JPH08102195A - 記憶内容更新方法及びその装置 - Google Patents
記憶内容更新方法及びその装置Info
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- JPH08102195A JPH08102195A JP25975494A JP25975494A JPH08102195A JP H08102195 A JPH08102195 A JP H08102195A JP 25975494 A JP25975494 A JP 25975494A JP 25975494 A JP25975494 A JP 25975494A JP H08102195 A JPH08102195 A JP H08102195A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 データ書換えにおける信頼性が高い記憶内容
更新方法及びその装置を提供する。 【構成】 電気的消去可能不揮発性メモリ(記憶手段
1)において、少なくとも2つの異なるアドレス(1
1,12)に対して書換え記憶内容を順に書込み、その
書込みにおいて、書換え記憶内容を書込んだアドレスを
示すポインタ(13)を書込んで、記憶内容更新を行な
う。また、電気的消去可能不揮発性メモリ(記憶手段
1)において、書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内
容の最大データ長の1/2に対応する間隔より短くして
記憶内容更新を行なう。
更新方法及びその装置を提供する。 【構成】 電気的消去可能不揮発性メモリ(記憶手段
1)において、少なくとも2つの異なるアドレス(1
1,12)に対して書換え記憶内容を順に書込み、その
書込みにおいて、書換え記憶内容を書込んだアドレスを
示すポインタ(13)を書込んで、記憶内容更新を行な
う。また、電気的消去可能不揮発性メモリ(記憶手段
1)において、書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内
容の最大データ長の1/2に対応する間隔より短くして
記憶内容更新を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶内容更新方法及び
その装置に関し、特にデータ書換え回数に制限がある記
憶装置において記憶内容を更新する方法及び装置に関す
る。
その装置に関し、特にデータ書換え回数に制限がある記
憶装置において記憶内容を更新する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】種々のデータを記憶する場合、記憶した
データを新たなデータに書換えることによってデータ更
新を行なう場合がある。例えば、数値制御装置等におい
て用いられる原点位置は、その位置データを更新するこ
とにより位置データの保持を行なっており、装置停止後
の駆動再開時等において、該位置データを呼出すことに
よって位置設定を行なっている。一般に、データを記憶
する手段としてRAM等の素子が知られているが、この
RAM等の記憶手段には、非常停電時に記憶手段に非常
電源を接続するためのバックアップ回路等を必要として
いる。そこで、非常電源を不要とする手段として、RA
M等の記憶手段に代えて電気的消去可能不揮発性メモリ
(例えば、EEPROM)を用いることが知られてい
る。
データを新たなデータに書換えることによってデータ更
新を行なう場合がある。例えば、数値制御装置等におい
て用いられる原点位置は、その位置データを更新するこ
とにより位置データの保持を行なっており、装置停止後
の駆動再開時等において、該位置データを呼出すことに
よって位置設定を行なっている。一般に、データを記憶
する手段としてRAM等の素子が知られているが、この
RAM等の記憶手段には、非常停電時に記憶手段に非常
電源を接続するためのバックアップ回路等を必要として
いる。そこで、非常電源を不要とする手段として、RA
M等の記憶手段に代えて電気的消去可能不揮発性メモリ
(例えば、EEPROM)を用いることが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記憶内容更新において使用する電気的消去可能不揮発性
メモリでは、データの書換えにおいて以下のような問題
がある。電気的消去可能不揮発性メモリにおいて、その
素子自体の持つ特性としてそのデータ書換え回数に制限
があり、一定回数以上のデータ書換を行なった場合、そ
の書換えデータの信頼性が低下する。このデータ書換え
の制限回数は、例えば10万回程度と言われている。ま
た、数値制御装置に使用する場合等において、データ書
換え時に正常な書込みが行なわれなかった場合には、制
御対象の位置を得ることができなくなり、書換えデータ
の信頼性が低下する。そこで、本発明は前記した従来の
問題点を解決して、データ書換えにおける信頼性が高い
記憶内容更新方法及びその装置を提供することを目的と
する。
記憶内容更新において使用する電気的消去可能不揮発性
メモリでは、データの書換えにおいて以下のような問題
がある。電気的消去可能不揮発性メモリにおいて、その
素子自体の持つ特性としてそのデータ書換え回数に制限
があり、一定回数以上のデータ書換を行なった場合、そ
の書換えデータの信頼性が低下する。このデータ書換え
の制限回数は、例えば10万回程度と言われている。ま
た、数値制御装置に使用する場合等において、データ書
換え時に正常な書込みが行なわれなかった場合には、制
御対象の位置を得ることができなくなり、書換えデータ
の信頼性が低下する。そこで、本発明は前記した従来の
問題点を解決して、データ書換えにおける信頼性が高い
記憶内容更新方法及びその装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本出願の第1の発明は、
電気的消去可能不揮発性メモリにおいて、少なくとも2
つの異なるアドレスに対して書換え記憶内容を順に書込
み、その書込みにおいて、書換え記憶内容を書込んだア
ドレスを示すポインタを書込んで、記憶内容更新を行な
うことにより、前記目的を達成するものである。本出願
の第2の発明は、電気的消去可能不揮発性メモリにおい
て、書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内容の最大デ
ータ長の1/2に対応する間隔より短くして記憶内容更
新を行なうことにより、前記目的を達成するものであ
る。本出願の第3の発明の記憶内容更新装置は、少なく
とも2つの異なるアドレス、及び該アドレスを示すポイ
ンタを有する電気的消去可能不揮発性メモリと、電気的
消去可能不揮発性メモリの書込みアドレスを切り替える
切替え手段とを備え、切替え手段は、書換え記憶内容を
書込むアドレス、及び該書込みアドレスを示すポインタ
を順に切替えることにより、前記目的を達成するもので
ある。本出願の第4の発明の記憶内容更新装置は、少な
くとも2つの異なるアドレス、及び該アドレスを示すポ
インタを有する電気的消去可能不揮発性メモリと、電気
的消去可能不揮発性メモリの書込みアドレスを切り替え
る切替え手段とを備え、切替え手段は、記憶内容の最大
データ長の1/2に対応する間隔より短い間隔で、書換
え記憶内容を書込むアドレス、及び該書込みアドレスを
示すポインタを順に切替えることにより、前記目的を達
成するものである。
電気的消去可能不揮発性メモリにおいて、少なくとも2
つの異なるアドレスに対して書換え記憶内容を順に書込
み、その書込みにおいて、書換え記憶内容を書込んだア
ドレスを示すポインタを書込んで、記憶内容更新を行な
うことにより、前記目的を達成するものである。本出願
の第2の発明は、電気的消去可能不揮発性メモリにおい
て、書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内容の最大デ
ータ長の1/2に対応する間隔より短くして記憶内容更
新を行なうことにより、前記目的を達成するものであ
る。本出願の第3の発明の記憶内容更新装置は、少なく
とも2つの異なるアドレス、及び該アドレスを示すポイ
ンタを有する電気的消去可能不揮発性メモリと、電気的
消去可能不揮発性メモリの書込みアドレスを切り替える
切替え手段とを備え、切替え手段は、書換え記憶内容を
書込むアドレス、及び該書込みアドレスを示すポインタ
を順に切替えることにより、前記目的を達成するもので
ある。本出願の第4の発明の記憶内容更新装置は、少な
くとも2つの異なるアドレス、及び該アドレスを示すポ
インタを有する電気的消去可能不揮発性メモリと、電気
的消去可能不揮発性メモリの書込みアドレスを切り替え
る切替え手段とを備え、切替え手段は、記憶内容の最大
データ長の1/2に対応する間隔より短い間隔で、書換
え記憶内容を書込むアドレス、及び該書込みアドレスを
示すポインタを順に切替えることにより、前記目的を達
成するものである。
【0005】本発明の記憶内容更新方法及び装置におい
て、更新される書換え記憶内容は、電気的消去可能不揮
発性メモリ中のアドレスに対して書込みが行なわれ、そ
の書込みが行なわれたアドレスはポインタの内容によっ
て特定することができるものである。また、本発明の記
憶内容更新方法及び装置において、最大データ長を越え
る記憶内容の値は、最大データ長の値がクリアされ、該
値から最大データ長の値を減じた値と同一となるもので
ある。本出願の第1の発明及び第3の発明は、データ書
換えにおける信頼性が高い記憶内容更新方法及びその装
置を提供する目的を達成するものであり、特に、データ
書換え回数を向上させる目的を達成するものである。ま
た、本出願の第2の発明及び第4の発明は、データ書換
えにおける信頼性が高い記憶内容更新方法及びその装置
を提供する目的を達成するものであり、特に、データ書
換え時に正常な書込みが行なわれなかった場合でも、制
御対象の位置を得ることができるという目的を達成する
ものである。
て、更新される書換え記憶内容は、電気的消去可能不揮
発性メモリ中のアドレスに対して書込みが行なわれ、そ
の書込みが行なわれたアドレスはポインタの内容によっ
て特定することができるものである。また、本発明の記
憶内容更新方法及び装置において、最大データ長を越え
る記憶内容の値は、最大データ長の値がクリアされ、該
値から最大データ長の値を減じた値と同一となるもので
ある。本出願の第1の発明及び第3の発明は、データ書
換えにおける信頼性が高い記憶内容更新方法及びその装
置を提供する目的を達成するものであり、特に、データ
書換え回数を向上させる目的を達成するものである。ま
た、本出願の第2の発明及び第4の発明は、データ書換
えにおける信頼性が高い記憶内容更新方法及びその装置
を提供する目的を達成するものであり、特に、データ書
換え時に正常な書込みが行なわれなかった場合でも、制
御対象の位置を得ることができるという目的を達成する
ものである。
【0006】本発明の実施態様において、記憶内容の最
大データ長は、数値制御装置における移動量を計数する
計数手段の最大カウント量により定めることができるも
のである。また、本発明の他の実施態様において、前記
書込み間隔は、制御対象物の惰性による移動量を考慮し
て、記憶内容の最大データ長の1/2から惰性による移
動量を減じた間隔より短い間隔とするものであり、これ
によって、惰性による移動を補償することができる。
大データ長は、数値制御装置における移動量を計数する
計数手段の最大カウント量により定めることができるも
のである。また、本発明の他の実施態様において、前記
書込み間隔は、制御対象物の惰性による移動量を考慮し
て、記憶内容の最大データ長の1/2から惰性による移
動量を減じた間隔より短い間隔とするものであり、これ
によって、惰性による移動を補償することができる。
【0007】
【作用】本出願の第1の発明によれば、電気的消去可能
不揮発性メモリにおいて、少なくとも2つの異なるアド
レスの一つのアドレスに記憶内容を書込むとともに、そ
の書込みを行なったアドレスを特定するポインタを書込
む。このポインタが示すアドレスを読み出すことによ
り、書込んだ記憶内容を知ることができる。次の書換え
記憶内容を前記のアドレスとは異なるアドレスに書込み
とともに、その書込みを行なったアドレスを特定するポ
インタを書込む。この書込み操作を書換え記憶内容毎に
順に行なって、記憶内容更新を行なう。したがって、書
込みに使用されるアドレスの個数だけ記憶内容が電気的
消去可能不揮発性メモリに格納されることになる。そし
て、アドレスの個数を越えた記憶内容は、古い順に新し
い書換え記憶内容に更新されることになる。これによっ
て、電気的消去可能不揮発性メモリは、電気的消去可能
不揮発性メモリの持つ書換え可能回数に対して、アドレ
スの個数の倍数回の書換えを行なうことができる。
不揮発性メモリにおいて、少なくとも2つの異なるアド
レスの一つのアドレスに記憶内容を書込むとともに、そ
の書込みを行なったアドレスを特定するポインタを書込
む。このポインタが示すアドレスを読み出すことによ
り、書込んだ記憶内容を知ることができる。次の書換え
記憶内容を前記のアドレスとは異なるアドレスに書込み
とともに、その書込みを行なったアドレスを特定するポ
インタを書込む。この書込み操作を書換え記憶内容毎に
順に行なって、記憶内容更新を行なう。したがって、書
込みに使用されるアドレスの個数だけ記憶内容が電気的
消去可能不揮発性メモリに格納されることになる。そし
て、アドレスの個数を越えた記憶内容は、古い順に新し
い書換え記憶内容に更新されることになる。これによっ
て、電気的消去可能不揮発性メモリは、電気的消去可能
不揮発性メモリの持つ書換え可能回数に対して、アドレ
スの個数の倍数回の書換えを行なうことができる。
【0008】本出願の第3の発明の記憶内容更新装置
は、本出願の第1の発明の記憶内容更新方法を実現する
装置であって、電気的消去可能不揮発性メモリが備えて
いる少なくとも2つの異なるアドレスの内で、書込みに
用いるアドレスを切替え手段によって順に切り替え、記
憶内容を順に書込むものであり、このとき、書込みに使
用したアドレスをポインタによって特定できるようにし
ている。また、本出願の第2の発明によれば、電気的消
去可能不揮発性メモリにおいて、書換え記憶内容の書込
みは間隔をあけて行なう。記憶内容の最大データ長は、
例えば、記憶内容をビット数nで表す場合には2n であ
り、書込み間隔をこの最大データ長の半分より短い間隔
とすると、書換え時において書込みが行なわれなかった
場合であっても、前回の記憶内容によって書換え時にお
ける内容を特定することができる。
は、本出願の第1の発明の記憶内容更新方法を実現する
装置であって、電気的消去可能不揮発性メモリが備えて
いる少なくとも2つの異なるアドレスの内で、書込みに
用いるアドレスを切替え手段によって順に切り替え、記
憶内容を順に書込むものであり、このとき、書込みに使
用したアドレスをポインタによって特定できるようにし
ている。また、本出願の第2の発明によれば、電気的消
去可能不揮発性メモリにおいて、書換え記憶内容の書込
みは間隔をあけて行なう。記憶内容の最大データ長は、
例えば、記憶内容をビット数nで表す場合には2n であ
り、書込み間隔をこの最大データ長の半分より短い間隔
とすると、書換え時において書込みが行なわれなかった
場合であっても、前回の記憶内容によって書換え時にお
ける内容を特定することができる。
【0009】本出願の第4の発明の記憶内容更新装置
は、本出願の第2の発明の記憶内容更新方法を実現する
装置であって、電気的消去可能不揮発性メモリが備えて
いる少なくとも2つの異なるアドレスの内で、書込みに
用いるアドレスを切替え手段によって順に切り替え、記
憶内容を順に書込むものであり、このとき、切替え手段
は、記憶内容の最大データ長の1/2に対応する間隔よ
り短い間隔で、書換え記憶内容を書込むアドレス、及び
該書込みアドレスを示すポインタを順に切替える。
は、本出願の第2の発明の記憶内容更新方法を実現する
装置であって、電気的消去可能不揮発性メモリが備えて
いる少なくとも2つの異なるアドレスの内で、書込みに
用いるアドレスを切替え手段によって順に切り替え、記
憶内容を順に書込むものであり、このとき、切替え手段
は、記憶内容の最大データ長の1/2に対応する間隔よ
り短い間隔で、書換え記憶内容を書込むアドレス、及び
該書込みアドレスを示すポインタを順に切替える。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明する。図1は、本発明の記憶内容更新方法及び
装置を説明するためのブロック図である。図1におい
て、1は記憶手段、2は切替え手段であり、記憶手段1
は少なくとも2つのアドレス11,12とポインタ13
を備えている。図1においては、アドレスが2つの場合
について示しているが、2つ以上の任意の個数とするこ
とができる。また、ポインタ13は記憶内容を格納する
アドレスと同様に記憶手段1中のアドレスに設定される
ものであり、その個数は、記憶内容を格納するために使
用するアドレスを特定するのに必要な個数である。例え
ば、記憶内容を記憶するアドレス11,12が2n 個の
アドレスを使用する場合には、ポインタは最低2n 個の
アドレスにより行なうことができる。図1の構成の記憶
内容更新装置において、データは切替え手段2によっ
て、アドレス11とアドレス12に順に交互に書込みが
行なわれる。つまり、アドレス11に記憶内容の書込み
が行なわれた後には、次の記憶内容の書込みはアドレス
12に対して行なわれることになる。そして、この各書
込みにおいて、ポインタ13には、それぞれの書込みが
行なわれたアドレスを特定するようにポインタ設定が行
なわれる。
細に説明する。図1は、本発明の記憶内容更新方法及び
装置を説明するためのブロック図である。図1におい
て、1は記憶手段、2は切替え手段であり、記憶手段1
は少なくとも2つのアドレス11,12とポインタ13
を備えている。図1においては、アドレスが2つの場合
について示しているが、2つ以上の任意の個数とするこ
とができる。また、ポインタ13は記憶内容を格納する
アドレスと同様に記憶手段1中のアドレスに設定される
ものであり、その個数は、記憶内容を格納するために使
用するアドレスを特定するのに必要な個数である。例え
ば、記憶内容を記憶するアドレス11,12が2n 個の
アドレスを使用する場合には、ポインタは最低2n 個の
アドレスにより行なうことができる。図1の構成の記憶
内容更新装置において、データは切替え手段2によっ
て、アドレス11とアドレス12に順に交互に書込みが
行なわれる。つまり、アドレス11に記憶内容の書込み
が行なわれた後には、次の記憶内容の書込みはアドレス
12に対して行なわれることになる。そして、この各書
込みにおいて、ポインタ13には、それぞれの書込みが
行なわれたアドレスを特定するようにポインタ設定が行
なわれる。
【0011】(データ書換え回数の制限の解消)はじめ
に、本発明の記憶内容更新方法及び装置によって、電気
的消去可能不揮発性メモリの持つデータ書換え回数制限
を解消する点について説明する。図2、図3は、本発明
の記憶内容更新におけるアドレスとポインタの状態を説
明する図である。なお、図2、図3では、記憶内容はデ
ータDとして、1つのアドレス内に書込みを行なうこと
ができるものとする。図2において、データDはD1,
D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8,・・・の
ように順に入力され、このデータDを順に記憶しその内
容を更新するものとする。そして、記憶内容の書込みを
A1とA2の2つのアドレスによって行ない、該アドレ
スの特定はA3とA4の2つのアドレスを持つポインタ
によって行うものとする。最初のデータDはアドレスA
1に書込まれ、そのときのポインタのアドレスA3は
「0」、アドレスA4は「0」である。次のデータDは
アドレスA2に書込まれ、そのときのポインタのアドレ
スA3を「0」、アドレスA4を「1」として、一方の
アドレスのみの値を変化させる。また、さらに次のデー
タDはアドレスA1に書込まれ、そのときのポインタの
アドレスA3を「1」、アドレスA4を「0」として、
前回変化させなったアドレスの値を変化させ、前記変化
させたアドレスの値については不変とする。
に、本発明の記憶内容更新方法及び装置によって、電気
的消去可能不揮発性メモリの持つデータ書換え回数制限
を解消する点について説明する。図2、図3は、本発明
の記憶内容更新におけるアドレスとポインタの状態を説
明する図である。なお、図2、図3では、記憶内容はデ
ータDとして、1つのアドレス内に書込みを行なうこと
ができるものとする。図2において、データDはD1,
D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8,・・・の
ように順に入力され、このデータDを順に記憶しその内
容を更新するものとする。そして、記憶内容の書込みを
A1とA2の2つのアドレスによって行ない、該アドレ
スの特定はA3とA4の2つのアドレスを持つポインタ
によって行うものとする。最初のデータDはアドレスA
1に書込まれ、そのときのポインタのアドレスA3は
「0」、アドレスA4は「0」である。次のデータDは
アドレスA2に書込まれ、そのときのポインタのアドレ
スA3を「0」、アドレスA4を「1」として、一方の
アドレスのみの値を変化させる。また、さらに次のデー
タDはアドレスA1に書込まれ、そのときのポインタの
アドレスA3を「1」、アドレスA4を「0」として、
前回変化させなったアドレスの値を変化させ、前記変化
させたアドレスの値については不変とする。
【0012】前記と同様の書込み処理を続けることによ
って、本発明の記憶内容更新が実行される。図3は、前
記書込み処理を模式的に示す図である。図3に示すよう
に、データDは、アドレスA1とアドレスA2に順に交
互に書込みが行なわれる。図中では、アドレスA1に書
込まれるデータD1,D3,・・・を実線の丸印によっ
て表示し、アドレスA2に書込まれるデータD2,D
4,・・・を破線の丸印によって表示している。そし
て、アドレスA1を特定するポインタのアドレスA3,
A4の値は〔0,0〕と〔1,1〕の組み合わせ(図中
の実線)により表され、アドレスA2を特定するポイン
タのアドレスA3,A4の値は〔0,1〕と〔1,0〕
の組み合わせ(図中の破線)により表される。
って、本発明の記憶内容更新が実行される。図3は、前
記書込み処理を模式的に示す図である。図3に示すよう
に、データDは、アドレスA1とアドレスA2に順に交
互に書込みが行なわれる。図中では、アドレスA1に書
込まれるデータD1,D3,・・・を実線の丸印によっ
て表示し、アドレスA2に書込まれるデータD2,D
4,・・・を破線の丸印によって表示している。そし
て、アドレスA1を特定するポインタのアドレスA3,
A4の値は〔0,0〕と〔1,1〕の組み合わせ(図中
の実線)により表され、アドレスA2を特定するポイン
タのアドレスA3,A4の値は〔0,1〕と〔1,0〕
の組み合わせ(図中の破線)により表される。
【0013】図4,図5は、本発明の記憶内容更新を、
数値制御装置に適用する場合の構成を説明するためのブ
ロック図である。図4は記憶手段としてシリアル電気的
消去可能不揮発性メモリ(EEPROM)を用いた場合
である。機械側に設けられたパルスコーダ21によって
検出された移動量は、回転カウンタ22及び1回転内の
位置検出装置23に入力されて、回転カウンタ22によ
って回転数Nが得られ、位置検出装置23によって1回
転内の位置Pが得られる。この回転カウンタ22及び1
回転内の位置検出装置23はデータバス25を介してC
PU24と接続され、さらにこのCPU24にはデータ
バス25を介してパラレル・シリアル変換回路26を経
てシリアル電気的消去可能不揮発性メモリ(EPRO
M)27が接続されている。回転数Nと1回転内の位置
Pは、書換え記憶内容としてシリアル電気的消去可能不
揮発性メモリ27に書込まれて記憶される。シリアル電
気的消去可能不揮発性メモリ27は、シリアル信号を書
込むものであるため、回転カウンタ22及び1回転内の
位置検出装置23から出力されるパラレル信号をパラレ
ル・シリアル変換回路26によってシリアル信号に変換
している。なお、図1における切替え手段2は、CPU
24により行なわれる。
数値制御装置に適用する場合の構成を説明するためのブ
ロック図である。図4は記憶手段としてシリアル電気的
消去可能不揮発性メモリ(EEPROM)を用いた場合
である。機械側に設けられたパルスコーダ21によって
検出された移動量は、回転カウンタ22及び1回転内の
位置検出装置23に入力されて、回転カウンタ22によ
って回転数Nが得られ、位置検出装置23によって1回
転内の位置Pが得られる。この回転カウンタ22及び1
回転内の位置検出装置23はデータバス25を介してC
PU24と接続され、さらにこのCPU24にはデータ
バス25を介してパラレル・シリアル変換回路26を経
てシリアル電気的消去可能不揮発性メモリ(EPRO
M)27が接続されている。回転数Nと1回転内の位置
Pは、書換え記憶内容としてシリアル電気的消去可能不
揮発性メモリ27に書込まれて記憶される。シリアル電
気的消去可能不揮発性メモリ27は、シリアル信号を書
込むものであるため、回転カウンタ22及び1回転内の
位置検出装置23から出力されるパラレル信号をパラレ
ル・シリアル変換回路26によってシリアル信号に変換
している。なお、図1における切替え手段2は、CPU
24により行なわれる。
【0014】また、図5は記憶手段としてパラレル電気
的消去可能不揮発性メモリ(EEPROM)を用いた場
合である。図5の構成は、パラレル電気的消去可能不揮
発性メモリ28がパラレル信号を書込む点でのみ前記図
4のシリアル電気的消去可能不揮発性メモリ27と相違
している。図6、図7は、本発明の記憶内容更新におけ
るアドレスとポインタの状態を説明する図であり、前記
図4,図5の構成で示した回転数Nと1回転内位置Pを
書換え記憶内容とした場合を示しており、該回転数Nと
回転内位置Pの組み合わせによって数値制御装置におけ
る移動量を定めることができる。なお、図6、図7で
は、回転数Nと1回転内位置Pの記憶内容は、それぞれ
1つのアドレス内に書込みを行なうことができるものと
する。図6において、回転数NはN1,N2,N3,N
4,N5,N6,N7,N8,・・・のように順に入力
され、同様に1回転内位置PはP1,P2,P3,P
4,P5,P6,P7,P8,・・・のように順に入力
され、順に記憶しその内容を更新するものとする。そし
て、回転数NはA1とA2の2つのアドレスによって行
ない、1回転内位置PはA3とA4の2つのアドレスに
よって行なう。そして、アドレスA1及びA3とアドレ
スA2及びA4の特定は、A5とA6の2つのアドレス
を持つポインタによって行うものとする。
的消去可能不揮発性メモリ(EEPROM)を用いた場
合である。図5の構成は、パラレル電気的消去可能不揮
発性メモリ28がパラレル信号を書込む点でのみ前記図
4のシリアル電気的消去可能不揮発性メモリ27と相違
している。図6、図7は、本発明の記憶内容更新におけ
るアドレスとポインタの状態を説明する図であり、前記
図4,図5の構成で示した回転数Nと1回転内位置Pを
書換え記憶内容とした場合を示しており、該回転数Nと
回転内位置Pの組み合わせによって数値制御装置におけ
る移動量を定めることができる。なお、図6、図7で
は、回転数Nと1回転内位置Pの記憶内容は、それぞれ
1つのアドレス内に書込みを行なうことができるものと
する。図6において、回転数NはN1,N2,N3,N
4,N5,N6,N7,N8,・・・のように順に入力
され、同様に1回転内位置PはP1,P2,P3,P
4,P5,P6,P7,P8,・・・のように順に入力
され、順に記憶しその内容を更新するものとする。そし
て、回転数NはA1とA2の2つのアドレスによって行
ない、1回転内位置PはA3とA4の2つのアドレスに
よって行なう。そして、アドレスA1及びA3とアドレ
スA2及びA4の特定は、A5とA6の2つのアドレス
を持つポインタによって行うものとする。
【0015】最初の回転数N1はアドレスA1に書込ま
れ、また1回転内位置P1はアドレスA3に書込まれ、
そのときのポインタのアドレスA5は「0」、アドレス
A6は「0」である。次の回転数N2はアドレスA2に
書込まれ、また1回転内位置P2はアドレスA4に書込
まれ、そのときのポインタのアドレスA5を「0」、ア
ドレスA6を「1」として、一方のアドレスのみの値を
変化させる。また、さらに次の回転数N3はアドレスA
1に書込まれ、また1回転内位置P3はアドレスA3に
書込まれ、そのときのポインタのアドレスA5を
「1」、アドレスA6を「0」として、前回変化させな
ったアドレスの値を変化させ、前記変化させたアドレス
の値については不変とする。前記と同様の書込み処理を
続けることによって、本発明の記憶内容更新が実行さ
れ、回転数N及び1回転内位置Pは、それぞれ2つの異
なるアドレスに交互に書込みが行なわれて、記憶内容の
書換えが行なわれる。
れ、また1回転内位置P1はアドレスA3に書込まれ、
そのときのポインタのアドレスA5は「0」、アドレス
A6は「0」である。次の回転数N2はアドレスA2に
書込まれ、また1回転内位置P2はアドレスA4に書込
まれ、そのときのポインタのアドレスA5を「0」、ア
ドレスA6を「1」として、一方のアドレスのみの値を
変化させる。また、さらに次の回転数N3はアドレスA
1に書込まれ、また1回転内位置P3はアドレスA3に
書込まれ、そのときのポインタのアドレスA5を
「1」、アドレスA6を「0」として、前回変化させな
ったアドレスの値を変化させ、前記変化させたアドレス
の値については不変とする。前記と同様の書込み処理を
続けることによって、本発明の記憶内容更新が実行さ
れ、回転数N及び1回転内位置Pは、それぞれ2つの異
なるアドレスに交互に書込みが行なわれて、記憶内容の
書換えが行なわれる。
【0016】図7は、前記書込み処理を模式的に示す図
である。以下、回転数Nと1回転内位置PをデータN及
びデータPにより表す。図7に示すように、データN及
びデータPは、アドレスA1とアドレスA2に順に交互
に書込まみが行なわれる。図中では、アドレスA1に書
込まれるデータN1,N3,・・・を実線の丸印によっ
て表示し、アドレスA2に書込まれるデータP2,P
4,・・・を破線の丸印によって表示している。そし
て、アドレスA1及びアドレスA3を特定するポインタ
のアドレスA5,A6の値は〔0,0〕と〔1,1〕の
組み合わせ(図中の実線)により表され、アドレスA2
及びアドレスA4を特定するポインタのアドレスA5,
A6の値は〔0,1〕と〔1,0〕の組み合わせ(図中
の破線)により表される。
である。以下、回転数Nと1回転内位置PをデータN及
びデータPにより表す。図7に示すように、データN及
びデータPは、アドレスA1とアドレスA2に順に交互
に書込まみが行なわれる。図中では、アドレスA1に書
込まれるデータN1,N3,・・・を実線の丸印によっ
て表示し、アドレスA2に書込まれるデータP2,P
4,・・・を破線の丸印によって表示している。そし
て、アドレスA1及びアドレスA3を特定するポインタ
のアドレスA5,A6の値は〔0,0〕と〔1,1〕の
組み合わせ(図中の実線)により表され、アドレスA2
及びアドレスA4を特定するポインタのアドレスA5,
A6の値は〔0,1〕と〔1,0〕の組み合わせ(図中
の破線)により表される。
【0017】(異常データ書換え時におけるデータ補
償)次に、本発明の記憶内容更新方法及び装置によっ
て、電気的消去可能不揮発性メモリにおいて、データ書
換え時に正常な書込みが行なわれなかった場合でも、制
御対象の位置を得ることができる点について説明する。
ここでは、書換えを行なうデータとして、数値制御装置
における原点位置を例として説明する。数値制御装置に
おいては、制御対象物の位置を知るための基準点として
複数個の原点位置を用いており、この原点位置を逐次を
更新している。そして、例えば、数値制御装置を一時停
止した後や非常停止の後に、制御対象物の制御を再開す
る場合には、この原点位置の読出しを行なっている。そ
して、以下の説明においては、原点位置は、nビットの
カウンタにより構成される回転数カウンタN(図4,5
中参照)により定められるものとし、該回転数カウンタ
Nが計数する1ストローク内において複数個の原点が含
まれるものとする。
償)次に、本発明の記憶内容更新方法及び装置によっ
て、電気的消去可能不揮発性メモリにおいて、データ書
換え時に正常な書込みが行なわれなかった場合でも、制
御対象の位置を得ることができる点について説明する。
ここでは、書換えを行なうデータとして、数値制御装置
における原点位置を例として説明する。数値制御装置に
おいては、制御対象物の位置を知るための基準点として
複数個の原点位置を用いており、この原点位置を逐次を
更新している。そして、例えば、数値制御装置を一時停
止した後や非常停止の後に、制御対象物の制御を再開す
る場合には、この原点位置の読出しを行なっている。そ
して、以下の説明においては、原点位置は、nビットの
カウンタにより構成される回転数カウンタN(図4,5
中参照)により定められるものとし、該回転数カウンタ
Nが計数する1ストローク内において複数個の原点が含
まれるものとする。
【0018】例えば、回転数カウンタNを16ビットに
より構成する場合には、該回転数カウンタNは「0」か
ら「65535」の65536個の位置を計数すること
ができ、その内、数値制御装置が定める点を原点として
記憶する。したがって、この回転数カウンタNの最大計
数値は、記憶装置が記憶できる記憶内容の最大データ長
に対応することになる。そして、この回転数カウンタN
は、65536個の位置を計数して1ストロークを経過
すると、再び「0」に戻って計数を繰り返す。したがっ
て、1ストローク異なる位置の値は、回転数カウンタN
の値としては同一の値となり、区別することができない
ことになる。このような事態は、例えば、データ書換え
時に正常な書込みが行なわれず、前回のデータと書換え
時のデータの区別が困難となる場合が生じることがあ
る。
より構成する場合には、該回転数カウンタNは「0」か
ら「65535」の65536個の位置を計数すること
ができ、その内、数値制御装置が定める点を原点として
記憶する。したがって、この回転数カウンタNの最大計
数値は、記憶装置が記憶できる記憶内容の最大データ長
に対応することになる。そして、この回転数カウンタN
は、65536個の位置を計数して1ストロークを経過
すると、再び「0」に戻って計数を繰り返す。したがっ
て、1ストローク異なる位置の値は、回転数カウンタN
の値としては同一の値となり、区別することができない
ことになる。このような事態は、例えば、データ書換え
時に正常な書込みが行なわれず、前回のデータと書換え
時のデータの区別が困難となる場合が生じることがあ
る。
【0019】そこで、本発明の記憶内容更新において
は、原点更新を行なう間隔を1ストロークの半分より短
い間隔とすることにより、データ書換え時に正常な書込
みが行なわれなかった場合でも、制御対象の位置を得る
ようにするものである。以下、図8〜図10を用いて、
本発明の書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内容の最
大データ長の1/2に対応する間隔より短くすることに
よって、データ書換え時における誤動作補償が可能とな
る点について説明する。
は、原点更新を行なう間隔を1ストロークの半分より短
い間隔とすることにより、データ書換え時に正常な書込
みが行なわれなかった場合でも、制御対象の位置を得る
ようにするものである。以下、図8〜図10を用いて、
本発明の書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内容の最
大データ長の1/2に対応する間隔より短くすることに
よって、データ書換え時における誤動作補償が可能とな
る点について説明する。
【0020】図8は、原点更新を1ストローク以上の間
隔で行なう場合を示し、図9は、原点更新を1ストロー
クの半分以上の間隔で行なう場合を示し、図10は、原
点更新を1ストロークの半分以下の間隔で行なう場合を
示している。はじめに、図8,図9により、原点更新を
1ストロークあるいは1ストロークの半分以上の間隔で
行なう場合に、原点更新を失敗したときに原点位置の再
現ができない場合を示す。なお、図に示す区間は回転数
カウンタの1ストロークを示している。図8の(a)
は、原点bの通過時に電源が断となり、制御対象物はQ
の位置において停止し、この原点bにおいて正常に原点
更新された場合であり、原点aと原点bとの間隔は1ス
トローク以上に設定されている。
隔で行なう場合を示し、図9は、原点更新を1ストロー
クの半分以上の間隔で行なう場合を示し、図10は、原
点更新を1ストロークの半分以下の間隔で行なう場合を
示している。はじめに、図8,図9により、原点更新を
1ストロークあるいは1ストロークの半分以上の間隔で
行なう場合に、原点更新を失敗したときに原点位置の再
現ができない場合を示す。なお、図に示す区間は回転数
カウンタの1ストロークを示している。図8の(a)
は、原点bの通過時に電源が断となり、制御対象物はQ
の位置において停止し、この原点bにおいて正常に原点
更新された場合であり、原点aと原点bとの間隔は1ス
トローク以上に設定されている。
【0021】原点bで正常に原点位置の更新が行なわれ
ると、書換え記憶内容は原点bとなる。この状態で電源
を再投入すると(図8の(b))、記憶手段からは原点
bが得られる。数値制御装置は、この原点bの位置デー
タから制御対象物の停止位置Qを再現する。一方、図8
の(c)は、原点bの通過時に電源が断となり、この原
点bにおいて原点更新が行なわれてなかった場合を示
し、図8の(d)は、この状態で電源を再投入した場合
を示している。原点bの通過時において、記憶手段は原
点更新を失敗しているため、その書換え記憶内容は、前
回の原点更新における原点aのデータが格納されてい
る。そして、この状態で電源の再投入を行なうと、得ら
れる原点位置は原点aとなる。数値制御装置は、この原
点aの位置データから制御対象物の停止位置Bを再現す
る。正常に原点更新が行なわれている場合には、制御対
象物の位置は次のストロークにおける停止位置Aが再現
されるはずであるが、記憶手段の記憶内容から得られる
原点aから再現位置Aとの距離La及び再現位置Bとの
距離Lbとを比較すると、La>Lbの関係にあるた
め、位置Bが再現され、制御対象物の正しい位置Aを再
現することができない。
ると、書換え記憶内容は原点bとなる。この状態で電源
を再投入すると(図8の(b))、記憶手段からは原点
bが得られる。数値制御装置は、この原点bの位置デー
タから制御対象物の停止位置Qを再現する。一方、図8
の(c)は、原点bの通過時に電源が断となり、この原
点bにおいて原点更新が行なわれてなかった場合を示
し、図8の(d)は、この状態で電源を再投入した場合
を示している。原点bの通過時において、記憶手段は原
点更新を失敗しているため、その書換え記憶内容は、前
回の原点更新における原点aのデータが格納されてい
る。そして、この状態で電源の再投入を行なうと、得ら
れる原点位置は原点aとなる。数値制御装置は、この原
点aの位置データから制御対象物の停止位置Bを再現す
る。正常に原点更新が行なわれている場合には、制御対
象物の位置は次のストロークにおける停止位置Aが再現
されるはずであるが、記憶手段の記憶内容から得られる
原点aから再現位置Aとの距離La及び再現位置Bとの
距離Lbとを比較すると、La>Lbの関係にあるた
め、位置Bが再現され、制御対象物の正しい位置Aを再
現することができない。
【0022】また、図9の(a)は、原点cの通過時に
電源が断となり、制御対象物はQの位置において停止
し、この原点cにおいて正常に原点更新された場合であ
り、原点bと原点cとの間隔は1ストロークの半分以上
に設定されている。
電源が断となり、制御対象物はQの位置において停止
し、この原点cにおいて正常に原点更新された場合であ
り、原点bと原点cとの間隔は1ストロークの半分以上
に設定されている。
【0023】原点cで正常に原点位置の更新が行なわれ
ると、書換え記憶内容は原点cとなる。この状態で電源
を再投入すると(図9の(b))、記憶手段からは原点
cが得られる。数値制御装置は、この原点cの位置デー
タから制御対象物の停止位置Qを再現する。一方、図9
の(c)は、原点cの通過時に電源が断となり、この原
点cにおいて原点更新が行なわれてなかった場合を示
し、図9の(d)は、この状態で電源を再投入した場合
を示している。原点cの通過時において、記憶手段は原
点更新を失敗しているため、その書換え記憶内容は、前
回の原点更新における原点bのデータが格納されてい
る。そして、この状態で電源の再投入を行なうと、得ら
れる原点位置は原点bとなる。数値制御装置は、この原
点bの位置データから制御対象物の停止位置Bを再現す
る。正常に原点更新が行なわれている場合には、制御対
象物の位置は次のストロークにおける停止位置Aが再現
されるはずであるが、記憶手段の記憶内容から得られる
原点bから再現位置Aとの距離La及び再現位置Bとの
距離Lbとを比較すると、La>Lbの関係にあるた
め、位置Bが再現され、制御対象物の正しい位置Aを再
現することができない。
ると、書換え記憶内容は原点cとなる。この状態で電源
を再投入すると(図9の(b))、記憶手段からは原点
cが得られる。数値制御装置は、この原点cの位置デー
タから制御対象物の停止位置Qを再現する。一方、図9
の(c)は、原点cの通過時に電源が断となり、この原
点cにおいて原点更新が行なわれてなかった場合を示
し、図9の(d)は、この状態で電源を再投入した場合
を示している。原点cの通過時において、記憶手段は原
点更新を失敗しているため、その書換え記憶内容は、前
回の原点更新における原点bのデータが格納されてい
る。そして、この状態で電源の再投入を行なうと、得ら
れる原点位置は原点bとなる。数値制御装置は、この原
点bの位置データから制御対象物の停止位置Bを再現す
る。正常に原点更新が行なわれている場合には、制御対
象物の位置は次のストロークにおける停止位置Aが再現
されるはずであるが、記憶手段の記憶内容から得られる
原点bから再現位置Aとの距離La及び再現位置Bとの
距離Lbとを比較すると、La>Lbの関係にあるた
め、位置Bが再現され、制御対象物の正しい位置Aを再
現することができない。
【0024】前記図8及び図9の場合に対して、図10
においては、原点更新を1ストロークの半分以下の間隔
で行なう。図10の(a)は、原点cの通過時に電源が
断となり、制御対象物はQの位置において停止し、この
原点cにおいて正常に原点更新された場合であり、原点
bと原点cとの間隔は1ストローク半分以下に設定され
ている。原点cで正常に原点位置の更新が行なわれる
と、書換え記憶内容は原点cとなる。この状態で電源を
再投入すると(図10の(b))、記憶手段からは原点
cが得られる。数値制御装置は、この原点cの位置デー
タから制御対象物の停止位置Qを再現する。また、図1
0の(c)は、原点cの通過時に電源が断となり、この
原点cにおいて原点更新が行なわれてなかった場合を示
し、図10の(d)は、この状態で電源を再投入した場
合を示している。原点cの通過時において、記憶手段は
原点更新を失敗しているため、その書換え記憶内容は、
前回の原点更新における原点bのデータが格納されてい
る。そして、この状態で電源の再投入を行なうと、得ら
れる原点位置は原点bとなる。数値制御装置は、この原
点bの位置データから制御対象物の停止位置Aを再現す
る。
においては、原点更新を1ストロークの半分以下の間隔
で行なう。図10の(a)は、原点cの通過時に電源が
断となり、制御対象物はQの位置において停止し、この
原点cにおいて正常に原点更新された場合であり、原点
bと原点cとの間隔は1ストローク半分以下に設定され
ている。原点cで正常に原点位置の更新が行なわれる
と、書換え記憶内容は原点cとなる。この状態で電源を
再投入すると(図10の(b))、記憶手段からは原点
cが得られる。数値制御装置は、この原点cの位置デー
タから制御対象物の停止位置Qを再現する。また、図1
0の(c)は、原点cの通過時に電源が断となり、この
原点cにおいて原点更新が行なわれてなかった場合を示
し、図10の(d)は、この状態で電源を再投入した場
合を示している。原点cの通過時において、記憶手段は
原点更新を失敗しているため、その書換え記憶内容は、
前回の原点更新における原点bのデータが格納されてい
る。そして、この状態で電源の再投入を行なうと、得ら
れる原点位置は原点bとなる。数値制御装置は、この原
点bの位置データから制御対象物の停止位置Aを再現す
る。
【0025】これは、正常に原点更新が行なわれなかっ
た場合には、制御対象物の位置は原点bが存在するスト
ローク上での位置A、あるいは1つ前のストローク上で
の位置Bが考えられる。記憶手段の記憶内容から得られ
る原点bから再現位置Aとの距離La及び再現位置Bと
の距離Lbとを比較すると、前記した図8及び図9の場
合と異なりLa<Lbの関係にあるため、数値制御装置
は制御対象物の正しい位置Aを再現する。
た場合には、制御対象物の位置は原点bが存在するスト
ローク上での位置A、あるいは1つ前のストローク上で
の位置Bが考えられる。記憶手段の記憶内容から得られ
る原点bから再現位置Aとの距離La及び再現位置Bと
の距離Lbとを比較すると、前記した図8及び図9の場
合と異なりLa<Lbの関係にあるため、数値制御装置
は制御対象物の正しい位置Aを再現する。
【0026】次に、図11及び図12を用いて、数値制
御装置における原点位置を更新する場合のフローを説明
する。図では、回転数カウンタのビット数を16ビット
とし、回転数カウンタが1ストロークで計数する回転数
は65536回転とする。図11は、この回転数カウン
タの1ストロークと、本発明の記憶内容更新の書込み間
隔との関係を示している。本発明の記憶内容更新におい
ては、書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内容の最大
データ長の1/2に対応する間隔より短くするものであ
り、この回転数カウンタにおいては、記憶内容の最大デ
ータ長は回転数カウンタの1ストロークに対応してい
る。したがって、例えば、記憶内容更新の書込み間隔
を、回転数カウンタの1ストローク分の回転数6553
6の半分の32768回転より少ない30000回転に
設定し、原点更新を前回の原点更新から30000回転
した後の最初の原点において行なうものとする。図12
の数値制御装置における原点位置の更新のフローチャー
トにおいては、回転数Nと1回転内の位置Pをアドレス
A1〜アドレスA4に記憶し、その更新に用いたアドレ
スを特定するポインタとしてアドレスA5,A6を用い
る場合を、ステップSの符号を用いて説明する。
御装置における原点位置を更新する場合のフローを説明
する。図では、回転数カウンタのビット数を16ビット
とし、回転数カウンタが1ストロークで計数する回転数
は65536回転とする。図11は、この回転数カウン
タの1ストロークと、本発明の記憶内容更新の書込み間
隔との関係を示している。本発明の記憶内容更新におい
ては、書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内容の最大
データ長の1/2に対応する間隔より短くするものであ
り、この回転数カウンタにおいては、記憶内容の最大デ
ータ長は回転数カウンタの1ストロークに対応してい
る。したがって、例えば、記憶内容更新の書込み間隔
を、回転数カウンタの1ストローク分の回転数6553
6の半分の32768回転より少ない30000回転に
設定し、原点更新を前回の原点更新から30000回転
した後の最初の原点において行なうものとする。図12
の数値制御装置における原点位置の更新のフローチャー
トにおいては、回転数Nと1回転内の位置Pをアドレス
A1〜アドレスA4に記憶し、その更新に用いたアドレ
スを特定するポインタとしてアドレスA5,A6を用い
る場合を、ステップSの符号を用いて説明する。
【0027】はじめに、回転数Nと1回転内の位置Pの
初期値としてN0とP0をアドレスA2及びアドレスA
4に格納する。また、このアドレスA2及びアドレスA
4を特定するためにアドレス5を「1」に、アドレス6
を「0」に設定する(ステップS1)。数値制御装置に
おいて種々設定される原点位置の内、記憶手段に格納さ
れて更新される原点は、回転数カウンタの計数値により
設定される。前記初期値設定から回転数カウンタの計数
値の絶対値が30000回転を越えるまでは原点の更新
を行なわず、30000回転を越えた後に現れる最初の
原点を求める(ステップS2)。そして、この3000
0回転を越えた後の最初の原点として、回転数Nと1回
転内位置Pの値をそれぞれアドレスA1とアドレスA3
に格納し(ステップS3)、この格納したアドレスA1
とアドレスA3の値が更新しようとする回転数Nと1回
転内位置Pの値であることを確認して(ステップS
4)、原点位置の更新を行なう。ステップS4の確認が
行なわれた場合には、ステップS5においてアドレスA
5を「0」としてポインタの書換えを行なう。また、ス
テップS4の確認が行なわれなかった場合には、エラー
表示等のエラーの処理を行なう。
初期値としてN0とP0をアドレスA2及びアドレスA
4に格納する。また、このアドレスA2及びアドレスA
4を特定するためにアドレス5を「1」に、アドレス6
を「0」に設定する(ステップS1)。数値制御装置に
おいて種々設定される原点位置の内、記憶手段に格納さ
れて更新される原点は、回転数カウンタの計数値により
設定される。前記初期値設定から回転数カウンタの計数
値の絶対値が30000回転を越えるまでは原点の更新
を行なわず、30000回転を越えた後に現れる最初の
原点を求める(ステップS2)。そして、この3000
0回転を越えた後の最初の原点として、回転数Nと1回
転内位置Pの値をそれぞれアドレスA1とアドレスA3
に格納し(ステップS3)、この格納したアドレスA1
とアドレスA3の値が更新しようとする回転数Nと1回
転内位置Pの値であることを確認して(ステップS
4)、原点位置の更新を行なう。ステップS4の確認が
行なわれた場合には、ステップS5においてアドレスA
5を「0」としてポインタの書換えを行なう。また、ス
テップS4の確認が行なわれなかった場合には、エラー
表示等のエラーの処理を行なう。
【0028】また、ポインタの更新が行なわれたか否か
をアドレスA5の値を確認により行ない(ステップS
6)、確認が行なわれなかった場合にはエラーの処理を
行なう。
をアドレスA5の値を確認により行ない(ステップS
6)、確認が行なわれなかった場合にはエラーの処理を
行なう。
【0029】前記ステップS3からステップS6により
原点の更新が行なわれることになる。この原点更新から
再び回転数カウンタの計数値が30000回転を越える
までは原点の更新を行なわず、30000回転を越えた
後に現れる最初の原点を求める(ステップS7)。そし
て、この30000回転を越えた後の最初の原点とし
て、回転数Nと1回転内位置Pの値をそれぞれアドレス
A2とアドレスA4に格納し(ステップS8)、この格
納したアドレスA2とアドレスA4の値が更新しようと
する回転数Nと1回転内位置Pの値であることを確認し
て(ステップS9)、原点位置の更新を行なう。ステッ
プS9の確認が行なわれた場合には、ステップS10に
おいてアドレスA6を「1」としてポインタの書換えを
行なう。また、ステップS9の確認が行なわれなかった
場合には、エラー表示等のエラーの処理を行なう。
原点の更新が行なわれることになる。この原点更新から
再び回転数カウンタの計数値が30000回転を越える
までは原点の更新を行なわず、30000回転を越えた
後に現れる最初の原点を求める(ステップS7)。そし
て、この30000回転を越えた後の最初の原点とし
て、回転数Nと1回転内位置Pの値をそれぞれアドレス
A2とアドレスA4に格納し(ステップS8)、この格
納したアドレスA2とアドレスA4の値が更新しようと
する回転数Nと1回転内位置Pの値であることを確認し
て(ステップS9)、原点位置の更新を行なう。ステッ
プS9の確認が行なわれた場合には、ステップS10に
おいてアドレスA6を「1」としてポインタの書換えを
行なう。また、ステップS9の確認が行なわれなかった
場合には、エラー表示等のエラーの処理を行なう。
【0030】また、ポインタの更新が行なわれたか否か
をアドレスA6の値を確認により行ない(ステップS1
1)、確認が行なわれなかった場合にはエラーの処理を
行なう。前記ステップS8からステップS11により2
回目の原点の更新が行なわれることになる。
をアドレスA6の値を確認により行ない(ステップS1
1)、確認が行なわれなかった場合にはエラーの処理を
行なう。前記ステップS8からステップS11により2
回目の原点の更新が行なわれることになる。
【0031】さらに、この原点更新から再び回転数カウ
ンタの計数値が30000回転を越えるまでは原点の更
新を行なわず、30000回転を越えた後に現れる最初
の原点を求める(ステップS12)。そして、この30
000回転を越えた後の最初の原点として、回転数Nと
1回転内位置Pの値をそれぞれアドレスA1とアドレス
A3に再び格納して、格納値を更新し(ステップS1
3)、この格納したアドレスA1とアドレスA3の値が
更新しようとする回転数Nと1回転内位置Pの値である
ことを確認して(ステップS14)、原点位置の更新を
行なう。
ンタの計数値が30000回転を越えるまでは原点の更
新を行なわず、30000回転を越えた後に現れる最初
の原点を求める(ステップS12)。そして、この30
000回転を越えた後の最初の原点として、回転数Nと
1回転内位置Pの値をそれぞれアドレスA1とアドレス
A3に再び格納して、格納値を更新し(ステップS1
3)、この格納したアドレスA1とアドレスA3の値が
更新しようとする回転数Nと1回転内位置Pの値である
ことを確認して(ステップS14)、原点位置の更新を
行なう。
【0032】ステップS14の確認が行なわれた場合に
は、ステップS15においてアドレスA5を「1」とし
てポインタの書換えを行なう。また、ステップS14の
確認が行なわれなかった場合には、エラー表示等のエラ
ーの処理を行なう。
は、ステップS15においてアドレスA5を「1」とし
てポインタの書換えを行なう。また、ステップS14の
確認が行なわれなかった場合には、エラー表示等のエラ
ーの処理を行なう。
【0033】また、ポインタの更新が行なわれたか否か
をアドレスA5の値を確認により行ない(ステップS1
6)、確認が行なわれなかった場合にはエラーの処理を
行なう。前記ステップS13からステップS16により
3回目の原点の更新が行なわれることになる。
をアドレスA5の値を確認により行ない(ステップS1
6)、確認が行なわれなかった場合にはエラーの処理を
行なう。前記ステップS13からステップS16により
3回目の原点の更新が行なわれることになる。
【0034】さらに、この原点更新から再び回転数カウ
ンタの計数値が30000回転を越えるまでは原点の更
新を行なわず、30000回転を越えた後に現れる最初
の原点を求める(ステップS17)。そして、この30
000回転を越えた後の最初の原点として、回転数Nと
1回転内位置Pの値をそれぞれアドレスA2とアドレス
A4に再び格納して、格納値を更新し(ステップS1
8)、この格納したアドレスA2とアドレスA4の値が
更新しようとする回転数Nと1回転内位置Pの値である
ことを確認して(ステップS19)、原点位置の更新を
行なう。ステップS19の確認が行なわれた場合には、
ステップS20においてアドレスA6を「0」としてポ
インタの書換えを行なう。また、ステップS19の確認
が行なわれなかった場合には、エラー表示等のエラーの
処理を行なう。
ンタの計数値が30000回転を越えるまでは原点の更
新を行なわず、30000回転を越えた後に現れる最初
の原点を求める(ステップS17)。そして、この30
000回転を越えた後の最初の原点として、回転数Nと
1回転内位置Pの値をそれぞれアドレスA2とアドレス
A4に再び格納して、格納値を更新し(ステップS1
8)、この格納したアドレスA2とアドレスA4の値が
更新しようとする回転数Nと1回転内位置Pの値である
ことを確認して(ステップS19)、原点位置の更新を
行なう。ステップS19の確認が行なわれた場合には、
ステップS20においてアドレスA6を「0」としてポ
インタの書換えを行なう。また、ステップS19の確認
が行なわれなかった場合には、エラー表示等のエラーの
処理を行なう。
【0035】また、ポインタの更新が行なわれたか否か
をアドレスA6の値を確認により行ない(ステップS2
1)、確認が行なわれなかった場合にはエラーの処理を
行なう。前記ステップS18からステップS21により
4回目の原点の更新が行なわれることになる。この原点
更新の後、再びステップS2に戻って前記工程を繰り返
すことによって、原点の記憶内容の更新が行なわれる。
をアドレスA6の値を確認により行ない(ステップS2
1)、確認が行なわれなかった場合にはエラーの処理を
行なう。前記ステップS18からステップS21により
4回目の原点の更新が行なわれることになる。この原点
更新の後、再びステップS2に戻って前記工程を繰り返
すことによって、原点の記憶内容の更新が行なわれる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ書換えにおける信頼性が高い記憶内容更新方法及
びその装置を提供することができる。
データ書換えにおける信頼性が高い記憶内容更新方法及
びその装置を提供することができる。
【図1】本発明の記憶内容更新方法及び装置を説明する
ためのブロック図である。
ためのブロック図である。
【図2】本発明の記憶内容更新におけるアドレスとポイ
ンタの状態を説明する図である。
ンタの状態を説明する図である。
【図3】本発明の記憶内容更新におけるアドレスとポイ
ンタの状態を説明する図である。
ンタの状態を説明する図である。
【図4】本発明の記憶内容更新を、数値制御装置に適用
する場合の構成を説明するためのブロック図である。
する場合の構成を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の記憶内容更新を、数値制御装置に適用
する場合の構成を説明するためのブロック図である。
する場合の構成を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の記憶内容更新におけるアドレスとポイ
ンタの状態を説明する図である。
ンタの状態を説明する図である。
【図7】本発明の記憶内容更新におけるアドレスとポイ
ンタの状態を説明する図である。
ンタの状態を説明する図である。
【図8】原点更新を1ストローク以上の間隔で行なう場
合を説明する図である。
合を説明する図である。
【図9】原点更新を1ストロークの半分以上の間隔で行
なう場合を説明する図である。
なう場合を説明する図である。
【図10】原点更新を1ストロークの半分以下の間隔で
行なう場合を説明する図である。
行なう場合を説明する図である。
【図11】回転数カウンタの1ストロークと記憶内容更
新の書込み間隔との関係を説明する図である。
新の書込み間隔との関係を説明する図である。
【図12】本発明の記憶内容更新を数値制御装置に適用
して原点位置を更新する場合のフローチャートである。
して原点位置を更新する場合のフローチャートである。
1 記憶手段 2 切替え手段 11,12 アドレス 13 ポインタ 21 パルスコーダ 22 回転カウンタ 23 1回転内位置検出装置 24 CPU 25 データバス 26 パラレル・シリアル変換回路 27 シリアルEEPROM 28 パラレルEEPROM
Claims (5)
- 【請求項1】 電気的消去可能不揮発性メモリにおい
て、少なくとも2つの異なるアドレスに対して書換え記
憶内容を順に書込み、前記書込みにおいて、書換え記憶
内容を書込んだアドレスを示すポインタを書込むことを
特徴とする記憶内容更新方法。 - 【請求項2】 電気的消去可能不揮発性メモリにおい
て、書換え記憶内容の書込み間隔を、記憶内容の最大デ
ータ長の1/2に対応する間隔より短くすることを特徴
とする記憶内容更新方法。 - 【請求項3】 少なくとも2つの異なるアドレス、及び
該アドレスを示すポインタを有する電気的消去可能不揮
発性メモリと、前記電気的消去可能不揮発性メモリの書
込みアドレスを切り替える切替え手段とを備え、前記切
替え手段は、書換え記憶内容を書込むアドレス、及び該
書込みアドレスを示すポインタを順に切替えることを特
徴とする記憶内容更新装置。 - 【請求項4】 少なくとも2つの異なるアドレス、及び
該アドレスを示すポインタを有する電気的消去可能不揮
発性メモリと、前記電気的消去可能不揮発性メモリの書
込みアドレスを切り替える切替え手段とを備え、前記切
替え手段は、記憶内容の最大データ長の1/2に対応す
る間隔より短い間隔で、書換え記憶内容を書込むアドレ
ス、及び該書込みアドレスを示すポインタを順に切替え
ることを特徴とする記憶内容更新装置。 - 【請求項5】 前記記憶内容の最大データ長は、数値制
御装置における移動量を計数する計数手段の最大カウン
ト量により定められることを特徴とする請求項4記載の
記憶内容更新装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25975494A JPH08102195A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 記憶内容更新方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25975494A JPH08102195A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 記憶内容更新方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102195A true JPH08102195A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17338493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25975494A Withdrawn JPH08102195A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 記憶内容更新方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08102195A (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP25975494A patent/JPH08102195A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |