JPH079500Y2 - スピーカシステム取付け構造 - Google Patents

スピーカシステム取付け構造

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JPH079500Y2
JPH079500Y2 JP8151891U JP8151891U JPH079500Y2 JP H079500 Y2 JPH079500 Y2 JP H079500Y2 JP 8151891 U JP8151891 U JP 8151891U JP 8151891 U JP8151891 U JP 8151891U JP H079500 Y2 JPH079500 Y2 JP H079500Y2
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JP
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speaker
speaker system
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system mounting
terminal
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JP8151891U
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JPH0591091U (ja
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正美 古林
一 古野
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Onkyo Corp
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Onkyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小型のスピーカシステ
ムの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピーカシステムにおいて、小型のスピ
ーカシステムでは、スピーカの音響放射面が小さいこと
により点音源化しているため、無指向性に近く、音像の
定位が明確になる。また、更に音場再生能力を高めるた
めには、床や壁等による音の反射の影響を少なくするよ
うに、スピーカシステムが自由空間に配置されているよ
うな状態、つまりスピーカシステムが空中に浮いている
ように配置されていることが必要となる。そこで従来に
おいては、図4のように、スピーカスタンド18が用い
られてその上にスピーカシステム13が配置されていた
り、また、スピーカシステムが支持部材等にネジにより
固定され、スピーカシステムが床等から浮いている状態
になるようにされていた。ここで、図4において、14
はキャビネット、15はスピーカ、16はスピーカ端
子、17はスピーカコードである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この様な構造を有する
従来のスピーカシステムとその配置構造では、スピーカ
スタンドを用いる場合、スピーカスタンドの天面及び底
面の大きさをスピーカの大きさと同じ程度にしなくては
ならないため、このように構成されるスピーカスタンド
自体は比較的コストが高いものであるという欠点があっ
た。また、スピーカシステムを支持部材に固定する場合
でも、支持部材に、スピーカと固定する部分、スピーカ
システムを床等から浮かせる支持部分、板等に固定する
部分等が必要となるため、支持部材のコストは高くな
り、更に、スピーカシステムと支持部材、支持部材と板
等を固定するするために、組立てに手間がかかってしま
うという欠点があった。
【0004】そこで本考案は、上記従来例に付する欠点
を解消し、比較的コストが安く、スピーカシステムを自
由空間状態に配置することができるスピーカシステム取
付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案に係るスピーカシステム取付け構造は、キャビ
ネット2、11に設けられているスピーカ端子4のコー
ド締め付けネジ8がネジ穴7を有し、当該ネジ穴7に板
部材5、基板12等を介してネジ6が捩じ込まれている
ことにより、スピーカシステム1、10が板部材5、基
板12等と取付けられていることを特徴とする。
【0006】
【作用】そして、この様な構成のスピーカシステム取付
け構造では、スピーカ端子に設けられたネジ穴にネジを
捩じ込むことにより板等への固定が行えるため、スピー
カ端子の高さを利用することにより、スピーカシステム
を自由空間状態に配置でき、取付けを行う板等による音
の反射の影響を防ぐことができる。また、スピーカシス
テムの支持部分にスピーカ端子を利用することにより、
スピーカ端子にネジ穴を設けるコストとネジのコストし
か必要とならないため、このスピーカシステム取付け構
造のコストは比較的安くなり、取付けも容易に行える。
更に、スピーカ端子の断面積があまり大きくないので、
取付けを行う板等への接触面積は小さく、スピーカ端子
の機械的インピーダンスが大きくなるため、音響再生時
のキャビネットの振動が板等に伝播するの防ぎ、それに
より板等の共振による音響特性の悪化を防止する。
【0007】
【実施例】図1〜図3により、本考案の実施例を詳述す
ると、図1は本考案の実施例におけるスピーカシステム
取付け構造の正面図、図2は同実施例におけるスピーカ
システム取付け構造の詳細図、図3は同実施例の変形例
におけるスピーカシステム取付け構造の側面図である。
【0008】本考案の実施例におけるスピーカシステム
取付け構造は、図1のように、スピーカシステム1のキ
ャビネット2の底面に設けられているスピーカ端子4の
端部がネジ6により板部材5に固定されており、これに
よりスピーカシステム1が板部材5に取付けられてい
る。図1において、3はスピーカである。
【0009】ここで、このスピーカシステムの取付け構
造を詳細に説明すると、図2のように、スピーカシステ
ム1に設けられているスピーカ端子4には、スピーカコ
ード9が挿入されて電気音響信号をスピーカシステム1
へ導くための穴が設けられており、この穴にスピーカコ
ード9が挿入され、このスピーカコード9がスピーカ端
子4のコード締め付けネジ8により締め付けられて固定
されている。そしてまた、スピーカ端子4のコード締め
付けネジ8の中心にはネジ穴7が設けられており、この
ネジ穴7に、スピーカシステム1を取付ける板部材5に
設けられた穴からネジ6が捩じ込まれて、スピーカ端子
4と板部材5が固定されており、これによりスピーカシ
ステム1が板部材5に取付けられている。
【0010】このようなスピーカシステム取付け構造で
は、スピーカ端子の高さを利用することにより、スピー
カシステムをスピーカ端子の高さだけ板部材から浮かせ
て自由空間状態に配置することのできる取付けが行え
る。これにより音響再生時の板部材による音の反射が防
がれるため、このスピーカシステムにより再生される音
場は音像の定位に優れたものとなる。また、スピーカシ
ステムの板部材への取付けにスピーカ端子を介するた
め、スピーカシステムの板部材に対する接触面積が小さ
くなり、これにより機械的インピーダンスが大きくな
り、音響再生時のキャビネットの振動を板部材に伝播さ
せず、板部材の共振による音響特性の悪化が防がれる。
【0011】次に、前記実施例の変形例におけるスピー
カシステム取付け構造は、図3のように、スピーカ3の
背面のキャビネット11の一部に傾斜面が設けられ、こ
の傾斜面にスピーカ端子4が設けられている。そしてこ
のスピーカ端子4が上述の実施例のスピーカシステム取
付け構造と同じようにネジ6により基板12に固定され
ている。これにより、スピーカシステム10の主軸は上
方に角度がつけられている。
【0012】このようなスピーカシステム取付け構造で
は、キャビネットの一部に傾斜面が設けられかつその傾
斜面にスピーカ端子が設けられていることにより、スピ
ーカの音響放射方向が上方に角度をもつ方向になるた
め、上述の実施例のスピーカシステム取付け構造より
も、スピーカの下面に広い空間が設けられて、更に音響
再生時の基板による音の反射が防がれる。また、基板に
適当な取付け部を設けることによって、壁や天井等に容
易に取付けることができる。
【0013】以上、本考案に係るスピーカシステム取付
け構造について代表的と思われる実施例を基に詳述した
が、本考案によるスピーカシステム取付け構造の実施態
様は、上記実施例の構造に限定されるものではなく、前
記した実用新案登録請求の範囲に記載の構成要件を具備
し、本考案にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有す
る限りにおいて、適宜改変して実施しうるものである。
【0014】
【効果】本考案に係るスピーカシステム取付け構造で
は、スピーカ端子を利用してスピーカシステムを自由空
間状態に配置させるように板等に固定されているため、
音響再生時における板等による音の反射の影響を防ぐこ
とができ、かつキャビネットの振動が板等に伝播するの
を防ぐことができる取付けが低コストで行えた。これに
よりこのスピーカシステムによる音響再生では、音像の
定位に優れた音場が形成され、優れた音響特性が得られ
た。
【0015】そして、スピーカ端子が設けられているキ
ャビネットの一部が傾斜面を形成しかつこのスピーカ端
子によりスピーカシステムが基板に取付けられているス
ピーカシステム取付け構造では、スピーカの下面の空間
を広くすることができるため、基板と平行にキャビネッ
トが配置されて固定されているスピーカシステム取付け
構造より、スピーカシステムを更に自由空間状態に配置
させて、特に優れた音像の定位を持つ音場を形成させる
ことができた。更に、このスピーカシステム取付け構造
では、机の上に配置した場合にスピーカの音響放射面が
聴者の顔付近に向けられて迫力のある優れた音場を形成
させることから、特にデスクトップ用に優れたものであ
り、また、基板にネジ穴やフックすることのできる鍵穴
等の適当な取付け部を設けることによって、容易に壁や
天井等への取付けを行うことができる。
【0016】以上のように本考案に係るスピーカシステ
ム取付け構造は優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例におけるスピーカシステム取付
け構造の正面図。
【図2】同実施例におけるスピーカシステム取付け構造
の詳細図。
【図3】同実施例の変形例におけるスピーカシステム取
付け構造の側面図。
【図4】従来例におけるスピーカシステムの配置構造の
側面図。
【符号の説明】
1 スピーカシステム 2 キャビネット 3 スピーカ 4 スピーカ端子 5 板部材 6 ネジ 7 ネジ穴 8 コード締め付けネジ 9 スピーカコード 10 スピーカシステム 11 キャビネット 12 基板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット(2、11)に設けられて
    いるスピーカ端子(4)のコード締め付けネジ(8)が
    ネジ穴(7)を有し、当該ネジ穴(7)に板部材
    (5)、基板(12)等を介してネジ(6)が捩じ込ま
    れていることにより、スピーカシステム(1、10)が
    板部材(5)、基板(12)等と取付けられていること
    を特徴とするスピーカシステム取付け構造。
JP8151891U 1991-09-10 1991-09-10 スピーカシステム取付け構造 Expired - Lifetime JPH079500Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8151891U JPH079500Y2 (ja) 1991-09-10 1991-09-10 スピーカシステム取付け構造

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JP8151891U JPH079500Y2 (ja) 1991-09-10 1991-09-10 スピーカシステム取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0591091U JPH0591091U (ja) 1993-12-10
JPH079500Y2 true JPH079500Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=13748569

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JP8151891U Expired - Lifetime JPH079500Y2 (ja) 1991-09-10 1991-09-10 スピーカシステム取付け構造

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