JPH079933A - 自動車用エアバッグドアの構造 - Google Patents

自動車用エアバッグドアの構造

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JPH079933A
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    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
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    • B60R21/215Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアバッグが膨張して車室内に展開する際
に、エアバッグドアがフロントガラスやインストルメン
トパネルに当たることなく、確実かつ安全に開口するこ
とのできるエアバッグドアの構造を提供する。 【構成】 エアバッグ展開開口部21を被覆するために
該開口部に取り付けられるエアバッグドア10であっ
て、エアバッグドア10は一端が該エアバッグドアの裏
面側に取り付けられ他端が前記開口部内のエアバッグ収
容部の取付部27に取り付けられた可撓性ヒンジ部材1
5によって結合されているとともに、さらに、前記エア
バッグドアは前記ヒンジ部の前方両側部において、一端
が該エアバッグドアの裏面側に取り付けられ他端が前記
開口部内のエアバッグ収容部の取付部28に取り付けら
れたドア開度規制ベルト16によって連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のエアバッグ装
置において、車室側部材に設けられたエアバッグ展開開
口部を被覆するために該開口部に取り付けられるエアバ
ッグドアの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の助手席側のエアバッグ装
置は、助手席前面の車室側部材(具体的にはインストル
メントパネル)内部に装着される。この車室側部材には
エアバッグ展開開口部が形成されていて、該開口部は平
時には車室側部材と同種の外観をもったエアバッグドア
によって覆われている。そして、一旦衝突等によって車
両が大きな衝撃を受けたときには、前記開口部内のエア
バッグ収容部(キャニスター)に収納されているエアバ
ッグが作動し膨張して、このエアバッグの膨張によって
前記展開開口部を覆っているエアバッグドアが押し広げ
られ、該開口部より該エアバッグが車室内へ展開し乗員
を安全に保護する。
【0003】この種エアバッグドアの従来構造の一例を
図6に示す。符号90はエアバッグドア、91はエアバ
ッグ収容部、93は展開開口部、99はインストルメン
トパネルからなる車室側部材である。Bはエアバッグ、
Iは前記エアバッグを膨張せしめるインフレーター、F
はフロントガラスである。図の(A)に示されるよう
に、このエアバッグドア90は、車室側部材99と外観
および風合いの均一性を保つように、例えば塩化ビニー
ル等の表皮とポリウレタン等の発泡体層および裏面側の
金属または合成樹脂製コア材とから形成され、ヒンジ部
材97,97を介して、前記収容部91に取り付けられ
て展開開口部93を覆うように構成される。
【0004】ヒンジ部材97は、アルミニウムなどの金
属または合成樹脂によって図のような屈曲形状に形成さ
れていて、その一端をエアバッグ収容部91の開口端部
に、他端をエアバッグドア90の裏面にボルトまたはリ
ベットあるいは一体成形等によって固定されている。前
記ヒンジ部材97は、(B)および(C)から理解され
るように、エアバッグ収容部91内のエアバッグBが膨
張した場合に、当該エアバッグBの膨張圧力によって外
方向に屈曲してエアバッグドア90を開き、もってエア
バッグBを車室内に展開せしめる。
【0005】なお、図中の符号100はエアバッグドア
90の所定位置に設けられたクリップ部材で、エアバッ
グドア90が閉じているときにエアバッグ収容部91の
係止孔98と係合し前記ドアをエアバッグ収容部91に
係止するものである。エアバッグの膨張時にはこのクリ
ップ部材100が破断してドア90が開かれる。
【0006】ところで、かかる構造のエアバッグドアに
あっては、エアバッグBが膨張する際の圧力がエアバッ
グドア90裏面に加わると、当該エアバッグドア90は
前記ヒンジ部材97近辺を支点にして高速で回転する。
【0007】そのため、(C)中に円C1で示したよう
に、回転する前記エアバッグドア90の先端94がフロ
ントガラスFにぶつかって当該ガラスを損傷しあるいは
ドア自体を壊すという問題を生じる。同様に、図中の円
C2で示されるように、ヒンジ部材97の取付位置95
より後方のエアバッグドア90が、当該ドアの回転によ
り展開開口部93内に入り込んでエアバッグ収容部91
に当たり、やはりエアバッグドア90や展開開口部93
を変形または破損させるおそれもある。このように、回
転したエアバッグドアが展開開口部に当たると、その位
置がエアバッグドアの新たな回転支点となって回転し、
ヒンジに無理な力が加わって切れたりエアバッグドアが
割れる場合がある。さらに、このエアバッグドアの回転
によって破損したドアや車室側部材の破片が、車室内に
飛散して不測の事態を招くおそれもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点に鑑み提案されたものであって、エアバッグが
膨張して車室内に展開する際に、エアバッグドアがフロ
ントガラスやインストルメントパネルに当たることな
く、確実かつ安全に開口することのできるエアバッグド
アの構造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
車室側部材に設けられたエアバッグ展開開口部を被覆す
るために該開口部に取り付けられるエアバッグドアであ
って、前記エアバッグドアは一端が該エアバッグドアの
裏面側に取り付けられ他端が前記開口部内のエアバッグ
収容部の取付部に取り付けられた可撓性ヒンジ部材によ
って結合されているとともに、さらに、前記エアバッグ
ドアは前記ヒンジ部の前方両側部において、一端が該エ
アバッグドアの裏面側に取り付けられ他端が前記開口部
内のエアバッグ収容部の取付部に取り付けられたドア開
度規制ベルトによって連結されていることを特徴とする
自動車用エアバッグドアの構造に係る。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例であるエアバッグド
ア構造の概略を示す断面図、図2はその開口状態を段階
的に示した概略断面図、図3はネット状ヒンジ部材を用
いたエアバッグドアの斜視図、図4はヒンジ部材をベル
ト状物によって構成したエアバッグドアの斜視図、図5
はヒンジ部材をひも状物によって構成したエアバッグド
アの斜視図である。
【0011】図1に示したように、この発明構造は、エ
アバッグの展開にあたって、エアバッグドア10をフロ
ントガラスやインストルメントパネルなどの車室側部材
20に当てることなく確実かつ安全に開口せしめるため
の構造である。この実施例においてエアバッグドア10
は、所定のドア形状に形成された公知の構造よりなり、
車室側部材20に設けられたエアバッグ展開開口部21
に取り付けられて当該開口部21を被覆する。
【0012】開口部21の内側には、エアバッグ収容部
(キャニスター)22が装置される。このエアバッグ収
容部22内には図示しないエアバッグが折り畳まれて収
納されている。
【0013】前記エアバッグドア10は可撓性ヒンジ部
材15およびドア開度規制ベルト16,16を介して前
記エアバッグ収容部22または車室側部材20裏側に取
り付けられ、開口部21を被覆する。可撓性ヒンジ部材
としては、図3に図示のようなネット状ヒンジ部材15
が使用される。
【0014】このネット状物よりなる可撓性ヒンジ部材
15は、図示のように、一端がエアバッグドア10の裏
面側の取付部27に取り付けられ、他端はエアバッグ収
容部22の上方の取付部24に取り付けられて、エアバ
ッグドア10をエアバッグ収容部22に対して柔軟かつ
屈曲可能に結合している。符号25,26はネット状ヒ
ンジ部材15両端の取付板、25aはその取付具であ
る。
【0015】ドア開度規制ベルト16,16は前記可撓
性ヒンジ部材15の前方両側に設けられており、一端を
前記エアバッグドア10の裏面前方に、他端をエアバッ
グ収容部22の前側上方に取り付けられて、当該エアバ
ッグドア10の開口広さを規定する。符号28はエアバ
ッグドア10側の取付部、29はエアバッグ収容部22
側の取付部である。このドア開度規制ベルト16は適宜
の引張強度を有するベルト部材よりなり、エアバッグが
展開する際に、エアバッグドア10がフロントガラスに
当たる直前に止まる程度の開度に開口せしめる長さに形
成される。
【0016】さらに、図から理解されるように、この実
施例の可撓性ヒンジ部材15は、エアバッグドア10が
飛び出して前記可撓性ヒンジ部材が真っ直ぐに伸びた状
態において、車室側部材20上面からエアバッグドア裏
面のヒンジ部材取付部27までの長さaが当該ヒンジ部
材取付部27からドア後端11までの長さbと同じかそ
れより長く構成されている。そして、ドア開度規制ベル
ト16は、前記エアバッグドア10が最も開口した状態
で、ドア裏面のドア開度規制ベルト16の取付部28か
ら車室側部材20上面までの長さcが前記長さaより長
く形成されている。それによって、エアバッグドア10
を開口部21表面に対して上方に所定の距離的自由度を
もって取り付けるとともに、エアバッグの展開に際する
エアバッグドア10の確実かつ安全なドア開度を定める
ことができる。
【0017】図2にこの発明のエアバッグドア構造の作
動を示す。図(A)に示されるように、このエアバッグ
ドア10は、通常、取り付けられる室側部材20と同一
面を構成するように、エアバッグ収容部22の前記可撓
性ヒンジ部材15およびドア開度規制ベルト16を介し
て取り付けられている。符号Bはエアバッグ、Iは前記
エアバッグBを膨張せしめるインフレータである。
【0018】そして、(B)から理解されるように、エ
アバッグBが膨張する圧力をその裏面に受けた際、エア
バッグドア10は直ちに回転することなくaの高さまで
一度上方に持ち上がった状態に開口する。
【0019】その際、前記エアバッグドア10は車室側
部材20上面から完全に上方に浮き上がっているととも
に、その浮き上がり高さaはエアバッグドア10の回転
支点となるヒンジ部材取付部27から、エアバッグドア
後端11までの長さbよりも長い。したがって、その後
エアバッグドア10が回転を始めても、ドア後端11と
車室側部材20とが当たって破損や変形を生じることは
ない。そして、可撓性ヒンジ部材15が、その長さaま
で伸びることにより、エアバッグBの膨張圧力を若干吸
収するので、エアバッグドアの回転速度は従来構造より
遅くなる。
【0020】さらに、(C)に示されるように、前記エ
アバッグドア10が可撓性ヒンジ部材15の長さaまで
押し上げられたところで、エアバッグBの膨張圧力によ
って前記エアバッグドア10がヒンジ部材取付部27を
支点として外方向に回転を始める。エアバッグドア10
は、エアバッグBの展開に伴ってドア開度規制ベルト1
6を伸ばしながら開口する。前記したように、前記ドア
開度規制ベルト16は、車室側部材の上面から取付部2
8までの距離cがエアバッグドア10がフロントガラス
Gに最も近づく長さかまたは前記ドア開度規制ベルト1
6が最も伸びきった状態で当たる長さに形成されてい
る。また、エアバッグドアがフロントガラスに当たって
も、その時にはドア開度規制ベルト16が伸びきった状
態であるので、エアバッグBの膨張圧力が吸収されドア
の開口速度は充分減速されている。したがって、当該エ
アバッグドア10がフロントガラスGを破壊して、破片
などによる新たな災害を防ぐことができる。
【0021】上記した各可撓性ヒンジ部材およびドア開
度規制ベルトを構成する材質としては、エアバッグドア
が展開する際の引張荷重に耐えうる強度を有することが
必要である。例えば、ナイロン6またはナイロン6−6
繊維、あるいはポリエステル繊維、アラミド繊維等の強
靱な繊維は好ましい材質である。
【0022】なお、可撓性ヒンジ部材は、上のネット状
物15のほか、図4に図示したベルト状物65、または
図5に図示のひも状物75によって構成してもよい。符
号60および70はエアバッグドア、66および76は
ドア側取付部、67および77はエアバッグ収容部側へ
の取付部、67a,77aは取付具、68,78はドア
開度規制ベルトである。
【0023】可撓性ヒンジ部材をネット状物15によっ
て構成する場合、そのネットを構成する繊維は引張強度
100kgf/5cm以上、伸度15%以上、その繊維
径は縦横共に500デニール以上を有していることが好
ましい。また、ネットは公知の平織または絡め織りタイ
プのものが用いられ、メッシュ径は0.5〜3mm程度
である。さらに、エアバッグドア裏面での位置ずれを防
止し熱による劣化を遅延させるため、前記ネット状物の
表面をポリウレタンやアクリル樹脂等によって被覆する
ことが好ましい。
【0024】また、可撓性ヒンジ部材がベルト状物65
である場合、取り付けられるエアバッグドアの大きさや
展開時に受ける引張荷重などにもよるが、その幅は約1
0mm以上で引張強度は100kgf/cm以上を有し
ていることが望ましい。
【0025】さらに、可撓性ヒンジ部材をひも状物75
によって構成する場合には、ナイロンやポリエステル、
ポリプロピレンあるいはポリエチレンの繊維をロープ状
に形成したものが好ましく用いられる。このひも状物7
5の直径は約3mm以上で100kgf/本以上の引張
強度を有していることが好ましい。
【0026】なお、エアバッグドアおよび取り付けられ
るインストルメントパネルの開口部形状に応じて、前記
ドア開度規制ベルトもネット状物およびひも状物によっ
て構成することが可能である。
【0027】次に、この発明構造のエアバッグドアの展
開状態を観察するとともにドア開口の角速度を求めた。
結果を示す。 〔実験例1〕この例において可撓性ヒンジ部材およびド
ア開度規制ベルトに幅3cmのナイロン製のベルト部材
を用いて試験した。前記長さaは60mm、長さbは5
0mm、長さcは100mmとした。この構造によるエ
アバッグドアの展開時の最大角速度は150rad/s
ecで、その展開状態は良好、ドアまたは車室側部材の
損傷はなかった。 〔実験例2〕実験例1において可撓性ヒンジ部材をウレ
タン被覆ナイロンネット部材(1890デニール、2m
m間隔平織)によって構成するほかはすべて同様にして
試験した。この構造によるエアバッグドアの角速度は1
55rad/secで、その展開状態は良好、ドアまた
は車室側部材の損傷はなかった。 〔実験例3〕実験例1において可撓性ヒンジ部材に直径
5mmのナイロン製ロープ部材を用いるほかは実験例1
と同様にして試験した。エアバッグドアの展開時の最大
角速度は150rad/secで、その展開状態は良
好、ドアまたは車室側部材の損傷はなかった。
【0028】〔実験例4〕比較例として、可撓性ヒンジ
部材を樹脂製ヒンジにして試験した。エアバッグドアの
展開時の最大角速度は310rad/secで、ドア後
部および車室側部材の開口部に変形が発生、フロントガ
ラスが割れた。 〔実験例5〕他の比較例として、実験例4の樹脂製ヒン
ジが用いられたエアバッグドアにドア開度規制ベルト
(幅3cmのナイロン製ベルト部材)を設け、実験例1
と同様にして試験した。この例において長さbは50m
m、長さcは100mmと定めた。エアバッグドアの展
開時の最大角速度は220rad/secで、その展開
の際ドア後部および車室側部材の開口部に変形が発生し
た。 〔実験例6〕さらに他の比較例として、実験例1におい
てドア開度規制ベルトを取り外した状態で同様に試験し
た。長さaは60mm、長さbは50mmである。エア
バッグドアの展開時の最大角速度は270rad/se
cで、展開の際、フロントガラスが割れた。 〔実験例7〕同じく比較例として、実験例1において長
さaを60mm、長さbを50mm、長さcを50mm
に調整して同様に試験した。エアバッグドアの展開時の
最大角速度は250rad/secで、展開の際、ドア
開度規制ベルトの取付部が破損した。
【0029】本発明構造によるエアバッグドアは、エア
バッグからの衝撃エネルギーが可撓性ヒンジ部材の伸び
によって若干緩和されるとともに、その開口速度がドア
開度規制ベルトによって、フロントガラス直前で充分減
速されるので、ガラスやドアの破損の心配がなくなり、
フロントガラスに対するエアバッグドアの設計位置の自
由度が高まる。さらに、かかる破損に伴う飛散物がなく
なり、安全性の面においても極めて有効である。
【0030】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明構
造によれば、エアバッグの展開に際し、そのエアバッグ
ドアがフロントガラスや展開のための開口部に当たるこ
となく確実に開口させることができる。そのため、エア
バッグドアの回転によるフロントガラスやドアそのもの
の破損を防いで安全に開口させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるエアバッグドア構造
の概略を示す断面図である。
【図2】その開口状態を段階的に示した概略断面図であ
【図3】ネット状ヒンジ部材を用いたエアバッグドアの
斜視図である。
【図4】ヒンジ部材をベルト状物によって構成したエア
バッグドアの斜視図である。
【図5】ヒンジ部材をひも状物によって構成したエアバ
ッグドアの斜視図である。
【図6】従来のエアバッグドア構造の開口状態を段階的
に示した概略断面図である。
【符号の説明】
10 エアバッグドア 15 可撓性ヒンジ部材 16 ドア開度規制ベルト 20 車室側部材 21 開口部 22 エアバッグ収容部 B エアバッグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 幹晴 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室側部材に設けられたエアバッグ展開
    開口部を被覆するために該開口部に取り付けられるエア
    バッグドアであって、前記エアバッグドアは一端が該エ
    アバッグドアの裏面側に取り付けられ他端が前記開口部
    内のエアバッグ収容部の取付部に取り付けられた可撓性
    ヒンジ部材によって結合されているとともに、さらに、
    前記エアバッグドアは前記ヒンジ部の前方両側部におい
    て、一端が該エアバッグドアの裏面側に取り付けられ他
    端が前記開口部内のエアバッグ収容部の取付部に取り付
    けられたドア開度規制ベルトによって連結されているこ
    とを特徴とする自動車用エアバッグドアの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998019893A1 (fr) * 1996-11-07 1998-05-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Systeme et structure pour dispositif de protection des passagers dans une automobile
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