JPH0795532A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0795532A
JPH0795532A JP5234517A JP23451793A JPH0795532A JP H0795532 A JPH0795532 A JP H0795532A JP 5234517 A JP5234517 A JP 5234517A JP 23451793 A JP23451793 A JP 23451793A JP H0795532 A JPH0795532 A JP H0795532A
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JP
Japan
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signal
synchronizing signal
vertical synchronizing
track jump
pseudo
Prior art date
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Pending
Application number
JP5234517A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mitani
浩 三谷
Tadashi Kunihira
宰司 國平
Yoshifumi Yanagawa
良文 柳川
Masahiro Motosugi
昌広 本杉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊再生時に発生する再生映像信号の時間的
なずれによって発生する垂直同期信号の周期変動で再生
画像が縦揺れを起こす現象を防止する。 【構成】 回転ヘッド103によって再生された信号は復
調回路104で、再生映像信号に復調される。同期分離回
路105では再生映像信号の垂直同期信号を分離する。周
期計測回路106は、再生映像信号の垂直同期信号の周期
変動の発生・大きさ及びその方向を検出する。補正係数
決定回路107は、周期計測回路106からのトラックジャン
プ量に応じた疑似垂直信号の発生タイミング補正量の組
への変換を行う。109はシフトレジスタである。110はタ
イマーであり、再生同期信号の発生したタイミングから
カウントし、シフトレジスタ109からの補正量の大きさ
に応じた時間後に疑似垂直同期信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特殊再生が可能なVT
Rなどの磁気記録再生装置、特に可動の再生ヘッドを持
つ磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置(以下、VTRと称する)において、通常の1倍速再
生を行なう場合は、テープ上に記録されたトラックの開
始位置と再生ヘッドがテープに当たり始める位置の関係
は常に一定である。ところが、1倍速以外の再生速度で
はこれらの位置関係は一定ではなく、ヘッドの当たり始
め位置はトラックの開始位置より前方にずれたり、後方
にずれたりする。トラックはテープ上に斜めに形成され
ているので、テープ送り方向のずれはトラック直角方向
とトラック平行方向に変換される。トラック直角方向の
ずれはオフトラックとしてあらわれ、トラック平行方向
のずれは再生信号の時間的なずれとなってあらわれる。
可動ヘッドを搭載しているVTRにおいてもヘッド可動
方向はトラックと直角方向なので、トラック方向のずれ
はヘッドを移動させることでは吸収できない。このよう
に特殊再生時には、再生信号にトラック単位の時間のず
れが発生する。
【0003】ところで、1倍速より遅い再生速度を実現
するためには、何回かに1回の割合で同一トラックを2
度だぶって再生を行なう。逆に1倍速より速い再生速度
を実現するためには何回かに1回の割合であるトラック
を飛ばして再生を行なう。このように同一トラックをだ
ぶって再生したり、飛ばして再生したりすることをトラ
ックジャンプと呼ぶが、トラックジャンプが発生すると
前述の再生信号の時間ずれに不連続を生じる。すると1
本のトラックに1フィールドの映像信号が記録されてい
る場合、垂直同期信号の周期が変動する。垂直同期信号
は1枚の画像の始まりを示す信号であるので、このよう
にその周期が変動するとモニタに映し出された画像はた
て揺れを起こし、大変見づらい画像となる。
【0004】図9は、1倍速を少し越える速度で再生し
た場合の回転ヘッドの回転位相を示すヘッド切り換え信
号(以下、HSW信号と称する)と再生垂直同期信号の
位相関係を示すタイミングチャートである。同図におい
て垂直同期信号には、n−1、n、n+1、n+2、n
+3、n+4の番号を付してフィールド毎の位相の変化
を示している。図9に示すように、再生映像信号の垂直
同期信号はフィールド毎にその位相が後ろにずれてい
く。ところが、n番目から(n+1)番目に移る時にト
ラックジャンプによって垂直同期信号の位相が前に変化
する。垂直同期信号の周期は垂直同期信号間の時間間隔
で計られるので、n番目から(n+1)番目の間隔だけ
が他の間隔より短くなる。すなわち、n番目のフィール
ドは他のフィールドより時間が短い。そして、このとき
にモニタに映し出された画像はたて揺れを起こす。
【0005】図8は従来のVTRにおいて上記のたて揺
れを抑制するための装置の構成を示すブロック図であ
る。図8において、801はヘッドアクチュエータの制御
装置であり、その出力は回転ヘッド802上のヘッドアク
チュエータに加えられ、ヘッドを所定のトラック上に位
置決めする。803は疑似垂直信号発生装置であり、制御
装置801と回転ヘッドの回転位相を検出するセンサ804の
出力をもとに疑似垂直同期信号を発生する。
【0006】制御装置801の出力の大きさはヘッドアク
チュエータの移動量に対応するが、これは同時に図9に
おける再生映像信号の垂直同期信号の位相にも対応す
る。従って、回転ヘッドの回転位相情報と垂直同期信号
の位相から再生映像信号中の垂直同期信号を合成するこ
とができる。ヘッドから読み出した信号は復調装置806
で再生映像信号として復調される。合成装置807では、
復調装置806の出力する再生映像信号中の垂直同期信号
を疑似垂直信号発生装置803で発生した疑似垂直同期信
号に置き換え、VTRの出力信号として合成された映像
信号を出力する。
【0007】図8において、制御装置801の出力から再
生映像信号の垂直同期信号の位相が図9のn番目の位相
にあることを検出すると、次のフィールドでトラックジ
ャンプが発生することが判るので、疑似垂直同期信号発
生装置803ではトラックジャンプした後の(n+1)番
目のフィールドと(n+2)番目のフィールドに発生す
る疑似垂直同期信号の位相を図10に示すように後ろに
ずらす。これにより、n番目のフィールドの長さがトラ
ックジャンプによって短縮される量を他のフィールドに
分散することができるので、画像のたて揺れを軽減する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、次のような問題点がある。テープ送り速
度が定常偏差をもつため、トラックジャンプが発生する
周期が一定せず、トラックジャンプ発生周期が変動する
遅い周期の画面のたて揺れを引き起こすことである。こ
れは周期が遅いためその揺れが検知され易く、画面が安
定しない印象を視聴者に与える。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、安定した画面のたて揺れ抑制効果を有するVTRを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の磁気記録再生装置は、テープ送り速度を定常偏
差なく所定の速度に設定するテープ送り手段と、再生映
像信号の垂直同期信号の周期の変化からトラックジャン
プの発生およびその向きと大きさを検出するトラックジ
ャンプ検出手段と、利用者が縦揺れ量の調整を行なう調
整手段と、トラックジャンプ検出手段の検出したトラッ
クジャンプの向きおよび大きさと前記調整手段の調整量
をもとに垂直同期信号発生タイミング補正量を決定する
補正量決定手段と、演算手段で求めた垂直同期信号発生
タイミング補正量をもとに疑似垂直同期信号を発生する
疑似垂直同期信号発生手段と、疑似垂直同期信号発生手
段の出力する疑似垂直同期信号を再生映像信号の垂直同
期信号と入れ換える合成手段とを備えている。
【0011】
【作用】この構成によって、本発明の磁気記録再生装置
は、テープ送り速度の定常偏差に起因する遅い周期のた
て揺れを取り除き、変速再生時の再生画像品質を向上さ
せることができる。
【0012】
【実施例】以下、図を参照しながら、本発明の実施例に
ついて説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例における磁気記録
再生装置(以下、VTRと称する)の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、102はキャプスタンモータ
であり、テープ101を所定のテープ送り速度で駆動す
る。テープ送り速度は、記録時の速度のn/m倍の速度
でなければならない。ただし、n,mは整数である。こ
のことは、キャプスタンモータ102の回転数制御におい
てテープ速度が正確にこの条件を満たすように位相制御
を施すことによって実現することができる。
【0014】回転ヘッド103によって再生された信号は
復調回路104で、再生映像信号に復調される。同期分離
回路105では再生映像信号の垂直同期信号を再生映像信
号から分離しタイミング信号として各部に送る。106は
周期計測回路であり、再生映像信号の垂直同期信号の周
期を計測する。トラックジャンプが発生すると再生映像
信号の垂直同期信号の周期に変動が現れるので、周期計
測回路106では周期の変動の発生、周期変動の大きさ、
およびその方向を検出する。107は補正係数決定回路で
あり、調整手段108によって検出された利用者の調整量
に基づいて1組の補正量データを用意し、周期計測回路
106からのトラックジャンプ検出信号によるトラックジ
ャンプ量に応じた疑似垂直信号の発生タイミング補正量
の組への変換を行う。109はシフトレジスタであって、
補正量決定回路107の出力する複数の補正量を入力とす
るパラレル入力と、再生垂直同期信号発生毎に補正量を
一つづつ出力するシリアル出力とを持つ。パラレル入力
からの補正量は、そのときどきにレジスタに保持してい
るデータに加算され次段のレジスタに保持される。110
はタイマーであり、再生同期信号の発生したタイミング
からカウントを開始し、シフトレジスタ109からの補正
量の大きさに応じた時間後に疑似垂直同期信号を発生す
る。合成回路111では、復調回路104からの再生映像信号
の垂直同期信号をタイマー110からの疑似垂直同期信号
に置き換え、これをVTRの出力映像信号として出力す
る。
【0015】図2は本実施例のVTRに使用する回転ヘ
ッドの構成を示す図である。図2(a)は回転ヘッドを
軸方向から見た図であり、ヘッドアクチュエータ201の
上にヘッドチップが搭載されている。アジマス記録のた
めに逆アジマスのヘッドが180度対向の位置に配置さ
れている。ここではヘッドあるいはテープ上に記録され
た信号のアジマスを表記するためにLまたはRの記号を
用いる。すなわち、Lのアジマスを持つヘッド202と対
となるのはRのアジマスを持つヘッド205であり、R’
のアジマスを持つヘッド203と対となるのはL’のアジ
マスを持つヘッド204である。通常の記録再生ではこれ
らの対となるヘッドが使われるが、特殊再生時にはこれ
ら4つのヘッドすべてを使って再生を行う。図2(b)
はヘッドアクチュエータ201に搭載されたヘッド202、203
をテープ側から見た図である。2つのヘッドのギャップ
間の距離xは一定値になるように厳密に管理されてい
る。本実施例のVTRでは、テープ上に2水平同期信号
周期分の映像信号が記録された長さと等しくなるように
設定されている。以下、本実施例では1水平同期信号周
期分のテープ上での記録長、あるいは時間を1Hと略記
する。
【0016】図3は補正係数決定回路107の動作を説明
する概念図である。調整手段108において利用者が設定
した調整量301で周波数の選択を行う。各周波数には対
応する疑似垂直信号の補正量が、トラックジャンプ発生
後4つの垂直同期信号についてテーブル302に記憶され
ている。つまり、調整量301の指定する周波数によっ
て、トラックジャンプが発生した後の疑似垂直同期信号
の補正量データ4つ1組がテーブル302から出力され
る。テーブル302からの補正量データの組は乗算器304に
入力され、周期計測回路106からのトラックジャンプ検
出信号とそれぞれ乗じられる。例えば、トラックジャン
プの発生により平均の長さと比べて3H短い再生映像信
号の垂直同期信号が周期計測回路106で検出されると、
−3のトラックジャンプ検出信号303が乗算器304に入力
される。すると乗算器304では、テーブル302からの補正
量データとこのトラックジャンプ検出信号303との乗算
がそれぞれ行われ、疑似垂直同期信号の補正量として出
力される。トラックジャンプがないときはトラックジャ
ンプ検出信号は0であるので、補正係数決定回路107か
らはすべて0の補正量が出力される。
【0017】図4はシフトレジスタ109の構成を示すブ
ロック図である。シフトレジスタ109は3つのレジスタ4
01、402、403と加算器404、405、406、407とで構成される。
レジスタには再生映像信号の垂直同期信号408がクロッ
ク入力され、保持されるデータは垂直同期信号毎にシフ
トされる。補正係数決定回路107からの補正量データ409
は加算器404、405、406、407によって定数値あるいはレジ
スタ401、402、403の保持しているデータに加算される。
トラックジャンプ直後の疑似垂直同期信号の補正データ
は、レジスタ403の保持するデータと加算され、直ちに
タイマー110の設定値として出力される。
【0018】図5はタイマー110の構成を示すブロック
図である。タイマー110内にはさらに2つのタイマーが
ある。第1のタイマーは、再生映像信号の垂直同期信号
をブランキングするための信号を出力するブランキング
タイマー501であり、再生映像信号の垂直同期信号503で
トリガーされ、次の垂直同期信号をブランキングする信
号を出力する。第2のタイマーは、疑似垂直同期信号を
発生する疑似垂直同期信号タイマー502である。ブラン
キングタイマー501と同じく再生映像信号の垂直同期信
号503でトリガーされ、シフトレジスタ109の出力する疑
似垂直同期信号の補正データ504によって決められる時
刻の後、疑似垂直同期信号を出力する。疑似垂直同期信
号タイマー502への設定値はあまり長いと画面上部の表
示が失われるので数H程度に設定する。
【0019】図6は合成回路111の構成を示すブロック
図である。タイマー110からのブランキング信号と疑似
垂直同期信号は、マルチプレクサ601でスイッチ602をコ
ントロールする信号に変換される。スイッチ602では、
復調回路104からの再生映像信号603と映像信号を黒レベ
ルに設定するブランキングレベル信号604と同期信号レ
ベルに設定するシンクチップレベル信号605とを切り換
え、VTRの出力信号606として出力する。
【0020】さて、以上のように構成された本実施例の
VTRにおいて、1.5倍速の再生を行う場合について
説明する。図7は1.5倍速の再生を行うときのテープ
上のトラックとヘッドの位置関係を示す模式図である。
1.5倍速であるから、ヘッドが4回テープに接する間
に6本のトラックを通り過ぎることになる。従って、図
7においてR1,L1,R2,L2,R3,L3の6本
のトラックのうち、実際に再生されるのは、R1,L
1,L2,R3の4本である。トラックにつけられたL
とRの記号は前述のようにトラックのアジマスを示す。
【0021】次に、ヘッドがヘッドアクチュエータのよ
って動かされないときにテープにあたり始める位置を下
部に示す。まず、R1トラックの再生を行うヘッド701
の位置はちょうどトラック上にあり、ヘッドアクチュエ
ータではヘッド位置の移動を行う必要はない。L1トラ
ックを再生するヘッド702はちょうどL1トラックとR
2トラックの間にある。ヘッドアジマスと異なるアジマ
スで記録されたR2トラックからはアジマスロスにより
再生信号は得られないので、ヘッドアクチュエータによ
ってヘッド702をL1トラックの真上に位置するよう矢
印の量だけ移動しなければならない。トラック上に記録
された垂直同期信号の位置は705のようにテープの下端
から一定の高さにある。ところが、R1トラックを再生
するヘッド701と、L1トラックを再生するため移動さ
れたヘッド702とをこの垂直同期信号が記録された位置
との位置関係を比べると、ヘッド702の方がヘッドがあ
たり始める位置が垂直同期信号の記録位置から離れてい
る。この位置関係の差はヘッドの移動量に比例し、例え
ば、VHS方式の標準モードではヘッド702はヘッド701
に比べて0.75Hだけ垂直同期信号が遠くなる。これ
は回転ヘッドの回転位相基準信号からみて、ヘッド702
の再生するL1トラックの垂直同期信号はR1トラック
のそれに比較して0.75H遅く発生することになる。
【0022】次に、L2トラックを再生するヘッド703
はヘッド701と同様にちょうどトラック上にあるが、ヘ
ッドがR・LペアからR’・L’ペアに切り換わるた
め、図2(b)で示したヘッドギャップ間隔X分だけ垂
直同期信号が遠くなる。ヘッド703の再生するL2トラ
ックの垂直同期信号はR1トラックのそれに比較して
2.0H遅く発生することになる。同様に、ヘッド704
の再生するR3トラックの垂直同期信号は、ヘッドペア
がR’・L’であることによる2.0Hの遅れと、ヘッ
ド移動に伴う0.75Hの遅れが重なるので、合計2.
75H遅く垂直同期信号が発生することになる。垂直同
期信号周期は垂直同期信号発生の間隔であるから、第1
のフィールドは平均より(0.75−0)Hだけ垂直信
号周期が長く、第2のフィールドは(2.0−0.7
5)=1.25Hだけ長く、第3のフィールドは(2.
75−2.0)=0.75Hだけ長く、最後の第4のフ
ィールドは(0−2.75)=−2.75Hと平均より
2.75H短くなる。1.5倍速のときの平均フィール
ド長は261.25Hなので、フィールド長で書くと、
262.5H−263.0H−262.5H−259.
0Hとなる。
【0023】262.5Hを基準とすると、図1の周期
計測回路106で第2フィールドで+0.5Hのトラック
ジャンプが発生し、第4フィールドで−3.5Hのトラ
ックジャンプが発生したと検出される。それぞれ補正係
数決定回路107内のテーブルのデータににトラックジャ
ンプ量が乗じられた疑似垂直同期信号補正量がシフトレ
ジスタ109にセットされ、タイマー110に送られる。タイ
マー110で発生した疑似垂直同期信号は合成回路111で再
生映像信号の垂直同期信号と置き換えられ、縦揺れの抑
制された映像信号となる。
【0024】この1.5倍速の例では、最初のトラック
ジャンプでシフトレジスタにロードされた補正量がすべ
てタイマー110に送られる前に次のトラックジャンプが
発生するが、それぞれの補正量が加算されてタイマー11
0にロードされることになる。
【0025】本実施例のVTRにおいてはテープ送り速
度が正確に設定されてため、例えば1.5倍速再生の再
生映像信号は上記の常に4回で一巡するフィールド長変
化を繰り返す。このため縦揺れ4フィールド周期、すな
わち15Hzに固定される。これにより、目につく遅い
周期での縦揺れが発生しないので、特殊再生時の再生画
像品質を向上させることができる。
【0026】なお、上記の実施例ではトラックジャンプ
発生の検出を再生映像信号の垂直同期信号の周期を検出
することによって行ったが、この部分だけ図8の従来例
のように可動ヘッドの移動量から検出してもよい。この
場合はトラックジャンプ発生の予測が予め可能なので、
疑似垂直同期信号の挿入位置を再生映像信号の垂直同期
信号の前に設定することで、画面上部の表示が失われる
ことを避けることができる。
【0027】なお、上記実施例ではハードウェアによっ
て構成した例を示したが、これらの構成を同様の機能と
してソフトウェアにて実現できることは言うまでもな
い。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気記録再生装
置は、テープ送り手段によって、テープ送り速度を定常
偏差なく所定の速度に設定することができるので、疑似
垂直同期信号を使っても、なお残留する画面の縦揺れの
周期を一定に保つことができる。従って、従来のように
ゆっくりした周期で起こる、目につく縦揺れを防止する
ことができ、特殊再生時の再生画像品位を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
ブロック図
【図2】本発明の実施例におけるヘッド配置図
【図3】本発明の実施例に係る補正係数決定回路の概念
【図4】本発明の実施例に係るシフトレジスタのブロッ
ク図
【図5】本発明の実施例に係るタイマーのブロック図
【図6】本発明の実施例に係る合成回路のブロック図
【図7】1.5倍速再生時のトラックとヘッドの位置関
係を示す模式図
【図8】従来の磁気記録再生装置の構成を示すブロック
【図9】トラックジャンプ発生時のタイミングチャート
【図10】トラックジャンプ発生時に疑似垂直同期信号
の補正を行なった場合ののタイミングチャート
【符号の説明】
101 テープ 102 キャプスタンモータ 103 回転ヘッド 104 復調回路 105 同期分離回路 106 周期計測回路 107 補正係数決定回路 108 調整手段 109 シフトレジスタ 110 タイマー 111 合成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本杉 昌広 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ送り速度を定常偏差なく所定の速度
    に設定するテープ送り手段と、再生映像信号の垂直同期
    信号の周期の変化からトラックジャンプの発生およびそ
    の向きと大きさを検出するトラックジャンプ検出手段
    と、縦揺れ量の調整を行なう調整手段と、前記トラック
    ジャンプ検出手段の検出したトラックジャンプの向きお
    よび大きさと前記調整手段の調整量をもとに垂直同期信
    号発生タイミング補正量を決定する補正量決定手段と、
    前記補正量決定手段で求めた垂直同期信号発生タイミン
    グ補正量をもとに疑似垂直同期信号を発生する疑似垂直
    同期信号発生手段と、前記疑似垂直同期信号発生手段の
    出力する疑似垂直同期信号を再生映像信号の垂直同期信
    号と入れ換える合成手段とを備えてなることを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】テープ送り速度を定常偏差なく所定の速度
    に設定するテープ送り手段と、特殊再生用の可動ヘッド
    の変位量の変化からトラックジャンプの発生およびその
    向きと大きさを検出するトラックジャンプ検出手段と、
    縦揺れ量の調整を行なう調整手段と、前記トラックジャ
    ンプ検出手段の検出したトラックジャンプの向きおよび
    大きさと前記調整手段の調整量をもとに垂直同期信号発
    生タイミング補正量を決定する補正量決定手段と、前記
    補正量決定手段で求めた垂直同期信号発生タイミング補
    正量をもとに疑似垂直同期信号を発生する疑似垂直同期
    信号発生手段と、前記疑似垂直同期信号発生手段の出力
    する疑似垂直同期信号を再生映像信号の垂直同期信号と
    入れ換える合成手段とを備えてなることを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  3. 【請求項3】垂直同期信号発生タイミング補正量を決定
    する補正量決定手段は、1回のトラックジャンプにつき
    少なくとも2つの垂直同期信号に対して各々独立のタイ
    ミング補正量を決定することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】疑似垂直同期信号発生手段は、その出力す
    る疑似垂直同期信号に対応する再生映像信号の垂直同期
    信号の発生後に疑似垂直同期信号を出力することを特徴
    とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
JP5234517A 1993-09-21 1993-09-21 磁気記録再生装置 Pending JPH0795532A (ja)

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