JPH0797728B2 - 広い帯域幅にわたって位相が適合するホーンアンテナアレイ - Google Patents

広い帯域幅にわたって位相が適合するホーンアンテナアレイ

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JPH0797728B2
JPH0797728B2 JP62502617A JP50261787A JPH0797728B2 JP H0797728 B2 JPH0797728 B2 JP H0797728B2 JP 62502617 A JP62502617 A JP 62502617A JP 50261787 A JP50261787 A JP 50261787A JP H0797728 B2 JPH0797728 B2 JP H0797728B2
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horn
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horn antenna
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リンハード,ウイルブー,ジエイ
パテン,ロバート・ジエイ
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ヒユーズ・エアクラフト・カンパニー
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/02Waveguide horns
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/08Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart the units being spaced along or adjacent to a rectilinear path

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  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はホーンアンテナアレイに関し、さらに特定すれ
ば、本発明は広い帯域幅にわたって周波数非拡散作動す
るホーンおよびこれを製造する方法に関する。
従来のホーンアンテナフイードネットワークにおいて、
開口の寸法の相違する各ホーンアンテナの間の位相のば
らつきは所定の許容範囲内に制限しなければならないの
で、その作動範囲は比較的狭い帯域幅に制限される。た
とえば米国特許出願、表題“Combined Uplink and Down
link Satellite Antenna Feed Network"本願出願人と同
じ出願人、に開示されている最近の発明では、衛星の予
め分離されたアップリンクおよびダウンリンクのフイー
ドネットワークがひとつの結合ネットワークとして結合
される。このような結合ネットワークでは、ホーンアレ
イを作動させなければならない帯域幅は大きく、開口寸
法の異なる各ホーンアンテナの間の位相のばらつきは許
容できなくなる。この位相拡散の結果、アレーのカバー
パターンの周波数が変化する。
また、このような開口寸法の相違する複数のホーンアン
テナからなるホーンアンテナアレイにおいては、周波数
が変化すると、各ホーンアンテナにおける位相のすれ量
も変化する。したがつて、このようなホーンアンテナア
レイにおいては、できるだけ広い周波数帯域において、
周波数が変化した場合の各ホーンアンテナの位相のずれ
が基準値または基準となるホーンアンテナの位相のずれ
と略対応するように変化するような特性を得るようにす
ることが好ましく、本明細書ではこのような特性および
作動を位相トラックと称する。
発明の概要 本発明は、広い周波数帯域にわたって位相トラックする
開口寸法が等しくないホーンアンテナのアレイに関する
ものである。このアレイには、アレイを構成するホーン
のうち最も小さい開口の第1すなわち基準ホーンアンテ
ナを備えている。この基準ホーンは、基準全長を有し、
また周波数帯域内の特定の波長におけるRF信号に対する
予め設定された位相遅れを有している。このアレイの他
のホーンは、この基準ホーンより大きな開口寸法を有
し、またホーン開口に達するウエーブガイド部およびフ
レア部を備えている。この各ホーンのウエーブガイド部
およびフレア部の合計寸法は、基準ホーンの基準全長に
等しくなっている。これらウエーブガイド部およびフレ
ア部はそれぞれ所定の位相スロープすなわち周波数変化
に対する位相変化の変化率を有し、またこれらそれぞれ
の長さは、各ホーンの全体の位相遅れが基準ホーンの位
相遅れに略等しくなるように設定されている。これらの
ホーンの位相遅れは広い周波数帯域にわたって上記基準
ホーンの位相遅れの変化に対して変化、すなわち位相ト
ラックし、よって周波数変化によるアレイからの放射パ
ターンの低下を防止する。
図面の簡単な説明 本発明の上記および別の特徴は、以下の図面を参照した
実施例の説明によって明らかとなるであろう。
第1図は、典型的なホーンアンテナの平面図である。
第2図は、開口寸法の相違する2個のホーンにおいて、
選択された高い周波数および低い周波数におけるホーン
の長さに対する位相遅れの特性を示す線図である。
第3図は、開口寸法の相違する2個のホーンにおけるホ
ーンの長さと位相遅れの関係を示す線図である。
第4A図は、全長12インチ、開口2インチの基準ホーンア
ンテナの概略図である。
第4Bおよび4C図は、それぞれ12インチの長さと4インチ
の開口を有するホーンアンテナの概略図を示し、破線は
それぞれ対象とする周波数帯域内の2個の異なる周波数
における最適化されたホーンアンテナを示す。
実施例の詳細な説明 このホーンアンテナは従来からアンテナアレイの要素と
して公知のものである。この典型的なホーンアンテナ10
の概略的な平面を第1図に示し、以降の説明のために、
この典型的なホーンアンテナの各部の寸法の関係を説明
する。このアンテナは全長がLhであり、これはフレア部
の長さLfおよびウエーブガイド部の長さLwの合計に等し
い。また、このホーンの開口Aは、このホーンのH面で
計った値である。また、このホーンのスロート部の寸法
はLtである。また、ホーンの軸方向長さLaは、開口から
フレア部の壁の延長線の交点までの長さである。
本発明は、各ホーンが異なる開口寸法を有し、また広い
周波数帯域にわたって位相トラックするホーンアンテナ
のアレイに関するものである。本発明では、これらホー
ンアンテナおよびウエーブガイドに好ましい位相スロー
プ特性を与えるものである。
矩形の開口のホーンでは、その位相遅れ(その電気的な
長さ)は、H面の寸法A、ホーンの長さ、ホーンのスロ
ート部の寸法等によって決定される。また、位相スロー
プ特性は、このホーンの単位長さ当りの位相遅れの値で
ある。この位相スロープは任意の開口およびスロートに
ついてホーンの長さに関係なく一定であり、その特性は
本発明によって達成される。
第2図は、対象とする周波数帯域の2つの周波数境界
(11.2および14.5Ghz)における2つの異なるホーンア
ンテナの位相スロープ特性を示し、一方のホーンアンテ
ナの開口は他方より大きく、またこれらのアンテナの全
長、帯域幅、および中央周波数は互いに等しい。説明を
容易とするため、開口の小さい方のホーンを基準ホーン
とする。この第2図中の線20は、周波数11.7Ghzにおけ
る基準ホーンの位相スロープを示す。また、線25は、周
波数14.5Ghzにおける同じ基準ホーンの位相スロープを
示す。
また、線30および35は、11.7Ghzおよび14.5Ghzの上限お
よび下限周波数における第2のホーンの位相スロープを
示す。この第2のホーンの開口は上記の基準ホーンより
大きく、この開口の寸法によって与えられる周波数に対
する位相遅れの特性は、前記のフレア部およびウエーブ
ガイド部の長さと同等の特性であり、よってこの第2の
ホーンのは第1のホーンより長い電気的な長さを有し、
この第2のホーンの位相遅れは基準ホーンの位相遅れよ
り大きい。
この実施例の説明のため、第2図で説明する基準ホーン
のウエーブガイド部の長さLwは零であると仮定する。
また、断面形状が基準および第2のホーンのスロート部
に対応した標準的なウエーブガイドの上限および下限の
周波数における位相スロープ特性を参考のため第2図に
線40および45で示す。本発明を図示するため、この基準
ホーンと等しい長さのウエーブガイド部の位相遅れは基
準ホーンと同じに示しており、すなわちこれら位相遅れ
は上限および下限周波数における基準ホーンの位相遅れ
と等しい。
下限周波数のおける基準ホーンの位相変化に関連するウ
エーブガイドの位相スロープを示す線40は、第2図のA
点において第2のホーンの下限の周波数の位相スロープ
30と交差する。また、上限周波数のおける基準ホーンの
位相変化に関連するウエーブガイドの位相スロープを示
す線45は、第2図のB点において第2のホーンの上限の
周波数の位相スロープ35と交差する。そして、これら点
AおよびBは、ウエーブガイドまたはホーンのある長さ
“X"の値において互いに略等しくなる。この値Xは、第
2のホーンのフレア部の好ましい長さLfであり、これに
対応してウエーブガイド部の長さLw=Lh-Lfであり、この
第2のホーンは基準ホーンに位相トラックする。よっ
て、この第2図から、最適化されたホーンの必要とする
全体の位相スロープと最適化されていないホーンのフレ
ア部およびウエーブガイド部の位相スロープの変数によ
って与えられる上記の長さLhおよびLwが決定される。こ
の決定は線35と45および線30と40との交点から求められ
る。
上記のように設定されたフレア部およびウエーブガイド
部の長さを有する第2のホーンは、上記の値Xを一定の
定数に等しくなるように維持したまま、周波数変化に対
応してウエーブガイド部の位相スロープが変化する。周
波数が大きくなると、任意のフレア部の理論的な電気的
長さが減少し、一方任意のウエーブガイド部の理論的な
電気的長さが増大し、これによって周波数の変化に対す
るこれら2つの部分の電気的な長さの変化を相殺して調
整することができる。これらウエーブガイド部およびフ
レア部の長さを適切に設定すれば、これらの部分が相互
に補償し、ホーンの電気的な長さを広い周波数帯域にわ
たって略一定にできる。よって、開口寸法が相違し、か
つ最大長さが制限されている複数のホーンにおいても、
ウエーブガイド部の長さを変えることによってフレア部
の長さを変え、より小さい開口のホーンの長さに対して
そのホーンのフレア部の長さを小さくし、これによって
広い周波数帯域にわたって位相のマッチングをなすこと
ができる。
また、第3図に示す特別な例を参照して本発明をさらに
説明する。この例では、基準ホーンアンテナは11.7Ghz
から14.5Ghzの周波数帯域の中央周波数において位相遅
れが700°であり、またその全長が12インチ、開口が2
インチである。また、最適化されていない第2のホーン
アンテナが同じ周波数において位相遅れが800°であ
り、また全長が同じで開口が4インチである。そして、
この最適化されていない第2のホーンアンテナを最適に
するには、この第2のホーンアンテナの全長および開口
を変化させずに、その電気的な長さを広い周波数帯域に
わたって基準ホーンに等しくすればよい。
この基準ホーンの位相スロープを座標(X1,Y1)の点およ
び座標(X3,Y3)の点の間の線50で示す。また、開口の大
きな方のホーンの位相スロープを座標(X1,Y1)の点およ
び座標(X2,Y2)の点の間の線55で示す。上記X1,Y1が零
の場合、このスロープm1はY2/X2に等しい。また、標準
のウエーブガイド部の位相スロープm2は、座標(X4,Y4)
およぴ(X3,Y3)を結ぶ破線60で示される。このスロープ
m2は、(Y4-Y3).(X4,X3)と等しい。この位相スロープ
は、360°/λに等しく、ここでλはウエーブガイ
ドの波長を示す。
第3図に示すスロープm1およびm2の線55および60の式の
解は、x−Lfであり、これは上記4インチの開口のホー
ンを最適化するためのフレア部の長さである。スロープ
m1をの線55のxに対するyの式は次の式(1)である。
y−(m1)x (1) また、スロープm2の線60のxに対するyの式は次の式
(2)である。
y−Y4+x(m2) (2) また、Y4=Y3−(m2)X3であるので、交点x−Lfにおけ
る上記式(1)および(2)の解は次の式で与えられ
る。
Lf=Y3−(M2)X3/m1−m2 また、このホーンの全長は基準ホーンの全長に等しくさ
れているので、位相を調整するためのウエーブガイド部
の長さは、ホーンの全長Lhからフレア部の長さLfを減じ
ることによって簡単に得られる。
上記のような計算は、デジタルコンピュータによって演
算し、自動的に設計することができる。この場合のベー
シックプログラム言語の例を表1に示す。
表1 10 DIM J(30) 20 DIM X(30) 30 INPUT“NO OF LARGE HORNS",N 40 INPUT“APERTURE H PLANE SMALL HORN",A1 50 PRINT“APERTURE H PLANE SMALL HORN",A1 60 INPUT“THROAT DIMENSION",A2 70 PRINT“THROAT DIMENSION",A2 80 INPUT“HORN LENGTH",D 90 PRINT“HORN LENGTH",D 100 INPUT“FREQUENCY GHZ",F 110 PRINT“FREQUENCY GHZ",F 120 RAD 130 Y=11.80285/F 140 B=(SQR((A1/2))−((Y/4)2)))−
((Y/4)* (ACS(ABS(Y/(2*A1))))) 150 C=(SQR((A1/2)2)−((Y/4)2)))−
((Y/4)* (ACS(ABS(Y/(2*A2))))) 160 E=B−C 170 A5=(A1−A2)/2 180 W=A5/D 190 T=(E*2*PI)/(W*Y) 200 S=(180*1)/PI) 210 S=DROUND(S,6) 210 PRINT“PHASE DEGREES SMALL HORN",S 220 PRINT“HORN NO",“APERTURE",“HORN FLARE",“H
ORN PHASE" “CORRECTED PHASS." 230 FOR I=1 TO N 240 INPUT“APERTURE LARGE HORN",K(I) 250 H(I)=(SQR((((K(I)/2)2)−((Y
/4)2)))−((Y/4)* (ACS(ABS(Y/2*K(I)))))) 260 G(I)=(SQR((A2/2)2−((Y/4)2)))
−((Y/4) (AGS(ABS(Y/(2* A2))))) 270 L(I)=H(I)−G(I) 280 O(I)=(K(I)−A2)/2 290 P(I)=O(I)/D 300 Q(I)=(L(I)*2*PI)/(P(I)*Y) 310 J(I)=180*Q(I)/PI 320 U=Y/(SQR(1−((Y/2*A2))2))) 330 M2=360/U 340 M(I)=J(I)/D 350 X(I)=(M2*D−S)/(M2−M(I)) 360 H1(I)=(SQR(((K(I)/2)2)−((Y/
4)2)))− ((Y/4)*(ACS(ABS(Y/(2*K(I))))))) 370 G1(I)=(SQR(((A2/2)2)−((Y/
4)2)))− ((Y/4)*(ACS(ABS(Y/(2*A2))))) 380 L1(I)=H1(I)−G1(I) 390 O1(I)=(K(I)−A2)/2 400 P1(I)=01(I)/X(I) 410 Q1(I)=(L1(I)*2PI)/(P1(I)*Y) 420 J1(I)=180*Q1(I)/P1 430 D1(I)=D−X(I) 440 B1(I)=(360/U)*D1(I) 450 C1(I)=B2(I)+J1(I) 451 X(I)=DROUND(X(I),5) 452 J(I)=DROUND(J(I),6) 453 C1(I)=DROUND(C1(I),6) 460 PRINT I,K(I),X(I),IAB(42),J(I),TAB
(64),C1(I) 470 NEXT I 480 END 第3図に示した場合の例をさらに第4A,4B,4C図に示し、
これら各図において基準ホーン(ウエーブガイド部を有
していない)と、下限の周波数(11.7Ghz)における本
発明によって最適化されたより大きな開口のホーンと、
上限の周波数(14.5Ghz)における本発明によって最適
化されたより大きな開口のホーンとの概略的な平面図を
示す。
この基準ホーンは2インチの開口を有し、その計算され
た電気的な長さは、上限および下限の周波数における38
94.6°および5002.9°の位相変化に等しい。また、4イ
ンチの開口の(最適化されていない)ホーンの位相変化
は計算上117Ghzにおいて4090.95°および14.5Ghzにおい
て5155.83°である。したがって、(最適化されていな
い)2個のホーンの間の位相拡散は下限周波数において
198.25°および上限周波数において156.28°である。
そして、前記表Iに示したコンピュータプログラムを使
用して11.7Ghzおよび14.5Ghzにおいて最適化の計算をお
こなった。その結果、下限の周波数(11.7Ghz)におけ
るフレア部の長さおよびウエーブガイド部の長さはそれ
ぞれ9.444インチおよび2.556インチであった。この結果
を第4B図に示し、ここで最適化されていないホーンを実
戦で示し、また最適化されたホーンを破線で示す。11.7
Ghzにおいて、最適化されたホーンのフレア部の位相遅
れは計算上3219.58°であり、またウエーブガイド部の
全体の位相遅れは675.11°である。したがって、この最
適化されたホーンの11.7Ghzにおける全体の位相遅れは3
894.69°であり、これは基準ホーンの計算上の位相遅れ
と正確に等しい。また、14.5Ghzにおいては、この最適
化されたホーンのフレア部の位相遅れは計算上で4057.6
4°であり、またウエーブガイド部の位相遅れは949.50
°である。よって、14.5Ghzにおけるこの最適化された
ホーン全体の位相遅れは5007.14°であり、これは計算
された基準ホーンの同じ周波数における位相遅れと5.05
°相違する。
また、表Iに示したコンピュータプログラムを使用し
て、14.5Ghzにおける最適化されたホーンの設計をおこ
なった。この結果は上記とわずかに異なる結果で、寸法
LおよびLがそれぞれ9.357インチおよび2.643インチで
あった。この結果を第4C図に示し、図中最適化されてい
ないホーンを実線で、最適化されたホーンを破線でそれ
ぞれ示す。そして、14.5Ghzにおいて、この最適化され
たホーンのフレア部の位相遅れは計算上で4020.26°で
あり、またウエーブガイド部の位相遅れは981.82°であ
った。よって、この最適化されたホーン全体の位相遅れ
は、14.5Ghzにおいて5002.09°であり、これはこの周波
数における基準ホーンの計算上の位相遅れに正確に等し
い。また、11.7Ghzにおいては、この最適化されたホー
ンのフレア部の計算上の位相遅れは3189.92°であり、
またウエーブガイド部の位相遅れは698.02°である。よ
って、第4C図に示すこの最適化されたホーン全体の11.7
Ghzにおける位相遅れは3887.94°である。これは、基準
ホーンの計算上の位相遅れと6.75°だけ相違する。
このホーンの最適化による相互の位相の調整は、さらに
最適化する2このホーンのフレア部とウエーブガイド部
の位相遅れを上限周波数および下限周波数において調整
されることにより達成される。上記2.643インチのウエ
ーブガイド部の計算上の位相遅れは14.5Ghzにおいて98
1.82°であり、また2.556インチのウエーブガイド部の
同じ周波数における位相遅れは949.50°であり、これら
の差は32.32°である。また、9.357インチのフレア部の
14.5Ghzにおける位相遅れは4020.26°であり、また9.44
4インチのフレア部の同じ周波数における位相遅れは405
7.64°であり、これらの間の差は−37.38°である。こ
れら2つの差の合計(32.32°−37.38°)によって生じ
る最適化された2個のホーンの間の位相拡散は、14.5Gh
zにおいてわずか−5.06°である。よって、異なる周波
数におけるこれら最適化された2個のホーンの14.5Ghz
における電気的な長さは実質的に等しいことになる。
同様な調整によって、下限周波数(11.7°)における位
相拡散は−6.75°である。
このように、周波数帯域の上限および下限において最適
化の計算をおこなった結果によると、下限周波数におい
て最適化をおこなった場合の方がわずかに位相トラッキ
ング特性が向上する。実際には、これらホーンの最適化
は、下限周波数および帯域の中央の周波数においておこ
なう。
なお、当業者においては周知であるが、このアンテナパ
ターンの劣化を防止するためにはホーンのフレア角度を
開口の位相誤差を最少にするように設定する必要があ
る。位相誤差は、ホーンの開口をA、軸方向の長さをLa
とすると次の式(4)で与えられる。
Δφ=(2π/λ)(((A/2)2+La 21/2−La
(4) レイリーの法則によれば、この位相誤差の最大値は90°
を越えることはない。この条件は、本発明によっておこ
なう位相の調整量に制限を与える。
以上、広い周波数帯域にわたって位相トラックする開口
が等しくないホーンアンテナのアレイについて説明し
た。以上説明した実施例は本発明の原理を説明するため
のものである。したがって、当業者であれば、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−115792(JP,A) 実開 昭58−120980(JP,U) 電子通信学会編「アンテナ工学ハンドブ ック」昭59−7−10 P.154−155

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広い周波数帯域にわたって位相トラックす
    る開口寸法の等しくない複数のホーンアンテナのアレイ
    であって: 上記の複数のホーンアンテナのうち最小の開口を有し、
    第1の全長Lh1を有する第1のホーンアンテナを備え、
    この第1のホーンアンテナは上記の周波数帯域内の所定
    の周波数におけるRF信号に対して第1の位相遅れYを有
    し; また、上記の第1のホーンアンテナ以外のこのアレイを
    構成する他の各ホーンアンテナは上記の第1のホーンア
    ンテナより大きな開口を有し、またウエーブガイド部お
    よびフレア部を有し、このフレア部の長さLfとウエーブ
    ガイド部の長さLwの合計は上記の第1の全長Lh1と略等
    しく、上記の所定の周波数においてこれらのホーンアン
    テナのフレア部およびウエーブガイド部における位相遅
    れの総和が上記の第1の位相遅れに対応していることを
    特徴とするホーンアンテナアレイ。
  2. 【請求項2】前記のホーンアンテナは矩形断面の開口を
    備えていることを特徴とする前記請求の範囲第1項記載
    のホーンアンテナアレイ。
  3. 【請求項3】前記の他のホーンアンテナのウエードガイ
    ド部はこのウエーブガイド部の単位長さm2当たりの所定
    の位相スロープが与えられる特性を有し、また前記のフ
    レア部はこのフレア部の単位長さm1当たりの所定の位相
    スロープが与えられる特性を有し、これら各他のホーン
    アンテナの上記フレア部の長さは、 (Y−(m2)X)/(m1−m2)に略等しく、またこれら
    各他のホーンアンテナのウエーブガイド部の長さは(X-L
    f)に略等しいことを特徴とする前記請求の範囲第2項記
    載のホーンアンテナアレイ。
  4. 【請求項4】前記の所定の周波数は、前記の周波数帯域
    の中央の周波数であることを特徴とする前記請求の範囲
    第1項記載のホーンアンテナアレイ。
  5. 【請求項5】前記の所定の周波数は、前記の周波数帯域
    の下限の周波数であることを特徴とする前記請求の範囲
    第1項記載のホーンアンテナアレイ。
JP62502617A 1986-05-19 1987-03-30 広い帯域幅にわたって位相が適合するホーンアンテナアレイ Expired - Lifetime JPH0797728B2 (ja)

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US864,370 1986-05-19
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JPS63503428A JPS63503428A (ja) 1988-12-08
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JP62502617A Expired - Lifetime JPH0797728B2 (ja) 1986-05-19 1987-03-30 広い帯域幅にわたって位相が適合するホーンアンテナアレイ

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