JPH0795833B2 - 映像表示装置の黒映像電流レベルを自動的に制御する装置 - Google Patents

映像表示装置の黒映像電流レベルを自動的に制御する装置

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JPH0795833B2
JPH0795833B2 JP58203578A JP20357883A JPH0795833B2 JP H0795833 B2 JPH0795833 B2 JP H0795833B2 JP 58203578 A JP58203578 A JP 58203578A JP 20357883 A JP20357883 A JP 20357883A JP H0795833 B2 JPH0795833 B2 JP H0795833B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、テレビジョン受像機の映像管の黒映像電流
レベルを自動的に制御する装置に関するものである。
〔発明の背景〕
カラーテレビジョン受像機では、そのカラー映像管の悪
電子銃の黒映像を表わす適正な電流レベルを自動的に設
定するために、自動映像管バイアス(AKB)制御装置を
使用することがある。この装置が動作すると、映像管で
再生される画像はその映像管の動作パラメータの変化
(たとえば、経年変化および温度変化など)によって損
なわれることが無くなる。
AKB装置は、通常、映像管の各電子銃が黒ビデオ信号情
報を表わす或る基準電圧に応じて黒映像を表わす小さな
消去電流が流れる映像消去(ブランキング)期間中に動
作する。
或る一つのAKB装置では、映像管の黒映像電流レベルを
表わす大きさを持った、周期的に抽出されるパルス信号
に応じて、制御回路が動作する。この抽出された信号
は、クランプおよびサンプリング回路を具えた制御回路
で処理されて大きさが増大または減少する映像管バイア
ス修正信号となり、適正な黒映像電流レベルを維持する
ために映像管に供給される。このクランプ回路は、クラ
ンプキャパシタを有し、このキャパシタはそこに生じた
基準電圧のレベルに従って、サンプルされるべき信号情
報に対する基準状態を設定する。この基準電圧は、サン
プル回路に対する初期基準バイアス状態を設定するため
に、サンプリング回路に印加される。この形式のAKB装
置は、たとえば、米国特許第4331981号明細書に開示さ
れている。
サンプルされる振幅変化が非常に小さいAKB装置では、
小さな信号振幅変化をサンプルする基準となるクランプ
基準電圧は確実にかつ正確に設定されていなければなら
ない。従って、クランプキャパシタは、特にAKB信号処
理回路が信号クランプおよびサンプリング作用を行って
いない比較的長い期間中に、大幅に放電しないように保
証されていることが望ましいことが判る。
〔発明の概要〕
この発明による映像表示装置の黒映像電流レベルを自動
的に制御する装置は、理解の便のために各構成素子毎に
後程説明する図示の実施例中で使用されている参照番号
を付して示すと、映像期間と消去期間とを含むビデオ信
号を処理するビデオ信号処理チャンネル(12)と、陰極
を有する映像管(15)と、上記ビデオ信号処理チャンネ
ルと上記映像管の陰極との間に結合されていて、上記ビ
デオ信号処理チャンネルによって生成されたビデオ信号
(r、g、b)を増幅し、増幅されたビデオ信号(R、
G、B)を上記映像管の陰極に供給する映像管駆動増幅
器(20、22)と、上記映像管の陰極に結合されていて該
陰極に流れる陰極電流を感知し、この陰極電流を表わす
信号を生成する電流感知素子(30、31)と、上記電流感
知素子に結合されていて、上記消去期間内の制御期間中
動作し、上記陰極電流を表わす信号に応答してバイアス
制御信号を生成するバイアス制御信号発生器(50)とを
具備している。
上記バイアス制御信号発生器(50)は、上記電流感知素
子(30、31)に結合されていて上記陰極電流を表わす信
号を受信するキャパシタ(51)と、上記キャパシタに結
合された入力、および出力を有し、上記制御期間中動作
して上記陰極電流を表わす信号に応答して上記出力にバ
イアス制御信号を発生する増幅器(52)と、該増幅器の
出力に結合されていて、上記バイアス制御信号を蓄積す
る蓄積手段(58)と、上記増幅器に結合されていて上記
制御期間以外の期間中上記増幅器を不動作状態とし、そ
れによって上記増幅器が上記制御期間以外の期間中上記
蓄積手段に蓄積されたバイアス制御信号を変化させるの
を阻止する素子(85)とを有している。上記バイアス制
御信号発生器の蓄積手段(58)に蓄積されたバイアス制
御信号は、上記映像管駆動増幅器のバイアスを制御する
ために結合素子(60)を介して上記ビデオ信号処理チャ
ンネル中のある点に供給される。
〔詳細な説明〕
以下、図面に示す一実施例について説明する。
第1図において、テレビジョン信号処理回路10は、合成
カラーテレビジョン信号から分離された輝度(Y)成分
とクロミナンス(C)成分を、輝度・クロミナンス信号
処理回路12に供給する。処理回路12は、輝度およびクロ
ミナンス利得制御回路、直流レベル設定回路(たとえ
ば、キード黒レベルクランプ回路を含む回路)、r−
y、g−yおよびb−y色差信号を発生するカラー復調
器、および上記の色差信号を処理済みの輝度信号と合成
して低レベルのカラー映像表示信号r、gおよびbを生
成するマトリックス増幅器を有するものである。
上記の信号は、ビデオ出力信号処理回路14a、14bおよび
14c内の回路で増幅その他の処理を受け、高いレベルの
増幅されたカラー映像信号R、GおよびBとなってカラ
ー映像管15の各陰極強度制御電極16a、16bおよび16cに
供給される。回路14a、14bおよび14cは、また、後述す
るように自動映像管バイアス(AKB)制御作用に関係の
ある作用も行う。映像管15は、陰極16a、16bおよび16c
を持った各電子銃に、共通に付勢される制御グリッド18
を設けた自己集中インライン形のものである。
この実施例において、出力信号処理回路14a、14bおよび
14cは何れも同様なものであるから、処理回路14aの動作
に関する以下の説明は処理回路14bおよび14cにもそのま
ま当嵌まる。
処理回路14aは映像管駆動段を有し、この駆動段は、エ
ミッタ共通増幅器形に接続されて入力信号結合回路21を
介して処理回路12からビデオ信号rを受入れる入力トラ
ンジスタ20(下側にある)と、ベース共通増幅器形に接
続されていて上記トランジスタ20と共にカスコード・ビ
デオ駆動増幅器を構成する高圧出力トランジスタ22(上
側にある)で構成されている。映像管の陰極16aを駆動
するのに適した高レベル・ビデオ信号Rが、このトラン
ジスタ22のエミッタに生じて映像管の陰極16aに印加さ
れる。
タイミング信号発生器40は、組合せおよび順次動作形の
論理制御回路と、受像機の偏向回路から取出される周期
的な水平同期周波数信号(H)および周期的な垂直同期
周波数信号(V)に応動するレベル・シフト回路を有
し、周期的AKB期間中にAKB機能の動作を制御するタイミ
ング信号VB、VS、VCおよびVGを発生する。タイミング信
号発生器40はヒン(Hinn)氏の米国特許第4277798号明
細書に開示されている技術に従って構成することができ
る。
第2図に示すように、タイミング信号VBは垂直帰線消去
期間内の垂直帰線期間の終了時点T1より僅かに後の時点
で始まり、垂直帰線消去期間内で映像情報を表わすビデ
オ情報が存在しない期間の水平線期間数個分の期間中持
続するパルス信号である。周期的に生ずる各AKB期間は
上記タイミング信号VBによって設定され、このタイミン
グ信号の持続期間中継続する。
タイミング信号VBは、また、輝度・クロミナンス処理回
路12の消去制御入力端子に供給されて、AKB期間中ビデ
オ信号を禁止して、該処理回路12のr、g、b出力がビ
デオ信号の不存在に相当する黒映像表示直流基準レベル
を呈するようにする。この動作は、タイミング信号VB
応答して処理回路12の信号利得を、その利得制御回路に
よって実質的に零に低減させることによって、および処
理回路12の信号出力に黒映像表示基準レベルを生成する
ように処理回路12の直流レベル制御回路によってビデオ
信号処理通路の直流レベルを変化させることによって、
行うことができる。
タイミング信号VCは、本発明の制御装置におけるAKBバ
イアス制御信号処理回路50のクランプ動作を制御するた
めのもので、AKB期間内において発生する。タイミング
信号VSは処理回路50のサンプリング動作を制御するため
のもので、第2図に示すようにクランプ期間の終了時点
より僅かに遅れた時点で始まり、AKB期間の終了と事実
上一致して終了する。このタイミング信号VSによって設
定されるサンプリング期間は例えば3本の水平線期間を
カバーしている。
タイミング信号VGはAKB期間内のサンプリング期間中映
像管15のグリッドに正の一定の電圧(例えば、+10ボル
ト)を供給するグリッドパルス信号として作用するもの
で、サンプリング期間中映像管15のグリッド18を順バイ
アスして、陰極16aとグリッド18とを具えた電子銃の導
通を増大させる。サンプリング期間以外の期間中はタイ
ミング信号VGはグリッド18に対して上記の一定の電圧よ
り正でない正常なバイアス電圧を与える。
第1図の装置で、サンプリング期間中の正のグリッドパ
ルス信号VGに応答して、サンプリング期間中上記グリッ
ドパルス信号と同相の正の電流パルスが映像管15の陰極
16aに発生する。このとき発生した陰極出力電流パルス
の振幅はそのときの映像管の黒映像電流レベル(普通は
数マイクロアンペア)に比例したものとなる。
上記陰極出力電流パルスにより、分圧抵抗30、31の両端
間に上記黒映像電流レベルに比例した大きさの電圧パル
ス信号が発生する。
抵抗31の両端間に現れる分圧された電圧パルス信号は、
AKBバイアス制御信号処理回路50に供給される。
処理回路50は、AKB期間中、信号のクランプとサンプリ
ングの作用を行う。クランプ作用は、各AKB期間内のク
ランプ期間(タイミング信号VCと時間的に一致してい
る)中、入力交流結合キャパシタ51、演算増幅器52およ
び電子的スイッチ56より成る帰還クランプ回路によって
行われる。サンプリング作用は、各AKB期間内のクラン
プ期間に後続するサンプリング期間(タイミング信号VS
と時間的に一致している)中、演算増幅器52、電子的ス
イッチ54および平均応答性電荷蓄積キャパシタ58を含む
回路によって行われる。
映像管バイアス修正電圧は、キャパシタ58の両端間に生
じ、結合回路60(たとえば、バッファ段とレベル・シフ
ト回路より成る)を介して映像管駆動回路20、22のバイ
アス制御入力であるトランジスタ20のベースへ印加され
る。結合回路60は、トランジスタ20の入力に通常供給さ
れるバイアス電圧と両立し得る出力バイアス制御電圧を
供給する。キャパシタ58の両端間に発生したバイアス制
御電圧は、帰還制御作用によって映像管の黒電流導通を
所望の適正レベルに自動的に維持するように働く。
演算増幅器52は差動的に接続された入力トランジスタ70
と72を含んでいる。トランジスタ72のベースには固定基
準電圧VREFが印加され、一方トランジスタ70のベース入
力にはサンプリングされるべきパルス信号が交流結合キ
ャパシタ51を介して供給される。トランジスタ72のコレ
クタ出力回路は、PNPトランジスタ75、76から成る能動
負荷電流ミラー回路(すなわち、電流複製回路)であ
る。トランジスタ73と付属の電流決定抵抗74とがトラン
ジスタ70、72に対する電流源として作用している。トラ
ンジスタ78と付属の電流決定抵抗79はトランジスタ76に
対する電流源である。抵抗79(2R)の値は抵抗74(R)
の値に対して選択されるもので、トランジスタ78の供給
する電流I/2がトランジスタ73の供給する電流Iの丁度
2分の1であるようにされる。サンプリング期間中、演
算増幅器52はサンプリングされたパルス信号に応答し
て、トランジスタ70のベースに誘導された電圧変動に応
じてトランジスタ76、78の相互に結合されたコレクタに
出力電流変化を生じさせる。
演算増幅器52の導通が、タイミング信号VBに応動する電
子的スイッチ85を介して電流源トランジスタ73と78に選
択的に供給されるバイアス電位(+バイアス)に応じて
制御される。スイッチ85は、AKB期間中、タイミング信
号VBに応じて導通してトランジスタ73と78にバイアス電
位を印加し、増幅器52を活かして動作状態とする。しか
し上記以外の時間には、スイッチ85は非導通状態で、ト
ランジスタ73、78に動作バイアスはかからず、増幅トラ
ンジスタ70、72は非導通状態とされる。トランジスタ70
が非導通であれば、キャパシタ51の負(−)端子Aに生
じた基準電圧VRがAKBクランプおよびサンプリングが行
われていない比較的長い期間中、トランジスタ70の入力
電流によって目立つほど放電されることが都合よく防止
される。第1図の構成の上記した特徴を、第3A図、第3B
図、第3C図の波形を参照しつつAKBクランプおよびサン
プリング作用と共に詳細に説明する。
第1図において、クランプ・スイッチ56はタイミング信
号VCに応じてクランプ期間中のみ導通し、サンプリング
・スイッチ54はタイミング信号VSに応じてサンプリング
期間中のみ導通する。バイアス・スイッチ85はクランプ
およびサンプリング期間中だけ導通する。
クランプ期間中は、トランジスタ72のコレクタ出力は、
ダイオード接続のトランジスタ75とトランジスタ76より
成る電流ミラー増幅器とスイッチ56を介してトランジス
タ70のベース入力でキャパシタ51の負端子に結合され
て、電流負帰還路が形成される。出力蓄積キャパシタ58
は、このとき非導通のスイッチ54によって増幅器52から
切離されている。キャパシタ51の負端子は、トランジス
タ70と72のベース電圧が実質的に等しくなる(すなわ
ち、増幅器52の差動入力電圧が実質的に零になる)ま
で、トランジスタ72、75および76の導通電流によって充
電される。このとき、トランジスタ73から供給される電
流Iはトランジスタ70と72のコレクタ電流に等分され、
トランジスタ72と76のコレクタ電流はトランジスタ78を
流れるコレクタ電流(I/2)に等しくなる。従って、ト
ランジスタ76の全コレクタ電流はトランジスタ78のコレ
クタ電流として流れる。この電流帰還路はクランプ期間
の終了前に零電流状態に落着き、そのときトランジスタ
78はトランジスタ76が流す全コレクタ電流を吸収して、
トランジスタ70のベースとキャパシタ51に流れる帰還電
流は零になる。
こうしてクランプ帰還の終了時では、電流負帰還作用に
よってトランジスタ70のベース入力電圧、すなわち接続
点Aの電圧VRは固定基準電圧VREFにクランプされる。ま
た、このときトランジスタ76と78のコレクタ相互接続点
における出力接続点Dの電圧VDも上記固定基準電圧VREF
に等しくなる。
クランプ期間の終点時では、このキャパシタ51の両端間
電圧は、キャパシタ51の負端子の電圧VR(=VREF)とキ
ャパシタ51の正端子の公称直流電圧との間の差に等し
い。この公称直流電圧は、AKB期間中に黒映像電流レベ
ルに応じて生ずる映像管の陰極電圧の関数である。
上記のクランプ期間に後続するサンプリング期間中はク
ランプ・スイッチ56は遮断し、サンプリング・スイッチ
54は導通し、キャパシタ58は上記サンプリング・スイッ
チ54を介して演算増幅器52の出力接続点Dに結合され
る。キャパシタ51を介して接続点A(トランジスタ70の
ベース)に誘導される電圧ΔVが正常な黒映像電流レベ
ルを表わすものであれば、このとき接続点Dに表われる
電圧VDは適正値で、キャパシタ58の制御電圧V58と等し
くなり、キャパシタ58の充電状態は不変に保たれる。
サンプリング期間中に接続点Aに誘導される電圧ΔVが
適正値よりも高い黒映像電流レベルを表わす高い電圧レ
ベルであれば、接続点Dに表われる電圧VDはこれに対応
して低下し、キャパシタ58はサンプリング・スイッチ54
を経て放電し、制御電圧V58は低下し、これによって黒
映像電流レベルを適正値に向けて引下げることができ
る。
同様に、サンプリング期間中に接続点Aに誘導される電
圧ΔVが適正値よりも低い黒映像電流レベルを表わす低
い電圧レベルであれば、接続点Dに表われる電圧VDはこ
れに対応して上昇し、キャパシタ58はサンプリング・ス
イッチ54を経て充電され、制御電圧V58は上昇し、これ
によって黒映像電流レベルを適正値に向けて引上げるこ
とができる。
上記の動作を第3A図乃至第3C図を参照してさらに詳しく
説明する。映像管15の黒映像電流レベルが適正値のキャ
パシタ58の制御電圧V58をV58(correct)、同クランプ期
間中に接続点A(トランジスタ70のベース)に誘導され
る電圧ΔVをΔV(correct)、同サンプリング期間中に接
続点Dに発生する電圧VDをVD(correct)とする。
状態1:制御電圧V58は適正値よりも低く、黒映像電流レ
ベルが低いとき。
第3A図において、 キャパシタ58の制御電圧V58は適正値V58(correct)
よりも低いV58(low)である(第3A図(c))。
クランプ期間中、演算増幅器52の動作により、VR
VD=VREFになる。
サンプリング期間中、映像管15のグリッド18に供給
されるグリッドパルス信号VGにより、接続点AにΔV
(low)が誘導される。第3A図(a)から明らかなよう
に、V(low)<ΔV(correct)である。
ΔV(low)により接続点Dに発生する電圧VDをV
D(low)とすると、 VD(low)=VREF−G×ΔV(low)となる。
但し、Gは演算増幅器52の利得。
第3A図(b)から明らかなように、VD(low)はV
D(correct)より高いため、キャパシタ58はサンプリング
・スイッチ54を経てVD(low)により充電されて、V
58(low)は第3A図(c)に示すように適正値であるV
58(correct)に向かって上昇し、映像管15の黒映像電流
レベルは適正値になるように修正される。
状態2:制御電圧V58は適正値V58(correct)で、黒映像電
流レベルが適正のとき。
第3B図において、 キャパシタ58の制御電圧V58は適正値V58(correct)
である(第3B図(c))。
クランプ期間中、VR=VD=VREFになる。
サンプリング期間中、接続点Aに誘導されるΔVは
第3B図(a)から明らかなように、ΔV(correct)にな
る。
ΔV(correct)により接続点Dに発生する電圧V
D(correct)は、第3B図(b)に示すように、 VD(correct)=VREF−G×ΔV(correct)となる。
黒映像電流レベルが適正値のときの制御電圧V
58(correct)は、V58(correct)=VD(correct)=VREF−G
×ΔV(correct)であり、このときは第3C図(c)に示す
ようにキャパシタ58の充放電はなく、制御電圧V58は適
正値V58(correct)に維持される。
状態3:制御電圧V58は適正値よりも高く、黒映像電流レ
ベルが高いとき。
第3C図において、 キャパシタ58の制御電圧V58は適正値V58(correct)
よりも高い値V58(high)である(第3C図(c))。
クランプ期間中、VR=VD=VREFになる。
サンプリング期間中、接続点AにΔV(high)が誘導
される。第3c図(a)から明らかなように、ΔV(high)
>ΔV(correct)である。
ΔV(high)により接続点Dに発生する電圧VDをV
D(high)とすると、 VD(high)=VREF−G×ΔV(high)となる。 第3C図
(b)から明らかなように、VD(high)<VD(correct)
あるから、キャパシタ58はサンプリング・スイッチ54を
経て放電されて、V58(high)はV58(correct)に向かって
低下する。これによって映像管15の黒映像電流レベルは
適正値になるように修正される。
前述のように、トランジスタ70は、クランプおよびサン
プリング作用が行われていないAKB期間以外の期間中、
演算増幅器52が非導通にされると、具合よく非導通にさ
れる。演算増幅器52とトランジスタ70が非導通状態のと
きは、キャパシタ51の負端子は、事実上放電路を作り得
ないように結合が切られる(スイッチ56はAKBクランプ
期間中だけ導通であるから、このときは非導通であ
る)。
ここに開示したAKB回路の特徴は、もし増幅器52が1つ
のAKB期間から次のAKB期間まで導通状態のままであれば
キャパシタ51の負端子はトランジスタ70のベース電流に
よって相当量放電される可能性があるので、重要であ
る。この装置において、キャパシタ51の負端子の30ミリ
ボルト位の少量放電(すなわち、接続点Aの電圧VRを減
少させる)は有効な信号クランプ作用を損なう可能性が
ある。この点については、キャパシタ51の負側接続点A
に設定される電圧VRは1ミリボルトの何分の1以内で正
確でなければならぬことが判る。すなわち、AKB期間中
に映像管バイアスが不適正であれば、トランジスタ70の
入力における電圧変化は僅か数ミリボルトしか変化せ
ず、その様な電圧変化が演算増幅器52の入力に正確にか
つ高信頼度をもって発生せねばならない。入力キャパシ
タ51の値は幾分大きく(約0.12μf)、クランプ期間は
非常に短く(水平線期間3本分)としてこのキャパシタ
51と抵抗31の値で決まる時定数は、電圧VRを発生する場
合にキャパシタ51の負端子を充電し得る速度を制限す
る。
演算増幅器52が非導通であれば、キャパシタ51の放電電
流はトランジスタ70の無視できる程度に小さなコレクタ
−ベース漏洩電流より成る。この漏洩電流は、トランジ
スタ70が導通しているときのベース電流よりも数桁小さ
なものである。
別の形として、電圧VRが発生するときのキャパシタ51の
負端子を、キャパシタ51とトランジスタ70のベース入力
の間に挿入した電子スイッチによって非AKB期間中、切
離すこともできる。この方法は回路が複雑化するので上
記の方法よりは好ましくない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、信号のクランプおよびサンプリング回路を具
えたAKB装置を含むこの発明による映像管表示装置の黒
映像電流レベルを自動的に制御する装置の一部をブロッ
クの形で示した回路図、第2図は第1図の装置中のタイ
ミング信号発生器で発生される各タイミング信号のタイ
ミング関係を示す図、第3A図は黒映像電流レベルが低い
ときの第1図の装置の動作を説明する図、第3B図は黒映
像電流レベルが適正値のときの第1図の装置の動作を説
明する図、第3c図は黒映像電流レベルが高いときの第1
図の装置の動作を説明する図である。 12……輝度・クロミナンス信号処理回路、14a、14b、14
c……ビデオ出力信号処理回路、15……映像表示装置
(カラー映像管)、40、VG、16a、18、30、31……黒映
像電流の大きさを表わす信号の抽出手段(それぞれ、タ
イミング信号発生器、映像管グリッド駆動用のタイミン
グ信号、映像管の陰極、映像管のグリッド、および2個
の分圧抵抗)、51……電荷蓄積装置(キャパシタ)、4
0、VB、VC、VS、50〜60……バイアス制御信号を供給す
る手段(それぞれ、タイミング信号発生器、AKB期間中
のビデオ信号禁止用の制御信号、クランプ回路制御用の
タイミング信号、サンプリング制御用のタイミング信
号、AKBバイアス制御信号処理回路、バイアス制御信号
の結合回路)、40、VB、85……基準電圧発生源に流れる
電流を抑止する手段(タイミング信号発生器、AKB期間
中の制御信号、電子的スイッチ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像期間と消去期間とを含むビデオ信号を
    処理するビデオ信号処理チャンネルと、 陰極を有する映像管と、 上記ビデオ信号処理チャンネルと上記映像管の陰極との
    間に結合されていて、上記ビデオ信号処理チャンネルに
    よって生成されたビデオ信号を増幅し、増幅されたビデ
    オ信号を上記映像管の陰極に供給する映像管駆動増幅器
    と、 上記映像管の陰極に結合されていて該陰極に流れる陰極
    電流を感知し、この陰極電流を表わす信号を生成する電
    流感知素子と、 上記電流感知素子に結合されていて、上記消去期間内の
    制御期間中動作し、上記陰極電流を表わす信号に応答し
    てバイアス制御信号を生成するバイアス制御信号発生器
    であって、上記電流感知素子に結合されていて上記陰極
    電流を表わす信号を受信するキャパシタと、上記キャパ
    シタに結合された入力、および出力を有し、上記制御期
    間中動作して上記陰極電流を表わす信号に応答して上記
    出力にバイアス制御信号を発生する増幅器と、該増幅器
    の出力に結合されていて、上記バイアス制御信号を蓄積
    する蓄積手段と、上記増幅器に結合されていて上記制御
    期間以外の期間中上記増幅器を不動作状態とし、それに
    よって上記増幅器が上記制御期間以外の期間中上記蓄積
    手段に蓄積されたバイアス制御信号を変化させるのを阻
    止する素子とを含む上記バイアス制御信号発生器と、 上記映像管駆動増幅器のバイアスを制御するために上記
    蓄積手段に蓄積された上記バイアス制御信号を上記ビデ
    オ信号処理チャンネル中のある点に供給する結合素子
    と、 からなる映像表示装置の黒映像電流レベルを自動的に制
    御する装置。
JP58203578A 1982-10-29 1983-10-28 映像表示装置の黒映像電流レベルを自動的に制御する装置 Expired - Lifetime JPH0795833B2 (ja)

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IT8323489A1 (it) 1985-04-27
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DE3339289A1 (de) 1984-05-03
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