JPH0795526A - 画像処理装置及びその処理方法 - Google Patents

画像処理装置及びその処理方法

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JPH0795526A
JPH0795526A JP5206159A JP20615993A JPH0795526A JP H0795526 A JPH0795526 A JP H0795526A JP 5206159 A JP5206159 A JP 5206159A JP 20615993 A JP20615993 A JP 20615993A JP H0795526 A JPH0795526 A JP H0795526A
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JP
Japan
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image signal
motion
read
prediction
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Application number
JP5206159A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Yamaguchi
博久 山口
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 動画像の動き予測を、効率的に、かつ高速に
行う。 【構成】 現フレームの画像信号を記憶するフレームメ
モリ101、103、前フレームの画像信号を記憶する
フレームメモリ102、104、フレームメモリ101
から読み出された参照ブロックに対応する画像信号及び
フレームメモリ102から読み出されたサブサンプルさ
れた画像信号を比較してブロックの動きを予測する第1
の予測処理部121、ブロックの最終的な動き予測を決
定する第2の予測処理部122、最終的に決定された動
き予測を記憶する動き予測メモリ141、並びに記憶さ
れた動き予測に基づきフレームメモリ102の下位アド
レスを供給する適応型インデックス制御部131を有
し、下位アドレス及びアドレスレジスタ112から供給
される上位アドレスによりフレームメモリ102の読み
出しを制御し、画像信号のサブサンプルされる位置を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像のディジタル画
像信号を圧縮/伸長するための画像処理装置及びその処
理方法に関し、特に、画像信号の圧縮を効率的に、かつ
高速に実行することができる改良された動き予測技術に
関する。
【0002】
【従来技術】近年、画像や音声などの種々のデータを統
合的に扱うマルチメディアシステムの研究、開発が進め
られ、これに伴い、ディジタル化された静/動画像の蓄
積・伝送が不可欠となっている。しかし、画像情報をデ
ィジタル化すると、そのデータ量は、音声データなどと
比べて非常に膨大である。例えば、720*480画素
のカラー動画像をディジタル化した場合には、数100
Mb/sの高速データレートを必要とし、これを実行す
るには、伝送速度や記録媒体の面で問題がある。
【0003】このような問題を解決するために、画像情
報を圧縮する技術が開発され、各分野において国際標準
化が進んでいる。テレビ電話やテレビ会議用の方式につ
いてはCCITTで、テレビ伝送用の方式についてはC
MTT/2で、他方、静止画像についてはJPEG(J
oint Photographic ExpertG
roup)で、動画像についてはMPEG(Movin
g PictureExpert Group)で標準
化が行われている。
【0004】MPEGでは、画像圧縮について基本的な
2つの基礎技術を有しており、それは、離散コサイン変
換(DCT)と、動き予測である。動き予測は、すでに
進行された画像の部分に対して画像のセグメントを一致
させるように機能させる技術であり、その能力は、参照
ブロックサイズとサーチウインドウの範囲によって決定
される。
【0005】動き予測の技術は、今日の画像圧縮システ
ムにおいて非常に重要視されており、高性能の動き予測
を行うチップの開発が注目されている。チップの心臓部
である並列プロセッサアレイのデザイン開発において、
サーチウインドウの範囲が(−8から+7)の予測機能
を実行するためには、一般に、200,000の論理ゲ
ートを必要とする。
【0006】現在のところ、数多くのチップが開発され
てきているが、MPEG2(符号化速度:4−9Mビッ
ト/秒、品質:NTSCと同等以上)を満足するリアル
タイムTVアプリケーションの要求に十分に適合するも
のはない。さらに、こうした状況を悪化させているの
は、非常に大きなサーチ領域を伴う高い圧縮率が要求さ
れているからであり、この要求は、単一チップ構成のL
SI容量をはるかに越えるものである。従って、許容サ
イズのハードウエアにおいて、リアルタイム動作可能な
優れた性能を有する動き予測を開発しなければならない
という課題がある。
【0007】現在行われている動き予測の実用的な例で
は、16*16または8*16サイズの参照ブロック
で、水平方向(−63.5、+63.5)、垂直方向
(−15.5、+15.5)のサーチ範囲を必要として
いる。これは、半画素単位の精度を考慮すると、全体で
255*63=16065の個々の位置についてのサー
チを必要とし、これらの位置は、それぞれ絶対値の差分
で比較され、その全体の中から最小値(GLOBAL
MINIMUM)を見つけ出さなければならない。以上
のことから明かなことは、これらのすべての個々の位置
をサーチすること(以下、フルサーチ方式と呼ぶ)は、
リアルタイム動作を必要とするハードウエアにとっては
現実的ではない。例えば、TVにおけるサーチでは、2
5マイクロ秒以内に完了しなければならないことにな
る。従って、新しい効率的なサーチアルゴリズムを開発
しなければならず、これによって、適切なハードウエア
によってフルサーチと同等の性能を実現することが可能
となる。
【0008】次に、従来の一般的な動き予測の例を説明
する。ISO(国際標準化機構)/MPEGの共同で行
われたシミュレーション研究において、いくつかのテス
トシーケンスが共通のワーキングソースマテリアルとし
て定義された。これらのマテリアルは、一連のクリチカ
ルなビデオシーケンスを表せるように選択され、このシ
ーケンスによって、圧縮によるひずみを検知できるよう
にしている。
【0009】動き予測は、前述したように、すでに進行
された画像の部分に対して画像のセグメントを一致させ
るように機能し(その後、圧縮画像を伸長するためにデ
コーダーで利用される)、その能力は、参照ブロックサ
イズとサーチするウインドウの範囲によって決定され
る。より動きの速いシーンでは、より大きなサーチ範囲
を必要とし、MPEGの1つのテストシーケンスである
“CAR”では、水平方向(−63.5、+63.5)
のサーチ範囲を必要とする。通常の画素と画素のマッチ
ングサーチに加えて、MPEG2では、1/2画素精度
の精巧なマッチングを必要とする。このため、マッチン
グが行われる前に、画素の補間を行わなければならな
い。
【0010】動き予測は、同一サイズのブロック間のも
っとも高い相関を探すような処理である。与えられたサ
ーチ範囲(−V≦変位V≦+V)及び(−H≦変位H≦
+H)で、次の基準を最小にする変位ベクトル(変位
V、変位H)を見つける処理を行う:
【数1】
【0011】ここで、1(n) ijは、空間位置(ij)
でのn番目のオリジナルフレーム信号を表し、上線を伴
うIは、デコードされ、かつ、エンコーダのフレームメ
モリに蓄積された前のフレームを信号を表す。ref
Vとref Hは動き予測が行われる参照ブロックの位
置を表す。
【0012】MPEG2の条件では、ref Vとre
f Hの両者はともに16画素(ライン)で、サーチ範
囲V、Hの大きさは、ともに63.5である。また、1
/2画素精度の動き予測は、中間の画素値を隣接する画
素を用いて補間するだけで、そのサーチ方法は変わらな
い。つまり、1/2画素精度の動き予測は、水平及び垂
直方向でそれぞれ2倍のサーチを行うため、サーチ範囲
を4倍に増加させることになる。
【0013】MPEG2における動き予測は、1/30
秒内に704画素*480ラインの画像フレームのすべ
てについて、16画素*16ラインのブロックサイズで
行われる。このブロックは、MPEGにおいてマクロブ
ロックと呼ばれ、各マクロブロックについてのサーチ
は、25マイクロ秒以内に行われなければならないこと
を意味する。そして、サーチ範囲(−63.5、+6
3.5)について、式(1)に示すフルサーチのブロック
マッチングを行うためには、各マクロブロックを1.6
ナノ秒で計算を行わなければならない。これは、1秒に
つき10の12乗のオーダーで信号処理することであ
り、リアルタイムで動作するハードウエアの現実的な実
行を妨げるものである。
【0014】従来、こうした問題を軽減するために、
(1) 階層サーチアルゴリズム、(2) ステップサーチアル
ゴリズム、(3) グラデイエントアルゴリズムの3つの基
本的な手法が用いられてきた。
【0015】階層サーチアルゴリズムは、図12に示す
ように、オリジナルイメージを1/2ずつ階層的にサブ
サンプルし、サブサンプルされたイメージから順次サー
チを開始する。つまり、サーチは、最初に1/8にサブ
サンプルされた粗いイメージで行われ、そこで得られた
情報に基づき1/4のサブサンプルイメージでサーチさ
れ、順にオリジナルイメージへと降下し、ここで最終的
に一致するブロック位置を求めるものである。
【0016】一般的な階層サーチアルゴリズムでは、参
照ブロックと同一サイズのものが上位の層内に保持さ
れ、そして実際の参照ブロックサイズへ展開される。し
かし、実際のアルゴリズムでは、現に参照ブロックに含
まれていない関連のない信号パターンにマッチングが行
われる可能性があり、一度、エラーが上位の層でつくら
れてしまうと、下位の層でエラーを補償することはでき
ず、動きベクトル、すなわち式(1) の変位V、Hの最小
値に到達することができない。また、1/8にサブサン
プルされたイメージにおいて測定された変位は、通常の
ピクセルスケールの8倍の大きさであり、こうした粗い
イメージから開始されるサーチは、繊細な動きを有する
動画像には、あまり適するものではない。
【0017】ステップサーチアルゴリズムは、図13に
示すように、一般に、参照ブロックと同一サイズを保持
し、ここから動きベクトルを求め、この動きベクトルか
らサーチ位置を階層的に求めるものである。このアルゴ
リズムでは、マッチングは常に参照ブロック自身を用い
て行われ、最初のサーチは散在的に分配された粗いサー
チ点で行われる。そして、サーチは各部の最小値の点か
ら開始し、順次階層的にサーチ範囲を狭くして、画素単
位の精度について最終的な結果が得られるまで同一プロ
セスが繰り返される。このアルゴリズムでも、上位の層
で生じたエラーは、全体的な性能に対して致命的なもの
となる。また、静止画像もしくは動きが小さい動画像に
対しては適しているが、動きが大きい画像に対しては、
最初のサーチする位置を選択することが非常に困難であ
る。
【0018】なお、グラデイエントアルゴリズムは、物
理法則に従う物体の動きを予測するために開発されたも
のであるが、画像圧縮では、動きは単に信号差を最小に
する(相関)参照ブロックの変位として定義されている
にすぎないので、ここでの説明は省略する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の階層サ
ーチアルゴリズムとステップサーチアルゴリズムには、
以下に述べるような課題がある。
【0020】階層サーチアルゴリズムでは、サブサンプ
リングによる実質的な参照ブロックの拡張によって生じ
るマッチングの不明瞭さを最小限にするため、層の数を
少なくしなければならない。実際のブロックのマッチン
グは、ブロック位置の小さな変位に対しても非常に敏感
であり、上の層でのマッチング結果は、しばしば正しい
結果(最小値)ではない位置を選択することがある。
【0021】ステップサーチアルゴリズムでは、最初に
サーチされる分散された位置はお互いに離れすぎないよ
うにしなければならない。階層サーチと同様に、最初の
散在的なサーチ結果が、ブロックの変位の最小値を検知
しないときには、誤りを生じることになる。このため、
ステップサーチは、大きなサーチウインドウを用いたも
のには適するものではない。
【0022】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、動画像の圧縮/伸長のための新規な動き予測を実
行する画像処理装置及びその方法を提供することであ
る。
【0023】本発明の他の目的は、動画像の動き予測
を、効率的に、かつ高速にサーチすることができる画像
処理装置及びその方法を提供することである。
【0024】本発明の他の目的は、動きが速い動画につ
いて、高圧縮率で動き予測の精度が優れた画像処理装置
及びその方法を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、上記従来技術の課題を解決するために、以下の手
段を有する。
【0026】現フレームまたはフィールドを構成する第
1の画像信号を記憶する第1の記憶手段と、前フレーム
またはフィールドを構成する第2の画像信号を記憶する
第2の記憶手段と、現フレームまたはフィールドを複数
のブロックから構成し、ブロックに対応する第1の画像
信号を第1の記憶手段から一定の割合でサブサンプルし
て読み出す第1の読出手段と、第2の記憶手段から第2
の画像信号を前記割合と同一の割合でサブサンプルして
読み出す第2の読出手段と、第1の読出手段によって読
み出された第1の画像信号を、第2の読出手段によって
読み出された第2の画像信号と比較し、読み出された第
1の画像信号に対応するブロックの動きを予測する予測
手段と、前記予測手段の予測結果を利用して、動き予測
されたブロックの最終的な動き予測を決定する動き予測
決定手段と、前記動き予測決定手段で決定された動き予
測結果を記憶する予測記憶手段と、前記予測記憶手段に
記憶された複数個のブロックの各動き予測結果に基づき
第2の画像信号のサブサンプル位置のシフトの最良値を
推定し、該推定値を用いて前記第2の読出手段を制御す
る適応型制御手段とを有する。
【0027】好適には、第1の読出手段によって、例え
ば8*8画素(これ以外の8*16、16*16でも良
い)のブロックの画像信号が読み出される。第2の画像
信号は、動き予測を行うためのサーチデータであり、サ
ーチデータの範囲は、サーチウインドウとして(−1
5.5、+15.5)*(−63.5、+63.5)が
好ましい。この場合、第2の読出手段によって、サーチ
ウインドウを垂直方向に1/2、水平方向に1/4の割
合でサブサンプルされた画像信号が読み出される。
【0028】また、適応型制御手段は、現フレームまた
はフィールドの動き予測の対称となっているブロックに
ついて、該ブロックに隣接した複数のブロックの動き予
測結果を予測記憶手段から読み出し、これらのブロック
の動き予測結果に基づいて第2の読み出しを制御する。
さらに、適応型制御手段は、前フレーム(フィールド)
の画像信号を構成するブロックについて求められた動き
予測結果を用いることもできる。
【0029】
【作用】本発明によれば、既に求められた少なくとも1
つのブロックについての動き予測の結果を利用して、第
2の画像信号についてのサブサンプル位置を制御するこ
とができるので、第2の画像信号の中からブロックのマ
ッチングに適した位置を選択することができる。従っ
て、ブロックの動き予測を行うためのサーチデータ(第
2の画像信号)を著しく増加させることなく、効率の良
い動き予測を行うことができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。先
ず、本発明に係る画像圧縮を理解するために、ブロック
の変位の最小値(動きベクトル)に隣接するサーチ位置
において、そのブロックがどのようなマッチング挙動を
するのか、ということを認識することが大事である。
【0031】図1及び図2は、MPEGテストシーケン
スである“モービル”(MOBILE)と“バイシク
ル”(BICYCLE)のある場面を示す図であり、こ
れらの場面の特徴的な位置A、B、Cについて、連続す
る2フレーム(フレーム#1及び#2)間の選択された
サーチ範囲内における絶対値(式(1) )の変化をそれぞ
れ図3ないし図8に示す。図3ないし図5は、テストシ
ーケンス“モービル”の位置AないしCに対応するブロ
ック差分の絶対値を示しており、図6ないし図8は“バ
イシクル”に対応するものである。
【0032】図3及び図4では、垂直変位V=0で、水
平変位Hが“−2ないし−3”で絶対値が最小であり、
図5では、垂直変位V=0で、水平変位Hが約“−1
5”で絶対値が最小である。
【0033】図6では、垂直変位V=2で、水平変位H
が約“5”で絶対値が最小であり、図7では、垂直変位
V=−2で、水平変位Hが約“−3”で絶対値が最小で
あり、図8では、垂直変位V=−4で、水平変位Hが約
“−2”で絶対値が最小である。
【0034】図3ないし図8の結果から、式(1) の絶対
値の最小値に対応する動きベクトルは、変位V、Hに対
してかなり敏感である。このため、散在的にサブサンプ
ルされた空間内において動きベクトルが最小値に近い値
をとることにより、その存在を検知可能にすることは必
ずしも容易であるとは限らない。というのは、サブサン
プルされたサーチ位置のすぐ近傍に、必ずしも最小値が
存在するとは限らないからである。従って、リアルタイ
ムで動作するハードウエアの要求に満足させるために、
サーチする候補数を減少させることは、基本的な問題と
なり得る。
【0035】そこで、本実施例では、サーチ範囲(−1
5.5、+15.5)*(−63.5、+63.5)、
これの水平方向のサブサンプル率1/4、垂直方向のサ
ブサンプル率1/2を最良の選択とし、低いサーチ精度
を補償するために追加の手段を設ける。なお、垂直のサ
ブサンプリングは、1つの奇数フィールドの動きサーチ
に対応する。
【0036】これらの条件から、本実施例では、以下の
動きサーチアルゴリズムを定義する。 (1) 全体のサーチウインドウ(−15.5、+15.
5)*(−63.5、+63.5)を2段階でサーチす
る。最初の段階では、垂直1/2、水平1/4の割合で
サブサンプルされた(−14、+14)*(−60、+
60)の変位空間(変位V、変位H)内で動きをサーチ
する。このサーチは、実質的には(−7、+7)*(−
15、+15)の点でのブロックマッチングに対応す
る。また、参照ブロックサイズは、8*8を用いて行
う。従って、通常のピクセルスケールにおいて16*3
2に対応することとなる。 (2) 第2段階は、第1段階で得られた結果の回りの(−
3.5、+3.5)*(−3.5、+3.5)範囲内で
動きをサーチする。 (3) 非常に高速なスピードで動く自己相関が低いイメー
ジ(例えば“MOBILE”)の場合、粗いサーチが低
感度となるために、最小値を検出することが非常に困難
である。このため、本実施例では、サーチ性能を向上さ
せるために適応型インデックスと呼ばれる方法を用い
る。
【0037】つまり、サブサンプルによる粗い動きのサ
ーチの欠点は、画像の自己相関が低いときに、動きに対
する感度が低下することであり、これが大きな問題点で
ある。粗い動きが、(2、4)の倍数の個々の格子点で
サーチされ、かつ、最小値の位置が特定の変位だけに感
度がよい場合には(ブロックマッチングの自己相関係数
の絶対値がほぼ0.0)、もし格子点が最小値の位置に
一致しなければ、最小値の位置をサーチすることはでき
ない。(2、4)の倍数でサブサンプルされた粗いサー
チの場合、このようなサーチされない確率は1/8であ
る。
【0038】本実施例では、こうした欠点を補償するた
めに以下に述べる適応型インデックス法を用い、すべて
の格子点に部分的な小変位のバイアスを与えることを可
能とする。これによって、格子点は高い確率で最小値の
位置をカバーすることができる。
【0039】もっとも簡単な適応型インデックスを図9
に示す。同図において、nは現フレームを、n−1は前
フレームを示し、PBは現フレームの参照ブロック、B
Bは前フレームの参照ブロックPBと同一位置における
マクロブロック、UL、UU、LLは現フレームの参照
ブロックPBと隣接する各マクロブロックである。この
例では、マッチングの対象であるマクロブロックPBを
囲むマクロブロックUL、UU、LLの変位(絶対値)
及び前フレームのブロックBBの変位(絶対値)を用
い、対応する動きベクトルを選択して、以下に定める部
分的な変位値デルタV、デルタHを計算する。
【数2】
【0040】簡単に上記(2) 式の意味を説明する。in
dex(min(ABD・・・ABD)とは、マクロブ
ロックの各インデックスであるUL、UU、LL、PB
のうちの最小値をとるもののインデックスを意味する。
つまり、マクロブロックULの絶対値が最小であれば、
そのインデックス“UL”が選択される。
【0041】次に、movement V〔index
・・・〕で、movement V ULとなり、ABDUL
に対応する動きベクトルVULを意味する。
【0042】最後に、movement VUL%ver
tical_subsampling_rateで、こ
れは、縦方向のサブサンプルレート(例えば、本実施例
では“2”)に対するモジューロ演算(この場合、2で
割った余り)であり、その結果、“0または1”の値と
なる。%は、C言語で余り(商ではない)の意である。
【0043】水平方向のsubsampling_ra
teが“4”であれば、デルタH=0、1、2、3のい
ずれかになる。
【0044】こうして、デルタVとデルタHのそれぞれ
は、最初に(2,4)の倍数で粗いサーチがされた格子
点に追加されるべき部分的な垂直及び水平の変位を表
す。つまり、デルタVとデルタHは、(2,4)の倍数
で定められる格子点のシフト量を与えるものであり、例
えば、サーチウインドウにおける水平方向のサーチ位
置、即ち格子点が、“・・・−8、−4、0、+4、+
8、・・・”である場合、デルタHがシフト量“1”を
示すものであれば、格子点が“・・・−7、−3、+
1、+3、+7、・・・”にシフトされる。このシフト
は、後述するサーチデータをストアするフレームメモリ
の行及び列の下位アドレスを与えることにより行われ
る。
【0045】予め固定された粗いサーチスケール(2,
4)において、2段階動き予測の性能は、第1段階のサ
ーチブロックの大きさの関数となる。
【0046】図10は、“カー”(CAR)及び“モー
ビル&カレンダー”(MOBILE&CALENDA
R)のテストシーケンスを用いたシミュレーション結果
をまとめたものである。
【0047】Aは動き予測をしていないもの、Bは(8
*16)のサイズで適応型インデックスを用いずに2段
階サーチを行ったもの、Cは(8*12)のサイズで適
応型インデックスを用いずに2段階サーチを行ったも
の、Dは(8*8)のサイズで適応型インデックスを用
いずに2段階サーチを行ったもの、Eは(8*16)の
サイズで適応型インデックスを有する2段階サーチを行
ったもの、Fは(8*12)のサイズで適応型インデッ
クスを有する2段階サーチを行ったもの、Gは(8*
8)のサイズで適応型インデックスを有する2段階サー
チを行ったもの、Hはフルサーチを行ったものである。
なお、縦軸のフレーム間差分は、エラー/マクロブロッ
クの自乗で測定した。
【0048】これらの結果から、第1段のブロックサイ
ズが(8*8)の適応型インデックスを有する2段階サ
ーチ、つまり“G”が、もっとも高い性能を示すことが
わかる。
【0049】
【表1】 表 1
【0050】表1は、各種のテストシーケンスにおい
て、動き補償されないフレーム間差分、動き補償された
フレーム間差分、6ステップサーチ、適応型インデック
スを有さない2段階予測、適応型予測を有する2段階予
測による予測効率を比較したものである。
【0051】動き予測は、フットボールシーケンスにつ
いてフレーム#131と132の間で行われ、他の残り
のシーケンスについてフレーム#1と#2間で行われ
た。これらのビデオセグメントは、テレビで一般に観察
される高速移動に対する速さを表すように考慮されてい
る。表中の各シーケンスにおける数字は、それぞれサー
チ候補数を示し、圧縮効率は、フルサーチを基準(0.
0dB)として求めた平均値である。なお、6ステップ
サーチは、(32−16−8−4−2−1)で行われ、
大きいサーチウインドウでのステップサーチアルゴリズ
ムの性能を示す目的で表に含まれている。
【0052】これらの結果から、ステップサーチは、大
きなウインドウをサーチしなければならないとき、まっ
たく効率でないということがわかる。他方、2段階アル
ゴリズムは高い性能を達成するが、第1段階でのサーチ
ウインドウの粗いサブサンプリングのために、その性能
は制限され、常に適切とは限らない。適応型インデック
スは、このような性能の劣化に対する便利的かつ効果的
な解決法である。例えば、“MOBILE&CALEN
DAR”のような低い自己相関(大きい高周波数成分)
を持つシーケンスでは、より効果的に補償される。平均
的な性能では、適応型インデックスは、対応するフレー
ム間差分を0.7dB減少させていることがわかる。
【0053】次に、本実施例による適応型インデックス
を有する動き予測を実行する画像処理装置の構成を説明
する。
【0054】図11は、フレームモードで動き予測を行
う予測回路の構成を示すブロック図である。本実施例に
係る予測回路は、フレームメモリ101、102、10
3、104と、第1及び第2の予測処理部121、12
2と、適応型インデックス制御部131と、動き予測メ
モリ141とを備えている。
【0055】フレームメモリ101、103は、現在の
オリジナルイメージフレーム(n)を記憶し、参照ブロ
ックメモリとして用いられる。フレームメモリ102、
104は、デコードされた前のイメージフレーム(n−
1)を記憶し、サーチウインドウメモリとして用いられ
る。入力フレームメモリは、それぞれ一対のダブルバッ
ファメモリとして構成され、リアルタイム動作を行うに
あたって、新しいデータが一方のメモリに書き込まれる
とき、他方のメモリを用いて動き予測が行われる。な
お、フレームメモリは、例えばSRAMのような高速動
作を行うものが望ましい。
【0056】フレームメモリ101は、制御線1に接続
されたアドレスレジスタ111からアドレスを受け取
り、これによって現フレームの参照ブロックに対応する
イメージ信号を第1の予測処理部121へ出力する。フ
レームメモリ103に書き込まれるイメージ信号(n)
は、1/2画素精度のマッチングに適合するように、補
間部115によって水平、垂直方向に2倍づつ拡張され
る。そして、フレームメモリ103は、制御線3に接続
されたアドレスレジスタ113からアドレスを受け取
り、参照ブロックのイメージ信号を第2の予測処理部1
22へ出力する。
【0057】一方、フレームメモリ102は、アドレス
レジスタ112から上位アドレスを、適応型インデック
ス制御部131から下位アドレスをそれぞれ受け取り、
これらのアドレスによりサーチウインドウのイメージ信
号を第1の予測処理部121へ出力する。
【0058】フレームメモリ104に書き込まれるイメ
ージ信号(n−1)は、1/2画素精度のマッチングに
適合するように補間部116によって4倍に拡張され、
この信号の読み出しは、第1の予測処理部131からの
上位アドレスと、アドレスレジスタ114からの下位ア
ドレスとによって行われ、第2の予測処理部122へ出
力される。
【0059】第1の予測処理部121は、フレームメモ
リ101から供給される参照ブロックをサブサンプルし
たイメージ信号と、フレームメモリ102から供給され
るサーチウインドウをサブサンプルしたイメージ信号と
から、上述した式(1) に示す計算を行い、ブロックの最
小の変位V、Hを求める。第2の予測処理部122は、
フレームメモリ103、104から供給されるイメージ
信号に基づき再度ブロックの最小変位、即ち絶対値を最
終的に求め、これにより得られた動き予測値と対応する
絶対値を動き予測メモリ141及び動き補償回路151
へ出力する。
【0060】適応型インデックス制御部131は、動き
予測メモリ141に記憶された各マクロブロックの絶対
値を受け取り、上述した(2) 式に従いデルタV、Hを求
め、対応する下位アドレスをフレームメモリ102へ供
給する。これによってサーチウインドウをサブサンプル
する格子点の位置を最適な位置へシフトさせる。同時
に、このシフトに関連する情報は、VLCエンコーダ1
52へ出力される。
【0061】次に、本実施例の適応型インデックスを有
する動き予測の動作を説明する。動作を開始するにあた
って、2フレーム、つまり現在のオリジナルイメージフ
レーム(n)と前のデコードされたイメージフレーム
(n−1)が、フレームメモリ101、102、10
3、及び104に書き込まれる。フレームメモリ10
3、104に書き込まれるイメージ信号は、前述したよ
うに、補間部115、116で線形補間処理を施され、
1/2画素サーチ精度に合うように、水平方向及び垂直
方向にそれぞれ2倍ずつ、つまり4倍に拡張される。
【0062】予測処理は、パイプライン処理で行われ
る。制御線1によってアドレスレジスタ111、112
が初期化され、アドレスレジスタ111、112は、参
照ブロックアドレスとサーチウインドウのピクセルアド
レスをそれぞれ発生する。これらのアドレスは、サブサ
ンプルされたサーチ位置に対応する量子化された値をと
る。アドレスレジスタ112のアドレスは、前述したよ
うにフレームメモリ102の上位アドレスとなる。こう
して、フレームメモリ101からは、サブサンプルされ
た8*8画素の参照ブロックのデータが読み出され、フ
レームメモリ102からは、同一の割合でサブサンプル
された(−7、+7)*(−15、+15)のサーチ用
のイメージ信号が読み出される。
【0063】第1の予測処理部121は、制御線2によ
り初期化され、フレームメモリ101、102からのイ
メージ信号に基づき参照ブロックの変位を求め、この結
果は、基準サーチ位置としてフレームメモリ104の上
位アドレスに与えられる。また、低位アドレスは、制御
線3により制御されるタイミングでアドレスレジスタ1
14で発生される。
【0064】アドレスレジスタ113の制御下において
フレームメモリ103から、参照ブロックのサイズ(1
6*32)の中心を共通にした(8*8)を補間処理し
た(16*16)イメージ信号が読み出される。また、
フレームメモリ104から、第1の予測処理結果に基づ
き、サーチウインドウ内の所定の位置の補間処理された
(−7、+7)*(−7、+7)のサーチ用イメージ信
号が読み出される。
【0065】第2の予測処理部122は、制御線4のタ
イミングにより、これらのイメージ信号から1/2画素
精度のマッチングを行い、最終的な参照ブロックの動き
予測を求める。そして、最終的な動き予測の結果は、対
応するブロック差分の絶対値とともに動き予測メモリ1
41に記憶される。
【0066】次に、適応型インデックス制御部の動作に
ついて説明する。第1段階の粗いサーチにおいて、サー
チウインドウを(垂直方向1/2、水平方向1/4)で
サブサンプルする場合、サーチウインドウの垂直方向に
対応するアドレスを列アドレス、水平方向に対応するア
ドレスを行アドレスとすると、アドレスレジスタ112
からフレームメモリ102へ供給される列アドレスは、
最下位ビットを除く上位アドレスであり、行アドレス
は、下位2ビットを除く上位アドレスである。そして、
アドレスレジスタ112からの上位アドレスをインクリ
メントすることで、格子間隔が(2、4)の倍数となる
イメージ信号が読み出される。
【0067】一方、適応型インデックス制御部131
が、例えば、図9で述べた適応型インデックス法を実行
するとすれば、既に算出された各ブロック(UL、U
U、LL、BB)の変位(最小の絶対値)を、制御線1
のタイミングの下で、動き予測メモリ141から読み出
し、式(2) に従いデルタV、デルタHを求める。求めら
れたデルタV、デルタHは、それぞれフレームメモリ1
04に対する下位アドレス、すなわち、デルタVは列ア
ドレスの最下位ビット、デルタHは行アドレスの下位2
ビットに対応する。このため、デルタVによる最下位ビ
ットが“0”であれば、列アドレスは、−4、−2、
0、+2、+4を特定し、“1”であれば、−3、−
1、+1、+3を特定することとなる。デルタHも同様
に、下位2ビットの値により、格子間隔(4の倍数)を
変えることなく、格子位置をシフトすることができる。
【0068】つまり、図3ないし図8で示したように、
ブロック差分の最小値が急激なピーク値を持つため、そ
の回りのレベルの変化を検知すれば、その動きベクトル
をサーチするように格子位置をシフトすることができ
る。
【0069】このように、第1段階のサーチにおいて、
各参照ブロックごとにサブサンプル位置を調整すること
により、たとえ粗いサーチであったとしても、動きベク
トルが敏感となる位置にサブサンプル位置を適合させ
て、より効率のよい動き予測を行うことができる。
【0070】Bピクチャー能力(双方向符号化)を有す
るMPEG2の適応型フィールド/フレームの動き予測
は、図11に示す予測ユニットを15個必要とし、27
の基本的な性能(領域(−7、+7)をサーチする能
力、例えば、STI3220)を備えた集積チップとな
る。他方、(brutel−force)のフルサーチ
は、そうしたチップを945個必要とする。図11のユ
ニットを実行する1チップ上のゲート数は、メモリを除
き約1−1、5百万個となる。
【0071】本実施例に係る新しい動き予測スキームを
説明したが、この適応型インデックス技術を用いること
により、自己相関が低いものと、「検出することができ
ない」中間のスピードの動きを有するイメージについて
のサーチ精度の悪化を補償することができる。シミュレ
ーションを通して、この新規なサーチスキームが効果的
な解決を提供し、かつ実行できることが理解されよう。
なお、ここで説明したすべてのシミュレーションは、フ
レームモードの動き予測、つまりMPEG2における基
本的なフレーム間の動き予測として実行したものであ
る。動きの速いシーケンスでは、フィールドモードと呼
ばれるフィールド間の動き予測モードによって、性能よ
く実行できることも知られている。
【0072】また、実際のハードウエア装置では、第1
段の予測が、種々のサーチ特性を持つすべての第2段の
予測ブロックに均等に供給され、独立したサーチがハー
フピクセルオーダーで実行される。そして、最もマッチ
ングされたブロックがフレーム間予測で選択される。こ
のように、適応型インデックスは、リアルタイムで動作
するビデオ圧縮エンコーダを性能良く確実に実行させる
ための重要な要素となる。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、フレームまたはフィールドの画像信号についての
動き予測を行うにあたって、既に求められたブロックの
動き予測の結果を利用して、第2の画像信号についての
サブサンプル位置のシフトを制御する適応型制御手段を
設けたので、第2の画像信号の中からブロックのマッチ
ングに適した位置を選択することができる。従って、ブ
ロックの動き予測のためのサーチデータを著しく増加さ
せることなく、効率の良い動き予測を行うことが可能と
なり、ひいては、画像の圧縮効率の優れた高速で動作す
る画像処理装置を提供することができる。
【0074】また、複数のステップサーチにより動き予
測を行う場合、最初のサブサンプリングによる粗いサー
チ時に、適応型制御手段を用いれば、エラーを生じる可
能性は低減され、少ないサーチデータでフルサーチと同
等の性能を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テストシーケンス“MOBILE”を示す図。
【図2】テストシーケンス“BICYCLE”を示す
図。
【図3】図1のシーケンスにおけるブロック間差分の絶
対値の変化を示す図。
【図4】図1のシーケンスにおけるブロック間差分の絶
対値の変化を示す図。
【図5】図1のシーケンスにおけるブロック間差分の絶
対値の変化を示す図。
【図6】図2のシーケンスにおけるブロック間差分の絶
対値の変化を示す図。
【図7】図2のシーケンスにおけるブロック間差分の絶
対値の変化を示す図。
【図8】図2のシーケンスにおけるブロック間差分の絶
対値の変化を示す図。
【図9】本発明の実施例に係る適応型インデックス法を
示す図。
【図10】種々の圧縮技術によるシミュレーション結果
を示す図。
【図11】本発明の実施例に係る動き予測回路の構成を
示すブロック図。
【図12】従来の階層サーチアルゴリズムを示す図。
【図13】従来のステップサーチアルゴリズムを示す
図。
【符号の説明】
101、102、103、104 フレームメモリ 111、112、113、114 アドレスレジスタ 121 第1の予測処理部 122 第2の予測処理部 131 適応型インデックス制御部 141 動き予測メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現フレームまたはフィールドを構成する
    第1の画像信号を記憶する第1の記憶手段と、 前フレームまたはフィールドを構成する第2の画像信号
    を記憶する第2の記憶手段と、 現フレームまたはフィールドを複数のブロックから構成
    し、ブロックに対応する第1の画像信号を第1の記憶手
    段から一定の割合でサブサンプルして読み出す第1の読
    出手段と、 第2の記憶手段から第2の画像信号を前記割合と同一の
    割合でサブサンプルして読み出す第2の読出手段と、 第1の読出手段によって読み出された第1の画像信号
    を、第2の読出手段によって読み出された第2の画像信
    号と比較し、読み出された第1の画像信号に対応するブ
    ロックの動きを予測する予測手段と、 前記予測手段の予測結果を利用して、動き予測されたブ
    ロックの最終的な動き予測を決定する動き予測決定手段
    と、 前記動き予測決定手段で決定された動き予測結果を記憶
    する予測記憶手段と、 前記予測記憶手段に記憶された複数個のブロックの各動
    き予測結果に基づき第2の画像信号のサブサンプル位置
    のシフトの最良値を推定し、該推定値を用いて前記第2
    の読出手段を制御する適応型制御手段とを有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 現フレームまたはフィールドを構成する
    第1の画像信号と、前フレームまたはフィールドを構成
    する第2の画像信号を各々第1、第2のフレームメモリ
    に記憶し、 現フレームまたはフィールドを複数のブロックに分割
    し、ブロックに対応する第1の画像信号を一定の割合で
    サブサンプルして第1のフレームメモリから読み出すと
    ともに、第2の画像信号を前記割合と同一の割合でサブ
    サンプルして第2のフレームメモリから読み出し、 読み出された第1の画像信号を、読み出された第2の画
    像信号と比較し、読み出された第1の画像信号に対応す
    るブロックの動きを予測し、 予測された結果を利用して、動き予測されたブロックの
    最終的な動き予測を決定し、 前記第2の画像信号を第2のフレームメモリから読み出
    す時に、前記複数個のブロックに対応した複数個の動き
    ベクトルの推定結果に基づいて、前記第2の画像信号の
    サブサンプル位置をシフト可能にすることを特徴とする
    画像処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0840519A2 (en) * 1996-10-30 1998-05-06 Victor Company Of Japan Limited Apparatus and method of coding/decoding moving pictures
KR100446414B1 (ko) * 2002-07-15 2004-08-30 손광훈 계층적 변이 추정부 및 그 방법과 이를 이용한 스테레오혼합 현실 영상 합성 장치 및 그 방법

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