JPH08102160A - ヘッドアーム構成部品の接合方法 - Google Patents

ヘッドアーム構成部品の接合方法

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Publication number
JPH08102160A
JPH08102160A JP23384594A JP23384594A JPH08102160A JP H08102160 A JPH08102160 A JP H08102160A JP 23384594 A JP23384594 A JP 23384594A JP 23384594 A JP23384594 A JP 23384594A JP H08102160 A JPH08102160 A JP H08102160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
suspension arm
auxiliary plate
base
head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23384594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Arisaka
秀登 有坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATO SPRING SEISAKUSHO KK
Kato Spring Works Co Ltd
Original Assignee
KATO SPRING SEISAKUSHO KK
Kato Spring Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by KATO SPRING SEISAKUSHO KK, Kato Spring Works Co Ltd filed Critical KATO SPRING SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドアームを構成するサスペンションアー
ムとベースアームとの間に十分な接合強度を与える、抵
抗溶接による接合方法を提供する。 【構成】 ベースアーム2の接合面12に設けられた突
起16、16、…に、これらの突起に対応するようにサ
スペンションアーム4の後端部17に設けられた小孔2
0、20、…を嵌合させ、ベースアーム2との間にサス
ペンションアーム4を挟むように補助板3を配置し、補
助板3と、孔20、20、…に通されて補助板3に当接
した突起16、16、…とを抵抗溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミニディスク等磁気記
録再生装置の磁気ヘッドを支持するヘッドアームを構成
するサスペンションアームとベースアームとの接合方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置の磁気ヘッドは、磁気
ディスクへの接触状態によって作動時接触型と常時接触
型とに分けられる。前者は、情報の読み書きを行なうと
きのみディスク面に接触し、その他のときには磁気ディ
スクから離間しているというものであり、パソコンのハ
ードディスクドライブ等に採用されている。後者は、情
報の読み書きを行なうとき以外も常に磁気ディスクに接
触しているというものであり、近年急速に普及しつつあ
る光磁気ディスク方式を搭載したミニディスクプレーヤ
ー等に採用されている。
【0003】ここで、ミニディスクプレーヤーに代表さ
れる、常時接触型磁気ヘッドが採用された磁気記録再生
装置において、磁気ヘッドを支持する部分はヘッドアー
ムと呼ばれ、ベースアームとサスペンションアーム等の
部品によって構成されている。ベースアームは、やや肉
厚の金属板からなり、このベースアームの前端部にサス
ペンションアームが接合され、さらにその側方にサスペ
ンションアームの下方への動きを規制するストッパーが
形成されている。また、ベースアームの後端部には磁気
ディスクを磁気記録再生装置から出し入れする際にヘッ
ドアームをディスク面に接近、離間させる移動機構に取
り付けられている。サスペンションアームは、非常に薄
い金属板からなり、その後端部をベースアームに溶接に
よって固定されている。また、サスペンションアームの
中間部には板バネが形成され、その弾性を利用して、サ
スペンションアーム前端部に取り付けられた磁気ヘッド
をディスク面に押し付けるようになっている。
【0004】サスペンションアームとベースアームとの
接合部分には、微細部分の金属加工に適したレーザー溶
接が施されている。サスペンションアームは、前述した
ように非常に薄い金属板から作られているので、金属加
工に適したその他の溶接方法、例えば抵抗溶接によって
接合を行なった場合、十分な接合強度を得ようとして高
電流を流すと溶接部分のサスペンションアームが溶け過
ぎて穴が開いてしまい、穴が開かないように電流を控え
て接合を行なうと、接合強度が不十分なために溶接部分
が剥がれ易くなってしまうためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】レーザー溶接はその溶
接用機材からして非常に高価なものであり、しかも一部
の部品が短命なため頻繁に交換しなければならないため
溶接作業にかかるコストが高額になるという欠点があっ
た。しかしながら、その他の溶接方法によっては十分な
接合強度が得られないため、レーザー溶接によって接合
を行なわざるを得ないのが現状であった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、サスペンションアームとベースアームとの間
に十分な接合強度を与える、溶接コストの安価な抵抗溶
接による接合方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の接合方法は、磁
気記録再生装置に使用されるヘッドアームの組み立て行
程において、ヘッドアームを構成するベースアームとサ
スペンションアームとを接合する方法であって、前記ベ
ースアームの接合面に設けられた突起に、該突起に対応
するように前記サスペンションアームの後端部に設けら
れた小孔を嵌合させるとともに、前記ベースアームとの
間に前記サスペンションアームを挟むように補助板を配
置し、該補助板と、孔に通されて補助板に当接した突起
とを抵抗溶接することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の接合方法においては、サスペンション
アームには溶接は行なわず、ベースアームの接合面に突
起を設け、サスペンションアームにこの突起に対応する
孔を設ける。そしてサスペンションアームをベースアー
ムと補助板とで挟み、孔に通されて補助板に当接した突
起と補助板とを抵抗溶接する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を、図1、ないし図4を参照
して説明する。図1に示すヘッドアーム1は、ミニディ
スクプレーヤーに使用されるものであって、ヘッドアー
ム移動機構に固定されるベースアーム2と、このベース
アーム2と補助板3に挟まれて固定され、磁気ヘッドを
支持するサスペンションアーム4から構成されている。
【0010】ベースアーム2は、その後端部を図示しな
いヘッドアーム移動機構に固定され、前端部にてサスペ
ンションアーム4を支持する部材であり、厚さ0.4ミ
リの金属板から加工されている。ベースアーム2の前端
部には、サスペンションアーム4の動きを規制するスト
ッパー5が設けられている。このストッパー5は、ヘッ
ドアーム1がヘッドアーム移動機構によってディスク面
に対して上方に離間されたとき、サスペンションアーム
4の前端部が磁気ヘッドの重量によって下方に下がるこ
とを防止している。
【0011】補助板3は、ベースアーム2の前端部との
間にサスペンションアーム4を挟んで固定する部材であ
り、厚さ0.2ミリの金属板から加工されている。補助
板3、サスペンションアーム4、ベースアーム2が重な
った接合部6には、これらを上下方向に貫通する大径の
孔7が設けられている。
【0012】サスペンションアーム4は、ベースアーム
2にその後端部を固定され、先端部に取り付けられた磁
気ヘッドをディスク面に自身の弾性によって適切な圧力
で接触させる部材であり、厚さ0.05ミリの非常に薄
い金属板から加工されている。接合部6から延びる板バ
ネ部8はベースアーム2の上面に対して斜め下方に折り
曲げられ、上述したストッパー5によって下方への動き
を規制されている。板バネ部8の先端に設けられた磁気
ヘッド取り付け部9は、ベースアーム2の上面とほぼ平
行になるよう斜め上方に再度折り曲げられている。磁気
ヘッド取り付け部9には矩形の孔10が設けられてお
り、この孔10には上下から一体成形されたプラスチッ
ク製のスライダー11が取り付けられている。スライダ
ー11は磁気ヘッドを構成する部品のひとつである。
【0013】次に図2、ないし図4において、ベースア
ーム2とサスペンションアーム4の接合部6の構成につ
いて説明する。ベースアーム2の接合面12には、ベー
スアームの延在方向に間隔を開けて2個のバーリング1
3、14が形成されている。バーリング13、14は、
サスペンションアーム4と補助板3の位置決め用に設け
られたものである。バーリング13、14の間には、上
述した孔7を構成する孔15が設けられている。さらに
孔15の周囲には、突起16、16、…が圧印加工によ
って形成されている。
【0014】サスペンションアーム4の後端部17に
は、バーリング13、14をそれぞれ内側に通すように
嵌合される孔18、19と、突起16、16、…に同様
に嵌合される小孔20、20、…が設けられている。ま
た孔18、19の間には、上述した孔15とともに孔7
を構成する孔21が設けられている。補助板3にも、バ
ーリング13、14をそれぞれ内側に通すように嵌合さ
れる孔22、23と、孔7を構成する孔24が設けられ
ている。
【0015】図3に示すように、ベースアーム2の接合
面12には、サスペンションアーム4が孔18、19を
バーリング13、14にそれぞれ嵌合されると同時に、
小孔20、20、…を突起16、16、…に嵌合されて
載置されている。そしてその上には、補助板3が孔2
2、23を孔18、19から突出されたバーリング1
3、14にそれぞれ嵌合されて載置されている。ここ
で、図4に示すように、補助板3には小孔20、20、
…から突出された突起16、16、…に対応する孔は設
けられておらず、当接した各A点に抵抗溶接が施されて
いる。
【0016】上記のように構成された接合部6につい
て、その接合方法について説明する。まず、ベースアー
ム2の接合面12上にサスペンションアーム4の後端部
17を、孔18、19をバーリング13、14に、小孔
20、20、…をそれぞれ嵌合させて載置する。次に、
その上から補助板3を、孔22、23を孔18、19か
ら突出されたバーリング13、14にそれぞれ嵌合させ
て載置する。このとき小孔20、20、…から突出した
突起16、16、…は補助板3の下面に当接した状態と
なる。ここで、突起16、16、…と、これらの突起と
当接した補助板3の各A点とに抵抗溶接を施す。サスペ
ンションアーム4は、ベースアーム2の接合面12と補
助板3によって上下から挟まれることによって拘束さ
れ、ベースアーム2に固定される。
【0017】上記の接合方法によれば、ベースアーム2
と補助板3によってサスペンションアーム4を挟み、サ
スペンションアーム4を貫通したベースアーム2の突起
16、16、…と補助板3とを溶接するので、高価なレ
ーザー溶接でなくても抵抗溶接を施すことで十分な接合
強度を得ることができる。このとき、サスペンションア
ーム4自体には溶接を施さないので、溶接熱によるサス
ペンションアーム4の溶融、また接合強度の不足による
サスペンションアーム4の欠落等は考慮しなくてよい。
なお、本実施例においてはミニディスクプレーヤー用の
ヘッドアームについて説明したが、本発明の接合方法の
適用対象は他の磁気記録再生装置であってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接合方法
によれば、高価なレーザー溶接を施さなくても、抵抗溶
接によってサスペンションアームとベースアームとの間
に十分な接合強度を持たせることができ、ヘッドアーム
組み立て作業行程のコスト削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すヘッドアームの全体斜
視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す接合部の分解図であ
る。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】図3に示す溶接部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 ヘッドアーム 2 ベースアーム 3 補助板 4 サスペンションアーム 16 突起 20 小孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録再生装置に使用されるヘッドア
    ームの組み立て行程において、ヘッドアームを構成する
    ベースアームとサスペンションアームとを接合する方法
    であって、 前記ベースアームの接合面に設けられた突起に、該突起
    に対応するように前記サスペンションアームの後端部に
    設けられた小孔を嵌合させるとともに、前記ベースアー
    ムとの間に前記サスペンションアームを挟むように補助
    板を配置し、該補助板と、孔に通されて補助板に当接し
    た突起とを抵抗溶接することを特徴とするヘッドアーム
    構成部品の接合方法。
JP23384594A 1994-09-28 1994-09-28 ヘッドアーム構成部品の接合方法 Withdrawn JPH08102160A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004034383A1 (en) * 2002-10-09 2004-04-22 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Method and apparatus for improving the design and manufacturing process of a hard disk drive magnetic head arm assembly by welding specific components
JP2010250896A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Nhk Spring Co Ltd ディスク装置用サスペンション

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004034383A1 (en) * 2002-10-09 2004-04-22 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Method and apparatus for improving the design and manufacturing process of a hard disk drive magnetic head arm assembly by welding specific components
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Effective date: 20020115