JPH0797374A - アジン誘導体 - Google Patents

アジン誘導体

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JPH0797374A
JPH0797374A JP6189076A JP18907694A JPH0797374A JP H0797374 A JPH0797374 A JP H0797374A JP 6189076 A JP6189076 A JP 6189076A JP 18907694 A JP18907694 A JP 18907694A JP H0797374 A JPH0797374 A JP H0797374A
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JP
Japan
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alkyl
substituted
phenyl
optionally
mono
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Pending
Application number
JP6189076A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Ito
美明 伊藤
Tatsuya Ishida
達也 石田
Yasuo Kikuchi
靖夫 菊池
Junji Suzuki
純二 鈴木
Chiharu Morikawa
千晴 森川
Yokichi Tsukidate
洋吉 月舘
Kichizo Kudoh
紀千蔵 工藤
Graham Holmwood
グラハム・ホームウツド
Udo Kraatz
ウド・クラーツ
Ulrike Wachendorff-Neumann
ウルリケ・バヘンドルフ−ノイマン
Christoph Erdelen
クリストフ・エルデレン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Yashima Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Bayer AG
Yashima Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
Priority claimed from DE19934341065 external-priority patent/DE4341065A1/de
Application filed by Bayer AG, Yashima Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Bayer AG
Priority to JP6189076A priority Critical patent/JPH0797374A/ja
Publication of JPH0797374A publication Critical patent/JPH0797374A/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(I)のアジン誘導体を有効成分として含
有する動物用有害生物防除剤及び当該化合物それ自体。 [式中、Aは置換されたフェニルを表すか、或いは各場
合とも場合により置換されていてもよいナフチル、ピリ
ジル、チエニルまたはピラゾリルを表し、Bはフェニ
ル、ビフェニル、ベンジル等を表し、D,G及びJは水
素またはアルキルを表し、Eは水素、アルキル、フェニ
ル等を表し、あるいはB−D,D−G,E−Gでアルカ
ンジイル(その中の1乃至2個のCHはOまたはSで
置換されていてもよい)を表し、WおよびYは異なって
おりそしてN、OまたはSを表し、ここで環は常にN原
子を含有する]。 【効果】 該アジン誘導体は構造類似の既知化合物と比
べて動物性有害生物に対するかなり良好な活性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、動物性有害生物(animal pest
s)を防除するための一部は既知であるアジン誘導体の
使用に関するものである。
【0002】例えば3,6−ビス−(2−クロロフェニ
ル)−1,2,4,5−テトラジンの如きある種のアジン類
が殺ダニ剤性質を有することはすでに知られている(例
えばヨーロッパ特許出願公開第0005912号参
照)。しかしながら、これらのこれまでに既知の化合物
の活性は、特に低量が使用される時および低濃度におい
ては、全ての使用分野において完全に満足のいくもので
はない。
【0003】一部は既知である、式(I)
【0004】
【化11】
【0005】[式中、Aは置換されたフェニルを表す
か、或いは各場合とも場合により置換されていてもよい
ナフチル、ピリジル、チエニルまたはピラゾリルを表
し、Bは水素、アルキルまたは各場合とも場合により置
換されていてもよいフェニル、フェニルアルキル、フェ
ニルアルケニル、フェノキシアルキル、フェニルチオア
ルキル、フェニルスルフィニルアルキルもしくはフェニ
ルスルホニルアルキルを表し、Dは水素またはアルキル
を表し、Eは水素、アルキルまたは各場合とも場合によ
り置換されていてもよいフェニル、フェニルアルキル、
フェノキシアルキル、フェニルチオアルキル、フェニル
スルフィニルアルキルもしくはフェニルスルホニルアル
キルを表し、Gは水素またはアルキルを表し、Jは水素
またはアルキルを表し、Kは水素、アルキルまたは場合
により置換されていてもよいフェニルを表すか、或いは
BおよびDは一緒になって場合により置換されていても
よいアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のC
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換され
ていてもよく、或いはDおよびGは一緒になって場合に
より置換されていてもよいアルカンジイルを表し、ここ
で1個または2個のCH2基は場合によりOおよび/ま
たはSにより置換されていてもよく、或いはEおよびG
は一緒になって場合により置換されていてもよいアルカ
ンジイルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場
合によりOおよび/またはSにより置換されていてもよ
く、そしてWおよびYは異なっておりそしてN、Oまた
はSを表し、ここで環は常にN原子を含有する]のアジ
ン誘導体が動物性有害生物、特に節足動物および線虫、
を防除するために特に適していることが今回見いだされ
た。
【0006】置換基の性質により、式(I)の化合物は
幾何学的および/もしくは光学的異性体または種々の組
成の異性体混合物の形であってもよい。本発明は純粋な
異性体および異性体混合物の両者に関するものである。
【0007】式(I)において、断続線は窒素結合と置
換基Aを有する隣接炭素原子との間の二重結合を表す。
【0008】驚くべきことに、本発明に従い使用される
式(I)のアジン類は構造がほぼ同様な既知化合物と比
べて動物性有害生物に対するかなり良好な活性を示す。
【0009】式(I)は本発明に従い使用できる化合物
の一般的定義を与えるものである。
【0010】Aは好適には(優先的には)同一もしくは
相異なる方法でハロゲン、C1−C6-アルキル、C1−C
6-アルコキシ、C1−C6-アルキルチオ、C1−C6-ハロ
ゲノアルキル、C1−C6-ハロゲノアルコキシ、C1−C
6-ハロゲノアルキルチオ、ニトロまたはシアノによりモ
ノ置換ないしペンタ置換されたフェニルを表すか、或い
は各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしトリ置換されていてもよいナフチルを表
し、ここで置換基として挙げられるものはハロゲン、C
1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシまたはC1−C6
-ハロゲノアルコキシであるか、或いは各場合とも場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ
置換されていてもよいピリジルを表し、ここで置換基と
して挙げられるものはハロゲン、C1−C6-アルキル、
1−C6-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノアルキル、C
1−C6-ハロゲノアルコキシまたはシアノであるか、或
いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法で
モノ置換ないしトリ置換されていてもよいチエニルを表
し、ここで置換基として挙げられるものはハロゲンまた
はC1−C6-アルキルであるか、或いは各場合とも場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ
置換されていてもよいピラゾリルを表し、ここで置換基
として挙げられるものはハロゲンまたはC1−C3-アル
キルであり、Bは好適には水素を表すか、或いはC1
6-アルキルを表すか、或いは各場合とも場合により同
一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしペンタ置換さ
れていてもよいフェニル、ベンジル、フェネチ−1−イ
ル、フェネチ−2−イル、フェノキシメチル、フェニル
チオメチル、フェニルスルフィニルメチル、フェニルス
ルホニルメチル、フェニルチオエチ−1−イル、フェニ
ルスルフィニルエチ−1−イル、フェニルスルホニルエ
チ−1−イル、フェノキシエチ−1−イル、フェノキシ
エチ−2−イルまたはスチリルを表し、ここでフェニル
置換基として各場合に挙げられるものはハロゲン、C1
−C18-アルキル、C1−C8-アルコキシ−C1−C8-ア
ルキル、C1−C8-ハロゲノアルコキシ、C1−C4-ハロ
ゲノアルキル、場合によりさらに1〜3個の酸素原子に
より中断されていてもよいC1−C18-アルコキシ、C1
−C18-アルキルチオ、C1−C8-ハロゲノアルキルチ
オ、トリ−C1−C8-アルキルシリル、フェニル−ジ−
1−C8-アルキルシリル、3,4−ジフルオロメチレン
ジオキソ、3,4−テトラフルオロエチレンジオキソ、
縮合されたベンゾ基、縮合されたC3−C4-アルカンジ
イル基、場合によりC1−C4-アルキル、C3−C6-シク
ロアルキルおよび/もしくはハロゲンにより置換されて
いてもよいベンジルイミノオキシメチル、各場合とも場
合によりC1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシ、シ
クロヘキシルもしくはフェニルにより置換されていても
よいシクロヘキシルもしくはシクロヘキシルオキシ、場
合により同一もしくは相異なる方法でハロゲン、C1
4-アルキルもしくはC1−C4-ハロゲノアルキルによ
りモノ置換もしくはジ置換されていてもよいピリジルオ
キシ、各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でC1−C12-アルキル、ハロゲン、C1−C4-ハロゲノ
アルキル、C1−C12-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノ
アルコキシ、C1−C6-アルコキシ−C1−C6-アルキ
ル、C1−C6-アルコキシ−エチレンオキシ、C1−C6-
アルキルチオおよび/もしくはC1−C6-ハロゲノアル
キルチオによりモノ置換ないしペンタ置換されていても
よいフェニル、フェニル−C1−C6-アルキル、フェノ
キシ、フェニルチオ、フェニル−C1−C6-アルコキシ
またはベンジルチオであり、Dは好適には水素またはメ
チルを表し、Eは好適には水素、メチルまたは各場合と
も場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ない
しテトラ置換されていてもよいフェニル、フェニル−C
1−C6-アルキル、フェノキシ−C1−C6-アルキル、フ
ェニルチオ−C1−C6-アルキル、フェニルスルフィニ
ル−C1−C6-アルキルもしくはフェニルスルホニル−
1−C6-アルキルを表し、ここで可能な置換基は置換
基Bの定義中で以上で挙げられているフェニル置換基で
あり、Gは好適には水素またはメチルを表し、Jは好適
には水素またはメチルを表し、Kは好適には水素もしく
はメチルを表すか、または場合により同一もしくは相異
なる方法でBの定義に関連してフェニル用に挙げられて
いる置換基によりモノ置換ないしテトラ置換されていて
もよいフェニルを表すか、或いはBおよびDが一緒にな
って好適には場合により同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−員
のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のCH
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換されて
いてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキ
ル、および各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
ニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合
とも可能な置換基は置換基Bの好適な定義に関連してフ
ェニル用に挙げられている置換基であり、或いはDおよ
びGが一緒になって好適には場合により同一もしくは相
異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよ
い2−〜6−員のアルカンジイルを表し、ここで1個ま
たは2個のCH2基は場合によりOおよび/またはSに
より置換されていてもよく、ここで可能な置換基はC1
−C4-アルキル、および各場合とも場合により同一もし
くは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されてい
てもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、
ここで各場合とも可能な置換基は置換基Bの好適な定義
に関連してフェニル用に挙げられている置換基であり、
或いはEおよびGが一緒になって好適には場合により同
一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換さ
れていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、
ここで1個または2個のCH2基は場合によりOおよび
/またはSにより置換されていてもよく、ここで可能な
置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合に
より同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ
置換されていてもよいフェニルもしくは縮合されたベン
ゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B
の好適な定義に関連してフェニル用に挙げられている置
換基であり、そしてWおよびYは異なっておりそして好
適にはN、OまたはSを表し、ここで環は常にN原子を
含有する。
【0011】Aは特に好適には同一もしくは相異なる方
法でF、Cl、Br、C1−C3-アルキル、C1−C3-ア
ルコキシ、C1−C3-アルキルチオ、同一もしくは相異
なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ない
しペンタ置換されたC1−C2-アルキル、同一もしくは
相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換
ないしペンタ置換されたC1−C4-アルコキシ、SC
3、SCHF2、ニトロまたはシアノによりモノ置換な
いしペンタ置換されたフェニルを表すか、或いは各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換な
いしトリ置換されていてもよいナフチルを表し、ここで
置換基として挙げられるものはF、Cl、C1−C6-ア
ルキル、C1−C6-アルコキシまたは同一もしくは相異
なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ない
しトリ置換されたC1−C6-アルコキシであるか、或い
は各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしジ置換されていてもよいピリジルを表し、
ここで置換基として挙げられるものはF、Cl、C1
3-アルキル、C1−C3-アルコキシ、CF3、OCF3
またはシアノであるか、或いは各場合とも場合により同
一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしジ置換されて
いてもよいチエニルを表し、ここで置換基として挙げら
れるものはCl、Br、CH3またはC25であるか、
或いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいピラゾリル
を表し、ここで置換基として挙げられるものはF、C
l、BrまたはC1−C3-アルキルであり、Bは特に好
適には水素を表すか、或いはC1−C4-アルキルを表す
か、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェ
ニル、ベンジル、フェネチ−1−イル、フェネチ−2−
イル、フェノキシメチル、フェニルチオメチル、フェニ
ルスルフィニルメチル、フェニルスルホニルメチル、フ
ェニルチオエチ−1−イル、フェニルスルフィニルエチ
−1−イル、フェニルスルホニルエチ−1−イル、フェ
ノキシエチ−1−イル、フェノキシエチ−2−イルまた
はスチリルを表し、ここでフェニル置換基として各場合
に挙げられるものはF、Cl、Br、C1−C18-アルキ
ル、C1−C6-アルコキシ−C1−C8-アルキル、同一も
しくは相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモ
ノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-アルコキシ、
同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしペンタ置換されたC1−C2-アルキ
ル、C1−C18-アルコキシおよび−(OC24)1-3−O
−C1−C6-アルキル、C1−C15-アルキルチオ、同一
もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはClにより
モノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-アルキルチ
オ、トリ−C1−C6-アルキルシリル、フェニル−ジ−
1−C6-アルキルシリル、3,4−ジフルオロメチレン
ジオキソ、3,4−テトラフルオロエチレンジオキソ、
縮合されたベンゾ基、縮合されたC4-アルカンジイル
基、基
【0012】
【化12】
【0013】各場合とも場合によりC1−C4-アルキ
ル、C1−C4-アルコキシ、シクロヘキシルもしくはフ
ェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルもし
くはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは相
異なる方法でF、ClもしくはCF3によりモノ置換も
しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
アルキル、F、Cl、Br、Fおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、同一もしくは相異なる方法
でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキサ
置換されたC1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルコキシ
−C1−C4-アルキル、C1−C4-アルコキシ−エチレン
オキシ、C1−C4-アルキルチオ、または同一もしくは
相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換
ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキルチオにより
モノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、
フェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニル
チオ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジル
チオであり、Dは特に好適には水素またはメチルを表
し、Eは特に好適には水素、メチルまたは各場合とも場
合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテ
トラ置換されていてもよいフェニル、フェニル−C1
4-アルキル、フェノキシ−C1−C4-アルキル、フェ
ニルチオ−C1−C4-アルキル、フェニルスルフィニル
−C1−C4-アルキルもしくはフェニルスルホニル−C1
−C4-アルキルを表し、ここで可能な置換基は置換基B
の特に好適な定義中で以上で挙げられているフェニル置
換基であり、Gは特に好適には水素またはメチルを表
し、Jは特に好適には水素またはメチルを表し、Kは特
に好適には水素もしくはメチルを表すか、または場合に
より同一もしくは相異なる方法でBの特に好適な定義に
関連してフェニル用に挙げられている置換基によりモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニルを表す
か、或いはBおよびDが一緒になって特に好適には場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテト
ラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイル
を表し、ここで1個または2個のCH2基は場合により
Oおよび/またはSにより置換されていてもよく、ここ
で可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合と
も場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ない
しテトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合さ
れたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は
置換基Bの特に好適な定義に関連してフェニル用に挙げ
られている置換基であり、或いはDおよびGが一緒にな
って特に好適には場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6
−員のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個の
CH2基は場合によりOおよび/またはSにより置換さ
れていてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アル
キル、および各場合とも場合により同一もしくは相異な
る方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフ
ェニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場
合とも可能な置換基は置換基Bの特に好適な定義に関連
してフェニル用に挙げられている置換基であり、或いは
EおよびGが一緒になって特に好適には場合により同一
もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換され
ていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、こ
こで1個または2個のCH2基は場合によりOおよび/
またはSにより置換されていてもよく、ここで可能な置
換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合によ
り同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置
換されていてもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ
基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基Bの
特に好適な定義に関連してフェニル用に挙げられている
置換基であり、そしてWおよびYが異なっておりそして
特に好適にはN、OまたはSを表し、ここで環は常にN
原子を含有する。
【0014】Aは特別に好適には同一もしくは相異なる
方法でF、Cl、Br、C1−C3-アルキル、C1−C3-
アルコキシ、C1−C3-アルキルチオ、同一もしくは相
異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換な
いしペンタ置換されたC1−C2-アルキル、同一もしく
は相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置
換ないしペンタ置換されたC1−C4-アルコキシ、SC
3、SCHF2、ニトロまたはシアノによりモノ置換な
いしペンタ置換されたフェニルを表し、Bは特別に好適
には水素を表すか、或いはC1−C4-アルキルを表す
か、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェ
ニル、ベンジル、フェネチ−1−イル、フェネチ−2−
イル、フェノキシメチル、フェニルチオメチル、フェニ
ルスルフィニルメチル、フェニルスルホニルメチル、フ
ェニルチオエチ−1−イル、フェニルスルフィニルエチ
−1−イル、フェニルスルホニルエチ−1−イル、フェ
ノキシエチ−1−イル、フェノキシエチ−2−イルまた
はスチリルを表し、ここでフェニル置換基として各場合
に挙げられるものはF、Cl、Br、C1−C18-アルキ
ル、C1−C6-アルコキシ−C1−C8-アルキル、同一も
しくは相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモ
ノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-アルコキシ、
同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしペンタ置換されたC1−C2-アルキ
ル、C1−C18-アルコキシおよび−(OC24)1-3−O
−C1−C6-アルキル、C1−C15-アルキルチオ、同一
もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはClにより
モノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-アルキルチ
オ、トリ−C1−C6-アルキルシリル、フェニル−ジ−
1−C6-アルキルシリル、3,4−ジフルオロメチレン
ジオキソ、3,4−テトラフルオロエチレンジオキソ、
縮合されたベンゾ基、縮合されたC4-アルカンジイル
基、基
【0015】
【化13】
【0016】各場合とも場合によりC1−C4-アルキ
ル、C1−C4-アルコキシ、シクロヘキシルもしくはフ
ェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルもし
くはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは相
異なる方法でF、ClもしくはCF3によりモノ置換も
しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
アルキル、F、Cl、Br、Fおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、同一もしくは相異なる方法
でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキサ
置換されたC1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルコキシ
−C1−C4-アルキル、C1−C4-アルコキシ−エチレン
オキシ、C1−C4-アルキルチオまたは同一もしくは相
異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換な
いしヘキサ置換されたC1−C4-アルキルチオによりモ
ノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、フ
ェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニルチ
オ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジルチ
オであり、Dは特別に好適には水素またはメチルを表
し、Eは特別に好適には水素、メチルまたは各場合とも
場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないし
テトラ置換されていてもよいフェニル、フェニル−C1
−C4-アルキル、フェノキシ−C1−C4-アルキル、フ
ェニルチオ−C1−C4-アルキル、フェニルスルフィニ
ル−C1−C4-アルキルもしくはフェニルスルホニル−
1−C4-アルキルを表し、ここで可能な置換基は置換
基Bの特別に好適な定義中で以上で挙げられているフェ
ニル置換基であり、Gは特別に好適には水素またはメチ
ルを表し、Jは特別に好適には水素またはメチルを表
し、Kは特別に好適には水素もしくはメチルを表すか、
または場合により同一もしくは相異なる方法でBの特別
に好適な定義に関連してフェニル用に挙げられている置
換基によりモノ置換ないしテトラ置換されていてもよい
フェニルを表すか、或いはBおよびDが一緒になって特
別に好適には場合により同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−員
のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のCH
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換されて
いてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキ
ル、および各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
ニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合
とも可能な置換基は置換基Bの特別に好適な定義に関連
してフェニル用に挙げられている置換基であり、或いは
DおよびGが一緒になって特別に好適には場合により同
一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換さ
れていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、
ここで1個または2個のCH2基は場合によりOおよび
/またはSにより置換されていてもよく、ここで可能な
置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合に
より同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ
置換されていてもよいフェニルもしくは縮合されたベン
ゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B
の特別に好適な定義に関連してフェニル用に挙げられて
いる置換基であり、或いはEおよびGが一緒になって特
別に好適には場合により同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−員
のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のCH
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換されて
いてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキ
ル、および各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
ニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合
とも可能な置換基は置換基Bの特別に好適な定義に関連
してフェニル用に挙げられている置換基であり、そして
WおよびYが異なっておりそして特別に好適にはN、O
またはSを表し、ここで環は常にN原子を含有する。
【0017】式(I)の化合物の一部は既知である(例
えば、ガゼッタ・キミカ・イタリアナ(Gazz. Chim. Ita
l.)、104、1181(1974)、フランス特許第
2 158 143号、ドイツ特許第2 158 615
号、イタリア特許第927 515号、ザ・ジャーナル
・オブ・ザ・オーガニック・ケミストリイ(J. Org. Che
m.)、37、2353(1972)、フランス特許第1
585 475号、ジャーナル・オブ・ジ・インディア
ン・ケミカル・ソサイエティ(J. Indian. Chem. So
c.)、55、195(1978)参照)。
【0018】以上で一般的に示されているかまたは好適
範囲で挙げられている基の定義および説明は希望に応じ
て互いに組み合わせることができ、また特別範囲と好適
範囲との間でも組み合わせることができる。
【0019】上記の好適(優先的)であると示されてい
る意味の組み合わせが存在する式(I)の化合物が本発
明に従い好適に使用される。
【0020】上記の特に好適であると示されている意味
の組み合わせが存在する式(I)の化合物が本発明に従
い特に好適に使用される。
【0021】上記の特別に好適であると示されているこ
れらの意味の組み合わせが存在する式(I)の化合物が
本発明に従い特別に好適に使用される。
【0022】本発明に従い使用できる新規なアジン誘導
体は、式
【0023】
【化14】
【0024】[式中、RおよびR′は互いに独立して塩
素、臭素、メチルまたはメトキシを表す]の化合物以外
の、式(Ia)
【0025】
【化15】
【0026】[式中、A1は置換されたフェニルを表す
か、或いは各場合とも場合により置換されていてもよい
ナフチル、ピリジル、チエニルまたはピラゾリルを表
し、B1は水素、アルキルまたは各場合とも置換された
フェニル、フェニルアルキル、フェニルアルケニル、フ
ェノキシアルキル、フェニルチオアルキル、フェニルス
ルフィニルアルキルもしくはフェニルスルホニルアルキ
ルを表し、D1は水素またはアルキルを表し、E1は水
素、アルキルまたは各場合とも置換されたフェニル、フ
ェニルアルキル、フェノキシアルキル、フェニルチオア
ルキル、フェニルスルフィニルアルキルもしくはフェニ
ルスルホニルアルキルを表し、G1は水素またはアルキ
ルを表し、J1は水素またはアルキルを表し、K1は水
素、アルキルまたは置換されたフェニルを表すか、或い
はB1およびD1が一緒になって場合により置換されてい
てもよいアルカンジイルを表し、ここで1個または2個
のCH2基は場合によりOおよび/またはSにより置換
されていてもよく、或いはD1およびG1が一緒になって
場合により置換されていてもよいアルカンジイルを表
し、ここで1個または2個のCH2基は場合によりOお
よび/またはSにより置換されていてもよく、或いはE
1およびG1が一緒になって場合により置換されていても
よいアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のC
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換され
ていてもよく、そしてWおよびYは異なっておりそして
N、OまたはSを表し、ここで環は常にN原子を含有し
ており、但し条件として、置換基B1、D1、E1、G1
1およびK1の少なくとも1個は水素またはアルキルを
表さない]のものである。
【0027】置換基の性質により、式(Ia)の化合物
は幾何学的および/もしくは光学的異性体または種々の
組成の異性体混合物の形であってもよい。本発明は純粋
な異性体および異性体混合物の両者に関するものであ
る。
【0028】式(Ia)において、断続線は窒素原子と
置換基A1を有する隣接炭素原子との間の二重結合を表
す。
【0029】さらに、 a)式
【0030】
【化16】
【0031】[式中、B1、D1、E1、G1、J1および
1は上記の意味を有し、W1はアミノを表しそしてY1
はヒドロキシルを表すか、またはW1はヒドロキシルを
表しそしてY1はアミノを表す]のアミノアルコール
を、適宜希釈剤の存在下で、脱水剤と共に式 A1−COOH (III) [式中、A1は上記の意味を有する]のカルボン酸と反
応させるか、或いは b)式
【0032】
【化17】
【0033】[式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1
よびK1は上記の意味を有する]のアミド−アルコール
を、適宜希釈剤の存在下で、脱水剤と反応させるか、或
いは c)式
【0034】
【化18】
【0035】[式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1
よびK1は上記の意味を有し、そしてXはハロゲン、ア
ルキルスルホニルオキシまたはアリールスルホニルオキ
シを表す]のアミド誘導体を、適宜希釈剤の存在下で、
塩基と反応させるか、或いは d)式
【0036】
【化19】
【0037】[式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1
よびK1は上記の意味を有する]のアミド−アルコール
を、適宜希釈剤の存在下で、チエニル化剤と反応させる
ことにより新規な式(Ia)のアジン誘導体が得られる
ことも見いだした。
【0038】式(Ia)は本発明に従う新規な化合物の
一般的定義を与えるものである。
【0039】A1は好適には(優先的には)同一もしく
は相異なる方法でハロゲン、C1−C6-アルキル、C1
6-アルコキシ、C1−C6-アルキルチオ、C1−C6-ハ
ロゲノアルキル、C1−C6-ハロゲノアルコキシ、C1
6-ハロゲノアルキルチオ、ニトロまたはシアノにより
モノ置換ないしペンタ置換されたフェニルを表すか、或
いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法で
モノ置換ないしトリ置換されていてもよいナフチルを表
し、ここで置換基として挙げられるものはハロゲン、C
1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシまたはC1−C6
-ハロゲノアルコキシであるか、或いは各場合とも場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ
置換されていてもよいピリジルを表し、ここで置換基と
して挙げられるものはハロゲン、C1−C6-アルキル、
1−C6-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノアルキル、C
1−C6-ハロゲノアルコキシまたはシアノであるか、或
いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法で
モノ置換ないしトリ置換されていてもよいチエニルを表
し、ここで置換基として挙げられるものはハロゲンまた
はC1−C6-アルキルであるか、或いは各場合とも場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ
置換されていてもよいピラゾリルを表し、ここで置換基
として挙げられるものはハロゲンまたはC1−C3-アル
キルであり、B1は好適には水素を表すか、或いはC1
6-アルキルを表すか、或いは各場合とも同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしペンタ置換されたフェニ
ル、ベンジル、フェネチ−1−イル、フェネチ−2−イ
ル、フェノキシメチル、フェニルチオメチル、フェニル
スルフィニルメチル、フェニルスルホニルメチル、フェ
ニルチオエチ−1−イル、フェニルスルフィニルエチ−
1−イル、フェニルスルホニルエチ−1−イル、フェノ
キシエチ−1−イル、フェノキシエチ−2−イルまたは
スチリルを表し、ここでフェニル置換基として各場合に
挙げられるものはハロゲン、C1−C18-アルキル、C1
−C8-アルコキシ−C1−C8-アルキル、C1−C8-ハロ
ゲノアルコキシ、C1−C4-ハロゲノアルキル、場合に
よりさらに1〜3個の酸素原子により中断されていても
よいC1−C18-アルコキシ、C1−C18-アルキルチオ、
1−C8-ハロゲノアルキルチオ、トリ−C1−C8-アル
キルシリル、フェニル−ジ−C1−C8-アルキルシリ
ル、3,4−ジフルオロメチレンジオキソ、3,4−テト
ラフルオロエチレンジオキソ、縮合されたベンゾ基、縮
合されたC3−C4-アルカンジイル基、場合によりC1
4-アルキル、C3−C6-シクロアルキルおよび/もし
くはハロゲンにより置換されていてもよいベンジルイミ
ノオキシメチル、各場合とも場合によりC1−C6-アル
キル、C1−C6-アルコキシ、シクロヘキシルもしくは
フェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルも
しくはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは
相異なる方法でハロゲン、C1−C4-アルキルもしくは
1−C4-ハロゲノアルキルによりモノ置換もしくはジ
置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合とも場合
により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-アルキ
ル、ハロゲン、C1−C4-ハロゲノアルキル、C1−C12
-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノアルコキシ、C1−C6
-アルコキシ−C1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキ
シ−エチレンオキシ、C1−C6-アルキルチオおよび/
もしくはC1−C6-ハロゲノアルキルチオによりモノ置
換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、フェニ
ル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニルチオ、
フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジルチオで
あり、D1は好適には水素またはメチルを表し、E1は好
適には水素、メチルまたは各場合とも同一もしくは相異
なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニル、
フェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ−C1−C6-
アルキル、フェニルチオ−C1−C6-アルキル、フェニ
ルスルフィニル−C1−C6-アルキルもしくはフェニル
スルホニル−C1−C6-アルキルを表し、ここで可能な
置換基は置換基B1の好適な定義中で以上で挙げられて
いるフェニル置換基であり、G1は好適には水素または
メチルを表し、J1は好適には水素またはメチルを表
し、K1は好適には水素もしくはメチルを表すか、また
は同一もしくは相異なる方法でB1の定義に関連してフ
ェニル用に挙げられている置換基によりモノ置換ないし
テトラ置換されたフェニルを表すか、或いはB1および
1が一緒になって好適には場合により同一もしくは相
異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよ
い2−〜6−員のアルカンジイルを表し、ここで1個ま
たは2個のCH2基は場合によりOおよび/またはSに
より置換されていてもよく、ここで可能な置換基はC1
−C4-アルキル、および各場合とも場合により同一もし
くは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されてい
てもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、
ここで各場合とも可能な置換基は置換基B1の好適な定
義に関連してフェニル用に挙げられている置換基であ
り、或いはD1およびG1が一緒になって好適には場合に
より同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ
置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを
表し、ここで1個または2個のCH2基は場合によりO
および/またはSにより置換されていてもよく、ここで
可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも
場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないし
テトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合され
たベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置
換基B1の好適な定義に関連してフェニル用に挙げられ
ている置換基であり、或いはE1およびG1が一緒になっ
て好適には場合により同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−員の
アルカンジイルを表し、ここで1個または2個のCH2
基は場合によりOおよび/またはSにより置換されてい
てもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキル、
および各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニル
もしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも
可能な置換基は置換基B1の好適な定義に関連してフェ
ニル用に挙げられている置換基であり、そしてWおよび
Yは異なっておりそして好適にはN、OまたはSを表
し、ここで環は常にN原子を含有する。
【0040】A1は特に好適には同一もしくは相異なる
方法でF、Cl、Br、C1−C3-アルキル、C1−C3-
アルコキシ、C1−C3-アルキルチオ、同一もしくは相
異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換な
いしペンタ置換されたC1−C2-アルキル、同一もしく
は相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置
換ないしペンタ置換されたC1−C4-アルコキシ、SC
3、SCHF2、ニトロまたはシアノによりモノ置換な
いしペンタ置換されたフェニルを表すか、或いは各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換な
いしトリ置換されていてもよいナフチルを表し、ここで
置換基として挙げられるものはF、Cl、C1−C6-ア
ルキル、C1−C6-アルコキシまたは同一もしくは相異
なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ない
しトリ置換されたC1−C6-アルコキシであるか、或い
は各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしジ置換されていてもよいピリジルを表し、
ここで置換基として挙げられるものはF、Cl、C1
3-アルキル、C1−C3-アルコキシ、CF3、OCF3
またはシアノであるか、或いは各場合とも場合により同
一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしジ置換されて
いてもよいチエニルを表し、ここで置換基として挙げら
れるものはCl、Br、CH3またはC25であるか、
或いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいピラゾリル
を表し、ここで置換基として挙げられるものはF、C
l、BrまたはC1−C3-アルキルであり、B1は特に好
適には水素を表すか、或いはC1−C4-アルキルを表す
か、或いは各場合とも同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしペンタ置換されたフェニル、ベンジル、フェ
ネチ−1−イル、フェネチ−2−イル、フェノキシメチ
ル、フェニルチオメチル、フェニルスルフィニルメチ
ル、フェニルスルホニルメチル、フェニルチオエチ−1
−イル、フェニルスルフィニルエチ−1−イル、フェニ
ルスルホニルエチ−1−イル、フェノキシエチ−1−イ
ル、フェノキシエチ−2−イルまたはスチリルを表し、
ここでフェニル置換基として各場合に挙げられるものは
F、Cl、Br、C1−C18-アルキル、C1−C6-アル
コキシ−C1−C8-アルキル、同一もしくは相異なる方
法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキ
サ置換されたC1−C8-アルコキシ、同一もしくは相異
なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ない
しペンタ置換されたC1−C2-アルキル、C1−C18-ア
ルコキシおよび−(OC24)1-3−O−C1−C6-アルキ
ル、C1−C15-アルキルチオ、同一もしくは相異なる方
法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキ
サ置換されたC1−C8-アルキルチオ、トリ−C1−C6-
アルキルシリル、フェニル−ジ−C1−C6-アルキルシ
リル、3,4−ジフルオロメチレンジオキソ、3,4−テ
トラフルオロエチレンジオキソ、縮合されたベンゾ基、
縮合されたC4-アルカンジイル基、基
【0041】
【化20】
【0042】各場合とも場合によりC1−C4-アルキ
ル、C1−C4-アルコキシ、シクロヘキシルもしくはフ
ェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルもし
くはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは相
異なる方法でF、ClもしくはCF3によりモノ置換も
しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
アルキル、F、Cl、Br、Fおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、同一もしくは相異なる方法
でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキサ
置換されたC1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルコキシ
−C1−C4-アルキル、C1−C4-アルコキシ−エチレン
オキシ、C1−C4-アルキルチオ、または同一もしくは
相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換
ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキルチオにより
モノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、
フェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニル
チオ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジル
チオであり、D1は特に好適には水素またはメチルを表
し、E1は特に好適には水素、メチルまたは各場合とも
同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換
されたフェニル、フェニル−C1−C4-アルキル、フェ
ノキシ−C1−C4-アルキル、フェニルチオ−C1−C4-
アルキル、フェニルスルフィニル−C1−C4-アルキル
もしくはフェニルスルホニル−C1−C4-アルキルを表
し、ここで可能な置換基は置換基B1の特に好適な定義
中で以上で挙げられているフェニル置換基であり、G1
は特に好適には水素またはメチルを表し、J1は特に好
適には水素またはメチルを表し、K1は特に好適には水
素もしくはメチルを表すか、または場合により同一もし
くは相異なる方法でB1の定義に関連してフェニル用に
挙げられている置換基によりモノ置換ないしテトラ置換
されていてもよいフェニルを表すか、或いはB1および
1が一緒になって特に好適には場合により同一もしく
は相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されていて
もよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、ここで1
個または2個のCH2基は場合によりOおよび/または
Sにより置換されていてもよく、ここで各場合とも可能
な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテト
ラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合されたベ
ンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基
1の特に好適な定義に関連してフェニル用に挙げられ
ている置換基であり、或いはD1およびG1が一緒になっ
て特に好適には場合により同一もしくは相異なる方法で
モノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−
員のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のC
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換され
ていてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキ
ル、および各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
ニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合
とも可能な置換基は置換基B1の特に好適な定義に関連
してフェニル用に挙げられている置換基であり、或いは
1およびG1が一緒になって特に好適には場合により同
一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換さ
れていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、
ここで1個または2個のCH2基は場合によりOおよび
/またはSにより置換されていてもよく、ここで可能な
置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合に
より同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ
置換されていてもよいフェニルもしくは縮合されたベン
ゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B
1の特に好適な定義に関連してフェニル用に挙げられて
いる置換基であり、そしてWおよびYは異なっておりそ
して特に好適にはN、OまたはSを表し、ここで環は常
にN原子を含有している。
【0043】A1は特別に好適には同一もしくは相異な
る方法でF、Cl、Br、C1−C3-アルキル、C1−C
3-アルコキシ、C1−C3-アルキルチオ、同一もしくは
相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換
ないしペンタ置換されたC1−C2-アルキル、同一もし
くは相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ
置換ないしペンタ置換されたC1−C4-アルコキシ、S
CF3、SCHF2、ニトロまたはシアノによりモノ置換
ないしペンタ置換されたフェニルを表し、B1は特別に
好適には水素を表すか、或いはC1−C4-アルキルを表
すか、或いは各場合とも同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしペンタ置換されたフェニル、ベンジル、フ
ェネチ−1−イル、フェネチ−2−イル、フェノキシメ
チル、フェニルチオメチル、フェニルスルフィニルメチ
ル、フェニルスルホニルメチル、フェニルチオエチ−1
−イル、フェニルスルフィニルエチ−1−イル、フェニ
ルスルホニルエチ−1−イル、フェノキシエチ−1−イ
ル、フェノキシエチ−2−イルまたはスチリルを表し、
ここでフェニル置換基として各場合に挙げられるものは
F、Cl、Br、C1−C18-アルキル、C1−C6-アル
コキシ−C1−C8-アルキル、同一もしくは相異なる方
法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキ
サ置換されたC1−C8-アルコキシ、同一もしくは相異
なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ない
しペンタ置換されたC1−C2-アルキル、C1−C18-ア
ルコキシおよび−(OC24)1-3−O−C1−C6-アルキ
ル、C1−C15-アルキルチオ、同一もしくは相異なる方
法でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキ
サ置換されたC1−C8-アルキルチオ、トリ−C1−C6-
アルキルシリル、フェニル−ジ−C1−C6-アルキルシ
リル、3,4−ジフルオロメチレンジオキソ、3,4−テ
トラフルオロエチレンジオキソ、縮合されたベンゾ基、
縮合されたC4-アルカンジイル基、基
【0044】
【化21】
【0045】各場合とも場合によりC1−C4-アルキ
ル、C1−C4-アルコキシ、シクロヘキシルもしくはフ
ェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルもし
くはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは相
異なる方法でF、ClもしくはCF3によりモノ置換も
しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
アルキル、F、Cl、Br、Fおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、同一もしくは相異なる方法
でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキサ
置換されたC1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルコキシ
−C1−C4-アルキル、C1−C4-アルコキシ−エチレン
オキシ、C1−C4-アルキルチオまたは同一もしくは相
異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換な
いしヘキサ置換されたC1−C4-アルキルチオによりモ
ノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、フ
ェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニルチ
オ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジルチ
オであり、D1は特別に好適には水素またはメチルを表
し、E1は特別に好適には水素、メチルまたは各場合と
も同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置
換されたフェニル、フェニル−C1−C4-アルキル、フ
ェノキシ−C1−C4-アルキル、フェニルチオ−C1−C
4-アルキル、フェニルスルフィニル−C1−C4-アルキ
ルもしくはフェニルスルホニル−C1−C4-アルキルを
表し、ここで可能な置換基は置換基B1の特別に好適な
定義中で以上で挙げられているフェニル置換基であり、
1は特別に好適には水素またはメチルを表し、J1は特
別に好適には水素またはメチルを表し、K1は特別に好
適には水素もしくはメチルを表すか、または場合により
同一もしくは相異なる方法でB1の特別に好適な定義に
関連してフェニル用に挙げられている置換基によりモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニルを表す
か、或いはB1およびD1が一緒になって特別に好適には
場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないし
テトラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジ
イルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場合に
よりOおよび/またはSにより置換されていてもよく、
ここで可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場
合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換
ないしテトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮
合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換
基は置換基B1の特別に好適な定義に関連してフェニル
用に挙げられている置換基であり、或いはD1およびG1
が一緒になって特別に好適には場合により同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されていても
よい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、ここで1個
または2個のCH2基は場合によりOおよび/またはS
により置換されていてもよく、ここで可能な置換基はC
1−C4-アルキル、および各場合とも場合により同一も
しくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されて
いてもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ基であ
り、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B1の特別
に好適な定義に関連してフェニル用に挙げられている置
換基であり、或いはE1およびG1が一緒になって場合に
より同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ
置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを
表し、ここで1個または2個のCH2基は場合によりO
および/またはSにより置換されていてもよく、ここで
可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも
場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないし
テトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合され
たベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置
換基B1の特別に好適な定義に関連してフェニル用に挙
げられている置換基であり、そしてWおよびYは異なっ
ておりそして特別に好適にはN、OまたはSを表し、こ
こで環は常にN原子を含有している。
【0046】各場合とも、置換基B1、D1、E1、G1
1およびK1の少なくとも1個は水素またはアルキルを
表さず、そして式
【0047】
【化22】
【0048】[式中、RおよびR′は互いに独立して塩
素、臭素、メチルまたはメトキシを表す]の化合物は除
外される。
【0049】以上で一般的に示されているかまたは好適
範囲で挙げられている基の定義および説明は希望に応じ
て互いに組み合わせることができ、また特別範囲と好適
範囲との間でも組み合わせることができる。それらは最
終生成物並びに先駆体および中間生成物にも適用され
る。
【0050】本発明に従う好適な一般式(Ia)の化合
物は、上記の好適(優先的)であると示されている意味
の組み合わせが存在するものである。
【0051】本発明に従う特に好適な一般式(Ia)の
化合物は、上記の特に好適であると示されている意味の
組み合わせが存在するものである。
【0052】本発明に従う特別に好適な一般式(Ia)
の化合物は、上記の特別に好適であると示されている意
味の組み合わせが存在するものである。
【0053】本発明に従う好適な化合物は、式(Ia−
1)
【0054】
【化23】
【0055】[式中、A1、B1、(B1およびD1)、W
およびYは本発明の定義中に示されている意味を有し、
そしてD1、E1、G1、J1およびK1同一もしくは相異
なり、そして水素またはメチルを表す]の物質である。
【0056】本発明に従う好適な新規化合物はまた式
(Ia−2)〜(Ia−17)の物質群である:
【0057】
【化24】
【0058】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基である]、
【0059】
【化25】
【0060】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基である]、
【0061】
【化26】
【0062】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてpは0、1または2
を表し、そしてB2は同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されたフェニルを表し、ここで可
能な置換基は以上でB1として好適および特に好適であ
るとして挙げられているフェニル置換基である]、
【0063】
【化27】
【0064】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基である]、
【0065】
【化28】
【0066】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基である]、
【0067】
【化29】
【0068】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基である]、
【0069】
【化30】
【0070】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基である]、
【0071】
【化31】
【0072】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基である]、
【0073】
【化32】
【0074】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、Lは水素またはメチルを表
し、そしてPhは場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニル
を表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適お
よび特に好適であるとして挙げられているフェニル置換
基である]、
【0075】
【化33】
【0076】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、Lは水素またはメチルを表
し、そしてPhは場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニル
を表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適お
よび特に好適であるとして挙げられているフェニル置換
基である]、
【0077】
【化34】
【0078】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、Q1は基−CH2CH2−、
−CH2O−または−CH2−を表し、そしてL1および
2は水素および場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニル
を表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適お
よび特に好適であるとして挙げられているフェニル置換
基であり、L1またはL2のいずれかは水素を表すか、或
いはL1およびL2が一緒になって場合により同一もしく
は相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されていて
もよい縮合されたベンゾ基を表し、ここで可能な置換基
は以上でB1として好適および特に好適であるとして挙
げられているフェニル置換基である]、
【0079】
【化35】
【0080】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてQ1は基−CH2CH
2−または−CH2O−を表し、そしてL1およびL2が一
緒になって場合により同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよい縮合されたベン
ゾ基を表し、ここで可能な置換基は以上で(B1)とし
て好適および特に好適であるとして挙げられているフェ
ニル置換基である]、
【0081】
【化36】
【0082】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2およびK2は同一
もしくは相異なり、そして同一もしくは相異なる方法で
モノ置換ないしテトラ置換されたフェニルを表し、ここ
で可能な置換基は以上でB1として好適および特に好適
であるとして挙げられているフェニル置換基である]
【0083】
【化37】
【0084】[式中、A1、D1およびG1は上記の一般
的な、好適なおよび特に好適な意味を表し、そしてK2
は同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置
換されたフェニルを表し、ここで可能な置換基は以上で
1として好適および特に好適であるとして挙げられて
いるフェニル置換基である]、
【0085】
【化38】
【0086】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてE2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として挙げ
られているフェニル置換基である]、
【0087】
【化39】
【0088】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、Q1は基−CH2CH2−、
−CH2O−または−CH2−を表し、そしてL1および
2は水素および場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニル
を表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適お
よび特に好適であるとして挙げられているフェニル置換
基であり、L1またはL2のいずれかは水素を表すか、或
いはL1およびL2が一緒になって場合により同一もしく
は相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されていて
もよい縮合されたベンゾ基を表し、ここで可能な置換基
は以上でB1として好適および特に好適であるとして挙
げられているフェニル置換基である]、本発明に従う他
の好適な化合物は、A1が同一もしくは相異なる方法で
モノ置換ないしペンタ置換されたフェニルを表し、ここ
で可能な置換基は以上でA1として好適および特に好適
であるとして挙げられているフェニル置換基である式
(Ia−2)〜(Ia−17)の物質群である。
【0089】本発明に従う好適な化合物は同様に式(I
a−18)〜(Ia−29)の物質群である:
【0090】
【化40】
【0091】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基であり、そしてD1、E1、G1、J1およびK1は同
一もしくは相異なりそして水素またはメチルを表すが、
少なくとも1個の置換基はメチルを表す]
【0092】
【化41】
【0093】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基であり、そしてD1、E1、G1、J1およびK1は同
一もしくは相異なりそして水素またはメチルを表すが、
少なくとも1個の置換基はメチルを表す]、
【0094】
【化42】
【0095】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、pは0、1または2を表
し、B2は同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないし
テトラ置換されたフェニルを表し、ここで可能な置換基
は以上でB1として好適および特に好適であるとして挙
げられているフェニル置換基であり、そしてD1、E1
1、J1およびK1は同一もしくは相異なりそして水素
またはメチルを表すが、少なくとも1個の置換基はメチ
ルを表す]、
【0096】
【化43】
【0097】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基であり、そしてD1、E1、G1、J1およびK1は同
一もしくは相異なりそして水素またはメチルを表すが、
少なくとも1個の置換基はメチルを表す]、
【0098】
【化44】
【0099】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基であり、そしてD1、E1、G1、J1およびK1は同
一もしくは相異なりそして水素またはメチルを表すが、
少なくとも1個の置換基はメチルを表す]、
【0100】
【化45】
【0101】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基であり、そしてD1、E1、G1、J1およびK1は同
一もしくは相異なりそして水素またはメチルを表すが、
少なくとも1個の置換基はメチルを表す]、
【0102】
【化46】
【0103】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基であり、そしてD1、E1、G1、J1およびK1は同
一もしくは相異なりそして水素またはメチルを表すが、
少なくとも1個の置換基はメチルを表す]、
【0104】
【化47】
【0105】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてB2は同一もしくは
相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニ
ルを表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適
および特に好適であるとして挙げられているフェニル置
換基であり、そしてD1、E1、G1、J1およびK1は同
一もしくは相異なりそして水素またはメチルを表すが、
少なくとも1個の置換基はメチルを表す]、
【0106】
【化48】
【0107】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、Lは水素またはメチルを表
し、そしてPhは場合により同一もしくは相異なる方法
で置換されていてもよいフェニルを表し、ここで可能な
置換基は以上でB1として好適および特に好適であると
して挙げられているフェニル置換基であり、そして
1、G1、J1およびK1は同一もしくは相異なりそして
水素またはメチルを表すが、少なくとも1個の置換基は
メチルを表す]、
【0108】
【化49】
【0109】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、Lは水素またはメチルを表
し、そしてPhは場合により同一もしくは相異なる方法
で置換されていてもよいフェニルを表し、ここで可能な
置換基は以上でB1として好適および特に好適であると
して挙げられているフェニル置換基であり、そして
1、G1、J1およびK1は同一もしくは相異なりそして
水素またはメチルを表すが、少なくとも1個の置換基は
メチルを表す]、
【0110】
【化50】
【0111】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、Q1は基−CH2CH2−、
−CH2O−または−CH2−を表し、そしてL1および
2は水素および場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニル
を表し、ここで可能な置換基は以上でB1として好適お
よび特に好適であるとして挙げられているフェニル置換
基であり、L1またはL2のいずれかは水素を表すか、或
いはL1およびL2が一緒になって場合により同一もしく
は相異なり方法でモノ置換ないしテトラ置換されていて
もよい縮合されたベンゾ基を表し、ここで可能な置換基
は以上でB1として好適および特に好適であるとして挙
げられているフェニル置換基であり、そしてE1、G1
1およびK1は同一もしくは相異なりそして水素または
メチルを表すが、少なくとも1個の置換基はメチルを表
す]、
【0112】
【化51】
【0113】[式中、A1は上記の一般的な、好適なお
よび特に好適な意味を表し、そしてQ1は基−CH2CH
2−または−CH2O−を表し、そしてL1およびL2が一
緒になって場合により同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよい縮合されたベン
ゾ基を表し、ここで可能な置換基は以上で(B1)とし
て好適および特に好適であるとして挙げられているフェ
ニル置換基であり、そしてE1、G1、J1およびK1は同
一もしくは相異なりそして水素またはメチルを表すが、
少なくとも1個の置換基はメチルを表す]。
【0114】本発明に従う他の好適な化合物は、A1
同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしペンタ置換
されたフェニルを表し、ここで可能な置換基は以上でA
1として好適および特に好適であるとして挙げられてい
るフェニル置換基である式(Ia−18)〜(Ia−2
9)の物質群である。
【0115】本発明に従う他の好適な化合物は式(Ia
−30)により記される。
【0116】
【化52】
【0117】[式中、Raは水素、弗素または塩素を表
し、Rbは弗素または塩素を表し、qは0〜5の数を表
し、RcはC1−C15-アルキル、C1−C15-アルコキ
シ、C1−C10-アルキルチオ、ハロゲン、低級ハロゲノ
アルキル、低級ハロゲノアルコキシまたはトリ(低級ア
ルキル)シリルを表すか、或いは場合により低級アルキ
ルによりモノ置換ないしトリ置換されていてもよいC3
−C7-シクロアルキルを表すか、或いは
【0118】
【化53】
【0119】を表し、ここでXは直接結合、酸素、低級
アルカンジイル、低級アルカンジイルオキシまたはジ
(低級アルキル)シリルを表し、rは0〜5の数を表し、
dはC1−C12-アルキル、C1−C12-アルコキシ、ハ
ロゲン、低級ハロゲノアルキル、低級ハロゲノアルコキ
シまたはトリ(低級アルキル)シリルを表し、そしてZは
酸素または硫黄を表す]。
【0120】本発明に従う他の好適な化合物は、Ra
b、Rcおよびqが上記の意味を有しておりそしてZが
酸素を表す式(Ia−30)により記される。
【0121】q>1に関しては、基Rcは同一であって
もまたは相異なっていてもよい。
【0122】r>1に関しては、基Rdは同一であって
もまたは相異なっていてもよい。
【0123】本発明に従う化合物の定義中で以上で挙げ
られている例えばアルキルの如き炭化水素基は適宜各場
合とも直鎖もしくは分枝鎖状の例えばアルコキシの如く
ヘテロ原子と組み合わされていてもよい。
【0124】式(Ia−30)の化合物の定義中で、
「低級」という語は当該基の炭素数が1〜6、好適には
1〜4であることを意味する。
【0125】式(Ia−30)の化合物の定義中で、
「アルキル」という語はそれ自身でまたは他の基と組み
合わされて直鎖もしくは分枝鎖状の飽和脂肪族炭化水素
基を示す。例として挙げられるものは、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、セカンダリー−ブチル、ターシャリー−ブチル、
n−ペンチル、イソアミル、ネオペンチル、n−ヘキシ
ル、n−ヘプチル、1,1−ジメチル−ペンチル、n−
オクチル、1−メチルヘプチル、1,1−ジメチル−4
−メチル−ペンチル、n−ノニル、1,1−ジメチルヘ
プチル、n−デシル、n−ウンデシル、4,8−ジメチ
ルノニル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラ
デシルおよびn−ペンタデシルである。
【0126】例として挙げられるハロゲノアルキル基
は、クロロメチル、ジフルオロメチル、ブロモジフルオ
ロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、トリ
フルオロエチルおよびペルフルオロエチルである。
【0127】トリ(低級アルキル)シリル基中では、アル
キル基は同一であってもまたは異なっていてもよい。例
として挙げられるものは、トリメチルシリル、エチルジ
メチルシリル、n−プロピルジメチルシリル、ターシャ
リー−ブチルジメチルシリル、トリエチルシリルおよび
メチルジエチルシリルである。
【0128】場合により低級アルキルにより置換されて
いてもよいC3−C7-シクロアルキルの例として挙げら
れるものは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、4−メチル
シクロヘキシル、4−エチルシクロヘキシルおよび4−
ターシャリー−ブチル−シクロヘキシルである。
【0129】低級アルカンジイル自身または他の基と組
み合わされたものの例は、基
【0130】
【化54】
【0131】である。
【0132】ジ(低級アルキル)シリル中では、アルキル
基は同一であってもまたは異なっていてもよい。例とし
て挙げられるものは、ジメチルシリルおよびジエチルシ
リルである。
【0133】本発明に従う新規化合物の例が表1−19
44に挙げられている。
【0134】表1
【0135】
【化55】
【0136】表1の化合物は、R1が2−Fであり、(R
2)nが6−Fであり、(R4)mがHであり、Zが直接結
合であり、そしてR3が以下に示すとおりである、一般
式(Ia−31)に相当する。
【0137】
【表1】
【0138】
【表2】
【0139】
【表3】
【0140】
【表4】
【0141】
【表5】
【0142】
【表6】
【0143】表2 表2は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであり、
(R4)mが2−Clであり、Zが直接結合であり、そし
てR3が表1に挙げられている如くである一般式(Ia
−31)の化合物を含んでいる。
【0144】表3 表3は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであり、
(R4)mが2−CH3であり、Zが直接結合であり、そし
てR3が表1に挙げられている如くである一般式(Ia
−31)の化合物を含んでいる。
【0145】表4 表4は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであり、
(R4)mが2−OCH3であり、Zが直接結合であり、そ
してR3が表1に挙げられている如くである一般式(I
a−31)の化合物を含んでいる。
【0146】表5 表5は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであり、
(R4)mが2−OC25であり、Zが直接結合であり、
そしてR3が表1に挙げられている如くである一般式
(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0147】表6 表6は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであり、
(R4)mが2,6−Cl2であり、Zが直接結合であり、
そしてR3が表1に挙げられている如くである一般式
(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0148】表7 表7は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであり、
(R4)mが3,5−Cl2であり、Zが直接結合であり、
そしてR3が表1に挙げられている如くである一般式
(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0149】表8 表8は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであり、
(R4)mが2−Fであり、Zが直接結合であり、そして
3が表1に挙げられている如くである一般式(Ia−
31)の化合物を含んでいる。
【0150】表9 表9は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであり、
(R4)mが3,5−F2であり、Zが直接結合であり、そ
してR3が表1に挙げられている如くである一般式(I
a−31)の化合物を含んでいる。
【0151】表10 表10は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、(R4)mが2,5−Cl2であり、Zが直接結合であ
り、そしてR3が表1に挙げられている如くである一般
式(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0152】表11 表11は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、(R4)mが3−Clであり、Zが直接結合であり、
そしてR3が表1に挙げられている如くである一般式
(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0153】表12 表12は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、(R4)mが3−CH3であり、Zが直接結合であり、
そしてR3が表1に挙げられている如くである一般式
(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0154】表13 表13は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、(R4)mが3,5−(CH3)2であり、Zが直接結合で
あり、そしてR3が表1に挙げられている如くである一
般式(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0155】表14 表14は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、(R4)mが3−O−C65であり、Zが直接結合で
あり、そしてR3が表1に挙げられている如くである一
般式(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0156】表15 表15は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、(R4)mが3,5−Cl2;2Fであり、Zが直接結
合であり、そしてR3が表1に挙げられている如くであ
る一般式(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0157】表16 表16は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、(R4)mが2,3−F2であり、Zが直接結合であ
り、そしてR3が表1に挙げられている如くである一般
式(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0158】表17 表17は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、(R4)mが2,5−F2であり、Zが直接結合であ
り、そしてR3が表1に挙げられている如くである一般
式(Ia−31)の化合物を含んでいる。
【0159】表18 表18は、R1が2−Fであり、(R2)nが6−Fであ
り、Zが直接結合であり、そしてR3および(R4)mが一
緒になって3,4−OCF2O−または3,4−OCF2
2O−である一般式(Ia−31)の化合物を含んで
いる。
【0160】表19〜36 表19〜36のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZが表
1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであり、(R
2)nが6−Clである一般式(Ia−31)の化合物を
含んでいる。
【0161】表37〜54 表37〜54のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZが表
1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Clであり、
(R2)nが6−Clである一般式(Ia−31)の化合
物を含んでいる。
【0162】表55〜72 表55〜72のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZが表
1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであり、(R
2)nが4−Fである一般式(Ia−31)の化合物を含
んでいる。
【0163】表73〜90 表73〜90のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZが表
1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Clであり、
(R2)nがHである一般式(Ia−31)の化合物を含
んでいる。
【0164】表91〜108 表91〜108のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZが
表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであり、
(R2)nがHである一般式(Ia−31)の化合物を含
んでいる。
【0165】表109〜126 表109〜126のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Clであ
り、(R2)nが4−Fである一般式(Ia−31)の化
合物を含んでいる。
【0166】表127〜144 表127〜144のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであ
り、(R2)nが4−Clである一般式(Ia−31)の
化合物を含んでいる。
【0167】表145〜162 表145〜162のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであ
り、(R2)nが4,5−F2である一般式(Ia−31)
の化合物を含んでいる。
【0168】表163〜180 表163〜180のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−CH3であ
り、(R2)nが6−Clである一般式(Ia−31)の
化合物を含んでいる。
【0169】表181〜198 表181〜198のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Clであ
り、(R2)nが3−Clである一般式(Ia−31)の
化合物を含んでいる。
【0170】表199〜216 表199〜216のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2Fであり、
(R2)nが4−OCHF2である一般式(Ia−31)の
化合物を含んでいる。
【0171】表217〜234 表217〜234のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであ
り、(R2)nが4−OCF3である一般式(Ia−31)
の化合物を含んでいる。
【0172】表235〜252 表235〜252のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであ
り、(R2)nが3,5,6−F3である一般式(Ia−3
1)の化合物を含んでいる。
【0173】表252〜270 表252〜270のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであ
り、(R2)nが5−Fである一般式(Ia−31)の化
合物を含んでいる。
【0174】表271〜288 表271〜288のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであ
り、(R2)nが3,4,5−F3である一般式(Ia−3
1)の化合物を含んでいる。
【0175】表289〜306 表289〜306のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであ
り、(R2)nが4−CF3である一般式(Ia−31)の
化合物を含んでいる。
【0176】表307〜324 表307〜324のそれぞれは、R3、(R4)mおよびZ
が表1〜18の意味を表し、そしてR1が2−Fであ
り、(R2)nが4,6−F2である一般式(Ia−31)
の化合物を含んでいる。
【0177】表325〜648 表325〜648のそれぞれは、R1、(R2)n、R3
よび(R4)mが表1〜324の意味を表し、そしてZが
−CH2O−(ここでOはフェニル環に結合されてい
る)を示す一般式(Ia−31)の化合物を含んでい
る。
【0178】表649〜1296 表649〜1296は、置換基
【0179】
【化56】
【0180】がオキサジン環の5−位置にあることが異
なっている、表1〜648の化合物を含んでいる。
【0181】表1297〜1944 表1297〜1944は、置換基
【0182】
【化57】
【0183】がオキサジン環の6−位置にあることが異
なっている、表1〜648の化合物を含んでいる。
【0184】例えば、本発明に従う方法(a)を実施す
るために3−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−1
−プロパノールおよび2−クロロ−4−フルオロ−安息
香酸を使用するなら、反応工程は下記の反応式により概
略記載することができる:
【0185】
【化58】
【0186】例えば、本発明に従う方法(b)を実施す
るためにN−(3−ヒドロキシル−1−(2−メトキシフ
ェニル)−プロピル)−2,5−ジフルオロベンズアミド
を出発化合物として使用しそしてポリ燐酸(PPA)を
脱水剤として使用するなら、反応工程は下記の反応式に
より概略記載することができる:
【0187】
【化59】
【0188】例えば、本発明に従う方法(c)を実施す
るためにN−(1−ベンジル−3−クロロ−2−メチル
プロピル)−2,3−ジフルオロ−ベンズアミドを出発化
合物として使用しそしてトリエチルアミンを塩基として
使用するなら、反応工程は下記の反応式により概略記載
することができる:
【0189】
【化60】
【0190】例えば、本発明に従う方法(d)を実施す
るためにN−(3−ヒドロキシル−1−フェノキシメチ
ルプロピル)−2−クロロ−6−フルオロ−ベンズアミ
ドを出発化合物として使用しそして硫化燐(V)をチエ
ニル化剤として使用するなら、反応工程は下記の反応式
により概略記載することができる:
【0191】
【化61】
【0192】式(II)は、式(Ia)の化合物の製造用
の本発明に従う方法(a)において出発物質として使用
されるアミノアルコール類の一般的定義を与えるもので
ある。式(II)において、B1、D1、E1、G1、J1
よびK1は好適にまたは特に式(Ia)の化合物の記載
に関連してB1、D1、E1、G1、J1およびK1用に好適
または特に好適であるとして以上ですでに挙げられてい
る意味を有する。
【0193】式(II)の出発物質は既知であるかおよび
/またはそれ自体は既知である方法により製造すること
ができる(ヘテロサイクルズ(Heterocycles)、9(19
78)、1277−1285;ザ・ジャーナル・オブ・
ザ・オーガニック・ケミストリイ(J. Org. Chem.)、4
3(1978)、2539−2541;リービッヒス・
アナーレン・デル・ヘミイ(Liebigs Ann. Chem.)、19
80、122−139;テトラヘドロン・レタース(Tet
rahedron Lett.)、26(1985)、4971−49
74参照)。
【0194】式(II)のアミノアルコール類は、例えば
適当なメトキシイミノプロピオン酸エステル類を適宜例
えば1,2−ジメトキシエタンの如き希釈剤の存在下で
−20℃〜+100℃の間の温度において例えば水素化
アルミニウムリチウムの如き還元剤と反応させる時に、
得られる(ザ・ジャーナル・オブ・ザ・オーガニック・
ケミストリイ(J. Org. Chem.)、43(1978)、2
539−2541および製造実施例参照)。
【0195】ここで先駆体として必要なメトキシイミノ
プロピオン酸エステル類は一般的方法で対応するケトエ
ステル類およびO−メチル−ヒドロキシルアミンまたは
それの塩酸塩から得られる(製造実施例参照)。
【0196】式(III)は、式(Ia)の化合物の製造
用の本発明に従う方法(a)において出発物質としてそ
の他に使用されるカルボン酸類の一般的定義を与えるも
のである。式(III)において、A1は好適にまたは特に
式(Ia)の化合物の記載に関連してA1用に好適また
は特に好適であるとして以上ですでに挙げられている意
味を有する。
【0197】式(III)の出発物質は既知の有機合成化
学物質である。
【0198】本発明に従う方法(a)および(b)は脱
水剤を使用して行われる。有機化学における一般的脱水
剤を使用することができる。硫酸、ポリ燐酸(PA
A)、酸化燐(V)、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)、硫化燐(V)およびトリフェニルホスフィ
ン/トリエチルアミン/四塩化炭素系を好適に使用する
ことができる。
【0199】本発明に従う方法(a)〜(d)を行うた
めに使用できる希釈剤は一般的有機溶媒である。好適に
使用することができる溶媒は脂肪族、脂環式または芳香
族の、場合によりハロゲン化されていてもよい炭化水素
類、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、石油エーテル、ヘ
キサン、シクロヘキサン、塩化メチレン、クロロホルム
または四塩化炭素;エーテル類、例えばジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフランまたはエチレングリコールジメチルもしくはジ
エチルエーテル;ケトン類、例えばアセトン、ブタノン
またはメチルイソブチルケトン;ニトリル類、例えばア
セトニトリル、プロピオニトリルまたはベンゾニトリ
ル;アミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミドお
よびN,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−ピロ
リドンまたはヘキサメチル燐酸トリアミド;エステル
類、例えば酢酸メチルまたは酢酸エチル、並びにスルホ
キシド類、例えばジメチルスルホキシド、並びに適宜ア
ルコール類、例えばメタノールまたはエタノールであ
る。
【0200】本発明に従う方法(a)の実施における反
応温度は実質的範囲内で変えることができる。反応は一
般的には0℃〜150℃の間の温度において、好適には
10℃〜100℃の間の温度において、実施される。
【0201】本発明に従う方法(a)は一般的には常圧
下で実施される。しかしながら、該方法を加圧または減
圧下で−一般的には0.1バール〜10バールの間で−
実施することもできる。
【0202】本発明に従う方法(a)を実施するために
は、必要な特定出発物質はほぼ等モル量で使用される。
しかしながら、使用される二種の特定成分の一方を相対
的に大過剰量で使用することもできる。反応は一般的に
は適当な希釈剤中で脱水剤の存在下で行われ、そして反
応混合物を要求される特定温度で5、6時間にわたり撹
拌する。本発明に従う方法の処理は各場合とも一般的方
法により行われる(製造実施例参照)。
【0203】本発明に従う方法(a)の特定態様では、
式(III)のカルボン酸類の代わりに対応するニトリル
類を使用することもでき、その場合には例えば塩化亜鉛
(II)の如き触媒が脱水剤の代わりに好適に使用され
る。
【0204】式(IVa)および(IVb)は、式(Ia)
の化合物の製造用の本発明に従う方法(b)および
(d)において出発物質として使用されるアミド−アル
コール類の一般的定義を与えるものである。この式(IV
a)および(IVb)において、A1、B1、D1、E1、G
1、J1およびK1は好適にまたは特に式(Ia)の化合
物の記載に関連してA1、B1、D1、E1、G1、J1およ
びK1用に好適または特に好適であるとして以上ですで
に挙げられている意味を有する。
【0205】式(IVa)および(IVb)の出発物質は既
知であるかおよび/またはそれ自体は既知である方法に
より製造することができる。
【0206】式(IVa)および(IVb)のアミド−アル
コール類は、例えば式(III)のカルボン酸類から誘導
された酸塩化物類を例えばトリエチルアミン、ピリジ
ン、炭酸カリウム、水酸化ナトリウムまたはカリウムタ
ーシャリー−ブチレートの如き酸−結合剤の存在下でそ
して例えばトルエン、クロロベンゼン、アセトンまたは
アセトニトリルの如き希釈剤の存在下で0℃〜100℃
の間の温度において式(II)のアミノアルコール類と反
応させる時に、得られる(製造実施例参照)。
【0207】本発明に従う方法(b)の実施における反
応温度は実質的範囲内で変えることができる。反応は一
般的には−20℃〜+150℃の間の温度において、好
適には0℃〜100℃の間の温度において、実施され
る。
【0208】本発明に従う方法(b)は一般的には常圧
下で実施される。しかしながら、該方法を加圧または減
圧下で−一般的には0.1バール〜10バールの間で−
実施することもできる。
【0209】本発明に従う方法(b)を実施するために
は、1モルの式(IVa)また(IVb)のアミド−アルコ
ール当たり一般的には1〜20モルの、好適には1〜5
モルの脱水剤が使用される。
【0210】本発明に従う方法(b)の好適態様では、
式(IVa)また(IVb)のアミド−アルコールを最初に
希釈剤中に加えそして次に脱水剤を計量添加する。反応
混合物を反応が終了するまで要求される特定温度で撹拌
しそして次に一般的方法で処理する(製造実施例参
照)。
【0211】式(Va)および(Vb)は、式(Ia)
の化合物の製造用の本発明に従う方法(c)において出
発物質として使用されるアミド誘導体の一般的定義を与
えるものである。この式(Va)および(Vb)におい
て、A1、B1、D1、E1、G1、J1およびK1は好適に
または特に式(Ia)の化合物の記載に関連してA1
1、D1、E1、G1、J1およびK1用に好適または特に
好適であるとして以上ですでに挙げられている意味を有
し、Xは好適には弗素、塩素、臭素、ヨウ素、C1−C4
-アルキル−スルホニルオキシ、フェニルスルホニルオ
キシまたはトリルスルホニルオキシ、特に塩素、臭素、
メチルスルホニルオキシまたはトリルスルホニルオキシ
である。
【0212】式(Va)および(Vb)の出発物質は既
知であるかおよび/またはそれ自体は既知である方法に
より製造することができる。
【0213】式(Va)または(Vb)のアミド誘導体
は、例えば式(IVa)また(IVb)の対応するアミド−
アルコールを適宜希釈剤の存在下でまたは例えば塩化メ
タンスルホニルまたは塩化p−トルエンスルホニルの如
きスルホニル化剤を用いて例えば塩化チオニル、三臭化
燐、三塩化燐または塩化燐(V)の如きハロゲン化剤と
反応させる時に、得られる。
【0214】ハロゲン化用に使用できる希釈剤は、例え
ば、芳香族炭化水素類、例えばベンゼン、トルエンおよ
びキシレン、並びにハロゲン化された炭化水素類、例え
ば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素およびジク
ロロエタンである。ハロゲン化剤は5倍までの過剰量で
使用できる。
【0215】ハロゲン化中の反応温度は実質的範囲内で
変えることができる。反応は一般的には0℃〜希釈剤の
沸点の間で実施される。
【0216】スルホニル化用に使用できる希釈剤は、ハ
ロゲン化反応用に適していると以上に記載されているも
のの他に、例えばエーテル類、例えばジエチルエーテル
またはテトラヒドロフラン、もある。
【0217】有機塩基、例えばトリエチルアミン、N,
N−ジメチルアニリン、ピリジンおよび4−N,N−ジ
メチルアミノピリジンがスルホニル化用の塩基として好
適に使用される。
【0218】一般的には、1モルのスルホニル化しよう
とする化合物当たり0.8〜1.5モルの塩基が使用され
る。
【0219】スルホニル化剤は一般的には少なくとも等
モル量で使用される。
【0220】本発明に従う方法(c)は塩基の存在下で
実施される。全ての一般的な無機または有機塩基がこの
ために適している。好適に使用できる塩基はアルカリ金
属またはアルカリ土類金属水素化物、水酸化物、アミ
ド、アルコレート、酢酸塩、炭酸塩または炭酸水素塩、
例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウ
ムメチレート、ナトリウムエチレート、カリウムターシ
ャリー−ブチレート、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリ
ウムまたは炭酸アンモニウム、並びに第三級アミン、例
えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、N−メ
チルピペリジン、N,N−ジメチルアミノピペリジ
ン、、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザ
ビシクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデ
セン(DBU)である。
【0221】本発明に従う方法(c)の実施における反
応温度は実質的範囲内で変えることができる。反応は一
般的には−20℃〜+150℃の間の温度において、好
適には0℃〜100℃の間の温度において、実施され
る。
【0222】本発明に従う方法(c)は一般的には常圧
下で実施される。しかしながら、該方法を加圧または減
圧下で−一般的には0.1バール〜10バールの間で−
実施することもできる。
【0223】式(Ia)の化合物の製造用の本発明に従
う方法(c)を実施するためには、1モルの式(Va)
また(Vb)のアミド誘導体当たり一般的には1〜3モ
ルの、好適には1.0〜1.5モルの塩基が使用される。
【0224】本発明に従う方法(c)の好適態様では、
式(Va)また(Vb)のアミド誘導体および塩基を適
当な希釈剤中で混合し、混合物を反応が終了するまで要
求される特定温度で撹拌しそして次に一般的方法で処理
する。
【0225】本発明に従う方法(d)はチエニル化剤を
使用して行われる。使用できるチエニル化剤は有機酸素
化合物から対応する硫黄化合物への転化用に適している
一般的試薬である。好適に使用できる試薬は、硫化燐
(V)、硫化水素およびそれらのアルカリ金属塩類、並
びにいわゆるローソン試薬である。
【0226】本発明に従う方法(d)の実施における反
応温度は実質的範囲内で変えることができる。反応は一
般的には−20℃〜+150℃の間の温度において、好
適には0℃〜100℃の間の温度において、実施され
る。
【0227】本発明に従う方法(d)は一般的には常圧
下で実施される。しかしながら、該方法を加圧または減
圧下で−一般的には0.1バール〜10バールの間で−
実施することもできる。
【0228】本発明に従う方法(d)を実施するために
は、1モルの式(IVa)また(IVb)のアミド−アルコ
ール当たり一般的には1〜5モルの、好適には1.0〜
2.5モルのチエニル化剤が使用される。
【0229】本発明に従う方法(d)の好適態様では、
式(IVa)また(IVb)のアミド−アルコールを最初に
希釈剤中に加え、そして次にチエニル化剤を計量添加す
る。反応混合物を次に反応が終了するまで適当な反応温
度で撹拌しそして次に一般的方法で処理する。
【0230】該活性化合物は農業、林業、貯蔵製品およ
び材料の保護において、そして衛生分野において遭遇す
る動物性有害生物類、好適には節足動物および線虫類、
特に昆虫類およびダニ類、の防除用に使用できる。それ
らは通常の敏感性および抵抗性の種並びに全てのまたは
ある成長段階に対して活性である。
【0231】上記した有害生物には次のものが包含され
る:等脚目(Isopoda)のもの、例えばオニスカス・アセル
ス(Oniscus asellus)、オカダンゴムシ(Armadillidi
um vulgare)およびポルセリオ・スカバー(Porcellio
scabar);倍脚綱(Diplopoda)のもの、例えば、ブラニ
ウルス・グツトラタス(Blaniulusguttulatus);チロポ
ダ目(Chilopoda)のもの、例えば、ゲオフイルス・カル
ポフアグス(Geophilus carpohagus)およびスカチゲラ
(Scutigera spp.);シムフイラ目(Symphyla)のもの、
例えばスカチゲレラ・イマキユラタ(Scutigerella im
maculata);シミ目(Thysanura)のもの、例えばレプシマ
・サツカリナ(Lepisma saccharina);トビムシ目(Col
lembola)のもの、例えばオニチウルス・アルマツス(On
ychiurus armatus);直翅目(Orthoptera)のもの、例え
ばブラツタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、
ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ロイコフ
アエ・マデラエ(Leucophaea maderae)、チヤバネ・ゴ
キブリ(Blattella germanica)、アチータ・ドメスチ
クス(Acheta domesticus)、ケラ(Gryllotalpa sp
p.)、トノサマバツタ(Locusta migratoria migrator
ioides)、メラノプルス・ジフエレンチアリス(Melanop
lus differentialis)およびシストセルカ・グレガリア
(Schistocerca gregaria);ハサミムシ目(Dermapter
e)のもの、例えばホルフイキユラ・アウリクラリア(Fo
rficula auricularia);シロアリ目(Isoptera)のもの、
例えばレチキユリテルメス(Reticulitermes spp.);シ
ラミ目(Anoplura)のもの、例えばフイロクセラ・バス
タリクス(Phylloxeravastatrix)、ペンフイグス(Pemp
higus spp.)およびヒトジラミ(Pediculushumanus co
rporis)、ケモノジラミ(Haematopinus spp.)およびケ
モノホソジラミ(Linognathus spp.);ハジラミ目(Mall
ophaga)のもの、例えばケモノハジラミ(Trichodectes
spp.)およびダマリネア(Damalinea spp.);アザミウ
マ目(Thysanoptera)のもの、例えばクリバネアザミウ
マ(Hercinothrips femoralis)およびネギアザミウマ
(Thrips tabaci);半翅目(Heteroptera)のもの、例え
ばチヤイロカメムシ(Eurygaster spp.)、ジスデルク
ス・インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、ピ
エスマ・クワドラタ(Piesma quadrata)、ナンキンム
シ(Cimex lectularius)、ロドニウス・プロリクス(R
hodnius prolixus)およびトリアトマ(Triatoma sp
p.);同翅目(Homoptera)のもの、例えばアレウロデス・
ブラシカエ(Aleurodes brassicae)、ワタコナジラミ
(Bemisia tabaci)、トリアレウロデス・バポラリオル
ム(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(A
phis gossypii)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne
brassicae)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus r
ibis)、ドラリス・フアバエ(Aphis fabae)、ドラリス
・ポミ(Doralis pomi)、リンゴワタムシ(Eriosoma
lanigerum)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus aru
ndinis)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum aven
ae)、コブアブラムシ(Myzus spp.)、ホツプイボアブ
ラムシ(Phorodon humuli)、ムギクビレアブラムシ(R
hopalosiphum padi)、ヒメヨコバイ(Empoasca sp
p.)、ユースセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatu
s)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ミ
ズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、オリーブカ
タカイガラムシ(Saissetia oleae)、ヒメトビウンカ
(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilapa
rvata lugens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella
aurantii)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus heder
ae)、シユードコツカス(Pseudococcus spp.)およびキ
ジラミ(Psylla spp.);鱗翅目(Lepidoptera)のもの、
例えばワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、
ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケイ
マトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、リソコ
レチス・ブランカルデラ(Lithocolletisblancardell
a)、ヒポノミユウタ・パデラ(Hyponomeuta padell
a)、コナガ(Plutella maculipennis)、ウメケムシ(M
alacosoma neustria)、クワノキンムケシ(Euproctis
chrysorrhoea)、マイマイガ(Lymantria spp.)、ブ
ツカラトリツクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurb
eriella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrell
a)、ヤガ(Agrotis spp.)、ユークソア(Euxoa sp
p.)、フエルチア(Feltia spp.)、エアリアス・インス
ラナ(Earias insulana)、ヘリオチス(Heliothis sp
p.)、ヒロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、ヨト
ウムシ(Mamestra brassicae)、パノリス・フラメア
(Panolis flammea)、ハスモンヨトウ(Prodenia lit
ura)、シロナヨトウ(Spodoptera spp.)、トリコプル
シア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモネ
ラ(Carpocapsa pomonella)、アオムシ(Pieris sp
p.)、ニカメイチユウ(Chilo spp.)、アワノメイガ(P
yrausta nubilalis)、スジコナマダラメイガ(Ephesti
a kuehniella)、ハチミツガ(Galleria mellonell
a)、テイネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliell
a)、テイネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ホ
フマノフイラ・シユードスプレテラ(Hofmannophila p
seudospretella)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia pod
ana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、コリ
ストネウラ・フミフエラナ(Choristoneura fumiferan
a)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、
チヤハマキ(Homona magnanima)およびトルトリクス・
ビリダナ(Tortrix viridana);鞘翅目(Coleoptera)の
もの、例えばアノビウム・プンクタツム(Anobium pun
ctatum)、コナナガシンクイムシ(Rhizopertha domini
ca)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtect
us)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidiusobtectu
s)、ヒロトルペス・バジユルス(Hylotrupes bajulu
s)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、レプ
チノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlin
eata)、フエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochlear
iae)、ジアブロチカ(Diabrotica spp.)、シリオデス
・クリソセフアラ(Psylliodes chrysocephala)、ニジ
ユウヤホシテントウ(Epilachna varivestis)、アトマ
リア(Atomaria spp.)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaep
hilus surinamensis)、ハナゾウムシ(Anthonomus sp
p.)、コクゾウムシ(Sitophilus spp.)、オチオリンク
ス・スルカツス(Otiorrhychus sulcatus)、バシヨウ
ゾウムシ(Cosmopolites sordidus)、シユートリンク
ス・アシミリス(Ceuthorrhynchus assimillis)、ヒペ
ラ・ポスチカ(Hypera postica)、カツオブシムシ(De
rmestes spp.)、トロゴデルマ(Trogoderma spp.)、
アントレヌス(Anthrenus spp.)、アタゲヌス(Attagen
us spp.)、ヒラタキクイムシ(Lyctus spp.)、メリゲ
テス・アエネウス(Meligethes aeneus)、ヒヨウホン
ムシ(Ptinus spp.)、ニプツス・ホロレウカス(Niptu
s hololeucus)、セマルヒヨウホンムシ(Gibbium psy
lloides)、コクヌストモドキ(Tribolium spp.)、チヤ
イロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コメ
ツキムシ(Agriotes spp.)、コノデルス(Conoderussp
p.)、メロロンサ・メロロンサ(Melolontha melolonth
a)、アムフイマロン・ソルスチチアリス (Amphimallon
solstitialis)およびコステリトラ・ゼアランジカ(C
ostelytra zealandica);膜翅目(Hymenoptera)のも
の、例えばマツハバチ(Diprion spp.)、ホプロカムパ
(Hoplocampa spp.)、ラシウス(Lasius spp.)、イエ
ヒメアリ(Monomoriumpharaonis)およびスズメバチ(Ve
spa spp.);双翅目(Diptera)のもの、例えばヤブカ(A
edes spp.)、ハマダラカ(Anopheles spp.)、イエカ
(Culex spp.)、キイロシヨウジヨウバエ(Drosophila
melanogaster)、イエバエ(Musca spp.)、ヒメイエバ
エ(Fannia spp.)、クロバエ・エリスロセフアラ(Call
iphoro erythrocephala)、キンバエ(Lucilia sp
p.)、オビキンバエ(Chrysomya spp.)、クテレブラ(C
uterebra spp.)、ウマバエ(Gastrophilus spp.)、ヒ
ツポボスカ(Hyppobosca spp.)、サシバエ(Stomoxys
spp.)、ヒツジバエ(Oestrus spp.)、ウシバエ(Hypod
erma spp.)、アブ(Tabanus spp.)、タニア(Tannia
spp.)、ケバエ(Bibio hortulanus)、オスシネラ・
フリト(Oscinella frit)、クロキンバエ(Phorbia s
pp.)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、
セラチチス・キヤピタータ(Ceratitiscapitata)、ミバ
エオレアエ(Dacus oleae)およびガガンボ・パルドー
サ(Tipula paludosa);ノミ目(Siphonaptera)のも
の、例えばケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)
およびナガノミ(Ceratopyllus spp.);蜘形網(Arachn
ida)のもの、例えばスコルピオ・マウルス(Scorpio m
aurus)およびラトロデクタス・マクタンス(Latrodectu
s mactans);ダニ目(Acarina)のもの、例えばアシブト
コナダニ(Acarus siro)、ヒメダニ(Argas spp.)、
カズキダニ(Ornithodoros spp.)、ワクモ(Dermanyss
us gallinae)、エリオフイエス・リビス(Eriophyes
ribis)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivor
a)、オウシマダニ(Boophilus spp.)、コイタマダニ
(Rhipicephalus spp.)、アンブリオマ(Amblyomma s
pp.)、イボマダニ(Hyalommaspp.)、マダニ(Ixodes s
pp.)、キユウセンヒゼンダニ(Psoroptes spp.)、シヨ
クヒヒゼンダニ(Chorioptes spp.)、ヒゼンダニ(Sar
coptes spp.)、ホコリダニ(Tarsonemus spp.)、クロ
ーバハダニ(Bryobia praetiosa)、ミカンリンゴハダ
ニ(Panonychus spp.)およびナミハダニ(Tetranychus
spp.);ブラッタリア目(Blattaria)のもの、例えばペ
リプラネタ・ジャポニカ(Periplaneta japonica)、ペ
リプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)およ
びブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)。
【0232】植物寄生性線虫類には次のものが包含され
る:ネグサレセンチユウ(Pratylenchus spp.)、ラド
ホルス・シミリス(Radopholus similis)、ナミクキセ
ンチユウ(Ditylenchus dipsaci)、ミカンネセンチユ
ウ(Tylenchulus semipenetrans)、シストセンチユウ
(Heterodera spp.)、ネコブセンチユウ(Meloidogyne
spp.)、アフエレンコシデス(Aphelenchoides spp.)、
ロンギドルス(Longidorus spp.)、クシフイネマ(Xip
hinema spp.)およびトリコドルス(Trichodorus sp
p.)。
【0233】さらに下記のものが挙げられる:ミズス・
ペルシカエ(Myzus persicae)、リパフィ・エリシミ(L
ipaphis erysimi)、アフィス・シトロコラ(Aphis citr
ocola)、ニッポラクヌス・ピリ(Nippolachnus piri)、
ネザラ・アンテナタ(Nezara antennanta)、クレツス・
プンクチゲル(Cletus punctiger)およびリプトルツス
・クラヴァツス(Riptortus clavatus);シルトスリッ
プス・ドルサリス(Scirtothrips dorsalis)、スリップ
ス・パルミ(Thrips palmi)およびポンチクロスリップ
ス・ヂオスピロシ(Ponticulothripsdiospyrosi);オキ
ワ・イエゾエンシス(Oxya yezoensis)およびロクスタ
・ミグラトリア(Locusta migratoria);アノマラ・ク
プレア(Anomala cuprea)、オウレマ・オリザエ(Oulem
a oryzae)、リッソフホプトルス・オリゾフィルス(Lis
sorhoptrus oryzophilus)およびエピラクナ・ヴィギン
チオクトマクラタ(Epilacna vigintioctomaculata);
ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)およびクレック
ス・ピピエンス(Culexpipiens);プルテラ・キシロス
テラ(Plutella xylostella)、スポドプテラ・リツラ
(Spodoptera litura)およびチロ・スプレッサリス(Ch
ilo suppressalis);テトラニクス・ウルチカエ(Tetra
nychus urticae)、テトラニクス・カンザワシ(Tetrany
chus kanzawai)、パノニクス・ウルミ(Panonychus ulm
i)、パノニクス・シトリ(Panonychus citri)、デルマ
トファゴイデ・ファリナエ(Dermatophagoides farina
e)、チロファグス・プトレッセンチアエ(Tyrophagus p
utrescentiae)、ポリファゴタルソネムス・ラツス(Pol
yphagotarsonemus latus)、オルニトニッスス・バコチ
(Ornithonyssus bacoti)、イキソデス・オヴァツス(I
xodes ovatus)およびヘマフィサリス・ロンギコルニス
(Haemaphysalis longicornis);フチルス・プビス(Pt
hirus pubis);プレックス・イリタンス(Pulex irrita
ns)およびクテノセファリデス・カニス(Ctenocephalid
es canis);ペチクリテルメス・スペラツス(Peticulit
ermes speratus)およびコプトテルメス・フォルモサヌ
ス(Coptotermes formosanus)。
【0234】該活性化合物類はそれらの特定の物理的お
よび/または化学的性質により、通常の調合物、例えば
液剤、乳剤、水和剤、懸濁剤、粉末、泡剤、ペースト、
粒剤、エーロゾル、活性化合物を含浸させた天然および
合成物質、重合体物質中の極小カプセル、種子用のコー
テイング組成物および燃焼装置例えば燻蒸用カートリツ
ジ、燻蒸用缶および燻蒸用コイルと共に使用される調合
物、並びにULV冷ミストおよび温ミスト調合物に転化
できる。
【0235】これらの調合物は既知の方法で、例えば活
性化合物を伸展剤即ち液体もしくは液体溶媒および/ま
たは固体担体と、随時表面活性剤すなわち乳化剤および
/または分散剤および/または発泡剤および/または安
定剤を用いて混合することにより製造することができ
る。
【0236】伸展剤として水を用いる場合、例えば補助
溶媒として有機溶媒を用いることもできる。液体溶媒と
して、主に芳香族類、例えばキシレン、トルエン、トリ
メチルベンゼンもしくはアルキルナフタレン、塩素化さ
れた芳香族もしくは塩素化された脂肪族炭化水素類、例
えばクロロベンゼン、ジクロロエタン、トリクロロエタ
ン、クロロエチレンもしくは塩化メチレン、脂肪族炭化
水素類、例えばシクロヘキサン、ヘキサン、またはパラ
フイン類、例えば鉱油留分、鉱物性および植物性油類、
例えば大豆およびオリーブ油、アルコール類、例えばブ
タノール、メタノール、フェノキシエタノールもしくは
グリコール並びにそれらのエーテル類およびエステル
類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、エ
ーテル類、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ンもしくはジオキサン、ニトリル類、例えばアセトニト
リル、エステル類、例えば酢酸エチル、強い有極性溶
媒、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホ
キシド並びに水が適している。液化した気体の伸展剤ま
たは担体とは、常温および常圧では気体である液体を意
味し、例えばハロゲン化された炭化水素並びにブタン、
プロパン、窒素および二酸化炭素の如きエーロゾル噴射
基剤である。固体の担体としては例えば、アンモニウム
塩類および粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレ
イ、タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モン
トモリロナイトまたは珪藻土、並びに合成鉱物、例えば
高度に分散したケイ酸、アルミナおよびシリケートを用
いることができる。粒剤に対する固体の担体として、粉
砕し且つ分別した天然石、例えば方解石、大理石、軽
石、海泡石および白雲石並びに無機および有機のひきわ
り合成顆粒および有機物質の顆粒、例えば澱粉、おがく
ず、大豆粉、魚ひきわり、小麦粉、やしがら、トウモロ
コシ穂軸およびタバコ茎を用いることができる。乳化剤
および/または発泡剤として、非イオン性および陰イオ
ン性乳化剤、例えばポリオキシアルキレンアルキルエー
テル類、ポリオキシアルキルアルキルアリールエーテル
類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシ
エチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキルア
リールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネー
ト、アルキルスルフエート、アリールスルホネート、ア
ルキルアリールスルホネート、ポリオキシアルキレンア
ルキルアリールスルホネート、並びにアルブミン加水分
解生成物を用いることができる。分散剤および接着促進
剤には例えばリグニン−スルフアイト廃液、メチルセル
ロース、ナフタレンスルホン酸/ホルマリン縮合物、澱
粉、モントモリロナイト、合成水溶性高分子、カルボキ
シメチルセルロース並びに粉末、顆粒またはラテックス
状の天然および合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリ
ビニルアルコールおよびポリゴム酢酸ビニル、並びに天
然燐脂質、例えばセファリンおよびレシチン、および合
成燐脂質が含まれる。他の添加物は鉱物性および植物性
の油である。
【0237】安定剤として挙げられるものは、例えば、
燐酸エステル類、グリコール類、非イオン性表面活性
剤、芳香族ジアミン類、植物性油類およびエポキシド化
された油類である。
【0238】着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、
酸化チタンおよびプルシアンブルー、並びに有機染料、
例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシア
ニン染料、並びに微量の栄養剤、例えば鉄、マンガン、
ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩、を
用いることができる。
【0239】調合物は一般に0.01〜95重量%、好
ましくは0.5〜90重量%、の活性化合物を含有す
る。
【0240】これらの値は、使用される調合物により、
実質的な範囲内で変えることができる。例えば、乳剤、
水和剤、自由流動性組成物などの場合には、調合物は活
性化合物を0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜2
0重量、の濃度で含有することができ、そして粉剤、粒
剤などの場合には、それらは活性化合物を0.01〜2
0重量%、好ましくは0.1〜10重量、の濃度で含有
することができる。
【0241】式(I)の化合物の適用量は活性化合物の
性質、使用形および有害生物感染度に依存する。
【0242】農業では、一般的に1ヘクタール当たり1
〜10,000g、好ましくは10〜1000g、が使
用される。上記の乳剤、水和剤、自由流動性組成物など
の場合には、これらは一般的には1000〜10,00
0倍に希釈しそして1ヘクタール当たり1000〜1
0,000リットルの量で使用することができる。
【0243】粉剤、粒剤などの場合には、一般的に1ヘ
クタール当たり2〜40kgが使用される。
【0244】衛生分野および昆虫に対しては、組成物は
1m2当たり0.05〜100g、好ましくは0.01〜
50g、の活性化合物が適用されるような方法で使用さ
れる。
【0245】本発明に従う活性化合物は、それらの商業
的に入手可能なタイプの調合物中およびこれらの調合物
から製造された使用形態中で、他の活性化合物、例えば
殺昆虫剤、誘引剤、滅菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌
・殺カビ剤(fungicide)、生長調節用物質または除草剤
との混合物として存在することもできる。殺昆虫剤には
例えばホスフェート類、カルバメート類、カルボキシレ
ート類、塩素化された炭化水素類、フエニルウレア類お
よび微生物により製造された物質が包含される。
【0246】下記の化合物が挙げられる:アクリナスリ
ン(acrinathrin)、アルファメスリン(alphamethrin)、
ベタシフルスリン(betacyfluthrin)、ビフェンスリン(b
ifenthrin)、ブロフェンプロックス(brofenprox)、シス
−レスメスリン(cis-resmethrin)、クロシスリン(clocy
thrin)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、シフルス
リン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シペ
ルメスリン(cypermethrin)、デルタメスリン(deltameth
rin)、エスフェンヴァレレート(esfenvalerate)、エト
フェンプロックス(etofenprox)、フェンプロパスリン(f
enpropathrin)、フェンヴァレレート(fenvalerate)、フ
ルシスリネート(flucythrinate)、フルヴァリネート(fl
uvalinate)、ラムダ−シハロスリン(lambda-cyhalothri
n)、ペルメスリン(permethrin)、ピレスメスリン(pyres
methrin)、ピレスルム(pyrethrum)、シラフルオフェン
(silafluofen)、トラロメスリン(tralomethrin)、ゼタ
メスリン(zetamethrin)、アラニカルブ(alanycarb)、ベ
ンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuraca
rb)、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブトカルボキシム(b
utocarboxim)、カルバリール(carbaryl)、カルタップ(c
artap)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブ
カルブ(fenobucarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、
イソプロカルブ(isoprocarb)、メチオカルブ(methiocar
b)、メトミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、
オキサミル(oxamyl)、ピリミカルブ(pirimicarb)、プロ
メカルブ(promecarb)、プロポクスル(propoxur)、テル
バム(terbam)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノ
ックス(thiofanox)、トリメタカルブ(trimethacarb)、
XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)、アセフェート(ac
ephate)、アジンフォス(azinphos)A、アジンフォス(az
inphos)M、ブロモフォス(bromophos)A、カジュサフォ
ス(cadusafos)、カルボフェノチオン(carbofenothio
n)、クロルフェンヴィンフォス(chlorfenvinphos)、ク
ロルメフォス(chlormephos)、クロルピリフォス(chlorp
yrifos)、クロルピリフォス(chlorpyrifos)M、シアノ
フォス(cyanophos)、デメトン(demeton)M、デメトン−
S−メチル(demeton-S-methyl)、デメトン(demeton)
S、ジアジノン(diazinon)、ジクロルヴォス(dichlorvo
s)、ジクリフォス(dicliphos)、ジクロルフェンチオン
(dichlorfenthion)、ジクロトフォス(dicrotophos)、ジ
メトエート(dimethoate)、ジメチルヴィンフォス(dimet
hylvinphos)、ジオキサチオン(dioxathion)、ジスルフ
ォトン(disulfoton)、エジフェンフォス(edifenphos)、
エチオン(ethion)、エトリンフォス(etrimphos)、フェ
ニトロチオン(fenitrothion)、フェンチオン(fenthio
n)、フォノフォス(fonophos)、フォルモチオン(formoth
ion)、ヘプテノフォス(heptenophos)、イプロベンフォ
ス(iprobenfos)、イサゾフォス(isazophos)、イソキサ
チオン(isoxathion)、フォレート(phorate)、マラチオ
ン(malathion)、メカルバル(mecarbam)、メルヴィンフ
ォス(mervinphos)、メスルフェンフォス(mesulfenpho
s)、メタクリフォス(methacrifos)、メタミドフォス(me
thamidophos)、ナレド(naled)、オメトエート(omethoat
e)、オキシデメトン(oxydemeton)M、オキシデプロフォ
ス(oxydeprofos)、パラチオン(parathion)A、パラチオ
ン(parathion)M、フェントエート(phenthoate)、フォ
レート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメッ
ト(phosmet)、フォスファムドン(phosphamdon)、フォキ
シム(phoxim)、ピリミフォス(pirimiphos)A、ピリミフ
ォス(pirimiphos)M、プロパフォス(propaphos)、プロ
チオフォス(prothiophos)、プロトエート(prothoate)、
ピラクロフォス(pyraclophos)、ピリダフェンチオン(py
ridaphenthion)、クイナルフォス(quinalphos)、サリチ
オン(salithion)、セブフォス(sebufos)、スルフォテッ
プ(sulfotep)、スルプロフォス(sulprofos)、テトラア
クロルヴィンフォス(tetrachlorvinphos)、テメフォス
(temephos)、チオメトン(thimethon)、チオナジン(thin
azin)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリアゾフォ
ス(troazophos)、ヴァミドチオン(vamidothion)、DM
TP(S−[5−メトキシ−1,3,4−チアジアゾール
−2(3H)−オニル−(3)−メチル]ジチオ燐酸O,O−
ジメチル)、DDVP(2,2−ジクロロビニル燐酸ジ
メチル)、CYAP(O−4−シアノフェニルチオ燐酸
O,O−ジメチル)、ブプロフェジン(buprofezin)、ク
ロルフルアズロン(chlorfuluazuron)、ジフルベンズロ
ン(diflubenzuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuro
n)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルム
ロン(hexaflumuron)、ピリプロキシフェン(pyriproxife
n)、テブフェノジド(tebufenozide)、テフルベンズロン
(teflubenzuron)、トリフルムロン(troflumuron)、イミ
ダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyra
m)、N−[(6−クロロ−3−ピリジニル)−メチル]−
N′−シアノ−N−メチルエタンイミド−アミド(NI
−25)、アバメクチン(abamectin)、アミトラジン(am
itrazin)、アヴェルメクチン(avermectin)、アザジラク
チン(azadirachtin)、ベンスルタップ(bensultap)、バ
シルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、
シロマジン(cyromazine)、ジアフェンチウロン(diafent
hiuron)、エマメクチン(emamectin)、エトフェンプロッ
クス(ethofenprox)、フェンピラド(fenpyrad)、フィプ
ロニル(fipronil)、フルフェンプロックス(flufenpro
x)、ルフェヌロン(lufenuron)、メタルデヒド(metalude
hyde)、ミルベメクチン(milbemectin)、ピメトロジン(p
ymetrozine)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、トリ
アズロン(triazuron)、アルジカルブ(aldicarb)、ベン
ジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracar
b)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(car
bosulfan)、クロルエトキシフォス(chlorethoxyfos)、
クロエトカルブ(cloethocarb)、ジスルフォトン(disulf
oton)、エトフロフォス(ethophrophos)、エトリンフォ
ス(etrimphos)、フェナミフォス(fenamiphos)、フィプ
ロニル(fipronil)、フォノフォス(fonofos)、フォスチ
アゼート(fosthiazate)、フラチオカルブ(furathiocar
b)、HCH、イサゾフォス(isazophos)、イソフェンフ
ォス(isofenphos)、メチオカルブ(methiocarb)、モノク
ロトフォス(monocrotophos)、ニテンピラム(nitenpyra
m)、オキサミル(oxamyl)、フォレート(phorate)、フォ
キシム(phoxim)、プロチオフォス(prothiofos)、ピラク
ロフォス(pyrachlofos)、セブフォス(sebufos)、シラフ
ルオフェン(silafluofen)、テブピリンフォス(tebupiri
mphos)、テフルスリン(tefluthrin)、テルブフォス(ter
bufos)、チオジカルブ(thiodicarb)、チアフェノックス
(thiafenox)、アゾシクロチン(azocyclotin)、ブチルピ
リダベン(butylpyridaben)、クロフェンテジン(clofent
ezine)、シヘキサチン(cyhexatin)、ジフェンチウロン
(difenthiuron)、ジエチオン(diethion)、エマメクチン
(emamectin)、フェナザクイン(fenazaquin)、フェンブ
タチンオキシド(fenbutatin oxide)、フェノチオカルブ
(fenothiocarb)、フェンプロパスリン(fenpropathri
n)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピロキシメート(f
enpyroximate)、フルアジナム(fluazinam)、フルアズロ
ン(fluazuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、
フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルヴァリネート
(fluvalinate)、フブフェンプロックス(fubfenprox)、
ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、イヴェメクチン(iv
emectin)、メチダチオン(methidathion)、モノクロトフ
ォス(monocrotophos)、モキシデクチン(moxidectin)、
ナレド(naled)、フォサロン(phosalone)、プロフェノフ
ォス(profenofos)、ピラクロフォス(pyraclofos)、ピリ
ダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、テ
ブフェンピラド(tebufenpyrad)、スリンギエンシン(thu
ringiensin)、トリアラテン(triarathene)および4−ブ
ロモ−2−(4−クロロフェニル)−1−(エトキシメチ
ル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピロール−3
−カルボニトリル(AC303630)、ジコトール(d
icotol)、クロロベンジレート(chlorobenzilate)、ブロ
モプロピレート(bromopropylate)、クロロフェンソン(c
hlorofenson)、BPPS。
【0247】特に好適な混合相手はさらに例えば下記の
ものである: 殺菌・殺カビ剤 2−アミノブタン、2−アニリノ−4−メチル−6−シ
クロプロピル−ピリミジン、2′,6′−ジブロモ−2
−メチル−4′−トリフルオロメトキシ−4′−トリフ
ルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシ
アニリド、2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメ
チルベンジル)−ベンズアミド、(E)−2−メトキシイ
ミノ−N−メチル−2−(2−フェノキシフェニル)−ア
セトアミド、硫酸8−ヒドロキシキノリン、(E)−2−
{2−[6−(2−シアノフェノキシ)−ピリミジン−4−
イルオキシ]−フェニル}−3−メトキシアクリル酸メチ
ル、(E)−メトキシイミノ[アルファ−(o−トリルオキ
シ)−o−トリル)酢酸メチル、2−フェニルフェノール
(OPP)、アルジモルフ(aldimorph)、アンプロピル
フォス(ampropylfos)、アニラジン(anilazine)、アザコ
ナゾール(azaconazole)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベ
ノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ビナパクリ
ル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ビタルタノー
ル(bitertanol)、ブラスチシジン(blasticidin)−S、
ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブピリメート(bupi
rimate)、ブチオベート(buthiombate)、ポリ硫化カルシ
ウム、カプタフォル(captafol)、カプタン(captan)、カ
ルベンダジメ(carbendazime)、カルボキシン(carboxin
e)、チノメチオネート(chinomethionate)(キノメチオ
ネート(quinomethionate))、クロロネブ(chloroneb)、
クロロピクリン(chloropicrin)、クロロタロニル(chlor
othalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クフラネ
ブ(cufraneb)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナ
ゾール(cyproconazole)、シプロフラム(cyprofuram)、
ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(d
ichlobutrazole)、ジクロフルアニド(diclofluanid)、
ジクロメジン(diclomezin)、ジクロラン(dicloran)、ジ
エトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾー
ル(difenoconazole)、ジメチリモル(dimethirimol)、ジ
メトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール(diniconaz
ole)、ジノキャップ(dinocap)、ジフェニルアミン(diph
enylamine)、ジピリチオン(dipyrithione)、ジタリンフ
ォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドジン(do
dine)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、エジフェンフォ
ス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxyconazol
e)、エチリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridi
azole)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾー
ル(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェニ
トロパン(fenitropan)、フェンピクロニル(fenpicloni
l)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモ
ルフ(fenpropimorph)、フェンチンアセテート(fentin a
cetate)、フェンチンヒドロキシド(fentin hydroxid
e)、フェルバム(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、
フルアジナム(fluazinam)、フルジオキソニル(fludioxo
nil)、フルオロミド(fluoromide)、フルクインコナゾー
ル(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、
フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(fluto
lanil)、フルトリアフォル(flutriafol)、フォルペット
(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminu
m)、フタリド(fthalide)、フベリダゾール(fuberidazol
e)、フララキシル(furalaxyl)、フルメシクロックス(fu
rmecyclox)、グアザチン(guazatine)、ヘキサクロロベ
ンゼン(hexachlorobenzene)、ヘキサコナゾール(hexaco
nazole)、ヒメキサゾール(hymexazole)、イマザリル(im
azalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イモ
ノクタジン(iminoctadin)、イプロベンフォス(iprobenf
os)(IBP)、イプロジオン(iprodione)、イソプロチ
オラン(isoprothiolan)、カスガマイシン(kasugamyci
n)、銅調合物、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ
塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー
(Bordeaux)混合物、マンコッパー(mancopper)、マンコ
ゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メパニピリム(mepani
pyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalax
yl)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルフォカル
ブ(methasulfocarb)、メスフロキサム(methfuroxam)、
メチラム(metiram)、メトスルフォヴァックス(metsulfo
vax)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ジメチルジチオ
カルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル(nit
rothal-isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、オフレー
ス(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサモカ
ルブ(oxamocarb)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、
ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(pencon
azole)、ペンシキュロン(pencycuron)、フォスジフェン
(phosdiphen)、フタリド(phthalide)、ピマリシン(pima
ricin)、ピペラリン(piperalin)、ポリカルバメート(po
lycarbamate)、ポリオキシン(polyoxin)、プロベナゾー
ル(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシ
ミドン(procymidon)、プロパモカルブ(propamocarb)、
プロピコナゾール(propiconazole)、プロピナブ(propin
eb)、ピラゾフォス(pyrazophos)、ピリフェノックス(py
rifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロクイロン
(pyroquilon)、クイントゼン(quintozen)(PCN
B)、硫黄および硫黄調合物、テブコナゾール(tebucon
azole)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(te
cnazen)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベン
ダゾール(thiabendazole)、チシオフェン(thicyofen)、
チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、チラム
(thiram)、トルクロフォス−メチル(tolclophos-methy
l)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメフォ
ン(troadimefon)、トリアジメノール(troadimenol)、ト
リアゾキシド(troazoxide)、トリクラミド(trichlami
d)、トリシクラゾール(trocyclazole)、トリデモルフ(t
ridemorph)、トリフルミゾール(troflumizole)、トリフ
ォリン(triforin)、トリチコナゾール(triticonazol
e)、ヴァリダマイシン(validamycin)A、ヴィンクロゾ
リン(vinclozolin)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)。
【0248】殺バクテリア剤:ブロモポール(Bronopo
l)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nit
rapyrin)、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カス
ガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilino
n)、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン(oxyte
tracycline)、プロベナゾール(probenazole)、ストレプ
トマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftal
am)、硫酸銅および他の銅調合物。
【0249】誘引剤として挙げられるものは、例えば、
安息香酸、4−アリル−2−メトキシフェノールおよび
4−(p−アセトキシフェニル)−2−ブタノンである。
【0250】本発明に従い使用できる活性化合物はさら
にそれらの商業的に入手可能な調合物中およびこれらの
調合物から製造された使用形態中で、相乗剤との混合物
として存在することもできる。相乗剤とは加えられる相
乗剤自身は活性である必要はないが、活性化合物の活性
を増加させる化合物である。
【0251】商業的に入手可能なタイプの調合物から製
造された使用形態の活性化合物含有量は広範囲にわたつ
て変化させることができる。使用形態の活性化合物含有
量は0.0000001〜95重量%の、好ましくは0.
0001〜1重量%の、活性化合物である。
【0252】適用は使用形態に適する通常の方法で実施
できる。
【0253】本発明に従い使用できる活性化合物は植
物、衛生および貯蔵製品有害生物に対してだけでなく動
物医薬分野において動物性寄生体(体外寄生体および体
内寄生体)、例えばスカリー・チック(scaly ticks)、
アルガシダエ(Argasidae)、スカブ・マイト(scab mite
s)、トロンビダエ(trombidae)、ハエ(刺すハエおよび
吸うハエ)、寄生性のハエ幼虫、シラミ、毛髪シラミ、
鳥シラミ、ノミおよび体内寄生虫に対しても活性であ
る。例えば、それらはダニ、例えばブーフィルス・ミク
ロプルス(Boophilus microplus)、に対して顕著な活性
を示す。
【0254】本発明に従い使用できる式(I)の活性化
合物は、農業用家畜、例えば牛、羊、山羊、馬、豚、驢
馬、駱駝、バッファロー、兎、鶏、七面鳥、あひる、鵞
鳥、蜜蜂、他の室内動物、例えば犬、猫、飼育用の鳥お
よび水族館の魚、いわゆる実験動物、例えばハムスタ
ー、モルモット、ネズミおよびハツカネズミを攻撃する
節足動物を防除するためにも適している。これらの節足
動物を防除することにより、本発明に従う活性化合物を
使用することにより死亡および(肉、乳、毛、皮、卵、
蜜などに関する)性質減少を意図してさらに経済的で且
つ簡単な動物飼育が可能になる。
【0255】動物分野においては、本発明に従う活性化
合物は既知の方法で例えば錠剤、カプセル、飲み薬、ド
レンチ、粒剤、ペースト、ボリ、注入方法、坐薬の形状
で経腸的投与により、例えば注射(筋肉内、皮下、静脈
内、腹腔内など)の如き非傾向的投与により、移植によ
り、鼻投与により、例えば浸漬または浸浴、噴霧、注ぎ
および滴下、洗浄、散布の形での皮膚投与により、そし
て例えば首輪、耳札、尾札、足輪、首縄、標識装置など
の如き活性化合物を含んでいる成型品使用により、投与
される。
【0256】家畜、家禽類、室内動物などに対して使用
される時には、式(I)の活性化合物は活性化合物を1
〜80重量%の量で含有する調合物(例えば、粉剤、乳
剤、自由流動性組成物)を直接もしくは100〜10,
000倍希釈して使用することができ、またはそれらを
化学浴として使用することもできる。
【0257】本発明に従う物質の製造および使用を下記
の実施例により説明する。
【0258】
【実施例】製造実施例実施例1
【0259】
【化62】
【0260】4.5g(82%純度物質:10.6ミリモ
ル)のN−[3−ヒドロキシ−1−(4−t−ブチル−フ
ェニル)−プロピル]−2,6−ジフルオロ−ベンズアミ
ドを65mlのトルエン中に溶解させ、そして塩化チオ
ニル(4.5g、37.8ミリモル)を加えた。反応混合
物を次に80℃において3時間にわたり撹拌しそして次
に濃縮した。残渣を65mlのメタノール中に加え、そ
して水酸化ナトリウム(1.55g、38.8ミリモル)
の8.5mlの水中溶液を60℃において15分間にわ
たり加えた。混合物を60℃において1時間にわたり撹
拌しそして次に冷却し、水で希釈し、そして塩化メチレ
ンで抽出した。このようにして得られた粗製生成物をシ
リカゲル上で移動相シクロヘキサン/酢酸エチル3:1
を使用してクロマトグラフィーにかけた。
【0261】1.7g(理論値の49%)の4−(4−t
−ブチルフェニル)−2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジンが屈折率
D 22=1.5405の黄色油状で得られた。
【0262】実施例2
【0263】
【化63】
【0264】5.5g(11.6ミリモル)の83%純度
の2−(2,6−ジフルオロベンズアミド)−メチル−2
−メシルオキシメチルインダンを120mlの乾燥テト
ラヒドロフラン中に溶解させ、そして1.87g(16.
7ミリモル)のカリウムターシャリー−ブチレートを0
℃において加えた。混合物を0℃において15分間にわ
たりそして次に室温において1時間にわたり撹拌した。
その後、混合物を蒸発させそして残渣を370mlの水
および700mlのジエチルエーテルの混合物の間に分
配させた。有機相を分離しそして水相を次にエーテルで
2回以上抽出した。一緒にした抽出物をNa2SO4を用
いて乾燥しそして蒸発させた。精製のために、残渣をシ
リカゲル上で塩化メチレン/酢酸エチル(98:2容量
/容量)を使用してクロマトグラフィーにかけた。収
量:0.94g、融点68℃。
【0265】下記式(I)のアジン類が対応する方法で
そして一般的な製造データに従い得られた。
【0266】
【表7】
【0267】
【表8】
【0268】
【表9】
【0269】
【表10】
【0270】
【表11】
【0271】
【表12】
【0272】
【表13】
【0273】
【表14】
【0274】式(Ia−30)の化合物
【0275】
【表15】
【0276】
【表16】
【0277】
【表17】
【0278】
【表18】
【0279】
【表19】
【0280】
【表20】
【0281】
【表21】
【0282】
【表22】
【0283】
【表23】
【0284】
【表24】
【0285】
【表25】
【0286】
【表26】
【0287】
【表27】
【0288】
【表28】
【0289】
【表29】
【0290】
【表30】
【0291】
【表31】
【0292】
【表32】
【0293】
【表33】
【0294】
【表34】
【0295】
【表35】
【0296】
【表36】
【0297】
【表37】
【0298】
【表38】
【0299】
【表39】
【0300】
【表40】
【0301】
【表41】
【0302】
【表42】
【0303】
【表43】
【0304】
【表44】
【0305】
【表45】
【0306】
【表46】
【0307】
【表47】
【0308】
【表48】
【0309】
【表49】
【0310】
【表50】
【0311】* δ[ppm]=ppmでの化学シフト;
CDCl3中で標準としてTMS(テトラメチルシラ
ン)を用いて測定された1H−NMRスペクトル、各場
合におけるプロトンの配置は実施例25の式中の如くで
ある ** MS=質量スペクトル *** logP=移動相としてH2O/CH3CNを用いる
125×4.0mmクロマシル(Kromasil)120C18
(5μm)上でのHPLC分析により測定されたアルカ
ン/水分配係数の負の常用対数;流速:1.5ml/
分。
【0312】式
【0313】
【化64】
【0314】の化合物
【0315】
【表51】
【0316】
【表52】
【0317】
【表53】
【0318】
【表54】
【0319】
【表55】
【0320】
【表56】
【0321】
【表57】
【0322】
【表58】
【0323】
【表59】
【0324】
【表60】
【0325】
【表61】
【0326】
【表62】
【0327】
【表63】
【0328】
【表64】
【0329】
【表65】
【0330】
【表66】
【0331】
【表67】
【0332】
【表68】
【0333】
【表69】
【0334】式
【0335】
【化65】
【0336】の化合物
【0337】
【表70】
【0338】
【表71】
【0339】
【表72】
【0340】
【表73】
【0341】
【表74】
【0342】
【表75】
【0343】
【表76】
【0344】
【表77】
【0345】
【表78】
【0346】表中に挙げられている個々の実施例の製造
を以下に記載する。
【0347】実施例85 氷で冷却し且つ撹拌しながら、1.74g(15.2ミリ
モル)の塩化メタンスルホニルおよび10mlのテトラ
ヒドロフランの混合物を4.5g(13.8ミリモル)の
N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−アミノ−3
−(4−クロロフェニル)−1−プロパノール、1.54
g(15.2ミリモル)のトリエチルアミンおよび50
mlのテトラヒドロフランの混合物に滴々添加した。混
合物を室温において2時間撹拌しそして濾過し、そして
濾液を真空中で濃縮した。残渣を50mlのメタノール
中に加え、2gの水酸化カリウムを加えそして混合物を
70℃において30分間撹拌した。一般的処理後に、粗
製生成物をシリカゲル上で移動相n−ヘキサン/酢酸エ
チル8/2を使用するカラムクロマトグラフィーにより
精製した。3.1g(72.9%)の2−(2,6−ジフル
オロフェニル)−4−(4−クロロフェニル)−5,6−ジ
ヒドロ−(4H)1,3−オキサジンが無色の油状で得ら
れた。
【0348】1H−NMR(60MHz、CDCl3、T
MS)δ(ppm):1.6−2.6(2H,m)、4.2
−4.4(2H,m)、4.7(1H,dd,J=5Hz,J
=8Hz)、6.6−7.6(7H,m);IR:167
4cm-1(C=N)実施例197 5.0g(14.4ミリモル)のN−(2,6−ジフルオロ
ベンゾイル)−3−アミノ−3−(4−ターシャリー−ブ
チルフェニル)−1−プロパノール、3.2g(14.4
ミリモル)の五硫化燐および30mlのトルエンの混合
物を還流下で6時間加熱した。混合物を自然に冷却さ
せ、10mlの20%強度水酸化ナトリウム水溶液を加
え、そして混合物を還流下で30分間加熱した。一般的
処理後に、粗製生成物をシリカゲル上でのカラムクロマ
トグラフィー(移動相n−ヘキサン/酢酸エチル8/
2)により精製した。2.7g(54.3%)の融点が9
1.0−91.5℃の2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−(4−ターシャリー−ブチル−フェニル)−5,6
−ジヒドロ−(4H)1,3−オキサジンが得られた。
【0349】1H−NMR(60MHz、CDCl3、T
MS)δ(ppm):1.3(9H,s)、1.4−2.5
(2H,m)、3.0−3.3(2H,m)、4.8(1H,
dd,J=4Hz,J=8Hz)、6.6−7.5(7H,
m);実施例36 工程は実施例85用の如くであったが、3.5g(11.
4ミリモル)のN−(2−クロロ−6−フルオロベンゾ
イル)−3−アミノ−3−フェニル−1−プロパノール
をN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−アミノ−
3−(4−ターシャリー−ブチルフェニル)−1−プロパ
ノールの代わりに使用した。2.2g(66.8%)の2
−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−フェニル
−5,6−ジヒドロ−(4H)1,3−オキサジンが無色の
油状で得られた。
【0350】1H−NMR(60MHz、CDCl3、T
MS)δ(ppm):1.7−2.6(2H,m)、4.2
−4.5(2H,m)、4.8(1H,dd,J=5Hz,J
=8Hz)、6.8−7.5(8H,m);IR:168
0cm-1(C=N)実施例298 工程は実施例85用の如くであったが、4g(11.1
ミリモル)のN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3
−アミノ−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−1−
プロパノールをN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−
3−アミノ−3−(4−ターシャリー−ブチルフェニル)
−1−プロパノールの代わりに使用した。2.7g(7
1.1%)の2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−
(3−トリフルオロメチルフェニル)−5,6−ジヒドロ
−(4H)1,3−オキサジンが無色の油状で得られた。
【0351】1H−NMR(60MHz、CDCl3、T
MS)δ(ppm):1.7−2.6(2H,m)、4.0
−4.5(2H,m)、4.8(1H,dd,J=5Hz,J
=8Hz)、6.6−7.7(8H,m);IR:167
6cm-1(C=N)実施例193 工程は実施例85用の如くであったが、4.0g(11.
5ミリモル)のN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−
3−アミノ−3−(3−ターシャリー−ブチル−フェニ
ル)−1−プロパノールをN−(2,6−ジフルオロベン
ゾイル)−3−アミノ−3−(4−ターシャリー−ブチル
フェニル)−1−プロパノールの代わりに使用した。2.
6g(68.6%)の2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−(3−ターシャリー−ブチルフェニル)−5,6−
ジヒドロ−(4H)1,3−オキサジンが無色の油状で得
られた。
【0352】1H−NMR(60MHz、CDCl3、T
MS)δ(ppm):1.3(9H,s)、1.7−2.4
(2H,m)、4.2−4.5(2H,m)、4.8(1H,
dd,J=5Hz,J=8Hz)、6.8−7.5(7H,
m);IR:1676cm-1(C=N)実施例213 工程は実施例85用の如くであったが、4g(10.3
ミリモル)のN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3
−アミノ−(3−n−ヘプチルフェニル)−1−プロパノ
ールをN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−アミ
ノ−3−(4−ターシャリー−ブチルフェニル)−1−プ
ロパノールの代わりに使用した。2.7g(70.8%)
の2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(3−n−ヘ
プチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−(4H)1,3−オ
キサジンが無色の油状で得られた。
【0353】1H−NMR(60MHz、CDCl3、T
MS)δ(ppm):0.5−2.8(17H,m)、4.
1−4.4(2H,m)、4.7(1H,dd,J=5Hz,
J=7Hz)、6.5−7.4(7H,m);IR:16
76cm-1(C=N)実施例154 工程は実施例85用の如くであったが、5.0g(10.
8ミリモル)のN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−
3−アミノ−(3−メチル−4′−トリフルオロメトキ
シビフェニル−4−イル)−1−プロパノールをN−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−アミノ−3−(4
−ターシャリー−ブチルフェニル)−1−プロパノール
の代わりに使用した。3.1g(64.5%)の2−(2,
6−ジフルオロフェニル)−4−(3−メチル−4′−ト
リフルオロメトキシビフェニル−4−イル)−5,6−ジ
ヒドロ−(4H)1,3−オキサジンが無色の油状で得ら
れた。
【0354】1H−NMR(60MHz、CDCl3、T
MS)δ(ppm):1.6−2.6(2H,m)、2.4
(3H,s)、4.2−4.4(2H,m)、4.9(1H,
dd,J=5Hz,J=8Hz)、6.6−7.6(10
H,m);IR:1678cm-1(C=N)式(II)の出発物質実施例(II−1)段階1 :沸騰前状態を保つような方法で、ナトリウム
(5.75g、0.25モル)を一部分ずつ静かに沸騰し
ている炭酸ジエチル(195g、1.65モル)に加え
た。その後、浴温を140℃に高め、p−t−ブチルア
セトフェノン(44g、0.25モル)を30分間にわ
たり滴々添加し、そして同時に反応により生成したエタ
ノールを橋上で蒸留除去した。浴温をさらに160℃に
高め、そして頭部上温度が120℃に達するまでバッチ
の撹拌を続けた。混合物を冷却し、80gの氷/20m
lの氷酢酸上に注ぎ、そしてジエチルエーテルで抽出し
た。
【0355】粗製生成物を蒸留した後に、32.5gの
沸点が126℃/0.6ミリバールである2−(p−t−
ブチルベンゾイル)−酢酸エチル(理論値の52%)が
得られた。
【0356】段階2:2−(p−t−ブチルベンゾイル)
−酢酸エチル(14.88g、0.06モル)をO−メチ
ル−ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.01g、0.06モ
ル)の60mlのピリジン中溶液に加え、そして混合物
を70℃において15時間にわたり撹拌し、冷却し、5
00mlの水上に注ぎそして塩化メチレンで抽出した。
【0357】14.9gの3−(p−t−ブチルフェニ
ル)−3−メトキシイミノ−プロピオン酸エチル(理論
値の90%)が薄黄色の油状で得られた。
【0358】段階3:3−(p−t−ブチルフェニル)−
3−メトキシイミノ−プロピオン酸エチル(14.9
g、0.054モル)の50mlのジメトキシエタン中
溶液を水素化アルミニウムリチウム(6.16g、0.1
62モル)の100mlのジメトキシエタン中懸濁液に
30分間にわたり滴々添加した。混合物を次に還流下で
2時間にわたり沸騰させそして冷却した。32.4ml
の飽和塩化ナトリウム水溶液を0℃において加えた。混
合物を60℃に1時間加熱しそして濾過し、フィルター
上の残渣を熱時にトルエンで抽出し、そして抽出物を再
び濾過した。濾液を一緒に濃縮した。
【0359】9.9gの3−アミノ−3−(p−t−ブチ
ルフェニル)−1−プロパノール(理論値の88%)が
その後の反応用に適している純度の透明な油状で得られ
た(実施例1参照)。
【0360】実施例(II−2)
【0361】
【化66】
【0362】2.21gのLiAlH4を最初に90ml
の乾燥ジメトキシエタン中に加え、そして4gの2−シ
アノ−インダン−2−カルボン酸エチル[A.バイエル
(Bayer)およびW.パーキン(Perkin)、ベリヒテ・デル・
ドイッチェ・ヘミッシェン・ゲゼルシャフト(Ber.dt.Ch
em.Ges.)、17(1884)、122の方法により製造
された]を0〜5℃において加えた。混合物を次に還流
下で2時間加熱した。それを0℃に冷却し、そして11
mlの飽和塩化ナトリウム溶液を注意深く滴々添加し
た。発熱反応が終了した時に、混合物を60℃に1時間
加熱し、そして次に一夜放置した。翌朝、沈澱を吸引濾
別しそしてジメトキシエタンで2回洗浄し、そして濾液
を蒸発させた。残った油(3.24g)は粗製状態でさ
らに使用された。
【0363】式(IVa)の出発物質実施例(IVa−1) : N−[3−ヒドロキシ−1−(4−t−ブチルフェニル)
−プロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミド 塩化2,6−ジフルオロベンゾイル(2.65g、0.0
15モル)を一部分ずつ3−アミノ−3−(4−t−ブ
チルフェニル)−1−プロパノール(3.1g、0.01
5モル)およびトリエチルアミン(3.03g、0.04
モル)の30mlのアセトニトリル中溶液に室温(20
℃)において10分間にわたり加えた。反応混合物をさ
らに7時間にわたり撹拌し、水を加え、そして混合物を
酢酸エチルで抽出した。4.5gのN−[1−(4−t−
ブチルフェニル)−3−ヒドロキシ−プロピル]−2,6
−ジフルオロベンズアミドが酢酸エチル相からGC/M
S分析に従う28%の含有量を有する粗製生成物として
単離され、それはそのまま次の反応段階で使用された。
【0364】実施例(IVa−2)
【0365】
【化67】
【0366】3.24gの2−アミノメチル−2−ヒド
ロキシメチル−インダンを最初に40mlの乾燥クロロ
ホルム中に加え、そして2.73mlのトリエチルアミ
ンを次に加えた。混合物を−10℃に冷却し、そして2
0mlの乾燥クロロホルム中に溶解されている3.24
gの塩化2,6−ジフルオロ−ベンゾイルを次に滴々添
加した。混合物を次に−10℃において2時間撹拌しそ
して次に自然に室温にさせた。処理するために、それを
燐酸二水素ナトリウム上に注ぎ、有機相を分離しそして
次に抽出し、そして抽出物を最初に燐酸二水素ナトリウ
ム溶液でそして次に炭酸水素塩溶液で洗浄し、Na2
4を用いて乾燥し、そして蒸発させた。収量:5.42
g。融点111℃。
【0367】式(V)の出発物質実施例(V−1)
【0368】
【化68】
【0369】3.75gの2−(2,6−ジフルオロベン
ズアミド)メチル−2−ヒドロキシ−メチル−インダン
および1.64mlのトリエチルアミンを最初に47m
lの乾燥テトラヒドロフラン中に加え、混合物を0℃に
冷却し、そして1.37mlの塩化メタンスルホニルを
滴々添加した。混合物を0℃において30分間にわたり
撹拌し、そして次に200mlの5%強度燐酸二水素ナ
トリウム溶液上に注ぎ、そして毎回100mlの塩化メ
チレンで3回抽出した。一緒にした抽出物をNa2SO4
を用いて乾燥しそして蒸発させた。残渣である5.5g
の式(V−1)の上記化合物(HPLCに従う83%純
度)は精製せずに次の段階で使用された。
【0370】調合実施例(部数=重量部)調合実施例1(乳剤) 10部の実施例239に従う化合物、5部のアルキル−
アリールスルホネート、5部のポリオキシアルキレン−
アルキル−アリールエーテルおよび80部のキシレンを
均一に混合して乳剤を与えた。
【0371】調合実施例2(噴霧用粉剤) 10部の実施例116に従う化合物、5部のポリオキシ
アルキレンアルキルアリル−硫酸エステル塩、5部のリ
グニンスルホン酸塩、10部の石英粉末および70部の
珪藻土を混合しそして粉砕して噴霧用粉剤とした。
【0372】調合実施例3(粉剤) 1部の実施例138に従う化合物、1部の石英砂および
98部の微粉状粘土を混合しそして粉砕して粉剤とし
た。
【0373】調合実施例4(粒剤) 5部の実施例50に従う化合物、0.5部のドデシルベ
ンゼンスルホン酸塩、3.5部のリグニンスルホン酸
塩、30部のベントナイトおよび61部の滑石を混合
し、混合物を適当量の水と共に混練しそして粒剤製造機
を用いて粒状化し、そして粒剤を流動床乾燥機中で空気
乾燥した。
【0374】調合実施例5(自由流動性組成物) 10部の実施例154に従う化合物、5部のポリオキシ
アルキレンアルキル−アリールエーテル、5部のエチレ
ングリコールおよび79.6部の水を撹拌して均一な分
散液を与え、そして濃厚剤としての0.4部のキサンタ
ン溶液を分散液と混合して自由流動性組成物を与えた。
【0375】調合実施例6(自由流動性組成物) 10部の実施例445に従う化合物、2部のアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、3部のポリオキシアルキレンアル
キル−アリールエーテル、5部のプロピレングリコール
および79部の水を撹拌して均一な分散液を生成し、1
部の発泡防止剤を加え、そして混合物を均一に粉砕し
た。
【0376】使用例 実施例A ミズス(Myzus)試験 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混
合し、そして濃厚物を水で希釈して希望する濃度にし
た。
【0377】グリーン・ピーチ・アフィドであるミズス
・ペルシカエ(Myzus persicae)がたくさん感染してい
るキャベツ(Brassica oleracea)の葉を希望する濃度の
活性化合物の調合物中に浸漬させることにより処理し
た。
【0378】一定時間後に、死滅の程度(%)を測定し
た。100%は全てのアフィドの幼虫の死滅を意味す
る。0%はアフィドの幼虫が全く死滅しなかったことを
意味する。
【0379】この試験では、例えば製造実施例1および
17の化合物により0.1%の活性化合物濃度において
6日後に少なくとも80%の死滅の程度が示された。
【0380】実施例B ネフォテティックス(Nephotettix)試験 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混
合し、そして濃厚物を水で希釈して希望する濃度にし
た。
【0381】稲(Oryzae sativa)の苗を希望する濃度の
活性化合物の調合物中に浸漬させることにより処理しそ
して苗が湿ったままでグリーン・ライス・リーフホッパ
ーであるネフォテティックス・シンクチセプス(Nephot
ettix cincticeps)の幼虫を感染させた。
【0382】一定時間後に、死滅の程度(%)を測定し
た。100%は全てのアフィドの幼虫の死滅を意味す
る。0%はアフィドの幼虫が全く死滅しなかったことを
意味する。
【0383】この試験では、例えば製造実施例1、4、
11、6、8、42および35の化合物により0.1%
の活性化合物濃度において6日後に100%の死滅の程
度が示された。
【0384】実施例C プルテラ(Plutella)試験 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混
合し、そして濃厚物を水で希釈して希望する濃度にし
た。
【0385】キャベツ(Brassica oleracea)の葉を希
望する濃度の活性化合物の調合物中に浸漬させることに
より処理し、そして葉が湿っている間にダイヤモンド−
バックモスであるプルテラ・マクリペニル(Plutella ma
culipennis)の毛虫を感染させた。
【0386】一定時間後に、死滅の程度(%)を測定し
た。100%は全てのビートルの幼虫の死滅を意味す
る。0%はビートルの幼虫が全く死滅しなかったことを
意味する。
【0387】この試験では、例えば製造実施例1、1
1、13、17、24および42の化合物により0.1
%の活性化合物濃度において6日後に80〜100%の
死滅の程度が示された。
【0388】実施例D パノニクス(Panonychus)試験 溶媒: 3重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混
合し、そして濃厚物を水で希釈して希望する濃度にし
た。
【0389】全段階のフルーツ・ツリー・レッド・スパ
イダー・マイトであるパノニクス・ウルミ(Panonychus
ulmi)がたくさん感染している高さが約30cmのプラ
ム(Prunus domestica)に希望する濃度の活性化合物の
調合物を噴霧した。
【0390】一定時間後に、死滅の程度(%)を測定し
た。100%は全てのアフィドの幼虫の死滅を意味す
る。0%はアフィドの幼虫が全く死滅しなかったことを
意味する。
【0391】この試験では、例えば製造実施例1の化合
物により0.02%の活性化合物濃度において7日後に
100%の死滅の程度が示された。
【0392】実施例E テトラニクス(Tetranychus)試験(OP抵抗性/浸漬処
理) 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混
合し、そして濃厚物を水で希釈して希望する濃度にし
た。
【0393】全ての成長段階のコマン・レッド・スパイ
ダー・マイトであるテトラニクス・ウルティカエ(Tetr
anychus urticae)がたくさん感染している豆植物(Phas
eolus vulgaris)を希望する濃度の活性化合物の調合物
中に浸漬させた。
【0394】一定時間後に、死滅の程度(%)を測定し
た。100%は全てのアフィドの幼虫の死滅を意味す
る。0%はアフィドの幼虫が全く死滅しなかったことを
意味する。
【0395】この試験では、例えば製造実施例1の化合
物により0.1%の活性化合物濃度において13日後に
98〜100%の死滅の程度が示された。
【0396】実施例F フエドン(Phaedon)試験 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混
合し、そして濃厚物を水で希釈して希望する濃度にし
た。
【0397】キャベツ(Brassica oleracea)の葉を希
望する濃度の活性化合物の調合物中に浸漬させることに
より処理し、そして葉が湿っている間にマスタード・ビ
ートルの幼虫(Phaedon cochleariae)を感染させた。
【0398】一定時間後に、死滅の程度(%)を測定し
た。100%は全てのビートルの幼虫の死滅を意味す
る。0%はビートルの幼虫が全く死滅しなかったことを
意味する。
【0399】この試験では、例えば製造実施例17およ
び24の化合物により0.1%の活性化合物濃度におい
て7日後に100%の死滅の程度が示された。
【0400】実施例G スポドプテラ(Spodoptera)試験 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混
合し、そして濃厚物を水で希釈して希望する濃度にし
た。
【0401】キャベツ(Brassica oleracea)の葉を希
望する濃度の活性化合物の調合物中に浸漬させることに
より処理し、そして葉が湿っている間にオーレット・モ
ス(Spodoptera frugiperda)の毛虫を感染させた。
【0402】一定時間後に、死滅の程度(%)を測定し
た。100%は全てのアフィドの幼虫の死滅を意味す
る。0%はアフィドの幼虫が全く死滅しなかったことを
意味する。
【0403】この試験では、例えば製造実施例24の化
合物により0.1%の活性化合物濃度において7日後に
100%の死滅の程度が示された。
【0404】実施例H テトラニクス(Tetranychus)試験(殺卵子活性) 少量の水が充填されているアイスクリームカップ(直径
9cm)のふたに穴をあけ、そしてこれを通して片の形
状の濾紙を挿入すると、それが水で充分濡れ始めた。い
んげん豆の葉を頂部に置いた。
【0405】10匹のテトラニクス・ウルティカエ(Te
tranychus urticae)を葉の上に置き、24時間にわたり
放置して産卵させそして次に取り出した。
【0406】水で500ppmの活性化合物濃度に希釈
された製造実施例1の乳剤を適用し、そして容器を25
℃の温度に放置した。7日後に、孵化した幼虫の数を顕
微鏡下で測定しそして殺卵子活性を下記の反応式から測
定した。試験を3回繰り返した。2,4−ジフェニル−
2−オキサジンが比較物質として使用された。
【0407】
【数1】
【0408】それぞれの製造実施例に従う化合物は特別
な上記の殺卵子活性を示した。
【0409】
【表79】
【0410】製造実施例33〜448の全ての他の化合
物はこの試験において100%の殺卵子活性を示した。
比較物質は30%だけの殺卵子活性を示した。
【0411】実施例I テトラニクス(Tetranychus)試験(殺卵子活性) 少量の水が充填されているアイスクリームカップ(直径
9cm)のふたに穴をあけ、そしてこれを通して片の形
状の濾紙を挿入すると、それが水で充分濡れ始めた。い
んげん豆の葉を頂部に置いた。
【0412】10匹のテトラニクス・カンザワイ(Tetr
anychus kanzawai)を葉の上に置き、24時間にわたり
放置して産卵させそして次に取り出した。
【0413】水で500ppmの活性化合物濃度に希釈
された調合実施例1の乳剤を適用し、そして容器を25
℃の温度に放置した。7日後に、孵化した幼虫の数を顕
微鏡下で測定しそして殺卵子活性を実施例H中の如くし
て測定した。試験を3回繰り返した。2,4−ジフェニ
ル−2−オキサジンが比較物質として使用された。
【0414】それぞれの製造実施例に従う化合物は特別
な上記の殺卵子活性を示した。
【0415】
【表80】
【0416】製造実施例33〜448の全ての他の化合
物はこの試験において100%の殺卵子活性を示した。
比較物質は25%だけの殺卵子活性を示した。
【0417】実施例K テトラニクス(Tetranychus)試験(殺卵子活性) 少量の水が充填されているアイスクリームカップ(直径
9cm)のふたに穴をあけ、そしてこれを通して片の形
状の濾紙を挿入すると、それが水で充分濡れ始めた。い
んげん豆の葉を頂部に置いた。
【0418】10匹のテトラニクス・ウルティカエ(Te
tranychus urticae)を葉の上に置き、24時間にわたり
放置して産卵させそして次に取り出した。
【0419】25℃の一定温度における8日後に、前若
虫(protonymphs)を計数し、水で500ppmの活性化
合物濃度に希釈された調合実施例1の乳剤を適用し、そ
して容器を25℃の温度に放置した。7日後に、孵化し
た幼虫の数を顕微鏡下で測定しそして殺卵子活性を下記
の反応式から測定した。試験を3回繰り返した。2,4
−ジフェニル−2−オキサジンが比較物質として使用さ
れた。
【0420】
【数2】
【0421】それぞれの製造実施例に従う化合物は特別
な上記の殺卵子活性を示した。
【0422】
【表81】
【0423】製造実施例33〜448の全ての他の化合
物はこの試験において100%の死滅活性を示した。比
較物質は25%だけの殺卵子活性を示した。
【0424】実施例L ミズス(Myzus)試験 皿の中で成長させた2−葉段階のジャパニーズ・ラディ
ッシュの苗に各場合毎に5匹のミズス・ペルシカエ(My
zus persicae)の昆虫を感染させた。
【0425】昆虫を3日間にわたり放置して幼虫を生ま
せ、そして次に取り出した。
【0426】水で500ppmの活性化合物濃度に希釈
された調合実施例1の乳剤を適用し、そしてこのように
して処理された苗を温室中に入れた。96時間後に、死
滅活性(%)を測定した。100%は全ての昆虫の死滅
を意味し、そして0%は昆虫が死滅しなかったことを意
味する。試験を3回繰り返した。2,4−ジフェニル−
2−オキサジンが比較物質として使用された。
【0427】それぞれの製造実施例に従う化合物は特別
な上記の死滅活性を示した。
【0428】
【表82】
【0429】
【表83】
【0430】製造実施例番号78、84、85、88、
126、127、128、129、137、153、1
84、186、187、189、208、209、21
1、213、216、219、220、222、22
4、230、231、234、235、236、23
7、238、239、253、254、255、25
6、257、258、259、260、261、26
2、303、304、305、307、308、30
9、310、317、318、319、320、32
1、322、325、444、445、446、447
および448の化合物により100%の死滅活性が示さ
れ、そして比較物質は13%だけの死滅活性を示した。
【0431】実施例M アフィス(Aphis)試験 皿の中で成長させた1−葉段階のキュウリの苗に各場合
毎に5匹のアフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)の
昆虫を感染させた。昆虫を3日間にわたり放置して幼虫
を生ませ、そして次に取り出した。
【0432】水で500ppmの活性化合物濃度に希釈
された調合実施例1の乳剤を適用し、そしてこのように
して処理された苗を温室中に入れた。
【0433】96時間後に、死滅活性(%)を測定し
た。
【0434】100%は全ての昆虫の死滅を意味し、そ
して0%は昆虫が死滅しなかったことを意味する。試験
を3回繰り返した。2,4−ジフェニル−2−オキサジ
ンが比較物質として使用された。
【0435】それぞれの製造実施例に従う化合物は特別
な上記の死滅活性を示した。
【0436】
【表84】
【0437】製造実施例番号1、33、34、35、3
6、37、38、39、85、86、87、88、8
9、92、93、105、137、153、179、1
84、186、187、189、208、209、21
1、213、216、219、220、222、22
4、230、231、234、235、236、23
7、238、239、253、254、255、25
6、257、258、259、260、261、26
2、303、304、305、307、308、30
9、310、318、320、321、322、32
3、324、326、331、332、338、39
8、444、445、446、447および448の化
合物により100%の死滅活性が示され、そして比較物
質は6%だけの死滅活性を示した。
【0438】実施例N ネフォテティックス(Nephotettix)試験 水で500ppmの活性化合物濃度に希釈された調合実
施例1の乳剤を容器中で成長させた稲の苗に適用した。
乾燥後に、アクリル樹脂のシリンダーをそれぞれの容器
の上に置き、それぞれの苗に10匹のネフォテティック
ス・シンクチセプス(Nephotettix cincticeps)を感染
させ、そして容器をガーゼで覆った。
【0439】このようにして処理された苗を温室中に入
れた。7日後に、死滅活性を測定した。
【0440】100%は全ての幼虫の死滅を意味し、そ
して0%は幼虫が死滅しなかったことを意味する。試験
を3回繰り返した。2,4−ジフェニル−2−オキサジ
ンが比較物質として使用された。
【0441】それぞれの製造実施例に従う化合物はこの
試験において特別な上記の死滅活性を示した。
【0442】
【表85】
【0443】製造実施例番号36、37、40、42、
43、67、68、77、78、80、82、85、8
6、121、123、124、126、127、12
8、129、135、137、142、163、16
8、177、186、189、193、198、20
0、202、204、229、265、273、29
5、298、306、444、445、446、447
および448の化合物により100%の死滅活性が示さ
れ、そして比較物質は6%だけの死滅活性を示した。
【0444】実施例O ニラパルヴァタ(Nilaparvata)試験 水で500ppmの活性化合物濃度に希釈された調合実
施例1の乳剤を容器中で成長させた稲の苗に適用した。
乾燥後に、アクリル樹脂のシリンダーをそれぞれの容器
の上に置き、それぞれの苗に10匹のニラパルヴァタ・
ルゲンス(Nilaparvata lugens)を感染させ、そして容
器をガーゼで覆った。
【0445】このようにして処理された苗を温室中に入
れた。7日後に、死滅活性を測定した。
【0446】100%は全ての幼虫の死滅を意味し、そ
して0%は幼虫が死滅しなかったことを意味する。試験
を3回繰り返した。2,4−ジフェニル−2−オキサジ
ンが比較物質として使用された。
【0447】それぞれの製造実施例に従う化合物はこの
試験において特別な上記の死滅活性を示した。
【0448】
【表86】
【0449】製造実施例番号33、36、37、39、
40、41、43、44、67、77、78、82、8
5、86、92、130、123、124、126、1
28、129、135、137、163、168、17
7、186、193、198、200、202、20
4、229、263、265、273、294、29
5、296、306、444、445、446および4
48の化合物により100%の死滅活性が示され、そし
て比較物質は死滅活性を示さなかった。
【0450】実施例P プルテラ(Plutella)試験 容器中で成長させた2−葉段階のジャパニーズ・ラディ
ッシュの苗に各場合毎に15匹のプルテラ・キシロステ
ラ(Plutella xylostella)の昆虫を感染させた。水で5
00ppmの活性化合物濃度に希釈された調合実施例1
の乳剤を適用した。このようにして処理された苗を温室
中に入れた。3日後に、死滅活性(%)を測定した。
【0451】100%は全ての幼虫の死滅を意味し、そ
して0%は幼虫が死滅しなかったことを意味する。試験
を3回繰り返した。2,4−ジフェニル−2−オキサジ
ンが比較物質として使用された。
【0452】それぞれの製造実施例に従う化合物はこの
試験において特別な上記の死滅活性を示した。
【0453】
【表87】
【0454】製造実施例番号57、58、59、60、
61、62、63、65、66、112、113、11
4、115、116、117、118、119、13
1、132、133、134、151、152、15
3、154、155、156、157、158、15
9、164、165、170、171、172、17
3、174、175、176、208、209、21
1、213、216、219、220、222、22
4、234、235、236、237、238、23
9、242、255、256、257、258、25
9、260、261、262、272、278、28
4、286、317〜326、330〜334、338
〜344、346、347および444〜448の化合
物により100%の死滅活性が示され、そして比較物質
は死滅活性を示さなかった。
【0455】実施例Q クレックス(Culex)試験 調合実施例1の乳剤を水で500ppmの活性化合物濃
度に希釈した。50ml部分のこの調合物を120ml
のアイスクリームカップ中に入れた。20匹のクレック
ス・ピピエンス(Culex pipiens)および食糧としての約
40mgの酵母をそれぞれのカップ中に加えた。7日後
に、死滅活性(%)を測定した。
【0456】100%は全ての幼虫の死滅を意味し、そ
して0%は幼虫が死滅しなかったことを意味する。試験
を3回繰り返した。2,4−ジフェニル−2−オキサジ
ンが比較物質として使用された。
【0457】それぞれの製造実施例に従う化合物はこの
試験において特別な上記の死滅活性を示した。
【0458】
【表88】
【0459】製造実施例番号33〜448の全ての他の
化合物は100%の死滅活性が示した。比較物質は6%
だけの死滅活性を示した。
【0460】実施例R コックローチ(Cockroach)試験 試験動物:ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta am
ericana) 溶媒: 35重量部のエチレングリコールモノメチル
エーテル 35重量部のノニルフェノールポリグリコールエーテル 適当な調合物を製造するために、3重量部の活性化合物
を7部の上記の溶媒/乳化剤混合物と混合し、そして生
成した濃厚乳剤を水で希釈して希望する特定濃度にし
た。
【0461】2mlの活性化合物調合物を適当な寸法の
ペトリ皿中の濾紙ディスク(φ9.5cm)上にピペッ
トで加えた。濾紙ディスクを乾燥した後に、5匹のP.
アメリカナの試験動物を移し、そして皿を覆った。
【0462】3日後に、活性化合物調合物の有効性を測
定した。100%は全てのコックローチの死滅を意味す
る。0%はコックローチが全く死滅しなかったことを意
味する。
【0463】この試験では、例えば製造実施例6の化合
物が例えば1000ppmの活性化合物濃度において1
00%の死滅の程度を示した。
【0464】実施例S ブローフライ(Blowfly)試験 試験動物:ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)幼虫 溶媒: 35重量部のエチレングリコールモノメチル
エーテル 35重量部のノニルフェノールポリグリコールエーテル 適当な調合物を製造するために、3重量部の活性化合物
を7部の上記の溶媒/乳化剤混合物と混合し、そして生
成した濃厚乳剤を水で希釈して希望する特定濃度にし
た。
【0465】約20匹のルシリア・クプリナの抵抗性幼
虫を1cm3の馬肉および0.5mlの活性化合物の調合
物を含有する試験管中に入れた。24時間後に、活性化
合物調合物の有効性を測定した。100%は全てのブロ
ーフライ幼虫の死滅を意味する。0%はブローフライ幼
虫が全く死滅しなかったことを意味する。
【0466】この試験では、例えば製造実施例24、3
16および321の化合物が例えば1000ppmの活
性化合物濃度において100%の死滅の程度を示した。
【0467】実施例T 多重宿主蚊に関する蛹羽化試験 試験動物:アンブリオンマ・バリエガチウム(Amblyomm
a variegatium),充分血を吸った蚊 溶媒: 35重量部のエチレングリコールモノメチル
エーテル 35重量部のノニルフェノールポリグリコールエーテル 適当な調合物を製造するために、3重量部の活性化合物
を7部の上記の溶媒/乳化剤混合物と混合し、そして生
成した濃厚乳剤を水で希釈して希望する特定濃度にし
た。
【0468】10匹の血を充分吸った蛹を試験しようと
する活性化合物調合物中に浸漬させた。動物を濾紙ディ
スクを含有するペトリ皿(φ9.5cm)に移しそして
皿を覆った。気候調節室中での4週間にわたる貯蔵後
に、羽化割合を測定した。
【0469】100%は全ての動物が正常に羽化したこ
とを意味する。0%は動物が正常に羽化しなかったこと
を意味する。
【0470】この試験では、例えば製造実施例1の化合
物が例えば1000ppmの活性化合物濃度において0
%の羽化割合を示した。
【0471】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0472】1.ある含有量の少なくとも1種の式
(I)
【0473】
【化69】
【0474】[式中、Aは置換されたフェニルを表す
か、或いは各場合とも場合により置換されていてもよい
ナフチル、ピリジル、チエニルまたはピラゾリルを表
し、Bは水素、アルキルまたは各場合とも場合により置
換されていてもよいフェニル、フェニルアルキル、フェ
ニルアルケニル、フェノキシアルキル、フェニルチオア
ルキル、フェニルスルフィニルアルキルもしくはフェニ
ルスルホニルアルキルを表し、Dは水素またはアルキル
を表し、Eは水素、アルキルまたは各場合とも場合によ
り置換されていてもよいフェニル、フェニルアルキル、
フェノキシアルキル、フェニルチオアルキル、フェニル
スルフィニルアルキルもしくはフェニルスルホニルアル
キルを表し、Gは水素またはアルキルを表し、Jは水素
またはアルキルを表し、Kは水素、アルキルまたは場合
により置換されていてもよいフェニルを表すか、或いは
BおよびDは一緒になって場合により置換されていても
よいアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のC
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換され
ていてもよく、或いはDおよびGは一緒になって場合に
より置換されていてもよいアルカンジイルを表し、ここ
で1個または2個のCH2基は場合によりOおよび/ま
たはSにより置換されていてもよく、或いはEおよびG
は一緒になって場合により置換されていてもよいアルカ
ンジイルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場
合によりOおよび/またはSにより置換されていてもよ
く、そしてWおよびYは異なっておりそしてN、Oまた
はSを表し、ここで環は常にN原子を含有する]のアジ
ン誘導体を有する、有害生物を防除するための組成物。
【0475】2.ある含有量の少なくとも1種の、Aが
同一もしくは相異なる方法でハロゲン、C1−C6-アル
キル、C1−C6-アルコキシ、C1−C6-アルキルチオ、
1−C6-ハロゲノアルキル、C1−C6-ハロゲノアルコ
キシ、C1−C6-ハロゲノアルキルチオ、ニトロまたは
シアノによりモノ置換ないしペンタ置換されたフェニル
を表すか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相
異なる方法でモノ置換ないしトリ置換されていてもよい
ナフチルを表し、ここで置換基として挙げられるものは
ハロゲン、C1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシま
たはC1−C6-ハロゲノアルコキシであるか、或いは各
場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置
換ないしトリ置換されていてもよいピリジルを表し、こ
こで置換基として挙げられるものはハロゲン、C1−C6
-アルキル、C1−C6-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノ
アルキル、C1−C6-ハロゲノアルコキシまたはシアノ
であるか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相
異なる方法でモノ置換ないしトリ置換されていてもよい
チエニルを表し、ここで置換基として挙げられるものは
ハロゲンまたはC1−C6-アルキルであるか、或いは各
場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置
換ないしトリ置換されていてもよいピラゾリルを表し、
ここで置換基として挙げられるものはハロゲンまたはC
1−C3-アルキルであり、Bが水素を表すか、或いはC1
−C6-アルキルを表すか、或いは各場合とも場合により
同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしペンタ置換
されていてもよいフェニル、ベンジル、フェネチ−1−
イル、フェネチ−2−イル、フェノキシメチル、フェニ
ルチオメチル、フェニルスルフィニルメチル、フェニル
スルホニルメチル、フェニルチオエチ−1−イル、フェ
ニルスルフィニルエチ−1−イル、フェニルスルホニル
エチ−1−イル、フェノキシエチ−1−イル、フェノキ
シエチ−2−イルまたはスチリルを表し、ここでフェニ
ル置換基として各場合に挙げられるものはハロゲン、C
1−C18-アルキル、C1−C8-アルコキシ−C1−C8-ア
ルキル、C1−C8-ハロゲノアルコキシ、C1−C4-ハロ
ゲノアルキル、場合によりさらに1〜3個の酸素原子に
より中断されていてもよいC1−C18-アルコキシ、C1
−C18-アルキルチオ、C1−C8-ハロゲノアルキルチ
オ、トリ−C1−C8-アルキルシリル、フェニル−ジ−
1−C8-アルキルシリル、3,4−ジフルオロメチレン
ジオキソ、3,4−テトラフルオロエチレンジオキソ、
縮合されたベンゾ基、縮合されたC3−C4-アルカンジ
イル基、場合によりC1−C4-アルキル、C3−C6-シク
ロアルキルおよび/もしくはハロゲンにより置換されて
いてもよいベンジルイミノオキシメチル、各場合とも場
合によりC1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシ、シ
クロヘキシルもしくはフェニルにより置換されていても
よいシクロヘキシルもしくはシクロヘキシルオキシ、場
合により同一もしくは相異なる方法でハロゲン、C1
4-アルキルもしくはC1−C4-ハロゲノアルキルによ
りモノ置換もしくはジ置換されていてもよいピリジルオ
キシ、各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でC1−C12-アルキル、ハロゲン、C1−C4-ハロゲノ
アルキル、C1−C12-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノ
アルコキシ、C1−C6-アルコキシ−C1−C6-アルキ
ル、C1−C6-アルコキシ−エチレンオキシ、C1−C6-
アルキルチオおよび/もしくはC1−C6-ハロゲノアル
キルチオによりモノ置換ないしペンタ置換されていても
よいフェニル、フェニル−C1−C6-アルキル、フェノ
キシ、フェニルチオ、フェニル−C1−C6-アルコキシ
またはベンジルチオであり、Dが水素またはメチルを表
し、Eが水素、メチルまたは各場合とも場合により同一
もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換され
ていてもよいフェニル、フェニル−C1−C6-アルキ
ル、フェノキシ−C1−C6-アルキル、フェニルチオ−
1−C6-アルキル、フェニルスルフィニル−C1−C6-
アルキルもしくはフェニルスルホニル−C1−C6-アル
キルを表し、ここで可能な置換基は置換基Bの定義中で
以上で挙げられているフェニル置換基であり、Gが水素
またはメチルを表し、Jが水素またはメチルを表し、K
が水素もしくはメチルを表すか、または場合により同一
もしくは相異なる方法でBの定義に関連してフェニル用
に挙げられている置換基によりモノ置換ないしテトラ置
換されていてもよいフェニルを表すか、或いはBおよび
Dが一緒になって場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6
−員のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個の
CH2基は場合によりOおよび/またはSにより置換さ
れていてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アル
キル、および各場合とも場合により同一もしくは相異な
る方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフ
ェニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場
合とも可能な置換基は置換基Bの定義に関連してフェニ
ル用に挙げられている置換基であり、或いはDおよびG
が一緒になって場合により同一もしくは相異なる方法で
モノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−
員のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のC
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換され
ていてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキ
ル、および各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
ニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合
とも可能な置換基は置換基Bの定義に関連してフェニル
用に挙げられている置換基であり、或いはEおよびGが
一緒になって場合により同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−員
のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のCH
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換されて
いてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキ
ル、および各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
ニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合
とも可能な置換基は置換基Bの定義に関連してフェニル
用に挙げられている置換基であり、そしてWおよびYが
異なっておりそしてN、OまたはSを表し、ここで環は
常にN原子を含有する上記1の式(I)のアジン誘導体
を有する、有害生物を防除するための組成物。
【0476】3.ある含有量の少なくとも1種の、Aが
同一もしくは相異なる方法でF、Cl、Br、C1−C3
-アルキル、C1−C3-アルコキシ、C1−C3-アルキル
チオ、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくは
Clによりモノ置換ないしペンタ置換されたC1−C2-
アルキル、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もし
くはClによりモノ置換ないしペンタ置換されたC1
4-アルコキシ、SCF3、SCHF2、ニトロまたはシ
アノによりモノ置換ないしペンタ置換されたフェニルを
表すか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異
なる方法でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいナ
フチルを表し、ここで置換基として挙げられるものは
F、Cl、C1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシま
たは同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはC
lによりモノ置換ないしトリ置換されたC1−C6-アル
コキシであるか、或いは各場合とも場合により同一もし
くは相異なる方法でモノ置換ないしジ置換されていても
よいピリジルを表し、ここで置換基として挙げられるも
のはF、Cl、C1−C3-アルキル、C1−C3-アルコキ
シ、CF3、OCF3またはシアノであるか、或いは各場
合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換
ないしジ置換されていてもよいチエニルを表し、ここで
置換基として挙げられるものはCl、Br、CH3また
はC25であるか、或いは各場合とも場合により同一も
しくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ置換されてい
てもよいピラゾリルを表し、ここで置換基として挙げら
れるものはF、Cl、BrまたはC1−C3-アルキルで
あり、Bが水素を表すか、或いはC1−C4-アルキルを
表すか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異
なる方法でモノ置換ないしペンタ置換されていてもよい
フェニル、ベンジル、フェネチ−1−イル、フェネチ−
2−イル、フェノキシメチル、フェニルチオメチル、フ
ェニルスルフィニルメチル、フェニルスルホニルメチ
ル、フェニルチオエチ−1−イル、フェニルスルフィニ
ルエチ−1−イル、フェニルスルホニルエチ−1−イ
ル、フェノキシエチ−1−イル、フェノキシエチ−2−
イルまたはスチリルを表し、ここでフェニル置換基とし
て各場合に挙げられるものはF、Cl、Br、C1−C
18-アルキル、C1−C6-アルコキシ−C1−C8-アルキ
ル、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはC
lによりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-ア
ルコキシ、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もし
くはClによりモノ置換ないしペンタ置換されたC1
2-アルキル、C1−C18-アルコキシおよび−(OC2
4)1-3−O−C1−C6-アルキル、C1−C15-アルキルチ
オ、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはC
lによりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-ア
ルキルチオ、トリ−C1−C6-アルキルシリル、フェニ
ル−ジ−C1−C6-アルキルシリル、3,4−ジフルオロ
メチレンジオキソ、3,4−テトラフルオロエチレンジ
オキソ、縮合されたベンゾ基、縮合されたC4-アルカン
ジイル基、基
【0477】
【化70】
【0478】各場合とも場合によりC1−C4-アルキ
ル、C1−C4-アルコキシ、シクロヘキシルもしくはフ
ェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルもし
くはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは相
異なる方法でF、ClもしくはCF3によりモノ置換も
しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
アルキル、F、Cl、Br、Fおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、同一もしくは相異なる方法
でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキサ
置換されたC1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルコキシ
−C1−C4-アルキル、C1−C4-アルコキシ−エチレン
オキシ、C1−C4-アルキルチオ、または同一もしくは
相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換
ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキルチオにより
モノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、
フェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニル
チオ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジル
チオであり、Dが水素またはメチルを表し、Eが水素、
メチルまたは各場合とも場合により同一もしくは相異な
る方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフ
ェニル、フェニル−C1−C4-アルキル、フェノキシ−
1−C4-アルキル、フェニルチオ−C1−C4-アルキ
ル、フェニルスルフィニル−C1−C4-アルキルもしく
はフェニルスルホニル−C1−C4-アルキルを表し、こ
こで可能な置換基は置換基Bの定義中で以上で挙げられ
ているフェニル置換基であり、Gが水素またはメチルを
表し、Jが水素またはメチルを表し、Kが水素もしくは
メチルを表すか、または場合により同一もしくは相異な
る方法でBの定義に関連してフェニル用に挙げられてい
る置換基によりモノ置換ないしテトラ置換されていても
よいフェニルを表すか、或いはBおよびDが一緒になっ
て場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ない
しテトラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカン
ジイルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場合
によりOおよび/またはSにより置換されていてもよ
く、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキル、および
各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニルもしく
は縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な
置換基は置換基Bの定義に関連してフェニル用に挙げら
れている置換基であり、或いはDおよびGが一緒になっ
て場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ない
しテトラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカン
ジイルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場合
によりOおよび/またはSにより置換されていてもよ
く、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキル、および
各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニルもしく
は縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な
置換基は置換基Bの定義に関連してフェニル用に挙げら
れている置換基であり、或いはEおよびGが一緒になっ
て場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ない
しテトラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカン
ジイルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場合
によりOおよび/またはSにより置換されていてもよ
く、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキル、および
各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニルもしく
は縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な
置換基は置換基Bの定義に関連してフェニル用に挙げら
れている置換基であり、そしてWおよびYが異なってお
りそしてN、OまたはSを表し、ここで環は常にN原子
を含有する上記1の式(I)のアジン誘導体を有する、
有害生物を防除するための組成物。
【0479】4.ある含有量の少なくとも1種の、Aが
同一もしくは相異なる方法でF、Cl、Br、C1−C3
-アルキル、C1−C3-アルコキシ、C1−C3-アルキル
チオ、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくは
Clによりモノ置換ないしペンタ置換されたC1−C2-
アルキル、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もし
くはClによりモノ置換ないしペンタ置換されたC1
4-アルコキシ、SCF3、SCHF2、ニトロまたはシ
アノによりモノ置換ないしペンタ置換されたフェニルを
表し、Bが水素を表すか、或いはC1−C4-アルキルを
表すか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異
なる方法でモノ置換ないしペンタ置換されていてもよい
フェニル、ベンジル、フェネチ−1−イル、フェネチ−
2−イル、フェノキシメチル、フェニルチオメチル、フ
ェニルスルフィニルメチル、フェニルスルホニルメチ
ル、フェニルチオエチ−1−イル、フェニルスルフィニ
ルエチ−1−イル、フェニルスルホニルエチ−1−イ
ル、フェノキシエチ−1−イル、フェノキシエチ−2−
イルまたはスチリルを表し、ここでフェニル置換基とし
て各場合に挙げられるものはF、Cl、Br、C1−C
18-アルキル、C1−C6-アルコキシ−C1−C8-アルキ
ル、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはC
lによりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-ア
ルコキシ、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もし
くはClによりモノ置換ないしペンタ置換されたC1
2-アルキル、C1−C18-アルコキシおよび−(OC2
4)1-3−O−C1−C6-アルキル、C1−C15-アルキルチ
オ、同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはC
lによりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-ア
ルキルチオ、トリ−C1−C6-アルキルシリル、フェニ
ル−ジ−C1−C6-アルキルシリル、3,4−ジフルオロ
メチレンジオキソ、3,4−テトラフルオロエチレンジ
オキソ、縮合されたベンゾ基、縮合されたC4-アルカン
ジイル基、基
【0480】
【化71】
【0481】各場合とも場合によりC1−C4-アルキ
ル、C1−C4-アルコキシ、シクロヘキシルもしくはフ
ェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルもし
くはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは相
異なる方法でF、ClもしくはCF3によりモノ置換も
しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
アルキル、F、Cl、Br、Fおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、同一もしくは相異なる方法
でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキサ
置換されたC1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルコキシ
−C1−C4-アルキル、C1−C4-アルコキシ−エチレン
オキシ、C1−C4-アルキルチオまたは同一もしくは相
異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換な
いしヘキサ置換されたC1−C4-アルキルチオによりモ
ノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、フ
ェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニルチ
オ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジルチ
オであり、Dが水素またはメチルを表し、Eが水素、メ
チルまたは各場合とも場合により同一もしくは相異なる
方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
ニル、フェニル−C1−C4-アルキル、フェノキシ−C1
−C4-アルキル、フェニルチオ−C1−C4-アルキル、
フェニルスルフィニル−C1−C4-アルキルもしくはフ
ェニルスルホニル−C1−C4-アルキルを表し、ここで
可能な置換基は置換基Bの定義中で以上で挙げられてい
るフェニル置換基であり、Gが水素またはメチルを表
し、Jが水素またはメチルを表し、Kが水素もしくはメ
チルを表すか、または場合により同一もしくは相異なる
方法でBの定義に関連してフェニル用に挙げられている
置換基によりモノ置換ないしテトラ置換されていてもよ
いフェニルを表すか、或いはBおよびDが一緒になって
場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないし
テトラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジ
イルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場合に
よりOおよび/またはSにより置換されていてもよく、
ここで可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場
合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換
ないしテトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮
合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換
基は置換基Bの定義に関連してフェニル用に挙げられて
いる置換基であり、或いはDおよびGが一緒になって場
合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテ
トラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイ
ルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場合によ
りOおよび/またはSにより置換されていてもよく、こ
こで可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換な
いしテトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合
されたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基
は置換基Bの定義に関連してフェニル用に挙げられてい
る置換基であり、或いはEおよびGが一緒になって場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテト
ラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイル
を表し、ここで1個または2個のCH2基は場合により
Oおよび/またはSにより置換されていてもよく、ここ
で可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合と
も場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ない
しテトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合さ
れたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は
置換基Bの定義に関連してフェニル用に挙げられている
置換基であり、そしてWおよびYが異なっておりそして
N、OまたはSを表し、ここで環は常にN原子を含有す
る上記1の式(I)のアジン誘導体を有する、有害生物
を防除するための組成物。
【0482】5.上記1の式(I)のアジン誘導体を有
害生物および/またはそれらの環境に作用させることを
含んでなる、有害生物の防除方法。
【0483】6.有害生物を防除するための、上記1の
式(I)のアジン誘導体の使用。
【0484】7.上記1の式(I)のアジン誘導体を伸
展剤および/または表面活性剤と混合することを含んで
なる、有害生物防除剤の製造方法。
【0485】8.式
【0486】
【化72】
【0487】[式中、RおよびR′は互いに独立して塩
素、臭素、メチルまたはメトキシを表す]の化合物以外
の、式(Ia)
【0488】
【化73】
【0489】[式中、A1は置換されたフェニルを表す
か、或いは各場合とも場合により置換されていてもよい
ナフチル、ピリジル、チエニルまたはピラゾリルを表
し、B1は水素、アルキルまたは各場合とも置換された
フェニル、フェニルアルキル、フェニルアルケニル、フ
ェノキシアルキル、フェニルチオアルキル、フェニルス
ルフィニルアルキルもしくはフェニルスルホニルアルキ
ルを表し、D1は水素またはアルキルを表し、E1は水
素、アルキルまたは各場合とも置換されたフェニル、フ
ェニルアルキル、フェノキシアルキル、フェニルチオア
ルキル、フェニルスルフィニルアルキルもしくはフェニ
ルスルホニルアルキルを表し、G1は水素またはアルキ
ルを表し、J1は水素またはアルキルを表し、K1は水
素、アルキルまたは置換されたフェニルを表すか、或い
はB1およびD1が一緒になって場合により置換されてい
てもよいアルカンジイルを表し、ここで1個または2個
のCH2基は場合によりOおよび/またはSにより置換
されていてもよく、或いはD1およびG1が一緒になって
場合により置換されていてもよいアルカンジイルを表
し、ここで1個または2個のCH2基は場合によりOお
よび/またはSにより置換されていてもよく、或いはE
1およびG1が一緒になって場合により置換されていても
よいアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のC
2基は場合によりOおよび/またはSにより置換され
ていてもよく、そしてWおよびYは異なっておりそして
N、OまたはSを表し、ここで環は常にN原子を含有し
ており、但し条件として、置換基B1、D1、E1、G1
1およびK1の少なくとも1個は水素またはアルキルを
表さないものとする]のアジン誘導体。
【0490】9.式
【0491】
【化74】
【0492】[式中、RおよびR′は互いに独立して塩
素、臭素、メチルまたはメトキシを表す]の化合物以外
の、A1が同一もしくは相異なる方法でハロゲン、C1
6-アルキル、C1−C6-アルコキシ、C1−C6-アルキ
ルチオ、C1−C6-ハロゲノアルキル、C1−C6-ハロゲ
ノアルコキシ、C1−C6-ハロゲノアルキルチオ、ニト
ロまたはシアノによりモノ置換ないしペンタ置換された
フェニルを表すか、或いは各場合とも場合により同一も
しくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ置換されてい
てもよいナフチルを表し、ここで置換基として挙げられ
るものはハロゲン、C1−C6-アルキル、C1−C6-アル
コキシまたはC1−C6-ハロゲノアルコキシであるか、
或いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいピリジルを
表し、ここで置換基として挙げられるものはハロゲン、
1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシ、C1−C6-
ハロゲノアルキル、C1−C6-ハロゲノアルコキシまた
はシアノであるか、或いは各場合とも場合により同一も
しくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ置換されてい
てもよいチエニルを表し、ここで置換基として挙げられ
るものはハロゲンまたはC1−C6-アルキルであるか、
或いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいピラゾリル
を表し、ここで置換基として挙げられるものはハロゲン
またはC1−C3-アルキルであり、B1が水素を表すか、
或いはC1−C6-アルキルを表すか、或いは各場合とも
同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしペンタ置換
されたフェニル、ベンジル、フェネチ−1−イル、フェ
ネチ−2−イル、フェノキシメチル、フェニルチオメチ
ル、フェニルスルフィニルメチル、フェニルスルホニル
メチル、フェニルチオエチ−1−イル、フェニルスルフ
ィニルエチ−1−イル、フェニルスルホニルエチ−1−
イル、フェノキシエチ−1−イル、フェノキシエチ−2
−イルまたはスチリルを表し、ここでフェニル置換基と
して各場合に挙げられるものはハロゲン、C1−C18-ア
ルキル、C1−C8-アルコキシ−C1−C8-アルキル、C
1−C8-ハロゲノアルコキシ、C1−C4-ハロゲノアルキ
ル、場合によりさらに1〜3個の酸素原子により中断さ
れていてもよいC1−C18-アルコキシ、C1−C18-アル
キルチオ、C1−C8-ハロゲノアルキルチオ、トリ−C1
−C8-アルキルシリル、フェニル−ジ−C1−C8-アル
キルシリル、3,4−ジフルオロメチレンジオキソ、3,
4−テトラフルオロエチレンジオキソ、縮合されたベン
ゾ基、縮合されたC3−C4-アルカンジイル基、場合に
よりC1−C4-アルキルもしくはC3−C6-シクロアルキ
ルおよび/もしくはハロゲンにより置換されていてもよ
いベンジルイミノオキシメチル、各場合とも場合により
1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシ、シクロヘキ
シルもしくはフェニルにより置換されていてもよいシク
ロヘキシルもしくはシクロヘキシルオキシ、場合により
同一もしくは相異なる方法でハロゲン、C1−C4-アル
キルもしくはC1−C4-ハロゲノアルキルによりモノ置
換もしくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各
場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1
12-アルキル、ハロゲン、C1−C4-ハロゲノアルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノアルコ
キシ、C1−C6-アルコキシ−C1−C6-アルキル、C1
−C6-アルコキシ−エチレンオキシ、C1−C6-アルキ
ルチオおよび/もしくはC1−C6-ハロゲノアルキルチ
オによりモノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフ
ェニル、フェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、
フェニルチオ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたは
ベンジルチオであり、D1が水素またはメチルを表し、
1が水素、メチルまたは各場合とも同一もしくは相異
なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニル、
フェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ−C1−C6-
アルキル、フェニルチオ−C1−C6-アルキル、フェニ
ルスルフィニル−C1−C6-アルキルもしくはフェニル
スルホニル−C1−C6-アルキルを表し、ここで可能な
置換基は置換基B1の定義中で以上で挙げられているフ
ェニル置換基であり、G1が水素またはメチルを表し、
1が水素またはメチルを表し、K1が水素もしくはメチ
ルを表すか、または同一もしくは相異なる方法でB1
定義に関連してフェニル用に挙げられている置換基によ
りモノ置換ないしテトラ置換されたフェニルを表すか、
或いはB1およびD1が一緒になって場合により同一もし
くは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されてい
てもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、ここで
1個または2個のCH2基は場合によりOおよび/また
はSにより置換されていてもよく、ここで可能な置換基
はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合により同
一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換さ
れていてもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ基で
あり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B1の定
義に関連してフェニル用に挙げられている置換基であ
り、或いはD1およびG1が一緒になって場合により同一
もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換され
ていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、こ
こで1個または2個のCH2基は場合によりOおよび/
またはSにより置換されていてもよく、ここで可能な置
換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合によ
り同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置
換されていてもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ
基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B1
の定義に関連してフェニル用に挙げられている置換基で
あり、或いはE1およびG1が一緒になって場合により同
一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換さ
れていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、
ここで1個または2個のCH2基は場合によりOおよび
/またはSにより置換されていてもよく、ここで可能な
置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合に
より同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ
置換されていてもよいフェニルもしくは縮合されたベン
ゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B
1の定義に関連してフェニル用に挙げられている置換基
であり、そしてWおよびYが異なっておりそしてN、O
またはSを表し、ここで環は常にN原子を含有してお
り、但し条件として、置換基B1、D1、E1、G1、J1
およびK1の少なくとも1個は水素またはアルキルを表
さないものとする、上記8の式(Ia)のアジン誘導
体。
【0493】10.式
【0494】
【化75】
【0495】[式中、RおよびR′は互いに独立して塩
素、臭素、メチルまたはメトキシを表す]の化合物以外
の、A1が同一もしくは相異なる方法でF、Cl、B
r、C1−C3-アルキル、C1−C3-アルコキシ、C1
3-アルキルチオ、同一もしくは相異なる方法でFおよ
び/もしくはClによりモノ置換ないしペンタ置換され
たC1−C2-アルキル、同一もしくは相異なる方法でF
および/もしくはClによりモノ置換ないしペンタ置換
されたC1−C4-アルコキシ、SCF3、SCHF2、ニ
トロまたはシアノによりモノ置換ないしペンタ置換され
たフェニルを表すか、或いは各場合とも場合により同一
もしくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ置換されて
いてもよいナフチルを表し、ここで置換基として挙げら
れるものはF、Cl、C1−C6-アルキル、C1−C6-ア
ルコキシまたは同一もしくは相異なる方法でFおよび/
もしくはClによりモノ置換ないしトリ置換されたC1
−C6-アルコキシであるか、或いは各場合とも場合によ
り同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしジ置換さ
れていてもよいピリジルを表し、ここで置換基として挙
げられるものはF、Cl、C1−C3-アルキル、C1−C
3-アルコキシ、CF3、OCF3またはシアノであるか、
或いは各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしジ置換されていてもよいチエニルを表
し、ここで置換基として挙げられるものはCl、Br、
CH3またはC25であるか、或いは各場合とも場合に
より同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしトリ置
換されていてもよいピラゾリルを表し、ここで置換基と
して挙げられるものはF、Cl、BrまたはC1−C3-
アルキルであり、B1が水素を表すか、或いはC1−C4-
アルキルを表すか、或いは各場合とも同一もしくは相異
なる方法でモノ置換ないしペンタ置換されたフェニル、
ベンジル、フェネチ−1−イル、フェネチ−2−イル、
フェノキシメチル、フェニルチオメチル、フェニルスル
フィニルメチル、フェニルスルホニルメチル、フェニル
チオエチ−1−イル、フェニルスルフィニルエチ−1−
イル、フェニルスルホニルエチ−1−イル、フェノキシ
エチ−1−イル、フェノキシエチ−2−イルまたはスチ
リルを表し、ここでフェニル置換基として各場合に挙げ
られるものはF、Cl、Br、C1−C18-アルキル、C
1−C6-アルコキシ−C1−C8-アルキル、同一もしくは
相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換
ないしヘキサ置換されたC1−C8-アルコキシ、同一も
しくは相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモ
ノ置換ないしペンタ置換されたC1−C2-アルキル、C1
−C18-アルコキシおよび−(OC24)1-3−O−C1
6-アルキル、C1−C15-アルキルチオ、同一もしくは
相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換
ないしヘキサ置換されたC1−C8-アルキルチオ、トリ
−C1−C6-アルキルシリル、フェニル−ジ−C1−C6-
アルキルシリル、3,4−ジフルオロメチレンジオキ
ソ、3,4−テトラフルオロエチレンジオキソ、縮合さ
れたベンゾ基、縮合されたC4-アルカンジイル基、基
【0496】
【化76】
【0497】各場合とも場合によりC1−C4-アルキ
ル、C1−C4-アルコキシ、シクロヘキシルもしくはフ
ェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルもし
くはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは相
異なる方法でF、ClもしくはCF3によりモノ置換も
しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
アルキル、F、Cl、Br、Fおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、同一もしくは相異なる方法
でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキサ
置換されたC1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルコキシ
−C1−C4-アルキル、C1−C4-アルコキシ−エチレン
オキシ、C1−C4-アルキルチオ、または同一もしくは
相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換
ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキルチオにより
モノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、
フェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニル
チオ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジル
チオであり、D1が水素またはメチルを表し、E1が水
素、メチルまたは各場合とも同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニル、フェニル
−C1−C4-アルキル、フェノキシ−C1−C4-アルキ
ル、フェニルチオ−C1−C4-アルキル、フェニルスル
フィニル−C1−C4-アルキルもしくはフェニルスルホ
ニル−C1−C4-アルキルを表し、ここで可能な置換基
は置換基B1の定義中で以上で挙げられているフェニル
置換基であり、G1が水素またはメチルを表し、J1が水
素またはメチルを表し、K1が水素もしくはメチルを表
すか、または場合により同一もしくは相異なる方法でB
1の定義に関連してフェニル用に挙げられている置換基
によりモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
ニルを表すか、或いはB1およびD1が一緒になって場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテト
ラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイル
を表し、ここで1個または2個のCH2基は場合により
Oおよび/またはSにより置換されていてもよく、ここ
で各場合とも可能な置換基はC1−C4-アルキル、およ
び各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニルもし
くは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能
な置換基は置換基B1の定義に関連してフェニル用に挙
げられている置換基であり、或いはD1およびG1が一緒
になって場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置
換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−員のア
ルカンジイルを表し、ここで1個または2個のCH2
は場合によりOおよび/またはSにより置換されていて
もよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキル、お
よび各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法で
モノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニルも
しくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも可
能な置換基は置換基B1の定義に関連してフェニル用に
挙げられている置換基であり、或いはE1およびG1が一
緒になって場合により同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−員の
アルカンジイルを表し、ここで1個または2個のCH2
基は場合によりOおよび/またはSにより置換されてい
てもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキル、
および各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニル
もしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合とも
可能な置換基は置換基B1の定義に関連してフェニル用
に挙げられている置換基であり、そしてWおよびYが異
なっておりそしてN、OまたはSを表し、ここで環は常
にN原子を含有しており、但し条件として、B1、D1
1、G1、J1およびK1の少なくとも1個は水素または
アルキルを表さないものとする、上記1の式(Ia)の
アジン誘導体。
【0498】11.式
【0499】
【化77】
【0500】[式中、RおよびR′は互いに独立して塩
素、臭素、メチルまたはメトキシを表す]の化合物以外
の、A1が同一もしくは相異なる方法でF、Cl、B
r、C1−C3-アルキル、C1−C3-アルコキシ、C1
3-アルキルチオ、同一もしくは相異なる方法でFおよ
び/もしくはClによりモノ置換ないしペンタ置換され
たC1−C2-アルキル、同一もしくは相異なる方法でF
および/もしくはClによりモノ置換ないしペンタ置換
されたC1−C4-アルコキシ、SCF3、SCHF2、ニ
トロまたはシアノによりモノ置換ないしペンタ置換され
たフェニルを表し、B1が水素を表すか、或いはC1−C
4-アルキルを表すか、或いは各場合とも同一もしくは相
異なる方法でモノ置換ないしペンタ置換されたフェニ
ル、ベンジル、フェネチ−1−イル、フェネチ−2−イ
ル、フェノキシメチル、フェニルチオメチル、フェニル
スルフィニルメチル、フェニルスルホニルメチル、フェ
ニルチオエチ−1−イル、フェニルスルフィニルエチ−
1−イル、フェニルスルホニルエチ−1−イル、フェノ
キシエチ−1−イル、フェノキシエチ−2−イルまたは
スチリルを表し、ここでフェニル置換基として各場合に
挙げられるものはF、Cl、Br、C1−C18-アルキ
ル、C1−C6-アルコキシ−C1−C8-アルキル、同一も
しくは相異なる方法でFおよび/もしくはClによりモ
ノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-アルコキシ、
同一もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしペンタ置換されたC1−C2-アルキ
ル、C1−C18-アルコキシおよび−(OC24)1-3−O
−C1−C6-アルキル、C1−C15-アルキルチオ、同一
もしくは相異なる方法でFおよび/もしくはClにより
モノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C8-アルキルチ
オ、トリ−C1−C6-アルキルシリル、フェニル−ジ−
1−C6-アルキルシリル、3,4−ジフルオロメチレン
ジオキソ、3,4−テトラフルオロエチレンジオキソ、
縮合されたベンゾ基、縮合されたC4-アルカンジイル
基、基
【0501】
【化78】
【0502】各場合とも場合によりC1−C4-アルキ
ル、C1−C4-アルコキシ、シクロヘキシルもしくはフ
ェニルにより置換されていてもよいシクロヘキシルもし
くはシクロヘキシルオキシ、場合により同一もしくは相
異なる方法でF、ClもしくはCF3によりモノ置換も
しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
アルキル、F、Cl、Br、Fおよび/もしくはClに
よりモノ置換ないしヘキサ置換されたC1−C4-アルキ
ル、C1−C12-アルコキシ、同一もしくは相異なる方法
でFおよび/もしくはClによりモノ置換ないしヘキサ
置換されたC1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルコキシ
−C1−C4-アルキル、C1−C4-アルコキシ−エチレン
オキシ、C1−C4-アルキルチオまたは同一もしくは相
異なる方法でFおよび/もしくはClによりモノ置換な
いしヘキサ置換されたC1−C4-アルキルチオによりモ
ノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、フ
ェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニルチ
オ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジルチ
オであり、D1が水素またはメチルを表し、E1が水素、
メチルまたは各場合とも同一もしくは相異なる方法でモ
ノ置換ないしテトラ置換されたフェニル、フェニル−C
1−C4-アルキル、フェノキシ−C1−C4-アルキル、フ
ェニルチオ−C1−C4-アルキル、フェニルスルフィニ
ル−C1−C4-アルキルもしくはフェニルスルホニル−
1−C4-アルキルを表し、ここで可能な置換基は置換
基B1の定義中で以上で挙げられているフェニル置換基
であり、G1が水素またはメチルを表し、J1が水素また
はメチルを表し、K1が水素もしくはメチルを表すか、
または場合により同一もしくは相異なる方法でB1の定
義に関連してフェニル用に挙げられている置換基により
モノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェニルを
表すか、或いはB1およびD1が一緒になって場合により
同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換
されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表
し、ここで1個または2個のCH2基は場合によりOお
よび/またはSにより置換されていてもよく、ここで可
能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも場
合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテ
トラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合された
ベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置換
基B1の定義に関連してフェニル用に挙げられている置
換基であり、或いはD1およびG1が一緒になって場合に
より同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ
置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイルを
表し、ここで1個または2個のCH2基は場合によりO
および/またはSにより置換されていてもよく、ここで
可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合とも
場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないし
テトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合され
たベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は置
換基B1の定義に関連してフェニル用に挙げられている
置換基であり、或いはE1およびG1が一緒になって場合
により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテト
ラ置換されていてもよい2−〜6−員のアルカンジイル
を表し、ここで1個または2個のCH2基は場合により
Oおよび/またはSにより置換されていてもよく、ここ
で可能な置換基はC1−C4-アルキル、および各場合と
も場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換ない
しテトラ置換されていてもよいフェニルもしくは縮合さ
れたベンゾ基であり、ここで各場合とも可能な置換基は
置換基B1の定義に関連してフェニル用に挙げられてい
る置換基であり、そしてWおよびYが異なっておりそし
てN、OまたはSを表し、ここで環は常にN原子を含有
しており、但し条件として、B1、D1、E1、G1、J1
およびK1の少なくとも1個は水素またはアルキルを表
さないものとする、上記1の式(Ia)のアジン誘導
体。
【0503】12.式(Ia−4)
【0504】
【化79】
【0505】[式中、A1は上記9に示されている意味
を表し、そしてpは0、1または2を表し、そしてB2
は同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置
換されたフェニルを表し、ここで可能な置換基は上記9
でB1として挙げられているフェニル置換基である]の
アジン誘導体。
【0506】13.式(Ia−5)
【0507】
【化80】
【0508】[式中、A1は上記9に示されている意味
を表し、そしてB2は同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されたフェニルを表し、ここで可
能な置換基は上記9でB1として挙げられているフェニ
ル置換基である]のアジン誘導体。
【0509】14.式(Ia−6)
【0510】
【化81】
【0511】[式中、A1は上記9に示されている意味
を表し、そしてB2は同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されたフェニルを表し、ここで可
能な置換基は上記9でB1として挙げられているフェニ
ル置換基である]のアジン誘導体。
【0512】15.式(Ia−7)
【0513】
【化82】
【0514】[式中、A1は上記9に示されている意味
を表し、そしてB2は同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されたフェニルを表し、ここで可
能な置換基は上記9でB1として挙げられているフェニ
ル置換基である]のアジン誘導体。
【0515】16.式(Ia−10)
【0516】
【化83】
【0517】[式中、A1は上記9に示されている意味
を表し、Lは水素またはメチルを表し、そしてPhは場
合により同一もしくは相異なる方法で置換されていても
よいフェニルを表し、ここで可能な置換基は上記9でB
1として挙げられているフェニル置換基である]のアジ
ン誘導体。
【0518】17.式(Ia−14)
【0519】
【化84】
【0520】[式中、A1は上記9に示されている意味
を表し、そしてB2およびK2は同一もしくは相異なって
おり、そして同一もしくは相異なる方法でモノ置換ない
しテトラ置換されたフェニルを表し、ここで可能な置換
基は上記9でB1として挙げられているフェニル置換基
である]のアジン誘導体。
【0521】18.式(Ia−15)
【0522】
【化85】
【0523】[式中、A1、D1およびG1は上記9に示
されている意味を表し、そしてK2は同一もしくは相異
なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニルを
表し、ここで可能な置換基は上記9でB1として挙げら
れているフェニル置換基である]のアジン誘導体。
【0524】19.式(Ia−16)
【0525】
【化86】
【0526】[式中、A1は上記9に示されている意味
を表し、そしてE2は同一もしくは相異なる方法でモノ
置換ないしテトラ置換されたフェニルを表し、ここで可
能な置換基は上記9でB1として挙げられているフェニ
ル置換基である]のアジン誘導体。
【0527】20.式(Ia−30)
【0528】
【化87】
【0529】[式中、Raは水素、弗素または塩素を表
し、Rbは弗素または塩素を表し、qは0〜5の数を表
し、RcはC1−C15-アルキル、C1−C15-アルコキ
シ、C1−C10-アルキルチオ、ハロゲン、低級ハロゲノ
アルキル、低級ハロゲノアルコキシまたはトリ(低級ア
ルキル)シリルを表すか、或いは場合により低級アルキ
ルによりモノ置換ないしトリ置換されていてもよいC3
−C7-シクロアルキルを表すか、或いは
【0530】
【化88】
【0531】を表し、ここでXは直接結合、酸素、低級
アルカンジイル、低級アルカンジイルオキシまたはジ
(低級アルキル)シリルを表し、rは0〜5の数を表し、
dはC1−C12-アルキル、C1−C12-アルコキシ、ハ
ロゲン、低級ハロゲノアルキル、低級ハロゲノアルコキ
シまたはトリ(低級アルキル)シリルを表し、そしてZは
酸素または硫黄を表す]のアジン誘導体。
【0532】21.a)式
【0533】
【化89】
【0534】[式中、B1、D1、E1、G1、J1および
1は上記8に示されている意味を有し、W1はアミノを
表し、そしてY1はヒドロキシルを表すか、またはW1
ヒドロキシルを表し、そしてY1はアミノを表す]のア
ミノアルコールを、適宜希釈剤の存在下で、脱水剤と共
に式 A1−COOH (III) [式中、A1は上記8に示されている意味を有する]の
カルボン酸と反応させるか、或いは b)式
【0535】
【化90】
【0536】[式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1
よびK1は上記8に示されている意味を有する]のアミ
ド−アルコールを、適宜希釈剤の存在下で、脱水剤と反
応させるか、或いは c)式
【0537】
【化91】
【0538】[式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1
よびK1は上記8に示されている意味を有し、そしてX
はハロゲン、アルキルスルホニルオキシまたはアリール
スルホニルオキシを表す]のアミド誘導体を、適宜希釈
剤の存在下で、塩基と反応させるか、或いは d)式
【0539】
【化92】
【0540】[式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1
よびK1は上記8に示されている意味を有する]のアミ
ド−アルコールを、適宜希釈剤の存在下で、チエニル化
剤と反応させることを含んでなる、上記8の式(Ia)
のアジン誘導体の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 55/00 C C07D 279/06 413/04 213 231 413/06 317 413/10 249 417/04 213 231 498/10 S C07F 7/08 S //(C07D 413/06 265:08 317:48) (C07D 413/10 265:08 249:04) (C07D 498/10 265:08 319:04) (72)発明者 石田 達也 長野県長野市富竹1095−6 (72)発明者 菊池 靖夫 長野県長野市富竹1081−6 (72)発明者 鈴木 純二 長野県須坂市高梨262−2 (72)発明者 森川 千晴 長野県須坂市高橋946−3 (72)発明者 月舘 洋吉 長野県長野市北堀286−6 (72)発明者 工藤 紀千蔵 長野県長野市石渡464−3 (72)発明者 グラハム・ホームウツド ドイツ42327ブツペルタール・クルトシヤ イダーベーク105 (72)発明者 ウド・クラーツ ドイツ51375レーフエルクーゼン・アンド レアスシユトラーセ22アー (72)発明者 ウルリケ・バヘンドルフ−ノイマン ドイツ40789モンハイム・クリシヤーシユ トラーセ81 (72)発明者 クリストフ・エルデレン ドイツ42799ライヒリンゲン・ウンテルビ ユシヤーホフ15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある含有量の少なくとも1種の式(I) 【化1】 [式中、Aは置換されたフェニルを表すか、或いは各場
    合とも場合により置換されていてもよいナフチル、ピリ
    ジル、チエニルまたはピラゾリルを表し、Bは水素、ア
    ルキルまたは各場合とも場合により置換されていてもよ
    いフェニル、フェニルアルキル、フェニルアルケニル、
    フェノキシアルキル、フェニルチオアルキル、フェニル
    スルフィニルアルキルもしくはフェニルスルホニルアル
    キルを表し、Dは水素またはアルキルを表し、Eは水
    素、アルキルまたは各場合とも場合により置換されてい
    てもよいフェニル、フェニルアルキル、フェノキシアル
    キル、フェニルチオアルキル、フェニルスルフィニルア
    ルキルもしくはフェニルスルホニルアルキルを表し、G
    は水素またはアルキルを表し、Jは水素またはアルキル
    を表し、Kは水素、アルキルまたは場合により置換され
    ていてもよいフェニルを表すか、或いはBおよびDは一
    緒になって場合により置換されていてもよいアルカンジ
    イルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場合に
    よりOおよび/またはSにより置換されていてもよく、
    或いはDおよびGは一緒になって場合により置換されて
    いてもよいアルカンジイルを表し、ここで1個または2
    個のCH2基は場合によりOおよび/またはSにより置
    換されていてもよく、或いはEおよびGは一緒になって
    場合により置換されていてもよいアルカンジイルを表
    し、ここで1個または2個のCH2基は場合によりOお
    よび/またはSにより置換されていてもよく、そしてW
    およびYは異なっておりそしてN、OまたはSを表し、
    ここで環は常にN原子を含有する]のアジン誘導体を含
    有する、有害生物を防除するための組成物。
  2. 【請求項2】 ある含有量の少なくとも1種の、Aが同
    一もしくは相異なる方法でハロゲン、C1−C6-アルキ
    ル、C1−C6-アルコキシ、C1−C6-アルキルチオ、C
    1−C6-ハロゲノアルキル、C1−C6-ハロゲノアルコキ
    シ、C1−C6-ハロゲノアルキルチオ、ニトロまたはシ
    アノによりモノ置換ないしペンタ置換されたフェニルを
    表すか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異
    なる方法でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいナ
    フチルを表し、ここで置換基として挙げられるものはハ
    ロゲン、C1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシまた
    はC1−C6-ハロゲノアルコキシであるか、或いは各場
    合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換
    ないしトリ置換されていてもよいピリジルを表し、ここ
    で置換基として挙げられるものはハロゲン、C1−C6-
    アルキル、C1−C6-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノア
    ルキル、C1−C6-ハロゲノアルコキシまたはシアノで
    あるか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異
    なる方法でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいチ
    エニルを表し、ここで置換基として挙げられるものはハ
    ロゲンまたはC1−C6-アルキルであるか、或いは各場
    合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換
    ないしトリ置換されていてもよいピラゾリルを表し、こ
    こで置換基として挙げられるものはハロゲンまたはC1
    −C3-アルキルであり、Bが水素を表すか、或いはC1
    −C6-アルキルを表すか、或いは各場合とも場合により
    同一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしペンタ置換
    されていてもよいフェニル、ベンジル、フェネチ−1−
    イル、フェネチ−2−イル、フェノキシメチル、フェニ
    ルチオメチル、フェニルスルフィニルメチル、フェニル
    スルホニルメチル、フェニルチオエチ−1−イル、フェ
    ニルスルフィニルエチ−1−イル、フェニルスルホニル
    エチ−1−イル、フェノキシエチ−1−イル、フェノキ
    シエチ−2−イルまたはスチリルを表し、ここでフェニ
    ル置換基として各場合に挙げられるものはハロゲン、C
    1−C18-アルキル、C1−C8-アルコキシ−C1−C8-ア
    ルキル、C1−C8-ハロゲノアルコキシ、C1−C4-ハロ
    ゲノアルキル、場合によりさらに1〜3個の酸素原子に
    より中断されていてもよいC1−C18-アルコキシ、C1
    −C18-アルキルチオ、C1−C8-ハロゲノアルキルチ
    オ、トリ−C1−C8-アルキルシリル、フェニル−ジ−
    1−C8-アルキルシリル、3,4−ジフルオロメチレン
    ジオキソ、3,4−テトラフルオロエチレンジオキソ、
    縮合されたベンゾ基、縮合されたC3−C4-アルカンジ
    イル基、場合によりC1−C4-アルキル、C3−C6-シク
    ロアルキルおよび/もしくはハロゲンにより置換されて
    いてもよいベンジルイミノオキシメチル、各場合とも場
    合によりC1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシ、シ
    クロヘキシルもしくはフェニルにより置換されていても
    よいシクロヘキシルもしくはシクロヘキシルオキシ、場
    合により同一もしくは相異なる方法でハロゲン、C1
    4-アルキルもしくはC1−C4-ハロゲノアルキルによ
    りモノ置換もしくはジ置換されていてもよいピリジルオ
    キシ、各場合とも場合により同一もしくは相異なる方法
    でC1−C12-アルキル、ハロゲン、C1−C4-ハロゲノ
    アルキル、C1−C12-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノ
    アルコキシ、C1−C6-アルコキシ−C1−C6-アルキ
    ル、C1−C6-アルコキシ−エチレンオキシ、C1−C6-
    アルキルチオおよび/もしくはC1−C6-ハロゲノアル
    キルチオによりモノ置換ないしペンタ置換されていても
    よいフェニル、フェニル−C1−C6-アルキル、フェノ
    キシ、フェニルチオ、フェニル−C1−C6-アルコキシ
    またはベンジルチオであり、Dが水素またはメチルを表
    し、Eが水素、メチルまたは各場合とも場合により同一
    もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換され
    ていてもよいフェニル、フェニル−C1−C6-アルキ
    ル、フェノキシ−C1−C6-アルキル、フェニルチオ−
    1−C6-アルキル、フェニルスルフィニル−C1−C6-
    アルキルもしくはフェニルスルホニル−C1−C6-アル
    キルを表し、ここで可能な置換基は置換基Bの定義中で
    以上で挙げられているフェニル置換基であり、Gが水素
    またはメチルを表し、Jが水素またはメチルを表し、K
    が水素もしくはメチルを表すか、または場合により同一
    もしくは相異なる方法でBの定義に関連してフェニル用
    に挙げられている置換基によりモノ置換ないしテトラ置
    換されていてもよいフェニルを表すか、或いはBおよび
    Dが一緒になって場合により同一もしくは相異なる方法
    でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6
    −員のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個の
    CH2基は場合によりOおよび/またはSにより置換さ
    れていてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アル
    キル、および各場合とも場合により同一もしくは相異な
    る方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフ
    ェニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場
    合とも可能な置換基は置換基Bの定義に関連してフェニ
    ル用に挙げられている置換基であり、或いはDおよびG
    が一緒になって場合により同一もしくは相異なる方法で
    モノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−
    員のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のC
    2基は場合によりOおよび/またはSにより置換され
    ていてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキ
    ル、および各場合とも場合により同一もしくは相異なる
    方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
    ニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合
    とも可能な置換基は置換基Bの定義に関連してフェニル
    用に挙げられている置換基であり、或いはEおよびGが
    一緒になって場合により同一もしくは相異なる方法でモ
    ノ置換ないしテトラ置換されていてもよい2−〜6−員
    のアルカンジイルを表し、ここで1個または2個のCH
    2基は場合によりOおよび/またはSにより置換されて
    いてもよく、ここで可能な置換基はC1−C4-アルキ
    ル、および各場合とも場合により同一もしくは相異なる
    方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよいフェ
    ニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、ここで各場合
    とも可能な置換基は置換基Bの定義に関連してフェニル
    用に挙げられている置換基であり、そしてWおよびYが
    異なっておりそしてN、OまたはSを表し、ここで環は
    常にN原子を含有する請求項1に記載の式(I)のアジ
    ン誘導体を含有する、有害生物を防除するための組成
    物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の式(I)のアジン誘導
    体を有害生物および/またはそれらの環境に作用させる
    ことを特徴とする、有害生物の防除方法。
  4. 【請求項4】 式 【化2】 [式中、RおよびR′は互いに独立して塩素、臭素、メ
    チルまたはメトキシを表す]の化合物以外の、式(I
    a) 【化3】 [式中、A1は置換されたフェニルを表すか、或いは各
    場合とも場合により置換されていてもよいナフチル、ピ
    リジル、チエニルまたはピラゾリルを表し、B1は水
    素、アルキルまたは各場合とも置換されたフェニル、フ
    ェニルアルキル、フェニルアルケニル、フェノキシアル
    キル、フェニルチオアルキル、フェニルスルフィニルア
    ルキルもしくはフェニルスルホニルアルキルを表し、D
    1は水素またはアルキルを表し、E1は水素、アルキルま
    たは各場合とも置換されたフェニル、フェニルアルキ
    ル、フェノキシアルキル、フェニルチオアルキル、フェ
    ニルスルフィニルアルキルもしくはフェニルスルホニル
    アルキルを表し、G1は水素またはアルキルを表し、J1
    は水素またはアルキルを表し、K1は水素、アルキルま
    たは置換されたフェニルを表すか、或いはB1およびD1
    が一緒になって場合により置換されていてもよいアルカ
    ンジイルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場
    合によりOおよび/またはSにより置換されていてもよ
    く、或いはD1およびG1が一緒になって場合により置換
    されていてもよいアルカンジイルを表し、ここで1個ま
    たは2個のCH2基は場合によりOおよび/またはSに
    より置換されていてもよく、或いはE1およびG1が一緒
    になって場合により置換されていてもよいアルカンジイ
    ルを表し、ここで1個または2個のCH2基は場合によ
    りOおよび/またはSにより置換されていてもよく、そ
    してWおよびYは異なっておりそしてN、OまたはSを
    表し、ここで環は常にN原子を含有しており、但し条件
    として、置換基B1、D1、E1、G1、J1およびK1の少
    なくとも1個は水素またはアルキルを表さないものとす
    る]のアジン誘導体。
  5. 【請求項5】 式 【化4】 [式中、RおよびR′は互いに独立して塩素、臭素、メ
    チルまたはメトキシを表す]の化合物以外の、A1が同
    一もしくは相異なる方法でハロゲン、C1−C6-アルキ
    ル、C1−C6-アルコキシ、C1−C6-アルキルチオ、C
    1−C6-ハロゲノアルキル、C1−C6-ハロゲノアルコキ
    シ、C1−C6-ハロゲノアルキルチオ、ニトロまたはシ
    アノによりモノ置換ないしペンタ置換されたフェニルを
    表すか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異
    なる方法でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいナ
    フチルを表し、ここで置換基として挙げられるものはハ
    ロゲン、C1−C6-アルキル、C1−C6-アルコキシまた
    はC1−C6-ハロゲノアルコキシであるか、或いは各場
    合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換
    ないしトリ置換されていてもよいピリジルを表し、ここ
    で置換基として挙げられるものはハロゲン、C1−C6-
    アルキル、C1−C6-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノア
    ルキル、C1−C6-ハロゲノアルコキシまたはシアノで
    あるか、或いは各場合とも場合により同一もしくは相異
    なる方法でモノ置換ないしトリ置換されていてもよいチ
    エニルを表し、ここで置換基として挙げられるものはハ
    ロゲンまたはC1−C6-アルキルであるか、或いは各場
    合とも場合により同一もしくは相異なる方法でモノ置換
    ないしトリ置換されていてもよいピラゾリルを表し、こ
    こで置換基として挙げられるものはハロゲンまたはC1
    −C3-アルキルであり、B1が水素を表すか、或いはC1
    −C6-アルキルを表すか、或いは各場合とも同一もしく
    は相異なる方法でモノ置換ないしペンタ置換されたフェ
    ニル、ベンジル、フェネチ−1−イル、フェネチ−2−
    イル、フェノキシメチル、フェニルチオメチル、フェニ
    ルスルフィニルメチル、フェニルスルホニルメチル、フ
    ェニルチオエチ−1−イル、フェニルスルフィニルエチ
    −1−イル、フェニルスルホニルエチ−1−イル、フェ
    ノキシエチ−1−イル、フェノキシエチ−2−イルまた
    はスチリルを表し、ここでフェニル置換基として各場合
    に挙げられるものはハロゲン、C1−C18-アルキル、C
    1−C8-アルコキシ−C1−C8-アルキル、C1−C8-ハ
    ロゲノアルコキシ、C1−C4-ハロゲノアルキル、場合
    によりさらに1〜3個の酸素原子により中断されていて
    もよいC1−C18-アルコキシ、C1−C18-アルキルチ
    オ、C1−C8-ハロゲノアルキルチオ、トリ−C1−C8-
    アルキルシリル、フェニル−ジ−C1−C8-アルキルシ
    リル、3,4−ジフルオロメチレンジオキソ、3,4−テ
    トラフルオロエチレンジオキソ、縮合されたベンゾ基、
    縮合されたC3−C4-アルカンジイル基、場合によりC1
    −C4-アルキルもしくはC3−C6-シクロアルキルおよ
    び/もしくはハロゲンにより置換されていてもよいベン
    ジルイミノオキシメチル、各場合とも場合によりC1
    6-アルキル、C1−C6-アルコキシ、シクロヘキシル
    もしくはフェニルにより置換されていてもよいシクロヘ
    キシルもしくはシクロヘキシルオキシ、場合により同一
    もしくは相異なる方法でハロゲン、C1−C4-アルキル
    もしくはC1−C4-ハロゲノアルキルによりモノ置換も
    しくはジ置換されていてもよいピリジルオキシ、各場合
    とも場合により同一もしくは相異なる方法でC1−C12-
    アルキル、ハロゲン、C1−C4-ハロゲノアルキル、C1
    −C12-アルコキシ、C1−C6-ハロゲノアルコキシ、C
    1−C6-アルコキシ−C1−C6-アルキル、C1−C6-ア
    ルコキシ−エチレンオキシ、C1−C6-アルキルチオお
    よび/もしくはC1−C6-ハロゲノアルキルチオにより
    モノ置換ないしペンタ置換されていてもよいフェニル、
    フェニル−C1−C6-アルキル、フェノキシ、フェニル
    チオ、フェニル−C1−C6-アルコキシまたはベンジル
    チオであり、D1が水素またはメチルを表し、E1が水
    素、メチルまたは各場合とも同一もしくは相異なる方法
    でモノ置換ないしテトラ置換されたフェニル、フェニル
    −C1−C6-アルキル、フェノキシ−C1−C6-アルキ
    ル、フェニルチオ−C1−C6-アルキル、フェニルスル
    フィニル−C1−C6-アルキルもしくはフェニルスルホ
    ニル−C1−C6-アルキルを表し、ここで可能な置換基
    は置換基B1の定義中で以上で挙げられているフェニル
    置換基であり、G1が水素またはメチルを表し、J1が水
    素またはメチルを表し、K1が水素もしくはメチルを表
    すか、または同一もしくは相異なる方法でB1の定義に
    関連してフェニル用に挙げられている置換基によりモノ
    置換ないしテトラ置換されたフェニルを表すか、或いは
    1およびD1が一緒になって場合により同一もしくは相
    異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されていてもよ
    い2−〜6−員のアルカンジイルを表し、ここで1個ま
    たは2個のCH2基は場合によりOおよび/またはSに
    より置換されていてもよく、ここで可能な置換基はC1
    −C4-アルキル、および各場合とも場合により同一もし
    くは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されてい
    てもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ基であり、
    ここで各場合とも可能な置換基は置換基B1の定義に関
    連してフェニル用に挙げられている置換基であり、或い
    はD1およびG1が一緒になって場合により同一もしくは
    相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されていても
    よい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、ここで1個
    または2個のCH2基は場合によりOおよび/またはS
    により置換されていてもよく、ここで可能な置換基はC
    1−C4-アルキル、および各場合とも場合により同一も
    しくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されて
    いてもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ基であ
    り、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B1の定義
    に関連してフェニル用に挙げられている置換基であり、
    或いはE1およびG1が一緒になって場合により同一もし
    くは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換されてい
    てもよい2−〜6−員のアルカンジイルを表し、ここで
    1個または2個のCH2基は場合によりOおよび/また
    はSにより置換されていてもよく、ここで可能な置換基
    はC1−C4-アルキル、および各場合とも場合により同
    一もしくは相異なる方法でモノ置換ないしテトラ置換さ
    れていてもよいフェニルもしくは縮合されたベンゾ基で
    あり、ここで各場合とも可能な置換基は置換基B1の定
    義に関連してフェニル用に挙げられている置換基であ
    り、そしてWおよびYが異なっておりそしてN、Oまた
    はSを表し、ここで環は常にN原子を含有しており、但
    し条件として、置換基B1、D1、E1、G1、J1および
    1の少なくとも1個は水素またはアルキルを表さない
    ものとする、請求項4に記載の式(Ia)のアジン誘導
    体。
  6. 【請求項6】 式(Ia−30) 【化5】 [式中、Raは水素、弗素または塩素を表し、Rbは弗素
    または塩素を表し、qは0〜5の数を表し、RcはC1
    15-アルキル、C1−C15-アルコキシ、C1−C10-ア
    ルキルチオ、ハロゲン、低級ハロゲノアルキル、低級ハ
    ロゲノアルコキシまたはトリ(低級アルキル)シリルを表
    すか、或いは場合により低級アルキルによりモノ置換な
    いしトリ置換されていてもよいC3−C7-シクロアルキ
    ルを表すか、或いは 【化6】 を表し、ここでXは直接結合、酸素、低級アルカンジイ
    ル、低級アルカンジイルオキシまたはジ(低級アルキル)
    シリルを表し、rは0〜5の数を表し、RdはC1−C12
    -アルキル、C1−C12-アルコキシ、ハロゲン、低級ハ
    ロゲノアルキル、低級ハロゲノアルコキシまたはトリ
    (低級アルキル)シリルを表し、そしてZは酸素または硫
    黄を表す]のアジン誘導体。
  7. 【請求項7】 a)式 【化7】 [式中、B1、D1、E1、G1、J1およびK1は請求項4
    に示されている意味を有し、W1はアミノを表しそして
    1はヒドロキシルを表すか、またはW1はヒドロキシル
    を表し、そしてY1はアミノを表す]のアミノアルコー
    ルを、適宜希釈剤の存在下で、脱水剤と共に式 A1−COOH (III) [式中、A1は請求項4に示されている意味を有する]
    のカルボン酸と反応させるか、或いは b)式 【化8】 [式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1およびK1は請
    求項4に示されている意味を有する]のアミド−アルコ
    ールを、適宜希釈剤の存在下で、脱水剤と反応させる
    か、或いは c)式 【化9】 [式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1およびK1は請
    求項4に示されている意味を有し、そしてXはハロゲ
    ン、アルキルスルホニルオキシまたはアリールスルホニ
    ルオキシを表す]のアミド誘導体を、適宜希釈剤の存在
    下で、塩基と反応させるか、或いは d)式 【化10】 [式中、A1、B1、D1、E1、G1、J1およびK1は請
    求項4に示されている意味を有する]のアミド−アルコ
    ールを、適宜希釈剤の存在下で、チエニル化剤と反応さ
    せることを特徴とする、請求項4に記載の式(Ia)の
    アジン誘導体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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