JPH079424B2 - 血沈管 - Google Patents

血沈管

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JPH079424B2
JPH079424B2 JP63132796A JP13279688A JPH079424B2 JP H079424 B2 JPH079424 B2 JP H079424B2 JP 63132796 A JP63132796 A JP 63132796A JP 13279688 A JP13279688 A JP 13279688A JP H079424 B2 JPH079424 B2 JP H079424B2
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JP
Japan
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blood
tube
hollow
synthetic resin
sedimentation
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JP63132796A
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JPS64464A (en
JPH01464A (ja
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一聲 鈴木
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血沈管に関するものである。
[従来の技術] 一般に知られているように、血沈管は、通常、長手方向
に沿って目盛りの付けられた中空で両端の開放した管か
ら成り、そしてその使用においては予定のレベル(通常
ゼロ目盛り位置)まで、所要量のクエン酸ナトリウムを
混和した血液を充填し、そして血液が漏れない状態にし
て垂直に立てて血沈の測定が行われており、その際、血
沈管に検査すべき血液を所定量充填する方法としては種
々のものが知られている。一つの方法としては、採血
し、所要量のクエン酸ナトリウムと混和した血液を入れ
た例えば真空採血管に血沈管の一端部を差込み、他端部
を口で吸ってゼロ目盛り位置まで血液を吸い上げる方法
がある。
また口で吸い上げる代りに、本発明者が先に提案した血
沈管内に細長いピストン状棒状体を挿入し、このピスト
ン状棒状体を引き上げることにより、所要量の血液を吸
い上げる方法(特開昭61-142465号公報参照)や、特開
昭57-107142号公報に開示されたように側面から注射針
を挿入できる容器を血沈管の下端に密封的に装着し、こ
の容器内に注射器を用いて所要量の検査すべき血液を注
入して血沈管内に充填する方法、あるいは特開昭59-218
955号公報に開示されたように真空採血管内に密封かつ
摺動可能に嵌合された栓状体に設けた血沈管挿入孔に血
沈管の下端を挿入して押し下げることにより栓状体が真
空採血管の底に向って押し下げられ、それによりこの血
沈管挿入孔に連続して底面に開口した細孔を介して真空
採血管に予め入れられていた検査すべき所定量の血液を
血沈管に充填する方法等が用いられている。
[発明が解決しようとする課題] 血沈管の一端から口で吸って検査すべき血液を血沈管に
充填する場合には、操作は簡単ではあるが、血液をゼロ
目盛り位置まで正確に吸い上げるのに相当な熟練度が要
求され、また誤って吸い上げ中の血液を飲み込み、最近
急激に流行の兆しがある後天性免疫不全症候群やウイル
ス性肝炎、梅毒等に感染する危険がある。
また口で吸い上げて充填する代りに上記の各公報に記載
されたように特別の器具を用いる場合には、付属の器具
の取り扱いが厄介であるだけでなく、コスト的にも高く
つき、また血沈管を含めて血液等の付着した付属器具の
取り扱いや洗浄、消毒、乾燥などの作業の際に作業者が
ウイルス等で汚染されたり感染する危険性もある。
そこで、本発明は、これら従来技術における課題を解決
するため、検査すべき血液を所定のレベルまで容易に充
填でき、作業者が検査すべき血液に接触する危険性を極
力なくし、しかも検査すべき血液が外気に触れる機会を
最少限にできる血沈管を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明による血沈管は、
両端の開放した中空血沈管本体の長手方向の予定の位置
で中空血沈管本体内に、空気に対しては透過性であるが
液体に対しては不透過性のはっ水性合成樹脂から成る血
液止め塊体を一体的に挿置したことを特徴としている。
また、本発明においては、中空血沈管本体内の長手方向
の予定の位置に一体的に挿置される血液止め塊体は、中
空血沈管本体内に嵌合するようにされたプラスチック製
の型内に空気に対しては透過性であるが液体に対しては
不透過性のはっ水性合成樹脂を詰め込んで構成され得
る。
[作用] 本発明による血沈管においては、血沈管の所定の目盛り
位置に挿置された合成樹脂から成る血液止め塊体は、空
気に対しては透過性であるが液体を通さないので、検査
すべき血液を血液止め塊体のレベルまで装填することに
より目盛り位置合わせを容易に行なうことができる。そ
れと共にこの血液止め塊体は血沈管の上端からの血液の
溢れや異物の混入を防ぐ作用をする。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。
第1図には本発明による血沈管の一実施例を示し、図面
において、1は中空血沈管本体で、この中空血沈管本体
1はプラスチック材料やガラス材で構成され得る。また
中空血沈管本体1のに下端近くから上端近くにかけて血
沈測定に必要な測定目盛り2が付けられ、ゼロ目盛り位
置を3で示す。このゼロ目盛り位置3から下端4までの
中空血沈管本体1の内径は一定である。
中空血沈管本体1のゼロ目盛り位置3の上部口には、空
気に対しては透過性であるが液体を通さないはっ水性合
成樹脂から成る血液止め塊体5が挿置されている。この
血液止め塊体5はこの実施例では上記性質をもつ合成樹
脂5aを中空血沈管本体1の上部口からゼロ目盛り位置3
まで一定量詰め込むことにより形成されている。
第2図には血液止め部材の変形例を示し、この場合には
図示したようにプラスチック性の型6内に空気透過性で
液体不透過性の合成樹脂5aを詰め込み、これを中空血沈
管本体1の上部口に一体的に嵌合することによって構成
されている。
このように構成した図示血沈管の使用にあたっては次の
ように取り扱われ得る。
まず、血沈管を、凝固防止された血液の入っている試験
管(図示してない)の中に血沈管の下部口を入れる。そ
して血沈管の上部口よりゴム球(図示してない)等を用
いて血液を吸入する。こうして血液のレベルが血沈管の
ゼロ目盛り位置3まで上昇してくると、血液は血液止め
塊体5に接触し、ゼロ目盛り位置3で停止する。このよ
うにして検査すべき血液を充填した血沈管は垂直に立て
られ、以後は血沈検査法によって時間毎に血沈値を読み
取ればよい。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、血沈管のゼ
ロ目盛り位置に空気透過性で液体不透過性の合成樹脂か
ら成る血液止め塊体を挿置しているので、検体血液を血
沈管に充填する際のゼロ目盛り合わせは簡単かつ迅速に
でき、しかも血沈管の上部口から検体血液が溢れる危険
がないと同時に検体血液が外気に触れる機会を最少限度
に抑えることができる。また血沈管をプラスチック材料
で構成することにより安価なコストで提供することがで
き、それにより血沈管は使い捨てとすることができる。
従って本発明の血沈管によれば、検体血液の充填操作か
ら使用後の後始末まで作業者が血液に触れる危険性はな
く、それによりウイルスを含め血液を介しての各種疾患
に感染する危険性は実質的に避けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略部分断面図であ
り、第2図は血液止め塊体の変形例を示す部分拡大断面
図である。 図中 1:中空血沈管本体 2:血沈測定に必要な測定目盛り 3:ゼロ目盛り位置 4:下端 5:血液止め塊体 5a:空気透過性で液体不透過性の合成樹脂 6:プラスチック性の型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端の開放した中空血沈管本体の長手方向
    の予定の位置で中空血沈管本体内に、空気に対しては透
    過性であるが液体に対しては不透過性のはっ水性合成樹
    脂から成る血液止め塊体を一体的に挿置したことを特徴
    とする血沈管。
  2. 【請求項2】中空血沈管本体内の長手方向の予定の位置
    に一体的に挿置される血液止め塊体が、中空血沈管本体
    内に嵌合するようにされたプラスチック製の型内に空気
    に対しては透過性であるが液体に対しては不透過性のは
    っ水性合成樹脂を詰め込んで構成した請求項1に記載の
    血沈管。
JP63132796A 1988-06-01 1988-06-01 血沈管 Expired - Lifetime JPH079424B2 (ja)

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JP63132796A JPH079424B2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01 血沈管

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JP63132796A JPH079424B2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01 血沈管

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPS64464A JPS64464A (en) 1989-01-05
JPH01464A JPH01464A (ja) 1989-01-05
JPH079424B2 true JPH079424B2 (ja) 1995-02-01

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ID=15089764

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4933883U (ja) * 1972-06-23 1974-03-25

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JPS64464A (en) 1989-01-05

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