JPH0798406A - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法

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JPH0798406A
JPH0798406A JP6091439A JP9143994A JPH0798406A JP H0798406 A JPH0798406 A JP H0798406A JP 6091439 A JP6091439 A JP 6091439A JP 9143994 A JP9143994 A JP 9143994A JP H0798406 A JPH0798406 A JP H0798406A
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JP
Japan
Prior art keywords
dyed
photoresist
layer
isolation layer
dye
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Pending
Application number
JP6091439A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Fujita
政則 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Seikosha KK filed Critical Seikosha KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細パターンが精度よく高歩留で安価に製造
できるカラーフィルタの製造方法を提供する。 【構成】 基板1上に被染色樹脂層2と、その上に遮光
性材料によりなり被染色樹脂層2をフォトレジスト4と
隔離する隔離層3を設け、ついで隔離層3の上にフォト
レジスト4によりマスクパターンを形成し、露出した部
分の隔離層3をエッチングにより除去し、その後、窓明
けした部分の被染色樹脂層2を染色して染色部R,G,
Bを形成し、エッチングされずに残った隔離層3によ
り、染色部R,G,Bの形成と同時にブラックストライ
プを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は固体撮像素子や液晶表
示素子などに用いられるカラーフィルタの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来カラ
ーフィルタの製造方法として、固体撮像素子やガラスな
どの基板にゼラチンなどの被染色樹脂上にフォトレジス
トで防染マスクを形成後、染料で上記被染色樹脂を部分
的に染め分ける方法が知られている(特公昭53−24
8号、特開昭57−139712号)。
【0003】上述の従来方法においては、ゼラチンなど
の被染色樹脂上に直接フォトレジストを塗布するため、
被染色樹脂とフォトレジストの密着が悪かったり、ある
いは両材料がたがいに影響しあって、フォトレジストが
本来もっている解像度(数μm)とは程遠い100μm
程度の解像度の悪いパターンしかできなかった。しかも
レジストベーク温度や露光量のわずかの工程条件のばら
つきやレジスト塗布後の放置時間などによってパターニ
ングの具合が影響されやすく、歩留りも低かった。
【0004】またカラーフィルターのパターンの解像度
を向上するための従来技術として特開昭61−2854
02号がある。これは、まず染料受容層とその上の保護
層との2層からなる積層体上にポジ型レジストを塗布
し、レジストパターンを形成してそののちに染料受容層
の形成してある基板ごと染色浴に浸漬して、そのレジス
トの窓を介してまた保護層を介して染料受容層を染色
し、そののちレジストパターンを除去し色パターンを形
成する。そののち上記ポジ型レジストの塗布からレジス
トパターンの除去までの工程をくり返し、以上により各
色の色パターンを形成して染色層を形成するものであ
る。
【0005】保護層の製法としては、架橋したポリビニ
ルアルコールと重クロム酸アンモニウムによりなる塗布
液を染料受容層の上に塗布し、全面に紫外線を照射して
光硬化させ保護層を形成している。ここで保護層の材料
として架橋したポリビニルアルコールを使用しているの
は、保護層を介して染料受容層を染色するため染料受容
層を効率よく染色するためである。
【0006】しかしこの従来技術によるとレジストの窓
と保護層とを介して染料受容層を染色するときに、基板
ごと染色浴に浸漬して染色するからレジストの窓に対向
する保護層の部分には染料が浸透し、そのときレジスト
の窓に対向しない保護層の部分にも染料が拡がり、レジ
ストの窓に対向しない染料受容層の部分も染色され解像
度の悪いパターンが形成されるおそれがある。またその
ように拡がった染料は、そののちの別の色の色パターン
形成において基板ごと浸漬した染料に混じって各色パタ
ーンの色に悪影響が出るおそれがある。
【0007】また保護層に架橋したポリビニルアルコー
ルを使用する必要があり、保護層の材料が限られるとい
う欠点がある。
【0008】この発明は上記従来技術の欠点を解決する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるカラーフィルタの製造方法は、基板上
に被染色樹脂層と、その上に遮光性材料によりなり被染
色樹脂層をフォトレジストと隔離する隔離層を設け、つ
いで上記隔離層の上にフォトレジストによりマスクパタ
ーンを形成し、露出した部分の隔離層をエッチングによ
り除去し、その後、窓明けした部分の被染色樹脂層を染
色して染色部を形成し、エッチングされずに残った隔離
層によりブラックストライプを形成することを特徴とす
る。
【0010】
【実施例】図1においてガラスなどの基板1の上にゼラ
チンなどの被染色樹脂層2をスピンコートにより1μm
程度の厚さに設け、その上にこの被染色樹脂の溶剤に対
して安定であり、かつエッチングができる材料で隔離層
3をスパッタにより0.1μm程の厚さに設ける。この
隔離層3の材料としては具体的にはクロムCr、アルミ
ニュウムAlなどの金属のほか酸化イットリゥムY2
3 、酸化インジゥムIn23 などの透明材料でもよ
い。固体撮像素子上にカラーフィルタを形成する場合の
ように基板上のパターンとカラーフィルタの位置を合わ
す必要がある場合は酸化イットリゥムのような透明な隔
離層のほうが好ましい。
【0011】つぎに隔離層3の上にポジ型フォトレジス
ト4をスピンコートにより1μm程度設ける。そしてフ
ォトマスク5を用いて露光する(図2)。
【0012】上記レジスト4を現像する(図3)。
【0013】窓開けした部分の隔離層3をエッチングに
より、除去し、その部分の被染色樹脂層2を所定の色、
たとえば赤色に染色して赤色染色部Rを設ける(図
4)。
【0014】再びポジ型レジスト4を塗布してマスク5
をずらして露光する(図5)。
【0015】そしてこれを現像する(図6)。
【0016】露出した隔離層3の部分をエッチングによ
り除去した後、被染色樹脂層2を2色目の色、たとえば
緑色に染色して緑色染色部Gを設ける(図7)。
【0017】再びその上にポジ型フォトレジスト4を塗
布して、フォトマスク5をずらして露光する(図8)。
【0018】レジスト4を現像して、隔離層3をエッチ
ングして、窓開けした部分の被染色樹脂層2を3番目の
色、たとえば青色に染色して青色染色部Bを設ける(図
9)。
【0019】最後にフォトレジスト4を剥離して、その
上にポリアミド、ポリイミドなどの透明保護膜6をコー
トした(図10)。
【0020】本発明によればフォトレジストの窓を介し
て隔離層をエッチングにより除去するので、被染色樹脂
層の染色において、レジストの窓に対向しない隔離層の
部分に染料が拡がるということはなく、レジストの窓に
対向しない被染色樹脂層が染色されるのが防止されるか
らフォトレジストが本来もっている解像度を有効に生か
せ微細パターンが精度よく高歩留で製造できる。
【0021】上記実施例では1色目を染色後、染色部の
上にポジ型フォトレジスト4をあらためて塗布している
が、染色後、タンニン酸および酒石酸アンチモニュムカ
リウム水溶液などにより防染処理をすることにより、フ
ォトレジストを新たに塗布しないで最初に塗布したレジ
ストに2色目、3色目のための露光、現像をして2色
目、3色目を染めるようにしてもよい。
【0022】また上記隔離層3をクロムCr、アルミニ
ュウムAlなどの遮光性膜で形成することにより、いわ
ゆるブラックストライプを従来のように別工程で製造し
なくてもカラーフィルタの製造と同時に形成できる。す
なわち、図10において各染色部R、G、Bの間の隔離
層3の部分はブラックストライプとして機能させること
ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は被染色樹脂層とフォトレジスト
との間に隔離層を設け、フォトレジスト,隔離層に窓を
あけ、露出した部分の被染色樹脂層を染色して染色部を
形成するもので、被染色樹脂層と隔離層および隔離層と
フォトレジストとの密着がよく、フォトレジストが本来
もっている解像度を有効に生かせるので微細パターンが
精度よく高歩留で製造できるという効果を有する。
【0024】また隔離層の窓を介して被染色樹脂層を染
色するものであり、隔離層を介して被染色樹脂層を染色
するものでないため、隔離層の材料の選定に特別な制限
がないという利点がある。また、隔離層を遮光性材料と
することにより、カラーフィルタの製造と同時にブラッ
クストライプを形成することができるので、ブラックス
トライプ用のフォトマスクが不要となり、安価に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の、基板上に被染色樹脂層と
隔離層とを形成する工程を表す断面図である。
【図2】同上の隔離層上のフォトレジストをパターン露
光する工程を表す断面図である。
【図3】同上のフォトレジストのマスクパターンを形成
する工程を表す断面図である。
【図4】同上の染色部を形成する工程を表す断面図であ
る。
【図5】同上の隔離層上のフォトレジストをパターン露
光する工程を表す断面図である。
【図6】同上のフォトレジストのマスクパターンを形成
する工程を表す断面図である。
【図7】同上の染色部を形成する工程を表す断面図であ
る。
【図8】同上の隔離層上のフォトレジストをパターン露
光する工程を表す断面図である。
【図9】同上の染色部を形成する工程を表す断面図であ
る。
【図10】同上のフォトレジストを剥離したのち保護膜
を形成する工程を表す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 被染色樹脂層 3 隔離層 4 フォトレジスト R 赤色染色部 G 緑色染色部 B 青色染色部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に被染色樹脂層と、その上に遮光
    性材料によりなり上記被染色樹脂層をフォトレジストと
    隔離する隔離層を設け、 ついで上記隔離層の上にフォトレジストによりマスクパ
    ターンを形成し、 露出した部分の隔離層をエッチングにより除去し、 その後、窓明けした部分の被染色樹脂層を染色して染色
    部を形成し、 エッチングされずに残った隔離層によりブラックストラ
    イプを形成したことを特徴とするカラーフィルタの製造
    方法。
JP6091439A 1994-04-28 1994-04-28 カラーフィルタの製造方法 Pending JPH0798406A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071368A (ja) * 1993-06-17 1995-01-06 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ロボットの位置・姿勢認識方法及び装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071368A (ja) * 1993-06-17 1995-01-06 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ロボットの位置・姿勢認識方法及び装置

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