラリ画像メモリ20
への記録と同時に、一枚目の入力画像のメイン画像メモ
リ8への記録時から当該二枚目以降の入力画像のテンポ
ラリ画像メモリ20への記録時までの間における水平方
向の角速度と垂直方向の角速度を検出する。そして、夫
々の角速度を積分して水平/垂直方向の手振れによる動
き量として求めて、画像合成部10のアドレス生成部2
1に送出する。
【0063】以下、上述の場合と同様にして、上記アド
レス生成手段21は、動き検出手段9からの上記手振れ
による動き量に基づいて、当該二枚目以降の入力画像の
各画素をメイン画像メモリ8に書き込む際の書き込みア
ドレスを計算する。そして、テンポラリ画像メモリ20
への読み出しアドレスと同期してメイン画像メモリ8に
送出するのである。
【0064】上述したように、上記メイン画像メモリ8
は、A/D変換部6からの一枚目の入力画像と画像合成
部10からの二枚目以降の各入力画像とを合成して高精
細なディジタル静止画像を生成する。図5は、メイン画
像メモリ8上に高精細静止画像を生成する方法の説明図
である。以下、図5に従って、上記メイン画像メモリ
8,動き検出部9および画像合成部10の動作に基づく
高精細静止画像生成方法について説明する。今、上記A
/D変換部6から送出される一枚目の入力画像を入力画
像Aとし、二枚目以降の入力画像を夫々入力画像B,入
力画像C…とする。そして、これらの入力画像A,B,
C,…から,縦横夫々2倍(すなわち、Ny=Nx=2)の
画素数の高精細静止画像を合成するものとする。
【0065】先ず、上記入力画像Aの各画素のディジタ
ル静止画像信号を、メイン画像メモリ8上における縦横
夫々1画素((Ny−1)=(Nx−1)=1)おきの位置(す
なわち、合成画像35における画素Aの位置)に記録す
る。同時に、入力画像Aは動き検出部9にも送出され
る。そして、上述したように、動き検出部9によって、
後に送出されてくる入力画像Bとの間の手振れによる動
き量が、入力画像Aおよび入力画像Bにおける縦横夫々
1/2(1/Ny=1/Nx=1/2)画素単位で検出される。
ここで、入力画像Aに対する入力画像Bの動き量は、横
1/2画素、縦1画素であるとする。
【0066】そうすると、上記画像合成部10は、動き
検出部9によって検出された動き量(横1/2画素、縦1
画素)に基づいて、入力画像Bが書き込まれるメイン画
像メモリ8上の書き込みアドレスを、例えば、 横方向 → メイン画像メモリ8上における画像Aの対
応画素のアドレス+(横方向の動き量(画素)×Nx)画素
分のアドレス 縦方向 → メイン画像メモリ8上における画像Aの対
応画素のアドレス+(縦方向の動き量(画素)×Ny)画素
分のアドレス によって求める。そして、メイン画像メモリ8上におけ
る上記求められたアドレスの位置(すなわち、合成画像
35における画素Bの位置)に、入力画像Bの画素のデ
ィジタル静止画像信号を記録するのである。
【0067】上述の処理を三枚目の入力画像Cおよび四
枚目以降の入力画像についても繰り返すことによって、
メイン画像メモリ8上に画素数が入力画像A,B,C,…
の画素数の2倍である高精細静止画像が合成されるので
ある。
【0068】上述のように、本実施例においては、目的
とする高精細静止画像の縦横画素数の入力画像の縦横画
素数に対する倍数を夫々Ny,Nxとした際に、一枚目の
入力画像の各画素のディジタル静止画像信号をメイン画
像メモリ8上における縦方向に(Ny−1)画素おきに横
方向に(Nx−1)画素おきに記録する。一方、二枚目以
降の各入力画像の各画素のディジタル静止画像信号は、
動き検出部9で縦方向に1/Ny画素単位で横方向に1/
Nx画素単位で検出された手振れによる動き量に基づい
て画像合成部10によって求められたメイン画像メモリ
8上におけるアドレスに記録する。したがって、こうし
て上記メイン画像メモリ8上に合成された画像は、一枚
目の入力画像の各画素間であって、且つ二枚目以降の各
入力画像の各画素を一枚目の入力画像に対する動き量に
応じた位置に内挿した画像となる。
【0069】すなわち、本実施例によれば、セル数の少
ない安価なCCD3を用いて、光学部2で得られた画像
を走査するためのCCD3の移動装置や上記画像を分割
/分離するための複雑な光学系を用いることなく、画像
処理のみによって、一枚の入力画像における隣接画素間
に他の入力画像の画素を内挿することができる。したが
って、高精細静止画像を入力できる安価な静止画像入力
装置を提供できる。
【0070】また、本実施例においては、複数の入力画
像間の手振れによる動き量を利用して高精細静止画像を
生成する。したがって、本実施例によれば、短時間に静
止画像を得ることができ、手持ち撮影を可能にする。
【0071】<第2実施例>本実施例は、上述の第1実
施例において、一枚目の入力画像と二枚目以降の各入力
画像の間の手振れによる動き量を、入力画像における総
ての位置において同一の動き量であるとして検出する例
である。
【0072】尚、本実施例における静止画像入力装置の
概略構成は、図1に示すブロック図と同じである。図6
は、上記相関法(ブロックマッチング)を用いて手振れに
よる動きを検出する場合における動き検出部9および画
像合成部10の構成を示す。本実施例における動き検出
部9は、アドレス生成手段36,代表点メモリ37,残差
演算手段38,残差メモリ39および動き検出手段40
を有している。また、画像合成部10は、テンポラリ画
像メモリ41およびアドレス生成手段42を有してい
る。
【0073】上記代表点メモリ37には、一枚目の入力
画像全体から均一に選択された代表画素のディジタル静
止画像信号が記録される。そして、残差演算手段38
は、上述のように式(1)に従って二枚目以降の各入力画
像のディジタル静止画像信号との残差を演算し、得られ
た残差を残差メモリ39上における代表点メモリ37上
のアドレスに対応するアドレスに記録する。そうする
と、上記動き検出手段40は、残差メモリ39に各代表
画素毎に記録されている複数の残差のうち最小値を呈す
る唯一つの残差に係るアドレスから上述のようにして算
出されたオフセット量を、当該入力画像における総ての
位置での動き量の代表値として画像合成部10のアドレ
ス生成部21に送出するのである。
【0074】上記画像合成部10のアドレス生成手段4
2は、動き検出手段40からの唯一つの動き量に基づい
て当該二枚目以降のディジタル静止画像信号を書き込む
べきメイン画像メモリ8上の書き込みアドレスを算出す
る。そして、テンポラリ画像メモリ41への読み出しア
ドレスと同期してメイン画像メモリ8に送出する。
【0075】換言すれば、本実施例における動き検出部
9は、アドレス生成手段,代表点メモリ,残差演算手段,
残差メモリおよび動き検出手段からなる組を一組有し
て、入力画像における一つの代表画素に係る動き量で入
力画像総ての画素における動き量を代表するのである。
【0076】尚、上記残差演算手段38は、上記残差の
代わりに、式(2)によって算出される差の二乗和や式
(3)によって算出される相互相関係数を用いてもよい。
但し、上記相互相関係数を用いた場合には、動き検出手
段40は、残差メモリ39に記録されている複数の相互
相関係数のうちの最大値を呈する唯一つの相互相関係数
のアドレスからオフセット量を算出する。
【0077】図7は、上記勾配法(オプティカルフロー)
を用いて手振れによる動きを検出する場合における動き
検出部9および画像合成部10の構成を示す。本実施例
における動き検出部9は、第1代表点メモリ45,第2
代表点メモリ46,オプティカルフロー演算手段47,オ
プティカルフローメモリ48および動き決定手段49を
有している。また、画像合成部10は、テンポラリ画像
メモリ41およびアドレス生成手段42を有している。
【0078】上記第1代表点メモリ45には、上述した
ように、一枚目の入力画像全体から均一に選択された代
表画素のディジタル静止画像信号が記録される。また、
第2代表点メモリ46には、二枚目以降のある入力画像
全体から均一に選択された代表画素のディジタル静止画
像信号が記録される。そして、オプティカルフロー演算
手段47は、式(4)に従ってオプティカルフローを演算
してオプティカルフローメモリ48に代表点毎に記録す
る。
【0079】そうすると、上記動き決定手段49は、オ
プティカルフローメモリ48に各代表画素毎に記録され
ている複数の演算結果に基づいて動き量を算出し、得ら
れた動き量を当該入力画像における総ての位置での動き
量として画像合成部10のアドレス生成部42に送出す
るのである。
【0080】図8は、上記ジャイロを用いて手振れによ
る動きを検出する場合における動き検出部9および画像
合成部10の構成を示す。本実施例における動き検出部
9は水平ジャイロ51および垂直ジャイロ52を有して
いる。また、画像合成部10は、テンポラリ画像メモリ
41およびアドレス生成手段42を有している。上記水
平ジャイロ51および垂直ジャイロ52は、上述したよ
うに、一枚目の入力画像がメイン画像メモリ8に記録さ
れてから二枚目以降のある入力画像が画像合成部10の
テンポラリ画像メモリ41に記録されるまでの間におけ
る水平方向の角速度と垂直方向の角速度を検出する。そ
して、夫々の角速度を積分して当該入力画像における総
ての位置での水平/垂直方向の動き量として画像合成部
10のアドレス生成部42に送出するのである。
【0081】このように、本実施例における動き検出手
段40(図6),動き決定手段49(図7)あるいは水平/垂
直ジャイロ51・52(図8)は、一枚目の入力画像と二
枚目以降の各入力画像との間の手振れによる動き量を、
入力画像における総ての位置において同一の動き量であ
るとして求めるようにしている。したがって、本実施例
によれば、上記動き量の決定を迅速に行って、高精細静
止画像を高速に入力することができる。
【0082】<第3実施例>本実施例は、上述の第1実
施例において、一枚目の入力画像と二枚目以降の各入力
画像との間の手振れによる動き量を入力画像の複数の位
置において独立して検出する例である。上述した第2実
施例においては、上記一枚目の入力画像と二枚目以降の
各入力画像との間の手振れによる動きがCCD3の受光
面に対して平行移動のみであれば、上述のように入力画
像の全ての位置で動き量は同一であるとして検出して、
上述のような効果を奏することが可能である。ところ
が、本静止画像入力装置に光軸回りの回転や前後方向の
動きが加わった場合には、入力画像の全ての位置での動
き量は同一ではなくなる。そこで、本実施例において
は、入力画像の複数の位置において独立して動き量を検
出するのである。
【0083】尚、本実施例における静止画像入力装置の
概略構成は、図1に示すブロック図と同じである。図9
は、上記相関法(ブロックマッチング)を用いて手振れに
よる動きを検出する場合における動き検出部9および画
像合成部10の構成を示す。本実施例においては、第1
実施例における上記アドレス生成手段15を、第1アド
レス生成手段55,第2アドレス生成手段56,…,第N
アドレス生成手段57で構成する。同様に、上記代表点
メモリ16を第1代表点メモリ58,第2代表点メモリ
59,…,第N代表点メモリ60で構成する。また、上記
残差演算手段17を第1残差演算手段61,第2残差演
算手段62,…,第N残差演算手段63で構成する。ま
た、上記残差メモリ18を第1残差メモリ64,第2残
差メモリ65,…,第N残差メモリ66で構成する。ま
た、上記動き検出手段19を第1動き検出手段67,第
2動き検出手段68,…,第N動き検出手段69で構成す
るのである。上記画像合成部10は、テンポラリ画像メ
モリ70およびアドレス生成手段71を有している。
【0084】そして、上記一枚目の入力画像から代表画
素を選出する際には以下のようにする。すなわち、一枚
目の入力画像をN個の領域に分割(例えば、縦横2つず
つ合計4個の領域に分割)し、夫々の領域全体から均一
に代表画素を選出するのである。そして、第1領域の代
表画素のディジタル静止画像信号を第1代表点メモリ5
8に記録し、第2領域の代表画素のディジタル静止画像
信号を第2代表点メモリ59に記録し、以下同様にし
て、第N領域の代表画素のディジタル静止画像信号を第
N代表点メモリ60に記録するのである。
【0085】一方、上記二枚目以降の何れかの入力画像
も同様にN個の領域に分割し、第1領域のディジタル静
止画像信号を第1残差演算手段61に送出し、第2領域
のディジタル静止画像信号を第2残差演算手段62に送
出し、以下同様にして、第N領域のディジタル静止画像
信号を第N残差演算手段63に送出する。そうすると、
上記第1残差演算手段61は、一枚目の入力画像におけ
る第1領域と当該二枚目以降の入力画像の第1領域との
間の残差を式(1)によって演算して第1残差メモリ64
に記録する。そして、第1動き検出手段67は、第1残
差メモリ64に記録された上記第1領域における残差に
基づいて第1領域を代表する動き量を検出して画像合成
部10のアドレス生成手段71に送出する。以下同様に
して、各番号の残差演算手段,残差メモリおよび動き検
出手段は、両入力画像間における対応する領域を代表す
る動き量を独立して求めるのである。
【0086】換言すれば、本実施例における動き検出部
9は、アドレス生成手段,代表点メモリ,残差演算手段,
残差メモリおよび動き検出手段からなる組をN組有し
て、入力画像のN個の領域における動き量を独立して検
出するのである。
【0087】上記画像合成部10のアドレス生成手段7
1は、第1動き検出手段67〜第N動き検出手段69か
ら送出されてくるN個の動き量に基づいて、当該二枚目
以降の入力画像における各領域毎にディジタル静止画像
信号を書き込むべきメイン画像メモリ8上の書き込みア
ドレスを計算する。そして、テンポラリ画像メモリ70
への読み出しアドレスに同期してメイン画像メモリ8に
送出するのである。
【0088】尚、上記第1残差演算手段61〜第N残差
演算手段63は、上記残差の代わりに、式(2)による差
の二乗和や式(3)による相互相関係数を用いてもよい。
【0089】図10は、上記勾配法(オプティカルフロ
ー)を用いて手振れによる動きを検出する場合における
動き検出部9および画像合成部10の構成を示す。本実
施例における動き検出部9は、第1代表点メモリ75,
第2代表点メモリ76,オプティカルフロー演算手段7
7,オプティカルフローメモリ78および動き決定手段
79を有している。また、画像合成部10は、テンポラ
リ画像メモリ80およびアドレス生成手段81を有して
いる。
【0090】上記オプティカルフロー演算手段77は、
第1代表点メモリ75に記録された一枚目の入力画像に
おける代表画素のディジタル静止画像信号と第2代表点
メモリ76に記録された二枚目以降の何れかの入力画像
における代表画素のディジタル静止画像信号とに基づい
て、式(4)に従ってオプティカルフローを演算してオプ
ティカルフローメモリ78に代表画素毎に記録する。
【0091】そうすると、上記動き決定手段79は、オ
プティカルフローメモリ78に各代表画素毎に記録され
ている複数の演算結果に基づいて、入力画像を複数の領
域に分割した際における各領域毎に各領域を代表する動
き量を算出して画像合成部10のアドレス生成手段81
に送出するのである。上記アドレス生成手段81は、動
き決定手段79から送出されてくる各領域毎の動き量に
基づいて、当該二枚目以降の入力画像における各領域毎
にディジタル静止画像信号を書き込むべきメイン画像メ
モリ8上の書き込みアドレスを計算する。そして、テン
ポラリ画像メモリ80への読み出しアドレスに同期して
メイン画像メモリ8に送出する。
【0092】上述のように、本実施例における上記動き
検出部9は、CCD3によって取り込まれた各入力画像
を複数の領域に分割して夫々の領域毎に独立して動き量
を検出する。したがって、画像合成部10のアドレス生
成手段71,81は各領域毎にメイン画像メモリ8上の
書き込みアドレスを計算でき、本静止画像入力装置の光
軸回りの回転や前後方向の動きに対応できる。
【0093】<第4実施例>本実施例は、上述の第1実
施例において、一枚目の入力画像と二枚目以降の各入力
画像との間の手振れによる動き量を入力画像の複数の位
置において独立して検出し、上記動き量を検出した位置
以外では補完処理によって動き量を求める例である。上
述した第3実施例においては、上記一枚目の入力画像と
二枚目以降の各入力画像との間の手振れによる動きは両
入力画像の各領域内では一定であるとして上記手振れに
よる動き量を検出している。したがって、本静止画像入
力装置に加わる光軸回りの回転や前後方向の動きが大き
くなった場合には、得られる高精細静止画像における入
力画像の各領域に対応する領域の境界が目立って不自然
な静止画像となる。そこで、本実施例においては、入力
画像の複数の位置間の動き量を補完によって求めるので
ある。
【0094】尚、本実施例における静止画像入力装置の
概略構成は、図1に示すブロック図と同じである。図1
1は、上記相関法(ブロックマッチング)を用いて手振れ
による動きを検出する場合における動き検出部9および
画像合成部10の構成を示す。本実施例の動き検出部9
は、第3実施例における動き検出部9(図9参照)と同様
に、第1実施例における上記アドレス生成手段15,代
表点メモリ16,残差演算手段17,残差メモリ18およ
び動き検出手段19の夫々を、N個のアドレス生成手段
85〜87,N個の代表点メモリ88〜90,N個の残差
演算手段91〜93,N個の残差メモリ94〜96およ
びN個の動き検出手段97〜99で形成した構成を有し
ている。さらに、上記N個の動き検出手段97〜99か
らの出力を動き予測手段100に送出する。
【0095】上記N組のアドレス生成手段,代表点メモ
リ,残差演算手段,残差メモリおよび動き検出手段は、図
9に示す動き検出部9の場合と同様に動作して、一枚目
の入力画像と二枚目以降の何れかの入力画像との間の手
振れによる動き量を対応する領域毎に独立して行う。そ
して、得られたN個の動き量が動き予測手段100に入
力される。
【0096】そうすると、上記動き予測手段100は、
入力されたN個の動き量を夫々を当該二枚目以降の入力
画像の対応する領域における中心画素での動き量である
と見なして、そのN個の中心画素以外の画素での動き量
を周辺の領域における各画素での動き量を利用して補完
処理によって求める。そして、求めた当該二枚目以降の
入力画像の各画素毎の動き量を画像合成部10のアドレ
ス生成手段102に送出する。上記アドレス生成手段1
02は、動き予測手段100から送出されてくる当該二
枚目以降の入力画像の各画素毎の動き量に基づいて、当
該二枚目以降の入力画像における各画素の静止画像信号
を書き込むべきメイン画像メモリ8上の書き込みアドレ
スを計算する。そして、テンポラリ画像メモリ101へ
の読み出しアドレスに同期してメイン画像メモリ8に送
出する。
【0097】尚、上記残差演算手段91〜93は、残差
の代わりに、式(2)による差の二乗和や式(3)による相
互相関係数を用いてもよい。
【0098】第12図は、上記勾配法(オプティカルフ
ロー)を用いて手振れによる動きを検出する場合におけ
る動き検出部9および画像合成部10の構成を示す。本
実施例における動き検出部9は、第1代表点メモリ10
5,第2代表点メモリ106,オプティカルフロー演算手
段107,オプティカルフローメモリ108,動き決定手
段109および動き予測手段110を有している。ま
た、画像合成部10は、テンポラリ画像メモリ111お
よびアドレス生成手段112を有している。
【0099】上記第1代表点メモリ105,第2代表点
メモリ106,オプティカルフロー演算手段107,オプ
ティカルフローメモリ108および動き決定手段109
は、図10に示す動き検出部9における第1代表点メモ
リ75,第2代表点メモリ76,オプティカルフロー演算
手段77,オプティカルフローメモリ78および動き決
定手段79と同様に動作して、二枚目以降の何れかの入
力画像における各領域毎の動き量を求める。
【0100】そうすると、上記動き予測手段110は、
入力された動き量の夫々を当該二枚目以降の入力画像の
対応する領域における中心画素での動き量であると見な
し、その中心画素以外の画素での動き量を周辺の領域に
おける各画素での動き量を利用して補完処理によって求
める。そして、求めた当該二枚目以降の入力画像の各画
素毎の動き量を画像合成部10のアドレス生成手段11
2に送出する。上記アドレス生成手段112は、動き予
測手段110から送出されてくる当該二枚目以降の入力
画像の各画素毎の動き量に基づいて、当該二枚目以降の
入力画像における各画素の静止画像信号を書き込むべき
メイン画像メモリ8上の書き込みアドレスを計算する。
そして、テンポラリ画像メモリ111への読み出しアド
レスに同期してメイン画像メモリ8に送出する。
【0101】上述のように、本実施例における上記動き
検出部9は、CCD3によって取り込まれた各入力画像
を複数の領域に分割して夫々の領域毎の動き量を独立し
て検出する。そして、動き予測手段100,110によ
って、各領域毎の動き量をその領域の中心画素での動き
量であると見なし、中心画素以外の画素での動き量を周
辺画素の動き量を用いた補完処理によって求めるように
している。したがって、上記画像合成部10のアドレス
生成手段102,112は個々の画素毎に独立してメイ
ン画像メモリ8上の書き込みアドレスを計算でき、本静
止画像入力装置に加わる光軸回りの回転や前後方向の動
きが大きい場合にも対応できる。
【0102】<第5実施例>図13は、本実施例におけ
る静止画像入力装置のブロック図である。この静止画像
入力装置は、光学部115,CCD116,CCD駆動部
117,信号処理部118,A/D変換部119,タイミン
グ制御部120,メイン画像メモリ121,動き検出部1
22,画像合成部123,ファインダ125および外部I
/F126を有している。
【0103】上記光学部115,CCD116,CCD駆
動部117,信号処理部118,A/D変換部119,タイ
ミング制御部120,メイン画像メモリ121,動き検出
部122,ファインダ125および外部I/F126は、
図1に示す光学部2,CCD3,CCD駆動部4,信号処
理部5,A/D変換部6,タイミング制御部7,メイン画像
メモリ8,動き検出部9,ファインダ11および外部I/
F12と同様に動作する。本実施例における画像合成部
123は、補完処理手段124を有している。そして、
メイン画像メモリ121上への高精細静止画像の合成が
終了した際にディジタル静止画像信号が書き込まれてい
ない画素が存在する際には、周囲の画素のディジタル静
止画像信号を用いて補完処理手段124によって補完処
理を行うのである。その際に、上記補完処理手段124
はバッファ(図示せず)を有して、メイン画像メモリ12
1上の画素に二枚目以降の入力画像のディジタル静止画
像信号が書き込まれる毎にその画素のアドレスを書き込
む。そして、上記補完処理を行う場合には、上記バッフ
ァに書き込まれているアドレスの画素に対する補完処理
をパスするのである。
【0104】尚、本実施例における動き検出部122の
実際の構成は、図2〜図4,図6〜図12の何れに示す
構成であっても構わない。また、画像合成部123に
は、図2〜図4,図6〜図12の何れかに示すテンポラ
リ画像メモリおよびアドレス生成手段が設けられている
ものとする。
【0105】図14は、図13に示す本実施例の静止画
像入力装置によって行われる静止画像入力処理動作のフ
ローチャートである。以下、図14に従って、静止画像
入力処理動作について説明する。
【0106】ステップS1で、上記タイミング制御部1
20の制御の下に、光学部115,CCD116,CCD
駆動部117,信号処理部118およびA/D変換部11
9によって、CCD116の受光面一枚分のディジタル
静止画像信号が入力されて一枚目の入力画像が取り込ま
れる。ステップS2で、上記A/D変換部119からの一
枚目の入力画像のディジタル静止画像信号がメイン画像
メモリ121の所定の位置に記録され、メイン画像が作
成される。さらに、一枚目の入力画像のディジタル静止
画像信号は動き検出部122に送出される。その際に、
上記メイン画像メモリ121に最終的に合成される高精
細静止画像画素数は一枚目の入力画像の画素数の縦方向
にはNy倍であり横方向にはNx倍であるとすると、一枚
目の入力画像はメイン画像メモリ8上における縦方向に
(Ny−1)画素おきの位置に横方向に(Nx−1)画素おき
の位置に記録される。
【0107】ステップS3で、上記光学部115,CCD
116,CCD制御部117,信号処理部118およびA
/D変換部119によって、同一被写体に係るディジタ
ル静止画像信号が入力されて二枚目以降の入力画像が取
り込まれて、動き検出部122に送出される。ステップ
S4で、上記動き検出部122によって、同一被写体に
係る上記一枚目の入力画像と当該二枚目以降の入力画像
との間の手振れによる動き量が検出される。さらに、画
像合成部123によって、上記検出された動き量に基づ
いて当該二枚目以降の入力画像の各ディジタル静止画像
信号をメイン画像メモリ121へ書き込む際の書き込み
アドレスが算出される。尚、上記動き量の検出は、上記
一枚目の入力画像における縦方向に1/Ny画素単位で横
方向に1/Nx画素単位で(すなわち、メイン画像メモリ
121上に最終的に合成される高精細静止画像における
一画素単位で)検出される。
【0108】ステップS5で、上記メイン画像メモリ1
21によって、既に書き込まれている一枚目の入力画像
における隣接画素間であって、画像合成部123によっ
て求められた書き込みアドレスで指定された位置に当該
二枚目以降の入力画像のディジタル静止画像信号が書き
込まれる。こうして、当該二枚目以降の入力画像の画素
が一枚目の入力画像の画素間に内挿される。その際に、
上記メイン画像メモリ121上における書き込みアドレ
スで指定された位置に既にディジタル静止画像信号が書
き込まれている場合には、当該ディジタル静止画像信号
で強制的に書き換えるのである。ステップS6で、次の
入力画像を取り込むか否かが判定される。その結果、取
り込む場合にはステップS3に戻って次の入力画像に対
する処理に移行する。一方、取り込まない場合にはステ
ップS7に進む。ステップS7で、この時点でメイン画像
メモリ121上の合成画像にディジタル静止画像信号が
書き込まれていない画素が存在する場合には、画像合成
部123の補完処理手段124によって周囲の画素のデ
ィジタル静止画像信号を用いて補完処理が行われる。ス
テップS8で、上記メイン画像メモリ121上に書き込
まれている合成画像(高精細静止画像)のディジタル静
止画像信号が、外部I/F124を介して外部へ出力さ
れる。
【0109】このように、本実施例においては、上記メ
イン画像メモリ121上における書き込みアドレスの画
素の内容を当該ディジタル静止画像信号で強制的に書き
換える。また、メイン画像メモリ121上に形成された
高精細静止画像にディジタル静止画像信号が書き込まれ
ていない画素が存在する場合には、画像合成部123の
補完処理手段124によって補完するようにしている。
したがって、簡単な内挿処理で高精細な静止画像を入力
できる。
【0110】<第6実施例>図15は、本実施例におけ
る静止画像入力装置のブロック図である。この静止画像
入力装置は、光学部131,CCD132,CCD駆動部
133,信号処理部134,A/D変換部135,タイミン
グ制御部136,メイン画像メモリ137,動き検出部1
38,画像合成部139,ファインダ142および外部I
/F143を有している。また、上記画像合成部139
は、補完処理手段140および画素更新確認手段141
を有している。そして、画素更新確認手段141によっ
て、画像合成部139によって算出されたメイン画像メ
モリ137上のアドレスの画素が、既にディジタル静止
画像信号によって更新されているかを確認するのであ
る。
【0111】尚、本実施例における動き検出部138の
実際の構成は、図2〜図4,図6〜図12の何れに示す
構成であっても構わない。また、画像合成部139に
は、図2〜図4,図6〜図12の何れかに示すテンポラ
リ画像メモリおよびアドレス生成手段が設けられている
ものとする。
【0112】図16は、図15に示す静止画像入力装置
によって行われる静止画像入力処理動作のフローチャー
トである。以下、図16に従って、本実施例の静止画像
入力処理動作について説明する。
【0113】ステップS11〜ステップS14で、図14に
おけるステップS1〜ステップS4と同様にして、一枚目
の入力画像が取り込まれ、メイン画像が作成され、二枚
目以降の入力画像が取り込まれ、当該二枚目以降の入力
画像の動き量が検出され、当該二枚目以降の入力画像の
各ディジタル静止画像信号を書き込むべきメイン画像メ
モリ137上の書き込みアドレスが算出される。
【0114】ステップS15で、上記画像合成部139に
よって算出されたメイン画像メモリ137上の書き込み
アドレスの画素の内容が他のディジタル静止画像信号に
よって既に更新されているか否かが、上記画素更新確認
手段141によって確認される。その結果、更新されて
いなければステップS16に進み、そうでなければステッ
プS16をスキップする。
【0115】ステップS16〜ステップS19で、図14に
おけるステップS5〜ステップS8と同様にして、当該二
枚目以降の入力画像の画素が一枚目の入力画像の画素間
に内挿され、次の入力画像を取り込まない場合には画像
合成部139の補完処理手段140によって補完処理が
行われ、メイン画像メモリ137上の高精細静止画像が
外部へ出力される。
【0116】このように、本実施例においては、上記画
像合成部139で算出されたメイン画像メモリ137上
の書き込みアドレスの画素の内容が他のディジタル静止
画像信号で既に更新されているか否かを画素更新確認手
段141によって確認し、更新されている場合には当該
二枚目以降の入力画像の画素の一枚目の入力画像の画素
間への内挿をパスするようにしている。したがって、画
素内挿時間を短縮して高精細な静止画像を高速に入力で
きる。
【0117】<第7実施例>図17は、本実施例におけ
る静止画像入力装置のブロック図である。この静止画像
入力装置は、光学部145,CCD146,CCD駆動部
147,信号処理部148,A/D変換部149,タイミン
グ制御部150,メイン画像メモリ151,動き検出部1
52,画像合成部153,ファインダ157および外部I
/F158を有している。また、上記画像合成部153
は、補完処理手段154,画素更新確認手段155およ
び更新判定手段156を有している。そして、画素更新
確認手段155で既に更新されていると確認され画素の
内容を新たなディジタル静止画像信号で更新するか否か
を更新判定手段156によって判定するのである。
【0118】尚、本実施例における動き検出部152の
実際の構成は、図2〜図4,図6〜図12の何れに示す
構成であっても構わない。また、画像合成部153に
は、図2〜図4,図6〜図12の何れかに示すテンポラ
リ画像メモリおよびアドレス生成手段が設けられている
ものとする。
【0119】図18は、図17に示す本実施例の静止画
像入力装置によって行われる静止画像入力処理動作のフ
ローチャートである。以下、図18に従って、本実施例
の静止画像入力装置による静止画像入力処理動作につい
て説明する。
【0120】ステップS21〜ステップS24で、図14に
おけるステップS1〜ステップS4と同様にして、一枚目
の入力画像が取り込まれ、メイン画像が作成され、二枚
目以降の入力画像が取り込まれ、当該二枚目以降の入力
画像の動き量が検出され、当該二枚目以降の入力画像の
各ディジタル静止画像信号を書き込むべきメイン画像メ
モリ151上の書き込みアドレスが算出される。
【0121】ステップS25で、上記画像合成部153に
よって算出されたメイン画像メモリ151上の書き込み
アドレスの画素の内容が他のディジタル静止画像信号に
よって既に更新されているか否かが、上記画素更新確認
手段155によって確認される。その結果、更新されて
いなければステップS27に進み、そうでなければステッ
プS26に進む。ステップS26で、上記画像合成部153
の更新判定手段156によって、既に更新されている画
素の内容を当該二枚目の以降入力画像のディジタル静止
画像信号で更新するか否かが判定される。その結果、更
新すると判定された場合にはステップS27に進み、そう
でなければステップS27をスキップする。
【0122】その際における上記更新判定手段156に
よる更新判定は、例えば動き検出部152で動き量を検
出する際に求めた残差の値を画素更新判定の信頼値とし
て上記画素更新信頼値格納手段であるバッファ(図示せ
ず)に格納し、その信頼値を用いて次のように行う。す
なわち、上記更新判定手段156は、画像合成部153
が当該更新済み画素のアドレスを先回算出した際に基と
した動き量に係る信頼値(残差)を上記バッファから読み
出し、動き検出部152で今回動き量を求める際に用い
た信頼値(残差)と比較する。そして、今回の信頼値が
“小さい"(上記相互相関係数の場合には“大きい")場合
には再度更新すると判定し、そうでない場合には今回の
更新をパスすると判定するのである。
【0123】ステップS27〜ステップS30で、図14に
おけるステップS5〜ステップS8と同様にして、当該二
枚目以降の入力画像の画素が一枚目の入力画像の画素間
に内挿され、次の入力画像を取り込まない場合には画像
合成部153の補完処理手段154によって補完処理が
行われ、メイン画像メモリ151上に合成された高精細
静止画像が外部へ出力される。
【0124】このように、本実施例においては、上記画
像合成部153で算出されたメイン画像メモリ151上
のアドレスの画素内容が他のディジタル静止画像信号で
既に更新されているか否かを画素更新確認手段155に
よって確認する。そして、更新されている場合であっ
て、更新判定手段156によって更に更新すると判定さ
れた場合に、当該二枚目以降の入力画像の画素を一枚目
の入力画像の画素間に内挿するようにしている。したが
って、高精細な静止画像を合成するのに最適なディジタ
ル静止画像信号を用いて画素内挿を行って、高画質で高
精細な静止画像を高速に入力できる。
【0125】<第8実施例>図19は、本実施例におけ
る静止画像入力装置のブロック図である。この静止画像
入力装置は、光学部161,CCD162,CCD駆動部
163,信号処理部164,A/D変換部165,タイミン
グ制御部166,メイン画像メモリ167,動き検出部1
68,画像合成部169,ファインダ172および外部I
/F173を有している。また、上記画像合成部169
は、補完処理手段170および画像合成終了判定手段1
71を有している。
【0126】尚、本実施例における動き検出部168の
実際の構成は、図2〜図4,図6〜図12の何れに示す
構成であっても構わない。また、画像合成部169に
は、図2〜図4,図6〜図12の何れかに示すテンポラ
リ画像メモリおよびアドレス生成手段が設けられている
ものとする。尚、画像合成部169には、更に加えて図
15,図17の何れかに示す画素更新確認手段や更新判
定手段を設けても構わない。
【0127】本実施例においては、図14に示す静止画
像入力処理動作のフローチャートにおける上記ステップ
S6、あるいは、図16に示す静止画像入力処理動作の
フローチャートにおける上記ステップS17、あるいは、
図18に示す静止画像入力処理動作のフローチャートに
おける上記ステップS28に相当する“次の入力画像を取
り込むか否かの判定"を行うに際しては、以下のように
して判定する。
【0128】上記画像合成部169によって算出された
メイン画像メモリ167上の書き込みアドレスの画素に
二枚目以降の入力画像のディジタル静止画像信号が書き
込まれると、上記更新画素格納手段であるバッファ(図
示せず)に書き込みが終了したメイン画像メモリ167
上の画素のアドレスを書き込む。そして、画像合成終了
判定手段171は、上記バッファにメイン画像メモリ1
67上の総ての画素のアドレスが書き込まれた際には次
の入力画像を取り込まないと判定するのである。また、
上記補完処理手段170は、上述のようにして補完処理
を行う。したがって、本実施例によれば、高画質で高精
細な静止画像を高速に入力できる。
【0129】<第9実施例>図20は本実施例における
静止画像入力装置のブロック図である。この静止画像入
力装置は、画像合成部183に初期補完処理手段184
および入力画像枚数判定手段185を設けている。尚、
本実施例における動き検出部182の実際の構成は、図
2〜図4,図6〜図12の何れに示す構成であっても構
わない。また、画像合成部183には、図2〜図4,図
6〜図12の何れかに示すテンポラリ画像メモリおよび
アドレス生成手段が設けられているものとする。尚、画
像合成部183には、更に加えて図15,図17の何れ
かに示す画素更新確認手段や更新判定手段を設けても構
わない。
【0130】本実施例においては、図14に示す静止画
像入力処理動作のフローチャートにおける上記ステップ
S2、あるいは、図16に示す静止画像入力処理動作の
フローチャートにおける上記ステップS12、あるいは、
図18に示す静止画像入力処理動作のフローチャートに
おける上記ステップS22に相当する“メイン画像の作
成"を行うに際しては、以下のようにして作成する。
【0131】すなわち、上記一枚目の入力画像のディジ
タル静止画像信号がメイン画像メモリ181上における
縦方向に(Ny−1)画素おきの位置に、横方向に(Nx−
1)画素おきの位置に書き込まれると、初期補完処理手
段184は、上記書き込まれたディジタル静止画像信号
に基づいてディジタル静止画像信号が書き込まれていな
い画素のディジタル静止画像信号を予め補完しておくの
である。したがって、本実施例においては、図14に示
す静止画像入力処理動作のフローチャートにおける上記
ステップS7、あるいは、図16に示す静止画像入力処
理動作のフローチャートにおける上記ステップS18、あ
るいは、図18に示す静止画像入力処理動作のフローチ
ャートにおける上記ステップS29に相当する“補完処
理"は行う必要がないのである。
【0132】また、図14に示す静止画像入力処理動作
のフローチャートにおける上記ステップS6、あるい
は、図16に示す静止画像入力処理動作のフローチャー
トにおける上記ステップS17、あるいは、図18に示す
静止画像入力処理動作のフローチャートにおける上記ス
テップS28に相当する“次の入力画像を取り込むか否か
の判定"を行うに際しては、以下のようにして判定す
る。
【0133】上記画像合成部183は、動き検出部18
2から二枚目以降のある入力画像に係る総ての動き量の
取り込みが終了する毎に内蔵するバッファ(図示せず)に
設定された上記入力画像枚数格納手段としてのカウンタ
をインクリメントする。そして、入力画像枚数判定手段
185は、上記カウンタの内容が上記バッファに予め記
憶している総取り込み枚数に至ったか否かを判定し、至
ったと判定されると次の入力画像を取り込まないと判定
するのである。したがって、本実施例によれば、必要以
上の入力画像の取り込みを無くして、高精細な静止画像
を高速に入力できる。
【0134】<第10実施例>図21は、本実施例にお
ける静止画像入力装置のブロック図である。この静止画
像入力装置は、画像合成部199に補完処理手段200
および入力画像枚数判定手段201を設けている。尚、
本実施例における動き検出部198の実際の構成は、図
2〜図4,図6〜図12の何れに示す構成であっても構
わない。また、画像合成部199には、図2〜図4,図
6〜図12の何れかに示すテンポラリ画像メモリおよび
アドレス生成手段が設けられているものとする。尚、画
像合成部199には、更に加えて図15,図17の何れ
かに示す画素更新確認手段や更新判定手段を設けても構
わない。
【0135】本実施例においては、図14に示す静止画
像入力処理動作のフローチャートにおける上記ステップ
S6、あるいは、図16に示す静止画像入力処理動作の
フローチャートにおける上記ステップS17、あるいは、
図18に示す静止画像入力処理動作のフローチャートに
おける上記ステップS28に相当する“次の入力画像を取
り込むか否かの判定"を行うに際しては、第9実施例の
場合と同様に、入力画像枚数判定手段201によって取
り込まれた入力画像枚数が設定枚数に至ったと判定され
ると次の入力画像を取り込まないと判定するのである。
そうすると、上記補完処理手段200は、上述のよう
に、メイン画像メモリ197上にディジタル静止画像信
号が書き込まれていない画素が存在する際には、周囲の
画素のディジタル静止画像信号を用いて補完処理を行
う。したがって、本実施例によれば、必要以上の入力画
像の取り込みを無くして、高画質で高精細な静止画像を
高速に入力できる。
【0136】<第11実施例>図22は、本実施例にお
ける静止画像入力装置のブロック図である。この静止画
像入力装置は、画像合成部213に補完処理手段214
および信頼度比較手段215を設けている。尚、本実施
例における動き検出部212の実際の構成は、図2〜図
4,図6〜図12の何れに示す構成であっても構わな
い。また、画像合成部213には、図2〜図4,図6〜
図12の何れかに示すテンポラリ画像メモリおよびアド
レス生成手段が設けられているものとする。尚、画像合
成部213には、更に加えて図15,図17の何れかに
示す画素更新確認手段や更新判定手段を設けても構わな
い。
【0137】本実施例においては、図14に示す静止画
像入力処理動作のフローチャートにおける上記ステップ
S6、あるいは、図16に示す静止画像入力処理動作の
フローチャートにおける上記ステップS17、あるいは、
図18に示す静止画像入力処理動作のフローチャートに
おける上記ステップS28に相当する“次の入力画像を取
り込むか否かの判定"を行うに際しては、例えば動き検
出部212で動き量を検出する際に求める残差の値を画
像合成判定の信頼値として、用いて次のようにして判定
する。
【0138】すなわち、上記信頼度比較手段215は、
動き検出部212で動き量を検出する際に用いた信頼値
(残差)と上記閾値格納手段であるバッファ(図示せず)に
登録されている閾値とを比較する。そして、信頼値が閾
値よりも大きい場合には、二枚目以降の入力画像の動き
量が高精細静止画像の合成に不適当な程大きくなったと
判断して、次の入力画像を取り込まないと判定するので
ある。また、上記補完処理手段214は、上述のように
して補完処理を行う。
【0139】したがって、本実施例によれば、必要以上
の入力画像の取り込みを無くして、高画質で高精細な静
止画像を高速に入力できる。
【0140】尚、第5実施例,第6実施例および第7実
施例における静止画像入力処理動作は、図14,図16
および図18に示すフローチャートに限定されるもので
はない。
【0141】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の静止画像入力装置は、動き検出部によって、2
枚目以降の各ディジタル静止画像の手振れによる動き量
を1画素よりも細かい移動単位で検出し、画像合成部に
よって、画像メモリ上における1枚目のディジタル静止
画像の画素間の上記動き量に応じた位置に、2枚目以降
のディジタル静止画像の各画素を内挿して同一被写体の
複数のディジタル静止画像の合成画像を生成するので、
撮影領域全体を一度に撮れる画素数の少ない安価な二次
元イメージセンサを用いて、短い画像取り込み時間で、
高精細なディジタル静止画像を入力できる。
【0142】すなわち、この発明によれば、撮影領域全
体を一度に撮れる画素数の多い二次元イメージセンサ、
画素数の多い一次元イメージセンサや画素数の少ない二
次元イメージセンサを移動する移動機構、撮影領域を分
離/分割するための光学系を必要とせず、画像処理のみ
によって高精細ディジタル静止画像を合成するので、静
止画像入力装置を安価に提供できる。さらに、一度の撮
影によって手振れによる動き量を利用して高精細ディジ
タル静止画像を合成するので、手持ち撮影が可能とな
る。
【0143】また、請求項2に係る発明の静止画像入力
装置は、画像合成部は、動き検出部からの1つの代表画
素に係る動き量を当該ディジタル静止画像の全画素に係
る動き量であるとして内挿位置を求めるので、非常に簡
単な処理で高速に高精細なディジタル静止画像を合成で
きる。
【0144】また、請求項3に係る発明の静止画像入力
装置は、画像合成部は、動き検出部からの各領域におけ
る1つの代表画素に係る動き量を対応領域内の全画素に
係る動き量であるとして内挿位置を求めるので、上記各
領域毎に独立して動き量を検出して内挿位置を求めるこ
とができる。したがって、この発明によれば、上記2枚
目以降のディジタル静止画像の動きに光軸回りの回転や
前後方向の動きが加わっても、2枚目以降のディジタル
静止画像の動き量から高精細なディジタル静止画像を得
ることができる。
【0145】また、請求項4に係る発明の静止画像入力
装置は、動き検出部は動き予測手段を有して、2枚目以
降のディジタル静止画像の各領域における1つの代表画
素に係る動き量を検出した後に他の画素に係る動き量を
上記動き予測手段で補完し、画像合成部は、上記動き検
出部からの個々の画素に係る動き量に基づいて上記内挿
位置を求めるので、得られる高精細なディジタル静止画
像における上記各領域の境界が滑らかになる。したがっ
て、この発明によれば、2枚目以降のディジタル静止画
像の動きが大きい場合でも、自然な高精細ディジタル静
止画像を得ることができる。
【0146】また、請求項5に係る発明の静止画像入力
装置は、画像合成部によって、画像メモリ上における当
該内挿位置の画素に既に書き込まれているディジタル画
像情報を当該2枚目以降のディジタル静止画像のディジ
タル画像情報に強制的に置き換えるので、上記内挿処理
を簡単にして、高精細なディジタル静止画像を合成でき
る。
【0147】また、請求項6に係る発明の静止画像入力
装置は、画素更新確認手段が画像メモリ上における当該
内挿位置の画素の内容が既に他のディジタル画像情報で
更新されたと確認した場合には、画像合成部は、当該内
挿位置の画素を当該2枚目以降のディジタル静止画像の
ディジタル画像情報に置き換えないので、高精細なディ
ジタル静止画像を高速に合成できる。
【0148】また、請求項7に係る発明の静止画像入力
装置は、動き検出部からの2枚目以降のディジタル静止
画像における代表画素に係る動き量を表す情報を画素更
新判定用の信頼値として画像合成部の画素更新信頼値格
納手段に格納し、画素更新確認手段が画像メモリ上にお
ける当該内挿位置の画素が更新済みであることを確認し
た場合には、更新判定手段による上記画素更新信頼値格
納手段の信頼値に基づく判定結果に応じて当該内挿位置
の画素の内容を更新するので、入力された同一被写体に
係る複数枚数のディジタル静止画像から当該内挿位置の
画素に最適なディジタル画像情報を選択して、高精細な
ディジタル静止画像を精度よく合成できる。
【0149】また、上記各発明の静止画像入力装置は、
画像メモリ上における更新済み画素の情報を画像合成部
の更新画素格納手段に格納し、画像合成終了判定手段に
よって、上記更新画素格納手段の格納内容を参照して、
上記画像メモリ上の全画素が2枚目以降のディジタル画
像情報に更新されると合成画像の生成は終了したと判定
するようにすれば、高精細なディジタル静止画像が完成
すると自動的に画像合成処理を終了できる。さらに、上
記画像メモリ上に合成される高精細なディジタル静止画
像を実際に取り込まれたディジタル画像情報のみを用い
て合成できる。
【0150】さらに、上記各発明の静止画像入力装置
は、画像メモリに1枚目のディジタル静止画像を書き込
む際に画像合成部の初期補完処理手段によって未書き込
み画素を補完し、入力画像枚数判定手段によって入力画
像枚数格納手段に格納された入力画像の枚数が所定枚数
に達したと判定されると、画像合成部は入力画像取り込
みを中止するようにすれば、高精細なディジタル静止画
像を所定時間内に短時間で合成できる。
【0151】さらに、上記各発明の静止画像入力装置
は、入力画像枚数判定手段によって入力画像枚数格納手
段に格納された入力画像の枚数が所定枚数に達したと判
定されると、画像合成部は入力画像取り込みを中止し、
その時点で画像メモリ上における未更新画素を補完処理
手段によって補完するようにすれば、高精細なディジタ
ル静止画像を所定時間内に短時間で合成できる。
【0152】さらに、上記各発明の静止画像入力装置
は、信頼度比較手段によって当該内挿位置の画素に係る
画像合成判定用の信頼値が閾値格納手段に格納された上
記信頼値の閾値に達したと判定されると、画像合成部は
入力画像取り込みを中止するようにすれば、手振れによ
る動き量が高精細静止画像の合成に有効な範囲を越える
と自動的に高精細なディジタル静止画像の合成処理を終
了できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例における静止画像入力装
置のブロック図である。
【図2】図1における動き検出部および画像合成部の詳
細なブロック図である。
【図3】図1における動き検出部および画像合成部の図
2とは異なる詳細なブロック図である。
【図4】図1における動き検出部および画像合成部の図
2および図3とは異なる詳細なブロック図である。
【図5】図1におけるメイン画像メモリ上に高精細静止
画像を生成する方法の説明図である。
【図6】第2実施例における動き検出部および画像合成
部のブロック図である。
【図7】図6とは異なる動き検出部および画像合成部の
ブロック図である。
【図8】図6および図7とは異なる動き検出部および画
像合成部のブロック図である。
【図9】第3実施例における動き検出部および画像合成
部のブロック図である。
【図10】図9とは異なる動き検出部および画像合成部
のブロック図である。
【図11】第4実施例における動き検出部および画像合
成部のブロック図である。
【図12】図11とは異なる動き検出部および画像合成
部のブロック図である。
【図13】第5実施例における静止画像入力装置のブロ
ック図である。
【図14】図13における静止画像入力装置によって行
われる静止画像入力処理動作のフローチャートである。
【図15】第6実施例における静止画像入力装置のブロ
ック図である。
【図16】図15における静止画像入力装置によって行
われる静止画像入力処理動作のフローチャートである。
【図17】第7実施例における静止画像入力装置のブロ
ック図である。
【図18】図17における静止画像入力装置によって行
われる静止画像入力処理動作のフローチャート図であ
る。
【図19】第8実施例における静止画像入力装置のブロ
ック図である。
【図20】第9実施例における静止画像入力装置のブロ
ック図である。
【図21】第10実施例における静止画像入力装置のブ
ロック図である。
【図22】第11実施例における静止画像入力装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
2,115,131,145,161,175,191,20
5…光学部、3,116,132,146,162,176,
192,206…CCD、8,121,137,151,1
67,181,197,211…メイン画像メモリ、9,1
22,138,152,168,182,198,212…動
き検出部、10,123,139,153,169,183,
199,213…画像合成部、15,36,55〜57,8
5〜87…アドレス生成手段、16,37,58〜60,
88〜90…代表点メモリ、17,38,61〜63,9
1〜93…残差演算手段、19,40,67〜69,97
〜99…動き検出手段、20,41,70,80,101,
111…テンポラリ画像メモリ、21,42,71,81,
102,112…アドレス生成手段、25,45,75,1
05…第1代表点メモリ、26,46,76,106…第
2代表点メモリ、27,47,77,107…オプティカ
ルフロー演算手段、29,49,79,109…動き決定
手段、31,51…水平ジャイロ、 32,52
…垂直ジャイロ、124,140,154,170,20
0,214…補完処理手段、141,155…画素更新確
認手段、156…更新判定手段、 171…
画像合成終了判定手段、184…初期補完処理手段、
185,201…入力画像枚数判定手段、215
…信頼度比較手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/91

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学部によって取り込まれた被写体の光
    学的な画像情報を光電変換部およびA/D変換部によっ
    て電気的なディジタル画像情報に変換し、得られたディ
    ジタル静止画像を画像メモリに記録する静止画像入力装
    置において、 上記A/D変換部からの同一被写体における複数枚のデ
    ィジタル静止画像のディジタル画像情報に基づいて、2
    枚目以降の各ディジタル静止画像の1枚目のディジタル
    静止画像に対する手振れによる動き量を、上記ディジタ
    ル静止画像の1画素よりも細かい移動単位で検出する動
    き検出部と、 上記画像メモリ上における1枚目のディジタル静止画像
    の画素間であって、且つ、上記動き検出部からの動き量
    に応じた位置の画素に、2枚目以降のディジタル静止画
    像の各画素を内挿することによって、上記同一被写体の
    複数枚のディジタル静止画像の合成画像を生成する画像
    合成部を備えたことを特徴とする静止画像入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静止画像入力装置にお
    いて、 上記動き検出部は、上記2枚目以降の各ディジタル静止
    画像における1つの代表画素に係る動き量を検出し、 上記画像合成部は、上記動き検出部からの唯一つの動き
    量を当該2枚目以降のディジタル静止画像の全画素に係
    る動き量であるとして、当該2枚目以降のディジタル静
    止画像における全画素の内挿位置を求めることを特徴と
    する静止画像入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の静止画像入力装置にお
    いて、 上記動き検出部は、上記2枚目以降の各ディジタル静止
    画像を複数領域に分割して夫々の領域における1つの代
    表画素に係る動き量を検出し、 上記画像合成部は、上記動き検出部からの各領域におけ
    る唯一つの動き量を当該2枚目以降のディジタル静止画
    像の対応領域内の全画素に係る動き量であるとして、当
    該2枚目以降のディジタル静止画像における全画素の内
    挿位置を各領域毎に求めることを特徴とする静止画像入
    力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の静止画像入力装置にお
    いて、 上記動き検出部は、上記2枚目以降のディジタル静止画
    像における画素の動き量を予測する動き予測手段を有し
    て、上記2枚目以降のディジタル静止画像の夫々の領域
    における1つの代表画素に係る動き量を検出し、さら
    に、上記動き予測手段によって、各領域内における他の
    画素に係る動き量を予測して補完し、 上記画像合成部は、上記動き検出部からの個々の画素に
    係る動き量に基づいて当該2枚目以降のディジタル静止
    画像の対応画素の内挿位置を求めることを特徴とする静
    止画像入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記
    載の静止画像入力装置において、 上記画像合成部は、上記画像メモリ上における当該内挿
    位置の画素に記録されているディジタル画像情報を当該
    2枚目以降のディジタル静止画像のディジタル画像情報
    に強制的に置き換えることを特徴とする静止画像入力装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記
    載の静止画像入力装置において、 上記画像合成部は、上記画像メモリ上の画素の内容が既
    に他のディジタル画像情報で更新されていることを確認
    する画素更新確認手段を有して、この画素更新確認手段
    によって上記画像メモリ上における当該内挿位置の画素
    の内容が既に更新されていることを確認した場合には、
    当該内挿位置の画素におけるディジタル画像情報を当該
    2枚目以降のディジタル静止画像のディジタル画像情報
    に置き換えないことを特徴とする静止画像入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記
    載の静止画像入力装置において、 上記画像合成部は、画素更新判定用の信頼値を格納する
    画素更新信頼値格納手段、上記画像メモリ上の画素の内
    容が既に他のディジタル画像情報で更新されていること
    を確認する画素更新確認手段、および、上記画像メモリ
    上の画素の内容を2枚目以降のディジタル静止画像のデ
    ィジタル画像情報で更新するか否かを判定する更新判定
    手段を有して、上記動き検出部によって求められた2枚
    目以降のディジタル静止画像における代表画素に係る動
    き量を表す情報を取り込んで画素更新判定用の信頼値と
    して上記画素更新信頼値格納手段に格納し、上記画素更
    新確認手段によって上記画像メモリ上における当該内挿
    位置の画素の内容が既に更新されていることを確認した
    場合には、上記更新判定手段によって上記画素更新信頼
    値格納手段に格納された信頼値に基づいて当該内挿位置
    の画素におけるディジタル画像情報を当該2枚目以降の
    ディジタル静止画像のディジタル画像情報で更新するか
    否かを判定し、この判定結果に応じて当該内挿位置の画
    素の内容を更新することを特徴とする静止画像入力装
    置。
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