JPH07947A - 不活性ガス封入式純水貯留装置 - Google Patents
不活性ガス封入式純水貯留装置Info
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- JPH07947A JPH07947A JP17227693A JP17227693A JPH07947A JP H07947 A JPH07947 A JP H07947A JP 17227693 A JP17227693 A JP 17227693A JP 17227693 A JP17227693 A JP 17227693A JP H07947 A JPH07947 A JP H07947A
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Abstract
用いられる純水貯留装置であって、純水の取り扱い過程
において、純水と外気ガスとの接触を確実に絶ち、高純
度を維持した状態で、移送、保管等の取り扱いに供する
ものであって、具体的には、気液収容室5を形成する気
液貯留槽2と、気液貯留槽2を気密的に封止する気密封
止手段3と、気液収容室5に連通する複数の通路9を備
えた配管手段4とを有し、この配管手段4における各通
路9を介して、気液貯留槽2内を減圧する減圧手段1
1、気液貯留槽2内に純水Wを供給する純水供給手段1
2、気液貯留槽2内に不活性ガスGを供給する不活性ガ
ス供給手段13、及び気液貯留槽2内の純水を所望の試
験槽T等に取り出す純水取り出し手段14を接続し、減
圧時に、気液貯留槽2に純水供給手段12を連通して純
水を吸引貯留し、不活性ガス供給加圧時に、気液貯留槽
2に純水取り出し手段14を連通して純水を取り出すよ
うにしたものである。
Description
水の取り扱いに際して用いられる装置であって、純水の
取り扱い過程において、純水と外気ガスとの接触を確実
に絶ち、変化なく高純度を維持した状態で、移送、保存
等の取り扱いに供するようになした不活性ガス封入式純
水貯留装置に関するものである。
置、あるいは各種の設備構成部材等を洗浄する際には、
従来、その洗浄剤として、塩素系有機物質、フロン、エ
タン等の化学物質が多用されてきている。
素系有機物質、フロン、エタン等の化学物質は、有害物
質として指摘されており、その使用を全面的に禁止しよ
うとする動向が顕著化し、法制化されるに至っている。
このような状況下において、これらの化学物質を洗浄剤
として利用していた産業分野では、それらに代わる別の
洗浄剤、並びに洗浄方法の開発が要求されることになっ
た。
化学物質に代わる別の洗浄剤として水を利用する考え方
が注目されるに至っている。種々の研究開発の末、この
種の洗浄水として、抵抗値が10〜18.2MΩ程度の
高純度の純水が、極めて効果的であることも判明してい
る。
抗値が下がり、計測用サンプルとして試験槽等に出し入
れする際、あるいは保存しておくような場合、抵抗値が
変動する等、高純度のまま確保することが非常に困難な
ものであった。
下において、高純度の純水を確実に確保し得るようにな
すものであり、高純度を維持した状態で、その取扱いを
図り得るようになした不活性ガス封入式純水貯留装置を
提供することにある。
的を達成するにあたって、具体的には、気液収容室を形
成する気液貯留槽と、前記気液貯留槽の上端部側を気密
的に封止する気密封止手段と、前記気液貯留槽の上端部
側に形成され、前記気液収容室に連通する複数の通路を
備えた配管手段とを有し、前記配管手段における各通路
を介して、前記気液貯留槽内を減圧する減圧手段、前記
気液貯留槽内に純水を供給する純水供給手段、前記気液
貯留槽内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段、
及び前記気液貯留槽内の純水を所望の試験槽に取り出す
純水取り出し手段を接続してなり、前記気液貯留槽内を
不活性ガスで満たした状態から、前記気液貯留槽内を前
記減圧手段によって減圧し、その減圧時に、前記気液貯
留槽に前記純水供給手段を連通して前記気液貯留槽内に
純水を吸引貯留し、前記気液貯留槽内を前記不活性ガス
供給手段によって加圧し、その加圧時に、前記気液貯留
槽に前記純水取り出し手段を連通して前記気液貯留槽内
の純水を取り出すようにした不活性ガス封入式純水貯留
装置を構成するものである。
て、前記配管手段における通路を介して、前記気液貯留
槽内の圧力を測定するための圧力測定手段を取り付け可
能になした不活性ガス封入式純水貯留装置を構成し、さ
らに、前記配管手段における通路を介して、前記気液貯
留槽内の純水の抵抗値を測定するための抵抗値測定手段
を取り付け可能になした不活性ガス封入式純水貯留装置
を構成する。
式純水貯留装置について、図面に示す具体的な実施例に
もとづいて詳細に説明する。図1は、この発明になる不
活性ガス封入式純水貯留装置の具体的な実施例を概略的
な側断面図で示すものであり、図2は、その概略的な平
面図であり、図3は、図1に示す具体的な装置例を概略
的な斜視図で示したものである。
装置1は、基本的には、気液貯留槽2、気密封止手段
3、及び配管手段4をを含むものからなっている。前記
気液貯留槽2は、気体並びに液体を受け入れる気液収容
室5を形成する。前記気密封止手段3は、前記気液貯留
槽2の上端部側を気密的に封止するものであって、例え
ば、気密蓋等のような気密形成部材6により構成されて
いる。
は、弾性膜7を含み、前記弾性膜7は、前記気液貯留槽
2の圧力状態に応じて、加圧時には外方に向けて膨ら
み、減圧時には内方に向けてへこむ構成部材であって、
外部より気液貯留槽2の圧力状態を視認することができ
るようになっている。前記弾性膜7に対しては、破裂防
止のための拡張抑制プレート8が組み合わせてある。
2の上端部側2Aに形成されており、前記気液収容室5
にそれぞれ個別に連通する複数の通路9を有するものか
らなっている。前記配管手段4における各通路9に対し
ては、開閉バルブV0 を含む通路接続アタッチメント1
0が取り付けられるようになっている。
2内を減圧する減圧手段11、前記気液貯留槽2内に純
水Wを供給する純水供給手段12、前記気液貯留槽2内
に不活性ガスGを供給する不活性ガス供給手段13、及
び前記気液貯留槽2内の純水Wを所望の試験槽Tに取り
出す純水取り出し手段14とが設けてある。
Aを含む第1の通路接続アタッチメント10Aに対し、
通路15を介して三方バルブV1 を接続し、三方バルブ
V1の第1の分岐通路15A側に吸引ポンプ16を接続
して減圧手段11を構成する。前記三方バルブV1 の第
2の分岐通路15B側に減圧弁18を介して不活性ガス
供給ボンベ17を接続して不活性ガス供給手段13を構
成する。
接続アタッチメント10Bに対し、通路19を介して三
方バルブV2 を接続し、三方バルブV2 の第1の分岐通
路19A側に純水供給槽20を接続して純水供給手段1
2を構成する。前記三方バルブV2 の第2の分岐通路1
9B側に純水取り出し手段14を構成する。
装置1は、開閉バルブV0-Cを含む通路接続アタッチメ
ント10Cを介して、前記気液貯留槽2に対して、気液
貯留槽2内の圧力を測定するための圧力測定手段21を
取り付けることができ、開閉バルブV0-Dを含む通路接
続アタッチメント10Dを介して、前記気液貯留槽2に
対して、気液貯留槽2内の純水Wの抵抗値を測定するた
めの抵抗値測定手段22を取り付けることができるよう
になっている。
式純水貯留装置1は、次のように操作される。まず、前
記気液貯留槽2内に不活性ガスGを満たした状態から、
開閉バルブV0-Aを開き、三方バルブV1 を第1の分岐
通路15A側に開いて、吸引ポンプ16を作動する。吸
引ポンプ16の作動により、気液貯留槽2内に満たされ
た不活性ガスGが吸引され、気液貯留槽2内は減圧され
る。この減圧作動時に、開閉バルブV0-Bを開き、三方
バルブV2 を第1の分岐通路19A側に開くと、純水供
給槽20の純水Wが気液貯留槽2内に吸引され、気液収
容室5に貯留される。開閉バルブV0-Aを開き、三方バ
ルブV1 を第2の分岐通路15B側に開いて、不活性ガ
ス供給ボンベ17の不活性ガスGを気液貯留槽2内に送
り込んで気液貯留槽2内を加圧する。
水Wを、適宜な試験槽Tに取り出す場合には、開閉バル
ブV0-Bを開き、三方バルブV2 を第2の分岐通路19
B側に開くと、気液貯留槽2内の純水Wは、通路形成チ
ューブ23、通路19、分岐通路19Bを介して、外気
に接触することなく試験槽Tに取り出される。
装置に対しては、窒素ガス、あるいはこれに代えてアル
ゴンなどの不活性ガスが適用される。
水貯留装置1において、気液貯留槽2は、図に示す実施
例のもののような一槽構造のものであってもよいし、あ
るいはまた、外槽と内槽とからなる二槽構造のものであ
ってもよい。
封入式純水貯留装置は、簡略化された装置により構成さ
れるものであり、極めて簡単な操作で、高純度の純水を
取り扱うことができる点において極めて有効に作用する
ものといえる。すなわち、この発明になる不活性ガス封
入式純水貯留装置は、純水の取り扱い過程において、純
水と外気ガスとの接触を確実に絶ち、変化なく高純度を
維持した状態で、移送、保存等の取り扱いに供するよう
になしたものであって、高純度の純水を確実に確保し、
高純度を維持した状態で、その取扱いを図り得るように
なした点において極めて効果的に作用するものといえ
る。
の全体的構成について、その具体的な実施例を示す概略
的な側断面図である。
入式純水貯留装置の概略的な側断面図である。
入式純水貯留装置の概略的な斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 気液収容室を形成する気液貯留槽と、 前記気液貯留槽の上端部側を気密的に封止する気密封止
手段と、 前記気液貯留槽の上端部側に形成され、前記気液収容室
に連通する複数の通路を備えた配管手段とを有し、 前記配管手段における各通路を介して、前記気液貯留槽
内を減圧する減圧手段、前記気液貯留槽内に純水を供給
する純水供給手段、前記気液貯留槽内に不活性ガスを供
給する不活性ガス供給手段、及び前記気液貯留槽内の純
水を所望の試験槽に取り出す純水取り出し手段を接続し
てなり、 前記気液貯留槽内を不活性ガスで満たした状態から、前
記気液貯留槽内を前記減圧手段によって減圧し、その減
圧時に、前記気液貯留槽に前記純水供給手段を連通して
前記気液貯留槽内に純水を吸引貯留し、前記気液貯留槽
内を前記不活性ガス供給手段によって加圧し、その加圧
時に、前記気液貯留槽に前記純水取り出し手段を連通し
て前記気液貯留槽内の純水を取り出すようにしたことを
特徴とする不活性ガス封入式純水貯留装置。 - 【請求項2】 前記配管手段における通路を介して、前
記気液貯留槽内の圧力を測定するための圧力測定手段を
取り付け可能になしたことを特徴とする請求項1に記載
の不活性ガス封入式純水貯留装置。 - 【請求項3】 前記配管手段における通路を介して、前
記気液貯留槽内の純水の抵抗値を測定するための抵抗値
測定手段を取り付け可能になしたことを特徴とする請求
項1に記載の不活性ガス封入式純水貯留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17227693A JPH0798182B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 不活性ガス封入式純水貯留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17227693A JPH0798182B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 不活性ガス封入式純水貯留装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07947A true JPH07947A (ja) | 1995-01-06 |
JPH0798182B2 JPH0798182B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=15938920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17227693A Expired - Lifetime JPH0798182B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 不活性ガス封入式純水貯留装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0798182B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190018764A (ko) * | 2016-07-21 | 2019-02-25 | 버슘머트리얼즈 유에스, 엘엘씨 | 반도체 응용을 위한 고순도 에틸렌디아민 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP17227693A patent/JPH0798182B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190018764A (ko) * | 2016-07-21 | 2019-02-25 | 버슘머트리얼즈 유에스, 엘엘씨 | 반도체 응용을 위한 고순도 에틸렌디아민 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0798182B2 (ja) | 1995-10-25 |
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