JPH0792203B2 - ボイラ給水制御方法及び装置 - Google Patents
ボイラ給水制御方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0792203B2 JPH0792203B2 JP22066490A JP22066490A JPH0792203B2 JP H0792203 B2 JPH0792203 B2 JP H0792203B2 JP 22066490 A JP22066490 A JP 22066490A JP 22066490 A JP22066490 A JP 22066490A JP H0792203 B2 JPH0792203 B2 JP H0792203B2
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボイラの給水制御装置に係り、特に当該ボイ
ラ以外にタービン駆動給水ポンプ駆動用蒸気供給源を有
するボイラの給水制御装置に関する。
ラ以外にタービン駆動給水ポンプ駆動用蒸気供給源を有
するボイラの給水制御装置に関する。
従来、新版「火力発電」(益山正人著、東京電機大学出
版局)P72〜75の(3)給水装置の項に記載されている
ように、給水ポンプはボイラを運転するために最も重要
なものであり、特にプラント起動,停止過程において
は、モータ駆動給水ポンプ(以下、M-BFPという)と給
水流量調整弁(以下、給水流調弁という)及びM-BFP保
護のためのミニマムフロー弁により給水制御が行われて
いた。近年は、火力発電所のDSS(Daily Start & Sto
p)化が求められているなか、新設火力発電プラント
は、変圧貫流プラントが殆どとなっている。変圧貫流プ
ラントの特徴として、DSSに対しても圧力損失が少ない
こと、プラント起動時において火炉最低給水流量を確保
しさらに熱回収を図るために、ボイラ循環ポンプ(以
下、BCPという)を設置した給水制御方式がとられてい
ること、又は、三菱重工技報Vo1.22,No.3のP372、の3.3
急速起動性の項に説明されているようなアディショナ
ルヒータ方式を採用した給水制御方式がとられているこ
とがあげられる。
版局)P72〜75の(3)給水装置の項に記載されている
ように、給水ポンプはボイラを運転するために最も重要
なものであり、特にプラント起動,停止過程において
は、モータ駆動給水ポンプ(以下、M-BFPという)と給
水流量調整弁(以下、給水流調弁という)及びM-BFP保
護のためのミニマムフロー弁により給水制御が行われて
いた。近年は、火力発電所のDSS(Daily Start & Sto
p)化が求められているなか、新設火力発電プラント
は、変圧貫流プラントが殆どとなっている。変圧貫流プ
ラントの特徴として、DSSに対しても圧力損失が少ない
こと、プラント起動時において火炉最低給水流量を確保
しさらに熱回収を図るために、ボイラ循環ポンプ(以
下、BCPという)を設置した給水制御方式がとられてい
ること、又は、三菱重工技報Vo1.22,No.3のP372、の3.3
急速起動性の項に説明されているようなアディショナ
ルヒータ方式を採用した給水制御方式がとられているこ
とがあげられる。
上記従来技術においては、プラント起動,停止過程にお
ける給水制御方式については特にとりあげていない。し
かし、起動時にはタービン駆動給水ポンプ駆動用蒸気が
当該ボイラから供給できないこと、給水ポンプトラブル
を考慮する必要があるこ等から、タービン駆動給水ポン
プ(以下T-BFPという)とM-BFPとが併設され、さらにT-
BFPにあっては、ポンプのミニマム回転数以下では制御
が不安定であることから、プラントの起動,停止過程で
は専らM-BFPが給水に使用され、プラントの出力がある
一定の出力、例えば定格出力の20%を超える出力のとき
にT-BFPが給水に使用されていた。
ける給水制御方式については特にとりあげていない。し
かし、起動時にはタービン駆動給水ポンプ駆動用蒸気が
当該ボイラから供給できないこと、給水ポンプトラブル
を考慮する必要があるこ等から、タービン駆動給水ポン
プ(以下T-BFPという)とM-BFPとが併設され、さらにT-
BFPにあっては、ポンプのミニマム回転数以下では制御
が不安定であることから、プラントの起動,停止過程で
は専らM-BFPが給水に使用され、プラントの出力がある
一定の出力、例えば定格出力の20%を超える出力のとき
にT-BFPが給水に使用されていた。
このため、起動,停止過程においては電力を消費して給
水が行われることとなり、当該ボイラもしくは他の供給
源から得られる蒸気によって駆動されるT-BFPが用いら
れる場合に比べ、プラントとしての効率が低下するのが
避けられなかった。
水が行われることとなり、当該ボイラもしくは他の供給
源から得られる蒸気によって駆動されるT-BFPが用いら
れる場合に比べ、プラントとしての効率が低下するのが
避けられなかった。
特開昭57-129302号公報には、起動停止過程において、T
-BFPの回転数を所要の流量に合わせて調整し、該T-BFP
の出口側に設けられた調整弁の開度を、該弁の前後差圧
を所定の値にするように調整する技術が開示されてい
る。しかし、上記公報開示の技術によれば、調整弁の差
圧プログラムはBFP駆動タービン回転数より設定されて
おり、特に起動時の回転数は、BFP昇速後のクリティカ
ルスプード(危険速度)付近となり、通常50〜60%N
(Nは定格回転数)の範囲で制御することとなる。この
回転数領域は、BFP駆動タービンとしても不安定なう
え、この回転数フィードバック信号を差圧プログラムと
することは、不安定な信号で差圧制御を行ってしまう恐
れがある。
-BFPの回転数を所要の流量に合わせて調整し、該T-BFP
の出口側に設けられた調整弁の開度を、該弁の前後差圧
を所定の値にするように調整する技術が開示されてい
る。しかし、上記公報開示の技術によれば、調整弁の差
圧プログラムはBFP駆動タービン回転数より設定されて
おり、特に起動時の回転数は、BFP昇速後のクリティカ
ルスプード(危険速度)付近となり、通常50〜60%N
(Nは定格回転数)の範囲で制御することとなる。この
回転数領域は、BFP駆動タービンとしても不安定なう
え、この回転数フィードバック信号を差圧プログラムと
することは、不安定な信号で差圧制御を行ってしまう恐
れがある。
本発明の課題は、プラントの起動,停止過程においても
制御の不安定化を起すことなく、T-BFPによるボイラ給
水を可能とするにある。本発明の他の課題は、給水流量
調整弁をT-BFPとM-BFPで共用するにある。
制御の不安定化を起すことなく、T-BFPによるボイラ給
水を可能とするにある。本発明の他の課題は、給水流量
調整弁をT-BFPとM-BFPで共用するにある。
上記の課題は、開度制御可能な給水ポンプ出口流量調整
弁と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給
水する少なくとも1台のタービン駆動給水ポンプとを備
えてなるボイラのボイラ給水制御方法において、プラン
ト起動,停止過程においては、前記給水ポンプ出口流量
調整弁の開度制御によりボイラ給水流量調整を行うとと
もに、前記タービ駆動給水ポンプの回転数を前記給水ポ
ンプ出口流量調整弁の前後差圧が所定の値に保持される
ように制御し、プラント通常運転過程においては、前記
給水ポンプ出口流量調整弁を全開するとともに、前記タ
ービン駆動給水ポンプの回転数制御によりボイラ給水流
量調整を行うことによって達成される。
弁と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給
水する少なくとも1台のタービン駆動給水ポンプとを備
えてなるボイラのボイラ給水制御方法において、プラン
ト起動,停止過程においては、前記給水ポンプ出口流量
調整弁の開度制御によりボイラ給水流量調整を行うとと
もに、前記タービ駆動給水ポンプの回転数を前記給水ポ
ンプ出口流量調整弁の前後差圧が所定の値に保持される
ように制御し、プラント通常運転過程においては、前記
給水ポンプ出口流量調整弁を全開するとともに、前記タ
ービン駆動給水ポンプの回転数制御によりボイラ給水流
量調整を行うことによって達成される。
上記の課題はまた、少なくとも1台のタービン駆動給水
ポンプと、少なくとも1台のモータ駆動給水ポンプと、
前記タービン駆動給水ポンプの吐出側及び前記モータ駆
動給水ポンプの吐出側を連通する共通配管と、該共通配
管とボイラの給水ヘッダを連通する配管に介装された開
度制御可能な給水ポンプ出口流量調整弁とを備えてなる
ボイラのボイラ給水制御方法において、プラント起動,
停止過程においては、前記給水ポンプ出口流量調整弁の
開度制御によりボイラ給水流量調整を行うとともに、前
記タービン駆動給水ポンプの回転数制御により前記給水
ポンプ出口流量調整弁の前後差圧を所定の値に保持し、
プラント通常運転過程においては、前記給水ポンプ出口
流量調整弁を全開するとともに、前記タービン駆動給水
ポンプの回転数制御によりボイラ給水流量調整を行うこ
とによっても達成される。
ポンプと、少なくとも1台のモータ駆動給水ポンプと、
前記タービン駆動給水ポンプの吐出側及び前記モータ駆
動給水ポンプの吐出側を連通する共通配管と、該共通配
管とボイラの給水ヘッダを連通する配管に介装された開
度制御可能な給水ポンプ出口流量調整弁とを備えてなる
ボイラのボイラ給水制御方法において、プラント起動,
停止過程においては、前記給水ポンプ出口流量調整弁の
開度制御によりボイラ給水流量調整を行うとともに、前
記タービン駆動給水ポンプの回転数制御により前記給水
ポンプ出口流量調整弁の前後差圧を所定の値に保持し、
プラント通常運転過程においては、前記給水ポンプ出口
流量調整弁を全開するとともに、前記タービン駆動給水
ポンプの回転数制御によりボイラ給水流量調整を行うこ
とによっても達成される。
上記の課題はまた、タービン駆動給水ポンプ出口流量調
整弁を介してボイラに給水する少なくとも1台のタービ
ン駆動給水ポンプと、モータ駆動給水ポンプ出口流量調
整弁を介してボイラに給水する少なくとも1台のモータ
駆動給水ポンプとを備えてなるボイラのボイラ給水制御
方法において、プラント起動,停止過程においては、前
記タービン駆動給水ポンプ出口流量調整弁の開度制御に
よりボイラ給水流量調整を行うとともに、前記タービン
駆動給水ポンプの回転数制御により前記給水ポンプ出口
流量調整弁の前後差圧を所定の値に保持し、プラント通
常運転過程においては、前記タービン駆動給水ポンプ出
口流量調整弁を全開するとともに、前記タービン駆動給
水ポンプの回転数制御によりボイラ給水流量調整を行う
ことによっても達成される。
整弁を介してボイラに給水する少なくとも1台のタービ
ン駆動給水ポンプと、モータ駆動給水ポンプ出口流量調
整弁を介してボイラに給水する少なくとも1台のモータ
駆動給水ポンプとを備えてなるボイラのボイラ給水制御
方法において、プラント起動,停止過程においては、前
記タービン駆動給水ポンプ出口流量調整弁の開度制御に
よりボイラ給水流量調整を行うとともに、前記タービン
駆動給水ポンプの回転数制御により前記給水ポンプ出口
流量調整弁の前後差圧を所定の値に保持し、プラント通
常運転過程においては、前記タービン駆動給水ポンプ出
口流量調整弁を全開するとともに、前記タービン駆動給
水ポンプの回転数制御によりボイラ給水流量調整を行う
ことによっても達成される。
上記の課題はまた、開度制御可能な給水ポンプ出口流量
調整弁と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラ
に給水する少なくとも1台のタービン駆動給水ポンプと
を備えてなるボイラのボイラ給水制御装置において、前
記タービン駆動給水ポンプを通過すべき給水流量を演算
する流量信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプ
を通過する給水流量を検出して流量信号を出力する流量
信号検出手段と、前記流量信号演算手段の出力と前記流
量信号検出手段の出力の偏差に基づいて前記給水ポンプ
出口流量調整弁の開度を第1の信号切換え手段を介して
制御する弁開度信号演算手段と、前記給水ポンプ出口流
量調整弁の前後の給水圧力を検出して圧力信号を出力す
る圧力検出手段と、該圧力信号に基づいてタービン駆動
給水ポンプの差圧調整時回転数信号を第2の信号切換え
手段に出力する差圧調整時回転数信号演算手段と、前記
給水ポンプ出口流量調整弁の全開信号を前記第1の信号
切換え手段に出力する全開信号出力手段と、前記流量信
号演算手段の出力を前記タービン駆動給水ポンプの流量
調整時回転数信号に変換して前記第2の信号切換え手段
に出力する流量調整時回転数信号演算手段と、前記ター
ビン駆動給水ポンプの回転数を検出して実回転数信号を
出力する回転数検出手段と、該実回転数信号と前記第2
の信号切換え手段の出力とに基づいて前記タービン駆動
給水ポンプの回転数を制御するタービン駆動給水ポンプ
回転数制御手段とを備えることによっても達成される。
調整弁と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラ
に給水する少なくとも1台のタービン駆動給水ポンプと
を備えてなるボイラのボイラ給水制御装置において、前
記タービン駆動給水ポンプを通過すべき給水流量を演算
する流量信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプ
を通過する給水流量を検出して流量信号を出力する流量
信号検出手段と、前記流量信号演算手段の出力と前記流
量信号検出手段の出力の偏差に基づいて前記給水ポンプ
出口流量調整弁の開度を第1の信号切換え手段を介して
制御する弁開度信号演算手段と、前記給水ポンプ出口流
量調整弁の前後の給水圧力を検出して圧力信号を出力す
る圧力検出手段と、該圧力信号に基づいてタービン駆動
給水ポンプの差圧調整時回転数信号を第2の信号切換え
手段に出力する差圧調整時回転数信号演算手段と、前記
給水ポンプ出口流量調整弁の全開信号を前記第1の信号
切換え手段に出力する全開信号出力手段と、前記流量信
号演算手段の出力を前記タービン駆動給水ポンプの流量
調整時回転数信号に変換して前記第2の信号切換え手段
に出力する流量調整時回転数信号演算手段と、前記ター
ビン駆動給水ポンプの回転数を検出して実回転数信号を
出力する回転数検出手段と、該実回転数信号と前記第2
の信号切換え手段の出力とに基づいて前記タービン駆動
給水ポンプの回転数を制御するタービン駆動給水ポンプ
回転数制御手段とを備えることによっても達成される。
上記の課題はまた、開度制御可能な給水ポンプ出口流量
調整弁と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラ
に給水する少なくとも各1台のタービン駆動給水ポンプ
とモータ駆動給水ポンプを備えてなるボイラのボイラ給
水制御装置において、前記タービン駆動給水ポンプもし
くはモータ駆動給水ポンプを通過すべき給水流量を演算
する流量信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプ
を通過する給水流量を検出して第1の流量信号を出力す
る第1の流量信号検出手段と、前記モータ駆動給水ポン
プを通過する給水流量を検出して第2の流量信号を出力
する第2の流量信号検出手段と、前記流量信号演算手段
の出力と前記第1の流量信号の偏差に基づいて前記給水
ポンプ出口流量調整弁の開度を第1の信号切換え手段を
介して制御する第1の弁開度信号演算手段と、前記流量
信号演算手段の出力と前記第2の流量信号の偏差に基づ
いて前記給水ポンプ出口流量調整弁の開度を前記第1の
信号切換え手段を介して制御する第2の弁開度信号演算
手段と、前記給水ポンプ出口流量調整弁の前後の給水圧
力を検出して圧力信号を出力する圧力検出手段と、該圧
力信号に基づいてタービン駆動給水ポンプの差圧調整時
回転数信号を第2の信号切換え手段に出力する差圧調整
時回転数信号演算手段と、前記給水ポンプ出口流量調整
弁の開度を前記第1の信号切換え手段を介して全開に維
持する全開信号出力手段と、前記流量信号演算手段の出
力を前記タービン駆動給水ポンプの流量調整時回転数信
号に変換して前記第2の信号切換え手段に出力する流量
調整時回転数信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポ
ンプの回転数を検出して実回転数信号を出力する回転数
検出手段と、該実回転数信号と前記第2の信号切換え手
段の出力とに基づいて前記タービン駆動給水ポンプの回
転数を制御するタービン駆動給水ポンプ回転数制御手段
とを備えることによっても達成される。
調整弁と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラ
に給水する少なくとも各1台のタービン駆動給水ポンプ
とモータ駆動給水ポンプを備えてなるボイラのボイラ給
水制御装置において、前記タービン駆動給水ポンプもし
くはモータ駆動給水ポンプを通過すべき給水流量を演算
する流量信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプ
を通過する給水流量を検出して第1の流量信号を出力す
る第1の流量信号検出手段と、前記モータ駆動給水ポン
プを通過する給水流量を検出して第2の流量信号を出力
する第2の流量信号検出手段と、前記流量信号演算手段
の出力と前記第1の流量信号の偏差に基づいて前記給水
ポンプ出口流量調整弁の開度を第1の信号切換え手段を
介して制御する第1の弁開度信号演算手段と、前記流量
信号演算手段の出力と前記第2の流量信号の偏差に基づ
いて前記給水ポンプ出口流量調整弁の開度を前記第1の
信号切換え手段を介して制御する第2の弁開度信号演算
手段と、前記給水ポンプ出口流量調整弁の前後の給水圧
力を検出して圧力信号を出力する圧力検出手段と、該圧
力信号に基づいてタービン駆動給水ポンプの差圧調整時
回転数信号を第2の信号切換え手段に出力する差圧調整
時回転数信号演算手段と、前記給水ポンプ出口流量調整
弁の開度を前記第1の信号切換え手段を介して全開に維
持する全開信号出力手段と、前記流量信号演算手段の出
力を前記タービン駆動給水ポンプの流量調整時回転数信
号に変換して前記第2の信号切換え手段に出力する流量
調整時回転数信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポ
ンプの回転数を検出して実回転数信号を出力する回転数
検出手段と、該実回転数信号と前記第2の信号切換え手
段の出力とに基づいて前記タービン駆動給水ポンプの回
転数を制御するタービン駆動給水ポンプ回転数制御手段
とを備えることによっても達成される。
上記の課題はさらに、開度制御可能なタービン駆動給水
ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給水する少なく
とも1台のタービン駆動給水ポンプと、モータ駆動給水
ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給水する少なく
とも1台のモータ駆動給水ポンプを備えてなるボイラの
ボイラ給水制御装置において、前記タービン駆動給水ポ
ンプを通過すべき給水流量を演算する流量信号演算手段
と、前記タービン駆動給水ポンプを通過する給水流量を
検出して流量信号を出力する流量信号検出手段と、前記
流量信号演算手段の出力と前記流量信号検出手段の出力
の偏差に基づいて前記タービン駆動給水ポンプ出口流量
調整弁の開度を第1の信号切換え手段を介して制御する
弁開度信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプ出
口流量調整弁の前後の給水圧力を検出して圧力信号を出
力する圧力検出手段と、該圧力信号に基づいてタービン
駆動給水ポンプの差圧調整時回転数信号を第2の信号切
換え手段に出力する差圧調整時回転数信号演算手段と、
前記タービン駆動給水ポンプ出口流量調整弁の全開信号
を前記第1の信号切換え手段に出力する全開信号出力手
段と、前記流量信号演算手段の出力を前記タービン駆動
給水ポンプの流量調整時回転数信号に変換して前記第2
の信号切換え手段に出力する流量調整時回転数信号演算
手段と、前記タービン駆動給水ポンプの回転数を検出し
て実回転数信号を出力する回転数検出手段と、該実回転
数信号と前記第2の信号切換え手段の出力とに基づいて
前記タービン駆動給水ポンプの回転数を制御するタービ
ン駆動給水ポンプ回転数制御手段とを備えることによっ
ても達成される。
ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給水する少なく
とも1台のタービン駆動給水ポンプと、モータ駆動給水
ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給水する少なく
とも1台のモータ駆動給水ポンプを備えてなるボイラの
ボイラ給水制御装置において、前記タービン駆動給水ポ
ンプを通過すべき給水流量を演算する流量信号演算手段
と、前記タービン駆動給水ポンプを通過する給水流量を
検出して流量信号を出力する流量信号検出手段と、前記
流量信号演算手段の出力と前記流量信号検出手段の出力
の偏差に基づいて前記タービン駆動給水ポンプ出口流量
調整弁の開度を第1の信号切換え手段を介して制御する
弁開度信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプ出
口流量調整弁の前後の給水圧力を検出して圧力信号を出
力する圧力検出手段と、該圧力信号に基づいてタービン
駆動給水ポンプの差圧調整時回転数信号を第2の信号切
換え手段に出力する差圧調整時回転数信号演算手段と、
前記タービン駆動給水ポンプ出口流量調整弁の全開信号
を前記第1の信号切換え手段に出力する全開信号出力手
段と、前記流量信号演算手段の出力を前記タービン駆動
給水ポンプの流量調整時回転数信号に変換して前記第2
の信号切換え手段に出力する流量調整時回転数信号演算
手段と、前記タービン駆動給水ポンプの回転数を検出し
て実回転数信号を出力する回転数検出手段と、該実回転
数信号と前記第2の信号切換え手段の出力とに基づいて
前記タービン駆動給水ポンプの回転数を制御するタービ
ン駆動給水ポンプ回転数制御手段とを備えることによっ
ても達成される。
プラント起動,停止過程においては、T-BFP出口流調弁
の開度調整によって給水流量が所要の値に調整され、同
時に、T-BFP出口流調弁前後差圧が一定になるようにT-B
FP回転数が調整される。このようにすることによって、
給水流量はT-BFP出口流調弁開度だけで決定され、安定
した給水流量制御が行われる。
の開度調整によって給水流量が所要の値に調整され、同
時に、T-BFP出口流調弁前後差圧が一定になるようにT-B
FP回転数が調整される。このようにすることによって、
給水流量はT-BFP出口流調弁開度だけで決定され、安定
した給水流量制御が行われる。
また、プラント通常運転過程においては、T-BFP出口流
調弁は全開され、T-BFPの回転数調整により給水流量制
御がおこなわれる。変圧貫流プラントでの通常運転過程
では、ボイラヘッダ圧力が負荷により変化するが、ある
負荷条件におけるボイラヘッダ圧力と給水流量がきまる
と、T-BFP回転数もT-BFP特性から一義的に決まる。
調弁は全開され、T-BFPの回転数調整により給水流量制
御がおこなわれる。変圧貫流プラントでの通常運転過程
では、ボイラヘッダ圧力が負荷により変化するが、ある
負荷条件におけるボイラヘッダ圧力と給水流量がきまる
と、T-BFP回転数もT-BFP特性から一義的に決まる。
第4図は、BFP吐出圧力(ata)を縦軸に、BFP吐出流量
(T/H)を横軸にとり、BFP吐出圧力及びBFP吐出流量に
対応するBFPの回転数を定格回転数に対する%で表わし
たものである。図に示されているように、例えば40%回
転数を表わす特性線401は横軸に平行に近く、回転数の
少しの変動で吐出流量が大きく変動する。したがって、
回転数を変えて流量を制御しようとすると流量が不安定
になりやすい。
(T/H)を横軸にとり、BFP吐出圧力及びBFP吐出流量に
対応するBFPの回転数を定格回転数に対する%で表わし
たものである。図に示されているように、例えば40%回
転数を表わす特性線401は横軸に平行に近く、回転数の
少しの変動で吐出流量が大きく変動する。したがって、
回転数を変えて流量を制御しようとすると流量が不安定
になりやすい。
特性線403は、主蒸気圧力を示し、特性線402は、本発明
がT-BFPに適用された場合のBFP吐出圧力,BFP吐出流量及
びBFPの回転数の変化の軌跡を示している。すなわち、
範囲では、T-BFP昇速完了後にミニマム回転数制御を
行いつつT-BFP出口流調弁にて流量制御が行われてお
り、範囲では、主蒸気圧力は一定であり、T-BFP回転
数制御によりT-BFP出口流調弁前後差圧が一定に保持さ
れつつ該T-BFP出口流調弁開度調整による流量制御がお
こなわれており、範囲では、主蒸気圧力の上昇ととも
に、T-BFP回転数制御により流量調整が行われている。
がT-BFPに適用された場合のBFP吐出圧力,BFP吐出流量及
びBFPの回転数の変化の軌跡を示している。すなわち、
範囲では、T-BFP昇速完了後にミニマム回転数制御を
行いつつT-BFP出口流調弁にて流量制御が行われてお
り、範囲では、主蒸気圧力は一定であり、T-BFP回転
数制御によりT-BFP出口流調弁前後差圧が一定に保持さ
れつつ該T-BFP出口流調弁開度調整による流量制御がお
こなわれており、範囲では、主蒸気圧力の上昇ととも
に、T-BFP回転数制御により流量調整が行われている。
第4図で明らかなように、主蒸気圧力が一定でかつBFP
吐出流量に対するBFP回転数の傾斜特性が小さい範囲
では、流量制御はT-BFP出口流調弁の開度調整で行わ
れ、T-BFP回転数は、T-BFP出口流調弁の前後差圧を一定
に保持するために制御されるので、制御が不安定になる
ことがない。
吐出流量に対するBFP回転数の傾斜特性が小さい範囲
では、流量制御はT-BFP出口流調弁の開度調整で行わ
れ、T-BFP回転数は、T-BFP出口流調弁の前後差圧を一定
に保持するために制御されるので、制御が不安定になる
ことがない。
以下、本発明の第1の実施例を図面を参照して説明す
る。第1図は本発明の実施例が適用された発電プラント
の全体構成を示す。図に示された発電プラントは、ボイ
ラ火炉水壁25および過熱器26を内装する火炉4と、該過
熱器26の出口に接続され過熱蒸気をタービン2に供給す
る主蒸気管42と、該主蒸気管42に装着された主蒸気圧力
発信器34と、前記タービン2で回転されて発電する発電
機3と、前記タービン2に接続されて該タービン2で仕
事をしたあとの蒸気を凝縮させる復水器27と、該復水器
27に接続され復水器で生成された復水中の含有ガスを分
離させる脱気器5と、該脱気器5の液相側に互いに並列
に接続され該脱気器内の復水を吸入加圧するM-BFP13及
びT-BFP10と、該T-BFP10の吐出側に接続されたT-BFP出
口流調弁18と、該T-BFP出口流調弁18の出口側と前記ボ
イラ火炉水壁25の入口とを連通する給水配管40と、該給
水配管40に介装された給水流量発信器24と、前記ボイラ
火炉水壁25の出口と前記過熱器26の入口を結ぶ蒸気管に
装着された汽水分離器23と、該汽水分離器23の液相側に
吸入側を接続したBCP22と、該BCP22の吐出側と前記給水
配管40とを連通する配管に介装されたBCP流調弁21と、
前記汽水分離器23の液相側と前記脱気器5とを連通する
配管に介装された汽水分離器レベル調整弁6と、前記M-
BFP13の吐出側と前記給水配管40とを連通する配管41に
介装されたM-BFP出口流調弁19と、該配管41と前記給水
配管40の合流点近傍の前記給水配管40に装着されたボイ
ラヘッダ圧力発信器20と、前記T-BFP10の吐出側と前記
脱気器5を連通する配管44に介装されたT-BFPミニマム
フロー弁12と、前記M-BFP13の吐出側と前記脱気器5を
連通する配管45に介装されたM-BFPミニマムフロー弁16
と、脱気器5とT-BFP吸入側及びM-BFP吸入側を連通する
配管にそれぞれ装着されたT-BFP吸込流量発信器11及びM
-BFP吸込流量発信器15と、T-BFP10を駆動するT-BFP駆動
用タービン9と、該T-BFP駆動用タービン9への供給蒸
気量を制御するT-BFPガバナ7と、T-BFP駆動用タービン
9の回転数を発信する回転数検出手段であるT-BFP回転
数発信器8と、前記T-BFP10吐出側と前記T-BFP出口流調
弁18を結ぶ配管に装着されたT-BFP出口圧力発信器17
と、前記T-BFP回転数発信器8とT-BFPガバナ7とに接続
されたタービン駆動給水ポンプ回転数制御手段であるT-
BFPガバナ制御装置30と、該T-BFPガバナ制御装置30,T-B
FP出口流調弁18,M-BFP出口流調弁19に接続されたプラン
ト自動制御装置(以下、APCという)1と、を含んで構
成されている。
る。第1図は本発明の実施例が適用された発電プラント
の全体構成を示す。図に示された発電プラントは、ボイ
ラ火炉水壁25および過熱器26を内装する火炉4と、該過
熱器26の出口に接続され過熱蒸気をタービン2に供給す
る主蒸気管42と、該主蒸気管42に装着された主蒸気圧力
発信器34と、前記タービン2で回転されて発電する発電
機3と、前記タービン2に接続されて該タービン2で仕
事をしたあとの蒸気を凝縮させる復水器27と、該復水器
27に接続され復水器で生成された復水中の含有ガスを分
離させる脱気器5と、該脱気器5の液相側に互いに並列
に接続され該脱気器内の復水を吸入加圧するM-BFP13及
びT-BFP10と、該T-BFP10の吐出側に接続されたT-BFP出
口流調弁18と、該T-BFP出口流調弁18の出口側と前記ボ
イラ火炉水壁25の入口とを連通する給水配管40と、該給
水配管40に介装された給水流量発信器24と、前記ボイラ
火炉水壁25の出口と前記過熱器26の入口を結ぶ蒸気管に
装着された汽水分離器23と、該汽水分離器23の液相側に
吸入側を接続したBCP22と、該BCP22の吐出側と前記給水
配管40とを連通する配管に介装されたBCP流調弁21と、
前記汽水分離器23の液相側と前記脱気器5とを連通する
配管に介装された汽水分離器レベル調整弁6と、前記M-
BFP13の吐出側と前記給水配管40とを連通する配管41に
介装されたM-BFP出口流調弁19と、該配管41と前記給水
配管40の合流点近傍の前記給水配管40に装着されたボイ
ラヘッダ圧力発信器20と、前記T-BFP10の吐出側と前記
脱気器5を連通する配管44に介装されたT-BFPミニマム
フロー弁12と、前記M-BFP13の吐出側と前記脱気器5を
連通する配管45に介装されたM-BFPミニマムフロー弁16
と、脱気器5とT-BFP吸入側及びM-BFP吸入側を連通する
配管にそれぞれ装着されたT-BFP吸込流量発信器11及びM
-BFP吸込流量発信器15と、T-BFP10を駆動するT-BFP駆動
用タービン9と、該T-BFP駆動用タービン9への供給蒸
気量を制御するT-BFPガバナ7と、T-BFP駆動用タービン
9の回転数を発信する回転数検出手段であるT-BFP回転
数発信器8と、前記T-BFP10吐出側と前記T-BFP出口流調
弁18を結ぶ配管に装着されたT-BFP出口圧力発信器17
と、前記T-BFP回転数発信器8とT-BFPガバナ7とに接続
されたタービン駆動給水ポンプ回転数制御手段であるT-
BFPガバナ制御装置30と、該T-BFPガバナ制御装置30,T-B
FP出口流調弁18,M-BFP出口流調弁19に接続されたプラン
ト自動制御装置(以下、APCという)1と、を含んで構
成されている。
APC1の構成のうち、本願発明に関連する部分につき以下
に説明する。APC1は、M-BFP吸込流量信号15Aが入力され
る加算器112,該加算器112の出力側に接続された比例積
分器113,発電機出力信号28Aが入力される関数発生機10
1,給水流量信号24Aが入力される加算器102,該加算器102
の出力側に接続された比例積分器103,T-BFP吸込流量信
号11Aが入力される加算器104,該加算器104の出力側に互
いに並列に接続された比例積分器105及び108,該比例積
分器105の出力側に入力A側に接続された第1の信号切
換え手段をなす信号切換器107,該信号切換器107の入力
B側に接続された全開信号出力手段である信号発生器SG
106,前記比例積分器108の出力側に入力B側を接続され
た第2の信号切換え手段をなす信号切換器109,ボイラヘ
ッダ圧力信号20A及び基準差圧信号46が入力される加算
器110,前記加算器110の出力側に接続された比例積分器1
11を含んでいる。また前記関数発生器FGの出力側は前記
加算器102のもう一方の入力側に接続され、前記比例積
分器103の出力側は、前記加算器112及び104のそれぞれ
もう一方の入力側に接続されている。さらに、前記加算
器110のもう一方の入力側にはT-BFP出口圧力信号17Aが
入力され、前記比例積分器111の出力側は前記信号切換
器109の入力A側に接続されている。前記信号切換器10
7,109は、起動,停止時にはA側の入力が出力信号とな
り、通常運転時にはB側の入力が出力信号となるように
動作する。信号発生器SG106は、T-BFP出口流調弁18の開
度を全開にする信号を出力する。
に説明する。APC1は、M-BFP吸込流量信号15Aが入力され
る加算器112,該加算器112の出力側に接続された比例積
分器113,発電機出力信号28Aが入力される関数発生機10
1,給水流量信号24Aが入力される加算器102,該加算器102
の出力側に接続された比例積分器103,T-BFP吸込流量信
号11Aが入力される加算器104,該加算器104の出力側に互
いに並列に接続された比例積分器105及び108,該比例積
分器105の出力側に入力A側に接続された第1の信号切
換え手段をなす信号切換器107,該信号切換器107の入力
B側に接続された全開信号出力手段である信号発生器SG
106,前記比例積分器108の出力側に入力B側を接続され
た第2の信号切換え手段をなす信号切換器109,ボイラヘ
ッダ圧力信号20A及び基準差圧信号46が入力される加算
器110,前記加算器110の出力側に接続された比例積分器1
11を含んでいる。また前記関数発生器FGの出力側は前記
加算器102のもう一方の入力側に接続され、前記比例積
分器103の出力側は、前記加算器112及び104のそれぞれ
もう一方の入力側に接続されている。さらに、前記加算
器110のもう一方の入力側にはT-BFP出口圧力信号17Aが
入力され、前記比例積分器111の出力側は前記信号切換
器109の入力A側に接続されている。前記信号切換器10
7,109は、起動,停止時にはA側の入力が出力信号とな
り、通常運転時にはB側の入力が出力信号となるように
動作する。信号発生器SG106は、T-BFP出口流調弁18の開
度を全開にする信号を出力する。
前記比例積分器113の出力側及び信号切換器107の出力側
は、前記M-BFP出口流調弁19の制御部及び前記T-BFP出口
流調弁18の制御部にそれぞれ接続され、前記信号切換器
109の出力側は、T-BFPガバナ制御装置30内の加算器301
に接続され、該加算器301の出力側は同じくT-BFPガバナ
制御装置30内の比例積分器302に接続されている。該比
例積分器302の出力側はT-BFPガバナ7に接続され、前記
加算器301のもう一方の入力側は、T-BFP回転数発信器8
の出力側に接続されている。
は、前記M-BFP出口流調弁19の制御部及び前記T-BFP出口
流調弁18の制御部にそれぞれ接続され、前記信号切換器
109の出力側は、T-BFPガバナ制御装置30内の加算器301
に接続され、該加算器301の出力側は同じくT-BFPガバナ
制御装置30内の比例積分器302に接続されている。該比
例積分器302の出力側はT-BFPガバナ7に接続され、前記
加算器301のもう一方の入力側は、T-BFP回転数発信器8
の出力側に接続されている。
前記関数発生器101,加算器102及び比例積分器103を含ん
で流量信号演算手段が構成され、T-BFP吸込流量発信器1
1が第1の流量信号検出手段をなし、M-BFP吸込流量発信
器15が第2の流量信号検出手段をなしている。ボイラヘ
ッダ圧力発信器20とT-BFP出口圧力発信器17とを含んで
圧力検出手段が構成され、加算器104と比例積分器105を
含んで第1の弁開度信号演算手段が構成されている。加
算器110と比例積分器111を含んで差圧調整時回転数信号
演算手段が構成され、加算器104と比例積分器108を含ん
で流量調整時回転数信号演算手段が構成されている。
で流量信号演算手段が構成され、T-BFP吸込流量発信器1
1が第1の流量信号検出手段をなし、M-BFP吸込流量発信
器15が第2の流量信号検出手段をなしている。ボイラヘ
ッダ圧力発信器20とT-BFP出口圧力発信器17とを含んで
圧力検出手段が構成され、加算器104と比例積分器105を
含んで第1の弁開度信号演算手段が構成されている。加
算器110と比例積分器111を含んで差圧調整時回転数信号
演算手段が構成され、加算器104と比例積分器108を含ん
で流量調整時回転数信号演算手段が構成されている。
上記構成の発電プラントの動作を説明する。T-BFP10とT
-BFP出口流調弁18,またはM-BFP13とM-BFP出口流調弁19
とによって調整された量の給水と、BCP22とBCP流調弁21
によって調整された量のボイラ再循環水とが合計されて
ボイラ火炉水壁25に供給され、該ボイラ火炉水壁25で加
熱されたのち汽水分離器23に送られる。汽水分離器23に
送られたボイラ水は、ここで飽和蒸気と飽和水とに分離
され、飽和水はBCP22に吸入されて再びボイラ火炉水壁2
5に供給される。一方の飽和蒸気は、過熱器26で過熱蒸
気となってタービン2へ供給され、熱エネルギをタービ
ン2の回転エネルギに変換してタービン2及び発電機3
を回転させ、発電が行われる。タービン2で仕事をした
蒸気は復水器27で凝縮液化され、復水として脱気器5に
導かれ、ここで水中の含有ガスを分離させる。含有ガス
を分離させた復水は、ボイラ給水としてT-BFP10また
は、M-BFP13へ送られる。
-BFP出口流調弁18,またはM-BFP13とM-BFP出口流調弁19
とによって調整された量の給水と、BCP22とBCP流調弁21
によって調整された量のボイラ再循環水とが合計されて
ボイラ火炉水壁25に供給され、該ボイラ火炉水壁25で加
熱されたのち汽水分離器23に送られる。汽水分離器23に
送られたボイラ水は、ここで飽和蒸気と飽和水とに分離
され、飽和水はBCP22に吸入されて再びボイラ火炉水壁2
5に供給される。一方の飽和蒸気は、過熱器26で過熱蒸
気となってタービン2へ供給され、熱エネルギをタービ
ン2の回転エネルギに変換してタービン2及び発電機3
を回転させ、発電が行われる。タービン2で仕事をした
蒸気は復水器27で凝縮液化され、復水として脱気器5に
導かれ、ここで水中の含有ガスを分離させる。含有ガス
を分離させた復水は、ボイラ給水としてT-BFP10また
は、M-BFP13へ送られる。
次に上記構成の制御回路の動作を説明する。まず、発電
機出力信号28をベース信号として関数発生器101により
発電機出力に見合った給水流量信号設定値が作成され、
この給水流量信号設定値が加算器102に入力される。入
力された給水流量信号設定値と給水流量信号24Aの偏差
が加算器102で演算され、得られた偏差信号が比例積分
器103に入力される。比例積分器103は入力された偏差信
号をもとに給水指令信号を作成し、加算器112及び加算
器104に出力する。加算器104は入力された給水指令信号
とT-BFP吸込流量信号11Aの偏差を演算し、得られた偏差
信号を比例積分器105及び108に出力する。比例積分器10
5は、入力された偏差信号を比例積分演算処理したのち
信号切換器107の入力A側に弁開度信号として出力し、
比例積分器108は、入力された偏差信号を比例積分演算
処理したのち信号切換器109の入力B側に流量調整時回
転数信号として出力する。加算器110は、入力されるボ
イラヘッダ圧力信号20AとT-BFP出口圧力信号17Aの偏差
を算出し、さらに該偏差と基準差圧信号との偏差を算出
して得られた偏差信号を比例積分器111に出力する。比
例積分器111は、入力される偏差信号を比例積分演算処
理したのち、差圧調整時回転数信号として信号切換器10
9の入力A側に出力する。
機出力信号28をベース信号として関数発生器101により
発電機出力に見合った給水流量信号設定値が作成され、
この給水流量信号設定値が加算器102に入力される。入
力された給水流量信号設定値と給水流量信号24Aの偏差
が加算器102で演算され、得られた偏差信号が比例積分
器103に入力される。比例積分器103は入力された偏差信
号をもとに給水指令信号を作成し、加算器112及び加算
器104に出力する。加算器104は入力された給水指令信号
とT-BFP吸込流量信号11Aの偏差を演算し、得られた偏差
信号を比例積分器105及び108に出力する。比例積分器10
5は、入力された偏差信号を比例積分演算処理したのち
信号切換器107の入力A側に弁開度信号として出力し、
比例積分器108は、入力された偏差信号を比例積分演算
処理したのち信号切換器109の入力B側に流量調整時回
転数信号として出力する。加算器110は、入力されるボ
イラヘッダ圧力信号20AとT-BFP出口圧力信号17Aの偏差
を算出し、さらに該偏差と基準差圧信号との偏差を算出
して得られた偏差信号を比例積分器111に出力する。比
例積分器111は、入力される偏差信号を比例積分演算処
理したのち、差圧調整時回転数信号として信号切換器10
9の入力A側に出力する。
起動,停止時には、信号切換器107は、入力A側への入
力を出力するので、比例積分器105からの入力が出口流
調弁18に出力され、出口流調弁18の開度は、発電機出
力,給水流量,T-BFP吸込流量に基づいて制御される。ま
た、信号切換器109も、起動,停止時には、信号切換器1
07同様入力A側への入力を出力するので、比例積分器11
1からの入力が差圧調整時回転数信号としてT-BFPガバナ
制御装置30に出力される。T-BFPガバナ制御装置30は、T
-BFP回転数発信器8から入力されるT-BFP回転数信号と
前記差圧調整時回転数信号に基づいてT-BFP回転数を制
御する。
力を出力するので、比例積分器105からの入力が出口流
調弁18に出力され、出口流調弁18の開度は、発電機出
力,給水流量,T-BFP吸込流量に基づいて制御される。ま
た、信号切換器109も、起動,停止時には、信号切換器1
07同様入力A側への入力を出力するので、比例積分器11
1からの入力が差圧調整時回転数信号としてT-BFPガバナ
制御装置30に出力される。T-BFPガバナ制御装置30は、T
-BFP回転数発信器8から入力されるT-BFP回転数信号と
前記差圧調整時回転数信号に基づいてT-BFP回転数を制
御する。
プラント通常運転時には、信号切換器107は入力B側の
入力を出力するので、T-BFP出口流調弁18は信号発生器S
Gから出力される信号により、開度100%に保持される。
一方、信号切換器109も同様に入力B側の入力を出力す
るので、比例積分器108の出力である流量調整時回転数
信号がT-BFPガバナ制御装置30に入力され、T-BFPガバナ
7は、給水流量,T-BFP吸込流量,T-BFP回転数に基づいて
制御される。
入力を出力するので、T-BFP出口流調弁18は信号発生器S
Gから出力される信号により、開度100%に保持される。
一方、信号切換器109も同様に入力B側の入力を出力す
るので、比例積分器108の出力である流量調整時回転数
信号がT-BFPガバナ制御装置30に入力され、T-BFPガバナ
7は、給水流量,T-BFP吸込流量,T-BFP回転数に基づいて
制御される。
さらに、加算器112は、M-BFP吸込流量信号15Aと比例積
分器103が出力する給水流量指令信号との偏差を演算し
て偏差信号を比例積分器113に出力する。比例積分器113
は入力された偏差信号を比例積分演算処理し、得られた
信号をM-BFP出口流調弁19に出力して該M-BFP出口流調弁
19の開度を制御する。すなわち、M-BFPが運転される場
合、M-BFP出口流調弁19の開度は、M-BFP吸込流量,給水
流量,発電機出力に基づいて制御される。
分器103が出力する給水流量指令信号との偏差を演算し
て偏差信号を比例積分器113に出力する。比例積分器113
は入力された偏差信号を比例積分演算処理し、得られた
信号をM-BFP出口流調弁19に出力して該M-BFP出口流調弁
19の開度を制御する。すなわち、M-BFPが運転される場
合、M-BFP出口流調弁19の開度は、M-BFP吸込流量,給水
流量,発電機出力に基づいて制御される。
次に第2図により本発明の第2の実施例を説明する。本
実施例は、以下に説明する事項以外は先に説明した第1
の実施例と同様であり、該同様部分については、同一符
号を付して説明を省略する。
実施例は、以下に説明する事項以外は先に説明した第1
の実施例と同様であり、該同様部分については、同一符
号を付して説明を省略する。
本実施例の発電プラントにおいては、T-BFP出口流調弁1
8に代えてBFP出口流調弁33が配置され、さらにM-BFP出
口流調弁19が省略されてM-BFP13の吐出側の配管41は、T
-BFP吐出側とBFP出口流調弁33を結ぶ配管43に結合され
ている。また配管41,43には、この結合点の上流側かつ
配管45,44の分岐位置よりも下流側に逆流防止弁32,31が
介装されている。さらに、BFP出口流調弁33の制御をM-B
FP使用時とT-BFP使用時で切り換えるために、信号切換
器107の出力を入力A側に、比例積分器113の出力を入力
B側にそれぞれ接続する信号切換器114が新たに設けら
れ、該信号切換器114の出力側がBFP出口流調弁33の制御
部に接続されている。信号切換器107及び114が第1の信
号切換え手段をなしている。信号切換器114は、T-BFP使
用時にはA側入力が出力され、M-BFP使用時には加算器1
12と比例積分器113とを含んでなる第2の弁開度信号演
算手段の出力であるB側入力が出力されるように切り換
えらえる。
8に代えてBFP出口流調弁33が配置され、さらにM-BFP出
口流調弁19が省略されてM-BFP13の吐出側の配管41は、T
-BFP吐出側とBFP出口流調弁33を結ぶ配管43に結合され
ている。また配管41,43には、この結合点の上流側かつ
配管45,44の分岐位置よりも下流側に逆流防止弁32,31が
介装されている。さらに、BFP出口流調弁33の制御をM-B
FP使用時とT-BFP使用時で切り換えるために、信号切換
器107の出力を入力A側に、比例積分器113の出力を入力
B側にそれぞれ接続する信号切換器114が新たに設けら
れ、該信号切換器114の出力側がBFP出口流調弁33の制御
部に接続されている。信号切換器107及び114が第1の信
号切換え手段をなしている。信号切換器114は、T-BFP使
用時にはA側入力が出力され、M-BFP使用時には加算器1
12と比例積分器113とを含んでなる第2の弁開度信号演
算手段の出力であるB側入力が出力されるように切り換
えらえる。
本実施例によれば、BFP出口流調弁33の開度制御が使用
されるBFPに合わせて行われるので、前記第1の実施例
による場合の効果に加えて、M-BFP出口流調弁19が省略
される効果がある。
されるBFPに合わせて行われるので、前記第1の実施例
による場合の効果に加えて、M-BFP出口流調弁19が省略
される効果がある。
第3図に本発明の第3の実施例を示す。本実施例におい
ては、プラントの起動,停止過程、起動後の通常運転過
程を通じてT-BFP10によってボイラへの給水が行われ
る。従って、前記第1の実施例に含まれていたM-BFP13
及びM-BFP13のために配置されていた部材が削除されて
いるが、他の構成要素は、前記第1の実施例と同様であ
る。本実施例によれば、M-BFP及びM-BFPのために配置さ
れていた部材が不要なので、装置構成が簡略化されると
ともに、部分点数の削減に伴い装置の経済性向上の効果
がある。
ては、プラントの起動,停止過程、起動後の通常運転過
程を通じてT-BFP10によってボイラへの給水が行われ
る。従って、前記第1の実施例に含まれていたM-BFP13
及びM-BFP13のために配置されていた部材が削除されて
いるが、他の構成要素は、前記第1の実施例と同様であ
る。本実施例によれば、M-BFP及びM-BFPのために配置さ
れていた部材が不要なので、装置構成が簡略化されると
ともに、部分点数の削減に伴い装置の経済性向上の効果
がある。
第5図に、本発明を適用した場合のプラント起動時の主
要プロセル量の挙動の例を示す。図において、T-BFPガ
バナ制御装置が、ミニマム回転数制御から差圧一定制御
に移行するタイミングは、ボイラクリーンアップ完了後
にT-BFP出口流調弁が自動制御に切り換えられる時点で
ある。次に、T-BFPガバナ制御装置が、差圧一定制御か
ら給水流量制御に移行するタイミングは、主蒸気圧力が
85〜246kg/cm2の変圧域となる負荷のスタート時点が適
している。
要プロセル量の挙動の例を示す。図において、T-BFPガ
バナ制御装置が、ミニマム回転数制御から差圧一定制御
に移行するタイミングは、ボイラクリーンアップ完了後
にT-BFP出口流調弁が自動制御に切り換えられる時点で
ある。次に、T-BFPガバナ制御装置が、差圧一定制御か
ら給水流量制御に移行するタイミングは、主蒸気圧力が
85〜246kg/cm2の変圧域となる負荷のスタート時点が適
している。
第6図は、プラント停止過程における主要プロセス量の
挙動の例を示し、制御方式としてはプラント起動時と逆
となるが、プラント停止完了にて、各プロセル量,各操
作端位置が停止時の値となるところが異なるのみであ
る。
挙動の例を示し、制御方式としてはプラント起動時と逆
となるが、プラント停止完了にて、各プロセル量,各操
作端位置が停止時の値となるところが異なるのみであ
る。
第7図に本発明の機能フローの例を示す。まず、演算ブ
ロック71にて、プラントが起動,停止過程にあるかそれ
とも通常運転過程にあるか(プラント負荷がα%よりも
ちいさければ起動,停止過程にあり、そうでなければ通
常運転過程とする)が判断される。もし、起動,停止過
程にあれば演算ブロック72へ進み、通常運転過程にあれ
ば演算ブロック73へ進む。演算ブロック72では、T-BFP
回転数制御による差圧一定制御及びT-BFP出口流調弁に
よる流量制御が行われる。演算ブロック73では、T-BFP
回転数制御による給水流量制御が行われる。上記α%と
しては、通常20%が採用されている。
ロック71にて、プラントが起動,停止過程にあるかそれ
とも通常運転過程にあるか(プラント負荷がα%よりも
ちいさければ起動,停止過程にあり、そうでなければ通
常運転過程とする)が判断される。もし、起動,停止過
程にあれば演算ブロック72へ進み、通常運転過程にあれ
ば演算ブロック73へ進む。演算ブロック72では、T-BFP
回転数制御による差圧一定制御及びT-BFP出口流調弁に
よる流量制御が行われる。演算ブロック73では、T-BFP
回転数制御による給水流量制御が行われる。上記α%と
しては、通常20%が採用されている。
上記各実施例によれば、起動,停止過程(負荷<20%)
では、BFP出口流調弁の差圧は常に一定となるようBFPタ
ービンの回転数が制御され、その間給水流量の変動は、
応答性,リニアリティー(開度/給水流量特性)のよい
BFP出口流調弁の開度により制御されるので、安定した
運転が行われる。
では、BFP出口流調弁の差圧は常に一定となるようBFPタ
ービンの回転数が制御され、その間給水流量の変動は、
応答性,リニアリティー(開度/給水流量特性)のよい
BFP出口流調弁の開度により制御されるので、安定した
運転が行われる。
本発明によれば、起動,停止過程においてはポンプ出口
流調弁の開度調整によって給水流量が制御されるととも
にT-BFPがポンプ出口流調弁の前後差圧を一定に保持す
るように制御され、通常運転過程ではポンプ出口流調弁
は全開されてT-BFP回転数調整によって給水流量が制御
されるので、起動,停止過程で制御の不安定が生ずるこ
となく、プラント運転の全領域でT-BFPによる給水が可
能となる。
流調弁の開度調整によって給水流量が制御されるととも
にT-BFPがポンプ出口流調弁の前後差圧を一定に保持す
るように制御され、通常運転過程ではポンプ出口流調弁
は全開されてT-BFP回転数調整によって給水流量が制御
されるので、起動,停止過程で制御の不安定が生ずるこ
となく、プラント運転の全領域でT-BFPによる給水が可
能となる。
第1図は、本発明の第1の実施例を示す系統図、第2図
は、本発明の第2の実施例を示す系統図、第3図は、本
発明の第3の実施例を示す系統図、第4図はT-BFPの流
量−吐出圧特性の例を示すグラフ、第5図は、本発明が
適用されたボイラの起動過程における主要プロセス量の
挙動を示す概念図、第6図は、本発明が適用されたボイ
ラの停止過程における主要プロセス量の挙動を示す概念
図、第7図は本発明の実施例を示す手順図である。 8……回転数検出手段、10……T-BFP、13……M-BFP、1
1,15……流量信号検出手段、17,20……圧力検出手段、1
8……T-BFP出口流量調整弁、19……M-BFP出口流量調整
弁、30……タービン駆動給水ポンプ回転数制御手段、33
……給水ポンプ出口流量調整弁、41……共通配管、101,
102,103……流量信号演算手段、104,105……弁開度信号
演算手段、104,108……流量調整時回転数信号演算手
段、106……全開信号出力手段、107,114……第1の信号
切換え手段、109……第2の信号切換え手段、110,111…
…差圧調整時回転数信号演算手段、112,113……弁開度
信号演算手段、
は、本発明の第2の実施例を示す系統図、第3図は、本
発明の第3の実施例を示す系統図、第4図はT-BFPの流
量−吐出圧特性の例を示すグラフ、第5図は、本発明が
適用されたボイラの起動過程における主要プロセス量の
挙動を示す概念図、第6図は、本発明が適用されたボイ
ラの停止過程における主要プロセス量の挙動を示す概念
図、第7図は本発明の実施例を示す手順図である。 8……回転数検出手段、10……T-BFP、13……M-BFP、1
1,15……流量信号検出手段、17,20……圧力検出手段、1
8……T-BFP出口流量調整弁、19……M-BFP出口流量調整
弁、30……タービン駆動給水ポンプ回転数制御手段、33
……給水ポンプ出口流量調整弁、41……共通配管、101,
102,103……流量信号演算手段、104,105……弁開度信号
演算手段、104,108……流量調整時回転数信号演算手
段、106……全開信号出力手段、107,114……第1の信号
切換え手段、109……第2の信号切換え手段、110,111…
…差圧調整時回転数信号演算手段、112,113……弁開度
信号演算手段、
Claims (6)
- 【請求項1】開度制御可能な給水ポンプ出口流量調整弁
と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給水
する少なくとも1台のタービン駆動給水ポンプとを備え
てなるボイラのボイラ給水制御方法において、プラント
起動,停止過程においては、前記給水ポンプ出口流量調
整弁の開度制御によりボイラ給水流量調整が行われると
ともに、前記タービン駆動給水ポンプの回転数は前記給
水ポンプ出口流量調整弁の前後差圧が所定の値に保持さ
れるように制御され、プラント通常運転過程において
は、前記給水ポンプ出口流量調整弁は全開されるととも
に、前記タービン駆動給水ポンプの回転数制御によりボ
イラ給水流量調整が行われることを特徴とするボイラ給
水制御方法。 - 【請求項2】少なくとも1台のタービン駆動給水ポンプ
と、少なくとも1台のモータ駆動給水ポンプと、前記タ
ービン駆動給水ポンプの吐出側及び前記モータ駆動給水
ポンプの吐出側を連通する共通配管と、該共通配管とボ
イラの給水ヘッダを連通す配管に介装された開度制御可
能な給水ポンプ出口流量調整弁とを備えてなるボイラの
ボイラ給水制御方法において、プラント起動,停止過程
においては、前記給水ポンプ出口流量調整弁の開度制御
によりボイラ給水流量調整が行われるとともに、前記タ
ービン駆動給水ポンプの回転数制御により前記給水ポン
プ出口流量調整弁の前後差圧が所定の値に保持され、プ
ラント通常運転過程においては、前記給水ポンプ出口流
量調整弁は全開されるとともに、前記タービン駆動給水
ポンプの回転数制御によりボイラ給水流量調整が行われ
ることを特徴とするボイラ給水制御方法。 - 【請求項3】タービン駆動給水ポンプ出口流量調整弁を
介してボイラに給水する少なくとも1台のタービン駆動
給水ポンプと、モータ駆動給水ポンプ出口流量調整弁を
介してボイラに給水する少なくとも1台のモータ駆動給
水ポンプとを備えてなるボイラのボイラ給水制御方法に
おいて、プラント起動,停止過程においては、前記ター
ビン駆動給水ポンプ出口流量調整弁の開度制御によりボ
イラ給水流量調整が行われるとともに、前記タービン駆
動給水ポンプの回転数制御により前記給水ポンプ出口流
量調整弁の前後差圧が所定の値に保持され、プラント通
常運転過程においては、前記タービン駆動給水ポンプ出
口流量調整弁は全開されるとともに、前記タービン駆動
給水ポンプの回転数制御によりボイラ給水流量調整が行
われることを特徴とするボイラ給水制御方法。 - 【請求項4】開度制御可能な給水ポンプ出口流量調整弁
と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給水
する少なくとも1台のタービン駆動給水ポンプとを備え
てなるボイラのボイラ給水制御装置において、前記ター
ビン駆動給水ポンプを通過すべき給水流量を演算する流
量信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプを通過
する給水流量を検出して流量信号を出力する流量信号検
出手段と、前記流量信号演算手段の出力と前記流量信号
検出手段の出力の偏差に基づいて前記給水ポンプ出口流
量調整弁の開度を第1の信号切換え手段を介して制御す
る弁開度信号演算手段と、前記給水ポンプ出口流量調整
弁の前後の給水圧力を検出して圧力信号を出力する圧力
検出手段と、該圧力信号に基づいてタービン駆動給水ポ
ンプの差圧調整時回転数信号を第2の信号切換え手段に
出力する差圧調整時回転数信号演算手段と、前記給水ポ
ンプ出口流量調整弁の全開信号を前記第1の信号切換え
手段に出力する全開信号出力手段と、前記流量信号演算
手段の出力を前記タービン駆動給水ポンプの流量調整時
回転数信号に変換して前記第2の信号切換え手段に出力
する流量調整時回転数信号演算手段と、前記タービン駆
動給水ポンプの回転数を検出して実回転数信号を出力す
る回転数検出手段と、該実回転数信号と前記第2の信号
切換え手段の出力とに基づいて前記タービン駆動給水ポ
ンプの回転数を制御するタービン駆動給水ポンプ回転数
制御手段と、を備えてなることを特徴とするボイラ給水
制御装置。 - 【請求項5】開度制御可能な給水ポンプ出口流量調整弁
と、該給水ポンプ出口流量調整弁を介してボイラに給水
する少なくとも各1台のタービン駆動給水ポンプとモー
タ駆動給水ポンプを備えてなるボイラのボイラ給水制御
装置において、前記タービン駆動給水ポンプもしくはモ
ータ駆動給水ポンプを通過すべき給水流量を演算する流
量信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプを通過
する給水流量を検出して第1の流量信号を出力する第1
の流量信号検出手段と、前記モータ駆動給水ポンプを通
過する給水流量を検出して第2の流量信号を出力する第
2の流量信号検出手段と、前記流量信号演算手段の出力
と前記第1の流量信号の偏差に基づいて前記給水ポンプ
出口流量調整弁の開度を第1の信号切換え手段を介して
制御する第1の弁開度信号演算手段と、前記流量信号演
算手段の出力と前記第2の流量信号の偏差に基づいて前
記給水ポンプ出口流量調整弁の開度を前記第1の信号切
換え手段を介して制御する第2の弁開度信号演算手段
と、前記給水ポンプ出口流量調整弁の前後の給水圧力を
検出して圧力信号を出力する圧力検出手段と、該圧力信
号に基づいてタービン駆動給水ポンプの差圧調整時回転
数信号を第2の信号切換え手段に出力する差圧調整時回
転数信号演算手段と、前記給水ポンプ出口流量調整弁の
開度を前記第1の信号切換え手段を介して全開に維持す
る全開信号出力手段と、前記流量信号演算手段の出力を
前記タービン駆動給水ポンプの流量調整時回転数信号に
変換して前記第2の信号切換え手段に出力する流量調整
時回転数信号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプ
の回転数を検出して実回転数信号を出力する回転数検出
手段と、該実回転数信号と前記第2の信号切換え手段の
出力とに基づいて前記タービン駆動給水ポンプの回転数
を制御するタービン駆動給水ポンプ回転数制御手段と、
を備えてなることを特徴とするボイラ給水制御装置。 - 【請求項6】開度制御可能なタービン駆動給水ポンプ出
口流量調整弁を介してボイラに給水する少なくとも1台
のタービン駆動給水ポンプと、モータ駆動給水ポンプ出
口流量調整弁を介してボイラに給水する少なくとも1台
のモータ駆動給水ポンプを備えてなるボイラのボイラ給
水制御装置において、前記タービン駆動給水ポンプを通
過すべき給水流量を演算する流量信号演算手段と、前記
タービン駆動給水ポンプを通過する給水流量を検出して
流量信号を出力する流量信号検出手段と、前記流量信号
演算手段の出力と前記流量信号検出手段の出力の偏差に
基づいて前記タービン駆動給水ポンプ出口流量調整弁の
開度を第1の信号切換え手段を介して制御する弁開度信
号演算手段と、前記タービン駆動給水ポンプ出口流量調
整弁の前後の給水圧力を検出して圧力信号を出力する圧
力検出手段と、該圧力信号に基づいてタービン駆動給水
ポンプの差圧調整時回転数信号を第2の信号切換え手段
に出力する差圧調整時回転数信号演算手段と、前記ター
ビン駆動給水ポンプ出口流量調整弁の全開信号を前記第
1の信号切換え手段に出力する全開信号出力手段と、前
記流量信号演算手段の出力を前記タービン駆動給水ポン
プの流量調整時回転数信号に変換して前記第2の信号切
換え手段に出力する流量調整時回転数信号演算手段と、
前記タービン駆動給水ポンプの回転数を検出して実回転
数信号を出力する回転数検出手段と、該実回転数信号と
前記第2の信号切換え手段の出力とに基づいて前記ター
ビン駆動給水ポンプの回転数を制御するタービン駆動給
水ポンプ回転数制御手段と、を備えてなることを特徴と
するボイラ給水制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22066490A JPH0792203B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | ボイラ給水制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22066490A JPH0792203B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | ボイラ給水制御方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103902A JPH04103902A (ja) | 1992-04-06 |
JPH0792203B2 true JPH0792203B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=16754519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22066490A Expired - Fee Related JPH0792203B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | ボイラ給水制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0792203B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4670707B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-04-13 | 東京電力株式会社 | 汽力発電設備の制御装置および制御方法 |
CN114020050B (zh) * | 2021-09-23 | 2024-05-14 | 华能国际电力股份有限公司大连电厂 | 一种火力发电流量控制方法 |
-
1990
- 1990-08-22 JP JP22066490A patent/JPH0792203B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04103902A (ja) | 1992-04-06 |
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