JPH0796006A - 車椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト - Google Patents
車椅子用の伸長可能な昇降レッグレストInfo
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- JPH0796006A JPH0796006A JP3133816A JP13381691A JPH0796006A JP H0796006 A JPH0796006 A JP H0796006A JP 3133816 A JP3133816 A JP 3133816A JP 13381691 A JP13381691 A JP 13381691A JP H0796006 A JPH0796006 A JP H0796006A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 レッグレストを上昇させているときに長さが
自動的に伸長する車椅子のレッグレストの提供。 【構成】 車椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト組立
体は、車椅子に連結される支持管を有する。第1ギア部
材が、支持管に連結される。伸長可能なストラットが、
第1ギア部材に枢着された中空の上部ストラット部材
と、該ストラット部材に摺動自在に受入れられる下部ス
トラット部材とを有し、第1ギア部材を中心に上昇位置
と下降位置との間で回動する。調節可能なフットレスト
組立体が、下部ストラット部材に解放可能にクランプさ
れる。レッグレスト組立体は又、上昇位置に向かって回
動されるストラットに対してフットレストを伸長させる
機構を有する。
自動的に伸長する車椅子のレッグレストの提供。 【構成】 車椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト組立
体は、車椅子に連結される支持管を有する。第1ギア部
材が、支持管に連結される。伸長可能なストラットが、
第1ギア部材に枢着された中空の上部ストラット部材
と、該ストラット部材に摺動自在に受入れられる下部ス
トラット部材とを有し、第1ギア部材を中心に上昇位置
と下降位置との間で回動する。調節可能なフットレスト
組立体が、下部ストラット部材に解放可能にクランプさ
れる。レッグレスト組立体は又、上昇位置に向かって回
動されるストラットに対してフットレストを伸長させる
機構を有する。
Description
【発明の背景】本発明は、車椅子のレッグレストに関す
る。特に本発明は、レッグレストを上昇させているとき
に、長さが自動的に伸長する車椅子のレッグレストに関
する。在来の車椅子は、代表的には、ほぼ水平な配置ま
で情報に回動させることができるレッグレストを有して
いる。例えば、治療上の理由で、患者の足を時々持ち上
げることができることが屡望ましいので、レッグレスト
を上昇させる能力は重要である。在来の車椅子の構造で
は、レッグレストはその上端が、座部の前縁に隣接して
車椅子のフレームに回動自在に連結され、フットレスト
は、レッグレストの下端に置かれる。フットレストは、
通常は、レッグレストの下端に挿入され、クランプで固
定されるシヤフトに取付けられている。シヤフトは、レ
ッグレスト内で抜き差し自在であつて、フットレストの
位置を、患者の脚が通常の下げた位置にあるときに患者
の足を支持する位置に調節することができる。在来のレ
ッグレストの枢着点が、車椅子に座った患者の膝の枢着
点と一致しないので、フットレストは、レッグレストを
持ち上げるときに患者の足の底に上方に押す傾向があ
る。その結果、レッグレストを上昇させると患者の膝に
好ましくない圧縮を及ぼし、且つまた、膝を持ち上げて
しまう。本発明は、上昇させたときに自動的に伸長する
改良された車椅子のレッグレストを提供しようとするも
のである。本発明は、上昇させたときに、衣服や手が伸
長機構に挟まれる危険を最小にしながら自動的に伸長す
る車椅子のレッグレストを提供しようとするものであ
る。本発明の追加の利点は、一部は、以下の説明に記載
されており、一部はその説明から明らかであり、或いは
発明の実施により知ることができる。本発明の利点は、
特許請求の範囲に特に指摘した装置によって実現し且つ
得られる。本発明は、レッグレストの上昇に応答して、
噛み合わされたギアとリンク機構によって伸長する入れ
子式レッグレストを備えることによって、従来の伸長可
能なレッグレストの問題を解決する。従来の車椅子のレ
ッグレストの問題を解決するために、そして、ここに明
らかにされ、大まかに述べられている本発明の目的に従
って、本発明の伸長可能な昇降レッグレスト組立体は、
第1ギア軸線を有する第1ギア部材及び上記第1ギア軸
線のまわりに周方向に配設された複数の第1ギア歯と、
上記第1ギア部材を車椅子に支持する支持手段と、下降
位置と上昇位置の間で上記第1ギア軸線を中心に回転で
きる伸長可能なストラットとを有する。上記支持手段
は、上記第1ギア部材が上記第1ギア軸線を中心に回転
するのを阻止する。上記ストラットは、上記第1ギア部
材に回転可能に連結された近位端と、末端とを有する。
上記レッグレスト組立体は又、上記ストラットの末端に
連結されたフットレストと、上記第1ギア部材と係合で
き、上昇位置に向かって回動される上記ストラットに応
答してフットレストを伸長させる伸長手段とを有する。
上記伸長手段は、好ましくは、第2ギア部材と、該第2
ギア部材と上記ストラットとの間に連結されたリンク手
段と含み、上記ストラットが上昇位置に向かって回動さ
れるとき、該ストラットの近位端と末端との間の距離を
増大させる。第2ギア軸線と該第2ギア軸線のまわりに
周方向に配設された複数の第2ギア歯とを有する第2ギ
ア部材は、ストラットの近位端の近傍の該ストラットに
回転可能に支持される。上記第2ギア歯は、第1ギア部
材の第1ギア歯と噛合しており、ストラットが上記支持
手段に対して回動されるとき、第2ギア歯は第2ギア軸
線を中心に回転する。上記リンク手段は、好ましくは、
駆動リンクと従動リンクとを有する。上記駆動リンク
は、第2ギア部材に固定された固定端と、自由端とを有
する。上記従動リンクは、駆動リンクの自由端の近傍の
該駆動リンクに枢着された第1端と、ストラットの末端
の近傍の該ストラットに枢着された第2端とを有する。
伸長可能なストラットは、好ましくは、第1ギア部材に
枢着された全体的にU字形のギアカバーと、該ギアカバ
ーに固定された第1端部及び開口第2端を有する中空の
上部ストラット部材と、該上部ストラット部材の開口第
2端を介して上部ストラット部材に受入れられる第1端
を有する下部ストラット部材とを含む。上記下部ストラ
ット部材は又、フットレストが連結される開口第2端を
有する。上部ストラット部材及び下部ストラット部材
は、互いに摺動でき、上部ストラット部材の第1端と下
部ストラット部材の第2端との間の距離を変化させる。
上記従動リンクは、下部ストラット部材の第2端の近傍
の該下部ストラット部材に枢着される。本明細書に添付
され、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の
実施例を少なくとも一つ示しており、本明細書の記載と
ともに、本発明の原理を説明するためのものである。
る。特に本発明は、レッグレストを上昇させているとき
に、長さが自動的に伸長する車椅子のレッグレストに関
する。在来の車椅子は、代表的には、ほぼ水平な配置ま
で情報に回動させることができるレッグレストを有して
いる。例えば、治療上の理由で、患者の足を時々持ち上
げることができることが屡望ましいので、レッグレスト
を上昇させる能力は重要である。在来の車椅子の構造で
は、レッグレストはその上端が、座部の前縁に隣接して
車椅子のフレームに回動自在に連結され、フットレスト
は、レッグレストの下端に置かれる。フットレストは、
通常は、レッグレストの下端に挿入され、クランプで固
定されるシヤフトに取付けられている。シヤフトは、レ
ッグレスト内で抜き差し自在であつて、フットレストの
位置を、患者の脚が通常の下げた位置にあるときに患者
の足を支持する位置に調節することができる。在来のレ
ッグレストの枢着点が、車椅子に座った患者の膝の枢着
点と一致しないので、フットレストは、レッグレストを
持ち上げるときに患者の足の底に上方に押す傾向があ
る。その結果、レッグレストを上昇させると患者の膝に
好ましくない圧縮を及ぼし、且つまた、膝を持ち上げて
しまう。本発明は、上昇させたときに自動的に伸長する
改良された車椅子のレッグレストを提供しようとするも
のである。本発明は、上昇させたときに、衣服や手が伸
長機構に挟まれる危険を最小にしながら自動的に伸長す
る車椅子のレッグレストを提供しようとするものであ
る。本発明の追加の利点は、一部は、以下の説明に記載
されており、一部はその説明から明らかであり、或いは
発明の実施により知ることができる。本発明の利点は、
特許請求の範囲に特に指摘した装置によって実現し且つ
得られる。本発明は、レッグレストの上昇に応答して、
噛み合わされたギアとリンク機構によって伸長する入れ
子式レッグレストを備えることによって、従来の伸長可
能なレッグレストの問題を解決する。従来の車椅子のレ
ッグレストの問題を解決するために、そして、ここに明
らかにされ、大まかに述べられている本発明の目的に従
って、本発明の伸長可能な昇降レッグレスト組立体は、
第1ギア軸線を有する第1ギア部材及び上記第1ギア軸
線のまわりに周方向に配設された複数の第1ギア歯と、
上記第1ギア部材を車椅子に支持する支持手段と、下降
位置と上昇位置の間で上記第1ギア軸線を中心に回転で
きる伸長可能なストラットとを有する。上記支持手段
は、上記第1ギア部材が上記第1ギア軸線を中心に回転
するのを阻止する。上記ストラットは、上記第1ギア部
材に回転可能に連結された近位端と、末端とを有する。
上記レッグレスト組立体は又、上記ストラットの末端に
連結されたフットレストと、上記第1ギア部材と係合で
き、上昇位置に向かって回動される上記ストラットに応
答してフットレストを伸長させる伸長手段とを有する。
上記伸長手段は、好ましくは、第2ギア部材と、該第2
ギア部材と上記ストラットとの間に連結されたリンク手
段と含み、上記ストラットが上昇位置に向かって回動さ
れるとき、該ストラットの近位端と末端との間の距離を
増大させる。第2ギア軸線と該第2ギア軸線のまわりに
周方向に配設された複数の第2ギア歯とを有する第2ギ
ア部材は、ストラットの近位端の近傍の該ストラットに
回転可能に支持される。上記第2ギア歯は、第1ギア部
材の第1ギア歯と噛合しており、ストラットが上記支持
手段に対して回動されるとき、第2ギア歯は第2ギア軸
線を中心に回転する。上記リンク手段は、好ましくは、
駆動リンクと従動リンクとを有する。上記駆動リンク
は、第2ギア部材に固定された固定端と、自由端とを有
する。上記従動リンクは、駆動リンクの自由端の近傍の
該駆動リンクに枢着された第1端と、ストラットの末端
の近傍の該ストラットに枢着された第2端とを有する。
伸長可能なストラットは、好ましくは、第1ギア部材に
枢着された全体的にU字形のギアカバーと、該ギアカバ
ーに固定された第1端部及び開口第2端を有する中空の
上部ストラット部材と、該上部ストラット部材の開口第
2端を介して上部ストラット部材に受入れられる第1端
を有する下部ストラット部材とを含む。上記下部ストラ
ット部材は又、フットレストが連結される開口第2端を
有する。上部ストラット部材及び下部ストラット部材
は、互いに摺動でき、上部ストラット部材の第1端と下
部ストラット部材の第2端との間の距離を変化させる。
上記従動リンクは、下部ストラット部材の第2端の近傍
の該下部ストラット部材に枢着される。本明細書に添付
され、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の
実施例を少なくとも一つ示しており、本明細書の記載と
ともに、本発明の原理を説明するためのものである。
【実施例】以下、添付図面に示す本発明の好ましい実施
例について詳細に説明する。図1は、参照番号10で全
体的に示す車椅子の側面図であり、本発明による伸長可
能な昇降レッグレスト組合体の実施例が組込まれてい
る。車椅子10は、管状フレーム12、車椅子を押す付
添人が使用する1対のリアハンドル14、1対のリア駆
動ホイール16、及び1対の旋回可能なフロントホイー
ル18を有する。図1に示す図では、右側ハンドル1
4、リアホイール16、及びフロントホイール18だけ
が示されている。本発明によれば、車椅子10の各側部
は、参照番号20で全体的に示された伸長可能な昇降レ
ッグレスト組合体を有する。図1及び図2に示す実施例
では、右側レッグレスト組合体20は垂直に配置された
管状フレーム部材22に支持される。当業者には容易に
理解できるように、ここに開示された装置は、図示した
ものと異なる形状を有する車椅子のフレームに支持され
るようになっていても良い。本発明によれば、レッグレ
スト組合体20は、第1ギア部材24と、第1ギア部材
を車椅子に支持する支持手段とを有する。図2乃至図4
に示す実施例では、本発明の支持手段は支持管26を有
する。支持管26は、好ましくは垂直に配置され、かつ
1対のヒンジプレート27を有し、このプレートは、フ
ロントフレーム部材22に固定された垂直ピン29に枢
着する枢着穴28(その1つを図3に示す)を有する。
支持チューブ26及びレッグレスト組合体20は、患者
の車椅子への乗り降りを容易にするように、ピン29で
構成された揺動軸線を中心に横方向外方に揺動できる。
ヒンジプレート27の係止穴30(図3参照)は、レッ
グレスト組合体が通常の前方位置にあるとき、フレーム
部材22に支持された係止機構(図示せず)に係合す
る。図3乃至図5を参照すると、第1ギア部材24は、
好ましくは、ギア部材24の第1のギア軸線Aがほぼ水
平に配置され、ギア部材24が軸線Aを中心に回転しな
いように、溶接によって支持管26の上端に固定され
る。支持管26がフレーム部材22に取付けられたと
き、第1ギア部材24は、車椅子に座った患者の膝の略
後方に、車椅子の座席底(図示せず)の前縁に隣接して
配置される。第1ギア部材24は、第1のギア軸線Aの
まわりに円周方向に配設された複数の第1ギア歯31を
有する。第1ギア歯31は、好ましくは、ギア部材24
の円周の一部のにだけ延在する。第1ギア部材24の歯
付部分は、好ましくは、第1のギア軸線Aを中心とした
約180°の円弧で形成される。本発明によれば、図2
に示すように、レッグレスト組立体20は、全体が参照
番号32で示された伸長可能なストラットを有する。ス
トラット32は、全体が参照番号32aで示された近位
端と、全体が参照番号32bで示された末端とを有す
る。近位端32aは第1ギア部材24に枢着されてお
り、ストラット32は、下降位置(図2の実線で示す)
と、上昇位置(図2の破線で示す)との間で回動でき
る。図2乃至図5を参照すると、ストラット32は、好
ましくは、全体的にほぼU字形のギアカバー34と、上
部ストラット部材36と、下部ストラット部材38とを
有し、下部ストラット部材38は、上部ストラット部材
36に平行に、整合している。図5に示すように、ギア
カバー34は、ボルト40及びナット42によって、第
1ギア部材24に枢着されている。上部ストラット部材
36は、好ましくは、溶接によってギアカバー34に固
定された第1端44(図4参照)と、第2自由端46と
を有する中空管を含む。下部ストラット部材38は又、
中空管部材を備えるのが良く、開口端46を介して上部
ストラット部材36に受入れられた第1端48と、スト
ラット32の末端32aの第2自由端50とを有する。
ストラット部材36及び38は、それらの一致した長手
軸線に沿って互いに摺動できる。図2、図6及び図8を
参照すると、本発明のレッグレスト組立体は又、フット
レスト52と、フットレスト52をストラット32の末
端に調節可能に連結するための連結手段とを備える。本
実施例では、本発明の連結手段は、開口端50を介して
下部ストラット部材38に摺動自在に受入れられた一端
54(図6参照)と、フットレスト52を支持する他端
55(図2参照)とを有する支持バー53を有する。こ
の連結手段は、支持バー53を下部ストラット部材38
に解放可能にクランプするたのクランプ手段を有する。
本例では、本発明のクランプ手段は、ボルト58及びナ
ット60によって連結された2つの脚を有する全体的に
U字形のクランプ56を備えている。クランプ56を緩
めることにより、フットレスト52の調節可能な位置決
めを可能にし、患者の脚の位置に相応し得る。下部スト
ラット部材38は、好ましくは、クランプ56のクラン
プ作用を容易にするように、下部ストラット部材38に
第2端50に形成された長手方向のスロット62を有す
る。本発明によれば、レッグレスト組立体20は、第1
ギヤ部材24と係合し、上げ位置に向けて回動されるス
トラット32に対してフットレスト52を伸長させる伸
長手段を含む。本明細書で具体化され、図2乃至図5に
示されるように、本発明の伸長手段は第2ギヤ部材64
を含み、第2ギヤ部材64は、第2ギヤ軸線Bを有し、
軸線Bのまわりに周方向に配設された複数の第2ギヤ歯
65を含む。第2ギヤ歯65は、好ましくはギヤ部材6
4の周囲の一部にだけ付いている。第2ギヤ部材64の
歯付部分は、好ましくは第2ギヤ軸線Bを中心とした約
180°の弧によって限定されている。第2ギヤ部材6
4は、軸線Bを水平にしてギヤカバー34に回転可能に
取り付けられている。ギヤ部材64の第2ギヤ歯65は
第1ギヤ部材24の第1ギヤ歯31と噛み合っており、
それによって、第2ギヤ部材64は、ストラット32を
第1ギヤ軸線Aを中心に回動させたとき軸線Bを中心に
回転する。図2および図4に示す図では、第2ギヤ部材
64は、ストラット32を上げ位置に向けて回動させた
ときに、反時計廻り方向に回転する。ギヤ部材24およ
び64にその周囲の一部だけに歯を設けることによっ
て、ストラット32が回動できる角度を制限することが
できる。例えば、ギヤ部材24および63がその周囲に
およそ180°にわたる歯付部分を有するときには、ス
トラット32を完全に下げた位置と完全に上げた位置と
の間の角度は約70°に制限される。本発明によれば、
第2ギヤ部材64は、ボルト66および68によってギ
ヤカバー34に回転可能に連結されている。ボルト66
はキー部材70によって第2ギヤ部材64にキー止めさ
れており、それによって、ボルト66は、ストラット3
2を軸線Aを中心に回動させたとき、第2ギヤ部材64
と共に軸線Bを中心に回転する。ギヤカバー34は、ギ
ヤ部材24および66を部分的に取り囲み、布や指がギ
ヤ部材の間に挟まるのを防止している。本発明の伸長手
段は又、第2ギヤ部材64とストラット32とを連結
し、ストラットを上昇位置に向けて回動させたときに、
ストラット32の近位端32aと末端32bとの間の距
離を増大させ、これにより、フットレスト52を伸長さ
せるリンク手段を含む。本明細書で具体化されているよ
うに、本発明のリンク手段は伝動リンク72を含み、伝
動リンク72は、第2ギヤ部材64に固定された固定端
74と、自由端76とを有する。図5に示すように、ギ
ヤ76に対する端74の固定は、端74をギヤ部材64
にキー止めされたボルト66に溶接することによってな
される。リンク手段は更に、従動リンク78を含み、従
動リンク78は、伝動リンク72の自由端76に枢着さ
れた第1の端80と、第2の端82とを含む。従動リン
ク78の第2の端82は、末端32bの近傍でストラッ
ト32に枢着されている。より詳しくは、第2の端82
は、開口端50に隣接して下部ストラット部材38に固
定されたラグ84に枢着されている。図3に示すよう
に、伝動リンク72および従動リンク78は支持管26
の内側に配置されており、フットレスト組立体はピン2
9を中心に外方に揺動できる。更に、リンク72および
78は、好ましくは横方向にオフセットされ、ヒンジプ
レート27のまわりにクリアランスを形成する。本発明
によれば、図9に示すように、本発明のフットレスト組
立体は全体を参照番号86で示す係止機構を含み、この
係止機構はストラット32を完全に下げた位置と完全に
上げた位置の間で任意の所望の角度に固定する。係止機
構86は円筒形の係止バー88を含み、係止バー88
は、上部ストラット部材34に回動可能に連結され、ハ
ウジング92のボア90に受入れられている。ハウジン
グ92は支持管26に回動可能に連結されている。係止
レバー94は係止カム96に固定され、係止カム96は
ハウジング92内に偏心軸線を中心に回動できるように
支持されている。レバー94が図9に実線で示す位置に
あるときには、カム96はバー88から解放され、スト
ラット32を自由に回動させる得る。レバー94を、図
9に破線で示す位置に枢動させたときには、カム96の
縁はバー88と摩擦係合し、バー88をハウジング92
に対して動かないようにし、これは、ストラット32が
回動するのを阻止する。カム96の縁は、好ましくは、
ロッド88との摩擦係合を増すためにローレット面を有
する。係止レバー94と係止カム96は好ましくは細長
い軸(図示せず)によって連結され、それによって、レ
バーを支持管26の外側に配置することができ、カム9
6を支持管26の内側に配置することができる。次に図
2乃至図5を参照して、本発明の伸長装置の作動につい
て説明する。図2で分かるように、駆動リンク72およ
び従動リンク78は、第2ギア軸線Bと、リンク78と
ラグ84との間の回動連結部とを連結する仮想線Cによ
って構成される三角形の2辺を形成する。仮想線Cの長
さは、ストラット32の近位端32aと末端32bとの
間の距離に厳密に対応している。レッグレスト組立体2
0のストラット32がその下降位置にあるとき、駆動リ
ンク72と従動リンク78とのなす角度α1は最小であ
る。従って、ストラット32の近位端32aと末端32
bとの間の距離は最小である。ストラットが下降位置に
ある場合には、患者の足がフットレスト52によって楽
に支持されるように、下部ストラット部材38内の支持
バー53の位置を調節しなければならない。ストラット
32を第1ギア軸線Aを中心として回動させて上昇位置
に上昇させるとき、第2ギア部材64は、支持管26に
固定されている第1ギア部材24との係合により、(図
2および図4で見て反時計回り方向に)回転される。第
2ギア部材64の回転は、(キー部材70によって第2
ギア部材64にキー止めされている)ボルト66を回転
させ、ボルト66のかかる回転は、(溶接によってボル
ト66に固定されている)駆動リンク72を第2ギア軸
線Bを中心として回動させる。ストラット32が上昇位
置の方へ回動されると、駆動リンク72の回動により、
リンク72とリンク78とのなす角度が増大し、これに
より、仮想線Cの長さが増大しフットレスト52が伸長
する。ストラットが完全上昇位置にあるとき、リンク7
2とリンク78とのなす角度は最大値α2であり、仮想
線Cの長さは最大であり、フットレスト52は完全に伸
長している。もちろん、フットレストの所望の伸長量
は、多くの因子、特に、患者の体格および患者の膝関節
に対する第1ギア軸線Aの位置に依存している。支持管
26を普通の車椅子の前フレーム部材に取付けるとき、
大人の患者では、約10.2cm〜12.7cm(4〜
5インチ)の伸長を提供するのが望ましい。図示した形
体では、駆動リンク72と従動リンク78の有効長さ
(即ち、回動箇所間の距離)がそれぞれ11.4cm
(4.5インチ)と27.9cm(11.0インチ)で
ある場合には、約11.7cm(4.6インチ)の伸長
を達成することができ、その場合には、下降位置での角
度α1は約60°であり、完全上昇位置での角度α2は
約140°である。リンク72とリンク78の寸法を設
定する際に、ストラットが上昇位置にあるときにストラ
ット32とリンクとの間に十分な隙間を形成するよう
に、角度α2が180°以下であるようにすることに注
意しなければならない。また、隙間がラグ84によって
形成され、このラグ84は、従動リンク78の第2端8
2をストラット32からずれている。ストラット32と
リンク72、78との間の隙間は、衣服や手がストラッ
トとリンクとの間に挟まれるおそれを最小にする。本発
明の別の安全性の特徴は、ギアカバー46によって提供
される。かくして、本発明は、フットレストを上昇させ
るとこれを自動的に伸長させるフットレスト組立体を提
供する。また、本発明は、従来技術の装置の安全性の問
題点を回避した伸長機構をもつ自動伸長可能なフットレ
ストを提供する。本発明の範囲から逸脱することなし
に、本発明の装置について種々の変形および修正を行う
ことは当業者にとっては明白であろう。例えば、図示し
た伸長可能なストラットは一対の中空の入れ子式管から
構成されているが、ストラットを平行であるが一致しな
いストラット部材から構成しても良い。さらに、上部ス
トラット部材は、第1および第2ギア部材を取付けこれ
らを包囲して別々のギアカバーの必要性を除去するよう
に、形作ることもできる。従って、本発明は、より広い
観点では、図示しかつ説明した例に限定されることはな
い。従って、添付の特許請求の範囲の範囲内にある限り
は、かかる変形および修正を包含するようになってい
る。
例について詳細に説明する。図1は、参照番号10で全
体的に示す車椅子の側面図であり、本発明による伸長可
能な昇降レッグレスト組合体の実施例が組込まれてい
る。車椅子10は、管状フレーム12、車椅子を押す付
添人が使用する1対のリアハンドル14、1対のリア駆
動ホイール16、及び1対の旋回可能なフロントホイー
ル18を有する。図1に示す図では、右側ハンドル1
4、リアホイール16、及びフロントホイール18だけ
が示されている。本発明によれば、車椅子10の各側部
は、参照番号20で全体的に示された伸長可能な昇降レ
ッグレスト組合体を有する。図1及び図2に示す実施例
では、右側レッグレスト組合体20は垂直に配置された
管状フレーム部材22に支持される。当業者には容易に
理解できるように、ここに開示された装置は、図示した
ものと異なる形状を有する車椅子のフレームに支持され
るようになっていても良い。本発明によれば、レッグレ
スト組合体20は、第1ギア部材24と、第1ギア部材
を車椅子に支持する支持手段とを有する。図2乃至図4
に示す実施例では、本発明の支持手段は支持管26を有
する。支持管26は、好ましくは垂直に配置され、かつ
1対のヒンジプレート27を有し、このプレートは、フ
ロントフレーム部材22に固定された垂直ピン29に枢
着する枢着穴28(その1つを図3に示す)を有する。
支持チューブ26及びレッグレスト組合体20は、患者
の車椅子への乗り降りを容易にするように、ピン29で
構成された揺動軸線を中心に横方向外方に揺動できる。
ヒンジプレート27の係止穴30(図3参照)は、レッ
グレスト組合体が通常の前方位置にあるとき、フレーム
部材22に支持された係止機構(図示せず)に係合す
る。図3乃至図5を参照すると、第1ギア部材24は、
好ましくは、ギア部材24の第1のギア軸線Aがほぼ水
平に配置され、ギア部材24が軸線Aを中心に回転しな
いように、溶接によって支持管26の上端に固定され
る。支持管26がフレーム部材22に取付けられたと
き、第1ギア部材24は、車椅子に座った患者の膝の略
後方に、車椅子の座席底(図示せず)の前縁に隣接して
配置される。第1ギア部材24は、第1のギア軸線Aの
まわりに円周方向に配設された複数の第1ギア歯31を
有する。第1ギア歯31は、好ましくは、ギア部材24
の円周の一部のにだけ延在する。第1ギア部材24の歯
付部分は、好ましくは、第1のギア軸線Aを中心とした
約180°の円弧で形成される。本発明によれば、図2
に示すように、レッグレスト組立体20は、全体が参照
番号32で示された伸長可能なストラットを有する。ス
トラット32は、全体が参照番号32aで示された近位
端と、全体が参照番号32bで示された末端とを有す
る。近位端32aは第1ギア部材24に枢着されてお
り、ストラット32は、下降位置(図2の実線で示す)
と、上昇位置(図2の破線で示す)との間で回動でき
る。図2乃至図5を参照すると、ストラット32は、好
ましくは、全体的にほぼU字形のギアカバー34と、上
部ストラット部材36と、下部ストラット部材38とを
有し、下部ストラット部材38は、上部ストラット部材
36に平行に、整合している。図5に示すように、ギア
カバー34は、ボルト40及びナット42によって、第
1ギア部材24に枢着されている。上部ストラット部材
36は、好ましくは、溶接によってギアカバー34に固
定された第1端44(図4参照)と、第2自由端46と
を有する中空管を含む。下部ストラット部材38は又、
中空管部材を備えるのが良く、開口端46を介して上部
ストラット部材36に受入れられた第1端48と、スト
ラット32の末端32aの第2自由端50とを有する。
ストラット部材36及び38は、それらの一致した長手
軸線に沿って互いに摺動できる。図2、図6及び図8を
参照すると、本発明のレッグレスト組立体は又、フット
レスト52と、フットレスト52をストラット32の末
端に調節可能に連結するための連結手段とを備える。本
実施例では、本発明の連結手段は、開口端50を介して
下部ストラット部材38に摺動自在に受入れられた一端
54(図6参照)と、フットレスト52を支持する他端
55(図2参照)とを有する支持バー53を有する。こ
の連結手段は、支持バー53を下部ストラット部材38
に解放可能にクランプするたのクランプ手段を有する。
本例では、本発明のクランプ手段は、ボルト58及びナ
ット60によって連結された2つの脚を有する全体的に
U字形のクランプ56を備えている。クランプ56を緩
めることにより、フットレスト52の調節可能な位置決
めを可能にし、患者の脚の位置に相応し得る。下部スト
ラット部材38は、好ましくは、クランプ56のクラン
プ作用を容易にするように、下部ストラット部材38に
第2端50に形成された長手方向のスロット62を有す
る。本発明によれば、レッグレスト組立体20は、第1
ギヤ部材24と係合し、上げ位置に向けて回動されるス
トラット32に対してフットレスト52を伸長させる伸
長手段を含む。本明細書で具体化され、図2乃至図5に
示されるように、本発明の伸長手段は第2ギヤ部材64
を含み、第2ギヤ部材64は、第2ギヤ軸線Bを有し、
軸線Bのまわりに周方向に配設された複数の第2ギヤ歯
65を含む。第2ギヤ歯65は、好ましくはギヤ部材6
4の周囲の一部にだけ付いている。第2ギヤ部材64の
歯付部分は、好ましくは第2ギヤ軸線Bを中心とした約
180°の弧によって限定されている。第2ギヤ部材6
4は、軸線Bを水平にしてギヤカバー34に回転可能に
取り付けられている。ギヤ部材64の第2ギヤ歯65は
第1ギヤ部材24の第1ギヤ歯31と噛み合っており、
それによって、第2ギヤ部材64は、ストラット32を
第1ギヤ軸線Aを中心に回動させたとき軸線Bを中心に
回転する。図2および図4に示す図では、第2ギヤ部材
64は、ストラット32を上げ位置に向けて回動させた
ときに、反時計廻り方向に回転する。ギヤ部材24およ
び64にその周囲の一部だけに歯を設けることによっ
て、ストラット32が回動できる角度を制限することが
できる。例えば、ギヤ部材24および63がその周囲に
およそ180°にわたる歯付部分を有するときには、ス
トラット32を完全に下げた位置と完全に上げた位置と
の間の角度は約70°に制限される。本発明によれば、
第2ギヤ部材64は、ボルト66および68によってギ
ヤカバー34に回転可能に連結されている。ボルト66
はキー部材70によって第2ギヤ部材64にキー止めさ
れており、それによって、ボルト66は、ストラット3
2を軸線Aを中心に回動させたとき、第2ギヤ部材64
と共に軸線Bを中心に回転する。ギヤカバー34は、ギ
ヤ部材24および66を部分的に取り囲み、布や指がギ
ヤ部材の間に挟まるのを防止している。本発明の伸長手
段は又、第2ギヤ部材64とストラット32とを連結
し、ストラットを上昇位置に向けて回動させたときに、
ストラット32の近位端32aと末端32bとの間の距
離を増大させ、これにより、フットレスト52を伸長さ
せるリンク手段を含む。本明細書で具体化されているよ
うに、本発明のリンク手段は伝動リンク72を含み、伝
動リンク72は、第2ギヤ部材64に固定された固定端
74と、自由端76とを有する。図5に示すように、ギ
ヤ76に対する端74の固定は、端74をギヤ部材64
にキー止めされたボルト66に溶接することによってな
される。リンク手段は更に、従動リンク78を含み、従
動リンク78は、伝動リンク72の自由端76に枢着さ
れた第1の端80と、第2の端82とを含む。従動リン
ク78の第2の端82は、末端32bの近傍でストラッ
ト32に枢着されている。より詳しくは、第2の端82
は、開口端50に隣接して下部ストラット部材38に固
定されたラグ84に枢着されている。図3に示すよう
に、伝動リンク72および従動リンク78は支持管26
の内側に配置されており、フットレスト組立体はピン2
9を中心に外方に揺動できる。更に、リンク72および
78は、好ましくは横方向にオフセットされ、ヒンジプ
レート27のまわりにクリアランスを形成する。本発明
によれば、図9に示すように、本発明のフットレスト組
立体は全体を参照番号86で示す係止機構を含み、この
係止機構はストラット32を完全に下げた位置と完全に
上げた位置の間で任意の所望の角度に固定する。係止機
構86は円筒形の係止バー88を含み、係止バー88
は、上部ストラット部材34に回動可能に連結され、ハ
ウジング92のボア90に受入れられている。ハウジン
グ92は支持管26に回動可能に連結されている。係止
レバー94は係止カム96に固定され、係止カム96は
ハウジング92内に偏心軸線を中心に回動できるように
支持されている。レバー94が図9に実線で示す位置に
あるときには、カム96はバー88から解放され、スト
ラット32を自由に回動させる得る。レバー94を、図
9に破線で示す位置に枢動させたときには、カム96の
縁はバー88と摩擦係合し、バー88をハウジング92
に対して動かないようにし、これは、ストラット32が
回動するのを阻止する。カム96の縁は、好ましくは、
ロッド88との摩擦係合を増すためにローレット面を有
する。係止レバー94と係止カム96は好ましくは細長
い軸(図示せず)によって連結され、それによって、レ
バーを支持管26の外側に配置することができ、カム9
6を支持管26の内側に配置することができる。次に図
2乃至図5を参照して、本発明の伸長装置の作動につい
て説明する。図2で分かるように、駆動リンク72およ
び従動リンク78は、第2ギア軸線Bと、リンク78と
ラグ84との間の回動連結部とを連結する仮想線Cによ
って構成される三角形の2辺を形成する。仮想線Cの長
さは、ストラット32の近位端32aと末端32bとの
間の距離に厳密に対応している。レッグレスト組立体2
0のストラット32がその下降位置にあるとき、駆動リ
ンク72と従動リンク78とのなす角度α1は最小であ
る。従って、ストラット32の近位端32aと末端32
bとの間の距離は最小である。ストラットが下降位置に
ある場合には、患者の足がフットレスト52によって楽
に支持されるように、下部ストラット部材38内の支持
バー53の位置を調節しなければならない。ストラット
32を第1ギア軸線Aを中心として回動させて上昇位置
に上昇させるとき、第2ギア部材64は、支持管26に
固定されている第1ギア部材24との係合により、(図
2および図4で見て反時計回り方向に)回転される。第
2ギア部材64の回転は、(キー部材70によって第2
ギア部材64にキー止めされている)ボルト66を回転
させ、ボルト66のかかる回転は、(溶接によってボル
ト66に固定されている)駆動リンク72を第2ギア軸
線Bを中心として回動させる。ストラット32が上昇位
置の方へ回動されると、駆動リンク72の回動により、
リンク72とリンク78とのなす角度が増大し、これに
より、仮想線Cの長さが増大しフットレスト52が伸長
する。ストラットが完全上昇位置にあるとき、リンク7
2とリンク78とのなす角度は最大値α2であり、仮想
線Cの長さは最大であり、フットレスト52は完全に伸
長している。もちろん、フットレストの所望の伸長量
は、多くの因子、特に、患者の体格および患者の膝関節
に対する第1ギア軸線Aの位置に依存している。支持管
26を普通の車椅子の前フレーム部材に取付けるとき、
大人の患者では、約10.2cm〜12.7cm(4〜
5インチ)の伸長を提供するのが望ましい。図示した形
体では、駆動リンク72と従動リンク78の有効長さ
(即ち、回動箇所間の距離)がそれぞれ11.4cm
(4.5インチ)と27.9cm(11.0インチ)で
ある場合には、約11.7cm(4.6インチ)の伸長
を達成することができ、その場合には、下降位置での角
度α1は約60°であり、完全上昇位置での角度α2は
約140°である。リンク72とリンク78の寸法を設
定する際に、ストラットが上昇位置にあるときにストラ
ット32とリンクとの間に十分な隙間を形成するよう
に、角度α2が180°以下であるようにすることに注
意しなければならない。また、隙間がラグ84によって
形成され、このラグ84は、従動リンク78の第2端8
2をストラット32からずれている。ストラット32と
リンク72、78との間の隙間は、衣服や手がストラッ
トとリンクとの間に挟まれるおそれを最小にする。本発
明の別の安全性の特徴は、ギアカバー46によって提供
される。かくして、本発明は、フットレストを上昇させ
るとこれを自動的に伸長させるフットレスト組立体を提
供する。また、本発明は、従来技術の装置の安全性の問
題点を回避した伸長機構をもつ自動伸長可能なフットレ
ストを提供する。本発明の範囲から逸脱することなし
に、本発明の装置について種々の変形および修正を行う
ことは当業者にとっては明白であろう。例えば、図示し
た伸長可能なストラットは一対の中空の入れ子式管から
構成されているが、ストラットを平行であるが一致しな
いストラット部材から構成しても良い。さらに、上部ス
トラット部材は、第1および第2ギア部材を取付けこれ
らを包囲して別々のギアカバーの必要性を除去するよう
に、形作ることもできる。従って、本発明は、より広い
観点では、図示しかつ説明した例に限定されることはな
い。従って、添付の特許請求の範囲の範囲内にある限り
は、かかる変形および修正を包含するようになってい
る。
【図1】レッグレスト組立体を有する本発明の車椅子の
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明のレッグレスト組合体の詳細図である
【図3】図2の3−3線における本発明のレッグレスト
組合体の図である
組合体の図である
【図4】本発明のレッグレスト組合体の上部部分の部分
切欠き図である。
切欠き図である。
【図5】図4の5−5線における断面図である。
【図6】本発明のレッグレスト組合体の下部部分の部分
切欠き図である。
切欠き図である。
【図7】図6の7−7線における断面図である。
【図8】図6の8−8線における断面図である。
【図9】本発明のレッグレスト組合体の係止機構の図で
ある。
ある。
10 車椅子 12 管状フレーム 14 リアハンドル 16 リア駆動ホイール 18 フロントホイール 22 管状フレーム部材 24 第1ギア部材 26 支持管 27 ヒンジプレート 28 枢着穴 29 垂直ピン 30 係止穴 31 第1ギア歯 32 ストラット 34 ギアカバー 36 上部ストラット部材 44 第1端 46 開口第2端 52 フットレスト 53 支持バー 56 クランプ 72 駆動リンク 74 固定端 76 自由端 78 従動リンク 84 ラグ 86 係止機構 88 係止バー 90 ボア
【手続補正書】
【提出日】平成3年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、車椅子のレッグレストに関す
る。特に本発明は、レッグレストを上昇させているとき
に、長さが自動的に伸長する車椅子のレッグレストに関
する。在来の車椅子は、代表的には、ほぼ水平な配置ま
で上方に回動させることができるレッグレストを有して
いる。例えば、治療上の理由で、患者の足を時々持ち上
げることができることが望ましいので、レッグレストを
上昇させる能力は重要である。在来の車椅子の構造で
は、レッグレストはその上端が、座部の前縁に隣接して
車椅子のフレームに回動自在に連結され、フットレスト
は、レッグレストの下端に置かれる。フットレストは、
通常は、レッグレストの下端に挿入され、クランプで固
定されるシヤフトに取付けられている。シヤフトは、レ
ッグレスト内で抜き差し自在であつて、フットレストの
位置を、患者の脚が通常の下げた位置にあるときに患者
の足を支持する位置に調節することができる。在来のレ
ッグレストの枢着点が、車椅子に座った患者の膝の枢着
点と一致しないので、フットレストは、レッグレストを
持ち上げるときに患者の足の底を上方に押す傾向があ
る。その結果、レッグレストを上昇させると患者の膝に
好ましくない圧縮を及ぼし、且つまた、膝を持ち上げて
しまう。
る。特に本発明は、レッグレストを上昇させているとき
に、長さが自動的に伸長する車椅子のレッグレストに関
する。在来の車椅子は、代表的には、ほぼ水平な配置ま
で上方に回動させることができるレッグレストを有して
いる。例えば、治療上の理由で、患者の足を時々持ち上
げることができることが望ましいので、レッグレストを
上昇させる能力は重要である。在来の車椅子の構造で
は、レッグレストはその上端が、座部の前縁に隣接して
車椅子のフレームに回動自在に連結され、フットレスト
は、レッグレストの下端に置かれる。フットレストは、
通常は、レッグレストの下端に挿入され、クランプで固
定されるシヤフトに取付けられている。シヤフトは、レ
ッグレスト内で抜き差し自在であつて、フットレストの
位置を、患者の脚が通常の下げた位置にあるときに患者
の足を支持する位置に調節することができる。在来のレ
ッグレストの枢着点が、車椅子に座った患者の膝の枢着
点と一致しないので、フットレストは、レッグレストを
持ち上げるときに患者の足の底を上方に押す傾向があ
る。その結果、レッグレストを上昇させると患者の膝に
好ましくない圧縮を及ぼし、且つまた、膝を持ち上げて
しまう。
【0002】膝の関節と、従来の車椅子のレッグレスト
との偏心を補償するための試みが数多くなされてきた。
米国特許第3,072,437号等に示された構造で
は、レッグレスト組立体が一対の水平な入れ子式ストラ
ットを介して車椅子に連結され、このストラットこより
全レッグレストは、レッグレストが上昇されるとき、水
平方向に車椅子から離れるように変位される。しかしな
がら、レッグレスト組立体の水平方向の運動は、レッグ
レストを上昇させる際、患者の足がこの組立体を車椅子
から遠けることによって達成される。或る患者にとって
は、脚に望ましくない圧力がこれによって課せられる。
他の試みが米国特許第4,486,048号に示されて
おり、この提案では、レッグレストは、水平な取付けア
ームに配置されたレッグレスト枢点を中心に回動する入
れ子式ストラットである。作動レバーが、ストラットの
下部材と、レッグレスト枢点の前方で取付けアームに配
置された第2枢着点との間に連結される。レッグレスト
を上昇させることにより、下部ストラット部材は自動的
に延びる。この機構は、患者の脚に不所望な圧力を課す
ことなく作動するけれども、レッグレストの枢着点付近
の作動レバーの位置決めは、潜在的な危険性を生み出
す。レッグレストが降下位置にあるとき、レッグレス
ト、作動レバー及び取付けアームは開放した三角形を形
成する。レッグレストを上昇させるとき、取付けアーム
と作動レバーの角度が零に近づきつつ、三角形が閉じ
る。少なくとも、患者の衣服が閉じつつある三角形に引
っかかる可能性がある。より重要なことは、レッグレス
トを上昇する際に作動構造が患者や付添い人の皮膚や指
を挟み得ることである。
との偏心を補償するための試みが数多くなされてきた。
米国特許第3,072,437号等に示された構造で
は、レッグレスト組立体が一対の水平な入れ子式ストラ
ットを介して車椅子に連結され、このストラットこより
全レッグレストは、レッグレストが上昇されるとき、水
平方向に車椅子から離れるように変位される。しかしな
がら、レッグレスト組立体の水平方向の運動は、レッグ
レストを上昇させる際、患者の足がこの組立体を車椅子
から遠けることによって達成される。或る患者にとって
は、脚に望ましくない圧力がこれによって課せられる。
他の試みが米国特許第4,486,048号に示されて
おり、この提案では、レッグレストは、水平な取付けア
ームに配置されたレッグレスト枢点を中心に回動する入
れ子式ストラットである。作動レバーが、ストラットの
下部材と、レッグレスト枢点の前方で取付けアームに配
置された第2枢着点との間に連結される。レッグレスト
を上昇させることにより、下部ストラット部材は自動的
に延びる。この機構は、患者の脚に不所望な圧力を課す
ことなく作動するけれども、レッグレストの枢着点付近
の作動レバーの位置決めは、潜在的な危険性を生み出
す。レッグレストが降下位置にあるとき、レッグレス
ト、作動レバー及び取付けアームは開放した三角形を形
成する。レッグレストを上昇させるとき、取付けアーム
と作動レバーの角度が零に近づきつつ、三角形が閉じ
る。少なくとも、患者の衣服が閉じつつある三角形に引
っかかる可能性がある。より重要なことは、レッグレス
トを上昇する際に作動構造が患者や付添い人の皮膚や指
を挟み得ることである。
【0003】 本発明は、上昇させたときに自動的に伸長
する改良された車椅子のレッグレストを提供しようとす
るものである。本発明は、上昇させたときに、衣服や手
が伸長機構に挟まれる危険を最小にしながら自動的に伸
長する車椅子のレッグレストを提供しようとするもので
ある。本発明の追加の利点は、一部は、以下の説明に記
載されており、一部はその説明から明らかであり、或い
は発明の実施により知ることができる。本発明の利点
は、特許請求の範囲に特に指摘した装置によって実現し
且つ得られる。本発明は、レッグレストの上昇に応答し
て、噛み合わされたギアとリンク機構によって伸長する
入れ子式レッグレストを備えることによって、従来の伸
長可能なレッグレストの問題を解決する。
する改良された車椅子のレッグレストを提供しようとす
るものである。本発明は、上昇させたときに、衣服や手
が伸長機構に挟まれる危険を最小にしながら自動的に伸
長する車椅子のレッグレストを提供しようとするもので
ある。本発明の追加の利点は、一部は、以下の説明に記
載されており、一部はその説明から明らかであり、或い
は発明の実施により知ることができる。本発明の利点
は、特許請求の範囲に特に指摘した装置によって実現し
且つ得られる。本発明は、レッグレストの上昇に応答し
て、噛み合わされたギアとリンク機構によって伸長する
入れ子式レッグレストを備えることによって、従来の伸
長可能なレッグレストの問題を解決する。
【0004】 従来の車椅子のレッグレストの問題を解決
するために、そして、ここに明らかにされ、大まかに述
べられている本発明の目的に従って、本発明の伸長可能
な昇降レッグレスト組立体は、第1ギア軸線を有する第
1ギア部材及び上記第1ギア軸線のまわりに周方向に配
設された複数の第1ギア歯と、上記第1ギア部材を車椅
子に支持する支持手段と、下降位置と上昇位置の間で上
記第1ギア軸線を中心に回転できる伸長可能なストラッ
トとを有する。上記支持手段は、上記第1ギア部材が上
記第1ギア軸線を中心に回転するのを阻止する。上記ス
トラットは、上記第1ギア部材に回転可能に連結された
近位端と、末端とを有する。上記レッグレスト組立体は
又、上記ストラットの末端に連結されたフットレスト
と、上記第1ギア部材と係合でき、上昇位置に向かって
回動される上記ストラットに応答してフットレストを伸
長させる伸長手段とを有する。上記伸長手段は、好まし
くは、第2ギア部材と、該第2ギア部材と上記ストラッ
トとの間に連結されたリンク手段と含み、上記ストラッ
トが上昇位置に向かって回動されるとき、該ストラット
の近位端と末端との間の距離を増大させる。第2ギア軸
線と該第2ギア軸線のまわりに周方向に配設された複数
の第2ギア歯とを有する第2ギア部材は、ストラットの
近位端の近傍の該ストラットに回転可能に支持される。
上記第2ギア歯は、第1ギア部材の第1ギア歯と噛合し
ており、ストラットが上記支持手段に対して回動される
とき、第2ギア歯は第2ギア軸線を中心に回転する。上
記リンク手段は、好ましくは、駆動リンクと従動リンク
とを有する。上記駆動リンクは、第2ギア部材に固定さ
れた固定端と、自由端とを有する。上記従動リンクは、
駆動リンクの自由端の近傍の該駆動リンクに枢着された
第1端と、ストラットの末端の近傍の該ストラットに枢
着された第2端とを有する。伸長可能なストラットは、
好ましくは、第1ギア部材に枢着された全体的にU字形
のギアカバーと、該ギアカバーに固定された第1端部及
び開口第2端を有する中空の上部ストラット部材と、該
上部ストラット部材の開口第2端を介して上部ストラッ
ト部材に受入れられる第1端を有する下部ストラット部
材とを含む。上記下部ストラット部材は又、フットレス
トが連結される開口第2端を有する。上部ストラット部
材及び下部ストラット部材は、互いに摺動でき、上部ス
トラット部材の第1端と下部ストラット部材の第2端と
の間の距離を変化させる。上記従動リンクは、下部スト
ラット部材の第2端の近傍の該下部ストラット部材に枢
着される。本明細書に添付され、本明細書の一部を構成
する添付図面は、本発明の実施例を少なくとも一つ示し
ており、本明細書の記載とともに、本発明の原理を説明
するためのものである。
するために、そして、ここに明らかにされ、大まかに述
べられている本発明の目的に従って、本発明の伸長可能
な昇降レッグレスト組立体は、第1ギア軸線を有する第
1ギア部材及び上記第1ギア軸線のまわりに周方向に配
設された複数の第1ギア歯と、上記第1ギア部材を車椅
子に支持する支持手段と、下降位置と上昇位置の間で上
記第1ギア軸線を中心に回転できる伸長可能なストラッ
トとを有する。上記支持手段は、上記第1ギア部材が上
記第1ギア軸線を中心に回転するのを阻止する。上記ス
トラットは、上記第1ギア部材に回転可能に連結された
近位端と、末端とを有する。上記レッグレスト組立体は
又、上記ストラットの末端に連結されたフットレスト
と、上記第1ギア部材と係合でき、上昇位置に向かって
回動される上記ストラットに応答してフットレストを伸
長させる伸長手段とを有する。上記伸長手段は、好まし
くは、第2ギア部材と、該第2ギア部材と上記ストラッ
トとの間に連結されたリンク手段と含み、上記ストラッ
トが上昇位置に向かって回動されるとき、該ストラット
の近位端と末端との間の距離を増大させる。第2ギア軸
線と該第2ギア軸線のまわりに周方向に配設された複数
の第2ギア歯とを有する第2ギア部材は、ストラットの
近位端の近傍の該ストラットに回転可能に支持される。
上記第2ギア歯は、第1ギア部材の第1ギア歯と噛合し
ており、ストラットが上記支持手段に対して回動される
とき、第2ギア歯は第2ギア軸線を中心に回転する。上
記リンク手段は、好ましくは、駆動リンクと従動リンク
とを有する。上記駆動リンクは、第2ギア部材に固定さ
れた固定端と、自由端とを有する。上記従動リンクは、
駆動リンクの自由端の近傍の該駆動リンクに枢着された
第1端と、ストラットの末端の近傍の該ストラットに枢
着された第2端とを有する。伸長可能なストラットは、
好ましくは、第1ギア部材に枢着された全体的にU字形
のギアカバーと、該ギアカバーに固定された第1端部及
び開口第2端を有する中空の上部ストラット部材と、該
上部ストラット部材の開口第2端を介して上部ストラッ
ト部材に受入れられる第1端を有する下部ストラット部
材とを含む。上記下部ストラット部材は又、フットレス
トが連結される開口第2端を有する。上部ストラット部
材及び下部ストラット部材は、互いに摺動でき、上部ス
トラット部材の第1端と下部ストラット部材の第2端と
の間の距離を変化させる。上記従動リンクは、下部スト
ラット部材の第2端の近傍の該下部ストラット部材に枢
着される。本明細書に添付され、本明細書の一部を構成
する添付図面は、本発明の実施例を少なくとも一つ示し
ており、本明細書の記載とともに、本発明の原理を説明
するためのものである。
【0005】
【実施例】以下、添付図面に示す本発明の好ましい実施
例について詳細に説明する。図1は、参照番号10で全
体的に示す車椅子の側面図であり、本発明による伸長可
能な昇降レッグレスト組合体の実施例が組込まれてい
る。車椅子10は、管状フレーム12、車椅子を押す付
添人が使用する1対のリアハンドル14、1対のリア駆
動ホイール16、及び1対の旋回可能なフロントホイー
ル18を有する。図1に示す図では、右側ハンドル1
4、リアホイール16、及びフロントホイール18だけ
が示されている。本発明によれば、車椅子10の各側部
は、参照番号20で全体的に示された伸長可能な昇降レ
ッグレスト組合体を有する。図1及び図2に示す実施例
では、右側レッグレスト組合体20は垂直に配置された
管状フレーム部材22に支持される。当業者には容易に
理解できるように、ここに開示された装置は、図示した
ものと異なる形状を有する車椅子のフレームに支持され
るようになっていても良い。本発明によれば、レッグレ
スト組合体20は、第1ギア部材24と、第1ギア部材
を車椅子に支持する支持手段とを有する。図2乃至図4
に示す実施例では、本発明の支持手段は支持管26を有
する。支持管26は、好ましくは垂直に配置され、かつ
1対のヒンジプレート27を有し、このプレートは、フ
ロントフレーム部材22に固定された垂直ピン29に枢
着する枢着穴28(その1つを図3に示す)を有する。
支持チューブ26及びレッグレスト組合体20は、患者
の車椅子への乗り降りを容易にするように、ピン29で
構成された揺動軸線を中心に横方向外方に揺動できる。
ヒンジプレート27の係止穴30(図3参照)は、レッ
グレスト組合体が通常の前方位置にあるとき、フレーム
部材22に支持された係止機構(図示せず)に係合す
る。
例について詳細に説明する。図1は、参照番号10で全
体的に示す車椅子の側面図であり、本発明による伸長可
能な昇降レッグレスト組合体の実施例が組込まれてい
る。車椅子10は、管状フレーム12、車椅子を押す付
添人が使用する1対のリアハンドル14、1対のリア駆
動ホイール16、及び1対の旋回可能なフロントホイー
ル18を有する。図1に示す図では、右側ハンドル1
4、リアホイール16、及びフロントホイール18だけ
が示されている。本発明によれば、車椅子10の各側部
は、参照番号20で全体的に示された伸長可能な昇降レ
ッグレスト組合体を有する。図1及び図2に示す実施例
では、右側レッグレスト組合体20は垂直に配置された
管状フレーム部材22に支持される。当業者には容易に
理解できるように、ここに開示された装置は、図示した
ものと異なる形状を有する車椅子のフレームに支持され
るようになっていても良い。本発明によれば、レッグレ
スト組合体20は、第1ギア部材24と、第1ギア部材
を車椅子に支持する支持手段とを有する。図2乃至図4
に示す実施例では、本発明の支持手段は支持管26を有
する。支持管26は、好ましくは垂直に配置され、かつ
1対のヒンジプレート27を有し、このプレートは、フ
ロントフレーム部材22に固定された垂直ピン29に枢
着する枢着穴28(その1つを図3に示す)を有する。
支持チューブ26及びレッグレスト組合体20は、患者
の車椅子への乗り降りを容易にするように、ピン29で
構成された揺動軸線を中心に横方向外方に揺動できる。
ヒンジプレート27の係止穴30(図3参照)は、レッ
グレスト組合体が通常の前方位置にあるとき、フレーム
部材22に支持された係止機構(図示せず)に係合す
る。
【0006】 図3乃至図5を参照すると、第1ギア部材
24は、好ましくは、ギア部材24の第1のギア軸線A
がほぼ水平に配置され、ギア部材24が軸線Aを中心に
回転しないように、溶接によって支持管26の上端に固
定される。支持管26がフレーム部材22に取付けられ
たとき、第1ギア部材24は、車椅子に座った患者の膝
の略後方に、車椅子の座席底(図示せず)の前縁に隣接
して配置される。第1ギア部材24は、第1のギア軸線
Aのまわりに円周方向に配設された複数の第1ギア歯3
1を有する。第1ギア歯31は、好ましくは、ギア部材
24の円周の一部のにだけ延在する。第1ギア部材24
の歯付部分は、好ましくは、第1のギア軸線Aを中心と
した約180°の円弧で形成される。本発明によれば、
図2に示すように、レッグレスト組立体20は、全体が
参照番号32で示された伸長可能なストラットを有す
る。ストラット32は、全体が参照番号32aで示され
た近位端と、全体が参照番号32bで示された末端とを
有する。近位端32aは第1ギア部材24に枢着されて
おり、ストラット32は、下降位置(図2の実線で示
す)と、上昇位置(図2の破線で示す)との間で回動で
きる。図2乃至図5を参照すると、ストラット32は、
好ましくは、全体的にほぼU字形のギアカバー34と、
上部ストラット部材36と、下部ストラット部材38と
を有し、下部ストラット部材38は、上部ストラット部
材36に平行に、整合している。図5に示すように、ギ
アカバー34は、ボルト40及びナット42によって、
第1ギア部材24に枢着されている。上部ストラット部
材36は、好ましくは、溶接によってギアカバー34に
固定された第1端44(図4参照)と、第2自由端46
とを有する中空管を含む。下部ストラット部材38は
又、中空管部材を備えるのが良く、開口端46を介して
上部ストラット部材36に受入れられた第1端48と、
ストラット32の末端32aの第2自由端50とを有す
る。ストラット部材36及び38は、それらの一致した
長手軸線に沿って互いに摺動できる。
24は、好ましくは、ギア部材24の第1のギア軸線A
がほぼ水平に配置され、ギア部材24が軸線Aを中心に
回転しないように、溶接によって支持管26の上端に固
定される。支持管26がフレーム部材22に取付けられ
たとき、第1ギア部材24は、車椅子に座った患者の膝
の略後方に、車椅子の座席底(図示せず)の前縁に隣接
して配置される。第1ギア部材24は、第1のギア軸線
Aのまわりに円周方向に配設された複数の第1ギア歯3
1を有する。第1ギア歯31は、好ましくは、ギア部材
24の円周の一部のにだけ延在する。第1ギア部材24
の歯付部分は、好ましくは、第1のギア軸線Aを中心と
した約180°の円弧で形成される。本発明によれば、
図2に示すように、レッグレスト組立体20は、全体が
参照番号32で示された伸長可能なストラットを有す
る。ストラット32は、全体が参照番号32aで示され
た近位端と、全体が参照番号32bで示された末端とを
有する。近位端32aは第1ギア部材24に枢着されて
おり、ストラット32は、下降位置(図2の実線で示
す)と、上昇位置(図2の破線で示す)との間で回動で
きる。図2乃至図5を参照すると、ストラット32は、
好ましくは、全体的にほぼU字形のギアカバー34と、
上部ストラット部材36と、下部ストラット部材38と
を有し、下部ストラット部材38は、上部ストラット部
材36に平行に、整合している。図5に示すように、ギ
アカバー34は、ボルト40及びナット42によって、
第1ギア部材24に枢着されている。上部ストラット部
材36は、好ましくは、溶接によってギアカバー34に
固定された第1端44(図4参照)と、第2自由端46
とを有する中空管を含む。下部ストラット部材38は
又、中空管部材を備えるのが良く、開口端46を介して
上部ストラット部材36に受入れられた第1端48と、
ストラット32の末端32aの第2自由端50とを有す
る。ストラット部材36及び38は、それらの一致した
長手軸線に沿って互いに摺動できる。
【0007】 図2、図6及び図8を参照すると、本発明
のレッグレスト組立体は又、フットレスト52と、フッ
トレスト52をストラット32の末端に調節可能に連結
するための連結手段とを備える。本実施例では、本発明
の連結手段は、開口端50を介して下部ストラット部材
38に摺動自在に受入れられた一端54(図6参照)
と、フットレスト52を支持する他端55(図2参照)
とを有する支持バー53を有する。この連結手段は、支
持バー53を下部ストラット部材38に解放可能にクラ
ンプするたのクランプ手段を有する。本例では、本発明
のクランプ手段は、ボルト58及びナット60によって
連結された2つの脚を有する全体的にU字形のクランプ
56を備えている。クランプ56を緩めることにより、
フットレスト52の調節可能な位置決めを可能にし、患
者の脚の位置に相応し得る。下部ストラット部材38
は、好ましくは、クランプ56のクランプ作用を容易に
するように、下部ストラット部材38に第2端50に形
成された長手方向のスロット62を有する。本発明によ
れば、レッグレスト組立体20は、第1ギヤ部材24と
係合し、上げ位置に向けて回動されるストラット32に
対してフットレスト52を伸長させる伸長手段を含む。
本明細書で具体化され、図2乃至図5に示されるよう
に、本発明の伸長手段は第2ギヤ部材64を含み、第2
ギヤ部材64は、第2ギヤ軸線Bを有し、軸線Bのまわ
りに周方向に配設された複数の第2ギヤ歯65を含む。
第2ギヤ歯65は、好ましくはギヤ部材64の周囲の一
部にだけ付いている。第2ギヤ部材64の歯付部分は、
好ましくは第2ギヤ軸線Bを中心とした約180゜の弧
によって限定されている。
のレッグレスト組立体は又、フットレスト52と、フッ
トレスト52をストラット32の末端に調節可能に連結
するための連結手段とを備える。本実施例では、本発明
の連結手段は、開口端50を介して下部ストラット部材
38に摺動自在に受入れられた一端54(図6参照)
と、フットレスト52を支持する他端55(図2参照)
とを有する支持バー53を有する。この連結手段は、支
持バー53を下部ストラット部材38に解放可能にクラ
ンプするたのクランプ手段を有する。本例では、本発明
のクランプ手段は、ボルト58及びナット60によって
連結された2つの脚を有する全体的にU字形のクランプ
56を備えている。クランプ56を緩めることにより、
フットレスト52の調節可能な位置決めを可能にし、患
者の脚の位置に相応し得る。下部ストラット部材38
は、好ましくは、クランプ56のクランプ作用を容易に
するように、下部ストラット部材38に第2端50に形
成された長手方向のスロット62を有する。本発明によ
れば、レッグレスト組立体20は、第1ギヤ部材24と
係合し、上げ位置に向けて回動されるストラット32に
対してフットレスト52を伸長させる伸長手段を含む。
本明細書で具体化され、図2乃至図5に示されるよう
に、本発明の伸長手段は第2ギヤ部材64を含み、第2
ギヤ部材64は、第2ギヤ軸線Bを有し、軸線Bのまわ
りに周方向に配設された複数の第2ギヤ歯65を含む。
第2ギヤ歯65は、好ましくはギヤ部材64の周囲の一
部にだけ付いている。第2ギヤ部材64の歯付部分は、
好ましくは第2ギヤ軸線Bを中心とした約180゜の弧
によって限定されている。
【0008】 第2ギヤ部材64は、軸線Bを水平にして
ギヤカバー34に回転可能に取り付けられている。ギヤ
部材64の第2ギヤ歯65は第1ギヤ部材24の第1ギ
ヤ歯31と噛み合っており、それによって、第2ギヤ部
材64は、ストラット32を第1ギヤ軸線Aを中心に回
動させたとき軸線Bを中心に回転する。図2および図4
に示す図では、第2ギヤ部材64は、ストラット32を
上げ位置に向けて回動させたときに、反時計廻り方向に
回転する。ギヤ部材24および64にその周囲の一部だ
けに歯を設けることによって、ストラット32が回動で
きる角度を制限することができる。例えば、ギヤ部材2
4および63がその周囲におよそ180°にわたる歯付
部分を有するときには、ストラット32を完全に下げた
位置と完全に上げた位置との間の角度は約70°に制限
される。本発明によれば、第2ギヤ部材64は、ボルト
66および68によってギヤカバー34に回転可能に連
結されている。ボルト66はキー部材70によって第2
ギヤ部材64にキー止めされており、それによって、ボ
ルト66は、ストラット32を軸線Aを中心に回動させ
たとき、第2ギヤ部材64と共に軸線Bを中心に回転す
る。ギヤカバー34は、ギヤ部材24および66を部分
的に取り囲み、布や指がギヤ部材の間に挟まるのを防止
している。
ギヤカバー34に回転可能に取り付けられている。ギヤ
部材64の第2ギヤ歯65は第1ギヤ部材24の第1ギ
ヤ歯31と噛み合っており、それによって、第2ギヤ部
材64は、ストラット32を第1ギヤ軸線Aを中心に回
動させたとき軸線Bを中心に回転する。図2および図4
に示す図では、第2ギヤ部材64は、ストラット32を
上げ位置に向けて回動させたときに、反時計廻り方向に
回転する。ギヤ部材24および64にその周囲の一部だ
けに歯を設けることによって、ストラット32が回動で
きる角度を制限することができる。例えば、ギヤ部材2
4および63がその周囲におよそ180°にわたる歯付
部分を有するときには、ストラット32を完全に下げた
位置と完全に上げた位置との間の角度は約70°に制限
される。本発明によれば、第2ギヤ部材64は、ボルト
66および68によってギヤカバー34に回転可能に連
結されている。ボルト66はキー部材70によって第2
ギヤ部材64にキー止めされており、それによって、ボ
ルト66は、ストラット32を軸線Aを中心に回動させ
たとき、第2ギヤ部材64と共に軸線Bを中心に回転す
る。ギヤカバー34は、ギヤ部材24および66を部分
的に取り囲み、布や指がギヤ部材の間に挟まるのを防止
している。
【0009】 本発明の伸長手段は又、第2ギヤ部材64
とストラット32とを連結し、ストラットを上昇位置に
向けて回動させたときに、ストラット32の近位端32
aと末端32bとの間の距離を増大させ、これにより、
フットレスト52を伸長させるリンク手段を含む。本明
細書で具体化されているように、本発明のリンク手段は
伝動リンク72を含み、伝動リンク72は、第2ギヤ部
材64に固定された固定端74と、自由端76とを有す
る。図5に示すように、ギヤ76に対する端74の固定
は、端74をギヤ部材64にキー止めされたボルト66
に溶接することによってなされる。リンク手段は更に、
従動リンク78を含み、従動リンク78は、伝動リンク
72の自由端76に枢着された第1の端80と、第2の
端82とを含む。従動リンク78の第2の端82は、末
端32bの近傍でストラット32に枢着されている。よ
り詳しくは、第2の端82は、開口端50に隣接して下
部ストラット部材38に固定されたラグ84に枢着され
ている。図3に示すように、伝動リンク72および従動
リンク78は支持管26の内側に配置されており、フッ
トレスト組立体はピン29を中心に外方に揺動できる。
更に、リンク72および78は、好ましくは横方向にオ
フセットされ、ヒンジプレート27のまわりにクリアラ
ンスを形成する。
とストラット32とを連結し、ストラットを上昇位置に
向けて回動させたときに、ストラット32の近位端32
aと末端32bとの間の距離を増大させ、これにより、
フットレスト52を伸長させるリンク手段を含む。本明
細書で具体化されているように、本発明のリンク手段は
伝動リンク72を含み、伝動リンク72は、第2ギヤ部
材64に固定された固定端74と、自由端76とを有す
る。図5に示すように、ギヤ76に対する端74の固定
は、端74をギヤ部材64にキー止めされたボルト66
に溶接することによってなされる。リンク手段は更に、
従動リンク78を含み、従動リンク78は、伝動リンク
72の自由端76に枢着された第1の端80と、第2の
端82とを含む。従動リンク78の第2の端82は、末
端32bの近傍でストラット32に枢着されている。よ
り詳しくは、第2の端82は、開口端50に隣接して下
部ストラット部材38に固定されたラグ84に枢着され
ている。図3に示すように、伝動リンク72および従動
リンク78は支持管26の内側に配置されており、フッ
トレスト組立体はピン29を中心に外方に揺動できる。
更に、リンク72および78は、好ましくは横方向にオ
フセットされ、ヒンジプレート27のまわりにクリアラ
ンスを形成する。
【0010】 本発明によれば、図9に示すように、本発
明のフットレスト組立体は全体を参照番号86で示す係
止機構を含み、この係止機構はストラット32を完全に
下げた位置と完全に上げた位置の間で任意の所望の角度
に固定する。係止機構86は円筒形の係止バー88を含
み、係止バー88は、上部ストラット部材34に回動可
能に連結され、ハウジング92のボア90に受入れられ
ている。ハウジング92は支持管26に回動可能に連結
されている。係止レバー94は係止カム96に固定さ
れ、係止カム96はハウジング92内に偏心軸線を中心
に回動できるように支持されている。レバー94が図9
に実線で示す位置にあるときには、カム96はバー88
から解放され、ストラット32を自由に回動させる得
る。レバー94を、図9に破線で示す位置に枢動させた
ときには、カム96の縁はバー88と摩擦係合し、バー
88をハウジング92に対して動かないようにし、これ
は、ストラット32が回動するのを阻止する。カム96
の縁は、好ましくは、ロッド88との摩擦係合を増すた
めにローレット面を有する。係止レバー94と係止カム
96は好ましくは細長い軸(図示せず)によって連結さ
れ、それによって、レバーを支持管26の外側に配置す
ることができ、カム96を支持管26の内側に配置する
ことができる。
明のフットレスト組立体は全体を参照番号86で示す係
止機構を含み、この係止機構はストラット32を完全に
下げた位置と完全に上げた位置の間で任意の所望の角度
に固定する。係止機構86は円筒形の係止バー88を含
み、係止バー88は、上部ストラット部材34に回動可
能に連結され、ハウジング92のボア90に受入れられ
ている。ハウジング92は支持管26に回動可能に連結
されている。係止レバー94は係止カム96に固定さ
れ、係止カム96はハウジング92内に偏心軸線を中心
に回動できるように支持されている。レバー94が図9
に実線で示す位置にあるときには、カム96はバー88
から解放され、ストラット32を自由に回動させる得
る。レバー94を、図9に破線で示す位置に枢動させた
ときには、カム96の縁はバー88と摩擦係合し、バー
88をハウジング92に対して動かないようにし、これ
は、ストラット32が回動するのを阻止する。カム96
の縁は、好ましくは、ロッド88との摩擦係合を増すた
めにローレット面を有する。係止レバー94と係止カム
96は好ましくは細長い軸(図示せず)によって連結さ
れ、それによって、レバーを支持管26の外側に配置す
ることができ、カム96を支持管26の内側に配置する
ことができる。
【0011】 次に図2乃至図5を参照して、本発明の伸
長装置の作動について説明する。図2で分かるように、
駆動リンク72および従動リンク78は、第2ギア軸線
Bと、リンク78とラグ84との間の回動連結部とを連
結する仮想線Cによって構成される三角形の2辺を形成
する。仮想線Cの長さは、ストラット32の近位端32
aと末端32bとの間の距離に厳密に対応している。レ
ッグレスト組立体20のストラット32がその下降位置
にあるとき、駆動リンク72と従動リンク78とのなす
角度α1は最小である。従って、ストラット32の近位
端32aと末端32bとの間の距離は最小である。スト
ラットが下降位置にある場合には、患者の足がフットレ
スト52によって楽に支持されるように、下部ストラッ
ト部材38内の支持バー53の位置を調節しなければな
らない。ストラット32を第1ギア軸線Aを中心として
回動させて上昇位置に上昇させるとき、第2ギア部材6
4は、支持管26に固定されている第1ギア部材24と
の係合により、(図2および図4で見て反時計回り方向
に)回転される。第2ギア部材64の回転は、(キー部
材70によって第2ギア部材64にキー止めされてい
る)ボルト66を回転させ、ボルト66のかかる回転
は、(溶接によってボルト66に固定されている)駆動
リンク72を第2ギア軸線Bを中心として回動させる。
ストラット32が上昇位置の方へ回動されると、駆動リ
ンク72の回動により、リンク72とリンク78とのな
す角度が増大し、これにより、仮想線Cの長さが増大し
フットレスト52が伸長する。ストラットが完全上昇位
置にあるとき、リンク72とリンク78とのなす角度は
最大値α2であり、仮想線Cの長さは最大であり、フッ
トレスト52は完全に伸長している。
長装置の作動について説明する。図2で分かるように、
駆動リンク72および従動リンク78は、第2ギア軸線
Bと、リンク78とラグ84との間の回動連結部とを連
結する仮想線Cによって構成される三角形の2辺を形成
する。仮想線Cの長さは、ストラット32の近位端32
aと末端32bとの間の距離に厳密に対応している。レ
ッグレスト組立体20のストラット32がその下降位置
にあるとき、駆動リンク72と従動リンク78とのなす
角度α1は最小である。従って、ストラット32の近位
端32aと末端32bとの間の距離は最小である。スト
ラットが下降位置にある場合には、患者の足がフットレ
スト52によって楽に支持されるように、下部ストラッ
ト部材38内の支持バー53の位置を調節しなければな
らない。ストラット32を第1ギア軸線Aを中心として
回動させて上昇位置に上昇させるとき、第2ギア部材6
4は、支持管26に固定されている第1ギア部材24と
の係合により、(図2および図4で見て反時計回り方向
に)回転される。第2ギア部材64の回転は、(キー部
材70によって第2ギア部材64にキー止めされてい
る)ボルト66を回転させ、ボルト66のかかる回転
は、(溶接によってボルト66に固定されている)駆動
リンク72を第2ギア軸線Bを中心として回動させる。
ストラット32が上昇位置の方へ回動されると、駆動リ
ンク72の回動により、リンク72とリンク78とのな
す角度が増大し、これにより、仮想線Cの長さが増大し
フットレスト52が伸長する。ストラットが完全上昇位
置にあるとき、リンク72とリンク78とのなす角度は
最大値α2であり、仮想線Cの長さは最大であり、フッ
トレスト52は完全に伸長している。
【0012】 もちろん、フットレストの所望の伸長量
は、多くの因子、特に、患者の体格および患者の膝関節
に対する第1ギア軸線Aの位置に依存している。支持管
26を普通の車椅子の前フレーム部材に取付けるとき、
大人の患者では、約10.2cm〜12.7cm(4〜
5インチ)の伸長を提供するのが望ましい。図示した形
体では、駆動リンク72と従動リンク78の有効長さ
(即ち、回動箇所間の距離)がそれぞれ11.4cm
(4.5インチ)と27.9cm(11.0インチ)で
ある場合には、約11.7cm(4.6インチ)の伸長
を達成することができ、その場合には、下降位置での角
度α1は約60°であり、完全上昇位置での角度α2は
約140°である。リンク72とリンク78の寸法を設
定する際に、ストラットが上昇位置にあるときにストラ
ット32とリンクとの間に十分な隙間を形成するよう
に、角度α2が180°以下であるようにすることに注
意しなければならない。また、隙間がラグ84によって
形成され、このラグ84は、従動リンク78の第2端8
2をストラット32からずれている。ストラット32と
リンク72、78との間の隙間は、衣服や手がストラッ
トとリンクとの間に挟まれるおそれを最小にする。本発
明の別の安全性の特徴は、ギアカバー46によって提供
される。
は、多くの因子、特に、患者の体格および患者の膝関節
に対する第1ギア軸線Aの位置に依存している。支持管
26を普通の車椅子の前フレーム部材に取付けるとき、
大人の患者では、約10.2cm〜12.7cm(4〜
5インチ)の伸長を提供するのが望ましい。図示した形
体では、駆動リンク72と従動リンク78の有効長さ
(即ち、回動箇所間の距離)がそれぞれ11.4cm
(4.5インチ)と27.9cm(11.0インチ)で
ある場合には、約11.7cm(4.6インチ)の伸長
を達成することができ、その場合には、下降位置での角
度α1は約60°であり、完全上昇位置での角度α2は
約140°である。リンク72とリンク78の寸法を設
定する際に、ストラットが上昇位置にあるときにストラ
ット32とリンクとの間に十分な隙間を形成するよう
に、角度α2が180°以下であるようにすることに注
意しなければならない。また、隙間がラグ84によって
形成され、このラグ84は、従動リンク78の第2端8
2をストラット32からずれている。ストラット32と
リンク72、78との間の隙間は、衣服や手がストラッ
トとリンクとの間に挟まれるおそれを最小にする。本発
明の別の安全性の特徴は、ギアカバー46によって提供
される。
【0013】 かくして、本発明は、フットレストを上昇
させるとこれを自動的に伸長させるフットレスト組立体
を提供する。また、本発明は、従来技術の装置の安全性
の問題点を回避した伸長機構をもつ自動伸長可能なフッ
トレストを提供する。
させるとこれを自動的に伸長させるフットレスト組立体
を提供する。また、本発明は、従来技術の装置の安全性
の問題点を回避した伸長機構をもつ自動伸長可能なフッ
トレストを提供する。
【0014】 本発明の範囲から逸脱することなしに、本
発明の装置について種々の変形および修正を行うことは
当業者にとっては明白であろう。例えば、図示した伸長
可能なストラットは一対の中空の入れ子式管から構成さ
れているが、ストラットを平行であるが一致しないスト
ラット部材から構成しても良い。さらに、上部ストラッ
ト部材は、第1および第2ギア部材を取付けこれらを包
囲して別々のギアカバーの必要性を除去するように、形
作ることもできる。従って、本発明は、より広い観点で
は、図示しかつ説明した例に限定されることはない。従
って、添付の特許請求の範囲の範囲内にある限りは、か
かる変形および修正を包含するようになっている。
発明の装置について種々の変形および修正を行うことは
当業者にとっては明白であろう。例えば、図示した伸長
可能なストラットは一対の中空の入れ子式管から構成さ
れているが、ストラットを平行であるが一致しないスト
ラット部材から構成しても良い。さらに、上部ストラッ
ト部材は、第1および第2ギア部材を取付けこれらを包
囲して別々のギアカバーの必要性を除去するように、形
作ることもできる。従って、本発明は、より広い観点で
は、図示しかつ説明した例に限定されることはない。従
って、添付の特許請求の範囲の範囲内にある限りは、か
かる変形および修正を包含するようになっている。
Claims (26)
- 【請求項1】 a.第1ギア軸線と、該第1ギア軸線の
まわりに周方向に配設された複数の第1ギア歯とを有す
る第1ギア部材と、 b.前記第1ギア部材を車椅子に支持する支持手段とを
有し、該支持手段は、前記第1ギア部材が前記第1ギア
軸線を中心として回転するのを阻止し、 c.前記第1ギア部材に枢着された近位端を有し、下降
位置と上昇位置との間で前記第1ギア軸線を中心として
回動できる伸長可能なストラットと、 d.前記ストラットの末端で該ストラットに連結された
フットレストと、 e.前記第1ギア部材と係合でき、前記上昇位置に向か
って回動される前記ストラットに対して前記フットレス
トを伸長させる伸長手段とを更に有することを特徴とす
る車椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト組立体。 - 【請求項2】 前記支持手段は、前記車椅子に支持され
る支持管を有することを特徴とする請求項1に記載のレ
ッグレスト組立体。 - 【請求項3】 前記第1ギア部材は、前記支持管に固定
されることを特徴とする請求項2に記載のレッグレスト
組立体。 - 【請求項4】 前記第1ギア部材は、前記支持管に溶接
されることを特徴とする請求項3に記載のレッグレスト
組立体。 - 【請求項5】 前記支持管は、垂直な揺動軸線を中心と
して前記車椅子に対して回動できることを特徴とする請
求項2に記載のレッグレスト組立体。 - 【請求項6】 前記第1ギア歯は、前記第1ギア部材の
周囲の歯付部分だけに延在し、前記歯付部分は、前記第
1ギア歯の軸線に中心に芯合わせされた円弧によって限
定されることを特徴とする請求項1に記載のレッグレス
ト組立体。 - 【請求項7】 前記歯付部分を限定する円弧は、略18
0°であることを特徴とする請求項6記載のレッグレス
ト組立体。 - 【請求項8】 前記伸長手段は、第2ギア軸線と該第2
ギア軸線のまわりに周方向に配設された複数の第2ギア
歯とを有する第2ギア部材を有し、前記第2ギア部材
は、前記ストラットの近位端の近傍の前記ストラット
に、回動可能に支持され、前記第2ギア歯は、前記第1
ギア部材の前記第1ギア歯と噛合しており、前記第2ギ
ア部材は、前記ストラットが前記第1ギア軸線を中心に
回動されるとき、前記第2ギア軸線を中心に回転し、 前記伸長手段は、前記第2ギア部材と前記ストラットと
の間に連結されたリンク手段を更に有し、該リンク手段
は、前記ストラットが前記上昇位置に向かって回動され
ると、前記ストラットの前記近位端及び末端の間の距離
を増大させることを特徴とする請求項1に記載のレッグ
レスト組立体。 - 【請求項9】 前記リンク手段は、前記第2ギア部材に
固定された固定端と、自由端とを有する駆動リンクと、 該駆動リンクの前記自由端の近傍の前記駆動リンクに枢
着された第1端と、前記ストラットの前記末端の近傍の
前記ストラットに枢着された第2端とを有する従動リン
クとを含むことを特徴とする請求項8に記載のレッグレ
スト組立体。 - 【請求項10】 前記伸長手段は、前記第2ギア部材に
キー止めされたボルトを含み、 前記駆動リンクの前記固定端は、前記ボルトに固定され
ることを特徴とする請求項9に記載のレッグレスト組立
体。 - 【請求項11】 前記駆動リンクの前記固定端及び自由
端の間の距離は、前記従動リンクの第1端及び第2端の
間の距離よりも小さいことを特徴とする請求項9に記載
のレッグレスト組立体。 - 【請求項12】 前記伸長可能なストラットは、前記近
位端に、ギアカバーを有し、該ギアカバーは、少なくと
も部分的に前記第1及び第2ギア部材を囲むことを特徴
とする請求項8に記載のレッグレスト組立体。 - 【請求項13】 前記第1及び第2ギア部材は、前記ギ
アカバーに枢着されていることを特徴とする請求項12
に記載のレッグレスト組立体。 - 【請求項14】 前記第2ギア歯は、前記第2ギア部材
の周囲の歯付部分だけに延在しており、前記歯付部分
は、前記第2ギア軸線に芯合わせされ、360°よりも
小さい円弧によって限定されることを特徴とする請求項
6に記載のレッグレスト組立体。 - 【請求項15】 前記歯付部分を構成する前記円弧が略
180°であることを特徴とする請求項14に記載のレ
ッグレスト組立体。 - 【請求項16】 前記ストラットの前記末端に前記フッ
トレストを調節可能に連結するための連結手段を更に有
することを特徴とする請求項1に記載のレッグレスト組
立体。 - 【請求項17】 前記連結手段は、前記ストラットの前
記末端において該ストラットに摺動自在に受入れられる
第1端と、第2端とを有する支持バーを有し、前記フッ
トレストは、この支持バーの前記第2端の近傍の前記支
持バーに支持され、 前記支持バーを前記ストラットに解放可能にクランプす
るためのクランプ手段を更に有することを特徴とする請
求項16に記載のレッグレスト組立体。 - 【請求項18】 a.第1ギア軸線と、該第1ギア軸線
のまわりに周方向に配設された複数の第1ギア歯とを有
する第1ギア部材と、 b.前記第1ギア部材を車椅子に支持する支持手段とを
有し、該支持手段は、前記第1ギア部材が前記第1ギア
軸線を中心として回転するのを阻止し、 c.下降位置と上昇位置との間で、前記第1ギア軸線を
中心に回動できる伸長可能なストラットを更に有し、前
記ストラットは、前記第1ギア部材に枢着された第1端
と、第2端とを有する上部ストラット部材を含み、前記
ストラットは更に、上部第1端及び下部第2端を有する
前記上部ストラット部材と実質的に平行な下部ストラッ
ト部材を含み、前記上部及び下部ストラット部材は、該
上部ストラット部材の前記第1端と前記下部ストラット
部材の前記第2端との間の距離を変化させるように、互
いに摺動でき、 d.前記下部ストラット部材の前記第2端において前記
下部ストラット部材に連結されたフットレストと、 e.前記第1ギア部材と係合でき、前記上昇位置に向か
って回動される前記ストラットに対して前記フットレス
トを伸長させる伸長手段とを更に又、有し、 該伸長手段は、第2ギア軸線と、該第2軸線のまわりに
周方向に配設された複数の第2ギア歯とを有する第2ギ
ア部材を有し、前記第2ギア部材は、前記上部ストラッ
ト部材の近位端の近傍の前記上部ストラット部材に回動
可能に支持され、前記第2ギア歯は、前記第1ギア部材
の前記第1ギア歯と噛合しており、前記第2ギア部材
は、前記ストラットが前記第1ギア軸線を中心に回動さ
れるとき、前記第2ギア軸線を中心に回転し、 前記伸長手段は、前記第2ギア部材と前記下部ストラッ
ト部材との間に連結されたリンク手段を更に有し、該リ
ンク手段は、前記ストラットが前記上昇位置に向かって
回動されると、前記上部ストラット部材の前記第1端及
び前記下部ストラット部材の前記第2端の間の距離を増
大させることを特徴とする車椅子用の伸長可能な昇降レ
ッグレスト組立体。 - 【請求項19】 前記リンク手段は、前記第2ギア部材
に固定された固定端と、自由端とを有する駆動リンク
と、 該駆動リンクの前記自由端の近傍の前記駆動リンクに枢
着された第1端と、前記下部ストラット部材の前記第2
端の近傍の前記下部ストラット部材に枢着された第2端
とを有する従動リンクとを含むことを特徴とする請求項
18に記載のレッグレスト組立体。 - 【請求項20】 前記上部ストラット部材は、その前記
第2端に、開口管状部分を備え、前記下部ストラット部
材の前記第1端は、前記上部ストラット部材の前記第2
端から前記上部ストラット部材に摺動自在に受入れられ
ることを特徴とする請求項18に記載のレッグレスト組
立体。 - 【請求項21】 a. 車椅子に支持される支持管と、 b. 第1ギア軸線、及びこの第1ギア軸線のまわりに
周方向に配設された複数の第1ギア歯を有する第1ギア
部材を有し、この第1ギア部材は前記支持管に固定さ
れ、前記第1ギア軸線を中心に回転しないようになって
おり、 c. 前記第1ギア軸線を中心に下降位置と上昇位置と
の間で回動できる伸長可能なストラットを更に有し、こ
のストラットは、 前記第1ギア部材に枢着された全体的にU字形のギアカ
バーと、 前記ギアカバーに固定された第1端、及び開口第2端を
有する中空の上部ストラット部材と、 前記上部ストラット部材の前記開口第2端から前記上部
ストラット部材に受入れられる第1端、及び第2端を有
する下部ストラット部材とを含み、 前記上部ストラット部材及び下部ストラット部材は、前
記上部ストラット部材の前記第1端と前記下部ストラッ
ト部材の前記第2端との間の距離を変化させるため互い
に摺動でき、 d. 前記下部ストラット部材の前記第2端に連結され
たフットレストと、 e. 前記第1ギア部材と係合でき、前記上昇位置に向
かって回動される前記ストラットに対して前記フットレ
ストを伸長させる伸長手段と、を有することを特徴とす
る車椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト組立体。 - 【請求項22】 前記伸長手段は、第2ギア軸線と、該
第2軸線のまわりに周方向に配設された複数の第2ギア
歯とを有する第2ギア部材を含み、前記第2ギア部材
は、前記第2ギア歯が、前記第1ギア部材の前記第1ギ
ア歯と噛合し、前記ストラットが前記第1ギア軸線を中
心に回動されるとき、前記第2ギア部材が、前記第2ギ
ア軸線を中心に回転するように、前記ギアカバーに回転
可能に支持され、 前記伸長手段は更に、前記第2ギア部材に固定された固
定端と、自由端とを有する駆動リンクを有し、 前記伸長手段は更に又、該駆動リンクの前記自由端の近
傍の該駆動リンクに枢着された第1端と、前記下部スト
ラット部材の前記第2端の近傍の該下部ストラット部材
に枢着された第2端とを有する従動リンクを含むことを
特徴とする請求項21に記載のレッグレスト組立体。 - 【請求項23】 前記下部ストラットの前記第2端に前
記フットレストを調節可能に連結するための連結手段を
更に有し、 該連結手段は、前記下部ストラット部材の前記第2端に
摺動自在に受入れられる第1端と、第2端とを有する支
持バーを含み、前記フットレストは、この支持バーの前
記第2端の近傍の該支持バーに支持され、 前記連結手段は、前記支持バーを前記下部ストラット部
材に解放可能にクランプするためのクランプ手段を更に
含むことを特徴とする請求項16に記載のレッグレスト
組立体。 - 【請求項24】 a. 車椅子に支持される支持管と、 b. 第1ギア軸線、及びこの第1ギア軸線のまわりに
周方向に配設された複数の第1ギア歯を有する第1ギア
部材を有し、この第1ギア部材は前記支持管に固定さ
れ、前記第1ギア軸線を中心に回転しないようになって
おり、 c.前記第1ギア軸線を中心に下降位置と上昇位置との
間で回動できる伸長可能なストラットを更に有し、この
ストラットは、前記第1ギア部材に枢着された第1端、
及び開口第2端を有する中空上部ストラット部材と、前
記上部ストラット部材の前記開口第2端から前記上部ス
トラット部材に受入れられる第1端、及び開口第2端を
有する下部ストラット部材とを有し、前記上部ストラッ
ト部材及び前記下部ストラット部材は、前記上部ストラ
ット部材の前記第1端と前記下部ストラット部材の前記
第2端との間の距離を変化させるため互いに摺動でき、 d. 前記下部ストラット部材の前記開口第2端内に摺
動自在に受け入れられた第1端、及び第2端を有する支
持バーと、 前記取付けバー上に前記支持バーの前記第2端の近傍の
該支持バーに支持されたフットレストと、 前記支持バーを前記下部ストラット部材に解放可能にク
ランプするためのクランプ手段とを有する調節可能なフ
ットレスト組立体と、 e. 前記第1ギア部材と係合でき、前記上昇位置に向
かって回動される前記ストラットに対して前記フットレ
ストを伸長させる伸長手段とを更に又、有し、 該伸長部材は、第2ギア軸線、及びこの第2ギア軸線の
まわりに周方向に配設された複数の第2ギア歯を有する
第2ギア部材を有し、この第2ギア部材は前記上部スト
ラット部材の前記第1端の近傍の該上部ストラット部材
に回転可能に支持され、前記第2ギア歯は、前記ストラ
ットが前記第1ギア軸線を中心に回動するとき、前記第
2ギア部材が前記第2ギア軸線を中心に回転するように
前記第1ギア部材の前記第1ギア歯と噛合し、 前記伸長部材は、前記第2ギア部材に固定された固定
端、及び自由端を有する駆動リンクと、 前記駆動リンクの前記自由端の近傍の前記駆動リンクに
枢着された第1端、及び前記下部ストラット部材の前記
第2端の近傍の前記下部ストラット部材に枢着された第
2端を有する従動リンクとを有することを特徴とする車
椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト組立体。 - 【請求項25】 フレームと、このフレームに連結され
た一対のリアホイールと、前記フレームに連結された一
対のフロントホイールと、少なくとも一つの伸長可能な
昇降レッグレスト組立体とを有する車椅子であって、前
記レッグレスト組立体が、 a. 第1ギア軸線、及びこの第1ギア軸線のまわりに
周方向に配設された複数の第1ギア歯を有する第1ギア
部材と、 b. 第前記第1ギア部材を前記フレームに支持するた
めの支持手段とを有し、この支持手段は、前記第1ギア
部材が前記第1ギア軸線を中心に回転するのを阻止し、 c. 前記第1ギア軸線を中心に下降位置と上昇との間
で回動でき、前記第1ギア部材に枢着された近位端を備
えた伸長可能なストラットと、 d. 前記ストラットの末端において該ストラットに連
結されたフットレストと、 e. 前記第1ギア部材と係合でき、前記上昇位置に向
かって回動される前記ストラットに対して前記フットレ
ストを伸長させる伸長手段とを有する車椅子。 - 【請求項26】 フレームと、このフレームに連結され
た一対のリアホイールと、前記フレームに連結された一
対のフロントホイールと、少なくとも一つの伸長可能な
昇降レッグレスト組立体とを有する車椅子であって、前
記レッグレスト組立体が、 a. 前記フレームに支持される支持管と、 b. 第1ギア軸線、及びこの第1ギア軸線のまわりに
周方向に配設された複数の第1ギア歯を有する第1ギア
部材とを有し、この第1ギア部材は、前記第1ギア軸線
が水平方向に移動されるとともに、前記第1ギア部材が
前記第1ギア軸線を中心に回転しないように、前記支持
管に固定され、 c. 伸長可能なストラットを更に有し、該ストラット
は、 前記ストラットを前記第1ギア軸線を中心に下降位置と
上昇位置との間で回動させ得るように、前記第1ギア部
材に枢着された全体的にU字形のギアカバーと、 前記ギアカバーに固定された第1端、及び開口第2端を
有する中空の上部ストラット部材と、 前記上部ストラット部材の前記開口第2端から前記上部
ストラット部材に受入れられる第1端、及び第2端を有
する下部ストラット部材とを含み、 前記上部ストラット部材及び下部ストラット部材は、前
記上部ストラット部材の前記第1端と前記下部ストラッ
ト部材の前記第2端との間の距離を変化させるため互い
に摺動でき、 d. 前記下部ストラット部材の前記第2端に連結され
たフットレスト組立体と、 e. 前記第1ギア部材と係合でき、前記上昇位置に向
かって回動される前記ストラットに対して前記フットレ
ストを伸長させる伸長手段とを更に又、有し、 前記伸長手段は、水平な第2ギア軸線、及びこの第2ギ
ア軸線のまわりに周方向に配設された複数の第2ギア歯
を有する第2ギア部材を含み、この第2ギア部材は、前
記ストラットが前記第1ギア軸線を中心に回動すると
き、前記第2ギア歯が前記第1ギア部材の前記第1ギア
歯と噛合し、前記第2ギア部材が前記第2ギア軸線を中
心に回転するように、前記ギアカバーに回転自在に支持
され、 前記伸長手段は、前記第2ギア部材に固定された固定
端、及び自由端を有する駆動リンクと、 該駆動リンクの前記自由端の近傍の前記駆動リンクに枢
着された第1端、及び前記下部ストラット部材の前記第
2端の近傍の前記下部ストラット部材に枢着された第2
端を有する従動リンクと、を更に含むことを特徴とする
車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133816A JPH0796006A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133816A JPH0796006A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0796006A true JPH0796006A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=15113715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3133816A Pending JPH0796006A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車椅子用の伸長可能な昇降レッグレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0796006A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097887A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Nisshin Iryoki Kk | 車椅子 |
JP2011067469A (ja) * | 2009-09-26 | 2011-04-07 | Og Giken Co Ltd | 下腿受け付搬送車 |
CN112739302A (zh) * | 2019-07-08 | 2021-04-30 | 北京大艾机器人科技有限公司 | 用于无动力多关节同步训练器的凸轮、非圆齿轮副、其制造方法、使用其的传动机构及无动力多关节同步训练器 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3133816A patent/JPH0796006A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097887A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Nisshin Iryoki Kk | 車椅子 |
JP2011067469A (ja) * | 2009-09-26 | 2011-04-07 | Og Giken Co Ltd | 下腿受け付搬送車 |
CN112739302A (zh) * | 2019-07-08 | 2021-04-30 | 北京大艾机器人科技有限公司 | 用于无动力多关节同步训练器的凸轮、非圆齿轮副、其制造方法、使用其的传动机构及无动力多关节同步训练器 |
CN112739302B (zh) * | 2019-07-08 | 2024-01-26 | 北京大艾机器人科技有限公司 | 无动力多关节同步训练器 |
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