JPH0792849B2 - 検銭装置 - Google Patents

検銭装置

Info

Publication number
JPH0792849B2
JPH0792849B2 JP4199702A JP19970292A JPH0792849B2 JP H0792849 B2 JPH0792849 B2 JP H0792849B2 JP 4199702 A JP4199702 A JP 4199702A JP 19970292 A JP19970292 A JP 19970292A JP H0792849 B2 JPH0792849 B2 JP H0792849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
inspected
frequency
change
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4199702A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0652393A (ja
Inventor
昌一 徳村
Original Assignee
株式会社高見沢サイバネティックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高見沢サイバネティックス filed Critical 株式会社高見沢サイバネティックス
Priority to JP4199702A priority Critical patent/JPH0792849B2/ja
Priority to US08/017,707 priority patent/US5353906A/en
Priority to GB9607612A priority patent/GB2297858B/en
Priority to GB9314492A priority patent/GB2269472B/en
Priority to KR1019930014229A priority patent/KR100282081B1/ko
Publication of JPH0652393A publication Critical patent/JPH0652393A/ja
Publication of JPH0792849B2 publication Critical patent/JPH0792849B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D5/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
    • G07D5/02Testing the dimensions, e.g. thickness, diameter; Testing the deformation
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D5/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
    • G07D5/08Testing the magnetic or electric properties

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Testing Of Coins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬貨計数や硬貨選別等
の検銭処理を電気的・磁気的な原理に基いて行う検銭装
置に関し、特に、検銭精度の向上を図った検銭装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願発明者は、特願平3−346
20号において、新規且つ優れた検銭特性を有する金属
体弁別装置を開示した。かかる金属体弁別装置は、環状
に巻装されたコイルとのLC共振作用によって発振動作
する複数の発振回路を備え、更に、夫々の環状コイルを
所定間隔で複数個配置して、これらの環状コイルの中空
内を被検銭硬貨が通過したときに得られる交流の発振信
号の周波数の変化から被検銭硬貨の材質を検出すると共
に、振幅の変化から被検銭硬貨の直径及び肉厚をも検出
することができるようにして、被検銭硬貨の特徴抽出精
度を飛躍的に向上させたものである。
【0003】尚、このような電気的・磁気的原理を適用
した検銭装置は従来から各種知られているが、かかる発
明の金属体弁別装置は、磁界の発生している環状コイル
の中空内に被検銭硬貨を通過させることによって検銭精
度を飛躍的に向上させるようにしたので、組付け精度等
の機構的精度にほとんど影響され無いことから、極めて
優れた効果を発揮するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
技術を適用した検銭装置にあっては、上記金属体弁別装
置の上記複数の環状コイルが夫々独立の発振回路を構成
するようになっており、各発振回路から独立の発振信号
が発生するので、夫々の発振信号の周波数と振幅の変化
を調べ、これらの変化を総合的に評価することによって
被検銭硬貨の特徴抽出を行い、その特徴抽出結果に基い
て被検銭硬貨の金種を判定するようにしていた。
【0005】しかし、このように別個の環状コイルと発
振回路によると、検銭装置が設置される場所の外部環境
や構成部品(電子部品)の経年変化等に起因して、夫々
の発振信号の周波数及び振幅の特性が別個独立に変動
し、予め設定した初期状態と異なる特性となる場合が生
じる。そして、夫々の発振信号の周波数及び振幅が、互
いに連動して一定の方向へ変化するのであれば、特徴抽
出精度が比較的一定に維持されるが、実際にはこのよう
な保証は無くランダムに変動するので、特徴抽出精度が
低下し、ひいては金種の判定精度も低下するという問題
があった。
【0006】更に、このような問題を解決すべく、夫々
の発振信号の周波数と振幅の特徴抽出に必要な特定変化
を測定し、統計的手法によって夫々の測定結果の平均値
を求めて、この平均値に基いて特徴抽出を行うという技
法を講じると、信号処理の煩雑化や検銭処理の遅延化を
招来すると共に、あくまでも統計処理であることから常
に精度の良い特徴抽出ができるとは限らないという問題
があった。
【0007】本発明は、このような外部環境の変化や内
部的要因の変化があっても、常に所定の精度で特徴抽出
及び金種判定を行うことができる検銭装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、複数の巻回部が所定間隔で形成され
これらの巻回部の中空部内に被検銭硬貨を通過させるコ
イルと、該コイルとの協動により発振信号を発生する自
励発振回路と、上記コイルの巻回部の中空部内に被検銭
硬貨が通過するときに該コイルに生じている磁界によっ
て被検銭硬貨に発生するうず電流の作用で各環状コイル
のインピーダンス及びインダクタンスが変化するのに伴
う上記発振信号の周波数の変化を検出する周波数検出回
路と、該発振信号の振幅変化を検出する包絡線検出回路
と、該周波数検出回路から出力される周波数信号と該包
絡線検出回路から出力される包絡線検出信号との変化の
特徴を被検銭硬貨の特徴情報として金種を判定する金種
判定回路とを備える構成とした。
【0009】
【作用】このような構造を有する検銭装置によれば、被
検銭硬貨を通過させる巻回部が複数個存在しても、夫々
の巻回部は電気的に接続して1個の上記コイルを構成
し、更に、このコイルと協動して発振信号を発生する自
励発振回路も1個であるので、被検銭硬貨の通過に伴っ
て生じる発振信号の周波数及び振幅の変化は、その発振
信号によって一義的に決まることとなり、更に、発振信
号に基いて被検銭硬貨の特徴抽出が可能となる。したが
って、従来のように、別個のコイルと発振回路の特性変
化に起因する特徴抽出精度の低下という問題は根本的に
解決される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。
【0011】まず、図1に基いてセンサー部分の構造を
説明すると、同図(a)に示すよに、筒体1には、被検
銭硬貨2を貫通させるための中空孔3が形成され、更に
その外側壁には、所定間隔W1で対向するフランジ部
4,5と、同間隔W2(=W1)で対向するフランジ部
6,7が形成され、フランジ部5,6は所定間隔W3だ
け離れている。そして、この筒体1及びフランジ部4,
5,6,7はプラスチック等で一体成型されている。
【0012】フランジ部4,5に挟まれた筒体1の外側
壁とフランジ部6,7に挟まれた筒体1の外側壁には、
絶縁被覆された比較的細い同一の銅線8が、夫々所定の
巻数Tずつ巻回されることによって、第1の巻回部9と
第2の巻回部10を有するコイルが形成され、銅線8の
両端11,12が外部に延びている。
【0013】更に、フェライト等で形成されたコ字状の
コア13が、一方からフランジ部4と5を挟むようにし
て強嵌合されると共に、同一形状及び材質のコア14
が、同方向からフランジ部6と7を挟むようにして強嵌
合されている。更に、図には分解した状態を示すが、コ
ア15,16もコア13,14と同一形状及び材質から
成り、コア13,14に対向するようにして、フランジ
部4,5及び6,7に強嵌合されている。
【0014】ここで、間隔W3は、最も直径の小さな硬
貨のその直径とほぼ等しい間隔に設定されている。例え
ば日本国内で使用される検銭装置では、日本国の1円
玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉そして5
00円玉の金種の内、最も小さな1円玉の直径より若干
狭い間隔に設定されている。
【0015】又、中空孔3の形状は、最も大きな硬貨の
径方向の断面(例えば、図中の斜線部分ARで示す)よ
り若干大きい相似形に設計されている。したがって、同
図(b)に示すように、硬貨は若干の隙間を開けて中空
孔3を通過することができるようになっている。但し、
この中空孔3は、硬貨を巻回部9,10の内側に通過さ
せる為の単なる案内用の孔として設けられたものであ
り、巻回部9,10に対する硬貨の通過位置を高い機械
精度で規定するために設けられたものではない。
【0016】そして、コイルの両端11,12に、図2
に示す発振回路が接続されることにより、図1(c)の
原理図に示すように、夫々の巻回部9,10に予め所定
の磁束密度の磁力線9a,10aを発生させ、被検銭硬
貨2が中空孔3を通過するときに磁力線9a,10aの
作用を受けるようになっている。
【0017】次に、図2に基いて、コイルに付加される
検出回路Xを説明する。コイルの両端11,12間には
コンデンサC1,C2が直列に接続されると共に、端子
11が比較器17の非反転入力接点に接続され、端子1
2と比較器17の反転入力接点がアース接点に接続され
ている。但し、コイルの両端11,12を逆に接続して
も良い。
【0018】比較器17は所定電圧の電源で作動され、
その出力接点が抵抗18を介して所定電圧Vccにバイア
スされると共に、帰還抵抗Rfを介してコンデンサC
1,C2の共通接続接点Pに接続されている。尚、巻回
部9と10のインダクタンス及びインピーダンスは、被
検銭硬貨2が通過するときに発生するうず電流の影響を
受けて変化するので、図中、このインピーダンスの変化
を符号Rで等価的に示している。又、巻回部9と10の
インダクタンス(L)は理論的に次式の関係にしたがっ
て変化する。
【0019】
【数1】
【0020】これらの比較器17、コンデンサC1,C
2、抵抗Rf,18及び巻回部9,10から成る回路は
コルピッツ型の発振回路を構成しており、コンデンサC
1,C2及び巻回部9,10から成る同調回路の回路定
数で決まる周波数及び振幅の発振信号Sが端子11に発
生することとなる。そして、巻回部9,10が発生する
磁界中を被検銭硬貨2が通過すると、インダクタンス及
びインピーダンスの変化に応じて、発振信号Sの振幅及
び周波数が変化することとなり、図3に示すように、被
検銭硬貨2の断面積ARと直径の違いに応じて振幅が変
化し〔図3(a)(b)参照〕、被検銭硬貨2の透磁率
の違いに応じて周波数が変化する〔図3(c)参照〕と
いう特性が得られる。
【0021】周波数検出回路19は、発振信号Sを周波
数を変えることなく2値の矩形波信号Fに波形整形する
波形整形回路19aと、この矩形波信号Fの論理“1”
と“0”の発生周波数を計測することによって発振信号
Sの周波数を検出してその検出結果を所定周期τ毎にデ
ジタルの周波数データDfとして出力する計測回路19
bを備えている。包絡線検出回路20は発振信号Sの正
の振幅電圧の包絡線を検出する包絡線検波回路20a
と、そのアナログの包絡線信号AをA/D変換して所定
周期τ毎にデジタルの振幅データDaとして出力するA
/D変換器20bを備えている。そして、周波数データ
Dfと振幅データDaは金種判定回路21に入力され
て、金種判定が行われる。尚、図1(a)に示すセンサ
ー部は、例えば、被検銭硬貨2が自然落下によって中空
孔3内を通過するように、検銭装置の硬貨投入口に直接
又は搬送機構を介して取付けられて用いられる。
【0022】次に、検出回路Xの動作を図4に基いて説
明する。尚、図1(a)に示すように、被検銭硬貨2が
巻回部9,10の中空部内を中空孔3に沿って矢印Yの
方向に通過するものとする。更に、包絡線信号Aと振幅
データDa、矩形波信号Fの発生周波数と周波数データ
Dfの夫々の関係は、アナログ信号とデジタルデータと
の関係であるにすぎず実質的に同一であるので、説明の
都合上、アナログの包絡線信号Aと矩形波信号Fに基い
て説明する。更に、図4(a)は被検銭硬貨2と巻回部
9,10の位置関係、同図(a)は発振信号S、同図
(b)は包絡線信号Aの波形、同図(c)は矩形波信号
Fを示す。
【0023】図4において、ある時点t1以前のよう
に、被検銭硬貨2が巻回部9,10のいずれにも挿入し
ていないときは、被検銭硬貨2が磁界の影響も受けない
状態での各巻回部9,10のインダクタンスによって一
義的に決まる一定周波数及び振幅の発振信号Sが発生す
る〔図4(a)参照〕。これに伴って、包絡線検出回路
20の包絡線信号Aも一定振幅H0〔図4(b)参
照〕、周波数検出回路19の矩形波信号Fの発生周波数
も一定となる〔図4(c)参照〕。
【0024】次に、ある時点t2に示すように、被検銭
硬貨2の先端部分が第1の巻回部9の中空部分に侵入す
ると、磁界の影響によってその先端部分にうず電流が発
生し、同時に巻回部9,10のインダクタンス及びイン
ピーダスRが変化して、発振信号Sの周波数及び振幅が
変化し始め、同時に包絡線信号Aの振幅が減少し、矩形
波信号Fの発生周波数も変化し始める。尚、透磁率が空
気よりも高い材質の被検銭硬貨2の場合には、図4
(c)に示するように、被検銭硬貨2と巻回部9,10
の重なり合う面積が大きくなるほど発振信号Sの周波数
が次第に低くなり、逆に透磁率が空気よりも低い材質の
被検銭硬貨2の場合には、被検銭硬貨2と巻回部9,1
0の重なり合う面積が大きくなるほど発振信号Sの周波
数が高くなる。尚、ここでは、透磁率が空気よりも高い
材質の被検銭硬貨2が通過する場合を示す。
【0025】更に、被検銭硬貨2が巻回部9の中空部内
に進行していくと、うず電流の発生が次第に大きくな
り、その変化に応じて発振信号Sの周波数及び振幅、包
絡線信号Aの振幅、及び矩形波信号Fの発生周波数も変
化していく。
【0026】次に、時点t3に示すように、被検銭硬貨
2の中心部分が巻回部8の中心部分に一致すると、被検
銭硬貨2中に発生するうず電流が最大となり、発振信号
Sと包絡線信号Aの振幅が、図示するようにボトムの値
H1になると同時に、矩形波信号Fの発生周波数が低く
なる。
【0027】次に、時点t3〜t4の間のように、被検
銭硬貨2が次第に巻回部9から外れていくと、発振信号
Sと矩形波信号Fの周波数がもと来た状態に上昇してい
き、同様に、発振信号Sと包絡線信号Aの振幅ももと来
た状態に上昇していく。
【0028】そして、時点t4に示すように、被検銭硬
貨2の先端部分と巻回部10の重なり部分と、その後端
部分と巻回部9の重なり部分の面積が等しくなると、発
振信号Sと包絡線信号Aがこれらの重なり部分に対応す
る振幅H2となると同時に、発振信号Sと矩形波信号F
も重なり部分に対応する周波数となる。
【0029】次に、時点t4〜t5の期間のように、被
検銭硬貨2の後端部分が第1の巻回部9から外れて第2
の巻回部10に次第に侵入していくと、第2の巻回部1
0による磁界の影響で被検銭硬貨2に生じるうず電流が
増加していき、それに伴って発振信号Sと包絡線信号A
の振幅が次第に減少し、同様に、発振信号Sと矩形波信
号Fの発生周波数が次第に低下していく。
【0030】次に、時点t5以後は、被検銭硬貨2が巻
回部10から次第に外れていくのに伴って信号S,Aの
振幅が伸長していき、矩形波信号Fの周波数も時点t1
のときの状態に次第に復帰していき、時点t7で被検銭
硬貨2が巻回部10から完全に外れた後は、信号S,
A,Fは時点t1のときと同じ状態に復帰する。
【0031】ここで、これらの信号S,A,Fの振幅の
変化や発生周波数の変化は被検銭硬貨2の金種毎に固有
の特性を示す。特に、断面積ARが大きい被検銭硬貨2
ほど信号S,Aの最小振幅H1とH3は小さくなり、
又、透磁率の大きい被検銭硬貨2であるほど、信号S,
Aが最小振幅H1とH3となるときの矩形波信号Fの発
生周波数が低くなるという特性を示す。
【0032】そして、本発明者は、実験の結果、最小振
幅H1とH3が被検銭硬貨2の断面積ARと相関関係が
あり、図4(b)の時点t4に示すように、信号Aが山
状となるときの振幅H2が被検銭硬貨2の直径と相関関
係があり、更に、信号Aが最小振幅H1又はH3となる
ときの発生周波数が被検銭硬貨2の材質(透磁率)と相
関関係があることをつきとめ、これらを被検銭硬貨2の
特徴データとして、後述する補正制御回路21で金種の
自動判定を行わせるようにした。
【0033】判定回路21は、演算機能を有するマイク
ロコンピュータシステムによって実現されており、所定
周期τごとに振幅データDaと周波数データDfを入力
し、周期τ毎に入力した振幅データDaの前後の振幅の
大小関係を逐次比較することによって図4(b)に示す
ような最小振幅H1とH3及び、山状となるときの振幅
H2を検出する。
【0034】そして、ルックアップテーブルとして予め
格納されている、各金種についての最小振幅H1とH3
及び、山状となるときの振幅H2の参照データと比較し
て、最も一致性を有する金種を被検銭硬貨2の金種とす
る判定結果Qを出力する。
【0035】このように、この実施例によれば、2個の
巻回部9,10を有する1つのコイルとの協動で発振す
る発振回路を備え、被検銭硬貨2が通過したときの発振
信号Sの周波数の変化と振幅の変化の特定の特徴を特徴
データとして特徴抽出するようにしたので、この1つの
発振信号Sから特徴抽出することができる。したがっ
て、従来のように、複数個のコイルとこれらと協動する
別々の発振回路でセンサー部分を構成して、夫々の発振
回路から出力される複数の発振信号を信号処理すること
によって特徴抽出するよりも処理速度が速くなり、且つ
処理回路が簡素化される。又、従来のように別々の発振
回路を適用しないので、夫々の発振回路のランダムな特
性変化に基く検銭精度の低下を招来することが無くな
り、検銭精度の向上を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の巻回部が所定間隔で形成されこれらの巻回部の中空
部内に被検銭硬貨を通過させるコイルと、該コイルとの
協動により発振信号を発生する自励発振回路と、上記コ
イルの巻回部の中空部内に被検銭硬貨が通過するときに
該コイルに生じている磁界によって被検銭硬貨に発生す
るうず電流の作用で各環状コイルのインピーダンス及び
インダクタンスが変化するのに伴う上記発振信号の周波
数の変化を検出する周波数検出回路と、該発振信号の振
幅変化を検出する包絡線検出回路と、該周波数検出回路
から出力される周波数信号と該包絡線検出回路から出力
される包絡線検出信号との変化の特徴を被検銭硬貨の特
徴情報として金種を判定する金種判定回路とを備える構
成としたので、被検銭硬貨を通過させる巻回部が複数個
存在しても、夫々の巻回部は電気的に接続して1個の上
記コイルを構成し、更に、このコイルと協動して発振信
号を発生する自励発振回路も1個となることから、被検
銭硬貨の通過に伴って生じる発振信号の周波数及び振幅
の変化は、その発振信号によって一義的に決まることと
なり、更に、発振信号に基いて被検銭硬貨の特徴抽出が
可能となる。したがって、従来のように、別個のコイル
と発振回路の特性変化に起因する特徴抽出精度の低下と
いう問題は根本的に解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のセンサー部の構成を示
す構成説明図である。
【図2】一実施例の検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図3】一実施例の検銭原理を説明するための特性図で
ある。
【図4】一実施例の検銭動作を説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
1…筒体、2…被検銭硬貨、3…中空孔、4,5,6,
7…フランジ部、8…銅線、9,10…巻回部、11,
12…端子、13,14,15,16…コア、17…比
較器、C1,C1…コンデンサ、18…抵抗、Rf…帰
還抵抗、19…周波数検出回路、20…包絡線検出回
路、21…判定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の巻回部が所定間隔で形成されこれ
    らの巻回部の中空部内に被検銭硬貨を通過させるコイル
    と、 該コイルとの協動により発振信号を発生する自励発振回
    路と、 上記コイルの巻回部の中空部内に被検銭硬貨が通過する
    ときに、該コイルに生じている磁界によって被検銭硬貨
    に発生するうず電流の作用で該コイルのインピーダンス
    及びインダクタンスが変化するのに伴う上記発振信号の
    周波数の変化を検出する周波数検出回路と、 該発振信号の振幅変化を検出する包絡線検出回路と、 該周波数検出回路から出力される周波数信号と該包絡線
    検出回路から出力される包絡線検出信号との変化の特徴
    を被検銭硬貨の特徴情報として金種を判定する金種判定
    回路と、を備えたことを特徴とする検銭装置。
JP4199702A 1991-02-28 1992-07-27 検銭装置 Expired - Lifetime JPH0792849B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4199702A JPH0792849B2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 検銭装置
US08/017,707 US5353906A (en) 1991-02-28 1993-01-15 Metal body discriminating apparatus
GB9607612A GB2297858B (en) 1992-07-27 1993-07-12 Coin discriminating apparatus
GB9314492A GB2269472B (en) 1992-07-27 1993-07-12 Metal body discriminating apparatus
KR1019930014229A KR100282081B1 (ko) 1992-07-27 1993-07-26 검전장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4199702A JPH0792849B2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 検銭装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0652393A JPH0652393A (ja) 1994-02-25
JPH0792849B2 true JPH0792849B2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=16412196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4199702A Expired - Lifetime JPH0792849B2 (ja) 1991-02-28 1992-07-27 検銭装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH0792849B2 (ja)
KR (1) KR100282081B1 (ja)
GB (1) GB2269472B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000019867A (ko) * 1998-09-16 2000-04-15 정세영 골쇄보 추출물을 포함하는 경조직 재생촉진제 조성물
KR102553040B1 (ko) 2020-12-21 2023-07-07 전남대학교산학협력단 순비기나무 추출물을 포함하는 골질환 예방 또는 개선용 조성물

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8500220D0 (en) * 1985-01-04 1985-02-13 Coin Controls Discriminating between metallic articles
GB2244364B (en) * 1990-05-24 1994-03-09 Coin Controls Coin discrimination apparatus
JPH0823898B2 (ja) * 1991-02-28 1996-03-06 株式会社高見沢サイバネティックス 金属体弁別装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0652393A (ja) 1994-02-25
GB9314492D0 (en) 1993-08-25
KR100282081B1 (ko) 2001-02-15
GB2269472A (en) 1994-02-09
KR940006064A (ko) 1994-03-23
GB2269472B (en) 1997-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4971187A (en) Method and apparatus for sorting coins utilizing coin-derived signals containing different harmonic components
US5199545A (en) Metal body discriminating apparatus
US6836128B2 (en) Inductive flow sensor for determining the position of flowing elements and method of determining the position of flow
KR840001354A (ko) Rl완화 발진기를 사용한 주화 검사장치
EP1503170A1 (en) Coin shape detection method, coin identification sensor, and coin identification device
JP4422480B2 (ja) 金属体識別装置
US6640955B1 (en) Coin inspection method and device
JPH0614383B2 (ja) コイン検査装置
JP2008134208A (ja) 電流センサ
JPH0792849B2 (ja) 検銭装置
RU2155381C2 (ru) Устройство для проверки подлинности монет, жетонов и других плоских металлических предметов (варианты)
CN112050865A (zh) 无磁感应测量装置及转动板组件转动信息的计算方法
JP5034573B2 (ja) 硬貨識別方法および識別装置
KR101957868B1 (ko) 경화 처리 장치
JPH0816941B2 (ja) 検銭装置
JP2000187746A (ja) 硬貨選別装置
JP5067009B2 (ja) 硬貨識別方法及び装置
JP3675780B2 (ja) 金属疲労・劣化識別装置
US20230109919A1 (en) Resonant Electromagnetic Sensor and System and Methods to Optimize
JP2000508793A (ja) 硬貨、代用硬貨あるいは他の平坦な金属性対象物の真贋を検査する装置
JPH0510925A (ja) 金属体弁別センサ
JP2003006700A (ja) コイン識別センサ
RU2129253C1 (ru) Электромагнитный толщиномер
JPH10123097A (ja) 減肉探傷センサ
JP2001174438A (ja) コイン検査方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071009

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111009

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term