JPH0797123A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0797123A
JPH0797123A JP5340018A JP34001893A JPH0797123A JP H0797123 A JPH0797123 A JP H0797123A JP 5340018 A JP5340018 A JP 5340018A JP 34001893 A JP34001893 A JP 34001893A JP H0797123 A JPH0797123 A JP H0797123A
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JP
Japan
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bin
sheet
sheets
image
sorter
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JP5340018A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Matsumoto
博明 松本
Ikuo Sofue
育夫 祖父江
Seishi Ejiri
征志 江尻
Masao Kiguchi
雅夫 木口
Yasuhiro Matsumoto
保宏 松本
Yoshiyuki Nakayama
佳行 中山
Haruo Ishizuka
石塚  晴男
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像情報をメモリに入力し、その画像情報を
再生したシートを複数のビントレイ711 〜7110に選
択的に分配収納する機能を有する画像記録装置におい
て、画像の黒率が高くてカールしたシートが、通常のシ
ート分配ビントレイである最上以外の比較的狭いビント
レイ712 〜7110内に排出されることにより、後続の
シートがつまったり、カールしたシートの下に次のシー
トが入ってしまったりする問題を解消すること。 【構成】 メモリに入れられた頁画像の内、一定以上の
黒率を有する頁が存在する画像情報の再生シートは最上
のビントレイ711 に排出させることを特徴とする画像
記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報をメモリに入
力し、その画像情報を再生したシートを複数のビントレ
イに選択的に分配収納する機能(ソータ)を有する画像
記録装置(ファクシミリ装置等)に関する。
【0002】
【従来の技術】ソータを備えるファクシミリ装置ないし
は画像形成装置は例えば特開昭57−95755号公報
・特開昭56−120258号公報・特開平1−203
168号公報・特開昭61−23083号公報等で知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像の黒率に関わりな
く、画像情報を記録したシートは指定されたビントレイ
に排出されたいた。しかし、記録画像の黒率が大きい
と、定着器を通過するときに吸収する熱量が大きくなる
のと、付着するトナーの量が多くなるので、記録シート
のカール量が大きくなってしまう。
【0004】シートのカール量、特にシート先端のカー
ル量が大きいと、ソータのビントレイとビントレイの狭
い搬送路を通ってビントレイ上に排出されにくくなり、
ジャムを起こす危険が大きくなる。
【0005】即ち、この種の画像記録装置において、黒
率の高い画像がプリントされたシートはカールしやす
く、カールしたシートが狭いビントレイ内に入ると、後
続のシートがつまったり、カールしたシートの下に次の
シートが入ってしまったりしやすい。
【0006】本発明はこの問題を解消することを目的と
する。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、画像情報を
メモリに入力し、その画像情報を再生したシートを複数
のビントレイに選択的に分配収納する機能を有する画像
記録装置において、メモリに入れられた頁画像の内、一
定以上の黒率を有する頁が存在する画像情報の再生シー
トは最上のビントレイに排出させることを特徴とする画
像記録装置、である。
【0008】
【作用】メモリに入れられた頁画像の内、一定以上の黒
率を有する頁が存在する受信画像はシート積載収納枚数
の大きい最上のビントレイへ排出するように制御するこ
とで、前記の問題が回避される。
【0009】
【実施例】以下、図面に示した実施例について説明す
る。本実施例は、ソータを備えるファクシミリ装置であ
る。
【0010】図1はそのソータを備えるファクシミリ装
置の正面側をみた外観斜視図、図2は内部の概略構成を
示す縦断正面図である。
【0011】100はファクシミリ本体、200・30
0はファクシミリ本体に組み合わせたオプショナルな第
1及び第2の給紙ユニット装置、500はアダプタ40
0を介してファクシミリ本体100に接続したソータ、
600(図2)は上記の装置100〜500を載置させ
たペディスタルである。700はアダプタ400・ソー
タ500の下面とペディスタル600の上面との間に介
入させた台座である。
【0012】第1及び第2の給紙ユニット装置200・
300はファクシミリ本体100に適宜に組み合わせて
使用されるオプショナル装置であり、上下2段重ねに
し、その上にファクシミリ本体100を搭載して設置す
ることでファクシミリ本体100に組み合わせてある。
【0013】ソータ500はファクシミリ本体100の
シート(記録紙もしくはコピー)排紙側にアダプタ40
0を介して連接して設置することでファクシミリ本体1
00に組み合わせてある。ファクシミリ本体100、第
1及び第2の給紙ユニット装置200・300、ソータ
500は電気的アダプタで制御部相互が電気的にも接続
され相互に情報交換がなされて連係制御される。ペディ
スタル500は上記全装置100・200・300・4
00の据え置き台である。台座700はアダプタ400
・ソータ500の下面とペディスタル600の上面との
間の空間をうめる部材である。
【0014】A.ファクシミリ本体100 ファクシミリ本体100は、大別して、プリンタ部10
1(図2)と、原稿読取装置部102と、制御部を有し
ている。
【0015】(a)プリンタ部101 プリンタ部101は本例装置では転写式電子写真プロセ
ス利用のレーザープリンタ機構である。
【0016】即ち、1は像担持体としてのドラム型の電
子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢示
の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもっ
て回転駆動され、その回転感光ドラム1の外周面が帯電
器2により所定の極性・電位に均一に一次帯電処理さ
れ、その帯電処理面がレーザースキャナ3より出力され
る、目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対
応して変調されたレーザービームLでラスタ走査露光さ
れることで、回転感光ドラム1面に目的の画像情報に対
応した静電潜像が形成されていく。3aはレーザースキ
ャナ3からの出力レーザービームLを感光ドラム1面側
へ偏向させるミラーである。
【0017】次いでその感光ドラム1面の形成潜像が現
像器4aによりトナー画像として現像される。4bはト
ナータンクである。そのトナー画像が感光ドラム1と転
写器5との間の転写部に、プリンタ本体100に内蔵の
給紙カセット7(給紙部)、或は第1の給紙ユニット装
置200側若しくは第2の給紙ユニット300側から給
送された被記録シート(転写シート)Pに順次に転写さ
れていく。
【0018】転写部でトナー画像の転写を受けたシート
Pは感光ドラム1面から分離され、搬送部8を通って画
像定着装置9へ導入されてトナー画像の定着処理を受け
る。
【0019】定着装置9で画像定着処理されたシートP
は定着排紙ローラ対10(搬送回転体)→排紙ローラ対
11(排出回転体)→排紙口12(排出部)を通ってフ
ァクシミリ本体100からアダプタ400を介してソー
タ500側へ送り込まれる。
【0020】なお、ファクシミリ本体100にソータ5
00を組み合わせ使用しない場合はファクシミリ本体1
00の排紙口12には図3のように着脱自在の排紙トレ
イ13が装着され、この排紙トレイ13に対してシート
排出がなされる。
【0021】被記録シートPに対するトナー画像転写後
の感光ドラム1面はクリーニング器6aにより転写残り
トナー等の残留物の除去処理を受けて清浄面化され、繰
り返して作像に供される。6bは廃トナータンクであ
る。
【0022】本例のファクシミリ本体100は、上記プ
リンタ部101の感光ドラム1・帯電器2・現像器4
(a,b)・クリーニング器6(a,b)の4つの作像
プロセス機器を一括してファクシミリ本体100内の所
定の部位に対して着脱交換自在のプロセスカートリッジ
として構成してある。
【0023】画像定着装置9は本例ではフィルム加熱方
式の画像加熱定着装置を使用している。この方式の定着
装置は、被加熱材としての未定着トナー画像を担持させ
たシートを耐熱性フィルムを介して加熱体の面に密着さ
せて耐熱性フィルムと一緒に搬送させることで加熱体の
熱を耐熱性フィルムを介してシート側に付与してトナー
画像を熱定着させるもので、特開昭63−313182
号公報、特開平2−157878号公報、特開平4−4
4075〜44083,204980〜204984号
公報等に開示されている。
【0024】このようなフィルム加熱方式の定着装置は
例えば熱ローラ方式の定着装置との対比において、加熱
体として低熱容量の加熱体を、フィルムとして薄膜の低
熱容量のものを用いることができるため、省電力化・ウ
エイトタイム短縮化(クイックスタート性)が可能にな
る。クイックスタートができることにより、非定着動作
時の予熱が必要なくなり、総合的な意味での省電力化を
図ることができる、機内昇温を抑えることができる、等
の利点を有している。
【0025】図4に、耐熱性フィルムとして円筒状フィ
ルムを使用し、該フィルムを加圧ローラで回転駆動する
ようにしたテンションレスタイプのフィルム加熱方式の
画像加熱定着装置9の概略構成を示した。
【0026】この装置は、加熱体9aと、該加熱体9a
を断熱材9bを介して下面に保持させたフィルム内面ガ
イド部材9cと、該加熱体9aを含むフィルム内面ガイ
ド部材9cにルーズに外嵌させた円筒状(エンドレスベ
ルト状)の耐熱性フィルム(定着フィルム)9dを基本
構成部材とする加熱部と、フィルム9dを挟ませて加熱
体9aに圧接させた加圧部としての加圧ローラ9eを有
している。
【0027】加熱体9aは、円筒状の定着フィルム9d
の回転方向a若しくは被加熱材としてのシートPの搬送
方向に対して直角方向を長手とする細長平面状の低熱容
量のセラミックヒータである。
【0028】フィルム内面ガイド部材9cは円筒状の定
着フィルム9dの回転方向aもしくはシートPの搬送方
向に対して直角方向を長手とする、耐熱樹脂材等より成
る横断面略半円弧状樋型の横長部材であり、その両端部
を装置フレームの側板間に固定支持させてある。加熱体
9aはこのフィルム内面ガイド部材9cの下面の略中央
部に長手に沿って形成した溝内に断熱材9bを介して嵌
入して耐熱性接着剤で取り付け保持させてある。フィル
ム内面ガイド部材9c自体を耐熱性断熱材料製にするこ
とで断熱材9bを省略することもできる。
【0029】加熱体としてのセラミックヒータ9aはそ
の両端部の不図示の通電電極間に不図示のAC通電回路
から通電がなされて有効長さ領域が昇温し、不図示のサ
ーミスタ等の感温素子によりヒータ温度が検知され、そ
の検知温度情報が不図示の制御部へフィードバックされ
て感温素子の検知温度出力が所定の一定となるようにヒ
ータ9aへの通電が制御される。即ちヒータ9aの温度
が所定の定着温度に維持されるようにヒータ9aへの通
電が制御される。
【0030】定着フィルム9cは、例えば、ポリイミド
フィルムを基材とし、外表面にPFA等の離形性層を設
けた厚み50μm程度の耐熱性フィルム材である。
【0031】加圧ローラ9eは芯金9fと、シリコンゴ
ム等より成る耐熱性弾性層9gから成るものである。
【0032】この加圧ローラ9eを加熱体としてのセラ
ミックヒータ9aに対して定着フィルム9dを挟ませて
不図示の加圧バネにより所定の押圧力をもって圧接させ
て所定幅の圧接ニップ部(定着ニップ部)Nを形成させ
てある。
【0033】加圧ローラ9eが不図示の駆動系により矢
示の反時計方向に回転駆動され、この回転加圧ローラ9
eと定着フィルム9dの外面との摩擦力で円筒状の定着
フィルム9dに回転力が作用し、定着ニップ部Nにおい
て定着フィルム9dの内面がヒータ9aの表面に密着摺
動しつつ、定着フィルム9aがフィルム内面ガイド部材
9cの周りを矢示の時計方向aに回転駆動される。
【0034】フィルム内面ガイド部材9cは定着フィル
ム9dの回転を容易にする働きをし、回転する定着フィ
ルム9dの円周方向及び長手方向における働きを規制し
てフィルムの不必要な暴れ(おどり)や寄り移動を防止
している。
【0035】而して、加圧ローラ9eの回転駆動により
定着フィルム9dが回転しており、且つ加熱体としての
セラミックヒータ9aが所定の定着温度に温調制御され
ている状態において、作像機構部側から未定着トナー画
像tを形成担持させた被加熱材としてのシートPが搬送
されて装置内へ導入され、フィルム9dを挟んでヒータ
9aと加圧ローラ9eとの間に形成される定着ニップ部
Nのフィルム9dと加圧ローラ9eとの間にシートPが
進入して回転定着フィルム9dの外面に密着して該フィ
ルム9dと一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されること
により、ヒータ9aの熱がフィルム9dを介してシート
Pに付与されてシートP上の未定着トナー画像tがシー
トP面に加熱定着される。定着ニップ部Nを通ったシー
トPはフィルム9dの面から分離されて排出搬送され
る。
【0036】ファクシミリ本体100に内蔵させた給紙
カセット7は上記プリンタ部101の下側に位置してお
り、ファクシミリ本体100の排紙側の側壁下部に設け
た装着口14よりファクシミリ本体100に挿脱自在で
ある。7aは該カセット7の把手部である。
【0037】この給紙カセット7からの給紙が行われる
ときは、給紙ローラ15が回転駆動され、分離部材16
との共働で該カセット7内の積載収納シートPの最上位
のシートが1枚分離されてファクシミリ本体の排紙側と
は反対側方向に繰り出され、シートガイドにより上方へ
案内され、次いでターンローラ17と圧接コロ18によ
り転写部へUターン搬送される。
【0038】S1はターンローラ17と転写部5との間
のシートパスの途中部に配設したシートセンサであり、
ターンローラ17から転写部へ向けてUターン搬送され
たシートPの先端が検知されるとシート搬送が一時停止
され、感光ドラム1に対する画像形成の進行と同期がと
られて転写部において感光ドラム1面の形成トナー画像
部の先端とシートPの先端とが丁度一致するタイミング
時点でシート搬送が再開されて転写部に対してシートP
が給送される。
【0039】S2は搬送部8のシートパス途中に設けた
シートセンサ、S3は定着排紙ローラ対10のシート出
口側に配設したシートセンサである。
【0040】(b)原稿読取装置部102 31はファクシミリ本体100の上面に左下りに傾斜さ
せて配設した原稿載置部(給紙部)、32はこの原稿載
置部に載置した原稿Oの両サイドを規制する可動のサイ
ドガイドである。
【0041】原稿Oは上記の原稿載置部31上に画像面
を下向きにして先端部を原稿挿入口33からファクシミ
リ本体内へ不図示のストッパに受け止められるまで十分
に差し込み、両側を可動のサイドガイド32を動かして
規制することで積載セットされる。
【0042】原稿読取開始信号に基づいて原稿1枚分離
給送手段34が作動して上記積載セット原稿Oの最下位
の原稿が1枚分離されてファクシミリ本体内へ引き込み
搬送され、第1搬送ローラ対35→第2搬送ローラ対3
7→排紙口38の経路を所定の速度で搬送されて排紙ト
レイ39(排紙部)へ排紙される。
【0043】原稿Oが第1と第2の搬送ローラ対35・
37間を搬送される過程で該ローラ対35・37間に配
設した画像光電読取素子アレイ36により原稿Oの下向
き画像面が時系列電気デジタル画素信号として順次に読
取処理される。
【0044】ファクシミリ送信モードのときは、その読
取画像情報が相手方ファクシミリ装置へ送信される。
【0045】コピーモードのときは、前述のプリンタ部
101が動作してレーザーユニット3から上記の原稿読
取画像情報としての時系列電気デジタル画素信号に対応
して変調されたレーザービームLが出力されて、プリン
タ部101にてコピーとしての画像形成が実行される。
【0046】受信モードの場合は、相手方(送信元)フ
ァクシミリから送信情報が制御系のメモリに貯蔵されな
がら受信され、プリンタ部101が動作してメモリに貯
蔵の受信情報が呼び出されてレーザーユニット3から受
信情報としての時系列電気デジタル画素信号に対応して
変調されたレーザービームLが出力されて、プリンタ部
101にて受信記録としての画像形成が実行される。
【0047】原稿読取装置部102は図2から明らかな
ように前記プリンタ部101の上方部に配置してあり、
それぞれの排紙部は同方向に向いている。
【0048】(c)制御部 プリンタ本体100の制御部は、その回路基板をプリン
タ本体内の適所に配設してある。51は操作パネルであ
り、ファクシミリ本体の上面側に配設してあり、この操
作パネル51の下側に前述原稿読取装置部102の原稿
1枚分離給送手段34、第1搬送ローラ対35、画像光
電読取素子アレイ36、第2搬送ローラ対37等が位置
している。図1において53は送受話器である。
【0049】図5の(a)・(b)はこの操作パネル5
1の拡大平面図と側面図である。この操作パネル51に
は各種メッセージを表示する液晶表示器52(液晶ディ
スプレイ、LCD)と、各種の操作キー(ボタン)・フ
ァンクションキー類を配列して具備させてあり、所要の
各種情報・制御モードを制御部へ指定・設定入力するこ
とができる。
【0050】B.第1及び第2の給紙ユニット装置20
0・300 .第1及び第2の給紙ユニット装置200・300は
上下重ね合わせ据置きタイプのものであり、本例では2
段重ねで使用した。その上にファクシミリ本体100を
載置セットしてある。
【0051】本例の該給紙ユニット装置200・300
は何れも構造は同一であり、給紙カセット19を装置正
面側に引き出してシート材Pの補給をすることができる
所謂フロントローディング方式のものである。
【0052】.上段の第1の給紙ユニット装置200
からの給紙が行われるときは、この装置200内の給紙
ローラ20が回転駆動されることで分離部材(不図示)
との共働で該装置200内の給紙カセット19の積載収
納シートPの最上位のシートが1枚分離されてファクシ
ミリ本体100の排紙側とは反対側方向に繰り出され、
シートガイドにより上方へ案内され、該装置200の上
面板に開口させた排紙口21の排紙ローラ対22によ
り、ファクシミリ本体100の底面板に開口され、且つ
上記排紙口21に対向しているシート受入れ口23内へ
導入されてファクシミリ本体100内を下から上へ搬送
され、次いでターンローラ17と圧接コロ18により転
写部へUターン搬送される。
【0053】.下段の第2の給紙ユニット装置300
からの給紙が行われるときは、この装置300内の給紙
ローラ20が回転駆動されることで分離部材(不図示)
との共働で該装置300内の給紙カセット19の積載収
納シートPの最上位のシートが1枚分離されてファクシ
ミリ本体100の排紙側とは反対側方向に繰り出され、
シートガイドにより上方へ案内され、該装置300の上
面板に開口させた排紙口21の排紙ローラ対22によ
り、上段の第1の給紙ユニット装置200の底面板に開
口され、且つ上記排紙口21に対向しているシート受入
れ口24内へ導入されて第1の給紙ユニット200内を
下から上へ搬送され、以後は第1の給紙ユニット200
の排紙ローラ対22→ファクシミリ本体100側のシー
ト受入れ口23→ターンローラ17と圧接コロ18の経
路を通って転写部へUターン搬送される。
【0054】C.アダプタ400 ソータ500はアダプタ400を介してファクシミリ本
体100の排紙側に接続される。
【0055】アダプタ400は、ファクシミリ本体対向
面側に、ファクシミリ本体100側から排紙されるシー
トの入口部61と、ファクシミリ本体100の排紙側か
ら外方へ突出しているファクシミリ本体内蔵給紙カセッ
ト7の把手部7aとの干渉を避けるため該把手部を受入
れる開口部64を有し、ソータ対向面側にシート出口部
63を有し、内部に上記シート入口部61とシート出口
部63を連絡するシートパス62を有している。
【0056】S4はファクシミリ本体100側からアダ
プタ400のシートパス62内にシート材が排出された
ことを検知するシートセンサ(紙通過検知センサBP
S)である。
【0057】上記のアダプタ400はファクシミリ本体
100から排紙トレイ13(図3)を取り外した後、シ
ート入口部61をファクシミリ本体100側のシート排
紙口12に対向合致させ、又給紙カセット7の外方突出
把手部7aを開口部64からアダプタ400内へ受入れ
た状態にしてファクシミリ本体100の排紙側に当てが
い、不図示のフック機構等の掛止め手段やねじ止め手段
等の係止手段にてファクシミリ本体100の排紙側に機
械的にしっかりと接続される。
【0058】アダプタ400の上部はファクシミリ本体
100側の原稿排紙トレイ39と干渉しないように凹所
にして原稿排紙トレイ39から逃がしてある。
【0059】アダプタ400を介してファクシミリ本体
100(プリンタ部)とソータ500とを接続すること
により、機種の違いにも対処できて、汎用性が高まる。
【0060】本実施例ではこのアダプタ400の全部を
透明材にする、もしくは一部を透明部分を有するカバー
を持たせることで、内部のシートパス62でのシートジ
ャムの発生を目視で容易に確認できるようにしてある。
【0061】D.ソータ500 ソータ500は、駆動ユニット501と、該駆動ユニッ
ト501で昇降動されるビントレイユニット502を有
している。
【0062】駆動ユニット501は、前記アダプタ40
0に対する対向面側にアダプタ400側のシート出口部
63から出てくるシートの入口部65を有し、ビントレ
イユニット502に対する対向面側に排紙ローラ対67
(シート導入口)を有し、入口部65に入ったシートが
シートパス66を通して排紙ローラ対67へ至る。S5
は排紙ローラ対67の位置に配設したシートセンサ(ソ
ータ入口センサ)である。
【0063】またこの駆動ユニット501には後述する
ビントレイユニット昇降駆動機構、制御部等を内蔵させ
てある。
【0064】ソータ500は上記の駆動ユニット501
を、該ユニットのシート入口部65を前記アダプタ40
0側のシート出口部63に対向合致させてアダプタ40
0に不図示の係止手段にてしっかりと接続されること
で、アダプタ400を介してファクシミリ本体100に
対して接続化される。
【0065】ビントレイユニット502は、図6のよう
な略直方枠体フレーム70内に上下多段に、本実施例の
場合は全部で10段のビントレイ(以下、ビンと記す)
71 1 〜7110を内設してある。
【0066】本実施例では最上段のビン711 を第1ビ
ンとして、これより下位のビンを順次第2・第3・・・・第
10のビンとする。
【0067】本実施例では最下段の第10のビン7110
は図6に示すようにビントレイユニットフレーム70に
固定のビンとしてある。他の第1〜第9のビン711
719 は図8の平面図に示すようにビン先端辺側(シー
ト排出方向下流側の辺)の手前側と奥側とにそれぞれ外
方へ突出させて舌片部a・aを設けてあり、またビン後
辺側(シート排出方向上流側の辺)の手前側と奥側とに
それぞれ外方へ突出させてコロ(フォロワー)b・bを
軸着して設けてある。cはビン後辺の上方折曲げ縁であ
る。
【0068】そして上記第1〜第9のビン711 〜71
9 をそれぞれ、その先端辺側の手前側と奥側の舌片部a
・aを、ビントレイユニットフレーム70の先端側の手
前側と奥側の縦フレーム板70a・70aの内側に上下
に所定の間隔をあけて段設した受け板70b・70bに
順次に受けさせて支持させると共に、後辺側の手前側と
奥側のコロb・bを、ビントレイユニットフレーム70
の後端側の手前側と奥側の縦フレーム板70c・70c
に形成具備させた上下方向スリット孔70d・70dに
嵌入させて先端側を図8のように縦フレーム板70c・
70cの外側に突出させて各ビン711 〜719 をフレ
ーム70内に上下多段に配設してある。
【0069】また縦フレーム70c・70cの各外側に
は上下方向スリット孔70d・70dの上端部と下端部
とに図6・図9のようにコロ(フォロワー)d・d,d
・dを軸着してある。スリット孔70dの幅はコロb・
dの外径よりも幅広としてある(図8)。
【0070】ソータ駆動ユニット501の手前側と奥側
の中空の縦フレーム部72・72の互いに対向する内壁
面にはそれぞれ図7のように鏡面対称に上下方向スリッ
ト孔72a・72aを具備させてある。このスリット孔
72aの幅寸法は前記のコロb・dの外径と略同じにし
てある。
【0071】またこのスリット孔72aは、図7のよう
に下端側から排紙ローラ対67の近傍まで鉛直に延びた
鉛直スリット孔部分と、このスリット孔部分に連続して
排紙ローラ対67の水平位置で該排紙ローラ67から離
間する方向に斜めに折曲した折曲げスリット孔部分と、
更にこの折曲げスリット孔部分に連続して鉛直に上方へ
延びた鉛直スリット孔部分から成っている。
【0072】そして前記のようにフレーム70内にビン
711 〜7110を上下に段設したビントレイユニット5
02の後端側を駆動ユニット501の手前側と奥側の縦
フレーム部72・72間に対応させてこの両縦フレーム
部72・72の各内壁面に設けた上記の上下方向スリッ
ト孔72a・72aに対してそれぞれ、図8・図9のよ
うにビントレイユニット502の後端側の手前側と奥側
の縦フレーム板70c・70cから外側に突出している
前記のコロb・dを嵌入係合させて、ビントレイユニッ
ト502を駆動ユニット501の手前側と奥側の縦フレ
ーム部72・72間に装着させてある。
【0073】ビントレイユニット502は駆動ユニット
501側に具備させた昇降動機構によって昇降動され
る。即ち、駆動ユニット501の手前側と奥側の中空の
縦フレーム72・72内にはそれぞれ図8・9のように
上下端部を軸受けで保持させて縦向きにリードカム軸7
5・75を配設してある。図9において76は上端側の
軸受けを示している。
【0074】そしてその各リードカム軸75・75の上
端側にはそれぞれビントレイユニット502の前記手前
側と奥側のコロb・dをかみ込むリードカム(螺旋カ
ム)77・77を固定支持させてある。このリードカム
77・77は図7・図9のように駆動ユニット501の
排紙ローラ対67と略同じ高さ位置に位置させてある。
【0075】図8において、Mは駆動ユニット501の
奥側の中空の縦フレーム72の底部に設けた正逆転モー
タ(シフトモータ)であり、ギヤトレイン、不図示のス
プロケットとチェーン等の動力伝達系Gを介してモータ
Mの正転力・逆転力が前記奥側と手前側のリードカム軸
75・75にそれぞれ伝達されて、該リードカム軸75
・75、即ちリードカム77・77が正転駆動又は逆転
駆動される。
【0076】ここでリードカム77・77はそれぞれ各
段のビンのコロb・bを順次に上方へ送る方向を正転方
向とし、逆にコロbを順次に下方へ送る方向を逆転方向
とする。
【0077】リードカム77・77が正転駆動される
と、その1回転毎に各段のビンのコロb・bが上下方向
スリット長孔72a・72aにガイドされてリードカム
77・77の下側から上側へ繰り上げられ、その送り上
げられたコロb・bがビントレイユニットフレーム70
に設けた上側のコロd・dの下側につき当たって、或は
すでに送り上げられた段のビンのコロb・bの下側につ
き当たって、上記の上側のコロd・dに押し上げ力が作
用してフレーム70、従ってビントレイユニット502
の全体がコロ1個分ずつ、即ちビン1段分ずつ自重に抗
して順次上昇移動していく。
【0078】逆にリードカム77・77が逆転駆動され
ると、その1回転毎に各段のビンのコロb・bが上下方
向スリット長孔72a・72aにガイドされてリードカ
ム77・77の上側から下側へ送り下げられることで、
フレーム70の上側のコロd・dとリードカム77・7
7間のコロが1つずつ減少することでフレーム70、従
ってビントレイユニット502の全体がコロ1個分ずつ
即ちビン1個分ずつ自重により順次に下降移動してい
く。
【0079】リードカム77・77は前述したように排
紙ローラ対67と略同じ高さ位置にあり、このリードカ
ム77・77のすぐ下のコロb・bに対応する段のビン
の後端側が排紙ローラ対67に対応位置し、その上側段
のビンはリードカム77・77のリード高さ分上方へ押
し上げられることで、上記の排紙ローラ対67に対応位
置しているビンとその上側段のビンとの後端側の間隔が
図9のように他の段位のビン同士の間隔よりも押し開か
れて広くなり、排紙ローラ対67に対応位置している段
位のビンに対する排紙ローラ対67によるシート排出が
スムーズに行なわれる。
【0080】本実施例の装置の場合は、各段位のビンの
コロb・bを案内する上下方向のスリット長孔72a・
72aを前述(図7)したように、下端側から排紙ロー
ラ対67の近傍まで鉛直に延びた鉛直スリット孔部分
と、このスリット孔部分に連続して排紙ローラ対67の
水平位置で該排紙ローラ67から離間する方向に斜めに
折曲した折曲げスリット孔部分と、更にこの折曲りスリ
ット孔部分に連続して鉛直に上方へ延びた鉛直スリット
孔部分からなっていることで、リードカム77・77よ
りも上側へ送り上げられたビンはリードカム77・77
よりも下側のビンよりも、排紙ローラ対67から離間し
た方向へ位置移動されるので、排紙ローラ対67に対応
位置している段位のビンの後端部に対して、該ビンより
も上側のビンの後端部が前方へズレ移動していて、これ
によっても排紙ローラ対67に対応位置しているビンの
後端側の開口が広くなって該ビンに対する排紙ローラ対
67によるシート排出がスムーズに行なわれる(図12
〜図14)。
【0081】本実施例において、最上段の第1のビン
(最上ビン)711 は100枚のシートを収容できる容
量に、また第2〜第10の各ビン(中間ビン)712
7110は20枚のシートを収容できる容量に設定してあ
る。
【0082】図2・図10において、S6は最上段の第
1のビン711 を除く第2〜第10のビン712 〜71
10に共通のシートセンサ(貫通センサ)であり、第1の
ビン711 以外のビン1つ以上にシートが存在すること
でセンサ光路がシートで遮断されてシート有りが検知さ
れる。
【0083】ビントレイユニット501は後述する何れ
の受信モード・コピーモードの場合もスタンバイ時は図
2・図11のように最上段の第1のビン711 が排紙ロ
ーラ対67に対応した位置まで下降されていて、この下
降位置をホームポジションとして待機している。
【0084】そして前述のリードカム77・77が間欠
的に1回転正転駆動されることでリードカム77・77
の1回転毎にビン1段分ずつ上昇動する。
【0085】図12はビントレイユニット501が図2
・図11のホームポジション位置からビン1段分上昇動
されて2段目の第2のビン712 が排紙ローラ対67に
対応位置している状態時を示している。
【0086】図13は第6のビン716 が排紙ローラ対
67に対応位置している状態時を示している。
【0087】また図14は最下段の第10のビン7110
が排紙ローラ対67に対応位置している状態時を示して
いる。
【0088】ビントレイユニット501は最下段の第1
0のビン7110が排紙ローラ対67に対応位置している
図14の高さ位置が上昇上限位置である。この状態時か
らリードカム77・77が間欠的に1回転逆転駆動され
ることでリードカム77・77の1回転毎にビン1段分
ずつ下降動し、最終的には図2・図11のホームポジシ
ョンへ戻される。
【0089】E.装置間制御系統 図15は、ファクシミリ本体100、第1及び第2の給
紙ユニット装置200・300、ソータ500の相互間
の制御系統のブロック図である。
【0090】本実施例では、ファクシミリ本体100の
コントローラSCNTがファクシミリ本体100のプリ
ンタ部101とソータ500の中継をする。
【0091】即ちファックスコントローラがプリンタ部
101とソータ500とを連係制御するようになってい
る。
【0092】ソータ500は後述するようにファクシミ
リ本体100側から出力されるシート(記録紙)を宛先
別や発信元別で制御されるので、プリンタ部を介しての
制御は難しくなってしまう。本実施例のようにファクシ
ミリ本体100のSCNTでプリンタ部101とソータ
500を制御するようにすることで上記の制御を容易化
することができる。
【0093】そしてファクシミリ本体100のプリンタ
部101とソータ500との接続はメカ的接続でよく、
アダプタ400を介して接続することで機種の違いにも
対処できる。
【0094】ファクシミリ本体100のSCNTとソー
タ500側のコントローラ78はインターフェースコネ
クタI/Fを介して電気的に接続化される。I/Fのソ
ータ側にショートピンを設けて接続検知を行わせてい
る。
【0095】ファクシミリ本体100のSCNTは受信
信号を受け、送信信号を出力する。またSCNTは原稿
読取装置部102、プリンタ部101を制御する。そし
てプリンタ部101が第1及び第2の給紙ユニット装置
200、300を制御する。
【0096】ソータ500のコントローラ78はビント
レイユニット昇降駆動機構の正逆転モータMを制御す
る。またアダプタ400内のシートセンサS4の信号、
ソータ500のシートセンサS5、貫通センサS6の信
号をファクシミリ本体100側のSCNTへ送信する。
【0097】F.通常受信(1通信毎仕分け受信) 図16はこの通常受信モードの動作フローチャートであ
る。
【0098】前述したように送信元ファクシミリからの
送信情報はファクシミリ本体100の制御系のメモリに
貯蔵されながら受信される。送信情報がメモリに貯蔵さ
れることにより受信枚数が認知される。そのメモリに貯
蔵された受信情報が呼び出されてファクシミリ本体10
0のプリンタ部102のプリント動作で受信記録紙とし
てのシートが出力される。
【0099】また、前述したように本実施例のソータ5
00はそのビントレイユニット502の最上段の第1の
ビン711 (最上ビン、アッパービン、アッパートレ
イ)はシートを100枚収容できる容量を有し、それよ
り下の第2〜第10の各段のビン712 〜7110(中間
ビン)はそれぞれシートを20枚収容できる容量として
ある。これはグループ20枚モードでは(LGL/LT
R/A4)であり、ソート30枚モードでは(LTR/
A4)、25枚(LGL)である。
【0100】そしてパワーON時(リセット)は、ビン
トレイユニット502は最上段のビン711 が排紙ロー
ラ対67に対応位置した図2・図11の最下降位置のホ
ームポジションに移動して待機している。
【0101】通常受信は1通信毎にビントレイユニット
502をビン1段分ずつ上昇移動させて、ファクシミリ
本体100側から出力される1通信毎のシートを各段の
ビンに順次に仕分け(ソート)して収容させるモードで
あり、本実施例では最上段の第1のビン711 は1通信
毎のシート仕分けに使用せず、次の第2のビン712
第10のビン7110を使用する。
【0102】ビン移動開始タイミングはプリント開始信
号を出すのと同時であり、ビン移動タイミングはこの通
常受信の場合は1通信の間ビン移動がない。
【0103】受信動作終了後はビントレイユニット50
2は最上段の第1のビン711 が排紙ローラ対67に対
応位置した図2・図11のホームポジションに戻し移動
されて待機する。
【0104】このようにして第2〜第10のビン712
〜7110に順次に1通信毎のシートが仕分けられて収容
される。
【0105】第2〜第10の各ビン712 〜7110にシ
ートが収容された状態になったときは、その後の1通信
毎のシートは全て第1のビン711 に対して排紙収容さ
れる。また、強制的に最上段の第1のビン711 にのみ
排紙するモードを選択可能である。
【0106】上記のように最上段のビン711 はスター
ト位置に待機位置させ、ソートを2段目以降のビン71
2 〜7110に対してシート排出させることで実行させ、
この2段目以降のビン712 〜7110の全てのビンに排
紙がなされた後は以後の排紙は全て最上段のビン711
に対して行なう構成とする、即ち、最上段のビン711
をシート導入口67に対向させた状態を維持させ、シー
トを分類するときには最上段のビン711 よりも下位の
2番目のビン712 をシート導入口67に対向させてか
らビンを順に上昇させる制御手段を有すること、またシ
ート分類が終了した後に最上段のビン711 がシート導
入口62に対向する位置までビンを下降させてから待機
状態に移る制御手段を有することにより、使用頻度が高
く、シート収容枚数を大きくした最上段のビンをホーム
ポジションに待機させ、このビンにはシートを最後に排
出するため、ソータ制御が容易となる。
【0107】G.ビン指定受信(メールボックス、メー
ルポスト) 図17はこのビン指定受信モードの動作フローチャート
である。
【0108】この受信モードは受信者を指定された通信
を、第1のビン711 を除く第2〜第10のビン712
〜7110のうちの予め指定されたビンにのみ排紙するモ
ードである。即ち、予め指定されたビントレイがシート
導入口としての排紙ローラ対67の位置に対応するよう
にビントレイユニット502が上昇動されてそのビンに
対してシートが排紙収容される。
【0109】また通信枚数が20枚以下のときは指定ビ
ントレイに排紙され、20枚を越えるときは最上段の第
1のビントレイ711 に排紙される。
【0110】即ち通常排出するビン712 〜7110はシ
ート積載可能枚数が本実施例では20枚と少ないために
頁数の多い画像が記録されたシートは1つのビンにまと
めて排出することができない。
【0111】そこで受信画像を全頁メモりに入れながら
頁数カウントを行ない、全頁数が所定数より小さいとき
指定されたビンへ画像が記録されたシートを排出し、全
頁数が所定数以上のとき積載可能枚数の大きい最上段の
第1のビン711 (アッパービン)へ排出するように制
御する。
【0112】またこのビン指定受信モードの場合はユー
ザは指定されたビンを確認するだけでよい構成になって
いるのが前提なので、上記のように別のビン(711
に排出されたシートに気付かないことがある。
【0113】そこで上記のように全頁数が所定数以上の
とき1頁目をもう一枚(最上段のビン711 に排出した
ものとは別の一枚)記録し、この1頁目のシートを指定
されたビンへ排出させることにより、上記の問題が解消
される。
【0114】また受信頁数が所定枚数以上のとき、受信
画像を他のビンに排出したことを記録したレポートを指
定されたビンに出力するようにしてもよい。
【0115】図18は上述の場合、即ち指定ビン受信モ
ードで積載可能を越える場合の動作フローチャートであ
る。
【0116】即ち、ビン指定受信モードに入ると(ステ
ップS101)、受信枚数カウンタnをまずリセットし
てから(S102)、メモリ受信する(S103)。次
ページが続く限りページカウンタをインクリメントする
(S104,S105)。
【0117】1通信が終了すると、受信枚数がビントレ
イの最大積載数=Nを越えていないかチェックして(S
106)、もし越えていたら、ビントレイユニット50
2をその最上段の第1のビン711 (#1)が排紙ロー
ラ対67に対応位置するように移動して(S107)、
このビン711 に対して記録,排紙動作を行なう(S1
08)。
【0118】次に1ページのみをもう一度記録するため
に、ビンを宛名の指定ビンに移動して(S111)、そ
のビンに対して1ページ目のみ記録,排紙動作を行なう
(S112)。
【0119】ステップS106で、最大積載数Nを越え
ていなかったら、宛名の指定ビンに移動して(S10
9)、そのビンに対して記録,排紙動作を行なう(S1
10)。
【0120】そして最後にスタンバイに戻る(S11
3)。
【0121】H.複数部指定受信(ソート受信) 図19はこの複数部指定受信モードの動作フローチャー
トである。予め指定された受信部数分だけ、ソートして
排紙するモードである。部数指定は受信側指定と送信側
指定とができる。第10のビン7110まで排紙したあと
は、全て第1のビン711 に排紙する。ビン上にシート
が積載されている時は、複数部指定を解除する。
【0122】便宜上、第1〜第10のビン711 〜71
10を順次#1〜#10と表す。
【0123】.N部指定のとき 第1通信 #2、#3、・・・・・ #N−1、と排紙 第2通信 N−1+N=2N−1≦10のとき #N、#N+1、・・・・・ 、#2N−1 N−1+N=2N−>10のとき すべて、#1に排出 例)N=4のとき 第1通信:#2、#3、#4、#5 第2通信:#6、#7、#8、#9 第3通信以上:#1 .ビン上に既にシートが積載されているときは、 a)複数部指定を解除する b)次のビンから排紙する の2つの対処があるが、a)の方式の方が単純で安心で
きるが、ビン指定フラグを記憶するb)の方式の方が他
の動作と同じ手段で記述できる。
【0124】.ビン移動タイミング 1.ソートモード指定コマンドを受信 シート間指定をソート時の値に設定 隣接ビン間の移動の場合;間隔を0.6秒分遅らせる #10〜#1に移動する場合;間隔を5.4秒分遅らせ
る 2.プリント部数、1部のページ数を受信 3.プリントスタート信号受信 4.指定のビントレイに移動 5.移動後、シートセンサS5でシートの先端を検知 6.シートセンサS4でシートの後端を検知 7.排紙ローラ対67の回転速度を加速 8.シートセンサS5でシートの後端を検知 9.排紙ローラ対67の回転速度を減速 10.ビントレイ移動 11.プリント部数分だけ、5〜10を繰り返す 12.プリント終了後ビントレイを#1に戻すI.メモリ受信 .通信毎仕分け排紙モード 図20はこのモードの動作フローチャートである。1通
信毎に#2、#3、・・・・・ 、#10、#1の順に
排紙。
【0125】.親展受信 親展受信シートは全て、最上段の第1ビン711 (アッ
パートレイ、#1)に出力する。ただし1通信毎に仕分
けするモードも選択可能になっている。
【0126】親展受信した画像のシートは受信者が暗証
番号を入力することによって記録開始されるので、指定
されたビンへ排出するよりも、シートの取り出しやすい
ビンへ排出する方がよい。
【0127】そこで通常受信した画像のシートは指定さ
れたビンへ排出し、親展受信した画像は暗証番号が入力
されると記録を開始し、この親展受信した画像のシート
はビン指定に関係なく最上段の第1のビン711 (#
1)へ排出する。
【0128】図21はこの親展受信モードの動作フロー
チャートである。
【0129】即ち、通常受信では、ビンは第2のビン1
2 (#2)から使用するので、ビン指定フラグFに2
をセットする(ステップS201)。受信があると(S
202)、モードを解析して(S203)、親展受信で
あったなら、画像メモリに受信する(S204)。
【0130】ステップS203で、親展受信以外であっ
たなら、通常受信モードであるので(S211)、指定
ビンに移動して(S212)、そのビンに記録,排紙動
作を行なう(S213)。
【0131】親展受信をした後、記録を開始する時は
(S205)、暗証番号を入力して(S206)、記録
を開始する。ビン指定フラグに1をセットして(S20
7)、ビンを最上段のビン171 (#1)にシフトして
(S208)、この最上段のビンに全て記録,排紙して
(S209)、終了する(S210)。
【0132】J.1通信毎仕分け受信(マルチポーリン
グ) 図22はマルチポーリング受信モードの動作フローチャ
ートである。マルチポーリング受信時1通信毎に指定ビ
ンに出力する。
【0133】ファクシミリ本体100はポーリング機能
を有しており、制御パネル51ないしは制御部に、ポー
リング相手先に対応するビンを指定する手段と、発呼し
た選択信号に対応するビンを選択する手段と、ポーリン
グ受信した画像を、前記選択したビンに排出する手段を
有する。
【0134】すなわち、あらかじめセットされた複数の
相手先番号を順次呼び出し、ポーリングが設定され受信
画像が得られたとき、その受信画像を相手先に対応する
ビントレイに出力する。
【0135】このことは相手先がビジー状態でセットさ
れた順番にポーリング受信できない場合があることに対
処したものである。
【0136】K.コピー .通常コピー ファクシミリ本体100の原稿載置部31に原稿Oをセ
ットして操作パネル51のコピーキー(図5)を押す
と、原稿Oが1枚宛原稿読取装置部102内へ引き込ま
れて画像光電読取素子アレイ36により画像情報が光電
読取処理される。読取終了の原稿はトレイ39へ排出さ
れる。
【0137】そしてプリンタ部102のプリント動作で
コピーが出力される。コピーはソータ500の最上段の
第1のビン711 (#1)へ排紙される。
【0138】.ソートコピー 1.ソータ500が接続されている状態でマルチコピー
を指定すると、N≦10のときは自動的にソートコピー
モードが選択される。
【0139】N>10のとき、10部だけコピーを取っ
て、「紙を除け」の表示(液晶表示器52)をして待機
状態に戻る(N←N−10)。
【0140】それ以上の部数を取るときはもう一度スタ
ートボタンを押す(メモリマルチコピー)。
【0141】原稿が1枚だけのときは、指定部数に関係
なく#1に排紙する。
【0142】2.ソートコピーは複数部のコピーを取る
のであるから、どのビンにもシートが存在しないことを
前提とする。
【0143】3.ソートコピーが指定されたとき、ビン
上にシートが存在するときは「紙を除け」の表示をして
待機状態に戻る。
【0144】4.シートを取り除き、再度ソートコピー
を指定したときに、「紙を除け」の表示を消して、ソー
トコピーモードに入る。
【0145】5.前記3の状態で待機中に原稿を取り除
いたとき、「紙を除け」の表示を消す。
【0146】図23はビン内シート有無検出方法のフロ
ーチャートである。
【0147】ビンに対する排紙動作が終了すると(ステ
ップS301)、まずビン内の紙有無しセンサ(貫通セ
ンサ)S6の状態をチェックして(S302)、もし紙
が有ればタイマーをスタートさせ(S303)、所定時
間計数するタイマーカウンターをインクリメントさせ
(S304)、所定の基準時間経過すると(S30
5)、再度センサS6をチェックして(S306)、こ
こでまた紙無しと判定されたときのみ、ビン内紙無しと
する(S307)。
【0148】L.緊急動作 .ソートコピー動作中の受信 ソーティングのために使用している残りの画像メモリ分
の受信をする。
【0149】.ソート記録動作中の紙切れの処置 シート(記録紙)セット後、スタートボタンで残りの画
像を出力する。
【0150】.ソート記録動作中のジャム処理後の動
作 ジャム処理後、操作パネル51で、 「続きを出力」を選択すると、ジャムしたシートから出
力再開 「続きを選択」を選択すると、指定のビン、ページから
出力再開 「再出力」を選択すると、1ページ目から出力する。
【0151】M.緊急出力(Emergency Print-out) ファクシミリ装置の場合、ソータ500が故障していて
も常に受信する必要があるので、記録画像を出力しない
とメモリがオーバーフローしてしまう。
【0152】本実施例の装置はソータ500が故障(不
調)のときはユーザがソータ500をファクシミリ本体
100から機械的に外し、ユーザの操作によってデータ
が出力できる。
【0153】即ち、ソータ故障時にユーザがソータ50
0をファクシミリ本体100から機械的に分離する手段
を有し、ソータ電源ソータ側接続センサ、I/Fコネク
タ、本体側接続センサの状態から緊急出力状態か判断
し、記録の禁止・許可を行なう。
【0154】このとき、ソータの着脱状態によっては動
作してはいけない場合と、動作しなくてはいけない場合
があるので、着脱状態を知る手段が必要になる。
【0155】 ソータ ソータ側 I/F 本体側 電源 接続センサ コネクタ 接続センサ 接続状態 出力 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ON ON ON ON 正常接続 正常出力 OFF ON ON ON ソータ 異常 出力禁止 ON/OFF OFF ON ON ソータ 異常 出力禁止 ON/OFF ON/OFF OFF ON 接続不良 出力禁止 ON/OFF ON/OFF OFF OFF 結合不良 出力禁止 ON OFF ON OFF 結合解除 強制出力 .動作しなくてはいけない状態 1.non-option(標準)状態 2.正常にセッティングされている状態 機械的接続 I/Fケーブル接続 電源ON 3.Emergency Print-out (緊急出力) ソータが不調なときにユーザの操作によってデータが出
力できること .動作してはいけない場合 1.ジャム処理中 2.ソータが機械的に接続されているにも拘らず、I/
Fケーブルが切り離されている、又はソータの電源がO
FF。
【0156】図24はソータ故障時の緊急出力時の動作
フローチャートである。
【0157】ソータ故障時、画像メモリがオーバーフロ
ーするのを防ぐために強制出力する。まずソータが故障
になるとステップ(S401)、本体側接続センサをチ
ェックして(S402)、ONであればソータが接続さ
れていると判断して、これを取り外さなくてはいけな
い。
【0158】ステップS402でOFFであれば、次に
I/Eコネクタが接続されているかどうかチェックして
(S403)、もしOFFであればコネクタの接続不良
と判断する。
【0159】ステップS403でONであれば続けてソ
ータ側の接続センサをチェックして(404)、OFF
であればステップS402と同様にソータが外れさてい
ることが確認されたので、ソータの電源状況をチェック
して(S405)、ONであれば、強制出力と判断す
る。
【0160】ステップS404でON、またはステップ
S405でOFFであればソータ不良とする。
【0161】N.ソートモード30枚、グループモード
20枚 前述したように本実施例のソータ500の2段目以下の
各ビン712 〜7110のシート収容枚数は20枚に設定
してあるが、所定枚数以上のシートを排出するときは一
旦ビン移動を行なって、排出済みのシートを整列してか
ら残りのシートを排出させる動作を行なわせることで、
所定枚数以上のシートをビンに排出収容させることが可
能であり、ビンに対するシートの積載枚数を多くし、ビ
ンの能力を最大限利用することができる。
【0162】即ち、シートが一のビンに入る毎にビン昇
降動手段を動作させてビンを上昇又は下降させるソード
モードと、シートを連続して一のビンへ入れるグループ
モードとを選択する制御手段とを備え、前記ソートモー
ド時の1つのビンへの最大許容枚数を前記グループモー
ド時の最大許容枚数よりも多くする。
【0163】また、記録画像の頁数が、グループモード
時の最大許容枚数よりも大きいとき、記録シートを該グ
ループモード時の最大許容枚数まで排出する以前に、ビ
ンを隣接するビンまで移動した後、元のビンに戻してか
ら残りのシートを排出する手段を備える。
【0164】ビンの上記上下動によりビン内のシートが
ゆすられて整列化され、ビンに対するシート排出積載枚
数を増加させることができる。
【0165】O.シートのカール対策 黒率の高い画像がプリントされたシートはカールしやす
く、許容量(例えば15mm)以上にカールしたシート
が狭いビン内に入ると、後続のシートがつまったり、カ
ールしたシートの下に次のシートが入ってしまったりし
やすい。そこで、メモリに入れられた頁画像の内、一定
以上の黒率を有する頁が存在する受信画像は最上段の第
1のビン711 (#1)へ排出するように制御する。
【0166】図25は上述の黒率の高いシートのカール
対策の動作フローチャートである。
【0167】即ち、受信があると(ステップS50
1)、受信枚数カウンターnをリセットして(S50
2)、メモリ受信する(S503)。
【0168】カウンターnをインクリメントしながら
(S504)、1ページ内の黒率kを検出する(S50
5)。
【0169】1ページのメモリ受信が完了する毎に先の
フラグkがカールしやすい黒率の基準値Kを越えていな
いかチェックして(S506)、もし越えていたら黒率
フラグFをセットする(S507)。
【0170】次ページがあれば(S508)、同様のこ
とを繰り返し、1通信が終了すると、先のフラグをチェ
ックして(S509)、ONであればカールしやすい画
像が含まれているので、ビンを#1に移動して(S51
0)、最上段の第1ビン(アッパートレイ)171 に全
て記録,排紙する(S511)。
【0171】ステップS509の判定で、OFFの時は
カールしやすい画像が含まれていないので、ビンを宛名
指定のビンに移動して(S512)、同様に記録,排紙
して、スタンバイに復帰する(S513)。
【0172】P.ビンへ排出されたシートの不用意な抜
き差し対策 前述したように図2・図10においてシートセンサS6
(貫通センサ)は複数のビン712 〜7110(#2〜#
10)の何れかのビンにシートが存在することを検知す
るセンサ(ビン内シート有無検知センサ)であり、待機
中にビン712〜7110に積載されているすべてのシー
トが取り除かれたとき該センサS6の光路が開放状態に
なることでビン指定フラグをクリアする。排紙動作をす
る前にセンサS6がONしたとき、ビン指定フラグを#
10にして、それ以降はすべて#1に排紙する。
【0173】ところでユーザが自分宛のシートであるか
どうかを確認するためにビンからシートを抜いて、自分
のものでない場合はそのシートをビンへ戻すことがあ
る。この様な場合にセンサS6が一旦ONとなり、再び
OFFする事態を生じる場合がある。
【0174】このことと、シートを何れかのビンに入れ
た場合とは対処法が異なる。即ち前者はそのまま動作を
続けるべきであるが、後者の場合は何れのビンに入れら
れたか不明なのでその後はすべて#1のビンに排出する
ことが必要となる。
【0175】これに対処するために、センサS6がシー
ト有りから無しになったことを検知して、さらに所定時
間シート無しを検知した場合に、ビン内のシートが無い
と判断する手段を備えさせることで、ビンからの不用意
なシートの抜き差しに起因するセンサS6のON・OF
Fによる装置の誤制御を防止できる。
【0176】Q.通信管理(通管)レポートの排出ビン ビンに排出された通信管理レポート(通信終了レポート
・エラーメッセージ・メモリ送信終了レポートなど)
は、他のシートはビンから抜き取って持ち去っても、ビ
ンに残したままで持ち去られることが少ない傾向にある
ため、このような通信管理レポートを上記センサS6で
シートの有無検知がなされるビン712 〜7110へ排出
させると、他のシートがすべて抜き取られていても残さ
れた通信管理レポートの存在のためにセンサS6はいつ
までもシート有りの状態となり、ソータの制御が効率良
くできないことがある。
【0177】そこで通信管理レポートなど、受信やコピ
ー画像のシート以外のシートは、センサS6によってシ
ート検知されないビン、本実施例では最上段の第1のビ
ン711 (アッパートレイ、#1)へ排出させるように
している。これにより上記の不都合が解消される。
【0178】図26は上述モードの動作フローチャート
である。
【0179】即ち、記録要求があると(ステップS60
1)、ビン内紙検出センサ(貫通センサ)S6をチェッ
クする(S602)、ここで紙が無いと全てのビンに紙
は存在しないことになる。
【0180】まず、記録要求が通管等のレポート類なの
か、通常の受信・コピーモードなのか判定する(S60
3)。
【0181】ステップS603で、レポート要求(Ye
s)の時はソータのビンをアッパートレイ#1に移動し
て(S605)、記録,排紙する(S606)。
【0182】ステップS602で紙有の時は、既に記録
済のシートが何れかのビンに存在しているので、次にソ
ート受信やソートコピーはできないので、ステップS6
07でこれをチェックして、ソートの必要のない時はそ
のまま以下ステップS603と同様になる。
【0183】また、ステップS607でソートの必要の
ある時は、例えば「紙を取れ」等の表示をして、シート
を取り去る必要がある(S608)。その後、受信・コ
ピーモード(S609)のためビンを指定の宛名に移動
させ(S610)、同様に記録,排紙を行なう(S60
6)。
【0184】R.排紙速度 本実施例のファクシミリ本体100のプリンタ部101
において、画像定着手段としては前述したようにクイッ
クスタート性等に優れるフィルム加熱方式の定着装置9
(図4)を使用している。例えば熱ローラ対タイプの定
着手段の場合はシートニップ力(グリップ力)が大きい
ので、排紙ローラとの速度差がある程度大きくても画像
に与える影響は小さい。しかし、フィルム加熱方式の定
着装置9はシートのニップ力が比較的に弱いので、排紙
速度が大きく影響するので、ソータの搬送速度をプロセ
ス速度に一致させることが必要であると考えられる。
【0185】本実施例ではシートニップ力が弱い定着装
置でも下流側のシート搬送力に影響されないようにして
いる。
【0186】.定着装置9のプロセス速度(本実施例
では約24mm/s)に合わせ、本体排紙後加速する。
【0187】.接続アダプタ上の排紙ローラのシート
グリップ力を大きくし、1通りの搬送速度で複数のプロ
セス速度に対応 .搬送速度加速のためにプリンタからの排紙タイミン
グを正確に知る 1.TOPからの時間を紙サイズとプロセス速度から計
算 2.排紙センサ通過のステイタス信号を新規に設定 3.BPS(フォトインタラプタ)を新設 本実施例では定着手段9で定着されたシートを排出トレ
イへ排出する排出回転体11と、この回転体11の回転
速度を制御して、シートが定着手段9に挟まれていると
きはこれと同速とし、シートが定着手段9から離れると
高速にする制御手段を具備している。
【0188】また、前記定着手段9と前記排出回転体1
1との間にあって、前記定着手段9と同速で回転する搬
送回転体10と、前記排出回転体を前記搬送回転体より
も高速で回転させるとともに、スリップ可能に支持する
駆動手段を具備している。
【0189】S.ステイプラ ソータ500にはビンに排出された複数枚一組のシート
を綴るステイプラを配設具備させることができる。
【0190】.受信画像からステイプルを打つシート
位置を判断してビンに対してシートを出力する。
【0191】.受信画像の最後のラインから逆に出力
してステイプルを打つ。
【0192】本実施例ではフェイスアップ記録系を用い
ているので、装置の奥側にステイプルを設ける。
【0193】装置構成としては、ステイプラを有する画
像記録装置において、受信画像を一時記録するメモリ
と、受信画像の上下を判定する手段と、受信画像の左上
の角に前記ステイプルを打つようにシート(記録紙)の
向きと画像出力の向きを設定する手段を備えるものであ
る。
【0194】また、ステイプラを有する画像記録装置に
おいて、受信画像を一時記録するメモリと、受信した画
像の最後の画素情報から出力する記録手段を備えるもの
である。
【0195】
【発明の効果】以上のように本発明に依れば、画像情報
をメモリに入力し、その画像情報を再生したシートを複
数のビントレイに選択的に分配収納する機能を有する画
像記録装置において、メモリに入れられた頁画像の内、
一定以上の黒率を有する頁が存在する画像情報の再生シ
ートはシート積載収納枚数の大きい最上のビントレイに
排出させることにより、画像の黒率が高くてカールした
シートが、通常のシート分配ビントレイである最上以外
の比較的狭いビントレイ内に排出されることにより、後
続のシートがつまったり、カールしたシートの下に次の
シートが入ってしまったりする問題が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ソータを備えるファクシミリ装置の正面側を
みた外観斜視図
【図2】 内部の概略構成を示す縦断正面図
【図3】 ソータを使用していないファクシミリ装置の
縦断正面図
【図4】 使用したフィルム加熱方式の画像加熱定着装
置の概略図
【図5】 (a)と(b)は操作パネルの拡大平面図と
側面図
【図6】 ビンユニットのビントレイ収容フレームの斜
視図
【図7】 ソータの駆動ユニットの縦断側面図
【図8】 ソータの横断平面図
【図9】 ビントレイユニットの縦断正面図
【図10】 ビントレイの貫通センサ部分を示した図
【図11】 ビントレイユニットがホームポジションま
で下降して最上段のビントレイが排紙ローラ対に対応位
置して待機している状態時の図
【図12】 上から2段目のビントレイが排紙ローラ対
に対応位置している状態時の図
【図13】 上から6段目のビントレイが排紙ローラ対
に対応位置している状態時の図
【図14】 最下段のビントレイが排紙ローラ対に対応
位置している状態時の図
【図15】 装置相互の制御系統のブロック図
【図16】 通常受信モードの動作フローチャート
【図17】 ビン指定受信モードの動作フローチャート
【図18】 ビン指定受信モードにおいて積載可能を越
える場合の動作フローチャート
【図19】 複数部指定受信モードの動作フローチャー
【図20】 メモリ受信における通信毎仕分け排紙モー
ドの動作フローチャート
【図21】 メモリ受信における親展受信モードの動作
フローチャート
【図22】 マルチポーリング受信モードの動作フロー
チャート
【図23】 ビン内シート有無検出方法のフローチャー
【図24】 ソータ故障時の緊急出力時のフローチャー
【図25】 黒率の高いシートのカール対策のフローチ
ャート
【図26】 アッパートレイに通管等のレポート類を排
出する場合のフローチャート
【符号の説明】
100 ファクシミリ本体 101 プリンタ部 102 原稿読取装置部 200 第1の給紙ユニット装置 300 第2の給紙ユニット装置 400 アダプタ 500 ソータ 501 駆動ユニット 502 ビントレイユニット 711 〜7110 第1〜第10のビントレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木口 雅夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松本 保宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中山 佳行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石塚 晴男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報をメモリに入力し、その画像情
    報を再生したシートを複数のビントレイに選択的に分配
    収納する機能を有する画像記録装置において、メモリに
    入れられた頁画像の内、一定以上の黒率を有する頁が存
    在する画像情報の再生シートは最上のビントレイに排出
    させることを特徴とする画像記録装置。
JP5340018A 1993-07-31 1993-12-06 画像記録装置 Pending JPH0797123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5340018A JPH0797123A (ja) 1993-07-31 1993-12-06 画像記録装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20875393 1993-07-31
JP5-208753 1993-07-31
JP5340018A JPH0797123A (ja) 1993-07-31 1993-12-06 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0797123A true JPH0797123A (ja) 1995-04-11

Family

ID=26517030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5340018A Pending JPH0797123A (ja) 1993-07-31 1993-12-06 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0797123A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030164A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Canon Inc 制御装置、制御装置の制御方法、記憶媒体、及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030164A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Canon Inc 制御装置、制御装置の制御方法、記憶媒体、及びプログラム

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