JPH0797998A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH0797998A
JPH0797998A JP24340693A JP24340693A JPH0797998A JP H0797998 A JPH0797998 A JP H0797998A JP 24340693 A JP24340693 A JP 24340693A JP 24340693 A JP24340693 A JP 24340693A JP H0797998 A JPH0797998 A JP H0797998A
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JP
Japan
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scroll
movable scroll
compressor
refrigerant compressor
housing
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Application number
JP24340693A
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English (en)
Inventor
Takashi Wakizaka
剛史 脇阪
Masafumi Yamashita
雅史 山下
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/06Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids specially adapted for stopping, starting, idling or no-load operation

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール型冷媒圧縮機に余分な加工を施す
ことなく、スクロール型冷媒圧縮機の回転不能状態を検
出することができるようにして製品コストを低減するこ
とを可能にする。 【構成】 可動スクロール22の側板部41の背面に形
成された円形状のガイド穴44およびフロントハウジン
グ31の径方向壁面に形成された円形状のガイド穴52
に両端部が係合する可動スクロール22の自転阻止用の
円柱形ピン51を鉄等の磁性材料により形成した。そし
て、電磁クラッチ2の漏れ磁束により励磁される円柱形
ピン51が、可動スクロール22の公転運動に伴ってフ
ロントハウジング31の軸方向壁に接近したり、離れた
りすることによる円柱形ピン51への漏れ磁束の変化を
電磁センサ54によって検出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクロール型圧縮機
の異常状態、例えばスクロール型圧縮機の回転不能状態
を検出することが可能な異常検出機構を備えたスクロー
ル型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用空気調和装置では、冷凍
サイクルに使用される冷媒圧縮機が電磁クラッチを介し
て車両走行用エンジンによって回転駆動されている。そ
のエンジンンの回転動力は、ベルトを介して電磁クラッ
チに伝達されているが、車両には冷媒圧縮機以外にも多
くの補機が搭載されていることから、冷媒圧縮機と共に
複数の補機が共通のベルトを介してエンジンに回転駆動
されている。このため、冷媒圧縮機を含む各補機に異常
状態、例えばロック状態が発生した場合には、直ちにそ
の異常状態を検出してベルトを保護し、他の補機への駆
動力を確保する措置をとる必要があった。
【0003】そこで、従来より、スクロール型冷媒圧縮
機の駆動軸の端面に対向したハウジングの壁部に電磁セ
ンサを取り付け、その電磁センサにより駆動軸の端面に
形成した凹部が通過する時の磁束変化を検出して、スク
ロール型圧縮機のロック検出を行うようにした技術が知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
においては、スクロール型圧縮機の駆動軸の端面に凹部
を形成するための余分な加工を必要とするので、製造作
業の作業性が悪く製品コストを上昇させる要因となって
いた。
【0005】この発明は、凹状成形加工を施すことなく
異常状態を検出することができるようにして製品コスト
を低減することのできるスクロール型圧縮機の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ハウジング
内において公転運動可能に支持された可動スクロール
と、この可動スクロールの公転運動に伴って偏心運動を
行う磁性材料製の被検出物と、この被検出物の偏心運動
に伴って変化する磁束変化を検出する検出手段とを備
え、前記被検出物は、前記可動スクロールの壁面および
前記ハウジングの壁面にそれぞれ係合する自転阻止用の
円柱形ピンである技術手段を採用した。
【0007】
【作用】この発明によれば、可動スクロールの自転を阻
止するための円柱形ピンを磁性材料により形成して、検
出手段で可動スクロールの公転運動に伴う偏心運動によ
り変化する円柱形ピンの磁束変化を検出することによっ
て、余分な加工を施すことなくスクロール型圧縮機の異
常状態、とくにスクロール型圧縮機の回転不能状態が検
出可能となる。
【0008】
【実施例】次に、この発明のスクロール型圧縮機を図に
示す複数の実施例に基づいて説明する。
【0009】〔第1実施例の構成〕図1ないし図3はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図1は電磁クラッ
チを組み付けたスクロール型冷媒圧縮機を示した図であ
る。
【0010】スクロール型冷媒圧縮機1は、自動車用空
気調和装置の冷凍サイクルを構成する一部品で、電磁ク
ラッチ2を介して自動車に搭載されたエンジン(図示せ
ず)により回転動力が伝達されて、内部に吸入したガス
冷媒を圧縮して高温、高圧のガス冷媒を吐出する。
【0011】ここで、電磁クラッチ2の構造を図1に基
づいて説明する。この電磁クラッチ2は、通電されると
起磁力を発生する電磁コイル3と、エンジンによって回
転駆動されるロータ4と、電磁コイル3の起磁力によっ
てロータ4に吸着するアーマチュア5と、このアーマチ
ュア5に板ばね6を介して連結され、アーマチュア5と
一体的に回転してスクロール型冷媒圧縮機1の駆動軸1
9に回転動力を伝達するインナーハブ7とからなる。
【0012】電磁コイル3は、絶縁被膜を施した導線を
巻回したもので、鉄等の磁性材料製で形成されたステー
タ8内に収容され、エポキシ等の樹脂部材9によってス
テータ8内にモールド固定されている。なお、ステータ
8は、円環板状のフランジ10を介してスクロール型冷
媒圧縮機1のハウジング20に固定されている。
【0013】ロータ4は、外周に多段式のVベルト(図
示せず)が掛け渡されるVリブドプーリ11が溶接等の
手段により接合され、Vベルトを介して伝達されたエン
ジンの回転動力によって回転する。また、ロータ4は、
鉄等の磁性材料製で断面コの字形を呈し、内周側に設け
たベアリング12を介してスクロール型冷媒圧縮機1の
ハウジング20に回転自在に支持されている。
【0014】アーマチュア5は、ロータ4の摩擦面に間
隙を隔てて対向して配置され、鉄等の磁性材料製で円環
板状を呈する。また、アーマチュア5は、電磁コイル3
の起磁力によりロータ4の摩擦面に吸着されるとロータ
4からエンジンの回転動力が伝達される。
【0015】板ばね6は、アーマチュア5に固定される
リベット13、14より、アーマチュア5の内周側に延
びるばね力を備えたアーム部15が一体的に形成されて
いる。この板ばね6の弾性力により、電磁コイル3の通
電停止時にアーマチュア5がロータ4の摩擦面から離れ
る方向へ変位するようになっている。
【0016】インナーハブ7は、鉄等の金属材料製でス
トッパクッション16を圧入により取り付ける鍔状部1
7と、スクロール型冷媒圧縮機1の駆動軸19にスプラ
イン嵌合される円筒状部18とから構成されている。な
お、ストッパクッション16は、アーマチュア5が所定
間隙以上ロータ4から離れるのを阻止し、電磁コイル3
の通電停止時にロータ4の摩擦面とアーマチュア5の摩
擦面との間隙を例えば0.5mmに保つものである。
【0017】ここで、スクロール型冷媒圧縮機1の構造
を図1ないし図3に基づいて詳細に説明する。このスク
ロール型冷媒圧縮機1は、電磁クラッチ2のインナーハ
ブ7に連結された駆動軸19、内部が気密に保たれたハ
ウジング20、このハウジング20内に収容された固定
スクロール21、この固定スクロール21に対して公転
運動を行う可動スクロール22、およびこの可動スクロ
ール22の自転運動を阻止する自転阻止機構23等によ
り構成されている。
【0018】駆動軸19は、鉄等の金属材料製でベアリ
ング12、24を介してハウジング20に回転自在に支
持されている。この駆動軸19の外周とハウジング20
との間には軸シール25が装着されている。また、駆動
軸19の基端側に形成された拡径部26には、ピン27
等によって偏心輪28が固定されている。この偏心輪2
8は、鉄等の金属材料製で外周にバランスウェイト29
が形成されている。このバランスウェイト29は、偏心
輪28およびそれによって支持される偏心質量に対応す
るウェイトである。また、偏心輪28には、軸受30を
介して可動スクロール22が支持されている。
【0019】ハウジング20は、ボルト等を用いて互い
に締結されるフロントハウジング31とリヤハウジング
32とからなり、これらの間に固定スクロール21の外
殻部33が気密的に挟み込まれている。なお、リヤハウ
ジング32には、ハウジング20内に冷媒蒸発器(図示
せず)より低温、低圧のガス冷媒を吸入するための吸入
ポート(図示せず)と、ハウジング20内より高温、高
圧のガス冷媒を冷媒凝縮器へ吐出するための吐出ポート
(図示せず)とが設けられている。
【0020】固定スクロール21は、前述の円筒状の外
殻部33、この外殻部33より内側へ延ばされた円環板
状の側板部34、この側板部34の表面上に形成された
渦巻き体35、および側板部34の背面側に形成された
脚部36により構成され、リヤハウジング32を挟んで
脚部36にボルト等を用いて締結されて固定されてい
る。
【0021】リヤハウジング32と側板部34との間の
内部空間は、側板部34によって吸入室(図示せず)と
吐出室37とに気密的に区画されている。また、側板部
34の中央部には、側板部34を貫通して側板部34の
表面と背面(吐出室37)とを連通する吐出口38が形
成されている。この吐出口38には、吐出室37からの
ガス冷媒の逆流を阻止するための弁体39がボルト40
等を用いて締結されている。
【0022】可動スクロール22は、固定スクロール2
1の側板部34に対向して配置された円環板状の側板部
41、この側板部41の表面(固定スクロール21との
対向面)上に形成された渦巻き体42、および側板部4
1の背面より突出するように設けられた円筒状部43に
より構成されている。側板部41の背面には自転阻止機
構23の円柱形ピン51が係合する円形状のガイド穴4
4が複数円周上に形成されている。また、可動スクロー
ル22は、円筒状部43が軸受30を介して偏心輪28
の外周に駆動連結されて偏心輪28の回転に伴って公転
運動を行う。
【0023】固定スクロール21と可動スクロール22
は、互いの渦巻き体35、42が噛み合うように重ね合
わされており、各渦巻き体35、42の歯先面が対向す
る側板部34、41とそれぞれシール部材45、46を
介して接触されて、両方の渦巻き体35、42の間に流
体ポケット47が形成されている。
【0024】自転阻止機構23は、図2および図3にも
示したように、フロントハウジング31の径方向壁面に
固定された円環板状のプレート48、可動スクロール2
2の公転運動に伴って偏心運動を行う円環板状のリテー
ナ49、およびこのリテーナ49の同一円周上に複数形
成された貫通穴50内にそれぞれ嵌め込まれた複数の円
柱形ピン51等から構成されている。
【0025】プレート48は、フロントハウジング31
の径方向壁面にガイド穴44に対向して複数形成された
円形状のガイド穴52に対応した複数の円形穴53を有
している。このプレート48は、フロントハウジング3
1の内壁面とリテーナ49の端面との摩耗を防止してい
る。
【0026】リテーナ49は、鉄等の磁性材料製で外周
面がフロントハウジング31の軸方向壁に取り付けられ
た電磁センサ54に対向して配置されている。また、リ
テーナ49の貫通穴50の形成箇所は他の箇所より肉厚
が厚い形状の膨出部55とされている。
【0027】複数の円柱形ピン51の各々は、本発明の
被検出物であって、鉄等の磁性材料製で一端部が可動ス
クロール22の背面に形成された複数のガイド穴44に
係合し、他端部がプレート48の円形穴53を貫通して
フロントハウジング31の径方向壁面に形成された複数
のガイド穴52に係合している。
【0028】電磁センサ54は、本発明の検出手段であ
って、図2および図3にも示したように、電磁クラッチ
2が通電された時の電磁クラッチ2の漏れ磁束(図1の
破線参照)により励磁される円柱形ピン51への漏れ磁
束の変化を検出する。そして、電磁センサ54は、磁束
変化に応じた電気信号を制御装置(図示せず)へ出力す
る。なお、円柱形ピン51への漏れ磁束による励磁力は
非常に弱く電磁センサ54内にも磁石を設けて励磁力を
補っている。
【0029】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
スクロール型冷媒圧縮機1の作用を図1ないし図3に基
づいて簡単に説明する。
【0030】電磁クラッチ2の電磁コイル3の通電が停
止されている時は、板ばね6の弾性力によってアーマチ
ュア5がロータ4より離れた位置に保持されているの
で、Vベルトからロータ4に伝達されるエンジンの回転
動力はアーマチュア5、インナーハブ7およびスクロー
ル型冷媒圧縮機1へは伝達されず、ロータ4のみがベア
リング12上で空転する。
【0031】電磁コイル3が通電されると、電磁コイル
3で発生する起磁力によってアーマチュア5がロータ4
側に吸引され、アーマチュア5がロータ4の摩擦面に吸
着する。すると、ロータ4の回転がアーマチュア5、板
ばね6、インナーハブ7を介してスクロール型冷媒圧縮
機1の駆動軸19に伝達され、駆動軸19が回転を始め
る。
【0032】そして、駆動軸19の回転が偏心輪28に
伝達されると、この偏心輪28の回転を受けて軸受30
を介して可動スクロール22が公転運動を開始する。こ
れにより、固定スクロール21と可動スクロール22の
両渦巻き体35、42間に形成される流体ポケット47
に冷媒蒸発器より吸入されたガス冷媒は、可動スクロー
ル22の公転運動に伴って流体ポケット47の移動と共
に圧縮されながら中央部へ移動して吐出口38より吐出
され、冷媒凝縮器へ向かう。
【0033】一方、可動スクロール22が偏心輪28の
回転によって駆動されるとき、複数の円柱形ピン51の
各々が可動スクロール22のガイド穴44とフロントハ
ウジング31のガイド穴52の中をそれらの内周面に沿
って移動するので、可動スクロール22が公転運動はで
きても可動スクロール22の自転運動が完全に阻止され
る。
【0034】また、円柱形ピン51が可動スクロール2
2の公転運動に伴う偏心運動によりフロントハウジング
31の軸方向壁面に接近したり(図2参照)、離れたり
(図3参照)した際に、電磁クラッチ2の漏れ磁束(図
1の破線参照)により励磁される円柱形ピン51への磁
束の漏れが変化するため、この磁束の変化に伴う電圧が
電磁センサ54のコイル部で発生する。この電圧は駆動
軸19および偏心輪28の回転と同期してピーク電圧を
発生する。
【0035】したがって、電磁センサ54に円柱形ピン
51が最も接近した際にピーク電圧を発生し、このピー
ク電圧を制御装置で検出し、電磁クラッチ2を通電して
いる時にピーク電圧が検出されない場合、スクロール型
冷媒圧縮機1の回転不能状態(所謂ロック状態)である
と判定することができる。
【0036】なお、スクロール型冷媒圧縮機1内に異常
が発生し、例えば可動スクロール22と固定スクロール
21の焼き付き等が発生して回転不能となった時に電磁
クラッチ2が通電されていると、スクロール型冷媒圧縮
機1を回転駆動している内燃機関やVベルトに悪影響を
及ぼしてしまう。
【0037】このため、制御装置は、その悪影響を発生
させないため、スクロール型冷媒圧縮機1が回転不能と
なった時に、エアコンスイッチ(図示せず)がオンされ
ていても電磁クラッチ2の電磁コイル3への通電を停止
してスクロール型冷媒圧縮機1と内燃機関やVベルトを
遮断するようにしている。
【0038】〔第1実施例の効果〕以上のように、スク
ロール型冷媒圧縮機1は、鉄等の磁性材料により形成さ
れている円柱形ピン51を利用してスクロール型冷媒圧
縮機1の回転状態を検出するようにしているので、駆動
軸19の端面に凹状成形加工を施すことなくスクロール
型冷媒圧縮機1の回転不能状態を検出することができ
る。このため、スクロール型冷媒圧縮機1の製品コスト
を低下させることができる。
【0039】〔第2実施例〕図4はこの発明の第2実施
例を示したもので、スクロール型冷媒圧縮機を示した図
である。この実施例の自転阻止機構23は、円環板状の
リテーナ61に支持される複数の円柱形ピン62を有し
ている。
【0040】そして、円柱形ピン62の各々の両端部
は、ハウジング20のサイドプレート63の径方向壁面
および可動スクロール22の背面に対向して配された固
定レース64および可動レース65にそれぞれ形成され
た円形状のガイド穴66、67に係合している。また、
リテーナ61の同一円周上に形成された複数の円形穴6
8内には、固定レース64および可動レース65に当接
するボール69が嵌め込まれている。
【0041】なお、この実施例においても、リヤハウジ
ング32の軸方向壁70に円柱形ピン62に対向して配
置された電磁センサ54によって、電磁クラッチ2の漏
れ磁束(図1の破線参照)により励磁される円柱形ピン
62への磁束の漏れの変化を検出している。
【0042】〔第3実施例〕図5はこの発明の第3実施
例を示したもので、スクロール型冷媒圧縮機の主要部を
示した図である。この実施例では、フロントハウジング
31の径方向壁に電磁センサ54を取り付けて、円柱形
ピン51の偏心運動に伴う磁束変化を検出するようにし
ている。
【0043】〔変形例〕これらの実施例では、本発明を
自動車用空気調和装置の冷凍サイクルを構成するスクロ
ール型冷媒圧縮機1に適用したが、本発明を家庭用、工
場用等の空気調和装置の冷凍サイクルを構成するスクロ
ール型冷媒圧縮機に適用しても良く、また冷媒以外の気
体を圧縮するスクロール型冷媒圧縮機に適用しても良
い。
【0044】これらの実施例では、円柱形ピン51、6
2に鉄等の磁性材料を用いたが、円柱形ピン51、62
に鉄以外の磁性材料や永久磁石を用いても良い。また、
第1実施例で用いた電磁クラッチ2を他の構造の電磁ク
ラッチに代えても良い。
【0045】
【発明の効果】この発明は、可動スクロールの自転を阻
止するための円柱形ピンを磁性材料により形成すること
によって、余分な加工を施すことなくスクロール型圧縮
機の異常状態、とくにスクロール型圧縮機の回転不能状
態を検出することができるので、スクロール型圧縮機の
製品コストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に用いたスクロール型圧
縮機を示した断面図である。
【図2】図1のスクロール型圧縮機の主要部を示した断
面図である。
【図3】図1のスクロール型圧縮機の主要部を示した断
面図である。
【図4】この発明の第2実施例に用いたスクロール型圧
縮機を示した断面図である。
【図5】この発明の第3実施例に用いたスクロール型圧
縮機の主要部を示した断面図である。
【符号の説明】
1 スクロール型冷媒圧縮機(スクロール型圧縮機) 2 電磁クラッチ 19 駆動軸 20 ハウジング 22 可動スクロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内において公転運動可能に支持
    された可動スクロールと、この可動スクロールの公転運
    動に伴って偏心運動を行う磁性材料製の被検出物と、こ
    の被検出物の偏心運動に伴って変化する磁束変化を検出
    する検出手段とを備え、 前記被検出物は、前記可動スクロールの壁面および前記
    ハウジングの壁面にそれぞれ係合する自転阻止用の円柱
    形ピンであることを特徴とするスクロール型圧縮機。
JP24340693A 1993-09-30 1993-09-30 スクロール型圧縮機 Pending JPH0797998A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198273A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社デンソー ロック検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198273A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社デンソー ロック検出装置

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