JPH0796459A - 砥石回転式研削装置の砥石径測定方法および装置 - Google Patents
砥石回転式研削装置の砥石径測定方法および装置Info
- Publication number
- JPH0796459A JPH0796459A JP24337093A JP24337093A JPH0796459A JP H0796459 A JPH0796459 A JP H0796459A JP 24337093 A JP24337093 A JP 24337093A JP 24337093 A JP24337093 A JP 24337093A JP H0796459 A JPH0796459 A JP H0796459A
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- Japan
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- grindstone
- grinding wheel
- diameter
- grinding
- measuring
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- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は砥石回転式研削装置において、砥石
を停止せずに稼働時間管理や処理量管理よりも高い精度
で砥石径を測定する方法と装置を提供する。 【構成】 回転砥石を一定のトルクで加減速させ、該砥
石の回転数が一定幅、変化する所要時間を測定し、前記
トルク、回転数変化幅、所要時間を基にして、砥石径を
求める方法と装置。 【効果】 研削装置の稼働率を向上させ、良好な研削状
態を維持するための砥石径監視および砥石回転速度調整
作業を合理化できる。
を停止せずに稼働時間管理や処理量管理よりも高い精度
で砥石径を測定する方法と装置を提供する。 【構成】 回転砥石を一定のトルクで加減速させ、該砥
石の回転数が一定幅、変化する所要時間を測定し、前記
トルク、回転数変化幅、所要時間を基にして、砥石径を
求める方法と装置。 【効果】 研削装置の稼働率を向上させ、良好な研削状
態を維持するための砥石径監視および砥石回転速度調整
作業を合理化できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は丸鋼の剪断等で発生する
端面のバリ等を除去する丸鋼の面取り装置や鋼材の表面
疵を研削除去するグラインダー等の砥石回転式研削装置
の砥石径の測定方法及び装置に関するものである。
端面のバリ等を除去する丸鋼の面取り装置や鋼材の表面
疵を研削除去するグラインダー等の砥石回転式研削装置
の砥石径の測定方法及び装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】砥石回転式研削装置の例としては、回転
する螺旋ローラによって丸鋼を回転砥石の砥面に摺動さ
せて丸鋼端面の周縁を研削する面取り装置や鋼材の表面
疵を研削除去するグラインダーがある。これらの装置は
砥石が円柱形状または円盤形状をしており、この砥石を
回転させて周面で被研削材を研削するものである。
する螺旋ローラによって丸鋼を回転砥石の砥面に摺動さ
せて丸鋼端面の周縁を研削する面取り装置や鋼材の表面
疵を研削除去するグラインダーがある。これらの装置は
砥石が円柱形状または円盤形状をしており、この砥石を
回転させて周面で被研削材を研削するものである。
【０００３】ここで、回転砥石の径は研削により次第に
減少していく。径の減少によって研削量が変化するた
め、この変化を補正すべく回転砥石の出入りを調整した
り、研削径による周速度の変化を補正すべく回転数を調
整することが必要であり、磨耗の限界を超えると新品に
交換する作業がある。従って、回転砥石の磨耗量は稼働
時間の積算管理や処理量管理によって把握するか、始業
前の点検時に砥石径を物差によって直に測定する必要が
あった。
減少していく。径の減少によって研削量が変化するた
め、この変化を補正すべく回転砥石の出入りを調整した
り、研削径による周速度の変化を補正すべく回転数を調
整することが必要であり、磨耗の限界を超えると新品に
交換する作業がある。従って、回転砥石の磨耗量は稼働
時間の積算管理や処理量管理によって把握するか、始業
前の点検時に砥石径を物差によって直に測定する必要が
あった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の回転砥石の磨耗
量を稼働時間の積算管理や処理量管理によって把握する
方法は、被研削材のサイズや材質、研削条件等によりば
らつきが大きいこと、常に時間の使用時間や処理量の管
理を継続する必要があり、煩わしさがある。また、始業
前の点検時に砥石径を物差によって直に測定する方法
は、その都度、砥石の安全カバーの取り外し復旧の作業
を必要とし、稼働率を低下させる要因であった。
量を稼働時間の積算管理や処理量管理によって把握する
方法は、被研削材のサイズや材質、研削条件等によりば
らつきが大きいこと、常に時間の使用時間や処理量の管
理を継続する必要があり、煩わしさがある。また、始業
前の点検時に砥石径を物差によって直に測定する方法
は、その都度、砥石の安全カバーの取り外し復旧の作業
を必要とし、稼働率を低下させる要因であった。
【０００５】本発明は上記した実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は回転砥石の磨耗量を簡便にかつ高
精度に測定することが可能な砥石径測定方法と装置を提
供するものである。
のであり、その目的は回転砥石の磨耗量を簡便にかつ高
精度に測定することが可能な砥石径測定方法と装置を提
供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、（１）周面を
研削面とする砥石回転式研削装置における砥石径の測定
方法であって、回転中の砥石を電気的に一定のトルクで
加減速させ、砥石の回転数が所定の幅、変化する所要時
間を測定し、該測定した所要時間と前記トルクと前記砥
石の回転数変化幅と砥石の幅寸法等とから砥石の径を求
めることを特徴とする回転式砥石径の測定方法であり、
（２）周面を研削面とする砥石回転式研削装置におい
て、回転中の砥石を電気的に一定のトルクで加減速させ
る手段と、砥石の回転数を測定する手段と、砥石の回転
数が所定の幅、変化する所要時間を測定する手段と、該
手段で測定された所要時間と前記トルクと前記砥石の回
転数変化幅と予め設定された砥石の幅寸法等とから砥石
の径を求める演算手段を具備したことを特徴とする砥石
回転式研削装置の砥石径測定装置である。
研削面とする砥石回転式研削装置における砥石径の測定
方法であって、回転中の砥石を電気的に一定のトルクで
加減速させ、砥石の回転数が所定の幅、変化する所要時
間を測定し、該測定した所要時間と前記トルクと前記砥
石の回転数変化幅と砥石の幅寸法等とから砥石の径を求
めることを特徴とする回転式砥石径の測定方法であり、
（２）周面を研削面とする砥石回転式研削装置におい
て、回転中の砥石を電気的に一定のトルクで加減速させ
る手段と、砥石の回転数を測定する手段と、砥石の回転
数が所定の幅、変化する所要時間を測定する手段と、該
手段で測定された所要時間と前記トルクと前記砥石の回
転数変化幅と予め設定された砥石の幅寸法等とから砥石
の径を求める演算手段を具備したことを特徴とする砥石
回転式研削装置の砥石径測定装置である。
【０００７】
【作用】電動機および負荷機の回転子の運動方程式は次
式で表される。 ＴM −ＴL ＝（ＧＤ2 ／４ｇ）×（２π／60）×（ｄｎ／ｄｔ）…（１） ここでＴM ：電動機の発生トルク ＴL ：負荷トルク ＧＤ2 ：慣性の大きさを表す量＝（１／２）×（重量）
×（直径Ｄ）2 ｔ ：回転時間 式（１）において電動機の制動トルクをＴMBとおけば、
ＴMB＝−ＴM として −（ＴMB＋ＴL ）＝（ＧＤ2 ／４ｇ）×（２π／60）×（ｄｎ／ｄｔ） ………（２） となり、定常運転時の回転数ｎr1よりｎr2に加減速する
までの時間をｔB とすれば式（２）より ｔB ＝（ＧＤ2 ／４ｇ）×（２π／６０）×（ｎr1−ｎr2）／ＴB ＝（ＧＤ2 ／３７５）×（Δｎr ／ＴB ） ………（３） ここでＴB ：加減速トルク Δｎr ：ｎr1−ｎr2 となる。
式で表される。 ＴM −ＴL ＝（ＧＤ2 ／４ｇ）×（２π／60）×（ｄｎ／ｄｔ）…（１） ここでＴM ：電動機の発生トルク ＴL ：負荷トルク ＧＤ2 ：慣性の大きさを表す量＝（１／２）×（重量）
×（直径Ｄ）2 ｔ ：回転時間 式（１）において電動機の制動トルクをＴMBとおけば、
ＴMB＝−ＴM として −（ＴMB＋ＴL ）＝（ＧＤ2 ／４ｇ）×（２π／60）×（ｄｎ／ｄｔ） ………（２） となり、定常運転時の回転数ｎr1よりｎr2に加減速する
までの時間をｔB とすれば式（２）より ｔB ＝（ＧＤ2 ／４ｇ）×（２π／６０）×（ｎr1−ｎr2）／ＴB ＝（ＧＤ2 ／３７５）×（Δｎr ／ＴB ） ………（３） ここでＴB ：加減速トルク Δｎr ：ｎr1−ｎr2 となる。
【０００８】更に、式（３）を、ＧＤ2 を求める式に変
換すると、 ＧＤ2 ＝ｔB ×３７５／（Δｎr ／ＴB ） ………（４） 故に、加減速幅Δｎr と一定な加減速トルクＴB と加減
速の所要時間ｔB によってＧＤ2 が求められる。
換すると、 ＧＤ2 ＝ｔB ×３７５／（Δｎr ／ＴB ） ………（４） 故に、加減速幅Δｎr と一定な加減速トルクＴB と加減
速の所要時間ｔB によってＧＤ2 が求められる。
【０００９】一方、 ＧＤ2 ＝砥石径4 ×砥石幅寸法×砥石比重×α ………（５） ここでα：係数 であるから、式（５）によって砥石径が求められる。
【００１０】以上から、常に一定の制動トルクで回転砥
石を加減速させ、回転数が一定量変化するまでの所要時
間を計測することで回転砥石の径を求めることが可能と
なる。
石を加減速させ、回転数が一定量変化するまでの所要時
間を計測することで回転砥石の径を求めることが可能と
なる。
【００１１】
【実施例】図１に本発明の丸鋼の面取り装置の場合にお
ける一実施例を示す。回転砥石１本体は、砥石駆動用ベ
ルト３を介して砥石駆動用電動機４と連結され回転力が
伝達駆動される。砥石駆動用電動機４の制御はベクトル
制御方式インバータ装置７により行われる。ベクトル制
御方式インバータ装置７は誘導電動機に給電される一次
電流を界磁を作る電流成分と界磁と直交してトルクを発
生する電流成分に電気的に分離し、それぞれを自由に制
御することのできる交流電動機の可変速制御装置であ
り、直流電動機の界磁電流と電機子電流を個別に制御す
るのと同一の制御が実現でき、トルク制御が可能であ
る。
ける一実施例を示す。回転砥石１本体は、砥石駆動用ベ
ルト３を介して砥石駆動用電動機４と連結され回転力が
伝達駆動される。砥石駆動用電動機４の制御はベクトル
制御方式インバータ装置７により行われる。ベクトル制
御方式インバータ装置７は誘導電動機に給電される一次
電流を界磁を作る電流成分と界磁と直交してトルクを発
生する電流成分に電気的に分離し、それぞれを自由に制
御することのできる交流電動機の可変速制御装置であ
り、直流電動機の界磁電流と電機子電流を個別に制御す
るのと同一の制御が実現でき、トルク制御が可能であ
る。
【００１２】すなわち、一定トルクでの加減速運転が可
能であり、回転砥石１を一定トルクの制限を掛けた状態
で減速させることができ、このことで回転砥石１のＧＤ
2 すなわち回転砥石１の径によって、一定範囲を可変速
するに必要な時間がかわる。本発明例における減速時間
ｔB と回転砥石の径Ｄの相関を図２に示す。
能であり、回転砥石１を一定トルクの制限を掛けた状態
で減速させることができ、このことで回転砥石１のＧＤ
2 すなわち回転砥石１の径によって、一定範囲を可変速
するに必要な時間がかわる。本発明例における減速時間
ｔB と回転砥石の径Ｄの相関を図２に示す。
【００１３】次に回転砥石１の回転軸には回転砥石本体
の回転数を検出する回転検出器５が取り付けられ、当該
回転検出器５の出力は回転数変化時間測定装置６に入力
され、予め定められた回転数の変化幅Δｎr の減速時間
ｔB が求められる。減速時間ｔB は砥石径の演算装置８
に入力され、ここで減速時間ｔB から砥石のＧＤ2 が求
められ、更にＧＤ2 より砥石径が演算される。
の回転数を検出する回転検出器５が取り付けられ、当該
回転検出器５の出力は回転数変化時間測定装置６に入力
され、予め定められた回転数の変化幅Δｎr の減速時間
ｔB が求められる。減速時間ｔB は砥石径の演算装置８
に入力され、ここで減速時間ｔB から砥石のＧＤ2 が求
められ、更にＧＤ2 より砥石径が演算される。
【００１４】この演算結果は砥石径表示器９に表示され
ると共に、砥石制御装置内（図示せず）に取り込まれ回
転砥石の磨耗量に合わせた回転砥石周速度一定制御のた
めに使用される。
ると共に、砥石制御装置内（図示せず）に取り込まれ回
転砥石の磨耗量に合わせた回転砥石周速度一定制御のた
めに使用される。
【００１５】本実施例は制動トルクと減速時間である
が、加速トルクと加速時間を使用しても同様であり、当
然、丸鋼の面取り装置の場合のみならず、鋼材の表面疵
を研削除去するグラインダー装置等、砥石回転式研削装
置全般に適用される。
が、加速トルクと加速時間を使用しても同様であり、当
然、丸鋼の面取り装置の場合のみならず、鋼材の表面疵
を研削除去するグラインダー装置等、砥石回転式研削装
置全般に適用される。
【００１６】
【発明の効果】本発明は回転砥石の磨耗量すなわち砥石
径の状態を回転砥石本体を完全に停止して目視確認する
ことなく、稼働時間管理や処理量管理よりも高い精度で
把握することが可能となり、研削装置の稼働率を向上す
ることができると共に、回転砥石の周速度を一定として
良好な研削状態を維持するための砥石径監視および速度
調整を自動化することが可能となり、省力の効果があ
る。
径の状態を回転砥石本体を完全に停止して目視確認する
ことなく、稼働時間管理や処理量管理よりも高い精度で
把握することが可能となり、研削装置の稼働率を向上す
ることができると共に、回転砥石の周速度を一定として
良好な研削状態を維持するための砥石径監視および速度
調整を自動化することが可能となり、省力の効果があ
る。
【図１】本発明の一実施例である回転砥石の径を測定す
る装置のブロック図である。
る装置のブロック図である。
【図２】定トルクによる減速時の減速時間と回転砥石の
径の相関図である。
径の相関図である。
１ 回転砥石 ２ 被研削材 ３ 砥石駆動用ベルト ４ 砥石駆動用電動機 ５ 回転検出器 ６ 回転数変化時間測定装置 ７ ベクトル方式インバータ装置 ８ 砥石径演算装置 ９ 砥石径表示器
Claims (2)
- 【請求項１】 周面を研削面とする砥石回転式研削装置
における砥石径の測定方法であって、回転中の砥石を電
気的に一定のトルクで加減速させ、砥石の回転数が所定
の幅、変化する所要時間を測定し、該測定した所要時間
と前記トルクと前記砥石回転数の変化幅と砥石の幅寸法
等とから砥石の径を求めることを特徴とする回転式砥石
径の測定方法。 - 【請求項２】 周面を研削面とする砥石回転式研削装置
において、回転中の砥石を電気的に一定のトルクで加減
速させる手段と、砥石の回転数を測定する手段と、砥石
の回転数が所定の幅、変化する所要時間を測定する手段
と、該手段で測定された所要時間と前記トルクと前記砥
石回転数の変化幅と予め設定された砥石の幅寸法等とか
ら砥石の径を求める演算手段を具備したことを特徴とす
る砥石回転式研削装置の砥石径測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24337093A JPH0796459A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 砥石回転式研削装置の砥石径測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24337093A JPH0796459A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 砥石回転式研削装置の砥石径測定方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0796459A true JPH0796459A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17102839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24337093A Withdrawn JPH0796459A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 砥石回転式研削装置の砥石径測定方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0796459A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013229451A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Disco Abrasive Syst Ltd | ブレードカバー装置およびブレードカバー装置を備えた切削装置 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP24337093A patent/JPH0796459A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013229451A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Disco Abrasive Syst Ltd | ブレードカバー装置およびブレードカバー装置を備えた切削装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |