JPH0796434B2 - エレベーターの運転装置 - Google Patents
エレベーターの運転装置Info
- Publication number
- JPH0796434B2 JPH0796434B2 JP17542689A JP17542689A JPH0796434B2 JP H0796434 B2 JPH0796434 B2 JP H0796434B2 JP 17542689 A JP17542689 A JP 17542689A JP 17542689 A JP17542689 A JP 17542689A JP H0796434 B2 JPH0796434 B2 JP H0796434B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- outer cylinder
- cage
- magnet
- detent
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明はエレベーターケージを上下動させるためのエレ
ベーターの運転装置に関する。
ベーターの運転装置に関する。
《従来の技術》 エレベーターの運転装置は一般的にはエレベーターケー
ジをワイヤーで吊持し、このワイヤーを巻上機で巻き上
げ、下げしていた。
ジをワイヤーで吊持し、このワイヤーを巻上機で巻き上
げ、下げしていた。
そして、エレベーターケージの巻き上げに必要な巻上機
容量を軽減する目的で、エレベーターシャフト内にバラ
ンスウェイトを配し、これとエレベーターケージとの重
さが均衡するようにしていた。
容量を軽減する目的で、エレベーターシャフト内にバラ
ンスウェイトを配し、これとエレベーターケージとの重
さが均衡するようにしていた。
《発明が解決しようとする課題》 上記従来の運転装置ではエレベーターケージを垂直方向
へ直接的に巻き上げるので、巻き上げ動力容量を大きく
するか、巻き上げ速度を遅くするなどの点を考慮してい
る。
へ直接的に巻き上げるので、巻き上げ動力容量を大きく
するか、巻き上げ速度を遅くするなどの点を考慮してい
る。
しかし、ケージの巻き上げ高さが高くなればなるほど、
待ち時間を短くするためには巻き上げ速度を高め、エレ
ベーターの設置台数も多くする必要性を生じる結果、巻
上機の大容量化とエレベーターシャフトを増やすことに
なっていた。
待ち時間を短くするためには巻き上げ速度を高め、エレ
ベーターの設置台数も多くする必要性を生じる結果、巻
上機の大容量化とエレベーターシャフトを増やすことに
なっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的はバランスウェイト等を用いずに大量のエレベータ
ーケージを同時に上昇下降させ、エレベーターシャフト
の数も少なくて済むエレベーターの運転装置を提供する
にある。
目的はバランスウェイト等を用いずに大量のエレベータ
ーケージを同時に上昇下降させ、エレベーターシャフト
の数も少なくて済むエレベーターの運転装置を提供する
にある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本発明に係るエレベーター
の運転装置は、エレベーターケージを収める外筒と、該
外筒を回転可能に縦に収納するエレベーターシャフト
と、該外筒の内周面上下方向に連続する螺旋状の磁石
と、該エレベーターケージに固定して該螺旋状の磁石に
反発しながら該エレベーターケージを支承する支持磁石
と、該外筒内でその軸方向に直線的に配した回り止め
と、該回り止めに嵌合するエレベーターケージの縦溝と
からなるのである。更にまた、稼働台数を増やす目的で
前記エレベーターケージは縦方向に複数台を直列状に配
し、前記外筒およびエレベーターシャフトの所望位置に
は該エレベーターケージを該エレベーターシャフト外へ
水平方向に抜き出せる開口を設け、かつ前記回り止め及
び前記縦溝はエレベーターケージにおいて該開口の反対
面に設けるとともに、該縦溝は該開口の反対方向へ抜け
るものである。
の運転装置は、エレベーターケージを収める外筒と、該
外筒を回転可能に縦に収納するエレベーターシャフト
と、該外筒の内周面上下方向に連続する螺旋状の磁石
と、該エレベーターケージに固定して該螺旋状の磁石に
反発しながら該エレベーターケージを支承する支持磁石
と、該外筒内でその軸方向に直線的に配した回り止め
と、該回り止めに嵌合するエレベーターケージの縦溝と
からなるのである。更にまた、稼働台数を増やす目的で
前記エレベーターケージは縦方向に複数台を直列状に配
し、前記外筒およびエレベーターシャフトの所望位置に
は該エレベーターケージを該エレベーターシャフト外へ
水平方向に抜き出せる開口を設け、かつ前記回り止め及
び前記縦溝はエレベーターケージにおいて該開口の反対
面に設けるとともに、該縦溝は該開口の反対方向へ抜け
るものである。
《作 用》 外筒はその中心軸線を回転軸にして回転させる。その
時、エレベーターケージに取付けた支持磁石と外筒内面
の螺旋状の磁石は反発し、上記ケージは螺旋状の磁石上
に浮きながら回り止めとケージの縦溝との係止で回転が
抑止された状態にて螺旋状の磁石の案内方向へ移動す
る。それ故に、ケージを上昇させる際の力は垂直方向で
はないので、外筒を回転させる動力容量が少なくて済
む。
時、エレベーターケージに取付けた支持磁石と外筒内面
の螺旋状の磁石は反発し、上記ケージは螺旋状の磁石上
に浮きながら回り止めとケージの縦溝との係止で回転が
抑止された状態にて螺旋状の磁石の案内方向へ移動す
る。それ故に、ケージを上昇させる際の力は垂直方向で
はないので、外筒を回転させる動力容量が少なくて済
む。
エレベーターケージは外筒内に直列状に多数配置し、開
口から外部へ取り出す。
口から外部へ取り出す。
取り出したケージの後続のケージは先送りすることが可
能であり、回り止めはケージの反開口方向へ抜けるよう
にして外れる。取り出したケージを外筒内へ割り込むこ
ともできる。即ち、外筒内のケージとケージとの間に開
口から送り込む。その時、ケージの背面が回り止めに嵌
入する。
能であり、回り止めはケージの反開口方向へ抜けるよう
にして外れる。取り出したケージを外筒内へ割り込むこ
ともできる。即ち、外筒内のケージとケージとの間に開
口から送り込む。その時、ケージの背面が回り止めに嵌
入する。
《実施例》 以下、本発明の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図に全体の構成を示し、図中の符号1はエレベータ
ーシャフト2を画成する壁である。この中に筒である外
筒3を回転自在に収めている。
ーシャフト2を画成する壁である。この中に筒である外
筒3を回転自在に収めている。
外筒3の上下両端の各内周面には内側へ水平に延びるリ
ブが構成してあって、この角になった部分を夫々上下各
端部とも断面L字状の反発磁石4及びギヤ5などで回転
駆動可能に支持するものである。
ブが構成してあって、この角になった部分を夫々上下各
端部とも断面L字状の反発磁石4及びギヤ5などで回転
駆動可能に支持するものである。
この支持手段は第2図に例示する如く、外筒3を反発磁
石4で浮上させ、外筒の外周面と壁1とに対向的にリニ
ヤモータ6を構成し、これにより外筒を回転駆動しても
よい。第1図,第2図の実施例とも、反発磁石4ではな
くリング状の平歯歯車をスラスト軸受で受けるようにし
て外筒を回転駆動可能に支承してもよい。
石4で浮上させ、外筒の外周面と壁1とに対向的にリニ
ヤモータ6を構成し、これにより外筒を回転駆動しても
よい。第1図,第2図の実施例とも、反発磁石4ではな
くリング状の平歯歯車をスラスト軸受で受けるようにし
て外筒を回転駆動可能に支承してもよい。
更に、外筒3の内周面には螺旋状の磁石7を設けるとと
もに、エレベーターシャフト2の偏心位置に垂直にパイ
プを立てて回り止め8としている。
もに、エレベーターシャフト2の偏心位置に垂直にパイ
プを立てて回り止め8としている。
エレベーターケージ9は外筒3内に収め、その一部に設
けた縦溝10内に回り止め8が嵌合している。
けた縦溝10内に回り止め8が嵌合している。
また、第3図に示す如くエレベーターケージ9の外側に
は、ケージ9に取り付けた鉤形の足が放射状に出てお
り、その下方端面に螺旋状の磁石7と同極性の支持磁石
11を設け、支持磁石11が螺旋状の磁石7の対向位置に臨
んでケージ9を反発浮上させている。
は、ケージ9に取り付けた鉤形の足が放射状に出てお
り、その下方端面に螺旋状の磁石7と同極性の支持磁石
11を設け、支持磁石11が螺旋状の磁石7の対向位置に臨
んでケージ9を反発浮上させている。
このようにしてエレベーターケージ9を外筒3内におい
て直列的に複数台装着配置している。
て直列的に複数台装着配置している。
外筒3を回転駆動すれば、ケージ9は回り止めで係止さ
れながら螺旋状の磁石7上を浮上した状態で磁石7に押
し上げられるようにして上昇あるいは浮上したまま担持
されながら下降する。
れながら螺旋状の磁石7上を浮上した状態で磁石7に押
し上げられるようにして上昇あるいは浮上したまま担持
されながら下降する。
特定の高さにて第4図に示す如く、壁1および外筒3を
水平方向に抜き、ケージ9が通る程度の開口12を設け、
この水平位置床スラブ13から外筒3内へ伸縮する搬出用
のレール14を設置している。
水平方向に抜き、ケージ9が通る程度の開口12を設け、
この水平位置床スラブ13から外筒3内へ伸縮する搬出用
のレール14を設置している。
ケージ9が開口12の所で止まるように外筒3の回転を止
め、レール14を外筒3内へ伸ばしてケージ9を受け止
め、そのままレール14を縮めて床スラブ13上にエレベー
ターケージ9を取り出す。回り止め8は縦溝10内をケー
ジ9の背面方向へ抜けて外れる。
め、レール14を外筒3内へ伸ばしてケージ9を受け止
め、そのままレール14を縮めて床スラブ13上にエレベー
ターケージ9を取り出す。回り止め8は縦溝10内をケー
ジ9の背面方向へ抜けて外れる。
ある特定のエレベーターケージ9がシャフト2の外方へ
出るときには下方に位置する後続のケージ9を先送りす
ることもできる。下降のときは逆になる。
出るときには下方に位置する後続のケージ9を先送りす
ることもできる。下降のときは逆になる。
《効 果》 以上詳細に説明したように、本発明のエレベーターの運
転装置によれば、螺旋状の磁石を外筒内周面に設け、こ
れでエレベーターケージを案内するので、上昇に必要と
する動力容量は外筒の回転速度で決まり、鉛直方向へ直
接的に巻き上げる場合に較べて必要となる動力の最小容
量はかなり小さくて済む。また、ケージは回り止めと螺
旋状の磁石に係止するので、格別にブレーキを設けなく
てもケージの落下は生ぜず、螺旋状の磁石を取り付ける
手段によって外筒自体の鋼性も向上し、安全対策上の効
果も大きい。
転装置によれば、螺旋状の磁石を外筒内周面に設け、こ
れでエレベーターケージを案内するので、上昇に必要と
する動力容量は外筒の回転速度で決まり、鉛直方向へ直
接的に巻き上げる場合に較べて必要となる動力の最小容
量はかなり小さくて済む。また、ケージは回り止めと螺
旋状の磁石に係止するので、格別にブレーキを設けなく
てもケージの落下は生ぜず、螺旋状の磁石を取り付ける
手段によって外筒自体の鋼性も向上し、安全対策上の効
果も大きい。
更に、外筒内にはエレベーターケージを複数台内設運転
できるので、ケージの上昇高さが高くなる程、エレベー
ターの待ち時間を短縮できるし、エレベーターシャフト
を多設する必要もなくなり、設置台数や占有面積の面で
も有利になる効果がある。
できるので、ケージの上昇高さが高くなる程、エレベー
ターの待ち時間を短縮できるし、エレベーターシャフト
を多設する必要もなくなり、設置台数や占有面積の面で
も有利になる効果がある。
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は別の実
施態様を例示する断面図、第3図はエレベーターケージ
の支持部分を示す部分断面図、第4図(a)は停止位置
での構成を示す横断面図、第4図(b)は第4図(a)
の縦断面図である。 1……壁 2……エレベーターシャフト 3……外筒、4……反発磁石 5……ギヤ、6……リニヤモータ 7……螺旋状の磁石、8……回り止め 9……エレベーターケージ 10……縦溝、11……支持磁石 12……開口、13……床スラブ 14……レール
施態様を例示する断面図、第3図はエレベーターケージ
の支持部分を示す部分断面図、第4図(a)は停止位置
での構成を示す横断面図、第4図(b)は第4図(a)
の縦断面図である。 1……壁 2……エレベーターシャフト 3……外筒、4……反発磁石 5……ギヤ、6……リニヤモータ 7……螺旋状の磁石、8……回り止め 9……エレベーターケージ 10……縦溝、11……支持磁石 12……開口、13……床スラブ 14……レール
Claims (2)
- 【請求項1】エレベーターケージを収める外筒と、該外
筒を回転可能に縦に収納するエレベーターシャフトと、
該外筒の内周面上下方向に連続する螺旋状の磁石と、該
エレベーターケージに固定して該螺旋状の磁石に反発し
ながら該エレベーターケージを支承する支持磁石と、該
外筒内でその軸方向に直線的に配した回り止めと、該回
り止めに嵌合するエレベーターケージの縦溝とからなる
ことを特徴とするエレベーターの運転装置。 - 【請求項2】前記エレベーターケージは縦方向に複数台
を直列状に配し、前記外筒およびエレベーターシャフト
の所望位置には該エレベーターケージを該エレベーター
シャフト外へ水平方向に抜き出せる開口を設け、かつ前
記回り止め及び前記縦溝はエレベーターケージにおいて
該開口の反対面に設けるとともに、該縦溝は該開口の反
対方向へ抜けるものであることを特徴とする請求項1記
載のエレベーターの運転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17542689A JPH0796434B2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | エレベーターの運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17542689A JPH0796434B2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | エレベーターの運転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0342484A JPH0342484A (ja) | 1991-02-22 |
JPH0796434B2 true JPH0796434B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=15995894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17542689A Expired - Lifetime JPH0796434B2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | エレベーターの運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0796434B2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-10 JP JP17542689A patent/JPH0796434B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0342484A (ja) | 1991-02-22 |
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