JP3232547U - スピーカー用スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカーユニットから生じる音圧をバックロードホーンなどのホーンに導入するスピーカーシステムを容易に構築するためのスピーカー用スタンドを提供する。【解決手段】スピーカー用スタンド1は、実質的にホーン構造を有する構造体であって、その一部にスピーカーエンクロージャを載置可能な平坦部2、及び当該スピーカーエンクロージャの一部に設けた開口から背圧を導入可能な背圧導入孔3を有する。バックロードホーン形式のスピーカーシステムを容易に構築でき、特に12面体のスピーカーエンクロージャを用いた場合においても放音面を正面に向けることが容易となる。また、市販されているバスレフタイプのような既設のスピーカーシステムに比較的簡単な加工を加えバックロードホーン形式のスピーカーシステムとして蘇らせることが容易になる。【選択図】図1

Description

本考案は、スピーカー用スタンドに関する。
スピーカーユニットが再生する音には指向性があり、スピーカーユニットの放音方向との傾斜角が大きくなると減衰してくる。特に、再生周波数が高くなると顕著であり、周波数特性に乱れが生じる。
従って、音響再生において、スピーカーの配置は重要である。小形のスピーカーエンクロージャの場合に、スピーカー用スタンドに載置してスピーカーユニットの位置をリスナーの耳の高さと同程度になるように調整するのはこのためである。
ところで、本考案者は、スピーカーエンクロージャーの一部にスピーカーユニットから生じる背圧を取り出す孔を設け、当該音圧をバックロードホーンなどのホーンに導入するスピーカーシステムを提案しており、低い周波数まで伸びた癖のない低音を再生可能とするものである。これによると、例えば多く市販されているバスレフタイプのような既設のスピーカーシステムに比較的簡単な加工を加えバックロードホーン形式のスピーカーシステムとして蘇らせることができるのであるが(バスレフタイプの場合は、バスレフ用のダクトは塞ぐとよい)、当該スピーカーシステムを実現するスピーカー用スタンドがあれば便利である。
一方、近年、スピーカーエンクロージャーとして、12面体以上の多面体、球面や楕円体を用いたものが見受けられるようになった。これは、スピーカーユニットを取付けるバッフル面をできるだけ小さくしてバッフル板の音への悪影響を少なくするとともに、エンクロージャー内に生じうる定在波を軽減する効果を狙ったものであり、音場感良好で理想的なスピーカーシステムとも言える。これを、前記スピーカーシステムのバリエーションとして採用することができるのはもちろんである。
しかし、当該多面体等のエンクロージャーの設置には困難が伴う。例えば、正12面体のエンクロージャーを用いた場合、これを単純に水平面に載置すると、スピーカーユニットの放音方向は水平にならず、上方か下方に傾いてしまう(図10)。これを解決しようとするとエンクロージャーの凸部を固定する形状の治具を用いる等しなければならずやっかいである。球面や楕円体のエンクロージャーの場合も同様な問題が生じうる。
本考案は、前記したように、スピーカーエンクロージャーの一部にスピーカーユニットから生じる背圧を取り出す孔を設け、当該背圧をバックロードホーンなどのホーンに導入するスピーカーシステムを実現するための、スピーカー用スタンドを提案するものである。
特に、12面体以上の多面体のスピーカーエンクロージャにも適用できるスピーカー用スタンドを提案するものである。
本考案者は、鋭意検討の結果、内部にホーン構造を有し、スピーカーエンクロージャを載置可能な平坦部と、当該ホーン構造の入口乃至スロート部分にスピーカーユニットから生じる背圧を導入する孔を設けた構造体をスピーカー用スタンドとすることにより前記スピーカーシステムを容易に実現できるとの知見を得、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、(1)ホーン構造を有する構造体であって、その一部にスピーカーエンクロージャを載置可能な平坦部を有し、かつ、当該スピーカーエンクロージャの一部に設けた開口(以下、背圧取出孔という。)からスピーカーユニットで生成した背圧を当該ホーン構造に導入することが可能な開口(以下、背圧導入孔という。)を有するスピーカー用スタンド。(2)スピーカーエンクロージャを載置可能な平坦部をスピーカー用スタンドの前方に有し、当該平坦部の後端から垂直に立ち上がる壁面に背圧導入孔を有する1記載のスピーカー用スタンド。(3)背圧取出孔を有するスピーカーエンクロージャの平面と、スピーカー用スタンドの平面を接合して設置する構造体である1乃至2記載のスピーカー用スタンド。
(4)背圧取出孔と背圧導入孔とをパイプで接合する構造体である1記載のスピーカー用スタンド。(5)スピーカーエンクロージャが、12面体以上の多面体である1乃4のいずれか1記載のスピーカー用スタンド。を骨子とする。
以下に、スピーカー用スタンドに関する先行技術文献を掲げるが、スピーカーユニットで生じる振動がスピーカーエンクロージャーを経由して床面などに伝搬することを可及的に抑制しようとするものが多く、本考案との関係性は低い。
特開2006-287894号公報 特開2011-049954号公報
スピーカーエンクロージャーの一部にスピーカーユニットから生じる背圧を取り出す孔を設け、当該背圧をバックロードホーンなどのホーンに導入するスピーカーシステムを容易に実現できるスピーカー用スタンドであって、特に正12面体形状のスピーカーエンクロージャを採用した場合においても、容易にスピーカー放音面を正面に向けることができることを課題とした。
本考案は、実質的にホーン構造を有する構造体であって、その一部にスピーカーエンクロージャを載置可能な平坦部、及び当該スピーカーエンクロージャの一部に設けた開口からの背圧を当該ホーン構造に導入可能な開口を有するスピーカー用スタンドを骨子とする。
本考案のスピーカー用スタンドにより、スピーカーエンクロージャーの一部にスピーカーユニットから生じる背圧を取り出す孔を設け、当該音圧をバックロードホーンなどのホーンに導入するスピーカーシステムを容易に構築でき、特に12面体のスピーカーエンクロージャを用いた場合においても放音面を正面に向けることが容易となる。また、本考案により、市販されているバスレフタイプのような既設のスピーカーシステムに比較的簡単な加工を加えバックロードホーン形式のスピーカーシステムとして蘇らせることが容易になる。
図1は、本考案のスピーカー用スタンドを説明する模式図である。 図2は、本考案のスピーカー用スタンドを説明する模式図である。但し、ホーン構造が見えるよう、一方の側板を省略している。 図3は、本考案のスピーカー用スタンドを説明する模式図である。但し、12面体スピーカーエンクロージャを取付けた状態である。スピーカーユニットは省略している。 図4は、本考案のスピーカー用スタンドを説明する模式図である。図3と同一であるが、平坦部とスピーカーエンクロージャの関係が分かるよう見る角度を変えて描画している。 図5は、本考案のスピーカー用スタンドを説明する模式図である。但し、12面体スピーカーエンクロージャは当該スピーカーエンクロージャ用載置台を用いて平坦部に載置され、スピーカーユニットの背圧はパイプにより背圧導入孔へ導入される。 図6は、図5を後方から描いた模式図である。但し、ホーン構造が見えるよう、一方の側板を省略している。 図7は、本考案のスピーカー用スタンドを説明する断面図である。 図8は、本考案のスピーカー用スタンドを説明する断面図である。 図9は、本考案のスピーカー用スタンドを説明する断面図である。 図10は、12面体スピーカーエンクロージャを説明する模式図である。
以下、実施例に基づいて本考案を説明する。
図1は、本考案のスピーカー用スタンドを説明するコンピュータグラフィックスによる模式図である。(1)は本考案のスピーカー用スタンド全体を示す、(2)は平坦面、(3)はスピーカーユニットから生じる背圧を導入する孔(背圧導入孔)、(4)はホーン開口部である。そして図2に示すように、本考案のスピーカー用スタンドの内部は実質的なホーン構造を有している。すなわち、背圧導入孔(3)から導入した背圧は、漸次ないし段階的に広がる音道空間を経て開口部(4)から放出される。
本考案のスピーカー用スタンドに12面体エンクロージャからなるスピーカーエンクロージャを取付けた様子を図3に示す。図3には、図示していないが、スピーカーエンクロージャの背面には孔(背圧取出孔)が設けられ、スピーカー用スタンドの背面には、当該孔に対応する位置に背圧導入孔(3)が設けられている。そして、スピーカーエンクロージャは、スピーカーエンクロージャ背面とスピーカーエンクロージャ用スタンドの対応する面で固定されている。従って、12面体スピーカーエンクロージャを設置する複雑な構造を有する載置台を用いる必要がなくなる。図4は、図3と同一であるが、平坦部とスピーカーエンクロージャとの関係が分かるよう見る角度を変えて描画している。スピーカーエンクロージャは平坦部(2)から離れていることが分かる。
なお、以下、取付けるスピーカーユニット及び電気配線系など説明に特に必要ない部分は図示せず省略している。
図5は、平坦部に12面体スピーカーエンクロージャ固定用の載置台を設置し、その上に12面体スピーカーエンクロージャを載置し、かつ、当該スピーカーエンクロージャの背圧をパイプを使用して、本考案のスピーカーエンクロージャ用スタンドの後方に設けた背圧導入孔から背圧を導入する実施例である。すなわち、本考案のスピーカー用スタンドにおけるスピーカーエンクロージャ載置可能な平坦部に間接的にスピーカーエンクロージャを載置することができるし、また、スピーカーエンクロージャを、背圧取出孔を設けた平面と、スピーカーエンクロージャ用スタンドにおける背圧導入孔を設けた平面とを対向して固定しない態様で本考案のスピーカー用スタンドを使用することもできる。なお、当該パイプは可撓性があり加工性良好であるアルミニウム製のフレキシブルダクトを使用することができる。図6に後方の様子を示す。なお、図6においてスピーカー用スタンドの1つの側面板は内部がわかるよう省略している。
以上、12面体スピーカーを使用する場合の実施例を記載したが、一般的な6面体(直方体)のスピーカーエンクロージャを使用した場合の実施例を以下に示す。
図7は、直方体のスピーカーエンクロージャを使用した実施例を示す。スピーカーエンクロージャ(5)はスピーカースタンドの前方かつホーン開口部の上部に位置する平坦部に載置され、スピーカーエンクロージャに設けた背圧取出孔は、当該平坦部の後端から立ち上がる壁面に設けた背圧取出し用の孔と一致するように配置して固定する。配置する位置の調整は、双方の孔を開ける位置を調整してもよいし、背圧導入孔の位置が固定している場合は、スピーカーエンクロージャの下に板材等を敷いて調整することもできる。固定方法は任意であり、例えばビス留めすることができる。図から分かるように、比較的大きなスピーカーエンクロージャであってもスピーカー用スタンドの平坦部と当該平坦部の後端から立ち上がる壁面とでしっかりと固定することができる。鎖線は背圧が通る様子を模式的に示したものである。なお、スピーカーユニットは図示せず省略している。
図8は、本考案のスピーカー用スタンドの平坦部に載置・固定したスピーカーエンクロージャ(5)の上に更にスピーカーエンクロージャ(5B)を載置した例である。例えば、スピーカーエンクロージャー(5)をウーファーを使用した低音用のスピーカーエンクロージャとし、スピーカーエンクロージャー(5B)を中高音のスピーカーユニットを使用した中高音用のスピーカーエンクロージャとすることができる。
図9は、図7と同様であるが、背圧をパイプ(7)を通じて、スピーカー用スタンドの背面に設けた背圧導入孔(3)からホーン構造に導入する態様を示す。鎖線は背圧が通る様子を模式的に示したものである。なお、スピーカーユニットは図示せず省略している。
以上説明したとおり、本考案により、例えば多く市販されているバスレフタイプのような既設のスピーカーシステムに比較的簡単な加工を加えバックロードホーン形式のスピーカーシステムとして蘇らせることを容易にするスピーカー用スタンドを提供することができる。また、12面体形状のスピーカーエンクロージャであっても容易に設置可能である。
さらに、一般的な6面体のスピーカーであってもしっかりと固定することができる優れたものである。
本考案は、スピーカー用スタンド、特に音楽鑑賞用のスピーカースタンドに関する。
1 スピーカー用スタンド
2 平坦部
3 背圧導入孔
4 開口
5 スピーカーエンクロージャ
5B スピーカーエンクロージャ
6 スピーカーエンクロージャ用載置台
7 背圧導入用管
8 スピーカー用スタンド背板

Claims (5)

  1. ホーン構造を有する構造体であって、その一部にスピーカーエンクロージャを載置可能な平坦部を有し、かつ、当該スピーカーエンクロージャの一部に設けた開口(以下、背圧取出孔という。)からスピーカーユニットで生成した背圧を当該ホーン構造に導入することが可能な開口(以下、背圧導入孔という。)を有するスピーカー用スタンド。
  2. スピーカーエンクロージャを載置可能な平坦部をスピーカー用スタンドの前方かつホーン開口部の上部に有し、当該平坦部の後端から垂直に立ち上がる壁面に背圧導入孔を有する請求項1記載のスピーカー用スタンド。
  3. 背圧取出孔を有するスピーカーエンクロージャの平面と、スピーカー用スタンドの平面を接合して設置する構造体である請求項1乃至請求項2記載のスピーカー用スタンド。
  4. 背圧取出孔と背圧導入孔とをパイプで接合する構造体である請求項1記載のスピーカー用スタンド。
  5. スピーカーエンクロージャが、12面体以上の多面体である請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のスピーカー用スタンド。
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