JPH08102713A - 光ケーブルを利用した中継装置 - Google Patents

光ケーブルを利用した中継装置

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JPH08102713A
JPH08102713A JP6260933A JP26093394A JPH08102713A JP H08102713 A JPH08102713 A JP H08102713A JP 6260933 A JP6260933 A JP 6260933A JP 26093394 A JP26093394 A JP 26093394A JP H08102713 A JPH08102713 A JP H08102713A
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正 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不感地対策として地下街やトンネル内に設置さ
れる中継装置の無線基地局に対向する親機3と、地下街
などに分散配置され携帯機に対向する子機4との間に接
続された光ケーブルの長さの差による光損失の差を自動
的に補正する。 【構成】親機3と子機4の双方に、受信光を電気信号に
変換するO/E変換器34,42の電流値を検出する電
流検出器35,44を設ける。その検出電流値に対応し
て無線基地局,携帯機に対して送出する出力RF信号レ
ベルが規定値になるような利得制御信号を制御回路3
7,45からそれぞれ可変利得増幅器36,46に与え
て光ケーブル5の損失の差を補正するように構成した。 【効果】中継装置の新設や子機の増設時の据付け調整作
業が極めて容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話・自動車電話
システムなどの不感地対策として設けられる中継装置に
関し、特に、光アナログ伝送を利用した中継装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話システムは、電話網に
接続された交換局と、その交換局に局間連絡線で結ばれ
分散配置された複数の無線基地局及び多数の携帯電話機
によって構成されている。電話機から携帯電話機の呼出
番号をダイヤルすると当該サービスエリアの無線基地局
から無線電波が送出され該当する携帯電話機が呼び出さ
れて相互通話することができる。このような携帯電話シ
ステムのサービスを更に向上させるため、構内,地下
街,トンネル内など電波の届かない不感地帯に対して中
継装置を配備し、無線基地局からの電波を中継増幅して
不感地帯でも携帯電話機(移動機)によって通信ができ
るようになってきた。
【0003】図4は本発明を適用しようとする中継装置
2のブロック図である。図において、1は無線基地局、
31は無線部、32は電気信号を光に変換する電気/光
変換器(E/O)、33は分配器、5は光ケーブル、4
は複数の子機、34は光を電気信号に変換する光/電気
変換器(O/E)、40は合成器、3は親機である。6
−1〜6−nは無線ゾーンである。図に示したように、
中継装置2は親機3と複数の子機4−1〜4−n及びそ
の間を接続する光ケーブル5とで構成される。無線部3
1は無線基地局1からの電波を受信し、増幅した高周波
信号(RF信号)を出力する。無線部31から出力され
るRF信号は、例えば、半導体レーザダイオードなどの
発光ダイオードを用いたE/O変換器32で強度変調さ
れた光に変換され分配器33によって複数の子機4に分
配される。複数の子機4は、それぞれのゾーン6−1〜
6−nによって、不感地帯の構内,地下街,トンネル内
などの全域をサービスエリアとするため、例えば、1m
〜20kmの範囲に分散配置される。これらの複数の子
機4と親機3との接続には、低損失(0.3dB/km
〜0.5dB/km)の特徴を有する光ケーブル5が用
いられ光アナログ伝送が採用されている。
【0004】複数の子機4には強度変調された光を直接
検波するO/E変換器と、その出力RF信号を増幅して
アンテナから送出する無線部とが備えられている。子機
4の無線ゾーン6内の移動機(携帯電話機)からの送信
波は、子機4のアンテナを介して無線部で受信増幅さ
れ、親機と同様にE/O変換器で強度変調された光に変
換され、子機4から親機3に対してケーブル5を介して
監視用データと共に送られ、光/電気変換器(O/E)
34によって電気信号に変換されて合成器40で合成さ
れ、無線部31に入力される。
【0005】図5は、図4の親機3と代表する1つの子
機4との双方向通信回線の従来のブロック図であり、親
機3は図4と同じであり、子機4は具体例を示してい
る。子機4の中の41は無線部、42はO/E変換器、
43はE/O変換器、46は可変利得増幅器である。分
波器に接続されたアンテナは、ゾーン内を移動する携帯
機との送受信共用アンテナである。可変利得増幅器46
は、子機4の据え付け時に光ケーブル5の長さの差によ
る回線利得の差を調整して規定の送信RF出力が得られ
るように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステムに
おける複数の子機4は、トンネル内などのような長細い
エリアの場合は親機3に近接した位置から順次ゾーン6
が連鎖するように遠くまで分散配置され、地下街などの
広いエリアの場合は縦横格子状に分散配置される。いず
れの場合も親機3と複数の子機4のそれぞれとを接続す
る複数の光ケーブル5の長さはそれぞれ異なり、近接配
置された子機とは1〜数m、最も遠い位置に配置された
子機とは20kmにも及ぶ場合がある。前述のように光
ケーブルは低損失を特徴とするものであるが、0.3〜
0.5dB/kmの損失を有するため、このような中継
装置2を設置するには子機の配置位置による光ケーブル
の損失の差が0〜10dBとなり、電気信号では光損失
の2倍の0〜20dBの差が生ずる。
【0007】このように子機4のアンテナから送出され
る出力RF信号レベルは、アンテナ端子に直結した画像
受信機で再生画像を得るCATVのようなシステムで
は、出力レベルが多少異なっても問題は生じないが、ア
ンテナによって電波を送出する携帯電話システムでは、
電波の到達距離が異なり子機毎のゾーンの大きさが異な
り問題が生ずる。そのため、各子機のゾーンの面積がほ
ぼ等しくなるように、子機の据付時に上記光ケーブルの
損失の差を補正してアンテナからの送出レベルがほぼ等
しくなるように、可変利得増幅器46の利得を据付作業
者が手動で調整して据付を行っている。そのため据付作
業に時間がかかるという欠点がある。
【0008】次に、光ケーブル5の長さの差によるRF
送出信号レベルの差について説明する。図6はE/O変
換器32として発光ダイオードを用いたときの入力RF
信号に対する光変調出力を示す光強度直接変調特性例図
であり、発光ダイオードの電流と光出力レベルの関係を
示した図である。発光ダイオードのバイアス電流に高周
波信号(入力RF信号)を重畳して駆動するとアナログ
強度変調された光出力が得られることを示している。入
力RF信号の変調度をmとしたとき、光出力はA(1+
msin pt)cos ωtで表され、この出力を復調した時
のdB換算は、2×10log A+20 logm〔dB〕と
なる。この式の第1項の10log A〔dB〕は光レベル
である。
【0009】図7はホトダイオードの直接検波動作説明
図であり、図5のO/E変換器46にホトダイオードを
用いたときの復調(検波)動作説明図である。ホトダイ
オードに光ケーブル5から光入力レベルがAの光が入力
されると、ホトダイオードの電流としてBが流れる。従
って、光入力AがRF信号aで強度変調されているとホ
トダイオード電流BにRF信号bが重畳されて出力され
る。すなわち、光入力がAレベルでRF信号aの変調度
がmの時、検波される出力RF電流はbとなる。
【0010】しかしながら、光ケーブル5の長さが長く
損失が増えて光入力レベルAがA’のとき、変調度mは
一定であるのでホトダイオードの電流が小さくなって
B’となり、検波される出力RF電流はb’となって同
様に小さくなる。出力RF信号bがb’に小さくなった
分、すなわち光入力レベルAがA’になる光ケーブルの
損失量の2倍に相当する電気信号損失増加分を可変利得
増幅器46で補正する必要が生ずる。以上は親機3から
子機4に対する下り回線について説明したが、上り回線
についても同様の欠点がある。
【0011】以上のように、従来の光アナログ伝送を利
用した中継装置を新設あるいは子機4を増設する時、可
変利得増幅器46を手動で調整する必要があるため、測
定器を現地に運搬して測定,調整を行うので労力と作業
時間がかかるという欠点があった。
【0012】本発明の目的は、携帯電話システムなどの
双方向通信システムにおいて、光アナログ伝送を利用し
た上記従来の中継装置の複数の子機を分散配置する際の
設置位置による光ケーブルの長さが異なることによる受
光レベルの差を手動で調整することなく、自動的に補正
することによって据付調整にかかる労力と作業時間を著
しく短縮し、各子機のゾーンがほぼ等しくなるようにし
た中継装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の中継装置は、第1の実施例を示すものであり、無線基
地局から受信した下り回線の高周波電気信号を光に変換
した光強度変調信号を複数の出力端子から分配出力する
とともに、前記複数の出力端子と対応する複数の入力端
子から入力した上り回線の複数の光強度変調信号をそれ
ぞれ第1の光/電気変換器によって検波して高周波電気
信号に変換したのち合成して前記無線基地局に対して送
信波を送出する親機と、前記複数の出力端子のそれぞれ
に接続された下り回線光ケーブルと前記複数の入力端子
のそれぞれに接続された上り回線光ケーブルとがそれぞ
れ対をなして配置された複数対の光ケーブルと、前記複
数対の光ケーブルのそれぞれに接続されて分散配置さ
れ、前記下り回線光ケーブルを介して受光した光強度変
調信号を第2の光/電気変換器によって検波して高周波
電気信号に変換した送信波を携帯機に対して送出すると
ともに、携帯機から受信した高周波電気信号を光に変換
した光強度変調信号を前記上り回線光ケーブルに出力す
る子機とから構成され、前記親機は、前記第1の光/電
気変換器の電流値をそれぞれ検出する複数の第1の電流
検出器と、前記第1の光/電気変換器の出力信号をそれ
ぞれ増幅する複数の可変利得増幅器と、前記複数の第1
の電流検出器から得られるそれぞれの検出値を予め設定
された基準値と比較しその差が0になるような利得を変
化させる制御信号を前記可変利得増幅器に与える第1の
制御回路とを備え、前記複数の子機のそれぞれは、前記
第2の光/電気変換器の電流値を検出する第2の電流検
出器と、前記第2の光/電気変換器の出力信号を増幅す
る可変利得増幅器と、前記第2の電流検出器から得られ
る検出値を予め設定された基準値と比較しその差が0に
なるような利得を変化させる制御信号を前記可変利得増
幅器に与える第2の制御回路とを備え、前記親機と前記
子機間に接続される複数対の光ケーブルの長さの如何に
かかわらず前記送信波レベルが一定レベルとなるように
構成されたことを特徴とするものである。さらに、前記
複数対の光ケーブルの長さが1m〜20kmの範囲のい
ずれかであることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項3に記載の中継装置
は、第2の実施例を示すものであり、無線基地局から受
信した下り回線の高周波電気信号を光に変換した光強度
変調信号を複数の出力端子から分配出力するとともに、
前記複数の出力端子と対応する複数の入力端子から入力
した上り回線の複数の光強度変調信号をそれぞれ第1の
光/電気変換器によって検波して高周波電気信号に変換
したのち合成して前記無線基地局に対して送信波を送出
する親機と、前記複数の出力端子のそれぞれに接続され
た下り回線光ケーブルと前記複数の入力端子のそれぞれ
に接続された上り回線光ケーブルとがそれぞれ対をなし
て配置された複数対の光ケーブルと、前記複数対の光ケ
ーブルのそれぞれに接続されて分散配置され、前記下り
回線光ケーブルを介して受光した光強度変調信号を第2
の光/電気変換器によって検波して高周波電気信号に変
換した送信波を携帯機に対して送出するとともに、携帯
機から受信した高周波電気信号を光に変換した光強度変
調信号を前記上り回線光ケーブルに出力する子機とから
構成され、前記親機は、前記第1の光/電気変換器の出
力信号をそれぞれ増幅する複数の可変利得増幅器と、前
記合成された高周波電気信号に含まれている監視データ
に付加された制御データを抽出する第1の監視データ変
復調器と、該制御データに従って対応する前記可変利得
増幅器に対して利得を変化させる制御信号を与える第1
の制御回路とを備え、前記複数の子機のそれぞれは、前
記第2の光/電気変換器の電流値を検出する第2の電流
検出器と、前記第2の光/電気変換器の出力信号を増幅
する可変利得増幅器と、前記第2の電流検出器から得ら
れる検出値を予め設定された基準値と比較しその差が0
になるような利得を変化させる制御信号を前記可変利得
増幅器に与える第2の制御回路と、該第2の制御回路か
ら前記制御信号を取り出し当該子機の番号と補正値とか
らなる前記制御データを監視データに付加して送信波に
重畳する第2の監視データ変復調器とを備え、前記親機
と前記子機間に接続される複数対の光ケーブルの長さの
如何にかかわらず前記送信波レベルが一定レベルとなる
ように構成されたことを特徴とするものである。さら
に、前記複数対の光ケーブルの長さが1m〜20kmの
範囲のいずれかであることを特徴とするものである。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すブロック
図であり、図4と同じ部分は同じ符号を用いて示してあ
る。従来の構成と異なる点は、親機3,子機4の双方の
受光検波回路部分に、光ケーブル5から光入力レベルを
検出する手段と、その検出レベルによって検波されたR
F信号レベルがほぼ一定になるように補正制御する手段
を設けたことである。
【0016】まず、親機3においては、各子機4から光
ケーブル5を介して送られてくる上り回線の光を検波す
るホトダイオードなどのO/E変換器34−1〜34−
nの電流値を検出する電流検出器(I−DET)35−
1〜35−nを設け、O/E変換器34−1〜34−n
と合成器40との間にそれぞれ可変利得増幅器36−1
〜36−nを設ける。電流検出器35−1〜35−nで
検出された検出値は制御回路37に入力される。制御回
路37は、例えば、その検出電流をA/D変換器でディ
ジタル値に変換して基準値(光ケーブルの長さが0mの
ときの値)の直流電流値より光ケーブルの損失を推定
し、可変利得増幅器36−1〜36−nに対して、その
出力レベルが予め定めた規定値になるような利得制御信
号を与えて増幅度を変化させる。直流電流値と利得補正
値は予め校正されて制御回路37のメモリに格納されて
いる。
【0017】次に、子機4においては、親機3から光ケ
ーブル5を介して送られてくる下り回線の光を検波する
ホトダイオードなどのO/E変換器42の電流値を電流
検出器(I−DET)44で検出し、制御回路45は、
その検出値を光ケーブルの長さが0mのときの直流電流
値より光ケーブルの損失を推定し、親局と同様に可変利
得増幅器46に対して利得制御を行う。上記の可変利得
増幅器36−1〜36−n,46は可変減衰器でもよ
く、増幅器と可変減衰器を組み合わせた構成でもよい。
O/E変換器34,42としてホトダイオードを用いた
場合は、図7に示したように、ホトダイオードに流れる
電流は光入力レベルの変化に対して直線的に変化する。
すなわち、中継装置2の親機3または子機4から光ケー
ブル5を介して受信する入力光のレベルに対応するO/
E変換器42,34の直流電流値を電流検出器45,3
5で検出する。制御回路37,45は、例えば、その検
出電流をA/D変換器でディジタル値に変換し、基準値
(例えば、光ケーブルが0mのときの値)の直流電流値
より光ケーブルの損失を推定し可変利得増幅器36,4
6の出力RF信号電圧が予め定めた規定値になるような
利得制御信号を可変利得増幅器36,46に与えて増幅
度を変化させる。直流電流値対光ケーブル損失(実際は
可変利得増幅器の利得)は、制御回路のメモリに予め格
納されているので容易に推定できる。
【0018】図2及び図3は本発明の第2の実施例を示
すブロック図であり、図2はその子機4側を示し、図3
は親機3側を示している。図1と同じ部分は同じ符号を
用いて示してある。この第2の実施例は、各子機4が親
機3に接続される光ケーブル5の上り,下りのケーブル
の長さがそれぞれほぼ等しいことに着目し、子機4で検
出した下り回線の光ケーブルの損失を補正する制御デー
タを、子機4から親機3に送っている監視データに加え
て送出し、その制御データによって親機3の可変利得増
幅器の利得を制御するように構成したものである。
【0019】図2の子機4において、47は監視データ
変復調器であり、制御回路45から出力される利得制御
データを、他の監視データと共に変調して増幅器48に
入力し、親機に対する送信信号(上り信号)に加えてE
/O変換器43に与える。
【0020】図3の親機3において、38は監視データ
変復調器であり、合成器40から得られる監視データと
制御データを復調し、子機の番号,ケーブル損失データ
からなる制御データを制御回路39に入力する。制御回
路39は、該当する子機の可変利得増幅器36−1〜3
6−nの利得を制御する。この場合、各子機からの制御
データは、親機3からの指令(ポーリング)によって順
次処理されるので、制御信号が衝突することはない。
【0021】なお、各子機の上り信号用増幅器48の利
得を可変にしない理由は、E/O変換器43に用いるレ
ーザダイオードの動作が最適状態に設定されているから
である。すなわち、E/O変換器43の入力レベルが上
がるとC/Nは良くなるがIM(混変調歪)が劣化し、
入力レベルを下げるとIMは良いがC/Nが劣化するた
め、E/O変換器43の入力レベルは常に最適値に設定
されている。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、異なった長さの光ケーブル5で分散
配置される複数の子機のアンテナから送出される出力R
F信号のレベル、及び親機から基地局に対する送出レベ
ルを自動的に全てほぼ等しくすることができる。従っ
て、中継装置を設置する不感地の広さ、平面的な形状な
どから、親機の設置点から最も遠い子機の設置点までの
距離に基づいて可変利得増幅器の利得可変範囲を設定す
ることができるので、新設,増設の際の据付調整の労力
と時間を大幅に減らすことができ実用上の効果は極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例の子機側を示すブロック
図である。
【図3】本発明の第2の実施例の親機側を示すブロック
図である。
【図4】本発明を適用するシステム構成例図である。
【図5】従来の装置の構成例図である。
【図6】電気/光変換(直接変調)特性例図である。
【図7】光/電気変換(直接検波)特性例と本発明の作
用説明図である。
【符号の説明】
1 無線基地局 2 中継装置 3 親機 4 子機 5 光ケーブル 6 ゾーン 31 無線部 32 E/O変換器 33 分配器 34 O/E変換器 35 電流検出器 36 可変利得増幅器 37 制御回路 38 監視データ変復調器 39 制御回路 40 合成器 41 無線部 42 O/E変換器 43 E/O変換器 44 電流検出器 45 制御回路 46 可変利得増幅器 47 監視データ変復調器 48 増幅器
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 寛 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 横手 隆司 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 秋山 正 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 菅沼 純 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局から受信した下り回線の高周
    波電気信号を光に変換した光強度変調信号を複数の出力
    端子から分配出力するとともに、前記複数の出力端子と
    対応する複数の入力端子から入力した上り回線の複数の
    光強度変調信号をそれぞれ第1の光/電気変換器によっ
    て検波して高周波電気信号に変換したのち合成して前記
    無線基地局に対して送信波を送出する親機と、 前記複数の出力端子のそれぞれに接続された下り回線光
    ケーブルと前記複数の入力端子のそれぞれに接続された
    上り回線光ケーブルとがそれぞれ対をなして配置された
    複数対の光ケーブルと、 前記複数対の光ケーブルのそれぞれに接続されて分散配
    置され、前記下り回線光ケーブルを介して受光した光強
    度変調信号を第2の光/電気変換器によって検波して高
    周波電気信号に変換した送信波を携帯機に対して送出す
    るとともに、携帯機から受信した高周波電気信号を光に
    変換した光強度変調信号を前記上り回線光ケーブルに出
    力する子機とから構成され、 前記親機は、前記第1の光/電気変換器の電流値をそれ
    ぞれ検出する複数の第1の電流検出器と、前記第1の光
    /電気変換器の出力信号をそれぞれ増幅する複数の可変
    利得増幅器と、前記複数の第1の電流検出器から得られ
    るそれぞれの検出値を予め設定された基準値と比較しそ
    の差が0になるような利得を変化させる制御信号を前記
    可変利得増幅器に与える第1の制御回路とを備え、 前記複数の子機のそれぞれは、前記第2の光/電気変換
    器の電流値を検出する第2の電流検出器と、前記第2の
    光/電気変換器の出力信号を増幅する可変利得増幅器
    と、前記第2の電流検出器から得られる検出値を予め設
    定された基準値と比較しその差が0になるような利得を
    変化させる制御信号を前記可変利得増幅器に与える第2
    の制御回路とを備え、 前記親機と前記子機間に接続される複数対の光ケーブル
    の長さの如何にかかわらず前記送信波レベルが一定レベ
    ルとなるように構成されたことを特徴とする光ケーブル
    を利用した中継装置。
  2. 【請求項2】 前記複数対の光ケーブルの長さが1m〜
    20kmの範囲のいずれかであることを特徴とする請求
    項1記載の中継装置。
  3. 【請求項3】 無線基地局から受信した下り回線の高周
    波電気信号を光に変換した光強度変調信号を複数の出力
    端子から分配出力するとともに、前記複数の出力端子と
    対応する複数の入力端子から入力した上り回線の複数の
    光強度変調信号をそれぞれ第1の光/電気変換器によっ
    て検波して高周波電気信号に変換したのち合成して前記
    無線基地局に対して送信波を送出する親機と、 前記複数の出力端子のそれぞれに接続された下り回線光
    ケーブルと前記複数の入力端子のそれぞれに接続された
    上り回線光ケーブルとがそれぞれ対をなして配置された
    複数対の光ケーブルと、 前記複数対の光ケーブルのそれぞれに接続されて分散配
    置され、前記下り回線光ケーブルを介して受光した光強
    度変調信号を第2の光/電気変換器によって検波して高
    周波電気信号に変換した送信波を携帯機に対して送出す
    るとともに、携帯機から受信した高周波電気信号を光に
    変換した光強度変調信号を前記上り回線光ケーブルに出
    力する子機とから構成され、 前記親機は、前記第1の光/電気変換器の出力信号をそ
    れぞれ増幅する複数の可変利得増幅器と、前記合成され
    た高周波電気信号に含まれている監視データに付加され
    た制御データを抽出する第1の監視データ変復調器と、
    該制御データに従って対応する前記可変利得増幅器に対
    して利得を変化させる制御信号を与える第1の制御回路
    とを備え、 前記複数の子機のそれぞれは、前記第2の光/電気変換
    器の電流値を検出する第2の電流検出器と、前記第2の
    光/電気変換器の出力信号を増幅する可変利得増幅器
    と、前記第2の電流検出器から得られる検出値を予め設
    定された基準値と比較しその差が0になるような利得を
    変化させる制御信号を前記可変利得増幅器に与える第2
    の制御回路と、該第2の制御回路から前記制御信号を取
    り出し当該子機の番号と補正値とからなる前記制御デー
    タを監視データに付加して送信波に重畳する第2の監視
    データ変復調器とを備え、 前記親機と前記子機間に接続される複数対の光ケーブル
    の長さの如何にかかわらず前記送信波レベルが一定レベ
    ルとなるように構成されたことを特徴とする光ケーブル
    を利用した中継装置。
  4. 【請求項4】 前記複数対の光ケーブルの長さが1m〜
    20kmの範囲のいずれかであることを特徴とする請求
    項3記載の中継装置。
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