JPH08102830A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08102830A
JPH08102830A JP6237362A JP23736294A JPH08102830A JP H08102830 A JPH08102830 A JP H08102830A JP 6237362 A JP6237362 A JP 6237362A JP 23736294 A JP23736294 A JP 23736294A JP H08102830 A JPH08102830 A JP H08102830A
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JP
Japan
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recording paper
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Pending
Application number
JP6237362A
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English (en)
Inventor
Toshio Seto
俊男 瀬戸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 制限された容量のページメモリを使用するこ
とにより低コスト化が図れ、且つ、高階調度の画像出力
という長所と、ページメモリを使用した多部数複写や、
縦横回転による異なった方向の記録紙への出力などディ
ジタル複写機個有の長所とを使い分けができる画像処理
装置の提供。 【構成】 階調度を有する画像を形成する画像処理装置
において、画像を読取る画像読取部2と、読取部で読み
取った画像を形成制御する画像形成制御部6と、画像を
形成する画像形成部7と、画像読取部からの画像情報を
n値以下の階調度で画像形成するとき、一時的に画像情
報を格納するページメモリ4と、画像読取部からの画像
情報をn値を超える階調度で画像形成するときは、画像
読取部と画像形成部との同期をとり、ページメモリを介
さず画像形成を行う同期化手段8を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル複写機や、デ
ィジタル複写機能とファクシミリ通信機能を備えた複合
機など画像読取部と画像形成部を備えた画像処理装置に
係り、特に、ページメモリを使用する画像形成モードと
ページメモリを使用しない画像形成モードを使い分ける
ことができる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩により、1ページまた
は複数ページの画像情報を一時的に格納しておくページ
メモリは安価に実現できるようになったが、それでも形
成する画像の階調度が多値であったりすると、ページメ
モリは大容量にならざるをえず、コストも形状も増大し
てしまう。
【0003】そのため、画像読取りと画像形成とを同期
化して実行することにより、ページメモリを省くことを
可能にしたディジタル複写機などが実現されている。し
かし、このようなディジタル複写機では、ページメモリ
を持たないために、多部数複写を行う際、部数に等しい
回数だけ画像読取りを行う必要が生じ、その間、画像形
成部だけでなく画像読取部も専有され、ファクシミリ送
信などをしたくても行えないし、またページメモリを備
えていないため、例えば、所定の方向の記録紙がなくな
ったとき、縦横回転(90度回転)を行って異なった方向
の記録紙に出力するなどのディジタル複写機個有の長所
を活かせていない。
【0004】特開平2−193463号公報に提示され
いるディジタル複写機は、ファクシミリ通信やファイリ
ングも可能な複合機で、多値階調による情報量の増大を
抑制するために、2値と多値(3値以上)の両方を扱え
るようにし、例えば、ファクシミリ送信やファイリング
用としては2値化データを用いている。画像形成部に対
しても2値化データと多値化データの転送は可能である
が、ページメモリを使用したディジタル複写機個有の長
所を生かす方法については開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ディジタル複写機などの画像処理装置では、多値階調度
の画像形成を行う場合で低コスト化を実現しようとする
と、メモリの容量上ページメモリを使用することができ
ず、従ってディジタル複写機個有の長所を活かせていな
い欠点を有していた。
【0006】本発明は斯る事情に鑑みなされたもので、
制限された容量のページメモリを使用することにより低
コスト化が図れ、且つ、高階調度の画像出力という長所
と、ページメモリを使用した多部数複写や、縦横回転に
よる異なった方向の記録紙への出力などディジタル複写
機個有の長所とを使い分けができる画像処理装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】叙上の目的を達成するた
め、請求項1のファクシミリ装置は、階調度を有する画
像を形成する画像処理装置において、画像を読取る画像
読取部と、該読取部で読み取った画像を形成制御する画
像形成制御部と、画像を形成する画像形成部と、前記画
像読取部からの画像情報をn値以下の階調度で画像形成
するとき、一時的に画像情報を格納するページメモリ
と、前記画像読取部からの画像情報をn値を超える階調
度で画像形成するとき、前記画像読取部と画像形成部と
の同期をとる同期化手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2のファクシミリ装置は、更に、設
置された方向別の記録紙有無を検出する記録紙センサ
と、ページメモリ内の画像情報を縦横回転させる縦横回
転手段とを備え、前記画像形成制御部は、前記記録紙セ
ンサが記録指定方向の記録紙なしを検出したとき、階調
度の指定にかかわらず階調度をn値以下に設定し、ペー
ジメモリ内の画像情報を前記縦横回転手段によって縦横
回転させ、同サイズ・異指定方向の記録紙に画像形成す
るように構成したこと特徴とする。
【0009】請求項3のファクシミリ装置において、画
像形成制御部は、複写印刷部数として部数1が指定され
たとき、n値を超える階調度での画像形成を行い、多部
数複写が指定されたときはn値以下の階調度での画像形
成を行うように構成したことを特徴とする。
【0010】請求項4のファクシミリ装置は、また、ペ
ージメモリの容量から定まる記憶可能な複写印刷枚数ま
たは複写部数を予め設定する記憶可能複写設定手段を備
え、複写枚数または複写部数が入力されたとき、前記記
憶可能複写設定手段により設定された値と比較され、入
力された複写枚数または複写部数が、設定された値より
大きいときはn値以下の階調度で画像形成を行い、設定
された値より小さいときはn値を超える階調度で画像形
成を行うように構成したことを特徴とする。
【0011】請求項5のファクシミリ装置は、更にま
た、SAFメモリと、SAFメモリの空き容量を管理す
るSAFメモリ管理手段とを備え、SAFメモリ管理手
段がSAFメモリの空き容量が所定量以上であることを
検知したとき、前記SAFメモリをn値を超える階調度
で画像形成する際のページメモリとして用いるように構
成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明のファクシミリ装置では、階調度を有す
る画像を形成する画像処理装置において、画像読取部か
ら読み取った画像情報をn値以下の階調度で画像形成す
るときは、ページメモリに一時的に画像情報を格納した
のち画像形成を行ない、画像読取部から読み取った画像
情報をn値を超える階調度で画像形成するときは、前記
画像読取部と画像形成部との同期をとりつつ画像読取部
で読み取った画像をページメモリを介することなく画像
を形成する。
【0013】また、本発明のファクシミリ装置では、設
置された方向別の記録紙の有無を検出し、記録紙センサ
が記録指定方向の記録紙なしを検出したとき、階調度の
指定にかかわらず階調度をn値以下に設定して、ページ
メモリ内の画像情報を縦横回転させ、同サイズ・異指定
方向の記録紙に画像形成出力することができる。
【0014】更に、本発明のファクシミリ装置では、複
写印刷部数として部数1が指定入力されたとき、画像形
成制御部はn値を超える階調度での画像形成を行い、多
部数複写が指定されたときはn値以下の階調度での画像
形成を行うことができる。
【0015】更にまた、本発明のファクシミリ装置で
は、複写枚数または複写部数が入力されたとき、ページ
メモリの容量から定まる記憶可能な複写印刷枚数または
複写部数より予め設定された値と比較され、入力された
複写枚数または複写部数が、設定された値より大きいと
きはn値以下の階調度で画像形成を行い、設定された値
より小さいときはn値を超える階調度で画像形成を行う
ことができる。
【0016】また更に、本発明のファクシミリ装置で
は、SAFメモリ管理手段がSAFメモリの空き容量が
所定量以上であることを検知したとき、前記SAFメモ
リをn値を超える階調度で画像形成する際のページメモ
リとして用いることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の動作を説明するための全
体構成を示すブロック図である。本発明の画像処理装置
は、CPU、プログラムを内蔵したROM、及びRAM
を有し、プログラムに従って装置全体の制御を行う制御
部1と、原稿を走査して画像を読み取る画像読取部2
と、ファクシミリ通信などの制御を行う通信制御部3
と、画像読取部2によって読み取った1ページまたは複
数ページ分の画像情報や通信制御部3を介して受信した
画像情報を一時的に格納するページメモリ4と、画像読
取部2によって読み取った1ラインまたは複数ライン分
の画像情報を一時的に格納するラインバッファ5と、ペ
ージメモリ4またはラインバッファ5内の画像情報に基
づき、画像形成の制御を行う画像形成制御部6と、電子
写真方式あるいはインクジェット方式等の画像形成部7
と、制御部1の一部とラインバッファ5を含み、画像形
成動作と画像読み取り動作を同期化する同期化手段8
と、操作者へのメッセージ等を出力する表示手段や入力
指示を与えるための操作キーなどからなる操作部9より
構成される。
【0019】通信制御部3は、図示していないが、符号
化復号化回路、モデムおよびNCUなどから構成され、
画像読取部2によって読み取られ、ページメモリ4に格
納された画像情報を符号化復号化回路で符号化(データ
圧縮)し、モデムおよびNCUを介して相手先のファク
シミリ装置へ送信したり、相手のファクシミリ装置から
NCU、モデムを介して受信した画像情報を符号化復号
化回路で復号化(データ伸長)し、ページメモリ4を介
して画像形成部7へ出力したりする。
【0020】図2は、図1に示す画像読取部2の構成を
示す概略構成図である。画像読取部2は、撮像デバイス
(例えば、CCD)21、AD変換器22、及びシェー
デング補正回路23から構成される。撮像デバイス21
によって1ライン単位で画像を読み取り、連続した1ラ
イン分のアナログ信号をAD変換器22でデジタルデー
タに変換する。例えば、AD変換器22の出力は8ビッ
トで構成され、原稿の各画素の濃度、つまり階調を8ビ
ットで表わしたデータが画素配列順に順次出力される。
このAD変換器22の出力は、シェーデング補正回路2
3でシェーデング補正されシステムバス12に出力され
る。
【0021】図3は、図1に示す画像形成部7の構成を
示す概略構成図である。画像形成部7は、感光体ドラム
71、潜像形成部72、現像部73、転写部74及びレ
ジストローラ75から構成される。回転する感光体ドラ
ム71上には、画像形成制御部6に制御された潜像形成
部72によって潜像が形成され、その感光体ドラム71
が回転することにより潜像が現像部73へ移動し、その
位置でトナー像が形成される(現象)。この形成された
トナー像は、更に転写部74へ移動し、その位置で感光
体ドラム71上のトナー像が記録紙P上に転写される。
記録紙Pは、図示していない給紙手段より搬送され、そ
の先端が上記レジストローラ75の位置に達すると、こ
の位置で記録紙Pはいったん停止する。そして、再び記
録紙Pが移動を開始し、記録紙Pの先端が転写部74に
達するとき、感光体71上のトナー像も転写部74に到
達するよう画像読取部2と同期化を行う。この同期化に
より、画像読取部2が読み取りを開始してから一定時間
後に、読み取られたデータに基づき感光体ドラム上への
潜像形成を開始することができる。この同期化に従っ
て、画像読取部2が読み取りを開始し、その後所定の読
み取り速度で原稿の読み取りを連続して行い、読み取ら
れた画像情報の先頭データが画像形成制御部6に出力さ
れたとき、画像形成制御部6が上記読み取り速度と等速
で感光体ドラム71への書き込みを開始すれば、ページ
メモリを使用することなく複写記録することが出来る。
【0022】図4は、複写動作を示すフローチャートで
ある。複写動作の開始に先立ち、操作部9より階調度が
多階調(例えば256階調)であることが入力指示され
ると(ステップS1)、画像形成制御部6はレジストロ
ーラ部75に停止していた記録紙の搬送を開始させる
(S2)。記録紙の搬送が開始すると、その旨を制御部
1に通知し(S3)、画像読取部2に読み取り動作を開
始させる(S4)。この画像読取部2の読み取りは、例
えば、図示しない駆動モータによって1ライン長を有す
る撮像デバイス(ものとする)21を副走査方向(原稿
長方向)に移動させることにより、原稿を上から下へラ
イン単位で読み取る動作がくり返される。撮像デバイス
21によってライン単位で読み取られた画像情報は、A
D変換器22で8ビットのデジタルデータ(256階調
の階調性を有するデータ)に変換され、シェーデング補
正回路23で補正され、システムバス12に出力され
る。シェーデング補正回路23から出力された8ビット
構成の各画素データはそのままラインバッファ5ヘ入力
される(S5)。ラインバッファ5は、例えば、2ライ
ン分の画素データが格納可能であり、最初の1ライン分
の入力が完了した後、所定のタイミングでラインバッフ
ァ5からの出力(読み出し)を開始し、一連の8ビット
構成の画素データは画像形成制御部6に出力される(S
6)。
【0023】尚、ラインバッファ5から画像形成制御部
6への出力タイミングは、レジストローラ75から記録
紙の移動を開始させる時点から予め定めた一定時間後で
ある。ラインバッファ5からの出力が開始された後は、
ラインバッファ5への書き込み(入力)と読み出し(出
力)は並行して行われる。各ラインの書き込み速度と読
み出し速度、ライン間の書き込み休止時間と読み出し休
止時間は設計上同じにしているので、ばらつきがなけれ
ば上記並行動作の間、ラインバッファ内のデータの増減
はないはずだが、クロックその他のばらつきにより、若
干の増減が生ずる。このためばらつき等を考慮した場合
には、上記出力タイミングまで余裕をもって最初のライ
ンの先頭データがラインバッファ5に格納されている必
要があり、この余裕度およびばらつき量の関係からライ
ンバッファ5の容量は1ライン分で構成されたり、数ラ
イン分で構成される。本実施例においては、上述の理由
からラインバッファの容量を数ラインとしている。
【0024】画像形成制御部6は、潜像形成のためのレ
ーザ光走査(感光体ドラムの所定領域へのレーザ光照
射)を開始する(S7)。このときのレーザ光は、ライ
ンバッファ5から出力される各画素の階調データの8ビ
ットデータ値に応じて、パルス巾を可変に変調制御さ
れ、可視像が形成される。
【0025】ステップS1に於て、操作部9より低階調
度あるいは2階調(白黒の2段階)が入力指定されされ
ると(YES)、読取部2による読み出しが開始される
(S8)。この読み出し開始は、画像形成制御と同期さ
せる必要がない。読取部2のシェーデング補正回路23
から8ビットデータが出力されると、指定された階調度
に応じて、8ビットデータの上位1ビット(この場合は
2階調)または数ビットだけページメモリ4へ格納する
(S9)。このページメモリ4への格納は1ページ分あ
るいは数ページ分連続して行われる。
【0026】その後、ページメモリ4から読み出しが開
始され、画像形成制御部6へのデータ転送はいつでもよ
いが、ページメモリからの読み出しに先立ち、レジスト
ローラ部75に待機している記録紙Pの搬送を開始させ
る(S10)。続いて、上述の如く所定時間後にページ
メモリ4から画像形成制御部6へデータ転送を開始し
(S11)、潜像形成を行なう(S7)。
【0027】図5は、本発明の他の実施例による構成を
示すブロック図である。本実施例においては、記録紙の
方向別に記録紙の有無を検出する記録紙有無センサ76
を画像形成部7に設けるとともに、ページメモリ4内の
画像情報を縦横回転させて画像形成制御部6へ転送する
縦横回転手段41とを図1に示した実施例に追加して設
けている。図1に図示した構成と同一の構成については
同一番号を付すとともに、構成の説明は省略する。
【0028】記録紙有無センサ76は、たて方向にセッ
トされる例えば、A4サイズ記録紙の有無を検出する記
録紙有無センサ76a、及び横方向にセットされるA4
サイズ記録紙の有無を検出する記録紙有無センサ76b
から構成される。A4たて方向の記録紙が選択され、ペ
ージメモリ4を介して複数部数の複写を行なっていると
き、A4たて方向の記録紙がなくなったことが記録紙有
無センサ76aにより検出されたときに、記録紙有無セ
ンサ76bがA4横方向の記録紙があることを検出して
いると、その後の出力をA4横方向の記録紙へ行う。
【0029】記録紙有無センサ76によって指定方向の
記録紙がないことが検出されると、指定されている階調
度に関係なく階調度をn値以下(例えば、2値)にし
て、読み取った画像情報をページメモリ4へ格納し、こ
の画像情報を縦横回転して画像形成制御部6へ転送す
る。
【0030】制御部1はそのとき出力中の1枚分の画像
情報を画像形成制御部6へ転送し終ると、次の画像情報
転送に備えて、ページメモリ4から画像形成制御部6へ
の画像情報転送を縦横回転手段41経由に切り替える。
画像形成制御部6にはA4横給紙を指示し、次の1枚分
の出力スタートタイミングになると、制御部1は出力ペ
ージの先頭アドレスだけを縦横回転手段41に与える。
これにより、縦横回転手段41は先頭アドレスを基に、
出力すべきデータの格納アドレスを次々に生成し、この
アドレスをページメモリ4に与え、そのアドレスからデ
ータ(画像情報)を読み出し、縦横回転手段41に内蔵
されたビット抽出回路により所望のビットを抽出して縦
横回転された画像情報を次々に画像形成制御部6に出力
する。
【0031】複写開始に当って指定の記録紙がないこと
が検出された場合でも、同様にしてたて横方向の異なる
記録紙に出力する。また、途中までラインバッファ5を
経由して、多階調の画像形成を行っていた場合も、次か
らは縦横回転手段41により縦横回転させて出力する。
そのため、次の1枚からは階調度を自動的にn値以下に
して読み取った画像情報をページメモリ4へ転送する。
また、多階調を指定したが、最初から指定の方向の記録
紙がない場合も同様である。
【0032】図6は、他の実施例による縦横回転出力お
よび多部数複写を含む全体動作を示すフローチャートで
ある。操作者の階調度指定入力がなく、操作部9からの
複写部数がチェックされる(S61)。複写部数が1部
数のとき、記録紙有無センサ76により記録紙の有無が
検出され(S62)、次いで指定された所望方向の記録
紙の有無が確認される(S63)。所望方向の記録紙が
あるときは、階調度の指定入力がなくとも階調度はn値
超として、自動的にラインバッファ5を経由して多階調
(n値超)の画像形成複写が実行される(S64)。
【0033】ステップS61において、多部数複写指示
が検知されると(NO)、記録紙有無センサ76により
記録紙の有無が検出され(S65)、次いで指定された
所望方向の記録紙の有無が確認される(S66)。所望
方向の記録紙が有るときは、階調度の指定入力がなくと
も階調度はn値以下と判断し、自動的に画像情報をペー
ジメモリ4に供給され(S67)、ページメモリ4から
画像情報を読出し低階調(n値以下)複写が実行される
(S68)。
【0034】ステップ66において、指定された所望方
向の記録紙が無いときは(S69)、階調度の指定入力
がなくとも階調度はn値以下と判断され、自動的に画像
情報はページメモリ4に供給され(S69)、ページメ
モリ4から読出された画像情報は縦横回転手段41を経
由し、回転された画像情報は低階調(n値以下)の複写
が実行される(S70)。
【0035】多部数複写の場合、2部目の複写からは画
像読取部2による画像読み取りを行わず、ページメモリ
に保持された画像情報を単に画像形成制御部6へ出力す
ることにより複写される。また、1部が複数ページから
成る原稿複写のときは、ページメモリ容量の許容範囲な
らば、複数ページを1度にページメモリへ格納し、その
後複数ページをそれぞれ複写部数分ページメモリから出
力することができる。ページメモリの容量上それが不可
能な場合は、1ページ分読み取って複写部数分ページメ
モリから出力する動作をページ数分くり返えし出力する
ことによってもできる。このようにして多部数複写によ
る画像読取部の専有を避けることができる。
【0036】尚、多部数複写であっても複写枚数(ペー
ジ数×複写枚数)が少なければ画像読取部を専有する時
間が少なくなる。この点に着目し、予め所定複写枚数を
本装置のメモリ内に設定しておくことにより、入力され
た複写枚数が上記所定複写枚数以下のときは画像品質の
よい多値(n値超)階調の複写を選択し、所定複写枚数
以上のときはn値以下の複写を行なうよう構成すること
も出来る。
【0037】図7は、本発明の別の実施例による全体構
成を示すブロック図である。本実施例においては、ファ
クシミリ通信用のSAFメモリ10と、SAFメモリ1
0の空き容量を管理するSAFメモリ管理手段11と
を、図1に示した実施例に追加して設けている。図1に
図示した構成と同一の構成については同一番号を付すと
ともに、構成の説明は省略する。
【0038】ファクシミリ通信用のSAFメモリ10
は、ファクシミリ通信のためのメモリであり、時刻指定
送信で送信時刻を待っている送信画情報や、親展指定で
受信した受信画情報などが格納されている。SAFメモ
リ管理手段11は、SAFメモリ10に送信ファイルや
受信ファイルが登録(格納)される度毎に、SAFメモ
リ10の空き領域のなかから必要量の領域をそれらのフ
ァイルのために与え、その使用領域を空き領域からはず
すと共に、空き容量からその使用領域分の容量を減じ
て、新たな空き容量とし、また、SAFメモリ10内の
ファイルの時刻指定送信が完了したり、親展が出力され
たりしてSAFメモリ内のファイルが削除されたとき
は、そのファイルの使用領域を空き領域に加え、またそ
のファイルの使用領域分の容量を空き容量に加える等の
管理を行なう。SAFメモリ10の空き容量が所定量以
上であることをSAFメモリ管理手段11が検知したと
きは、SAFメモリ10をn値を超える階調度で画像形
成するためのページメモリとして使用することができ
る。
【0039】図8は、SAFメモリを用いたときの制御
動作を示すフローチャトである。複写開始時の操作で複
写部数が指定されると(S81)、1部数複写か否か判
定がなされ(S82)、1部数の複写が指定されている
ことを検知すると、画像読取部2から出力される画像情
報はラインバッファ5に供給され、画像形成制御部6を
経由し画像形成部7にて高階調度(n値超)の画像形成
がなされる(S87)。
【0040】複写部数の指定が多部数である事が検知さ
れると(S82)、SAFメモリ10空き容量について
SAFメモリ管理手段11から読出し(S83)、その
空き容量が予め設定された所定量以上か否か判定される
(S84)。SAFメモリ10の空き容量が所定量以上
存在することが検知されると、画像読取部2から出力さ
れる画像情報はラインバッファ5に供給され、高階調度
(n値超)の画像が画像形成部6に出力されることによ
り画像形成をが行なわれる(S86)。SAFメモリ1
0の空き容量が所定量以下であることが検知されると、
画像読取部2から出力される画像情報はページメモリ4
に供給され、画像形成制御部6を経由し画像形成部7に
て低階調度(n値以下)の画像形成が行なわれる(S8
5)。
【0041】SAFメモリ管理手段11が管理するSA
Fメモリ10の空き容量はページメモリの容量よりも充
分に大きく設定されているので高階調度の画像情報を1
ページあるいはそれ以上格納でき、多部数複写の2枚目
以後は画像読取部2を使用することなく、単にSAFメ
モリから読み出すだけで複写することができる。
【0042】以上、複写を中心に説明してきたが、通信
制御部3を介してファクシミリ文書などを受信した場合
の出力(画像形成)はシステムバス12を介し、更にペ
ージメモリ4またはSAFメモリ10を介して行われ
る。この受信画像情報の出力に際しても所望方向の記録
紙がない場合は、縦横回転を実行し、異なる記録紙に画
像を形成できる。尚、SAFメモリ10から画像形成制
御部6へのデータフローはページメモリ4またはライン
バッファ5を介してもよいし、SAFメモリから画像形
成制御部へ直接データを供給してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像読取部によって読み取った画像情報をn値以下の階
調度で画像形成するときは、一時的にページメモリに格
納し、ページメモリから読出した画像情報により画像形
成するようにし、また、読み取った画像情報をn値を超
える階調度で画像形成するときは、ページメモリを介す
ることなく画像読取部と画像形成制御部との同期を取り
ながら画像形成を行なうよう構成している。このため、
ページメモリを使用した低階調度画像形成と同期化手段
を使用した高階調度画像形成を使い分けできるので、状
況に応じて、ディジタル複写機固有の長所を生かした
り、高階調度の画像出力という長所を活かすことができ
るし、ページメモリの容量を少なくすることができ、低
コスト化が図れる。
【0044】また、記録紙有無センサと縦横回転手段を
備えたことにより、指定方向の記録紙がないことが検出
されても、階調度を自動的にn値以下にし、ページメモ
リ内の画像情報を縦横回転して、同サイズ・異指定方向
の記録紙に画像形成するので、階調度にかかわらず、指
定方向の記録紙がないという理由で記録紙への出力が中
断されることがなくなり、作業効率の向上を図ることが
できる。
【0045】更に、複写記録の部数が1のときは、n値
を超える階調度での画像形成を行い、多部数複写のとき
はn値以下の階調度での画像形成を行っているため、階
調度指定が不要になる。また、メモリ容量から定まる複
写枚数または複写部数の値を予め設定しておくことがで
きるため、複写枚数または複写部数が入力指定されたと
きに、設定値との比較から設定値より大きいときにはn
値以下の階調度での画像形成を行い、小さいときにはn
値を超える階調度での画像形成を行うことが出来る。こ
のため、簡単な操作を維持したまま、状況に応じてディ
ジタル複写機固有の長所を活かしつつ、高階調度の画像
形成出力という長所も活かすことができる。
【0046】更にまた、SAFメモリを備えた装置にあ
って、SAFメモリの空き容量が予め設定した容量以上
のときは、SAFメモリをn値を超える階調度で画像形
成する際のページメモリとして用いており、ページメモ
リの容量が少なくても、高階調度の画像形成するときに
ディジタル複写の長所を活かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明における画像読取部2の概略構成を示す
図である。
【図3】本発明における画像形成部7の概略構成を示す
図である。
【図4】本発明における複写動作を示すフローチャート
である。
【図5】本発明における他の実施例による構成を示すブ
ロック図である。
【図6】他の実施例による縦横回転出力及び多部数複写
を含む全体動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明における別の実施例による全体構成を示
すブロック図である。
【図8】本発明における別の実施例によるSAFメモリ
を用いたときの制御動作を示すフローチャトである。
【符号の説明】
1 制御部 2 画像読取部 3 通信制
御部 4 ページメモリ 5 ラインバッファ
6 画像形成制御部 7 画像形成部 8 同期化手段 9 操
作部 10 SAFメモリ 11 SAFメモリ管理手
段 41 縦横回転手段 76 記録紙有無センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/405 G06F 15/66 350 B H04N 1/40 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階調度を有する画像を形成する画像処理
    装置において、画像を読取る画像読取部と、該読取部で
    読み取った画像を形成制御する画像形成制御部と、画像
    を形成する画像形成部と、前記画像読取部からの画像情
    報をn値以下の階調度で画像形成するとき、一時的に画
    像情報を格納するページメモリと、前記画像読取部から
    の画像情報をn値を超える階調度で画像形成するとき、
    前記画像読取部と画像形成部との同期をとる同期化手段
    とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 設置された方向別の記録紙有無を検出す
    る記録紙センサと、ページメモリ内の画像情報を縦横回
    転させる縦横回転手段とを備え、前記画像形成制御部
    は、前記記録紙センサが記録指定方向の記録紙なしを検
    出したとき、階調度の指定にかかわらず階調度をn値以
    下に設定し、ページメモリ内の画像情報を前記縦横回転
    手段によって縦横回転させ、同サイズ・異指定方向の記
    録紙に画像形成するように構成したことを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成制御部は、複写印刷部数と
    して部数1が指定されたとき、n値を超える階調度での
    画像形成を行い、多部数複写が指定されたときはn値以
    下の階調度での画像形成を行うように構成したことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ページメモリの容量から定まる記憶
    可能な複写印刷枚数または複写部数を予め設定する記憶
    可能複写設定手段を備え、複写枚数または複写部数が入
    力されたとき、前記記憶可能複写設定手段により設定さ
    れた値と比較され、入力された複写枚数または複写部数
    が、設定された値より大きいときはn値以下の階調度で
    画像形成を行い、設定された値より小さいときはn値を
    超える階調度で画像形成を行うように構成したことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 SAFメモリと、SAFメモリの空き容
    量を管理するSAFメモリ管理手段とを備え、SAFメ
    モリ管理手段がSAFメモリの空き容量が所定量以上で
    あることを検知したとき、前記SAFメモリをn値を超
    える階調度で画像形成する際のページメモリとして用い
    るように構成したことを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
JP6237362A 1994-09-30 1994-09-30 画像処理装置 Pending JPH08102830A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742187B2 (en) 2005-12-26 2010-06-22 Konica Minolta Business Technologies Inc. Image forming apparatus, image forming method and recording medium having program recorded thereon

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742187B2 (en) 2005-12-26 2010-06-22 Konica Minolta Business Technologies Inc. Image forming apparatus, image forming method and recording medium having program recorded thereon

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