JPH0798734A - 作業状況管理装置 - Google Patents

作業状況管理装置

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JPH0798734A
JPH0798734A JP1152894A JP1152894A JPH0798734A JP H0798734 A JPH0798734 A JP H0798734A JP 1152894 A JP1152894 A JP 1152894A JP 1152894 A JP1152894 A JP 1152894A JP H0798734 A JPH0798734 A JP H0798734A
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孝雄 山口
Masahiro Hamada
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、作業中に記録された映像情
報や音声情報における所望の箇所を容易に検索すること
のできる装置を提供することにある。 【構成】 作業状況管理装置は、作業に関連する情報を
入力する入力部11と、入力された情報に対して所定の
変化が発生したことを検出し、検出された所定の変化に
応じて、所定の変化が発生した時刻を示す情報と所定の
変化を特定する情報とを生成する作業状況管理部13
と、所定の変化が発生した時刻を示す情報と所定の変化
を特定する情報とを記憶する作業状況記憶部14とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単体の端末もしくは複数
の端末間で情報処理を行い、利用者の作業状況にあわせ
て情報管理する作業状況管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種情報をリアルタイムで交換し
ながら、会議や意志決定をはじめとした協同作業を行う
ことを支援するネットワーク会議システムが提案され構
築されている。例えば、渡辺 他「マルチメディア分散
会議システム MERMAID」、情報処理学会論文
誌、Vol.32、No.9(1991)や中山 他
「多者間電子対話システム ASSOCIA」、情報処
理学会論文誌、Vol.32、No.9(1991)が
挙げられる。
【0003】従来の技術では、個人利用や複数端末間で
の情報交換のためにウインドウを開き、ファイル単位で
の会議資料(テキスト、イメージ、図形等からなる文
書)の編集や提示等を行う。そのため、会議終了後、議
事録としては会議中のメモや会議資料は利用者の手元に
は残るが、会議の状況といった体系的には取り扱いにく
い動的な情報まで含めて会議の議事録として残すことが
できない(例えば、参加者の一人がカメラで提示された
資料を指で指示した場合の指の位置情報の時間経過とい
った動的な情報が挙げられる)。従って、利用者の記憶
を助けるという観点からは従来の手法では十分ではな
い。
【0004】また、会議の状況を記録するためにVTR
等を利用する方法が考えられるが、会議の状況をすべて
VTR等で撮影することにより膨大な情報が発生するた
め、会議終了後、撮影された映像・音声の情報を検索・
編集するのは、利用者に大変な労力を強いる。
【0005】更に、従来のCAI(計算機支援による教
育システム)システムでは、教材を先生や生徒間で共有
し、会話の場を設定することが目的であったため、生徒
が授業後、個人的な観点で復習をしたり、先生が授業の
状況を反映させた教材作成を行うことは難しかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の手法では、個人
利用や複数端末間での情報交換のためにウインドウを開
き、ファイル単位での会議資料(テキスト、イメージ、
図形等からなる文書)の編集や提示等を行う。そのた
め、会議終了後、議事録としては会議中のメモや会議資
料が利用者の手元には残るが、会議の状況といった体系
的には取り扱いにくい動的な情報まで含めて会議の議事
録として残すことができない。また、会議の状況をすべ
てVTR等で取るにも膨大な情報量になるため、会議終
了後、撮影された映像・音声の情報を検索・編集するの
は、利用者に大変な労力を強いる。従って、利用者の記
憶を助けるという観点からは従来の手法では十分ではな
いという課題と、必要な情報を必要な量だけ記録できな
ければならないという課題がある。本発明の目的は、利
用者が作り出す様々な情報を作業状況管理装置にて管理
を行うとともに、利用者の作業状況にあわせて必要な情
報管理することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の作業状況管理装
置は、作業に関連する情報を入力する入力手段と、該入
力された情報に対して所定の変化が発生したことを検出
する検出手段と、該検出された所定の変化に応じて、該
所定の変化が発生した時刻を示す情報と該所定の変化を
特定する情報とを生成する生成手段と、該所定の変化が
発生した該時刻を示す該情報と該所定の変化を特定する
該情報とを作業状況として記憶する記憶手段とを備えて
おり、これにより、上記目的が達成される。
【0008】前記入力手段は、利用者による操作に応じ
て該操作を示すカメラ操作信号を生成するカメラを有し
ており、前記検出手段は、該カメラ操作信号を受け取
り、該カメラ操作信号に基づいて該カメラの所定の操作
が発生したことを検出するカメラ操作検出手段を備えて
いてもよい。
【0009】前記入力手段は、複数の映像チャネルを有
しており、前記検出手段は、ある映像チャネルが他の映
像チャネルに切り替わることを検出する映像チャネル変
化検出手段を備えていてもよい。
【0010】前記入力手段は、映像情報を入力する映像
情報入力手段を有しており、前記検出手段は、該映像情
報に基づいて映像シーンの変化を検出する映像シーン変
化検出手段を備えていてもよい。
【0011】前記入力手段は、音声情報を入力する音声
情報入力手段を有しており、前記検出手段は、該音声情
報を有音部と無音部に分割することにより、該音声情報
の無音部から有音部への変化を検出する音声情報変化検
出手段を備えていてもよい。
【0012】前記検出手段は、ウインドウ情報の変化を
検出するウインドウ情報検出手段を備えていてもい。
【0013】前記検出手段は、指示情報の変化を検出す
る指示情報検出手段を備えていてもよい。
【0014】前記検出手段は、映像情報の変化と音声情
報の変化とウインドウ情報の変化と指示情報の変化との
間の任意の組み合わせのうち少なくとも1つが発生した
ことを検出する手段を備えていてもよい。
【0015】本発明の作業状況管理システムは、複数の
端末装置と該複数の端末装置にネットワークを介して接
続される作業状況管理装置とを備えたシステムであっ
て、該複数の端末装置のそれぞれは、作業に関連する情
報を入力する入力手段と該入力された情報を該作業状況
管理装置に送信する送信手段とを有しており、該作業状
況管理装置は、該複数の端末装置のそれぞれからの該情
報を受信する受信手段と、該受信された情報に対して所
定の変化が発生したことを検出する検出手段と、該検出
された所定の変化に応じて、該所定の変化が発生した時
刻を示す情報と該所定の変化を特定する情報とを生成す
る生成手段と、該所定の変化が発生した該時刻を示す該
情報と該所定の変化を特定する該情報とを作業状況とし
て記憶する記憶手段とを有しており、これにより、上記
目的が達成される。
【0016】本発明の他の作業状況管理装置は、作業の
時間的経過を表す情報を記憶する記憶手段と、該記憶手
段に記憶された該作業の時間的経過を表す該情報に基づ
いて、該作業に要した時間のうち、キーワードを付すべ
き時間帯を特定する時間帯特定手段と、該時間帯特定手
段によって特定された該時間帯に対して、少なくとも1
つのキーワード候補を特定するキーワード候補特定手段
と、該少なくとも1つのキーワード候補の中から1つの
キーワード候補を所定のルールに従って選択し、該選択
されたキーワード候補を該時間帯に対応するキーワード
として決定するキーワード決定手段とを備えており、こ
れにより、上記目的が達成される。
【0017】前記作業の時間的経過を表す前記情報は、
該作業中に発生した音声情報に含まれる有音部と無音部
とを識別する情報であり、前記時間帯特定手段は、該有
音部に対応する該時間帯のみをキーワードを付すべき時
間帯として特定してもよい。
【0018】前記作業の時間的経過を表す前記情報は、
該作業に要した時間のうち、資料情報を表示するウイン
ドウが利用者により着目されていると推定される時間帯
を示す情報であり、前記時間帯特定手段は、該ウインド
ウが該利用者により着目されていると推定される該時間
帯のみをキーワードを付すべき時間帯として特定しても
よい。
【0019】前記作業の時間的経過を表す前記情報は、
該作業に要した時間のうち、資料情報を表示するウイン
ドウに対して指示情報が発生した時間帯を示す情報であ
り、前記時間帯特定手段は、該ウインドウに対して該指
示情報が発生した該時間帯のみをキーワードを付すべき
時間帯として特定してもよい。
【0020】前記作業の時間的経過を表す前記情報は、
該作業中に発生した音声情報に含まれる有音部と無音部
とを識別する情報と、該作業に要した時間のうち、資料
情報を表示するウインドウが利用者により着目されてい
ると推定される時間帯を示す情報と、該作業に要した時
間のうち、該ウインドウに対して指示情報が発生した時
間帯を示す情報のうちの少なくとも1つを含み、前記時
間帯特定手段は、該有音部に対応する該時間帯と該ウイ
ンドウが該利用者により着目されていると推定される該
時間帯と該ウインドウに対して該指示情報が発生した該
時間帯とのうち少なくとも1つに基づいて決定される時
間帯のみをキーワードを付すべき時間帯として特定して
もよい。
【0021】前記キーワード候補特定手段は、前記作業
において、編集可能な文字情報を含む資料情報が使用さ
れる場合に、該作業に要した時間のうち第1時刻での該
資料情報における第1文字情報と該作業に要した時間の
うち第2時刻での該資料情報における第2文字情報との
間の差分を表す差分情報を記憶する差分情報記憶手段
と、該差分情報記憶手段に記憶された該差分情報から少
なくとも1つのキーワード候補を抽出する文書キーワー
ド抽出手段とを備えていてもよい。
【0022】前記キーワード候補特定手段は、前記作業
において文字情報を含む資料情報が使用される場合に、
該作業中に利用者によって指示された文字情報の位置を
示す位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、該位置情
報記憶手段に記憶された該位置情報に基づいて、該資料
情報から少なくとも1つのキーワード候補を抽出する指
示キーワード抽出手段とを備えていてもよい。
【0023】前記キーワード候補特定手段は、前記作業
において資料情報が表題を記述するための部分を有する
ウインドウに表示される場合に、該表題を記憶する表題
記憶手段と、該表題記憶手段に記憶された該表題から少
なくとも1つのキーワード候補を抽出する表題キーワー
ド抽出手段とを備えていてもよい。
【0024】前記キーワード候補特定手段は、前記作業
において資料情報が個人情報を記述するための部分を有
するウインドウに表示される場合に、該個人情報を記憶
する個人情報記憶手段と、該個人情報記憶手段に記憶さ
れた該個人情報から少なくとも1つのキーワード候補を
抽出する個人情報キーワード抽出手段とを備えていても
よい。
【0025】前記キーワード候補特定手段は、前記作業
において生成される音声情報を認識して、該音声情報に
対応する文字情報を生成する音声認識手段と、該音声情
報に対応する該文字情報を記憶する音声認識情報記憶手
段と、音声認識情報記憶手段に記憶された該文字情報か
ら少なくとも1つのキーワード候補を抽出する音声キー
ワード抽出手段とを備えていてもよい。
【0026】前記キーワード候補特定手段は、利用者に
よって入力された文字情報を受け取り、該受け取った文
字情報をキーワード候補とするキーワード候補入力手段
を備えていてもよい。
【0027】前記所定のルールは、キーワードの出現比
率に関連する評価値に基づいてキーワードを決定するル
ールを含んでいてもよい。
【0028】前記所定のルールは、競合区間に割り当て
られた複数のキーワードのうちいずれのキーワードを選
択すべきかを規定するルールを含んでいてもよい。
【0029】本発明の他の作業状況管理装置は、作業の
時間的経過を表す情報を記憶する記憶手段と、利用者か
らの検索キーワードを入力するための検索キーワード入
力手段と、該入力された検索キーワードに基づいて、該
記憶手段に記憶された該作業の時間的経過を表す該情報
を検索する検索手段と、該入力された検索キーワードと
検索結果とを記憶する検索キーワード記憶手段と、該検
索結果に基づいて、該検索キーワードが適切か否かを評
価する検索キーワード評価手段とを備えており、これに
より、上記目的が達成される。
【0030】前記検索キーワード評価手段は、少なくと
も前記検索キーワードが利用者により入力された回数
と、前記検索結果が利用者により採用された回数とに基
づいて、該検索キーワードを評価してもよい。
【0031】本発明の他の作業状況管理装置は、第1映
像情報を複数の第1映像ブロックに分割し、第2映像情
報を複数の第2映像ブロックに分割する映像情報分割手
段と、ある時間帯に、該複数の第1映像ブロックのうち
の1つと該複数の第2映像ブロックのうちの1つとが存
在するか否かを判定し、該時間帯に該複数の第1映像ブ
ロックのうちの1つと該複数の第2映像ブロックのうち
の1つとが存在すると判定された場合には、所定のルー
ルに従って、該時間帯に存在する映像ブロックのうちの
いずれを優先的に選択するかを決定する映像ブロック評
価手段とを備えており、これにより、該第1映像情報と
該第2映像情報とを統合して1つの映像情報を生成す
る。これにより、上記目的を達成できる。
【0032】前記所定のルールは、前記時間帯に存在す
る映像ブロックの時間的な先後関係に基づいて、選択す
べき映像ブロックを決定するルールを含んでいてもよ
い。
【0033】前記所定のルールは、作業状況の変化に基
づいて、選択すべき映像ブロックを決定するルールを含
んでいてもよい。
【0034】
【作用】本発明においては、会議参加者が作り出す様々
な情報を作業状況管理装置にて管理を行うとともに、利
用者が必要な情報(資料、コメント、会議の状況)を効
率的に取り出して作業できるよう、会話状況といった体
系的には取り扱いにくい動的な情報までも取り扱うこと
が可能である。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を実施例に
ついて説明する。
【0036】図1の(a)は、本発明の実施例の作業状
況管理装置10の構成を示す。作業状況管理装置10
は、作業に関連する情報を入力する入力部11と、利用
者による作業状況を管理する作業状況管理部13と、作
業状況を記憶する作業状況記憶部14と、資料情報を記
憶する資料情報記憶部15と、入力部11と作業状況管
理部13とを制御する端末制御部12を備えている。典
型的には、「作業」とは、1人または複数人の利用者が
資料を提示してその資料を説明することをいう。特に、
本明細書では、複数人の利用者が共通の資料をリアルタ
イムに検討し、意見を交換しあう電子会議を典型的な作
業として想定している。しかし、本明細書にいう作業
は、そのような作業に限定されない。本明細書では、
「作業状況」とは、その作業がどのような経過で行われ
たかを示す時系列な情報の集合をいう。また、「資料情
報」とは、その作業において利用者により提示される資
料に関連する情報をいう。
【0037】図1の(b)は、利用者が資料を提示して
その資料を説明する場合の、典型的な作業風景を示した
ものである。利用者は、作業状況管理装置の前に座り、
資料を説明する。その資料を撮影するためのカメラ18
(以下、このカメラを書画カメラという)と、その利用
者を撮影するためのカメラ19(以下、このカメラを対
人カメラという)と、その利用者が発する音声を収録た
めのマイクロフォン20が作業状況管理装置に接続され
る。書画カメラ18、対人カメラ19によって撮影され
た映像情報とマイクロフォン20によって収録された音
声情報とは、作業状況管理装置の入力部11を介して、
端末制御部12に供給される。このようにして、利用者
がどのような表情で説明していたか、どのような資料を
どのような順番で提示していたかといった作業の経過を
示す情報が作業状況管理装置に入力されることとなる。
また、入力部11として、キーボード、マウス、デジタ
イザ、タッチパネル、ライトペンを使用してもよい。
【0038】上述したように、端末制御部12には、種
々の入力装置が入力部11として接続され得る。端末制
御部12には、端末制御部12に接続されている入力装
置を特定するための識別子が予め設定される。端末制御
部12は、複数の入力装置から情報が入力された場合
に、予め設定された識別子に基づいて、どの入力装置か
らどの情報が入力されたかを識別する。例えば、対人カ
メラ19によって撮影された映像情報が端末制御部12
に供給された場合には、端末制御部12は、対人カメラ
19を特定する識別子とその映像情報との対を作業状況
管理部13に出力する。
【0039】作業状況管理部13は、入力される情報に
対して所定の変化が発生したことを検出する。複数の情
報が作業状況管理部13に入力される場合には、作業状
況管理部13は、その複数の情報のそれぞれに対して所
定の変化が発生したことを検出する。その所定の変化
は、その複数の情報に共通する変化であってもよいし、
複数の情報に応じて互いに異なる変化であってもよい。
作業状況管理部13は、入力された情報に対して所定の
変化が発生したことを検出すると、その所定の変化が発
生した時刻を示す情報とその所定の変化を特定する情報
とを作業状況として作業状況記憶部14に記憶する。こ
のような情報を作業状況記憶部14に記憶しておくこと
により、特定の情報に対する所定の変化を検索キーとし
て利用して、その作業における所望の箇所を検索するこ
とが可能となる。また、入力される音声情報や映像情報
そのものも作業状況として作業状況記憶部14に記憶さ
れる。
【0040】資料情報記憶部15は、資料情報を記憶す
る。資料情報記憶部15としては、磁気ディスク、VT
R、光ディスク等の装置が使用される。
【0041】作業状況管理装置10は、作業状況や資料
情報を出力する出力部16と、他の装置とネットワーク
を介して接続するための伝送部17とをさらに備えてい
てもよい。出力部16としては、ディスプレイ、スピー
カー、プリンタ等の装置が使用される。伝送部12とし
ては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ケーブ
ルテレビ(CATV)、モデム、デジタルPBX等の装
置が使用される。
【0042】図2は、複数の端末装置20にネットワー
クを介して接続された作業状況管理装置10を示す。複
数の端末装置20のそれぞれは、作業に関連する情報を
入力する入力部21と、作業状況管理装置とネットワー
クを介して接続するための伝送部22と、作業状況や資
料情報を出力する出力部24と、入力部21と伝送部2
2と出力部24とを制御する端末制御部23とを備えて
いる。端末装置20の入力部21から入力された情報
は、伝送部22、伝送部17を介して作業状況管理装置
10の端末制御部12に供給される。端末制御部12に
は、ネットワークを介して端末制御部12に接続されて
いる入力装置と端末制御部12に直接接続されている入
力装置とを特定するための識別子が予め設定される。端
末制御部12は、複数の入力装置から情報が入力された
場合に、予め設定された識別子に基づいて、どの入力装
置からどの情報が入力されたかを識別する。このように
して、複数の利用者によって使用される複数の端末装置
20のそれぞれから作業の時間的経過を示す情報が作業
状況管理装置10に収集される。端末装置20の入力部
21としては、キーボード、マウス、デジタイザ、タッ
チパネル、ライトペン、カメラ、マイク等の装置が使用
される。端末装置20の出力部24としては、ディスプ
レイ、スピーカー、プリンタ等の装置が使用される。端
末装置20の伝送部22としては、ローカルエリネット
ワーク(LAN)、ケーブルテレビ(CATV)、モデ
ム、デジタルPBX等の装置が使用される。
【0043】図3は、作業状況管理部13の構成例を示
す。作業状況管理部13は、映像情報の変化を管理する
映像情報管理部31と、音声情報の変化を管理する音声
情報管理部32と、映像情報管理部31と音声情報管理
部32とを制御する作業状況制御部33とを含む。本明
細書では、「映像情報」とは、作業の時間的経過を示す
情報のうち、映像に関連するものをすべて含む。例え
ば、カメラによって撮影された複数のフレームからなる
映像が映像情報に含まれることはもちろんのこと、カメ
ラ操作によって生じる制御信号も映像情報に含まれる。
本明細書では、「音声情報」とは、作業の時間的経過を
示す情報のうち、音声に関連するものをすべて含む。例
えば、マイクロフォンによって生成される音声信号は音
声情報に含まれる。
【0044】入力部11から入力された映像情報は、作
業状況制御部33を介して、映像情報管理部31に入力
される。映像情報管理部31は、入力された映像情報に
対して所定の変化が発生したことを検出し、その所定の
変化が発生した時刻を示す情報とその所定の変化を特定
する情報とを生成する。
【0045】入力部11から入力された音声情報は、作
業状況制御部33を介して、音声情報管理部32に入力
される。映像情報管理部31は、入力された音声情報に
対して所定の変化が発生したことを検出し、その所定の
変化が発生した時刻を示す情報とその所定の変化を特定
する情報とを生成する。
【0046】図3に示す作業状況管理部13は、作業状
況として管理すべき対象を映像情報と音声情報とに限定
している。その結果、作業状況管理部13は、ウインド
ウを表示する表示装置やウインドウに対して指示する入
力装置を要しないので、小型化が容易であるという利点
がある。通常のVTR装置の機能を拡張することによ
り、通常のVTR装置とほぼ同等の大きさを有する作業
状況管理装置を実現することができるだろう。また、映
像情報の利用が可能となるため、会議参加者の表情や計
算機には取り込みにくい立体形状の資料の記録などが可
能となる。従って、特に、相手の表情を分析する必要が
ある駆け引きの強い会議や、計算機には取り込みにくい
立体形状の組立過程や操作過程を記憶する場合には、作
業状況管理部13は、映像情報管理部31を有している
ことが好ましい。
【0047】図4は、作業状況管理部13の他の構成例
を示す。作業状況管理部13は、音声情報の変化を管理
する音声情報管理部32と、ウインドウ情報の変化を管
理をするウインドウ情報管理部43と、音声情報管理部
32とウインドウ情報管理部43とを制御する作業状況
制御部33とを含む。本明細書では、「ウインドウ情
報」とは、ウインドウが有する資源を示す情報をいう。
例えば、ウインドウの数、ウインドウのサイズ、ウイン
ドウの位置は、ウインドウ情報に含まれる。利用者の操
作によりウインドウ情報が変化すると、そのウインドウ
情報の変化を示す制御信号が入力部11を介して、ウイ
ンドウ情報管理部43に入力される。利用者の操作によ
りウインドウ情報が変化したことは、端末制御部12に
よって検出される。ウインドウ情報の検出を担当する端
末制御部12の部分は、通常、ウインドウ管理部(不図
示)と呼ばれる。ウインドウ情報管理部43は、入力さ
れた制御信号を受け取り、その制御信号を受け取った時
刻を示す情報とその制御信号を特定する情報とを生成す
る。ウインドウ情報管理部43によって生成された情報
は作業状況制御部33に送られ、作業状況制御部33に
よって作業状況記憶部14に記憶される。このようにし
て、利用者が作業している間のウインドウ情報の変化を
作業状況記憶部14に記憶しておくことにより、利用者
が作業をしている間の利用者のウインドウ操作をキーと
して利用して、音声情報や映像情報を検索することが可
能となる。その結果、利用者は、作業の経過において要
所となる箇所を容易に振り返ることが可能となる。
【0048】図4に示す作業状況管理部13は、大量の
記憶容量を要する映像情報を作業状況記録部14に記憶
しない。従って、作業状況記録部14に記憶される情報
量を大幅に削減できるという利点がある。また、図4に
示す作業状況管理部13の構成は、会議室などで同一場
所に利用者が集まる場合に会議の状況を記録する場合
や、音声情報を主として取り扱う通常の電話機の機能を
拡張することにより作業状況管理装置を実現する場合
に、適している。
【0049】図5は、作業状況管理部13の他の構成例
を示す。この構成は、図4に示す構成に、映像情報の変
化を管理する映像情報管理部31を追加した構成であ
る。このような構成とすることにより、実空間における
映像情報・音声情報と計算機内の資源であるウインドウ
情報とを統合的に管理することができる。
【0050】図6は、作業状況管理部13の他の構成例
を示す。作業状況管理部13は、音声情報の変化を管理
する音声情報管理部32と、指示情報の変化を管理する
指示情報管理部53と、音声情報管理部32と指示情報
管理部53とを制御する作業状況制御部33とを含む。
本明細書では、「指示情報」とは、資料情報に対する指
示を示す情報をいう。例えば、マウスポインタの位置や
タッチパネルによって検出される座標位置は、指示情報
に含まれる。
【0051】入力部11から入力された指示情報は、作
業状況制御部33を介して、指示情報管理部53に入力
される。指示情報管理部53は、入力された指示情報に
対して所定の変化が発生したことを検出し、その所定の
変化が発生した時刻を示す情報とその所定の変化を特定
する情報とを生成する。
【0052】図6に示す作業状況管理部13によれば、
指示情報の変化と音声情報の変化が同時に発生する箇所
を検出できるため、利用者が説明を行った資料の位置に
基づいて、会議状況の検索を行うことが容易となる。そ
の理由は、人がある事柄(資料)を説明しようとする場
合、音声を発生するのとほぼ同時に資料を指示すること
が多いからである。図6に示す作業状況管理部13も、
図4に示す作業状況管理部13と同様にして、大量の記
憶容量を要する映像情報を作業状況記録部14に記憶し
ない。従って、作業状況記録部14に記憶される情報量
を大幅に削減できるという利点がある。また、図6に示
す作業状況管理部13の構成も、図4に示す作業状況管
理部13の構成と同様にして、会議室などで同一場所に
利用者が集まる場合に会議の状況を記録する場合や、音
声情報を主として取り扱う通常の電話機の機能を拡張す
ることにより作業状況管理装置を実現する場合に、適し
ている。さらに、図6に示す作業状況管理部13の構成
は、図4に示す作業状況管理部13の構成に比較して、
ウインドウに対する操作が少ない作業に適している。例
えば、資料への書き込みがそれほど頻繁に起こらない報
告型の会議などである。
【0053】図7は、作業状況管理部13の他の構成例
を示す。この構成は、図6に示す構成に、映像情報の変
化を管理する映像情報管理部31を追加した構成であ
る。このような構成とすることにより、実空間における
映像情報・音声情報と計算機内の資源である指示情報と
を統合的に管理することができる。
【0054】図8は、作業状況管理部13の他の構成例
を示す。この構成は、図3〜図7に示す構成を統合した
ものである。このような構成とすることにより、上述し
た各構成の長所を引き出すことができるという利点があ
る。
【0055】図9は、映像情報管理部31の構成を示
す。映像情報管理部31は、カメラ操作を検出するカメ
ラ操作検出部91と、映像シーンの変化を検出する映像
シーン変化検出部92と、映像チャネルの変化を検出す
る映像チャネル変化検出部93と、映像情報の変化に応
じてその変化が発生した時刻を示す情報とその変化を特
定する情報とを生成する映像情報生成部94と、映像情
報管理制御部95とを含む。
【0056】カメラ操作検出部91は、所定のカメラ操
作を検出する。カメラ操作を検出する理由は、カメラ操
作が発生した前後に、利用者にとって着目すべき情報が
発生したとみなせる場合が多いからである。端末制御部
12に接続されているカメラが操作されると、そのカメ
ラ操作に応じて、カメラ操作信号が端末制御部12に入
力される。カメラ操作は、被写体に対する映像の倍率を
変更するズーム操作と、被写体に焦点をあわせるフォー
カス操作と、カメラの位置を固定した状態で水平方向に
カメラの向きを変更するパン操作と、カメラの位置を固
定した状態で上下方向にカメラの向きを変更するチルト
操作とを含む。カメラ操作信号は、ズーム操作を示すズ
ーム操作信号と、フォーカス操作を示すフォーカス操作
信号とパン操作を示すパン操作信号とチルト操作を示す
チルト操作信号とを含む。端末制御部12は、カメラ操
作信号がどのカメラから入力されたかを識別し、カメラ
の識別子とカメラ操作信号とを作業状況管理部13に送
る。そのカメラの識別子とそのカメラ操作信号とは、作
業状況制御部33と映像情報管理制御部95とを介し
て、カメラ操作検出部91に入力される。カメラ操作検
出部91は、入力されたカメラ操作信号に所定の変化が
発生したか否かを判定する。例えば、カメラ操作信号が
操作量に比例したアナログ値で表される場合には、カメ
ラ操作信号が所定のレベルを越えた時、所定の変化が発
生したと判定する。その所定のレベルは0であってもよ
い。また、カメラ操作信号が0または1のデジタル値で
表される場合には、カメラ操作信号が0から1に変化し
た時、所定の変化が発生したと判定する。ここで、デジ
タル値0はカメラ操作がなされていない状態を示し、デ
ジタル値1はカメラ操作がなされている状態を示す。入
力されたカメラ操作信号に所定の変化が発生したと判定
された場合には、カメラ操作検出部91は、その所定の
変化を示す検出信号を映像情報生成部94に送る。映像
情報生成部94は、カメラ操作検出部91からの検出信
号に応じて、そのカメラ操作が発生した時刻を示す情報
とそのカメラ操作を特定する情報とを生成する。その所
定の変化が発生した時刻を示す情報は、年月日時分秒の
少なくとも1つを示す文字列である。「12時15分1
0秒」、「5/3 18:03」は、その文字列の一例
である。あるいは、その所定の変化が発生した時刻を示
す情報は、文字列の代わりに、バイナリ形式のデータで
あってもよい。このような時刻を表す情報は、現在時刻
を管理するタイマー部(不図示)に現在時刻を問い合わ
せることにより生成される。
【0057】次に、映像シーン変化検出部92について
説明する。端末制御部12に利用者の顔を撮影するため
の対人カメラと資料情報を撮影するための書画カメラと
が接続されていると仮定する。映像シーン変化検出部9
2の目的は、対人カメラの前に着席している利用者の動
きを検知すること、および書画カメラによって撮影され
る資料情報の動きまたは資料情報を指示する利用者の手
などの動きを検出することにある。対人カメラおよび書
画カメラによって撮影された映像は、作業状況制御部3
3および映像情報管理制御部95を介して、映像シーン
変化検出部92に入力される。映像シーン変化検出部9
2は、入力された映像のフレーム間の差分を算出し、そ
の差分が所定の値より大きいか否かを判定する。その差
分が所定の値より大きいと判定された場合に、映像シー
ン変化検出部92は、映像シーンの変化が発生したとみ
なして、その変化を示す検出信号を映像情報生成部94
に送る。映像情報生成部94は、映像シーン変化検出部
92からの検出信号に応じて、映像シーンの変化が発生
した時刻を示す情報と映像シーンの変化を特定する情報
とを生成する。
【0058】資料情報に対する利用者の手の動きを検知
するセンサーが設けられている場合には、映像シーン変
化検出部92は、映像のフレーム間の差分に基づいて映
像シーンの変化を検出する代わりに、そのセンサーから
の出力信号に応じて映像シーンの変化を検出してもよ
い。例えば、そのセンサーは、利用者の手が資料情報の
少なくとも一部を遮ったことを検知する。同様に、対人
カメラの前に着席している利用者の動きを検知するセン
サーが設けられている場合には、映像シーン変化検出部
92は、映像のフレーム間の差分に基づいて映像シーン
の変化を検出する代わりに、そのセンサーからの出力信
号に応じて映像シーンの変化を検出してもよい。例え
ば、そのセンサーは、利用者が離席したことを検知す
る。そのセンサーは、所定の動きを検知したときのみ1
の値を有する出力信号を生成する。そのようなセンサー
としては、赤外線センサーや超音波センサーが使用され
得る。映像シーン変化検出部92は、そのセンサーから
出力信号を受け取り、その出力信号の値が1であるか否
かを判定する。その出力信号の値が1であると判定され
た場合には、映像シーン変化検出部92は、映像シーン
の変化が発生したとみなして、その変化を示す検出信号
を映像情報生成部94に送る。映像情報生成部94は、
映像シーン変化検出部92からの検出信号に応じて、映
像シーンの変化が発生した時刻を示す情報と映像シーン
の変化を特定する情報とを生成する。
【0059】次に、映像チャネル変化検出部93につい
て説明する。端末制御部12には4つのカメラ(第1カ
メラ〜第4カメラ)が接続されていると仮定する。それ
らのカメラは、ネットワークを介して端末制御部12に
接続されているか、直接的に端末制御部12に接続され
ているかを問わない。端末制御部12は、カメラからの
入力をウインドウに割り当て、カメラからの入力とウイ
ンドウとの間の割り当て関係を管理する機能を有する。
例えば、端末制御部12は、第1カメラからの入力を第
1ウインドウに割り当て、第2カメラからの入力を第2
ウインドウに割り当てる。本明細書では、「映像チャネ
ルの変化」とは、カメラからの入力とウインドウとの間
の割り当て関係を変更することをいう。例えば、上記の
割り当て関係を変更して、第3カメラからの入力を第1
ウインドウに割り当て、第4カメラからの入力を第2ウ
インドウに割り当てる場合、映像チャネルの変化が発生
したという。端末制御部12は、利用者により入力され
た所定のコマンドに従って、または、プログラムからの
所定の制御命令に従って、カメラからの入力とウインド
ウとの間の割り当て関係を変更する。例えば、会議の司
会者が発言を求める会議参加者の顔を常に同一のウイン
ドウに表示することを望む場合には、会議の司会者は発
言者が変更する度に映像チャネルを切り替えるコマンド
を入力するかもしれない。あるいは、参加者の顔を均等
に同一ウインドウに表示するために、一定の時間間隔ご
とにプログラムが映像チャネルを自動的に切り替えるか
もしれない。映像チャネル変化検出部93は、所定のコ
マンドまたはプログラムからの所定の制御命令を検出し
た場合に、映像チャネルの変化が発生したとみなして、
その変化を示す検出信号を映像情報生成部94に送る。
映像情報生成部94は、映像チャネル変化検出部93か
らの検出信号に応じて、その映像チャネルの変化が発生
した時刻を示す情報とその映像チャネルの変化を特定す
る情報とを生成する。映像シーンの変化を検出すること
は、映像チャネルの利用目的(例えば、会議の参加者の
映像を流す映像チャネルなど)が明確である場合に特に
有効である。さらに、映像チャネル変化検出部93によ
れば、撮影時にカメラ操作に関する情報が記憶されてい
ない場合でも、撮影された映像情報のみに基づいて、映
像シーンの変化を検出することが可能である。
【0060】上述したように、カメラ操作検出部91と
映像シーン変化検出部92と映像チャネル変化検出部9
3の機能は、互いに独立である。従って、映像情報管理
部31をカメラ操作検出部91と映像シーン変化検出部
92と映像チャネル変化検出部93のうちの1つ、また
は、任意の2つを含むように構成することも可能であ
る。
【0061】図10は、音声情報管理部32の構成を示
す。音声情報管理部32は、マイクロフォンから入力さ
れる音声信号のパワーに基づいて、入力される音声信号
を有音部と無音部とに分割する音声情報分割部101
と、音声信号の無音部から有音部への変化に応じて、そ
の変化が発生した時刻を示す情報とその変化を特定する
情報とを生成する音声情報生成部102と、音声情報分
割部101と音声情報生成部102とを制御する音声情
報管理制御部103とを含む。
【0062】音声情報分割部101は、入力される音声
信号のパワーを測定し、その測定結果に基づいて入力さ
れる音声信号を有音部と無音部とに分割する。音声信号
を有音部と無音部に分割する具体的な方法については図
34を参照して後述する。音声情報分割部101は、こ
の音声分割に基づいて、音声信号の無音部から有音部へ
の変化と有音部が継続する音声ブロック数とを検出す
る。音声情報生成部102は、音声情報分割部101か
らの検出信号に応じて、音声信号が無音部から有音部に
変化した時刻を示す情報と有音部が継続する音声ブロッ
ク数を示す情報とを生成する。音声信号が無音部から有
音部に変化した時刻を示す情報と有音部が継続する音声
ブロック数を示す情報とは、作業状況記憶部14に記憶
される。このように、音声信号が無音部から有音部に変
化した時刻と有音部が継続する音声ブロック数とを作業
状況記憶部14に記憶しておくことにより、音声信号の
有音部に対応する時間帯に利用者により記録もしくは利
用された映像情報のみを再生することが可能となる。そ
の結果、利用者は作業の経過において要所となる箇所を
容易に振り返ることが可能となる。
【0063】図11は、ウインドウ情報管理部43の構
成を説明する図である。ウインドウ情報管理部43は、
ウインドウの生成・破壊を検出するウインドウ生成・破
壊検出部111と、ウインドウサイズの変化を検出する
ウインドウサイズ変化検出部112と、ウインドウの表
示位置の変化を検出するウインドウ表示位置変化検出部
113と、ウインドウに対するフォーカス(利用者間で
編集(話題)の対象となるウインドウの切り替え作業)
の変化を検出するウインドウフォーカス変化検出部11
4と、ウインドウで表示すべき情報の表示領域の変化を
検出するウインドウ表示領域変化検出部115と、複数
のウインドウ間の重なり関係の変化を検出するウインド
ウ間の表示変化検出部116と、ウインドウ情報の変化
に応じて、その変化が発生した時刻を示す情報とその変
化を特定する情報とを生成するウインドウ情報生成部1
17と、ウインドウ情報管理制御部118とを含む。
【0064】ウインドウ生成・破壊検出部111は、ウ
インドウの生成またはウインドウの破壊を検出して、検
出信号をウインドウ情報生成部117に送る。その他の
検出部112〜116も、同様にして、所定の変化を検
出して、検出信号をウインドウ情報生成部117に送
る。ウインドウ情報生成部117は、検出信号を受け取
り、その検出信号に応じてその変化が発生した時刻を示
す情報とその変化を特定する情報とを生成する。
【0065】図12は、指示情報管理部53の構成を示
す。指示情報管理部53は、指示情報の変化を検出する
指示情報検出部121と、指示情報の変化に応じて、そ
の変化が発生した時刻を示す情報とその変化を特定する
情報とを生成する指示情報生成部122と、指示情報管
理制御部123とを含む。
【0066】マウスポインタによる指示を例にとり、指
示情報管理部53の動作を説明する。利用者によってマ
ウスのボタンが押下されると、マウスのボタン押下を示
す信号とマウスポインタの座標位置を示す信号が指示情
報検出部121に入力される。指示情報検出部121
は、マウスポインタの座標位置の所定の変化を検出し、
その所定の変化を示す検出信号を生成する。例えば、そ
の所定の変化は、マウスポインタがウインドウ上のある
位置から他の位置に移動することである。あるいは、そ
の所定の変化は、マウスポインタがウインドウ上のある
領域内からその領域外へ移動することであってもよい。
あるいは、その所定の変化は、マウスのボタンがダブル
クリックされたことであってもよいし、マウスがドラッ
ギングされていることであってもよい。指示情報生成部
122は、指示情報検出部121からの検出信号に応じ
て、その変化が発生した時刻を示す情報とその変化を特
定する情報とを生成する。
【0067】図13は、音声情報生成部102によって
生成され、作業状況制御部33によって作業状況記憶部
14に記憶される情報の例を示す。この例では、音声情
報の変化が発生した時刻を示す情報として、有音部の開
始時刻が記憶されている。また、音声情報の変化を特定
する情報として、音声ブロックの識別子、音声を発した
利用者、有音部の音声ブロック長が記憶されている。音
声を発した利用者は、入力装置の識別子と利用者との対
応関係に基づいて特定される。この対応関係は予め設定
される。例えば、図13の第1行は、「山口さん」の端
末装置に接続されているマイクロフォンから入力された
音声情報において、「12時15分10秒」から「15
ブロック長(秒)」だけ有音部が続いたという作業状況
を示す。
【0068】図14は、映像情報生成部94によって生
成され、作業状況制御部33によって作業状況記憶部1
4に記憶される情報の例を示す。この例では、映像情報
の変化が発生した時刻を示す情報として、事象の発生時
刻が記憶されている。また、映像情報の変化を特定する
情報として、発生事象、事象発生者、発生位置が記憶さ
れている。本明細書では、「事象」とは、所定の変化と
同義であると定義する。発生事象は、映像シーンの変化
を含む。事象発生者および発生位置は、入力装置の識別
子と利用者と入力装置の用途との対応関係に基づいて特
定される。この対応関係は予め設定される。例えば、図
14の第1行は、「山口さん」の端末装置に接続されて
いる「書画カメラ」から入力される映像情報において、
「5/318:03」に「映像シーンの変化」という事
象が発生したという作業状況を示す。
【0069】なお、映像情報の変化を検出するための方
法としては、資料を提示するための書画カメラに手の動
きを検出するための赤外線センサーを付加する方法や、
利用者の表情を撮影するための対人カメラに利用者の在
席状況を調べるための超音波センサーを付加する方法が
ある。これらの方法により、映像情報の変化を検出する
ことができる。このように、各種センサーを目的に合わ
せて利用することにより、利用者の動き情報が得られ
る。また、カメラで得られる映像情報のフレーム間の差
分情報を利用することにより、動き情報を得ることも可
能である。詳細については、以下の図27を参照して後
述する。
【0070】図15は、映像情報生成部94によって生
成され、作業状況制御部33によって作業状況記憶部1
4に記憶される情報の他の例を示す。この例では、発生
事象は、図14で説明した映像シーンの変化に加えて、
カメラ操作の変化および映像チャネルの変化をも含む。
例えば、図15の第1行は、「山口さん」の端末装置に
接続されている「書画カメラ」から入力される映像情報
において、「5/318:03」に「ズーム拡大」とい
う事象が発生したという作業状況を示す。
【0071】図16は、ウインドウ情報生成部117お
よび指示情報生成部122によって生成され、作業状況
制御部33によって作業状況記憶部14に記憶される情
報の例を示す。この例では、ウインドウ情報または指示
情報の変化が発生した時刻を示す情報として、事象の発
生時刻が記憶されている。また、ウインドウ情報または
指示情報の変化を特定する情報として、発生事象、事象
発生者、発生位置が記憶されている。事象発生者および
発生位置は、入力装置の識別子と利用者と入力装置の用
途との対応関係に基づいて特定される。この対応関係は
予め設定される。例えば、図15の第1行は、「山口さ
ん」の端末装置のウインドウに表示されている「資料番
号1番」の資料の「第1章」において「5/3 18:
03」に「マウスポインタによる指示」という事象が発
生したという作業状況を示す。ウインドウに対する操作
は、論理的なページ、章、節を基本単位としてもよい。
更に、ウインドウが個人的なメモを記述するための個人
メモ記述部を有している場合には、個人メモ記述部の内
容の変化に着目してもよい。このように、作業状況を作
業状況記憶部14に記憶しておくことにより、利用者が
作業中の記憶をもとに、作業中に撮影した映像情報や音
声情報を検索することが可能となる。
【0072】図17〜図20を参照して、ネットワーク
で相互接続された複数の端末装置を利用して、複数の利
用者で電子会議を行う場合に、作業状況管理部13によ
り管理されることが好ましい所定の変化を例示する。
【0073】図17を参照して、ウインドウ情報の変化
を検出することにより、利用者が着目しているウインド
ウを決定する方法を説明する。以下、利用者が着目して
いると作業状況管理部13により推定されるウインドウ
を着目ウインドウという。ウインドウ情報の変化として
ウインドウサイズの変更を例にとり、その方法を説明す
る。ウインドウは、ウインドウサイズを変更するための
ウインドウサイズ変更部を有しているものと仮定する。
公知のウインドウシステムでは、ウインドウサイズ変更
部はウインドウの周辺部分に設けられていることが多
い。通常、利用者は、ウインドウサイズ変更部をマウス
で指示したまま、そのマウスをドラッギングすることに
より、そのウインドウのサイズを変更する。作業状況管
理部13は、ウインドウサイズの変化を検出し、サイズ
が変更されたウインドウを着目ウインドウであると決定
する。作業状況管理部13は、どのウインドウが着目ウ
インドウであるかを示す情報を時系列に作業状況記憶部
14に記憶する。なお、複数のウインドウに対してウイ
ンドウサイズの変更が行われ得る場合には、作業状況管
理部13は、最も最近にサイズが変更されたウインドウ
を着目ウインドウである決定してもよい。あるいは、作
業状況管理部13は、所定のサイズより大きいサイズを
有するウインドウを着目ウインドウであると決定しても
よい。また、ウインドウが着目されている時間間隔が所
定の時間間隔より短い場合に、利用者が資料を検索して
いると判断して、そのウインドウは着目されていないと
決定してもよい。そのようなウインドウは、利用者の主
たる話題の対象ではないと推定されるからである。同様
にして、ウインドウサイズの変更以外のウインドウ情報
の変化(例えば、ウインドウフォーカスの変化やウイン
ドウ間の表示変化)を利用して、着目ウインドウを決定
することも可能である。
【0074】図18を参照して、ウインドウの所有者情
報を利用して利用者が着目しているウインドウを決定す
る方法を説明する。ディスプレイに表示される編集領域
は、図18に示されるように、複数の利用者により編集
可能な共同編集領域181と1人の利用者によりのみ編
集可能な個人編集領域182とを含み、共同編集領域1
81の位置と個人編集領域182の位置とは予め設定さ
れていると仮定する。作業状況管理部13は、利用者の
操作によりウインドウの位置が個人情報編集領域182
から共同情報編集領域181へと移動したことを検出
し、その移動したウインドウを着目ウインドウであると
決定する。作業状況管理部13は、どのウインドウが着
目ウインドウであるかを示す情報とともに、着目ウイン
ドウが共同編集領域181および個人編集領域182の
うちいずれの領域に位置するかを示す情報を時系列に作
業状況記憶部14に記憶する。
【0075】図19を参照して、ウインドウ表示領域の
変化を検出することにより、利用者の着目している情報
を決定する方法を説明する。ウインドウは、表示内容を
スクロールするためのウインドウ表示領域変更部191
を有するものと仮定する。公知のウインドウシステムに
おいては、ウインドウ表示領域変更部191は、スクロ
ール・バー形式のユーザインタフェースを有することが
多い。しかし、ウインドウ表示領域変更部191は、押
しボタン形式などの他のユーザインタフェースを有して
いてもよい。利用者がウインドウ表示領域変更部191
を操作すると、ウインドウの表示内容がスクロールされ
る。作業状況管理部13は、ウインドウ表示領域が変化
したことを検出する。作業状況管理部13は、ウインド
ウ表示領域が変化した後、所定のレベル以上の音声信号
が所定の時間以上(例えば、1秒間以上)継続するか否
かを判定する。このような判定が有効な理由は、人は資
料を他人に説明する場合に、資料の特定の位置を指示し
て説明の対象をあきらかにした後、音声(言葉)を用い
て他人に自分の意図を伝えようとすることが多いからで
ある。ウインドウ表示領域が変化した後、所定のレベル
以上の音声信号が所定の時間以上継続したと判定された
場合には、作業状況管理部13は、利用者が着目してい
る資料情報の時間的、位置的情報(例えば、文書名や項
目名等)を作業状況記憶部14に記憶する。また、作業
状況管理部13は、ウインドウ表示領域が変化した後、
資料情報に対する指示が発生したことを検出し、その指
示の時間的、位置的情報を利用者の着目地点を示す情報
として作業状況記憶部14に記憶してもよい。更に、上
述した2つの検出方法を組み合わせて、作業状況管理部
13が利用者が発する音声を所定の時間以上検出し、且
つ、資料情報に対する指示が発生したことを検出した場
合に、利用者が着目している資料情報の時間的、位置的
情報を作業状況記憶部14に記憶してもよい。
【0076】図20および図21を参照して、映像情報
に対する利用者の着目地点を検出する方法を説明する。
図21に示すように、端末装置には資料情報を撮影する
ための書画カメラが接続されていると仮定する。作業状
況管理部13は、利用者によって所定のカメラ操作がな
された後に、利用者により音声情報が生成されたことを
検出する。その所定のカメラ操作とは、例えば、映像ソ
ースが複数存在する場合の映像チャンネルの切り替え、
カメラのズーム操作、VTR機器などの記録装置の操作
などである。このような検出が有効である理由は、所定
のカメラ操作をした後に、利用者が何かを意図的に説明
しようとして音声を発することが多いからである。作業
状況管理部13は、そのようなタイミングでの音声情報
の発生は利用者の着目地点を示すと判断して、利用者の
着目地点を示す時間的、位置的情報(例えば、映像情報
のどの位置を、いつ指示したかを示す情報)を作業状況
記憶部14に記憶する。
【0077】図20は、電子会議中に、ある利用者が書
画カメラを利用して「回路基盤」を図示した資料を映し
出し、他の参加者が「回路基盤」の映像に自分が手で指
示している映像をオーバーレイ(重ね合わせ)させてい
るところを示す。ここで、音声情報の会話状態(例え
ば、誰が、いつ、有音部とみなせる情報を発したか)を
利用者毎に記憶しておくことにより、誰が、いつ、着目
すべき発言を行ったかを容易に検索することができる。
作業状況管理部13は、利用者によってカメラ操作がな
された後に、資料情報に対する指示が発生したことを検
出する。作業状況管理部13は、そのようなタイミング
での資料情報に対する指示は利用者の着目地点を示すと
判断して、その指示の時間的、位置的情報を作業状況記
憶部14に記憶する。資料情報に対する指示を検出する
方法としては、例えば、マウスポインタによる指示を検
出する方法や、図27に示すように、資料情報を手など
で指示したことを書画カメラに設けられた赤外線センサ
ーなどにより検出する方法がある。なお、書画カメラに
よって撮影された映像情報を利用して資料情報に対する
指示を検出する方法としては、映像情報におけるフレー
ム間の差分を利用してもよい。あるいは、作業状況管理
部13は、利用者によってカメラ操作がなされた後に、
利用者が発する音声情報を検出し、且つ、資料情報に対
する指示が発生したことを検出した場合に、その指示の
時間的、位置的情報を利用者の着目地点を示す情報とし
て作業状況記憶部14に記憶してもよい。このような検
出が有効な理由は、人は資料を他人に説明する場合に、
資料の特定の位置を指示して説明の対象をあきらかにし
た後、音声(言葉)を用いて他人に自分の意図を伝えよ
うとすることが多いからである。特に、図20に示した
ように、映像を見ながら複数の利用者の間でその映像に
ついて議論をする場合には、音声の発生時間(音声の有
音部となる区間)や映像に対する指示を利用者毎に記憶
することが有効である。その理由は、利用者が映像に着
目したと推定される時点が利用者毎に分かるため資料情
報の検索・編集が容易になるからである。さらに、利用
者が着目していると推定される時点の映像情報や音声情
報のみを記録もしくは出力することにより、利用者に提
示する情報量の低減や記憶容量の低減を図ることができ
る。
【0078】次に、作業状況記憶部14に記憶された作
業状況を利用して、映像情報もしくは音声情報にキーワ
ードを付加するキーワード管理部220を有する作業状
況管理装置を説明する。本明細書では、「映像情報もし
くは音声情報にキーワードを付加する」とは、時間帯t
に対してその時間帯tに対応するキーワードを決定する
ことをいう。例えば、キーワード管理部220は、時間
帯t1に対してキーワード「A」、時間帯t2に対してキ
ーワード「B」、時間帯t3に対してキーワード「C」
を割り当てる。映像情報もしくは音声情報は時刻tの関
数によって表されるので、キーワードを検索キーとして
利用して、映像情報もしくは音声情報の所望の箇所を検
索することが可能になる。
【0079】図22は、キーワード管理部220の構成
を示す。キーワード管理部220は、作業状況記憶部1
4から作業の時間的経過を示す情報を入力し、キーワー
ド記憶部224に時間帯tとその時間帯tに対応するキ
ーワードK(t)の組(t,K(t))を出力する。キ
ーワード管理部220は、作業状況記憶部14から作業
の時間的経過を示す情報を読み出し、その情報に基づい
て、作業に要した時間のうち、キーワードを付すべき時
間帯を特定する時間帯特定部221と、時間帯特定部2
21によって特定された時間帯に対して、少なくとも1
つのキーワード候補を特定するキーワード候補特定部2
22と、キーワード候補の中から1つのキーワード候補
を所定のルールに従って選択し、選択されたキーワード
候補をその時間帯に対応するキーワードとして決定する
キーワード決定部223とを有している。時間帯とその
時間帯に対応するキーワードとは、キーワード記憶部2
24に記憶される。
【0080】上述したように、キーワード管理部220
によって映像情報もしくは音声情報にキーワードを付加
するためには、作業の時間的経過を示す情報が作業状況
記憶部14に予め記憶されている必要がある。作業の時
間的経過を示す情報は、作業状況管理部13によって生
成され、作業状況記憶部14に記憶される。以下、どの
ような情報を作業状況記憶部14に記憶しておくべきか
を説明する。
【0081】図23の(a)は、文書を編集する作業の
流れを示したものである。例えば、文書Aに対して変
更、挿入、削除などの編集作業が行なわれ、その結果文
書A’が作成される。作業状況管理部13は、編集前の
文書Aと編集後の文書A’との間の差分を生成し、その
差分が発生した時刻を示す情報とその差分を特定する情
報を作業状況記憶部14に出力する。差分を特定する情
報は、例えば、差分文字列を格納するファイルの名称で
ある。作業状況管理部13は、その差分を特定する情報
の代わりに編集後の文書A’を特定する情報を作業状況
記憶部14に出力してもよい。差分が存在しない場合も
あり得るからである。編集前の文書Aと編集後の文書
A’との間の差分を取得するタイミングは、一定時間ご
とであってもよいし、ウインドウがオープンされた時ま
たはウインドウがクローズされた時であってもよい。
【0082】図23の(b)は、図23の(a)に示す
作業を行った場合に、作業状況管理部13により作業状
況記憶部14に記憶される情報の例を示す。この例で
は、文書が編集された時間帯と、編集前の文書名と、編
集後の文書名と、差分とが記憶されている。
【0083】図24の(a)は、作業において、利用者
により資料情報の一部が指示されている場面を示す。利
用者は、マウスポインタやタッチパネルなどを用いて資
料情報を指示することにより、資料情報の範囲を指定す
る。図24の(a)では、利用者により指定された範囲
が反転表示されている。作業状況管理部13は、利用者
により指定された範囲を検出し、利用者による指示が発
生した時刻を示す情報と利用者により指定された範囲を
特定する情報とを作業状況記憶部14に出力する。
【0084】図24の(b)は、図24の(a)に示す
指示が発生した場合に、作業状況管理部13により作業
状況記憶部14に記憶される情報の例を示す。この例で
は、指示をした人物名と、指示が発生した時間帯と、そ
の指示により指定された範囲とが記憶されている。
【0085】図25の(a)は、作業において、資料情
報がウインドウに表示されている場面を示す。そのウイ
ンドウは資料情報の表題を記述するための表題記述部2
501を有している。表題としては、例えば、章、節、
項の名称や番号が記述される。作業状況管理部13は、
利用者により着目されているウインドウを検出し、着目
ウインドウを検出した時刻を示す情報とそのウインドウ
の表題記述部2501に記述されている情報とを作業状
況記憶部14に出力する。さらに、ウインドウは、利用
者の個人的なメモを記述するための個人情報記述部25
02を有していてもよい。作業状況管理部13は、利用
者により着目されているウインドウを検出し、着目ウイ
ンドウを検出した時刻を示す情報とそのウインドウの個
人情報記述部2502に記述されている情報とを作業状
況記憶部14に出力する。
【0086】図25の(b)は、作業状況管理部13に
より作業状況記憶部14に記憶される情報の例を示す。
この例では、表題と、対象者と、そのウインドウが着目
されていた時間帯と、個人メモとが記憶されている。
【0087】図26の(a)は、音声キーワード検出部
2601の構成を示す。音声キーワード検出部2601
は作業状況管理部13に含まれる。音声キーワード検出
部2601は、入力部11から入力される音声情報に含
まれる所定の音声キーワードを検出して、所定の音声キ
ーワードを検出した時刻を示す情報と検出された音声キ
ーワードを示す情報とを作業状況記憶部14に出力す
る。音声キーワード検出部2601は、音声認識部26
02と、音声キーワード抽出部2603と、音声キーワ
ード辞書2604と、音声処理制御部2605とを有し
ている。音声認識部2602は、入力部11から音声情
報を受け取り、その音声情報をその音声情報に対応する
文字列に変換する。音声キーワード抽出部2603は、
音声認識部2602から音声情報に対応する文字列を受
け取り、音声キーワード辞書2604を検索することに
より、音声情報に対応する文字列から音声キーワードを
抽出する。音声キーワード辞書2604には、抽出すべ
き音声キーワードが予め格納される。例えば、音声キー
ワード辞書2604に「ソフトウェア」という音声キー
ワードが予め格納されていると仮定する。音声認識部2
602に「このソフトウェアの特徴は高速に動作するこ
とである」という音声情報が入力されると、音声認識部
2602は、「このソフトウェアの特徴は高速に動作す
ることである」という文字列を生成する。音声キーワー
ド抽出部2603は、「このソフトウェアの特徴は高速
に動作することである」という文字列を受け取り、受け
取った文字列から音声キーワード辞書2604に格納さ
れている音声キーワードである「ソフトウェア」に一致
する文字列を抽出する。音声処理制御部2605は、上
述の処理を制御する。
【0088】図26の(b)は、作業状況管理部13に
より作業状況記憶部14に記憶される情報の例を示す。
この例では、発話した人物名と、発話が行われた時間帯
と、発話内容から抽出された音声キーワードとが記憶さ
れている。
【0089】図27は、図22に示すキーワード管理部
220が行う音声情報もしくは映像情報へのキーワード
付加処理の流れを示す。時間帯特定部221は、映像情
報もしくは音声情報の評価対象区間(時間帯)を特定す
る(ステップS2701)。評価対象区間(時間帯)の
指定方法は、図28の(a)〜(c)を参照して後述さ
れる。キーワード候補特定部222は、後述する各キー
ワード抽出処理部の処理結果に基づいて、少なくとも1
つのキーワード候補を特定する(ステップS270
2)。キーワード候補の中から1つを採用するために、
キーワード決定部223は、後述するキーワードの決定
ルールの中から決定ルールを選択する(ステップS27
03)。キーワード決定部223は、選択された決定ル
ールに基づき、評価対象区間(時間帯)に対応するキー
ワードを決定する(ステップS2704)。
【0090】図28の(a)〜(c)を参照して、映像
情報もしくは音声情報の評価対象区間(時間帯)を特定
する方法を説明する。その方法は主として3つある。1
つ目は、キーワードを付すべき範囲を音声情報の有音部
に限定する方法である。2つ目は、キーワードを付すべ
き範囲を利用者がウインドウに着目している区間に限定
する方法である。利用者が特定のウインドウに着目して
いることを検出する方法については、図17〜図21を
参照して既に説明した。3つ目は、キーワードを付すべ
き範囲を、指示情報が発生した区間に限定する方法であ
る。指示情報としては、上述したように、マウスポイン
タによる指示や資料情報への指による指示などが挙げら
れる。これらの対象範囲の指定方法を組み合わせる方法
が、図28の(a)〜(c)に示されている。
【0091】図28の(a)は、ウインドウ情報と音声
情報とに基づいて、キーワードを付すべき範囲を限定す
る方法である。時間帯特定部221は、キーワードを付
すべき範囲を音声情報の有音部と利用者がウインドウに
着目している時間帯との重複部分に限定する。図28の
(a)に示す例では、音声情報の有音部と利用者がウイ
ンドウに着目している時間帯との重複部分として時間帯
1、T2が時間帯特定部221により特定される。
【0092】図28の(b)は、ウインドウ情報と指示
情報とに基づいて、キーワードを付すべき範囲を限定す
る方法である。時間帯特定部221は、キーワードを付
すべき範囲を利用者がウインドウに着目している時間帯
と指示情報が発生した時間帯との重複部分に限定する。
図28の(b)に示す例では、利用者がウインドウに着
目している時間帯と指示情報が発生した時間帯との重複
部分として時間帯T1、T2、T3が時間帯特定部221
により特定される。
【0093】図28の(c)は、指示情報と音声情報と
に基づいて、キーワードを付すべき範囲を限定する方法
である。時間帯特定部221は、キーワードを付すべき
範囲を指示情報が発生した時間帯と音声情報の有音部と
の重複部分に限定する。図28の(c)に示す例では、
指示情報が発生した時間帯と音声情報の有音部との重複
部分として時間帯T1、T2、T3が時間帯特定部221
により特定される。
【0094】上記の時間帯T1、T2、T3には、互いに
異なるキーワードが付加されてもよいし、同一のキーワ
ードが付加されてもよい。例えば、図28の(a)〜
(c)に示す例では、時間帯T1、T2、T3に同一のキ
ーワード「回路基板」が付加される。このように、異な
る時間帯に同一のキーワードを付加することにより、時
間帯の異なる映像情報を、同一キーワードを有する論理
的な1つのグループである映像ブロックとして扱うこと
が可能となる。同様にして、異なる時間帯に同一のキー
ワードを付加することにより、時間帯の異なる音声情報
を、同一キーワードを有する論理的な1つのグループで
ある音声ブロックとして扱うことが可能となる。その結
果、映像情報および音声情報を論理的な情報単位で取り
扱うことが容易になる。
【0095】図29は、図22に示すキーワード候補特
定部222の構成を示す。キーワード候補特定部222
は、編集前の文書と編集後の文書との間の差分に基づい
てキーワード候補を抽出する文書キーワード抽出部29
01と、指示情報に基づいてキーワード候補を抽出する
指示キーワード抽出部2902と、個人情報記述部25
02に記述されるメモの内容に基づいてキーワード候補
を抽出する個人キーワード抽出部2903と、表題記述
部2501に記述される表題の内容に基づいてキーワー
ド候補を抽出する表題キーワード抽出部2904と、音
声情報に基づいてキーワード候補を抽出する音声キーワ
ード抽出部2905と、利用者からキーワード候補を入
力するためのキーワード入力部2906と、キーワード
制御部2907とを有している。
【0096】次に、キーワード候補特定部222の動作
を説明する。時間帯特定部221によって特定された時
間帯Tは、キーワード制御部2907に入力される。キ
ーワード制御部2907は、その時間帯Tを抽出部29
01〜2905のそれぞれと、キーワード入力部290
6とに送る。抽出部2901〜2905のそれぞれは、
時間帯Tに対して付加すべきキーワード候補を抽出し
て、抽出されたキーワード候補をキーワード制御部29
07に送り返す。利用者により入力されたキーワード候
補もまたキーワード制御部2907に送られる。このよ
うにして、キーワード制御部2907には、時間帯Tに
対して少なくとも1つのキーワード候補が収集される。
時間帯Tに対して収集された少なくとも1つのキーワー
ド候補は、キーワード決定部223に送られる。
【0097】例えば、「10時00分から10時01
分」の時間帯がキーワード候補特定部222に入力され
たと仮定する。文書キーワード抽出部2901は、作業
状況記憶部14に記憶されている図23の(b)に示す
テーブルを検索する。その結果、「10時00分から1
0時01分」の時間帯を含む「10時00分から10時
03分」(10:00―>10:03)の時間帯がヒッ
トする。文書キーワード抽出部2901は、ヒットされ
た時間帯に編集された文書の差分からキーワード候補を
抽出する。文書の差分からキーワード候補を抽出する方
法としては、例えば、文書の差分に含まれる文字列のう
ち名詞に相当する文字列のみをキーワード候補とする方
法がある。文字列が名詞に相当するか否かを判定するに
は、ワードプロセッサなどで利用する「かな漢字変換辞
書」を利用すればよい。
【0098】指示キーワード抽出部2902は、作業状
況記憶部14に記憶されている図24の(b)に示すテ
ーブルを検索する。その結果、「10時00分から10
時01分」の時間帯に一致する「10時00分から10
時01分」(10:00―>10:01)の時間帯がヒ
ットする。指示キーワード抽出部2902は、ヒットさ
れた時間帯の指定範囲に含まれる文字列からキーワード
候補を抽出する。
【0099】同様にして、個人キーワード抽出部290
3と表題キーワード抽出部2904とは、作業状況記憶
部14に記憶されている図25の(b)に示すテーブル
を検索する。音声キーワード抽出部2905は、作業状
況記憶部14に記憶されている図26の(b)に示すテ
ーブルを検索する。
【0100】次に、キーワード決定部223の動作を説
明する。キーワード決定部223は、キーワード候補特
定部222から少なくとも1つのキーワード候補を受け
取り、所定のキーワード決定ルールに従って、受け取っ
たキーワード候補のうちの1つを選択する。
【0101】図30は、キーワード決定ルールの例であ
る。ルール1〜4は、いずれの抽出部から抽出されたキ
ーワード候補を優先的に選択すべきかを定めている。ル
ール5は、キーワード評価値に基づいて、複数の抽出部
から抽出されたキーワード候補のいずれを選択すべきか
を定めている。
【0102】次に、図31に定義されるキーワード評価
値に基づいて、複数のキーワード候補のうち1つのキー
ワード候補を選択する方法を説明する。その方法は、キ
ーワード抽出部の評価や、評価区間の違いを考慮するか
否かで、以下の4つに分類される。(1)キーワード評
価値に基づいてキーワード候補を選択する方法:キーワ
ード評価値は、1つのキーワード抽出部から複数のキー
ワード候補が抽出された場合に、その複数のキーワード
候補のうちの1つを選択するために使用される。キーワ
ード評価値とは、キーワード抽出部での出現回数を、キ
ーワード抽出部で得られたキーワード候補の数によって
割ることにより得られるキーワード出現比率の値であ
る。(2)キーワード総合評価値に基づいてキーワード
候補を選択する方法:キーワード総合評価値は、複数の
キーワード抽出部の評価結果を考慮したものである。キ
ーワード総合評価値は、キーワード評価値と利用者によ
り予め定義されたキーワード抽出部に対する評価値との
積をキーワード抽出部毎に求め、それらの積の総和を求
めることにより得られる。(3)キーワード重要度に基
づいてキーワード候補を選択する方法:キーワード重要
度は、1つのキーワード抽出部から得られる同一名のキ
ーワードを総合的に評価するものである。キーワード重
要度は、キーワード評価値を映像ブロックもしくは音声
ブロックの時間長であるキーワード出現時間で割ること
によって得られる単位時間キーワード評価値を映像ブロ
ック(音声ブロック)毎に求め、当該キーワードが出現
するすべての映像ブロック(音声ブロック)に対して単
位時間キーワード評価値の総和を求めることにより得ら
れる。(4)キーワード総合重要度に基づいてキーワー
ド候補を選択する方法:キーワード総合重要度は、複数
のキーワード抽出部の評価結果を考慮したものである。
キーワード総合重要度は、キーワード重要度と利用者に
より予め定義されたキーワード抽出部に対する評価値と
の積をキーワード抽出部毎に求め、それらの積の総和を
求めることにより得られる。
【0103】図32を参照して、キーワード評価値およ
びキーワード重要値に基づいて、キーワードを決定する
方法の手順を具体例に即して説明する。まず、(1)キ
ーワードを付すべき評価対象区間(時間帯)毎にキーワ
ード評価値を求める。(2)キーワード評価値に基づい
て、キーワードを決定する。図32の例では、評価対象
区間(時間帯)T1のキーワード評価値は、キーワード
毎にそれぞれ、「回路基盤」が0.5、「回路図面」が0.
4、「安全性」が0.1となっている。その結果、キーワー
ド評価値の一番高いものを優先するならば、評価対象区
間(時間帯)T 1のキーワードは「回路基盤」に決定さ
れる。同様にして、評価対象区間(時間帯)T2のキー
ワードは「回路図面」に決定され、評価対象区間(時間
帯)T3のキーワードは「安全性」に決定され、評価対
象区間(時間帯)T4のキーワードは「回路基盤」に決
定される。(3)複数の評価対象区間(時間帯)に同一
のキーワードが付加される場合も考えられる。この場合
には、その複数の評価対象区間(時間帯)にまたがって
キーワードの評価を行うために、キーワードが出現する
時間長が考慮される。図32の例では、キーワード評価
値0.5を有する「回路基盤」が時間長5を有する評価対
象区間(時間帯)T1に出現し、キーワード評価値0.6を
有する「回路基盤」が時間長5を有する評価対象区間
(時間帯)T4に出現するので、「回路基盤」のキーワ
ード重要度は、(0.5+0.6)/(5+5)=0.11となる。同様にし
て、「回路図面」のキーワード重要度は0.1、「安全
性」のキーワード重要度は0.25となる。キーワード重要
度に従って、キーワードを利用者に提示する順序を制御
すると、「安全性」、「回路基盤」、「回路図面」の順
になる。これにより、映像情報や音声情報に付加される
キーワードの数を不必要に多くならないように制御でき
る。
【0104】次に、図33を参照して、会話情報の自動
編集を行う方法を説明する。この方法は、映像情報もし
くは音声情報に付加されたキーワードを利用する例の1
つである。
【0105】図33は、音声情報を基準として映像情報
もしくは音声情報にキーワードを付加する場合の会話情
報の自動編集を行う方法の手順を示す。利用者の会話に
より発生した音声情報を有音部と無音部とに分割する
(ステップS3301)。音声情報を有音部と無音部と
に分割するには、例えば、音声情報の有音状態と無音状
態とを区別するために音声パワーの閾値を予め決めてお
き、閾値に基づき分割してゆけばよい。この分割方法
は、図34を参照して後述される。特に、複数の利用者
が共同して1つの作業をする場合には、会話により発生
した音声情報を利用者毎に記録し、管理することによ
り、会話中の音声情報をより詳細に検索し、編集するこ
とが可能になる。次に、ステップS3301により得ら
れた音声情報から雑音部分を削除する(ステップS33
02)。例えば、音声情報の有音部の長さが所定の時間
(例えば、1秒間)より短い場合には、その音声情報は
雑音であるとみなしてよい。なお、音声情報から雑音部
分を削除する場合には、該当する音声情報を同じ時間長
の無音情報に置き換える。雑音が除去された音声情報を
もとに、映像情報を音声情報の無音部に対応する区間と
音声情報の有音部に対応する区間とに分割する(ステッ
プS3303)。図27に示すキーワード付加の方法に
基づき、映像情報(もしくは音声情報)にキーワードを
付加する(ステップS3304)。映像情報(もしくは
音声情報)にキーワードを付加するためには、例えば、
図30に示されるキーワード決定ルールを適用すればよ
い。複数の映像情報チャンネル(もしくは複数の音声情
報チャネル)が存在する場合には、同一時間帯を示す1
つの区間に複数の映像ブロック(もしくは音声ブロッ
ク)が存在する場合が有り得る。以下、本明細書では、
この区間を競合区間という。競合区間に存在する複数の
映像ブロック(もしくは音声ブロック)に対して、異な
るキーワードが付加されている場合には、後述される所
定のキーワード統合化ルールに従って、それらのキーワ
ードの中から1つのキーワードを選択する(ステップS
3305)。映像情報(もしくは音声情報)に付加され
たキーワードおよび映像情報(もしくは音声情報)が記
録された時刻に基づいて、会話の情報を文字情報に変換
する(ステップS3306)。最後に、文字情報を音声
情報に変換して出力する(ステップS3307)。な
お、文字情報から音声情報への変換は音声合成を用いれ
ばよい。
【0106】図34は、音声情報を有音部と無音部とに
分割する方法の手順を示す。音声の無音区間の時間長を
測定するために、無音タイマーをセット(MT=0)す
る(ステップS3401)。音声が有音部か無音部かを
示す状態フラグをセットする。すなわち、St=Tru
eとする(ステップS3402)。音声のレベルが閾値
(ThV)を下回っていれば、有音部が開始した時刻
(TB)をセットする(ステップS3403)。なお、
閾値(ThV)は発話していない状態での音声のレベル
に基づいて、予め設定される。音声の状態フラグをクリ
アーする。すなわち、St=Falseとする(ステッ
プS3404)。音声のレベルが閾値(ThV)を切
り、かつ、無音区間が閾値時間(TM)を越えれば、音
声の状態フラグをセットする(ステップS3405)。
なお、閾値時間(TM)は400ミリ秒から1秒間程度
の長さに予め設定される。音声のレベルが閾値(Th
V)を切り、かつ、無音区間が閾値時間(TM)を越え
ず、以前の音声区間が有音部であれば、有音部が終了し
た時刻(TE)をセットする(ステップS3406)。
作業状況記憶部14にTBとTEの値を出力する(ステ
ップS3407)。無音タイマーをセットする(ステッ
プS3408)。
【0107】次に、図35および図36を参照して、競
合区間におけるキーワード統合化ルールを説明する。以
下、映像ブロックが競合する場合のキーワード統合化ル
ールを説明するが、音声ブロックが競合する場合も同様
である。映像ブロックAと映像ブロックBとが競合して
おり、映像ブロックAと映像ブロックBとの競合区間C
が存在すると仮定する。キーワード統合化ルールの例と
しては、以下の(a)〜(d)の4つルールがある。
(a)開始時刻が早い方の映像ブロックを優先するルー
ル。図35の(a)に示す例では、映像情報Aの開始時
刻が映像情報Bの開始時刻より早いため、競合区間Cで
は、映像情報Aに付加された「回路基盤1」というキー
ワードが選択される。(b)開始時刻が遅い方の映像ブ
ロックを優先するルール。図35の(b)に示す例で
は、映像ブロックBの開始時刻が映像情報Aの開始時刻
より遅いため、競合区間Cでは、映像ブロックBに付加
された「回路基盤2」というキーワードが選択される。
(c)競合区間Cにおける利用者の操作履歴情報(状況
変化を示す情報)の評価値に基づいてキーワードを決定
するルール。図36の(c)に示す例では、状況変化を
示す情報は上向きの矢印で表されている。その矢印の数
は状況変化の発生した回数を示す。競合区間Cにおける
映像ブロックAに対する状況変化の回数は、競合区間C
における映像ブロックBに対する状況変化の回数より多
い。従って、競合区間Cでは、映像ブロックAに付加さ
れた「回路基盤1」というキーワードが選択される。
(d)映像ブロックの各時間帯に含まれる利用者の操作
履歴情報(状況変化を示す情報)の評価値に基づいてキ
ーワードを決定するルール。図36の(d)に示す例で
は、映像ブロックBに対する状況変化の回数は、映像ブ
ロックAに対する状況変化の回数より多い。従って、競
合区間Cでは、映像ブロックBに付加された「回路基盤
2」というキーワードが選択される。
【0108】図37は、競合区間におけるキーワード統
合化ルールを記述した例である。図35および図36を
参照して上述したキーワード統合化ルールを含め4つの
ルールが記述されている。これらのルールに基づいて競
合区間におけるキーワードが決定される。
【0109】次に、キーワード記憶部224に記憶され
たキーワードを利用して、作業状況を示す文字情報を生
成する文書化部380を説明する。文書化部380は、
作業状況管理装置に含まれる。
【0110】図38は、文書化部380の構成を示す。
文書化部380は、キーワードとキーワードが出現する
時間帯との関係(Whenに関する情報)を抽出する時
間情報抽出部381と、キーワードと対象者との関係
(Whoに関する情報)を抽出する対象者抽出部382
と、キーワード自身を抽出する対象物抽出部383と、
文書化ルールを記憶する文書化ルール記憶部385と、
文書化制御部384とを有している。
【0111】図39を参照して、作業状況を示す文字情
報を生成する方法を説明する。以下、映像情報に基づい
て作業状況を示す文字情報を生成する方法を説明する。
音声情報に基づいて作業状況を示す文字情報を生成する
場合も同様である。(a)映像ブロック毎に、文字情報
を生成するための属性情報を予め割り当てる。その属性
情報は、撮影対象者を特定する情報(Whoに関する情
報)と、撮影を開始、終了した時刻の情報(Whenに
関する情報)と、利用者により仮想的に設定された会議
場所を特定する情報(Whereに関する情報)と、対
象物を特定する情報(Whatに関する情報)と、音声
の出力が存在するか否かを示す情報(Howに関する情
報)とを含む。対象物を特定する情報として、その映像
ブロックに付加されたキーワードを使用してもよい。こ
のように、作業状況について5W1H(Who、Wh
y、What、When、Where、How)による
文章表現が可能なように、各映像ブロックに予め属性情
報を割り当てておく。(b)所定の文書化ルールに従っ
て、映像情報に含まれる複数の映像ブロックのうち特定
の映像ブロックを選択する。所定の文書化ルールは利用
者により予め作成される。例えば、図39の(b)のル
ール1に示すように「無音区間は文書化しない」という
文書化ルールがある場合には、音声情報の有音部に対応
する映像ブロックのみが選択される。(c)映像ブロッ
クに予め割り当てられた属性情報に基づいて、所定の文
書化ルールに従って、選択された映像ブロックに対応す
る作業状況を示す文字情報を生成する。例えば、特定の
映像ブロックに対して、Whoに関する情報として「山
口さん」が割り当てられ、Whenに関する情報として
「○○時ごろ」が割り当てられ、Whatに関する情報
として「△△について」が割り当てられ、Howに関す
る情報として「話しをしました」が割り当てられている
と仮定する。この場合には、例えば、図39の(c)に
示されるように、「山口さんが○○時ごろ、△△につい
て話をしました」という文字情報が生成される。
【0112】図40を参照して、作業状況を示す文字情
報を生成する他の方法を説明する。その方法は、音声情
報における有音部を特定するステップと、その有音部に
対応する映像ブロックを特定するステップと、作業状況
の変化を検出するステップと、検出された作業状況の変
化に基づいて、映像ブロックに対する文字情報を生成す
るステップとを含む。例えば、映像シーンの変化と音声
ブロックが検出された場合には、図39の(b)のルー
ル3に従って、「山口さん、書画カメラで説明」という
文字情報を生成することができる。さらに、映像ブロッ
クに付加されたキーワードが「回路基盤」である場合に
は、そのキーワードを対象物を特定する情報として利用
して、「山口さん、書画カメラで回路基盤の説明」とい
う文字情報を生成することができる。これにより、映像
情報(もしくは音声情報)に応じて作業内容を示す文字
情報を生成したり、その文字情報を検索キーとして映像
情報(もしくは音声情報)を検索することが可能とな
る。
【0113】次に、キーワード記憶部224に記憶され
たキーワードを利用して、作業状況記憶部14に記憶さ
れる作業状況を検索するキーワード検索部410を説明
する。キーワード検索部410は、作業状況管理装置に
含まれる。
【0114】図41は、キーワード検索部410の構成
を示す。キーワード検索部410は、利用者からの検索
キーワードを入力するための検索キーワード入力部41
1と、入力された検索キーワードに基づいて、作業状況
記憶部14を検索する検索部412と、入力された検索
キーワードと検索結果とを記憶する検索キーワード記憶
部413と、検索結果に基づいて、検索キーワードが適
切か否かを評価する検索キーワード評価部414とを有
している。
【0115】次に、キーワード検索部410の動作を説
明する。検索キーワード入力部411は、利用者からの
検索キーワードを入力する。利用者による検索キーワー
ドの入力を容易にするために、検索キーワード入力部4
11は、キーワード記憶部224に記憶された複数のキ
ーワードをメニュー形式で表示し、表示されたキーワー
ドの1つを検索キーワードとして利用者が選択的に入力
することを許してもよい。検索キーワード入力部411
から入力された検索キーワードは、検索キーワード記憶
部413に記憶される。
【0116】検索部412は、入力された検索キーワー
ドに基づいて、作業状況記憶部14を検索する。より詳
しくいうと、検索部412は、検索キーワードがキーワ
ード記憶部224に記憶された複数のキーワードのうち
の1つに一致するか否かを判定し、一致したキーワード
が付加されている映像情報を検索結果として出力部16
に出力する。映像情報の代わりにまたは映像情報に加え
て、作業状況記憶部14に記憶されている任意の情報が
検索結果として出力部16に出力されてもよい。検索部
412は、出力部16に出力された検出結果が所望のも
のである否かを利用者に問い合わせる。その問い合わせ
に対する利用者の応答は、検索キーワード記憶部413
に記憶される。このようにして、入力した検索キーワー
ドに対して所望の検索結果が得られたか否かを示す情報
が検索キーワード記憶部413に蓄積される。
【0117】図42は、検索キーワード記憶部413に
記憶される情報の例を示す。この例では、利用者により
入力された検索キーワードに加えて、その利用者が所属
するグループ名と、利用者名と、検索キーワードが入力
された日時と、検索キーワードが入力された項目名と、
検索キーワードに基づいて検索された文書名と、検索さ
れた文書と利用者が望んでいた文書とが一致したか否か
を示す情報とが記憶されている。この例では、検索され
た文書と利用者が望んでいた文書とが一致した場合に
は、「採用」が記憶され、一致しない場合には、「不採
用」が記憶される。あるいは、検索された文書と利用者
が望んでいた文書との一致の度合いを示す数字が記憶さ
れていてもよい。例えば、一致の度合い「70%」など
である。ここでは、文書が検索対象となっている例を説
明した。もちろん、文書の代わりにまたは文書に加え
て、作業状況記憶部14に記憶されている任意の情報が
検索対象となり得る。複数の視点からの検索を可能とす
るために、検索キーワードを入力可能な項目は、図43
に示すように、複数個設けられていることが好ましい。
また、検索キーワードに基づいて検索された複数の文書
名を検索キーワード記憶部413に記憶するようにして
もよい。
【0118】図43は、検索キーワードを入力するため
の検索パネル430の例を示す。検索パネル430は、
情報を検索するためのユーザインターフェースを利用者
に提供する。検索パネル430は、映像キーワード入力
部431と、文書キーワード入力部432と、イベント
入力部433とを有している。映像キーワード入力部4
31は、映像情報に付加された複数のキーワードをメニ
ュー形式で表示し、表示されたキーワードの1つを検索
キーワードとして利用者が選択的に入力すること許す。
文書キーワード入力部432は、文書を検索するための
検索キーワードを利用者が入力することを許す。イベン
ト入力部433は、書画カメラを操作することによって
発生した端末の状態変化(例えば、映像シーンの変化や
映像チャネルの変化など)や、ウインドウに対する利用
者の操作によって発生した端末の状態変化(例えば、マ
ウスポインタの移動やウインドウの開閉状態など)を検
索キーワードとして利用者が入力することを許す。
【0119】次に、図41に示す検索キーワード評価部
414の動作を説明する。図44は、検索キーワード評
価部414により実行される処理の流れを示す。その処
理は、評価範囲を指定するステップ(S4401)と指
定された評価範囲において検索キーワードを評価するス
テップ(S4402)とを含む。評価範囲を指定するた
めに、グループ名、利用者名および日時のうちの少なく
とも1つが検索キーワード評価部414に入力される。
評価範囲を指定するステップ(S4401)は、グルー
プ名が入力された場合に、検索キーワード記憶部413
からそのグループに所属する利用者により使用された検
索キーワードを抽出するステップ(S4403)と、利
用者名が入力された場合に、検索キーワード記憶部41
3からその利用者により使用された検索キーワードを抽
出するステップ(S4404)と、日時が入力された場
合に、検索キーワード記憶部413からその日時に使用
された検索キーワードを抽出するステップ(S440
5)と、利用者により指定された演算子(例えば、論理
和や論理積など)により定義される検索条件に従って検
索キーワード記憶部413から検索キーワードを抽出す
るステップ(S4406)とを含む。指定された評価範
囲において検索キーワードを評価するステップ(S44
02)は、ステップS4401で抽出された検索キーワ
ードについて、その検索キーワードの採用回数と使用回
数とからその検索キーワードのヒット率を算出するステ
ップ(S4407)を含む。ここで、検索キーワードの
ヒット率(%)は採用回数/使用回数×100により算
出される。過去に入力された検索キーワードをヒット率
の高い順に利用者に提示することにより、所望の検索結
果が得られる確率の高い検索キーワードを利用者が入力
することが容易となる。その結果、利用者が所望の検索
結果を得るまでに、利用者が検索キーワードを入力する
回数が低減される。さらに、検索された情報に対する評
価値(利用者が望む情報と検索された情報との一致度合
い、例えば、0〜1の間の値)を検索キーワード記憶部
413に蓄積するようにすれば、所望の検索結果が得ら
れる確率のより高い検索キーワードを利用者に提示する
ことが可能となる。この場合の検索キーワードのヒット
率(%)は採用回数×評価値/使用回数×100により
算出される。
【0120】図45は、作業状況管理部13の他の構成
を示す。作業状況管理部13は、映像情報を複数の映像
ブロックに分割する映像情報分割部451と、映像ブロ
ックを評価する映像ブロック評価部452と、映像情報
分割部451と映像ブロック評価部452とを制御する
映像情報統合制御部453とを含む。
【0121】次に、図45に示す作業状況管理部13の
動作を説明する。映像情報分割部451は、作業状況記
憶部14に記憶される作業状況に基づいて、映像情報を
複数の論理的な映像ブロックに分割する。各映像ブロッ
クは、少なくとも1つの映像シーンを含む。例えば、音
声情報の有音部に応じて映像情報をブロック化すればよ
い。映像情報をブロック化する方法の詳細は、既に述べ
たので、ここでは説明を省略する。このようにして、映
像情報分割部451は、第1映像情報を複数の第1映像
ブロックに分割し、第2映像情報を複数の第2映像ブロ
ックに分割する。例えば、第1映像情報は、利用者Aに
より撮影された映像情報であり、第2映像情報は、利用
者Bにより撮影された映像情報である。
【0122】映像ブロック評価部452は、同一時間帯
に複数の映像ブロックが存在するか否かを判定し、同一
時間帯に複数の映像ブロックが存在すると判定された場
合に、その複数の映像ブロックのうちいずれの映像ブロ
ックを優先的に選択するかを決定する。従って、同一時
間帯に、複数の第1映像ブロックのうちの1つと複数の
第2映像ブロックのうちの1つが存在する場合には、映
像ブロック評価部452により、同一時間帯に存在する
第1映像ブロックおよび第2映像ブロックのうちの1つ
が選択される。このようにして、第1映像情報と第2映
像情報とが統合され、1つの映像情報が生成される。こ
れにより、利用者Aにより撮影された映像情報と利用者
Bにより撮影された映像情報とに基づいて、利用者Aと
利用者Bとの対話状況を示す映像情報を生成することが
可能となる。
【0123】図46は、図45に示す作業状況管理部1
3によって実行される映像情報統合化処理の手順を示
す。映像情報分割部451は、映像情報をブロック化す
ることにより、複数の映像ブロックを生成する(ステッ
プS4601)。映像ブロック評価部452は、同一時
間帯に複数の映像ブロックが存在するか否かを判定する
(ステップS4602)。同一時間帯に複数の映像ブロ
ックが存在すると判定された場合には、映像ブロック評
価部452は、所定の優先規則に従って、その複数の映
像ブロックのうちのいずれを優先的に選択するかを決定
する(ステップS4603)。その所定の優先規則は、
利用者により予め設定される。
【0124】図47は、優先規則の例を示す。図47に
示されるように、作業状況の変化に関連する優先規則、
時間の先後関係に基づく優先規則など、様々な優先規則
が存在する。
【0125】次に、図48〜図50を参照して、図47
に示される規則番号1〜10の優先規則を具体的に説明
する。
【0126】規則番号1の優先規則は、同一時間帯に複
数の映像ブロックが存在する場合に、開始時刻が最も早
い映像ブロックを優先的に選択することを規定する。図
48の(a)に示す例では、映像ブロック1bの開始時
刻より映像ブロック1aの開始時刻の方が早いので、映
像ブロック1aが選択される。
【0127】規則番号2の優先規則は、同一時間帯に複
数の映像ブロックが存在する場合に、し、開始時刻が最
も最近の映像ブロックを優先的に選択することを規定す
る。図48の(b)に示す例では、時間帯T2において
は、映像ブロック2bの開始時刻が最も最近であるの
で、映像ブロック2bが選択される。しかし、時間帯T
1においては、映像ブロック2aの開始時刻が最も最近
であるので、映像ブロック2aが選択される。
【0128】規則番号3の優先規則は、同一時間帯に複
数の映像ブロックが存在する場合に、時間的に最も長い
映像ブロックを優先的に選択することを規定する。図4
8の(c)に示す例では、映像ブロック3bの長さより
映像ブロック3aの長さの方が長いので、映像ブロック
3aが選択される。
【0129】規則番号4の優先規則は、同一時間帯に複
数の映像ブロックが存在する場合に、時間的に最も短い
映像ブロックを優先的に選択することを規定する。図4
9の(a)に示す例では、映像ブロック4aの長さより
映像ブロック4bの長さの方が短いので、映像ブロック
4bが選択される。
【0130】規則番号5の優先規則は、同一時間帯に複
数の映像ブロックが存在する場合に、単位時間あたりの
作業状況の変化を示す情報を最も多く含む映像ブロック
を優先的に選択することを規定する。図49の(b)に
示す例では、作業状況の変化を示す情報が発生した時刻
が三角印で表されている。この例では、映像ブロック5
bの方が映像ブロック5aより単位時間あたりの作業状
況の変化を示す情報を多く含んでいるので、映像ブロッ
ク5bが選択される。
【0131】規則番号6の優先規則は、同一時間帯に複
数の映像ブロックが存在する場合に、所定の発生事象の
組み合わせ規則に合致した映像ブロックを優先的に選択
することを規定する。図49の(c)に示す例では、映
像ブロック6bが所定の発生事象の組み合わせ規則に合
致するので、映像ブロック6bが選択される。
【0132】図51は、発生事象の組み合わせ規則の例
を示す。発生事象の組み合わせ規則は、作業においてほ
ぼ同時に発生する事象の組み合わせとその組み合わせに
対応する事象名とを規定したものである。例えば、書画
カメラを用いて、利用者が資料を説明する場合、対象物
を手で指し示しながら行うことが多い。このため、手の
動きと音声とがほぼ同時に発生する。図51の第1行に
示されるように、例えば、「映像シーンの変化」という
事象と「音声ブロック」という事象の組み合わせは、
「書画カメラでの説明」という事象であると定義され
る。また、利用者がウインドウ上に表示された資料情報
を説明する場合には、マウスポインタによる指示と音声
とがほぼ同時に発生する。図51の第2行に示されるよ
うに、例えば、「マウスポインタによる指示」という事
象と「音声ブロック」という事象の組み合わせは、「ウ
インドウ上での説明」という事象であると定義される。
【0133】図50を参照して、規則番号7の優先規則
は、同一時間帯に複数の映像ブロックが存在する場合
に、指定されたキーワードを含む文書情報を利用してい
た時間帯に対応する映像ブロックを優先的に選択するこ
とを規定する。規則番号8の優先規則は、同一時間帯に
複数の映像ブロックが存在する場合に、指定されたキー
ワードを最も多く含む文書情報を利用していた時間帯に
対応する映像ブロックを優先的に選択することを規定す
る。図50の(a)に示す例では、指定されたキーワー
ドは文書情報の第2ページに含まれるので、映像ブロッ
ク7aが選択される。
【0134】規則番号9の優先規則は、同一時間帯に複
数の映像ブロックが存在する場合に、指定された作業状
況の変化が発生した時間帯に対応する映像ブロックを優
先的に選択することを規定する。規則番号10の優先規
則は、同一時間帯に複数の映像ブロックが存在する場合
に、指定された対象者に関連する映像ブロックを優先的
に選択することを規定する。図50の(b)に示す例で
は、規則番号9の優先規則を適用することにより、映像
ブロック9bが選択され、規則番号10の優先規則を適
用することにより、映像ブロック9cが選択される。
【0135】図52は、情報を操作するための操作パネ
ル5200を示す。操作パネル5200は、作業状況管
理装置に対するユーザインタフェースを利用者に提供す
る。図52に示されるように、操作パネル5200は、
映像情報を少なくとも1枚以上の映像フレームからなる
映像ブロックに分割した結果を表示するパネル5201
と、音声を有音部と無音部とに分割した結果と作業状況
の変化を示す情報(映像シーンの切り替えおよび映像チ
ャンネルの切り替え)とを表示するパネル5202、ウ
インドウに対する利用者による操作(ウインドウのオー
プン、クローズ、生成、削除など)と、付せん紙(ウイ
ンドウに付された個人的なメモ)への記入と、マウスポ
インタによる指示とを行った履歴を示す情報を表示する
パネル5203と、参照資料を表示するパネル5204
と、検索結果の映像を表示するパネル5205とを含
む。
【0136】図53は、情報を検索・編集するための操
作パネル5300を示す。操作パネル5300は、作業
状況管理装置に対するユーザインタフェースを利用者に
提供する。図53に示されるように、操作パネル530
0は、作業状況を記録するための操作パネル5301
と、情報を検索するための操作パネル5302と、情報
を操作するための操作パネル5303と、複数の情報を
編集するための操作パネル5304と、同一時間帯に複
数の映像ブロックが存在する場合の優先規則を選択する
操作パネル5305とを含む。なお、操作パネル530
5において優先規則を選択することにより、計算機によ
る半自動的な情報編集が可能となる。操作パネル530
6は、映像ブロック毎に、時間情報、映像ブロックに付
加された事象名、対象物の情報に応じて、作業状況(例
えば、会議の内容など)を文字情報に自動的に変換する
ためパネルである。
【0137】図54は、参加者毎に記録された映像情報
と音声情報とを統合するための操作パネル5400を示
す。操作パネル5400は、ある利用者Aが撮影した映
像情報と発話による音声情報とを表示するパネル540
1と、他の利用者Bが撮影した映像情報と発話による音
声情報とを表示するパネル5402と、自動編集の結
果、統合された映像情報と音声情報とを表示するパネル
5403とを含む。
【0138】なお、本発明は会議だけではなく、個人で
の編集装置利用ではマルチメディアメールの検索・編
集、共同での編集装置利用ではCAI(計算機支援によ
る教育)での教材作成などへの応用利用が可能である。
【0139】
【発明の効果】上述したように、本発明の作業状況管理
装置によれば、作業の時間的経過を示す様々な情報を管
理することが可能になる。これにより、作業状況の変化
に着目して、作業中に記録された映像情報や音声情報の
所望の箇所を検索することが容易となる。利用者が必要
な情報(資料、コメント、会議の状況)を効率的に取り
出して作業できるように、個人の日常の作業内容と対応
づけて個人的な観点から管理を行うことが可能である。
また、会話状況といった体系的には取り扱いにくい動的
な情報を個人的な観点で扱うことが可能である。さら
に、利用者が着目していると推定される時点の映像情報
や音声情報のみを記録もしくは出力することにより、利
用者に提示する情報量の低減や記憶容量の低減をは図る
ことができる。
【0140】さらに、本発明の作業状況管理装置によれ
ば、映像情報や音声情報にキーワードを付加することが
可能となる。キーワードを利用することにより、映像情
報や音声情報の所望の箇所を検索することが容易とな
る。また、キーワードを利用して、作業状況を示す文字
情報を生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の作業状況管理装置の構成を示
す図 (b)は典型的な作業風景を示す図
【図2】ネットワークを介して接続された複数の端末装
置と作業状況管理装置とを含むシステムの構成を示す図
【図3】作業状況管理部の構成を示す図
【図4】作業状況管理部の他の構成を示す図
【図5】作業状況管理部の他の構成を示す図
【図6】作業状況管理部の他の構成を示す図
【図7】作業状況管理部の他の構成を示す図
【図8】作業状況管理部の他の構成を示す図
【図9】映像情報管理部の構成を示す図
【図10】音声情報管理部の構成を示す図
【図11】ウインドウ情報管理部の構成を示す図
【図12】指示情報管理部の構成を示す図
【図13】作業状況記憶部に記憶される作業状況を示す
情報を示す図
【図14】作業状況記憶部に記憶される作業状況を示す
情報を示す図
【図15】作業状況記憶部に記憶される作業状況を示す
情報を示す図
【図16】作業状況記憶部に記憶される作業状況を示す
情報を示す図
【図17】ウインドウのサイズ変更情報を利用して利用
者の着目ウインドウの判定をする方法を説明する図
【図18】ウインドウの所有者情報を利用して利用者の
着目ウインドウの判定をする方法を説明する図
【図19】表示位置変更部の操作情報をもとに利用者の
着目情報を判定する方法を説明する図
【図20】映像情報に対する利用者の着目地点を検出す
る方法を説明する図
【図21】映像情報に対する利用者の着目地点を検出す
る方法を説明する図
【図22】キーワード情報管理部の構成を示す図
【図23】(a)は文書を編集する作業の流れを示す図 (b)は(a)の作業により作業状況記憶部に記憶され
る情報の例を示す図
【図24】(a)は作業において、利用者により資料情
報の一部が指示されている場面を示す図 (b)は(a)の作業により作業状況記憶部に記憶され
る情報の例を示す図
【図25】(a)は作業において、資料情報がウインド
ウに表示されている場面を示す図 (b)は(a)の作業により作業状況記憶部に記憶され
る情報の例を示す図
【図26】(a)は音声キーワード検出部の構成を示す
図 (b)は音声キーワード検出部により作業状況記憶部に
記憶される情報の例を示す図
【図27】映像情報もしくは音声情報にキーワードを付
加する処理の手順を示す図
【図28】映像情報もしくは音声情報の評価対象区間
(時間帯)を指定する方法を説明する図
【図29】キーワード候補特定部の構成を示す図
【図30】映像もしくは音声情報に付加するキーワード
の決定ルールを示す図
【図31】キーワード評価値を計算する方法を説明する
【図32】キーワード評価値とキーワード重要値の具体
的な利用方法について説明する図
【図33】会話情報の自動編集を行う方法の手順を示す
【図34】音声情報を有音部と無音部とに分割する方法
の手順を示す図
【図35】競合区間におけるキーワード統合化ルールを
説明する図
【図36】競合区間におけるキーワード統合化ルールを
説明する図
【図37】競合区間におけるキーワード統合化ルールを
示す図
【図38】文書化部の構成を示す図
【図39】作業状況を示す文字情報を生成する方法を説
明する図
【図40】作業状況を示す文字情報を生成する他の方法
を説明する図
【図41】キーワード検索部の構成を示す図
【図42】検索キーワード記憶部に記憶される情報の例
を示す図
【図43】検索キーワードを入力するための検索パネル
の例を示す図
【図44】検索キーワードの評価処理の手順を示す図
【図45】作業状況管理部の他の構成を示す図
【図46】映像情報の統合化の手順を示す図
【図47】映像ブロックを優先的に選択するための優先
規則を示す図
【図48】優先規則を具体的に説明する図
【図49】優先規則を具体的に説明する図
【図50】優先規則を具体的に説明する図
【図51】発生事象の組み合わせ規則を示す図
【図52】情報を操作するための操作パネルの画面イメ
ージを示す図
【図53】情報の検索・編集を行う操作パネルの画面イ
メージを示す図
【図54】参加者毎に記録した映像情報および音声情報
を統合するための操作パネルの画面イメージを示す図
【符号の説明】
10 作業状況管理装置 11 入力部 12 端末制御部 13 作業状況管理部 14 作業状況記憶部 15 資料情報記憶部 16 出力部 17 伝送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−189985 (32)優先日 平5(1993)7月30日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業に関連する情報を入力する入力手段
    と、該入力された情報に対して所定の変化が発生したこ
    とを検出する検出手段と、該検出された所定の変化に応
    じて、該所定の変化が発生した時刻を示す情報と該所定
    の変化を特定する情報とを生成する生成手段と、該所定
    の変化が発生した該時刻を示す該情報と該所定の変化を
    特定する該情報とを作業状況として記憶する記憶手段と
    を備えた作業状況管理装置。
  2. 【請求項2】入力手段は、利用者による操作に応じて該
    操作を示すカメラ操作信号を生成するカメラを有してお
    り、検出手段は、該カメラ操作信号を受け取り、該カメ
    ラ操作信号に基づいて該カメラの所定の操作が発生した
    ことを検出するカメラ操作検出手段を備えている請求項
    1に記載の作業状況管理装置。
  3. 【請求項3】入力手段は、複数の映像チャネルを有して
    おり、検出手段は、ある映像チャネルが他の映像チャネ
    ルに切り替わることを検出する映像チャネル変化検出手
    段を備えている請求項1に記載の作業状況管理装置。
  4. 【請求項4】入力手段は、映像情報を入力する映像情報
    入力手段を有しており、検出手段は、該映像情報に基づ
    いて映像シーンの変化を検出する映像シーン変化検出手
    段を備えている請求項1に記載の作業状況管理装置。
  5. 【請求項5】入力手段は、音声情報を入力する音声情報
    入力手段を有しており、検出手段は、該音声情報を有音
    部と無音部に分割することにより、該音声情報の無音部
    から有音部への変化を検出する音声情報変化検出手段を
    備えている請求項1に記載の作業状況管理装置。
  6. 【請求項6】検出手段は、ウインドウ情報の変化を検出
    するウインドウ情報検出手段を備えている請求項1に記
    載の作業状況管理装置。
  7. 【請求項7】検出手段は、指示情報の変化を検出する指
    示情報検出手段を備えている請求項1に記載の作業状況
    管理装置。
  8. 【請求項8】検出手段は、映像情報の変化と音声情報の
    変化とウインドウ情報の変化と指示情報の変化との間の
    任意の組み合わせのうち少なくとも1つが発生したこと
    を検出する手段を備えている請求項1に記載の作業状況
    管理装置。
  9. 【請求項9】複数の端末装置と該複数の端末装置にネッ
    トワークを介して接続される作業状況管理装置とを備え
    たシステムであって、複数の端末装置のそれぞれは、作
    業に関連する情報を入力する入力手段と該入力された情
    報を該作業状況管理装置に送信する送信手段とを有して
    おり、該作業状況管理装置は、該複数の端末装置のそれ
    ぞれからの該情報を受信する受信手段と、該受信された
    情報に対して所定の変化が発生したことを検出する検出
    手段と、該検出された所定の変化に応じて、該所定の変
    化が発生した時刻を示す情報と該所定の変化を特定する
    情報とを生成する生成手段と、該所定の変化が発生した
    該時刻を示す該情報と該所定の変化を特定する該情報と
    を作業状況として記憶する記憶手段とを有していること
    を特徴とする作業状況管理装置。
  10. 【請求項10】作業の時間的経過を表す情報を記憶する
    記憶手段と、該記憶手段に記憶された該作業の時間的経
    過を表す該情報に基づいて、該作業に要した時間のう
    ち、キーワードを付すべき時間帯を特定する時間帯特定
    手段と、該時間帯特定手段によって特定された該時間帯
    に対して、少なくとも1つのキーワード候補を特定する
    キーワード候補特定手段と、該少なくとも1つのキーワ
    ード候補の中から1つのキーワード候補を所定のルール
    に従って選択し、該選択されたキーワード候補を該時間
    帯に対応するキーワードとして決定するキーワード決定
    手段とを備えた作業状況管理装置。
  11. 【請求項11】作業の時間的経過を表す前記情報は、該
    作業中に発生した音声情報に含まれる有音部と無音部と
    を識別する情報であり、時間帯特定手段は、該有音部に
    対応する該時間帯のみをキーワードを付すべき時間帯と
    して特定する請求項10に記載の作業状況管理装置。
  12. 【請求項12】作業の時間的経過を表す前記情報は、該
    作業に要した時間のうち、資料情報を表示するウインド
    ウが利用者により着目されていると推定される時間帯を
    示す情報であり、時間帯特定手段は、該ウインドウが該
    利用者により着目されていると推定される該時間帯のみ
    をキーワードを付すべき時間帯として特定する請求項1
    0に記載の作業状況管理装置。
  13. 【請求項13】作業の時間的経過を表す前記情報は、該
    作業に要した時間のうち、資料情報を表示するウインド
    ウに対して指示情報が発生した時間帯を示す情報であ
    り、時間帯特定手段は、該ウインドウに対して該指示情
    報が発生した該時間帯のみをキーワードを付すべき時間
    帯として特定する請求項10に記載の作業状況管理装
    置。
  14. 【請求項14】作業の時間的経過を表す前記情報は、該
    作業中に発生した音声情報に含まれる有音部と無音部と
    を識別する情報と、該作業に要した時間のうち、資料情
    報を表示するウインドウが利用者により着目されている
    と推定される時間帯を示す情報と、該作業に要した時間
    のうち、該ウインドウに対して指示情報が発生した時間
    帯を示す情報のうちの少なくとも1つを含み、時間帯特
    定手段は、該有音部に対応する該時間帯と該ウインドウ
    が該利用者により着目されていると推定される該時間帯
    と該ウインドウに対して該指示情報が発生した該時間帯
    とのうち少なくとも1つに基づいて決定される時間帯の
    みをキーワードを付すべき時間帯として特定する請求項
    10に記載の作業状況管理装置。
  15. 【請求項15】キーワード候補特定手段は、作業におい
    て、編集可能な文字情報を含む資料情報が使用される場
    合に、該作業に要した時間のうち第1時刻での該資料情
    報における第1文字情報と該作業に要した時間のうち第
    2時刻での該資料情報における第2文字情報との間の差
    分を表す差分情報を記憶する差分情報記憶手段と、該差
    分情報記憶手段に記憶された該差分情報から少なくとも
    1つのキーワード候補を抽出する文書キーワード抽出手
    段とを備えている請求項10に記載の作業状況管理装
    置。
  16. 【請求項16】キーワード候補特定手段は、作業におい
    て文字情報を含む資料情報が使用される場合に、該作業
    中に利用者によって指示された文字情報の位置を示す位
    置情報を記憶する位置情報記憶手段と、該位置情報記憶
    手段に記憶された該位置情報に基づいて、該資料情報か
    ら少なくとも1つのキーワード候補を抽出する指示キー
    ワード抽出手段とを備えている請求項10に記載の作業
    状況管理装置。
  17. 【請求項17】キーワード候補特定手段は、作業におい
    て資料情報が表題を記述するための部分を有するウイン
    ドウに表示される場合に、該表題を記憶する表題記憶手
    段と、該表題記憶手段に記憶された該表題から少なくと
    も1つのキーワード候補を抽出する表題キーワード抽出
    手段とを備えている請求項10に記載の作業状況管理装
    置。
  18. 【請求項18】キーワード候補特定手段は、作業におい
    て資料情報が個人情報を記述するための部分を有するウ
    インドウに表示される場合に、該個人情報を記憶する個
    人情報記憶手段と、該個人情報記憶手段に記憶された該
    個人情報から少なくとも1つのキーワード候補を抽出す
    る個人情報キーワード抽出手段とを備えている請求項1
    0に記載の作業状況管理装置。
  19. 【請求項19】キーワード候補特定手段は、作業におい
    て生成される音声情報を認識して、該音声情報に対応す
    る文字情報を生成する音声認識手段と、該音声情報に対
    応する該文字情報を記憶する音声認識情報記憶手段と、
    音声認識情報記憶手段に記憶された該文字情報から少な
    くとも1つのキーワード候補を抽出する音声キーワード
    抽出手段とを備えている請求項10に記載の作業状況管
    理装置。
  20. 【請求項20】キーワード候補特定手段は、利用者によ
    って入力された文字情報を受け取り、該受け取った文字
    情報をキーワード候補とするキーワード候補入力手段を
    備えている請求項10に記載の作業状況管理装置。
  21. 【請求項21】所定のルールは、キーワードの出現比率
    に関連する評価値に基づいてキーワードを決定するルー
    ルを含む請求項10に記載の作業状況管理装置。
  22. 【請求項22】所定のルールは、競合区間に割り当てら
    れた複数のキーワードのうちいずれのキーワードを選択
    すべきかを規定するルールを含む請求項10に記載の作
    業状況管理装置。
  23. 【請求項23】作業の時間的経過を表す情報を記憶する
    記憶手段と、利用者からの検索キーワードを入力するた
    めの検索キーワード入力手段と、該入力された検索キー
    ワードに基づいて、該記憶手段に記憶された該作業の時
    間的経過を表す該情報を検索する検索手段と、該入力さ
    れた検索キーワードと検索結果とを記憶する検索キーワ
    ード記憶手段と、該検索結果に基づいて、該検索キーワ
    ードが適切か否かを評価する検索キーワード評価手段と
    を備えた作業状況管理装置。
  24. 【請求項24】検索キーワード評価手段は、少なくとも
    前記検索キーワードが利用者により入力された回数と、
    前記検索結果が利用者により採用された回数とに基づい
    て、該検索キーワードを評価する、請求項23に記載の
    作業状況管理装置。
  25. 【請求項25】第1映像情報を複数の第1映像ブロック
    に分割し、第2映像情報を複数の第2映像ブロックに分
    割する映像情報分割手段と、ある時間帯に、該複数の第
    1映像ブロックのうちの1つと該複数の第2映像ブロッ
    クのうちの1つとが存在するか否かを判定し、該時間帯
    に該複数の第1映像ブロックのうちの1つと該複数の第
    2映像ブロックのうちの1つとが存在すると判定された
    場合には、所定のルールに従って、該時間帯に存在する
    映像ブロックのうちのいずれを優先的に選択するかを決
    定する映像ブロック評価手段とを備えた作業状況管理装
    置であって、これにより、該第1映像情報と該第2映像
    情報とを統合して1つの映像情報を生成する、作業状況
    管理装置。
  26. 【請求項26】所定のルールは、前記時間帯に存在する
    映像ブロックの時間的な先後関係に基づいて、選択すべ
    き映像ブロックを決定するルールを含む請求項25に記
    載の作業状況管理装置。
  27. 【請求項27】所定のルールは、作業状況の変化に基づ
    いて、選択すべき映像ブロックを決定するルールを含
    む、請求項25に記載の作業状況管理装置。
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