JPH0798257B2 - ダイカストマシンの射出速度センサ - Google Patents
ダイカストマシンの射出速度センサInfo
- Publication number
- JPH0798257B2 JPH0798257B2 JP19483787A JP19483787A JPH0798257B2 JP H0798257 B2 JPH0798257 B2 JP H0798257B2 JP 19483787 A JP19483787 A JP 19483787A JP 19483787 A JP19483787 A JP 19483787A JP H0798257 B2 JPH0798257 B2 JP H0798257B2
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- JP
- Japan
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- piston rod
- magnetic
- die casting
- casting machine
- injection speed
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダイカストマシンの射出シリンダのピストン
ロツドの移動速度を計測して溶湯の射出速度を検出する
射出速度センサに関する。
ロツドの移動速度を計測して溶湯の射出速度を検出する
射出速度センサに関する。
[従来の技術] 従来、ダイカストマシンの溶湯の射出速度を検出するに
は、射出シリンダのピストンロツド外周面に螺旋溝を設
けて交互に所定のピツチで磁性,非磁性のねじ状パター
ンを形成し、ピストンロツドの軸線方向の移動により、
その外周面の近傍に生ずる磁気的変動を、ピストンロツ
ド外周面に近接して射出シリンダの固定部に取付けた磁
気センサにより検出して射出速度を求めていた。
は、射出シリンダのピストンロツド外周面に螺旋溝を設
けて交互に所定のピツチで磁性,非磁性のねじ状パター
ンを形成し、ピストンロツドの軸線方向の移動により、
その外周面の近傍に生ずる磁気的変動を、ピストンロツ
ド外周面に近接して射出シリンダの固定部に取付けた磁
気センサにより検出して射出速度を求めていた。
そして、この磁気センサには、第6図に示すように1対
の磁気抵抗素子MR1,MR2がピストンロツドの軸線Z−Z
方向に沿つて配設されており、ピストンロツドの軸線方
向の移動により磁気抵抗素子MR1,MR2の抵抗値が変化す
る。
の磁気抵抗素子MR1,MR2がピストンロツドの軸線Z−Z
方向に沿つて配設されており、ピストンロツドの軸線方
向の移動により磁気抵抗素子MR1,MR2の抵抗値が変化す
る。
この磁気抵抗素子MR1,MR2は、第7図に示すように直列
に接続され、その一端T1に電源電圧+Vを印加し他端T2
を接地して、接続点の出力端子T3から両磁気抵抗素子の
抵抗値に応じて分圧された電圧信号VSを取り出す。
に接続され、その一端T1に電源電圧+Vを印加し他端T2
を接地して、接続点の出力端子T3から両磁気抵抗素子の
抵抗値に応じて分圧された電圧信号VSを取り出す。
そして、この電圧信号VSを抵抗R1を介して差動増幅器30
に入力させ、電源電圧+Vを抵抗R2とR3によつて分圧し
て抵抗R4を介して入力させた比較電圧Vrと比較して差動
増幅し、その出力を図示しない公知の矩形波整形回路を
通して1相の矩形波パルス信号を得る。そのパルス信号
の繰返し周波数を計測して、ピストンロツドの移動速度
を検出していた。
に入力させ、電源電圧+Vを抵抗R2とR3によつて分圧し
て抵抗R4を介して入力させた比較電圧Vrと比較して差動
増幅し、その出力を図示しない公知の矩形波整形回路を
通して1相の矩形波パルス信号を得る。そのパルス信号
の繰返し周波数を計測して、ピストンロツドの移動速度
を検出していた。
なお、R5は差動増幅器30の出力側をプルアツプする抵
抗、R6は帰還抵抗である。
抗、R6は帰還抵抗である。
また、検出精度を向上させるために2相出力を得る場合
には、上述のような1相出力の磁気センサを2個組合
せ、その各磁気抵抗素子の対をピストンロツドの外周面
に設けたねじ状パターンのピツチの1/4だけ軸線方向に
ずらせて配設していた。
には、上述のような1相出力の磁気センサを2個組合
せ、その各磁気抵抗素子の対をピストンロツドの外周面
に設けたねじ状パターンのピツチの1/4だけ軸線方向に
ずらせて配設していた。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、このような従来のダイカストマシンの射出速
度センサにあつては、磁気センサの微弱な出力を長い配
線を経て増幅器等の電気回路に接続していたので、外部
からのノイズを受けやすく、出力が不安定になるという
問題点があつた。
度センサにあつては、磁気センサの微弱な出力を長い配
線を経て増幅器等の電気回路に接続していたので、外部
からのノイズを受けやすく、出力が不安定になるという
問題点があつた。
その上、2相出力を得る場合には、ピストンロツドの外
周面に形成したねじ状パターンの1/4ピツチだけ2対の
磁気抵抗素子をずらせて磁気センサを配設することがき
わめて困難であるという問題もあつた。
周面に形成したねじ状パターンの1/4ピツチだけ2対の
磁気抵抗素子をずらせて磁気センサを配設することがき
わめて困難であるという問題もあつた。
本発明は上記従来の欠点に着目してなされたもので、そ
の目的は、安定度が高く正確な素子間隔を得ることので
きるダイカストマシンの射出速度センサを提供すること
にある。
の目的は、安定度が高く正確な素子間隔を得ることので
きるダイカストマシンの射出速度センサを提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するため、ダイカストマシン
の射出シリンダのピストンロツド外周面に螺旋溝を設け
て交互に所定のピツチで磁性,非磁性のねじ状パターン
を形成し、上記ピストンロツドの軸線方向の変位による
磁気的変動を、上記射出シリンダの固定部に取付けた磁
気抵抗素子を有する磁気センサにより検知して2相信号
を得て、その2相信号により射出速度を検出するダイカ
ストマシンの射出速度センサにおいて、 上記磁気センサの磁気抵抗素子として、2対の磁気抵抗
素子を1チツプに形成して永久磁石に取付け、その2対
の磁気抵抗素子から2相信号を検出する電気回路を形成
した集積回路とともに、非磁性材の金属円筒に収納して
なるものである。
の射出シリンダのピストンロツド外周面に螺旋溝を設け
て交互に所定のピツチで磁性,非磁性のねじ状パターン
を形成し、上記ピストンロツドの軸線方向の変位による
磁気的変動を、上記射出シリンダの固定部に取付けた磁
気抵抗素子を有する磁気センサにより検知して2相信号
を得て、その2相信号により射出速度を検出するダイカ
ストマシンの射出速度センサにおいて、 上記磁気センサの磁気抵抗素子として、2対の磁気抵抗
素子を1チツプに形成して永久磁石に取付け、その2対
の磁気抵抗素子から2相信号を検出する電気回路を形成
した集積回路とともに、非磁性材の金属円筒に収納して
なるものである。
[作用] このように構成したダイカストマシンの射出速度センサ
によれば、磁気センサを構成する2対の磁気抵抗素子ガ
1チツプに形成されるので、その各対のずらし量を極め
て正確に設定することができる。
によれば、磁気センサを構成する2対の磁気抵抗素子ガ
1チツプに形成されるので、その各対のずらし量を極め
て正確に設定することができる。
また、その各磁気抵抗素子とそれから信号を検出する電
気回路を形成した集積回路とが、同一金属円筒内に収納
されて電気的にシールドされているので、外部からのノ
イズの影響を受けることが殆どなくなる。
気回路を形成した集積回路とが、同一金属円筒内に収納
されて電気的にシールドされているので、外部からのノ
イズの影響を受けることが殆どなくなる。
したがつて、ピストンロツドの軸線方向の変位速度に応
じた2相信号を正確に且つ安定して検出でき、それによ
つて、ダイカストマシンの射出速度を正確にしかも高い
安定度で検出することできる。
じた2相信号を正確に且つ安定して検出でき、それによ
つて、ダイカストマシンの射出速度を正確にしかも高い
安定度で検出することできる。
[実施例] 以下、添付図面の第1乃至第5図を参照して本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すものであり、ダイカス
トマシンの射出シリンダのシリンダヘツドに固設した固
定部材1にガイドブツシユ2を介してピストンロツド3
を摺動自在に装着している。
トマシンの射出シリンダのシリンダヘツドに固設した固
定部材1にガイドブツシユ2を介してピストンロツド3
を摺動自在に装着している。
さらに、この固定部材1にブツシユ2を貫通して半径方
向の透孔4を穿設してフローテイング部材5を摺動自在
に挿入し、そのピストンロツド3との摺接面6をこのピ
ストンロツド3の外周面に対応する曲面にしている。
向の透孔4を穿設してフローテイング部材5を摺動自在
に挿入し、そのピストンロツド3との摺接面6をこのピ
ストンロツド3の外周面に対応する曲面にしている。
なお、このフローテイング部材5には、無給油で自己潤
滑性及び耐摩耗性のある工業用プラスチツク材等を使用
するのが望ましい。
滑性及び耐摩耗性のある工業用プラスチツク材等を使用
するのが望ましい。
フローテイング部材5の内周部に磁気センサ15の外筒を
なす非磁性材の金属円筒7を固設し、その金属円筒7の
上部外周面にねじ部8を設け、このねじ部8に2個のナ
ツト9を螺着して任意の位置に固定し得るようにし、ナ
ツト9の下面をフローテイング部材5の上端面に係合さ
せる。
なす非磁性材の金属円筒7を固設し、その金属円筒7の
上部外周面にねじ部8を設け、このねじ部8に2個のナ
ツト9を螺着して任意の位置に固定し得るようにし、ナ
ツト9の下面をフローテイング部材5の上端面に係合さ
せる。
そして、固定部材1の上部にボルト10で固設したカバー
11とナツト9との間にばね12を係着して、フローテイン
グ部材5の摺接面6をピストンロツド3の外周面に押圧
し、このカバー11の上面に金属円筒7の上方段部14を係
合させ、磁気センサ15のピストンロツド方向への移動限
を規制している。
11とナツト9との間にばね12を係着して、フローテイン
グ部材5の摺接面6をピストンロツド3の外周面に押圧
し、このカバー11の上面に金属円筒7の上方段部14を係
合させ、磁気センサ15のピストンロツド方向への移動限
を規制している。
磁気センサ15は、下部モールド材17で覆われた永久磁石
18を有し、永久磁石18の下面に2対(4個)の磁気抵抗
素子を形成した磁気抵抗チツプ19を取付けている。
18を有し、永久磁石18の下面に2対(4個)の磁気抵抗
素子を形成した磁気抵抗チツプ19を取付けている。
磁気抵抗チツプ19は、第2図に示すように、絶縁性の基
板20に2対の磁気抵抗素子MR1,MR2;MR3,MR4が、ピスト
ンロツド3の軸線Z−Z方向に中心線を距離dだけずら
せて形成されている。
板20に2対の磁気抵抗素子MR1,MR2;MR3,MR4が、ピスト
ンロツド3の軸線Z−Z方向に中心線を距離dだけずら
せて形成されている。
第3図は、磁気センサ15とピストンロツド3との位置関
係を示すものである。
係を示すものである。
ピストンロツド3は、外周面に例えばピツチPが2mmの
螺旋溝21を削設し、その表面に非磁性体のクロムをメツ
キした後、真円筒に研削仕上げして薄いクロム層22を形
成している。それによつて、ピツチPで交互に磁性,非
磁性のねじ状パターンが形成される。
螺旋溝21を削設し、その表面に非磁性体のクロムをメツ
キした後、真円筒に研削仕上げして薄いクロム層22を形
成している。それによつて、ピツチPで交互に磁性,非
磁性のねじ状パターンが形成される。
ピストンロツド3の外周面から例えば0.2mmの間隔Cを
置いて磁気センサ15を配設し、この磁気センサ15の下面
側に設けた2対の磁気抵抗素子MR1,MR2;MR3,MR4の中心
線のずれ量dをピストンロツド3の螺旋溝21のピツチP
の1/4に設定する。すなわち、P=2mmの場合はd=0.5m
mとなる。
置いて磁気センサ15を配設し、この磁気センサ15の下面
側に設けた2対の磁気抵抗素子MR1,MR2;MR3,MR4の中心
線のずれ量dをピストンロツド3の螺旋溝21のピツチP
の1/4に設定する。すなわち、P=2mmの場合はd=0.5m
mとなる。
なお、この時磁気抵抗素子MR1〜MR4とピストンロツド外
周面との間隔をαとする。
周面との間隔をαとする。
再び第1図を参照して、金属円筒7の上部には磁気抵抗
素子MR1〜MR4から2相信号を検出するための増幅回路,
矩形波整形回路等をハイブリツドICとして集積化した集
積回路23を収納している。
素子MR1〜MR4から2相信号を検出するための増幅回路,
矩形波整形回路等をハイブリツドICとして集積化した集
積回路23を収納している。
第4図は、2対の磁気抵抗素子とその集積回路の初段部
分を示すもので、磁気抵抗素子MR1とMR2、MR3とMR4をそ
れぞれ直列に接続し、その各直列接続した磁気抵抗素子
の対を並列に接続して、その一端aに電源電圧+V(例
えば+5V)を印加し、他端bを接地する。そして、磁気
抵抗素子MR1とMR2の接続点cからA相出力VAを、磁気抵
抗素子MR3とMR4の接続点dからB相出力VBを取り出す。
分を示すもので、磁気抵抗素子MR1とMR2、MR3とMR4をそ
れぞれ直列に接続し、その各直列接続した磁気抵抗素子
の対を並列に接続して、その一端aに電源電圧+V(例
えば+5V)を印加し、他端bを接地する。そして、磁気
抵抗素子MR1とMR2の接続点cからA相出力VAを、磁気抵
抗素子MR3とMR4の接続点dからB相出力VBを取り出す。
さらに、端子a,b間に抵抗R11とR12,及び抵抗R13とR14
の各直列回路を並列に接続して、電源電圧+Vの各抵抗
による分圧点e,fからそれぞれA相用の比較電圧VrAとB
相用の比較電圧VrBを得る。
の各直列回路を並列に接続して、電源電圧+Vの各抵抗
による分圧点e,fからそれぞれA相用の比較電圧VrAとB
相用の比較電圧VrBを得る。
そして、A相出力VAと比較電圧VrA、B相出力VBと比較
電圧VrBをそれぞれ第7図に示したような差動増幅回路
に入力して差動増幅し、その出力をそれぞれ公知の矩形
波整形回路によつて波形整形することによつて、第5図
に示すようなA相とB相の矩形波パルス信号が得られ
る。
電圧VrBをそれぞれ第7図に示したような差動増幅回路
に入力して差動増幅し、その出力をそれぞれ公知の矩形
波整形回路によつて波形整形することによつて、第5図
に示すようなA相とB相の矩形波パルス信号が得られ
る。
これらの差動増幅回路および矩形波整形回路は、第1図
の集積回路23内に形成されている。
の集積回路23内に形成されている。
次に、このような構成からなる実施例の作用を説明す
る。
る。
まず、金属円筒7のねじ部8に対するナツト9の螺入位
置を調整して磁気センサ15とピストンロツド3の外周面
との間隙Cを例えば0.2mmに設定する。
置を調整して磁気センサ15とピストンロツド3の外周面
との間隙Cを例えば0.2mmに設定する。
この状態で射出シリンダが作動してピストンロツド3が
突出すると、その外周面の近傍に螺旋溝21に基因する磁
場変動が生じ、第5図に示すように1対の磁気抵抗素子
MR1,MR2によるA相の出力パルス信号(周期T)と他方
の1対の磁気抵抗素子MR3,MR4によるB相の出力パルス
信号(周期T)とが得られ、両パルス信号間にはT/4(9
0°)の位相差がある。
突出すると、その外周面の近傍に螺旋溝21に基因する磁
場変動が生じ、第5図に示すように1対の磁気抵抗素子
MR1,MR2によるA相の出力パルス信号(周期T)と他方
の1対の磁気抵抗素子MR3,MR4によるB相の出力パルス
信号(周期T)とが得られ、両パルス信号間にはT/4(9
0°)の位相差がある。
この両パルス信号の周波数から、ピストンロツド3の速
度すなわち溶湯の射出速度が検出できる。
度すなわち溶湯の射出速度が検出できる。
この時、ピストンロツド3が例えば5m/Sのような高速で
突出して、ガイドブツシユ2との間隙内で突出方向と直
交する方向に振れても、ばね12によりその外周面に密接
する方向に付勢されたフローテイング部材5がその振れ
に追従して変位するので、フローテイング部材5に固着
した磁気センサ15とピストンロツド3の外周面との間隙
Cは常に所定の値に保たれ、間隙Cが大きくなつて計測
不能になる恐れはなく、安定した速度計測が可能にな
る。
突出して、ガイドブツシユ2との間隙内で突出方向と直
交する方向に振れても、ばね12によりその外周面に密接
する方向に付勢されたフローテイング部材5がその振れ
に追従して変位するので、フローテイング部材5に固着
した磁気センサ15とピストンロツド3の外周面との間隙
Cは常に所定の値に保たれ、間隙Cが大きくなつて計測
不能になる恐れはなく、安定した速度計測が可能にな
る。
また、1個の磁気抵抗チツプ19に2相出力を得るための
2対の磁気抵抗素子を集積化して形成したので、これら
2対の磁気抵抗素子のずらし量をきわめて正確に設定す
ることができる。
2対の磁気抵抗素子を集積化して形成したので、これら
2対の磁気抵抗素子のずらし量をきわめて正確に設定す
ることができる。
さらに、この集積化した磁気抵抗素子及びそれから2相
信号を検出するための電気回路を形成した集積回路を非
磁性材の金属円筒7内に収納して、電気的に外部からシ
ールドしているので、外部ノイズに影響されることなく
常に安定した検出信号を得ることができる。
信号を検出するための電気回路を形成した集積回路を非
磁性材の金属円筒7内に収納して、電気的に外部からシ
ールドしているので、外部ノイズに影響されることなく
常に安定した検出信号を得ることができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によるダイカストマシンの射
出速度センサは、2相出力を得るための2対の磁気抵抗
素子を1チツプ化して1個の磁気センサに内蔵したの
で、従来の2個の磁気センサを位置をずらせて配設して
いたものに比べ、2対の磁気抵抗素子の位置精度を大幅
に向上させることができる。
出速度センサは、2相出力を得るための2対の磁気抵抗
素子を1チツプ化して1個の磁気センサに内蔵したの
で、従来の2個の磁気センサを位置をずらせて配設して
いたものに比べ、2対の磁気抵抗素子の位置精度を大幅
に向上させることができる。
また、これらの磁気抵抗素子及びそのチツプを取付けた
永久磁石と、2相信号検出用の電気回路を形成した集積
回路とを非磁性材の金属円筒に収納して磁気センサを構
成したので、外部ノイズに対して強く、常に正確で安定
した溶湯の射出速度を検出することが可能になる。
永久磁石と、2相信号検出用の電気回路を形成した集積
回路とを非磁性材の金属円筒に収納して磁気センサを構
成したので、外部ノイズに対して強く、常に正確で安定
した溶湯の射出速度を検出することが可能になる。
第1図は、本発明の一実施例の要部を断面で示す正面
図、 第2図は、同じくその磁気抵抗素子の配置状態を示す説
明図、 第3図は、第1図のY−Y線に沿う拡大断面図、 第4図は、その電気回路の一部を示す回路図、 第5図は、その矩形波整形後のA相出力とB相出力を示
す波形図、 第6図は、従来の射出速度センサの磁気抵抗素子の配置
状態を示す説明図、 第7図は、同じくその電気的回路の一部を示す回路図で
ある。 1……射出シリンダに固設された固定部材 3……ピストンロツド 5……フローテイング部材 7……非磁性材の金属円筒 15……磁気センサ、18……永久磁石 19……磁気抵抗チツプ、21……螺旋溝 23……集積回路 MR1〜MR4……磁気抵抗素子
図、 第2図は、同じくその磁気抵抗素子の配置状態を示す説
明図、 第3図は、第1図のY−Y線に沿う拡大断面図、 第4図は、その電気回路の一部を示す回路図、 第5図は、その矩形波整形後のA相出力とB相出力を示
す波形図、 第6図は、従来の射出速度センサの磁気抵抗素子の配置
状態を示す説明図、 第7図は、同じくその電気的回路の一部を示す回路図で
ある。 1……射出シリンダに固設された固定部材 3……ピストンロツド 5……フローテイング部材 7……非磁性材の金属円筒 15……磁気センサ、18……永久磁石 19……磁気抵抗チツプ、21……螺旋溝 23……集積回路 MR1〜MR4……磁気抵抗素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−40160(JP,A) 特開 昭53−15220(JP,A) 特開 昭56−134058(JP,A) 特開 昭58−7517(JP,A) 実開 昭54−184314(JP,U) 実開 昭55−116762(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】ダイカストマシンの射出シリンダのピスト
ンロツド外周面に螺旋溝を設けて交互に所定のピツチで
磁性,非磁性のねじ状パターンを形成し、上記ピストン
ロツドの軸線方向の変位による磁気的変動を、上記射出
シリンダの固定部に取付けた磁気抵抗素子を有する磁気
センサにより検知して2相信号を得て、その2相信号に
より射出速度を検出するダイカストマシンの射出速度セ
ンサにおいて、 上記磁気センサの磁気抵抗素子として、2対の磁気抵抗
素子を1チツプに形成して永久磁石に取付け、その2対
の磁気抵抗素子から2相信号を検出する電気回路を形成
した集積回路とともに、非磁性材の金属円筒に収納して
なることを特徴とするダイカストマシンの射出速度セン
サ。 - 【請求項2】2対の磁気抵抗素子の各対を、ピストンロ
ツド外周面に形成した磁性,非磁性のねじ状パターンの
ピツチの1/4だけ、上記ピストンロツドの軸線方向にず
らせて配設したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のダイカストマシンの射出速度センサ。 - 【請求項3】磁気センサを、射出シリンダの固定部に設
けられ、ピストンロツドの軸線に直交する方向の変位に
のみ追従して変位するフローテイング部材に固設したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
ダイカストマシンの射出速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19483787A JPH0798257B2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | ダイカストマシンの射出速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19483787A JPH0798257B2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | ダイカストマシンの射出速度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6440161A JPS6440161A (en) | 1989-02-10 |
JPH0798257B2 true JPH0798257B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=16331091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19483787A Expired - Lifetime JPH0798257B2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | ダイカストマシンの射出速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0798257B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2546682B2 (ja) * | 1987-08-03 | 1996-10-23 | 東芝機械株式会社 | ダイカストマシンの射出速度センサ |
DE102012012384A1 (de) * | 2012-06-21 | 2013-12-24 | Wabco Gmbh | Sensorvorrichtung zur Drehzahlmessung an einem Rad eines Fahrzeugs, Bremsanlage und Fahrzeug damit sowie damit durchführbares Messverfahren zur Drehzahlmessung und Bremsverfahren |
-
1987
- 1987-08-03 JP JP19483787A patent/JPH0798257B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6440161A (en) | 1989-02-10 |
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