JPH079323Y2 - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
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- JPH079323Y2 JPH079323Y2 JP11122590U JP11122590U JPH079323Y2 JP H079323 Y2 JPH079323 Y2 JP H079323Y2 JP 11122590 U JP11122590 U JP 11122590U JP 11122590 U JP11122590 U JP 11122590U JP H079323 Y2 JPH079323 Y2 JP H079323Y2
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- JP
- Japan
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- bobbin
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- cover
- coil
- core
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁継電器、特に、コイル端末とラグとの接
続部分における構造の改良に関する。
続部分における構造の改良に関する。
従来の電磁継電器として、実公平1-12752号公報に記載
されているものがある。この電磁継電器においては、第
6図に示されているように、コイル端末30a、30bの弛み
をとるため、両コイル端末30a、30bがそれぞれヒュージ
ングされている各ラグ54、55と、両ラグ54、55にそれぞ
れ隣接されている各支柱部38、39との間に隙間L1、L2が
介設されている。
されているものがある。この電磁継電器においては、第
6図に示されているように、コイル端末30a、30bの弛み
をとるため、両コイル端末30a、30bがそれぞれヒュージ
ングされている各ラグ54、55と、両ラグ54、55にそれぞ
れ隣接されている各支柱部38、39との間に隙間L1、L2が
介設されている。
しかしながら、前記電磁継電器においては、ラグ54と支
柱部38との間、および、ラグ55と支柱部39との間に隙間
L1、L2が介設されているため、カバー97が被せられる作
業中、カバー97の開口端の切先がこの隙間L1またはL2に
入り込み、コイル端末30a、30bが切断される危惧があ
る。
柱部38との間、および、ラグ55と支柱部39との間に隙間
L1、L2が介設されているため、カバー97が被せられる作
業中、カバー97の開口端の切先がこの隙間L1またはL2に
入り込み、コイル端末30a、30bが切断される危惧があ
る。
本考案の目的は、カバーの被せ作業において、コイル端
末が切断されるのを防止することができる電磁継電器を
提供することにある。
末が切断されるのを防止することができる電磁継電器を
提供することにある。
本考案に係る電磁継電器においては、ベース60と、ベー
ス60に固定的に結合され、スプール32の両端にフランジ
34、35が突設されたボビン31と、前記スプール32に巻装
された電磁コイル30と、前記スプール32の筒孔33に挿通
された鉄心57と、この鉄心57により前記ボビン31に固定
されたコア80と、このコア80に一端を保持されて前記コ
イル30の励消磁により接点を開閉させる可動接点部材83
と、前記ボビン31のフランジ34、35およびコア80と前記
ベース60とにそれぞれ設けられ、互いに係合されてボビ
ン31とベース60とを固定化する凹凸部70、71および41、
42と、前記ボビン31の外方を被覆するカバー97と、前記
ボビン31の両フランジ34、35にそれぞれ突設され、前記
カバー97の内面に押接されている4本の支柱部36、37、
38、39と、一方のフランジ35に、このフランジ35にそれ
ぞれ突設された前記支柱部38、39に対して若干の隙間
L1、L2をとってそれぞれ隣接配置されて固定されてお
り、自由端に前記コイル30の端末30a、30bがそれぞれヒ
ュージングされている一対のラグ54、55とを備えている
電磁継電器において、 前記ラグ54、55に隣接された支柱部38、39のうち一方の
支柱部39には、突起39aがこの支柱部39に隣接するラグ5
5の真上を被覆するように外向きに突設されており、 また、他方の支柱部38側に位置する前記ベース60の端辺
部にはターミナル部材76が立脚固定され、このターミナ
ル部材76には突出部76bが外向きに突設されていること
を特徴とする。
ス60に固定的に結合され、スプール32の両端にフランジ
34、35が突設されたボビン31と、前記スプール32に巻装
された電磁コイル30と、前記スプール32の筒孔33に挿通
された鉄心57と、この鉄心57により前記ボビン31に固定
されたコア80と、このコア80に一端を保持されて前記コ
イル30の励消磁により接点を開閉させる可動接点部材83
と、前記ボビン31のフランジ34、35およびコア80と前記
ベース60とにそれぞれ設けられ、互いに係合されてボビ
ン31とベース60とを固定化する凹凸部70、71および41、
42と、前記ボビン31の外方を被覆するカバー97と、前記
ボビン31の両フランジ34、35にそれぞれ突設され、前記
カバー97の内面に押接されている4本の支柱部36、37、
38、39と、一方のフランジ35に、このフランジ35にそれ
ぞれ突設された前記支柱部38、39に対して若干の隙間
L1、L2をとってそれぞれ隣接配置されて固定されてお
り、自由端に前記コイル30の端末30a、30bがそれぞれヒ
ュージングされている一対のラグ54、55とを備えている
電磁継電器において、 前記ラグ54、55に隣接された支柱部38、39のうち一方の
支柱部39には、突起39aがこの支柱部39に隣接するラグ5
5の真上を被覆するように外向きに突設されており、 また、他方の支柱部38側に位置する前記ベース60の端辺
部にはターミナル部材76が立脚固定され、このターミナ
ル部材76には突出部76bが外向きに突設されていること
を特徴とする。
前記した手段によれば、カバー97が被せられる際、カバ
ー97の開口端の片側切先は支柱部39の突起39aに沿って
被せられて行くため、この支柱部39とラグ55との隙間L2
にカバー97の開口端が入り込むことはない。
ー97の開口端の片側切先は支柱部39の突起39aに沿って
被せられて行くため、この支柱部39とラグ55との隙間L2
にカバー97の開口端が入り込むことはない。
同様に、カバー97の開口端の他側の切先はターミナル部
材76の突出部76bに沿って被せられて行くため、他方の
支柱部38とラグ54との隙間L1にカバー97の開口端が入り
込むことはない。
材76の突出部76bに沿って被せられて行くため、他方の
支柱部38とラグ54との隙間L1にカバー97の開口端が入り
込むことはない。
したがって、カバー97の開口端切先の侵入により、コイ
ル端末30a、30bが切断されることはない。
ル端末30a、30bが切断されることはない。
第1図は本考案の一実施例である電磁継電器を示す右側
面断面図、第2図はその左側面断面図、第3図はその正
面断面図、第4図はその一部省略分解斜視図、第5図は
その作用を説明するための組付作業中の右側面断面図、
第6図は同じく従来例を示す右側面断面図である。
面断面図、第2図はその左側面断面図、第3図はその正
面断面図、第4図はその一部省略分解斜視図、第5図は
その作用を説明するための組付作業中の右側面断面図、
第6図は同じく従来例を示す右側面断面図である。
本実施例において、本考案に係る電磁継電器は合成樹脂
により一体成形されたコイルボビン31を備えており、こ
のボビン31は電磁コイル30を巻装する円筒形状のスプー
ル32の左右(第3図に正対して見たときの左右。以下、
左右、上下は第3図に正対して見たときの方向を指称す
る。)端に左フランジ34、右フランジ35を直角にそれぞ
れ張り出されてなる形状に成形されている。左右のフラ
ンジ34、35は略四角形状の板状にそれぞれ形成され、両
フランジ34、35の上辺の前後端には第1から第4までの
支柱部36、37、38、39が、両フランジの下辺がベース60
の上面に当接した状態で、カバー97の天井壁内面に押接
するように突設されている。そして、右後の位置に配置
された第4支柱部39の上端部には突起39aが後方に張り
出すように一体的に突設されており、この突起39aはカ
バー97が接衝した場合、カバー97の開口端切先を外方に
逃がせるように形成されている。すなわち、突起39aは
その上側部分が下方に行くにしたがって外方に広がって
行く斜面に形成されている。
により一体成形されたコイルボビン31を備えており、こ
のボビン31は電磁コイル30を巻装する円筒形状のスプー
ル32の左右(第3図に正対して見たときの左右。以下、
左右、上下は第3図に正対して見たときの方向を指称す
る。)端に左フランジ34、右フランジ35を直角にそれぞ
れ張り出されてなる形状に成形されている。左右のフラ
ンジ34、35は略四角形状の板状にそれぞれ形成され、両
フランジ34、35の上辺の前後端には第1から第4までの
支柱部36、37、38、39が、両フランジの下辺がベース60
の上面に当接した状態で、カバー97の天井壁内面に押接
するように突設されている。そして、右後の位置に配置
された第4支柱部39の上端部には突起39aが後方に張り
出すように一体的に突設されており、この突起39aはカ
バー97が接衝した場合、カバー97の開口端切先を外方に
逃がせるように形成されている。すなわち、突起39aは
その上側部分が下方に行くにしたがって外方に広がって
行く斜面に形成されている。
左フランジ34の外面下部には固定接点保持部40が略チャ
ンネル形状に突設されている。左フランジ35の下辺の前
後端には爪部41、42がそれぞれ垂直下向きに突設され、
両爪部41、42の各外面には略半円柱形状の凸部43、44が
それぞれ突設されている。左フランジ34の上部における
支柱部36、37間には凹部45が形成されており、この凹部
45はコア80の左端を嵌合して位置決めし得るように寸法
設定されている。
ンネル形状に突設されている。左フランジ35の下辺の前
後端には爪部41、42がそれぞれ垂直下向きに突設され、
両爪部41、42の各外面には略半円柱形状の凸部43、44が
それぞれ突設されている。左フランジ34の上部における
支柱部36、37間には凹部45が形成されており、この凹部
45はコア80の左端を嵌合して位置決めし得るように寸法
設定されている。
また、右フランジ35の上部における前後の支柱部38、39
間には凹部46が形成されており、この凹部46はコア80の
中央を嵌合して位置決めし得るように寸法設定されてい
る。右フランジ35の外面には縦凹部47が凹部46に連続す
るように形成され、この縦凹部47はコア80の縦部片を嵌
合して位置決めし得るように寸法設定されている。右フ
ランジ35の前後辺にはラグ保持部48、49が略矩形板状に
それぞれ突設され、両保持部48、49の外面には凹部50、
51がそれぞれ形成されている。両凹部50、51は導電性材
料から略矩形状の薄板に形成されたラグ54、55を嵌合し
得るように寸法設定されており、両凹部50、51の底面に
は、ラグ54、55に穿設された複数の小孔56に嵌合する複
数の突起58がそれぞれ突設されている。
間には凹部46が形成されており、この凹部46はコア80の
中央を嵌合して位置決めし得るように寸法設定されてい
る。右フランジ35の外面には縦凹部47が凹部46に連続す
るように形成され、この縦凹部47はコア80の縦部片を嵌
合して位置決めし得るように寸法設定されている。右フ
ランジ35の前後辺にはラグ保持部48、49が略矩形板状に
それぞれ突設され、両保持部48、49の外面には凹部50、
51がそれぞれ形成されている。両凹部50、51は導電性材
料から略矩形状の薄板に形成されたラグ54、55を嵌合し
得るように寸法設定されており、両凹部50、51の底面に
は、ラグ54、55に穿設された複数の小孔56に嵌合する複
数の突起58がそれぞれ突設されている。
前記スプール32の筒孔33は左右のフランジ34、35の略中
央部を貫通し、磁性材料から鍔付き円形形状に形成され
た鉄心57を挿通し得るように構成されている。
央部を貫通し、磁性材料から鍔付き円形形状に形成され
た鉄心57を挿通し得るように構成されている。
電磁継電器は合成樹脂により一体成形されたベース60を
備えており、ベース60は略長方形の平盤をなす基盤部61
と、基盤部の上面外縁に立ち上がった側壁部62と、基盤
部の下面に略長方形筒状に突設されたコネクタ挿入部63
とを備えている。基盤部61には第1から第5までの長孔
64、65、66、67、68が、長手方向を左右に向けて前後2
列(但し、中央の第3長孔66は1列である。)に整列さ
れて穿設されており、各長孔は第1から第5までのター
ミナル部材74、75、76、77、78を挿通されて固定し得る
ように形成されている。前記コネクタ挿入部63は各長孔
に固定される複数本のターミナル部材を全体的に囲繞し
得るように形成されているとともに、一般的な汎用性コ
ネクタを挿入して抜け止めし得るように形成されてい
る。
備えており、ベース60は略長方形の平盤をなす基盤部61
と、基盤部の上面外縁に立ち上がった側壁部62と、基盤
部の下面に略長方形筒状に突設されたコネクタ挿入部63
とを備えている。基盤部61には第1から第5までの長孔
64、65、66、67、68が、長手方向を左右に向けて前後2
列(但し、中央の第3長孔66は1列である。)に整列さ
れて穿設されており、各長孔は第1から第5までのター
ミナル部材74、75、76、77、78を挿通されて固定し得る
ように形成されている。前記コネクタ挿入部63は各長孔
に固定される複数本のターミナル部材を全体的に囲繞し
得るように形成されているとともに、一般的な汎用性コ
ネクタを挿入して抜け止めし得るように形成されてい
る。
前記側壁部62の左壁の中央部には凹所69が前記コイルボ
ビン31の固定接点保持部40を嵌合し得るように形成され
ている。側壁部62の前後壁の左端部には矩形状の切欠部
70、71が上端で開口するようにそれぞれ切設され、両切
欠部70、71は前記ボビン31の爪部41、42と対になり互い
に嵌合する凹凸部を形成している。また、側壁部62の右
壁の中央部には長穴72が長手方向を前後に向けて没設さ
れており、長穴72の底面からは矩形状のガイド部片73が
立ち上げられている。
ビン31の固定接点保持部40を嵌合し得るように形成され
ている。側壁部62の前後壁の左端部には矩形状の切欠部
70、71が上端で開口するようにそれぞれ切設され、両切
欠部70、71は前記ボビン31の爪部41、42と対になり互い
に嵌合する凹凸部を形成している。また、側壁部62の右
壁の中央部には長穴72が長手方向を前後に向けて没設さ
れており、長穴72の底面からは矩形状のガイド部片73が
立ち上げられている。
さらに、電磁継電器は、磁性材料から略アングル形状に
形成されたコア80と、導電性を有する可塑変形可能な材
料から略平板に形成されたステー81と、磁性材料から形
成された可動鉄片82と、導電性を有する板ばねから略矩
形の板体に成形された可動接点部材83とを備えている。
コア80の縦部片の下端部には前記ベース60の長穴72と対
となり互いに嵌合する凹凸部を実質的に構成する一対の
爪部84と、前記ベース60のガイド部片73と対となる切欠
部85が形成され、略中央部にはかしめ止め用の透孔86が
穿設されている。ステー81の左端部は立ち上げられ、か
つ、前後端部を左方に折曲されることにより可動接点部
材位置決め凹所87が形成され、凹所87の中央部には凸部
88が突設されている。ステー81の前端辺右端部には接続
用の突片89が立ち上げられている。可動鉄片82の左面下
部には可動接点部材83の常閉接点95側のばね特性を調整
可能な凸部90が突設されている。可動鉄片82の中間部に
は褶曲部91が左方にせり出されており、褶曲部91の左面
には中央に溶着凸部92が、その両脇に一対の位置決め凸
部93がそれぞれ穿設されている。可動接点部材83の中間
部の両側縁には前記可動鉄片82の位置決め凸部93に嵌合
する一対の凹部94がそれぞれ切設され、可動接点部材83
の下部の両面には一対の可動接点95、96がそれぞれ突設
されている。
形成されたコア80と、導電性を有する可塑変形可能な材
料から略平板に形成されたステー81と、磁性材料から形
成された可動鉄片82と、導電性を有する板ばねから略矩
形の板体に成形された可動接点部材83とを備えている。
コア80の縦部片の下端部には前記ベース60の長穴72と対
となり互いに嵌合する凹凸部を実質的に構成する一対の
爪部84と、前記ベース60のガイド部片73と対となる切欠
部85が形成され、略中央部にはかしめ止め用の透孔86が
穿設されている。ステー81の左端部は立ち上げられ、か
つ、前後端部を左方に折曲されることにより可動接点部
材位置決め凹所87が形成され、凹所87の中央部には凸部
88が突設されている。ステー81の前端辺右端部には接続
用の突片89が立ち上げられている。可動鉄片82の左面下
部には可動接点部材83の常閉接点95側のばね特性を調整
可能な凸部90が突設されている。可動鉄片82の中間部に
は褶曲部91が左方にせり出されており、褶曲部91の左面
には中央に溶着凸部92が、その両脇に一対の位置決め凸
部93がそれぞれ穿設されている。可動接点部材83の中間
部の両側縁には前記可動鉄片82の位置決め凸部93に嵌合
する一対の凹部94がそれぞれ切設され、可動接点部材83
の下部の両面には一対の可動接点95、96がそれぞれ突設
されている。
電磁継電器は板厚が0.5mm程度の金属板が用いられて深
絞り加工により、下面が開口した略箱形に成形されたカ
バー97を備えており、このカバー97は前記ベース60の基
盤部61と略同形状の平面形状を有するとともに、前記コ
イルボビン31の最上端から最下端の高さよりも若干深い
深さを有する箱形に形成されている。
絞り加工により、下面が開口した略箱形に成形されたカ
バー97を備えており、このカバー97は前記ベース60の基
盤部61と略同形状の平面形状を有するとともに、前記コ
イルボビン31の最上端から最下端の高さよりも若干深い
深さを有する箱形に形成されている。
次に組立作業、および、作用を説明する。
まず、コイルボビン31の右フランジ35におけるラグ保持
部48、49にラグ54、55が、各ラグを凹部50、51に嵌合し
て小孔56を突起53にそれぞれ嵌合した後、突起53を加熱
変形させることにより、それぞれ固着される。
部48、49にラグ54、55が、各ラグを凹部50、51に嵌合し
て小孔56を突起53にそれぞれ嵌合した後、突起53を加熱
変形させることにより、それぞれ固着される。
ボビン31のスプール32に電磁コイル30が巻装され、コイ
ル30の両端末30a、30bが両ラグ54、55の上端にヒュージ
ング等適当な手段でそれぞれ接続される。このとき、コ
イルの端末30a、30bの弛みを取るため、第3支柱部38と
前側ラグ54との間、および、第4支柱部39と後側ラグ55
との間には、約0.5mmの隙間L1、L2が形成される。この
隙間L1、L2はカバー97の板厚以上になるため、後述する
ように、カバー97の開口縁切先がこの隙間L1、L2に入り
込む余地が生ずることになる。
ル30の両端末30a、30bが両ラグ54、55の上端にヒュージ
ング等適当な手段でそれぞれ接続される。このとき、コ
イルの端末30a、30bの弛みを取るため、第3支柱部38と
前側ラグ54との間、および、第4支柱部39と後側ラグ55
との間には、約0.5mmの隙間L1、L2が形成される。この
隙間L1、L2はカバー97の板厚以上になるため、後述する
ように、カバー97の開口縁切先がこの隙間L1、L2に入り
込む余地が生ずることになる。
一方、コア80の横部片の左端部上面にはステー81がスポ
ット溶接等の適当な手段により溶着される。また、可動
接点部材83には可動鉄片82がその凹部94を位置決め凸部
93に嵌合されて凸部92におけるスポット溶接等により溶
着される。
ット溶接等の適当な手段により溶着される。また、可動
接点部材83には可動鉄片82がその凹部94を位置決め凸部
93に嵌合されて凸部92におけるスポット溶接等により溶
着される。
ステー81を溶着されたコア80はコイル30を巻装されたボ
ビン31に、その縦部片を右フランジ35の縦凹部47に、横
部片の左右端部を左右フランジ34、35の凹部45、46にそ
れぞれ嵌合されてセットされる。この位置決め状態で、
ボビン31のスプール筒孔33の左端から鉄心57が挿入さ
れ、筒孔33およびこれに合致したコア80の透孔86を貫通
した鉄心57の右端部がかしめ加工され、コア80はボビン
31に強固に固定される。
ビン31に、その縦部片を右フランジ35の縦凹部47に、横
部片の左右端部を左右フランジ34、35の凹部45、46にそ
れぞれ嵌合されてセットされる。この位置決め状態で、
ボビン31のスプール筒孔33の左端から鉄心57が挿入さ
れ、筒孔33およびこれに合致したコア80の透孔86を貫通
した鉄心57の右端部がかしめ加工され、コア80はボビン
31に強固に固定される。
次に、コイルボビン31の左フランジ34の固定接点保持部
40に、第1および第2ターミナル部材74、75の上端に直
交してそれぞれ突設された一対の固定接点部材98、99が
下方からそれぞれ圧入固定される。この圧入固定状態に
おいて、両部材98、99にそれぞれ溶着された常開固定接
点98aおよび常閉固定接点99aは保持部40内で互いに正対
する。
40に、第1および第2ターミナル部材74、75の上端に直
交してそれぞれ突設された一対の固定接点部材98、99が
下方からそれぞれ圧入固定される。この圧入固定状態に
おいて、両部材98、99にそれぞれ溶着された常開固定接
点98aおよび常閉固定接点99aは保持部40内で互いに正対
する。
続いて、コイルボビン31に固定したコア80に溶着のステ
ー81に、可動鉄片82を溶着した可動接点部材83がその上
端部を凹部87に嵌合されて凸部92におけるスポット溶接
等により溶着される。このとき、可動接点部材83の下端
部における一対の可動接点95、96は前記保持部40内の固
定接点98a、99a間に挿入され、左面の可動接点95が左側
の固定接点99aに常時押接するように調整される。この
押接圧はステー81の凹部87を塑性的に左右に倒し、可動
接点部材83を傾斜させることにより調整され、適正な接
点圧力と作動電圧とが容易に得られる。
ー81に、可動鉄片82を溶着した可動接点部材83がその上
端部を凹部87に嵌合されて凸部92におけるスポット溶接
等により溶着される。このとき、可動接点部材83の下端
部における一対の可動接点95、96は前記保持部40内の固
定接点98a、99a間に挿入され、左面の可動接点95が左側
の固定接点99aに常時押接するように調整される。この
押接圧はステー81の凹部87を塑性的に左右に倒し、可動
接点部材83を傾斜させることにより調整され、適正な接
点圧力と作動電圧とが容易に得られる。
一方、ベース60の第3、第4および第5長孔66、67、68
に第3、第4および第5ターミナル部材76、77、78がそ
れぞれ上方からそれぞれ圧入固定される。このベース60
に電磁開閉部材を実装したコイルボビン31が装着され
る。この際、左フランジ34の爪部41、42が切欠部70、71
に嵌入され、第1、第2ターミナル部材74、75が第1、
第2長孔64、65に挿通され、固定接点保持部40が凹所69
に嵌合され、また、右フランジ35に固定のコア80におけ
る下端部の爪部84が長穴72に嵌入され、切欠部85がガイ
ド部片73に外嵌され、さらに、ボビン31の下面がベース
60の上面に当接される。
に第3、第4および第5ターミナル部材76、77、78がそ
れぞれ上方からそれぞれ圧入固定される。このベース60
に電磁開閉部材を実装したコイルボビン31が装着され
る。この際、左フランジ34の爪部41、42が切欠部70、71
に嵌入され、第1、第2ターミナル部材74、75が第1、
第2長孔64、65に挿通され、固定接点保持部40が凹所69
に嵌合され、また、右フランジ35に固定のコア80におけ
る下端部の爪部84が長穴72に嵌入され、切欠部85がガイ
ド部片73に外嵌され、さらに、ボビン31の下面がベース
60の上面に当接される。
ベース60にボビン31が装着されたら、第3ターミナル部
材76の上端部76aがステー81の接続用突片89に溶着さ
れ、可動接点95、96が第3ターミナル部材76に可動接点
部材83、ステー81を介して電気的に接続される。また、
第4および第5ターミナル部材77、78の上端部77a、78a
がラグ54、55の下端部54a、55aがそれぞれ溶着され、電
磁コイル30が第4、第5ターミナル部材77、78に電気的
に接続される。
材76の上端部76aがステー81の接続用突片89に溶着さ
れ、可動接点95、96が第3ターミナル部材76に可動接点
部材83、ステー81を介して電気的に接続される。また、
第4および第5ターミナル部材77、78の上端部77a、78a
がラグ54、55の下端部54a、55aがそれぞれ溶着され、電
磁コイル30が第4、第5ターミナル部材77、78に電気的
に接続される。
また、ターミナル部材76の高さ方向の中間部には突出部
76bが前方に突出するように突設されており、この突出
部76bは、後述するカバー97の被せ作業中、カバー97の
開口端の切先に接衝してカバー97の下降を案内すること
により、その開口端が第3支柱部38とラグ54との隙間L1
に侵入するのを防止するようになっている。すなわち、
突出部76bの上側部分は下方に行くにしたがって外方へ
広くなる斜面に形成されている。
76bが前方に突出するように突設されており、この突出
部76bは、後述するカバー97の被せ作業中、カバー97の
開口端の切先に接衝してカバー97の下降を案内すること
により、その開口端が第3支柱部38とラグ54との隙間L1
に侵入するのを防止するようになっている。すなわち、
突出部76bの上側部分は下方に行くにしたがって外方へ
広くなる斜面に形成されている。
その後、ベース60に一体化されたコイルボビン31がカバ
ー97内にカバー下部の段部97aがベース60の基盤部61の
外周鍔部61aに係合するまで相対的に押し込まれる。こ
のとき、カバー97の側壁下部内面がボビン31の爪部41、
42の凸部43、44にそれぞれ圧接して、爪部41、42を切欠
部70、71内においてベース基盤部61の両側面に強力に圧
着させるため、ボビン31とベース60とは強力に固定化さ
れる。そして、ベース60をカバー97内に相対的に押し込
んでカバー97の天井壁内面にボビン31の支柱部36、37、
38、39の上端を押しつけた状態で、カバー97の下端部が
内方向かしめ加工され、カバー97がベース基盤部61の鍔
部61aに止着される。
ー97内にカバー下部の段部97aがベース60の基盤部61の
外周鍔部61aに係合するまで相対的に押し込まれる。こ
のとき、カバー97の側壁下部内面がボビン31の爪部41、
42の凸部43、44にそれぞれ圧接して、爪部41、42を切欠
部70、71内においてベース基盤部61の両側面に強力に圧
着させるため、ボビン31とベース60とは強力に固定化さ
れる。そして、ベース60をカバー97内に相対的に押し込
んでカバー97の天井壁内面にボビン31の支柱部36、37、
38、39の上端を押しつけた状態で、カバー97の下端部が
内方向かしめ加工され、カバー97がベース基盤部61の鍔
部61aに止着される。
ところで、ベース60に一体化されたコイルボビン31にカ
バー97が被せられる際、第3支柱部38と前側ラグ54との
間、および、第4支柱部39と後側ラグ55との間にカバー
97の板厚t以上の隙間L1、L2がそれぞれ形成されている
ため、被せ作業中、この隙間L1、L2にカバー97の開口端
の切先が入り込む場合がある(第6図参照)。カバー97
の開口端における片側の切先がこの隙間L1、L2に入り込
むと、ラグ54、55に接続されたコイル端末30a、30bがカ
バー97の切先により切断される可能性がある。
バー97が被せられる際、第3支柱部38と前側ラグ54との
間、および、第4支柱部39と後側ラグ55との間にカバー
97の板厚t以上の隙間L1、L2がそれぞれ形成されている
ため、被せ作業中、この隙間L1、L2にカバー97の開口端
の切先が入り込む場合がある(第6図参照)。カバー97
の開口端における片側の切先がこの隙間L1、L2に入り込
むと、ラグ54、55に接続されたコイル端末30a、30bがカ
バー97の切先により切断される可能性がある。
しかし、本考案においては、第4支柱部39の上端部に突
起39aが後方に張り出すように突設されているため、被
せ作業において、第5図に示されているように、カバー
97の開口縁切先はこの突起39aに倣って後方に押される
ことになり、第4支柱部39と後側ラグ55との隙間L2に入
り込むことは阻止される。したがって、このラグ55に接
続されたコイル端末30bが、カバー97の開口縁切先によ
り切断されることはない。
起39aが後方に張り出すように突設されているため、被
せ作業において、第5図に示されているように、カバー
97の開口縁切先はこの突起39aに倣って後方に押される
ことになり、第4支柱部39と後側ラグ55との隙間L2に入
り込むことは阻止される。したがって、このラグ55に接
続されたコイル端末30bが、カバー97の開口縁切先によ
り切断されることはない。
他方、ベース60の前側中央部にはターミナル部材76が立
脚固定されており、このターミナル部材76には突出部76
bが前方に膨らむように屈曲形成されているため、被せ
作業において、カバー97の開口端における他側の切先は
この突出部76bに倣って前方に押されることになり、第
3支柱部38と前側ラグ54との隙間L1に入り込むことは阻
止される。したがって、このラグ54に接続されたコイル
端末30aがカバー97の開口縁切先により切断されること
もない。
脚固定されており、このターミナル部材76には突出部76
bが前方に膨らむように屈曲形成されているため、被せ
作業において、カバー97の開口端における他側の切先は
この突出部76bに倣って前方に押されることになり、第
3支柱部38と前側ラグ54との隙間L1に入り込むことは阻
止される。したがって、このラグ54に接続されたコイル
端末30aがカバー97の開口縁切先により切断されること
もない。
以上説明したように、本考案によれば、ベース60に一体
化さたコイルボビン31にこれを被覆するカバー97が被せ
られる際において、ラグ54および55に接続されたコイル
端末30a、30bのカバー97開口端の噛み込みによる断線を
防止することができる。
化さたコイルボビン31にこれを被覆するカバー97が被せ
られる際において、ラグ54および55に接続されたコイル
端末30a、30bのカバー97開口端の噛み込みによる断線を
防止することができる。
第1図は本考案の一実施例である電磁継電器を示す右側
面断面図、第2図はその左側面断面図、第3図はその正
面断面図、第4図はその一部省略分解斜視図、第5図は
その作用を説明するための組付作業中の右側面断面図、
第6図は同じく従来例を示す右側面断面図である。 30…電磁コイル、30a、30b…コイル端末、31…コイルボ
ビン、32…スプール、33…筒孔、34、35…フランジ、3
6、37、38、39…支柱部、39a…突起、40…固定接点保持
部、41、42…爪部、43、44…凸部、45、46、47…位置決
め凹部、48、49…ラグ保持部、53…突起、54、55…ラ
グ、56…小孔、57…鉄心、60…ベース、61…基盤部、62
…側壁部、63…コネクタ挿入部、64、65、66、67、68…
長孔、70、71…切欠部、72…長穴、73…ガイド部片、7
4、75、76、77、78…ターミナル部材、76b…突出部、80
…コア、81…ステー、82…可動鉄片、83…可動接点部
材、84…爪部、85…切欠部、86…透孔、87…位置決め凹
所、88…溶着凸部、90…凸部、92…溶着凸部、93…位置
決め凸部、94…位置決め凹所、95、96…可動接点、97…
カバー、98、99…固定接点部材、98a、99a…固定接点。
面断面図、第2図はその左側面断面図、第3図はその正
面断面図、第4図はその一部省略分解斜視図、第5図は
その作用を説明するための組付作業中の右側面断面図、
第6図は同じく従来例を示す右側面断面図である。 30…電磁コイル、30a、30b…コイル端末、31…コイルボ
ビン、32…スプール、33…筒孔、34、35…フランジ、3
6、37、38、39…支柱部、39a…突起、40…固定接点保持
部、41、42…爪部、43、44…凸部、45、46、47…位置決
め凹部、48、49…ラグ保持部、53…突起、54、55…ラ
グ、56…小孔、57…鉄心、60…ベース、61…基盤部、62
…側壁部、63…コネクタ挿入部、64、65、66、67、68…
長孔、70、71…切欠部、72…長穴、73…ガイド部片、7
4、75、76、77、78…ターミナル部材、76b…突出部、80
…コア、81…ステー、82…可動鉄片、83…可動接点部
材、84…爪部、85…切欠部、86…透孔、87…位置決め凹
所、88…溶着凸部、90…凸部、92…溶着凸部、93…位置
決め凸部、94…位置決め凹所、95、96…可動接点、97…
カバー、98、99…固定接点部材、98a、99a…固定接点。
Claims (1)
- 【請求項1】ベース60と、ベース60に固定的に結合さ
れ、スプール32の両端にフランジ34、35が突設されたボ
ビン31と、前記スプール32に巻装された電磁コイル30
と、前記スプール32の筒孔33に挿通された鉄心57と、こ
の鉄心57により前記ボビン31に固定されたコア80と、こ
のコア80に一端を保持されて前記コイル30の励消磁によ
り接点を開閉させる可動接点部材83と、前記ボビン31の
フランジ34、35およびコア80と前記ベース60とにそれぞ
れ設けられ、互いに係合されてボビン31とベース60とを
固定化する凹凸部70、71および41、42と、前記ボビン31
の外方を被覆するカバー97と、前記ボビン31の両フラン
ジ34、35にそれぞれ突設され、前記カバー97の内面に押
接されている4本の支柱部36、37、38、39と、一方のフ
ランジ35に、このフランジ35にそれぞれ突設された前記
支柱部38、39に対して若干の隙間L1、L2をとってそれぞ
れ隣接配置されて固定されており、自由端に前記コイル
30の端末30a、30bがそれぞれヒュージングされている一
対のラグ54、55とを備えている電磁継電器において、 前記ラグ54、55に隣接された支柱部38、39のうち一方の
支柱部39には、突起39aがこの支柱部39に隣接するラグ5
5の真上を被覆するように外向きに突設されており、 また、他方の支柱部38側に位置する前記ベース60の端辺
部にはターミナル部材76が立脚固定され、このターミナ
ル部材76には突出部76bが外向きに突設されていること
を特徴とする電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11122590U JPH079323Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11122590U JPH079323Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 電磁継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0468330U JPH0468330U (ja) | 1992-06-17 |
JPH079323Y2 true JPH079323Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31858649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11122590U Expired - Lifetime JPH079323Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079323Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP11122590U patent/JPH079323Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0468330U (ja) | 1992-06-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |