JPH0795726A - 系統信頼度の自動判定方法 - Google Patents

系統信頼度の自動判定方法

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JPH0795726A
JPH0795726A JP5259032A JP25903293A JPH0795726A JP H0795726 A JPH0795726 A JP H0795726A JP 5259032 A JP5259032 A JP 5259032A JP 25903293 A JP25903293 A JP 25903293A JP H0795726 A JPH0795726 A JP H0795726A
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JP
Japan
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accident
current
relay
voltage
assumed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5259032A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Niimura
隆英 新村
Yoshikazu Fukuyama
良和 福山
Ryohei Okumura
良平 奥村
Yuji Tawara
祐次 田原
Koichi Nakayama
功一 仲山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未熟練者でも簡単にリレー整定業務を実行可
能とする。系統構成の変更に迅速に対処できるようにす
る。 【構成】 系統構成機器及びその電気的接続状態を系統
監視制御計算機に入力し(S1)、ある系統事故を想定
してその際の設備運用状態、事故対象設備、事故状況等
を設定する(S2,S3)。事故電流の電源となり得る
設備から想定事故点に至る経路に基づき事故時系統の等
価回路を生成し(S4)、この等価回路により故障計算
を行って事故時の電圧・電流分布を求める(S5)。前
記経路に存在する保護リレーについて、その動作特性を
考慮しながらある整定値及び前記電圧・電流分布のもと
での保護リレーの動作可能性を検討して停電範囲を探索
する(S6,S7)。想定事故点に至近の保護リレーに
よる事故検出の可能性及び停電範囲の妥当性等を判断
し、系統信頼度を自動的に判定する(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ある系統事故を想定し
てその際の保護リレーの動作可能性から整定の妥当性を
判断し、これにより系統信頼度を自動的に判定する自動
判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統に事故が発生した場合、系統の
各所に設置された保護リレーが事故を検出して瞬時に開
閉器を開くことにより事故を除去しているが、これらの
保護システムが正しく動作するには、起こり得る事故の
電圧・電流状態に対して確実に保護リレーが動作するた
めの整定が必須である。こうした整定を行うに当たって
は、保護対象となる系統の構成、特に電源構成及びイン
ピーダンス分布等を熟知した上で、保護リレーの動作特
性を勘案し、しかも事故の継続時間をできるだけ短くす
ると共に停電区間が少なくなるような最適な整定が必要
とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
は、系統構成が複雑化、大規模化する一方で設備の新
設、増設頻度が増加しており、本来であれば、例えば電
源構成の変更に伴ってすべての故障計算の見直しが必要
であるにも関わらず、系統運用の熟練者不足と相俟っ
て、系統構成の変更に速やかに対処できないという問題
が生じている。その結果として、保護リレーの整定不具
合を放置しておけば、系統事故により停電させる必要の
ない設備まで停電させてしまったり、最悪の場合には事
故を正しく除去できずに設備の損傷を招いてしまう等の
危険性があった。
【0004】更に、不足気味の熟練運用者に代わって未
熟練者がこれらの整定業務を担当する場合、保護リレー
の動作特性や整定範囲等、同時に考慮しなくてはならな
い条件が多いため、誤りを犯す可能性が高く、整定検討
そのものが日常業務の大きな負担となるという障害が生
じている。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、種々の系統構成
のもとで、ある整定値における保護リレーの動作可能
性、停電範囲等を系統監視制御計算機により検討、探索
して整定値の妥当性を判断し、これによって系統信頼度
を自動的に判定するようにした自動判定方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明では、まず、系統構成機器及びその電
気的接続状態を系統監視制御計算機に入力し、ある系統
事故を想定してその際の設備運用状態、事故対象設備
(事故点)、事故状況等を設定する。次に、事故電流の
電源となり得る設備から想定事故点に至る経路に基づき
事故時系統の等価回路を生成し、この等価回路により故
障計算を行って事故時の電圧・電流分布を求める。ま
た、電源から想定事故点に至るに存在する保護リレーに
ついて、その動作特性を考慮しながらある整定値及び前
記電圧・電流分布のもとでの保護リレーの動作可能性を
検討する。更に、動作すると判断された保護リレーによ
りトリップする遮断器を探索し、停電範囲を決定する。
そして、想定事故点に至近の保護リレーによる事故検出
の可能性(整定値の妥当性)及び停電範囲の妥当性等を
判断して系統信頼度を自動的に判定すると共に、その判
定結果を運用者に向けて出力する。
【0007】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は、この実施例により系統信頼度を自動判定す
る処理手順を示している。図において、本処理が起動さ
れると、まず始めに、データベースに保存されている系
統構成機器及びその電気的接続状態等からなる系統構成
情報が入力される(S1)。
【0008】次に、想定される系統事故発生時における
系統設備の運用状態を設定する(S2)。更に、系統運
用者は、想定される系統事故発生時における事故対象設
備と事故状況(短絡/地絡)を入力し、想定事故を設定
する(S3)。
【0009】その後、ステップS3により設定された事
故点に対して事故電流の電源となり得る設備を調べ、そ
の設備から想定事故点までの経路を調べて事故時系統の
等価回路を生成する(S4)。上記ステップS4により
得られた等価回路により故障計算を行い、系統事故時の
電圧・電流分布を求める(S5)。
【0010】電源から想定事故点に至る経路に存在する
保護リレーに、故障計算により得られた電圧・電流状態
を当て嵌め、各保護リレーの動作特性等を考慮しなが
ら、それぞれの整定値のもとで動作する可能性のある保
護リレーを抽出、検討する(S6)。次に、ステップS
6により動作する可能性ありと判定された保護リレーに
よりトリップする遮断器を求め、この遮断器に隣接する
設備の接続状態を探索して停電範囲を求める(S7)。
【0011】想定事故点に至近の保護リレーにより、現
在の整定値のもとで事故を正確に検出できるかどうか、
また、停電範囲が想定事故点の周囲の最少の範囲である
かどうか等を調べて系統信頼度を判定する(S8)。事
故電流の経路上にあるすべての動作可能保護リレーにつ
いて動作を評価できたら、系統信頼度の判定結果を出力
し、保護リレーの整定値を変更する必要がある場合には
採り得る対策を系統運用者に指示する(S9)。
【0012】図2は上記一連の処理を実行するためのソ
フトウェア(系統信頼度判定システム)の構成を示して
いる。このシステムは、系統構成機器及びその電気的接
続状態を表現した系統構成モデル1と、等価回路に基づ
き系統事故時に発生する現象を想定し、保護リレーや遮
断器の動作、停電範囲等を判定する信頼度判定ルール2
と、系統構成ファイル5、リレー特性ファイル6、リレ
ー整定値ファイル7等のデータファイルの操作や事故電
流計算、保護リレーの時限強調、表示制御等を行うため
の数値処理用の関数群3と、事故時の電圧・電流分布や
動作する可能性のある保護リレー候補を一時的に保存す
る作業領域4とを機能として有している。
【0013】なお、系統構成ファイル5は系統構成機器
及びその電気的接続状態を格納し、リレー特性ファイル
6は保護リレーの動作特性や整定可能範囲を格納し、リ
レー整定値ファイル7は現在の保護リレーの整定値を格
納したものである。また、8はCRTディスプレイ及び
キーボード等からなる表示・入力装置を示す。
【0014】上記ソフトウェアは、系統監視制御計算機
の処理能力に余裕がある場合にはその内部に組み込まれ
るが、系統構成機器及びその電気的接続状態からなる系
統構成情報は、遠方監視制御装置等と系統監視制御計算
機との間のデータ通信により常時入力するようにしても
良い。図3は本実施例が適用されるハードウェアの構成
を示すもので、保護リレーや開閉器の開閉状態、電圧・
電流等の情報は遠方監視制御装置等の伝送手段を介して
変電所9や発電所10から系統監視制御計算機11に伝
送され、系統信頼度の判定結果は表示・入力装置8によ
り運用者12に示される。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、系統
構成や保護リレーの動作特性を考慮してある整定値にお
ける保護リレーの動作を検出し、整定値の妥当性を判断
して系統信頼度を自動的に判定するものであるから、未
熟練の運用者でも保護リレーの整定を効率的かつ高い信
頼度で実行することができる。
【0016】また、設備が新・増設された場合には系統
監視制御計算機への入力データの変更により速やかに対
処でき、保護リレーの整定不具合に起因する停電範囲の
拡大や設備の損傷を未然に防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフローチャートである。
【図2】実施例を実現するためのソフトウェアの概略的
な構成図である。
【図3】実施例を実現するためのハードウェアの概略的
な構成図である。
【符号の説明】
1 系統構成モデル 2 信頼度判定ルール 3 関数群 4 作業領域 5 系統構成ファイル 6 リレー特性ファイル 7 リレー整定値ファイル 8 表示・入力装置 9 変電所 10 発電所 11 系統監視制御計算機 12 運用者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 良平 神奈川県川崎市川崎区南渡田町1番1号 日本鋼管株式会社京浜製鉄所内 (72)発明者 田原 祐次 神奈川県川崎市川崎区南渡田町1番1号 日本鋼管株式会社京浜製鉄所内 (72)発明者 仲山 功一 神奈川県川崎市川崎区南渡田町1番1号 日本鋼管株式会社京浜製鉄所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統構成機器及びその電気的接続状態を
    系統監視制御計算機に入力し、ある系統事故を想定して
    その際の設備運用状態、事故対象設備、事故状況等を設
    定すると共に、事故電流の電源となり得る設備から想定
    事故点に至る経路に基づき事故時系統の等価回路を生成
    し、この等価回路により故障計算を行って事故時の電圧
    ・電流分布を求め、前記経路に存在する保護リレーにつ
    いて、その動作特性を考慮しながらある整定値及び前記
    電圧・電流分布のもとでの保護リレーの動作可能性を検
    討して停電範囲を探索し、想定事故点に至近の保護リレ
    ーによる事故検出の可能性及び停電範囲の妥当性等を判
    断して系統信頼度を自動的に判定することを特徴とする
    系統信頼度の自動判定方法。
JP5259032A 1993-09-22 1993-09-22 系統信頼度の自動判定方法 Withdrawn JPH0795726A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254211A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Central Res Inst Of Electric Power Ind 保護リレー協調支援装置、保護リレー協調支援方法および保護リレー協調支援プログラム
JP2012005334A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Central Res Inst Of Electric Power Ind 判定装置、判定方法及び判定プログラム
JP2012239304A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Central Research Institute Of Electric Power Industry 保護リレー協調判定装置、保護リレー協調判定方法、および保護リレー協調判定プログラム

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JP2009254211A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Central Res Inst Of Electric Power Ind 保護リレー協調支援装置、保護リレー協調支援方法および保護リレー協調支援プログラム
JP2012005334A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Central Res Inst Of Electric Power Ind 判定装置、判定方法及び判定プログラム
JP2012239304A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Central Research Institute Of Electric Power Industry 保護リレー協調判定装置、保護リレー協調判定方法、および保護リレー協調判定プログラム

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