JPH079597B2 - アクセント決定装置 - Google Patents

アクセント決定装置

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JPH079597B2
JPH079597B2 JP62218828A JP21882887A JPH079597B2 JP H079597 B2 JPH079597 B2 JP H079597B2 JP 62218828 A JP62218828 A JP 62218828A JP 21882887 A JP21882887 A JP 21882887A JP H079597 B2 JPH079597 B2 JP H079597B2
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JP
Japan
Prior art keywords
accent
type
phrase
dictionary
combined
Prior art date
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JP62218828A
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JPS6461795A (en
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幸夫 三留
猛 佐伯
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は日本語テキストから音声を合成する際のアクセ
ント句の抽出とそのアクセント型とを決定する装置に関
する。
〔従来の技術〕
日本語テキストを構成する文節のアクセント型を決定す
る第1の従来例としては、匂坂,佐藤による電子通信学
会論文誌、1983,7,Vol J66−D No.7に掲載されている
「日本語単語連鎖のアクセント規則」と題する論文およ
び特願昭57−64165号に示されているような例が知られ
ている。この第1の従来例は自立語辞書からその自立語
のアクセント型を読み出し、付属語辞書から各付属語に
ついて自立語と結合する際のアクセント核の移動の有無
を規定するアクセント結合様式とアクセント核の移動量
を示す結合アクセント価を読み出し、それらから文節毎
のアクセント型を決定している。
第2の従来例としては特願昭59−126841に記載されてい
るような技術が知られている。この第2の従来例は日本
語文章テキストを語幹と活用語尾とが別個に扱われる形
態素に分析し、品詞情報,アクセント結合様式,及びア
クセント価を有する形態素毎のアクセント情報と、これ
ら形態素の結合規則とを用いてアクセント節のアクセン
ト型を決定している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
実際の発話におけるアクセントは文節毎に1つのアクセ
ントだけを持つとは限らない。複合付属語のように付属
語が連鎖する場合に、自立語のアクセントの他に付属語
にもアクセントの現れることがある。これを副次アクセ
ントということもある。このように1つの文節が複数の
アクセントを持つことがある。
第1の従来例は文節アクセントを決定する装置であり、
この様な複数のアクセントに対応できないという欠点が
あった。また、第2の従来例はこの様な問題に対応して
いるが、第1の従来例に比べて余分の情報(品詞情報)
を必要とするため構成が複雑になり、形態素の結合規則
を収集することが難しい等の欠点があった。
本発明の目的は簡易な構成で複数のアクセントが現れる
文節も含め統一的にアクセントを決定できるアクセント
決定装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のアクセント決定装置は、日本語テキストを入力
とし、形態素辞書とそれを用いて形態素解析と行う手段
とを有するアクセント決定装置において、前記形態素辞
書の項目に対応したアクセント素の境界位置を記憶した
アクセント素境界辞書と、形態素解析の結果得られる形
態素を解析しアクセント素に分割するアクセント素解析
部と、アクセント素が互いに結合する際の性質すなわち
アクセント結合形式およびアクセント素のアクセント型
を記憶したアクセント素属性辞書と、アクセント結合形
式の組合せからアクセント句境界の有無を規定するアク
セント句判定テーブルと、前記アクセント素解析部で得
られるアクセント素に対応したアクセント結合形式を前
記アクセント素属性辞書から読み出し前記アクセント句
判定テーブルを参照してアクセント句を判定するアクセ
ント句判定部と、アクセント素が結合する際のアクセン
ト規則を記憶した結合アクセント規則辞書と、前記アク
セント句判定部で得られるアクセント素のアクセント結
合形式およびアクセント型から前記結合アクセント規則
辞書を参照して結合アクセント型を決定する結合アクセ
ント制御部とを有して構成される。
〔作用〕
実際の発話は1つ以上の単語を機能上のひとまとまりと
して発声することが多く、アクセントの出現もこのまと
まりに沿ったものとなる。1つのアクセントを持つこの
様なまとまりをアクセント句と呼ぶ。このアクセント句
は機能的かつ韻律的にまとまったより小さい構成単位に
分割することができる。この構成単位は単語の他に意味
的にまとまった複合した自立語や以下の例のように機能
的にまとまった複合付属語を含んでいる。
これらは韻律的に一つのまとまりを持つ単位であり、以
下この様な単位をアクセント素と呼ぶ。この様な単位で
アクセント句を観察すると、そのアクセント核(声の高
さが急激に下がるモーラ)の現れる位置は規則的であ
り、アクセント句を構成するアクセント素の性質とアク
セント型からアクセント句のアクセント型を決定でき
る。
アクセント素の性質によって分類し、その一部を示すと
以下の様なものがある。
タイプI…比較的アクセント型を保持し易いアクセント
素。先行するアクセント素とは結合し難い。主に自立語
を含む。
タイプII…タイプIと同様比較的アクセント型を保持し
易いアクセント素。先行するアクセント素がタイプIII
には結合し難い。補助用言的なものや形式名詞等を含む
アクセント素。
タイプIII…アクセント型は弱く先行するアクセント素
に従い易い。直後に結合するタイプIやタイプIIのアク
セント素とは結合し難い。助詞等を含むアクセント素。
タイプIV…タイプIやタイプIIのアクセント素と結合し
これらのアクセント型を変える。助動詞等を含むアクセ
ント素。
このような性質を以下アクセント結合形式と呼ぶ。
アクセント句境界の判定はこれらのアクセント素の性質
すなわちアクセント結合形式の並びつまり組合せから決
定される。
従来例に於て付属語がいくつか連鎖する場合に誤りを生
じたり、結合規則が複雑になったりするのは、前述のよ
うなアクセント素という単位を考慮せずに、文法的な単
位とその結合関係からアクセントを決定していたことに
よる。
本発明においては、複合付属語を含んだ形態素辞書と、
この形態素辞書項目に対応したアクセント素境界位置を
記憶したアクセント素境界辞書と、アクセント素のアク
セント結合形式とアクセント型を記憶したアクセント素
属性辞書と、アクセント句境界を規定したアクセント句
判定テーブルとを有することにより、アクセント句とそ
のアクセント型を決定できる構成した。ここで言う形態
素とは複合付属語等を含むアクセント素から構成される
ものである。こうすることによって最長一致による形態
素解析の性能の向上がはかれ、かつ辞書素境界を持つこ
とから結合規則が簡潔になり、付属語に現れる副次アク
セント等含めアクセントを統一的に決定できる。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例のブロック図である。同図にお
いて、日本語テキストが入力端子1から形態素解析部2
に入力される。形態素解析部2は複合付属語を含む形態
素辞書3を参照し、入力された日本語テキストを形態素
に分割し、得られた形態素をアクセント素解析部5に送
る。
アクセント素解析部5は形態素解析の結果得られた形態
素に対応ししたアクセント素境界をアクセント素境界辞
書4から読み出し、形態素をアクセント素に分割し、ア
クセント句判定部8に送る。
アクセント素属性辞書6は作用の項目で述べたアクセン
ト素毎のアクセント結合形式およびアクセント型を記憶
している。また、アクセント句判定テーブル7は相並ぶ
2つのアクセント素のアクセント結合形式を入力し、そ
れらアクセント素間のアクセント句境界の有無を規定す
るテーブルによって判定し、その結果を出力する。
アクセント句判定部8はアクセント素解析の結果得られ
たアクセント素を入力し、アクセント素属性辞書6から
アクセント結合形式とアクセント型を読み出し、先頭か
ら順に2つのアクセント素のアクセント結合形式をアク
セント句判定テーブル7に送りアクセント句境界の有無
を判定し、この様にして得られたアクセント素毎のアク
セント結合形式とアクセント型およびアクセント句境界
を結合アクセント制御部10に送る。
結合アクセント規則辞書9は相並ぶ2つのアクセント素
のアクセント結合形式とアクセント型から、アクセント
核の現れるアクセント素すなわち優先アクセント素を判
定する規則を記憶している。
結合アクセント制御部10はアクセント句判定部8よりア
クセント素の情報を順に入力し、入力したアクセント素
とこれに先行するアクセント素のアクセント結合形式と
アクセント型から結合アクセント規則辞書9の該当する
規則を参照して優先アクセント素を判定し、2つのアク
セント素を結合してアクセント核位置を優先アクセント
素のアクセント核位置に置き、そのアクセント結合形式
を独立型に変え、その際の音韻的な性質からアクセント
核位置が変化する場合の処理をして結合アクセント型を
決定する。
以上の結果得られたアクセント句毎にアクセント型を付
加して出力端子11に出力する。
例えば次の例のような文が入力された場合、アクセント
句境界の判定とアクセント句のアクセント型がどの様に
決定されるかを以下に示す。
(例)入力文「反対なのではないだろうか。」 この入力文に対しアクセント素解析を行うと以下のよう
になる。
「’」…アクセント素のアクセント核の位置。
即ち声の高さ(ピッチ)が急に下がる直前の音節位置。
「・」…アクセント素の境界。
「/」…アクセント句境界。
アクセント句の判定は連続した2つのアクセント素のア
クセント結合形式から決定される。上記の例ではタイプ
IとタイプIIのアクセント素は先行する他のタイプのア
クセント素とは結合し難いという性質からアクセント句
境界がタイプIIIとタイプIIの間に入る。
次に前記アクセント句のアクセント型を決定する規則の
一部を以下に示す。
(規則1)タイプI(平板型)+*(起伏型) →タイプI(後続アクセント素のアクセント核位置) (規則2)タイプI(起伏型)+*(*) →タイプI(先行するアクセント素のアクセント核位
置) (規則3)タイプII(起伏型)+タイプIII(*) →タイプII(先行するアクセント素のアクセント核位
置) (*)…任意のアクセント型であることを示す。
*…任意のアクセント素タイプであることを示す。
これらの規則によって結合アクセントのアクセント型と
そのアクセント結合形式を知ることができる。前記の例
においてアクセント句のアクセント型はこれらの規則を
用いて次のように決定される。
(規則1)により 「反対」(平板型)+「なの’で」 →「反対な’ので」(タイプI) (規則2)により 「反対な’ので」+「は」 →「反対な’のでは」(タイプI) (規則3)により 「な’いだろう」+「か」 →「な’いだろうか」(タイプII) 以上のようにアクセント素のアクセント結合形式とその
アクセント型からアクセント句とそのアクセント型を容
易に知ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によるアクセント決定装置は、形態辞書の形態素
に対応したアクセント素境界と、そのアクセント素が相
互に結合する際の性質を示したアクセント結合形式を用
い、アクセント句とそのアクセント型を規定しているの
で、簡潔な構成でしかも付属語等に現れることのあるい
わゆる副次アクセント等をも含め統一的にアクセントを
決定できる。また、複合付属語を含む形態素辞書を有す
ることにより、形態素解析を容易にし、最長一致の原理
による形態素解析の性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における一実施例を示すブロック図であ
る。 1……入力端子、2……形態素解析部、3……形態子辞
書、4……アクセント素境界辞書、5……アクセント素
解析部、6……アクセント素属性辞書、7……アクセン
ト句判定テーブル、8……アクセント句判定部、9……
結合アクセント規則辞書、10……結合アクセント制御
部、11……出力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】日本語テキストを入力とし、形態素辞書と
    それを用いて形態素解析を行う手段とを有するアクセン
    ト決定装置において、 前記形態素辞書の項目に対応したアクセント素の境界位
    置を記憶したアクセント素境界辞書と、形態素解析の結
    果得られる形態を解析しアクセント素に分割するアクセ
    ント素解析部と、アクセント素が互いに結合する際の性
    質すなわちアクセント結合形式およびアクセント素のア
    クセント型を記憶したアクセント素属性辞書と、アクセ
    ント結合形式の組合せからアクセント句境界の有無を規
    定するアクセント句判定テーブルと、前記アクセント素
    解析部で得られるアクセント素に対応したアクセント結
    合形式を前記アクセント素属辞書から読み出し前記アク
    セント句判定テーブルを参照してアクセント句を判定す
    るアクセント句判定部と、アクセント素が結合する際の
    アクセント規則を記憶した結合アクセント規則辞書と、
    前記アクセント句判定部で得られるアクセント素のアク
    セント結合形式およびアクセント型から前記結合アクセ
    ント規則辞書を参照して結合アクセント型を決定する結
    合アクセント制御部とを有することを特徴とするアクセ
    ント決定装置。
JP62218828A 1987-08-31 1987-08-31 アクセント決定装置 Expired - Lifetime JPH079597B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745597A (en) * 1980-09-01 1982-03-15 Fujitsu Ltd Voice synthesizing method
JPS60195596A (ja) * 1984-03-19 1985-10-04 三洋電機株式会社 音声合成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745597A (en) * 1980-09-01 1982-03-15 Fujitsu Ltd Voice synthesizing method
JPS60195596A (ja) * 1984-03-19 1985-10-04 三洋電機株式会社 音声合成装置

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