JPH0793799B2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents
密閉形圧縮機Info
- Publication number
- JPH0793799B2 JPH0793799B2 JP31842690A JP31842690A JPH0793799B2 JP H0793799 B2 JPH0793799 B2 JP H0793799B2 JP 31842690 A JP31842690 A JP 31842690A JP 31842690 A JP31842690 A JP 31842690A JP H0793799 B2 JPH0793799 B2 JP H0793799B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular gap
- flat plate
- hermetic compressor
- terminal portion
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compressor (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は密閉容器の頂面に突設した電源接続用ターミ
ナル部の防錆手段に関するものである。
ナル部の防錆手段に関するものである。
［従来の技術］ 第６図および第８図はそれぞれ従来の密閉形圧縮機の平
面図および側面図であり，図において（１）は密閉容器
で，内部に圧縮要素と電動要素が収納されている。
（２）は密閉容器の外周面に取付けられたアキュムレー
タ，（３）は密閉容器の頂面に突設した電源接続用ター
ミナル部（４）を貫挿させた上記密閉容器（１）上の平
板状プレート，（５）は内部圧縮ガスを密閉容器（１）
外に導く吐出パイプ，（６）は圧縮機の吊り下げロッ
ド，（７）は平板状プレート（３）とこれを貫通する電
源接続用ターミナル部（４）の外周面との間に形成され
た環状隙間である。
面図および側面図であり，図において（１）は密閉容器
で，内部に圧縮要素と電動要素が収納されている。
（２）は密閉容器の外周面に取付けられたアキュムレー
タ，（３）は密閉容器の頂面に突設した電源接続用ター
ミナル部（４）を貫挿させた上記密閉容器（１）上の平
板状プレート，（５）は内部圧縮ガスを密閉容器（１）
外に導く吐出パイプ，（６）は圧縮機の吊り下げロッ
ド，（７）は平板状プレート（３）とこれを貫通する電
源接続用ターミナル部（４）の外周面との間に形成され
た環状隙間である。
ところで以上のように構成された従来の密閉形圧縮機に
おいては，塗装の際に電源接続用ターミナル部を塗料か
ら保護するために，第７図に示すようにターミナル部
（４）全体にゴム製の塗装カバー（８）をかぶせ，塗装
液中に密閉形圧縮機を沈めて塗装を行なっていた。
おいては，塗装の際に電源接続用ターミナル部を塗料か
ら保護するために，第７図に示すようにターミナル部
（４）全体にゴム製の塗装カバー（８）をかぶせ，塗装
液中に密閉形圧縮機を沈めて塗装を行なっていた。
［発明が解決しようとする課題］ 従来の密閉形圧縮機では以上のようにターミナル部に塗
装カバーをかぶせるため，平板状プレートとターミナル
部の外周面との間に形成された環状隙間に塗料が入り込
めず，塗装後にこの部分が未塗装の状態で残り，この部
分に錆を発生し，最悪の場合穴があく等の問題点を生じ
ていた。
装カバーをかぶせるため，平板状プレートとターミナル
部の外周面との間に形成された環状隙間に塗料が入り込
めず，塗装後にこの部分が未塗装の状態で残り，この部
分に錆を発生し，最悪の場合穴があく等の問題点を生じ
ていた。
また，環状隙間に塗料が過剰に流れ込むと，この部分に
塗料が溜まってしまい，塗料を乾燥させる時間が長くな
るなどの問題点があった。
塗料が溜まってしまい，塗料を乾燥させる時間が長くな
るなどの問題点があった。
この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
で，平板状プレートとターミナル部との間に形成された
環状隙間にも，塗料をその時点で浸入させることがで
き，また，この環状隙間にたまった過剰な塗料を排出す
ることができる密閉形圧縮機を得ることを目的とする。
で，平板状プレートとターミナル部との間に形成された
環状隙間にも，塗料をその時点で浸入させることがで
き，また，この環状隙間にたまった過剰な塗料を排出す
ることができる密閉形圧縮機を得ることを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 請求１記載の発明は，平板状プレートの環状隙間部分に
塗装カバーの外周面外まで延長させた複数個の切欠きを
設けたものである。
塗装カバーの外周面外まで延長させた複数個の切欠きを
設けたものである。
請求項２記載の発明は，平板状プレートの環状隙間部分
に密閉容器上面の平面部分外側のＲ部分まで延長させた
切欠きを設けたものである。
に密閉容器上面の平面部分外側のＲ部分まで延長させた
切欠きを設けたものである。
［作用］ 請求項１記載の発明は，平板状プレートの環状隙間部分
に塗装カバーの外周面外まで延長させた複数個の切欠き
を設けたことにより，各切欠きは塗料の流れ込む流路と
空気の抜け出る流路となり，内部への塗料の侵入を促進
させる。
に塗装カバーの外周面外まで延長させた複数個の切欠き
を設けたことにより，各切欠きは塗料の流れ込む流路と
空気の抜け出る流路となり，内部への塗料の侵入を促進
させる。
請求項２記載の発明は，平板状プレートの環状隙間部分
に密閉容器上面の平面部分外側のＲ部分まで延長させた
切欠きを設けたことにより，環状隙間にたまった過剰な
塗料を外に排出させる排出路を確保できる。
に密閉容器上面の平面部分外側のＲ部分まで延長させた
切欠きを設けたことにより，環状隙間にたまった過剰な
塗料を外に排出させる排出路を確保できる。
［実施例］ 以下，この発明における第１実施例を第１図，第２図で
説明する。図において，（９）は平板状プレート（３）
の環状隙間（７）部分に塗装カバー（８）の外周面外ま
で延長させた複数個の切欠きで，塗料の侵入口と空気の
出口となるように構成されている。
説明する。図において，（９）は平板状プレート（３）
の環状隙間（７）部分に塗装カバー（８）の外周面外ま
で延長させた複数個の切欠きで，塗料の侵入口と空気の
出口となるように構成されている。
また，第３図，第４図はこの発明における第２実施例を
示しており，図において，（10）は平板状プレート
（３）の環状隙間（７）部分に密閉容器（１）上面の平
面部分外側のＲ部分まで延長させた切欠きで，塗料が流
れ込む流路かつ過剰な塗料をＲ部分に伝わせて排出可能
な排出路が構成されている。（11）は平板状プレート
（３）の位置を決定するための位置決め突起である。
示しており，図において，（10）は平板状プレート
（３）の環状隙間（７）部分に密閉容器（１）上面の平
面部分外側のＲ部分まで延長させた切欠きで，塗料が流
れ込む流路かつ過剰な塗料をＲ部分に伝わせて排出可能
な排出路が構成されている。（11）は平板状プレート
（３）の位置を決定するための位置決め突起である。
以上のように構成された密閉形圧縮機を塗装液中に沈め
た場合の塗料は，平板状プレート（３）ターミナル部
（４）の外周面との間に形成された環状隙間（７）に流
れ込んで全周に行き渡り，過剰な塗料は切欠き（10）よ
り排出路を伝わって排出されうる。
た場合の塗料は，平板状プレート（３）ターミナル部
（４）の外周面との間に形成された環状隙間（７）に流
れ込んで全周に行き渡り，過剰な塗料は切欠き（10）よ
り排出路を伝わって排出されうる。
なお，上記実施例では切欠き（10）の形状を長方形とし
たものを示したが，第５図のように卵形状の切欠き（10
a）でもよく，上記実施例と同様の効果を奏する。
たものを示したが，第５図のように卵形状の切欠き（10
a）でもよく，上記実施例と同様の効果を奏する。
［発明の効果］ 請求項１記載の発明によれば，平板状プレートの環状隙
間部分に塗装カバーの外周面外まで延長させた複数個の
切欠きを設けたことにより，各切欠きは塗料の流れ込む
流路と空気の抜け出る流路となり，内部への塗料の侵入
を促進させるので，環状隙間部分の塗装をより確実に行
うことができ，また，発錆や穴があくといったトラブル
を防止できるものが得られる効果がある。
間部分に塗装カバーの外周面外まで延長させた複数個の
切欠きを設けたことにより，各切欠きは塗料の流れ込む
流路と空気の抜け出る流路となり，内部への塗料の侵入
を促進させるので，環状隙間部分の塗装をより確実に行
うことができ，また，発錆や穴があくといったトラブル
を防止できるものが得られる効果がある。
請求項２記載の発明によれば，平板状プレートの環状隙
間部分に密閉容器上面の平面部分外側のＲ部分まで延長
させた切欠きを設けたことにより，環状隙間にたまった
過剰な塗料を外に排出させる排出路を確保できるので，
環状隙間に塗料が溜まらず，塗料の乾燥時間が長くなら
ないとともに，環状隙間部分の塗装をより確実にできる
ものが得られる効果がある。
間部分に密閉容器上面の平面部分外側のＲ部分まで延長
させた切欠きを設けたことにより，環状隙間にたまった
過剰な塗料を外に排出させる排出路を確保できるので，
環状隙間に塗料が溜まらず，塗料の乾燥時間が長くなら
ないとともに，環状隙間部分の塗装をより確実にできる
ものが得られる効果がある。
第１図はこの発明の第１実施例による密閉形圧縮機のタ
ーミナル部分を示す斜視図，第２図は第１図の上面図，
第３図はこの発明の第２実施例による密閉形圧縮機のタ
ーミナル部分を示す斜視図，第４図は第３図のIV−IV断
面図，第５図はこの発明の第２実施例の他の実施例を示
す密閉形圧縮機のターミナル部分斜視図，第６図は従来
の密閉形圧縮機を示す正面図，第７図は第６図のターミ
ナル部分を示す斜視図，第８図は第６図の上面図であ
る。 （１）は密閉容器，（３）平板状プレート，（４）はタ
ーミナル部，（７）は環状隙間，（８）は塗装カバー，
（９），（10）は切欠き。 なお，図中，同一符号は同一，または相当部分を示す。
ーミナル部分を示す斜視図，第２図は第１図の上面図，
第３図はこの発明の第２実施例による密閉形圧縮機のタ
ーミナル部分を示す斜視図，第４図は第３図のIV−IV断
面図，第５図はこの発明の第２実施例の他の実施例を示
す密閉形圧縮機のターミナル部分斜視図，第６図は従来
の密閉形圧縮機を示す正面図，第７図は第６図のターミ
ナル部分を示す斜視図，第８図は第６図の上面図であ
る。 （１）は密閉容器，（３）平板状プレート，（４）はタ
ーミナル部，（７）は環状隙間，（８）は塗装カバー，
（９），（10）は切欠き。 なお，図中，同一符号は同一，または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 聡 静岡県静岡市小鹿３丁目18番１号 三菱電 機株式会社静岡製作所内 (72)発明者 滝本 直 静岡県静岡市小鹿３丁目18番１号 三菱電 機株式会社静岡製作所内 (72)発明者 鈴木 賢志 静岡県静岡市小鹿３丁目18番１号 三菱電 機株式会社静岡製作所内 (72)発明者 白藤 好範 静岡県静岡市小鹿３丁目18番１号 三菱電 機株式会社静岡製作所内
Claims (2)
- 【請求項１】密閉容器の頂面に突設した電源接続用のタ
ーミナル部を貫挿させた平板状プレートを，上記密閉容
器の頂面に有し，この平板状プレートと上記ターミナル
部の外周面との間に形成された環状隙間を，上記ターミ
ナル部に対する着脱自在の塗装カバーで覆うようにした
密閉形圧縮機において，平板状プレートの環状隙間部分
に塗装カバーの外周面外まで延長させた複数個の切欠き
を設けたことを特徴とする密閉形圧縮機。 - 【請求項２】密閉容器の頂面に突設した電源接続用のタ
ーミナル部を貫挿させた平板状プレートを，上記密閉容
器の頂面に有し，この平板状プレートと上記ターミナル
部の外周面との間に形成された環状隙間を，上記ターミ
ナル部に対する着脱自在の塗装カバーで覆うようにした
密閉形圧縮機において，平板状プレートの環状隙間部分
に密閉容器上面の平面部分外側のＲ部分まで延長させた
切欠きを設けたことを特徴とする密閉形圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31842690A JPH0793799B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-11-22 | 密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-72151 | 1990-03-23 | ||
| JP7215190 | 1990-03-23 | ||
| JP31842690A JPH0793799B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-11-22 | 密閉形圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04127852A JPH04127852A (ja) | 1992-04-28 |
| JPH0793799B2 true JPH0793799B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=26413277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31842690A Expired - Lifetime JPH0793799B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-11-22 | 密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0793799B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103225931A (zh) * | 2012-01-27 | 2013-07-31 | 三菱电机株式会社 | 压缩机、冰箱、设备 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4569499B2 (ja) * | 2006-03-09 | 2010-10-27 | パナソニック株式会社 | 圧縮機 |
| CN105317656B (zh) * | 2015-11-12 | 2018-06-05 | 珠海凌达压缩机有限公司 | 压缩机、压缩机上盖组件及其压缩机上盖卡片 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP31842690A patent/JPH0793799B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103225931A (zh) * | 2012-01-27 | 2013-07-31 | 三菱电机株式会社 | 压缩机、冰箱、设备 |
| CN103225931B (zh) * | 2012-01-27 | 2016-08-31 | 三菱电机株式会社 | 压缩机、冰箱、设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04127852A (ja) | 1992-04-28 |
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