JPH0795250B2 - 変速機のケ−ブル調整装置およびその調整方法 - Google Patents

変速機のケ−ブル調整装置およびその調整方法

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JPH0795250B2
JPH0795250B2 JP31296386A JP31296386A JPH0795250B2 JP H0795250 B2 JPH0795250 B2 JP H0795250B2 JP 31296386 A JP31296386 A JP 31296386A JP 31296386 A JP31296386 A JP 31296386A JP H0795250 B2 JPH0795250 B2 JP H0795250B2
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shift
bracket
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康人 坂井
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、車両用変速機の変速制御系において、アクセ
ルペダル側と変速制御弁とを結ぶケーブルの調整装置お
よびその調整方法に関するものである。
【従来の技術】
無段変速機の変速制御系には変速比制御弁を有し、この
変速比制御弁の一方のアクセル開度に応じてシフトカム
を回動することによりスプリング荷重を変化させる手段
が設けられ、アクセル開度の全域で個々に変速ラインを
定める。また、アクセル全開で最高車速を得る変速パタ
ーンになっている。 そこで、アクセルペダルからキャブレータのスロットル
弁にケーブルが引回され、このスロットル弁から更に変
速比制御弁のシフトカムにケーブルが引回され、スロッ
トル弁に対してシフトカムを連動する構造になってい
る。従って、スロットル弁とシフトカムとを結ぶケーブ
ルの調整状態や遊びが、上述のように変速ラインの全域
に影響を与え、高い調整精度が要求される。 従来、上記変速制御用ケーブルには、アウタケーブル内
にインナケーブルを移動可能に挿通した同軸ケーブルが
用いられている。そしてケーブルの調整の場合は、変速
比制御弁のシフトカムを戻しスプリングによりアクセル
全閉位置にし、この状態でキャブレータのスロットル弁
がその戻しスプリングで全閉するのを確認して調整して
いる。 また、自動変速機の機械的な変速制御系は、油圧制御弁
としてスロットルバルブを有し、このスロットルバルブ
がスロットルケーブルにより燃料供給装置に連けいして
いる。そして、アウタケーブルをブラケットに取付け、
インナケーブルを軽く引張り、たるみがない状態にしな
がら、所定の位置にインナケーブルに設けたストッパを
固定する。インナケーブルをスロットルレバーに取付
け、調整を行う。 なお気化器の操作ワイヤの固定装置として実開昭58-356
61号公報がある。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上記従来の調整方法によると、アクセル全閉
の最もケーブルが弛んだ状態で行っているので、アウタ
ケーブル内のインナケーブルの遊びが不明確である。従
って、各アクセル開度に対してシフトカムストロークに
変動を生じて調整精度が悪く、アクセル開度での最高車
速を確保できなかったり、ケーブル等に過大な荷重がか
かる恐れがある。また、アクセル踏力を小さくするに
は、シフトカムの戻しスプリングの力を小さくする必要
があるが、こうすると調整時のアクセル全閉での力が弱
くなって、正確な調整が難しい。このため、調整確認が
可能な強さにスプリング力を定める必要がある。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、変速
制御用ケーブルの調整精度を向上し、アクセル踏力を低
減することが可能な変速機のケーブル調整装置およびそ
の調整方法を提供することを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成する手段として、本発明による変速機の
ケーブル調整装置は、アクセルペダルの操作に応じて開
閉されるスロットル弁にケーブルを介して連繋されると
共に、戻しスプリングによりスロットル弁の全閉位置に
対応した回動位置に付勢されることで、スロットル弁の
開度に対応した回動位置に連動操作されるシフトカムを
有する変速制御弁を備えた変速機において、上記ケーブ
ルは、引き回し経路の長短調節自在に両端部がブラケッ
トに固定されるアウタケーブルと、このアウタケーブル
内に移動自在に挿通されて上記スロットル弁とシフトカ
ムとを連繋するインナケーブルとを有する構造とし、上
記シフトカムには、スロットル弁の全開位置に対応した
回動位置を所定量超えた回動位置でその回動を規制する
ストッパを設けたことを特徴とする。 また本発明による変速機のケーブル調整方法は、アクセ
ルペダルの操作を解除してスロットル弁を全閉位置と
し、この状態で戻しスプリングによりスロットル弁の全
閉位置に対応した回動位置に付勢される変速制御弁のシ
フトカムとスロットル弁とをインナケーブルを介して連
繋し、インナケーブルを移動自在に挿通するアウタケー
ブルはその一端を一方のブラケットに固定すると共に他
端は他方のブラケットに対しフリーとしてブラケット間
の引き回し経路を長短調節自在とし、次いで、アクセル
ペダルの操作によりスロットル弁を全開位置とし、この
状態でアウタケーブルをブラケット間の引き回し経路が
長くなるように引っ張り操作してインナケーブルにより
シフトカムがスロットル弁の全開位置に対応した回動位
置を所定量超えた回動位置まで回動してストッパにより
回動規制される状態とし、続いて、アウタケーブルをブ
ラケット間の引き回し経路が所定量短くなるように戻し
操作してその他端を他方のブラケットに固定すること
で、スロットル弁の全開位置ではシフトカムがインナケ
ーブルによりスロットル弁の全開位置に対応した回動位
置に操作されるように調整することを特徴とする。
【作用】
上記構成と方法に基づき、ケーブルは、アクセル全開位
置でシフトカムのストッパを基準にして戻しスプリング
力に関係なく調整されることになる。 こうして本発明では、アクセル全開側のストッパを用い
た機械的な調整であり、調整用ストッパがシフトカム上
に設けられていることからその精度が高く、シフトカム
側の戻しスプリング力に無関係の調整であるからそのス
プリング力をケーブル引きに必要最小に減じて、アクセ
ル踏力を小さくすることが可能となる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、本発明が適用される無段変速機の変速
制御系の変速比制御弁について説明する。符号1はバル
ブボデーであり、ここに変速比制御弁2およびそれ以外
の弁が設けられ、かつ図示の状態で変速機ケース側に組
付けられる。 変速比制御弁2は、調整プランジャ3を備えたスプール
4と操作プランジャ5を有し、操作プランジャ5とスプ
ール4および調整プランジャ3との間にスプリング6,7
が付勢している。スプール4のカプリングと反対側のポ
ート8および操作プランジャ5の内部にはピトー圧が作
用し、操作プランジャ5は、スプリング9,バルブボデー
1を貫通するロッド10を介してシフトカム11に連結す
る。シフトカム11は、カムフォロワ12の軸13に一体的に
取付けられて回動するものであり、全閉位置aから全開
位置bに及んで径を増大するフォロワ1aを有し、このフ
ォロワ11aにロッド10のローラ10aが摺接する。またカム
フォロワ12には、ケーブル14のインナケーブル14aの一
端が結んであり、バルブボデー1とカムフォロワ12との
間の全閉位置aの方向に戻りスプリング15が付勢されて
いる。 こうして、アクセル開度に応じてインナケーブル14aを
引張り、カムフォロワ12と共にシフトカム11を回動し、
フォロワ11aの形状に基づいてロッド10と共に操作プラ
ンジャ5を押込む。これによりスプール4の一方のスプ
リング6,7の荷重を変化させ、これとその他方のピトー
圧をバランスさせてライン圧ポート16とドレンポート17
との間のポート18にプライマリ圧を生じて変速制御する
構成である。 そこで、かかるシフトカム11において全開位置bにより
所定の角度先の位置cに調整用ストッパ11bが突設され
る。この調整用ストッパ11bは、ケーブル調整時にロー
ラ10aに当接してこの位置cを指示するようになってい
る。 第2図において、ケーブル引回しの構成について説明す
る。 先ず、アクセルペダル20が、ケーブル21,ローラ22によ
りキャブレータ23のスロットル弁24における弁軸24aの
一方のカムフォロワ25に接続する。また、弁軸24aの他
方にはカムフォロワ26と戻しスプリング27が取付けら
れ、このカムフォロワ26にシフトカム11のカムフォロワ
12からのケーブル14のインナケーブル14aが結んであ
る。ケーブル14は任意の弛みを有して引回され、アウタ
ケーブル14bの一端はブラケット28に手段29により固定
され、その他端はブラケット30にケーブル調整後ナット
31,32により締結される。 こうして、アクセルペダル20を踏込むと、ケーブル21が
引張られてカムフォロワ25によりスロットル弁24を開
く、このとき、カムフォロワ26も一緒に回ってインナケ
ーブル14aを引張ることで、カムフォロワ12によりシフ
トカム11をアクセル開度に応じて回動する。一方、戻し
スプリング27は、アクセルペダル20,スロットル弁24を
全閉側に戻すと共に、ケーブル21を常に緊張する。また
戻しスプリング15は、本発明の場合にケーブル14の緊張
に必要最小限に設定されて、シフトカム11を戻し作用す
るようになっている。 次いで、第3図によりケーブル調整の場合について説明
する。 先ず、第3図(a)のようにアウタケーブル14aの他端
をブラケット30に対してフリーにし、インナケーブル14
をアクセル全開位置の最大引張り状態にして、カムフォ
ロワ12によりシフトカム11も略全開位置に回動する。そ
してこの状態で、アウタケーブル14bを曲率半径Rを増
すX方向に引っ張り操作してブラケット28,30間の引き
回し経路を長くすると、インナケーブル14aの引張り力
も増してシフトカム11は更に回り、ストッパ11bがロー
ラ10aに当ってこの位置cと共にケーブル引回し状態が
指示される。そこでこの位置cで、アウタケーブル14b
の他端のナット31とブラケット30との間が所定の隙間δ
になるように調整する。 その後、第3図(b)のようにアウタケーブル14bの他
端においてブラケット30のナット31と反対側からナット
32を締付け、ケーブル14bを上述の隙間δの分だけY軸
方向に移動して両ナット31,32によりブラケット30に挟
持するのである。これにより、アウタケーブル14bの曲
率半径は上述のRか若干小さいR′になり、アウタケー
ブル14bのブラケット28,30間の引き回し経路が所定量短
くなることで、インナケーブル14aは所定量緩んでシフ
トカム11の全開位置bにローラ10aが合致して接するよ
うになる。 こうして、スロットル弁24の全開状態でシフトカム11が
それと連動するようにケーブル調整され、この調整後イ
ンナケーブル14aの引張りを解いて全閉状態にすると、
第3図(c)のようにシフトカム11も全閉位置aでロー
ラ10aに合致して接する。 かかるケーブル調整により、アクセル開度の全域におい
てスロットル弁24の開度に応じたインナケーブル14aの
引張りでシフトカム11が確実に連動する。そして全開状
態では、シフトカム11が確実に全開位置bになるのであ
り、こうしてアクセル開度全域の変速ラインと共に最高
車速が確保される。
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、 変速制御弁のシフトカムの全開位置の先に調整用ストッ
パが設けられ、このストッパを基準にして機械的にケー
ブル調整されるので、調整精度が向上する。 戻しスプリング力に関係なく調整されるので、シフトカ
ム側の戻しスプリング力はケーブル引きに必要最小にし
てアクセル踏力を低減し得る。 アクセル全開側で調整するので、シフトカムによる全域
の変速が確保され、調整誤差等でケーブル等に過大な荷
重が加わる恐れがなくなってケーブル寿命の向上等が図
れる。 無段変速機ばかりでなく、同じようなケーブルに引き回
しを行う自動変速機についても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のケーブル調整装置の実施例を示す図、
第2図はケーブル引回し状態を示す図、第3図(a)な
いし(c)は調整方法を示す図である。 2……変速比制御弁、11……シフトカム、11b……スト
ッパ、12,25,26……カムフォロワ、14……ケーブル、14
a……インナケーブル、14b……アウタケーブル、23……
キャブレータ、24……スロットル弁、31,32……調整ナ
ット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセルペダルの操作に応じて開閉される
    スロットル弁にケーブルを介して連繋されると共に、戻
    しスプリングによりスロットル弁の全閉位置に対応した
    回動位置に付勢されることで、スロットル弁の開度に対
    応した回動位置に連動操作されるシフトカムを有する変
    速制御弁を備えた変速機において、 上記ケーブルは、引き回し経路の長短調節自在に両端部
    がブラケットに固定されるアウタケーブルと、このアウ
    タケーブル内に移動自在に挿通されて上記スロットル弁
    とシフトカムとを連繋するインナケーブルとを有する構
    造とし、 上記シフトカムには、スロットル弁の全開位置に対応し
    た回動位置を所定量超えた回動位置でその回動を規制す
    るストッパを設けたことを特徴とする変速機のケーブル
    調整装置。
  2. 【請求項2】アクセルペダルの操作を解除してスロット
    ル弁を全閉位置とし、この状態で戻しスプリングにより
    スロットル弁の全閉位置に対応した回動位置に付勢され
    る変速制御弁のシフトカムとスロットル弁とをインナケ
    ーブルを介して連繋し、インナケーブルを移動自在に挿
    通するアウタケーブルはその一端を一方のブラケットに
    固定すると共に他端は他方のブラケットに対しフリーと
    してブラケット間の引き回し経路を長短調節自在とし、 次いで、アクセルペダルの操作によりスロットル弁を全
    開位置とし、この状態でアウタケーブルをブラケット間
    の引き回し経路が長くなるように引っ張り操作してイン
    ナケーブルによりシフトカムがスロットル弁の全開位置
    に対応した回動位置を所定量超えた回動位置まで回動し
    てストッパにより回動規制される状態とし、 続いて、アウタケーブルをブラケット間の引き回し経路
    が所定量短くなるように戻し操作してその他端を他方の
    ブラケットに固定することで、スロットル弁の全開位置
    ではシフトカムがインナケーブルによるスロットル弁の
    全開位置に対応した回動位置に操作されるように調整す
    ることを特徴とする変速機のケーブル調整方法。
JP31296386A 1986-12-26 1986-12-26 変速機のケ−ブル調整装置およびその調整方法 Expired - Lifetime JPH0795250B2 (ja)

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